小鳥「プロデューサーさん、耳かきしてあげましょうか?」 (28)

P「ん……ふああ……」

小鳥「あら、プロデューサーさん、お疲れですか?」

P「あ、すいません小鳥さん」

小鳥「うふふ、いいんですよ。あ、そうだ!」

P「はい?」

小鳥「プロデューサーさん、耳かきしてあげましょうか?」

P「……はい?」

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小鳥「最近忙しくて休めてなかったようですし、少しだけでもリラックスしてもらおうかなって」

P「いやいやいや!え?いや!え?」

小鳥「あ、やっぱり私なんかじゃ……お嫌ですか?」

P「いや!全然!むしろ!いや!その!」

美希「……ハニー」ムクリ

P「あ!美希!起きたのか!って言うかソファに居たのか!違うんだ!その!」

美希「ハニーも一度小鳥の耳かき経験してみるといいの」

P「うん!その!なんだ……って、え!?」

美希「小鳥の耳かきは最高なの。太ももの柔らかさも相まって最高に癒されるの」

小鳥「あら、嬉しいわね」

美希「多分ハニーも一発で堕ちるの。ハニーが小鳥の耳かきの虜になるのは嫌だけど、でも認めざるをえない気持ちよさなの」

P「な、なん……だと……」

律子「……プロデューサー殿」

P「わあ!律子!」

律子「美希の言うとおりです。アレはこの世の天国です」

P「律子まで……」

美希「小鳥がハニーに耳かきするならソファを空けるの。その代わり後で美希も耳かきしてもらうの」

小鳥「もちろんいいわよ、美希ちゃんの頼みを断るわけないじゃない」

律子「プロデューサー、最近ホントに忙しかったですから。少しでも気分転換された方が」

P「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」

小鳥「ホントは耳の穴が真横になっていたほうがいいんですけどね、ソファだとなかなか難しいので……ハイどうぞ」

P「あ、なんか……失礼します」

P(うおおおおお小鳥さんの太もも!太もも!後頭部にもお腹の感触が!)

小鳥「プロデューサーさん動かないでくださいねー痛くないですかー」

P「あーーー……大丈夫ですハイ」

P(別のところは大丈夫じゃないですハイ)

小鳥「……」

美希「……アレがくるの」

小鳥「ハイ、仕上げですよー」フワックルッシュポッ

P「うおっ!?」

小鳥「ハイ片方終わりです」フッ

P「何だ今の!?」

小鳥「仕上げに梵天で……」

P「え?あのフワフワ?あんな感触だっけ???」

美希「ね?ママにやってもらったのとあまりに違うの」

小鳥「うふふ、ちょっとしたコツがあるんですよ」

ガチャ

千早「プロデューサー、そろそろ時間では?」

P「あ!そうだ!スマン千早、行こう!」

千早「はい」

P「じゃあ千早と収録に行ってくる!律子、小鳥さんあと頼みます!」

美希「小鳥、その前に美希の番なの」ポスンッ

小鳥「ハイハイ、どうぞ」

律子「あ、私もレッスン見に行かないと……美希、この後オフだからってあまり小鳥さんを拘束しないのよ、小鳥さん仕事あるんだから」

美希「はーい」

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P「収録終わって送り届けてたらもうこんな時間か……ってあれ?事務所にまだ電気ついてる……」

ガチャ

小鳥「あ、プロデューサーさん、おかえりなさい」

P「小鳥さん、お疲れ様です。こんな時間まで残っていたんですか」

小鳥「ちょっと帰る前にバタバタと急な仕事が入っちゃいまして」

P「そうでしたか、みんなは?」

小鳥「みんな予定通りこなして帰りましたよ、私もちょうど帰ろうと着替えたところなんです」

小鳥「あ、そうだプロデューサーさん?続き、してあげましょうか?」

P「え?続き?」

小鳥「うふっ、耳かきですよ。今なら誰も居ませんし、ね?」

P「あ、は、はい!耳かきですね!はい!」

小鳥「はい、じゃあどうぞ」

P(ええとさっきはこっちをやってもらったから……)ポフッ

小鳥「……」

P「……」

P(し、しまったーーー!!無意識に小鳥さん側を向いて横になってしまった!)

小鳥(し、しまった……さっきと反対側だからソファの逆に座らないとこうなっちゃうじゃない!)

P(ど、どうしよう……つい腰とお尻に手を回しちゃっているし……)

小鳥(腰とお尻にプロデューサーさんの腕が……)

P(へ、変に意識した方がマズイよな……)

小鳥(こ、ここで慌てたら自意識過剰すぎって思われるかも……)

小鳥「じゃ、じゃあ続きしますね!」

P「あ!はい!オナシャス!」

P(しまったー!これじゃテンパッてるのバレバレじゃねえか!)

小鳥(落ち着くのよ小鳥……自意識過剰な女は嫌われるってお祖母ちゃんが言っていたわ!)

P「……」

小鳥「……」

P(やばい!柔らかい!色々!お腹が!顔面に!)

小鳥(プ、プロデューサーさんの息遣いをお腹で感じる……!)

サワッ…サワッ

P(は!手が!)

小鳥(え!手が!?)

P「あ!すいません!ちょっとずり落ちそうになって!掴んじゃって!」

小鳥「あ!そうですよね!すいません!」

P「いえ!」

P(ダメだろ!誤魔化せてないだろ!これじゃ痴漢の言い訳だろ!)

小鳥(そ、そうよね!わざとなわけないわよね!)

P(あー小鳥さんに嫌われてないかなあ……いや嫌われるよなあ……変態プロデューサーとか思われちゃうよなー)

小鳥(き、期待しちゃダメよね!わ、私なんかがね!何もない……そうよ何もない……)

P「……」

小鳥「……」フワックルッシュポッ

P「アッヒャイ!」

小鳥「あ、すいません!」

P「い、いえ!や、やっぱり凄いですね!それ!」

小鳥「あ!こ、これですね!梵天の根本から横にかけてを先に耳に入れるのがコツなんです」

P「へ、へー……そうなんですね!」

小鳥「そうなんです!」

P(だ、大丈夫……の、乗り切ったー!!!……のか!?)

小鳥(の、乗り切れたわよね!うん!大丈夫!きっと大丈夫!)

P「……」

小鳥「……」

P(起き上がるタイミング逃した……)

小鳥(終わりって声かけるタイミング逃した……)

P(こ、これじゃ小鳥さんの尻を撫で回すマンじゃねえか!)

小鳥(これじゃ私誘ってるみたいに思われちゃう!)

P(俺の社会的地位が……ってかそれ以前に小鳥さんに嫌われる!)

小鳥(プロデューサーさんに隙あれば誘ってくるビッチって嫌われちゃう!)

カンカンカン……ガチャ

P「!」バッ!

小鳥「!」バッ!

高木「ふぅ……お!二人とも今帰るところかね?遅くまでご苦労様」

P「あ!お疲れ様です社長!」

小鳥「お疲れ様です!」

高木「君は明日は……午後からのレッスンの付き添いからだな」

P「はい」

高木「じゃ、君も午後から出社したまえ。ああ、それと音無君」

小鳥「はい?」

高木「この通り明日はアイドル達も午後からの予定だし、私は午前中に書類仕事をやるので君も午後からで良いよ」

小鳥「え、でも……」

高木「はっはっはっ!たまには私が朝一で鍵を開けて留守番をするさ、心配は無用だ。たまには朝ゆっくりしたまえ」

小鳥「あ、すみません。ありがとうございます……」

高木「じゃ、予定も確認したし私は帰るよ。戸締まりだけよろしく頼むよ!」

P「あ、お疲れ様でした……」

小鳥「お疲れ様でした……」

……バタン

P「と、唐突でしたね……」

小鳥「で、でしたね……」

P「……」

小鳥「……」

P(ど、どうする……)

小鳥(ホント唐突に二人とも明日の朝ゆっくりになってしまったわ……)

P(の、飲みに誘うくらいなら大丈夫だよな……)

小鳥(いつもはあずささんと三人だけど……二人きりでも断られないわよね……)

P(耳かきだけじゃなくてあんな事やこんな事もされたいんですか?変態ですね!とか思われたらどうしよう……)

小鳥(耳かきのお返しに別の穴に俺の棒を入れて欲しいのか?とんだクソビッチだな!とか思われたらどうしよう……)

P(いや、でも普通ここは飲みに誘う流れだよな!い、違和感ないよな!)

小鳥(い、いや!いくら私でもここは断られる流れじゃないわよね!)

P(さっきので嫌われてなければ……)

小鳥(さっきので嫌われてないかしら……)

P「……」

小鳥「……」

「「あ、あの!!」」

おしまい

小鳥さんとこんな社内恋愛がしたいだけの人生だった

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