榛名「艦プラビルドファイターズⅢ」 (872)

前スレ
榛名「艦プラビルドファイターズⅡ」
榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅡ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432744622/)


Q:艦プラバトルの安価ルールは?
A:バトルごとに使用艦とその艤装を安価で決定します


Q:艤装にミサイルとかは使えるの?
A: 近代兵装とSF武装は無しでお願いします。


Q:艤装による有利不利はあるの?
A:重量によって速力の変化は生じます。重量のある艤装を積むとその分回避が落ちてしまいます。
それについてはコンマ時に補正をこちらで入れさせていただきます。


Q:主砲は兎に角大口径砲を積んだ方が良いのかな?発射速度や命中率とか考えないならそうなるんだけど
A:発射速度や弾速は小口径なほど早いとします。 ただし自動装填装置等の補助装置は考慮しません。
つまり単純に小口径ほど早く連射でき弾速がある分命中率が高いと考えます。
その命中率についてはコンマ時に補正をこちらで入れさせていただきます。
※参考:各国の艦砲の性能
http://www.ac.auone-net.jp/~reliant/Naval-Gun-Data.html


Q:艤装の制限だけど「史実で装備したら可能」なのか、「排水量的な意味で可能」なのかわかんない
A:史実で装備していた、または装備艦以下の排水量の艦が装備していた、または出来るだろうと考えられる艤装は可能と言うことです。
例:装備艦が戦艦や正規空母レベルの場合、それ以下の排水量の艦(軽巡洋艦、駆逐艦等)が装備していた艤装は可能(つまり駆逐艦に大和砲積むとかは不可能だが、水雷戦艦や重巡砲搭載空母は可能)


Q:艤装に主砲や魚雷以外の装備、例えば機雷(一号連携機雷)、甲標的(松型駆逐艦は回天搭載型あり)、水上機カタパルト(米フレッチャー級駆逐艦ブリングル)
後は不審船事件で使われたスクリューを絡めるための網とか、桜花、シュトゥルムティガー38cmロケット推進臼砲みたいなロケット兵器は積めますか?
A:排水量の範囲で積めますが、本編で使われるかは安価次第になります。


Q:艤装は第二次大戦までだけど、艦は第二次大戦以降でも可能?
A:WW2時における日本、ドイツ、アメリカの艦限定でお願いします。
例えばアメリカのデモイン級重巡洋艦は発注および起工こそ大戦中ですが、完成が大戦後なので大戦後の艦という扱いになります。


Q:プラモならではの大スケール戦艦や魔改造モデルは使用可能?
A:大スケールモデルは運営エネミーだけです。
魔改造モデルを使用する時はバトル安価時に指定します。


Q:あくまで「プラモ」なら某漫画みたく、接着剤やライターみたいな装備は可能?
A:流石に無理です。

Q:計画艦、計画艤装とかは使えるの?
A:計画艦については模型やイラスト等が存在し、またそれらに加えてスペックが安価時に明示されれば使えます。
ただし、計画艦でも途中で仕様が変更になり、結果建造された艦についてはその仕様変更後のスペックを船体(艦)のスペックとして流用します
例:「巡洋戦艦赤城」の船体を使用する場合は「正規空母赤城」の史実での船体スペック(速度等)が使用される、ただしあくまで船は「戦艦」扱いなので艤装は戦艦系艤装が使用可能となる。

Q:仮想・架空戦記とかに登場した艦や艤装は使える?
A:模型やイラスト等が存在し、またそれらに加えてスペックが安価時に明示されれば使えます。
ただし、あまりにぶっ飛んでいるものは使えません。

Q:「プラモ」だし、金属パーツは使えるの?攻防両面でパワーアップが見込めるけど
A:使えますが、艤装などに使用した場合、艤装制限に引っかからなくても、重量制限に引っかかることがあります



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447863972

《登場人物》


・榛名(主人公)
出自やらNT化やらのせいでどこに向かってるのか解らなくなってる人。
使用艦は『ヤマト・ブレイヴ』。

・天城
人類史上最悪のメシマズ妹でインモラリスト。
使用艦は『ハクリュウ・ブレイヴ』

・阿武隈
幌筵の鬼神。しかし姉二人の方が鬼神過ぎて霞んでいる。
使用艦は『アドミラル・ヒッパー・シュナイド』

・陽炎
榛名姉妹唯一の常識人でツッコミ役。
使用艦は『アラスカ・ブレイヴ』

・長波
榛名の相棒にしてスリーアミーゴスの一人。
使用艦は『ダンケルク・クラージュ』

・青葉
トリオ・ザ・タイツの一人で、蒼龍飛龍に最も嫌われている。
使用艦は『カウンティ・ブレイヴ』

・古鷹
トリオ・ザ・タイツの一人で、スナイパー。実は記憶を消された転生体。
使用艦は『インプラカブル・ブレイヴ』

・衣笠
トリオ・ザ・タイツにしてスリーアミーゴスも兼任。実は記憶を消された転生体。
使用艦は『ペンシルベニア・ブレイヴ』

・龍鳳
榛名が【滅んだ世界】で見つけた唯一の生存者。出自不明で疑惑が多い。榛名にかなり懐いている。
使用艦は不明(きちんとある)。

・初風
榛名曰く『図太い』。しかし春雨との再会によって心をへし折られている。
使用艦は『リヴェンジ・ブレイヴ』

・野分
のわっち。春雨の深海棲艦化に衝撃を受けている。
使用艦は『アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド』

・秋月
今回の空気枠としての可能性が浮上しつつある。しかし舞鶴編では活躍するかも…?
使用艦は『ヴィクトリアス・ブレイヴ』

・朝潮
泳げない事が発覚。春雨との再会で動揺している。
使用艦は『ボルチモア・ブレイヴ』

・如月
愛すべきヘタレ。口は軽いが、榛名が瑞鳳姉妹の中で最も信頼している。
使用艦は『クイーンエリザベス・ブレイヴ』

・舞風
のわっち依存症。最近は克服しつつあるが…
使用艦は『シュフラン・クラージュ』

・曙
フィッシュ曙。間宮をフィッシュした
使用艦は『エンタープライズ・ブレイヴ』

・清霜
スリーアミーゴスの一人で、瑞鳳姉妹中最もバカだがムードメーカー。
使用艦は『カイオ・ドゥイリオ・コラード』

・リタ・ベルナル
榛名と青葉の遺伝子上の娘。当人曰く『肉体に魂が引き摺られた』せいでハイテンション。

・コトノ&ヤマト
榛名の親友と言う事実が判明。しかも復活して金剛を締め上げる際に『祭りと聞いて駆けつけ』、その後ちゃっかり居る。
『ヤマト・ブレイヴ』はある意味、彼女達のコピーとも言える

・間宮
曙にフィッシュされた艦娘。身の振り方を検討しようとした所、深海棲艦の侵攻を受けた。
天城のメシマズには匙を投げた。

・瑞鳳 (旧アンリミテッド編・主人公)
相も変わらず化け物っぷりを発揮する。ニュータイプ疑惑があるが、『違う可能性のものかもしれない』との事。
搭乗機体は『RX-0 フェネクス』→『AMX-107R リバウ』→『OZ-13MS ガンダムエピオン』と安定しない。

・飛龍
瑞鳳の実質的な相棒で出番が多く、榛名とよく関わる。ヤマト曰く『特異点』だが詳細は不明。
搭乗機体は『RGZ-91B リガズィ・カスタム』で蒼龍や夕雲と共に機動性を活かした一撃離脱を得意とする。

・イセ
瑞鳳の性感帯開発担当、現在はボルチオオーガズムに挑戦中。榛名達と関わる事も多く、榛名の相談役になる事も。
大戦艦としての火力を活かし、MS部隊の後方支援や余っている甲板を用いた輸送を担当する。

・浜風
戦術指揮官兼牛乳担当、リバースも出来るよ。ゼロシステムに抗える精神力を持ち、ウイングゼロを託された。
搭乗機体は『ARX-014 シルヴァ・バレト』→『XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ』。ゼロシステムを利用した戦術指揮を行う。

・大鳳
艦プラの形状を魔改造したり、装甲を瑞鳳以上に強化出来る珍しい人。その航空機操作能力は天城と同等以上。
搭乗機体は『RX-160S バイアラン・カスタム1号機』で、高い空戦能力を誇る。

・吹雪
火器管制能力に長けており、ミサイルなど誘導兵器の運用を任される。1対1より1対他を最も得意とする。
搭乗機体は『FA-10A FAZZ』で大火力による後方支援や、自軍の霧の火器管制を任される。

・イク
空気枠。妹分としての役目を402達に奪われ、挙句初風達の転移によって立場が消えた。
搭乗機体は『MSM-04 アッガイ』で、自分の薄い存在感とあわさって高いステルス性を得た。

・夕張
実はエンガノの中で最も器用かもしれない。常識人枠だがもうツッコミを諦めた。
搭乗機体は『RX-160S-2 バイアラン・カスタム2号機』で、オールラウンダーとして戦える。

・愛宕
胸部装甲の大きなお姉ちゃん。『他人への同調』を最も得意としており、基本はユキカゼとの連携が前提の戦闘スタイル。
基本は『ユキカゼ』で浜風不在時の指揮を取るが、MSにも搭乗可能。

・400
常識人枠メンタルモデルだがもうツッコミは諦めた。リタの教育担当だったがめっちゃ疲れたらしい。
基本的に母艦としての役割を持っており、MSの牽引を行ったり艦娘用カタパルトの増設を施されている。

・402
メンタルモデルの中でも最も瑞鳳と行動を共にし、榛名との接点も多い。リタの元教育担当。
メンタルモデルだがパイロットとして『RX-121-1+FF-X29A ガンダムTR-1 [ヘイズル・ラーⅡ]』に搭乗し、船体を操りながら戦う。

・ユキカゼ
幸運の申し子。『進化したメンタルモデル』で、ヤマトもユキカゼの進化は想定外とのこと。
基本は船体による支援戦闘だが、いざと言う時にはMSの操縦も出来る。

・夕雲
箱根の旅館の娘で、度々騒動に巻き込まれる。今年はキモイ親戚から縁談を申し込まれたが、瑞鳳によって叩き潰された。
搭乗機体は『ORX-005 ギャプランTR-5[フライルー]』だが[ファイバー]に現在は換装している。

・蒼龍
最も榛名と関わる事が多く、異世界に転移した際には救出に向かっている。強化人間の後遺症は無いが、性格はちょっと怒りっぽくなってる。
搭乗機体はMSN-001X[G] ガンダムデルタカイ陸戦仕様』でハイメガをぶっぱするのが好み。

・翔鶴
瑞鳳の幼馴染で姉貴分。榛名達と対決し、粒子ドーラ砲を用いて追い込んだが敗北している。
搭乗機体は『MS-14BR 高機動型ゲルググ改』のジョニー・ライデン仕様。

・瑞鶴
瑞鳳の幼馴染にして同じ日に生まれた双子のようなもの。葛城の事を気にかけていたが、彼女を否定した。
搭乗機体は『MS-14BR 高機動型ゲルググ改』のユーマ・ライトニング仕様。

今更ながらスレタイの間違いに気付いた…

×榛名「艦プラビルドファイターズⅢ」
○榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅢ」

でした…

第16話『勇気の覚醒』



リタ「皆、走って!出来るだけ遠くに!」

「な、何なんだ!? 一体何が起きてるんだよ!」

曙「アレは敵よ!早く逃げなさい!」

「た、助けてくれ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

如月「揚陸型が来た…! 早く逃げてください、取り込まれます!」

清霜「急いで! なるべく海から遠くの場所に逃げて!」

「来ないで、来ないでぇぇぇぇぇぇ!」

舞風「駄目、避難が間に合わないよ!」

榛名「くっ… 命が、消えて…! こんなの人の死に方じゃ無い!」ダッ

龍鳳「榛名さん!?」

間宮「無茶です! 深海棲艦と生身で渡り合うなんて!」


「嫌、助けて…! 誰か!」

榛名「トマホォォォクッ・ブゥゥゥメランッ!」

ズガァァァァァァン!

「あ…」

榛名「今のうちに走って、早く!」

「は、はい!」

榛名「あんな子供にも…! 深海棲艦、これ以上命を奪わせは…」

ズシン ズシン!

榛名「モビルスーツ…! あれは確か、バーザム…」

ビシュッ! ドゴォォォ!

榛名「きゃぁぁぁぁぁっ!」

榛名(駄目だ、生身じゃモビルスーツに歯が立たない… でも、守らないと…!)

榛名「まだ… まだ、やれます!」

バシュゥゥゥ…  シュパァン…… ドッゴオオオン!!

榛名「あれは… 侵蝕弾頭…?」

ザッパァァァァァァン!

400『こちら、エンガノ11・イ400。榛名さん、聞こえていたら返事を!』

榛名「は、はい!」

400『今からザクを無人稼動でそちらまで移動させます。乗ってください』

榛名「わかりました!」

《自衛隊舞鶴基地》

大鳳「出撃を許可出来無い、とは?」

司令『文字通りだ。ここの基地司令は私、勝手な真似は…』

夕張「勝手な真似? それは貴方でしょう! アレは異世界から現れる敵、日本国民や世界に対する敵ですよ!? 私達の報告を…」

司令『報告は聞いている。だが…』

大鳳「…我々はそちらの指揮系統に組み込まれていません。有事の際の独自行動権を持っているのはご存知で?」

司令『そんなものは認めん』

夕張「話になりませんね… 大鳳さん、このまま天井ブチ抜きましょう」

大鳳「はぁ… それしか無いようね。 私達も瑞鳳の思考に汚染されてきたかしら…」

司令『何をする気だ!?』

夕張「このまま、飛びます!」


キィィィィ… ズガァァァァァァン!ズガァァァァン!


大鳳「ふぅ… 行くわよ、夕張ちゃん!」

夕張「このときの為に伊達に訓練は重ねてません…!」

大鳳「今前線は400ちゃんが単身で支えてる状態よ。ハシラジマからの増援は30分、瑞鳳達の到着は2時間後…」

夕張「待ってください。IFFに応答、友軍機『AMX-011H』… 『ザクⅢ改』が稼動しています!」

大鳳「榛名さんね! なら戦況を覆すのは無理でも、舞鶴へ揚陸を防ぐくらいなら…!」

夕張「モビルスーツ3機に潜水艦が1隻… 自衛隊艦艇群に未だ動きなし。でも米軍のRレーガンは移動を開始しています」

大鳳「原子力空母1隻居たところで… でもビーム砲一発でも喰らえば御仕舞いだけど居ないよりはマシか」

夕張「ともかく、早く戦場へ!」

大鳳「了解。ブースターの調子は良好、このまま戦場まで全速で飛ぶわ!」

司令『勝って真似を…!』

大鳳「どうとでも。でも、国民が被害を受けている中で動かなかったと後で上層部に報告しておきますね」

夕張「録画してありますし」

司令『ふざけるな!』

夕張「そっちがふざけるな! もう良い、通信カット!」

大鳳「最後に一言、基地司令。 ブチ抜いた天井は侵攻による被害額に計上しておいてください」ブチッ

「コックピットはバンシィと同じ… 問題はインテンション・オートマチックによるサポートを得られない事…」


榛名は機体のコンソールを弄り、モニターに表示されるデータを読み上げていく


「ジェネレーター・オールグリーン、各機能異常なし…! パイロットに合わせて設定終了」


パイロットスーツのメットを被り固定し、そのままモニターを見回す


「これ以上、好き勝手にはさせない!」


ザクⅢのモノアイが怪しくピンクに輝き、機体が立ち上がる

そして接近していたハイザックに対し、ライフルの銃口を向けて…


「ここから、ここから出て行けぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


化け物に対する人類の反撃、その一撃を放った!



秋月「あれは…!」

リタ「ママ用に改造されてたザク…」

間宮「じゃあ、あれに乗ってるのは…」

天城「姉さん…!」

野分「初風、私達も避難…」

初風「春雨…」

朝潮「相当ショックが大きいようね…」

コトノ「私が抱えて運ぶわ。 今400から連絡があって『百式改』『デルタプラス』『アマクサ』『リバウ』も牽引してきたそうよ」

ヤマト「パイロットは指定ポイントに向かって。あとリタにも乗って貰うわよ」

陽炎「よしっ、私達の機体もある!」

舞風「時間稼ぎくらいなら!」

野分「行くわよ、三人とも!」

リタ「リバウは好きじゃ無いけどこの際贅沢は言え無い…!」

現状戦力
人類側
・ザクⅢ改(榛名)
・FA百式改(野分)
・デルタプラス(舞風)
・アマクサ(陽炎)
・リバウ(リタ)
・潜水艦イ400
・バイアラン・カスタム1号機(大鳳)
・バイアラン・カスタム2号機(夕張)

深海側
・クィン・マンサ(駆逐棲姫)
・バーザム×6
・ハイザック×8
・アッシマー×4
・ハンブラビ×4
・ガブスレイ×2
・揚陸型深海棲艦多数
・海上型深海棲艦多数


視点選択 直下
1.榛名『リベンジマッチ』
2.大鳳『大空の覇者』
3.リタ『トラウマの機体』

side-リタ-『トラウマの機体』


リタ「…」


私は真紅に染められた、瑞鳳が乗っていたMSを見上げる。他の三人が機体に乗り込む中、私だけが乗り込めずに居た。

そう… その機体は、『AMX- 107R リバウ』はかつて私が死んだ時に戦っていた機体だ。


陽炎「リタ、さっさと乗りなさい!」

リタ「駄目… 体が…」

野分「どうしたの!」

リタ「体が竦んで…」


ハシラジマに居た頃、機体を見るのは良かった。でもいざ乗り込もうとすると体が、心が拒絶している。

フェネクスが原因とは言え私が死ぬ原因の一端となった事には変わり無い。そしてこの機体は敵の乗っていた機体、それに乗り込むなんて私には…


舞風「まさか、『リバウ』が怖いの…?」

リタ「うん…」

陽炎「怖いって…」

野分「私達が知る『リタ・ベルナル』の死因はフェネクスの暴走、その前に交戦していたのは『リバウ』…」

陽炎「ならトラウマを持っててもおかしく無いわね… 仕方無い、私達だけで出るわよ」


そう言って3機のMSは私を置いて戦場へと向かう。それを私は立ち尽くしてみているしかなかった。

百式でもデルタプラスでも良かった、何ならアマクサでも良かったのだ。でも何で私は『リバウ』なのだろうか…


400『リタ、何故リバウに乗らないのですか』

リタ「だって…」

400『榛名さんも戦っている、今は機体を選んでいる場合ではありません。でも戦力差は大きく不利、こちらの援護だって充分では無い…

それでも彼女は、本来の乗機では無いザクで『クィン・マンサ』を相手に戦っています。彼女の援護が出来るのは、娘でありニュータイプである貴女だけなんですよ!』

リタ「でも…!」

400『貴女にもう一度の生を与えたのは彼女でしょう! 母親であり、今の貴女が最も大切な存在を助けたくは無いのですか!

貴女が彼女の娘であると言うのなら、貴女の中にも『勇気』がある筈です!』


今の私の母が常に言っている言葉『勇気』、それで彼女は自身の生まれもトラウマも全て乗り越えた。

その力が、私にも流れているとすれば…


リタ「リバウ… 今この時だけで良い、私に『勇気』を貸して!」


私はコックピットに乗り込み、機体を起動させた。

所詮MSは器、私と言う魂が無ければ動かせない… そしてリバウのモノアイが輝き、真紅の機体が立ち上がる


リタ「ママ、今行くよ! リタ・ベルナル、『AMX-107R リバウ』行きます!」


そして青いバーニアの噴射光が、少女の勇気を乗せ戦場へ向かって空を切り向かう。

その光景を艦内のモニターで見ながら少女の教育担当だった彼女は呟く。


400「単純で良かった… でも、私にもう教える事は無いようですね」


彼女の笑みは、母親のような優しい微笑みだった。

side-大鳳-『大空の覇者』


『RX-160 バイアラン』、大鳳達の世界とは異なる『宇宙世紀世界』において開発された試験用MS。

そして今大鳳達の駆る機体はバイアランと出自を同じくするティターンズ系MSのパーツや技術を用いて改修された、『バイアラン・カスタム』の1号機と2号機だ。

本来MSは可変しなければ飛行する事もままならない筈だが、この機体だけは非変形で空を駆ける事が出来る。


夕張「間もなく交戦領域、敵MS2機来ます!」

大鳳「オールウエポンズフリー、オープンコンバット!」

夕張「了解!」


夕張の駆る2号機がブースターを切り離し、大鳳もそれに続いてブースターを捨てて身軽になる。ブースターがあっては上手く機動が出来ないからだ。

そして2号機は腕のロングライフルを正面から接近するアッシマーに向けて、牽制射を行った。


夕張「大鳳さん、接近戦は任せます!」

大鳳「わかったわ! じゃあ、援護よろしく!」


大鳳はスロットルを踏み込み機体を加速させて2機のアッシマーを肉薄し、アッシマーもまた機体を変形させて1号機へライフルを向けて来る。


大鳳「遅い!」


各部スラスターを操作し、大鳳は機体をライフルの射線上から逃げるような回避機動を行う。他の機体には出来ないであろう無茶な機動もこの機体だけは出来る、それが『バイアラン』だ。

もう1機のアッシマーがサーベルを携えて、射撃を回避している1号機に向かって接近しサーベルを振り下ろすが…


大鳳「まず1機!」


大鳳は機体を逸らしスラスターを使ってアッシマーの後方へと捻り込み、アッシマーの頭部をマニュピレーターで鷲掴みにする。

そしてアッシマーに蹴りを入れて叩き落し、メガ粒子砲の雨を浴びせて爆発させた。


大鳳「1機撃墜!」


しかし油断は禁物、もう1機のアッシマーは残っている。 残るアッシマーはライフルを1号機に向けるが…

そのアッシマーも、機体を2条のビームに貫かれて爆散した。


夕張「全く、余所見しないでくださいよ」

大鳳「余所見したつもりは無いんだけど… ま、これで互いに1機ずつね」

夕張「スコア競ってる場合ですか…」

大鳳「ともかく、このまま戦域の中心部まで突入する。制空権だけは絶対に死守するわよ!」

夕張「んな事言われても、この数は無茶ですよ!?」


戦力的にはかなり不利だろう。アッシマーもまだ残っているし、続々と次元の穴からMSは増え続けている。しかし…


大鳳「私達の出来る事、成すべきことを成すだけ。 バイアランなら出来るわ」

夕張「仕方無い… いっちょ、やってみますか!」


そう言って二人の機体は再び空を駆ける。戦場の中心部、榛名の居る場所に向かって…

『大空の覇者』はどこまでも雄々しい、その翼を以って戦いの最中へと加速していった。

side-榛名- 『リベンジ・マッチ』


榛名はハイザックの腹部をライフルで撃ち抜き、ジェネレーターを誘爆させて破壊する。

それが引き鉄となって、彼女の元へ新たにバーザムとハイザック2機が向かってきた。恐らく、戦場の中で最も倒すべき敵であると認識したのだろう。


榛名「来るっ…!」


榛名はコックピット周辺に内蔵されたサイコフレームを介して敵意を感じ取り、すぐさま行動へと移った。その動きを手に取るように予測しながら…

そしてハイザックがザクⅢ改へとマシンガンの銃口を向けるが、榛名は機体をハイザックへ向けて加速させその腹部へと銃剣を突き立てる。そして左腕でヒートホークを掴み、両腕のマニュピレーターを溶断した!


榛名「遅いです!」


残るハイザックとバーザムがザクⅢ改へとその銃口を向けてライフルを放つが榛名は腕を切断されて抵抗出来なくなったハイザックを盾にし、攻撃を防ぐ。

そして攻撃の雨に耐え切れずハイザックは爆散するが、その爆炎の中からザクⅢ改が飛び出しバーザムを蹴り転倒させた。


榛名「これで2機目!」


腹部にあるビーム砲をバーザムに向かって放ち爆散させて、最後のハイザックへ踊りかかった!

そして榛名はライフルを投げ捨て、もう1本のヒートホークを手に持ちハイザックに向かって振り下ろす!


榛名「消えろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


榛名の明確な攻撃意志がハイザックの機体を両断し、再生できぬようにジェネレーターを破壊した。


榛名「雑魚に用はありません…!ッ…!」


ザクⅢ改に向かって粒子ビーム砲が放たれ、榛名はその攻撃を察知して機体をジャンプさせて回避する。

放った相手を榛名はわかっていた。初風の元仲間であり、深海棲艦へと堕ちた『春雨』と言う少女の乗る『クィン・マンサ』だ。


榛名「約2ヶ月ぶり、とでも言いましょうか…」


榛名は一度その機体と戦っていた。 ただし榛名の乗っていた機体は『バンシィ・ノルン』であり、妨害が入ってしまったが…

しかしあの時に妨害した『ギラ・ドーガ』は既に居ない。


榛名「今度こそ、落とす…!」


その強力な攻撃意志をザクⅢ改が汲み取り、サイコフレームが輝き始める。

そしてその攻撃意志に反応してクィン・マンサから30基近いファンネルが放たれ、ザクへと襲い掛かった!


榛名「その程度、今の榛名ならば!」


そう、榛名にはファンネルが止まって見えていた。リタのフェネクスの方が早かった、サイコミュの扱い方もリタが格上である。

それを下せるまでに成長していた榛名にとってファンネルでの攻撃は児戯に等しい。


榛名「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


榛名はクィン・マンサの攻撃を掻い潜り、ヒートホークをバインダーへと振り落とす!

しかし流石に巨体故か完全な溶断へと到らず、再生してしまう。榛名はザクⅢ改をクィン・マンサから一度引き離した。


榛名「貴女が初風さんの仲間だったのかもしれません。でも今は敵… なら、倒す!」


それが今さっき失われた命に対する手向けだ。榛名はトマホークを掲げ、クィン・マンサを再び肉薄する。

あの時敗北し、気絶してしまった榛名のリベンジが始まった…

榛名はクィン・マンサの頭部に向けてクィン・マンサのビーム砲を放つが、その一撃はIフィールドによって防がれる!

現在のザクⅢ改の武装で唯一ダメージを与えられるのはヒートホークだけ、しかしヒートホークの刀身は実体兵装である為長時間の連続使用は不可能だ。


榛名「実弾兵装の一つでもあれば…!」

「援護します、榛名さん!」


榛名の後方、浜の方向からビーム砲が放たれ、クィン・マンサに直撃したがダメージは無い。

そしてその後方からウェイブライダー形態となった『デルタプラス』と共に『フルアーマー百式改』、そして『アマクサ』の機体が現れる!


榛名「陽炎!? それに野分さんと舞風さんまで…」

舞風「あのデカブツ相手に1機なんて無茶だって!」

陽炎「周囲の取り巻きは私と舞風で排除する、だから野分と姉さんは『クィン・マンサ』をやって!」

リタ「私を忘れて貰っちゃ困るけど!」


真紅に染められた『リバウ』が遅れて戦場へと到達し、接近していたハイザックにライフルを放ち爆散させた!


リタ「流石サイコミュに関してはジオン製の機体ね、反応速度は連邦のに比べて良いわ」

陽炎「リタ、乗れたのね?」

リタ「さっきみたいな失態はアレで最後、もう何にも怯えたりしない…!」

大鳳『こちらエンガノ04・大鳳。 榛名さん、応答を』

榛名「こちら榛名です!」

大鳳『空の敵と揚陸しようとする深海棲艦は我々が片付けます。第一次の増援到着まであと15分、それまでは何とか持ちこたえてください!』

榛名「了解!」



視点選択 直下
1.野分『躊躇いと決意と』
2.陽炎『私が出来る事』

side-陽炎- 『私が出来る事』


陽炎「悪いわね、貰ったわ!」


陽炎はシールドに装備されているハイパー・ハンマーをバーザムの頭部へと叩き付け、メインカメラを破壊しシールドクローによって機体を切断する!

その直上からデルタプラスがライフルを放ちジェネレーターを破壊し爆散させた。


舞風「まだまだ増えてる…! 敵3機増援!」

陽炎「いくら来ようと片付ける! 旧式のモビルスーツくらい、いっぱい居たところで!」


この戦場に居る機体で陽炎の駆る『アマクサ』だけは出自が違っている。

アマクサは本来、デルタプラスなどと比較して40年先の技術を用いて建造された機体だ。その性能はハイザックやバーザム程度なら歯牙にもかけないだろう。


陽炎「え…?」

舞風「どうしたの?」

陽炎「あの機体、どこかおかしい…!」


陽炎の前に立ちふさがったのは『RX-110 ガブスレイ』『RX-139 ハンブラビ』と呼ばれる機体だ。各所にネットのようなものが被さっているが、飾りのつもりだろうか。

どの機体も改修されており原型からの違和感が拭えないが陽炎がおかしいと感じているのはそこでは無く、ガブスレイから放たれるプレッシャーだ。


舞風「可変機か… でも、大気圏飛行は出来無い機体だからこっちの方が機動性は上!」

陽炎「迂闊に仕掛けないで。 何かある、あのガブスレイってのに…!」


両者がにらみ合いとなり、膠着状態となるがその静寂はすぐに消え去った。

いきなりガブスレイが『蒼く燃え上がった』事で…


陽炎「燃えた!?」

舞風「まさか…!」


そしてガブスレイが空中に居るデルタプラスに対し変形し、まるで特攻する形で突っ込む!

舞風はMS形態へと変形し、着地する事で難を逃れるがバランスを崩しかけた。


舞風「まさか、『n_i_t_r_o』…!?」

陽炎「ナイトロって… でもアレは『デルタカイ』に搭載されてるシステムじゃ…」


陽炎がこちらの世界に転移後、野分と舞風によって叩き込まれた資料(と言うかマンガ)には『n_i_t_r_o』搭載機はデルタカイしか書いていなかった。

しかし舞風には心当たりがあった。そしてそれは、『深海棲艦がティターンズの機体しか使っていない』事に対しての説明もつく。


舞風「気を付けて! アレは『悪魔の巣』に仕舞われてた初期型の『n_i_t_r_o』、その試験機体の2機だよ!」

陽炎「んなモンまで持ち出してきたの!? でも、姉さんのところに行かせる訳には…!」


陽炎はサーベルを左腕で引き抜き、ガブスレイに対してその剣を向ける。『クィン・マンサ』を止める為に戦う榛名達の下へは向かわせないために。

そして陽炎の瞳には『n_i_t_r_o』と同等か、それ以上の強さの炎が宿っていた。


陽炎「いくら『n_i_t_r_o』搭載機だろうとたかが40年以上前の機体で、この『アマクサ』を抜かせると思ってるの?」

舞風「ここは抜かせ無い…! 野分だって頑張ってる、だから舞風も頑張らないと!」


そして二人は3機のMSに向かって突撃を敢行する。 自分自身に出来る事、『ガブスレイ』を止めると言う決意を秘めて…

何故か今更酉付けました

side-野分- 『躊躇いと決意と』


リタ「来るよのわっち!」

野分「そう呼ばないで、って言ってるのに!」


『クィン・マンサ』から放たれるファンネルをリバウと百式改が撃ち落して周囲にある民家への攻撃を防ぎ続ける!

榛名の駆るザクⅢ改もファンネルを顎部や腹部のビーム砲を使って撃ち落とすが、いくら破壊しても母体である『クィン・マンサ』が存在する限りファンネルは再生し続けるのでこちらの消耗を狙っているのだろうか。


榛名「くっ…!あのクィン・マンサを破壊するには侵蝕弾頭くらいのものが必要ですが…」

リタ「400は今沖合の深海棲艦の一群を一人で押さえ込んでる… こっちの援護には回れそうにないし…」

野分「春雨… どうして、どうして…!」


野分はまだ、迷いを持っていた。 かつての戦友を、今度はその手で再び殺す事になってしまうかもしれないから。

その躊躇いを榛名は感じ取り野分に対して言葉をかける。


榛名「…殺すのは榛名がやります。野分さん、貴女は陽炎達の援護に回ってください」

野分「そんな…!」


榛名は『対・深海棲艦用のデザインチャイルド』としてこの世に生を受けている。だから深海棲艦を殺すのは自分の役目、そしてかつての仲間を野分の手にかけさせる訳にはいかないと言う配慮だろう。

しかし野分はそれを拒む。戦う事に躊躇いはある、だけどかつての仲間に対して止めたいと言う意志もあった。


野分(どうすれば… どうすれば止められる、何をすれば良い…!)


そして野分は一つの策を思いつく。 野分は百式のライフルを捨ててサーベルを抜いてクィン・マンサへの突撃を敢行する!


榛名「野分さん!?」

リタ「バカ! その重装備の機体で…」

野分「お願いです! 少しだけ、少し時間を稼いでください!」


クィン・マンサに対し接近してサーベルを振り下ろす、しかしIフィールドに防がれる。だが、野分の想定の内だ。

野分は腕部に内蔵された有線の接触回線用ワイヤーをクィン・マンサのバインダーに向かって放って、クィン・マンサへと取り付ける!


野分(接触回線が機能してる… お願い、届いて!)



説得台詞 直下

来なさそうなので選択肢を用意しました


説得台詞 直下
1.『もう止めて!春雨を撃ちたくないの!』
2.『何で… 春雨はそんな事するような子じゃなかった!』
3.『答えて!どうして私達が戦わなくちゃならないの!』
4.その他

野分「もう止めて!春雨を撃ちたくないの!」

駆逐棲姫「ダマレ! オマエハワタシヲ見殺シニシタ癖ニ!」

野分「ッ…!確かに、そうかもしれない… 間に合う距離じゃなかった、なんて言い訳もしないわ。でもね、私は春雨と戦いたく無い!」

駆逐棲姫「ナラ死ネ!ソシテ水底ニ消エロ!」


クィン・マンサは百式を振り払い、ファンネルの矛先を一斉に野分へと向ける!


野分「しまっ…」

リタ「このバカッ!」


そこにリタのリバウが変形して割って入り、アタッカーを百式に引っ掛ける形で強引に射線上から百式を逃がした。


リタ「本当にバカなんじゃ無いの!? アレは敵なのよ!」

野分「でも…! 春雨としての心が残ってるなら…!」

リタ「縋りたい気持ちはわかる… でも、今はそんな感傷は捨てなさい!」

野分「何でそんな事言えるのよ!」

リタ「曲りなりにも元軍人だからだよ!アレを破壊しないとアンタ一人の感傷の為に他の民間人がいっぱい死ぬかもしれないのわかってるの!?

それにアレはサイコ・マシン、感情によってサイコミュを暴走させるかもしれないの!その危険性はわかるんでしょ!」

野分「ッ!? それは…」

リタ「…説得するのは止めない。でも少なくとも、無力化してコックピットから引きずり出すなりなんなりしてからやって!」


駆逐棲姫「不愉快ダ… 消シテヤル!」


駆逐棲姫は野分とリタに対して胸部のメガ粒子砲の照準を向けて、収束させる!


リタ「まずっ!?」

野分「お願い、止めて春雨!」

榛名「このままでは…!」


そして胸部メガ粒子砲がリタと野分に放たれる直前で、別の方向からのミサイル一斉射によって発射が妨げられた!


駆逐棲姫「ナッ…!?」

榛名「増援…?」

クィン・マンサの遥か後方から飛来する5機の航空機、その中の1機から放たれたのが先程のミサイル斉射だった。

1機は完全な航空機だったが、他の4機は航空機の上に人型が乗っている状態だ。そして1機の戦闘機から各機に指示が下された!


飛龍「エンガノ02より各機、これより戦闘空域に突入するわよ!

私と吹雪はザクⅢを含む3機と入れ替えでクィン・マンサと交戦、翔鶴と瑞鶴は地上掃討と撤退支援!イクは各ベースジャバーに搭載された物資で後退した機体への補給を!」

吹雪「06、了解! これより交戦開始します!」

イク「07、了解なのね!」

翔鶴「15、了解。これより、敵の掃討に移行します!」

瑞鶴「16、了解よ!雑魚なんて私達で片付けるんだから!」


榛名「IFFに応答、友軍機…!」

リタ「あの火力でハシラジマにあった機体は… 『FAZZ』!?」


そして榛名達の上空から4機のMSが降下し、彼女達の前に立ちふさがる。


吹雪「こちら吹雪、『クィン・マンサ』の相手は私達が引き継ぎます!三人は後退して補給を!」

野分「し、しかし…」

飛龍「大丈夫よ。 いくらサイコミュ機と言っても、倒せ無い訳じゃない」

リタ「こっちも推力剤カツカツだし… どうする?」

榛名「二人共、一度後退し補給を受けましょう」

野分「…了解!」

リタ「了解!」

翔鶴「瑞鶴、撃ち落とすのはファンネルと雑魚だけで良いわ。クィン・マンサの注意は飛龍さん達が引き付けてくれる!」

瑞鶴「了解!あんまり手出しすると危なそうだし!」


自軍増援

・RGZ-91B リガズィ・カスタム(飛龍)
・MSM-04 アッガイ(イク)
・FA-10A FAZZ (吹雪)
・MS-14BR 高機動型ゲルググ改JR(翔鶴)
・MS-14BR 高機動型ゲルググ改YL(瑞鶴)


視点選択 直下
1.翔鶴『受け取った力、感じる想い』
2.飛龍『束の間の共闘』
3.曙『無力な自分』

side-翔鶴-『受け取った力、感じる想い』


翔鶴はスラスターで真紅のゲルググを空中ロールさせ、地上に降りて近接戦闘を行おうとするアッシマーの頭部に蹴る。

そしてよろけた隙を突いて瑞鶴の蒼いゲルググがナギナタを振るい、機体を切り裂く!


翔鶴「これで4機…!」

瑞鶴「やっぱ良い機体ね、コイツ!」

 
二人の駆る『MS-14BR 高機動型ゲルググ改』は通常のゲルググとは異なり、かなりのチューンが施されている。

そして二人の元々の能力も合わさり、深海棲艦の機体を寄せ付けぬ戦いぶりを見せていた。


翔鶴「瑞鳳に貰ったものだから、傷つけないようにしないと…」

瑞鶴「良いプレゼントなんだか押し付けられたんだか…」


彼女達がエンガノに参加後、この2機を瑞鳳から直接託されていた。幼馴染だから身内びいきしているのか、それとも実力を見抜いての事かは不明だが。

しかし彼女達にとって、『瑞鳳と共に戦える』事が何よりも嬉しかった。また幼き日々のように頼られてると思っていたから。


翔鶴「大体地上の敵は掃討したから、あっちの『n_i_t_r_o』機をどうにかしないと…」

瑞鶴「あの子達も疲弊してるだろうし… クィン・マンサは飛龍さんと吹雪が居るから何とかなるか」

翔鶴「…瑞鶴、私は飛龍さん達の援護に回るわ」

瑞鶴「え、どうしたの…?」

翔鶴「あのクィン・マンサから何か感じるの… 悲鳴みたいな、悲しみみたいな…」


言葉には上手く出来ない、それでも翔鶴は何かを感じている。瑞鶴にも、榛名ですら解らないような深い悲しみをクィン・マンサが発している事を。

翔鶴だけは気付いていた。何故かはわからない、縁があるのかもしれない… しかし翔鶴は無意識の内に心の中で『彼女を止めたい』と想っていた。


瑞鶴「…わかった、私があの子達をちゃんと補給所まで撤退させる。その代わり、ちゃんと戻ってきてよ!」

翔鶴「ええ、今日の食事当番私だからサボって瑞鳳に怒られるのも嫌だもの!」


瑞鶴は翔鶴の気持ちを読み取りクィン・マンサの元へ向かう事を促し、翔鶴はそれに従って機体を飛龍達へと合流を図った。




吹雪「はぁぁぁぁぁぁっ!」


吹雪は背部のミサイルポッドを用いてクィン・マンサへと牽制を仕掛けて、その隙を突いて飛龍がトリモチランチャーを関節部に放って動きを封じる!


飛龍「よしっ、今よ吹雪!」

吹雪「はい! メガ粒子充填開始…!」


吹雪はハイパー・メガ・カノンの砲身をクィン・マンサの頭部へと向けてエネルギーを収束させ放つ!

しかしクィン・マンサの頭部メガ粒子砲と胸部メガ粒子砲が同時に放たれて、相殺されてしまった。


飛龍「チッ… 虎の子の武器を…!」

吹雪「まだハイ・メガが二つ残ってます! 早くトドメを…」

翔鶴「待ってください!」

飛龍「翔鶴!?」

翔鶴「少しだけ、時間をください!あの子、苦しんでるんです!」

飛龍「え…?」


説得台詞 直下

翔鶴は自分の所持する武装を捨て野分と同じように接近し、有線通信用のワイヤーで駆逐棲姫の説得を試みた。


翔鶴「私は貴女の味方よ… 苦しみの理由を教えて!」

駆逐棲姫「苦シミ、ダト…?」

翔鶴「そう。私にはわかる… 貴女は苦しんでる。お願い、何で苦しいのか教えて!」

駆逐棲姫「苦シクナンカ無イ! オマエモ不愉快ダ!」

翔鶴「不愉快なのは当たり前よ… どこか心の中で自分で泣いてる事にも気付かないで、そうやって拒絶して力を振るうだけなら!」

駆逐棲姫「ッ…!?」


翔鶴は言葉で駆逐棲姫へと語りかける。クィン・マンサは暴れる兆候も無く、ただゲルググに押さえつけられた。

その光景はまるで、子供を諭す母親のように…


飛龍「嘘… 動きを止めた…?」

吹雪「一体何を…」


飛龍と吹雪は呆然と見てる事しか出来ない。 そして二人は気付かない、クィン・マンサの頭部から少しだけ、光が漏れ出している事に…


翔鶴(クィン・マンサのサイコミュから、光が漏れてる…?)

駆逐棲姫「何ダ、コレハ…」

翔鶴(そう言うことね…! クィン・マンサのサイコミュが私の思念を拾ってる、理由はわからないけど…)

翔鶴「お願い… 戦うのを止めて、私とお話しましょう」

駆逐棲姫「ウグッ… ァァァ…」

翔鶴(頭の中に… これは、この子の記憶…?)

翔鶴「サイコミュを介して伝わってくる… 貴女がどれだけ苦しくて辛かったか、『春雨』ちゃんの気持ちが…」


吹雪「え…?」

飛龍「翔鶴… まさか、深海棲艦と心を通わせてるの…?」


駆逐棲姫「ナ、何故…」

翔鶴「痛かった、苦しかった… そして死ぬのが怖かった。うん、全部伝わったわ… それで憎しみしか無くなっちゃったのね…」

駆逐棲姫「あ…」

翔鶴「まだ、貴女の中に『春雨』は残ってる。なら伝える事が出来る筈よ、あの子達にも」

駆逐棲姫「初、風…」

翔鶴「そんなものから降りて、一緒に行きま…  ッ…!?」

駆逐棲姫「違ウ… 違ウ違ウ! 違ウゥゥゥゥゥゥゥ!」

吹雪「そんな… サイコミュが暴走してます!」

飛龍「翔鶴!今すぐソイツから離れて!」

翔鶴「駄目! 戻ってきて! そんな『もの』に呑まれちゃ…」

駆逐棲姫「ウルサイ!」


クィン・マンサがゲルググを弾き飛ばし、関節部に貼り付いたトリモチを千切る!


駆逐棲姫「ワタシヲ惑ワス雑念ガ! 消エロ!」


クィン・マンサの胸部ビーム砲が起き上がれて居ないゲルググへと放たれるがギリギリの所で飛龍が救出に成功する!


飛龍「大丈夫、翔鶴?」

翔鶴「何とか…」

side-飛龍-『束の間の共闘』


翔鶴「あの子は、春雨ちゃんは苦しんでるんです! あの暴走しかけた一瞬、あの子の中に何かが…」

飛龍「まだ完璧に取り込まれてる訳じゃないのね… なら、人としての意思が残ってるなら勝機はある…!」


飛龍はリガズィの背部にゲルググを載せ、空中を旋回しながら思案する。 何か『邪魔』を排除できる策があれば戦闘を止められると踏んで、だ。

そして飛龍は思い出した。 自分が今左薬指につけているモノを、どうやって蒼龍を元に戻したかを。

飛龍「吹雪、アイツの足を止めて!私が指示するタイミングから1分くらい!」

吹雪「え…?」

飛龍「私の指輪を使って『プラフスキー・バースト』を発生させる!」

吹雪「でも、バースト核になれるのは… そうか、飛龍さんもバーストが出来る…!」


かつて飛龍は瑞鳳と共にバーストの中心、核となっている。充分に飛龍でも『プラフスキー・バースト現象』を引き起こす事が出来るだろう。

ただしお台場で使ったアリスタ結晶体は今持っているものより大きく、お台場全体を巻き込めたのも大型結晶体があったから出来たものであり現在持ってるアリスタでは範囲はかなり狭くなるかもしれなかったが。


吹雪「でも、私一人じゃ…」

「私を呼んだか?」


コックピットの中に憶えのある声が響いた。忌々しくもあるし、頼もしくもある声だ。恐らく自衛隊の回線を使ってるので米軍の通信も傍受していたのだろう、そしてその男が舞鶴に居るのは知っていた。


グラハム「よもや君に出会えようとは。乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない…」

飛龍「まぁた余計な事言ってる気がするけど… 遅い登場じゃない、グラハム・エーカー!」

グラハム「堅物の艦長と指揮官の説得に時間がかかってしまってな。今から『R・レーガン』所属部隊は戦線へと参加する。それより、飛龍。ヤツを止める手段があるのか?」

飛龍「ええ、とっておき… でも接近しないとキツイし暴走状態になってる今、迂闊に接近出来ない」

グラハム「キミ程の人間が躊躇するとはな… ここは私の役目、と言う訳だな?」

飛龍「相手はビーム兵器持ちよ、現行兵器でやれる?」

グラハム「私を誰だと思っている?」

飛龍「そうだったわね… 任せたわよ、グラハム・エーカー!」


そしてグラハムの乗るF-35Bと飛龍のリガズィが同じタイミングでクィン・マンサに対し攻撃を仕掛ける!


駆逐棲姫「雑魚ガ、消エロ!」


クィン・マンサのファンネルが落としやすいであろうF-35Bに殺到するが…

相手が悪かった。そう言うしか無い程、F-35はファンネルによる包囲網を潜り抜ける!


駆逐棲姫「ナニッ!?」

グラハム「敢えて言わせてもらおう!グラハム・エーカーであると!!」

飛龍「吹雪!」

吹雪「はい!」


リガズィがゲルググを載せたままクィン・マンサを肉薄し、その後方から吹雪による足止め攻撃が殺到する!

そして飛龍は意識を集中させ、意思を『アリスタ』によって増幅させる


翔鶴「今です飛龍さん!」

飛龍「繋げ、私達の意思を…! プラフスキー・バースト!」


そしてリガズィとゲルググ、クィン・マンサがオレンジ色の光へと包まれて飛龍と翔鶴、駆逐棲姫の意識を繋いだ…


説得台詞(飛龍) 直下

翔鶴「これは…」

飛龍「意識共有領域、プラフスキー・バーストによる一種の作用… でも、私一人じゃこれが限界みたい…」


二人は一面真っ白な世界に立つ。 しかしその世界は序々に漆黒に侵蝕され、崩壊寸前だった。

バースト現象の発現には精神力と意思の強さが必要、しかし飛龍だけではこうやって空間を維持する事すら限界に近い。


駆逐棲姫「貴様ラ…!」


そして二人の目の前に駆逐棲姫が立つ。いや、彼女は立っていない。

なぜなら…


翔鶴「そんな…!」

飛龍「足が、無いのね…」

駆逐棲姫「ソンナモノ、死ンダ時ニナクシテイル!」

翔鶴「お願い、もう止めて… 怒りに任せていては、悲しみが増えるだけなのよ…!

そんなの、本当の貴女は望んでいない筈!」

駆逐棲姫「黙レ! スベテ沈メテヤル…!」

飛龍「…今の貴女、あの時の蒼龍そっくりね」


飛龍は駆逐棲姫に『n_i_t_r_o』によって攻撃的になっていた蒼龍を重ねた。飛龍への復讐に囚われていた彼女は、本当に今の駆逐棲姫にそっくりだったからだ。

そして今の状況も殆ど同じ、バースト空間内で意識共有を行っている。しかし飛龍には、蒼龍の時には見えた駆逐棲姫の『本心』が見えなかった。


飛龍「貴女に銃を向けた事、謝らせてもらうわ。ごめんなさい…」

駆逐棲姫「ナニ…?」

飛龍「私達は本当は貴女と戦いたい訳じゃない。 でも、多くを奪われない為に武器を取った… それが、人間としてやらなければならない事だったから」

駆逐棲姫「オマエ…」

飛龍「私達は貴女と本心から敵対したい訳じゃないの、それが前提の話よ。

私達は貴女を助けたいの… でも、貴女からSOSを出してくれなきゃ何も出来無い…」

駆逐棲姫「フザケルナ!ワタシハ…」

飛龍「お願いだから、助けを求めて… 『春雨』!」

駆逐棲姫「ソノ名デ呼ブナ!モウ春雨ハ居ナイ!」

翔鶴「違うわ、まだ『春雨』は残ってる… 貴女の中でまだ生きているのよ!」

駆逐棲姫「チガウ!」


そして駆逐棲姫の背後から禍々しい影が現出し、世界を壊し始める!


飛龍「駄目っ、もう… 維持出来ない…!」

翔鶴「そんな…!」

駆逐棲姫「ウルサイ、ワタシヲ惑ワスノイズガ…!」

飛龍「でも一つだけ、わかった…!」

翔鶴「え…?」

飛龍「あの影よ、『春雨』を歪めてるのは…」


そして飛龍と翔鶴の意識は現実へと引き戻される。

今日はここまで


現在の変動率

3/12

残り9人で説得すれば...

またルート分岐は4つ

春雨を救えるかによってルートが変動し、榛名達の未来も変わります

現在のまま進行した場合『ルート4』、『最悪の未来』のまま進行し...


春雨救出の条件は『特定の12人全員による説得』のみです。


現在発覚しているのは
・翔鶴
・飛龍
・野分

となっており、この3人と『春雨』の関わりがヒントとなります。
多分後7人は判明しても残り2人は難しいかもしれませんが...

【安価】春雨「ガンダムビルドファイターズ?」
【安価】春雨「ガンダムビルドファイターズ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413043315/)

春雨「ガンダム」 夕雲「ビルド」 浜風「ファイターズ」 三日月「その2です」
春雨「ガンダム」 夕雲「ビルド」 浜風「ファイターズ」 三日月「その2です」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425483273/)

春雨スレどうぞ
しかし春雨スレ読んでも答えがわからなんだ
あっちにも出てる飛龍や翔鶴が正解だったしづほ、蒼龍、曙、龍鳳は確定なのかね?

>>40

サンクス!これで大体分かった、っていうかこの場に居ない人物込みなら12人以上居る筈。
翔鶴(済)野分(済)初風、秋月、朝潮、曙、づほ、飛龍、蒼龍、浜風、夕雲、龍鳳、これで11人。
更に400、402、ユキカゼ、この場に居るか分からないが後は時雨、RJが有力かな。

ここでヒント

>>44さんの解答はほぼ当たりですが、間違いがあります。

その人物は『春雨の面識こそ無い(並行世界含む)が、『関わりのある人物』と関係者の関係者』です


また>>44さんが上げてくださった人物の中に『二人で1セット』となる人物がいるのもご注意ください


あと直接的な面識(並行世界含む)だけなら龍鳳に突き落とされたロリコンもお忘れなく…(多分関係ないけど)

side-曙-『無力な自分』


榛名達はイクの設置していた仮設の補給ポイントへと到着する。4機ベースジャバーから物資を降ろして推力剤や武装用のEパックを機体に補充していた。

そしてそこはヤマト達が民間人を避難させている場所でもあり、一種の難民キャンプのような場所のような場所だ。


榛名「こんなに…」

コトノ「219人、これが逃げ送れてここに居る民間人の合計よ」

ヤマト「死亡・行方不明者は確認しているだけでも約60人… 恐らく、もっと増えます」

リタ「あのバケモノ共…!今は海岸線でギリギリ押し留めてはいるけど、このまま増えれれば戦線は瓦解するし… 自衛隊は何やってんの!」

ヤマト「動きは一応ある、でも『Rレーガン』の出動に仕方なく合わせてると言ったところ」

コトノ「初動が遅れてる以上、戦力としての期待は無駄。 基地司令官、保身に走ってるみたいだし」

榛名「保身…?」

コトノ「深海棲艦の侵攻は舞鶴基地によって防いでる、ってさっきお偉いさんに報告してたわ。何もしてない、避難民の誘導すらもね…」

リタ「宇宙世紀にもそう言うの居たけど… どんだけ腐ってるの…」

ヤマト「リアルタイムで戦況が上に報告されてるから信じられてはいないけど…」


補給所は人で溢れかえっている。全員が唐突な事態に対し動揺し怯えるのが精一杯だ。

その中で曙達は自らできる事をやっていた。子供への対処や食料の配布、そして状況を理解出来ていない者への説明などやる事は多いが誰一人弱音を吐かない。約一名を除いて。


曙「初風は?」

秋月「駄目です… 塞ぎ込んじゃって…」

如月「ショックが大きいのわかるけど、せめて出来る事くらいはやりなさいよ…!」


その場に初風は居ない。 余程のショックで彼女は塞ぎ込んで、何も出来なくなってしまっていた。

榛名達は曙達を手伝おうと、その場に赴く。


榛名「皆さん、お疲れ様です」

曙「ハァ… 私達はアンタ程疲れちゃいない、バカにしてるの?」


曙は榛名の労いの言葉に彼女は皮肉で返す。自分が無力、そう伝えられているようで癪に触ったからだ。


榛名「馬鹿にしてなんて…」

曙「…冗談よ。ここは良い、アンタは休憩してなさい」

榛名「しかし…」

曙「補給が終わったら直ぐ出るつもりでしょ? なら今のうちに休まないと戦えなくなるわよ」


『どうせ自分には何も出来ない』と言う言葉を飲み込み、榛名への労いを伝えた。

自分達にはまだ出来る事が残っている、そう言い聞かせて。


榛名「わかりました。もし何かあれば言ってください」

曙「わかってるわよ。 …ちゃんと、戻って来なさいよ」

榛名「それこそ、わかっています」


曙は恨む事しか出来なかった。何も出来ない自分を、戦えぬ現状を。

ただ己の無力を嘆くしか、出来なかった。

飛龍「いい加減止めなさい!こんな事をしても、何も…」

駆逐棲姫「黙レェェェェェェ!」


駆逐棲姫はリガズィに対して胸部ビーム砲を放ち撃墜しようとするが、飛龍はギリギリのところで回避した。

しかし、飛龍の目論見どおりとなる。駆逐棲姫は飛龍と翔鶴を落とそうと躍起になっており、『もう一人』を忘れているのだ…


飛龍「吹雪!」

吹雪「はい! チャージ完了、頭部ハイ・メガ・キャノン発射!」


本来ならオミットされていたFAZZの頭部と腹部にあるハイ・メガ・キャノン、彼女の機体は使用できるように改修されている。

そしてその閃光がクィン・マンサの下半身を吹き飛ばした!


駆逐棲姫「ガァァァァァァァッ!?」

翔鶴「今…!」


翔鶴は機体をクィン・マンサの頭部へと加速させ、コックピットから彼女を引き離さそうとする。

しかしクィン・マンサの機体は光を帯びて、唐突に消失してしまう…


飛龍「消えた…?」

翔鶴「逃げたの…?」


そしてクィン・マンサの撤収に呼応するが如く、深海棲艦の一群が光に包まれ姿を消した。


瑞鶴「逃げた…!」

陽炎「ハァ… 何とか、生き残ったわね…」

舞風「あの機体、落としきれなかった…」


ガブスレイ2機とハンブラビの計3機を相手にしていた三人は安息の溜息を吐く。

榛名達も丁度補給を終わらせて戦線へと復帰しようとしていた時だった。


榛名「消えた…?」

大鳳『ええ、舞鶴の街は守りきりましたが…』

夕張『被害は割りと多いですね…』

榛名「…まだ、何かある…」

大鳳『もう一度、侵攻してくると…?』

榛名「恐らく。 瑞鳳さん達の増援は?」

大鳳『あと1時間、そしてイセさん達はあと10分で着くそうです』

榛名「わかりました」


イベント 直下

リタ「野分、どうしてあんな事したの?」

野分「…」

榛名「リタ、今は…」

リタ「あの場で、殺されていたのは自分なのかもしれないんだよ? そしてママや私が、他の皆も殺されたかもしれない…

野分のやった事はそれだけ重大、私達を危険に晒す行為だった。理由ぐらい聞かせてよ」

野分「…春雨を止めたかった。それだけ…」

リタ「止まるって保障はあったの?」

榛名「そのくらいで…」

リタ「私は春雨ってのがどう言う人間なのかは知らない、でも次戦場でクィン・マンサが出るようなら… 容赦なく破壊する」

野分「…」

リタ「私、リバウに戻って哨戒してくる」スタスタ

榛名「ごめんなさい、リタが…」

野分「いえ、私が甘かったんです。暴走も何も考慮せず、説得だけを試みようとして…」

榛名「あの、その『春雨』さんについて教えてください」

野分「え…?」

榛名「もしかすれば、彼女を助ける手立てになるかもしれません」

野分「すみません、私は春雨とは同隊だったとは言え着任が遅くてあまり関わりが… 朝潮か秋月に聞いてください。今の初風じゃ…」

榛名「そうですか…」

野分「でも、一つだけ言えます。彼女は、とても人を憎むような子じゃなかった…」


朝潮「春雨、ですか…」

榛名「教えてください、彼女の事を」

秋月「彼女は、私と同じ時期に補充人員として部隊に所属しました」

朝潮「私と初風の原隊はMI攻略戦で壊滅、そして『MIの生き残り』として軍のプロパガンダとして利用する為私達の部隊に補充人員が配属される事になったんです。

それが秋月、そして春雨でした。 野分は私達がある作戦の救援に行った時、原隊が壊滅したので預かりになった後正式に配属された経緯です」

秋月「彼女は温厚大人しく礼儀正しい性格でした。それこそ人を憎むような子ではありませんでした…

好戦的ではなく、戦意は高くありませんが輸送作戦や防衛作戦が得意で『護る』事に関しては本当に長けてると言うのが私見です」

朝潮「そして初風は、春雨を最も可愛がっていたんです。『小動物的だ』って言って、いつもベッタリでした。初風、可愛い物が大好きですので…」

榛名「そう言う所ありましたね…」

朝潮「でも、ある日姉さんが次元転移した直後に深海棲艦の強襲を受けたんです。そして初風を庇って… いなくなりました」

秋月「そんな事が在ったに関わらず初風は常に気丈に振舞いました。 瑞鳳姉さんに対しても私達に対しても、特攻作戦の時でも…」

榛名「それで魘されていたんですね、その死の瞬間がフラッシュバックして…」

榛名(榛名と同じだ… あの悪夢の日々を思い出し続けていた榛名と…)

大鳳「来た…!」

イセ『こちらエンガノ03、04聴こえる?』

大鳳「こちら04!どうぞ!」

イセ『あちったけの補給物資と予備のMS持って来たわよ』

大鳳「確か1年戦争時の機体とヤクト、浜風ちゃん用のシルヴァでしたね?」

イセ『旧式は改修施して別物になってるらしいけど… 詳しい事はリストを参照して』


増援到着

・大戦艦イセ
 ・RGM-79FC ストライカー・カスタム
 ・MS-08TX/N イフリート・ナハト
 ・MSN-03 ヤクト・ドーガ
 ・MS-15KG ギャン・クリューガー
 ・ARX-014 シルヴァ・バレト
 ・MS-14C-1A ゲルググキャノン(JN U.C.0090仕様)

・駆逐艦ユキカゼ(in愛宕)

・空母龍鳳


夕張「問題はパイロットですね…」

イセ『ギャンにはユキカゼ、ヤクトには愛宕が乗るそうよ』

大鳳「榛名さんに相談しましょう」



榛名「余剰機体へのパイロットですか…?」

大鳳「はい。 誰か候補者は…」

榛名「わかりました。聞いてみます」



パイロット選定

・RGM-79FC ストライカー・カスタム 直下
・MS-08TX/N イフリート・ナハト ↓2
・MS-14C-1A ゲルググキャノン(JN U.C.0090仕様) ↓3


選定可能メンバー

古鷹・衣笠・阿武隈・長波・如月・曙・清霜

部隊編成

第一小隊(対・クィン・マンサ部隊)
・ヤクト・ドーガ
・ギャン・クリーガー
・ザクⅢ改
・リバウ

第二小隊(空中攻撃部隊)
・バイアラン・カスタム1号機
・バイアラン・カスタム2号機
・リガズィ・カスタム
・デルタプラス

第三小隊(海上支援部隊)
・フルアーマー百式改
・ゲルググキャノン改
・FAZZ

第四小隊(護衛部隊)
・ストライカー・カスタム
・イフリート・ナハト
・アッガイ

第5小隊(遊撃部隊)
・アマクサ
・高機動型ゲルググ改JR
・高機動型ゲルググ改YL


愛宕「ふぅ… ユキカゼちゃん、そっちはどう?」

ユキカゼ「現状問題はありません。 オールグリーンです」

愛宕「榛名さん、戦闘の際は私達4機編成の小隊として行動します。主な目的はクィン・マンサの撃破、もしくは揚陸するMSの掃討です」

榛名「あの、素朴な質問なんですが…」

愛宕「何ですか?」

榛名「愛宕さん、ヤクトに乗ってファンネル使えるんですか?」

愛宕「一応、ですけど。 今リタちゃんが使ってる機体、『リバウ』の本来のパイロットは私ですから」

リタ「え?」

ユキカゼ「しかしフェネクスの機能停止時にリバウは瑞鳳さんの機体となり、その後お姉ちゃんは正規パイロットから外れました」

愛宕「忙しくて訓練時間も足りないもの。で、本当は瑞鳳ちゃん用の新型が完成したからリバウに戻る筈だったんだけど…」

ユキカゼ「今リバウにはリタ・ベルナルが搭乗しています。なので必然的にヤクトになってしまった、と」

榛名「そんな事が…」

愛宕「でもリバウよりこっちの方が性に合ってるんで。なんか飛ぶのって慣れなくて…」

ユキカゼ「…お姉ちゃん、また太りましたね?」

愛宕「うっ…」ギクッ

ユキカゼ「はぁ… それでパイロットスーツが入らなくなって、陸戦用MSの簡易ジャケットを使っていると。で、空戦用だとGに耐えられないから地上機を…」

愛宕「バレちゃった…?」

ユキカゼ「後で瑞鳳さんにダイエットメニューの作成を頼んでおきます」

愛宕「そんなぁ!?」

榛名「あ、あははは…」

リタ「たまーに、ユキカゼって辛烈な事言うよね」

《空母『龍鳳』 飛行甲板》


吹雪「機体の調子は?」

如月「こちらは問題無いみたい… 今マニュアル呼んで色々やってみてるけど…」

野分「ゲルググキャノン、狙撃仕様ですか…」

吹雪「翔鶴さん達の機体をコピーして、改修したんです。 性能も同等のレプリカ品ですよ」

如月「コピー機なのね、これ」

吹雪「はい。後は鹵獲した時に本体が使いものにならなかった『ジム・スナイパー』のロングレンジライフルと『ザクフリッパー』のセンサーアイを流用してます」

野分「よくあったわね、余剰パーツ」

吹雪「結構ありましたよ? ヤクト用のメガ・ガトリングとか今、百式改が装備してる『メガ・バズーカ・ランチャー』とか」

野分「メガ・バズーカ・ランチャー… 余剰火力では…?」

吹雪「それ私に言います?」←ハイパー・メガ・キャノン2丁

野分「すみません…」

如月「でも、エネルギーはどうするの? 現状、内蔵ジェネレーターじゃそこまで持たないわよ」

吹雪「その点は大丈夫です。龍鳳さん、調子は?」

龍鳳『こちらは良好です。この重力子エンジンの出力なら余剰過ぎる出力で、船体の方が…』

吹雪「ぶんどった超戦艦級の重力子エンジンですからね」

如月「ちょ、そんなもん内蔵してるの!?」

吹雪「ヒュウガさんの考案です。 そして今私達の機体と武装には重力子エンジンの余剰出力をMS用電力に変換して接続している状態なんですよ。

例え私達が全砲門を一斉に最大出力で放ったとしても計算上は2時間連射できる、との事だそうですけど」

野分「それなら心配なさそうね・・・ 船体の爆発以外」

龍鳳『ふぇっ!?』

吹雪「大丈夫ですよ、多分」

如月「確証無いのね!?」

野分「はぁ・・・」

龍鳳『これで避難民の方々を・・・』

吹雪「私達の仕事は、舞鶴基地に避難民を輸送する事です。 護衛にイセさんが随伴してくださるので、大丈夫だとは思いますが…」

龍鳳『でも、舞鶴基地の方々は・・・』

吹雪「そこは抜かりなく、瑞鳳さんが通信できょうは・・・ 直談判しましたから。 『死ぬのと受け入れどっちが良い?』って」

野分「姉さん・・・」

如月「初風ちゃんも一緒に放り込めば良かったかしら・・・?」

野分「如月、どうして志願したの? 初風を守る為?」

如月「違うわ。 出来る事、成すべき事を成す… それが艦娘としての役目よ。 

それにあの子は、救えるかもしれないなら奮起するわよ。独占欲強そうだし」

野分「そうね・・・」

龍鳳『機関オールグリーン、出れます』

吹雪「では早く輸送を終わらせてしまいましょう」

翔鶴「第4、第5小隊は『クィン・マンサ』を除く敵の揚陸を防ぐのが主目的となっています。 

特に優先すべきなのは深海棲艦の人を取り込む揚陸型、そして『n_i_t_r_o』搭載機を優先的に狙いましょう」

陽炎「曙、清霜。 アンタ達は第5の後方、私達が撃ち漏らした敵を狙えば良いわ」

清霜「えぇ~!? せっかく志願したのに・・・」

陽炎「アンタMS乗るの今回初めてでしょ? いくら前衛向きの機体で操縦系統の簡略化が行われてるとは言え、清霜の考えてる程MS戦てのは甘く無い」

清霜「わかってるよ・・・」

曙「…」

瑞鶴「おや、初陣だからって緊張してる? 可愛いわね~」

曙「き、緊張なんか・・・!」

瑞鶴「違う違う、緊張しない方がおかしいのよ。 元軍人だから分かるかもしれないけど、私達がこれからやるのは命のやり取り・・・

いくら戦場慣れしてるとは言え、慣れ無い武器で戦うのは大変。武術だってトンファーやってた人間にいきなり剣道やれってのは無茶だし」

曙「確かにそう…」

瑞鶴「だからね、緊張して漏らすぐらいが丁度良いの。 その方が後から躊躇い無くやれるからね」

曙「わかり、ました・・・」

翔鶴(瑞鶴の言葉には随分素直なのね・・・)

陽炎(この二人、どこか似てるわね。強気なところかしら?)

清霜「あれ、もう一人は? 確か私達の従姉で・・・」

瑞鶴「あ、イクならさっき偵察に出たわよ。 私達の機体は簡単なチューンは施して水中でも対応出来るようにしてるけど、水陸両用機体はあの子だけだし」

翔鶴「それにステルス性も高いから警戒にはうってつけなのよ」

陽炎(それに居なくなった事に対して誰も気付かない空気っぷり・・・ 偵察にはうってつけね)



大鳳「私達は空中の敵を撃破、もしくは空中からの地上掃討を行います。まず『デルタプラス』『リガズィ・カスタム』が敵を撹乱、そして私と夕張ちゃんの『バイアラン・カスタム』が撃墜する方式をとります」

飛龍「ま、速度的にはそれが丁度良いみたいだし。デルタの武装も『ロング・メガ・バスター』に換えてるけど大丈夫?」

舞風「は、はい!多分大丈夫かと・・・」

夕張「正直、ただのライフルだと火力乏しいからね。 火力があれば牽制にもなるし、当てれば落とせるから」

飛龍「後は蒼龍と夕雲が居れば良かったんだけど・・・」

大鳳「夕雲ちゃんは今、大気圏の外に居ます。あと40分後、ここに到達するとの話ですが…」

舞風「た、大気圏外!?」

夕張「今[ファイバー]で切り札を運んでるの」

飛龍「とびっきりの、最強の切り札をね」

朝潮「艦娘隊、各自艤装の装着完了です」

秋月「イ400の中に艤装を残しておいて正解でした」

衣笠「衣笠さん達の艤装も『終末の獣』が使ってた施設の中に同型艦のものが残ってたらしいし」

古鷹「今、出来る事をやるだけだよ…!」

青葉「戦闘経験は少ないですが、せめて舞鶴への揚陸は防がないと…!」

長波「こっちは準備出来てるぞ」

阿武隈「では各員に通達、これより揚陸に対する防衛作戦を行います。 私の指示に従い、奮戦してください」

間宮「避難民の方々は私の指示に従ってください! 今から基地へと移動しますので、それまでの辛抱です!」


ヤマト「龍鳳さん、重力子エンジンと強制波動装甲の操作は我々が行います」

龍鳳「お任せしました。 こちらも動かすので精一杯なので…」

コトノ「元々は私達のモノよ? ならコアにリミッターをかけられているとは言え制御くらいは出来るわ」



天城「…」

天城(天城は、無力だ… 何も出来ない、戦う事は愚か戦う術さえ持たない…

姉さんも、妹達も戦場へと向かった… なのに何故天城だけが戦う事が出来ないのでしょう…)



初風「何でよ…」

初風(春雨と戦う、そんな事私には出来ない…

戦う、それしか無いとしても私には撃つ事が… 何故私達は戦う事しかできないの?他の道は…)



榛名「来る…!」ピキィン

ユキカゼ「何もレーダーには…」

リタ「もう直ぐ来る… でも、これは…?」

愛宕「純粋な敵意…?」

榛名「さっきとは違う、何も『残って』無い… 悪意と敵意、それしか無い…!」


400『各員へ伝達です。深海棲艦の現出、二次侵攻を確認しました。

出現点は博奕岬沖、5キロ地点。『NZ-000』の存在は確認出来ずです。これより第2MS小隊を主軸に、避難民を乗せた『龍鳳』を護衛しつつ防衛線を構築してください』


愛宕「援軍までの時間は?」

ユキカゼ「瑞鳳さんの到達まであと1時間、夕雲の到達まであと30分… そしてナチ率いる艦隊の到達まであと40分です!」

リタ「ナチ…?」

ユキカゼ「この世界の人間が率い、霧の戦力を保持するもう一つの艦隊… 彼女達もMSを保持しています。

あとナチ艦隊の別働隊としてMS部隊がこちらへと先行している筈ですが、レーダーで動きを捉える事が出来ません」

榛名「捉え、られない…?」

ユキカゼ「はい。 別の機体を用意している為『ユニコーン』と『クシャトリヤ』は硫黄島管理となったのですが、そのMSがどんな機体かすらも…」

愛宕「イフリート・ナハトみたいな機体って事?」

ユキカゼ「あれならベースジャバーが必須になるのでその熱で追えます。しかし、彼女達の機体は全く情報が無い… 民間・軍事、どのレーダーを使っても」

リタ「そんな機体、私は知らないけど…」

榛名「ともかく、今は我々が前衛となって展開し舞鶴への揚陸を防ぎましょう」

ユキカゼ「敵確認、『AMX-014』『MS-09F/TROP』『MS-06FZ』他多数! 交戦開始します!」

愛宕「ぱんぱかぱ~ん! 撃てぇーい!」


接近するMS群に対してヤクト・ドーガはファンネルを放ち、そのビームで脚部や腕部を破壊して態勢を崩させる。

そしてその隙を突いてユキカゼのギャンと榛名の駆るザクⅢ改が突撃し、瞬時に敵を葬った。


榛名「ドムタイプ、撃墜しました!」

ユキカゼ「こちらも、ザクⅡ改の破壊を確認。次へと移行します」

リタ「敵もジオン系、こっちもジオン系… でも第一次ネオ・ジオン抗争の機体は少ない!」


リバウもシールド・アックスで敵のデザート・ザクを両断し、爆発させて次の機体へと襲い掛かる。

しかし、撃破しても出現し続け無尽蔵とも言える量のモビルスーツが『次元の穴』から這い出ており裁ききれていない。


飛龍「コイツら、まるで黒い方のアブラムシね…!」

大鳳「人類に対する害虫、って意味なら合ってますけど!」

夕張「問題は、アブラムシの癖に戦闘能力だけはいっちょまえに持ってる事ですよ!」

舞風「うっへぇ… 攻撃的なアブラムシとか勘弁ですね!」


そう軽口をたたきながらも第一小隊は敵を破壊し、深海棲艦を防ぎ続ける。

そして『龍鳳』にも深海棲艦群は襲い掛かるが…


イセ「あら、こっちに来る… 全砲門開け、対潜ミサイルスタンバイ。全くチョコを摘む時間すらくれないなんて… 大戦艦の力、その身で受けてみなさい!全砲門、斉射開始!」

400「魚雷発射管1番2番音響魚雷、3番から6番に侵蝕魚雷装填。 誘導プログラム、モード『F』で緒元入力。たかが化け物、そして人類が作った兵器如きが霧をヤれると思うな…!」


大戦艦級の火力と、無茶苦茶な軌道を描く魚雷が深海棲艦群に殺到して悉く対象を吹き飛ばす!


野分「…私達、要る?」

如月「要らない、確実に要らない…!」

吹雪「大戦艦級の火力だけで充分ですからね~。 あ、イセさんと400ちゃん。 こっちに火器管制リンクさせてください。

誘導兵器は私がダイレクトでコントロールするので、これで演算への負担が減る筈なので索敵に集中出来る筈です」

イセ・400『了解』


吹雪はFAZZのコックピットから2隻の火器管制にアクセスし、ミサイルや魚雷を一斉に放ち深海棲艦の群れや次元の穴から這い出るMSを焼き払う!


曙「邪魔よ!ここから先は通さ無い!」

清霜「必殺!一刀両断、なます切り!」

イク「串刺しにしてやるの!」


揚陸するMSに曙はスパーク・ナックルを叩き込み、清霜がコールド・ブレードで機体を切断する。

それに続いてアッガイも深海棲艦のMSをアイアン・ネイルで貫通させて破壊した。


翔鶴「瑞鶴、援護を! 陽炎ちゃんは私に続いて」

瑞鶴「了解!」

陽炎「確実に落として、止めましょう!」

翔鶴達もまたそれぞれに奮戦して敵を破壊し続ける。

それでも、終わりは見えなかった…

イベント 直下

青葉「見てください、アレ!」

古鷹「さっきより穴が…!」


400『次元の穴の拡大を確認しました。敵の増援に大型の敵、MAクラスが出現する可能性があるので各員は注意を』


阿武隈「MAクラス…?」

秋月「先程のクィン・マンサと同等、若しくはそれ以上でしょう…」

朝潮「敵、MSの増援を確認!機種、『MS-07H-8』2機!」

長波「…なんだアレ?」

朝潮「『グフフライトタイプ』です。飛行用MSの実験機で後のバイアランに…」

長波「違う! アレだ、あの奥のデカブツ!」

秋月「え…?」

古鷹「な、何アレ!?」

衣笠「アレじゃない!? あのやらせはせんぞー、とか言ってたヤツ!」

青葉「それっぽいですが…」

朝潮「ま、マズイ…!400さん、各機に警告! マズイのが出て来ました!」

400『はい、これはちょっと…』

秋月「ちょっとレベルじゃありません!あのMAは…」


大鳳「え…?」

舞風「嘘でしょ…?」

飛龍「何あの機体…」

夕張「対・ジャブロー用モビルアーマー『アプサラス』の完成形、『アプサラスⅢ』…!」


リタ「あんなのまで引っ張り出してるの!? ってかあんなの資料じゃ馬鹿が1機だけ作って壊されたって話だけど…」

榛名「でも、あれなら…!」

愛宕「全機火力を集中! アプサラスに対して総攻撃!」

アプサラスはメガ粒子砲をチャージし、収束させたビーム砲を榛名達に向けて放つ!

榛名達はギリギリの所で回避し、反撃へと移行するが…


榛名「あんなの、ここを通してしまったら街が…!」

リタ「このビーム砲、威力強すぎじゃない!?」

ユキカゼ「確か2個師団は全滅させられるとの…」

愛宕「それって本当にマズイじゃない…!」


しかし全員で火力を集中しても、再生速度が破壊速度を上回り破壊出来ない!

さらに、MS群が攻撃を仕掛けてくる為に攻撃に集中できていなかった。


吹雪「ハイパー・メガ・キャノンでも壊れないの!?」

野分「破壊するにはジェネレーター、あの足っぽいヤツを同時に破壊出来れば…!」

如月「接近してくる敵も片付けないといけないし、弾頭兵器は撃ち落されるし…」

吹雪「侵蝕兵器の残弾は?」

イセ『37、後の事考えると使えないわ…』

400『12、大戦艦級1隻落とせるかどうか…』

吹雪「バカスカ撃ち過ぎた…!」


榛名「榛名達の武器じゃ、届かせる事さえも… え…?」

ユキカゼ「どうやら、間に合ったようですね… 切り札が…!」

リタ「切り札って、この感じ… まさか!」

愛宕「二人は行って、ここは私達だけで充分よ!」

榛名「リタ!」

リタ「乗って、ママ!」


リバウのナッターに榛名のザクⅢ改が捕まり、ある地点へ向かって移動し始める。

そして…

リタ「ここが指定されたポイント…」

榛名「来た…!」


《自衛隊 舞鶴基地》

オペレーター「飛翔体接近! すさまじい速度です!」

司令官「ば、馬鹿な… なんだこの大きさは!?」

オペレーター「飛翔体より電波信号を確認!」

司令官「読みあげろ!」

オペレーター「『エンガノ13、戦列ニ参加ス。繰リ返ス、エンガノ13、戦列ニ参加ス』!」

司令官「まさか… 大気圏外からの増援だと!?」



「データリンクスタート… 戦況確認、アプサラスⅢの現出ですか」

(でも、今の状態なら…! 大気圏突入後減速直前、3・2・1…)

「ブースターパージ!」


その高速でパージされたブースタ-がアプサラスに向かって加速しながら直進し、アプサラスの迎撃が間に合わず衝突して大爆発を引き起こす!

そして彼女は通信機を榛名とリタへ同期させた。


夕雲「こちら、エンガノ13… 夕雲です! お二人共、聞こえますか!」

榛名『こちら榛名!リタも居ます!』

リタ『間に合ったみたいだね、私達の機体…!』

夕雲「プレゼント、射出します! これから私が『アプサラス』を攻撃しながら注意を引き付けますので早く乗り換えてください!」


そして減速をかけながら[ファイバー]のラッチを開放し、2機を目の前に向けて投下する。

榛名とリタはその機体、切り札の名前を叫んだ!


榛名「『バンシィ』!」
リタ「『フェネクス』!」


その機体はまるで意思を宿したかのように動き、リバウとザクⅢ改の前に立つ。

榛名とリタはコックピットのハッチを開いて、それぞれの機体へと飛び移り乗り込む。

そして榛名とリタと言う『魂』を持った黒き獅子ち黄金の不死鳥は目を醒まし、装甲をスライドさせ『ガンダム』へと変身した!


榛名「深海棲艦、これ以上何も奪わせはしない…! 『バンシィ』、また榛名に力を貸して! 命のともし火を消さない為にも!」

リタ「もう2度と乗りたくなかった、でも今だけは… 『フェネクス』、今度は護る為の戦いだよ! もうこれ以上何も奪わせはしない!」


2機のガンダムは戦場へと移る。命の灯火を奪わせないようにする為、榛名とリタと言う『魂』を得た獅子と不死鳥が戦へ身を投じた!

今日はここまで

戦況
・アプサラスⅢ出現
・榛名・リタ、バンシィとフェネクスへ乗り換える
・増援 ORX-005 ギャプランTR-5[ファイバー](夕雲)
・潮・夕立到着まであと5分、ナチ率いる重巡4隻到着まで10分


ルート分岐変動率
3/12   変化無し




潮の搭乗機は『ラスボス機で主人公機』夕立は『番犬』かも...?

アプサラスは再びメガ粒子砲をチャージし、収束させて今度は舞鶴の街を狙う!

夕雲達は攻撃を仕掛けて防ごうとするがアプサラスは止まらず、チャージを続ける。


夕雲「このっ!」

飛龍「絶対に撃たせないで! 撃たれたら、多くの人が死ぬ!」

大鳳「わかってますけど…!」

夕張「ジェネレーターを破壊しても再生し続けて…!」

舞風「このままじゃ…!駄目、撃たれる…!」


そしてアプサラスから極大のビームが放たれた…

しかし、舞鶴に向かって直進していたビームは拡散し掻き消される!


飛龍「な、何…!?」

大鳳「Iフィールド… でも、この出力は…!」

夕雲「間に合った…!」


そして2機の『ガンダム』が姿を現し、アプサラスへと銃を向けて放つ!

放たれた2条の閃光が直撃しアプサラスのメガ粒子砲の脇へ穴を開けるが、再生してしまった。


「やはり、尋常では無い再生能力… そしてあの機体から『執念』と『妄執』のようなものを感じます」

「多分、乗ってた人間の執念が増幅させてるみたい。 破壊するには、再生速度を上回る必要があるね」


2機の『ガンダム』にはこれからやるべき事がわかっていた。再生速度を上回る速度で機体を破壊し、ジェネレーターを潰す。

そして二人には、それが可能であると解っている。


榛名「リタ、体は大丈夫ですか?」

リタ「大丈夫、まだ機体に食われたりしない」

榛名「あれが今現出してる深海棲艦の親玉、そしてあれをやれば今の群体は消えるんですね?」

リタ「多分ね。やるよ、ママ。アイツを消す、そうしないといっぱい『命』が無くなる」

榛名「なら、守らないと…!」


そして漆黒の獅子『バンシィ・ノルン』と黄金の不死鳥『フェネクス』が、空を駆けてアプサラスへと突っ込む!

その中間に居る群体を一瞬で屠りながら突撃し距離を詰め、アプサラスの巨体を肉薄し怯ませた。


リタ「成る程ね… この妄執が、やっぱり再生速度を増幅させてる」

榛名「ならその妄執ごと、消し去るだけ… 同時にやります、あわせて!」

リタ「了解!」


人間が捉えられる速度を越え、2機がアプサラスの機体をサーベルで切り刻み徐々にその巨体を削っていく!

アプサラスは振り払おうとするがそれが出来ない。アプサラスの巨体故格闘能力が欠如しているからだ。そして取り巻きのMSは瞬時に撃破され、もう何もアプサラスを守るものは無かった。


榛名「このタイミングなら、リタ!」

リタ「これで、トドメだよ!」


トドメを刺すが如く、アプサラスのジェネレーターを全て同時にマグナムで破壊し大爆発を引き起こす!

そして最後の咆哮のようにビーム砲をアプサラスが放つがそれはどこへも着弾せず真上へ、空へと放たれ本体は消え去った。

400『次元の穴、閉じます。また深海棲艦の消失を確認、残存する敵は居ません』

榛名「ふぅ…」

リタ「戦闘終了。ママ、撤退するよ」

榛名「了解。NT-D解除、帰頭します」


『ガンダム』から機体が元に戻り、バンシィとフェネクスはその矛を収めて仲間の下へと帰還した。


榛名「リタ、もう一度聞きますけど体は大丈夫ですか?」

リタ「肉体に問題は無いよ。でも、ちょっとだけ疲れた…」

榛名「連戦ですから。いくら榛名の遺伝子を持つとは言えど慣れ無い戦いは…」

リタ「それもあるけど… 多分、もうフェネクスには乗れない」

榛名「やはり、『意識』の問題ですか」

リタ「うん。一度取り込まれてるから同調段階が高くなってる。意識が機体と同調し過ぎて『デストロイ・アンチェイド』へ移行したら、多分最後」

榛名「『デストロイ・アンチェイド』… 確かNT-Dの上の段階でしたね」

リタ「サイコミュ系の異常によってNT-Dの稼働レベルが制御不能な数値にまで達した際に現れる第三の形態、『繋がれざる者』…

そしてこれに到ったら、操縦権が完全にNT-Dに移ってパイロットは機体に取り込まれる。私は一度、そうなった」

榛名「そして『エシャロット』を怒りのままに破壊した…」

リタ「でもママは多分、そうならないとは思う。バンシィのフレームが緑化したのはママが『覚醒』に到ったから、ニュータイプとして最大共振出来る程の能力を持った。

そうなればもうバンシィはママに『繋がれた』。暴走の危険は無いよ」

榛名「結局、榛名は『ニュータイプ』なんですね…」

リタ「うん。それも、宇宙世紀ならニタ研が喉から手が出そうになるくらいのニュータイプ。だから気を付けて、その力の酷使し過ぎは魂が吸われる」

榛名「アクシズ・ショックの前例などありますね…」

リタ「刻を可視化するようになって『榛名』と言う人格が消えて『バンシィ』って一つの生命になる。それはもう世界の理すら破壊する存在、今もこれからも『世界にあってはならないもの』…

そうなったら、私がママを撃たなきゃならなくなる。命を引き換えにしてでも」

榛名「リタ…」

リタ「私はママを殺したく無い、そしてもっと一緒に居たい。 だから気を付けて、絶対に『人としての心』を失くさないで」

榛名「そうならないよう、努力します」


イベント 直下

駆逐棲姫「ウグッ… アアッ…!」

駆逐棲姫(ドウシテ、頭ガ痛ム… ナンダ、アイツハ…!)

「逃ゲタンダァ… ヘェ、逃ゲタンダァ…!」

「所詮ハ『出来損イ』、マダマダノヨウネ…」

駆逐棲姫「オマエラ…!」


※以下面ど・・・ 読み難いのでカタカナ変換無しで


防空棲姫「あの程度の雑魚、片付けられないなんてねぇ・・・」

軽巡棲姫「ただの軽巡に敗れ、拾ったおもちゃも使いこなせない。 貴女の憎しみはその程度なのね」

駆逐棲姫「うるさい!」

防空棲姫「貴女の憎しみは弱いのよ… 最も強いのは理由の無い憎しみ、それを持たないから強くなれないのよ」

軽巡棲姫「憎しみのままに振るう力は、最高よぉ…?」

駆逐棲姫「そんなもの、あった所で強くなれる訳じゃない」

防空棲姫「何…?」

駆逐棲姫「憎しみ、そして悲鳴と恐怖こそが我等の糧… 最も力を得られるのは理由無き憎悪ではなく、強者の憎しみと絶望… そして相手に対する明確な憎悪だ」

軽巡棲姫「確かに、一理あるわね…」

駆逐棲姫「あとどっちだ。私の配下、予備の器を盗んだのは?」

防空棲姫「私達よ。 アンタが扱うより、私の方が… うぐっ…!」

駆逐棲姫「敗れたな。しかも宿った憎しみだけは一流のものを失った、その落とし前はどうする?」

軽巡棲姫「配下に入れ、と言うの?」

駆逐棲姫「いや。お前達にも、私の『復讐』を手伝って貰おうか」

防空棲姫「『あの子』を殺すのね?」

駆逐棲姫「ああ、お前も『秋月』が生きてるのは不快だろう。そして、その為の器を貸してやる」

軽巡棲姫「良い憎しみの器ね… いっぱい命を吸って、燃やしてる…!」

防空棲姫「こんなデカブツな器で戦えるのかしら?」

駆逐棲姫「使えなかったらお前は私以下だ」

防空棲姫「上等じゃない… これで、いっぱい殺してあげる…!」




榛名「え…?」ピキィン

リタ「どうしたの?」

榛名「憎しみが、増えた…」

リタ「…みたいだね」

榛名「一つから三つに… まだ時間はかかるけど、必ず来る…!」

ナチ『こちらナチ。大戦艦イセ、応答してください

イセ「確認したわ、ナチ。随分と遅い到着じゃないの」

ナチ『航路上に民間船が多く、姿を隠す為に海中を移動していました』

イセ「先行していたMSはまだ到着を確認していない、それは?」

ナチ『それが、自衛隊に見つかってしまい撒いてからこちらに来ると… レーダー阻害機能が裏目に出てしまいました』

イセ「大丈夫なの?」

ナチ『ええ、一度領空から出てその後海中から来るそうです』

イセ「了解した。戦力は…」

アシガラ『チッ… 間に合わなかったか…』

ハグロ『面倒だったから良いじゃん』

アタゴ『400にさっきのデータの確認取らないと… マジモンなら大変ね…!』

イセ「重巡級4隻…」

ナチ『不足ですか?』

イセ「いえ、充分よ。しかも、アンタが船体を持って来てくれれば400との連携が図れるし。

この戦い、情報量が全ての決め手となる。特にこの付近は次元の穴が多く、出現予測地点を絞りきれ無い」

ナチ『つまりは監視役、艦隊の目と耳になれと言う事ですね』

イセ「そう言うこと。400とアンタの連携が、戦いの切り札になる」

ナチ『もう一人、いや二人… 敵を知覚可能な存在が居ますが?』

イセ「あれは別枠、出現の知覚は出来ても具体的な場所の知覚は出来無いわ。だから場所を観測可能な存在が欲しいのよ」

ナチ『そう言う事ならば。これより一時的に、私達はそちらの指揮下に入ります』

イセ「了解、歓迎するわ」


愛宕「流石ですね、榛名さん」

榛名「いえ、あれはバンシィが間に合ったからです」

ユキカゼ「バンシィを乗りこなせる、と言う点でも充分評価出来ます」

リタ「え、私は?」

ユキカゼ「そもそも貴女は元々フェネクスのパイロットでしょう」

リタ「褒める要素無しかい…」

ユキカゼ「しかし榛名さんとの連携は見事でした」

リタ「えへへ…」

愛宕「では今から、『リバウ』と『ザクⅢ改』の回収へと向かいます」

榛名「その2機はどうするのですか?」

ユキカゼ「機体状況を確認して代わりのパイロットを用意する、もしくは機体状況によっては整備にまわします」


イベント 直下

浜風『あー、テステス… 総員、聞こえますか?』

愛宕「エンガノ09、聞こえてるわ」

飛龍「エンガノ02、問題なし」

イセ『エンガノ03、大丈夫』

翔鶴「エンガノ15、聞こえます」

龍鳳『こちら龍鳳、聞こえています』

ナチ『こちらも問題ありません』

浜風『ではこれより、ブリーフィングを開始します。まず戦況と現状の戦力データを』


戦況
・第一次侵攻阻止(クィン・マンサ出現) 出現地点:野原海水浴場沖
・第二次侵攻阻止(アプサラスⅢ) 出現地点:博奕岬沖
・死者・行方不明者70人以上、負傷者約40人 (一次侵攻の時点、二次侵攻の被害者は確認出来ず)
・自衛隊・米軍:Rレーガンを除き動きが殆ど無い。基地司令協力拒否。
・敵フラッグは『NZ-000 クィン・マンサ』と想定される。また翔鶴・飛龍による『揺らぎ』あり
・主力はティターンズ・ジオン系統メイン。また初期型『n_i_t_r_o』の搭載試験機を確認

現有戦力
・MS 21機(内3機パイロット不在) また[ファイバー]は[フライルー]へと換装作業中
・艦艇7隻(大戦艦1、巡航潜水艦1、空母1、重巡4)


増援予定
・MS6機(ガンダムエピオン、ウイングガンダムゼロ、ヘイズル・ラーⅡ、デルタカイ、詳細不明機2)
・艦艇1(重巡タカオ)


イセ『これがおおよその報告よ』

浜風『揺らぎ、と言うのは?』

翔鶴「クィン・マンサに乗っている少女は元艦娘、まだその自我を残している。そして原因は不明だけど私と共鳴して、彼女の記憶を垣間見たの。

彼女の元の名前は『春雨』、初風ちゃんや野分ちゃんの元同僚だそうです」

瑞鳳『まさか… 私が聞いた、あの子…?』

翔鶴「恐らくそう。 そして彼女に憑いてる『何か』を祓えば正気に戻せるかもしれない…」

浜風『戦いを止められる、そう言いたいのですか?』

翔鶴「はい」

浜風『…良いでしょう、その可能性に賭けます。しかし、もしもの際は…』

翔鶴「クィン・マンサを全力で破壊する…」

浜風『なら構いません。 そして主力は榛名さんの駆る『バンシィ・ノルン』とリタ・ベルナルの『フェネクス』を主軸に…』

愛宕「実はリタちゃん、もうフェネクスに乗れ無いみたいよ…」

浜風『乗れない?』

愛宕「次にNT-Dを発動すれば、確実に『もう一度取り込まれて死ぬ』と。当人からの申告」

浜風『では『フェネクス』は運用不可能、だと?』

愛宕「いえ、パイロットにあてがあると。 彼女は青葉さんを『フェネクス』のパイロットへと推薦しているわ」

瑞鳳『確かに搭乗経験もあるし、能力も充分だけど…』

浜風『わかりました。フェネクスには彼女を当て、リタには引き続き『リバウ』に乗る形で。

そして『バンシィ・ノルン』『フェネクス』『リバウ』『ヤクト・ドーガ』『ギャン・クリーガー』を現状の主軸として、私達の到着までは5機を中心に動いて貰います』

青葉「青葉が、『フェネクス』に…?」

榛名「引き受けていただけ無いでしょうか…」

リタ「本当なら私が乗りたい、でも次にNT-Dを発動させたらマズイの…」

青葉「…仕方ありません、フェネクスの武装は?」

リタ「ノーマルと変わり無いよ。マグナム1丁とアームド・アーマーDEだけ」

青葉「せめてもうちょっと武装が…」

イセ「あら、じゃあ補給用に持って来た武器使う?」

青葉「余りがあるんですか?」

イセ「寧ろ防衛戦って聞いてたから、武器だけは有り余ってるわよ。ただ規格的にユニコーン用、あとアナハイム製のものしか使え無いけど」

榛名「ヒートホークは…」

イセ「無理」

榛名「デスヨネー」

イセ「その代わり、お誂えな武装もあるわよ。『ハイパー・ビーム・ジャベリン』、貴女好きじゃない?」

榛名「おぉ…」

イセ「とりあえず武装はちゃんと選んでおきなさい。今からフェネクスは貴女のものなんだから」

青葉「わかりました」


武装

バンシィ
・アームド・アーマーDE(背部)
・ビーム・マグナム+RR(右腕)
・ハイパー・ビーム・ジャベリン(腰部)

フェネクス
・アームド・アーマーDE×2(背部)
・ハイパーバズーカ×2(両腕)
・3連装ハンド・グレネード・ユニット×4(脚部)
・ビーム・マグナム(腰部)


リタ「青葉ママ、重装過ぎじゃない?」

青葉「前衛戦闘は苦手なので… でもDEがあるから機動性は落ちない筈です」

榛名「私はジャベリンがあれば十分なので… あ、二刀流でも…」

リタ「絶対振るえないから止めて」

青葉「では、少し慣らしてきます」

リタ「私が随伴するから榛名ママはここで待機してて」

榛名「了解です」

青葉「じゃ、偵察をかねて行きましょう」

リタ「は-い」



榛名「『ニュータイプ』、か…」

榛名(『バンシィ・ノルン』に乗れたのも、この力のお陰… でも何故榛名が選ばれたのでしょう…)

榛名「それとも、元々『そう作られた』…」

榛名(『プロジェクト・フェンリル』、その3番目の個体には特殊能力が存在すると言う話でした。このニュータイプとしての力が『能力』と言う可能性も…

でもそうなると、『粒子』と言う単語が…)

榛名「考えても無駄、今は戦う事だけを考える… 命をこれ以上消させない為にも…!」


会話イベント 直下
1.間宮 『命と想いと』
2.天城 『ここに居る意味』
3.龍鳳 『恐怖と意志と』

会話・間宮 『命と想いと』


榛名「あそこに居るのは、間宮さん…?」

榛名(どうしたんでしょうか…)


榛名「どうかなさいましたか、間宮さん」

間宮「あ、榛名さん。お探ししていました、貴女が乗ってた筈の『ザク』と言うものが見当たらなくて…」

榛名「機体を乗り換えてたので… 今はあそこの黒い機体『RX-0[N] バンシィ・ノルン』に乗っています」

間宮「バンシィ… 確か、伝承の死人の出る家の前で泣き死を予告する妖精では?」

榛名「その名称から名前が取られています。尤も、モチーフはライオンですけど」

間宮「そうなのですね… それで、警戒していたんですか?」

榛名「敵の存在を知覚出来るので…」

間宮「警戒するのも良い事ですが、気を張ってばかりでは…」

榛名「いえ、こうやって待つのは交通監視のバイトで慣れてますから」

間宮「お腹、空きません? あちらで炊き出しをやっているので…」

榛名「いえ、避難民の方に振舞ってあげてください。まだ大丈夫なので」

間宮「駄目です。食べれるときに食べておかないと後でヘバりますよ」

榛名「しかし、ここを離れる訳には…」

間宮「はぁ… やはり、榛名さんも天城さんと同じで頑固で強情です。

そう言う所、そっくり姉妹ですね。天城さんに言われて持ってきた甲斐がありましたよ」スッ

榛名「え…?」

間宮「おにぎりと豚汁、あと常備食用に羊羹をお持ちしました。少しですが食べてください」

榛名「しかし…」

間宮「駄目です! いざと言う時、力を出せなくなります!」

榛名「…わかりました。頂きます」


榛名「ありがとうございました、とても美味しかったです」

間宮「そう言って頂けると、こちらも嬉しいです。私には戦う事が出来ない、出来るのはこうやって食事を作る事だけなので…」

榛名「いえ、食事は命を繋げる為に最も大切な事の一つ… それがなくなってしまえば、生きる事も出来ません。

それで、苦しんでいた子供を榛名は沢山見ていました」

間宮「え…?」

榛名「榛名は元々児童養護施設、孤児院のような所で育ちました。 そこではまともな食事を取る事も出来ず、常に子供達が飢えていたんです。

あくまでも子供は人身売買の道具、そして職員たちのストレスのはけ口でしか無かったので生きれる最低限の栄養すら危ういものしか…」

間宮「そう、だったのんですね…」

榛名「最近までは思い出すだけでも、辛く苦しかった。だから知ってるんです、食事がいかに大切であるか…

まぁ、天城の実両親に引き取られて今ではただの大飯喰らいに育っちゃいましたけど」

間宮「食事の大切さ、知っていらしたのに食事を遠慮していたと?」

榛名「少しだけ、考え事をしていまして…」

間宮「相談くらいには乗りますよ?」

榛名(どうしましょう…)


打ち明ける? 直下
1.打ち明ける
2.打ち明けない

榛名「まず前提からお話させて頂くと、榛名は『ニュータイプ』と呼ばれる存在らしいんです」

間宮「ニュータイプ?」

榛名「進化して宇宙に適応した人類、誤解なく判り合える人々と言われるモビルスーツが元々あった世界の『進化した人類』を意味する存在です。

並外れた空間認識能力や優れた直感・洞察力、特殊な脳波に離れていても他者やその状況を正確に認識し意思疎通をする能力を持った存在であるとリタは言っています」

間宮「リタさんは貴女の娘さんでは?」

榛名「元々リタは死人なんです。榛名の『バンシィ・ノルン』の兄弟機、『RX-0 ユニコーンガンダム3号機『フェネクス』』のパイロットでしたが機体が暴走して死亡し意識を『フェネクス』に取り込まれました。

その後、ある事情からその存在を知った榛名がフェネクスから意識を引き剥がして榛名と青葉さんの遺伝子を組み合わせて生成した肉体に意識を移し今の体となったんです。榛名がリタを産んでいたら、7歳で出産した計算になるので…」

間宮「てっきり、実年齢よりお若いのだと…」

榛名「経産婦に見えますか!? そんなに子供産んで若い人なんて見た事… いや、あるか…?」

間宮「え…?」

榛名「その話は置いておいて… ともかく、リタに言わせれば榛名は『ニュータイプ』なんだそうです。

その証拠として『バンシィ』を操れるそうなのですが… 生まれなのか、自然発生したものなのかと…」

間宮「もしや、施設に居た事と関係が? 私みたいに異世界から来たとか…」

榛名「異世界出身であるのは判明しているんです」

間宮「え…?」

榛名「貴女の世界ともこの世界とも『宇宙世紀』でも無い違う世界… 榛名達が【滅んだ世界】と言う世界で榛名は作られました。

対・深海棲艦用デザインチャイルド開発計画『プロジェクト・フェンリル』の3番目の個体として生まれた存在… それが榛名、だそうで」

間宮「えっと、つまり貴女は異世界人で研究で生まれた…」

榛名「そうらしいです。 あり得ない話、だと思いますがこれは全て真実なんです」

間宮「…」

榛名「それでニュータイプとなったのは、先天的なものでは無いかと…」

間宮「すみません、あんまり相談に乗れそうにないです…」

榛名「ですよねー…」

間宮「でも、生まれや育ちがおかしくても今の貴女がここに居る。それで充分なのでは無いかと」

榛名「今の自分…」

間宮「貴女が居なければ先程の巨大な化け物、アレに舞鶴の街は焼き払われていたでしょう… でも、貴女が居たからこうやって命を守る事が出来てるんです。

戦う事だけでは無く、戦って生き残る事を考えてください。そして一体でも多く敵を倒すのでは無く一人でも多く命を救う、それが私達のやるべき事…」

榛名「一体でも多く敵を倒すのでは無く一人でも多く命を救う…」

間宮「私も、非力ながら避難のお手伝いをさせて頂きます。そして貴女を想い、帰りを待つ者も居る。貴女は一人では無く想いで繋がっている、それを忘れないでください」

榛名「はい…! 来る…」ピキィン


400『総員へ通達、三次侵攻を確認しました。出現場所は…』


榛名「! 間宮さん、貴女は避難民の誘導を!」

間宮「は、はい!」

榛名「来て、『バンシィ』!」

ズシン ズシン

間宮「無人で…」

榛名「サイコミュ・コントローラー、榛名の脳波で動かせるんです。では間宮さん、出来るだけ戦場から離れていてください」

間宮「わかりました、武運を!」

榛名「そちらも! では、行きます…!」

ここまで

また三次侵攻の際に説得可能人物のヒント

・ゴッグな子
・敵→味方
・最もミニマム知識人
・旅館&旅館(二人)
・安田枠


の6人です

浜風『各機、これより迎撃体制。以降の指揮は私が担います!

第一・第二小隊は正面、第三小隊と艦艇群は海上から敵の逃げ道を封じます。第四第五小隊は、両翼に展開しつつ中央の援護を!』

愛宕「第一小隊全機、問題無い?」

ユキカゼ「問題はありません」

榛名「こちらも大丈夫です!」

リタ「問題なし!」

青葉「いつでもやれます!」

浜風『ユニコーンタイプ2機へ伝達します。 貴女達が前衛に展開し、敵の中枢『NZ-000』を集中的に攻撃を。

また出現しない場合は、強力な敵を引き付ける役割を担って頂きます。最低でもMAクラスが一体出てくる筈です』

榛名・青葉「了解!」

大鳳『敵出現しました。中心に居るのは『AMX-015 ゲーマルク』、強力な火力とサイコミュ兵装を持った敵です。

また周囲に『AMX-014 ドーベン・ウルフ』が数機展開しています。敵の主力は『ガ・ゾウム』や『バウ』など第一次ネオ・ジオン紛争時の期待が主軸となっているので注意を!』

ユキカゼ「と、なれば私は足手まといかもしれません…」

リタ「確かにその機体じゃ、MS進化の恐竜期とも言われてる第一次ネオ・ジオン紛争時のMS相手じゃやりにくいかも…」

榛名「サイコミュ機を投入した…?」

青葉「どう言う事ですか?」

榛名「敵は『アプサラスⅢ』が破壊されたのを知っている筈です。しかも『バンシィ』と『フェネクス』を警戒している節がありました。

なら普通なら戦場にサイコミュ機を投入する事は無謀なんです。それに感じる『憎しみ』は2つ、榛名が感じた限りどこかに何か潜んでるかも…」

愛宕「成る程… 各機、『もう一つの憎しみ』を警戒しつつ迎撃。 ターゲットは『ゲーマルク』、『バンシィ』と『フェネクス』の道を拓きます!」

全員『了解!』



イベント 直下

曙「くそっ! コイツら、数が多すぎる…!」

清霜「まずっ、クナイが切れた!?」

イク「後退してマシンガンなりバズーカなり取って来いなの!」


瑞鶴「翔鶴姉、ライフル貸して! こっちの砲身が焼けて使いものにならない!」

翔鶴「私のも無理よ!さっき使い物にならなくなって、ザクⅢの拝借したけどEパック切れそうだし!」

陽炎「ッ…! やっぱり、連戦は… ちょっと辛いかも…!」


吹雪「各機、砲撃の手を緩めないで! 可能な限り、撃ち続けてください!」

野分「最低でも、あのゲーマルクだけは…!」

如月「アイツら、こっちの攻撃を減衰させてゲーマルクを守るように展開してる…」

アシガラ「おい、イセ!超重砲でなんとか成らないのかよ!」

イセ「撃ったら地上にまで被害が出るわ!アンタは街を焼き払いたいの!?」

400「敵増援、MS18に揚陸型40。人型の深海棲艦の姿もあり」

ナチ「ミサイル発射音多数、迎撃開始してください」

アタゴ「ハグロ、対空迎撃! 人型から出てくるちっこい空の敵を片付ける!」

ハグロ「あんな細かいの、狙い絞り難いって…!」


大鳳「そろそろ、燃料がカツカツになってきた…!」

夕張「ただでさえ稼働時間が短いのに…」

飛龍「二人共、ここを凌げば…!」

舞風「もしかして、消耗戦を狙ってるの?」


榛名「下手にNT-Dを使えば青葉さんまで巻き込んで発動させかねない… しかも稼働時間的に限界が…!」

青葉「バズーカのカートリッジ、あと1リロード分…!」

愛宕「ジリ貧ね…!」

リタ「せめて突破口を拓くだけの戦力が居れば…」

ユキカゼ「…どうやら、間に合ったようです!」

その時、榛名達に近付く敵に対して高出力のビーム砲が放たれ敵が焼き払われた!

そして2機の『ガンダム』が、空から現れる!


榛名「あれも、ガンダム…?」

「戦闘エリアに突入、やれる?」

「問題ないっぽい!」

潮「じゃあ行くよ、夕立ちゃん!」

夕立「ぽい!」


ナチ「来た…!」

アシガラ「遅いぞ、二人共!」

吹雪「あれは… GN粒子!?」

野分「ってことは… 西暦世界の機体!?」

吹雪「『CB-001.5 1.5ガンダム』に『GNZ-001 ガルムガンダム』…! 擬似太陽炉とは言え、あんな機体まで!」


増援
・CB-001.5 1.5ガンダム(潮)
・GNZ-001 ガルムガンダム(夕立)


潮「道は私達が拓きます! 榛名さんは敵の主軸を!」

榛名「了解! NT-D起動、このまま一気に距離を詰めます!」

青葉「青葉も続きます!」


榛名はバンシィを『ガンダム』へと変身させて、ゲーマルクへと向かって一直線に加速する!

そしてフェネクスもバンシィに引かれるように『ガンダム』へと変身し、榛名の後に続いた。


夕雲「夕張さん、後ろです!」

夕張「マズッ…!?」


増援に油断していた夕張のバイアランの後方にバウが接近し、サーベルを振り下ろす!

しかし振り下ろされたサーベルはバイアランへと届く事無くマニュピレーターごと切り裂かれ、爆散した。


「虫歯は抜いても気は抜くな、だから言ってるのに…」

「この際虫歯関係無いだろ」

「雑談はあと、今は片付けるよ!」

「各機散開しつつ、各隊の支援にまわってください!」


飛龍「遅い到着じゃないの…!」

蒼龍「これでも全速よ。飛龍は3機を連れて後退して、私と浜風ちゃんでここは引き継ぐ」

浜風「ツインバスターライフル、ローリングモード…! 焼き払う!」


浜風はバスターライフルを切り離して、回転しながら照射し続け敵を焼き払う!

そして生き残った敵を紫色のガンダムが切り裂いた!


瑞鳳「402ちゃん、第一小隊の後方にまわって! 他の隊は私がエピオンでやる!」

402「了解。大気圏内での機動性はお察しレベルだが、火力だけなら引けは取らない」


増援到着
・OZ-13MS ガンダムエピオン(瑞鳳)
・XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ(浜風)
・MSN-001X[G] ガンダムデルタカイ(蒼龍)
・RX-121-1+FF-X29A ガンダムTR-1 [ヘイズル・ラーⅡ]

瑞鳳「数だけは居る… でも、このガンダムエピオンなら!」


瑞鳳はエピオンのサーベル出力を上げて、居合いの構えを取り敵を捉える。

そしてその一撃を、深海棲艦の一群に向けて放つ!


瑞鳳「東方不敗流剣術・全奥義皆伝、瑞鳳! 我が剣を以って、人に仇なす化生を葬らん! 二の型・奥義、『天剣絶刀』!」


剣を抜き、一閃を振るう。しかしその剣の切っ先は敵軍へと届かない筈だった。

しかし、その直後数多もの機体が切り裂かれ爆散する!


曙「なっ!? ウチにあんな剣術あったの!?」

清霜「あるにはるけど… まさか全奥義なんて…!」

イク「マジで瑞鳳姉にエピオン渡すのはヤバイと思うのね」

瑞鳳「呆けないで! まだ敵は居る、このまま一気に押し返すよ!」

全員「は、はい!」



潮「アルヴァロンキャノンモード…! 発射!」

夕立「GNメガランチャー最大出力、これで素敵なパーティーしましょ!」


2機から放たれる高出力のビームによって、敵の一角が崩れ始め付け入る隙が出来た。

そしてその隙を突いて、二人は切り札を使う!


潮・夕立「トランザムッ!」


ガルムとアイズが真紅に染まり、機体が先程とは比較にならないほどの速度で加速し敵を倒していく!

二人の機体のGNドライヴ[T]はオレンジ色の光を増幅させて機体の性能を維持し続ける。しかしそれにも限界があった。


潮「あと2分でドライヴが焼き切れる! そうなったらもう、動かせなくなるよ!」

夕立「わかってるっぽい! ドライヴが駄目になる前に潰すよ!」


2機の擬似太陽炉はトランザムシステムを使用可能になった改良型だが、長時間使用すればドライヴが使い物にならなくなる欠点を抱えていた。

そうなればガルムとアイズは2度と動かせなくなる。そうならない為に早めに決着を付ける必要があったのだ。


翔鶴「凄い…」

瑞鶴「あの2機、圧倒的に早い…!」

陽炎「あれも、ガンダム…」

翔鶴「私達も続きます! 全員、突撃!」


その2機に続くように、敵の中心へと2機のゲルググとアマクサが突撃した!

榛名「見えた…! あれが敵の中枢機、『ゲーマルク』です!」

青葉「随分とずんぐりむっくりしてますが… 攻撃が来ます、私の後ろへ!」


ゲーマルクから放たれたビーム砲をフェネクスの2つ装備されたアームド・アーマーDEが発したIフィールドによって防ぐ。

いくら高出力のビーム砲と言えど、Iフィールドを2基搭載した機体に対してはビーム兵器は無力だ。


青葉「あの火力、並じゃありません…!」

榛名「気を付けてください! 機動性を犠牲にしたゲーマルクの火力はコロニーさえも破壊出来るんです!」


そして周囲のドーベン・ウルフからの砲撃が加わり、防戦へと追い込まれた。

それでも二人はマグナムとバズーカによる攻撃で的確に周囲のドーベンを破壊し、突破口を開こうとする。


青葉「榛名さん! 青葉が突破口を拓くので、ゲーマルクを攻撃してください!」

榛名「了解!」


榛名はマグナムを青葉に託して、腰にマウントさせていたハイパー・ビーム・ジャベリンを装備してゲーマルクへと吶喊する。

そして迎撃を行おうとするゲーマルクに対してジャベリンを突き刺した!


榛名「これでぇぇぇぇぇ!」


突き刺したジャベリンの刀身を形成し、そのままゲーマルクを切り裂き爆散させる!

だが…


榛名「違う… コイツじゃない! 囮です!」


そして次元の穴から、新たに3機の巨大な機体が現れた!


榛名「クィン・マンサに… 『MRX-009』『MRX-010』!?」

瑞鳳「下がって! サイコとサイコMK-Ⅱです!」

蒼龍「この感じ、まさか…!」


サイコとサイコMK-Ⅱから蒼い炎が溢れ出し、明確な敵意をその戦場に居る全員へと向ける。

蒼龍は知っていた。それが何であるか、自分自身がよく知っているから。


蒼龍「『n_i_t_r_o』…! しかも私のより激しい、燃やし尽くすつもりの!」

瑞鳳「本来、『n_i_t_r_o』はあの機体を淀みなく動かす為のもの… あの組み合わせは、最悪…!」

榛名「これが、憎しみが増えた理由…!」

浜風「全機へ通達! サイコとサイコMK-Ⅱへと攻撃を集中させてください! あれはクィン・マンサ以上に危険です!」

榛名「この憎しみ… 来る…!」

軽巡棲姫「アハハハハハ!見ツケタ、黒イヤツ!」

榛名「音声通信!?」


サイコガンダムの漆黒の機体から蒼い炎と同時に憎しみが溢れ出し、榛名へとその矛先を向ける!


防空棲姫「オマエハ不愉快ダ! マズ、オマエカラ消シテヤル!」


サイコMK-Ⅱの背部からリフレクタービットが放たれ、全ての照準をバンシィ・ノルンへと向けた。

そして榛名へと向けて全方位からのビーム攻撃が放たれ、殺意が榛名へと殺到するが…


榛名「バンシィ!」


サイコフレームの力を利用しフィールドを発生させる事でバンシィを狙った攻撃が全て弾かれ、ビームが全て屈折した!

そして榛名はもう一つ、バンシィの力を利用する


榛名「来い・・・!」


サイコミュによる思念が発せられ、リフレクタービットの動作が狂い始めた。

そしてバンシィの近くに横たわる機体、『ゲーマルク』の残骸から『あるもの』が浮かび上がり榛名はその名を呼ぶ…


榛名「『ファンネル』!」


浮かび上がった『マザーファンネル』、そこから子機である『チルドファンネル』が放たれリフレクター・ビットと共に一斉にその矛先を2機の巨大なガンダムへと向け攻撃を行う!

榛名は『バンシィ・ノルン』の持つ能力、『サイコミュ・ジャック』を利用して稼動可能な全てのサイコミュ兵器を乗っ取ったのだ。


防空棲姫「ナニィッ!?」

軽巡棲姫「キサマァッ!」

榛名「くっ…! 長くは、もたない…!」


防空棲姫と軽巡棲姫の思念が榛名の想定よりも上回っており、サイコとMK-Ⅱの動作を阻害するには強力過ぎた。

それと同時に多数のリフレクタービットと30基のファンネルを同時に操っているので榛名の負担は大きい。しかし…


蒼龍「今よ、乗って!」

榛名「はい!」


蒼龍の駆るデルタカイがウェイブライダー形態となってバンシィへと接近し、榛名はそれに乗る形で包囲網から脱する!


防空棲姫「逃ガスカ!」


MK-Ⅱから拡散メガ粒子砲がデルタカイとバンシィへ放たれるが、榛名は操るリフレクタービットでそれを反射する事でそれを避けた。

そしてその2機へ続くように2基のマザーファンネルと28基のチルドファンネルが追随する。


蒼龍「大丈夫、榛名ちゃん?」

榛名「な、なんとか…」

蒼龍「青葉、そっちは?」

青葉「何とか離脱出来ましたが… あの、蒼龍さん? キレてません…?」

蒼龍「そりゃキレるわよ… 忌々しい、『あのシステム』の機体が現存してるのがね…!」

榛名「『n_i_t_r_o』…」

蒼龍「あの日からアナハイムの研究施設の殆どを調べて、残ったのは『デルタカイ』だけだって思ってた… だからコイツを手元に置いた事で全部残ってる『n_i_t_r_o』を消し去った筈だったのに…

何でよ…! どうして、あんなデカブツに『n_i_t_r_o』が残ってるのよ!」

青葉「…ごめんなさい。青葉達が、原因で…」

蒼龍「今はそんな話聞きたく無い… 言い訳も何も、全部後で聞く。 その代わり、アンタにも手伝って貰う」

青葉「手伝う…」

蒼龍「『デルタカイを除く、現存する『n_i_t_r_o』搭載機全ての捕獲・破壊』、まずはさっきの情報の『ガブスレイ』とあの2機。話はそれからよ」

青葉「はい…!」

浜風「私を忘れて頂いては困ります」

蒼龍「浜風ちゃんは飛龍へのリベンジだけの筈だったけど?」

浜風「でもリベンジマッチ失敗したんで、結局約束はパー… なので、私もお手伝いします。これを代わりにあてておいてください」

蒼龍「仕方無いわね…」

瑞鳳「さて、私達もやりますよ」

飛龍「ええ、私の相方酷い目にあわせたシステムを野放しに出来ないもの」

蒼龍「瑞鳳ちゃん、飛龍…」

瑞鳳「『n_i_t_r_o』にはウチのチーム苦い思い出あるんで。だからチーム・エンガノとして、その目的を支援させて頂きます!」

蒼龍「ありがと…」

浜風「戦域に居る全艦艇及びMS、艦娘に通達! 防衛ラインを上げ、このままサイコタイプ2機を優先して破壊します!

互いをカバーし合い、これ以上の被害を出させないで! また『ガブスレイ』タイプのMSも優先、観測された『n_i_t_r_o』は全部破壊してください!」

瑞鳳「チーム・エンガノ全員! ウイングゼロ、デルタカイ、エピオンを中心に突撃!」

榛名「ホワイトクリーン総員、バンシィ・ノルンに続いて!」

潮「夕立ちゃん、トランザムは使えないけどやるよ!」

夕立「ぽい!」



イベント 直下

すみません、ガンプラ完全再現は難しいので『ベース機に無理の無い改造を加えた機体』となります


潮「敵5機接近!これは、ドライヴ搭載機!?」

夕立「GNZシリーズの機体っぽい!」

敵増援
・ガデッサ×2
・ガラッゾ×2
・ガッデス×1


ナチ『潮さん、ドライヴ搭載機は可能な限り鹵獲してください。擬似太陽炉の解析は完全では無く、再生産は不可能です。アレを確保すれば研究用にも予備としても…』

潮「そ、そんな事言われても!」

夕立「トランザム使われたら終わりっぽいよ! それにもう取り込まれてる機体をどう鹵獲するの!?」

ナチ『そこは気合で…』

榛名「出来たら苦労しませんよ!」

瑞鳳「ドライヴの位置はコックピットと同じ背部… エピオンで切り裂く!」

潮「待ってください!もう3機、後方から… ドライヴ搭載型1、非搭載型2機!」

「狙える?」

「はい、この位置なら」

「では私達が先行する。後方からの援護を頼む」

「了解」

その時、1機のガラッゾの後部コアファイターのコックピット部分を狙撃し機体を墜落させる!

蒼龍「あの距離から!?」

潮「それに、ドライヴと本体を残してコックピットのみを正確に…」

榛名「違う… アレは敵ではありません!」

瑞鳳「あの機体は… 『ガンダムスローネツヴァイ』!? でも何でケルディムのライフルを!?」

「そこだね…! 悪いけど、落とさせてもらう!」

「化け物共… 貴様らに、本物の暴力を教えてやろう」

2機が同時に仕掛けて、ほぼ同時に増援に来たガラッゾとガデッザにガッデスをドライヴを切り離して叩き落とす!

潮「『ドーベン・ウルフ』に『ビギナ・ゼラ』… 色違うけど。しかもドーベンに到っては武装が『タクティカル・アームズ』に…」

瑞鳳「め、滅茶苦茶過ぎる…」

浜風「えっと、接触通信用ケーブル! 付けてて良かった…」バシュッ

「ん?」

浜風「確認します。貴女達は味方ですか?」

「ほう… やはり、この世界のようだ」

浜風「え…?」

三日月(G 裏)「こちらの話だ。 こちらは三日月、敵対の意思は無い。私達は先程落としたGNZシリーズを追撃していただけだ」

浜風「りょ、了解しました」

時雨(G)「とは言え、この状況は見過ごせ無い。これから援護する、敵はクィン・マンサとサイコ2機?」

浜風「そうです。 貴女は…」

時雨「僕は時雨。 ともかく、今は戦線に参加する。良いね?」

「了解です」

自軍増援
・ガンダムスローネツヴァイ改(???)
・ドーベン・ウルフ改(三日月)
・ビギナ・ゼラ改(時雨)

今日はここまで



そ、想定外の増援…

ここでお知らせ


説得枠12→14 となりました。


ここで三次侵攻以降で説得可能な人物のヒント

・絶対ヘリ撃ち落とすウーマン
・絶対戦艦ぶっ飛ばすウーマン
・絶対同調系体重増加ウーマン
・絶対記憶喪失系僕呼ウーマン
・絶対本物の暴力するウーマン

の5人です。ここまで書けばわかるかな?

視点選択 直下
1.浜風『未来へ伸ばす勇気の手』
2.青葉『決別の戦い』
3.朝潮『取り戻したいもの』

side-朝潮-『取り戻したいもの』


朝潮「敵の火砲がMS隊に向かってる、今なら!」


朝潮は一人隊列を離れ、クィン・マンサへと接近を試みる。


阿武隈「ちょ、隊列を乱さないで!」

秋月「駄目です朝潮! きゃあっ!」

衣笠「朝潮…! 完っ全に頭に血が上っちゃってる…」


5人は止めに入ろうとするが、敵の砲火に阻まれれ朝潮を止める事が出来ない。


古鷹「あの子、何が何でもあの緑のを止める気だよ!」

長波「止めろ朝潮! もうアイツは戻せ無い!」


長波の忠告も聞き入れず朝潮は前に進み続ける、しかし周囲の深海棲艦が狙い澄ましたように朝潮へと攻撃を集中させた!

朝潮は回避し続けるが限界を迎えかける。


朝潮「くっ… 邪魔をして…! しまっ…」


そして背後から駆逐級が襲い掛かり、朝潮は落命を覚悟したが…

スローネのライフルによる超長距離狙撃が駆逐級を破壊し、朝潮は急死に一生を得た。


朝潮「助けてくれるの…?」


朝潮にはスローネのパイロットの意思を読み取る事が出来なかったが彼女は前に進み続ける。

そしてクィン・マンサへと接近して朝潮はクィン・マンサへと語りかけた。



説得台詞 直下

来なさそうなので選択肢です


説得台詞 直下
1.『どうして私達が敵対しなきゃいけないの!』
2.『春雨、今すぐそのマシーンから降りて!』
3.『まだ戻る事が出来る、だから!』
4.その他

朝潮「まだ戻る事が出来る、だから!」

駆逐棲姫「…」


クィン・マンサが朝潮へと向き直り、彼女を真っ直ぐに見据える。


朝潮「こんな事を続けていれば、本当に戻れなくなる! 春雨がやりたかったのはそんな事じゃ無いはずよ!」

駆逐棲姫「ダマレ…!」

朝潮「春雨は守りたいんじゃなかったの! 多くの人々を、そして味方を!」

駆逐棲姫「ッ…!ワタシハ、モウ戻ルコトナド…!」

朝潮「まだ貴女の中に春雨の心が残っているのなら、戻る事は出来る筈よ!」


声が届いている、まだ春雨と言う存在が残っていると朝潮は確信した。


朝潮「この世界は、戦わなくて良いの… ここが春雨の望んでいた『平和な世界』なの! 春雨は自分でその平和を焼こうと言うの!?」

駆逐棲姫「ワタシ、ハ…」

朝潮「思い出して! 自分が何をしたかったか、自分が何の為に戦っていたのか!」

駆逐棲姫「ア、アア… ウアアアアアアアアアア!」

朝潮「何ッ!?」


クィン・マンサが突如として禍々しいオーラを纏い、敵意を朝潮へと向ける。

そして周囲にファンネルが放出され、その全ての砲口が朝潮を捉えていた。


朝潮「春雨ッ!」

駆逐棲姫「オマエハ、オマエ達ハワタシヲ見殺シニシタ!オマエタチハ、絶対ニ殺ス!」

朝潮「え…?」



榛名「『バンシィ』!」


ファンネルからビームが放たれようとした瞬間に榛名と『バンシィ・ノルン』が割って入り、サイコミュ・ジャックを行いファンネルを強引に墜落させた。

そして榛名はマニュピレーターで朝潮を包み込み、クィン・マンサから逃げようとする。


朝潮「榛名さん!」

榛名「駄目です、今のままでは! あのまま語り続ければ、本当に憎しみに呑まれます!」

朝潮「し、しかし…!」

榛名「榛名が感じる限り、『どこか歪められてる』… 何かはわかりませんが、今はまだ…!」

朝潮「くっ… 春雨…!」



視点選択 直下
1.浜風『未来へ伸ばす勇気の手』
2.青葉『決別の戦い』
3.天城『覚醒』

side-浜風-『未来へ伸ばす勇気の手』


浜風はバスターライフルを用いて空中に居る深海棲艦の航空機と可変MSを破壊する。


浜風「これで28、まだ来る…!」


次々と浜風の脳に『ゼロシステム』からの情報が流れ込み、浜風はその情報を瞬時に処理して行動へと移った。

ゼロシステムが浜風に視せる未来が序々に変化するのを確認し、浜風は呟く。


浜風「ゼロ、一体私に何をさせたい…」


浜風の視ている未来、それは『慟哭する少女』の姿だった。そしてそれは『二つ』存在している。

水色の髪の少女が淡紅色の髪の少女を抱きかかえ叫ぶ未来、そして立場が逆となっているもう一つの未来。そして水色の髪の少女に、見覚えがあった。


浜風「初風、さん…?」


瑞鳳の義妹である初風、それが水色の髪の少女の答え。ならば自ずと淡紅色の少女の答えがわかってくる。

そしてそれは必ず『どちらかが死ぬ』と言う残酷な解答を彼女は告げられていたのだ。


浜風「どうすれば良い、浜風…」


敵をなぎ払いながら彼女は思案を続ける。ゼロシステムは完全では無い、それ故『人間にしか導き出せない答え』もある筈だと。

だがどうやってもその中間にある筈の未来、『両方の生存』と言う未来へ手を伸ばす事が出来ない。


浜風「その未来をどう創れば良い…! ウイングゼロ、私に勇気を… 悲しみを生み出さない為の、勇気を!」


機体内部に使用されたサイコフレームが呼応し、浜風は銀色の光を帯びる。この機体は外観こそ『ウイングゼロ』だが、本来は宇宙世紀の技術で建造されたMSなのだ。

そして反応速度向上の為、フル・サイコフレーム機となっている事を思い出す。そして敵対している『クィン・マンサ』はサイコミュ搭載機だ。


浜風「サイコミュを介して呼びかければ…!」


その答えに浜風は手を伸ばす。手に出来るかどうかはわからない、だが賭けるには充分過ぎる可能性へと。

可能性など0.1%でもあれば良い、足りない分は自らの『勇気』で補うだけだから。浜風は今までそうしてきた、そうやって戦い抜いてきた。


浜風「届け、私の意思よ… ウイングゼロ!」


そして浜風は『届かない筈の少女』へと語りかける。


説得台詞 直下

浜風(聞こえますか、届いていますか… 届いているのならば、応えて下さい!)


しかし返事は無い。 しかし、浜風の中にその声が届いていると言う確証があった。

ゼロシステムが徐々に視せる未来を変動させているのだ。つまり声こそこちらに届いていなくても、彼女は感じ取ってくれている。


浜風(今そこにいるのは本当のあなたじゃない。 本当の自分の気持ちを勇気を出してあなたの大切な人達に伝えてください。

私が、あなたの気持ちを伝える手伝いをしますから )


本来浜風に彼女を諭す理由は無い。だが『悲しい未来を無くす』為に叫び続ける。

しかし浜風の声に彼女は応えない。いや、応えられなかった。


浜風「弱くなってる… 声も、想いも叫べ無い程に…」


『彼女』と言う存在が消えかかっているのだ。 恐らくもうそれ程残っていない、まるで消える一歩手前でしがみついているような状態なのだろう。

しかし浜風は語りかける。ゼロシステムがその解答を否定しようと、何であろうと彼女を救うと言う未来を掴むために。


浜風(もう少しだけ、持ちこたえてください! 大切な人にあなたの言葉を伝えるために!

このままではあなたは消えてしまう… だけどそんな悲しい事はあってはいけない、大切な者に言葉を伝えられないなんて!)


そして彼女の声に応えるが如く、少しだけ『変わった』。

ある筈の無い未来、それをゼロシステムが視せ始めた。 恐らくこの状況を打破する為に必要な事項となる決定的な一打だろう、それを彼女は全てを賭けて浜風へと繋いだのだ。


浜風(ありがとう、声に応えてくれて… あとは私が何とかします、それまでは消えないで!)


浜風は機体を変形させて『龍鳳』に向かい飛翔する、そして通信を龍鳳へと入れる。


浜風「龍鳳さん、こちらエンガノ05・浜風! 応答を!」

龍鳳「こちら龍鳳、どうぞ!」

浜風「これより緊急着艦します、耐ショックを!」

龍鳳「ええっ!?」

浜風「402、『シルヴァ・バレト』起動準備!」

402「待て、何があった! ゼロに不調が…」

浜風「説明してる猶予はありません! 早く!」

402「了解した。お前が言うからには、確実に『勝てる』んだろう?」

浜風「ええ、それもとっておき… 最高の一手です」

402「なら良い。 分の悪い賭けをするつもりは無いからな」

浜風「残念ながら私は分の悪い賭け、大好きですから」

402「戦術家のセリフじゃないな」

浜風「それはどうも! あと龍鳳さん、初風さんは?」

コトノ「ブリッジの脇で膝抱えてるわ」

浜風「よしっ、全てのピースが揃った…! 着艦します!」


ウイングゼロの機体がMS形態となって強引に龍鳳へと着艦し、大きな衝撃が加わる。

そして浜風はコックピットから降りて、龍鳳の艦橋へと歩みを進めた。その先にある未来へ、己が勇気で手を伸ばすように…

side-天城-『覚醒』


天城「どうです、間宮さん?」

間宮「大分指揮系統が混乱しているようです… 恐らく舞鶴から避難する人が多くて、交通状況などの整理にあたっているのでしょう」


二人は自衛隊と協力しつつ、海岸沿いの住人の捜索を行っていた。

しかし成果は芳しくなく自衛隊から受け取った通信機器も殆ど混線し、通信が滅茶苦茶になっている。


間宮「しかし天城さんは避難していた方が…」

天城「天城も、戦います… 姉さんや妹が戦っているのに、自分だけ逃げるなんて嫌ですから…!」


これが天城なりの戦いだった。自分に出来る事、そして成すべき事を成す。天城にはそれしか出来ないのだから。

しかし天城は不吉なものを感じていた。自分ではなく、戦場で戦っている自分の姉の身に何かあるのでは無いかと…


天城「嫌な、予感がするんです…」

間宮「え…?」

天城「こうして、何かやっていないと… 何だか、姉さんが居なくなってしまいそう…

見えるのに、感じてるのに遠くへ行きそうで・・・ とても不安なんです」

間宮「天城さん…」


天城が避難しない理由はこれだった。 『姉が消える』、それが何より彼女にとって怖いからここに居る。

いくら榛名と言えど人間そして限界はある、天城にとってそれが唯一の不安事項なのだ。


天城「ニュータイプでも体に限界はある、そして『バンシィ・ノルン』のシステムは5分しか持たない…

それを連続稼動させている事はいくら姉さんでも無理し続けている事でしょう…」

間宮「でも、そうしなければ…」

天城「どうして姉さんは、バンシィに…」


バンシィ、死人の出る家の前で泣き死を予告する妖精。 天城にとって、『バンシィ・ノルン』は榛名の死を告げるかもしれないものだ。

自分がどうにか出来るのならば、どうにかしたい。だが出来ない、それがもどかしい。そう思っていた時だ…


天城「…ッ!伏せて!」

間宮「え?」


天城は間宮に覆いかぶさり、『それ』から間宮を庇う。そして次の瞬間、二人の近くに『白い巨体』が落下した。


間宮「うっ… 一体…」

天城「けほっ、げほっ… 大丈夫、ですか?」

間宮「は、はい… 一体…」

天城「何か、咄嗟に体が… 流れ弾か、残骸…?」

間宮「違います、これは… モビルスーツ…?」


二人の近くに落下した機械の巨人、その純白の機体の腹部から人影が現れた。


「そこの二人! 大丈夫よね!?」

間宮「は、はい!」

天城「人…? でもこんな白い機体、姉さん達は…」

間宮「貴女、もしかして… メンタルモデル・ヒュウガ…?」

天城「え…?」

ヒュウガ「あら、アンタも私の事知ってるのね。もしかして貴女も飛龍達と同じ『艦娘』?」

間宮「はい。 でも、どうしてモビルスーツに…」

ヒュウガ「400達からの要請で増援が必要になったから持って来たんだけど… コイツ、私じゃ動かせ無いみたいで…

で、さっきまでは動いてたのに急に操縦が効かなくなって墜落したのよ」


天城その機体を一瞥する。

全身が白い塗装を施されたその機体は彼女にとって、どこか見覚えのある機体だった。


天城「ユニコーン、ガンダム…?」

ヒュウガ「ええ、『RX-0 ユニコーンガンダム』。 『バンシィ』と『フェネクス』の系統よ」

間宮「『ユニコーンガンダム』…」

天城「姉さんの『バンシィ』と、同系統の機体…」

天城(この機体があれば…)


そう天城が想った瞬間、ユニコーンの機体に変化が起きる。彼女の想いに呼応するが如く、サイコフレームが紅い光を帯び始めたのだ。


間宮「機体が、光った…!?」

ヒュウガ「もしかして… このサイコフレームの光は、貴女から…?」

天城「『ユニコーン』…!」


天城は直感的に理解した。 『この機体が自分を欲している』のだと。

そしてユニコーンを見つめていた天城はヒュウガに向き直って、自らの『覚悟』を伝える。


天城「この機体、天城に貸してください!」

間宮「天城さん!?」

ヒュウガ「この機体に、乗る気?」

天城「はい。ユニコーンは乗り手を求めている… そしてユニコーンが天城に反応した事は…」

ヒュウガ「…後悔は、しないわね?」

天城「救えるのならば… より多くの人を、そして天城の最も大切な者を守れるのならば後悔も躊躇もありません。それに、一番怖いのは何も出来ない事… 何も出来ず、見ているだけが一番怖いんです!」


これが天城の本心だった。 『自分では何も出来ない』、それを自分が理解出来ていたから。

そして天城は欲した。自分にしか使えない力を、姉を守れるだけの力を。


間宮「しかしモビルスーツに乗った事も無いような…」

ヒュウガ「それなら問題無いわ。 ユニコーンガンダムの機能、インテンション・オートマチックがあるもの。

そして最も必要なのは、パイロットの意志… やれる?」

天城「大丈夫です…!」

間宮「天城さん…」

天城「天城は大丈夫です。 間宮さん、後はお願いします」

間宮「…はい」

ヒュウガ「パイロットスーツは大丈夫?」

天城「はい、ピッタリです」

ヒュウガ「次は貴女のバイオメトリクスを機体に登録する。 手を翳して」

天城「こう、ですか…?」


コンソールへと手を翳し、ユニコーンへと天城のバイオメトリクスを登録する。これで、天城以外の人間には動かせない。


ヒュウガ「よし、これで起動準備は整ったわ。 各部異常無し、火器管制システムの確認」

天城「武装は『アームド・アーマーBS』『アームド・アーマーVN』、腰の『ハイパー・ビーム・ジャベリン』に『アームド・アーマーDE』2基…」

ヒュウガ「『フルアーマー プランB』よ。 あとXCで感応波を増幅させて受信出来るようになってるわ」

天城「了解です」

ヒュウガ「サイコミュを同期させるわ。意識を集中させて」

天城「…」ピキィン

ヒュウガ「同期完了、こんなに早いなんて…」

天城「ユニコーンと相性が良いのでしょうか…?」

ヒュウガ「良いなんて次元の話じゃ無いわ。寧ろ貴女専用に作られた、ってレベルよ。

よし微調整は終わった。 これで、いつでも出れるわ」


天城はアームレイカーに手を伸ばし強く握り締めた。

ハッチを閉めればもう戻れない、しかし天城にはその覚悟が胸に宿っている。


間宮「…武運を、天城さん!」

天城「了解…! ハッチ閉じます、下がってください」

ヒュウガ「操縦はさっきレクチャーした通りよ。 上手くやりなさい」

天城「はい!」


ハッチが完全に閉じてモニターが灯る。そして彼女の眼にはモニターを介して、戦場が見えていた。


天城「あそこに、姉さんが…!」


機体を起き上がらせ、戦場を真っ直ぐに見据える。 そして天城はつぶやく。


天城「お父さん、お母さん・・・ 戦いに出る親不孝の娘を、お許しください。

そしてどうか天城に姉さんや妹達、そして仲間や多くの人々を護る力をお貸しください・・・!」


自分を産み、育んだ今は亡き両親の顔を思い浮かべた。 そして天城には聞こえた気がした、『行って来なさい』と…

その言葉を胸に秘めて彼女はスロットルを踏み込む。


天城「ユニコーンガンダム… 天城、出撃いたします!」


ユニコーンガンダムの機体に命が灯り、純白の一角獣は戦場へ駆ける。

『バンシィ・ノルン』、そして榛名が居るその場所まで…



自軍増援

・フルアーマー・ユニコーンガンダム プランB仕様(天城)

乙です
でもユニコーンってアームレイカー搭載していたかな(現場の兵士に不評でU.C.0096の連邦の機体には搭載取り止めたって設定あった気がするけど)

>>116

ミスった...(ユニコーンはスティックタイプです...)


なので『ヒュウガによって試験的にアームレイカーに換装された』事にしておいてください

side-青葉-『決別の戦い』


フェネクスがデルタカイの上に乗り、サイコタイプ2機に対して攻撃を仕掛ける。

しかしその攻撃で与えた損傷も、瞬く間に再生して青葉のフェネクスと蒼龍のデルタカイに攻撃を加えた。


青葉「くっ…!」

蒼龍「サイコミュ・ジャックは!」

青葉「まだ上手く…」

蒼龍「やっぱ榛名ちゃんが特殊過ぎるだけか…!」


榛名が乗っ取った筈のリフレクター・ビットだったが、再びコントロールを奪取されている。

そして『n_i_t_r_o』によって攻撃性を強化されており、猛攻を加えており二人は回避行動で精一杯だ。


瑞鳳「ビットなら任せてください! エピオン!」


瑞鳳の駆るガンダムエピオンが再び剣を構え、居合いの構えを取る。

そして、その一閃が放たれた!


瑞鳳「東方不敗流剣術・六の型奥義、『神風船薙』!」


瑞鳳の一閃が振るわれ、その剣により発生した突風によってリフレクター・ビットが全て墜落する!


防空棲姫「ナニッ!?」

瑞鳳「正直、この技って突風起こすだけだから特にメリット無いって思ったけど… 浮いた相手には有効なのよね!」

蒼龍「ナイス! 青葉、最大火力による同時攻撃! 私が胴体、アンタはマグナムで頭部を!」

青葉「了解!」


そしてデルタカイが変形し、シールドに装備されたハイ・メガ・キャノンを収束させて胴体部分を狙う。

フェネクスも続いて先程榛名から託されたマグナムと自分で持っていたマグナムを構え、頭部へ狙いを絞る!


青葉・蒼龍「これでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


計三条の大出力ビーム攻撃がサイコガンダムMK-Ⅱに向けて放たれ、その閃光は紫紺の巨体を貫いた!


防空棲姫「アレ…ウゴカナイ…アハハハ…… ウミト ソラガ、綺麗…」


最後は、正気に戻ったのだろうか。それとも『何者』か思い出したのだろうか、防空棲姫はこう呟きながらビームで焼き払われ消えて逝った…

そして2機は残るサイコガンダムへと向き直る。


蒼龍「残りの『n_i_t_r_o』はアレだけ… やるよ」

青葉「了解…! 瑞鳳さんは引き続きザコの掃討を!」

瑞鳳「任せてください!」

side-初風- 『決意の翼』


浜風「こんな所に居ましたか…」

初風「何よ、アンタ…」

浜風「時間がありません、付いてきてください」


そう言って浜風は初風の手を強引に引く。しかし初風はその手を拒否した。

しかし浜風には想定内の事だ。彼女は既に『諦めている』のを知っているから。


初風「私には、戦え無いのよ…」

浜風「戻せ無い、そして『彼女』と戦え無いからですね」

初風「そうよ…」

浜風「もし、戻せるとしたら?」

初風「え…?」


浜風は彼女を奮起させられる『切り札』を切る。

『彼女』を戻す為に必要な事象、それには初風の手が必要なのだから。


浜風「もし彼女を、『春雨』を戻せると言うのなら貴女は武器を取りますか?」

初風「どう言う事よ、それ…!」

浜風「そのままの意味です。 貴女はその手に武器を取り、彼女を撃てますか?」

初風「無理よ…! 何で、そんな選択させようとするのよ! 私には撃て無い… 戻せるなら、アンタがやってよ!」

浜風「甘ったれるな!」

初風「ッ…!」


そして浜風は初風の胸倉を掴み上げて怒鳴る。 

未来への分岐を拒否した事、そして『自身の未来を変える』と言う重責を逃れた彼女に少し怒りを覚えたから。


浜風「自分の未来くらい自分で創れ! 貴女は彼女を救いたいんじゃないのですか!」

初風「っ… でも、私には…!」

浜風「でもでもだって言ってる場合じゃありません! まだ『春雨』が彼女の中に残ってる内にどうにかしないと、もう戻せなくなる!」

初風「どう言う事よ、それ…!」

浜風「『春雨』は消えかかっている… 完全に深海棲艦に取り込まれる、その前にどうにかしないと本当に助けられなくなるんです。

サイコミュを介して彼女の叫びを聞きました。 貴女が、今どうにかしないと本当に彼女が居なくなってしまうんですよ」

初風「そんな…!」

浜風「だから、分岐点なんです。 貴女が戦うか、それとも見捨てるか… 彼女にはもうそれしか残っていないんです」

初風「…私が戦えば、戻れるの?」

浜風「確証はありません。 ですが、彼女が貴女に助けを求めているのは事実です」

初風「良いわ… やってやる…! あの子に助けられた命、今度は私が返す番よ…!」

浜風「良いでしょう… パイロットスーツに着替えてください、野分さん用のストックがあります」

初風「モビルスーツに乗れって言うの?」

浜風「ええ、でも操縦はシステムが教えてくれます。 問題は貴女の意志、どれだけ強固なのかがその機体を動かす為の重要な因子…

全部貴女次第ですよ」

浜風「402、遅れました!」

402「遅い! さっさと乗れ、こっちだってヘイズル放り出して起動してやってるんだ」

初風「ちょっと、何よこれ… ウイングゼロ…?」

浜風「ええ、『ウイングガンダムゼロ』です。 宇宙世紀の技術を用いて製造した模倣品、しかし根幹のシステムはオリジナルです」

初風「『ゼロシステム』… こんなのに乗れって…!?」

浜風「ええ、元々は私の機体ですがこの時だけは貴女にお貸ししましょう。 貴女に、何をどうすれば良いかの解答をくれます。

しかし、未来の選択をするのは自分自身です。 ここで逃げる事は、分岐に立たないことは許されません」

初風「ウイングゼロ…」



初風「大体の操縦方法はわかった… あそこが、あの子の居る戦場…!」

浜風「私がシルヴァ・バレトで支援します。 なので安心して行ってください」

初風「了解…! ウイングガンダムゼロ、初風、出撃します!」

浜風「シルヴァ・バレト、支援に出ます!」



自軍増援
・ウイングガンダムゼロ(初風)
・シルヴァ・バレト(浜風)



初風「頭に、入って…! これが、ゼロの…」

浜風「正気を保ってください! 視せるものは全部可能性の情報、真実ではありません。

自分自身が望んだ未来を創るための糧、それを見せるのがゼロシステムなんです!」

初風「私自身の、望む未来…! 私は…!」

浜風「必要な情報だけを受け入れ、不要な情報は切り捨てるんです!」

初風「黙れ… 黙れってのよ、このポンコツ! アンタは私の望む未来を視せれば良いのよ!

どちらかが犠牲になる未来なんか望んじゃいない、誰かが居なくなる未来も望まない! 私の未来は私が創る、システム如きが口を出すな!」

浜風(それで良い… ゼロ、どうか彼女を導いてください)

朝潮をコックピットに乗せ、榛名は戦場を駆け離脱を図っていた。

しかし数機の可変MSがバンシィを追尾し、追い詰めていく。


榛名「振り切れ無い…!」

朝潮「榛名さん! 私を置いて…」

榛名「駄目です! 置いて行ったとしても、こちらから引き離せる訳じゃ…」

榛名(NT-Dの稼動限界が…! でもこのまま解除したら、確実に追いつかれる…)


その時、一条の閃光が可変MSの1機を破壊し爆散させる!

そしてその閃光が追尾する数機のMSを焼き尽くした。


朝潮「な、何!?」

榛名「この感じ… ニュータイプ、それに榛名が知ってる… リタじゃない、まさか…!」

朝潮「識別信号、『RX-0』…?」

榛名「どうして… どうしてここに来たんですか、天城!」


榛名が感じたもの、それは最も戦場に立たせたくなかった守るべきものの存在。

そして榛名が導き出してしまった、自分にとっての最悪の答えが目の前に現れる。


天城「御無事ですか、姉さん?」

朝潮「ユニコーンガンダム… それに、天城さん!?」

榛名「どうして… どうして天城が、ガンダムに乗ってるんですか!」

天城「天城、決めました。 私も、姉さんと一緒に戦います」

榛名「駄目です! 今すぐその機体から、『ユニコーン』から降りて! それは危険なマシーン、それにこれは遊びじゃなくて命を賭けた…」

天城「承知の上です。命賭けの『戦争』、戦いだと言う事も全部理解した上でここに居ます。それに『ユニコーン』が危険であるならば『バンシィ』も危険なのでは?」

榛名「それは…」

天城「『ユニコーン』は天城が望んだ力、少しでも姉さんの助けになるようにと得た力です。

もう、この機体に乗って敵を撃った以上あと戻りは出来無い… それでも天城は、姉さんと一緒に居たいんです!」

榛名「天城…」

天城「もう、無力で守られてるだけの自分が嫌なんです… 怖いのは戦う事じゃない、見てるだけが一番怖い… 無力な自分を思い知らされ、姉さんが消えてしまう恐怖に怯える…

もうそんな事に怯えたく無い、だからこの手に武器を取ると決めました。それが例え血に濡れた運命だったとしても…!それが天城の、『勇気』で拓く道です!」

榛名「…もう、戻れませんよ?」

天城「承知の上です」

榛名「もう、天城を守るのは難しくなりますよ?」

天城「それも、承知の上です」

榛名「朝潮さん、降りてください。ここからなら、まだ阿武隈と合流できます」

朝潮「は、はい!」


榛名はバンシィから朝潮を降ろして戦場へと再び機体を向ける。 そして天城とユニコーンもそれに従う。


榛名「付いて来てください、天城。絶対に、バンシィから離れないで!」

天城「了解!」


そして純白の一角獣と漆黒の獅子が『ガンダム』となり、戦場へと加速した!



イベント 直下

瑞鳳「倒しても倒しても、再生する…!」

蒼龍「マズイわね… このままだと、私達は大丈夫だけど連戦組はもう体力が…!」

夕雲「サイコガンダムさえ落とせれば…!」

青葉「新たな反応… でも、この識別信号は榛名さんと… え…?」

瑞鳳「『RX-0』が2機、まさか…!」


その時後方からの閃光がその場に居た敵のMS群を焼き払い、数多の機体を破壊する。

そして2機の『ガンダム』が戦域へと突入した!


榛名「天城、絶対に離れないで! 前の敵は榛名が、天城は榛名の背中を!」

天城「了解! 絶対に、姉さんの背中は御守りします!」


バンシィが1機のドライセンへとサーベルを振り下ろして破壊し、そこへと接近するガルスJをユニコーンがアームド・アーマーBSで破壊する。

そして二人の連携は驚く程に合っていた。どちらかが合わせるのでは無く、互いが互いを深く理解しているからこそ出来る芸当だ。


蒼龍「ユニコーン! でもパイロットは…」

瑞鳳「この気は、天城ちゃん…?」

青葉「天城さん!?」

夕雲「榛名さんの、妹さん…」


2機は徐々に戦線を突破して中央へと突破口を拓く。そして中央に佇む機体、『サイコガンダム』へと襲い掛かった!


天城「この感じ、人…?」

榛名「躊躇わないで天城! 奴は人じゃない、姿形を真似ただけの化け物です!」

天城「了解…!」

軽巡棲姫「ニドトフジョウデキナイ…シンカイヘ……シズメッ!」

榛名「誰がッ! 消えるのはお前達だ、深海棲艦!」

天城「倒れた者、そして傷付いた者達の報いを受けなさい!」


サイコガンダムは榛名達に向け全火力を集中させ、周囲に居る取り巻きもそれに続く。

そして周囲を爆炎が包み込み、バンシィとユニコーンの姿が消えたと思われた… しかし爆炎の中から、2機が無傷で現れる!


榛名「この程度の火力で…!」

天城「で、それだけですか? なら、消えてください!」


バンシィがジャベリンでサイコガンダムの左腕を切断し、ユニコーンが腹部メガ粒子砲を装備されたVNでズタズタに引き裂く。

そして天城が左腕を背部にマウントしていたジャベリンを手に取り溶断して、榛名はサイコガンダムの脚部を一瞬で切り裂きサイコガンダムが倒れた!


軽巡棲姫「ナニィッ!?」

榛名「やはり、巨体だけあって鈍重…」

天城「所詮は、敵じゃない!」


2機のガンダムはジャベリンを、残されていたサイコガンダムの頭部へと突き刺す。

そしてコックピットに居た『軽巡棲鬼』は一瞬で蒸発し、彼女の断末魔が榛名達へと響く。


『ススムガ…イイサ……その、先には…!』

榛名「その進む先が茨道であろうと、切り拓くまで…」

天城「それが天城達の、運命だろうと…!」

時雨「最大稼動、一気に片付ける…!」


ビギナ・ゼラの両肩から放熱フィンが出現し、圧倒的な速度を以って敵を葬る。

そして高速移動によって機体表面が剥離して、質量を持った残像を生み出した。


夕立「その機体本当にビギナ!? F91じゃないのっぽい!?」

三日月「こちらが入手したF91は使い物にならなくて… 使える部品を機能が生きていたビギナへと移植しました」

潮「あ、そう言う…」

三日月「私達の機体は基本的に応急改修品ですので。原型を留めているのは私のドーベンだけです」

夕立「武装違うっぽい」


三日月のドーベン・ウルフはタクティカル・アームズをガトリングへと変形させ敵軍へと銃口を向ける。

その瞬間三日月の表情が変化し険しいものとなり、人格が変化した。


三日月(裏)「よくよく私達の前に現れ、こうやって地を荒らすとは。全く貴様らのデリカシーの無さには感服すら出来るな…」


そして躊躇なく引鉄を指で引き、ガトリングが回転を始める。

掃射を阻止しようと試みる深海棲艦のMSがドーベンへと群がろうとするが…


三日月(裏)「聞こえなかったか?―――― 全力で潰してやると言ってるんだよ」


そしてガトリングから実体弾とビームの混合弾が放たれて一群を一方的に蹂躙しはじめた!


夕立「何か、トンデモない増援来たっぽい」

潮「威圧感だけで、深海棲艦が消えそう…」



飛龍「エンガノ02以下、戦列に復帰します!」

大鳳「夕張ちゃん、上空からの一斉攻撃よ!纏めて地上の敵を掃討する!」

夕張「了解! ビームキャノンだって新しいのに換えたんだから!」

舞風「こちらデルタプラス、補給品のコンテナパージ! 地上部隊、これ使って!」


デルタプラスから補給物資の入ったコンテナが投下されて、地上の3部隊の中心へと着地した。


愛宕「第5小隊、先に補給してください! 第4小隊、防衛ラインを上げて!」

リタ「中心部はママ達が抑えてる今がチャンスだよ!」

ユキカゼ「ユニコーンタイプが3機になったこの状況ならば!」

翔鶴「了解! 二人共、補給するわよ!」

瑞鶴「奪ったサーベルだけじゃ限界だし… ここは大人しく補給するわ!」

陽炎「規格大丈夫かな、アマクサって…」

イク「寧ろこっちの機体って補給のしようがないのね」

曙「推力剤くらいかしら」

清霜「格闘機ばっかだし」


そしてベースジャバーへと搭乗したシルヴァ・バレトとバード形態となったウイングゼロが戦域へと到達する。


初風「絶対に止める… そしてあの子をコックピットから引き摺りだす!」

浜風「龍鳳前へ! アシガラとハグロは最大船速で、敵を掻きまわしてください!

イセ、アタゴはアシガラ・ハグロの支援をしつつナチとイ400の護衛を! 400、観測データをシルヴァ・バレトへ!」

400「了解。 観測データをシルヴァ・バレトへ転送します」

アシガラ「って事は…」

浜風「ええ、望み通り好きなだけ暴れてください。 ただ友軍誤射は避けるように」

アシガラ「よっし!行くぞハグロ!」

ハグロ「これでも機動力は霧の中でもトップクラスなのよ!そっちこそ遅れ無いでよね!」


アシガラとハグロの2隻が増速し、武装を乱射しながら敵を屠る。そして続くように龍鳳が移動を始めた。


龍鳳「重力子エンジン出力70%、艦載機全機対空警戒!」

ヤマト「クラインフィールド形成、防御は気にしないでください」

コトノ「重力子エンジンの余剰出力を全てMS用コンデンサーに」


そして龍鳳の艦上に居る4機のMSが接近する敵に対し、攻撃を加える。


吹雪「全艦隊へ! 誘導兵装の操作は私がやります、FAZZの火器管制システムへリンクさせてください!」

402「敵の数は徐々に減っている。このまま押し切るぞ」

野分「メガ・バズ-カ・ランチャー、シュート!」

如月「こちらの目から逃れられないわよ… 私だって、狙撃くらいは出来るんだから…!」


アタゴ「あの銀髪、アシガラを御するなんて…」

ナチ「そして瞬時に役割を見抜いて配置しこちらに有利な状況を生み出す、中々の実力…」

イセ「ウチの指揮官侮って貰っちゃ困るわ。あの子はゼロシステムなんか無くても最強なのよ。ユキカゼ、船体はこっちでコントロールするからそっちは戦闘に集中なさい」

ユキカゼ『了解』



駆逐棲姫「ナゼダ… ナゼ、コウモ…!」


駆逐棲姫はコックピットの中で戸惑う。多数の眷属を失い、同クラスの鬼を失い徐々に戦況を覆される。

そんな状況に焦りつつあった。 数で押しているのに、質で押し返されている現状を理解したくないと拒絶して…


『それは、生きる者の意志… 生きようとする力です』

駆逐棲姫「ナニッ!?」


突如として彼女の中に声が響く、かつての自分と似た声が…


『今を生きようとする人の意志が、戦う力を増幅するんです。はい』

駆逐棲姫「ナンダ、オマエハ…!」

『可哀想に… 貴女もかつてはそうだった筈なのに…』

駆逐棲姫「ナニヲ…」

『傾けてみたらどうですか? 生きる者の声、そして貴女を救おうとする者の声に耳を…』

駆逐棲姫「誰ダ、オマエハ…」


春雨(G)『私は、貴女と同じ『春雨』… 貴女とは違うけど、春雨です』


彼女の脳裏に映ったのはかつての自分と同じ姿、同じ声。もう一人の『春雨』、異なる世界に存在する並行存在の姿だった。

榛名「クィン・マンサの動きが鈍った…?」

時雨「もしやキミがやってるのか、春雨…」

三日月(裏)「だろうな。スローネは上空で静止状態となっている。 春雨はどうやら『同じ存在』に引かれる運命なのかもしれん…」

瑞鳳「春雨って… あの子、まさか私があの時私の並行存在と会った時に居た…!」

時雨「面識があるんだ。 春雨なら不思議じゃないけど」

蒼龍「え…?」

三日月「春雨は、『別の春雨に引き寄せられる』らしいんです。 そして私達は2回『別の春雨』と接触しています」

時雨「そして春雨には『別の春雨と共鳴』する力を持っている。 多分、その力を使っているんだと思うよ」

瑞鳳「並行存在との共鳴…」

三日月「今のうちなら、彼女へ言葉が届くかもしれません」

蒼龍「説得しろって言うの・・・?」

時雨「蒼龍にはわかるでしょ? 彼女、苦しんでるみたいだし」

蒼龍「それはわかるけど・・・」

時雨「この世界、『曙』と『龍鳳』は居るかい?」

榛名「居ますが・・・」

三日月「なら、彼女達にも説得を試みるように頼んでください。 私達の世界で二人は、春雨と縁を持っていました」

時雨「あとそこの[フライルー]、夕雲でしょ?」

夕雲「どうして・・・」

時雨「キミも彼女に呼びかけてくれないか? このまま、並行存在とは言え『春雨』が死ぬのを二度と見たく無い」

夕雲「・・・わかりました。やれるだけ、やってみます」

瑞鳳「蒼龍さんもお願いします。 並行世界に、蒼龍さんも居ましたから多分縁がある筈です」

蒼龍「わかった・・・!」

瑞鳳「あとは私が・・・」

三日月「いえ、瑞鳳さんは駄目です」

瑞鳳「え?」

時雨「瑞鳳さんは止まらなかった時の為に、保険として控えさせてください」

瑞鳳「・・・わかった。でも、説得するのに必要な『バースト空間』は私が作るから」

三日月「それは構いません」


曙「はぁ!? 私が説得しろ!?」

三日月「ええ、貴女にしか出来ません」


龍鳳「私が、クィン・マンサのパイロットを・・・?」

時雨「多分、必要な因子のはずだから」



瑞鳳「蒼龍さん、夕雲ちゃん。 私に合わせて、意識を同調させて」

夕雲「了解です」

蒼龍「意識を集中させて・・・」


そして三人の指輪から眩い光が溢れ、戦域を包み込み・・・


瑞鳳「プラフスキー・バースト!」

曙「何、ここ・・・」

龍鳳「白い世界、暖かいような・・・」

蒼龍「プラフスキー・バースト現象、それによって生成された意識共有領域よ。

今は瑞鳳が維持してくれてる。あの子の精神力は並じゃないから」

夕雲「そして上手く彼女とも意識をつなげられたようです」


駆逐棲姫「・・・」


蒼龍「初風ちゃんの元同僚… 私が居なくなった後に再編された部隊で一緒だったみたいだけど」

曙「人の姿を残したまま・・・」

夕雲「伝わる・・・ 悲しみと、理不尽への怒りが・・・」

龍鳳「そして、残っていた純粋な願い・・・」



説得台詞(蒼龍) 直下

説得台詞(夕雲) ↓2

来なさそうなので選択肢


説得台詞(夕雲)  直下
1.人の心が残っているのならば夕雲達の話を聞いていただけませんか?
2.舞鶴の街を焼いて、貴女の中の心は何も思わないのですか!
3.憎しみに囚われてはいけません、そんなものに染まる事に意味は無い!
4.その他



春雨の件については、後ほど説明します

蒼龍「お願い、初風ちゃんの言葉に耳を傾けて。あの子と戦う必要なんて無い… そんな戦い苦しいだけで無意味よ! 」

駆逐棲姫「初、風… アイツラハ、ワタシヲ見捨テタ… ダカラ…」

蒼龍「何があったのかは知らない。 それでも人を恨むな、なんて私が言えた立場じゃないけど…

でも言葉を交わす事が出来るなら、言葉を交わして互いにわかりあおうとしてみなさい!きっと苦しみだって癒える筈よ!」

駆逐棲姫「オマエニ、ナニガワカル…!」

蒼龍「私も、そうだった… 強化人間にされた恨みを全部飛龍にぶつけて、苦しくて辛かった。

そして人を憎み続けても何の解決にもならない、それは私自身が一番知ってる… 復讐なんて、ただ自分を苦しめるだけなのよ!」

夕雲「憎しみに囚われてはいけません、そんなものに染まる事に意味は無い!」

駆逐棲姫「ワタシハ、アイツニ切捨テラレタ! 見捨テラレテ、コウナッタンダ!」

夕雲「彼女は、決してそんな事しません! そんな事した相手を、危険を鑑みず『ウイングゼロ』に乗って助け出そうとしない筈です!」

曙「それに、切り捨てるなんて選択をアイツは選ばない筈よ!

アイツとは出会って1年も経たないけど、そのくらいの事は一緒に生活してればわかる!」

駆逐棲姫「嘘ダ…! アイツハ…」

龍鳳「ようやく、繋がった…」

蒼龍「龍鳳ちゃん…?」

龍鳳「互いの話が食い違っているんです。 秋月さんの話では、初風さんを庇った・・・ でも本人は切り捨てられた、そう言っている… 

もし初風さんが見捨てた、と言うのなら貴女の現在の姿にショックを受ける筈がありません。計算好きの彼女なら『そうなる』事は想定済みでしょうし。 初風さんの性格上、貴女を躊躇無く撃つ筈です」

曙「そう言えば、アイツが魘されてるって夢の話… 確か如月に…!」

龍鳳「恐らく正しいのは初風さん達の認識… そして、春雨さんの認識はどこかズレています。

何故、完全に切り捨てられたと断言出来るのですか?」

駆逐棲姫「ソレハ…」

龍鳳「そして榛名さんと朝潮さんの通信を傍受した時『歪められてる』と言う単語を聞きました。 私の推測が正しいのならば…

歪められたのは、貴女の『記憶』です。 死の瞬間の記憶を何らかの形で歪められて、憎しみを増幅させられているんです」

駆逐棲姫「ウソダ… ソンナ…!」

蒼龍「成る程ね、纏わり付いてる影がそうさせてるみたい…!」



説得台詞(曙) 直下

説得台詞(龍鳳) ↓2

選択肢追加 もう説得やめようかしら… (非加入になるけど)


説得台詞(龍鳳) 直下
1.歪められた記憶を取り戻すお手伝いはします、だから…!
2.もう止めてください! こんな戦い、意味なんて本当は無いんです!
3.戦う必要が無いのに、まだ戦いを続けたいのですか!
4.その他

曙「本当の記憶を思い出しなさい! そして自分を取り戻せ!」

龍鳳「歪められた記憶を取り戻すお手伝いはします、だから…!」

駆逐棲姫「アァ… ウワァァァァァァ…!」

夕雲「何ッ!?」

蒼龍「暴走してる… 歪められた記憶を、思い出しつつあるの!?」

龍鳳「私のせいですか!?」

曙「違うわ。寧ろこれは正気に戻すチャンスよ!」

瑞鳳『蒼龍さん、聞こえますか!』

蒼龍「瑞鳳! あの子が…」

瑞鳳『暴走の影響で、これ以上バーストを維持、出来な…』


ドドドドドドド!


蒼龍「共有領域が…!」

夕雲「崩壊しはじめてます…! 正気に戻って!このまま暴走を続けては!」

龍鳳「そうです! 本当に戻れなくなる前に!」

曙「こうなったら、現実世界で賭けるしかない…!」



初風「捉えた…! 戦術レベル、最大効果確認… ターゲット『クィン・マンサ』…!」

浜風「待って、挙動が… それにバーストが途切れました!」

駆逐棲姫『初、風…』

初風「待ってて、春雨! 今そのデカブツを叩き壊して…」

駆逐棲姫『オ願い… 私ヲ、殺しテ…』

初風「何を言って…!」

駆逐棲姫『お願イ… 私ノ正気が、残ってる内ニ… アァァァァァァァァ!』

浜風「この反応… 次元転移反応です!」

シュウウウウウ…

浜風「消えた… 撤退したの…?」

初風「え、これ何…?」

浜風「データ… 座標軸…? でもこれって、別の世界… まさか…!」

初風「そこに、春雨が居るのね… ゼロがそう言ってる」

浜風「初風さん…」

初風「待ってなさい、絶対にそんな事させない… 春雨、私の命に代えてでも… 絶対助け出してみせる…!」


第16話『勇気の覚醒』 終

作戦選択 ↓4まで
1.舞鶴防衛作戦
2.敵泊地突入作戦
3.両面作戦

16話は終わってしまいましたが説得自体は失敗していません

説得は17話でも行えますので大丈夫です

第17話『オペレーション・ブレイヴ』


《舞鶴基地 ブリーフィングルーム》

榛名「こんな所で、一体何を…」

天城「自衛隊、それに米軍の方々まで集まってます…」

青葉「大規模な作戦でしょうか…?」

リタ「私達が集められた、と言う事はそうじゃないの?」

ザワザワザワ…


瑞鳳「米軍及び自衛隊の方々、お集まりいただき感謝します。 私は瑞鳳、海上自衛隊『対次元生物用特殊部隊班』の部隊長を務めさせて頂いています。一応民間人なので階級はありませんが、二佐相当官と言う扱いになっています。

また特例として我々には次元生物侵攻の際に限り、最高指揮権を有しておりますのでこの場は仕切らせていただきます。では浜風三佐相当官、どうぞ」

浜風「了解です。 私は浜風三佐相当官、瑞鳳二佐相当官より全ての指揮を任されているので作戦指揮は私が取ります。

では、これより舞鶴防衛及び敵棲地への人質救出作戦『オペレーション・ブレイヴ』の概要を説明します」


初風「オペレーション・ブレイヴ…」

野分「人質救出って… 春雨…?」

時雨「多分ね。 彼女しか助けられる人間が居ないから」

春雨(G)「時雨、雑談は控えてください」

時雨「わかっているよ」

秋月「春雨… 貴女が、彼女で無いのはわかっていますが…」

春雨(G)「せめていきなり抱きつくのは止めて欲しいです…」

三日月(裏)「こちらも知り合い、の並行存在が存外多くて困惑しているところだ。仕方ないだろう」

朝潮「貴女は一体…」

三日月(裏)「気にするな、ただの多重人格だ」


浜風「恐らく次に深海棲艦が現れるポイントは北緯35度29.57.4、東経135度21'26.9。これが最も可能性が高い…

そこで『舞鶴親海公園』をラインとして自衛隊の艦艇とRレーガン、霧の艦艇群によって舞鶴湾を封鎖します」


浜風「結果、封じたエリアに居る敵深海棲艦を4箇所に分散させた戦力によって敵に対し飽和攻撃を仕掛け、殲滅します。

まず1箇所目の『引揚記念公園』には『シルヴァ・バレト』を主軸とした『エンガノ隊』を配置、次に『槇山公園』に『1.5ガンダム』を主軸とする『オリジン隊』、市街地方面には『百式改』を中心とした『ホワイト隊』による市街地防衛を行って貰います」

浜風「そして『ガンダムエピオン』と『バンシィ・ノルン』、『空母・龍鳳』を主軸とした『ブレイヴ隊』はハシラジマにある次元転移装置を使用し敵泊地を強襲、人質の奪還を行います!」


曙「それが、オペレーション・ブレイヴ…」

清霜「一体誰が突入するの…?」



突入メンバー ↓3まで

選択可能

飛龍(リガズィ・カスタム)、蒼龍(ガンダムデルタカイ)、吹雪(FAZZ)、大鳳(バイアラン・カスタム1号機)、夕張(2号機)、402(ヘイズル・ラーⅡ&船体)、夕雲(ギャプランTR-5[フライルー])、翔鶴(ゲルググBR・JR)、瑞鶴(ゲルググBR・YL)、舞風(デルタプラス)、如月(ゲルググC・JN)、清霜(イフリート・ナハト)



固定枠
榛名(バンシィ・ノルン)、天城(FAユニコーンB)、青葉(フェネクス)、リタ(リバウ)、瑞鳳(ガンダムエピオン)、愛宕(ヤクト・ドーガ)、ユキカゼ(ギャン・クリーガー&船体)、龍鳳(withヤマト&コトノ)、秋月(ザクⅢ改)、春雨(G)(ガンダムスローネ改)、時雨(ビギナ・ゼラ改)、三日月(ドーベン・ウルフ改)、艦娘全員


浜風「突入メンバーは後で通達します。 以上で作戦概要の説明は終了します、何か意見は?」

「…」

浜風「では作戦開始時刻は次回敵襲撃時、恐らく明日の明朝となるでしょう。

指揮は私が執りますので各員、どうか英気を養えて敵襲に備えてください」


「ちょっと待った!」


浜風「…はい?」

司令「黙って聞いていれば、何がオペレーション・ブレイヴだ! 子供如きが出しゃばるんじゃない!」

浜風「は?」

司令「この指揮は私が…」

大鳳「うっわぁ、このガチクズ基地司令…」

司令「クズとは何だ! 私は人類の為…」

浜風「…ふざけるな」

司令「は?」

浜風「ふざけるな、と言っている。お前は何も考えちゃいない、頭にあるのは自分の保身だけ… 大方指揮を執った事にすれば、自分の手柄になって昇格出来るとでも思っているのでしょう」

司令「貴様… 子供の癖に何が出来る!」

瑞鳳「お言葉ですが、この子は『第二次坊ノ岬沖海戦』『台場事変』を指揮して生き残った精鋭です。

実戦経験も指揮能力も欠如している貴方より非常に有能、そして実戦における覚悟も無い人間にこの子を『子供』と馬鹿に出来る資格はありません」

司令「私のどこが保身に走っていると言うんだ!」

夕張「その1・バイアラン強奪未遂、その2・防衛戦闘放棄、その3・部下へのハラスメント、その4・権限無視… 降格確定どころか免職もんですね」

司令「なっ!?」

400「貴女の通信は全て傍受、記録しています。 後で纏めて上層部へと提出しておきます」

402「ナイス、400」

浜風「それに、我々には有事の際の独自権限があるのは自衛隊の上層部も認めている筈です。そして我々の部隊長である瑞鳳二佐相当官は、現時点での最高指揮権を持つのはご存知で?」

瑞鳳「現時刻を持って基地司令官としての権限と階級を一時的に剥奪し拘束します!」

司令「ひっ…」

瑞鳳「流派!東方不敗奥義!超級! 覇王! 日輪弾!」


ドゴォォォォォォォォォ!


司令「」チーン

瑞鳳「あ、ヤベ… 壁壊しちゃった…」

大鳳「…よし、被害額に計上しておきましょう」

イセ「通るのかしら…?」

《駆逐艦ユキカゼ ブリーフィングルーム》


瑞鳳「ここに集まった全員には、『オペレーション・ブレイヴ』の要である泊地突入作戦を敢行して頂きます。

無謀であるかもしれませんが私の妹達の為、そして未来の為に命を私に預けてください!」

榛名「あの、質問なんですが」

瑞鳳「どうぞ」

榛名「泊地の構造など、わからない事が色々と…」

瑞鳳「そこは現場判断です。サーチ&デストロイあるのみ」

天城「もう作戦として、体を成していないのでは…?」

瑞鳳「ぶっちゃけクィン・マンサぶっ倒して、中のパイロット引きずり出せば完了なんで」

青葉「つまり、突入後は各自の裁量で動けと?」

瑞鳳「勿論です。 物資奪うなり深海棲艦倒すなり好きな事しちゃってください。ただし小隊を組んでの戦闘をとってもらうので」

翔鶴「小隊…?」

瑞鳳「第一小隊『バンシィ』『ユニコーン』『フェネクス』、第二小隊『エピオン』『ウイングゼロ』『デルタプラス』『リバウ』、第三小隊『ヤクト・ドーガ』『ギャン・クリーガー』『ゲルググ』『FAZZ』、第四小隊『スローネツヴァイ』『ビギナ・ゼラ』『ドーベン・ウルフ』『ザクⅢ改』。

第三小隊は母艦の護衛、あとは遊撃がメインって感じで」

三日月「ちょっと待ってください。秋月さんが、ザクにですか?」

秋月「私が志願しました。操縦についても作戦開始までに学んでおきます」

瑞鳳「ぶっちゃけザクなのは余剰機がザクだけだったんで。 鹵獲した『ガデッサ』『ガラッゾ』『ガッデス』は修復が間に合わないっぽいし、『クシャトリヤ』は操縦無理っぽいし」

翔鶴「でも、送られてきた情報を信じて良いの…?」

初風「ええ、ゼロが言ってるし私も正気に戻りかけたあの子を信じる」

翔鶴「そう… なら言う事は無いわね」

瑞鳳「では龍鳳さん、ユキカゼちゃん。 進路をハシラジマに、向こうで整備と補給を済ませ作戦開始時刻まで待機します」

龍鳳・ユキカゼ「了解」


イベント 直下

榛名「あの、どうしてこの作戦に…?」

時雨「悪いのかい?」

榛名「そう言う訳では…」

三日月「私達にも理由があります。 合流した時は成り行きでしたが…」

春雨(G)「…」

榛名「何か、あったのですか?」

時雨「春雨、大丈夫かい?」

春雨(G)「はい」

三日月(裏)「今ここに居る理由、それは『春雨』に報いるためだ」

榛名「え…?」

時雨「僕達は一度、『深海棲艦になってしまった春雨』を看取っているんだ。ある戦いがあってね、その時ここに居る春雨が『深海棲艦になってしまった春雨』を撃った…

その時、言われたんだ。 『次に私と同じになった艦娘を見かけたら、救ってやって欲しい』って…」

春雨(G)「彼女はずっと正気だった… でも自分自身が世界に対して邪魔な異物である、そう思って私達と戦ったんです。自ら、もう一度死ぬ為に…

だから、そんな艦娘と深海棲艦の狭間の存在を苦しみから解放する為に戦うと決めたんです」

三日月「彼女の想いは受け継がれ、春雨の中に残っている。 だから、春雨は戦う事を選んでしまいました。 私達はその付き添いです。

その過程で私達の機体を手に入れ、戦い続けています」

榛名「でも整備とか、予備パーツとか…」

時雨「僕達の世界にも今から向かう『ハシラジマ』のような施設があってね。そこに機体を保管して、深海棲艦の現出などに備えてるんだ」

榛名「成る程…」

三日月「ちなみにそこも瑞鳳さんの管理下にあります。 機体は全員異なりますが…」

榛名「エピオンやデルタカイでは無いのですか?」

春雨(G)「まぁ、強力な機体ではありますね」

榛名「成る程…」

今日はここまで

オペレーション・ブレイヴ発動、深海棲艦に命のタイムリミットが迫る...


あと春雨(G)達は本編終了設定です

《ハシラジマ泊地》

古鷹「ここが、ハシラジマ…」

衣笠「何と言うか、無駄にデカイ…」

ヤマト「ここは本来、我々が使用していたものです。1艦隊分の整備・補給程度ならば余裕で行えますよ」

コトノ「尤も、何か余計な設備も増加されて狭くなってるけど」

瑞鳳「…硫黄島に作ったお墓、叩き壊してやりましょうか」

ユキカゼ「いや、それ作ったの私ですって!?」

瑞鳳「大体、貴女達を討ったのはそちらが原因を招いたからでしょうに。それで米軍に接収されかけた施設を維持してるんですから文句言われる筋合いはありませんよ」

ヤマト「その点は感謝致します」

コトノ「基幹となる施設はそのままのようだし。 残っているんでしょう、ナノマテリアル精製設備」

瑞鳳「ええ、余剰ナノマテリアルはたんまりと… ウチの艦隊の船体を20隻分コピーしても有り余るくらいには」



ヒュウガ「機体に不調は無い?」

榛名「ええ、リタと戦った時よりレスポンスが良くなっていました。一体何をしたのですか?」

ヒュウガ「NT-Dと機体のリミッター全解除」

榛名「え…?」

ヒュウガ「リタと戦った時は機体にリミッターをかけてたの。 でも、それが原因でバンシィとフェネクスがオーバーロードを引き起こした…

だからリミッター全部外したのよ。 パイロットの負担は大きくなったけど、手足のように動くでしょ?」

リタ「アンタ、マジで何やってんの…? NT-Dの危険性は説明したよね!?」

ヒュウガ「あら、当人が満足してるんだから大丈夫じゃない?」

榛名「あの、その前に休ませてください… 体の方が、持たないです…」ドサっ

天城「ね、姉さん!? ちょ、しっかりしてください!」

ヒュウガ「NT-Dの連続稼動による肉体疲労ね。 医務室に運んでおくわ」

青葉「え、大丈夫なんですよね!?」

ヒュウガ「大丈夫よ。 多分」



イベント 直下

すみません、ハシラジマ泊地に東方不敗&ドモン達は入れません(浜風&吹雪製トラップがあるので)



再安価 直下

《ハシラジマ MSハンガー》

ヒュウガ「その余剰パーツ、こっち運んで」

天城「これですか?」

ヒュウガ「ええ、鹵獲した機体のマニュピレーター。 それ流用出来そうだから」

秋月「このパーツで宜しいでしょうか?」

ヒュウガ「ええ、そこに置いておいて」



間宮「あら、ユニコーンが… 天城さん、何かなさっているのでしょうか?」

ヒュウガ「よしパーツは揃った。 後は私がやるからアンタ達はもう降りて大丈夫よ」

天城・秋月『了解です』

間宮「何をなさっているのですか?」

ヒュウガ「ハシラジマに残ってる予備パーツや舞鶴で手に入れた鹵獲品、それに私が硫黄島から持って来たパーツで機体を建造してるのよ」

間宮「新しい機体、ですか…」

ヒュウガ「ええ、今回戦闘に出る全員にMSを支給した方が良いと思ってね。 でもそのまま残った『ガデッサ』とかは調査に時間がかかる上、投入出来ても2機だけ…

だから新しい機体を建造しているの。これがそのデータよ」

間宮「『ガンダムデスサイズヘル』『ガンダムサンドロック改』『ガンダムヘビーアームズ改』『アルトロンガンダム』…

リタさんの言っていたガンダムタイプ、と呼ばれるロボット…」

ヒュウガ「ええ、ガンダムよ。 と言っても、ウイングゼロやエピオンの系譜だけど…

まぁ私が製造した機体だからオリジナルとはちょっと違う部分はあるだろうけど、性能はユニコーンに追随出来る程度には仕上げるつもりよ」

間宮「パイロットは、戦闘に出る艦娘の中から選定されるんですか?」

ヒュウガ「そうねぇ… ま、そうなるでしょうね。 今の所修復の目処が立ってる『ガデッサ』と『ガッデス』も含めて、パイロットは戦闘までに選定する。

勿論貴女も候補に含まれているわ」

間宮「私もですか!?」

ヒュウガ「1機でも多く戦力を確保する必要があるの。 総旗艦を放り込んでも良いけど、あの二人はあの二人で龍鳳のサポートがあるだろうし…

どうしても嫌なら、選定から外してもらえるように進言するわ」

間宮「…考えさせてください」

ヒュウガ「なるべく早くね~」

《ハシラジマ 医務室》


榛名「はっ!?」

リタ「あ、起きた」

榛名「…どれくらい、寝てましたか?」

リタ「3時間くらい。 まだ寝てて大丈夫だよ」

榛名「いえ、大丈夫です、ゆっくり休んでもいられませんから」

リタ「でもする事無いよ? バンシィも装備換装してる所だから」

榛名「換装…?」

リタ「フルアーマー・プランB、バンシィとフェネクスにも装備するつもりだよ。あと、新しい機体の建造もやってる」

榛名「新しい機体まで…」

リタ「ま、何かしたいなら止め無いよ。 じゃあ私ちょっと検査行って来る」

榛名「ああ、体の…」

リタ「うん。 培養槽で成長させた肉体だけど、細胞とかに異常無いかとか調べるためにね

皆それぞれハシラジマの施設内のどこかには居る筈だから。 行ってみたらどう? 今ならお風呂だって空いてるし」

榛名「わかりました。 じゃあリタ、また後で」

リタ「はいはい。 作戦開始まで、ゆっくり休んでね」


榛名(どうしましょうね…)


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温泉、ブリーフィングルーム、食堂、ビーチ、レクリエーションルーム から

《ビーチ》


榛名「あれ、愛宕さんにユキカゼさん?」

ユキカゼ「榛名さん、どうかしたのですか?」

愛宕「何か御用でも…」

榛名「いえ、気分転換に散歩していただけです。お二人はどうしてここに?」

愛宕「散歩です。中々、作戦前なんで寝つけなくて…」

ユキカゼ「私もです」

榛名「メンタルモデルに睡眠は…」

ユキカゼ「ええ、本来必要ありません。 しかし、私はメンタルモデルから変質しつつあるんです」

榛名「変質、ですか?」

ユキカゼ「はい。 例えば睡眠などを取らないと能力が低下したり食事を摂らないと力が出なかったり…

400達も変質を始めているんですが、私が一番顕著なんです」

愛宕「この子は駆逐艦級のユニオンコア、つまり本来はメンタルモデルを精製するだけの力を持っておらず総旗艦の演算処理能力を借りて形成していたんです」

ユキカゼ「しかしお台場で『プラフスキー・バースト現象』の光を浴びた瞬間演算処理能力が向上し、以降も徐々に増えて今では重巡クラスにまで変化しました。

しかし何をしても、どう調べてもその原因が見つからない… 瑞鳳さんが言うには『緩やかな進化』であると言われているんですが…」

榛名「進化…」

ユキカゼ「メンタルモデルは本来、人類から戦術を学習し進化すると言う目的の為に精製されています。

でもこれは想定外の進化、イレギュラーな事態であると総旗艦は仰られていますが…」

愛宕「ユキカゼちゃんはユキカゼちゃんで良いじゃない。あんまり難しく考えちゃ駄目よ?」

ユキカゼ「お姉ちゃん…」

愛宕「もしかしたら、ユキカゼちゃんもある種の『ニュータイプ』なのかもしれないわね」

榛名「ニュータイプ、ですか…」

愛宕「はい。 榛名さんと同じ、ニュータイプです。 ユキカゼちゃん、そろそろ戻りましょ?」

ユキカゼ「わかりました、お姉ちゃん。 では榛名さん、これで失礼します」

愛宕「明日の作戦、頑張りましょうね」

榛名「はい、おやすみなさい」



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温泉、ブリーフィングルーム、食堂、レクリエーションルーム から

《食堂》

榛名(良い匂いがします…)

間宮「あら、榛名さん… もう大丈夫なんですか?」

榛名「ええ、生まれてこの方頑丈なんで」

間宮「そ、そうなんですか…」

榛名「それで、何していらしたんですか?」

間宮「明日の作戦前に配る朝食の仕込みです。 皆さんには、元気をつけて頂きたいので」

榛名「成る程…」グゥゥゥゥ…

榛名「っ!?」

間宮「お、お腹空いていらしたんですね…」

榛名「ハシラジマに到着してすぐ倒れたんで、戦いの前に食べたおにぎりと豚汁以外何も…///」

間宮「クスッ… では、簡単なものでよろしければ用意しますよ」

榛名「すみません…///」



榛名「ご馳走様でした。 とても美味しかったです」

間宮「いえいえ… 料理人冥利に尽きます」

榛名「間宮さん、申し訳ありませんでした… こんな事態に巻き込んでしまって…」

間宮「いえ、全て偶然なんですからお気になさらず…」

榛名「あの、間宮さん。 次の作戦、無事で終わるかどうかわかりません… 次元転移装置は現状であと3回転移出来るそうです。

なので間宮さん、貴女は元の世界に戻り…」

間宮「…嫌です」

榛名「え…?」

間宮「私は給糧艦、戦闘能力を殆ど持たない艦娘です。故に毎回後方支援に回され、多くの仲間の死を看取ってきました。

ですが、もう見届けるだけと言うのが嫌なんです。 今なら天城さんの気持ちがわかります… どんな決意で天城さんがユニコーンガンダムに乗り込み、貴女の救援に向かったのか」

榛名「天城の、気持ち…」

間宮「だから今回の作戦、私も前線での戦闘を行います。 モビルスーツに乗れても、足手まといかもしれない…

しかし自分のやれる事をやりたいんです、私も貴女のように…!」

榛名「間宮さん… では作戦終了後、戻れるように手配しておきます。 それで宜しいですか?」

間宮「ええ、それで構いません。 まだ機体も割り当てられていませんが、やれる事はやりたいと思います」

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温泉、ブリーフィングルーム、レクリエーションルーム から

《レクリエーションルーム》


榛名(あれ… シュミレーターが稼動してる…?)

榛名「一体誰が…」

吹雪「あれ、榛名さん?」

榛名「吹雪さん。 一体誰がシュミレーターを…」


<シュミレーターを終了します>


衣笠「一発も当てられないなんて…」

朝潮「あのゲルググ、なんて素早いの…!」

古鷹「ミサイルさえも掻い潜るなんて、普通のパイロットじゃ…」

秋月「翔鶴さん、凄いです…!」

翔鶴「皆さん、実際の機体はこれにGがかかると想定してください。そして常に射撃はロックオンした位置では無く、未来位置を狙う事を心がけるように」

全員「了解!」

翔鶴「あら、榛名さん…」

榛名「シュミレーションですか?」

翔鶴「ええ、ヒュウガさんから回されてきた予定値のデータを用いての新型機のシュミレーションと操縦レクチャーを。

まだ確定ではありませんが衣笠さんに『アルトロン』、古鷹さんに『ヘビーア-ムズ』朝潮さんは『サンドロック』、そして秋月さんは予定通り『ザクⅢ改』のデータを使用して頂いています」

吹雪「で、次は私も一緒に遠距離支援機への対処方法をやるんです。 護衛役に翔鶴さんを付けて」

朝潮「『高機動型ゲルググ改』には一撃を当てる事すら出来ませんでした…」

翔鶴「榛名さん、少々お願いが…」

榛名「なんでしょう?」

翔鶴「私達と手合わせ願えませんか? 『ザクⅢ改』のデータを使用して頂き、私の『ゲルググ』と吹雪ちゃんの『FAZZ』を相手にどこまでやれるかを」

吹雪「翔鶴さん!?」

翔鶴「吹雪ちゃん、一度格上の相手とやってみれば自分の力量を完全に測る事が出来るわ。 試しに1戦だけやってみましょう」

吹雪「わかりました」

榛名「ええ、榛名も構いませんよ」



吹雪「想定以上に速い…! 秋月さんと動きが違います!」

榛名「正確な射撃… 故に射線も読み易い!」

翔鶴「吹雪さんをやらせ無い…!」

榛名「良い動きですが… 近接戦闘ならば!」


<シュミレーターを終了します>


翔鶴「私もまだまだです。榛名さんを止められないなんて…」

榛名「いえ、もうちょっとで負ける所でした。ヒートホークを早い段階で使っていれば、こちらの負けでしたよ」

吹雪「まさかミサイル発射直後のラグを狙って翔鶴さんの攻撃をかわしながらヒートホークを投げ、FAZZのカメラを破壊した後銃剣でコックピットを破壊するなんて…」

翔鶴「私も結局、鍔競り合いに持ち込めただけで捉える事ができませんでした。もっと修業が必要です」

全員(なんか自信なくなってきた…)

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温泉、ブリーフィングルームから

《温泉》

榛名(あれ、先客ですか…?)

天城「あ、姉さん?」

榛名「天城、それに阿武隈と長波も…」

長波「なんだ、榛名姉も風呂か?」

阿武隈「私達も偶然、今さっきお風呂に入ろうとしたら鉢合わせたの」

榛名「珍しい事もあるものです…」


長波「ふぅ~、極楽極楽~」

榛名「天城、検査の方は…」

天城「大丈夫でした」

長波「検査?」

阿武隈「どこか怪我したの?」

榛名「違います。 NT-Dを発動した時に投与される薬物に拒絶反応が出ないかや各種メディカルチェックをヒュウガさんに依頼していたんです」

長波「うわっ… 過保護だなぁ、榛名姉」

天城「そうですよ。 心配してくれるのは嬉しいのですが、いささかやり過ぎです」

榛名「しかし…」

阿武隈「検査結果が良いなら、良いんじゃない? 薬物に拒否反応無いって事は天城姉さんもユニコーンに乗れて戦力増えたし」

長波「あれ、でもユニコーンタイプってニュータイプにしか…」

阿武隈「もしかして…」

天城「まだわかりません。 でも、榛名姉さんに匹敵する脳波だと…」

榛名「そう、ですか… やはり、いっそユニコーンを破壊して…」

三人「!?」

天城「ちょ、姉さん!?」

榛名「次の作戦は、深海棲艦の拠点の一つ… つまり怨念渦巻く、憎悪の地です。

天城はNT-Dを自力発動可能な程過敏、つまり危険を伴います。 そんな所に天城を行かせてしまえば、お父さんやお母さんに申し訳が…」

天城「覚悟の上です。 これ以上言うのならば姉さんを嫌いになってしまうかもしれませんよ?」

榛名「ッ…!」

天城「でも、心配してくれてありがとうございます。 天城は大丈夫、絶対に姉さんと共に戦い抜きます」ギュッ

榛名「天城…」

天城(姉さんに合法的に抱きつけた…!このあ…)

榛名「…天城、思考がだだ漏れです」

天城「ッ!? …やっぱり、ニュータイプって不便です」

阿武隈「いや、それ私でもわかるから」

長波「安定のオチと言うか何と言うか…」

《ブリーフィングルーム》

コトノ「ねぇ、私達いつまでここに居れば良いのかしら?」

瑞鳳「作戦発動直前までに決まってるじゃないですか。 ハシラジマ内で貴女達を自由にすれば何が起きるかわかりませんし」

ヤマト「我々はイセや400と402、ユキカゼによって大幅な機能制限を受けていますが?」

瑞鳳「その気になればハックなりなんなりして取り返せるんじゃないんですか?」

コトノ「そんな骨の折れる作業したく無い。私もお風呂くらい入りたいな~…」

ヤマト「私達、海水浴をしていたので少し髪がベタベタに…」

瑞鳳「どうとでも出来るでしょ」

ヤマト「バレましたか…」

コトノ「ねぇ龍鳳、酷く無い? 監禁なんかして…」

龍鳳「えっと…」

瑞鳳「龍鳳ちゃんも真面目に答えないで。 本来私達は敵、それもこの二人は直接私が倒した… なのに復活して…」

ヤマト「安心してください、今の我々は前とは『別の個体』です。あくまでも戦闘開始直前までのメモリーを持った他人に過ぎませんので」

コトノ「思考ルーチンとかは似てても完全に同じじゃない、細かい部分で差異があるもの。『前の私達』が倒された時のデータは、記録として残ってはいるけど… ま、貴女を恨んだりはしてないから安心して」

瑞鳳「そりゃどうも…」

龍鳳「えっと、お茶淹れて来ます…」

瑞鳳「あ、龍鳳ちゃんも好きなの飲んで良いよ。ただ冷蔵庫の○○用、って書いてあるのは個人のだから飲んじゃ駄目ね」

龍鳳「わかりました」


ヤマト「…」

コトノ「…」

瑞鳳「…」

ヤマト「沈黙、どうにかなりませんか?」

瑞鳳「なりませんね。 話題を振られない限り」

コトノ「そうね… 貴女に聞きたい事があるんだけど」

瑞鳳「何ですか?」

コトノ「私達のお尻って、そんなに大きいかしら?」

瑞鳳「!?」

ヤマト「コトノ… 今、そう言う空気じゃ無いわ」

コトノ「だってさ、イセに言われっぱなしなんだもの。『このケツデカ』って… しかも2回も。

で、貴女ならイセのお尻くらい何度も見てるんじゃない?」

瑞鳳「…ええ、そりゃ何度も」

ヤマト「否定しないんですね…」

瑞鳳「裸で絡み合う仲なのは既知でしょうし、今更誤魔化しても無駄かと。貴女がヒュウガさんと一緒に仕込んだ例のプラグインで、幾度も突っ込まれてますよ」

コトノ「満更でも無いようね」

瑞鳳「気に入ってますから、アレ」

コトノ「なら嬉しい限りよ。 で、本題なんだけど… 結論、どうなの?」

瑞鳳「ぶっちゃけた話、大きいっちゃ大きいですけど… ケツデカと言うほど大きくは無いです。ただ肉が付きすぎなので、もう少し締りがあれば良い感じに…」

ヤマト「真面目に返答しないでください」

コトノ「成る程、参考になるわ。 因みに聞くけど、当のイセはどうなの?」

瑞鳳「着る服、ゴスロリ系とか形が出難い服なんでわかりにくいですけど… ぶっちゃけ、脱ぐと良い感じの安産型です」

コトノ「イセめ… 自分だって、尻がデカイじゃない…!」


榛名「何で、お尻の話で盛り上がってるんですか…」

《ゲストルーム》


榛名「何か、一流のホテルみたいな所です…」

榛名(ここで作戦発動まで待機、か)

榛名「仮眠しようにも、眠く無いし… 待機してても、特にする事が…」

コンコン

榛名「誰でしょうか…」



誰? 直下
1.天城
2.リタ
3.長波
4.間宮
5.ヤマト

間宮『間宮です。 少々よろしいでしょうか?』

榛名「はい、今開けます」

ガチャッ

榛名「どうかなさいましたか?」

間宮「先程メンタルモデル・ヒュウガに呼び出されて機体の微調整をした後に、貴女にこれを渡して欲しいと…」

榛名「えっと、リタの診断書ですか。 もう出来上がったなんて…」

間宮「リタさん、体が悪いのでしょうか…」

榛名「いえ、本人はただの身体検査だと言っていますし特に異常は無い筈ですよ」

間宮「なら良かったです」

榛名「それより、機体の微調整が完了したのですね」

間宮「私用には『ガッデス』と言う機体が当てられました」

榛名「『ガッデス』、確かGNZシリーズの偵察機… 水色の機体でしたね」

間宮「ええ。 戦闘能力自体は高く無いのですが高性能な機体であると伺っております」

榛名「では間宮さんは後方の部隊に…」

間宮「それが、霧とGNZシリーズに用いられている量子通信の技術が殆ど同じだそうで偵察機としての能力を活かす為に前線部隊への配置となってしまいまして…」

榛名「大丈夫ですか、間宮さん…」

間宮「はい。 ちょっとだけ怖いですけど、でもやってみせます!」

榛名「なら、構いませんが…」

間宮「あと、パイロット増加による部隊配置の変更などを通達するそうなのでブリーフィングルームに0500に集合して欲しいとの事です」

榛名「わかりました。 ありがとうございます」

間宮「…」

榛名「間宮、さん?」

間宮「この作戦が終われば、私は元の世界へ帰れる… 帰れたとしても、再び私を待っているのは深海棲艦との戦い、そして多くの死を看取らなくてはなりません。 

私に、帰る意味はあるのでしょうか…?」

榛名「…」


榛名の台詞 直下

榛名「間宮さんが帰りたくないと思うのならこのまま私達と一緒に暮らしませんか?」

間宮「え…」

榛名「感じるんです。 貴女は本心で泣いている…

居なくなった味方を想い涙を流し、そして無力な自分を嘆く。そうするしか出来無い、まるで鳥籠の中の鳥のように…」

間宮「何で…」

榛名「だから貴女は自由が欲しい… もう戦いの無い、死を看取る事の無い平和な自由を」

間宮「…凄いですね、ニュータイプって。何でも、わかっちゃうんですから…」

榛名「わかってなんかいません。ニュータイプだったとしても完全に見通すなんて事は不可能です。

榛名は間宮さんから感じたものを榛名なりの言葉で表現しただけ、だからこれが本当に本心とは限りません」

間宮「榛名さん…」

榛名「こちら側に来る、と言うのならば当面の生活については保証できます。 衣食住についても特に問題はありませんし。

榛名の収入や貯金で何とかやれますし、そこは問題ありませんから」

間宮「収入って、貴女学生では…」

榛名「ええ、学生です。 でも何個か副業やってますし、現状で妹4人と娘1人を養って店員4人を雇うくらい出来ちゃうんで一人増えたところでどうって事ありません」

間宮「しかし…!」

榛名「別に今ここで決めて欲しい、とは言いません。 あと、作戦中はこの事は忘れてください。 戦場に迷いを持ち込めば死に繋がる…

だから、作戦が終わって落ち着いたら答えを聞かせてください」

間宮「わかり、ました…」

榛名「では間宮さん、おやすみなさい」

間宮「おやすみなさい…」

パタン

間宮(榛名さん、貴女は優しすぎる。 私はつい半日前まで、貴女を知らない人間ですよ… どうして貴女はそんな言葉を平気でかけてくれるんですか…)


榛名「行きましたね…」

榛名(間宮さん、貴女は傷付き易い、そして今もなお傷付き続けている… 榛名はそれを見過ごせなかった… 甘いのでしょうか、榛名は?)

榛名「今、考えても無駄ですね… さて、リタの診断書は…」

榛名(臓器・細胞に異常は無い、血圧はちょっと低い…? あと虫歯は無いけど歯垢が溜まってる、これは後で怒っておきましょう)

榛名「特筆すべき点は特に見当たりは…」

榛名(加筆事項…? 肉体再生能力が極めて高く、ほぼ不老… 不老!?

また疾病などに対する抗体が異常に強く、一般人を遥かに越えた頑強さを持っている事から一撃で蒸発させない限り死亡しないだろう… 不死!?)

榛名「リタ、一体どんな遺伝子操作を…」

榛名(因みに、私は遺伝子を弄ってません。 多分親からの遺伝、それも父親からのです。 byヒュウガ)

榛名「父親って… 榛名じゃないですか!?」←精子提供

榛名(最早何がなんだかさっぱりわからない…)



イベント 直下

榛名「zzz…」

カチャッ

「…」コソコソ

榛名「zzz…」

「ふふふ…」

天城(よし、寝てる… そして姉さん、鍵を閉め忘れてますよ~)

天城「ここで既成事実を作ってしまえば…」

天城(お父さん、お母さん… 天城にどうか、お力添えを!)

天城(さて、このヒュウガさんに貰った『フタナリンX MK-Ⅲ』… 股間にかければあっと言う間にイチモツ完成! と言う、代物だそうで。

しかも発情効果付き、女を見れば襲わずにはいられなくなると言う夜這いに優れた一品です!)

天城「今爆睡中の姉さんにかけてしまえば、この部屋には私だけ… グフフ」

榛名「zzz…」

天城「さて、パンツを脱がせてかけてしまいましょう…!」




夜這い判定 直下
80以上で成功

《???》

榛名「ここは…」


榛名が目にしたのは一面真っ白な世界。広がるのは無の地平、果ての見えぬ場所に榛名は立つ。


『久しぶりだな、馬鹿娘』

榛名「え…?」

『あら、もう忘れちゃったのかしら?』


本来聞こえる筈の無い声、永遠に失われた命。榛名とは最後までわかりあう事の出来なかった存在。

榛名は周囲を見渡し、『その声』の主を探した。そして見つけたのは、二人の男女の姿だった。


榛名「そん、な…!」

『なんだ、そんなに驚いて?』

『ここは夢よ。 こんな事があっても不思議じゃない』


二人は榛名へと優しく語り掛ける。その口調は最後に聞いた声より穏やかだった。

それも当然だ。 最後に言葉を交わしたのは喧嘩の際、そしてそれ以降二度と会う事も言葉を交わす事も無かったのだから。


『随分と厄介な事に巻き込まれてるようだけど、心配無いか。お前なら』

『選ばなかった道を選び、戦うと決めたんだもの。 母は強し、かしら?』

榛名「違います… 榛名一人じゃ、何も出来なかった… 誰かが居たから、前に進めて…!」

『それが天城、そして大鯨のお子さん達… そして自分の娘に新しい妹達』

『お前は一人じゃ無い。 それを忘れるな』

榛名「ま、待って…!」


そして世界は光を帯びて消え、徐々に薄れる二人の姿。

榛名は手を伸ばすが届かない。 榛名は生者、そして二人は死者なのだから。


『もう時間か…』

『早いものですね。 ここでお別れね、榛名』

榛名「そんな… まだ、何も…!」

『これで良い。 お前はまだ生きている、こっちに来るのはまだ先で良い』

『孫の姿くらいは見たかったけど… 居るってわかっただけでも良いわ』

榛名「二人共…」

『絶対に守れ、お前が大切だと思うものを』

『そして老衰以外の死因は認めませんから。必ず、何があってもこちらには来ないでね』

榛名「はい…!」

『あと、色々拗らせてる妹を宜しく頼む…』

『あの子、結局遠方の学校に通わせたのにマズイ方向に突っ走ってるから…』

榛名「え…?」

『結局治らなかったからなぁ… お前が面倒見てくれればそれで良いや』

『まぁ、二人の事はいつでも見守っているから。 あんまりおイタは駄目よ?』

榛名「え、えと… はい」


そして榛名の意識は、目覚めへと到る。最後に聞こえた気がした。

『頑張れよ』『元気でね』と…

天城(ふふふ… 見えましたよ、榛名姉さんの天然ツルツルの恥丘が…!)


ガシッ


天城「へ?」

榛名「…天城、その手にあるのは何ですか?」

天城「えっと…」

榛名「それ、榛名のですよね? ネットで纏め買いしたダズル迷彩のパンツ」

天城「うっ…」

榛名「で、寝ている榛名のパンツを脱がせて下半身裸にして何をしようとしたんですか?」

天城「な、ナニです…」

榛名「自白、しましたね?」

天城「ひっ…!」

榛名「ここはお仕置きが必要ですね、しかもとびっきりの…」スッ

天城「い、何時の間にトマホークを…!?」

榛名「暴れないでくださいね。 動いたら傷付いちゃうかもしれませんから」

天城「一体ナニを!?」

榛名「榛名と違って天城は生えてるじゃないですか… 毛が」

天城「え…」

榛名「だから、剃っちゃいましょうか。 トマホークで」

天城「」

榛名「シェービングクリームやアフターケア用のクリームはちゃんと部屋に常備されてるようですし… 覚悟、出来てますよね?」

天城「ひいっ…」


<いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


この後滅茶苦茶剃った。

そして…


《0500 ハンガー》

瑞鳳「これより、部隊の再編を行います。

以降は番号による呼称を止め、部隊名での呼称を行うと言う方式を取り各部隊ごとに明確な目標を設定しました」


榛名「急にどうしたんでしょうか…」

コトノ「怒られたのよ、総指揮官に」

榛名「えぇ…」

ヤマト「だって適当過ぎだもの。そりゃ怒りますよ、彼女も」


瑞鳳「まず、主力として中央への突入を目的とする『ブレイヴ隊』とクィン・マンサの撃破を目的とする『アンリミテッド隊』。

そして遊撃部隊『イグナイト隊』に支援部隊『スプリング隊』、そして母艦を護衛する『イージス隊』となります。また編成表はこの通りです」


部隊編成
・ブレイヴ隊:バンシィ(榛名)、ユニコーン(天城)、フェネクス(青葉)、ガッデス(間宮)
・アンリミテッド隊:エピオン(瑞鳳)、ウイングゼロ(初風)、リバウ(リタ)、デルタプラス(舞風)
・イグナイト隊:ヤクト・ドーガ(愛宕)、ギャン・クリーガー(ユキカゼ)、デスサイズヘル(長波)、アルトロン(衣笠)
・スプリング隊:スローネツヴァイ改(春雨G)、ビギナ・ゼラ改(時雨)、ドーベン・ウルフ改(三日月)、ザクⅢ改(秋月)
・イージス隊:ゲルググBR型JR(翔鶴)、FAZZ(吹雪)、ガデッサ(朝潮)、ヘビーア-ムズ改(古鷹)、サンドロック改(阿武隈)

瑞鳳「また舞鶴に残留したエンガノ11より次元の穴の活性化を確認との報告です。 なので総員は機体に搭乗して待機するように」

全員「了解!」


天城「うぅ…」

間宮「あの、股間を押さえてどうかしましたか?」

榛名「自業自得です」

青葉「一体何したんですか…」

天城「スースーして動き難いです…」


瑞鳳「ごめん、お母さん。また巻き込んじゃった…」

大鯨『不可抗力だから仕方無いわ。それより、ちゃんと守ってあげなさい』

瑞鳳「うん。 あと初風ちゃんから伝言、『戸籍1個用意しておいて』って」

大鯨『そんなの10個でも100個でも好きなだけ用意するから無事に帰ってきなさい、それだけ伝えて』

瑞鳳「わかった」


愛宕「各機、大丈夫?」

長波「こっちはOKだ」

衣笠「問題無いでーす」

ユキカゼ「オールグリーンです」


春雨(G)「これで…」

時雨「救えると、良いね」

三日月「ええ…」

秋月「絶対、大丈夫です…!」


翔鶴「武装接続確認。大丈夫?」

吹雪「異常ありません」

朝潮「メガランチャー、正常に作動」

古鷹「大丈夫です!」

阿武隈「私的にはOKです」

ヒュウガ『そっち、機体大丈夫?』

榛名「問題ありません」

ヒュウガ『武装はユニコーンと一緒、フルアーマー・プランBよ。 あとフェネクスには引き続きB装備の他追加として脚部に『3連装ハンド・グレネード・ユニット』を装備して、予備の武装にマグナムを装備しているわ。

バンシィとユニコーンが切り込みとなるから、フェネクスとの距離に注意して』

青葉「わかりました」

ヒュウガ『あとガッデスは情報収集をメインにやって貰うから極力戦闘は避けて。 データは私が量子通信で解析するわ』

間宮「は、はい!」

ヒュウガ『あと質問や意見は?』

榛名「特には。 あと個人的な伝言です」

ヒュウガ『何かしら?』

榛名「後で覚えててください」

ヒュウガ『…』


プツン


青葉「切れましたね、通信」

間宮「心なしか榛名さんの堪忍袋の尾も切れてるような…」

天城「あわわ…」

青葉「天城さんだからお仕置き少な目ですけど、多分ヒュウガさんには容赦無いでしょうね…」

間宮「合掌です…」





《舞鶴》

400「こちら400、深海棲艦の現出を確認しました」

浜風「全機展開! 400、ハシラジマに打診!『作戦開始』!」

400「了解」



瑞鳳「総指揮官より命令が出ました! 各機出撃、次元の穴展開!」

ヒュウガ『次元転移装置起動。 全員、武運を!』

《間宮達の世界 棲地MI沖》


榛名「ブレイヴ隊、転移完了!ここが、敵の本拠地…!」

瑞鳳『アンリミッテド隊、転移完了。どうやらそのようですが…』

初風『ちょっと待ってよ… 朝潮、ここって…』

朝潮『データ確認しました。 どうやらここは、私達や飛龍さん達が攻略に失敗した『MI棲地』…』

間宮「MI棲地、確か深海棲艦の本拠地と呼ばれている…」

朝潮『はい。そこで我々は敗北、飛龍さんと蒼龍さんは次元の穴に呑まれて…』

瑞鳳『どうりで、要塞みたいなモンが出来てる訳ね』

間宮「来ます! MS数3、データベース照合… 『NRX-044』2と『ORX-005』です!」

初風『ついでに空母ヲ級を含む敵艦隊を確認! ってちょっと待って、逆方向から動態反応!?』

瑞鳳『挟み込まれた… やっぱり罠か!』

榛名「違います! 『生きている』… 人間です!」

天城「12人…? その後ろに1隻、大きな艦…」

間宮「まさか… この世界の軍がMIを攻略しようとしているんですか!?」

榛名「アンリミテッド・リードへ、どうします?」

瑞鳳『今総指揮官に確認しました。 返答、『可能ならば協力し、敵棲地を攻略せよ』… 共闘命令です!』

翔鶴『こちらイージス・リード。 我々が『龍鳳』で交渉に向かいます、他の方々は敵棲地に突入してください!』

瑞鳳『アンリミテッド・リード、了解!』

榛名「ブレイヴ・リード、了解です! このまま、敵の中央を突破します!」

天城「ブレイヴ02、了解!」

青葉「ブレイヴ03、了解しました!」

間宮「こちらブレイヴ04、了解です!」

愛宕『イグナイト・リードより各機、ブレイヴ隊とアンリミテッド隊の道を拓きます!』

春雨(G)『こちらスプリング・リード、イグナイト隊の支援をしつつ前進です!』

瑞鳳『総員、オールウエポンズフリー! オペレーション、スタート!』

全員「了解!」


イベント 直下

榛名「水中から敵意…!」

天城「来ます、数8!」


榛名と天城が感じ取った敵意、それが水中から牙を向く。

上空を突破しようとするブレイヴ隊目掛けて大量のミサイルが水中から放たれたのだ!


青葉「数が多い…!」

間宮「迎撃しないと…!」


しかしそのミサイルはウイングゼロのツインバスターライフルによってなぎ払われた!

そう、まるで来るのが『わかっていた』ように…


初風『残念、そう来るのは『予測済み』!』

瑞鳳『伊達にゼロシステムは積んでないわよ! イグナイト02!』

ユキカゼ『了解! 対潜攻撃スタンバイ、魚雷一斉射と同時に侵蝕爆雷投下開始!』


海中に居るMS群に向かってユキカゼはミサイルを放ち、その足を奪う。大量に放たれた魚雷によって逃げ場を無くした『ズゴック』や『ハイゴッグ』は全て密集した。

そこに大量とも言えるタナトニウム製の爆雷が投下されて、逃れられなくなったMS達は全て重力波の侵蝕を受け崩壊し爆散する!


愛宕『船体持って来て良かったわね』

瑞鳳『水中用MSが居るのに対潜警戒を怠る訳無いじゃないですか』

ユキカゼ『ソナーに感あり、10機来ます!』

瑞鳳『対潜警戒、任せて大丈夫?』

ユキカゼ『お任せください! そちらは早く前進を、すぐ追いつきます!』


そしてユキカゼの砲やミサイルが水中に向かって火力を集中させ始め、敵を撃破する。


榛名「こんなに展開が早い… 大きいのが居る…!」

天城「これは艦…?」

青葉「潜水艦、ですか?」

ユキカゼ『ええ、大型艦艇を補足しました。形状からしてジオン公国で運用されていた『ユーコン級』、6隻です』

瑞鳳『やっぱ居るね、数は』

ユキカゼ『しかし、霧の敵ではありません。 如何に襲い掛かって来ようと、無敵の盾と必殺の矛で葬るのみ…!』

愛宕『対潜戦闘は02に任せます。 こちらは水上艦や空中の敵を撃破しつつ、突破し敵棲地へと揚陸をしかけましょう!』

瑞鳳『アンリミテッド・リードより各隊、前進を続けます!』



イベント 直下

間宮「」

デストロイガンダム大量発生

GBFの瑞鳳、蒼龍、飛龍、夕雲、浜風の増援

機体は使用ガンプラと同じで

>>189だけだと多分榛名達に掛かれば瞬殺なので>>190も混ぜさせて頂きます。(搭乗機は使用ガンプラの原型+ちょっとした改造で)



榛名「全機、避けて! 大きいのが来ます!」


叫んだ瞬間、極大のビーム砲がバンシィを狙い放たれ榛名はギリギリの所で回避する。

そして棲地の中から20機近くの漆黒の巨体が現れた!


天城「モビル、アーマー…?」

間宮「形状照合… 『MA-08』に類似、でも砲が…」


その漆黒の機体は円盤に足が生えた姿をしており、巨大な砲を円盤の上に載せている。

一斉に20機以上の機体が変形し、バンシィ達を越える巨体のガンダムとなり襲い掛かった!


瑞鳳『厄介なモノを引っ張り出したわね…!』

朝潮『『GFAS-X1 デストロイ』… C.E.の機体!』

初風『アイツの弱点は近接武器を持たないことよ! 間合いにさえ飛び込めば、やれる!』

長波『どうやって飛び込めば良いんだよ!』

天城「NT-Dを使えば…」

榛名「まだ駄目です! 稼動限界がある以上、NT-Dは使え無い!」

青葉「じゃあどうしろって言うんですか!」


榛名は葛藤していた。 NT-Dを使用すれば瞬く間に破壊出来る、しかし突入成功後を考えればNT-Dによる体力消耗は控えるべきと。

そして榛名は決断を下す、自分だけ発動すれば良い。発動しようとした瞬間、通信が入る。


『ここは私達が引き受けます』

『貴女達は先に行きなさい!』

榛名「え…?」


そう聞こえた瞬間、瞬く間に4機の『デストロイ』が両断されて爆散する。

そして爆炎の中から5機の機体が現れた!


春雨(G)『丁度、良いタイミングでした!』

時雨『流石だね、『浜風』』

瑞鳳『まさか…!』

瑞鳳(G)『そのまさか、だよ『私』!』

飛龍(G)『元気にしてた、三人共!』

蒼龍(G)『間に合って良かった… 『こっちの私』は居ないみたいね』

夕雲(G)『どうやら『夕雲』も居ないようです』

浜風(G)『紛らわしいので丁度良い… 全機展開、これより我々も戦列に参加します! 部隊名は『クロイツ』、登録を!』


自軍増援
・ネブラブリッツ改(瑞鳳G)
・ゲイルストライク改(飛龍G)
・レーゲンデュエル改(蒼龍G)
・ヴァンセイバー改(夕雲G)
・ヘイルバスター改(浜風G)


瑞鳳『嬉しいのやら、何とやら… 『クロイツ隊』、戦列への参加を認めます!』

三日月(裏)『随分と遅い登場じゃないか』

瑞鳳(G)『色々あったのよ、いろいろとね!』

瑞鳳『その機体、ブリッツ?』

瑞鳳(G)『そう。『ネブラブリッツ』、私用に『アストレイ・レッドフレーム』のパワーシリンダーやら移植して中身は完全に別物…

そっちのエピオンと一緒で、格闘戦に特化した仕様だよ』

瑞鳳『道理で、デストロイを一撃でブチ抜ける訳か… しかもヴォワチュール・リュミエールとかレッドフレームの良いトコ取りしてる訳ね。それ、ブリッツの意味ある?』

瑞鳳(G)『無い。 だって使ってるの赤いからだし。『レッドフレーム』壊れてなきゃそっち使ってた』

瑞鳳『うん、私より赤への執着が凄まじいよ…』

飛龍(G)『雑談は後!さっさとアイツら叩くよ!』

瑞鳳(G)『了解!』

瑞鳳(あの機体、『ゲイルストライク』… でもあれはエクシア用のアヴァランチダッシュユニット、それにプロトGNソード…

あとストライカーからGN粒子… まさかストライカーに擬似太陽炉を搭載して稼動してるの!?)

蒼龍(G)『驚いてる? SEEDと00の技術と融合してるの』

瑞鳳『え、ええ…』

瑞鳳(『レーゲンデュエル』… こっちはスローネ用の『トゥルブレンツ』、それにレーゲンデュエルの武器が全部手持ちになってる)

蒼龍(G)『その分、バッテリーだし擬似太陽炉だから稼働時間に限界はあるけど… そこはハイブリットでカバーしてるわ』

浜風(G)『特に我々の機体に飛行能力が無い、それを補う為にこの技術を用いています』

夕雲(G)『因みにこれ、全部『こちら側』の瑞鳳さんがやってるんですよ』

瑞鳳(『ヴァンセイバー』には『∞ジャスティス』のファトゥム-01、『ヘイルバスター』には『エールストライカー』を付けて武装を手持ち化…

なんか滅茶苦茶過ぎない、あっちの私!?)

時雨『うん、僕達の機体よりメチャメチャな改造してるからね』

春雨(G)『因みに色々滅茶苦茶過ぎて安定まで時間掛かったんですよ』

三日月(裏)『しかし性能は上がっている。 補給なら龍鳳でやれば、稼動は長くなるからな』

瑞鳳『コンデンサーのプラグ、規格合ってるかなぁ…』


間宮「デストロイ、全機沈黙しました。凄い…」

榛名「今です! ブレイヴ隊、棲地へ突入します!」

天城・青葉「了解!」

榛名「」

瑞鳳『』

※下の榛名「」瑞鳳『』はミスです…


榛名達は要塞の隔壁を破壊して内部へと降り立つ。

そこには広大な場所が広がっており、MS位なら余裕で動ける場所だった。


榛名「ここが、敵棲地…」

天城「静か、ですね…」

青葉「ええ、不気味な位に」

間宮「Eセンサーに反応敵多数、こちらに向かってきます!」

榛名「どこが中心かわからない以上、突破するしかありません…!間宮さん、GNファングは?」

間宮「問題無いです。 私だって、やれます…!」

榛名「よし… NT-D発動! 一気にこの場を突破します!」

天城・青葉「了解!」


そして『ユニコーン』『バンシィ』『フェネクス』はそれぞれ光を帯びて、機体フレームが露となり角が割れ『ガンダム』となる。

続々と殺到する深海棲艦のMS群に、榛名達は牙を向いた!


間宮「行って、ファング!」

青葉「まず、突破口を拓きます!」


ガッデスから放たれたGNファングが敵の手足を切り裂き、フェネクスがBSのビームで敵の中心へと穴を開ける。

そして榛名と天城は敵群へと突撃し、ジャベリンを振るい一気に蹂躙した!


榛名「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

天城「化け物共、好きにはさせません!」


そして2機を止めようと敵が殺到するが二人には大した障害では無く、一方的に深海棲艦を消し去る。

それに『フェネクス』と『ガッデス』が支援しながら追随している状態だ。


青葉「流石に敵の本拠地だけあって、数は居ますね!」

間宮「道が開けました!今なら突破出来ます!」

榛名「よし…! 全機牽制しつつ突破、後続への穴を作ってください!」

全員「了解!」



視点選択 直下
1.瑞鳳
2.翔鶴
3.榛名

side-瑞鳳-


瑞鳳率いるアンリミテッド隊も要塞内部へと突入する。

そして先に榛名達が築き上げた残骸の山を目にし、瑞鳳は溜息を吐いた。


瑞鳳「うっわぁ、こりゃ酷い…」

リタ「ママ達、暴れすぎ」

舞風「暴れるって度合いじゃないよ、これ…」

初風「…」


初風は沈黙する。初風には解っていた、この先に何が待ち受けているのかを…

ゼロシステムじゃなくても答えは自ずとわかる。行き着く先は『春雨の居る場所』だ。


瑞鳳「もうここまで来たら後戻りは出来ないよ」

初風「わかってる、けど…」

瑞鳳「『迷いは己を殺す、故に迷うな』。わかるわよね」

舞風「ウチの家訓…」

瑞鳳「戦う事を躊躇えば、あの子に殺されるのは初風ちゃんだよ。雑魚は私がやる、クィン・マンサを止めるのは初風ちゃんの仕事。大丈夫、私が絶対寄せ付けさせやしないから」

初風「姉さん…」


瑞鳳は基本的に不器用だ。 プラモを作れても少し口下手、それで幼少期から苦労していた。だがそれは真っ直ぐさ故、それは昔から変わらない。

『春雨を助ける手伝いをする、少なくとも言葉を交わす機会は作る』、これが瑞鳳の姉として出来る不器用な優しさだ。


瑞鳳「アンリミテッド03、02についてあげて。04、私の援護」

舞風「了解!」

リタ「まったく… わかったよ」

初風「二人共…」

瑞鳳「行くわよ、付いてきて!」

全員「了解!」


そしてアンリミテッド隊は榛名の進んだ方角とは別、真逆の方角へと進んで行った。

しかしその道に立ち塞がる敵、深海棲艦のMS群が現れる。


リタ「敵接近、総数不明!だけどいっぱい居る!」

瑞鳳「しょうがない… 東方不敗流剣術・七型奥義!『密天烈風』!」


瞬時に敵を切り裂き爆散させ、初風たちの道を拓く。 

そして瑞鳳は敵群へと単機で突入し、敵を切り刻む!


瑞鳳「ここは任せて、二人は行って!」

初風「でも…!」

瑞鳳「必ず、追いつく!」

舞風「ここは任せなさいって!」

リタ「行くよ、二人の働きが無駄になる!」

初風「わかった… 二人共、無事でね!」


そう言って、リバウとウイングゼロは奥地へと進む。 その先にあるものへ向かって…

そして瑞鳳は立ち塞がるように群れの前へ立ち、再び敵へと襲い掛かった!

side-翔鶴-


指揮官『何者だ、貴様等!』

翔鶴「こちらは特殊作戦中の部隊、『ブレイヴ中隊』です。 この世界とは異なる世界の日本軍に所属してます。

現在、我々は棲地MIに対し攻略を行っています。貴艦及び所属の艦娘、その助力を要請する交渉に参りました。」

指揮官『何だと!?』

翔鶴「こちらにはあちら側が用いている兵器『モビルスーツ』を多数保有しています。加えて、2隻『霧』の艦艇を保持している…

しかし我々にそちらとの交戦意志はありません。 また作戦後棲地からは撤収するので占領行為も行わない、そちらの自由にして構いません」

指揮官『何が、要求だ』

翔鶴「こちらへの攻撃を行わない事、そしてこちら側の棲地突入の援護を要請します」

指揮官『貴官らの目的は?』

翔鶴「深海棲艦の殲滅、そして我々の世界に出現しようと目論む深海棲艦の阻止です」

指揮官『今大本営へ確認する。少し待って欲しい』

翔鶴「了解しました」


吹雪「上手くいきますかね?」

古鷹「そう簡単に行くとは思え無いよ。私達にまで情報を隠蔽するような連中だもん」

朝潮「特に古鷹さんは記憶を消されて従わされてた一人、恨みは相当深いでしょう。かく言う私も、大本営に切り捨てられた一人なので割りと恨んでます」

阿武隈「聞けば聞くほど不信感しか湧いて来ない…」

コトノ『相手はそう言う連中なのよ。今この辺に居る艦娘、何人に自我があるのかしらね?』

朝潮「まさか…」

ヤマト『彼女達の中に動きがおかしい、挙動に一つ一つラグがある者が居ます。恐らく、自我を破壊された転生体の可能性がありますね』

古鷹「自我を破壊した人まで投入したの…!?」

龍鳳『こちらを襲ってくる可能性も否定出来ません…』

阿武隈「ここは翔鶴さんに任せるしか無いね…」

朝潮「取り合えずあそこの補給艦にメガランチャー向けときます」

古鷹「やめなって!?」


指揮官『返答は… 協力する』

翔鶴「そうですか。ではこれより、共闘戦線を張ります。 こちらの指揮官からの返答次第で我々も動きましょう」

翔鶴(何か怪しい… 腹に一物抱え込んでる…?)

翔鶴「通信終了。続いて、接触回線。 ヤマトさんにコトノさん、聞こえますか?」

コトノ『あら、名指し?』

ヤマト『何でしょうか?』

翔鶴「先程のあちら側の通信、解析出来ますか?」

コトノ『少し時間が要るけど、出来ない事は無い』

翔鶴「ではお願いします。 こんなにアッサリ決まるのはおかしい、腹に一物抱えてる筈です」

ヤマト『了解しました』

side-榛名-


第二陣を突破し、要塞の中央部へ向けて侵攻する榛名達。

しかし榛名はその状況について不可思議に思っていた。


榛名(防御が薄い… 舞鶴侵攻の為と防衛に部隊を割いているとは言え、ここまで要塞内部が手薄なんて)

天城「姉さん、恐らくこの状況は意図されたものでは…」


榛名の思考を察した天城が『その可能性』を呟く。 もし、自分達が誘いこまれていたとしたら…

二人は意識を同調させて周囲の敵意を探索する。しかし、本拠地故の『憎悪』の濃さに阻まれた。


榛名「憎悪が強すぎて何も感じられ無い…」

天城「間宮さん、Eセンサーは?」

間宮「反応、感知出来ません」

青葉「一体どこから…」

間宮「Eセンサーに反応! 敵です!」


そして数機の敵が通路から現れ、4機に襲い掛かる!


間宮「機種照合、『MS-06J』『RGM-79』『MSJ-06II』その他!」

榛名「旧式機体…」

天城「戦力不足で、こんな機体まで引っ張り出した…?」

青葉「ともかく、ここは片付けます!」


榛名達は敵に対し攻撃を仕掛け、一瞬で殲滅する。

そして安堵の溜息を吐きながら、榛名はあるものを感じた。


榛名「この近くに、何かある…?」

天城「確かに、変な感じはしますが…」

間宮「調べてみます?」

榛名「はい。 何かあってはいけませんから」


あったもの 直下
1.格納庫
2.捕虜収容所
3.その他

青葉「これは、格納庫…?」

天城「全部、壊れてる…」


そして4人は驚愕の光景を目にする。 人型の深海棲艦が1機の『ドム』に触れた瞬間、大破していた機体が何事も無かったのように再生した!

そのドムがバンシィに襲い掛かろうとするが、榛名はVNによって胴体を真っ二つに引き裂いた。


榛名「再生して利用している… 前のパイロットの怨念を利用して…!」

間宮「深海棲艦はその特性上、憎悪や怨念に反応する… 残留した怨念を増幅させて機体を再生させて操っているんですね…!」

天城「姉さん、どうしましょう?」

榛名「これ以上の戦力増加はこちらの不利となります。 全て、跡形も無く破壊しましょう」

青葉「了解です」


4人は残骸に向けて攻撃をはじめ、その全てを焼き払う。

散った命への『祈り』と共に、その怨念を晴らせるようにと…


榛名「これで、全部の筈です」

天城「憎しみはもう残ってません」

青葉「じゃあ、先に進みましょう」

間宮「待ってください。 1機、まだ残っています」


ひっそりと格納庫の奥、その機体は佇んでいた。


榛名「全く壊れていない…? 完品ですね」

青葉「綺麗な機体ですね」

天城「憎しみを感じない… パイロットが潔かったのでしょうか?」



その機体は… 直下
1.真紅の重厚な機体だった
2.純白の蝶のような機体だった
3.青い飛行機のような機体だった

榛名「赤い機体、どこかで見たような… 確かアナハイムの機体に…」

間宮「識別結果出ました。型式番号『MSN-004』、機体名称『サザビー』です」

青葉「『サザビー』、ですか?」

榛名「赤い彗星『シャア・アズナブル』が最後に乗った専用機体…」

天城「確か『シャア・アズナブル』はラプラスの箱を巡る戦いの3年前に起きた第二次ネオ・ジオン戦争において行方不明になった、とアニメで見ましたね」

榛名「その怨念が宿ったのが『フル・フロンタル』、しかしこの機体に怨念は残されていない… どうやら彼の怨念はフロンタルが持って行ったのかもしれません」

青葉「でも、シャアって割と有名ですよね。榛名さんがやってたスパロボ?だったかにも出てきて結構強かったですし。 この機体もそれなりに強力な筈では?」

榛名「でもまともに使わないんですよね… 基本マジンガーやらゲッターやらを主力に据えてスーパー系を優先するし、そもそもサザビーを序盤から使える作品が少ないんであまり育成タイミングが合わないんですよ。

ただ機体自体は優秀です。 敵として出現した時も火力や装甲、回避など非常に高く継戦能力も高い部類でしょう」

間宮「あまり何を言ってるかわかりませんが、どうしましょうこの機体…」

青葉「高性能機なら破壊するのも勿体無い、でも鹵獲しようにも一度通路を戻る必要が…」

榛名「…え?」ピキィン


グポーン… ゴォォォォ…!


間宮「一人でに起動した…!?」

青葉「もう取り込まれて…」

榛名「違います! 『サザビー』自体に意識がある…!」

天城「まるで人間… 人の意思が宿ったような…」


ピッピッピッピ


間宮「光通信… 『敵対ノ意思ハ無イ。協力スル』!?」

榛名「…良いでしょう。敵意は感じませんし、戦力は多い方が良いです」

天城「姉さん!?」

榛名「ただし、榛名達に仇なすと言うのならばこの『バンシィ』で容赦無く破壊します」

間宮「『ソレデ構ワナイ』、です」

青葉「何かアッサリ行っちゃいましたけど…」


榛名(もしやこの『サザビー』、『フェネクス』と同じ…? でも、アンチェインドはサザビーに無い筈…

でもサイコフレームに『吸われた』のだとしたら、宿っているのは… 考え過ぎか…)

瑞鳳「敵の増援が止まった…?」

舞風「一体どんだけ倒したんだろ…」

瑞鳳「80からは数えて無い」

舞風「私も20から先数えてないや」


瑞鳳は節約の為にビームサーベルを降ろし、ヒートロッドの熱を落とす。

舞風のデルタプラスもロング・メガ・バスターや予備で持っていたライフルも使い切ったので投棄した。そこに榛名からの通信が入る。


榛名『こちらブレイヴ01、アンリミッテド01応答を』

瑞鳳「こちらアンリミテッド01、どうぞ」

榛名『敵の格納庫と思われる施設を破壊しました。以降、敵を見かけないので恐らくこれ以上の増援は出ない筈です。

また格納庫に残されていた『MSN-04 サザビー』を鹵獲、また『サザビー』に意思が宿っているようでこちらに協力してくれています』

瑞鳳「え?」

榛名『榛名の推測ではリタと同じ状態、サイコフレームに命を吸われて一体化してしまったのではないかと』

瑞鳳「えぇ… まぁ、わかりました」

榛名「これより『サザビー』を含む5機で敵の中枢へと突入します。そちらは引き続き、クィン・マンサの捜索・撃破を」

瑞鳳「了解しました」


そして通信が切れる。 瑞鳳は少し状況に混乱したが、そんなもんだろうと思い思考を切り替える。

エピオンの予測ではそろそろ瑞鳳達に後方部隊から増援が到着する筈だった。


舞風「にしても、増援遅く無い?」

瑞鳳「突破口は私達が拓いた筈だし、到達してもおかしくは無いけど…」

舞風「まさか、やられたんじゃ…」

瑞鳳「確認してみる」


そして再び瑞鳳は愛宕と春雨、異世界の瑞鳳へ通信を入れた。 何かある、そうエピオンが訴えているから。


瑞鳳「こちらアンリミテッド01、イグナイト01及びスプリング01・クロイツ01状況報告を」

愛宕『こちらイグナイト01! 現在『クィン・マンサ』を主軸とした部隊と交戦中!』

春雨(G)『敵は『クィン・マンサ』を主軸に無数の『量産型キュベレイ』で構築されています、はい!』

瑞鳳(G)『元がハエみたいなのに今度はゴキブリみたいにワンサカ居るよ、キュベレイ!』

瑞鳳「今からそちらに向かいます!それまで持ちこたえて…」

愛宕『アンリミッテド01はこのまま敵の中枢へ向かってください! 先程初風ちゃんがこちらに向かっていると連絡がありました!』

春雨(G)『こっちは何とかなります! 中枢へと突入した部隊を補助してください!』

瑞鳳(G)『そっちは任せたよ、もう一人の私!』

瑞鳳「了解しました… 武運を!」


そして三人からの通信が落ちる。 彼女達の声にはまだ余力が残っていた、この調子なら大丈夫だろうと瑞鳳は思案する。


舞風「どうするの?」

瑞鳳「このまま中枢へ向かって榛名さん達と合流する」

舞風「了解… って、あれ? 何これ」

瑞鳳「…何か、ある?」

見つけたもの 直下
1.捕虜収容所
2.秘匿格納庫
3.変な装置
4.その他

申し訳ありませんが核は色々とマズイ事になるので…(数多くすると回収できなくなったり撃たれたらマズイなど)


再安価 直下
1.捕虜収容所
2.秘匿格納庫
3.変な装置
4.その他

瑞鳳「扉…?」

舞風「こんなのに気付かなかったなんて… でも壁厚そうだし壊せそうも…」

瑞鳳「任せなさいって!」


瑞鳳は再びエピオンのサーベルにエネルギーを注ぎ刀身を発振させる。

そしてさらに出力を上げて両腕で持ち上げ、刀身を振り落とした!


瑞鳳「必殺、バルジ切り!」


その一撃により壁が溶断され分厚い装甲板が崩れ落ちる。

溶断した部分をされに腕でこじ開け、そのまま破壊した。


瑞鳳「これで出来た」

舞風「ま、エピオンだし」

瑞鳳「何があるかなっと…」


瑞鳳と舞風は機体を隔壁へと潜らせ、開けた内部に出る。


舞風「空洞?」

瑞鳳「違う、固定用のアームがある」

舞風「じゃあ格納庫…?」

瑞鳳「多分ね」


見つけた機体は? 直下
1.大型ビーム砲を持った小型機
2.棘棘しい印象を持った青い機体
3.赤い格闘機と青い砲撃機

舞風「あった!」

瑞鳳「この機体は… マジで?」


二人の視線の先にあった機体、青く棘棘しい印象を持った機体だ。

そして瑞鳳は知っていた、その機体の正体を。


瑞鳳「ガンダム、『ガンダムアクエリアス』…!」

舞風「アクエリアスって… エピオンの兄弟機、対MD用の?」

瑞鳳「うん。ペーパープランなのか実機が葬られたのか真偽不明だったけど本当にあるなんて…」

舞風「機動性だけならエピオンと同格、ただし戦闘能力はお察しレベルだけど」


二人は機体を一瞥する。 この機体をどうするか、処遇に困った。

しかし、意外すぎる方法でソレは解決した。二人が見つけたのは大きな箱型のコックピットへの接続装置だった。


舞風「これ何だろ…」

瑞鳳「あれ、これってMD用の… 確かリーオーに付けて試験やってたけど、エレガントに破壊されたやつ」

舞風「外付けのMD用コックピット!」

瑞鳳「今乗ってるエピオンの『ゼロシステム』はコピーだけど、完全にオリジナルと同じ。…いける?」

舞風「やってみよう」


そして二人はアクエリアスの機体へとソレを取り付け、瑞鳳はエピオンのシステムを接続する。

接続されたアクエリアスのMDは起動し、そのままエピオンへと付き従った。


瑞鳳「やったね」

舞風「これでこっちも無人機持ちになった」


自軍参入
・サザビー(無人) ブレイヴ隊
・ガンダムアクエリアス(MD) アンリミテッド隊



イベント 直下

すみません、タイムマシンはストーリー上マズイ事になりかねないのでNGとなります
申し訳ありませんが無理のあるものは厳しいっす…


再安価 直下

デビルガンダム発見

※すみません>>211さんの『デビルガンダム発見』は少し難しいので、一つずらさせて頂きました…
申し訳無いっす


榛名「中枢部までもう少し… ブレイヴ04、敵は?」

間宮「反応ありません。 これ程までに静かだなんて…」

青葉「何か嵐のような静けさのような気がします」

天城「フラグ建造は止めてください」


榛名達は敵の中枢部へと歩みを着実に進めていた。 罠である可能性は充分、だがそれしか方法は無いから。

しかし意外にも心強い味方のお陰で戦線を潜り抜けていた。


榛名「ブレイヴ05、異常は?」

間宮「『特に見当たらない』、だそうです」

榛名「了解。全機このまま警戒しつつ前進、慎重に」


ブレイヴ05、と急遽部隊へ編入された無人の『サザビー』は呼ばれている。

サザビーは間宮のガッデスを守りながら戦い、相変わらず光通信のみの会話だが着実に榛名達とは信頼関係を結んでいた。


青葉「このまま、何もなければ…」

榛名「ッ…!? そうは、問屋が卸さないようです…!」

天城「鋭い殺気が、来ます…!」

間宮「Eセンサーに反応、高速で接近!IFF応答なし、敵です!」

(気を付けろ、並の敵では無い!)

榛名「なにっ!?」

天城「言葉が、走った…!?」

榛名「…わかりました、NT-D!」


榛名と天城には声が聞こえた。 その言葉を信頼に値するものだとして二人は純白と漆黒の獣を『ガンダム』へと再び目覚めさせる。

そしてどこからとも無くライフルの光弾が放たれ、咄嗟に発生させたIフィールドを使ってその一撃を榛名は防いだ。


榛名「正確な射撃…!」

(来るぞ!)


5機の前に1機のMSが降り立つ。その純白に染められた機体の肩には『ユニコーン』の紋章が刻まれ、背中には板のようなものを背負っている。

そしてその機体の名前を榛名は知っていた。


間宮「機体照合『RX-93』…」

榛名「『νガンダム』、『アムロ・レイ』の最終搭乗機体!」

青葉「アムロ・レイって… あのアムロ!?」

天城「初代ガンダムのパイロット、そしてシャアと一緒に行方不明になった筈の…!」


νガンダムは躊躇い無く5人に向けて銃口を向けて殺気を放つ。

下手に動けば負ける、それ位のプレッシャーをνガンダムは放っていた。


榛名「ブレイヴ03、ブレイヴ04を連れて後退してください」

青葉「し、しかし!」

榛名「早く! ここは押さえ込みます!」

青葉「わ、わかりました!」

2機の離脱を確認し、榛名達はνガンダムへと銃口を向ける。

そしてνガンダムもそれを交戦意思と断定し、ライフルを放った!


榛名「いくらνガンダムでも!」


榛名はその一撃を回避してνガンダムに向けてアームド・アーマーBSのビームを収束させて放つ。

νガンダムはそれを強引に回避し腕のダミー・バルーンを射出した!


天城「いくらダミーがあったところで!」


ユニコーンの頭部バルカンが火を噴きダミーバルーンをなぎ払う。しかし一つだけ機雷が仕込まれており、炸裂して周囲を爆発が覆い尽くす!


榛名「目晦まし!?」

(気を付けろ、目視に頼るな!)

榛名「来るっ!」


そして次の瞬間、バンシィに向かってサーベルが振り下ろされた。

榛名は咄嗟にνガンダムのマニュピレーターをアームド・アーマーVN掴み取り押さえる!


榛名「今です!」

(上出来だ!)


そして取り押さえられたνガンダムげサザビーのファンネルが殺到し、ビームが放たれた。必殺、そう確信した榛名だったがνガンダムはフィン・ファンネルを射出しIフィールドを形成してそれを防いだ!


榛名「強い…!」

天城「姉さん、離れて!」


天城が背部に装備したアームド・アーマーDEのサイコミュを連動させて射出し、νガンダムへと攻撃を加える。

その隙に榛名はνガンダムから距離を取りジャベリンを引き抜く! それは榛名愛用の武器であり、最も得意とする間合い用の武器だ。


(キミ達、どうして――の味方をする!)

榛名「言葉が走った!? でも、これは…」

天城「νガンダムから…!」


榛名達が聞いた『声』はサザビーから発されたものでは無く、今戦っている敵『νガンダム』からだった。しかし二人は気付いていた、その声に少し『歪み』がある事を。


榛名「歪められた声が何を…!」

天城「そんな憎しみばかりで!」


そしてその声に対する解答として榛名はジャベリンを構えて突進する!

それを天城のユニコーンがDEを飛ばし、サザビーもそれに続くようファンネルを放って支援した。


(チイッ!)

天城「遅い!」


バンシィが振り下ろしたジャベリンと鍔競り合いとなり、νガンダムはそれを強引に流すが逆方向からユニコーンがジャベリンを振り下ろす!

νガンダムはシールドで防ぐ事で致命傷を避けたが、ダメージは残った。


天城「敵意が、薄い…?」

天城にはそう感じられた。歪められていても意思だけは残っていると天城は確信し、天城はνガンダムへと語りかける。

会話(天城) 直下

天城「貴方が天城と同じガンダムのパイロットなら聞いてください!」

(なにっ!?)


天城はユニコーンで強引にνガンダムを押さえ込む。

既に天城にはわかっていた。『νガンダム』に存在する意識が『何者』なのかが…


天城「そのガンダムはアクシズから世界を救った機体、その力を憎しみに使ってはなりません!

それとも、そんな事すらわからない位に歪みましたか『アムロ・レイ』! 」

榛名「『アムロ・レイ』、だったもの…」


νガンダムに残っているのは『アムロ・レイ』、そうかつて呼ばれていた人間の意識だ。

何故そうなったかは天城は知らない、だが推測程度は出来る。『アクシズ・ショック』の折にサイコフレームに『吸われた』、そう推測した。


(キミは…!)

天城「貴方はかつて世界に人の心の輝きを示した筈です!

でも今の貴方は人の心を信じられなくなって、自分から『シャア・アズナブル』以下に成り下がったただの戦闘マシーンじゃないですか!」


νガンダムに殺気が満ちる。 過去の自分を否定したいのか、それとも『シャア以下』と断ぜられて癇に障ったのかは天城の知った事では無い。

だがここでどうにかして止めなければ味方にも被害が出る、そしてこの世界の人間がもっと多く『彼』に殺される。


天城「ここで止める… 同じ『ユニコーン』を戴く者として、絶対に止めます!」


彼の紋章は『ユニコーン』、そして天城の駆る機体は『ユニコーンガンダム』。 二人は同じ、『ユニコーン』に選ばれた人間だ。

恐らく天城の不利になるだろう、機体性能は上でもパイロット能力は彼が上。それでも、天城は決断を下す。


天城「姉さん達は先に進んでください! νガンダムは天城が止めます!」

榛名「駄目です!ここは3機で…」

天城「中枢を破壊しない限り、深海棲艦は舞鶴へ侵攻するでしょう。それを止めるのが天城達の役目、忘れましたか!

3機でかかっても勝ち目がイーブンだと言うのなら、確実に『戦略的に勝利』出来る方法を選んでください!」

榛名「わかりました… 天城、絶対に… 絶対一緒に帰りましょう!」

(すまないが、任せた!)

天城「了解!」


そしてバンシィとサザビーは先へと進む。νガンダムは追撃を図るが天城によって阻止され、ユニコーンが彼の前に立ちふさがる!


(そこをどけ!邪魔をするな!)

天城「絶対にお断りします! 『アムロ・レイ』、ここを通りたかったら天城と『ユニコーン』を倒してみなさい!」


天城はジャベリンの刀身を発振させ、構える。 天城は戦闘慣れしていない、そしてニュータイプとしての力も未知数だ。

だがその意志は遥かに強い。そしてその意志に呼応するが如く、ユニコーンのフレームが赤から緑へと変質していく!


(その力、まさかキミは…)

天城「参ります…! 貴方にもう一度教えてあげましょう、人の心の輝きの力を!」


サイコフレームが呼応し、光が一層強くなる。 それが天城の心の輝き、想いの力。

そして天城とユニコーンはジャベリンを携えνガンダムへと突撃した!


視点選択 直下
1.愛宕
2.リタ
3.青葉

side-愛宕-


愛宕「こんのぉ!」


愛宕は接近する量産型キュベレイの左腕をサーベルで切り落とし、先程交戦した『ギラ・ドーガ』から強奪したビーム・マシンガンを近距離で放ち戦闘継続を不可能にする。

ファンネルは充電機能が無い為残存数は2基だけとなっていて、アサルト・ライフルとシールドも既に混戦で失っており『ヤクト・ドーガ』は満身創痍だ。


愛宕「これで、30オーバー…!」

ユキカゼ「ブレイズ01、後退して補給を!」

愛宕「駄目、それじゃ無防備になってる母艦が狙われるわ…!」


背中合わせで立つユキカゼの『ギャン・クリーガー』もボロボロだった。本来ユキカゼの機体はかつて野分が搭乗していたが廃棄された機体を回収し、改造を施したもので性能差が次世代機とは大きく離れている。

しかしそれでも無数のキュベレイを相手に戦い抜き、今なお戦い続けているのは機体本来の優秀さとユキカゼの操縦技術あってこそだ。だが機体に疲労が蓄積する一方で、キュベレイ軍団はすぐに再生して再び襲い掛かってきた。


長波「これじゃジリ貧だぞ!」

衣笠「アイツをどうにかしない限り、どうにもならないよ!」


長波の『デスサイズヘル』と衣笠の『アルトロン』も混戦の中戦い続けているが、急造品故に所々でガタがきている。

そして衣笠はキュベレイ軍団の中心に居る『クィン・マンサ』を睨む。


時雨「本拠地だけあって手ごわい…!」

三日月(裏)「本当にデリカシーの無い奴らだ、コイツら!」

春雨(G)「どうにかして、声を届けないと…」

秋月「あと一人、ニュータイプが居れば…!」


現在、ニュータイプとして認められている『榛名』『天城』の2人は中枢部へ直行、残る『リタ』はこちらへ向かっているが暫くかかる。

しかし愛宕は閃いた、この状況を打開する策を。


愛宕「私がやるわ!」

秋月「え…?」

愛宕「私だってファンネルは使える… ならニュータイプの端くれくらいの力はある筈よ!」

時雨「そうか… こうなったら仕方無い、やってみて!」

愛宕「了解! スプリング04、付いてきて!」

秋月「は、はい!」


愛宕は意識を集中させ、それに呼応するよう『ヤクト・ドーガ』の周囲にあるフレームが光を帯びる。

その光は秋月の『ザクⅢ改』へと伝播し、ザクも光を帯びた。そして愛宕は語りかけた、その先に居る『彼女』へと。


説得(愛宕) 直下

説得(秋月) ↓2

愛宕はクィン・マンサから憎悪を感じ取る。それは恐らく世界すら飲み込む災厄、と言っても良いだろう。

その中から『彼女』の意識を愛宕は引き揚げ、語りかけようとする。しかしクィン・マンサが攻撃を加え、それを阻んだ。


愛宕「そんなんじゃ駄目よ!それじゃ誰も貴女を助けられない、皆居なくなっちゃう! 」


最早彼女の意識は殆ど残っていない。憎悪が満ち、彼女を支配していると愛宕は感じ取る。

そしてクィン・マンサがヤクトに再び攻撃を仕掛けようとした瞬間にザクⅢ改が強引にクィン・マンサへと取り付く。


秋月「昔の優しかった春雨に戻ってください!! 」


秋月は腰にマウントしてあったヒート・ホークの1本を掴みクィン・マンサの頭部と本体に接続している部分へと振り下ろす。


愛宕「スプリング04、何をする気!?」

秋月「このまま、引き離します!」


それしか無い、秋月は考えた結果この行動に到る。しかし、それは逆効果であった。

クィン・マンサから禍々しいオーラが発せられてザクが吹き飛ばされる!


秋月「きゃぁぁぁぁぁっ!?」

愛宕「秋月ちゃん!」


地面に叩き付けられたザクⅢ改のモノアイから光が消え、そのまま動かなくなってしまう。

サイコミュによって発せられたオーラがザクに内蔵されたサイコフレームを蝕み、機能を停止させたのだ。


愛宕「応答して、スプリング04!」


しかし秋月は答えられない。 既に彼女の意識は無かった。


浜風(G)「夕雲!」

夕雲(G)「こちらで回収します! イグナイト01は後退を!」

愛宕「了解…!」


夕雲の言葉に愛宕は頷き機体を反転させた。 なけなしの推力剤だが『龍鳳』への帰還くらいは出来る。

そして機体を加速させて『龍鳳』へと向かって行った。


愛宕「こちらイグナイト01、着艦します。 補給願います!」

翔鶴「アイギス・リード、了解!」



ヤクト用の装備の予備は殆ど無い。だが『彼女』を助ける為には、もう一度戦場へ戻るためには補給を行わなければならない。

そして夕雲のセイバーもザクⅢ改を乗せて龍鳳へと帰還した。


夕雲(G)「彼女をすぐに救護室へ!」

ヤマト「了解。今持って行きます」


秋月の意識は目覚めぬまま、ヤマトによってコックピットから出されて救護室へと運ばれる。

その顔には、無念そうな表情が浮かんでいた。




視点選択 直下
1.天城
2.リタ
3.青葉

間宮「駄目です。量子通信も何かに阻害されて…」

青葉「戦況がこれでは… 一応データだけは取っておいてください」

間宮「わかりました」


二人は天城や榛名達から離れて別のルートを模索していた。しかし二人は通信を一切行う事が出来なくなり他の部隊と隔絶される。

フェネクスとガッデスはさらに奥地へと進む。敵の中枢部へと向けて…


間宮「Eセンサーに微弱な反応… 何、これ…?」

青葉「どうかしましたか?」

間宮「それが、センサーに何か反応があるんです。何かわからないのですが…」

青葉「わかりました。降りて確認します」


二機は進行を止めてその場に停止し青葉はフェネクスのハッチを開く。そして以前榛名と長波が見つけた武器の中から拝借した『マカロフPM』を握り締めコックピットから出た。

降りた先には人一人入るのがギリギリなくらいの扉があり、青葉をまるで誘うかのようだった。


青葉「機体は任せました。これより潜入します!」

間宮『了解』


青葉は元々こう言う分野が得意であり、戦闘は不得手なのだ。ようやく自身の力を役立てる時が来た、そう思いマカロフへと銃弾を込めて構える。

そして青葉はその部屋へと侵入した。


青葉「ここは…!うっ…」


入った部屋の先、青葉の前に広がっていたのは凄惨な光景だった。バラバラに切り刻まれた人間、継ぎ接ぎだらけにされた死体… 全てが死んでいたのだ。

青葉は人の死に慣れてはいた、しかしその光景だけは見るに堪えず吐き気を催す。


間宮『ブレイヴ03、どうかしましたか?』

青葉「こんな… こんなの…!」


それは全て人間の成れの果て、深海棲艦に捕らえられた人間の末路だった。

国籍も何もわからない。軍籍番号を示すものも無い、それでも彼女は心を痛める。その凄惨な光景に…


間宮『ブレイヴ03、青葉さん!』

青葉「もうちょっと、もうちょっとだけ先に進みます…!」


そう言って青葉は銃を構えて先へ進む。 そしてさらに奥にあった扉を開くと監獄のような場所に出る。その檻の一つには人型の深海棲艦が群がり、中からは悲鳴が聞こえた。そして青葉は自然の引き鉄に掛けた指に力を入れ、銃を放つ!


青葉「お前達が… お前達が居るから!」


1体1体の頭を撃ち抜き、予備の弾倉へと付け替えて再び銃を放つ。そして一体残らず殺したのを確認すると青葉はその檻へと歩いた。

檻の中には一人の少女が居た。彼女の脈を確認し、生きてる事を確認する。


青葉「生きてる…! こちらブレイヴ03、生存者を発見!」

間宮『了解!』

「ん…」


そして青葉の歓喜の声に、彼女は目を醒ました。


誰が居た? 直下

艦娘のみ
既出、主人公候補 NG

「アンタ… 人間、よね…?」

青葉「そうです」


ここで自分の名前を名乗ろうとして青葉は躊躇う。既に自分の悪名は轟いているのだ、きっとこの娘にも悪い印象を持たれているに違い無いと思い敢えて喋らなかった。

青葉は彼女を見る。体格は幼い、そして日本軍の艦娘である『朝潮型駆逐艦』の制服を着ていた。


青葉「他に生存者は?」

「…居ないわ。生きてるのは私だけ、皆連れてかれて戻ってこない…」

青葉「そうですか… ここを脱出します、歩けますか?」


そう言って青葉は手を差し伸べる。しかし彼女はその手を振り払う。


「一人で、歩ける…」

青葉「わかりました。 これから回収するので所属部隊と官姓名を」

満潮「『満潮』、所属は呉方面第7艦隊」

青葉「了解です」


満潮と名乗った少女を連れて施設の外へ出る。 途中で通った凄惨な光景に満潮は涙を堪えながらも外へ出た。

そして二人は水色の巨人と金の不死鳥が待つ場所へと移動した。


満潮「これって、私達を捕まえたロボット!? 何でアンタ達が…!」

青葉「詳しい事情は後ほど。 ブレイヴ04、『フェネクス』のコックピットは危険なので、『ガッデス』へと収容します」

間宮『了解しました』


青葉は機体へ乗り込み、マニュピレーターに満潮を乗せて『ガッデス』のコアファイターへと彼女を運ぶ。


青葉「乗り移ってください」

満潮「…わかった。あと、あそこ… あの子達を、あのままにするのは…」

青葉「わかりました」


アームド・アーマーBSの照準を先ほどの部屋に向けて合わせる。

そして追悼の祈りを込め、彼女達の骸をそのビームによって焼いた。


満潮「ありがと…」

青葉「いえ、あれは見るに堪えませんでした… とても可愛そうで…」

間宮「収容します」


間宮がコックピットのハッチを閉じるのを確認し、青葉も警戒態勢を取る。


間宮「居心地は悪いでしょうけど、少し我慢してください」

満潮「アンタ、もしかして…!」

間宮「話は後です。 今はこの場から離れます」

青葉「行きましょう」


そして二人は満潮を連れてさらに奥地へと進んでいった。



視点選択 直下
1.天城
2.リタ

side-リタ-


初風「見つけた! これより、戦域に突入する!」

リタ「ちょっと待って!あんまり先行しないで!」


リバウとウイングゼロは時雨達の戦う戦場へと到達する。そして2機共MS形態へと変形してそれぞれライフルで量産型キュベレイ軍団へと攻撃を加えて撃破した。

リタは戦場のただならぬ雰囲気に飲まれかけるが、何とか持ち直して戦闘を継続する。


リタ「邪気が、強すぎる…! 正気残って無いかも、覚悟して!」

初風「ッ…! でも、諦めないわよ!」

リタ「わかってる!」

時雨「リタ・ベルナル! 君も彼女に呼びかけるんだ!」

三日月「この場に居るニュータイプは貴女だけ、残された希望なんです!」

リタ「了解!」


リタは再び機体を変形させてクィン・マンサへと肉薄する。クィン・マンサはサーベルを発振させて振るうがリタは機体を分離させて回避した。

今の肉体になったリタは以前とは違う。 サイコミュに対する適性、そして能力も段違いになっている。


リタ「これも、ママの影響か…!」


恐らく『リタ・ベルナル』としての本来持つ力、そして『榛名の遺伝子』が持つニュータイプの力が加わり強化されているのだ。

そしてその力を持ってすれば愛宕が届けられなかった声も届けられる。


リタ「二人共、私が押さえ込む! 二人も呼びかけて!」

時雨・三日月「了解!」


リタは意識を集中させサイコフレームに自分の意思乗せて彼女へと呼びかけた!



説得台詞


リタ 直下

時雨 ↓2

三日月 ↓3

リタはクィン・マンサから放たれる悪意を読み取る。それはまるで以前の自分、NT-Dに呑まれた自身のようだった。

だけど今は『やり直し』て新たに生まれる事が出来、今ここにこうして居られる。その境遇を彼女に重ね、語りかける。


リタ「そんな悪意に呑まれないで!その機体も人の意思を感じる事の出来るマシーンなんだから初風の想いを感じてみなさいよ!」


クィン・マンサもサイコマシーン、人の意思を反映する事の出来るマシーンだ。言葉よりも深くその意思を通わせられる筈、自分自身もそうだったから。

しかしクィン・マンサはリタの言葉に耳を貸さず、リバウに対して再びサーベルを振るう。


リタ「くっ… 命はやり直せる、私はその事を知った! まだやり直しだって出来る筈だよ!」

駆逐棲姫『ダマレェェェェェェ!』


リタは辛うじて一撃を回避しバルカンを叩き込む。あくまでもそれは牽制に過ぎない。

2機が接近するだけの時間、それを稼ぐ為の…


リタ「取り付け!」

時雨・三日月「了解!」


リバウに気を捕らわれてる間にビギナとドーベンが接近し、クィン・マンサの足場を攻撃してバランスを崩す。

足場を崩した巨体はすぐに転倒し隙が生まれた。その隙を突いて時雨は説得をする。


時雨「もう止めるんだ!このままだと君が居なくなる!君の呪縛は僕達が断ち切る、だから!」


徐々に薄くなる『春雨』の意識を感じ取り時雨は叫ぶ。そして彼女は既に殆ど自我が残されておらず何者かに操られている、そう感じた。

だからその『呪縛』を断ち切れば戻れる、そう信じて。 三日月もまた、時雨と同じに感じている。


瑞鳳(G)「受け取って、三日月ちゃん!」

三日月「了解!」


ブリッツから投げられたのは『ガーベラ・ストレート』『タイガーピアス』、MS用の日本刀だ。そして三日月は2本を受け取り二刀流の構えを取る。

その型は瑞鳳直伝、東方不敗流剣術の二刀流版。元々瑞鳳によって武の才を見出されていた為、特別に仕込まれたものだ。


三日月(裏)「今の君は、何者かによって憎しみの感情に突き動かされこちらの話しは聞いてくれない、ならば君に『本物の暴力』によって強制的に聞けるようにしたあと」

三日月「私たちの思いを貴女に届け初風達の大切な存在である春雨に戻ってください」


そして再び起き上がろうとするクィン・マンサへと襲い掛かる!三日月は始めに右肩のバインダー基部、本体との接合部に向かって『タイガーピアス』を投げる。

突き刺さった『タイガーピアス』を三日月は引き抜き、そのまま振るいバインダーを切断する!


三日月(裏)「――――命中」


クィン・マンサはサーベルでドーベンを振り払おうとするが無駄だった。既に三日月は左肩に『ガーベラ・ストレート』を振り下ろし、両断する!

彼女の戦い方は以前バトルで『似た機体』にやった事の再現だった。防御を削り取ってから、圧倒的な攻撃を叩き込み相手に対し恐怖を与える『本物の暴力』、相手に恐怖を与える事に関しては有効だ。


駆逐棲姫「ナッ!?」

三日月「命中!」


『本物の暴力』はまだ止まらない。転倒しているクィン・マンサへと背部のタクティカル・アームズをブレードモードにして投げ付け腹部へと突き刺す。これで地面に固定され、もう逃げられない。

さらに三日月は胸部のメガ粒子砲に2本の刀を投げて突き刺す。そしてクィン・マンサを踏みつけ、刀を引き抜き滅多刺しにする!


駆逐棲姫「ガッ―――」

三日月(裏)「もう再生を始めたか。存外死太いな」


三日月はクィン・マンサを一瞥し、そして再び刀を振るう。『本物の暴力』は、まだ止まらない。

side-天城-


天城は銃身を切り裂かれたアームド・アーマーBSを機体からパージする。 デッドウェイトになるなら軽くした方が勝機があがる、そう考えたからだ。

2機の戦闘はほぼ互角だった。νガンダムも既にシールドとファンネル4基を失っており、天城の損失はBSのみ。そう、天城の力は『アムロ・レイ』とほぼ同格になっているのだ。


(キミは―――)

天城「アムロ・レイ、先ほど『シャア以下』と言った事は訂正しましょう」

(何っ!?)

天城「矛を交えてわかりました… 今の貴方は変わらなかった人類に絶望した、シャア・アズナブルと立場が入れ替わってるだけです」

(俺とシャアを一緒にするのか!)

天城「ええ、そうです。 自分が心の輝きを示した、だけど人類は何も変わらない… それどころか『ユニコーン』や『バンシィ』、可能性を謳いながら可能性を抹殺するマシーンを建造した。

そんな人類に嫌気が差して、『憎悪の力』を受け入れた。 そうでは無いのですか?」


それはニュータイプだからわかった訳では無い。だが天城の直感がそれを告げていた。

そして天城は決着を付けるべく再びジャベリンを引き抜き、構える。榛名の『振るう』構えとは違う、槍術に似た天城独特の『突き刺し』の構えだ。


(キミに俺の何がわかる!)

天城「わかりません。 ニュータイプは相互理解に長ける、しかしわかりあえ無い存在は結局互いを理解するのは難しいんです…

だから貴方は最後までシャアを否定し続けた。なら今度は、天城が貴方を否定して人の心の輝きを示しましょう!」


νガンダムもサーベルを引き抜いて構えを取る。 そして互いににらみ合いとなり、それぞれが仕掛けるのを待ち構えた。

その静寂を打ち砕いたのは天城だった。 アームド・アーマーDE2基分の推力を用いて突撃をかける!


(甘い!)


直線的な攻撃であり、速いとは言え避けられる事は明白だった。

そしてνガンダムはその攻撃を避けてユニコーンの後方へと回り込む。しかし、天城にはそれがわかっていた。


天城「どっちが!」


ユニコーンの背部に装備されているDEを射出しサーベルを振り下ろそうとしたνガンダムへとぶつける。瞬時に行われた『ソレ』にνガンダムの反応は一瞬遅れる。

そしてユニコーンは振り向き様にジャベリンを振るい、サーベルを持っていた右腕を切り落とした!


(しまっ…!)

天城「勝負あり、です」


着地し、膝をつくνガンダム。 それに対してユニコーンはジャベリンを押し付ける。

しかし天城はジャベリンのビームをカットして、発振を止めた。


(何故止めを刺さない…)

天城「その残ったファンネルを使えば、もっとこちらを追い込めたでしょう。 だから、これで相子です。

少しそこで頭を冷やしててください。 これから、天城も姉さんを追います」

(待て。 キミの、キミが戦う理由は何だ?)


決まりきった答え、そして天城の根幹を成すもの。 それを天城は彼へと伝えた。


天城「守りたいから。 大好きな姉さんを、そして私達を育んだ世界を。 ただ、それだけです」


そう言って天城はDEを背部へと再び装着させて榛名が進んだ先へと向かう。

かつて『守るものが無い』、そう言われた男に対してその少女の台詞は響くものがある。 守るべきものを持つ者、そして持たざる者の差は小さいけれどとてつも無く大きな差であった。

今日はここまで


ロリコンには勝ててもシスコンには勝てない



あと今後ですが、世界大会から自軍参入するキャラの中で『サブ限定ファイター』として一部を扱う予定で現状は

・リタ・ベルナル:メイン
・ヤマト:サブ限定
・コトノ:メイン
・間宮:サブ限定
・満潮:処遇不明
・春雨:処遇不明


となっています。


またストーリーの候補としていくつかシナリオを用意していますので、舞鶴編終了後にアンケートを実施したいと思います


本物の暴力被害者の会
・熊野(G)
・曙(G)
・浜風(G)
・ワルサメ(K)←new

side-榛名-


榛名「…もう良い、そうじゃないですか? シャア・アズナブル」

(…)


奥地へと進む最中、黒き獅子の乗り手は真紅の機体へと話しかける。

榛名は『彼』へと全幅の信頼を寄せていた、少なくとも今の時点では。だからこそ彼に聞きたかった。


榛名「どうして榛名や天城を助けた? 少なくとも、貴方に助ける理由は無いでしょうに」

(今を生きる者、そして新たに萌芽した若い『ニュータイプ』、それを助けたいと思った。不満かね?)

榛名「それだけですか?」


榛名の疑念は益々増していく。 『若いニュータイプ』、榛名と天城は少なくともシャアより若いし天城に至っては10代だ。

そして榛名は既に母親、天城もまた体型的には母性が強そうである。 そしてシャア・アズナブルは…


(…何か勘違いをしていないかね?)

榛名「疑念だけです。まだ」

(私は以前、その強すぎる力に身を滅ぼしたニュータイプを知っている。世界は違う、とは言えキミ達は次代を担う存在だ。

その力に今度こそ潰れて欲しく無い、そう思っているだけだ。それが例え誰であろうともな)

榛名「なら構いません。 天城に手を出さないのであれば」

(キミは、些か過保護すぎる)



二人は軽口を叩きながらも警戒しつつ先へ進む。 そして敵意が最も濃い場所、開けた場所へと2機は出た。



榛名「大きな場所… 地下、ですか?」

(恐らく、しかしここは…)

榛名「大きな、樹…?」


地面から伸びるのは白く発光した樹、MSより遥かに大きく200メートル以上あるソレはその場所に佇んでいた。

その神々しい威容に、榛名の頭の中には『セフィロト』や『ユグドラシル』などの神話や宗教で使われた『生命の樹』・『世界樹』のような言葉が思い浮かぶ。


榛名「なんて、威圧… バンシィが、震えている…!」

(これが、深海棲艦と呼ばれる存在の根源… 何だ、これは…!)



その時『彼』が見つけたのは無数のカプセル。 全て大樹の中に埋められる形で繋がっていた。

そして榛名は感じる。 その一つの中に交戦した『クィン・マンサ』と同じもの、『春雨』と呼ばれた少女が居たのを。


榛名「どう言う事!? 彼女は、今…」

(これが、彼女の本体だ。 しかし意識は既に、『あちら側』にある)

榛名「まさか、リタと同じ!」


リタ・ベルナルは肉体を既に失っていた。 だから代替となる肉体を形成しなおし、榛名が意識を植え付ける事で新たな生を得たのだ。

そしてもし、『深海棲艦の器』に意識を移されて歪められたのだとすれば…


榛名「意識を、再び植え直せば…!」

(そう言う事だ)

サザビーが頭部のコックピットを開く。そして『彼』は榛名にある指示を下した。


(彼女を、大樹から引き剥がしてくれ)

榛名「しかし、意識が無いのに… それにあれが生命維持装置の役割だとしたら!」

(考えがある。 彼女を引き剥がして、コックピットに乗せてくれ)


榛名には嫌な予感しかしなかった。 そう、似たような事を既にやったのが居る。

そしてそれは、自分の娘。 しかし現状有効手段はそれしか考えられず榛名は彼の指示に従い、大樹から『春雨の体』を引き剥がす。


榛名「えっと、タオル…」


榛名はコックピットに入れておいたタオルを彼女の体に巻いてから、『春雨の体』をサザビーのコックピットシートへと置いた。

その体には、微弱ながらも脈が残っておりまだ命を残している。 しかしこのまま意識が無ければ死ぬ、ならばそうするしか無い。


榛名「お願いします」

(了解した)


そしてハッチが閉じ、再びサザビーに火が灯る。 そして通信回線がオンになって通信が可能になった。

回線をオンにすると操縦桿を握る、彼女の姿が映し出される。 そう、意識が芽生えたのだ。ただしその意識は…


春雨(シャア)「落ち着かんな」

榛名「…やっぱり、ロリコンです」

シャア「君は物言いがストレート過ぎる」


リタ・ベルナル、榛名の娘が青葉の体を乗っ取り『フェネクス』から解放されようとした事の再現だ。

ただし青葉の時と違うのはその意識が、31歳でロリコンの男だと言う事だった。


シャア「では行くとしよう」

榛名「リタに後で怒られそう…」

シャア「一時的に拝借しただけだ。 確保できれば、直ぐに返す」

榛名「なら、構いませんけど…」


そして先程の道を2機は引き返す。 二人が部屋から出た直後にそれは起こった。 大樹が青い光に包まれ、消えたのだ。

直後、大規模な地震が起き始め天井が崩落を始める。榛名達はそれを感じ取り、機体を加速させ逃げようと図った。


榛名「消えた…!?」

シャア「急ぐぞ、この基地の崩落まで時間が残されていない!」

榛名「了解! ブレイヴ02・03・04、アンリミテッド01、応答を!」

天城『姉さん、一体何が!』

榛名「中枢が消失、そのまま基地が崩落を始めています!」

青葉『ええっ!?』

榛名「基地から一刻も早く離脱を! アンリミテッド01も!」

間宮『りょ、了解です!』

瑞鳳『了解、ブレイヴ01! アンリミテッド01、04撤収を開始します!』


そして退路を急ぐと共に、榛名はある事に気付いた。 上の邪気、『クィン・マンサ』の邪気が増している事に…


シャア「急げ! 彼女は、崩壊する基地にある憎悪全てを押し付けられている!」

榛名「ッ…! 了解!」

イベント(基地突入組) 直下

シャア「ええい、崩壊する速度が想定以上だ!」

榛名「くっ…!このままでは押し潰される…!」

天城「こっちです姉さん!」


脱出を図るバンシィとサザビーに天城の駆るユニコーンが合流し、2機を誘導する。


榛名「天城!」

天城「先ほど退避経路となる隠し通路を見つけました! 今、基地に突入していた全機そこに待機しています!」

シャア「よし、このまま全速だ!」

天城「え、えと…」

榛名「積もる事情は後ほど、今は退避してクィン・マンサを止めます!」

シャア「意識の器は見つけた、後はこの娘に再び意識を移せば全てが終わる」

天城「その前に上の邪気を、クィン・マンサを止めなければ…!」


3機は複雑な道を潜り抜けると、MAでも通れる程の大きな穴が存在していた。

そしてそこには6機のMSが既に待機している。


榛名「νガンダム!? どうして…」

天城「彼が、この場所を教えてくれました」


νガンダムに既に敵意は無かった。 彼もまた選んだ、今を生きる者を助ける事を。


(先ほどはすまなかった… 彼女に言われて思い出したよ、人の心の力と言うものを)

シャア「フ… 貴様程の男が、年下の若い女に諭されるとはな」

(シャア!?)

瑞鳳「え、どう言う事?」

榛名「先ほど敵の中枢、巨大な樹の中で『春雨さんの体』を発見・保護しました。 しかし意識の無い状態では呼吸すらままならない、なので応急処置的な意味合いでサザビーに宿る『シャア・アズナブル』の意識を一時的に移しました」

青葉「リタと同じ、と言う事ですか?」

榛名「ええ、そして彼女本来の意識を保護した後もう一度彼女の意識を植え付けます」

舞風「そんな事出来るの?」

榛名「リタと同じ容量でやれば、しかし彼女が拒否すればそれまでです」

間宮「一か八か、ですか…」

(シャア、貴様恥ずかしくないのか!)

シャア「恥ずかしいさ。 だが、手段を選ぶ余裕など無い。 それを分かるんだよ、アムロ!」

(ロリコンの癖に、少女の体に宿るなどと…!)

シャア「アムロ、貴様まで言うか!」

(アクシズでの最後の言葉、忘れた訳ではあるまい!)

満潮「何か、もめて無い?」

間宮「詳しい事は知りませんが、そう言う関係だったらしいんです…」

榛名「間宮さん、その子は?」

間宮「満潮さん、この棲地に捕らわれているのを保護しました」

青葉「他の生存者は見つかりませんでした…」

榛名「そうですか… では一刻も早く、ここから離脱します!」

《棲地MI 飛行場跡》


洞窟から『バンシィ』『ユニコーン』『フェネクス』『ガッデス』『サザビー』『νガンダム』『エピオン』『デルタプラス』『アクエリアス』が飛び出し、着地する。

既に棲地の外部構造物も崩落を始めていて、正規ルートから出ていれば巻き込まれていたかも知れないほどだった。


舞風「よしっ、地上に出れた!」

青葉「間一髪、でしたね…」

間宮「あれ、そんな…」

瑞鳳「どうかしましたか?」

間宮「Eセンサーが、異常をきたして… あり得無い反応を…!」


間宮はセンサー類に異常が無いかチェックを走らせる。しかし、正常稼動とだけ返答されており異常を示さない。

センサーに写っているもの、それは『クィン・マンサ』を中心に先ほど倒した筈の『デストロイ』や他の機体達が示されていた。


榛名「うぐっ…! これ、は…」

天城「凄まじい、憎しみ… 基地に残っていた、全部が…」

シャア「何だと言うのだ、これは…!」

(先ほどより、憎悪が増している!気を付けろ、これは…)


視線の先、クィン・マンサが宙へと浮かび上がりそれに呼応するが如く他の残存していたMSや破壊された残骸が集まっていき一つの繭を生み出す。

そしてそれは棲地の構造物の残骸すらも取り込んでいき膨張を始める!


青葉「何…」

瑞鳳「各部隊、聞こえますか!」

愛宕『こちらイグナイト・リード、何があったの…?』

春雨(G)『スプリング・リード、もう一人の私は…』

瑞鳳(G)『クロイツ・リード、一体何やらかしてきたの?』

翔鶴『イージス・リード、敵がどんどん消えてひとつに…!』


瑞鳳は全ての機体のシグナルを確認する。 先ほど戦線を離脱したザクⅢ改以外の存在は確認出来た。そして9機の部隊にリバウとウイングゼロが接近する。


リタ「ママ、無事!?」

榛名「リタ、初風さん!」

初風「一体何がどうなってるのよ!」

シャア「赤い機体、あれは…」

初風「嘘… 春雨、なの…?」

榛名「体はそうですが中は違います。今は30代のロリコンが中に居ます。

深海棲艦の体は偽り、こちらが本物の肉体のようでした」

初風「じゃあ、あそこに居るのは…」

シャア「体は偽り、心は本物と言う訳だ。 あといい加減、その呼び方は止めてくれ」

リタ「シャア・アズナブル…! どうしてここに居る!」

シャア「君と同じだよ。 サイコフレームに命を吸われ、肉体は死したが意識だけは残ってしまった」

リタ「お前のせいで、お前が第二次ネオ・ジオン紛争を起こさなければ!」

榛名「リタ、抑えて。 いくら遠因がシャアとは言え、今は共闘関係です。怒りますよ?」

リタ「チッ… 了解…」

(彼女、何があった?)

榛名「実の両親をジオンに殺され、ジオン残党との戦闘による『フェネクス』の暴走が原因でリタは…」

シャア「来るぞ、気を付けろ!」

リタ「言われなくても!」


2機の真紅の機体がその宙に浮いた球体へと銃を向ける。 それに続くように全ての機体が一斉に銃口を向けた。

そしてその巨大な球体が人型となっていく!


榛名「あれは…」

天城「『クィン・マンサ』… ですが…!」

青葉「巨大化して…!」


その巨体は先ほどの大樹より大きい、800M近い巨体の『クィン・マンサ』となって陸地へと降り立つ。

着地の衝撃だけでも凄まじいものだが、問題はそこでは無かった。


間宮「あんなのが、暴れ始めたら…」

満潮「世界が、持たない…」


その光景を龍鳳からヤマト達は見る。

そしてヤマトとコトノは互いに見合って、ある決断を下した。


ヤマト「朝潮さん、聞こえますか!」

朝潮『こ、こちら朝潮です!』

コトノ「これから、貴女にあるものを預ける。 それを、榛名に運んで!

ここに残った機体の中で辿り着ける可能性が高いのはアンタだけよ!」

朝潮『りょ、了解!』


二人は甲板に出てガデッサから降りた朝潮にあるものを託した。

それは、一昨日公園で拾った『石』だ。


朝潮「これを、ですか…?」

ヤマト「ええ、これが切り札になりうる…」

コトノ「彼女を救い出す、唯一のね」



シャア「ここで食い止めるぞ! そして中から『彼女』を救い出すんだ!」

榛名「了解! 天城、青葉さん!」

天城「NT-D!」

青葉「フェネクス!」


バンシィに続いてユニコーンとフェネクスがガンダムとなる。

そしてそれぞれが持てる力を持って、その巨体へと挑む!



イベント 直下

朝潮「トランザム!」


朝潮は一か八かの賭けに出る。 暴れるクィン・マンサの火砲を潜り抜けるには『トランザム』で加速するしか無い。

しかし擬似太陽炉故に限界時間は短く、榛名に辿り着ける保障も無かった。それでも朝潮は駆ける、『春雨』を救えるのならばと…


榛名「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


アームド・アーマーBSの砲身が焼け付き、溶解する。  もう撃てなく不要となったBSを機体から切り離し、軽くし榛名は戦闘を継続する。

そして襲い掛かる無数のファンネルを左腕に装備されたVNで切り裂き、振り払う。


天城「辿り、着けない…!」

青葉「コイツ一体本体にどれだけ火器を内蔵してるんですか!」


3機は頭部へと取り付こうとしたが、オリジナルには無い全身に内蔵された火器や1000を越えるファンネルに襲い掛かられさえぎられてしまった。

さらにダメージを与えようとしてもすぐに再生する為、有効打すら与えられない。


榛名「はぁ、はぁ…」


そして榛名達には着実に疲労が蓄積している。ニュータイプの力を以ってしても、この巨人を止める事が出来ない。

でも榛名は諦めていなかった。 待っている人、仲間や舞鶴に置いて来た妹が居るから。しかし、その事を知らぬクィン・マンサが拳を振るいバンシィを振り払おうとうる。


榛名「しまっ…」

「榛名さん!」


巨大な粒子ビームの一撃がその腕がバンシィに触れるのを一瞬遅らせ、その隙に乗じて榛名は機体を攻撃から逸らす。

その一撃を放った機体『ガデッサ』がバンシィの下に近付き、接触回線を起動する。


朝潮「榛名さん!」

榛名「朝、潮、さん…」

朝潮「ヤマトさんから、貴女にと! 受け取ってください!」


朝潮はコックピットを開き榛名に向かって、手に持っていたものを投げる。

榛名はバンシィのコックピットを開いて『それ』を受け取った。こんな芸当を出来るのは榛名だからであろう、しかし榛名は受け取ったものに愕然となる。


榛名「石…? こんなものの…」

ヤマト『榛名、聞こえますか?』 


そしてタイミングよくヤマト、そしてコトノからの通信を受け取る。


コトノ『今榛名に渡したのは『アリスタ』、プラフスキー粒子の結晶体よ!』

榛名「粒子結晶… それをどうしろと…」

ヤマト『その石に念じるんです! 貴女の意志の力、それを具現化出来る力が『アリスタ』にはあります!』

榛名「意志の力…」


榛名の言葉に呼応し、石が蒼い光を帯びる。それは榛名達のRGの力と似ている、と感じられた。


コトノ「榛名のやるべき事は一つ、アレを倒して彼女を救う! やりなさい、榛名!」


そして榛名の中から意志の力が溢れ出す。 そしてそれに呼応してアリスタの輝きが増していく。


榛名「『アリスタ』… 意志を具現化すると言うのなら、榛名の勇気に応えてみせろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

その瞬間、榛名の意識は白い光に包まれた…

私は立っている。


吹き荒ぶ突風に身を引き裂かれそうになりながら、前に進もうとする。


しかし、足には何か黒いものが纏わり付いて前に進めない。


その正体を私は知っていた。 それは『残滓』だ。


深海棲艦に命を奪われ、海に散った魂の残滓。 世界2つ分、【今居る世界】そして私が生まれた【滅んだ世界】の魂。


魂の怨嗟が私の体に纏わり付き、身を焼くほどの痛みを与える。そして声を響かせる。


『滅ぼせ』『恨みを晴らせ』、そして『使命を果たせ』と。


対・深海棲艦用戦闘デザインチャイルド『PF-03』。そう、深海棲艦を滅ぼす事が使命だ。


「違う…!」


私は否定する。 デザインチャイルドでも、人間だ。 榛名は兵器じゃない、人間だ。


『ならば器になれ』『復讐の器になれ』と、さらに残滓は縋る。


「違う!」


人は器になんかなれやしない。それはニュータイプとなっても変わらない。


「榛名は人間、人間で沢山です!」


私は手を翳す。 その瞬間、足に絡みついたものが消えて軽くなっていく。


「憎いと言う感情はわかる… でも、それを押し付けちゃいけないんです! かつて私もそうだった。でも憎しみは、心を歪めるだけ…

だから、全部背負う… その上で、憎しみを無くす! 悲しみを消して笑顔を創る!それが榛名の…!」


憎しみが消えるのがわかった。 その憎しみを全て受け取って、榛名はその全てを消し去る。

『ニュータイプ』、心に触れるその力を使い全ての憎しみを背負い、『浄化』する。私がリタに、そうしたように。


「それが榛名の、願いだから!」


叫んだ瞬間、私から全ての柵が消える。 軽くなった体で駆け出す。

向かい風も追い風となり、歩みを進ませる。もう誰も、悲しむ姿を見たくない。だから進む、その先へ。

榛名の願いは『世界を笑顔で満たす』事。 それは幼き日、引き取られた日から心に誓い続けてた夢…


「だから、その先に!」


そして私は覚醒する。

『願い』に『勇気』を重ねて、その名を叫ぶ。














「ニュータイプ・ドライブ、デストロイ・アンチェインド!」










バンシィのサイコフレームが一層輝きを増し強き力を帯びる。


そして漆黒の獅子の内部フレームが徐々に露出していき、通常のデストロイモード以上にフレームが展開した。


リタ「嘘… ママ、それだけは駄目! その力は…」


リタはその力を経験している。 圧倒的な力、その代償は搭乗者の命。

操縦権も何もかもNT-Dに移行しパイロットからの操縦は何も受け付けなくなり、命を全て吸い上げてしまう。


榛名「大丈夫…」

リタ「え…?」

榛名「ここに居る… 榛名は、まだここに居る!」


そう、普通の『デストロイ・アンチェインド』ならばこの時点で榛名の意識は無くなっている。

しかし榛名の意識はまだ残っている。 そしてバンシィは榛名の意志に呼応して動いているのだ。


リタ「そんな… こんな力、私知らない…!」

榛名「大丈夫、居なくなったりしないから」


その異質さに気付いたのだろう、クィン・マンサがバンシィに対し拳を振り上げる。

直撃を受ければ質量差でバンシィは粉々に砕けるだろう。 しかし振り下ろされた拳に、榛名は拳で殴り返しその巨腕を砕く!


天城「腕を、砕いた…!?」

青葉「い、一体何を…」


自分で何をやったかは理解している。サイコ・フィールドの波紋を拳から流した、ただそれだけだ。

そして榛名はその橙色の瞳で巨大化したクィン・マンサを睨む。


榛名「憎しみだけ… これが歪みの元になっているのならば!」


榛名はバンシィと共に目に見えぬ速さで緑の光を放ちながら肉薄する。

そしてクィン・マンサから放たれた胸部メガ粒子砲を発したサイコ・フィールドで防ぐ!


榛名「『デストロイ・アンチェイド』、これが榛名の全力全開! その憎しみ、全部榛名が消し去る!

深海棲艦、憎悪の亡霊共! 榛名の『勇気』を止められるものなら、止めてみせろ!」

ヤマトとコトノ、そして龍鳳はその光景をブリッジにあるモニターから見ていた。

龍鳳は二人に逆転の切り札、その力の意味を訊く。


龍鳳「あれが、逆転の切り札…?」

コトノ「ええ… 『プロジェクト・フェンリル』、その3番目の個体である榛名はある特殊な力を持っている」

ヤマト「我々が彼女に出会い、興味を持って経歴を調べたところ『プロジェクト・フェンリル』に行き着いた…

しかし『能力』、そして能力萌芽に必要な『粒子』の存在について何もわかりませんでした」

コトノ「でも、粒子と聞いた時に閃いた存在があった。 『プラフスキー粒子』、その結晶体『アリスタ』よ。

限定的ながらも『人間の意志を具現化』する力を持っていて、その力と榛名の意志が合わされば『覚醒』するって訳ね」

ヤマト「そしてその力は、彼女の意志を具現化させて発現します。つまり、彼女の意志次第で萌芽する能力が変化する…」

龍鳳「では、その力は…」

コトノ「それは私にも分からない。 榛名にすら自覚が無いかもね」



クィン・マンサの駆逐棲姫は機体の再生を試みる。 そう、自分から散った残骸ならば再生出来る。

そして今の憎悪の量ならば瞬く間に再生してバンシィを葬る事が出来る筈だった。しかし…


駆逐棲姫「何故ダ… 何故、再生シナイ!ナニヲシタ!」

榛名「消しました。 残骸に宿っていた、憎悪を」


榛名はそう言って右腕に続いて左に存在しているバインダーにサイコ・フィールドを流し崩壊させる。

そして榛名にその残骸に宿る憎悪が榛名に流れ込み、心を焼き尽くそうとした。高すぎるニュータイプ能力、その弊害で憎しみを受け止めざるを得ない。しかし…


榛名「大丈夫… 榛名が、受け止めるから…」


榛名はその全てを受け止める。受け止めて憎悪を消していく。

崩壊させて落下していく残骸に既に憎悪は無い。 だから、再生が出来なくなる。


リタ「あれを、ママがやってるの!?」

シャア「あれ程の憎しみを受け止めれば、心が保たない… だが、彼女は憎しみを消しているだと…?」

(全てを受け止め『浄化』し、憎悪を消す… なんて力だ…!)


榛名が芽生えさせた力、それは『憎悪の浄化』。 全てを受け止め理解した上で浄化して消し去る、器と言うよりは濾過装置のようなもの、そう榛名は考えた。

人間にとっては大した事は無い力、しかし相手が深海棲艦ならば別。深海棲艦は憎悪の塊、浄化すれば二度と再生も出来なくなる。つまり彼等にとっては致命的で、能力を萌芽させた榛名は彼等にとっての天敵なのだ。


駆逐棲姫「ナンダ、オマエハ…!」

榛名「唯の、人間です」


そして榛名はビーム・トンファーの刃を発振させて構える。

狙うはクィン・マンサの頭部、コックピットに相当する部分。 彼女の意識を助け出す為に…


榛名「参ります!」


そして『漆黒の獅子』と獅子を駆る『神狼』が、空を駆けた!


視点選択 直下
1.龍鳳
2.瑞鳳
3.間宮

side-瑞鳳-


瑞鳳「榛名さん、凄い…」


自分には至れない領域、それに榛名は至っている。それに瑞鳳は唖然となっていた。

瑞鳳も本来、並の人間には至ることの出来ぬ領域に至っているのだが榛名に関してはそれ以上だ。


瑞鳳「ゼロシステムは何も言わない… ゼロにも、予測出来無いの?」

舞風「そりゃあんな力、予測出来る方がおかしいよ…」


ゼロシステムは何も答えられない。 それ程までに榛名の力は常軌を逸していた。

そしてエピオンもまた変化を引き起こしている。


舞風「心なしかさ、エピオン赤くなってない?」

瑞鳳「え? あ、本当だ… デルタプラスも発光してるし」


サイコフレームが共鳴して光を発し、それがエピオンを包み込んでいるのにようやく気付く。

舞風のデルタプラスも、バイオセンサーが反応してか機体が微妙に発光していた。


舞風「姉さん、次来る!」

瑞鳳「わかってる! 『天剣絶刀』!」


瑞鳳は押し寄せる無数のファンネルを切り裂き破壊していく。

デルタプラスとエピオン、そしてアクエリアスは背中合わせで戦い微弱ながらもファンネルを削る。


舞風「姉さん行って! ここは私とアクエリアスでやる!」

瑞鳳「わかった! ――――水の一滴、明鏡止水!」


瑞鳳の心が澄み渡り、瑞鳳の指に嵌められた指輪に付いたアリスタが光を帯びる。

そしてそれに呼応するかのようにエピオンも赤から金色へと変化し、輝きを増していく。瑞鳳がハイパーモードと呼んでいる現象がエピオンにもおきているのだ。


瑞鳳「私にはあんな力は無い、だけどやれる事をやるだけ!」


そう言って龍を駆る戦乙女も空を舞う。 それが未来の為になる、そう信じて。


瑞鳳「エピオン! 視せた未来は私が創る! 深海棲艦の居ない未来、そして私達が生き残るその世界を映して!」


剣を振るい、敵の攻撃を切り裂きながら前進する。 榛名を少しでも助ける、その為に…



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1.龍鳳
2.間宮

side-龍鳳-


翔鶴『こちらイージス・リード! 日本軍、補給艦急速接近!』

コトノ「こちらに真っ直ぐ突っ込んでくる…」

阿武隈『待って!あの船、様子がおかしい!』

龍鳳「まさか!」


龍鳳は霧の技術で改修を受けた電探を使い、敵の動向を探る。

その大きな輸送艦に隠れるようにして揚陸用の小型艦艇が展開しているのを龍鳳は見た。


龍鳳「やっぱり…!」

ヤマト「人類同士で争っている場合では無いと言うのに…」

龍鳳「翔鶴さん、通信は!」

翔鶴『応答ありません!』


大型輸送艦は通信を拒絶した、それが何を意味するかは自ずとわかる。

彼等はこちらを制圧しようと試みているのだ。恐らくはモビルスーツの奪取、そして霧の技術の鹵獲が目的と龍鳳は瞬時に推測に至る。


龍鳳「クラインフィールド展開! 近付けさせないでください!」

コトノ「了解。出力40%で展開」

龍鳳「国際救難チャンネルを開いてください! 呼びかけます!」

ヤマト「恐らく、無駄では…?」


そう言いつつもヤマトは通信チャンネルを開き、龍鳳のインカムへ彼等の艦へと繋ぐ。


龍鳳「こちらMS輸送母艦『龍鳳』、日本軍輸送艦に告げます。 貴方たちの目的は何ですか!」

『投降しろ、さもなくば命の保障はしない』

龍鳳「我々の敵は共通の筈です。 今、アレを食い止めなければ世界は滅んでしまいますよ?」

『だから貴様らの戦力が必要なのだ。 我々には接収を行う権限がある』


そう言って海軍の将校は通信を一方的に遮断する。

そして龍鳳は、ある一つの決断を下す。


龍鳳「皆の帰る場所を防衛します! 総員、戦闘用意!」

吹雪『待ってください! 人類とは…』

龍鳳「吹雪さん、私の火器管制システムを渡します。 スクリューのみを狙ってください」

吹雪「了解!」


龍鳳の前艦底部に増設した魚雷発射管に誘導式の魚雷が装填され、注水が始まる。

そして龍鳳は命を下す。帰る場所を守る為に…


龍鳳「全機牽制射開始! 決して直撃は避けてください!」

全員『了解!』

side-間宮-


間宮はガッデスの機体を下ろして朝潮の駆る『ガデッサ』へと合流する。

そして通信回線を開いて彼女へと接触した。


間宮「イージス03、応答してください」

朝潮『こちらイージス03、ブレイヴ04どうぞ』

間宮「ガデッサの粒子残量は?」

朝潮『ドライヴが焼き切れて、向こうへ戻るくらいしか… 戦闘は困難かと…』

間宮「わかりました。 基地で発見した生存者を引き渡します、なのでイージス03は母艦へと撤退してください」

満潮「ちょっと、何を…」


コックピットハッチを開いて、満潮をガッデスから降ろそうとする。

それに合わせるようにしてガデッサのマニュピレーターがガッデスへと伸び、それを受け取る準備をした。


間宮「これから、私もトランザムを使って戦闘へと参加します。 そうなれば満潮さんの身の安全は保障できなくなります」

満潮「トランザム…?」

間宮「性能を強化するためのシステム、ただし性能が引きあがるのでパイロットスーツの無い満潮さんに多大な負荷がかかり、死んでしまうかもしれません…

だから、早く降りてください。 そうして間にもこちらに矛先が向かないとは限りません」

満潮「…わかった」


そう言って満潮はガデッサのマニュピレーターへと乗り移る。

そしてコックピットへと引き寄せられた彼女は愕然となる、ガデッサのパイロットに。


満潮「朝、潮…?」

朝潮「満潮、なの…?」

間宮「イージス03、早く! こちらにも攻撃がきます!」


飛来してくるファンネルをGNファングを展開して撃ち落しながら間宮はそう叫ぶ。

そしてガデッサが飛翔したのを見届けると、機体のコンソールを操作しシステムのスイッチを入れる。


間宮「トランザム!」


機体が真紅に染まり、GN粒子の放出量が上昇するのを確認して間宮はガッデスを空へと飛翔させた。

その心にはある決心が秘められている…


間宮「榛名さん… 貴女を、御守りします!」


襲い掛かるファンネル群をヒートサーベルとファングで払いながら『バンシィ』の元へと駆ける。

自分に出来る事、やるべき事それがあると知った今の間宮に躊躇など無かった。

駆逐棲姫の操る巨大クィン・マンサが暴れ、榛名は近付けずに居た。

全身の火砲やファンネルに阻まれ、さらにその巨体故にサイコ・フィールドが全身まで伝播しないのだ。


榛名「どうする…」


自分自身を守るのが精一杯のサイコ・フィールド、そして接近しなければ使えぬ浄化の力。

さらに榛名自身にも『生身の肉体』と言うリミットがある限り、時間はかけられない。


「姉さん!」

「貴女の道は、青葉達が拓きます!」


2機がバンシィの前に立ち塞がりユニコーンが青葉の持っていたマグナムを、フェネクスはアームド・アーマーBSを放ち正面の砲を破壊する!


青葉「榛名さんなら出来ます! 援護は我々がします、なので彼女を止めてください!」

天城「あの可愛そうな化け物に人の生きようとする意志の力を、そして姉さんの力を示すんです!」

榛名「青葉さん、天城!」

「行け、ファンネル!」

「シャア・アズナブル、協力するのは今回だけだからね!」


さらに変形したリバウに掴まった状態でサザビーも上昇し、榛名の下へと駆けつけ榛名の突破口を拓く。


榛名「リタ、それにシャア・アズナブル…!」

シャア「行くんだ、若いニュータイプ!」

リタ「ここが正念場だよ、ママ!」

(人の心の輝き、君から発するその力を彼女に示すんだ!)


さらに下方からνガンダムのフィン・ファンネルが飛来し、砲台を破壊する。


榛名「アムロ・レイ… わかりました!」


そして榛名は機体を加速させ、クィン・マンサを肉薄し怯えさせた! そして殺到する無数のファンネル、それを下方から現れた3機のMSがなぎ払う!


「行ってください、榛名さん!」

「貴女自身の成すべき事を!」

「お願い、榛名!」

榛名「瑞鳳さん、間宮さん… それに、初風さんまで!」

初風「春雨を助けて… 榛名!」

瑞鳳「貴女に絶対に近づけさせはしません! 秘奥義『天剣絶刀・鳳』!」

間宮「一緒に帰りましょう、まだ貴女に御礼も返せていませんから!」


ウイングゼロと金色に発光するエピオン、そして真紅に染まったガッデスがファンネルを削っていく。

もう榛名を阻むものは何も無い… そしてバンシィが空を駆ける!


榛名「ありがとうございます… もう、終わりにしましょう!」


拳にサイコ・フィールドを集中させて、クィン・マンサへと高速で接近して構えを取る。狙うはクィン・マンサの頭部…


榛名「歯を… 喰い縛れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


そして巨大なクィン・マンサの頭部にサイコ・フィールドを流し込み伝播させ、その強固な外壁を打ち砕いた!

クィン・マンサの崩壊が始まり、彼女へ憎悪が流れ込む。

身を引き裂かれそうな程激しい憎悪、それは人の身で受け止めるには危険すぎる代物だった。


榛名「…」


榛名はその憎悪全てを無言で受け止め、痛みに耐えながらも浄化して消し去る。

そして榛名は彼女へと手を伸ばした。


「だ、れ…?」


薄紅色の髪をした少女、駆逐棲姫と言う憎悪の器に囚われていた『春雨』と言う艦娘の意識。

榛名はその手を掴み、そして優しく抱きしめる。


榛名「貴女を、待ってる人が居ます」

春雨「でも、春雨は…」


器に囚われ、歪められてたとは言え多くの人々を傷付け殺めたその罪は大きい。

だが榛名はさらに強く、彼女を抱く。


榛名「大丈夫…」


春雨の意識を受け入れ、榛名は彼女をその偽りの肉から引き剥がす。

そして残された偽りの体もクィン・マンサと共に崩壊していき、消え去った。


榛名「これで、終わり…」


榛名の意識はそこで途切れ、バンシィも元の姿に戻り落下していく。それを天城のユニコーンと青葉のフェネクスは優しく受け止めた…


天城「お疲れ様でした…」

青葉「ゆっくり、休んでください」


瑞鳳「終わった…」

浜風(G)「作戦終了、長居は無用です。 撤収しましょう」

瑞鳳「わかった。 オペレーション・アンリミテッドは成功です! 全機、『龍鳳』へ帰還し元の世界へと戻ります」


全員「了解!」

うわぁぁぁぁぁぁ!ミスったぁぁぁ!?

× オペレーション・アンリミテッド

○ オペレーション・ブレイヴ


これじゃお台場事変だよ…orz

すみません、今のは自分です…

ここ一番の台詞でミスるとは、万死に値する…

龍鳳の甲板に居るMSによる一斉砲撃が始まる。あくまでも牽制、そして小型艇の足止めが目的だ。

応戦として機銃からの攻撃を受けるが、クラインフィールドによって防ぐ事でダメージを受けない。そして吹雪の操る魚雷が放たれた!


吹雪「コントロール… 目標は、後部のスクリュー!」

龍鳳「着弾タイミングは任せます。 続いて次元転移装置、起動開始の合図を!」

ヤマト「了解。 転移装置起動を打診、受理されました」

コトノ「座標は?」

龍鳳「棲地MIの4キロ沖に設定を。 あの輸送艦を引き剥がさなければ、こちらの世界へ転移してくるかもしれません」

吹雪「魚雷着弾まで、3・2・1…!」


龍鳳から放たれた魚雷が輸送艦のスクリューに直撃して炸裂する!

そして輸送艦は動作を停止して動けなくなる。 誰も傷付ける事なく追撃を振り切る、龍鳳と吹雪はそれが狙いだった。


『貴様ら…!こんな事をして…』

ヤマト「仕掛けたのはそちらです。 我々がとったのは唯の防衛行動、何か問題が?」

コトノ「野望を抱くなら、身の丈に合った野望を抱くことね」


そう言ってヤマトとコトノは通信装置を切断し、強引に通信を切る。

その瞬間、龍鳳の進路上に次元の穴が展開し元の世界と繋がり撤退の準備が完了した。


龍鳳「モビルスーツ全機、次元転移装置の精製した穴に飛び込んでください!」

瑞鳳『アンリミテッド01、了解!』

天城『ブレイヴ02、了解! 姉さんは回収しておきました!』

愛宕『イグナイト01、了解!』

春雨(G)『スプリング01、了解!』

瑞鳳(G)『クロイツ01、了解!』


全ての機体の撤収を確認した龍鳳は、そのまま次元の穴へと船体を突っ込んだ!



そして棲地MIを攻略したブレイヴ中隊は、全員の帰還に成功し世界から跡形も無く消え去った。

そして…

《舞鶴》

400『深海棲艦、崩壊していきます。 また、ブレイヴ隊が撤収完了したとハシラジマから報告あり』

浜風「…瑞鳳さん達がやってくれたようです」

蒼龍『じゃあ、これで…』

浜風「全部隊へ通達、作戦終了。 警戒しつつ包囲網を解除、撤退します」

ナチ『では我々は…』

浜風「オリジン隊、ホワイト隊、エンガノ隊と各隊に所属する艦艇はMSの残骸を回収しつつハシラジマ泊地への撤収準備を。

それと舞鶴基地司令の拘束を解除、後始末くらいはやらせましょう」

402『押し付けじゃないのか?』

浜風「面倒ですし明日学校ですし」

400『そんな事だろうと思った』

夕雲『ブレイヴ隊に行った愛宕さん達は無事でしょうか?』

浜風「先ほど受信した限りでは秋月さんがクィン・マンサの攻撃を受けて負傷、ただ命に別状は無いと」

野分『なんでその情報を早く言わないんですか!』

浜風「…そうやって、暴走するから言うなとリタ・ベルナルからのお達しです。 すぐ血が上るから」

野分『うっ…』

飛龍『命に別状無いなら良いじゃない』

如月『でも心配よ…」

陽炎『ならさっさと回収してハシラジマに行こうじゃない』

曙『そうね… 回収した残骸はどうするの?』

浜風「利用可能ならば利用、使え無いなら処分か売却します」

清霜『え、売っちゃうの?』

浜風「残骸とは言えオーバーテクノロジー、ですので使用価値が無いものも結構高値で買い取ってくれるんですよ。

まぁ、売るのは再利用不可能な部品ばかりですけどね。因みに売却金は活動資金や慈善事業などに当てる予定です」

イセ『と、言ってもナノマテリアルは無限精製できるし弾薬とか各種部品も精製可能だからぶっちゃけ保存食系しか買わないけどね。あとハシラジマ内の娯楽を充実させる資金かしら?』

瑞鶴『じゃあ今度は何買って貰おうかな…』

大鳳『私はトレーニングマシーンが良いわ』

夕張『え、じゃあ私は…』

浜風「残念ながら今回の儲けは舞鶴の復興費用と大鳳さんがブチ抜いた格納庫の屋根、そして瑞鳳さんが素手で破壊した壁の修繕費用に消える計算です」

大鳳『そんな!?』

潮『あの、無駄口叩くより仕事をした方が良いのでは…』

夕立『早く帰りたいっぽい!』

浜風「わかっています。 全機、手早く終わらせてください」

榛名(その後のお話)

《ハシラジマ 医務室》


ヒュウガ「全治1週間、絶対安静」

榛名「それ程かかるんですか?」

ヒュウガ「貴女の場合、体に対する負荷が極端に大きすぎる。あと肉体への影響が無いか検査が必要ね」

榛名「そうですか…」

ヒュウガ「ま、ハシラジマには娯楽施設があるし退屈はしない筈よ。 あと満潮、貴女もよ」

満潮「何で私まで…!」

ヒュウガ「アンタは極端な栄養失調。 治療、と言うか栄養剤投与と食事療法だけだけどね」

満潮「ふんっ…」

ヒュウガ「あと秋月は治療の必要なし、ただ気絶してただけだから」

秋月「それはどうも…」

ヒュウガ「そして問題は…」

シャア「何か?」

榛名「シャア・アズナブル、貴方体返すとか言ってませんでした?」

シャア「彼女の意識の定着まで時間がかかるからな。 それまでの補佐だ」

ヒュウガ「肉体的異常は見られないけど… まぁ、色んな意味でアンタも様子見が必要ね」

間宮「まぁまぁ、皆さんの食事については私がやりますから…」


榛名(私と満潮さん、そして春雨さん(の体を乗っ取ったシャア)はハシラジマでの治療を余儀なくされました。

間宮さんもこちらに残って、治療の手伝いをしてくれるそうです)


瑞鳳「で、もう行っちゃうんだ」

瑞鳳(G)「うん。 私達にも生活あるし」

飛龍(G)「あ~あ、一度くらい会ってみたかったなぁ… もう一人の私に」

蒼龍(G)「私の並行存在って強化人間なんでしょ?」

瑞鳳「そうですけど… でも性格的に大差はありませんが」

浜風(G)「一度戦術勝負をしてみたかったですね、こちらの私と」

瑞鳳「多分泥沼になるからやめて」

夕雲(G)「ではもう一人の夕雲によろしく伝えてください」

瑞鳳「わかったよ」

春雨(G)「では春雨達はこれで失礼します」

時雨「機会があったらまた会おう」

三日月「今度は戦場での遭遇ではなく、普通に会いましょう」


榛名(そう言ってこの世界から彼女達は発ちました。 自分達の世界、帰るべき場所へと)

浜風「ウイングゼロ、受け渡しを確認しました」

初風「何て言うか、ありがとう… アンタが発破かけてくれなかったら…」

浜風「分岐路に立ったのは貴女自身の意思、私は何もしていません」

402「因みに今のはコイツなりの照れ隠しだ。 こいつ、未だに不器用で…」

浜風「402!?」


榛名(初風さんは『ウイングガンダムゼロ』を浜風さんに返却しました。 確かに浜風さんが発破をかけかました。

しかし掴んだ未来は紛れも無く初風さんの意思、それに変わりはありません)


榛名「バンシィ、どうですか?」

ヒュウガ「どうもこうも異常だらけよ。 アンタ、戦う度にバンシィを駄目にして…」

榛名「申し訳ありません…」

ヒュウガ「こうなったら、新しい機体が必要かもね」

榛名「バンシィに、代わる機体…」


榛名(バンシィは再び機能を停止した。 その理由は紛れも無く榛名が無茶をしたせいだ。

そしてヒュウガは新たな機体を、私に用意すると言っています。一体何をする気でしょう…)


春雨「あ…」

初風「目は醒めた、春雨?」

春雨「はつ、かぜ… あの、私…!」

初風「今は、何も言わなくて良い… ありがとう、春雨が私に命をくれたから、また会えた…」ギュッ

野分「春雨… 良かった…」

秋月「また戻ってきてくれたんですね…!」

朝潮「満潮…」

満潮「何よ、朝潮…」

朝潮「よく生きて…」

満潮「感動の再会、のつもり?」

朝潮「え…」

満潮「ふんっ…」


榛名(春雨さんと初風さん達は再びめぐり合う事が出来た。 そして朝潮さんと満潮さんは知り合いだったらしい。

しかしその心は凍て付いていて、氷解まで時間が必要のようです)


榛名「アムロ・レイは?」

リタ「さっき消えた。 もう、νガンダムには何も残ってない」

天城「未来を託す、天城達にそう言い残して…」

シャア「先に逝く、か…」

リタ「お前もさっさと消えろ、マザロリコン」

シャア「…」


榛名(アムロ・レイは消えた。 恐らくその魂は宇宙世紀に還ったのだろう。

シャア・アズナブルはまだ残っている、少なくとも春雨さんが安定するまでは。リタにはここぞとばかりに暴言を浴びせられているが)


榛名(こうして私達の安息、となる筈が大惨事に発展した3日間は終わった。この一件で世間に『異次元』の存在を知られる事になってしまいました。

そして深海棲艦の中枢で見た大樹の謎、まだわからない事だらけだった… だがこの平和を出来る限り享受したい、今はそう思っています。平和な、この世界を…)

第17話『オペレーション・ブレイヴ』 終

では17話で『舞鶴編』は終了となり『世界大会編』へと移行します。

多分モビルスーツの出番は減る



ここでアンケート


内容は

1.今後のストーリーについて

2.『満潮』を自軍参入させるか

3.専用艦を改修させるファイター(キャラを指定して頂ければ。 改修内容も受け付けます)

4.その他要望・意見


となります


1番の『今後のストーリー』については選択しを用意しました。


1.榛名が自身の生まれ、そして取り巻く運命に決着をつける話

2.『あるシステム』を止める為に榛名達が奮闘する話

3.人類進化を促す組織と榛名達の未来を巡る戦いの話


の3つと自由枠の『4』です

不満がある方は『4』を選択して意見をあげて頂ければ参考にしたいと思います


期限は1/20の20時までを予定していますのでよろしくお願いします

アンケートこないなぁ…


番外編 『心の痛み』

《ハシラジマ ゲストルーム》

ヒュウガ「ねぇ、ちょっと良いかしら?」

榛名「何でしょう…」

ヒュウガ「アンタ、確かPTSDの治療歴があるわね」

榛名「ど、どうしてそれを…!」

ヒュウガ「元・総旗艦が流したのよ」

榛名「絶対コトノだ… 仙台に戻ったら怒らないと…!」

ヒュウガ「で、聞きたいんだけど。 治療プログラムってどんなのやってたの?」

榛名「最初はカウンセリングでしたが変動が見られなくて、薬物治療に変えましたね。 ただ薬では完全な治療には至らず結局最近まで使ってました」

ヒュウガ「使ってた薬は?」

榛名「漢方です。桂枝加竜骨牡蠣湯、だったかと… あの、どうしてそんな事を?」

ヒュウガ「満潮、今少し気晴らしに運動行ってるみたいだけど確実にあの子PTSDよ。 時々パニックを起こしたり睡眠後に魘されて目覚めて睡眠不足…

多分捕まっていた時の記憶がフラッシュバックしてるんでしょうね。聞いた話じゃ一週間程度だったみたいだけど、あそこまで酷いってなるとかなり扱い悪かったみたいよ」

榛名「…」

ヒュウガ「栄養失調自体は治りつつあるわ。 問題なのは心、生き残ってしまった重責が心に痛みを与えてる… どうにかして治療したい所だけど…」

榛名「…少しだけ運動の許可をもらえませんか?」

ヒュウガ「何をする気?」

榛名「あと保管してある『朝潮型』の艤装と先日硫黄島を襲撃した時にハシラジマ管理となった榛名の艤装の使用許可を」

ヒュウガ「アンタ、まさか…!」

榛名「榛名の艤装はサイコフレームを使用している。 彼女の心の痛み、それを受け止めようと思います」



満潮「で、何よ。 こんな艤装まで使わせて」

榛名「肩慣らしに模擬戦でも、と思いまして。 実戦経験はありますので、相手くらいにはなる筈ですよ」

満潮「これみよがしに戦艦の艤装なんか使って… 良いわ、相手してあげる」

榛名「シールド、ネイルモード。サイコフレーム駆動開始…」

満潮「え…?」

榛名「ニュータイプ、その力をお見せしたいと思います」

榛名は一切攻撃を行わず回避行動に徹する。 いくら艤装に装填されているのが模擬弾とは言え、大口径砲のダメージを受ければもう一度彼女は入院のしなおしだ。

そして砲撃に込められている『想い』を感じ取る事が出来なくなる、だからまだ榛名は回避を続ける。


満潮「手加減してるつもり…!」

榛名「いえ、貴女の実力を見極めさせて貰っているだけです」

満潮「馬鹿にして…!」


満潮から怒りの感情が体から溢れ出して殺気が満ち、榛名の進路上に魚雷が放たれる。

そして満潮は砲撃を榛名に加えながらその魚雷の進路上から榛名を逃がすまいとし、榛名は装備されている副砲で魚雷を正確に撃ちぬく。そして魚雷が炸裂して、その水柱で榛名の姿が見えなくなる。


満潮「やった…!」

榛名「残念でした」



水柱を榛名はヴァイブレーション・ネイルで払い、満潮を真っ直ぐに見据える。

もう既に彼女の意志は充分に伝わった。 少し荒療治になる、そう榛名は頭の中で思考しながら艤装のサイコフレームに意志を流し込む。



榛名「先ほどまでの無礼は詫びます。 では、今から全力を見せてあげましょう…!」

満潮「何、この感じ… 嫌…!」


榛名から発せられたプレッシャーに彼女は怯える。 彼女は今の榛名の姿を、自分の仲間たちを殺した深海棲艦の姿と重ねているのだ。

ここまでは榛名の想定通り、後はなるようにしかならない。 


満潮「来るな… 来るな…!」

榛名「遅い…!」


瞬時に艤装を加速させて満潮へと接近する榛名、そして満潮は接近させないように榛名へと砲撃を加えるが榛名には止まっているように見え、砲撃全てを榛名は回避した。

もう満潮には榛名が深海棲艦にしか見えていない。 その圧倒的な力、その畏怖に怯えるしか無い。


満潮「止めて! 来ないで、嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!」

榛名「ごめんなさい…」


そして距離が狭まり、ほぼゼロとなった瞬間榛名は彼女を抱きとめた。


満潮「え…」

榛名「怖かった、そして辛かった… 仲間が殺された事、それを見ている事しか出来なかった無力…

全部榛名が受け止めます。だからもう、貴女は一人じゃない…」


サイコフレームから漏れ出すのは優しい緑の光、それが二人を包み込み互いの心を繋げる。

榛名は満潮の事を見過ごせなかった。過去の自分に似ていたから、『ひかり園』で虐げられ臓器売買で売られていった子供を見てる事しか出来なかった自分に。


満潮「生き残った… 私だけ…! 何で、私なのよ!」

榛名「その怒りも、全部受け止めます。 もう良い、もう貴女が心を傷付ける必要は無いんです…」


怒りも憎しみも、悲しみも痛みも全て受け止める。榛名はより一層強く彼女を抱き締め、全部を包み込んでいく。

そのまま二人は暫く海の上に佇んだ。

ヒュウガ「全く、荒療治にも程があるわよ」

榛名「申し訳ありません…」

シャア「全くだ。負の感情を受け止め続ければ君の心ももたなくなるぞ」

榛名「しかし彼女はこうでもしないと尚更傷付く、それを榛名は見ていられなかった… 榛名に、似ていたから」

ヒュウガ「同じPTSDの患者だから、かしらね?」

榛名「無力な自分と消えていく周囲、そして大きなものに怯える恐怖… 殆ど全部、一緒なんです」

シャア「ほう… まぁ良い、彼女もようやくぐっすり寝れているのだ」

榛名「…ロリコン」

ヒュウガ「こりゃ隔離する必要があるわね」

シャア「待て。 私は、と言うかこの体の主が彼女に付き添っていただけだ」

榛名「貴方は少女に母性を求めているんでしたね、シャア・アズナブル」

シャア「何故他世界でこのような屈辱を味あわなければならんのだ、アムロ…!」

ヒュウガ「他人のせいにしないの。 大体アクシズの落下の時に性癖を暴露しなけりゃ多少変わったでしょうに」

シャア「何も言えん…」



満潮「おかわり」

間宮「只今お持ちします」

榛名「食欲、戻って良かったです」

満潮「別に… ただ、生きるって決めたからには食べるしか無いもの」

榛名「そうですか」


榛名(彼女は榛名に少しだけ心を開いてくれました。 相変わらず素直ではありませんが、彼女はきっとまた朝潮さんの言っていた素直な心に戻れると思います)


『心の痛み』終

取り合えず入院中の榛名&満潮の交流


アンケートは継続して行っているんでよろしくお願いします

1 1と3混合で
2 好きなほうで
3 艦プラ部戦でダメージを負った野分と初風。あと現状ミラーリングシステムに使い道の無い榛名
4 総旗艦と榛名の過去をやって欲しい

乙です
そしてアンケートの回答はこちらで


1.榛名のことに関してスッキリさせたいから1で

2.加入はするけど艦プラバトルはサブで参加

3.アームド・アーマーが無い秋月で

4.世界大会前のレセプションパーティーでライバルと遭遇(最初の方のアンケートに出した清霜とギンガナム等)

1.4 棲地で見つけた大樹の話見たい

2.参入 出来ればメイン

3.今一活躍してない朝潮

4.夜這い天城ifとか見たいかも

1、2で
2、どっちでもおk
3、秋月
4、このスレでガンプラ側も掘り下げて欲しいというか出来ればまた春雨のガンプラスレ立たないかなあって
あっちのわるさめちゃんも気になるの

アンケートご協力ありがとうございます

取り合えず現時点での質問4『その他』に関する意見解答


>>286

『ヤマト&コトノと榛名の過去』は世界大会開始後の個別回でやりたいと思います


>>287

>世界大会前のレセプションパーティーでライバルと遭遇(最初の方のアンケートに出した清霜とギンガナム等)
レセプションパーティは番外となりますが一応やります(現時点で確定は ???VSハマーン、清霜VSギンガナム だけですが)

>>288

夜這い天城ifは機会があれば…
多分舞鶴編後、と言う設定になりますが

>>289
GBF春雨編について。

ブレイヴ編後、可能ならば残ったスレでダイジェスト的に書きたいと思います
流石に新しくスレを立て直すと新主人公編に差し障りが出るかもしれないので

しかも駆逐棲姫(G)、もう『居ない』の確定しちゃってるんですよねぇ…




上記が現時点での解答です。


あと新主人公候補(現時点では『海風』『那珂』『伊良湖』『霞』『しおい』)についての意見も4で募集しているのでどうぞよろしくお願いします

番外編 『彼女の行方は?』


《舞鶴 防衛戦後》


ナチ「スキャン完了、周辺海域に敵性反応ありません」

402「こちらでも確認した。残存する残骸は処分する」

ナチ「了解しました」

402「ナチ、今回の一件は感謝する。重巡4隻の戦力はありがたかった」

ナチ「そちらには大型結晶体を破壊して頂いた借りがありましたから。安定期に入ったとは言え大和に全部仕事を押し付けてしまいましたが…」

402「それについては瑞鳳から出産祝い贈るから許してくれ、と」

ナチ「そう伝えておきます。 あら…」

402「この反応… 生体反応…?」

ナチ「この海域は激戦でした… この最中で生きてる人間が…」

402「…敵、かもしれん」

ナチ「え…?」

402「瑞鳳に榛名、そして如月から報告があった。『深海棲艦が人間に擬態していた』とな」

ナチ「…火器管制システムオンライン。目標・生体反応エリア」

402「観測データ、出す」


ビス子「」


402「え?」

ナチ「402、彼女を?」

402「ビスマルク、だと…?」

ナチ「あ、ドイツの…」

402「確か榛名と龍鳳が突き落とした、と… しかし突き落としたのは一昨日だぞ!?」

ナチ「つまり彼女、一昨日から漂流して生きてると…」

402・ナチ「…」

402「ナチ」

ナチ「皆まで言わないでください、402」

402「わかった」

402・ナチ「見なかった事にしよう(しましょう)」

402「どうせその内超戦艦の方が迎えに… あ」

ナチ「来ましたね」


ザッパァァァァン!


ビスA「ウチの馬鹿が迷惑かけたわね」

402「そろそろウチの瑞鳳に付き纏うの止めてくれ、と伝えておいてくれないか?」

ビスB「わかったわ。 現にこうして、そのせいでこうなってる訳だし」

ナチ「流石に擁護出来ませんし…」

ビスB「同情も不要よ、自業自得だもの」

402「とっとソレ片付けておいてくれ。邪魔だから」

ビスA「了解。 じゃ、また今度。 リーダーさんにもよろしく」

402「了解した」

番外編『彼女の行方は?』 終

番外編『顔合わせ?』


《ハシラジマ ゲストルーム》

『政府の発表では…』ピッ

『つまり自衛隊はこのような戦力を…』ピッ

『なんと活躍したのは『ガンダム』と言う…』ピッ

ブチッ

榛名「はぁ… どこもかしこも、ニュースばっかりです」

榛名(舞鶴での一件から早4日、まだ舞鶴での話が世間を賑わせている…

別の世界の存在が公式に認められた事、深海棲艦の存在、そしてこの世界にMSが存在していた事… 全てが話題になっている)

榛名「しかも、榛名の機体が映ってないです…」

榛名(映像で出ているのは殆どが402さんの乗っていた『ヘイズル・ラーⅡ』や夕立さんの『ガルムガンダム』…

四次侵攻の際には転移していたので仕方が無いのですが、一般人の撮影した一次侵攻防衛時の『FAZZ』と『リガズィ・カスタム』があったのに『ザクⅢ改』が無いのは理不尽です)

榛名「恐らく『ガンダム』と言うネームバリューでしょうけど…」

榛名(飽きてきました… 眠い…)

榛名「zzz…」


《謎の空間》


榛名「…ここ、どこです?」

榛名(一面真っ白で、何も無い… 歩いてみましょう)テクテク




榛名「…暫く歩きましたが、誰も居ないし何も無いです」

榛名(代わり映えしない景色にそろそろ飽きました)

「え、人…?」

榛名(? あれ、知ってるような…)

「あの、ここが何処なのか知っていますか?」

榛名「いえ… もしかして、貴女も気が付いたらここに?」

「はい… 一体ここは…」

榛名「…このまま一人、と言うのは少し虚しいので一緒に行きませんか?」

「良いのですか?」

榛名「ええ、構いませんよ」

「えっと、じゃあ自己紹介を…」

榛名「私は榛名、『ブレイヴ編』の榛名です」

榛名(あれ、『ブレイヴ編』ってなに…?)

潮「潮、と言います。初代を務めさせて頂きました」←2年前の容姿

榛名(初代…? 潮、どこかで聞いた事のあるような…)

榛名「…まぁ、とにかく向こうに行ってみましょうか」

潮「は、はい!」

榛名「…誰も居ませんね」

潮「はい… 一体ここは…」

「あれぇ、本当にここどこ…?」

榛名・潮「!?」

「あ、人だ! すみません、ここが何処かわかります?」

榛名「い、いえ…」

榛名(やっぱりどこかで…)

潮「もしかして、貴女も気付いたらここに…?」

「そうなんです… それで今までずっと一人で歩いてて…

良かったぁ、一人じゃなくて…」

潮「あの、良かったら一緒に行きませんか?」

「え、良いの…?」

榛名「ええ、構いません」

瑞鳳「ありがとうございます! えと、私は『アンリミテッド編』の瑞鳳と言います!」

榛名(やっぱりどこかで… というかアンリミテッド編って何?)



瑞鳳「で、三人で歩いたものの…」

潮「何も収穫なし、と」

榛名「一体何でしょうね、ここ…」

潮「あ、あれ見てください!」

瑞鳳「あれは… 建物?」

榛名「意外と大きなプレハブみたいですが…」

瑞鳳「よし、一か八か行って見ましょう」

潮「それしか無さそうですよねぇ…」

榛名「ですね。あ、看板に何か…」


『ドキドキ、顔合わせ喫茶』


瑞鳳「え、これ出会い系か何か?」

潮「でも、人は居そうですよね」

榛名「プレハブの癖に」

ガチャッ


金剛「HEY! Welcome…」

榛名「死ね!」バキィ

金剛「ぐはっ…」ドサッ

潮「ちょ、何やってるんですか!?」

榛名「すみません、何か殴らないといけないような…」

瑞鳳「うん、多分殺しても良いと思う」

潮「瑞鳳さんまで!?」

金剛「酷い扱いネ…」

榛名「本編でやらかした悪行裏設定含めて1から並べたら多分満場一致で殺して良いと結論でますよ」

瑞鳳「そんな気がする! いっそこの場で殺して…」

金剛「ちょ、待つネ!? ポ○モンのロ○ット団的ポジにしようと思ったらただの極悪非道になってたのは>>1のせいデス!」

榛名「責任転嫁しないでください!今すぐその頭、トマホークでそぎ落としてやっても良いんですよ!」

瑞鳳「手伝います! と言うか、やらせてください! 頭蓋骨粉砕して脳しょうブチ撒けさせてやりますよ!」

潮「二人共ストップストップ!?」


「ったく、騒がしい!」

「そうだよー。 もうちょっと静かにしようよ」


潮「あ、お客さん居るんですね…」

金剛「ここではただのウエイター兼マスターデース」

榛名「チッ…」

瑞鳳「殺し損ねたか…」

金剛「物騒な事言ってないで早く座るネ。 席はあそこデース」

潮「い、行きましょうか…」

榛名「怪しい素振りを見せたら、即殺す…!」

金剛「ひいっ!?」




「で、何故かここにウエイターを省いて計8人居ると」

「何故この8人なのでしょう…」

瑞鳳「さぁ?」

「アンタ、ウエイターの知り合い?」

榛名「いえ。ただ、殺さなきゃいけないような…」

瑞鳳「何かそんな気がした」

「ず、随分物騒な…」

「ともかく、ここなに?」

潮「喫茶店のようですが…」

8人「…」

榛名「…取り敢えず自己紹介でもしましょうか」

潮「そうですね、埒があきませんから」

「では私から…」

伊良湖「私は『プレゼンシア編』、伊良湖と申します」

海風「『アズール編』、海風と申します」

那珂「『イノセンス編』のアイドル、那珂ちゃんだよ~!」

霞「チッ… 『アクロス編』、霞よ」

しおい「『デザイア編』、しおいで~す」

榛名「『ブレイヴ編』、榛名と言います」

瑞鳳「『アンリミテッド編』、瑞鳳です」

潮「初代・潮です」

全員「…」

伊良湖「…あの、少し良いですか?」

那珂「ん、どうかしたの?」

伊良湖「あの私も含めてなんですけど、全員『~編』って言ってますね」

霞「…確かに、無意識のうちにね」

伊良湖「その『~編』ってなんですか?」

瑞鳳「さぁ…」

しおい「でも、それぞれ何か意味あるんじゃないの?

何か、その人を現してるみたいな感じでさ」

榛名「それなら海風さんの『アズール』は『蒼穹』と言う意味です。

瑞鳳さんの『アンリミテッド』や、榛名の『ブレイヴ』は形容詞ですから海風さんだけ名詞になっちゃいますよ?」

瑞鳳「『デザイア』は動詞、『アクロス』は前置詞になっちゃうし…

あとは那珂ちゃんの『イノセンス』が名詞だね。で、問題は伊良湖ちゃん」

伊良湖「え…?」

那珂「那珂ちゃん、『プレゼンシア』なんて単語辞書でも見たことないよ?」

潮「…造語、でしょうか?」

海風「いえ、スペイン語みたいです。スペイン語で『存在』と言う意味だそうで」ポチポチ

霞「なんでスマホが通じるのよ!? というか何で持ってるの!」

海風「ポケットに入ってました。これ、ネットには繋がりますけどSNS関連は繋がらないようになってますね。

因みに姉に電話してみようとしたけど無理でした」

瑞鳳「どうしましょう…」

金剛「取り合えず何か注文するネ」

榛名「悔しいですが、取り合えずエスプレッソを…」

金剛「そんな泥水…」

榛名「エスプレッソ!」

金剛「か、かしこまりマシタ!」


各自注文


瑞鳳「さて、どうしよう…」


会話イベント 直下

来なさそうなので選択肢


会話 直下

1.本編裏話
2.新主人公設定
3.各主人公の能力
4.その他

伊良湖「会話、無いですね」

霞「当然よ。 いきなり出会ってペチャクチャ喋るような仲にでもなったつもり?」

那珂「でも~ このままじゃつまらないよ~」

潮「あ、メニュー表の所に『会話メニューカード』なるものが」

榛名「このテーマに沿って話せば良いのでは? まずはこの『本編裏話』から」

しおい「何で?」

瑞鳳「だってここ、出会い喫茶だし」

海風「こんな如何わしそうなお店、姉さんに知られたら…」

瑞鳳「お姉さん居るんだ」

海風「ええ、仲は最悪ですけど」

瑞鳳「そ、そう…」

伊良湖「裏話… あ、こう言うの知ってますか?

実は『春雨(K)の代わりにバンシィぶっ壊した榛名をサザビーに乗せてシャアを乗り移らせる予定だった』と言うお話です」

榛名「よくよく考えたら全員榛名より年下で、ロリコン確定なんだからロリコン乗り移らせると言うお話ですね。

でもどう足掻いてもバンシィ壊せ無いし、ロリコン+ロリコンって最悪じゃないですか。だから没ったそうです」

瑞鳳「それで『春雨(K)の意識が無い空っぽの器にシャアを入れる』って方法を取ったらしいね。しかも春雨の肉体を深海化させても良かったけど後から面倒だから、もう肉体も深海側が造った器で良いやって事で」

しおい「適当すぎ無い?」

霞「所詮その程度なのよ。 あとは『もし舞鶴で決着を付けた際、倒されて漂流している春雨(K)を助ける役目はビス子だった』とかかしら?」

那珂「クレイジーサイコレズロリコンの本領発揮、と言う事だったらしいけど決戦が棲地MIになったから流れたそうで。因みに救出するまでずっと漂流してた設定らしいよ」

潮「あ、それでさっき回収されたんですね。あのロリコン」

瑞鳳「あとこう言うのもあったね『金剛、ロ○ット団ポジ化』。まぁ、面倒だし度々出しても榛名のストレスになるから没ったって」

海風「それで本編、あんな極悪なんですね」

榛名「因みに実行されてた場合、金剛は『舞鶴で榛名を庇って死ぬ』役目を与えられていたそうです」

全員「え…」

榛名「姉妹としての情を見せ深海棲艦の攻撃から榛名を庇ってそのまま死亡、榛名の覚醒に一役買う予定だったと。

さらに榛名からは最後『姉様』と呼ばれ、その死を悼まれる筈でしたが本編がクズだったので結局無しになったらしいのですが…」

金剛「そうなって欲しかったネ…」

瑞鳳「黙らっしゃい、この屑」

榛名「あとは研究員に攫われた榛名を天城達と異世界まで救出しに行く可能性や和解の可能性もあった、と。

まぁ今はタコ部屋行きですけどね」

金剛「扱い酷過ぎデース」

瑞鳳「風俗やソープに突っ込まれて無いだけマシに思え。 これが最後の情け、と>>1が言っております」

金剛「情けじゃないデース!?」

潮(余談ですがBF系以外で以前やったSSの中でも金剛の扱いがかなり酷かったと… 鎮守府の中で一人だけレベルがカンストしていないまま終戦と言う二度とレベルが上がらなくなってしまった為永久にケッコン不可らしかったです)



会話 直下

1.新主人公設定
2.各主人公の能力
3.その他

金剛「お待たせしまシタ~。 メロンソーダ2つとアッサム2つアールグレイ2つ、ウーロン茶と泥水1つずつ」

榛名「おい」

金剛「コーヒーなんて全部泥水ネ!」

榛名「さぁ、どこを切り裂かれたい。5秒以内に答えればリクエストに答えてやる」

金剛「ごめんなさいすみませんでした。ただのエスプレッソです」

榛名「まぁ服は切るが。トマホォォォォォクッ!ブゥゥゥゥゥゥメランッ!」

金剛「NOOOOOOOOOOOOOOOOOO!?」スパァン

瑞鳳「まぁ、あっちは置いておいて。 各主人公の能力だっけ?」

潮「はい。 本編が終了し能力が変動している方と榛名さんは初期値→成長値が表記されるそうです」

基準(S:一般人を遥かに凌駕、A:一般人よりかなり高い、B:一般人より高い、C:一般人に毛が生えた程度、D:一般人と同等かそれ以下)
・海風(指揮官)
戦闘:B+
指揮:S+
製作:B-
過保護度:S

・那珂(指揮官)
戦闘:A+
指揮:A+
製作:B
歌唱:S++

・伊良湖(ビルダー)
戦闘:D-
指揮:D+
製作:S++
料理:S++

・霞(ファイター)
戦闘:A+
指揮:B+
製作:C-
オカン度:S+

・しおい(ファイター)
戦闘:S+
指揮:C-
製作:D-
動物的直感:S+

・潮(ビルダー)
戦闘:C- → B-
指揮:B
製作:A+ → S+
胸:S →S+

・瑞鳳(ビルダー → ビルドファイター)
戦闘:B- →A+
指揮:C+ →B-
製作:S → SS
リアルファイト:SS+ → SSS

・榛名(ビルダー → ビルドファイター)
戦闘:D-(自己催眠あり) → S-
指揮:C
製作:S+ → S++
ニュータイプ:D- → SSS


海風「榛名さん、成長著し過ぎでは?」

榛名「ゲームでもNTは成長が早いので仕方ありません」

潮「伊良湖さんは戦闘と言うよりビルド専門ですね」

伊良湖「ええ、専用艦は多分『工作艦』になると」

瑞鳳「あと海風ちゃん、浜風ちゃん(指揮 SS-→SSS)より初期値低いね」

海風「他の分野の初期値は勝っているので問題無い、筈です… 他の方も軒並み高い方が多いです」


会話 直下
1.新主人公設定
2.その他

瑞鳳「次は… 『新主人公の設定』?」

榛名「海風さん、那珂さん、しおいさん、霞さん、伊良湖さんの5人ですね」

海風「ではまず海風から」

海風 (ルート・アズール)
・中学2年生(ブレイヴ編時中学1年)
・浜風(アンリミテッド編ヒロイン)の妹だが仲は悪い
・寄宿舎で暮らしながら学校に通う
・性格は生真面目、しかし反発心が強い一面も。あと過保護
・能力は浜風同様指揮官寄り、しかし浜風より戦闘能力は高い

瑞鳳「…なんかごめん」

海風「いえ。どうせ貴女に出会わなくとも、姉さんと海風は不仲だったので」

那珂「よしっ、暗い雰囲気壊しちゃう為に那珂ちゃん発表しちゃうよ!」

那珂 (ルート・イノセンス)
・高校2年(1年留年) 元アイドル
・瑞鳳と戦闘敗北、その後箱根にて瑞鳳&飛龍&402(と大淀)のせいで精神崩壊し丸1年入院する
・性格は明るく嘘が嫌い、ただメンタルは弱い。また誰からも慕われる
・アイドル時代の自分の『嘘』を払拭したいと願う
・能力はオールラウンダー、入院期間中に戦術を学ぶ

榛名「こっちにこそ謝るべきでは?」

瑞鳳「ですよね… ごめんなさい!」

那珂「あ、うん… もう気にしてないし、那珂ちゃんが弱いのが駄目なんだから…」

潮(こ、これはマズイ…)

伊良湖「で、では私が!」

伊良湖 (ルート・プレゼンシア)
・中学→専門学校卒(ブレイヴ編時16歳)
・御菓子屋で働きながら専門学校でお菓子作りについて学んでいたが転生者拉致事件に巻き込まれ、クビになる
・しかし大和の口添えで別の場所で再就職、そして再び大惨事に巻き込まれて…
・性格は明るく温厚で真面目、お菓子作りが得意。両親は居ない
・また手先が非常に器用でプラモデルも得意、しかし極端な運動音痴故バトルは駄目

海風「お、重い…」

霞「よく性格歪まないわね」

伊良湖「明るさだけが、取り得ですから…」

しおい「なんか重いから次私!」

しおい (ルート・デザイア)
・中学2年(ブレイヴ編時1年)
・艦プラバトルに触れ、興味を持つ
・動物的直感に長けるが知能は低い
・性格は活発、しかし協調性に難あり
・天才肌でバトルの能力は初心者とは思えないほど

潮「知能が低く、協調性に難あり…」

瑞鳳「うん、次元覇王流の弟弟子に居る。カミキ君そっくり」

しおい「エヘヘ…」

瑞鳳「褒めて無い。 ラストは…」

霞「私よ。どうせ、面白くないでしょうがね」

霞 (ルート・アクロス)
・中学2年(ブレイヴ編時1年)
・転生体としての記憶を断片的に持ち、そのヒントとしてバトルを始める
・両親を失い祖母に育てられたが亡くなっている
・親戚の争いや酷い虐めから人間不信。気が強いが心優しい部分も持つ
・バトルは全くの初心者だが素質は高く、戦闘に長けている

榛名「榛名と同格、もしくはそれ以上に…」

霞「同情は要らないわ」

瑞鳳「プライベートな問題だしね…」

会話 直下
1.終わる
2.その他

すみません『その他』は内容も書いてください


再安価 直下
1.終わる
2.その他

瑞鳳「あと話す事は…」

全員「…」

榛名「何も無いようですね」

潮「じゃあ、解散と言う事で」

伊良湖「私達の物語は、まだ決まっていません」

那珂「全部榛名さん次第。 そして紡いだ未来の先に那珂ちゃん達が居る」

しおい「ここに居る誰かが未来を創るには、まず一つの物語が必要」

霞「そしてここの誰かが創る未来を支えるのもアンタの役目」

瑞鳳「だからまず、ここの記憶は忘れて今を生きましょう」

潮「貴女の紡ぐ物語、期待しています」

榛名「はい。 次のバトンを渡せるよう、榛名の『勇気』で未来を紡いでみせます」

金剛「頑張るデース」

榛名「あと、一つ。 金剛、貴女よく考えたら伊良湖さんにも『貴女を殺して良い権利』がありますよ」

金剛「へ?」

瑞鳳「そうだよね。 伊良湖ちゃん、拉致されたせいで職失ってるもんね」

伊良湖「貴女が… 絶対、許しません…!」包丁構え

瑞鳳「よーし、全技浴びせちゃうぞ~」拳構え

榛名「来い、バンシィ!」ズガァァァァン

潮「1.5ガンダム!」ズガァァァァン

金剛「ちょ、待って… 助け…」

那珂「無理」

しおい「死にたくないもん」

霞「私も加勢しようかしら。何かムカつくし」

海風「賛成です。 ではこの海風が、効率良く相手を甚振る方法を指示しましょう」


「Nooooooooooooooooooooooooooooooooo!?」





《現実世界 ハシラジマ》

榛名「何か、夢を見ていた気がします」

榛名(楽しいような、イラつくような…)

榛名「さて、榛名もやるべき事をやってしまいましょう」

榛名(そう、今を生きて… 明日へと繋ぐ、それが榛名の役割なのだから)


番外編『顔合わせ?』終

では世界大会編に突入前にアンケート結果発表


1.今後のストーリーについて

『榛名が自身の生まれ、そして取り巻く運命に決着をつける話』に決定。 ストーリー『フェンリル』となります。


2.満潮の自軍参入について

満潮参戦、役割は『メインファイター』


3.艦プラ強化

榛名、初風、朝潮、野分(+コンビの舞風)、秋月、青葉に決定 (春雨に関しては後ほど安価で)


4.その他意見

『比叡達のその後』…少しだけ本編で触れます。ただ金剛・雲龍・霧島は出ない

『新主人公の路線』…ストーリー移行時に安価で決定します

『主人公枠に『鹿島』の追加』…一応設定を固めておき、後ほど発表します



以上がアンケートの結果です。ご協力ありがとうございました

第18話『重ねた意志と』

舞鶴侵攻終結から1週間…

《榛名宅》


榛名「やっぱりここが落ち着きます…」

天城「退院おめでとうございます、姉さん」

青葉「お体はもう大丈夫なんですか?」

榛名「ええ、入院も殆ど検査だけだったので…」

間宮「ここが、榛名さん達の…」

満潮「何ここ、おもちゃ屋?」

榛名「模型専門のお店です」

春雨「模型、ですか?」

榛名「ええ、艦船模型や車両模型に専門道具などを扱っています」

陽炎「ま、どっちかって言うと男向けのモンばっかよ」

阿武隈「艦プラは女性も多いって言うけどね」

長波「でも歴代選手権の優勝は女だけだろ?」

古鷹「何か理由でもあるのかな?」

衣笠「ぶっちぎって能力おかしいのしか居ないからだよ」

榛名「えっと… 大会まで1週間弱、あとやるべき事は… あ…」

龍鳳「何かありましたか?」

榛名「はい。もう7月も下旬ですから、そろそろ出さないと…」

天城「あぁ、アレですね」

青葉「アレ?」


間宮「これは…」

榛名「笹、七夕で使うものです」

満潮「七夕って、7月7日じゃないの?」

榛名「仙台では8月6日から8日にかけて大規模に行うんです。でも私達はその頃には既に出かけているので、そろそろ出しておかないと」

陽炎「そうだよね… ま、テキパキ飾っちゃいましょう」

天城「姉さん、短冊の余り見つかりました」

榛名「30枚弱… 後で初風さん達が来たら、一人一枚ずつ書いて貰いましょうか」

阿武隈「願いごとか、何書こう…」

長波「適当で良いんじゃない?」

青葉「何か願い事思いつかないかなぁ…」

榛名「では、少し榛名は出かけてきます」

古鷹「どこか、行くんですか?」

榛名「少し買い物と、あと行く所が2箇所ほど」

衣笠「行ってらっしゃい」

龍鳳「お気をつけて」

《仙台駅前 アーケード》


榛名「天城の好きそうなものは…」

榛名(天城の誕生日、すっかり忘れていました…)


『え~、舞鶴で起こった一連の騒動を政府は『舞鶴事変』と呼称し…』

『今回の一件で自衛隊は初動を行わず防衛行動が遅れたと…』

『なんと『ガンダム』に乗っていたのはまだ若い女性や少女だったとの話も…』


榛名「まだ、続くのですね…」

榛名(あの日から1週間が経った今でも、混乱は止まらぬ一方… 世間を未だに騒がせています。

だから『ガンダム』だけじゃなくて『ザク』も映せと…)

榛名「今は関係無いですね… プレゼントを探しましょう」


イベント 直下

↑を雷のケーキ屋支店(店員を暁に)

>>316 すみませんがキャラ増やすと後で主人公交代した時出番無くなる(自軍キャラ化できなくなる)ので…


《ケーキ屋》

榛名(さて、プレゼントも買いましたし…)

榛名「すみません、予約していた榛名です」

「あ、はい。5号ホールケーキ4つ、ですね?」

榛名「そうです」

「申し訳ありません。お客様が多く、まだ少しばかり時間がかかると…」

榛名「そうですか…」

「あと1時間後以降に来てくだされば…」

榛名「わかりました。では、後ほど伺わせて頂きます」

榛名(時間が余ってしまいました。先に用時を済ませてしまいましょうか)

《霊園》


榛名「…」

榛名(あれから、もう1年になるのですね…)

榛名「二人共、御免なさい…」

榛名(言いたい事は沢山あった。 榛名自身の事、天城を戦いに巻き込んでしまった事、家族が増えた事…)

榛名「もう、居ない…」

榛名(感じられない、触れる事も出来ず言葉も交わせない… それが死と言うものだ。

文句も、謝罪も… 榛名にはもう、何も出来る事が無い。出来る事は一つ、後悔だけ…)

榛名「親不孝の罰です… それが…」

「榛名さん自身の後悔、ですか?」

榛名「大鯨、さん…」

大鯨「天城さんも連れずに、お一人でお墓参りですか。 榛名さんらしいです、必死になって涙を堪えて気丈に振舞うところ」

榛名「どうして、ここに…?」

大鯨「私の数少ない友人だったから二人を弔いたい、いけませんか?」

榛名「そう言う訳では…」

大鯨「それに、貴女と会う約束をしていましたしここに居れば榛名さんが来ると思ったんです」

榛名「まるで…」

大鯨「ニュータイプみたい、ですか。 でも、違います。 私がここに居る、とわかったのは『母親』だからです」

榛名「母親…?」

大鯨「私は瑞鳳と貴女が、時々重なって見えるんです。 その真っ直ぐさも、心も… だから『瑞鳳ならこうする』と考えれば、自ずとここがわかってしまいました」

榛名「そうなんですね…」

大鯨「榛名さんはもう20歳を越え、大人になった。だからどんなに辛くとも、涙を流さない… 流してはいけない、そう考えてますね?」

榛名「え…?」

大鯨「でも、良いんです。泣いても… 大人だって辛かったら泣きます。かつて貴女の御両親に教えて貰いました。

大人になる事は涙を堪える為じゃない、誰だって涙を流して良い…」ギュッ

榛名「大鯨、さん…」

大鯨「だから、ここには私達以外誰も居ない… 恥じる事なく、泣いて良いんです…」

榛名(この温もり、かつて榛名が抱き締められた時のよう… 懐かしくて、安心する…)

大鯨「貴女はいっぱい色んなものを受け止めた… でも、受け止めるだけじゃいつか壊れてしまう… だから、今は私が受け止めます。

それが、今貴女に対して私が出来る事…」

榛名(嗚咽を漏らす… 涙はもう流さない、そう決めたのに…)

榛名「榛名は… 榛名は…!」

大鯨「今はそれで良い… 弱さを見せてはいけない、それが貴女の枷となっていた。でも、弱くても良いんです… 人間なのだから」

榛名(強くなんかなってない。 まだ私は、弱いままだ。 モビルスーツに乗れても、ニュータイプになっても… 変わらない、何も…)

榛名「ごめんなさい、お見苦しい所を…」

大鯨「良いんです。誰か頼れる人が居ないと、人は潰れてしまうもの」

榛名「大鯨さん…」

大鯨「では行きましょう。 ここじゃ眠りの妨げになってしまいますから」

榛名「はい」

榛名(では、二人共… 今度は、天城も連れてきます)



《喫茶店内》

大鯨「ではこちらの書類、確かにお渡ししました」

榛名「はい、受け取らせて頂きました」

大鯨「春雨さんは初風ちゃん達の希望で私達が引き取り、間宮さんと満潮さんはそちら預かりでよろしいのですね」

榛名「はい。 間宮さんは大丈夫ですけど、まだ満潮さんは不安定ですから」

大鯨「性格が少し歪んでるのならば私が引き取って曙ちゃんにやった『人格矯正プログラムVer.BONO』の改良版、『人格矯正プログラムVer.みっちゃん』を用意していたのですが…

曙ちゃんに、『真綿で首を絞められながら永遠と終わり無いシャトルランを吐血しながら走らされている気分』と言われたので…」

榛名「それって、かなり…」

大鯨「そこまで苦痛だったとは、お母さんショックで…」

榛名(この人は本当に一体何なのでしょう…)


会話イベント 直下

龍鳳と大鯨について

>>321 すみません『龍鳳と大鯨』については後に本編中で触れるのでここではちょっと…


再安価 直下

大鯨「そう言えば来週から世界大会が始まりますが… 準備の方は?」

榛名「ゴタゴタのせいで少し遅れて居ますが、やれる事はやっています」

大鯨「あの新規メンバー6人ですからね…」

榛名「間宮さん達はまだ慣れて居ないので恐らくサブにまわって貰う事になります。志願すれば予備艦を改修して、実戦投入になるかと。

リタとコトノは既にファイター志願、ヤマトはサブに志願してくれているので」

大鯨「ニュータイプとメンタルモデル、艦プラの方は?」

榛名「既に準備済みです。 あと一部艦プラも改修を始めています」

大鯨「改修する必要が?」

榛名「上部艤装に壊滅的な被害を受けた『リヴェンジ・ブレイヴ』、アームド・アーマーを持たない『ヴィクトリアス・ブレイヴ』、アームド・アーマーのダメージが酷い『アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド』とその連携用の『シュフラン・クラージュ』。

能力が不足しつつある『カウンティ・ブレイヴ』に機雷が役に立たない『ボルチモア・ブレイヴ』…」

大鯨「まだあるのですか?」

榛名「はい… 急造品故の脆弱性、そして大型粒子兵装相手じゃないと『ミラーリングシステム』に使い道が無い欠点を抱えた『ヤマト・ブレイヴ』です。

『インフェルノ・ブラスター』では火力もベースである『PBCtype-Z』には劣りますし、改造を加えないと…」

大鯨「実戦運用は難しい、と」

榛名「ええ、いくら粒子変容技術の普及が進んでいるとは言え『PBC』級の武装を持つのは殆ど居ません。 確認した限り、ですけど」

大鯨「居るには居る、と?」

榛名「ドイツ代表『トリオ・ザ・ビスマルク』、それにオーストラリア代表『フレスベルク』など知っているだけで6チーム程です。

しかし『アブゾーブ』『パワーゲート』の技術を持たない為私達には遠く及ばないのが現状、そして確認した所『ミラーリングシステム』の起動条件を満たすのが居ないと言うのが…」

大鯨「つまり現状は対・瑞鳳、『チーム・エンガノ』にしか有効では無いと言う事ですね」

榛名「そうなってしまいますね…」

大鯨「少なくとも『信濃・天』のような換装… 今は『信濃・天爾改』でしたね、『爾改』のような改造が必要であると?」

榛名「改修、終わったのですか?」

大鯨「そう聞いています。 榛名さんの技術を取り込んで強化した、との事で。 しかし基本はそのまま、空母と戦艦を換装する事で対応可能と言うのは変わりありません」

榛名「こちらの場合、『ミラーリングシステム』に変わる換装式の特殊艤装が必要と言う事でしょうか」

大鯨「そうなりますね。 でも、考えるのは榛名さん自身です。期待していますよ」



榛名「では、ありがとうございました」

大鯨「いえ、こちらこそ。話に付き合って頂いて」

榛名「これからの予定は?」

大鯨「すぐに仕事に戻ろうと思います。 では、私はこれで」

榛名「わかりました」




イベント 直下

他国の出場選手について

>>325さんの『他国の出場選手』については大鯨と別れたのでNGです


再安価 直下

榛名「さて、ケーキを…」

瑞鶴「あれ、榛名さん?」

翔鶴「あら、本当…」

榛名「翔鶴さんに瑞鶴さん。どうして仙台に…」

瑞鶴「私達も仙台出身だから帰省したの」

翔鶴「東京に残ってても良いけど、向こうだとエアコン代も馬鹿にならないので…」

榛名「ハシラジマは?」

瑞鶴「あそこ、今報道関係者に囲まれててあんまり近づけないんだよねぇ…」

翔鶴「光学迷彩を施しているものの完全には隠し切れ無い、そして自衛隊の誰かが泊地の存在を漏らしたのでしょう」

榛名「運良く脱出できて良かったです…」

瑞鶴「ま、あそこに近付こうもんなら吹雪と浜風の仕掛けたトラップで転覆必須だし空も迎撃システムがある。

それに上手く掻い潜って上陸したとしても、対人迎撃システムが黙っちゃいないもの」

翔鶴「再三の取材要求も突っぱねてる状態ですし、何が何でも忍び込んでスクープ取りたいってマスコミの方々の気持ちもわかりますが…」

榛名「今の所出回ってるのは『ガルム』と『ヘイズル』、そして『FAZZ』『リガズィ』の映像ばかりですからね… モビルスーツを是が非でも撮りたいのでしょう」

瑞鶴「ったく、戦果を上げたのは私の『ゲルググ』と蒼龍さんの『デルタカイ』に陽炎の『アマクサ』なのに。何で皆ガンダムにばっか…」

翔鶴「それに本来の主力部隊である私達の映像は残っていません。ガッデスの撮影した映像は厳重にハシラジマで保管しているので」

瑞鶴「ま、向こうで一番活躍したのが『ガンダム』だからここは譲ろうかしらね」

榛名「あ、あはは… ど、どうも…」

翔鶴「こら瑞鶴…!」

瑞鶴「あ、そうだ。瑞鳳から聞いてる? 『改RX-0計画』について」

榛名「え?」

翔鶴「聞いてなかったようですね。 榛名さんがバンシィをまた壊した事に業を煮やしたヒュウガさんがバンシィをベースに『改RX-0モデル』として建造・もしくは改修を行うそうです」

榛名「バンシィを…」

瑞鶴「詳しい事はまだ見通しが立って無いみたいだけど、ともかく二度と壊さないように『バンシィ・ノルン』よりも強力な機体に仕上げるんだってさ」

翔鶴「よろしければ、後で瑞鳳に連絡しますよ? 新造か、それとも改修か」

榛名「そうですねぇ…」


榛名の選択 直下
1.新しいRX-0
2.バンシィの改修
3.保留

榛名「…バンシィの改修で」

瑞鶴「良いの? せっかく新しいの作ってくれるのに」

榛名「あの世界でバンシィが榛名を選んでくれた、だから榛名は生き残れた…

そしてバンシィは殆ど榛名と一心同体、手放して新しい機体に乗り換えるのはバンシィに失礼です」

翔鶴「そうですか… では、後ほど伝えておきます。あ、瑞鶴そろそろ仙石線の出る時間よ」

瑞鶴「もうそんな時間? じゃ、榛名さんまた今度」

榛名「ではまた…」



《再びケーキ屋》

榛名「すみません、先ほど伺わせて貰った…」

「あ、お客様ですね。 すみません、遅くなってしまって…」

榛名「いえ、大丈夫です」

「ではこちらのホールケーキ5号4つ。いちご、ショコラ、フルーツベリー、フルーツミックスが一つずつ。

ケーキのチョコに入れるのお名前はバースデー用には『天城』、来客用のは『満潮』『間宮』『春雨』でよろしいですか?」

榛名「はい」

「では4つでお値段は…」

榛名「じゃあ、これで」

「では2万円から… 4000円のお釣りとなります」

榛名「ありがとうございます」

「あ、ドライアイスは…」

榛名「1時間分で」

「わかりました」



榛名「プレゼントもケーキも買いましたし、あとは陽炎の部屋の冷蔵庫に隠すだけです」

《榛名宅 陽炎&長波の部屋》

榛名「陽炎、お願いします」

陽炎「OKOK。お安いもんよ」

榛名「決して長波には言わないように」

陽炎「わかってるって。今アイツ居ないし、どこ行ったのかは知らないけど多分暫くは帰って来ないわ」

榛名「そうですか…」

陽炎「あと、例の報酬は…」

榛名「問題なく。業務用スーパーの水ようかんです」

陽炎「うわっ、本当にデカイ…」

榛名「1週間で食べきれますか?」

陽炎「最悪長波と阿武隈姉さんに分ければ良いし、きっと大丈夫。な筈」

榛名「そ、そうですか…」

陽炎「あ、そうそう。さっき初風が来て春雨連れってた」

榛名「連絡はありましたが…」

陽炎「因みに今日は休業、そして私以外誰もこの家に居ない」

榛名「知ってます」

陽炎「そして私も今からちょっと出かける」

榛名「あ、そうですか」

陽炎「あら『寂しいから行かないで』とか言わないんだ」

榛名「一人は慣れてますので」

陽炎「…ごめん、一瞬返答に困った」

榛名「困らせました」

陽炎「わざとかい! ま、良いわ… 作業するなら戸締り厳、あと換気重要!」

榛名「了解です」

《倉庫兼製作室》

榛名「さて、作業を始めてしまいましょう」

榛名(改造すべきなのは…)


改修可能艦枠
・榛名『ヤマト・ブレイヴ』
・初風『リヴェンジ・ブレイヴ』
・秋月『ヴィクトリアス・ブレイヴ』
・野分『アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド』&舞風『シュフラン・クラージュ』
・青葉『カウンティ・ブレイヴ』
・朝潮『ボルチモア・ブレイヴ』


榛名「あとはリタとコトノ用のを完成させないと… あと予備艦を2つですね」

新規専用艦枠
・リタ :重巡洋艦
・ヤマト:戦艦
・春雨:フリー(戦艦・正規空母・重巡洋艦・特殊艦種から選択可能)
・満潮:フリー(戦艦・正規空母・重巡洋艦・特殊艦種から選択可能)

新規艦条件 

使用不可艦
・正規空母NG:赤城型・加賀型・蒼龍型・改蒼龍型(雲龍型含め)・翔鶴型(改含む)・グラーフツェペリン級・ イラストリアス級 ・インプラカブル級 ・ヨークタウン級
・重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級 ・シュフラン級・ドイチュラント級・アラスカ級
・戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級 ・カイオ・ドゥイリオ級・リヴェンジ級 ・ダンケルク級



また『特殊艦』は『給油艦』『工作艦』が選択可能(給糧艦は使用不可)。



榛名「まず、どうしましょう…」


行動選択 直下
1.艦プラを改修する(改修可能艦の中から2つ指定。 また『アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド』『シュフラン・クラージュ』は1セットとして扱う為もう1つ選択する事)
2.新規艦を製作する(新規専用艦の中から二人指定)


人物指定は必ずお願いします

榛名「よし、これです!」


榛名(朝潮さんの『ボルチモア・ブレイヴ』、そして榛名の『ヤマト・ブレイヴ』にしましょう)



ヤマト・ブレイヴ
艤装
・45口径46cm3連装砲塔:3基
・60口径15.5cm3連装砲塔:2基
・40口径12.7cm連装高角砲:12基
・ボフォース40mm機関砲:40基
・ラインメタル二連装3・7cmFlak:6基
・12cm30mm噴進砲:10基
・RGシステムtype-HA
・ミラーリングユニット
・ディスチャージ改(1・粒子徹甲弾、2・粒子防御障壁、3・粒子圧縮加速)
アームド・アーマーIB
・4連装魚雷ポッド3基×2
・PBCtype-Z改『インフェルノ・ブラスター』



ボルチモア・ブレイヴ
艤装
・55口径8インチ砲9門
・38口径5インチ砲12門
・40mm機銃48門
・20mm機銃24門
・機雷散布装置4基(機雷内容:対スクリュー用トリモチ機雷、スモーク機雷、ジャマー機雷、通常機雷、バルーン機雷、ワイヤー機雷)
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子圧縮加速3.粒子拡散弾)
アームド・アーマーMS
・機雷散布装置2基×2
・12.7cm連装砲
・3連装533mm魚雷発射管2基


榛名「ヤマトはミラーリングユニットとアームド・アーマー周りを弄って換装できるようにして、ボルチモアは機雷関係を少し弄りましょう」


改修内容

ヤマト・ブレイヴ 直下

ボルチモア・ブレイヴ ↓3


改造条件

ヤマト・ブレイヴ:『ミラーリングユニット』の代替となる特殊艤装、『アームド・アーマーIB』の改修
ボルチモア・ブレイヴ:『アームド・アーマーMS』及び本体の全面改修

ヤマト・ブレイヴtype-R

ヤマト・ブレイヴの『支援特化』形態。使用用途の限られたミラーリングシステムを新規に製作した『リペアデバイス』に換装した姿(勿論ミラーリングに戻せる)。
リペアデバイスはヤマトの船体からアームを展開、内蔵されたアーム(瞬間接着剤や速乾性のパテを内蔵)で味方艦の修復を行う機能を持つ。
ビルダーである榛名の能力を活かしつつ戦力増強を図る事が可能。元ネタはGポータントとアルペジオの『時空展開デバイス』。

アームド・アーマー リペアサポーター

Type-R時用のアームド・アーマー。リペアデバイスと同じアームを内蔵し、修理機能を高めている。また補給用の粒子ケーブルを持ち、補給も行うことも可能。

もう1つ
ヤマト・ブレイヴtype-F

ヤマト・ブレイヴの『攻撃特化』形態。
Type-R同様にミラーリングシステムを新造した『アームド・ブレイカー』に換装した姿。
アームド・ブレイカーはミラーリングユニットと同型のユニットを展開、内部に蓄積された粒子を『プラフスキー・レーザー・ラム』として使用可能。
近接能力が強化されており、防御型のミラーリングシステムとは対を成す。

アームド・アーマー ソードブースター
Type-F用アームド・アーマー。粒子で形成されたブレードを展開可能で近接能力をさらに
底上げしている。
またブースターとしての機能も高められており高い速力を発揮可能。

来ないんで選択肢



改造選択 直下
1.機雷装備排除・狙撃強化 特殊艤装『アームド・アーマー スナイプ・ランチャー』
2.機雷装備排除・機動強化 特殊艤装『アームド・アーマー マインストライカー』
3.その他

>>339だけど>>342に譲りたいわ
可能かなID変わっちゃってるけど

ヤマト・ブレイヴtype-R

艤装
・45口径46cm3連装砲塔:3基
・60口径15.5cm3連装砲塔:2基
・40口径12.7cm連装高角砲:12基
・ボフォース40mm機関砲:40基
・ラインメタル二連装3・7cmFlak:6基
・12cm30mm噴進砲:10基
・RGシステムtype-HA
・リペアデバイス×8
・ディスチャージ改(1・粒子徹甲弾、2・粒子防御障壁、3・粒子圧縮加速)
アームド・アーマーRS
・リペアデバイス×4


ヤマト・ブレイヴの『支援特化』形態。使用用途の限られたミラーリングシステムを新規に製作した『リペアデバイス』に換装した姿(勿論ミラーリングに戻せる)。
リペアデバイスはヤマトの船体からアームを展開、内蔵されたアーム(瞬間接着剤や速乾性のパテを内蔵)で味方艦の修復を行う機能を持つ。
ビルダーである榛名の能力を活かしつつ戦力増強を図る事が可能で、継戦能力を高めている。

アームド・アーマー リペアサポーター

Type-R時用のアームド・アーマー。リペアデバイスと同じアームを内蔵し、修理機能を高めている。
また補給用の粒子ケーブルを持ち、補給も行うことも可能。


ヤマト・ブレイヴtype-F

艤装
・45口径46cm3連装砲塔:3基
・60口径15.5cm3連装砲塔:2基
・40口径12.7cm連装高角砲:12基
・ボフォース40mm機関砲:40基
・ラインメタル二連装3・7cmFlak:6基
・12cm30mm噴進砲:10基
・RGシステムtype-HA
・アームド・ブレイカー×4
・ディスチャージ改(1・粒子徹甲弾、2・粒子防御障壁、3・粒子圧縮加速)
アームド・アーマーSB
・粒子ブレード発振装置×2
・533mm魚雷発射ポッド×4

ヤマト・ブレイヴの『攻撃特化』形態。
Type-R同様にミラーリングシステムを新造した『アームド・ブレイカー』に換装した姿。
アームド・ブレイカーはミラーリングユニットと同型のユニットを4基展開、内部に蓄積された粒子を『プラフスキー・レーザー・ラム』として使用可能。
近接能力が強化されており、防御型のミラーリングシステムとは対を成す。

アームド・アーマー ソードブースター
Type-F用アームド・アーマー。粒子で形成されたブレードを展開可能で近接能力をさらに 底上げしている。
またブースターとしての機能も高められており高い速力を発揮可能。


ボルチモア・ブレイヴⅡ(セカンド)

艤装
・55口径8インチ砲9門
・38口径5インチ砲12門
・40mm機銃48門
・20mm機銃24門
・艦首魚雷発射管×4
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子圧縮加速3.粒子拡散弾)
アームド・アーマーMS
・プラフスキー・メガランチャー
・3連装533mm魚雷発射管2基

機雷敷設に特化していた『ボルチモア・ブレイヴ』に改修を加え、戦闘能力を強化したもの。
本来のボルチモア・ブレイヴは特性によって戦闘寄りでは無く支援特化となっていたが、朝潮の希望でオミットされた。
代わりとして軽量化した分機動力が向上、艦首に内蔵式533mm魚雷発射管が増設され火力も向上している。
また索敵能力も強化されており、その為新しく『アームド・アーマーSL』が新造された。

アームド・アーマー スナイプ・ランチャー
新造された朝潮用アームド・アーマー。
朝潮の使用した『ガデッサ』のGNメガランチャーを参考に製作された。
舞風の『ランス・カラビーヌ』とは異なり砲身はアームド・アーマー自体が展開され、PBCには及ばないが高火力の超長距離射撃を行える。
しかし粒子消費量が多く、船体が安定しないと使えないと言う欠点がある。

>>343 わかりました
では変更致します

因みに青葉の魚雷発射管の数は64なんでこっちの方が多いっす。
青葉は最大256発まで連射可能の誘導魚雷(威力低め)。


ボルティモア・ブレイヴType-MSt

艤装
・55口径8インチ砲9門
・38口径5インチ砲12門
・40mm機銃48門
・20mm機銃24門
・誘導魚雷発射管×96(雷撃システム『メイルシュトローム』)
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子圧縮加速3.粒子拡散弾)
アームド・アーマーMSt
・魚雷発射管×64k×3

アームド・アーマーMSver.2
・105mm両用ガトリング砲
・61センチ4連装酸素魚雷
・機雷散布装置2基×2

従来のモデル(以下Type-MSkと誇称)とは喫水線下とアームド・アーマーを換装する事で自由に変更可能。

主に雷装を強化しており方向性としては青葉・天に近い、青葉・天と同様に全方位雷撃システム、メイルシュトロームが搭載されている。
青葉・天よりも船体のサイズに余裕があるため青葉では山嵐を搭載するために犠牲になっていた砲火力、対空、索敵、装甲などもベース艦からバランスよく強化されているが魚雷発射管の数は96基と青葉より多く、しかも魚雷発射管を片舷32基装備したアームド・アーマー・MStによって青葉以上の同時発射数を実現してみせた。
アームド・アーマーMStはガトー級潜水艦をベースとしており本体から分離して活動可能、最大数の224発同時発射は分離中にのみ可能となっている。
青葉に劣る点は船体が大きい分被弾面積が若干大きい、分離しないと半分しか魚雷発射管が使えない、分離したアームド・アーマーは潜水艦としての性能はかなり低い(最大深度、回頭性など)分離中は最大3隻同時操作となるため極めて複雑な操作を要求される等青葉以上に尖った性能となってしまった。
更に狭い場所では当然Type-MSkの方が有効な為戦場に合わせて使い分けるべきである。

アームド・アーマー・メイルシュトローム

メイルシュトロームシステムの中核を成す兵装、ガトー級潜水艦がベースで本体から分離してある程度単独で活動出来る、本体との接続中は魚雷発射数を減らさずに速力を高め、分離中は青葉・天を大幅に上回る224発もの魚雷を同時可能な超雷撃特化ユニット、しかし操作が極めて複雑な上一斉雷撃を行うと2回で魚雷を射ち切ってしまう等欠点も多い。

アームド・アーマー マインスケーターVer2

以前のモデルから機雷の同時散布数や速力が強化されており甲板の武装も強化されており105mm両用ガトリング砲と61センチ4連装酸素魚雷に変更された。

榛名「ふぅ…」

榛名(調子に乗ってヤマト用の換装パーツを2つも造ってしまいました…)

榛名「あとは塗装が乾くのを待てば… あれ、時計は… 午後… 7時!?」

榛名(ちょ、調子に乗りすぎました!? 夕飯の支度、一切してませんよ!?)


榛名「ご、ごめんな…」パァァァァァァァン

榛名「…へ?」クラッカーのリボン被り

天城「お誕生日、おめでとうございます姉さん!」

初風「ったく、ちゃんと言いなさいよ。言ってくれたら祝ってやったのに」

榛名「え… え?」

榛名(あ、あるぇ… 今日って天城の誕生日じゃ…)

如月「集中してくれてて良かったわ。 お陰で、パーティーの飾りつけにも気付いてなかったもの」

間宮「この間宮、腕によりをかけて料理を作らせて頂きました!」

榛名「あの、ちょっと確認…」

コトノ「何かしら?」

榛名「えっと、今日は天城の誕生日で…」

長波「知ってる。さっき聞いた」

榛名「榛名の誕生日は7月4日、上旬… 今は下旬…」

秋月「知ってます」

榛名「は、榛名の誕生日じゃなくて本来天城の…」

阿武隈「でも、やってないじゃん。誕生会」

榛名「そ、そうですけど…」

陽炎「だから天城姉さん本人の希望でこれやってんのよ。 『やってなかったからせっかくだし合わせちゃいましょう』って」

榛名「そ、それで良いんですか天城は!? これでは…」

天城「良いんです。 姉さんの誕生日が流れたのは忙しすぎて仕方が無い事、それに天城だけが祝われるなんてフェアじゃありません。

それに、姉さんと一緒に祝われると言うのなら天城は本望です」

榛名「天城…」

青葉「さぁさぁ、主賓の誕生日二人と新入り三人はこちらへどうぞ」

古鷹「すみません間宮さん、本来間宮さんには…」

間宮「いえいえ、こっちもやりたい事をやっているだけですから」

清霜「とっても美味しそう…」

シャア「君たちも早く座りたまえ」

リタ「ロリコン黙ってろ。あとアンタは今主賓じゃない、本来の主に戻して」

シャア「…」

満潮「相変わらず辛烈ね」

リタ「ジオン嫌い。特に赤いの。 死んだ原因だから」

シャア「私では無いぞ!?」

リタ「知ってる。アレルギーみたいなもん」

ヤマト「祝いの席で喧嘩はいけませんよ」

シャア「喧嘩と言うよりは、一方的な罵倒ではないか…」

(それは自業自得だよ、シャア)

シャア「アムロ!? 何故アムロの声が聞こえるんだ!?」

榛名「あ、消えました。 多分罵倒する為に出てきたようです」ピキィン

春雨「すみません、度々春雨の中の…」←戻った

リタ「気にしないで良いよ。 私は『シャア』が嫌いなだけで、貴女は嫌いじゃないから」

榛名「全く、リタ。いい加減に…」

衣笠「まぁまぁ、お叱りはその辺で…」

舞風「じゃ、改めてお祝いしよっか」

曙「そうね。さっさと席に着きなさい」

朝潮「では改めて… 榛名さんと天城さんの誕生日、そして春雨と間宮さんに満潮のお祝いを行います」



初風「じゃ、ここでプレゼントタイム」

長波「面白いの用意しておいたから安心しろよ!」

榛名「お、面白いって…」

如月「ま、私達はお金を出し合って買ったんだけどね」

天城「そうなんですか?」

曙「そりゃ子供の小遣いなんて限られてるし…」

舞風「金欠になりがちだからね~」

野分「舞風は浪費が多いわ。この前なんて…」

舞風「あ~もう、余計な事はなし!」

阿武隈「私達もちゃんと選んで買ったからね」

陽炎「いや~、さっき咄嗟に選んだからお気に召すかはわからないけどね」

青葉「勿論、青葉達も選びました!」

古鷹「つまらないものですが…」



榛名への誕生日プレゼント ↓3まで

青葉「まずは青葉・衣笠・古鷹・龍鳳さんからのプレゼントです」

榛名「これは… コート、ですか?」

古鷹「はい。これなら身を隠しての狙撃にもピッタリです!」

衣笠「古鷹、榛名はスナイパーじゃないんだから…」

龍鳳「ダズル迷彩の下着が多いので、お好きなのかなと…」

リタ「うわっ、これ如月の雑誌に載ってたけど結構したやつじゃん… 確か、7万くらい…」

榛名「なっ…」

如月「確かそうよね、これ… 良いものじゃない」

榛名「大事に着させて頂きます!」

曙「じゃ、次は私達ね」

野分「きっと喜ぶと思います」

清霜「はい、どーぞ」

榛名「!? こ、これは…!」プルプル

舞風「ふっふっふ… 驚いた?」

榛名「EX合金の『ゲッタードラゴンver.メタルビースト』…! 榛名が買おうと思ったけど高くて諦めていたのに…」

朝潮「在庫が1個だけウチに残っていたので資金を出し合って購入しました」

秋月「誇りを被るよりは良いかな、と思いまして」

榛名「あとはライガーとポセイドンも買わないと… 今なら予約も間に合う筈です!」

初風(ウチの倉庫で埃被ってたし、ディスプレイするには高すぎるし、榛名に押し付けて正解だったわ)

阿武隈「じゃあ私達から…」

陽炎「はい、これ」

榛名「デジタルフォトフレーム…」

阿武隈「これから、思い出はいっぱい残せる。 だから必要かなって」

榛名「阿武隈…」

陽炎「いつまでも褪せない思い出に、ね」

榛名「ありがとう…」

長波「さて、これからは…」

ヤマト「我々…」

リタ「真打!」

コトノ「もとい、ネタ枠の時間よ」

榛名「うげっ…」

長波「うげっ、とは酷いな」

衣笠「因みに衣笠さんも支出してるよ」

清霜「清霜も少しだけ、ね」


プレゼント(ネタ枠) 直下

榛名「感じます… 何か、禍々しい何かを…!」

天城「これ、かなりマズイ感じの…」

青葉「ええ、ビンビン来てますよ…!」

シャア「ええい、何だこのプレッシャーは…!」

リタ「コイツに同意するのは癪だし出資したけど、同意…!」

ヤマト「骨董屋でコレを見つけた時、ピンと来たんです」

長波「ニュータイプじゃないけど私でもコイツはヤバイって感じてな…」

コトノ「これは買わざるを得ない、と」

榛名「因みに、開封前ですがいくら?」

ヤマト「店主からはタダでも引き取ってくれ、と言われましたが2万円ほど払っておきました」

天城「ね、姉さん開けてみてください…」

榛名「わかりました… ひいっ!?」

陽炎「なんて禍々しい木彫りの面なの!?」

阿武隈「呪いがひしひしと伝わってくる…」

舞風「これマジでやばいヤツじゃないの!?」

野分「相当マズイ…」

ハロ「マズイ!マズイ!」

龍鳳「大体八話ぶりくらいの出番のハロですらこう言ってますよ!?」

満潮「え、何そのペットロボ?」

古鷹「そう言えば居た! 大会とか、舞鶴とか連れて行って無いけど!」

そして…

天城「ちょっと、何で姉さんだけ色々貰って天城は料理本だけなんですか!?」

全員「…」

ハロ「メシマズ!メシマズ!」

天城「パイおみまいしてやろうかぁ…?」

初風「じょ、冗談よ… 本当は別のあるから! はい!姉さんに依頼して造って貰ったAGP風榛名フィギュア!」

天城「これは… ありがとうございます! パンツまで完全再現なんて、天城感激です!」

榛名「ちょ、何やってるんですか瑞鳳さん!?」

天城「これは素晴らしい… 家宝にしましょう!」

榛名「止めて!? 恥を家宝にするの止めて!」

初風「因みに子供(ver.リタ)付き!」

天城「あ、そっちは…」

リタ「あ、何か傷付く」

古鷹「じゃあ私達からは…」

天城「圧力鍋…!」

榛名「そんなものあげちゃ駄目ですって!? また被害者増えます!」

陽炎「よし、デジタルフォトフレーム」

天城「これに姉さんの写真を…」

榛名「お願いだから止めてください!」

ヤマト「はい、ネタ枠から」

天城「良い音色の壷ですね… 北宋ですね」

榛名「ネタ枠が一番マトモってどう言う事ですか!?」

ハマーン(宇宙世紀)「少女に身を変え、罵倒を受けにわざわざ出てくるとは…

堕ちたものだな、シャア!」

シャア「罵倒に馴れ過ぎて気持ち良くなってきたな…」

多分こうなる

《その後 榛名の部屋》


榛名「ふぅ、お腹いっぱいです…」

コンコン

榛名(この感じ、天城ですね)

榛名「天城、どうかしましたか?」

ガチャ

天城「ふふっ… わかってしまいましたか。ニュータイプとは、凄いものです」

榛名「それを言うなら天城もニュータイプでは?」

天城「天城は姉さんと同レベルの素養はある、それは検査で確認されました。しかし素養はあれど、姉さん程使いこなせる訳ではありません。

姉さんのように、あんな無茶な戦い方は出来ません…」

榛名「天城…」

天城「姉さん… もう何があってもバンシィ、『サイコフレーム』搭載機には乗らないでください」

榛名「え…?」

天城「別にバンシィで無くとも、鹵獲したGNドライヴ搭載機や他の余剰機だってある筈です…

あんな使い方をしていれば、姉さんもいずれサイコフレームに命を吸われて…!」

榛名「天城」

天城「姉さん…!」

榛名「言った筈です、『居なくなったりしない』と。 榛名は、誰かを残して消えたりしない。

天城も、リタも、皆を残して消えるなんて絶対にしません」

天城「姉さん…」

榛名「まだ深海棲艦の脅威が消えた訳ではありません。 こちらの世界への橋頭堡なっていた棲地MIは潰した…

でも、この世界に接続している世界は数多い… どこからここに繋がっているか解らない以上、まだバンシィが必要です」

天城「もし、終わったら…?」

榛名「その時は、バンシィを降ります。新たな脅威が訪れる、その時まで」

天城「そうですか…」

榛名「あ、そうでした… 天城、貴女にプレゼントを渡せていませんでした」

天城「え…?」

榛名「もう少ししたら天城の部屋に行こうと思っていたのですが… ここで渡してしまいましょう」

天城「姉さんからの、贈り物…!」


天城へのプレゼント 直下

天城「これは… 風鈴…?」

榛名「夏椛の風鈴、そして紅葉の風鈴です。 天城、紅葉が好きでしょう」

天城「綺麗… ありがとうございます」

榛名「気に入って頂けて良かったです。 あと、これを…」

天城「椛のネックレス… これも…?」

榛名「ハシラジマで作ってきました。 手製なんで大分不恰好ではありますが…」

天城「嬉しい… 姉さんの手作りだなんて…!」

榛名「こっちも気に入って貰えましたか?」

天城「気に入らない訳がありません! 姉さんに頂けたものなら…」

榛名「そうですか… 良かった…」

天城「では、天城もお返ししないと…!」

榛名「え…?」

天城「私も、姉さんにプレゼント持って来てたんですよ」


天城からのプレゼント 直下

悪いが兵器はNG


再安価 直下

天城「どうぞ、姉さん…」

榛名「これって… ゆ、指輪…!」

天城「ただのファッションリングです。深い意味は特に」

榛名「そ、そうですか… ホッ…」

天城「でも天城は姉さんを…」

榛名「え…?」

天城「何でも、無いです」

榛名「天城…」

天城「では、天城はそろそろ…」

榛名「天城」

天城「どうかしましたか?」

榛名「明日、お父さん達のお墓参りに行きましょう。阿武隈や陽炎、長波やリタ達も連れて」

天城「…構いませんよ。きっと、二人も喜ぶと思います」

榛名「では、また明日。 おやすみなさい」

天城「おやすみなさい、姉さん」



天城「…」

天城(結局、天城は姉さんの『妹』でしか無いのか…)

天城「でも、今はそれで良い… 側に、居られるのなら…」



榛名「…」

榛名(天城は榛名を好いている。昔から、小さい頃からいつも一緒で… いつからそんな感情に変わったのかはわからないけど…)

榛名「不器用ですね、榛名も… 手先が上手く使えても、人としては本当に不器用です…」



長波「アイツら、ニュータイプの癖して本当に不器用だな」

陽炎「人はそう簡単には器用になれないのよ。互いに傷付けないように、傷付かないようにするのって難しいのよね」

阿武隈「榛名姉さんを狙ってるのはいっぱい居るのに、早くしないと取られちゃうよ?」

長波「いっぱい、ってそんなに居るのか?」

阿武隈「うん。龍鳳さんや如月ちゃんに秋月ちゃん、古鷹に青葉だって…」

陽炎「で、かく言う私達も…」

長波「そりゃあ、な。 アイツの真っ直ぐな所見てると、惚れ惚れすると言うか…」

阿武隈「優しい所、時に厳しい所… そう言う所全部含めて…」

陽炎「弱さを受け止められる強さ、榛名姉さんにはそれがある。だから、かな…」

三人「…」

阿武隈「取り合えず今は現状維持。大会前にイザコザは起こしたく無い」

陽炎「終わったら?」

長波「そりゃ戦争に決まってんだろ」

阿武隈「だよねぇ」

陽炎「誰も負けるつもりは無い、でしょ?」

長波「ああ。 ま、全部相棒次第だがな…」

《翌日 霊園》


天城「…二人共、今日は新しい妹を連れてきました」

阿武隈「初めまして、阿武隈です。 お父さん、それにお母さん… そう呼べば良いのでしょうか?」

陽炎「同じく、陽炎です。 初めまして、どこの馬の骨かわからないって思うだろうけど…」

長波「同じく、長波。 榛名姉に助けられて、ここに居られる… だから、とても感謝してる」

リタ「そして榛名ママの娘、そして貴方方の孫にあたるリタです。 お二人の娘さんのお陰で、命をやり直す事が出来ました」

榛名「皆、とても良い子です… どうぞ、御見守りください…」

天城「そして安らかに、お眠りください…」



榛名「では、行きましょうか」

天城「そうですね。そろそろ戻りましょう」

長波「こう言う重苦しい所苦手なんだよなぁ…」

陽炎「アンタホラーだいっ嫌いだもんね」

阿武隈「ま、お昼だし何も出無いでしょ」

リタ「…え?」

(二人を、よろしく頼む)

(これからも支えてあげて)

榛名「…どうやら、喜んでくれているようです」

長波「な、なんだこれ…」

陽炎「確かに、居ない筈の声が聞こえた…」

阿武隈「ニュータイプでも無いのに…」

天城「私達だけに、聞こえる声…」

リタ「死者の声、か… でも、冷たく無くてとても暖かい…」

榛名(二人共、見ていてください。 榛名達の、歩む未来を…)

数日後

《東京 お台場》


榛名「ついにこの日が…」

初風「第3回艦プラバトル世界選手権、その会場よ」

野分「この日の為に、私達は訓練を繰り返してきました」

秋月「その努力が、実る時が来たようです」

朝潮「ここが、私達の決戦の場…」

如月「私達が今まで破った人達の分まで、戦い抜きましょう」

舞風「誰かの想いは、私達に受け継がれた…」

曙「それに応えないのは、失礼でしょ?」

清霜「この先、どんな敵が待ち受けてるのか知らないけど…」

青葉「どんな苦難でも切り拓く、今までやって来た事です」

古鷹「それが、私達チーム・ホワイトクリーンの戦い!」

衣笠「私達の出来る全力を尽くして、戦い抜く…!」

龍鳳「最後まで、その全力を出し尽くすつもりで…!」

リタ「私達は途中参加だから、どんな人と戦ってきたのかは知らない…」

コトノ「それでも、後を託された者の務めがある」

ヤマト「ならばその務めを果たす、それだけです」

満潮「私達も、何も知らない… でも、やれる事をやるだけ」

間宮「ここまで来たら一蓮托生… 全力で行きましょう!」

春雨「助けてくれた御礼、ここで返します!はい!」

長波「相棒、あとはお前次第だ」

陽炎「さ、声をかけなさい。リーダー」

阿武隈「そして私達に指示を、リーダーとして」

天城「さぁ、行きましょう姉さん」

榛名「これから先、どんな敵が出てくるかはわかりません。 しかしそれぞれの出来る事、成すべき事をやりとげましょう!

その先にある、勝利をこの手に掴むために!んそれが榛名、チーム・ホワイトクリーンの戦いです!」



第18話『重ねた意志と』 終

ここからふざける余裕が無くなると思うから小ネタを挟みたいと思います


↓3までリクエストを募集致しますのでどうぞよろしくお願いします

乙、そういえば昔安価スレで倒した相手からパーツを奪って機体を強化していくスレがあって、その機体をガンプラで再現していく強者が居たな。

>>377 そんな猛者が…


『ダブル春雨(withシャア)』

春雨「貴女が、もう一人の…」

春雨(G)「私と同じ、『春雨』…」

春雨「あの、助けて頂いて…」

春雨(G)「いえ、『彼女』の遺言を果たしたまでです。はい」

春雨「遺言…? 彼女、とは…?」

春雨(G)「彼女は、私達とは違う『もう一人の春雨』… 私がこの手で殺した、私と対となる存在…」

春雨「殺したって…!」

春雨(G)「彼女は人と深海棲艦の狭間、肉体は深海棲艦となってしまったけど心は人間だった時のままを保っていた。

そして私達の住んでいる世界で穏やかに暮らしていた筈だったんです。あの時までは…」

春雨「え…?」

春雨(G)「ある時彼女は自身の存在が世界に対して異物で、自身が存在する限り深海棲艦が私達の世界を嗅ぎ付け侵食する可能性に至りました。

そして彼女は突如、私達に対して牙を向いて… でもそれが彼女の狙い、『自身が討たれる事で深海棲艦の侵食から世界を守る』と言う選択です」

春雨「そんな…!」

春雨(G)「私がこの手で彼女を殺し『人と深海棲艦の狭間となった存在を救って欲しい』と彼女の遺志を受け継ぎました、はい。そして彼女の魂は、私と一つになり今も私と共にあります」

春雨「一つに…?」

春雨(G)「『転生体』と『艦娘』、異世界の存在同士ですがある法則が一つあります。 私は『転生体』で彼女は『艦娘』、その魂の根源は一緒です。

でも、私達は本来どちらか一方しか存在出来無い筈なんです。 艦娘はその性質上、『私達の世界の中で転生体と成り得なかった魂』しか用いる事が出来ないのは知って居ますか?」

春雨「いえ…」

春雨(G)「でしょうね… この世界と私達の世界は似ているので恐らく同じでしょうし説明させて貰いますけど『艦娘の世界』と『転生体の世界』はある分岐で生まれた世界です。

それは『第二次世界大戦が勃発したかしていないか』が要因である可能性が最も高い、該当する違いはそれしか無いから」

春雨「確かに、艦娘はこの世界の第二次世界大戦で破壊された艦から生まれています。そもそも大戦が無ければ生まれない艦も多いので…」

春雨(G)「そして『艦娘』と『転生体』はどちらかの世界にしか存在出来無い。 多分この世界に『春雨』は居ない筈です。貴女は艦娘、ならば転生体は存在しないので」

春雨「では貴女は…」

春雨(G)「私と彼女はその法則から外れた存在、『イレギュラー』なんです。 私と彼女は『二つに分かれた魂』で互いが半身であり対となっています。

だから私一人では半分、彼女一人でも半分しか魂が無い言わば『ナッターしか無いリバウ』と『アタッカーしか無いリバウ』のような状態です、はい」

春雨「わかるようなわからないような…」

春雨(G)「説明下手ですみません… そして私が彼女を殺した時、『彼女の魂』は私と融合して一つになった…

だから今の私は『私』であり『彼女』でもある、と言う訳です。 『ナッター』と『アタッカー』の合体したリバウのうように」

春雨「そう、なんですか…」

春雨(G)「だから『彼女』は『私』となって、私と共にここに居る… だから彼女の遺志は私と意志になっています、はい」

シャア「…複雑だな」

春雨(G)「ええ、少なくとも貴方よりも複雑な状態ですよシャア・アズナブル。 彼女の記憶も受け継いでるので、一種の記憶障害のような状態になってますから」

シャア「因みに聞くが、キミはこの娘もキミと同じ『イレギュラー』だと思うかね?」

春雨(G)「いいえ、彼女は深海棲艦から『春雨』に戻った。そして私は特異性からか『別の春雨を感知出来る』特性を持って居ます。

でもこの世界に『春雨』は私達以外に感じる事が出来ません。少なくとも『イレギュラー』では無いでしょう」

シャア「成る程、了解した」

春雨「あと、早く離れないと意識が定着・融合して大変な事になりますよ」

シャア「もう遅い」

春雨「あっ…」(察し)


小ネタ『ダブル春雨(withシャア)』終

さらっと重大なネタバレになってる気もしなくもない


あ、鹿島の主人公設定出来ました。



鹿島 タイプ:ビルダー

・能力
戦闘:c+
指揮:B-
製作:S
童貞殺し:S+

・高校2年(現在1年)
・愛宕の従妹で自身も教職を目指している
・落ち着いた性格だが人懐っこく感情表現は豊か
・模型部に所属しているが部員がおらず廃部の危機に立ち向かう為に戦いへ身を投じる
・戦闘能力は一般人に毛が生えた程度だが手先が器用で高い製作力を持つ
・なお性格や容姿故に『童貞殺し』と呼ばれているのを当人は知らない



となります。 なので

・海風
・那珂
・伊良湖
・鹿島
・霞
・しおい

の6人で主人公を決めたいと思います。

うん、全く共通点が無い。因みにシナリオは『アズール』『イノセンス』『プレゼンシア』『アクロス』は既に固まっております

悲しいなあ
もしあっちが続いてて安価でルート選択可能だったらわるさめちゃん生存ルートもあったのかしら?

>>381

生存if、と言うか途中でフェードアウトルートは一応ありました。
元々本筋には関わらないキャラなので、『本編中に関わらせる』と強制死亡・春雨と融合ルートになっちゃうジレンマ。
まぁ、魂は春雨(G)と融合して生きてるんで生存ルートと言えなくも無いような…

箇条書きでGBFの方のシナリオをまとめる(順番は時系列順、ロワイヤル終了後)

・VS フェリーニ 引き分け
・決勝1回戦 VSチボテー(何故か代理出場した三日月が勝利)
・2回戦 VS RJ 勝利
・準決勝 VS浜風&夕雲 勝利
・駆逐棲姫と春雨の一件(春雨が駆逐棲姫と戦闘、駆逐棲姫を殺す)
・決勝 VS矢矧&能代 勝利(こちらは普通に介入一切無く、通常勝利)

本編終了後

・深海棲艦とイザコザ、その末に瑞鳳達とMS入手


となっています
駆逐棲姫絡み以外はGBFオリジナルからマシタ会長要素省いた形となっています

小ネタ『(o∀n)<久々の出番』


榛名「大淀さん、ですか? ええ、わかりました。では後ほど…」ピッ

陽炎「どったの?」

榛名「大淀さんから連絡があって『東京に居るなら前枠撮影するんで指定した場所に来てください』との事で」

陽炎「あ、どうでしょうね」

榛名「ええ、対決列島用の前枠の撮影が滞ってるとの事で」

陽炎「他の出演者は?」

榛名「瑞鳳さん達は四国でお遍路企画の為に向かってるそうなので今回は私だけです。本当ならば誰か連れて来て欲しいと言われているのですが…」

陽炎「じゃあアイツらで良いんじゃない?」



(o∀n)<ボク、onダヨ!

間宮「えっと…」(困惑)

満潮「何やってるのよ…」

春雨「まるで別人です…」

大淀「では早速お願いします」

(o∀n)<了解です



大淀「お疲れ様でした」

)o∀n( プシュ~

満潮「まるで干し柿ね」

間宮「どう言う原理なのでしょう…」

シャア「大方中のバッテリーを切っただけだろう」


榛名「ふぅ…」

満潮「色々突っ込みたいけど、何でそんなにきぐるみの動きが良いのよ」

榛名「経験です」

間宮「経験って…」

榛名「数多のアルバイトを渡り歩いた榛名の力、その一つです」

シャア「キミは些か万能すぎる」

榛名「そう、出来て居ますから」


小ネタ『(o∀n)<久々の出番』 終

小ネタ『大鳳とイチャイチャ』


私と大鳳は似ている。 趣味や特技、そして体格など殆どが同じだ。

成績もほぼ同等、好きな色も同じ赤。合ってないのはバイクのメーカーくらいだと思う(私はカ○サキ、大鳳はホ○ダ)。そして…


「はぁっ… んっ…」

「んっ… ちゅっ…」


私と大鳳は、体の相性すらも最高なのだった。

二人で互いの唇を貪り合い、舌を絡ませ互いを一層激しく求め合う。


「今日もスパッツなの?」

「ええ、こっちの方が動き易いし…」


彼女のスカートへと手を伸ばし中へと手を入れるとピッチリと体にフィットしている大鳳愛用のスパッツに触れる。

大鳳は常にスパッツを愛用しており、一度下着棚を見せてもらったが半分以上スパッツであったのには絶句した事もあった。


「破いて大丈夫?」

「今日は止めて。 今度からキャットスーツ用意するから」


彼女の同意を得られなかったのでスパッツを下ろして、その秘部を露にさせる。彼女はスパッツを履く時、下に何も履かない。

当人曰く『蒸れる』そうだ。大鳳は元々体温が高く通気性が良くないとお尻が大変らしい。


「さて、どうしよっか?」

「お尻以外ならどこでも」


私と大鳳は互いに服を脱ぎつつ今日はどうするか、と相談を行う。

彼女のお尻はまだ開発していない。良い具合に筋肉が付いた大鳳のお尻は魅力的だが、無理矢理はいけないから。


「じゃあ、いくよ…」

「ええ、来て…」


ベッドに座り互いに指を筋に這わせ、互いにじっとりと濡らしていていく。

そして再び唇を重ねて舌を絡ませながら、互いに小振りな乳房へと手を伸ばして快感を与える。


「んっ… はぁっ… ねぇ、そろそろ…」

「一緒に、ね?」


互いの筋を這わせていた指を膣内へと滑り込ませてラストスパートへと快感を加速させて行く。

そして我慢の限界が同時に訪れ… 私達は達した。

瑞鳳「…ねぇ、私達何時くらいからやってるんだっけ?」

大鳳「んっ… 8時くらいかしら…?」


私達は時間を気にせずまぐわい続けた。 互いにまだ余裕が残っている。

しかし、それを許さないのは時間だ。


大鳳「今、何時…?」

瑞鳳「朝、8時…」


そう、私達は丸半日も続けて学校へと通学する時間を迎えてしまったのだ。

顔を真っ青にして、大鳳は私を見る。


大鳳「…レポート、終わって無い」

瑞鳳「…マジで?」

大鳳「マジで… 3回くらいで終わると思ってたのに!?」

瑞鳳「今日提出のヤツって必修で、しかも採点厳しいやつだよね?」

大鳳「半分がまだ終わって無い… あと8枚くらい…」


そう、大鳳の唯一の難点。どこか抜けているところ、それが運悪く発動してしまったのだ。

いつもならやらないヘマをここぞと言う時にやらかす、それが大鳳の常だ。


瑞鳳「仕方無い… 私にも責任はあるし、私も手伝うよ」

大鳳「あ、ありがとう… ってこうしてる間にも…!」

瑞鳳「時間は待ってくれないよ。 早く二人でシャワー浴びて学校行ってレポート仕上げよ?」

大鳳「ええ…!」


そして私達は慌しく着替えやら登校の準備を行う。他の皆は既に出かけている。

大鳳はそんな中、私に対し不意に言った。


大鳳「大好きよ、瑞鳳」

瑞鳳「私もだよ」


なおレポートはギリギリ間に合ったが1ページ抜けていて再提出するハメになったのは別の話である。

小ネタ『大鳳とイチャイチャ』 終

エロって難しい(白目)


あ、鹿島のルート名書いてなかった

鹿島ルートは『リンカー(linker)』です


海風『アズール(azure)』
那珂『イノセンス(innocence)』
伊良湖『プレゼンシア(presencia)』
鹿島『リンカー(linker)』
霞『アクロス(across)』
しおい『デザイア(desire)』


取り合えず6つ全部のシナリオは大体完成しました。
主人公を決定するのは『世界大会決勝戦終了後』となります、それまで皆さんどうか熟考ください。


能力的には海風か伊良湖、ストーリーは霞か那珂ちゃんが気になる
これって主人公になれなかったキャラを自軍参戦出来るの?

>>390

青葉「我々と言う…」←元ゲイザー編主人公候補

阿武隈「前例忘れて無い?」←元イグナイト編主人公候補

朝潮「全くですね」←元アンリミテッド編主人公候補

夕張「覚えてる方が少ないだろうけど」←元アンリミテッド編主人公候補

蒼龍「救済されたけど本編中の扱いも割りと酷い方向の元主人公候補だって居るんですよ」←元アンリミテッド編主人公候補

>>391
確か他の主人公候補だったキャラも店員で出演したりしているんだよね

>>392 出てないのは『名取』『霰』だけですね


第19話『Raise a Sail』


《選手権宿舎》


榛名「…」ガサゴソ

榛名(システム用に持って来たクリアレジンとプラスチック粘土、これで足りるでしょうか…?)

榛名「それにトップコートや一部塗料も足りて無い気が…」

榛名(今回の大会旗艦は2週間、予選で10回のバトルを行って決勝大会まで駒を進めるとすれば合計14回のバトルをする事になる…)

榛名「百均で粘土は買えるけど… クリアレジンはイセさんに連絡してエンガノにあるものを買うか、無ければ発注して貰うしか…」

榛名(私達の艦プラはミキシングビルドとフルスクラッチの中間、特殊偽装はほぼ自作パーツで構成されてる…

しかも修理するにはパテやプラ板、最悪キットを買わなくてはいけない… 金銭的にも厳しいかも…)

榛名「向こうで買えば店の売り上げに貢献して、多少私にキャッシュバックがあるんですけど…

とは言え、手段を選んでいる余裕は無い…! 出来る事、やれる事をしないと…!」

コンコン

榛名「はい」

如月『如月ですけど… パーティの準備は出来てるかしら?』

榛名「パーティ?」

如月『その調子だと忘れてるわね… 今晩はレセプションパーティがある、って言ったでしょ?』

榛名「…忘れてました」

如月『まったく… この調子だと何も終わってないんでしょ?』

榛名「返す言葉もありません…」

如月『着替えは向こうで貸し出してくれるみたいだから、身だしなみの整えくらい手伝いましょうか?』

榛名「すみません、お願いします」

ガチャッ

如月「先にシャワーくらいは浴びてたのね。荷物の散乱は、置いておいて…」

榛名「荷物の整理が済んで無かったもので… 申し訳ありません散らかってて…」

如月「じゃあまずは髪から整えましょう。こんな事もあろうかと、色々化粧品も持って来たし」


数分後


如月「…よし、終わりよ」

榛名「ありがとうござます」

如月「全く、素材は最上級なのが揃ってるのにこれじゃ持ち腐れよ」

榛名「化粧とか苦手で…」

如月「まずは、時々化粧に慣らす事が必要かしらね?」

《パーティ会場》

榛名「ここが…」

天城「あ、姉さん」

初風「ようやく来たのね。珍しく化粧までして」

如月「私がやったのよ。殆どナチュラルだけど」

陽炎「でしょうね。姉さんなら確実にやらないもの」

長波「ああ、確実に化粧なんぞ拒むだろうし」

天城「あまりそう言うの好きでは無いですよね、姉さん」

阿武隈「寧ろ嫌いそう。 最低限のことしかやってないし」

リタ「化粧とはほぼ無縁だからね~」

榛名「榛名、妹や娘にまでそこまで言われるんですね…」ズーン

ヤマト「日頃の行いです」

コトノ「これを機に改善してみたら?」

榛名「気が向いたら」

青葉「絶対しませんね」

古鷹「改善の兆しなし、と」

衣笠「絶対に化粧しないね」

清霜「面倒だって言いそう」

朝潮「確実にやらないでしょうね」

榛名「」グサッ

舞風「圧倒的な言葉の暴力に打ちのめされた」

野分「完全に見透かされてるわね」

秋月「フォローしようにもフォロー出来ません…」

龍鳳「皆さん、満場一致ですね…」

曙「自業自得よ、自業自得」

春雨「普段は優しいのですけど…」

間宮「一部が適当過ぎるんですよね…」

満潮「興味ある事に打ち込んで他は適当、これ程わかりやすい人間初めて見たわ」

榛名「」グサッ

初風「あ、トドメ刺した」

如月「取り合えず引き摺ってでも行きましょうか」

榛名「はっ!?」

如月「あ、ようやく気付いた? もうちょっとで着付け終わるから待ってて」

榛名「着物…」

如月「榛名さんはドレスより着物の方がそれらしいと思ったの。駄目かしら?」

榛名「いえ… ただ、少し動きにくいなと」

如月「戦闘する訳じゃないからこれくらいで良いのよ。はい、これで御仕舞い」

榛名「白と蒼の着物、ですか…」

如月「バンシィカラーでも良かったと思うけど、貴女の色的にはこれが一番かなって。ヤマト・ブレイヴと同じ色にさせて貰ったわ」

榛名「艦プラと…」

如月「髪は… このままで大丈夫ね」

榛名「纏めて上げなくて大丈夫なのですか?」

如月「ええ、折角綺麗な長い黒髪なのに活かさないのは勿体無いじゃない」

榛名「如月さんは、緑と白ですか…」

如月「ええ、着付けも丁度習ってたしこの髪飾り気に入ってて外したくないもの」

榛名「いつもしてますよね、それ」

如月「本当に気に入ってるのよ、これ。 天城さんが楓の髪飾りをいつもしてるのと同じね」


天城「あ、姉さん」

龍鳳「綺麗、です」

榛名「お二人も、とても似合ってますよ」

如月「ふ~ん… 天城さんは緑一色、龍鳳さんは青に桜柄ね」

曙「さっさとなさいよ、皆着終わってるのよ?」

如月「わかってるわ」

榛名「曙さんも着物ですか」

曙「悪い?」

榛名「いえ、似合って居ますよ」

曙「フンッ… どうも…」

榛名「?」

天城「気付くのが遅い、と言う事でしょうか?」

曙「ニュータイプの癖に鈍いのよ…」ボソッ


榛名「流石に人が多いですね」

初風「当然よ、全70チーム、計400人以上参加してるもの」

天城「そんなに…」

如月「アナハイムが倒産して呉グループに変わった、その影響か大会の規模が大きくなっているの」

野分「昨年までは国で2チームでしたが、今回からは1国1チ-ムと規定が出来てその代わり他国からの出場が増えています」

榛名「成る程…」


イベント 直下

榛名「やっぱり、多いですね…」

陽炎「そりゃ60ヶ国から人が集まってるのよ?」

阿武隈「この数は仕方無いよ」

長波「人に酔いそうだ…」

天城「かなり多いですね…」

「こんばんは」

榛名「え、あ、はい。 こんばんは」

「日本代表選手、とお見受けしますが…」

榛名「日本代表『チーム・ホワイトクリーン』、と申します」

「昨年の優勝チーム『エンガノ』のリーダーの妹を擁するチーム、ですか。彼女達が主力と…」

榛名「お言葉ですが、私の妹達を初めとした彼女達以外のファイターも一級です。世界大会で他のファイターと渡り合う程には」

「それは失礼しました。 貴女は確か、白い大和のファイターですね」

榛名「ええ」

「それに貴女達は昨年度の優勝艦プラである『信濃』『レナウン』『レパルス』『熊野』『グラーフツェペリン』を本来の主では無いと言え打ち倒す程のファイター… これは油断できません」

榛名「私の、自慢の妹達です」

陽炎「少なくとも、それなりの力は身に付けています」

阿武隈「誰が相手だろうと、互角以上には戦えますが」

長波「他人を見透かすような、傲慢な人間よりは戦える」

天城「姉さんの言う通り、私達を甘く見ないでください」

「失礼。本気の他者を見下すようでは人間としての器が知れると言うもの… 先ほどの無礼、詫びましょう」

榛名「いえ、こちらも昂ぶり過ぎました」

「互いに戦士として、戦場で戦える事を楽しみにしています。私は…」



誰だった? 直下
1.ルーカス・ネメシス
2.トレーズ・クシュリナーダ
3.リボンズ・アルマーク
4.その他(誰かも ガンダム系のみ)

リボンズ「私はリボンズ・アルマーク、デンマーク代表チーム『イノベイター』のリーダーです」

榛名「改めまして、チーム『ホワイトクリーン』のリーダー榛名です」

リボンズ「少々話が過ぎました。 では、私はこれで失礼します」

榛名「では…」

長波「なんか、いけ好かない野郎だ…」

天城「あの感情は侮蔑、そして彼の体から身から溢れるほどの傲慢と野心を感じました」

陽炎「どうやら、根っこからの気質みたいね」

阿武隈「あの傲慢さ、まるで自分が人より優れていると錯覚してるみたい」

榛名「…榛名も、一歩間違えたらああなっていたでしょうね。『ニュータイプ』だと驕り昂ぶれば…」

長波「大丈夫だ。お前にそれ程の傲慢さは無い、って信じてるからな」

榛名「長波…」

阿武隈「でも気を付けて、もしかしたらその傲慢さに合う程の実力はあるかもしれない」

天城「少なくとも榛名姉さんや私のような、感応波のようなものも感じました…」

榛名「彼も、『ニュータイプ』…」

陽炎「違うわね。 姉さん、『ニュータイプ』は互いに分かり合う力だって言ってる。でもアイツのは見下すだけの力、姉さん達やリタとは根底が違う」

長波「あんな奴、戦士とか言ってるが戦士にすらなれて無い」


イベント 直下

榛名「あれは…」

天城「清霜さんに、大柄な男性…?」


ギンガナム「ほう… 貴様、武人としての心構えがあると見える…!」

清霜「え…?」

ギンガナム「年端もいかぬ少女よ。貴様、武の心得は?」

清霜「…ありますよ。流派・東方不敗、その4番弟子としての」

ギンガナム「『流派・東方不敗』! 東方不敗、奴も見る目がある!

華奢な体、その内側から溢れる闘争本能!奴が弟子にしなければ、この小生が欲しいぐらいよ!」

清霜「父を、ご存知なんですか?」

ギンガナム「世界に数多くある武門の家でも奴等は別格。 我がギンガナム家と並ぶかそれ以上の強さを誇っている。

しかも奴を父と申すか! 後継者が居ると言うのに近頃複数の養子を取ったと聞いていたが、まさか貴様もその一人と言うのだな!」

清霜(な、何このハイテンション…)

清霜「え、ええ… 九女として引き取られた、清霜です」

ギンガナム「ほう… 清霜、貴様我がギンガナムの武門に下るつもりは無いか?」

清霜「え、遠慮しておきます…」

ギンガナム「そうか… では、貴様はこのギム・ギンガナムと戦う運命にあると言う事か!」

清霜(ど、どうしてそうなるの~!?)


陽炎「ヤバイ… あのバカが気圧されてる…?」

長波「アイツ、ちょっとヤバめじゃないか…?」

阿武隈「ど、どうしよう…」

榛名「仕方無い… 助けに行って来ます」


榛名「清霜さん、どうかしましたか?」

清霜「あ、榛名…」

ギンガナム「ほう… 貴様も、中々の闘争本能… 貴様、名を何と言う?」

榛名「チーム・ホワイトクリーン、リーダーの榛名と申します」

榛名(何てプレッシャー…! 呑まれそうな位の、常軌を逸した…!)

ギンガナム「貴様の闘志、まさに獣そのものよ…!狼の様な獰猛で、全てを喰らう程のものがな!」

榛名「ッ…!」

ギンガナム「良いぞ、その闘争本能!コイツは楽しみだ!女にしておくのが勿体無い程の闘争心を持った少女に、全てを喰らう狼の女と合間見えようとは!

この世界選手権、楽しみになってきたぞ! ハハハハハハハ!」スタスタ

榛名「ふぅ… 行きましたか…」

清霜「ギム・ギンガナム… 後でお父さんに聞いてみないと…」

榛名「ギム・ギンガナム、それが彼の…」

《一方その頃》


ハマーン「ええい、一体何処に身を隠した…! 出て来い、シャア!」


シャア「ま、マズイ… 何故この世界にハマーンが居る…!」コソコソ

リタ「いや、つーかアンタこの世界でもやらかしてたの!?」コソコソ

シャア「誤解だ! こちらでやらかしたのは私では無い!」コソコソ

リタ「と言うか何で私までハマーンから隠れなきゃならない訳なのよ…!」コソコソ

シャア「キミは連邦だろう。恐らく連邦とつるむ私を彼女は面白く無いと…」コソコソ

リタ「この世界に連邦は無いっつの!つーか何、この世界のハマーンもシャアに振られて…」コソコソ

シャア「そして平行世界の存在である私の魂を彼女が『この世界のシャア・アズナブル』と誤認している訳か…」コソコソ

リタ「マジでアンタがこの場に居なければ…」コソコソ


ハマーン「そこかっ!」ブォン


ドスッ

シャア「フォークを投げてくるとは、バケツを被っていなければ即死だった…!」

リタ「あ、焦って出ないでよ! 掴まったら、フォークで滅多刺しにされるのは間違いないからね!?」

シャア「わかっている…!本来の主に申し訳が立たん!」


ハマーン「シャアめ、逃げ切ったか… しかし、シャアらしい影はこの会場には無かった… 変装していたのか?いや…」


シャア「行ったか… しかしこのバケツ、フォークが刺さって穴が開いてしまった」

リタ「そんなもん、一体どこから拝借したのよ…」

シャア「受付の下だ。 恐らく、嘔吐者用のものだろう」

リタ「アンタ、自分の身だけ守りやがって…!だからジオンって嫌いなのよ!」

シャア「この際言うが、これはジオンは関係無いだろう」

リタ「関係無いけど関係あるの!」

《宿舎 榛名の部屋》


榛名「あぁ、疲れました…」


榛名(ギム・ギンガナム、リボンズ・アルマークにハマーン・カーン。

グラハム・エーカーとリカルド・フェリーニ、そしてカトル・ラバーバ・ウィナー… 人が多すぎる…)


榛名「特に、瑞鳳さんの妹として初風さん達に期待している者が多い…」

榛名(つまり榛名達はノーマーク、空母のエースである天城や指揮能力の長ける阿武隈に隠密戦闘の長波と青葉さんに注目していない。

榛名達は甘く見られている… しかし、それが彼等の命取りとなる…!)

榛名「研ぎ澄まされた狼の牙、その力を示すしか無い…!」

榛名(目に物を見せてあげましょう… 私達の艦プラで…!)

コンコン

初風『私だけど、起きてる?』

榛名「はい。今あけます」

ガチャッ

初風「明日の第一ピリオドの相談なんだけど」

榛名「もう、ですか?」

初風「ええ、早めに出しておけば調整だって間に合うでしょ」

榛名「第一ピリオドの種目は?」

初風「4チームごとの乱戦、ファイターは4人よ」

榛名「そうですか…」

初風「で、今回初めからアンタに出てもらうけど構わない?」

榛名「早速、ですか?」

初風「リーダーであるアンタの力を示す方が、後でやりやすくなる。

それと、今回のファイターは『コトノ』『リタ』『満潮』『春雨』『龍鳳』から選出して貰うわ」

榛名「では…」


ファイター選出 ↓3まで


選択可能:コトノ、リタ、龍鳳、満潮、春雨(withシャア) からのみ

榛名「今回は春雨さんに龍鳳さん、コトノに出て貰います」

初風「早速春雨を実戦投入?」

榛名「ええ、雰囲気に慣れて頂く必要がありますから」

初風「で、マルチ対応の龍鳳と指揮官能力を持つコトノね」

榛名「はい。 二人ならばフォローも利かせられる筈ですから」

初風「了解よ。 じゃあ艦プラは宜しく、伝達はこっちでやっておく」

榛名「了解です」



榛名「ヤマトの装備は… どうしましょうか?」

榛名(あとは三人の艦プラですね…)



・ヤマト:戦艦
・春雨:フリー(戦艦・正規空母・重巡洋艦・特殊艦種から選択可能)
・龍鳳:正規空母or重巡洋艦から選択可能


新規艦条件 

使用不可艦
・正規空母NG:赤城型・加賀型・蒼龍型・改蒼龍型(雲龍型含め)・翔鶴型(改含む)・グラーフツェペリン級・ イラストリアス級 ・インプラカブル級 ・ヨークタウン級
・重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級 ・シュフラン級・ドイチュラント級・アラスカ級
・戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級 ・カイオ・ドゥイリオ級・リヴェンジ級 ・ダンケルク級


また『特殊艦』は『給油艦』『工作艦』が選択可能(給糧艦は使用不可)。

特殊艤装必須

編成条件

・春雨、もしくは龍鳳の専用艦が『正規空母』である事
・また今回の編成によって榛名用の装備が変化します


コトノ 直下(ベース艦と改造内容必須)

龍鳳  ↓3(ベース艦と改造内容必須)

春雨  ↓5 (ベース艦と改造内容必須)

来ないんで選択肢


コトノ ↓2
1.リシュリュー・クラージュ 能力:索敵・指揮特化 特殊艤装『PBCtype-KO』+『アームド・アーマー サダルスードデバイス』
2.ネルソン・ブレイヴ 能力:防御特化 特殊艤装『プラネイト・ディフェンサー』+『アームド・アーマー ヴァリアブルランチャー』
3.その他(内容も)

龍鳳&春雨 ↓4
1.
・ヨーク・ブレイヴ(龍鳳) 能力:火力・機動特化 特殊艤装『アームド・アーマー オフェンシブ・ブースター』 
・インディスペンス・ブレイヴ(春雨) 能力:防御特化 特殊艤装『アームド・アーマー アイギスガード』

2.
・エセックス・ブレイヴ(龍鳳)  能力:防空・機動特化 特殊艤装『アームド・アーマー ウェブラルストライカー』
・ペンサコーラ・ブレイヴ(春雨) 能力:機動特化    特殊艤装『アームド・アーマー マンサフローラ』

3.その他(内容も)

>>410

申し訳ありませんが>>413は『龍鳳』の艦プラを指定していないので却下とさせて頂きます


再安価 直下


『龍鳳』と『春雨』の艦プラは同時にお願いします

春雨 >>410
龍鳳 イブキブレイヴ
甲板を耐熱処理した装甲甲板に変更しカタパルトを搭載し、さらに自衛用として10㎝高角砲とプラフィスキー粒子を内蔵した魚雷を射てる4連装魚雷発射菅を4つ搭載している。
追加装備(名前はそちらで決めてください)
両舷に装甲飛行甲板と格納庫を追加装備しそれにより艦の全体がトルマリン艦に変化した。なおそれじたいに動力炉とスクリューを装備してあるのでマザーファンネルと同じく運用が可能である

>>415
申し訳ありませんが『空母・伊吹』は『重巡洋艦・伊吹』と同じ艦プラである扱いなのでちょっと問題が…
また能力的にも正規空母では無く軽空母に近いものなのでちょっと厳しいです…


再安価 直下

今までの案をイタリア空母のアキラかカブールで

>>419
アキラは商船改装空母(軽空母)だしカヴールに至っては現代艦だからアウトだろ

>>420の通り>>419は両方アウトとなります


なのでこちらで勝手に用意させて頂きました


リシュリュー・クラージュ
艤装
・38cm(45口径)4連装砲塔2基
・15.2cm(52口径)3連装砲塔3基
・ボフォース40mm機関砲:16基
・ラインメタル二連装3・7cmFlak:4基
・12cm30mm噴進砲:6基
・PBCtype-KO
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージ改(1・粒子徹甲弾、2・粒子防御障壁、3・粒子圧縮加速)
アームド・アーマーNA
・105mmガトリング×2
・533mm魚雷発射ポッド×4

コトノの専用艦として製作した艦プラ。
ヤマト・ブレイヴのパーツを用いており、対空能力が底上げされた。また、索敵・指揮能力も強化を施しておりバランスの良い仕上がりになっなている。
そして本艦用の特殊艤装として『PBCtype-KT』が装備されている。
こちらのPBCは『連装式』で、ミラーリングシステムと同型ユニットを6基展開し複数を別の対象に発射可能な形態とユニットを重ね合わせることで強力な一撃を放つ形態に使い分けられる。
またこちらのユニットでもヤマト・ブレイヴのものと比較して性能的に劣るものの『ミラーリングシステム』としても使用可能で攻守共に高い能力を発揮可能。
高い性能と裏腹に使いこなすにはそれなりの能力が必要であり、メンタルモデルであるコトノにあわせピーキーな調整が施されている。

アームド・アーマー ネージュ・エール
PBC用のサポーターユニットで、放熱と粒子供給の補助を行う事が出来るので、ある程度出力を絞れば連射も可能に出来る。
こちらには武装が魚雷ポッドとガトリングが施されており有事の際は使用可能。
そしてPBC発射の際に発生するバックファイアによってユニットから放出される余剰粒子が翼に似ている為この名前が付けられた。


エセックス・ブレイヴ
艤装
・5インチ砲10基
・40mm機銃32基
・20mm機銃46基
・4連装酸素魚雷発射管4基(艦首2基・両舷1基ずつ)
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージシステム(1粒子防御障壁、2粒子ル圧縮加速、3粒子硬質化壁)
アームド・アーマー FSB
・ウェブラル・アーマー式シールド
・粒子パイル発振装置×2

艦載機
・FH-1H ファントム改 30
・SBDドーントレス 36
・A-1スカイレイダー 18

龍鳳専用の艦プラ。
大鳳製作のヨークタウン・フェネクスのデータや設計を参考に製作された改造艦で、ヨークタウン・フェネクス同様防御・ダメージコントロール能力が極限まで高められ艦首もハリケーン・バウに換装されている。
飛行甲板は耐熱仕様に換装されカタパルトも増設されている為ジェット機運用も可能な為天城の『ハクリュウ・ブレイヴ』とも艦載機に互換性がある。
専用のアームド・アーマーは『アームド・アーマーFSB』で空母ながら近接戦闘に特化している。

アームド・アーマー フレキシブルシールドブレーダー
『レナウン・ヴォーテクス』『レパルス・ヴォーテクス』の耐圧シェルを参考にして製作されている。
可動式のシ-ルドを装備しており展開すれば全方位からの砲撃を防御する事が出来、またアーム先端にはブレードが内蔵されておりシールドを畳めばリーチの長いサーベルとして使用も出来る。


イブキ・ブレイヴ
艤装
・50口径二号20.3cm連装砲5基(形態変更時3基)
・40口径12.7cm連装高角砲4基
・25mm連装機銃4基8挺、13mm連装機銃2基4挺
・61cm四連装魚雷発射管4基
・(水上機用甲板)
・(リペアデバイスtype-Hs)
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージ改(1・粒子徹甲弾、2・粒子防御障壁、3・粒子圧縮加速)
アームド・アーマーMBC
・4連装魚雷ポッド3基×2
・PBCtype-Z改改『インフェルノ・ブラスター改』

春雨の専用艦、重巡の中でも特にキャパシティの大きな伊吹をベースに主砲の3連装化等の火力と機動力の底上げ、後部甲板と船体内蔵型特殊艤装を換装式にする事で高い汎用性を持たせている。
今現在、後部甲板は20.5センチ3連装砲2基の重巡形態と、水上機用飛行甲板の航巡形態、修理補給用アーム、クレーンユニット『リペアデバイスTypeHs』(内蔵型艤装とセット)の補給巡洋艦形態の3種類。
内蔵型特殊擬装は元霧の生徒会ハグロの高機動形態への可変機構、及びリペアデバイス甲板とセットの修理補給用資材庫、粒子タンク。
機動性では『アラスカ・ブレイヴ』に劣るものの高いものを誇っている。

アームド・アーマー メガブースターキャノン
主に重巡、航巡形態と併用するための装備(補給巡洋艦の時はリペアサポーターを装着)、アームド・アーマーIbを重巡向けに再設計したモデルでインフェルノ・ブラスターを格納式PBCに変更しており砲身をカウル内部へ完全に収納出来るため抵抗が大幅に低下しており最高速が向上している。
本体が高機動形態の時に照射すると速度は落ちるが移動しながら照射する事も可能。

榛名「今回の実戦投入艦はこれで調整終わりですね」


自軍戦力
・ヤマト・ブレイヴtype-F
・リシュリュー・クラージュ
・エセックス・ブレイヴ
・イブキ・ブレイヴ

榛名(リペアデバイスはまだ使えない… あれは切り札、それに今回のバトルならば致命的ダメージは少ない筈です。

切り札を最初から投入する馬鹿はいません)

榛名「あと、サブファイターの二人にも実戦を経験して貰い慣れてもらいましょう」

榛名(終わったら眠く… 明日に備えて、もう寝ましょう…)



視点選択 直下
1.潮  『律動する悪意』
2.瑞鳳 『神狼の目覚め』

side-潮- 『律動する悪意』

《模型店・鎮守府 居間》


大和「お台場に不審な影、ね」

ナチ「ええ、昨年同様に不審な動きをする者が居ます」

潮「一体誰が…」

ナチ「少なくとも確認したのは『選手以外の何者かが選手宿舎の前をうろついている』との警備からの報告のみです」

大和「…見回りにアシガラを投入、様子を見ましょう」

ナチ「了解しました」

アタゴ「…それにしても、選手宿舎を狙って何をする気なのかしら?」

大和「可能性が最も高いのは、榛名さんね」

潮「榛名さんが?」

大和「報告からは聞いていると思うけど、彼女は異世界のデザインチャイルドでニュータイプよ。

その事が漏れたら、もしくは『プロジェクト・フェンリル』の関係者が居れば誰かしら彼女を狙う可能性が高いわ。そのデータを欲してね」

アタゴ「成る程ね… 特異な存在故に狙われてる、って事か」

大和「何事も起きないと良いわね… でも、備えあれば憂いなしよ。 整備状況は?」

ナチ「『アイズ』『ガルム』の修復状況は80%、また『AS』『SS』『AB』『PL』『LG』の整備も完了しています」

潮「ガンダムを出す気ですか?」

大和「いえ、でも相手がMSを持ち出してきた場合は対処する必要がある。その為の力よ」

ナチ「大丈夫です。コックピットは外して破壊するので」

アタゴ「可能な限り、ね。 あと民間の被害は無くす」

潮「二人共…」

大和「問題はあの3人よね…」

ナチ「夕立さんはまだしも、アシガラとハグロはそう言うところが…」

アタゴ「なるべく二人には遠距離機は渡したくないわね…」

潮「そうなると『AS』『AB』ですか…」

大和「あ、『LA』残しておいて」

ナチ「まだ貴女は出産が…」

大和「わかっているわ。 一応念のために、ね」

アタゴ「あと、狙われている件を彼女に話す?」

大和「いえ、彼女に憂いを残したくはありません。 伏せておきます」

潮「わかりました」

潮(何事も無ければ良いんだけど…)

side-瑞鳳- 『神狼の目覚め』


《ハシラジマ 工廠区画》

瑞鳳「機体の整備状況は?」

ヒュウガ「『バンシィ』を除いて全て完了しているわ。鹵獲した機体も含めてね」

瑞鳳「『ガデッサ』1機と『ガラッゾ』2機、それに『νガンダム』や『量産型キュベレイ』が数機ですね」

ヒュウガ「ハシラジマの格納庫もそろそろ拡張が必要かしら?」

瑞鳳「例の計画の進捗具合は?」

ヒュウガ「建造を始めてるわ。 進捗は、芳しく無いけど…」

瑞鳳「『改RX-0』計画、そのプロトタイプ機…」

ヒュウガ「本来バンシィを改良する為の計画だけど、まずは技術実証機ってのが必要でしょ? 一応その概要と設計データは完成しているわ」

瑞鳳「『RX-0[R] フェネクスR』…」

ヒュウガ「フェネクスは本来未完成状態のフル・サイコフレーム素体を用いて建造されてる。 だからこっちは完全な状態のフル・サイコフレームを使って建造する完全体よ」

瑞鳳「完全なフェネクス…」

ヒュウガ「まぁ、パイロットはリタに試験して貰うとして… まだ進捗は30%ってところかしら?」

瑞鳳「この性能、アマクサすらも凌ぐ程の…」

ヒュウガ「だってアマクサの技術を取り込んでるもの、当たり前よ。 あと、バンシィの改修後のデータよ」

瑞鳳「『RX-0[F] フェンリル』… 名前変えちゃって大丈夫ですかね?」

ヒュウガ「あくまでも仮称だからパイロットに後で付けてもらうわ」

瑞鳳「成る程…」

ヒュウガ「でも機体色はパイロットに合わせて白に変更させて貰ったけど」

瑞鳳「確かにパーソナルカラーは白ですけど、ユニコーンとダブってません?」

ヒュウガ「大丈夫でしょ、多分」

瑞鳳「んな適当な…」

ヒュウガ「ま、後は技術的問題をクリアすれば直ぐにでも改修に取り掛かれるわ」

瑞鳳「了解しました。榛名さんに伝えておきます」

ヒュウガ「あ、機体名の変更は…」

瑞鳳「伏せておきますよ」

ヒュウガ「またキレられて押しかけられたら嫌だもの…」

《翌日 大会会場》


榛名「遅くなりました」

天城「姉さん、寝坊ですか?」

榛名「朝から調整を行っていました。 昨日の夜にやったのですが、不備が出たもので」

初風「アンタが不備を出すなんて珍しいじゃない」

榛名「パーティとは言え慣れ無いお酒は飲むものじゃありませんね。状況は?」

如月「そう言えば少し飲んでたわね。今はまだ第二試合、私達は第六試合だからまだ先よ」

榛名「そうですか… では、少しお腹に何か入れてきます」

龍鳳「朝ごはん、食べて無いのですか?」

榛名「いえ、ですが戦闘中にお腹を減らせば集中力を欠きますから」



榛名「ホットドッグセット、ドリンクはコーラで」

店員「はい、450円になります」

榛名(ここは良心的… 代々木体育館よりは安いです)

榛名「ではこれで」

店員「450円丁度、お預かりします。少々お待ちください」

榛名(ここはこれからも使わせて頂きましょう)

「失礼、少々よろしいでしょうか?」

榛名「あ、はい」

「確か、日本代表選手の方ですよね?」

榛名「ええ、そうですが?」

「自己紹介が遅れました。私は…」



誰だった? 直下
1.アニュー・リターナー
2.グラハム・エーカー
3.グレミー・トト

グレミー「私はグレミー・トト、アクシズ所属のファイターです」

榛名「アクシズ… ハマーン・カーンの…」

グレミー「ええ、ハマーン様の部下です」

榛名「ではこちらも自己紹介を。 私は榛名、チーム・ホワイトクリーンのリーダーを務めさせて頂いています」

グレミー「リーダー… 成る程、貴女がハマーン様の仰っていた大和のファイター…」

榛名「そこまで注目されているのですね、私」

グレミー「ええ、敵対はしたくないと」

榛名「そうですか…」

グレミー「貴女を倒すのであればハマーン様自身が相討ち覚悟で無いと危険、との事で」

榛名「そこまでの強さは無いですよ。過大評価です」

グレミー「いえ、貴女の力はこうしていても推し量る事が出来ません」

榛名「そ、そうですか… お褒めに預かり光栄です」

店員「お待たせしました。こちらホットドッグのセットとなります」

グレミー「では、私はこれで」

榛名「ええ。ではまた…」


榛名(何だったのでしょう…)モキュモキュ

榛名「でも、訴えてる… 彼がどこか危険だって…」

榛名(身に余る程の野心、リボンズ・アルマークのそれに近いような… 違うような…)

榛名「…考えても仕方ありません。 やるべき事をやるだけ、それが榛名の戦いならば…」

榛名(だけどその野心が、牙を向くのならば…)

榛名「全力で、討つだけ…!」


コトノ「榛名、ここに居たのね」

榛名「コトノ?」

コトノ「試合開始まであと2試合だから選手はラウンジで待機よ」

榛名「もう第4試合まで?」

ヤマト「ええ、デンマーク代表が速攻で片付けたせいで第3試合が即終了と言う結果になりました」

コトノ「開始から終了までおよそ3分、早いなんてレベルじゃないわ」

榛名「一体どんな手品を…」

ヤマト「高濃度粒子圧縮兵装の連射による超長距離狙撃戦術です。4隻全てにPBCと同格の兵装を使用し、連射して仕留めていました」

コトノ「あとでデータを見せる。ビルダーとしての私見をウチの総指揮官が求めているわ」

榛名「珍しいです、初風さんが意見を求めるなんて…」

コトノ「それ程おかしい、と言う事なのよ」

ヤマト「詳しい話は後ほどします。なので今は移動しましょう」

榛名「了解です」

《そして》

榛名「時間、ですね」

春雨「あ、足手まといにならないように頑張ります」

シャア(いざとなったら私がサポートしよう)

間宮「不束者ですが、よろしくお願いします」

ヤマト「あまり力みすぎないように、私達は彼女達のサポートをすれば良いのですから」

龍鳳「制空権を確保出来るように、努力したいと思います」

コトノ「指揮は私が執る、だから大船に乗ったつもりで居なさい」


Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!


榛名「ヤマト・ブレイヴtype-F、榛名!」

コトノ「天羽琴乃、リシュリュー・クラージュ」

龍鳳「エセックス・ブレイヴ、龍鳳!」

春雨「イブキ・ブレイヴ、春雨!」

榛名「そして間宮及び天羽ヤマト!チーム・ホワイトクリーン、いざ、出撃します!」

ヤマト『敵艦隊を補足、データリンクしモニターに表示します』

間宮『敵艦隊はアルゼンチン代表です』

榛名「策を弄するタイプですね…!」


敵艦隊補足
・空母イラストリアス(マリオ・レナート)
・重巡リュツオウ(フリオ・レナート)
・巡洋戦艦フッド(エドワード・ハレルソン)
・重巡エクセター(ジェーン・ヒューストン)


フリオ「見つけたぜアニキ!」

マリオ「フッ… 戦争を教えてやる」

エド「どうしてこんな辛気臭い奴等と組んだんだか…」

ジェーン「勝てるならば、それで良い…!」



コトノ「全艦に通達、私と榛名で前衛に展開。龍鳳・春雨は後方からの援護を」

春雨「りょ、了解です!」

榛名「初動はどうします?」

コトノ「そうね…」


行動安価 直下

コトノ「相手の様子を見る。まずはセオリー通りに制空権の確保、龍鳳!」

龍鳳「はい! 艦載機発艦準備完了、順次射出開始します!」

間宮『暖機完了、全機射出開始!』

コトノ「全艦へ通達、これより複縦陣へと移行! 榛名、防空戦闘に特化した私達が前に出て敵を撃ち落とす!」

榛名「了解! 火器管制システム、防空モードへ移行!」


龍鳳の操るエセックスからファントム改が飛翔を始め、敵の艦隊へと飛ぶ。

そして敵もまた、空母から艦載機の飛翔が始まる。


マリオ「まずはこちらの有利なフィールドを作る。全機、対空戦闘!」

フリオ「了解だぜ兄貴!」

エド「OKOK!じゃあ、行くとするか!」

ジェーン「対空戦闘、開始!」


ヤマト『航空部隊、接敵まであと20』

コトノ「総員、防空戦闘用意!近付く敵は、一機も逃さないで!」

榛名「了解!」

春雨「は、はい!」

龍鳳「わかりました!」


制空判定 直下
01~19 制空権喪失
20~30 互角
31~45 航空優勢
46~00 制空権確保

龍鳳とマリオの操る艦載機は互角の勝負を繰り広げていた。しかし、龍鳳は劣勢に立たされている。


龍鳳「この数…!このままではこちらが不利です!」

榛名「間違いない… 艦攻と艦爆のリソースを全部戦闘機に割いてます!」

コトノ「チッ… やっぱり並じゃないか…! 龍鳳、航空隊を全部下げて!」

龍鳳「し、しかし…」

コトノ「相手は1チームだけじゃない! 無駄な損耗は避けるの!」

龍鳳「了解…!」


フリオ「奴等艦載機を下げやがった!勝負を捨てたんじゃねぇのか、兄貴?」

マリオ「いや、奴等は後の戦闘を考えている。こちらに勝つつもりだ。エド、ジェーンは前に展開しろ。このまま接近戦に持ち込んで白い大和と指揮官型を潰せ。

フリオ、お前は『仕掛け』の準備だ」

エド「了解だ!」

ジェーン「悪いけど、仕留めさせて貰う!」


そしてフッドとエクセターが榛名達へと襲い掛かる!


榛名「あれは、実体ブレード!」

コトノ「それに重巡は防御殻と槍… 成る程、肉薄しようって訳!」

エド「そこの大和!俺の撃破スコアに加えさせてやるぜ! この『切り裂きエド』の力見せてやる!」

榛名「榛名のヤマト・ブレイヴを以前のものと同じと考えて貰って困ります!」


ヤマトに向けフッドが突撃し、ブレードを振り下ろすが榛名は咄嗟に回避する。

そして榛名はヤマトを反転させて反撃へと転じる!


エド「早い…!図体の割には早いじゃねぇか!」

榛名「ならば、ちらも!右舷粒子ブレード展開!」

エド「なっ… 粒子で形成したブレードか!」


もう一度攻撃を仕掛けようと振り下ろされたブレードを榛名は粒子ブレードで切り払う!

そして榛名は切り結んで静止している間に主砲をフッドへと向け…


榛名「まずは、1隻!」

エド「チィッ…!」


命中判定 直下

01~19 回避
20~30 至近弾
31~45 小破
46~70 中破
71~85 大破
86~00 撃沈

榛名の放った一撃は致命傷では無かったものの、ダメージを与えて2基の主砲を破壊する!


エド「糞ッ!ダメージコントロール、消火作業!」

榛名「そんな隙、与えるとでも!」

ジェーン「エドッ!アンタ、エドから離れなさい!」

榛名「ッ…! もう1隻居た!」


槍を展開してジェーンのエクセターも突っ込んでくるが咄嗟に榛名は左舷のブレードを展開して防いだ。


ジェーン「もう1本のブレード!? コイツ、防御型じゃなかったの!?」

榛名「何も装備を変更していないとでも、思っているんですか!」

コトノ「正直、アレは使い道の少ないメタ武装よ。そんなの常用する訳無いじゃない」


コトノのリシュリューが放った砲弾はエクセターの防御殻へ直撃して炸裂する!

しかし防御殻に守られ、大したダメージにはなっていない。


コトノ「無駄に堅いわね… プラ板何層分かしら?」

榛名「恐らくパテによる補強も行われています。それに対粒子コーティングに、衝撃を受け流す形状によるダメージ軽減も…」

コトノ「冷静に分析してないの!一旦離脱するわよ!」

榛名「了解!」


エクセターとフッドを振り払うと榛名達は反転してその場から逃走を図る。


ジェーン「待て!」

エド「追うなジェーン!アイツらはヤバイ、こっちの態勢が整うまで待つんだ!」

ジェーン「了解…!」



間宮『敵艦1、中破相当のダメージです』

ヤマト『仕留め切れなかったのは少し痛いですね…』

コトノ「アイツ等無駄に堅い上に妙に腕が立つわ」

龍鳳「どうしましょう…」

春雨「前衛に私も…」

榛名「いえ、私とコトノが引き続き担当します」

コトノ「まだ展開は早いわ。相手の手が不明な限り、動くのはリスクが高すぎる」

コトノ(とは言え、状況的にこっちが不利なのには変わり無い。さて、どうするべきか…)



行動安価 直下

ヤマト『過去の傾向から彼等は、マリオ・レナートは何かしらの策を弄してくる筈です』

榛名「確か去年は小型艇を使って爆弾を仕掛ける戦術を執った筈です。蒼龍さんに敗れましたが」

コトノ「つまり彼等はあそこに何か仕掛けようとしている… ここは、確実に後ろの連中から仕留める必要があるわね…!」

龍鳳「しかし最低でも前衛の2隻を突破が必要、それに時間をかければ策が完成している可能性も…」

春雨「迂闊に動くのは危険過ぎます、はい」

コトノ「仕方無い… 最後まで温存するつもりだったけど、ここは確実に決めさせて貰う…!

全艦、リュシュリューの射線及びバックファイアエリアから退避!PBCを使う!」

間宮『もうですか!?』

コトノ「ここで一網打尽にする。私のPBCなら6隻同時に狙撃可能だし、直撃ならば一たまりも無い筈よ」

榛名「それしか手は残されていない… やりましょう…!」

ヤマト『了解。 『リシュリュー・クラージュ』展開形態へ移行、『アームド・アーマー ネージュ・エール』より粒子供給を開始します』

コトノ「コードPBC発動!」


リュシューの船体が割れて中から6つの粒子集束レンズが展開され、発射形態へと移行する。

船体から粒子がレンズへと集束を始まり狙撃態勢を取る。


ヤマト『粒子レンズ所定位置に移動、縮退を開始。縮退率40%』

コトノ「トリガーを私に、4つの緒元入力開始。多重狙撃モード起動、ターゲットマルチロック!」

ヤマト『縮退臨界、発射可能』

コトノ「プラフスキー・バスター・キャノン!纏めて消し去れ!」


そして圧縮された粒子が解放され、バスターキャノンの閃光が4つの目標に向けて迸った!



命中判定
・空母イラストリアス 直下
・重巡リュツオウ   ↓2
・巡洋戦艦フッド   ↓3
・重巡エクセター   ↓4

30以上で撃沈

フリオ「あ、アニキ!高熱源体が…」

マリオ「落ち着け、俺達を捉えられる訳が無い。それに今張っているのは対粒子兵装用の…」


イラストリアスとリュツオウにPBCの閃光が直撃し、その船体を貫く!


マリオ「ば、馬鹿な!?粒子が減衰しないだと!?」

フリオ「ダメージコントロール不可!? ゆ、誘爆する!」

マリオ「この俺達が…!」


そして双子の兄弟の艦は同時に爆発し、水底へと消えた。


エド「二人がやられた!?」

ジェーン「エド!前見て前!」

エド「え…?」


さらに2条の閃光がフッドとエクセターを貫通し、その貫通した場所から爆発を引き起こす!


ジェーン「多重同時砲撃… まさか、こんな…!」

エド「やっぱりおかしいぜ、ジャバニーズって…」


残る2隻も爆炎の中へと消え、水底へと屠られる。こうしてアルゼンチン代表は全滅を迎えた。


間宮『4隻の撃沈、確認しました』

ヤマト『粒子放出開始、『ネージュエール』展開』


アームド・アーマーから光が漏れ出し、その翼の様な光が周囲に散っていく。


コトノ「ネージュエール、雪の翼… その名の通りかしら?」

春雨「綺麗…」

榛名「綺麗ですけど… このバックファイア分の粒子を砲撃に回せれば…」

龍鳳「それを言っては元の子も… ッ!? 敵艦接近!」

コトノ「よし、機関安定!いつでもやれるわよ!」

間宮『敵はインドネシア代表と推定、数は4です』


敵艦隊捕捉
・サウスダコタ級インディアナ(マルコ・モラシム)
・ノーフォーク級ドーセットシャー(ヴェルナー・ホルバイン)
・パース級パース(アカハナ)
・妙高型妙高(モンド・アカゲ)


榛名「なんてステルス性… まったくこちらで捉えられなかった…!」

龍鳳「しかし空母が居ません。これはチャンスです!」

コトノ「よし、全艦!新たな敵に対応します、迎撃スタンバイ!」



行動安価 直下

コトノ「有効射程までの到達予測時間は?」

間宮『おおよそ60です』

コトノ「なら、先手を打つ。 榛名、砲撃スタンバイ」

榛名「了解。砲撃準備開始、緒元入力」

春雨「あの、私は…」

コトノ「重巡の射程ではこちらより短くて当てられないわ。春雨は周囲の警戒、もう一つのチームの接近を警戒して」

春雨「は、はい!」

コトノ「龍鳳、貴女は艦載機の発艦準備。砲撃開始15秒経過で艦載機を順次発艦、制空権の奪取を」

龍鳳「了解しました。艦載機部隊補給完了、いつでも出せます」


そしてヤマトとリシュリューの砲塔が旋回して接近する艦隊へとその矛先を向ける。

牙を解き放つ時を待ち、そしてその瞬間が訪れた!


コトノ「今よ!」

榛名「砲撃、開始!」



命中判定 直下
・サウスダコタ級インディアナ 直下
・ノーフォーク級ドーセットシャー  ↓2
・パース級パース ↓3
・妙高型妙高  ↓4


01~29 回避
30~40 至近弾
41~55 小破
56~70 中破
71~85 大破
86~00 撃沈

榛名達から放たれた砲弾が着弾し、炸裂する!


ホルバイン「くそっ、被弾した…!」

アカハナ「至近弾か!隊長、アイツ等…」

モラシム「うろたえるな!我が隊の力見せ付けてやれ!」

モンド「了解!」

モラシム「砲撃には砲撃で返す!砲撃準備!」


砲塔が旋回して榛名達へと狙いを絞り、装弾が始まる。


榛名「…! 反撃が来ます!」ピキィン

コトノ「ここはニュータイプの直感を信じるか… 榛名、フォーメーションブレイク!春雨と龍鳳は減速しつつ現時点の行動を維持、春雨は龍鳳の護衛行動も!」

龍鳳「艦載機の発艦準備を継続します!」

春雨「索敵を継続、護衛了解です!」

榛名「パターン・ブレイク了解!」


そして榛名達は3つに別れ、それぞれに砲撃に対する備えを行う。



アカハナ「敵が散開しました!」

モラシム「3つに別れたか… よし、密集した2隻を潰した後に残りを各個撃破する!」

ホルバイン「よしっ! 砲撃開始だ!」

モンド「当たってくれよ!」


コトノ「狙いは龍鳳達か… 二人共フィールド展開、防御態勢!」

龍鳳・春雨「了解!」


命中判定

・龍鳳 直下
・春雨 ↓2

01~29 回避
30~40 至近弾
41~80 防御成功
56~80 損傷軽微
81~90 小破
91~00 中破
ぞろ目 大破

龍鳳は砲撃を掻い潜り、春雨はフィールドによって砲撃を受け流す!


龍鳳「この程度、私とエセックスの力ならば…!」

春雨「フィールド稼働率29%、」


モラシム「回避したか!それにあのフィールド、やはり日本代表は前回代表の技術を…」

コトノ「その通りよ!」

モラシム「なにっ!?」


そしてコトノと榛名はいつの間にか彼等を挟撃する位置へと到達する!


榛名「ディスチャージ・ブースト解除、コトノ!」

コトノ「分かってる!フォーメーションE、このまま航空部隊の到達まで釘付けにする!」

榛名「了解! 主砲装填完了、砲撃準備よし!」

コトノ「全門斉射! 龍鳳!」

龍鳳「航空部隊発艦! 目標、敵艦隊!」


龍鳳のエセックス・ブレイヴから攻撃部隊が発艦し、進路を敵艦隊へと向けた。

モラシム達は離脱を図ろうとするが榛名とコトノの連携に阻まれ離脱できない!


モンド「く、クソ!退けよ!」

榛名「誰が…!ここで仕留めます!」

間宮『到達まであと5、4、3、2、1… 今です!』

コトノ「ブースト!離脱するわよ榛名!」

榛名「了解!」


ヤマトとリシュリューが反転、加速しその隙に龍鳳の攻撃部隊が殺到する!


モラシム「対空迎撃!」

龍鳳「もう遅いです!」


そしてエセックス攻撃隊の攻撃が始まった!

命中判定

・サウスダコタ級インディアナ 直下
・ノーフォーク級ドーセットシャー  ↓2
・パース級パース ↓3
・妙高型妙高  ↓4


01~09 回避
10~20 至近弾
21~25 小破
26~40 中破
41~65 大破
66~00 撃沈

放たれた艦載機からの攻撃が敵艦隊に殺到し、悉く敵を蹂躙する!

まず妙高に投下された弾頭がバイタルパートへと直撃・炸裂して、水底へと屠った!


モンド「う、うわぁぁぁ!」


さらに殺到する爆撃がドーセットシャーを蹂躙し、大爆発を引き起こす!


ホルバイン「あぁ、海だ…」


そしてパースへと爆撃が行われ、船体を抉られて滅茶苦茶にされる!


アカハナ「た、隊長!」

モラシム「馬鹿な… 我々がこうも、簡単に…!」

龍鳳「甘く見ないで!私だって、やれるんです!」


そしてトドメを刺すように、龍鳳はモラシムのインディアナへと爆弾を投下し炸裂させた。



コトノ「3隻撃沈、1隻大破。上々の戦果よ」

龍鳳「天城さん直伝の艦載機操作技術です!」

榛名(天城の教え方って比喩が多いからわかりにくいのに、よく理解出来ますね…)

天城(姉さん、漏れてます)ピキィン

榛名「!?」

間宮『残る1隻に攻撃を…』

コトノ「もう武器も無いし動けない、そんな敵に貴重な粒子を使うのは…」

春雨「全艦3時の方向! 敵です!」

ヤマト『高熱原隊接近、大出力の粒子砲です!』

コトノ「緊急回避!」


榛名達は咄嗟に圧縮粒子による砲撃を回避する。 そしてアカハナは巻き込まれて沈んだ。


榛名「この粒子砲… PBC以下だけど…」

コトノ「1発で致命傷クラスよ、注意なさい!間宮、敵は?」

間宮『敵はオーストラリア代表『フレスベルク隊』です!』

春雨「この場では足手まといになりそうですね…」

シャア「では私がやるとしよう。感が良いのが居る、気を付けろ!」

榛名「このプレッシャー、普通じゃありません…!」

龍鳳「艦載機全機帰還、補給を開始します」


敵艦隊捕捉
・戦艦アイオワ 近接型(マーティン・マータフ) 
・Aヒッパー級Aヒッパー 大型粒子砲仕様(ブレイア・リュード)
・Aヒッパー級ブリュッヒャー 機動特化仕様(イング・リュード)
・ヨークタウン級ホーネット(レックス・ファビオ)


行動安価 直下

コトノ「艦載機の補給完了まで時間を稼ぐ! 榛名、砲撃と雷撃で牽制して相手の足をとめさせる!シャア・アズナブルは前衛に展開、敵を撹乱!」

シャア「了解した。ではやってみるか」


春雨からシャアへと人格が変化し、イブキが展開形態へと移行して爆発的な加速を得る!

そしてそれに続くようにヤマトとリシュリューが加速して敵の艦隊へと突撃した!


ブレイア「仕掛けてくるよ、イング!」

イング「分かってるよ兄貴!」

レックス「おいおい、2チームも先に殲滅しておいて無傷かよ…」

マーティン「ブレイアとイングは突っ込んでくる連中を抑えろ。レックスは攻撃準備、俺はブレイア達の援護をする!」


それに対応するようにブレイアとイング、マーティンが展開し行く手を阻もうとする。

序々に距離が縮まり、そして互いに射程内へと突入した!


榛名「2隻のヒッパー、あれから鋭いプレッシャーが出ています!」

間宮『ファイターは『ブレイア・リュード』『イング・リュード』、双子のようです』

シャア「ニュータイプでは無さそうだが… どちらにしろ、危険だ」

コトノ「わかってる。攻撃をヒッパー級2隻に集中させて!」

榛名「了解。ターゲット捕捉、砲撃開始!」

シャア「そこだ!」


3隻からブレイアとイングの駆る、2隻のヒッパー級へ砲撃を開始した!



命中判定
・アドミラル・ヒッパー 直下
・ブリュッヒャー    ↓2

01~29 回避
30~40 至近弾
41~55 小破
56~70 中破
71~85 大破
86~00 撃沈

榛名達の砲撃は2隻へと降り注ぎダメージを与える。 そしてブレイアのヒッパーに砲撃が集中し始める!


ブレイア「被弾した…!このままじゃ…」

イング「下がれ、兄貴!」


ブレイアを庇うようにイングのブリュッヒャーが割り込んで盾になろうとした。しかし、榛名はそれを見越して切り札を切る。


榛名「展開形態へ移行、粒子圧縮開始… プラフスキー・バスター・ラム、展開!」


ヤマトの船体から、粒子で形成された巨大なラムが出現し船体が加速する!


ブレイア「駄目だ、避けきれない…!」

榛名「全てを打ち貫け、アームド・ブレイカー!」


そしてヒッパーを正面から串刺しにし、その船体を爆発させた!


マーティン「ブレイア!?」

榛名「どんな装甲だろうと、打ち貫くのみ!」

イング「くそっ!よくも兄貴を…」

榛名「次は… 貴方です!」


ラムの展開を解除し、元の形態へと戻り今度は大破したブリュッヒャーへとサーベルを発振する。

しかしその間にマーティンのアイオワが実体剣を展開して割り込み鍔競り合いとなった。


マーティン「くっ… お嬢ちゃん、ここは見逃しちゃくれねぇか?」

榛名「それは難しい相談かと」

マーティン「だよな!」


そしてマーティンは船体内部にある隠しブレードを展開し、ヤマトへと突き刺そうとするが…


マーティン「こっちは性能差がある… だが腕前でカバーだ!」

榛名「甘い!」


榛名は瞬時にそれを見抜き、船体のバランスをわざと崩させてその一撃を回避する!


マーティン「ありゃ… もしかして腕前もお高い?」

榛名「これでもビルダー、見抜く目なら鍛えています」

ヤマト『そろそろ時間です。離脱してください』

榛名「了解!」


榛名はそのままアイオワを振り払って、反転する!そしてシャアとコトノもそれに続く。


間宮『龍鳳さん!』

龍鳳「了解! 第三次攻撃隊、発艦!」


エセックスから再び攻撃隊が飛翔し、進路を残存艦へと向ける。


マーティン「緊急回避!」

命中判定
・アイオワ   直下
・ブリュッヒャー ↓2
・ホーネット   ↓3

01~10 回避 11~20 至近弾 21~35 小破 36~50 中破 51~75 大破 76~00 撃沈

龍鳳「逃がしません! 攻撃開始!」


3隻の対空砲火を潜り抜けて、龍鳳の操る艦載機が敵艦隊へと攻撃を仕掛ける!

そしてそれぞれの艦へと攻撃が直撃して、ダメージを与えた。


レックス「うぉっ!? 当ててきやがる!」

イング「まだ沈んじゃいないが…!」

マーティン「こっちの退路を断って勝負を決める気か…!」


龍鳳「全機反転、セカンドアタック!」

コトノ「待ちなさい。敵は痛手を負った、今ここで焦って仕留めにかかれば今度はこちらに隙が生まれる。隙を突かれて反撃を受けたら元の子も無いわよ」

龍鳳「了解…」

榛名「龍鳳さんは既に3隻撃沈の戦果を挙げています。ですので今度はこちらに任せてください」

龍鳳「榛名さん…」

コトノ「ま、私も4隻やったから今回は充分かしら?」

シャア「では隊長級はキミに、私は残りを倒すとしよう」

榛名「了解です!」


マーティン「来るか!」

榛名「ここで決着を付けましょう!」

マーティン「リーダー同士の一騎打ちね…」

榛名「お嫌いですか?」

マーティン「いや、お上品な戦い方よりこっちの泥臭い方が合ってるんだよ!」

榛名「充分お上品だと思いますが… まぁ、倒させて頂きます!」


ヤマトとアイオワは切り結び、そして互いに一歩も引かない。

榛名も全力を出しているが一向に倒せないのはマーティンの執念によるものだろう。


マーティン「へ、やるな嬢ちゃん!」

榛名「これでもリーダー、先に斃れる訳にはいきません!」


榛名も粘る。 そして両者に決定的な瞬間が訪れた。榛名は3つの戦闘を重ねた。その疲労が蓄積して今現れたのだ。


マーティン「動きが鈍い!貰った!」


そしてマーティンはブレードでヤマトを貫こうとしたが…


榛名「まだッ…!」


榛名は敵意を感じ取り、咄嗟にその一撃を回避する。そして…


榛名「アームド・ブレイカー、展開!」


一撃を回避し、隙が出来た所にラムを展開してその船体を貫いた!


マーティン「馬鹿な…」

榛名「私の、榛名の勝ちです!」

宣言した瞬間、残る2隻をシャアが倒してバトルは終了となった。

Battle END

Winner“Team WhiteClean”

榛名「ふぅ…」

間宮「お疲れ様です、皆さん」

シャア「では私は戻るとしよう」

春雨「はっ!? いつの間にか終わってました!」←戻った

コトノ「不憫ね、多重人格ってやつも」

龍鳳「多重人格じゃ無いと思いますけど…」

榛名「2面性はあれど共存してますしねぇ…」

ヤマト「取り敢えず次の試合が始まるので戻りましょう。あと榛名、例のものを…」

榛名「わかっています。ではコトノにヤマト、行きましょう」

コトノ「了解っと。じゃ、私達は先に戻ってるって他のに伝えておいて」

間宮「わかりました。ではまた後ほど」



《榛名の部屋》


榛名「これが、『イノベイター』の戦闘データですか」

コトノ「ええ、これだけの大出力砲を乱射するなんてどんだけ粒子貯蔵量が多いのかしら?」

ヤマト「最低でもヤマト・ブレイヴの数倍は…」

榛名「…あり得ません」

コトノ「どう言う事?」

榛名「恐らくこれは負担無視の乱発攻撃です。 こちらは砲身の負荷や放熱そして戦闘の継続を考慮しての設計、しかしあちらは砲身が第三射の砲撃で溶解しかけてます。

それに限界まで粒子を放出し続けている以上艦プラもかなり負荷がかかっているでしょうし… 恐らく、粒子貯蔵量はヤマト・ブレイヴの7割と言った所ですから戦闘継続もあれ以降は不可能だと思います」

ヤマト「そう言う事ですか… では警戒すべきなのは、直撃させる為の能力と言う訳ですね」

榛名「私見を述べるなら、もう一つあります」

コトノ「何かしら?」

榛名「砲撃のチャージをしている瞬間、少しおかしいんです。 まるで狙撃対象の艦プラの動きが少し鈍ったような、そんな感じが…」

ヤマト「言われてみれば… 盲点でしたね」

コトノ「着眼点を対戦相手にまで広げて無かったわ」

榛名「でもこれは気のせいかもしれません。バトルシステムへのハックは不可、アタゴさんがキッチリやっていると以前聞きました」

ヤマト「しかし、少しばかり気に留めておく必要はありますね」

コトノ「そうね。 わかったわ、榛名。貴重な意見、ありがとう」

榛名「二人はこの後?」

コトノ「会場に戻るつもりよ」

ヤマト「そちらは明日の調整でしょう?」

榛名「ええ、また夕飯の時に呼んでください」

コトノ「了解」

《公園》


榛名「夜食と、あと飲み物は買いましたしホテルに戻りましょうか」

榛名(やはり、バトルシステム側では無くて艦プラ側に『相手を鈍らせる能力』があるのでしょうか…

でもそうなると可視化できないのはおかしい、CSの『グレイプニル』だって可視化しているのに…)

榛名「ん…」ピキィン

榛名(知ってる、人…?)



誰だった? 直下
1.蒼龍
2.アシガラ
3.ナチ&402

榛名「この感じ… メンタルモデル…?」


402「よくよくお前も、ロクなモノを持ち込まないな。 私なんて明日からロケで四国だぞ」

ナチ「ですが、瑞鳳さんへのメッセンジャーとはなる筈では?」

402「結局アイツへのパシリか… 仕方無い、事態が事態だから引き受けてやる」

ナチ「ありがとうございます」

402「ところでそこに隠れてるニュータイプ、そろそろ出てきたらどうだ?」

榛名「え、えと…」

ナチ「あら、榛名さん… もしかして…」

402「大丈夫だ、コイツが来たのは数分前だから重要な部分は聞けて居ない」

榛名「よくわかりましたね…」

402「私は本来諜報艦、周囲を常に警戒し情報を得るのが仕事だ。決して本職はMSパイロットでは無い」

ナチ「その割りにはあの機体を気に入ってるようですが?」

402「わざわざパーツを異世界まで探しに行ってきたんだ、少なくとも自分の機体には愛着はある」

ナチ「あと402、こちらの機体整備の状況確認を。擬似太陽炉搭載機のデータは少ないので」

402「了解した。 どのような機体か見せてもらおう」

榛名「新しい機体、ですか?」

ナチ「ええ、私達が運用する予定の機体です。 擬似太陽炉不足で舞鶴での実戦投入は間に合いませんでしたが、鹵獲した太陽炉を修復・搭載出来たので」

榛名「太陽炉搭載機… 『GN-XⅢ』や『アヘッド』と交戦しましたが中々手強かったですし…」

402「無駄に機動性が高いからな、あのタイプの機体は。トランザムを使わないだけマシだが」

ナチ「太陽炉の改修も済んでいるので、こちら側の機体はトランザムを用いる事が出来るのは幸いですね」

402「全くだ。 あとお前、ナチに用があるんじゃないのか?」

榛名「え?」

402「表情でわかる。 瑞鳳とお前の思考パターンはそっくりだ」

榛名「そ、そうですか…」

ナチ「それで、用とは?」

榛名「実は…」



ナチ「バトルシステムがハッキングを受けている、と?」

榛名「あくまでも推測です。 どうやってハックしているのか、それをどうやって操っているのかすらもわからない状態で…」

ナチ「わかりました。 詳細はこちらで調査、結果はお知らせいたします」

榛名「ありがとうございます」

ナチ「しかしアタゴも『私の完璧なファイヤーウォール』と言っている割には…」

402「いや、穴は見つからない。私ですらプロテクトの突破には数日かかるだろう。技術系でも無いのによくやっている、アタゴは」

ナチ「ではどうやって…」

「メンタルモデルも形無しだね」

402「誰だ…!」

榛名「この感じ、リボンズ・アルマークと同じ…!」

「自己紹介をしてなかったね」


「『イノベイター』、それだけ言えば充分かな?」


榛名(この時まで榛名は知らなかった。 この大会も、悪意によって侵され始めている事に。そしてその事態の中心にいるのは、榛名自身であった事にも…)

第19話『Raise a Sail』

どうも>>1です。最近微妙に更新が滞っています…

榛名編ことブレイヴ編が始まって1年が経過しました。

瑞鳳編(アンリミテッド編)より少しテンポが遅いですが物語は既に後半、そしてもう直ぐ最終局面へと突入します。

この先もどうか、ブレイヴ編の完結まではお付き合いください。

第20話『穢れ無き勇気と共に』



榛名「『イノベイター』…!」

402「…いや、違うな。 コイツらは純粋な進化じゃない、人造的に…」

「そこまでだよ、メンタルモデル」キィン

402「うっ… 量子通信に介入を…! 防壁構築、進入を防ぐ」キィン

ナチ「ファイヤーウォール展開、ハッキング対策にリソースを…!」キィン

「さて、邪魔な相手は今演算能力の大部分をハッキングに対抗させているから会話に参加出来ない。これで会話は僕たちだけになった」

榛名「貴方は、一体何が目的で…!」

「決まってるよ、榛名。いや、プロジェクト・フェンリルの個体番号『PF-03』」

榛名「まさか… プロジェクトについて知ってるんですか!」

「知ってるさ。だけど、教えない」

榛名「ならば…」

「無理矢理にでも聞き出すだけ、かい? そんなトマホークなんか出して」

榛名「わかっているのならば… 言わなくて良い! ダブル!トマホォォォォクッ!ブゥゥゥゥゥメランッ!」ブォン

「その程度の… 何!? 軌道が…」

榛名「これでも15年以上鍛えた技、舐めるな!」


ドスッ!


「…ふぅん、やるね」

榛名「トマホークで木に固定されて言える台詞じゃありませんね」

「さて、僕をどうする気だい?」

榛名「取り敢えず二人への干渉を止めてください」

「…わかったよ」キィン

402「…ふぅ、すまないな」

ナチ「防壁にリソースを割かれていたせいで…」

402「で、貴様は何者だ」

「僕は…」


誰? 直下
1.リジェネ・レジェッタ
2.リヴァイヴ・リバイバル
3.レイヴ・レチタティーヴォ(ビサイド・ペイン)

レイヴ?「僕はレイヴ・レチタティーヴォ、これで良いかい?」

402「ダウト、お前は『ビサイド・ペイン』だ」

レイヴ?「何…?」

榛名「どう言う事ですか?」

402「私がハッキングされてる間、貴重なリソースをさらに割いてお前にハッキングを仕掛けさせて貰った。

塩基配列パターン0026タイプ『イノベイド』、パーソナルデータ『ビサイド・ペイン』」

榛名「ビサイド・ペイン…」

ビサイド「チッ… バレたら仕方無い…!」バッ

ナチ「来ます…!」

402「えいっ」ガッ

ビサイド「ガハっ…」

ドサッ

402「お前は男性型イノベイド、しかも特殊タイプ故他のイノベイドと違って性別を与えられてる。恨むなら自分に付いてるキン○マを恨め」

ビサイド「うぐぉぉぉぉぉぉ…」

402「ま、コイツの発言の半分は正解だ。コイツの特殊能力は他のイノベイドに自身のデータをセーブして乗っ取る事、そしてコイツの元の体の主は『レイヴ・レチタティーヴォ』だ」

榛名「イノベイドって…」

ナチ「人工的に『イノベイター』を模した存在です。イノベイターとは貴女と同じ『進化した人類』の1つで、GN粒子によって進化を促された存在です」

榛名「ダブルオーの…」

ビサイド「何を言っている…! 俺はプロジェクトの…」

402「では洗いざらい喋って貰おうか」

ビサイド「口を割るとでも…」

榛名「あ、今日榛名偶然ヒール堅めのやつですね」

402「それは丁度良い、一発踏んでやれ。 予備の肉体も無いのに、どうやってこの股間からの痛みから逃げる?」

ビサイド「分かった!話す!」


聞くこと 直下
1.何が目的
2.誰が創った
3.何故接触する
4.その他(内容も)

榛名「では、貴方達イノベイター… 『イノベイド』を創ったのは何者ですか?」

ビサイド「…『ヴェーダ』」

榛名「ヴェーダ?」

402「量子型演算装置『ヴェーダ』か?」

ビサイド「違う。『ヴェーダ』はお前と同じ時期にプロジェクトの…」

榛名「『プロジェクト・フェンリル』の?」

ビサイド「『プロジェクト・フェンリル』と同じ時期に研究が行われていた、人類滅亡を防ぐ為の管理システムだ。

オレ達はあくまでもその生体端末、この肉体もナノマシンと細胞を組み合わせて創られたものに過ぎん」

402「で、コイツと同じく世界が滅ぶ間際にこちらに転移し研究が存続されたと言う訳か」

ビサイド「正確には違うな。 ヴェーダのターミナルユニットはこの世界には無い。

『PF-01』同様、貴様たちが棲地MIを潰した世界に転移し研究は続行となった」

榛名「金剛と、同じ…」

ビサイド「金剛か… お前、アイツと接触しているのか?」

ナチ「知っているのですか?」

ビサイド「ヴェーダの研究が次元転移後、プロジェクト・フェンリルと統合された。そこで得られたデザインチャイルドのデータを基にオレ達は創られている」

榛名「まさか…」

ビサイド「安心しろ、お前のデータはあっち側に遺されて無い。次元転移の際に全部欠落したからな」

402「どうしてそう言い切れる」

ビサイド「プロジェクトのデータは全てヴェーダが管理している。お前のデータは全てロスト、存在した記録しか残って無い。

しかも大量の予算をつぎ込んでもう一度再現しようと試みていたが結局失敗した。だから少なくともデザインチャイルドとして記録上の最高傑作は未だに『PF-03』だ」

榛名「で、プロジェクト研究者はどうなったのですか?」

ビサイド「こっちの世界で人攫いをさせられていた。計画存続と引き換えにな」

402「八丈小島でか」

ビサイド「ああ、そう言えば潰したのはお前達か。 

そして計画関係者は今はあちらで監禁されている。研究所を失う失態を犯した以上、計画は完全に凍結された」

榛名「そうですか。では次の質問です」


聞くこと 直下
1.何が目的
2.何故接触した
3.その他(内容も)

榛名「で、貴方達の目的は?」

ビサイド「金剛の回収、可能ならば残る『PF』シリーズとこの近辺の『転生体』もな。 

あとお前達の使用している『モビルスーツ』と言う兵器も回収したがっていた」

ナチ「それで、榛名さんを監視していたと?」

ビサイド「そうだ。 リボンズは『別の目的』があるようだが」

402「別の目的?」

ビサイド「つまらん話だ。アイツの野心は底知れ無いからな」

榛名「あの時感じた…」

ビサイド「これはお前達の聞きたい本筋からは外れている、話す必要も無いだろう」

402「そうか。余計な情報は不要だ」

榛名「では次の質問です」


聞くこと 直下
1.何故接触した
2.その他(内容も)

榛名「ではもう一つ『ビサイド・ペイン』、貴方は何が目的で榛名達に接触を?」

ナチ「貴女の捕獲、では?」

榛名「それならば誰も居ない所で襲えば良い、それにわざわざ貴女達の前に姿を現す必要はどこにもありません」

402「寧ろ同じ塩基配列を持つ者が複数居るイノベイドとは言え迂闊に姿を見せるのは悪手でしか無い。そうするだけの『理由』がある筈だ」

ビサイド「お見通し、か」

榛名「舐めないでください。貴方からは野心が漏れている、それを感じられないとでも?」

ビサイド「お前、まさか『純粋種』か?」

402「違うな。コイツは少なくとも『イノベイター』じゃない」

ビサイド「まぁ良い… オレの目的は『ヴェーダの計画進行』だ」

榛名「計画?」

ビサイド「『深海棲艦との戦争を終わらせ人類に進化を促す』、それがヴェーダの計画。だが、リボンズはそれを捻じ曲げ自分の思うように計画を実行しようとしている」

402「で、お前は計画が捻じ曲がるのを良しとしない。だから外部要因を加えてリボンズ・アルマークの隙を突き計画をあるべき姿に戻す、そうだな?」

ビサイド「ああ、その通りだよ。 そしてお前達にはリボンズにどうにかして隙を作らせて欲しい」

榛名「で、素直に協力するとでも?」

ビサイド「良い事を教えてやる。PFシリーズの回収や転生体拉致も、全てリボンズの仕向けた事だ。強力な手駒を奴は欲している、だから艤装を使える転生体や『モビルスーツ』、そして対・深海棲艦用デザインチャイルドの完成体を手中にする気なんだよ」

榛名「なっ…!?」

ビサイド「つまりオレはリボンズの計画を修正したい、お前達はリボンズの行動を止めたい。利害は一致しているが?」

ナチ「確かに、利害は一致していますね」

402「だが本来の計画がリボンズ・アルマークの進行している計画内容と同じでは意味が無い。主導者が変わるだけだ」

ビサイド「お前達にオリジナルの計画データをくれてやる。 どうするかは、データを見てお前達が決めろ。

ついでにお前達の仲間にも見せてやっても構わん。 どうせこの世界で実行する計画じゃないからな」

榛名「良いでしょう」


聞くこと 直下
1.その他(内容も)
2.もう無い

榛名「それともう一つ、戦力は?」

ビサイド「戦力?」

榛名「この世界に率いてきたリボンズ・アルマークの戦力です。 モビルスーツを欲しているのであれば数機所有していてもおかしくはありません」

ビサイド「聞いて、どうする?」

榛名「対抗の手段を講じる事も出来ます」

ビサイド「ほう… 良いだろう。 イノベイドは2000、オレ達のようなタイプでは無く量産型の自我が薄い奴らだけだ。

自我を持ったイノベイドはオレとレイヴを含めて20、リボンズと行動をしているのは8人だけだがな」

402「で、お前と同じ『リボンズに反目するイノベイド』は?」

ビサイド「まずオレとレイヴ、そしてリボンズを監視する一人と他に4人程だ」

ナチ「20人中7人とは、リボンズ・アルマークは随分と人望が無いのですね」

ビサイド「アイツは人を見下しすぎている。言わばコンプレックスの塊のようなものだ」

榛名「で、肝心な『モビルスーツ』は?」

ビサイド「この世界に持って来ているのは1機、だが詳細はオレでも知らん。

何せ棲地MIに残されていた機体を鹵獲して、そのまま運用しているらしいが」

402「恐らく、アレだろうな」

榛名「アレ?」

402「詳細は後で話す。 後お前達、大会に出ているだろう。そっちは?」

ビサイド「それこそ知らん。だが、プラモデルを使い捨て出来る程予備は持っている。

金にモノを言わせて大量にプロモデラーへと発注していたからな」

ナチ「でもこちらの世界の通貨とあちらの世界では通貨が違う、と瑞鳳さんに聞き及んで居ますが」

ビサイド「金を手に入れる手段ならいくらでもある。 例えば、他次元の技術を企業に流したりスポンサーを付けたりとな」

402「もしや… そのスポンサー、誰だか知っているか?」

ビサイド「ヨーロッパの宇宙開発系の企業だ。そこの総裁、そしてバックスポンサーから多額の寄付を受けている」

ナチ「ヨーロッパの… まさか『ラグナ・ハーヴェイ』…?」

ビサイド「心当たりがあるらしいな?」

ナチ「アナハイム倒産後、真っ先に利権の確保に動いた人物の一人です。そしてアナハイムの医療開発系も一部を買収して…」

402「繋がった… 奴等が自我を破壊する薬を流していたのか…」

榛名「『ラグナ・ハーヴェイ』… そのバックスポンサーは?」

ナチ「恐らく、『アレハンドロ・コーナー』でしょう。 国連大使で、多数の企業と太いパイプを持っておりラグナ・ハーヴェイとも深い関わりを持つ人物です」

402「国連大使か… 厄介な奴をバックスポンサーに付けている…」

榛名「つまり相手側の資金はほぼ無尽蔵と言っても限り無いでしょうね…」


聞くこと 直下
1.その他(内容も)
2.もう無い

榛名「後は… 特にはありません」

ビサイド「良いのか?もっと情報を持ってるかもしれんぞ?」

402「情報は必要な分だけあれば良い。余計な情報は無駄なだけだ」

ナチ「ですが、このまま解放する訳には…」

榛名「…ビサイド・ペイン、貴方の目的は『リボンズを計画の主導から外すこと』。それで間違いありませんね」

ビサイド「ああ」

榛名「402さん、ナチさん。どうします?」

402「拘束しておくべき、と言いたいがコイツの能力上同型のイノベイドを付近に置かれたら逃げられる。

ならば特に拘束に意味を成さない。 脳量子波を遮断可能であれば別だが」

ナチ「脳量子波に対するジャマーは現状存在しえ無い… 通信を一切遮断するとなると我々が保有している擬似太陽炉を全基使用すれば可能ですが、こちらの機体が一切使用不可となる上にお台場中の通信が有線以外使用不可になる…

どうにかして対抗策を作らない限り、ビサイド・ペインに有効な手段は出来無い…」

ビサイド「その通り。 ま、別にオレはリボンズの鼻を明かすまで逃げたりはしないが… とは言え、信頼されている訳でも無いだろう?」

榛名「信頼、されるとでも?」

ビサイド「まさか。だがオレとお前達とは利害が一致してるんだ、お互いにフェアな関係で行こうか『PF-03』」

榛名「生き永らえたければその名で呼ぶのは止めておくのが賢明ですよ、イノベイド」

ビサイド「オレを殺せるとでも?」

榛名「逆に、殺せ無いと? いくらセーブ能力でも、『移す肉体が無い』場合はどうするんでしょうね?」

ビサイド「チッ… まぁ良い、オリジナルのデータは既にお前達『呉グループ』の端末の一つに送信しておいた。連絡が必要な場合はその端末から連絡しろ。

じゃあな。オレはここで退散させて貰う。いい関係が築ける事を願うよ」

榛名「その言葉が偽りで無ければ、ですがね」



402「行ったか…」

ナチ「こちらで今から端末を確認してきます。お二人は?」

402「私は行こう。ロケの前に憂いは断ちたい」

榛名「榛名は…」


研究所へ 直下
1.行く
2.行かない

榛名「榛名はこれから諸用があるので…」

ナチ「わかりました。 送られてきたデータは確認次第、総旗艦を通してそちらへ送ります」

402「モビルスーツも可能ならばこちらへ輸送しておく。 呉グループの格納庫借りるぞ」

ナチ「わかりました。 いつもデルタカイは格納しているので大丈夫かと」

402「そう言えばだが、お前の専用機体はどちらも破損していたが…」

榛名「ザクもですか?」

402「何ならバンシィより酷い有様だった。 お前の無茶な操縦で関節部分への負荷が大きく、仕舞いにはクィン・マンサの打撃で殆ど中身がズタボロだ。

廃棄処分一歩手前のスクラップ状態だぞ」

榛名「ザクまで駄目なんて…」

ナチ「では硫黄島に送った『クシャトリヤ』をこちらに回せるよう手配しましょう。元々こちらで管理していたものですから」

榛名「お願いします」

402「では、瑞鳳からの伝言だ。『妹をよろしくお願いします』と」

榛名「わかりました、とお伝えください」



《榛名の部屋》


榛名「ふぅ… まだ夕食まで時間はありますね…」

榛名(ビサイド・ペインの事と言い、イノベイドの事と言い… 考える事が多過ぎる…)


イベント 直下

榛名(しかし『イノベイド』も『プロジェクト・フェンリル』の産物、デザインチャイルドの遺伝子データを用いられている…

ある意味では榛名や金剛、比叡・霧島と同系統の存在… 兄弟や姉妹のような関係なのか…)

榛名「…一度、決着を付けなければなりませんね」

榛名(プロジェクトに関連するものを洗いざらい調べ上げて、どうにかしてしまわないと… そうなるとビサイド・ペインの言う『ヴェーダ』の中にあるデータも処分して貰う必要が…

でもそうするとなるとビサイド・ペインと協力関係を結ばなければならない… いっそ敵の本拠地に乗り込んで…)

榛名「ああ、もう考える事が多過ぎる…!」

コンコン

榛名「誰でしょうか…」



誰だった? 直下
1.リタ&満潮&間宮
2.阿武隈&陽炎&長波
3.ヤマト&コトノ&龍鳳
4.その他(人物も)

陽炎『姉さん、ちょっと大丈夫?』

榛名「陽炎…?」

長波『長波様も居るよ』

阿武隈『私も』

榛名「今開けます」

ガチャッ

陽炎「う…」

榛名「?」

長波「榛名姉、ちょっと修羅みたいな顔になってるけど…」

阿武隈「キレては無いけど、半ギレ顔になってるよ…?」

榛名「え、そんなに険しい顔してました!?」

陽炎「いつものブチギレ顔一歩手前、少なくとも殺気立ってる」

榛名「榛名としたことが…」

長波「何かあった?」

榛名(この件は可能な限り伏せておかないと…)

榛名「何もありません。 それより、どうしましたか?」

阿武隈「ちょっとお台場観光にでも行こうかな、って思ってたんだけど…」

陽炎「この調子じゃ、ちょっと無理かな…?」

榛名「大丈夫ですよ。少し、気晴らしもしたかったですから」

阿武隈・長波・陽炎(あ、絶対何かあった…)

榛名「それより、天城は…」

陽炎「如月と一緒に出かけてる。 『姉さんにファッションを覚えさせないと!』って張り切ってた」

榛名「よ、余計な事を…」

長波「折角の好意なんだから受け取ってやりなよ」

阿武隈「如月ちゃんも『素材は良いんだから勿体無い』って言ってるんだし」

榛名「その内、考えておきます… では、ちょっと準備するので待ってください」


行き先 直下
1.ダイバーシティ東京
2.アクアシティお台場
3.お台場パレットタウン
4.その他(台場内で)

《ダイバーシティ東京》


榛名「観光客、いっぱいですね…」

陽炎「今『ガンダム』で話題が持ちきりだからね」

長波「ああ、舞鶴の時の…」

阿武隈「世間に『モビルスーツ』の存在が知れ渡ったから、色々と注目を浴びてるみたい」

榛名「この立像も動き出すんじゃないか、なんて言われてましたしね」

陽炎「何でガンダムばっか… この中で、と言うか姉妹の中で私だけ『ガンダム』じゃないし…」←アマクサ

長波「でも高性能機だから良いだろ」←ガンダムデスサイズヘル

阿武隈「そうそう。私達のだって急造品で模造品だし」←ガンダムサンドロック

榛名「アマクサだって、一応ハシラジマの中で一番性能が高いじゃないですか」←バンシィ

陽炎「このガンダム乗り共め…! 天城姉さんもユニコーンなんかに乗っちゃって…」

榛名「陽炎も欲しいのですか、ガンダムを?」

陽炎「貰えるなら、ね。 『アマクサ』でも良いけどやっぱり『ガンダム』ってネームバリューは捨てがたいし…」

長波「でも確かアマクサって『ジュピター・ガンダム』って呼ばれてるんだっけ?」

陽炎「それは知ってる。 でもガンダムと言い難いじゃん、アレ」

阿武隈「拘るねぇ…」

榛名「ツインに似せたモノアイ機ですからね…」

陽炎「ま、ともかく中見て回りましょ。 夕飯まで後4時間近くある訳だし」

長波「そうだな。 でもあんまりゆっくりは見れないぞ」

阿武隈「宿舎への移動とかも考えればね」

榛名「何を見ましょうか…」


イベント 直下

《ガンダムフロント》


長波「ん~… 見つからないなぁ…」

陽炎「どったの?」

長波「いや、ガンプラコーナーで自分の機体探してたんだけど…」

阿武隈「全部エンドレスワルツ版、ってデザインが微妙に違うのしか無いんだよねぇ…」

榛名「ざっと調べてみたところ、阿武隈達の機体は『アーリータイプ』で商品の主流は『エンドレスワルツ』になってるんですね。

アーリータイプはウイングガンダムのみHGキット、他は旧キットだけです」

陽炎「キット化されてるだけありがたいと思いなさいよ!私なんてキット化すらされて無いんだから…」

榛名「現状でアマクサの模型はSDのガシャポン戦士、しかも受注販売限定…」

陽炎「やっぱアマクサ降りたい…」

榛名「今度レジンからスクラッチしてみますから、機嫌直してください」

陽炎「よし、機嫌直す!アマクサ大好き!」

長波「現金な…」

阿武隈「姉さんは良いじゃん。 キット化には恵まれてるもん、『バンシィ』」

榛名「でも限定品多いしノルンのMGはプレバン行きですし、挙句の果てにHGのDモードは角が嵌らないから色々面倒ですし…」

長波「それが妹にフルスクラッチしてやるって約束した姉の言う台詞かい…」


「ほう… 随分と仲の良い姉妹ですな」


榛名「ハマーン・カーン…」

陽炎「どうしてまたこんな場所に…」

ハマーン「私みたいな人間がこの様な場所に居るのは不思議かな?」

「ハマーン?」

「どうなさいましたか、ハマーン様?お前達は…」

長波「確かアンタ、マリーダ・クルスって言ったな…」

阿武隈「翔鶴さんとチーム組んでた、ファイターの一人…」

マリーダ「ほう、覚えていたか。チーム・ホワイトクリーンの」

「貴女達がバナージやマリーダを破った…」

榛名「正確には違いますが、チームメイトです」

陽炎「見ない顔… 『アクシズ』でも『艦プラ部』でも見なかったような…」

ハマーン「貴様、無礼を…」

「良い、ハマーン」

ハマーン「し、しかし…」

オードリー「私はオードリー・バーン。マリーダやバナージ、そして瑞鳳さんや大鳳さんの学友の一人です」

榛名(この子、どこかに嘘が混じってる…?)ピキィン

ハマーン「良いのですか?貴女は…」

オードリー「今の私は唯の一般人に過ぎ無い。オードリー・バーン、と言う唯の一般市民です」

榛名「よろしくお願いします。 私は榛名、そして妹の阿武隈・陽炎・長波です」

ハマーン「マリーダ、少し頼まれてくれ。 私は彼女と1対1で話をしたい」

マリーダ「わかりました。 姫様、少々ご無礼を…」

阿武隈「二人共、ちょっと席外すよ。 私達は多分邪魔になるから」

榛名「それで、彼女の事でしょうか?」

ハマーン「ほう… そこまで気付くとは、直感に優れているようで」

榛名「言葉の中に混じった嘘、そして貴女方の彼女への態度を見れば自然に解答は導き出されます」

ハマーン「…あのお方の本当の名は『ミネバ・ラオ・ザビ』、英国の中でも由緒正しき家系の一つである『ザビ家』の人間です」

榛名「成る程、貴女達はそのお目付け役と言ったところでしょうか?」

ハマーン「本来はマリーダが監視と護衛を行っているのですが、最近日本と言う国が危険に晒される事態があったのはご存知でしょう?」

榛名「舞鶴事変…」

ハマーン「異次元からの敵、そしてそれから世界を守った兵器『ガンダム』… しかし、その敵が再び侵攻しないとも限らない」

榛名「それで本国へ連れ戻すか、ここで貴女方が守り続けるか…」

ハマーン「当人は卒業までは残りたい、と希望しているが現状では厳しいでしょう」

榛名「でしょうね…」

ハマーン「しかしながらミネバ様の周りには『彼女達』が居る。『真紅の戦乙女』、世界でも5本の指に入る力を持つ血族の娘とその仲間が」

榛名「瑞鳳さん…」

ハマーン「そして彼女は、貴女とも関わりが深い。世界を守りし英雄、『漆黒の獅子』の乗り手として」

榛名「ッ…!」

ハマーン「我等の情報網、見くびって貰っては困る。 『RX-0[N] バンシィ・ノルン』、そのパイロットであるのは舞鶴に居た自衛隊員や米軍兵士からの情報を掴めている」

榛名「脅すつもり、ですか」

ハマーン「いえ、そう捉えられたのなら失礼した」

榛名「では、一体何をさせたいのです?」

ハマーン「彼女はこのまま台場に残り、我等の試合を観戦していくつもりです。貴女は既に台場周辺に居る不穏分子について、情報を掴めているでしょう?」

榛名「ええ、多少は。 それを渡せ、と?」

ハマーン「勿論対価は支払う。これなら対等、悪く無い条件だと思うが?」

榛名「…良いでしょう。ただこちらでも正確な情報は得られていない、具体的な情報は整理後お渡ししましょう」

ハマーン「契約成立、だな」

榛名「あと榛名達の事については…」

ハマーン「勿論、伏せておく。そちらが裏切る事が無ければ、の話ですがね」

榛名「ならば構いません」

ハマーン「あと一つだけ聞きたい。『シャア・アズナブル』と言う男について知らないか?」

榛名「…多分、貴女の言う『シャア・アズナブル』は知りません」

ハマーン「ほう… まぁ良い、これからも良い関係が築ける事を願いますよ」

榛名「こちらもです」

《フードコート》


阿武隈「あ、姉さんお帰り」

長波「何やってたんだよ、一体」

陽炎「ハマーンは?」

榛名「ハマーン・カーンと少しだけお話を、何でも重要な事だとかで。 彼女は既にガンダムフロントで別れました」

阿武隈「やっぱりオードリー・バーンの事だよね。あの人、ちょっとおかしいもん」

長波「あれだけ過保護になられちゃ、こっちだって『普通じゃない』って分かるし…」

陽炎「やっぱ金持ちの出かなにか?」

榛名「宿舎に戻ったら話します。一応三人以外には他言無用との事なので」

阿武隈「特に、シャアとリタには話せ無いかも…」

長波「シャアが言うには確かガンダム世界の人間とよく似た人間がこっちにもいっぱい居る、って話らしいし」

陽炎「シャアはハマーンが苦手、そしてリタはジオンアレルギー。 話せ無いか、そりゃ」

榛名「そうですね… 所で、3人共何食べてるんです?」

長波「あっちのガンダムカフェってトコで買ったガンプラ焼き。あと特製ジュース」

阿武隈「姉さんの分もあるけど、食べる?」

榛名「あ、食べます。 しかし3人共、夕飯に差し支えないようにしてくださいよ」

陽炎「わかってるって。姉さんこそ、食べ過ぎないでよ」

榛名「燃費が劣悪なので榛名は大丈夫です」

阿武隈「いつも思うけど、燃費がアメリカの車並に最悪だよね」

長波「間宮がウチの家計簿(記帳:古鷹)見て唖然となってたよ。それに榛名姉だけでハシラジマの備蓄食料を食い荒らしたらしいじゃん」

榛名「そ、そこまで食べましたっけ…」

陽炎「天城姉さんより小柄なのに、どんな胃袋してるんだか…」

榛名「これでも、家計の為にセーブしてるのに…」

阿武隈・陽炎・長波(あれでセーブしてるんかい…)



イベント 直下

陽炎「そう言えば、GFTでお土産でも買ったの?」

榛名「お土産、と言うか三人への宿題でしょうか」

阿武隈「しゅ、宿題…?」

榛名「一応三人は模型店の娘、最低限の模型技能は持ってもらいたいので」

長波「じゃあ天城姉にも…」

榛名「天城は既に『HG ユニコーンガンダム』を作らせました。 ゲート処理が非常に酷く、角の折れたものが完成しましたが…

因みに、その後ちょっとだけ改造と塗装を榛名が施してディスプレイケースに飾ってます」

阿武隈・陽炎・長波「あっ…」

榛名「天城には致命的に模型技能が、手先の器用さが欠けています… なのに、裁縫や他の事は出来る…

料理の才と造形技能だけは欠如しているようです…」

長波「うん、それは誰もが周知の事実だから…」

榛名「話を戻しますけど、他にもウチで働いている青葉さん達4人やリタにも模型を作ってもらいました。

技術が高い古鷹さんと龍鳳さんとリタには製作補助を既に行って貰っていますし、青葉さんと衣笠さんもある程度ですが技能を持っているようでした」

阿武隈「それで、今度は私達の番って事?」

榛名「ええ、その為の模型も買っておきました。 まずは長波、長波はこの『HG ガンダムデスサイズヘルEW』を作ってください」

長波「いきなりかよ… もっと簡単な、旧キットみたいな奴とかSDとかないの…?」

榛名「無いです。 次に陽炎、本当なら『アマクサ』があれば良かったのですが売ってないので同年代の機体を用意しました」

陽炎「何々、『HG クロスボーンガンダムX1』… クロスボーンガンダムね…」

榛名「元々アマクサはクロスボーンを再現する為の機体、いわばアマクサの原型にあたりますから」

阿武隈「で、私のは…」

榛名「どうぞ『ガンダムサンドロックEW』、勿論MGです」

阿武隈「ちょっと待って!? 何で私だけMGなの!?」

榛名「阿武隈は高校生、なのでMGにしてみました」

阿武隈「私もHGにして欲しかった…」

榛名「製作期間は大会終了まで。 その間に作ってみてください」

陽炎「でも私達、模型なんか作ったこと…」

榛名「では後で見本を見せます。 幸い、明日の選手用艦プラの調整は既に終わらせているので時間の余裕はありますから。

そのために榛名もガンプラを買っておきましたし」

陽炎「『HG ザクⅢ』… 何でバンシィじゃないの?」

榛名「バンシィはもう何個も作ったので、今度はザクにします。その為にビルダーズパーツも買いました」

阿武隈「ビルダーズパーツ?」

榛名「ガンプラ専用の改造パーツです。 これで、私の乗った『ザクⅢ改』を作ってみようかと」

長波「『ザクⅢ改』ってプラモなかったっけ?」

榛名「それは『AMX-011S』です。 榛名の機体は別カスタマイズ機、型式番号的には『AMX-011H』です」

陽炎「まぁ良いや、後でちゃんと手本見せてね」

《榛名の部屋》


榛名「あとは塗料が乾いてダズル迷彩を施せば、完成です」

陽炎「はやっ!?」

長波「一体何してたのかもわかんなかった…」

榛名「まず簡単な素組、組み立てて難点の確認が終わったら一回バラしてパーツ単位で修正。 そして速乾性のパテや接着剤を用いて改造を加え、形を整えてからマスキングして塗装です」

阿武隈「うん、初心者の私達じゃ無理」

榛名「わかっています。 3人に課す最低限の条件は『墨入れ』と『つや消し』だけ、可能ならば塗装や改造も行って結構です」

陽炎「多分後者はまだキツそうだから止めとく」

長波「ああ… 絶対無理そう…」

阿武隈「ま、ともかくやってみるかな…」

榛名「では、そろそろ時間なので夕食に行きましょうか」




《食後 食堂》


初風「で、明日のファイターを発表するわ」

清霜「確か明日は、ロワイヤル戦だっけ?」

リタ「総当り戦、最後まで生き残る戦いねぇ…」

コトノ「私と榛名、春雨と龍鳳は参加出来無いわよ」

古鷹「私達空母を扱うファイターも不可能ですね…」

如月「しかも、継戦能力が高い燃費控えめ系じゃないと粒子切れを起こして敗北なんて事態もあるから…」

舞風「一体誰がファイターに…」

初風「じゃあファイターを発表するわ」



ファイター選択 直下


選択可能ファイター
・阿武隈(アドミラルヒッパー・シュナイド)
・如月(クイーンエリザベス・ブレイヴ)
・陽炎(アラスカ・ブレイヴ)
・リタ(専用艦を後で安価)
・満潮(専用艦を後で安価)

初風「如月、『クイーンエリザベス・ブレイヴ』で出なさい」

如月「あら、私で良いの?」

初風「まず『クィーンエリザベス・ブレイヴ』はバランスが取れてるし他に比べたら遥かに燃費が良い。私達の艦プラの大半は偏った能力で、継戦能力が長けてるとは言い難いわ」

如月「で、クイーンエリザベスは唯一長時間戦闘に向いている艦プラだからって事ね」

初風「それに、アンタはちゃんと自己判断で動けるタイプよ。一々指示を出さなくとも、その状況にあった堅実な戦いが出来るでしょう」

如月「ちゃんとファイターとしての能力も買っててくれたのね。良いわ、引き受けましょう」

初風「榛名、整備状況は?」

榛名「万全です。 また粒子貯蔵タンクの拡張とアームド・アーマーの強化を行ったので少し速度が上がっています。 後で確認を」

如月「わかったわ」

初風「サブは榛名に一任、これで報告すべき事は終わりね。 じゃあ今日は解散、あとは各自自由行動を」


榛名(話すチャンスがあるとすれば、今か… 『イノベイター』、いや『イノベイド』についての懸案事項を…)



どうする? 直下
1.話す
2.話さない

榛名「あの、一つだけ皆さんにお話しする事があります」

ヤマト「あの件、ですか?」

初風「あぁ、もしかしてデンマーク代表の『イノベイター』の艦プラ?」

秋月「確か『戦闘中、一時的に艦プラの動きが鈍ったような気がした』との事ですね?」

榛名「ええ。その件について最悪の事実が判明しました」

朝潮「最悪の事実…?」

榛名「はい。 『バトルシステムへの干渉』、それが行われていました」

阿武隈「ちょ、ちょっと待ってよ… それって…」

曙「システムへのハッキング!? 冗談じゃないわよ!」

榛名「冗談で済めばどれ程良い事か…」

ヤマト「まず、そう至った根拠は?」

榛名「清霜さん、貴女用の特殊艤装『アームド・アーマーCS』の機能『グレイプニル』がありますね」

清霜「う、うん。 周辺の粒子に干渉して、相手を拘束するんでしょ?」

榛名「はい。 しかしその機能を使用すると拘束する光のエフェクトとして可視化されてしまいます。

榛名はCSの製作時に何度かエフェクトを発さない方法を模索していました。でも結局『艦プラの機能として使用されるものは可視化する』と言う壁に立ちはだかり頓挫、CSの能力は現在のものになったのです」

陽炎「そりゃ見えないもんに拘束されて気が付いたら消し炭でした、なんて卑怯にも程があるものね」

榛名「この件について怪しいと思い、偶然会った402さんとナチさんにシステムハッキングの可能性を伝えましたが『不可能では無いが難しい』と言う解答でした。

今のバトルシステムは以前のもの、アナハイム製のものと異なり外部干渉がほぼ不可能になっています。干渉可能だとすれば、『霧』のような存在でしょう」

長波「もしかして、アイツ等にも霧が協力してるのか…?」

榛名「いえ。 ですが、もっと厄介なものです」

コトノ「私達より、厄介…?」

榛名「そして榛名とナチさん、402さんは『ビサイド・ペイン』と言う存在に接触を受けました」

間宮「『ビサイド・ペイン』…」

榛名「そして彼は402さんとナチさん、つまりメンタルモデルへとハッキングを仕掛けたのです。そしてそれは榛名に拘束されるまで、一時的ではありながら二人と拮抗して動きを止める事に成功しています」

衣笠「はぁ!? メンタルモデルをハッキングして、しかも動きを止めさせた!?」

青葉「つまり『ビサイド・ペイン』ならばバトルシステムへの干渉も可能、と言う訳ですか…」

古鷹「一体どうやって…」


《事情説明中…》


龍鳳「つまり彼等は…」

野分「『イノベイド』で、そして榛名さんや付近の転生体を狙っている…」

舞風「つまり、敵…?」

榛名「そう、なりますね…」

初風「厄介ね… システムハックが行われてるとなると、防ぎようがない…」

天城「それに、そのビサイド・ペインと言う人物が信頼に足るかどうか…」

春雨「シャアさんも『その相手は危険かもしれない』と言ってます、はい」

満潮「利害は一致していても裏切らない保証は何処にもない…」

リタ「これは慎重に考えた方が良いね…」

ヤマト「ここは一旦解散しましょう。 考える時間はあった方が良いです」


《榛名の部屋》

榛名「…一体、どうなってしまうんでしょう」


イベント(榛名の部屋) 直下

コンコン

榛名(二人、敵意は無い… この感じは…)

榛名「如月さんと満潮さん、ですね」

如月『あら、バレちゃった?』

榛名「と言うか、如月さんは榛名が呼んだのですけどね。 満潮さんは…」

満潮『私はアンタに用があるだけよ』

榛名「そうですか。 今開けます」

ガチャ

満潮「…臭い」

如月「塗料の臭いね…」

榛名「そう言えば先ほど手本に作って乾燥させていたザクを忘れてました」

満潮「気にならないの?」

榛名「もう鼻が慣れてますしバイトの時にもっと臭いものに慣れているので大丈夫です」

如月「そ、そう…」

榛名「まずは如月さんの方ですが… まず『アームド・アーマーAS』は最初期、試験的な意味合いの強いアームド・アーマーです」

如月「確か、転移騒動の後に作ったやつだから… 本当に一番初めのアームド・アーマーなのね」

榛名「はい。 他のアームド・アーマーを実戦投入する際も性能比較テストの際に用いたり数回の実戦投入を経るなどした結果粒子貯蔵タンクや本体含め各部パーツの磨耗が激しく、多少の改修を要しました」

如月「『プラフスキー・パワーゲート』を使っても磨耗するのね…」

榛名「ええ。負荷を軽減させるとは言えゼロでは無く、結局負荷は蓄積してしまいますから」

如月「それは仕方無いわ。 他の艦プラのアームド・アーマーの礎的な存在だもの」

満潮「へぇ、そんなもんを預けるなんて随分と如月を信用してるのね」

榛名「別に特別扱いではありませんよ。 他の皆にもそれぞれのアームド・アーマーを渡しましたし」

如月「それに専用艦を最初に受け取ったのは秋月ちゃんよ。その当時はまだアームド・アーマーは無かったけど…」

榛名「大丈夫ですよ。満潮さんの分もちゃんと用意してますから」

満潮「なっ…」

如月「あら、焼きもち?」

満潮「ち、違…!」

榛名「そうだ… 『クイーンエリザベス・ブレイヴ』との調整模擬戦闘、本来なら榛名が『ヤマト・ブレイヴ』で行う予定でしたが慣らしついでに満潮さんやります?」

如月「私は別に構わないわよ?」

満潮「このまま言われっぱなしってのも癪だし… 相手になるわよ!」


専用艦安価


満潮 直下

・艦種:重巡洋艦or戦艦
・改造内容(特殊艤装必須、他自由)

選択不能艦
・重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級 ・シュフラン級・ドイチュラント級・アラスカ級
・戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級 ・カイオ・ドゥイリオ級・リヴェンジ級 ・ダンケルク級




あと如月の『クィーンエリベス・ブレイヴ』を強化するか… ↓3


1.強化する(強化内容も)
2.強化しない(現状維持)

ハグロ・ブレイヴ

満潮の専用艦。
青葉の『カウンティ・ブレイヴ』や長波の『ダンケルク・クラージュ』の系統の撹乱型艦プラでステルス性に長ける。
そして特殊能力として『ミラージュコロイド・シャドー』を持つ。
『ミラージュコロイド・シャドー』は通常の長波が使う『ミラージュコロイド』の技術を応用し『艦プラ周囲の粒子を変質させて分身を生成』すると言う能力で、かつて大型結晶体破壊作戦で瑞鳳達が対峙したコピー体を参考にしている。
分身は一切攻撃や操作が不可能だがレーダーには表示されるため相手に対し増えたと錯覚させ敵を混乱させる事が可能。
さらに本体の粒子ではなく周囲の粒子に干渉する為、『ハイパージャマー』や『ミラージュコロイド』と比較して燃費が恐ろしく低い。
アームド・アーマーは『アームド・アーマー ファントム・キャノン』。

アームド・アーマーFC
満潮のアームド・アーマー。
『ミラージュコロイド』を使用可能にして船体を不可視化させる事で相手の意表を突き、さらに分身で相手を混乱させる。
また大口径粒子砲を内蔵しており、分身によって混乱している相手に不意を突く事ができる。

ハグロ・ブレイヴ
艤装
・20cm(50口径)連装砲5基
・12.7cm(40口径)連装高角砲4基
・61cm4連装水上発射管4基
・25mm連装機銃4基
・13mm連装機銃2基
・ディスチャージ改(1・粒子防御障壁、2・粒子徹甲弾、3・ミラージュコロイド・シャドー)
・RGシステムtype-HA
アームド・アーマーFC
・ミラージュコロイド発生装置
・大口径粒子砲『ファントムブラスター』×2
・105mmガトリング×2

満潮の専用艦。
青葉の『カウンティ・ブレイヴ』や長波の『ダンケルク・クラージュ』の系統の撹乱型艦プラでステルス性に長ける。
そして特殊能力として『ミラージュコロイド・シャドー』を持つ。
『ミラージュコロイド・シャドー』は通常の長波が使う『ミラージュコロイド』の技術を応用し『艦プラ周囲の粒子を変質させて分身を生成』すると言う能力で、かつて大型結晶体破壊作戦で瑞鳳達が対峙したコピー体を参考にしている。
またいくら分身でもプラフスキー粒子の塊なので実体は存在しており、攻撃で爆散させない限り消失しないと言う利点を持つ。
分身は一切攻撃や操作が不可能だがレーダーには表示されるため相手に対し増えたと錯覚させ敵を混乱させる事が可能。
さらに本体の粒子ではなく周囲の粒子に干渉する為、『ハイパージャマー』や『ミラージュコロイド』と比較して燃費が恐ろしく低い。
アームド・アーマーは『アームド・アーマー ファントム・キャノン』。

アームド・アーマーFC
満潮のアームド・アーマー。
『ミラージュコロイド』を使用可能にして船体を不可視化させる事で相手の意表を突き、さらに分身で相手を混乱させる。
また大口径粒子砲『ファントムブラスター』を内蔵しており、分身によって混乱している相手に不意を突く事が可能。
一応防御策として105mmガトリングを両舷に装備しているが、近接戦闘には弱い。



如月艦は強化案が書かれていなかったので今回の強化はボツとなりました

榛名『如月さん、調子は?』

如月「以前と見た目は変わって無いけど、出力が上がってるわね。良好よ」

榛名『船体に改造を加えて粒子貯蔵量を『ヤマト・ブレイヴ』に限りなく近く出来ましたから。 これで継戦能力は底上げされてる筈です。

ディスチャージ使用時のアサルト・フォームへ形態移行するスピードも少しだけ早くなったので模擬戦でチェックを』

如月「了解。こちらの確認は終わったわ」

榛名『続いて満潮さん。 仕様は説明した通り、上手くノーマルの『ミラージュコロイド』と『シャドー』を使い分ける事で敵を翻弄出来ます』

満潮「初心者にやらせる事じゃないっての…!」

榛名『その為に可能な限り扱い易く性能をオミットしています。 不備があれば言ってください』

満潮「わかったわ。 こっちの準備も今終わった」

如月「じゃ、始めましょうか。実戦テスト」

榛名『ダメージレベルをCにセット、これで本体へのダメージは残りません』

満潮「悪いけど、こっちは初心者だから加減なんて無理よ」

如月「それじゃないと張り合いが無いわ…! 行くわよ!」

如月・満潮「「バトル!」」


満潮「チイッ! こんなに早く見つかるなんて…!」

如月「動きが単調過ぎるわ。 それにもっと静かに動かないと、音紋でバレるのよ!」

満潮「やってるっての!」

榛名『航行モードを低速に変更、焦りは禁物です』

満潮「でも相手はこっちを捉えて…」

榛名『精製した分身に攻撃を加え破壊してください。 その爆発で発生する音紋の乱れを利用し、ミラーシュコロイドを使って逃れる事も可能です』

満潮「そんな事出来るならさっさと言いなさいよ!」

如月「ちょっと、アドバイスはズルくない?」

榛名『早くやられればテストになりませんから』


榛名「では実戦テスト終了です」カタカタ

如月「何やってるの?」

榛名「バトルデータの消去、ハッキング対策です」

満潮「ちょ、備え付けのシステムにそんな事を…」

榛名「ナチさんに事前に尋ねたので大丈夫です。アタゴさんからもやり方は聞いてます」

如月「イノベイドね… もしかしたら明日やりあうかもしれない…」

榛名「ならばこちらのデータは少ない方が良いです。フェアじゃありません」

満潮「…」

《再び榛名の部屋》


榛名「それで、榛名に用とは? もう如月さんも居ませんから、話すのは今ですよ」

満潮「…イノベイドに、『リボンズ・アルマーク』ついてよ」

榛名「リボンズの…?」

満潮「アイツは… アイツ等は、私達の世界で… わざと間違った情報を流して私達の部隊を壊滅させた、張本人よ…!」

榛名「なっ…!?」

満潮「私は元々、新たに結成された大本営直属の部隊に所属しててあのイノベイドっても知ってた…

同じ顔して、薄気味悪い連中くらいってしか思わなかったけど…」

榛名「それで、一体何が…」

満潮「偶然あるイノベイド同士の会話を聞いたの。艦娘を、自分達の有用性を広める為に生贄にするって…

その時は気にも留めなかったけど、ある日突然海域調査の任務が下って出撃したら大部隊に攻撃されてそのまま…」

榛名「捕まって棲地MIに… まさかヴェーダを使って情報を操り、満潮さん達に任務を下したのは…!」

満潮「多分そのイノベイドとリボンズ・アルマークの策略… そして、あのチームの中に居た… 同じイノベイドの1体が…!」

榛名「…同じ個体が?」

満潮「同じタイプでも性格に差は出る… あんな不愉快なやつ等、二度と忘れないわよ…

そいつは『ヒリング・ケア』、リボンズと同じ姿をしたイノベイドで常に他人を見下してる…」

榛名「『ヒリング・ケア』、ですね… それで満潮さん、その事を榛名に伝えてどうしたいのですか?」

満潮「アイツだけは、絶対にこの手で殺す…!仲間の仇を…」

榛名「落ち着いてください、満潮さん」

満潮「これで落ち着けって!? 冗談じゃ無いわ! アイツは、アイツ等は皆の命を奪ったのよ!」

榛名「状況証拠ではリボンズ・アルマークは限りなく黒に近いでしょう。でもまだ確定した訳じゃない、当人から真実を告げられるまでは」

満潮「でもアイツは!」

榛名「満潮さん!」

満潮「ッ…!」

榛名「でもこれで覚悟は決まりました。もし、彼等がかつての貴女の仲間の死に関わっているのであれば…

イノベイドは榛名の倒すべき敵、地獄へ葬るべき敵です…!」

満潮「榛、名…?」

榛名「榛名の大事な仲間を傷付け、これからももっと多くの人間を傷付ける存在だと言うのならば…

プロジェクトの事を含め、彼等と敵対しない理由はもうありあません…!」

満潮「すぅ…」

榛名「落ち着いたら寝てしまいましたね…」

榛名(まだPTSDによる症状が全て治った訳じゃない。今、イノベイドと接触させるのは危険…)

榛名「『間違った情報をわざと流し、味方を壊滅させる』、その手段…」

榛名(棲地MI攻略作戦、青葉さん達もその情報について一切知らなかった。

フローチャートにして纏めれば、容易く全てが結び付いて行くけど…)

榛名「でもそれは、仮説の域を出ない… あれ、メールですか?」

榛名(このアドレスは、ナチさんの…)

『データ解析が完了しました。 ヤマトに情報を送信したので彼女から受け取ってください』

榛名「流石に通常のネット回線は危険だから仕方無いですね…」

榛名(ヤマトのところに行くのは同室の龍鳳さんに迷惑ですし…)

榛名「今日は止めておきましょう」

榛名(…よく考えたら今ベッドを満潮さんに取られて寝る場所がありません)

榛名「仕方無い… ソファで寝ます」

榛名(おやすみなさい…)

《翌日 大会会場》


榛名「では参りましょうか、如月さん」

如月「ええ、絶対に勝ち残りましょう」


『これより世界大会第二ピリオドの詳細についてお知らせします。

第二ピリオドの種目はロワイヤル、全てのチームからそれぞれ代表者を選出し特定の人数になるまで戦闘を継続し生き残ったチームにポイントが付与されます』

『では、第二ピリオド『ロワイヤル』を開始します』



Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!


榛名『チーム・ホワイトクリーン、クイーンエリザベス・ブレイヴ!』

如月「如月、出撃します!」


《中部海域(通常海域)》


如月「ここは、通常海域ね」

榛名『各海域のデータを表示、参考にしてください』

・中部海域(通常海域) 補正なし
・北方海域(流氷海域)  回避低下、命中上昇
・南方海域(岩礁海域)  回避低下、障害物判定あり
・東方海域(悪天候)   砲撃・雷撃の火力低下、命中低下

如月「逃げ回るか、それとも積極的に打って出るか…」

榛名『どちらにしろ如月さんにお任せします… 敵艦接近!』

如月「艦種と接敵までの時間は?」

榛名『艦種、重巡洋艦と断定。 こちらの有効射程領域まで20秒』

如月「どうしようかしら…」


行動安価 直下

如月「迂闊に動くのも危険ね… ここは相手の出方を伺いましょう」

榛名『良いんですか?』

如月「単艦を襲う時私なら、誰かと共闘して襲い掛かるわ。実力も測れて無い相手に襲い掛かるのは馬鹿のする事よ。

それにまだバトルは始まったばかり、共闘要請かもしれないし接触してからでも遅く無いと思うのだけど」

榛名『わかりました。如月さんの方針に従います』

如月「さて、現状は?」

榛名『まだ接近中です。ただ砲をこちらに向けず、照準警報も出ていません』

如月「有効射程まで距離はもう無い… こちらに敵意を向けずに接近して強襲か、それともこちらが眼中に無いか…」

榛名『どちらにしろ見極める必要が… 敵艦から発光信号『ワレ、交戦ノ意思ナシ』です!』

如月「交戦の意思無し…?」

榛名「『マタ、貴艦トノ合流ヲ求ム』とのことです」

如月「共闘のお誘いね… 艦の特定は?」


共闘を求める艦は? 直下
1.Aヒッパー級ザイドリッツ(ブレイア・リュード)
2.ロンドン級サセックス(マシュマー・セロ)
3.オレゴンシティ級オールバニ(ブリング・スタビティ)

榛名『ロンドン級重巡洋艦です。薔薇の紋様、塗装は緑… 音声通信入れます?』

如月「お願い」

榛名『了解。 接近するロンドン級へ、こちらの通信回線にあわせてください』

マシュマー「こちらは英国代表『アクシズ』所属のファイター、『エンドラの騎士』マシュマー・セロだ!日本代表『チーム・ホワイトクリーン』とお見受けする!」

榛名(な、なんかいやにテンション高めの方が…)

如月「こちら『チーム・ホワイトクリーン』ファイター、如月と言います。そちらの真意を聞かせてください」

マシュマー「おお、キミの様な少女がファイターとは… ハマーン様のご命令で『必ず生き残れ』と。

そして考えに考えた結果、他のチームと手を組み戦えば生き残れると思いついたのです!」

榛名『ど、どうします?』

如月「そうねぇ… 裏切らない保証は?」

マシュマー「このハマーン様に頂いた薔薇に誓ってこのマシュマー、決してキミ達を裏切らない!」

榛名(悪意は感じない… 寧ろマシュマー・セロから感じるのは、歪まない意志と忠誠心…?

それになんか薔薇加えてますし、一体何なんですこの人!?)

如月(榛名さんが色んな意味で困惑してる!? 珍しい、天城さんの料理以外で取り乱すのは…)

マシュマー「それで、返答は?」

榛名『どうしましょう…』

如月(ここで拒否するとデメリットの方が大きい、でもこのテンションに付いていける自信は…)


マシュマーと… 直下
1.共闘する
2.共闘しない

如月「背に腹は変えられないわね… マシュマー・セロさん、これより私達はそちらと共闘します。

ただこの乱戦の場合互いにフォローし合う事が重要、そちらの連携の練度は?」

マシュマー「そちらの動きに合わせられるだけの技量はある。それにこちらの艦も高機動型、そちらとの連携は充分に可能だ。

指揮はそちらに任せよう。連携のタイミングは指示してくれ」


自軍参戦(スポット)
・サセックス改 高機動仕様(マシュマー・セロ)


如月「了解しました。 榛名さんも大丈夫?」

榛名『システム同期を確認。マシュマーさん、そちらのサポートもこちらで引き受けます』

マシュマー「助かる。これで戦闘に集中出来そうだ」


CAUTION!


如月「早速お出まし…!」

榛名『敵艦接近、数3。 艦種は重巡洋艦1、軽巡洋艦2です。

敵艦確認『ノーフォーク級重巡洋艦』『ケーニヒスベルク級軽巡』『クリーブランド級軽巡洋艦』と推定。こちらに砲を向けています』

マシュマー「ふむ、交戦の意思があると見た」

如月「この距離まで近付かれたら、引き離すのは難しいわね… 迎撃します、戦闘準備!」


行動安価 直下

如月「左右に展開し速度を合わせて、敵とすれ違い様に同時攻撃を!」

マシュマー「了解した! 照準補正は任せるぞ!」

榛名『了解。 仰角固定、フレンドリーファイアの発生しない角度に設定。 『エリザベス』『サセックス』、主砲装填完了!』

如月「攻撃を回避しつつ同時加速、このまま敵の両舷まで!」


サセックスとクイーンエリザベスが同時に散開し、増速して接近する3隻へと距離を詰める。

3隻は同時に分かれた如月達の動きに対応出来ず困惑し対応の初動が遅れてしまった。


マシュマー「はっはっは!敵は狼狽えているぞ!」

如月「どうやら3隻のファイター、息が合って無いみたいね。多分単純に『つるむ』事しか考えて無くて連携や艦隊運動まで頭が回っていなかったようね…!」

榛名『指定タイミングまであと5・4・3・2・1、今です!』


そしてすれ違い様、如月とマシュマーはほぼ同時に攻撃を開始した!


如月「主砲、砲撃開始!」

マシュマー「この一撃、受けてみるが良い!」



命中判定
・ノーフォーク級 直下
・ケーニヒスベルク級 ↓2
・クリーブランド級  ↓3


01~19 回避
20~40 小破
41~59 中破
60~75 大破
76~00 撃沈

2隻の砲撃はノーフォークの両脇に居た2隻の軽巡洋艦に直撃し、大ダメージを与え撃破した!


如月「これで追撃は無い筈、離脱します!」

マシュマー「まだ一隻残っているが?」

如月「今のはこちらの能力を見せ戦意を削ぐ牽制、それに1隻の重巡洋艦を相手にして他のファイターに包囲されるなら離脱してしまった方が良いんです。

同じ場所に留まり続ければジリ貧になるのはこちら側ですから」

マシュマー「成る程。私達は強いと力を示した上で、それによる他のファイターが徒党を組んでの集中砲火を防ぐ為の離脱か!」

如月「そう言うことです。 榛名さん、現状で最も紛れ易い場所は?」

榛名『『東方海域』です。 あそこならばスコールに紛れ、敵に発見された時最も隠密に逃げ易い場所かと』

如月「じゃあ、東方海域に向け進路を変更。 警戒しつつ移動します」

マシュマー「了解した!」


《東方海域》


如月「スコール、どころかほぼ嵐じゃない…」

マシュマー「視界が殆ど見えん…! どうなっているのだ!」

榛名『索敵は榛名が行います。二人は操鑑に集中を』


イベント 直下

榛名『二人共、一時停止してください。 この先に1隻だけ艦が居ます』

如月「艦種は?」

榛名『現時点では不明。 ただ、マーカーを出しています』

マシュマー「マーカーだと?」

榛名『はい。仲間を探しているのか、それとも仲間をこちらに呼んでいるのか…』

如月「後者だったらその相手を沈めるか、逃げるかしなきゃならないわね…」

マシュマー「しかしこのような場所でマーカーを出すなど、仮に仲間をこちらに呼ぶ為に出しているとすれば不利だろう」

榛名『確かに、おびき出して包囲するつもりならば今から逃げてもっと視界の開けた場所に出れば良いだけですね。ここは嵐の中、砲撃も照準を合わせるのが難しい場所ですから』

如月「じゃあ、友軍を求めているの…?」

榛名『現状の推論では恐らくそうだと。 どうします?』

如月「…接触を図りましょう。それで構いませんか?」

マシュマー「好きにすると良い」

榛名『榛名は如月さんに従います』


見つけた艦 直下
1.Aヒッパー級リュツオウ(イング・リュード)
2.ボルツァーノ級ボルツァーノ(リヴァイヴ・リバイバル)
3.アイオワ級ミズーリ(???)

榛名『形状の照合完了しました。 恐らくアイオワ級かと』

マシュマー「偉く不明慮だな」

榛名『形状の変化が著しく、あまり正確にはわかりませんでした』

如月「相当作り込んでるのね…」

「待っていたぞ、日本代表!」

三人「!?」

ブシドー「我が名は人呼んで、『ミスター・ブシドー』!」

マシュマー「武士道だと!?」

榛名『いや貴方グラ…』

ブシドー「今はその名を捨てている!」

ビリー『うん、彼のペースに付き合わなくて良いよ』

如月「確か貴方は、ビリー・カタギリさんでしたね」

ビリー『へぇ、僕の事を知っているんだ』

如月「両親の恩師『レイフ・エイフマン』の後任として米軍新型機開発に携わっている技術士官、と母から」

ビリー『母?』

如月「大鯨、と言う名はご存知でしょう」

ビリー『ああ、彼女か… ってことはもしや、キミはエンガノリーダーの…』

如月「妹、と言っても義理ですが」

ブシドー「自分が乙女座であった事をこれ程嬉しく思った事は無い…!」

マシュマー「すまない、どう言う事なのだ?」

榛名『掻い摘んで説明させて頂くと、如月さんの姉、瑞鳳さんと言う方は前年度の世界チャンプ『チーム・エンガノ』のリーダーです。

そして彼等はチーム・エンガノと戦い、敗れました』

ビリー『そして彼は今回『飛龍の居ない大会など興が乗らん』とダダをこねてね。だけど急に『面白い相手を見つけた』と言って急にこんな変な格好を用意した上で『ミスター・ブシドー』を名乗って大会に出たのさ』

マシュマー「…訳がわからん」

ビリー『うん。僕もわからない』

榛名『恐らく、本名を名乗ってでも倒したいのは飛龍さんだけなのでしょうね…』

ブシドー「私とてこの様な姿は非常に不本意なのだ。だが、私の見つけた相手と合間見えるまでは敗れはせんと誓っている」

ビリー『飛龍の次は『白い大和』にご執着でね。それと戦うまでは最低でもこの姿らしい』

如月・榛名「えぇ…」

ブシドー「なので今回、キミ達に消えてもらっては困るのでな。助太刀しよう」

マシュマー「ええい、この騎士道と武士道の雌雄を着けんと言うのか!」

ブシドー「それも面白いだろう。だが、今回の戦いは生き残る事が目的だ。ならば戦力は多い方が良い、貴様との勝負は預けだ」

榛名『どうします?』

如月「協力してくれるなら、した方が良いわね…」


自軍参加(スポット)
・ミズーリ・スサノオ弐型(ミスター・ブシドー&ビリー・カタギリ)

ブシドー「早速だが、ここでの戦闘はやりにくい。移動を提案する」

如月「了解しました。移動先は…」

移動先 直下
・中部海域        補正なし
・北方海域(流氷海域)  回避低下、命中上昇
・南方海域(岩礁海域)  回避低下、障害物判定あり

《南方海域》


榛名『南方海域… 岩礁が多く、機動力が生かせない…』

如月「重要なのは小回りが利くかどうか、になる」

ビリー『丁度、こちらの艦は全て小回りが利く。この場所はうってつけだね』

ブシドー「流石我が盟友、良い仕事をする」

マシュマー「どうやらここでは戦闘は行われて居ないようだ」

如月「そうみたい… 榛名さん、戦況は?」

榛名『現在中部海域が乱戦の模様です。既に30%近くが脱落しています』

如月「残り2/3ね。 今の所スコアは私が1、マシュマーさんが1…」

ブシドー「私はゼロだ」

ビリー『ずっとキミ達を東部海域で待ってたからね。敵が寄って来ないんだ』

如月「あぁ、そう言う…」

榛名『…敵意が、来る!』

ブシドー「何っ!?」

ビリー『高熱源体接近! これは…』


巨大な粒子の奔流が如月達に襲い掛かるが3人はそれを辛くも回避する


榛名『大型粒子砲!まさか…!』

如月「『イノベイター』!」

ブシドー「あのデンマーク代表か!」

マシュマー「不意打ちとは卑怯だぞ!」


「これはほんの威嚇、挨拶ですよ」


榛名『そんな剥き出しの殺気で、威嚇ですか』

「貴女程じゃありませんよ、狼さん。それに他の3人からも殺気がダダ漏れですがね」

ブシドー「当然だ…!このような無粋な真似、私は好かん!」

マシュマー「貴様、名を名乗れ!」

リヴァイヴ「僕はリヴァイヴ・リヴァイバル、『イノベイター』の一人さ」

榛名『リヴァイヴ・リバイバル…!』

ビリー『3人共、もう1射のチャージが始まっている!』

如月「戦う気なら…!」

ブシドー「応戦するのみだ!」

マシュマー「これ以上の狼藉は赦さん!」


行動安価 直下

榛名『ビリーさん! 一時的にマシュマーさんのサポート権限をそちらに譲渡します!こちらは『クイーンエリザベス・ブレイヴ』のサポートに集中します』

ビリー『了解した! コントロール移譲を確認、サポートスタート!』

如月「2隻は牽制しつつ左右から挟み込んでください! 中央から私が翻弄します!」

リヴァイヴ「おや、3対1とは卑怯じゃないかい?」

ブシドー「不意打ちをする貴様が言う事か!」

マシュマー「卑怯だと罵りたければ罵れば良い!正々堂々正面から戦う気の無い輩は成敗してくれる!」


3隻が散開し、中央から敵艦に向けて如月が吶喊する!


如月「目標を目視で捕捉したわ! データを回して!」

榛名『敵は戦艦、ペーパープラン艦の『アルザス級』と断定! 第一ピリオドと同仕様の超長距離粒子砲装備型です!』

如月「架空艦… でも、使えるって事はレギュレーションには違反してないのね…!」

榛名『アルザス級の基礎設計は第二次世界大戦前、1940年のフランス降伏によって実艦の建造は行われていませんが『H44』や『超大和』と共にレギュレーション上は認可されています』


敵艦捕捉
・アルザス改 長距離狙撃仕様(リヴァイヴ・リバイバル)


リヴァイヴ「よく知ってるね。なら、こちらの性能はご存知の筈! そんなイギリスの旧式戦艦で!」


アルザスから砲撃が放たれ、真っ直ぐ如月のクイーンエリザベスへと砲弾が飛来するが如月はそれを巧みに掻い潜る!


リヴァイヴ「やるね。旧式の分際で」

如月「旧式艦でも舐めないで! こっちは小回りが利く、それに性能だって底上げしてるのよ!」

榛名『艦プラはその出来栄えによって能力が左右されます!いくらベース艦の性能が旧式化していたとしても、艦プラバトルならば匹敵も超越も出来るんです!』

リヴァイヴ「そんなに自信があるなら性能を比べてみようか!」


再びリヴァイヴは砲撃を開始し攻撃を加えるが如月は周囲の岩礁と砲弾を掻い潜ってアルザスを肉薄した!


如月「この位置なら…!」

榛名『照準補正完了!』

如月「今度は、こっちのターンよ!」


クイーンエリザベスの38.1cm3連装砲が火を吹き、砲弾をアルザスに向けて放った!


命中判定 直下
01~39 回避
40~60 至近弾
61~75 小破
76~85 中破
86~95 大破
96~00 撃沈

その砲弾が船体へと直撃し、アルザスの後部砲塔を抉り取った!


リヴァイヴ「何っ!?」

如月「こちらの有効射程まで肉薄を許したのが貴方のミス…!」

榛名『どうやら粒子砲が鈍重で動きを阻害している… つまり接近戦ならこちらに分があるようです!』

リヴァイヴ「唯の人間の癖に…!」

如月「その人間に翻弄されてる方はどちらかしら。『革新者』の名前が草葉の陰で泣いてるわよ?」

リヴァイヴ「…どうやら、キミは僕を怒らせたようだね」

榛名『この感じ… 如月さん、後退を!』

リヴァイヴ「もう遅い!」


アルザスを肉薄していたクイーンエリザベズの機関が停止し、そのまま船体が停止する。

それに呼応するようにリヴァイヴの瞳は金色に輝いていた。


如月「そんな、エラー!? こちらの操作を一切受けつけ無い!?」

榛名『システムハック…!』

リヴァイヴ「キミ達がいけないんだよ。僕を怒らせたりするからさ!」


大型粒子砲が収束を始め、クイーンエリザベスへとその砲を向ける。


如月「動いて! お願いだから!」

榛名『どのコマンドもエラーを吐き出し続けてる… どうすれば…!』

リヴァイヴ「圧縮粒子、充填完了… 終わりだ!」

如月「やられる… そんな…!」


そして粒子の奔流が放たれようとした瞬間、如月は不敵な笑みを浮かべる。そう、リヴァイヴは既に策に嵌っていた。


如月「な~んちゃって♪ 今です!」


2隻、ミズーリとサセックスが同時にリヴァイヴへと攻撃を仕掛け装備されている大型粒子砲を破壊する!

そしてその誘爆がアルガスを襲った!


リヴァイヴ「ば、馬鹿な!」

ブシドー「通信は全て聞かせて貰った。どうやら、この手で第一ピリオドを勝利したようだな」

マシュマー「貴様!卑怯な輩だとは思っていたが、ただの外道だったとは!」

ビリー『どんな手段でハッキングを仕掛けたのかは知らないけどキミの行いは許される事では無いよ』

リヴァイヴ「通信はクイーンエリザベス以外とは遮断していたのに…!」

榛名『榛名が何も手を打たないとでも? 榛名は一度マシュマーさんのサポートシステムへと接続している、そしてサポート権を譲渡した際にこちらの通信を彼等に流せるように仕向けていたんです。

貴方から感じた悪意、しっかりと榛名には伝わっていますので。ヤマト、やってください』

ヤマト『了解。『クイーンエリザベス・ブレイヴ』、コントロール停止解除。操作をファイターへ』

如月「よし、コントロール権限が戻った… これなら…!」

リヴァイヴ「馬鹿な… コントロール権限を奪い返した!?」

榛名『リヴァイヴ・リバイバル、企みは全部露見してるんですよ。ナチさんからヤマトに送られてきたデータ、その中には貴方方のハッキング経路が示されていた。

だからヤマトにはそれを辿って奪い返して貰ったんです。ヤマト達の『本気』で』

コトノ『後で彼女に仕留められないように、口添えよろしく。あと新しいプランターも』

ヤマト『そろそろ家庭菜園の規模を拡張したいので。出来れば御洒落なものを』

榛名『わかっています。後でカタログ見せてください』

榛名『目論見が全部潰されて、どんな気持ちですか『革新者』さん? それとも『もどき』さん?』

如月(あ、榛名さんブチギレモードになってる…)

リヴァイヴ「貴様…! リボンズ…!? 了解…」


アルザスが反転し、逃走を図ろうとする。


マシュマー「逃がさん!ここで成敗してくれる!」

如月「追わなくて構いません」

マシュマー「何故だ!ここであの卑怯者を…」

榛名『どの道彼等は終わりです。それにあの損傷状況では逃げたとしても包囲されれば終わりでしょう』

ビリー『しかしまた彼等が行く先でハッキングを仕掛ければ…』

榛名『もう3チームにハッキングの事実を知られているのに目撃者を増やす、なんて馬鹿な真似はしないと思いますよ』

ブシドー「それにだ、あの様な外道の相手は興が乗らん。興ざめにも程がある」

如月「同感、あんなに煽りが効くなんて小物も良い所よ」

マシュマー「悪には悪の報いが、罪には罪の報いが下される。これで奴等も…」

榛名『良くて厳重注意、最悪大会失格でしょうね』

如月「さて、ここに長居は無用よ。移動しましょう」


移動先 直下
・中部海域        補正なし
・北方海域(流氷海域)  回避低下、命中上昇

《北方海域》


榛名『北方海域へと到着、索敵を開始します』

ビリー『しかし戦闘も収まってきてるね』

如月「バトル開始からの経過時間は?」

榛名『20分弱、現時点で50%以上が脱落しています』

ブシドー「ならばこれからは攻めより守りが重要になってくるな」

如月「もう半分以下ならわざわざ敵と戦う必要は無い、規定数になるまで隠れてるか守ってやり過ごせば良いって訳ね…」

マシュマー「無用な戦闘を仕掛けるのは得策では無い、と?」

ブシドー「そうだ。仕掛けるのは余程の物好きか、それとも… 女絡みしかあるまい」

ビリー『そう言えば居たね、去年のロワイヤルに。彼女を次々と寝取って多数の選手に恨みを勝ったファイターが』

マシュマー「破廉恥な…」

如月「全くね…」



イベント 直下

榛名『艦艇群接近、数7。30秒で接敵します!』

ビリー『1隻だけ突出してる… 囮にしてこちらを…』

如月「待って。発砲してる…? もしかして1隻を追尾して…」

ブシドー「…ビリー、通信を傍受してくれ」

マシュマー「何かあるのか?」

ブシドー「この状況、去年見た気がする」

ビリー『通信傍受完了。流すよ』


被害者の皆さん「「「「「「フェリーニ、覚悟!」」」」」」

フェリーニ「だから!アレはあっちから誘って…」

被害者A「断らないお前が悪い!」

被害者B「今度は妨害してくる奴等も居ない!」

被害者C「お前はここで終わりだ、フェリーニぃぃぃぃ!」



榛名『案の定、ですね』

ブシドー「またか…」

マシュマー「やはり破廉恥だ…!婦女子の敵め、許せん!」

ビリー『所でソコの女子お二人さんはどう思う?』

如月「ああ言う軽いのは好きじゃ無いわ」

榛名『正直今回は見捨てても良いのでは無いかと。関わりも義理もありませんし自業自得ですし』

ビリー『うん、その答えを聞いて安心したよ。でもこの進路上だとこっちに飛び火するかも』

マシュマー「む… ではどうしろと言うのだ」

ビリー『反転&別方向への逃走』

ブシドー「この様な戦闘は興が乗らん。撤収だ」

如月「了解です」

マシュマー「承知した」

フェリーニ「待てよ!助けてくれよ! お前グラハムだろ!」

ブシドー「誰の事かな? 我が名はブシドー、グラハム・エーカーなどと言う名前では無い!」

マシュマー「如何にも他力本願と言うのがな…」

如月「自分で種蒔いて他人に尻拭いさせようなんて最低ね…」

榛名『極力関わりあいになりたくないタイプです』

フェリーニ「毎度思うが俺の扱い酷くねぇか!?」

ビリー『自業自得だよ。 頭と股間が直結してる自分を恨めば良い』

フェリーニ「キツイ台詞をどうも!」

被害者D「お前達も仲間か!」

如月「え?」

被害者E「フェリーニなんかに手を貸すお前達が悪い!」

被害者F「どうせそこの女共が誑かされ…」

如月・榛名「「…」」ブチッ

ビリー『なんか今物凄く良い音が…』

如月「フォームシフト、アサルト!」

榛名『パワーゲート展開、セーフティー解除! 圧縮粒子艦首に展開、オーバードライブ!』

如月「纏めて、砕け散りなさい!」

フェリーニ「く、糞っ…! 俺まで巻き添えにしやがって…! 艦尾が酷い損傷じゃねぇか!」

榛名『チッ… 本命を外しましたか』

如月「もう一度、次こそ確実に仕留める…!」

フェリーニ「ちょ、待てよ!」

ブシドー「助太刀しよう」

マシュマー「婦女子の敵、ここで成敗してくれる!」

ビリー『今度こそ引導を渡してあげるよ』

フェリーニ「」


『ここで、規定の人数へと達した為試合終了です』


Battle end


榛名「仕留め損ねました」

如月「あんなのと一纏めにされるのって、ほんと嫌になっちゃう」

被害者一同(その巻き添え食らったんですが…)



《榛名の部屋》


榛名「ふぅ… 目立つ損傷もありませんし、続投出来ますね」

榛名(次の第3ピリオド、どうしましょうか…)


人物選択 直下
1.ヤマト『揺るがない友情』
2.ナチ『真実への道』
3.イセ『覚悟の意味』

『真実への道』

ティロリン

榛名「メール… ナチさんから?」

『昨日の件で少しお話があります。研究所に来て下さい』

榛名「ビサイド・ペインの… 行くしかありません」


《研究所 応接間》

ナチ「お越しいただきありがとうございます」

榛名「いえ、今日の一件はナチさんが早く解析して情報を提供して頂けたので出来た事です」

ナチ「しかし無茶を… あれでヤマトのカウンターが成功していなければ大惨事でしたでしょうに」

榛名「ヤマトとコトノなら成功すると信じてましたから」

ナチ「随分と信頼していらっしゃるのですね、彼女達を」

榛名「…『第二次坊ノ岬沖海戦』、二人がどんな考えで戦いを引き起こしたのかは知りません。でも今の二人は、榛名の友であり仲間です。

だから信じています。二人を、『ヤマト』と『コトノ』を」

ナチ「そうですか… でも、今回二人はイセ達の施したリミットを強制解除してしまいました。その事についての説明は…」

榛名「一応ですが、事後報告になりましたが既に瑞鳳さん達に伝達はしています。再びリミットをかける、との事でした」

ナチ「ならば構いません。 では、本題に入らせて頂きます」

榛名「わかりました」

ナチ「昨日、ビサイド・ペインより渡されたデータに記されていたのは『ヴェーダの計画』『ハッキングの経路』『イノベイド側の戦力』そして『拉致すべきターゲットの個人情報』でした」

榛名「ハッキング経路についてはヤマトが辿って、コントロールの奪還を行ったのでこの情報は『真実』ですね」

ナチ「はい。なのでバトル終了後、アタゴが既に経路を潰す作業にかかっています。次にターゲットについてですが、これもおおよそ本物の情報でしょう。

ターゲットの中には榛名さん、そして潮さんや瑞鳳さんも含まれていました」

榛名「やはり転生体を狙って… 都内周辺にも転生体は多いと言うのに…」

ナチ「それに我々が山梨に匿っている過去の拉致被害者の情報も含まれていました。 向こうには既に戦力として夕立さんと『ガルムガンダム』を割いています。

我々の使用する太陽炉搭載型機には光学迷彩機能があるので隠匿しての待機は太陽炉に電気が供給される限り可能ですので」

榛名「ではここの守りは『1.5ガンダム』だけ… イノベイド側の戦力が不明な以上、足りない可能性も…」

ナチ「いえ、舞鶴での戦闘で鹵獲した擬似太陽炉を修復出来たお陰で5機の『ガンダム』を運用出来るようになりました。

『ガルムガンダム』と比較すれば性能は劣りますが、どんな事態のも対処可能かと。あと402さんが『ヘイズル』と榛名さん用にもう1機MSを見繕ってきてくれるそうなので戦力の心配は不要です」

榛名「あれ『クシャトリヤ』では…」

ナチ「アレは貴女に合って無い機体、とヒュウガに言われました。なので他に機体を用意する、と」

榛名「そうですか。でも、なるべくは使いたくは無いですね」

ナチ「MSを使用する、と言う事はお台場を戦火に包むと言う事ですから。なるべくは避けないと…」

榛名「そのためには『ビサイド・ペイン』の協力が必要… でも提供された情報は全て真実とは限らない…」

ナチ「どうするべき、か… 今ウチの大和も瑞鳳さんもそれに悩んでいると…」

榛名「『ヴェーダの計画』は人類を導く計画、でもそれが人に仇なす可能性があれば…」

ナチ「ビサイド・ペインも敵、になりますね」

榛名「一体、どうすれば良いのでしょうね…」

《お台場海浜公園》


榛名「…」

榛名(少なくとも現状、リボンズ・アルマークは敵。 ビサイド・ペインはどうかは解らない…)

榛名「考えれば考えるほど、負のスパイラルに陥っている気がします」

榛名(もう考えても無駄、なのかもしれませんね。 決断する、それしか無いと…)



イベント 直下

リタ「あれ、ママ?」

榛名「リタ… どうしてここに…」

リタ「暇だから散歩。あと体に意識を馴染ませる練習、ってとこ」

榛名「もう馴染み終わったのでは?」

リタ「日常生活に支障が出ないくらいにはね。ただどうしても激しい運動や細かい動作の時には違和感出るし…

春雨みたいに意識を肉体に戻しても動作に違和感が出ないようにシャアがサポートしてくれてる、なんて無いしさ」

榛名「意外と彼も春雨さんを支えているんですね」

リタ「ま、アイツの場合ロリコンだからかもしれないけどね」

榛名「…一瞬で台無しになりました」

リタ「アイツを持ち上げるのは癪。 それよりママ、悩んでる?」

榛名「え?」

リタ「悩んでるのバレバレだよ。これでも私ママより3年くらい長く生きてから死んでるんだもん、感情の機微くらいならわかるよ」

榛名「実は昨日の、そして今日の一件で悩んでるんです… どうすれば良いか…」



リタ「ふぅん… で、ビサイド・ペインに協力するかしないか決めかねてるって事だね」

榛名「リタは、どう思います…?」

リタ「正直言うと、どうでも良い」

榛名「え…?」

リタ「人を勝手に巻き込むなって感じ。異世界の事もリボンズ・アルマークがどうたらこうたらって話も興味無いし、協力する理由も無い」

榛名「そう、ですよね…」

リタ「でも、もし私の周りに危害が加わるって言うなら全力でぶっ潰す。

私は『フェネクス』に取り込まれた時、いっぱい殺した。ジオンも連邦も見境無くね。だから、もう殺す事に躊躇は無いよ」

榛名「リタ…」

リタ「だからママに危害を加える気なら、イノベイド共も皆殺しにする。 それだけの覚悟はある。

でもママはそれを望んじゃいない。そうでしょ?」

榛名「当然です。娘に人殺しをさせるくらいなら、榛名が…!」

リタ「やっぱりそう言うと思った。私だってママに人殺しはさせたくない。

だけど相手が向かってくるなら倒すしかない… 今の敵は深海棲艦と同じなんだよ」

榛名「深海棲艦と、同じ…」

リタ「深海棲艦の場合は憎悪、リボンズ・アルマークは私欲で誰かを傷付ける。あれは人間やイノベイドじゃなくて人の形をしている、欲望の怪物だよ。

ビサイド・ペインもだ。 計画の主導権を欲しがってるけど、リボンズのように歪まないって保証はどこにあるの?」

榛名「確かに…」

リタ「利害の一致でこっちに情報を流してくれるのはありがたい、でも心を許せるような相手じゃないのはママが一番知ってる筈」

榛名「そうですね… 彼と直接対峙した榛名には…」

リタ「無条件で信じるのは不可能、リボンズを倒してもビサイドと戦う可能性があるから。 

でも利害は一致してる。それに現状は互いに戦う理由も無いし共闘するメリットの方が大きい」

榛名「じゃあどうしろと…」

リタ「さぁね? あとはママが考える事、私が口を出して良い事じゃ無い」

榛名「…」


榛名の選択 ↓3まで多数決
1.共闘する
2.共闘しない


選択肢次第でストーリーが変化

榛名「…」

リタ「決まったようだね、ママ」

榛名「ええ、決心しました。 後は皆に…」

「その必要は無いわよ」

榛名「皆…」

初風「もう皆決心してるわ。アンタに何があろうと付いて行くってね」

野分「このまま多くの人が傷付くのを見過ごすなんて出来ません」

秋月「こうなったら一蓮托生、やりましょう!」

朝潮「もしかすれば彼等もMIの一件に関わっている可能性がある、ならそれを問い質さなければ…」

如月「戦う理由なんて人それぞれだけど、やらなきゃならない事はそれぞれ解っている筈よ」

舞風「流石に今回の一件は堪忍袋の尾が切れそう。ぶっ潰さなきゃ気が済まないって」

曙「リボンズ・アルマークを叩き潰す、それが私達のやるべき事」

清霜「せっかくここまで来たのにバカに台無しにされちゃ嫌だもん」

春雨「春雨もイノベイターのやる事が正しいとは思えません… シャアさんもそう言ってます」

青葉「こちらも一応雇われ、雇用主の意向になら従いますよ。ま、それ抜きでも付いて行くつもりですが」

古鷹「助けて頂いたご恩返しもまだ済んでませんし彼等は元々私達とは敵対勢力みたいなので」

衣笠「特務諜報部の実力、いよいよ発揮する時が来たね」

龍鳳「【滅んだ世界】絡みと言うなら、見過ごす訳には参りません」

阿武隈「多分私達も多少なりとも元の世界で被害被ってるみたいだし、その仕返しくらいはするよ」

陽炎「今まで死んだ仲間の分まで、徹底的にブチのめしてやる…!」

長波「アイツ等は気に食わない、それだけで潰す理由は充分だ…!」

満潮「私は… アイツ等にどうしても聞かなきゃいけない事がある、だからやるだけ…!」

間宮「もう誰かが傷付くのは見たく無い… だからリボンズ・アルマークは止めないと…!」

ヤマト「我々は榛名の意志に従うだけです」

コトノ「それが私達の導き出した最適解、ならそれに従うだけ」

天城「天城も決めました。 耳障りな偽りの題目を掲げるリボンズの口にパイを放り込んでやる、と」

榛名「わかりました…! やりましょう、皆!」

リタ「さて、そこに聞き耳立ててるの。いい加減出てきたら?」


ビサイド「気付いていたか」


リタ「気付かないと思うな、イノベイド」

榛名「ビサイド・ペイン…!」

ビサイド「さて、お前はどうする気だ? 俺に手を貸すか、貸さないか?」

榛名「…良いでしょう。貴方の計画一枚噛ませて貰います、ビサイド・ペイン。

リボンズ・アルマークは大義名分と言う偽りの題目を掲げ多くの人を傷つけるのならば、榛名はそれが気に食わない… だから、徹底的に潰す…!」

ビサイド「ほう…」

榛名「ビサイド・ペイン、お前も裏切るようなら… 榛名の敵になると言うのなら、絶対に容赦はしない…!」

ビサイド「…良いだろう。 これで契約は成立だ、共同戦線といこうじゃないか」


榛名(リボンズ・アルマークの陰謀、そして『プロジェクト・フェンリル』を含む全てとの決着。 まだどんな戦いになるのかはわからない。でも榛名には仲間が居る。この世界で出会った仲間が…

皆と一緒なら何にも劣りはしない。 そして全ての運命は自らの勇気で切り拓く…)

榛名(それが榛名の、決断だ)


第20話『穢れ無き勇気と共に』 終

ビサイド共闘√突入
瑞鳳編からそうだったけど登場人物に00系の人物多いなぁ…


さて、√も決まった事ですし予定よりちょっと早いですが…



新主人公を決めたいと思います

番外編『勇気を継ぐ者』

《現実とは異なる世界・ドキドキ顔合わせ喫茶》


潮「私から瑞鳳さんに受け継がれ…」

瑞鳳「さらに私から榛名さんに受け継がれた主人公の座… ついに譲り渡す時が来たようです」

榛名「…」

春雨(G)「番外編主人公なので春雨も来ちゃいました、はい」

潮「さて、主人公の面子は既に揃いました」

瑞鳳「今回は計6人、一体誰が主人公になるのかな?」

春雨(G)「あ、当人たちは別室待機です」

金剛「あの、何か注文を…」

潮「>>1からの伝言です。 黙ってないとラスボスにしてこのまま本編中で榛名にぶっ殺させるぞ、と」

金剛「すみません黙ってます!」

瑞鳳「どっちにしろ本編中出番無いから安心してください」

金剛「」

春雨(G)「あの、さっきから榛名さん無言なんですけど…」

榛名「だって… まだ本編終わってないのに、いきなりもう主人公変えるって…」

潮「大丈夫ですよ。あと6話くらい残ってますから」

榛名「あと6話なんですか!?」

瑞鳳「ありゃ、私より少ない」←29話

春雨(G)「くらい、だから伸びる可能性も縮む可能性もあるんですがね…」

潮「ともかく、主人公を変える前に最後に各主人公の説明だけしておきましょう」


内容 直下
1.設定
2.ヒロイン候補
3.好きなMS
4.その他

榛名「まずは、『好きなMS』ですか」

春雨(G)「私はCB系とU.C.0120系統が好きです、はい」

瑞鳳「いや、新しい主人公達のだから…」

潮「『もしかしたら乗るかも』との事ですが『全く関係ない機体に乗るかも』しれないので与太話的な感じで聞いてください」

瑞鳳「ではそれぞれの答えをどうぞ」


海風『好きなMS… 『インフィニットジャスティス』か『ウイングガンダムゼロ(EW)』でしょうか…』

那珂『那珂ちゃんは… 『Ξガンダム』か『ガンダムF91』かな?』

鹿島『そうですねぇ… 『ネオガンダム』と『ガンダムF90Ⅱ』ですね』

伊良湖『『アストレイブルーフレーム・サード』か『テスタメント』です』

霞『私は『Sガンダム』か『ダブルオーガンダム』に決まってるじゃない』

しおい『『ガンダムアスクレプオス』と『ガンダムバーンレプオス』』


瑞鳳「はい、皆さん独特た機体ですね。特に最後の微妙なゲテモノ系とか」

潮「海風さんはなんとなくお姉さんの『ウイングゼロ(アーリー)』と一緒と言うか」


海風『一緒にしないでください』


潮「すみませんでした…」

春雨(G)「鹿島さんとは良いお茶が飲めそうです、はい」

榛名「では次行きましょう」



1.設定
2.ヒロイン候補
3.その他

あ、直下でお願いします


再安価 直下
1.設定
2.ヒロイン候補
3.その他

瑞鳳「設定ですね。 では」

潮「一覧にしてまとめました」


海風(ルート・アズール) シリアス
タイプ:指揮官


『世界最強の戦術家』である浜風の妹。いつも比較対象となる浜風を嫌い寄宿舎で暮らしている。
だが『浜風の妹』として目を付けられ、模型部に所属させられ戦いへと赴く事になってしまった。浜風よりバトル歴は長いが『戦術指揮』の才能はまだ開花していない。
性格は浜風と同じ優等生的で生真面目だが、浜風に比べると激情家で反発心が強い。しかし浜風とは違いコミュ障ではなく面倒見が良い(と言うか過保護)性格の為、割と好かれている。
浜風には劣るが中々のエロボディをお持ち。


那珂(ルート・イノセンス) ギャグ
タイプ:指揮官

かつて艦プラアイドルだったがファン?の心ない中傷で心を壊してしまった少女。しかし根性で復活を果たす。
かつてはバトルを利用してアイドルとしてのしあがったが利用する事に嫌悪感を覚え今度は純粋な戦士として新たな戦いへと赴く。
なお彼女のメンタルを蹂躙したのは瑞鳳&飛龍&402(+大淀)である(アンリミテッド編、箱根回参照)。
嘘を嫌い、自らの偽りだった過去を払拭したいと願い戦いへと挑む。


伊良湖(ルート・プレゼンシア) ギャグ
タイプ:ビルダー

物づくりが好きでお菓子からプラモデルまでこなしてしまう程器用な少女。ようやく念願の和菓子屋に就職する。
しかし転生者拉致事件に巻き込まれ店をクビにされてしまうが大和の斡旋で老舗菓子店に再就職、そしてさらに別の事情が発生し戦いへ身を投じることに。巻き込まれ体質故メンタルは強い。
葛城・雲龍の脱走を手助けしたのは彼女で、髪留めでピッキングを行い手錠を破る器用っぷりを発揮するも自身は失敗(雲龍の手錠で髪留めが折れた)してしまうがその後吹雪に発見、救助される。
なお他の被害者より遅く拉致されていた為天城の『おみまい』は避けられた。

鹿島(ルート・リンカー) シリアス
タイプ:ビルダー

愛宕の従妹で自身も教職を目指している少女。落ち着いた性格だが人懐っこく感情表現は豊か。
模型部に所属しているが部員がおらず廃部の危機に立ち向かう為に戦いへ身を投じるが戦闘能力は一般人に毛が生えた程度。しかし手先が器用で高い製作力を持つっており高い才能を持つ。
愛宕を尊敬しており、その才や包容力に憧れている。なお性格や容姿故に『童貞殺し』と呼ばれているのを当人は知らない。



霞(ルート・アクロス) シリアス
タイプ:ファイター

瑞鳳や浜風と同じかつて在りし日の記憶を持つ転生体の一人。しかし記憶の内容は曖昧。
記憶の中にあったヒントから、艦船や航空機が戦う艦プラバトルを始める。そして自分の持つ記憶の意味を確かめる為に戦いへと身を投じる...
かつて両親や祖父母を失い友達に裏切られ、心を堅く閉ざす。しか本来は気が強く口も悪いが、面倒見が良い為困ってる人を見捨てられない程情が厚い性格。祖母から誕生日に贈られた『KPベース』(バトル用端末)を持ってはいるがバトルは全くの初心者、しかしそれに見合わない実力を誇る。

しおい(ルート・デザイア)ギャグ
タイプ:ファイター

艦プラバトルと無縁どころか存在すら知らなかった中学生。しかしバトルに触れる事で自分から艦プラバトルを始める事を決めた。そして戦いながらその才能を開花させていく。
艦プラバトルの存在すら知らなかったが天才肌で、バトルになればその才能を遺憾なく発揮する。
また協調性が無い(鶴翼準拠)。



春雨(G)「大体こんな所でしょうか…」

金剛「気をつけるデース… ギャグがギャグやってたらシリアスになる可能性も…」

榛名「黙れ」ゲシッ

瑞鳳「でもブレイヴ編って元々…」

潮「それ以上はいけない」

榛名「ギャグがギャグしてない可能性はかなり高いですね…」

春雨(G)「那珂ちゃんさんが『サヨナラノツバサ』流しながら特攻したり…」

榛名「それなんてマクロスFの劇場版ですか」



内容 直下
1.ヒロイン候補
2.その他

春雨(G)「ヒロイン候補、ですね」

潮「取り敢えず箇条書きですがどうぞ」


ルート・アズール
・風雲
・神通
・弥生

ルート・イノセンス
・川内
・村雨
・五月雨

ルート・プレゼンシア
・速吸
・鬼怒
・秋津洲

ルート・リンカ-
・菊月
・矢矧
・萩風

ルート・デザイア
・嵐
・時津風
・朧

ルート・アクロス
・浦風
・朝雲
・山雲


瑞鳳「イノセンスは基本那珂ちゃんチームの使いまわしだね」

潮「あれ、海風さんのところ… どこかで見たような…」

榛名「あ、あれ…? 時空が歪んでる…?」

春雨(G)「それは主人公になってからのお楽しみです、はい」

瑞鳳「あとヒロインは安価で最初に決めるのでこの候補にならない可能性もあるから悪しからず」



内容 直下
1.もう無い
2.その他 (内容も)

潮「ブレイヴ編からの経過時間ですか…」

榛名「アンリミテッド編の終了が8月下旬(エピローグ含めず)、ブレイヴ編開始が3月だったんで7ヶ月程ラグがありましたね」

瑞鳳「大体ブレイヴ編もそんな感じだと思いますよ? アズールにしろイノセンスにしろ、時間経過は約半年程かと」

春雨(G)「でもアズールのヒロイン候補は…」

榛名「触れちゃいけません」

潮「KBF2周年、と言う事ですのでそろそろアンリミテッドからの伏線を…」

瑞鳳「多分回収すると思うよ、多分だけど」

内容 直下
1.もう無い
2.その他 (内容も)

潮「ではもう無い、との事なので…」

瑞鳳「主人公選考へと移りたいと思います」

春雨(G)「では、これを…」

榛名「鍵…?」

金剛「説明するネ! それは『選択の鍵』、榛名の後を継ぐ者の部屋のドアを開ける鍵デース。

その鍵で扉を開ければ因果が繋がり、榛名を継いでくれるネ」

潮「開かなかった者は?」

金剛「勿論、『この世界』… 【主人公だけが入れる世界】から私と一緒に排除されるネ。

結局は異分子、因果を持たない者にはその資格はありまセン」

瑞鳳「でも、もしかすれば新たに継いだ者と因果を結ぶ可能性があります。この世界に足を踏み入れる事は無くとも、共に戦う事は出来る…

なので全ての因果が断たれる訳では無いので安心してくださいね」

春雨(G)「では榛名さん、この6つの扉… どれか一つお選び下さい」

榛名「榛名が選ぶ扉は…」


榛名が選ぶ扉…   ↓12まで多数決

1.海風の扉
2.那珂の扉
3.伊良湖の扉
4.鹿島の扉
5.霞の扉
6.しおいの扉

海風…2
伊良湖…3
霞…1
那珂…6☆


榛名「榛名が選ぶのは… 2の扉です」

瑞鳳「『純潔の扉』、ですね」

潮「『最初の扉』『無限の扉』そして『勇気の扉』… そしてそれに続くのは『純潔の扉』」

春雨(G)「もう後戻りは出来ません。それで構いませんね?」

榛名「はい。 では、開けます」ガチャッ


那珂「え、何? 那珂ちゃんなの?」


榛名「榛名は、貴女を選びました。なので、こちらへどうぞ」

那珂「待って、他の扉は…」

瑞鳳「もう、ありません」

那珂「そうなんだ… わかった。 居なくなった皆の分まで、意志を継ぐ」

潮「では…」


榛名「榛名の持つ勇気、受け継いでください」

那珂「はい。 私の、純潔の意志に誓って」


番外編『勇気を継ぐ者』 終

那珂ちゃんが圧倒的過ぎる… てか、決まるのが想定以上に早かった件



では次の主人公は『那珂』で『ルート・イノセンス』となります

話選択 下4まで
1.『陰謀の地へ』…榛名は特務諜報部の3人と共にヴェーダの行方を探す。そこに待ち受けているものとは…

2.『不死鳥の行方』…大会途中、リタは本来出会う筈の無い人物と遭遇する。リタは迷いを振り切れるのか…

3.『彼女達の過去』…一度は瑞鳳に討たれたが蘇ったコトノとヤマト。その榛名との出会いとは…

第21話『陰謀の地へ』


《粒子研究所 会議室》

潮「ではこれより、作戦会議を始めます。ナチさん、お願いします」

ナチ「こちらが資料です」

浜風「402から話は聞いていましたが、まさかこれ程とは…」

400「転生体の拉致、こちらの所有するMSの奪取… そしてこれだけの戦力、リボンズ・アルマークは『こちら側』にも侵攻するつもりですか…?」

ビサイド「『あちら側の世界』を手に入れたら、この世界にも手を出すつもりだろうよ。イノベイドは文字通り無限に創れるからな」

榛名「だからそうなる前に先手を打って、彼の計画を止める必要がある…」

青葉「それで今集まっている訳ですが…」

ビサイド「どうした、俺を見て?」

初風「ビサイド・ペイン、何でアンタが居るのよ」

ビサイド「俺はあくまでも協力者だ。悪いか?」

青葉「脳量子波による情報漏洩の可能性は?」

ナチ「その点は問題ありません。 この部屋にはヒュウガより提供され突貫で取り付けたサイコミュの応用、『サイコ・ジャマー』を取り付けています。

またこの部屋は基本的に私達グループ幹部が使用している場所なので情報漏洩を防ぐ為にジャミングは完璧です」

榛名「脳量子波と感応波はほぼ同種、ならば応用は出来ると言う事ですか」

ナチ「そう言う事です」

浜風「話を戻しましょう。 まずリボンズ・アルマークの行動を阻止する為に必要な事は…」

潮「ヴェーダをどうにかしない限り、どうにもならないと思います」

400「しかしビサイドもその詳細な所在を知らない… 手がかりすら無い状態でどうしろと?」

ビサイド「知ってるのはリボンズ、もしくはその側近くらいだな…」

初風「とっ捕まえて拷問でもするか…」

榛名「それが最も有効な手段かと…」

青葉「ま、また随分と強引な発想ですね…」

浜風「恐らく口を割らないと思いますがね」

400「なら、どうする?」

榛名「そう言えばナチさん、大会の件は…」

ナチ「リボンズ・アルマーク達を失格にする事は出来ませんでした。ハッキングの証拠も直ぐに消されてしまい、やったとは立証出来なかったので…」

400「ですがもうハッキングと言う手段は使え無い、そうですね?」

ナチ「はい。大会中に使用するバトルシステムをネットワークから一時的に切り離し、外部からは有線でしか干渉出来無いようにしておきましたので」

初風「相手の攻撃は封じたにしろ、こちらが打って出ない事には意味が無いわ」

浜風「その為にヴェーダを確保もしくは破壊する必要がある…」

青葉「せめて青葉達の軍籍が生きていれば大本営に正々堂々入って調べ上げる事が…」

浜風「そうか…! 潜入です!」

ビサイド「はぁ? これだから人間は…」

浜風「青葉さん、確か貴女方は任務でこちら側に来ているんですよね?」

青葉「ええ。そうです」

浜風「任務の内容は?」

青葉「『終末の獣』… 『金剛の捕獲もしくは抹殺』です」

浜風「思いつきました。 ですがこの任務、榛名さんの協力が不可欠です」

榛名「榛名、ですか?」

浜風「榛名さん、貴女は一応金剛と同じ『プロジェクト・フェンリル』のデザインチャイルドでしたね」

榛名「ええ、不本意ながら」

浜風「400、金剛と榛名さんはどれくらい似てますか?」

400「60%、身長と瞳の色を除けば誤魔化せ無い事はありません。しかし至近距離で見られれば多分バレます」

浜風「金剛に擬装、は無理か…」

榛名「…」カチッ

ナチ「抹殺、ならば死体でも良いのでは?」

浜風「そうか! 死体なら目を開けなくて良い… それに死体袋なら身長も関係ない…」

青葉「金剛の死体に擬装した榛名さんを大本営の中に運び込んで、青葉達は任務達成で軍籍が復活する…!」

榛名「…」ブチッ

400「そして榛名さんも死体袋から脱出して潜入、と言う訳ですね」

初風「確かに、悪い案じゃなさそうね」

榛名「…」無言のトマホーク

潮「あの、榛名さん…?」

榛名「潮さん、ちょっと一歩引いてください」

潮「あ、はい」

榛名「トマホォォォォォクッ!ブゥゥゥゥゥメランッ!」ブォン

400「クラインフィールド!」キィン

ガスッ

ナチ「あ、壁にトマホークが…」

榛名「まだまだ!ダブルトマホォォ…」

潮「ちょ、落ち着いてください!」

榛名「あんな奴に擬装されるくらいなら榛名本気で死んだ方がマシですよ!」

浜風(あ、そんなに嫌なんですね…)

榛名「ただでさえ同じデザインチャイルドだって言うのすら嫌悪感しか感じないのに、あの腐れ似非外人になれ?冗談じゃありません、舌噛み切って自殺しますよ!?」

ナチ(ああ、地雷踏み抜きましたね…)

浜風「わかりました! すみません、代案出します!」


浜風の代案 直下

浜風「あ、安直ですが現地の協力者として行動を共にしてそのままスカウトされたと…」

榛名「ならば構いません」

浜風(あ、良いんだ…)

ビサイド「なら証拠品はどうする? 殺した、なんて報告だけじゃ納得するか?」

400「そこは問題ありません。死体ならナノマテリアルで再現可能です」

ナチ「DNAまでは再現出来ませんがそこは問題無いでしょう。見せ終わったらそのまま形を崩壊させれば良いので」

榛名「そうなるとメンタルモデルを誰か… ヤマトは機能制限中なので他の誰かを…」

400「仕方ありません、私も同行します。浜風、良い?」

浜風「構いません。丁度400には小型の次元転移装置を組み込んでいますので」

榛名「でも榛名が潜入するなら誰が艦プラを…」

潮「なら、私がやります。元々『RGシステム』のオリジナルは私が携わっていますし、瑞鳳さんの『type-Z』と『アブゾーブ・コーティング』の技術なら再現可能です」

榛名「ではお願いします」

浜風「潜入期間は長くて2日、それ以上は危険です。またイノベイド側が向こうにMSを保有している可能性があるので、各自機体を持っていくように」

青葉「では衣笠と古鷹にも作戦の説明をしないと…」

榛名「二人を巻き込むのは乗り気ではありませんが、致し方ありません…」

浜風「私も作戦指揮官として同行します。まずこの場は一旦解散、若洲海浜公園に1900に集合しましょう」


《選手宿舎 ラウンジ》

古鷹「わかった。それが彼等の計画を止める切欠になるなら…!」

衣笠「OKOK! 衣笠さんにお任せ!」

榛名「良いんですか、二人共… 二人は記憶を消されて…」

古鷹「だからこそ、です」

衣笠「一度とっちめて、叩きのめして辞表も叩き付けに行くついでなんだから」

青葉「これで特務諜報部解散、最後のお仕事です」

古鷹「その名前も今回限り…」

衣笠「でも終わっちゃったらトリオ・ザ・タイツになっちゃうんだよね…」

榛名「それとも龍鳳さんも入れて『ヘンダーソン4人衆』とか…」

青葉「その今川ネーミングはちょっと…」

古鷹「タイツで良いです…」

衣笠「うん。あと龍鳳巻き込んじゃ駄目」

榛名「」ガーン


《イ400艦内》

ヒュウガ『で、私は『フェネクス』『アルトロン』『ヘビーアームズ』『ウイングゼロ』の整備をやっておけば良いのね』

浜風「お願いします」

ヒュウガ『あとそこの殻潰しさん』

榛名「ご、穀潰し!?」

ヒュウガ『今ザクもバンシィも使えないわ』

榛名「わかっています。なので間宮さんから『ガッデス』を…」

ヒュウガ『一応アンタの為に機体を用意してるけど、どうする?』

榛名「どのような機体ですか?」


ヒュウガの用意した機体 直下
1.ネブラブリッツ
2.アドヴァンスドジンクス
3.量産型キュベレイ
4.その他(U.C.0096、C.E.73、西暦2312年までの少数量産機)

ヒュウガ『型式番号『ZGMF-X56/θ』、機体名『デスティニーインパルス』よ』

400「一体何時の間にそんなものを…」

ヒュウガ『アンタ達がハシラジマ近海にマスコミ共が押し寄せて近づけなくなってた時、『あっちの瑞鳳』から『擬似太陽炉譲ってくれ』って頼まれてね。

余剰機とトレード、って話だったから鹵獲したGN-Xやらアヘッドの擬似太陽炉を譲ったら貰った。手に余るシロモノだったらしいし』

榛名「手に余る…?」

ヒュウガ『試しに稼動させてみたら10分足らずでエネルギー切れ起こしたのよ。しかも3機も押し付けられたし…』

浜風「欠陥機じゃないですか…」

ヒュウガ『一応他に譲って貰った核エンジンを内蔵して稼働時間を増やせたけどね。それでも最大稼動で30分が限界、セーブしながらならなんとか戦えるけど』

榛名「それでも30分、NT-Dに比べればまだ…」

ヒュウガ『それでもヴォワチュール・リュミエール使用時の高速移動にも耐えられるように改修はしたし、コックピット周りもアンタに合わせて換装してあるから戦える筈よ』

榛名「ありがとうございます」

ヒュウガ『あとアンタは1号機、400は3号機を使いなさい』

400「私も?」

ヒュウガ『もしかしたら必要になるかもしれないもの。操縦訓練は一通りやってるでしょ?』

400「シュミレーターで20時間、『バイアラン・カスタム1号機』の実機で30時間程」

ヒュウガ『なら問題無いわ。二人は後で着座調整やるから準備しておいて』

榛名「了解しました」

400「通信終了。 浜風、どうする?」

浜風「進路を維持、このままハシラジマに向かいましょう」

400「了解。あ、食料大丈夫?」

浜風「後でハシラジマで補給しておきましょう」

400「わかった。このまま発進、進路をハシラジマ泊地へ」


《ハシラジマ泊地 格納庫》


ヒュウガ「着座調整終了、お疲れ様」

榛名「機動性は悪く無いし火力もバンシィ以上です。ただ、本当に燃費が…」

ヒュウガ「エネルギー分配には気を付けて。ビーム砲とVLを乱発すれば落ちるわよ」

榛名「気をつけます。尤も、使用しないのが一番ですけど」

ヒュウガ「ダミーの死体も用意したし、後はアンタが潜入に成功すれば良いだけじゃない」

榛名「それもそうですけどね…」


イベント(ハシラジマ) 直下

榛名(作戦決行まであと2時間、準備しておかないと…)

愛宕「あら、榛名さん?」

榛名「愛宕さん、それにユキカゼさん」

愛宕「パイロットスーツなんて着て、どうしたんですか?」

ユキカゼ「それに今貴女は大会中では?」

榛名「実は…」


愛宕「それで、転移するのにハシラジマに…」

ユキカゼ「イノベイドについての報告は浜風から一通り受けています。しかし作戦まで…」

榛名「それでイノベイドと交戦する際に敵にMSがあっては厳しいので『デスティニーインパルス』を受領しに…」

愛宕「やっぱり榛名さんを乗せる気だったのね、アレ」

ユキカゼ「コックピットをU.C規格のモノに換装していると思ったら、そう言う理由でしたか」

榛名「それに作戦に参加予定の浜風さん達の機体もありますし、どの道ハシラジマに寄らなければならないので…」

ユキカゼ「実は浜風から私達も合流して欲しい、と通達がありまして… 多分その事も理由の一つかと」

榛名「そうなのですか?」

愛宕「私達は夏休みの期間はハシラジマ待機だったのでここに居ましたし、作戦参加は可能ですので」

ユキカゼ「機体の慣熟も終わりましたし、戦闘はお任せください」

榛名「確か『ヤクト・ドーガ』と『ギャン・クリーガー』では…」

愛宕「ヤクトは無事だったんですけどギャンの損傷が思いの他激しくユキカゼちゃんは機体を乗り換える事になったんです。そのついでに私も…」

ユキカゼ「私はお姉ちゃんから『ヤクト・ドーガ』を譲り受け、そしてお姉ちゃんは『リバウ』に正式に戻る事になりました」

愛宕「なので今回は私も空戦、榛名さんや浜風ちゃんと同じ防空担当になります」

榛名「では、よろしくお願いします」


自軍戦力
・デスティニーインパルス1号機(榛名)
・フェネクス(青葉)
・ガンダムヘビーアームズ改(古鷹)
・アルトロンガンダム(衣笠)
・ウイングガンダムゼロ(浜風)
・リバウ(愛宕)
・ヤクト・ドーガ&船体(ユキカゼ)
・デスティニーインパルス3号機&船体(イ400)


浜風「では作戦について最終確認をします。 まず榛名さんと青葉さん、古鷹さんと衣笠さんを偽装死体と共に先に転移させて大本営へ潜入させます。

そこでヴェーダを探し、大本営に無い場合はその手がかりとなりそうなものを探してください」

榛名「わかりました」

青葉「研究施設とかの情報も調べておきます」

浜風「私達は大本営の付近の海域の20キロ先に潜行し4人からの連絡を待ちます。 成功、失敗に関わらず何かあった場合は小型の無線機を配布しておくので連絡を。

では以降、この作戦を『オペレーション・レイド』と呼称します。作戦発動は現時点を以って、では4人共武運を」

榛名

《青葉達の世界 大本営》

榛名「ここが…」

古鷹「そうです。ここが大本営、本来なら横須賀なのですが横須賀は殆ど壊滅…

首都機能ごと宮城県へと移動させて大本営を設置したんです。多分この辺りは青葉区、太白区までは少々距離があります」

青葉「だからもう日本の首都は仙台となっています。こちら側の世界では」

榛名「成る程…」

古鷹「だから私達が仙台に現れたのは、使用した次元転移装置がこの大本営内部にあったからなんです。榛名さんに拾われたのは僥倖でした」

衣笠「さて大本営に入る前に、榛名は変装しておいて」

榛名「え?」

青葉「ビサイド・ペインの話では貴女が完成型デザインチャイルドとして既にイノベイド間で情報のやり取りが行われている、だから既に貴女の顔は割れているんです。

なので貴女には変装をして貰って潜入して頂く事になります」

榛名「ならば仕方ありません。 変装の道具は?」

古鷹「これです」

榛名「えっと…」


変装道具 直下
1.流竜馬(真ゲ版)風の衣装
2.普通の衣装(カラコン+シークレットブーツ+ヅラ)
3.(o∀n)
4.その他(内容も)

 ボク、onダヨ!

   γHTBヽ
   ,'―――'、
  / o  n キ

  ヽつ ▽ とノ    
    | | | |   
   (_X_)


青葉「よし、これで準備完了です」

古鷹「じゃあ行こうか」

衣笠「時間かけられないしね」

(o∀n)<ってちょっとストップ!なんでナチュラルに榛名がonなんですか!?

青葉「いやだって榛名さん誤魔化すとしたらコレしか無いですし、生身よりonの方が強そうですし」

古鷹「せっかくHTBからレンタルしてきたんですから」

(o∀n)<いや、これ壊したらどうするんですか!?

衣笠「あ、これちゃんと『対次元生物用特殊部隊班』の予算から出るんだって弁償代」

(o∀n)<あ、そこはしっかりしてる…

青葉「ウダウダ言ってる暇はありません。行きましょう」

古鷹「あっちに私達特務諜報部が使える専用の隠し通路があります。 それなら誰にも見られず中に入れますよ」

衣笠「あ、狭いからバッテリーは切っておいてね」

)o∀n(<何か腑に落ちませんが了解です… シュー


《隠し通路》

古鷹「ここも随分久しぶりだね…」

青葉「ま、ここも二度と使う予定はありませんし」

衣笠「今回辞表出しちゃえばもう外部の人間だもんね」

)o∀n(<なんかonの湿気と合わさって凄く蒸れますね…

古鷹「ここの難点は一つ、湿気がたまり易いことなんですよ…」

青葉「通気口はちゃんとあるんですがね…」


イベント 直下

青葉「あぁ、もう! 何でこんなに蜘蛛の巣ばっかなんですか!?」

古鷹「多分私達が転移した後に誰も掃除してないんだと思う…」

衣笠「一応マメに掃除してたのに…!」

)o∀n(<業者雇った方良いんじゃないですか

青葉「ウチ殆ど予算無いんですよねぇ… 最低額だし経費下りてこないし… こんな通路に清掃員なんて雇ったらいくら取られるか…」

古鷹「お給料もそれ程高く無いですし、やっぱ色んな意味で真っ黒な職場だったんですよ」

衣笠「福利厚生なんて言葉もありゃしないし… やっぱ榛名に雇われてた方が良いよ」

青葉「完全週休2日、衣食住完備に充実の福利厚生… いやぁ、ホワイトクリーンだけに真っ白な職場ですよ今のヘンダーソンは」

)o∀n(<不満とかありませんか?

古鷹「いえ、これ以上を望むのは贅沢です」

衣笠「強いて言えば天城を調理中は拘束していて欲しいなって…」

)o∀n(<出来たら苦労しません

全員「ですよねー」



古鷹「もうやだぁ… これなら3日間ジャングルでライフル構えながら待機してた方がまだ楽だったよ…」

衣笠「衣笠さんもブローカーのアジトに一人フル武装で突っ込んだ時の方がマシだと思う」

青葉「青葉は爆破した船から脱出して丸1日くらい彷徨った時の方が良いかと…」

)o∀n(<いや、比較対象間違えてる気がするんですが

青葉「でもこの状況より嫌な仕事なんて少ないですよ」

)o∀n(<そうですねぇ、これより酷いとなると山の中で10日くらい猪を狩り続けたり下水道掃除だったり…

衣笠「うっへぇ、どっちも嫌だ…」

)o∀n(<バイトの手段は選びませんがこの二つだけは二度とやらないと誓いました

古鷹「そうですよね… あった、出口です!」

青葉「シャワー借りたいですけど借りれますかねぇ…」

衣笠「報告終わったら借りれるんじゃない?」

)o∀n(<取り敢えず出ましょう

《大本営 特務諜報部室》


)o∀n(<ここが…

古鷹「特務諜報部の隠し部屋、なんですが…」

衣笠「どう言う事? 部長も誰も居ない…」

青葉「それに埃まで… 誰にも使われて無いのでしょうか…?」

)o∀n(<時間経過を想定すると約3ヶ月程、恐らく青葉さん達が榛名達の所に転移した1・2ヶ月くらいで…

コツコツ

古鷹「待って…! 誰か来る…」

衣笠「ここって隠し通路と隠しドアでしか入れ無い筈だよ!?」

青葉「恐らく隠しドアでしょう… ともかく隠れて…」

)o∀n(<来ます…!


誰だった 直下
1.リジェネ・レジェッタ
2.テリシラ・ヘルフィ
3.ハナヨ

「特務諜報部の皆さん、それにPF-03。出てきてください」

)o∀n(<(こちらの潜入を…!)

青葉(小柄な女の子のようですが… ネコミミって…)

「ビサイドからの情報は既に届いています。 私は一応ビサイド側の協力者、と言う立場のイノベイドです」

古鷹(味方、なのかな?)

衣笠(榛名、何か感じる?)

)o∀n(<(悪意や敵意は感じません…)

青葉「本当に、そちらが味方と言う証拠は?」

「可能な限りのデータを持ち出せました。ヴェーダに関する情報も含め」

)o∀n(<…わかりました。周囲に人やイノベイドは?

「私以外に居ません」

古鷹「…嘘じゃなさそうです」

衣笠「みたいだね…」


(o∀n)<ふぅ、やっと膨らませられる…

青葉「それで、情報と言うのは?」

「端末を持ち出せなかったのでここのものを使わせて貰います」カタカタ

衣笠「そう言えば特務諜報部は…」

「2ヶ月前、上層部の決定で既に解散しています」

古鷹「そんな…」

「ヴェーダとイノベイドがあれば上層部の意に沿わない者の監視・殺害は容易いので」

(o∀n)<それで、貴女は…

ハナヨ「私は個体識別信号874、『ハナヨ』と呼ばれています。 これが持ち出せたデータです」

(o∀n)<ヴェーダの所在地情報は…

ハナヨ「不明です。しかし宮城県内のどこか、とデータには」

衣笠「これだけじゃ情報が…」

古鷹「…県内にある軍の関係施設を全て出してください」

ハナヨ「こちらです。 計20箇所程」

青葉「兵器工場や技術施設ばかり…」

(o∀n)<…怪しい場所があります

衣笠「え…?」

(o∀n)<遺伝子研究に関する情報や兵器開発に関する施設に絞り込んでください

ハナヨ「了解。該当件数3、『兵器開発局』『技術向上局』『食料生産局』です」

古鷹「食料生産局が何で…」

青葉「遺伝子組み換えの食料… 成長を促進させたり、生産効率を上昇させたり…」

(o∀n)<可能性としては捨てきれない…


イベント 直下

(o∀n)<感じる… 伏せてください!

4人「!」


ズガガガガガガガ!


古鷹「こんな中で発砲…!?」

衣笠「部屋の内装全部防弾で出来てて良かったよ…」

青葉「一体誰が…」

ハナヨ「量産型のイノベイドのようです。数は8、全員制圧用の武装をしています」

(o∀n)<まさかこちらの情報を…!

ハナヨ「動きはバレてない筈なのですが…」


イノ1「投降しろ。命までは取らない」

イノ2「貴様達に拒否権は無い」


(o∀n)<嘘、ですね

青葉「大人しく捕まる訳にはいかない… 衣笠、古鷹!」

衣笠「OK! じゃ、ドンパチ始めるよ!」

古鷹「ハシラジマの武器庫から借りれたのは拳銃だけ… でも、この人数なら…!」

(o∀n)<いえ、弾が勿体無いです

三人「え?」

(o∀n)<ここでちょっとした奥義を見せましょう


(o∀n)<ダブルッ!トマホォォォクブゥゥゥゥメランッ!

ガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッ

イノ3「何っ!?」

イノ4「武器だけを弾いて…」

(o∀n)<まだ! 必殺! クインテイプルッ!トマホォォォクッブゥゥゥゥメランッ!

イノ5「がはッ…」

イノ6「ぐっ…」

ドサドサドサドサドサドサドサドサ


衣笠「一体何やったの…?」

古鷹「2本のトマホークを投げた後、手に戻った瞬間別のトマホークを取り出して5本一斉に投げ付けた…」

青葉「いや、これもうトマホークの軌道が滅茶苦茶過ぎる… しかも1本だけ2メートル級のが混じってますし…」

(o∀n)<本当なら6本全部投げたかったのですが…

ハナヨ「雑談している余裕は無いようです。新たに増援が接近、数12」

青葉「どうやらこちらを本気で潰しにかかっているようです…」

(o∀n)<今のうちに逃げます

《大本営近郊 市街地》


浜風『それで、既に特務諜報部は存在していなかったと…』

榛名「ええ、そして周辺施設の中にヴェーダがあるのは確実のようです」←脱いだ

浜風『それが先ほど送られてきたイノベイド・ハナヨからのデータ、ですか』

榛名「どうします?」

浜風『その貴女の考えている3箇所に潜入、出来ますか? 私の予測結果とゼロシステムの予測結果、そしてニュータイプである貴女の直感がその3つのいずれかである可能性が高めていますので』

榛名「セキュリティさえどうにか出来れば…」

浜風『わかりました。こちらでも可能な限りバックアップしますので、潜入をお願いします』

榛名「了解です」

青葉「やはり、潜入ですか?」

榛名「ええ、先ほどの3つ施設の中にあると浜風さんとゼロシステムも同じ解答が出したようで」

ハナヨ「ゼロシステム?」

古鷹「未来予測演算システム、って言えば良いのかな?」

ハナヨ「そのようなものが…」

衣笠「と言っても、今の所使える人間三人しか居ないし正確な訳じゃないから役立たずかもね」

榛名「ともかく、結論は出ました。 施設へと潜入します」



潜入先 直下
1.兵器開発局
2.食糧生産局
3.技術向上局

《兵器開発局》


榛名「仙台の外れ、泉区…」

ハナヨ「ここが兵器開発局です」

衣笠「大変だったよ、ここに来るの…」

青葉「一度大本営に戻って車盗んで来ましたからね…」

古鷹「バレなきゃ良いけど…」

榛名「『イノベイド』を【兵器】と穿った見かたをすればここが正しいのでしょうけど…」

青葉「ヴェーダもある意味では情報兵器になりますからね」

ハナヨ「潜入経路は整えておきました」

衣笠「お、気が利く」

ハナヨ「しかし私は同系統のイノベイドが多数居ますが、そこの三人は先ほどイノベイドに顔を見られました」

古鷹「私達も変装しなきゃ駄目だね」

衣笠「と言う事で用意しておいて正解だったね、如月から借りたメイクアイテム」

榛名「…それ榛名の時も出してくださいよ」

青葉「う~ん、それはねぇ…」

古鷹「そもそも化粧嫌いじゃないですか」

榛名「それ言われると言い返せません…」

衣笠「はい、榛名の次の衣装」


変装道具 直下
1.真上遼のコート
2.タコ星人(水曜どうでしょう)
3.(n∀o)
4.その他(内容も)

榛名(タコ星人)「…」

青葉「ブッ…」

古鷹「こ、これは…」

衣笠「あははは!」

榛名「」ブチッ

衣笠「あ、すみませんでした。ですので何卒トマホークを御仕舞いください」ドゲザ

榛名「次変な衣装は全部衣笠さん行きで」

青葉・古鷹「アッハイ」

衣笠「ちょ…」

榛名「何か?」

衣笠「喜んで着させて頂きます」

ハナヨ「…」

榛名「どうかしましたか?」

ハナヨ「それで本気で潜入する気ですか?」

榛名「不本意ながら」

ハナヨ「…頭がおかしいのでは?」

榛名「」ガーン


《セキュリティルーム》

青葉「裏からこう易々と侵入できるとは…」

ハナヨ「ロックは既に解除しておきましたので」

衣笠「さて、どんな感じ?」

ハナヨ「今からデータをスキャン、建物の中にあるヴェーダを捜索します」

古鷹「あれば良いけど…」


ヴェーダはあった? 直下

コンマ判定 70以上で発見

ハナヨ「見つけた…!」

榛名「ッ…!」

ハナヨ「ヴェーダのターミナルユニットを発見。この施設の地下5階です」

古鷹「施設の構造データ見せて!」

ハナヨ「モニターに表示します」

衣笠「直通するのはエレベーター1基、階段も無いなんて…」

ハナヨ「直通の階段はありませんが、一応徒歩の経路はあるようです」

青葉「直通エレベーターは罠が張ってある可能性もあります。なので階段で行きましょう」

榛名「わかりました」


浜風『ヴェーダを発見した!?』

榛名「はい。兵器開発局の地下5階、そこにターミナルユニットが…」

浜風『可能な限り奪取、不可能なら破壊をお願いします』

榛名「了解。浜風さん、そちらはMSによる陽動を仕掛けて欲しいのですが…」

浜風『わかりました、こちらは400と愛宕さんと一緒に陽動を行います。また『デスティニーインパルス』をいつでも射出できるようにスタンバイしておきました』

榛名「ありがとうございます。では陽動開始と同時に、動き始めます」



ウー…!

「避難警報!?」

「深海棲艦の巨大兵器が攻めて来たらしいぞ!」

「最近現れて無かったのに…」


榛名「陽動を確認しました… これよりヴェーダの確保、もしくは破壊に移行します」

青葉・衣笠・古鷹「了解!」

ハナヨ「あの、私は…」

榛名「ハナヨさんもこちらに付いて着てください。貴女は既にリボンズからは裏切り者、なので狙われるかもしれないので」

ハナヨ「了解しました」



イベント 直下

申し訳ありませんが新キャラを登場させるとイノセンス編でキャラが足りなくなる可能性が…



再安価 直下

《ちょっと前 ハシラジマ》


ヒュウガ「よし、あとは建造に入れば…」

キィン… ゴゴゴゴゴゴ

ヒュウガ「起動音!? ユニコーンが勝手に…! まさかフェネクスと同じで…」

『…』

ヒュウガ「フルアーマーから武装を解除させておくべきだった…!」

『次元転移装置を起動させてください!』

ヒュウガ「ちょ、アンタ何時の間に!?」

『早くしてください!さもないとこの建造段階の機体を破壊します!』

ヒュウガ「わ、わかったから!今起動させる!」


《数分後》


浜風「これより陽動を開始します。地上に対しての攻撃は誰も居ない場所に、また航空機からの攻撃はコックピットを避けてください」

愛宕・400「了解」

400「…! 浜風、次元転移反応1。 MSが高速でこちらに飛来してる!」

浜風「この速度は… 各機、迎撃態勢! もしかすれば敵…」

愛宕「識別確認、『RX-0』…!? でも『フェネクス』はこっちだし『バンシィ』は改装中… それにまだアレは建造途中で…」


ピューン


400「ユニコーン、こちらを完全に無視」

愛宕「NT-D、起動してたわよね?」

400「発光現象は緑、その現象を引き起こせるのは二人。だけど一人は潜入工作中」

浜風「もう一人の覚醒したNT… いつの間にハシラジマに…」

400「多分、密航された。 さっきコトノ様から『メシマズな妹が一人どっかいった』って連絡があったから」

浜風「思いっきり拗らせてる… ウチの妹がああじゃなくて良かった…」

愛宕「私も、陽炎ちゃんみたいなタイプは欲しいけどああ言うのは…」

400「ウチのもどっちもツンデレで良かった…」

浜風「超反抗期の妹が居る身として、榛名さんのように仲が良いのは非常に羨ましいのですが…」←妹1

愛宕「いくら義理とは言え、小さい頃から一緒に育った姉に恋愛感情って沸くのかしら…」←姉1妹2

400「一応二人は血繋がってるからそう言う感情は沸かないんだと思う。402も私に邪な感情は無さそうだし」←妹2

浜風「あ、少し納得しました」

愛宕「妹だけど血が繋がって無い、って事でどっか振り切っちゃってるのね」

400「ただ、姉と同じになりたいってだけでユニコーンに乗ってニュータイプに覚醒したのは凄いよね」

浜風「時々思うんですが、あの人生まれも特に榛名さんみたいに特別じゃなくて一般家庭の生まれですよね?」

愛宕「多分その筈だけど…」

浜風「なのに成績優秀・美人・運動神経抜群・ニュータイプ… メシマズである事を除けばこれ、超人ですよね?」

400「メシマズに関しても人智を超えてる訳だし… しかも能力に関しては有名な『アムロ・レイ』を圧倒してるから…」

愛宕「天才、もしくは天災ってところかしら…」

榛名「何か来る… これは、サイコミュ機…!」

青葉「リバウですか?」

榛名「違います… リバウよりもっと早い…」

ハナヨ「彼女は何を…」

古鷹「榛名さんは進化した人類『ニュータイプ』、その体現者なの」

衣笠「勘の鋭い人間、って言った方が良いかもね」

榛名「伏せて!」

4人「!」

ズガァァァァン!

榛名「ユニコーン!? まさか…」

「御無事ですか姉さん!」

古鷹「天城さん!?」

天城「来ちゃいました!」

青葉「いや、それじゃ済まない気が…」

榛名「ちょ、大会はどうしたんですか!?」

天城「任せました。私の出場出来るような種目ありませんでしたし」

衣笠「空母って使用方法限定されるからね…」

ハナヨ「彼女は…」

古鷹「榛名さんの義妹で、あの機体『ユニコーンガンダム』のパイロット…」

衣笠「そして地獄すらも怯えるメシマズ、天城だよ」

ハナヨ「メシマズ?」

青葉「超料理下手って事です」

榛名「まさかユニコーンで突っ込むなんて…」

ハナヨ「しかし、ターミナルユニットを持ち出す可能性を考慮すればあの機体は使えます」

天城「両腕のアームド・アーマー干渉しないでしょうか…」

榛名「はぁ… 天城、ここからユニコーンをどの精度で操れますか?」

天城「ある程度、細かい動作は無理ですが大まかな動きは」

榛名「ならユニコーンで付近を陽動してください。決して人的被害は…」

天城「わかっています。それくらいならサイコミュを介してちゃんと感じれるので」

榛名「なら良いのですが…」

青葉「同じRX-0のパイロットですけど青葉、あの二人とは天と地くらい差があると思います…」

古鷹「そもそもNTじゃ無い分ハンデ大きいからね…」

衣笠「あの二人は規格外だから大丈夫だよ」



イベント 直下

浜風「よし、陽動も…」

愛宕「待って! 見て、あっちの方角!」

400「あそこは我々の世界で『自衛隊・松島航空基地』。恐らく迎撃の為の機体と推測。しかしあれは…」

浜風「擬似太陽炉の粒子光!? まさか…」

400「深海棲艦基地に残されていた機体を鹵獲して運用しているの…?パイロットは…」

愛宕「人間なの…?」

浜風「いくら人間とは言え、このままだと榛名さん達の所に行かせる訳には… 迎撃します! ユキカゼ!」

ユキカゼ『こちらユキカゼ』

浜風「デスティニーインパルスをコンテナから射出、遠隔操作で指定座標までお願いします」


榛名「MSが接近してる!?」

浜風『はい! 人類側が鹵獲した機体、そして擬似太陽炉搭載機です!』

榛名「どう来ます?」

浜風『我々の側に6、そちらに4機向かっています。 既にインパルスは射出済み、間もなくそちらに…』


ズガァァァァン!


榛名「今届きました」

浜風『了解しました。 榛名さんは天城さんと一緒に迎撃態勢を!』

榛名「了解!」

天城「姉さん?」

榛名「敵MSが接近、数4。全機擬似太陽炉搭載機です」

ハナヨ「もしや深海棲艦の基地に残されていた機体を… しかしそんな情報はヴェーダに…」

青葉「ど、どうするんですか!?」

榛名「天城、迎撃します! ユニコーンを戻し、乗ってください!」

天城「了解!」

榛名「4人はヴェーダの元に行き奪取・破壊工作を!」

青葉・古鷹・衣笠・ハナヨ「了解!」

天城のユニコーンと榛名のインパルスは向かってくるMSを迎撃すべく、上空へと移動する。

そして二人には赤い光を蒔くMSが4機映った。


榛名「来た…!」

天城「機体識別開始、敵機は『GNZ-005』1『GNX-609T』3!」

榛名「また面倒な機体を…」

天城「来ます!」


天城が声を上げた瞬間、先頭のガラッゾが突出しカッターを展開しインパルスへとその刃を振り下ろす。

榛名は咄嗟に背中に装備してあるエクスカリバーのビームを発振させて一撃を防いだ!


榛名「流石に、重い…!」

「その機体、『ガンダム』って言うんでしょ?」

榛名「何っ!?」


突然の音声通信に気を取られた榛名だったがガラッゾを振り払って右腕に装備したライフルの銃口をガラッゾへと向ける。


「世界を救った『黒いガンダム』… その同型機に別の『ガンダム』まで! これは狩り甲斐があるわね!」

天城「コイツ… まさか、戦いを楽しんでる…?」

「そりゃそうよ!下等生物をこの手で殺せるんだからさぁ! その為にはもっと強い機体が欲しい訳… だから頂くよ、『ガンダム』!」

榛名「人を見下すその歪んだ心、見過ごす訳にはいかない…!」

ヒリング「冥土の土産に教えといてあげる… 今からアンタ達を殺すのはこのヒリング・ケアだって事をね!」

榛名「ヒリング・ケア…!?」


榛名はその名前に覚えがあった。それは第二ピリオドの前、イノベイドについて知った直後の事。



満潮『そいつは『ヒリング・ケア』、リボンズと同じ姿をしたイノベイドで常に他人を見下してる…』



満潮のかつての仲間を死に追いやり今なお満潮を苦しめる元凶の名前、それを聞いた瞬間榛名は強い殺気を放つ。



榛名「お前が、ヒリング・ケア…!」

ヒリング「あれ、ご存知だった? そりゃそうよね、あのクソみたいな艦娘がまだ生きてアンタと一緒に居るからね!

せっかく生贄になる機会を与えてあげたのに死に損なってさ!」

天城「生贄…?」

榛名「お前が、満潮さんを…!」

天城「姉さん、落ち着いてください!怒りに飲まれれば戦闘で冷静な判断が出来なくなります!」

榛名「そんな事言われても…」

天城「大体の事情はわかりました。『アレ』が満潮さんを傷付け、心に傷を負う原因となった存在ですね」

ヒリング「ちょっと、モノ扱い?」

天城「黙れ似非人。 その歪んだ心、生かしておく必要は無いようですね」

ヒリング「人間風情が、イノベイターに勝てると思ってるの?」


後方からGN-XⅢが榛名と天城に向けランスに内蔵されたビーム砲を向ける。

そして天城と榛名もまた機体に装備された銃口を4機へと向けた。

榛名「天城、ごめんなさい。人殺しをさせてしまうかもしれません」

天城「アレは人間ではありません。人の形をした異形、敵です」

榛名「アイツだけは、絶対に…! インパルス、最大稼動モードへ移行!」

天城「NT-D… 熾れ、ユニコーン!」


インパルスに装備されたシルエットの翼から光が溢れ出し、続いてユニコーンのフレームが露出を始め緑の光を放つガンダムへと変身する!


榛名「MSと言う力を得て舞い上がってるつもりでしょうが… そんなものは無意味だとすぐに教えてやる、ヒリング・ケア!」

天城「お前達が『イノベイター』だと言うのなら私達『ニュータイプ』の力、その身で味わってみなさい!」


二人のニュータイプ、その全力をヒリング・ケアにぶつける為に剣を取る。

そしてヒリングはまだ知らない、自分が地獄行きの道を辿っている事に。そして既にが沈み始めている事に…




視点選択 直下
1.榛名
2.浜風
3.青葉

side-榛名-

先手を打ったのは榛名達だ。 天城が下方に瞬時に移動し、榛名は上から敵に襲い掛かる。勿論GN-XⅢとガラッゾが迎撃を行おうとするがインパルスは分身し、ユニコーンも高速で動く為捉える事が出来ない。

そして1機目のGN-XⅢの頭部をライフルで撃ち抜き、下方から天城がアームド・アーマーVNで背中のコーン型スラスターを破壊した。

榛名「まず1!」

推力を失って墜落しつつあるGN-XⅢを蹴り飛ばして山の方角へと吹き飛ばす。このまま墜落すれば市街地に被害が出るからだ。パイロットが誰であれ何であれ一人を除いては殺すつもりは無い。

そして榛名は2機目のGN-XⅢへ向け左腕でテレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔を展開し、コックピットの上部分にあるGNドライヴ[T]へと照準を合わせそのまま放つ!

榛名「2機!」

天城「そして3機!」

そのビームがコックピットの位置をギリギリで逸れてGNドライヴ[T]を貫通し機能を停止しそのまま落下する。その姿に呆然となっていた3機目もまた、ユニコーンが展開したビーム・トンファーによって瞬時に四肢を切断されて墜落した!

もうヒリングを守る盾は無い。そして彼(中性な為)はコックピットで舌を打ち苛立ちを隠せないでおり、敵意を榛名達に向ける。

ヒリング「唯の人間がぁぁぁぁぁぁ!」

榛名「殺気が、来る…!」

ガラッゾのカッターが刃を展開しインパルスへと斬りかかるが榛名は2本のエクスカリバーを連結させ、その一撃を防いで鍔競り合いとなった。そしてその瞬間を逃さず天城がアームド・アーマーBSを放つ!

必殺の一撃、となる筈だったが気付いたヒリングがGNフィールドを展開させてその一撃を防ぐ!

天城「堅い…!なんて圧縮率…!」

ヒリング「残念だったわね!出力がダンチなのよ!」

榛名「でも、隙は出来た!」

天城にヒリングの気が向いた瞬間榛名は機体を高速移動させてエクスカリバーの連結を解除し、右腕にもった刀身でGNフィールド発生装置の付属している左腕を切り落とした!そして榛名はガラッゾから離れてテレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔の狙いを絞る。

ヒリングは足掻くように腕部のGNバルカンをインパルスへと放つが榛名のインパルスは高速で移動しながら分身している為捉える事が出来ない。

榛名「そこ!」

放たれ高出力のビームはガラッゾの右足を焼き、溶解させる。そして天城がそれに続くようにアームド・アーマーBSを上方から放ち右腕を破壊した!

そして最後に残った左足を再び手に持たせたインパルスのライフルが貫き爆散させ全ての四肢を削ぎ落とす。

ヒリング「そ、そんな…!」

天城「怖いですか? でも、そうなったのは自分のせいですよ?」

ユニコーンの左腕がガラッゾの頭部を背後から鷲掴みにし、天城の意志を感じ取ったユニコーンがそれを握りつぶす!もうコックピットのモニターには何も映っていない。

天城は彼から怯えを感じ取るが一切容赦はしない。彼女は既に榛名と同じ段階で堪忍袋の尾が切れていたからだ。

榛名「そこで、押さえていてください」

榛名のインパルスは既にVLを解除し武装は全て背中にマウントしなおしていた。しかし右腰からフォールディングレイザー対装甲ナイフを取り出し、コックピットの周辺を滅多刺しにする!

そう、あえてコックピットは狙っていない。それで今まで消えた命が報われないから。

ヒリング「ひっ… いや、やめ…!」

榛名「…」

懇願も聞き入れず榛名はフォールディングレイザーをさらに機体へ刺しては引き抜くを繰り返す。ここで参考にしているのは三日月がやった『本物の暴力』
だ。

榛名も天城も完全にヒリングに対し怒りをむき出しにしている。二人は知っていた、どれだけ満潮が傷付き心を痛めていたのかを。だからこそヒリングを許せない。

ヒリング「し、死にたく無い… 助けて…!」

榛名「…貴方達が嵌めて殺された者もそう言いたかったでしょう。でも、そんな言葉すらその人達は許されなかった!」

そしてコックピットフレームを剥ぎ、ヒリングに直接その刃を突き立てようとした瞬間コアファイターが作動し彼女は間一髪で難を逃れる事に成功する。

ヒリングは安堵しようとするが、そんなものは問屋が卸さない。

天城「逃がしません!」

なんと天城はアームド・アーマーVNでコアファイターを鷲掴みにする!そしてVNに力を少しづつ入れていく。そう、今度は天城が恐怖を与える番だ。

そしてコックピットはミシミシと言う不穏な音を立て始める。幾多の人間を手に掛け私欲で多くの人間を傷つけた対価を払う事になる、そんな恐怖を微塵も感じていなかったヒリングにとってこれは来るべき裁きだと気付かない。

この二人の怒りを買い戦闘行為を行った事でもうヒリングの運命は決まっていた。この地獄のような姉妹に勝てる訳も無く、今は唯コックピットで死の恐怖に怯える事しか出来ないのだから…

side-青葉-


青葉「今どの辺ですか?」

ハナヨ「地下3階です。周囲に兵は居ません」

古鷹「セキュリティとか大丈夫なの?」

ハナヨ「全て解除しました。ですが…」

青葉「事が上手く運びすぎている、と?」

ハナヨ「ええ。奪取される可能性をリボンズが考えていないとは思えません」

衣笠「そこが一番のネックなんだよねぇ…」

青葉「でもこちらは切れる札が少ない、罠でも飛び込むしか無いんです」

古鷹「…待って、この地下って誰も居ないよね?」

ハナヨ「その筈です」

衣笠「どうしたの急に?」

古鷹「声がする…」

青葉「確かに… 大声で叫んでますが…」

衣笠「誰かここに囚われてるの?」

ハナヨ「そう言えば情報で地下4階に大きな空洞がありました。恐らく囚われているとすれば…」

青葉「行ってみます?」

衣笠「でも早くヴェーダを確保しないと…」

古鷹「もしかすればヴェーダを作った人間なのかもしれない… ともかく確認して…」

青葉「まだ余裕もありますから、行ってみましょう」


青葉「ここは… 地下牢…?」

衣笠「みたいだね…」

古鷹「警戒して、3人共…」

「だ、誰か助けてくれ!」

ハナヨ「どうやら、居るみたいです」

「た、助けだ!」

「早く我々を…」

古鷹「動かないでください…!」ジャキッ

衣笠「古鷹!?」

古鷹「間違い無い… この人達、研究所で私の記憶を消した『終末の獣』関係者だよ!」

青葉「なっ…!?」

「記憶を消した…? まさか、転生体の…」

「その左目… 被検体028…」

衣笠「コイツらが…!」

ハナヨ「デザインチャイルドPFシリーズの研究者、ですか」

青葉「こりゃ面倒な事態になってきましたよ…」

side-浜風-


浜風「全機散開!オールウエポンズフリー、オープンコンバット!」

400・愛宕「了解!」


浜風の合図と共に戦闘が始まる。 浜風にはゼロシステムから敵に関する情報が逐一で流れ込む。

2機の『アヘッド』と4機の『GN-XⅢ』、厄介な機体だが深海棲艦との戦闘で同型機を機動力の劣る『シルヴァ・バレト』で撃墜している浜風にとって『ウイングゼロ』を使用している現状で撃破する事は容易い。


浜風「ツインバスターライフル… 今!」


浜風は接近する6機の編隊に向けてバスターライフルを放ち、牽制する。 直撃させる事は容易いが出力が高いこの武装ではパイロットを殺してしまう、そして編隊を組ませたままで連携されれば厄介な事になるかもしれないから連携を断つ方がやり易い。

そう思案した結果浜風は直撃させず牽制としてバスターライフルを使った。そして浜風の目論見どおり3機ずつの小隊に分かれてこちらに対し攻撃を加えてきた。


400「分断を確認、これより各個撃破に移行」


片方の小隊に向けて400の駆るインパルスが加速しながら牽制にライフルを放つ。当然反撃が行われビームの雨がインパルスに降り注ぐが400は全て回避する。

そして400はまず1機のGN-XⅢに向けビームブーメランを投擲し、その刃はGN-XⅢのシールドによって防がれたが想定通り。


400「ヴォワチュール・リュミエール、展開」


次の瞬間、インパルスは光の翼を展開しながら加速しGN-XⅢの頭部をライフルで撃ち抜き破壊する! そして複雑な機動を繰り返して分身を発生させ、残る敵を混乱させるようと目論む。

頭部を破壊されたGN-XⅢはバランスを失い落下し、残る2機のGN-XⅢとアヘッドがインパルスを追撃しようとするが分身に翻弄されて狙いが定まっていない。


400「時間を掛ける訳にはいかない、早めに落とす」

浜風「援護します」


400は機体を反転させて今度はアヘッドを高速で肉薄する。 そして接近するインパルスを避けようと態勢を崩した瞬間ウイングゼロがツインバスターライフルを切り離して撃ち、両肩を吹き飛ばして機体を墜落させた。

残る1機のGN-XⅢは狼狽したような素振りを見せるが容赦はしない。 400は残る1機のGN-XⅢの太陽炉を一撃で撃ち貫いて墜落させた。


愛宕「遅いわよ♪」


愛宕はリバウを分離させてGN-XⅢのランスによる一撃を回避、そしてライフルで太陽炉を破壊して機体の機能を奪う。

さらに愛宕は機体を合体させてグレネードランチャーを放ち残る2機を牽制し、機体を加速させて襲い掛かった。


愛宕「コックッピットは、ちゃーんと外すから!」


ビーム・アックスを展開しそのままGN-XⅢのコックピットの真上、丁度擬似太陽炉がある部分を両断して破壊する! そして残りのGN-XⅢに向かってライフルを放ちその機体を破壊した。



浜風「全機体の沈黙を確認、戦闘終了」

400「どうする?」

浜風「このまま榛名さん達の援護に…」

愛宕「そうは問屋が卸さないみたい。 さっきの方角から新しい擬似太陽炉の光よ」

浜風「仕方ありません… 大本を叩きます、それで構いませんか?」

400「異議なし」

愛宕「OKよ」

浜風「では、行きます!」

side-榛名-


天城「さて、そろそろお終いにしましょう」


天城はVNの出力を上昇させて振動を与え、コアファイターを破壊していく。 既にヒリングの意識は恐怖で支配されており抗う事すら不可能だ。

そして出力を最大にしようとした瞬間、『それ』が起きる。


榛名「避けて!」

天城「っ…!?」


反射的に放たれた大出力のビーム砲による砲撃を回避に成功した天城。そして大出力のビーム砲が放たれた方角を榛名と天城は睨む。

そこに居た機体は1機、そして擬似太陽炉の光を発していた。


現れた機体 直下
1.1.5ガンダムタイプダーク
2.ガンダムプルトーネ(黒)
3.ガデッサ

天城「あの機体は…」

榛名「GNZ-003、ガデッサ…!」


長距離砲撃型MS『ガデッサ』、MI攻略戦において榛名の危機を救った機体。その時のパイロットは朝潮だったが今回は違う。

恐らくイノベイド、先ほどのヒリング・ケアと同じ存在が乗っているのだと確証があった。榛名はそのパイロットを既に知っている…


榛名「リヴァイヴ・リバイバル…!」

リヴァイヴ「おや、僕に気付いていたのかい。 それはキミが『進化した人類』だから、かな?」

榛名「戯言を…!」

天城「姉さん、アレから敵意を感じ無い… どう言う事ですか?」

リヴァイヴ「へぇ… デザインチャイルドでも無いのに進化を果たした、唯の人間がやるじゃないか」


そう言ってユニコーンへと照準を向けるガデッサ。だが砲にエネルギーをチャージしていない。

その行動に榛名と天城は疑念を感じていた。


リヴァイヴ「出来れば、渡して貰えないかな?」

天城「何…?」

リヴァイヴ「ヒリングを。リボンズからの命令でね、流石に同型が死ぬのは面白く無いらしい」

天城「このまま潰す、と言ったら?」

リヴァイヴ「出来るのかい、キミの様な一般人に」


確かに普通の人間ならば、いくらイノベイドと言えど人の形をしているから躊躇うだろう。だが、天城は違う… 既に覚悟は出来ているのだ。


天城「出来ますよ。現に、あと少しでも力を加えれば殺せますし」

リヴァイヴ「へぇ…」

榛名「天城…」

天城「どうしてもコレを取り返したい、と言うのなら条件があります」

リヴァイヴ「条件?」

天城「ヴェーダのターミナルユニット、渡して貰いましょう」

リヴァイヴ「なっ!?」


これは博打だ。 イノベイドにとってヴェーダは最重要、そして必ずリボンズ・アルマークはヒリング・ケアを切り捨てる選択に出る。

しかしもしヴェーダが手に入るのであればそれはそれで僥倖だ。向こうにデメリットがあってもこちらにデメリットは無い、条件を向こうがつけてこなければの話だが。


リヴァイヴ「…了解。 良いでしょう、お渡ししますよ」

榛名「なっ…!?」

天城「良いでしょう。 受け取りなさい」


天城はヒリングの乗っているコアファイターをガデッサに投げ付ける。これで死のうが知ったこっちゃない。


リヴァイヴ「もっと丁寧に扱って貰いたいものだけどね…」

榛名「それとそこのコアファイターのに伝えて置いてください。『お前はもう地獄に居る、逃げられると思うな』と」

リヴァイヴ「わかりましたよ… あとは勝手にすると良い、こちらはもう撤退しますので」

天城「くれぐれもこちらに銃口を向ける事の無い様に。 向けたら、殺します」

リヴァイヴ「あと、リボンズから貴女達二人にお誘いです」

榛名「お誘い…?」

リヴァイヴ「明日の18時にお台場海浜公園にて待つ、と。リボンズは期待している、キミ達のような進化した人類に」

天城「…良いでしょう。姉さん、構いませんね?」

榛名「ええ、一度ハッキリさせないといけませんので」

リヴァイヴ「ではお伝えしましたので、さようなら」



天城「見逃して良かったのですか?」

榛名「正直機体のエネルギーがカツカツで… ユニコーンの推力剤も枯渇手前でしょう」

天城「確かにそうですね。帰還用の推力剤しか残ってません」

榛名「それより、ヴェーダの回収を行いましょう」

天城「了解、着陸させます」

浜風『榛名さん、応答を』

榛名「こちら榛名、どうぞ」

浜風『敵は全て撤退したようですが…』

榛名「実は…」


浜風『で、ヴェーダを渡すと?』

榛名「はい、一応交換条件を飲みました」

浜風『了解。しかし何かあるかわかりません、警戒しておいてください』

榛名「わかりました」



イベント(戦闘以外) 直下

《兵器開発局 地下5階》


青葉「これが『ヴェーダ』… イノベイド達の計画の根幹を成す存在…」

古鷹「でも、流石にこの大きさは生身じゃ持ち出せ無いね…」

衣笠「青葉、フェネクスは?」

青葉「既に呼んでいます。多分もうすぐ…」

ハナヨ「…」

古鷹「ハナヨさん?」

ハナヨ「まさか…!」

衣笠「どうかした?」

ハナヨ「ヴェーダの機能が、停止している…」

青葉「なっ…!?」


榛名「機体を降ろします。周辺に注意、何が隠れているか…」

天城「わかっています。接近する機体… IFF、友軍識別信号?」

榛名「『RX-0』… フェネクスですね。遠隔操作モードで呼んだのでしょう。 ヴェーダを発見し、持ち出す為に」

青葉『榛名さん!』

榛名「こちら榛名、何か異常は?」

青葉『それが… ヴェーダを発見したものの、ハナヨさんは既にヴェーダが機能を停止していると…』

天城「…してやられました」

榛名「だからヒリング・ケアを優先したのですか… ヴェーダを渡す、と言ったけど『稼働中のヴェーダ』を渡すとは一言も言ってませんし」

天城「ヴェーダは一つじゃない、いくつもあって『兵器開発局』にあるヴェーダは切り捨てても大丈夫なもの… 交渉は相手が上手だったようです」

榛名「全て探し当てるのは難しいでしょうし… ともかく一旦降り、話は現物を確認してからに」

天城「了解です、姉さん。 ユニコーンはこのままサイコミュで遠隔操作してフェネクスとインパルスを護衛しておきます」

榛名「頼みます。では青葉さん達の所へ」



榛名「やはり、機能を停止して…」

ハナヨ「はい。電源供給も既に断たれていました」

天城「再起動させる方法は、ここには無いでしょうし…」

ハナヨ「それに再起動させたとしてもデータは全て…」

青葉「ここまで来たのに…」

榛名「ですが目的は達しました。もしかすればコレにも使い道があるかもしれませんし、取り敢えず回収しましょう」

古鷹「ちょっと待ってください、これをどうやって…」

衣笠「MSで運ぶにしろ地上に出さないと…」

榛名「インパルスのビーム砲でここまで穴を開けます。浜風さん、ちょっと構いませんか?」

浜風『どうかしましたか?』

榛名「ゼロシステムで地下5階まで穴を開けるのに必要なビーム砲の出力を算出し、インパルスに送信してください」

浜風『了解しました。 建物に人は…』

榛名「先ほどのアラートで既にもぬけの殻です」

浜風『ならば構いません』

古鷹「ちょっと待ってください。 一つ、問題が…」

《4階 地下牢》


衣笠「コイツ等が拉致犯で私達の記憶を消した犯人、そして…」

古鷹「プロジェクト・フェンリルの研究員…」

榛名「…」

天城「…」

青葉「あの、二人共…?」

天城「402さんから聞いています。お台場事変の折、脱出する両親の乗っていた車に追突して天城達の両親を殺した事を…!」

「あ、あれは不可抗力で…」

天城「黙れ! お前達が居なければ、お前達が台場に居なければ…!」

榛名「こんな奴等が榛名を生み出し、そして両親の命を奪った…!」

「な、なんだと…」

「デザインチャイルド… しかしPF-01しか確認出来たものは…」

榛名「PF-03、と言えば理解出来ますか?」

「まさか… 成功体!?」

「次元の狭間に消えた筈では…」

榛名「貴方方にはまだ聞きたい事があります。質問に答えれば生き永らえる事が出来ますよ」


聞きたいこと 直下
1.1年前、なぜお台場に居たのか
2.龍鳳について
3.イノベイドについて
4.その他

榛名「1年前、何故お台場に?」

「そ、それは…」

「失われたPFシリーズに代わるデザインチャイルドを造るために必要だったんだ…」

天城「そんな、命を弄ぶような身勝手な理由で…!」

榛名「能力萌芽、ですね。榛名に備わっていた能力、その覚醒を促す為の」

「あ、あぁ… その為に『アリスタ』が必要だった… だからそのサンプルを回収しようと…」

「そうだ… 後発のデザインチャイルドにも付与しようとしたが結局全部失敗作で…」

榛名「ふざけるな…! 命を散々弄んで失敗作の烙印を押す、貴方達にとって命はそんなに軽いものなんですか…!」

古鷹「榛名さん…」

「軽いも何も、失敗したのだから価値も無い」

青葉「コイツ等、殺っちゃいましょう」ジャキッ

衣笠「そうだね。コイツ等こそ、本当に生きる価値無さそうだし」ジャキッ

榛名「殺すのはまだです。必要な情報をまだ吐いて貰いますよ。

そして自分達も水に飲まれるのを避けたい、だからお台場から逃げる際に交通状況を無視した結果事故を引き起こした…」

天城「そんな…」

「お、俺達は悪く無い… だってあんな非常事態に…」

「は、早く逃げないと水に飲まれて… 俺達だって死にたく無い…」

天城「…自分達の目的の為に水に飲まれかけた台場に行った挙句『死にたくない』なんて身勝手で暴走して事故を起こしておいて…!

挙句の果てには『自分は悪くない』!? お前達は、罪の意識すら持つ気は無いのですか!? お前達こそ死ねば良かったんだ!お前達が死ね!」

古鷹「天城さん落ち着いて!」

天城「死ね! 死んでお父さんとお母さんに、そして今まで弄んだ命に詫びろ! それとも、この手でお前達を殺してやろうか!」

榛名「天城!」

天城「だって姉さん!コイツ等は天城達の…」

榛名「落ち着いて、天城。 こんなのが殺しても二人は喜びません、きっと悲しむだけです。わかってください、天城」

天城「でも!」

榛名「コイツ等を殺したいのは榛名も一緒です。だけど、まだです」

天城「姉さん…」

聞きたいこと 直下
1.龍鳳について
2.イノベイドについて
3.もう無い
4.その他

榛名「次にイノベイドは貴方方が作ったのですか?」

「違う。だがベースとなる遺伝子マップを提供はした」

榛名「やはりデザインチャイルドのデータを流して…」

「そうしなければプロジェクトの存続が危ぶまれていた… ヴェーダなんか作ってる連中に提供するのは癪だが仕方なかった…」

古鷹「どうやら、最初から協力関係では無かったようですね」

「当然だろう… こちらとあっちでは目的が違う。私達は兵器を造っていただけだ」

榛名「…!」

青葉「榛名さん、堪えてください」

「しかし我々が求める最高の兵器は出来なかった。そして研究所を破壊されて…」

ハナヨ「プロジェクトを潰され、ここに拘束されていると」

「PF-01もPF-03捕獲から戻って来なかった… 何も成果を挙げられ無い上に研究所を破壊されてるから…」

衣笠「当然だよね、金剛はこっちで始末したし」

「始末だと!?」

衣笠「今頃生きてるのか死んでるのかすらも知らないけどね」

天城「…あんな奴も死んでしまえば良い」

古鷹「天城さん、落ち着いて…」

榛名「死んでいれば良い、と言うのは同意です。 運命と言う言葉を持ち出した以上、排除せざるを得ませんでしたので」

「結局アレも役立たずだったか…」

青葉「そろそろ余計な口塞いだ方が良いですよ、こちらは永遠に閉じさせても構いませんので」


聞きたいこと 直下
1.龍鳳について
2.もう無い
3.その他

榛名「そして貴方達に聞きたい事、それは『龍鳳』と言う艦娘についてです」

「りゅ、龍鳳だと!?」

榛名「知っているならば話なさい」

「…彼女はデザインチャイルドの礎、言わばベースだ」

青葉「ベース?」

「我々プロジェクト・フェンリルの前身、我々とは違うチームのデザインチャイルドを生み出す最初の計画によって造られた最古のデザインチャイルド…」

「しかし能力は申し分無かったが体が弱く、成長に耐えられないと言う結論に達し研究所でコールドスリープ処置を施したと聞いている」

「だがその研究成果はこちらにも活かされて、その遺伝子マップをベースにPFシリーズは作られた」

榛名「つまりはファースト・デザインチャイルド、そし