巴「筋の通った付き合い」 (189)

※モバマスSS
複数P世界、安価スレ
連取・連投・エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
お嬢は犬派か鯉派か……


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櫂「ここまででお付き合い」
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麗奈「黙って付き合いなさいッ!」
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聖「付き合うって……難しいな……」
聖「付き合うって……難しいな……」 - SSまとめ速報
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モバP「男同士の付き合い」
モバP「男の付き合い」 - SSまとめ速報
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の続きです
克己の104作目
フリフリでヒラヒラできゃぴぴーんです

事務所 ゲーム室



巴P「王手。」パチリ

巴「ぐっ………」

巴P「…………」

巴「投了じゃ。かぁ、負けたわ、負けた!駒の動かし方ではまだまだ敵わんのぉ…」

巴P「巴の指し方は果敢ですが、足元が疎かなんですよ。青二才の駒の動かし方ですね。」

巴「お前の言う通りじゃ……オナゴに二言はない、煮るなる焼くなり好きにせえ。」

巴P「今日は無駄な手間がはぶけるようで助かりますよ。」

巴「約束は何があろうと守る。それが仁義じゃ。特に、お前との約束ならなおさらじゃ。」

巴P「…ありがとうございます。好きな動物は犬でしたよね?」

巴「ほうじゃ。」

巴P「俺を失望させないでくださいよ?」

巴「……わ、分かっとる…!」

Pの家


P「なあ、たくみん。一つだけお願いがあるんだが……」

拓海「分かった。早く内容を言え。」

P「聞く前に返事をしていいのか……?」

拓海「クソ兄貴の件でまたデカい借りを作っちまった。アタシにできる責任の取り方はこれぐらいしかねえからな……何でも言え。」

P「…………」

拓海「………」

P「本気なんだな?何を言われるか分からないんだぞ?」

拓海「アタシを誰だと思ってやがる。」

P「……済まん、たくみんはそう言う子だったな。では、俺の今から言う事を一つだけ絶対に守ってもらう。いいな?」

拓海「おう。」

P「……………」

拓海「…………」

P「よっしゃぁぁぁあ!これで余りにフリフリ過ぎるためにお蔵入りかと思ってた衣装をたくみんに着せられる!」

拓海「………は?」

机の下


乃々P「森久保ォ!好きなほうの仕事を選んでいいぞ!!」

乃々「バンジージャンプもスカイダイビングもむーりぃー……もりくぼの小さい小さい心臓は止まってしまうんですけど…」

乃々P「両方選んでもいいんだぞォ!!」

乃々「むーりぃー!むーりぃー!」
ブンブン!

乃々P「何だ?!乃々はどっちの仕事も嫌なのか?!」

乃々「さ、最初からそう言ってるんですけど………」

乃々P「しかし、そうは言ってもな…あっ、バンジージャンプもスカイダイビングもしなくて済む方法があったな……」

乃々「そんな方法あるとは思えないんですけど……ただ、一応教えてほしいんですけど……」

乃々P「歌の仕ご……」

乃々「う、受けるんですけど!そのお仕事、受けるんですけど!そのお仕事を受けさえすれば、バンジージャンプもスカイダイビングもしなくてすむんですよね……?!」

乃々P「まあ……だが………」

乃々「受けます、受けさせてくださいなんですけど!」

乃々P「…乃々がそこまで言うなら……」

1週間後 商店街 控え室



乃々「は、謀られたんですけど………」ズーン……

拓海「乃々……諦めろ。」

巴「諦めも肝心じゃ。」

乃々「むーりぃー……お二人とも今日の衣装……見ましたよね………?」

拓海・巴「………」

乃々「>>11

なんですかあの表現の仕方が分からないくらいフリフリでキラキラできゃぴきゃぴしたウェディングドレスっぽい衣装は……

乃々「何ですか……あの表現の仕方が分からないくらいフリフリでキラキラできゃぴきゃぴしたウェディングドレスっぽい衣装は……」

拓海「昔テンションが上がった佐藤と厨二Pが三日三晩ぶっ続けで衣装を作った結果……だそうだ。」

巴「今までも大概ヒラヒラしたのを着せられとったつもりじゃっだが、あがーなのは初めてじゃ……」

乃々「もりくぼはあれを着た瞬間消滅すると思うんですけど……」

拓海「アタシも……何か大切な物を失っちまうような気がする……」

巴「しっかりせぇ、乃々、向井の姉御。衣装を着たいうて去んだヤツは居らん。」

乃々「ふふっ……ヘラクレスは衣装を着たせいで死んだんですけど……」

巴「…ほ、本当か…?」

拓海「らしいぜ……志希Pが嬉々として前話してやがった。」

乃々「もりくぼたちもきっとそうなるんですね……ああ、こんな事なら大人しくバンジージャンプかスカイダイビングに……」

拓海「落ち着け、乃々。別にこの衣装は毒が染み込んでるわけじゃねえだろ。」

乃々「だとしても、死んでしまう事に変わりはないんですけど……」

巴「恥ずかしゅうて敵わんのは分かるが……ちぃと大袈裟すぎんか?」

乃々「巴さんは大丈夫なんですか……?」

巴「う、うちは覚悟を……決めてきたけぇ………」

乃々「そうですか……すごいですね、巴さんは………もりくぼは覚悟なんか決められないんですけど……」

拓海「まあ……あの衣装じゃあなぁ……」

巴「向井の姉御まで……」

拓海「あっ……わ、悪りい。」

巴「うちらは腹を括ってこの場所に来たんじゃろうが。向井の姉御は、Pの叔父貴との約束を果たすためにここにいる違うんか?」

拓海「む………」

巴「乃々、お前も不本意かもしれんが…頼む。うちはこのライブを成功させんといかんのじゃ。」

乃々「な、何でですか……?」

巴「そうせんと筋が通らんからじゃ。」

乃々「筋を通すのは……そんなに大切な事なんですか……?」

巴「>>17

筋を通すと決めた己自身の矜持を裏切ることになるからじゃ。
確かに乃々Pは、女に暴力を振るっておいて、嫌いになる素振りを見せた途端に泣いてみせたり自殺をほのめかしたりするヒモと同じ思考回路をしとる。嫌がるのもわかるがのう……

巴「筋を通すと決めた己自身の矜持を裏切ることになるからじゃ。 」

乃々「………」

巴「確かに乃々Pは…女に暴力を振るっておいて、嫌いになる素振りを見せた途端に泣いてみせたり自殺をほのめかしたりするヒモと同じ思考回路をしとる。嫌がるのもわかるがのう……」

乃々「ち、違うんですけど……」

巴「ん?」

乃々「乃々Pさんの事を……あんまり悪く言わないで欲しいんですけど……」

巴「…何が違うんじゃ?言うてみい。」

乃々「ひっ……!」

拓海「とも……」

巴「……」スッ

拓海「…………!」

巴「何が違うんか聞いとるじゃろうが、ワレ。早よ言うてみい。」

乃々「ぜ、ぜ、ぜ、全部……なんですけど………」

巴「ほう……」

乃々「乃々Pさんは……女の人に手をあげるような事は絶対にしないですし………泣いたりはしますけど……その……そんな言い方は……無いと思うんですけど……!」

巴「理由を言ってみい。」

乃々「……の、乃々Pさんは………もりくぼが本当に嫌がる仕事は……させませんし…………その……とにかく、悪い人なんかじゃないんですけど!」

巴「それを証明出来るんか?」

乃々「………この仕事を……成功させます。……ノリノリで。……もりくぼの意志で……この仕事を。」

巴「ほうか。」

乃々「………」

巴「………」

乃々「だから……取り消してほし………」

巴「済まん。」ドゲザ

乃々「えっ……?!」

巴「乃々Pがそがいな男と違うのは知っとる。そいだけの気概があれば十分じゃ。お前は筋を通せた。」

乃々「………」

拓海「>>24


(っぶね……マジで騙されたじゃねえか……)

拓海「乃々は本当に森久保Pのことが大好きなんだな……見直したぜ。(っぶね……マジで騙されたじゃねえか……)」

乃々「そ、そ、そんな事はないんですけど……!巴さんはとりあえず顔をあげてほしいんですけど……」///

巴「済まん。」スクッ

拓海「いや、今のを見てりゃ分かる。メンチを切ってる巴相手に言い返せるヤツなんざ、そうはいねえぜ?」

巴「舐められたら終いじゃけえのぉ。」

乃々「あうう……」///

拓海「それだけ思われてりゃ乃々Pも幸せだよ。お前スゲェぜ。」ナデナデ

巴「肝が据わっとる。何だかんだ言うても、乃々もうちのアイドルなんじゃのう……」

乃々「うう………」///

拓海「巴も大した演技だったな、アタシも騙されるところだったぜ……」

巴「本気でやらん事には本音は聞き出せん。親父に習うた事の一つじゃ。」

拓海「へぇ………」ナデナデ

乃々「あの……髪型が乱れるので……あんまり強く撫でないでほしいんですけど………」

拓海「おお、悪りい、悪りい!」

乃々「うう………あの……ちなみにもりくぼが言い返さなかった場合は……」

巴「その程度のオナゴじゃったっちゅうだけの話じゃ。うちは乃々を信じとったがの。」

乃々「………」

巴「乃々、向井の姉御、衣装に着替えるぞ。男共にうちらの覚悟を見せてやるんじゃ。」

拓海「おう!」

乃々「…は、はい……!」

〜〜〜


巴「むーりぃー……じゃ……」

拓海「どうしてこうなった……」

乃々「こんな展開……むーりぃー……」

巴「む、無理じゃ……あんな衣装……よう見たら……うちのはへそ出しじゃった……」

拓海「おいおい………」

巴「>>30

それにしても姉御が一番布が多いの?
その分フリフリがすごいが

巴「それにしても姉御が一番布が多いかのぉ?その分フリフリがエライが……」

拓海「止めろ…その事実はアタシに効く……」

乃々「あの……もりくぼのは………」

巴「乃々のはヒラヒラがエライのぉ………」

乃々「むーりぃー……」ズシャア……

巴「ああ……おい……」

乃々「もりくぼはこのまま床と同化するんですけど……そしてやがて自然に帰るんですけど……」

拓海「乃々Pに為に頑張るんじゃなかったのか?」

乃々「だって……これを着て…歌って踊るなんてむーりぃー……うう……」

巴「腹が……すーすーする……」

拓海「巴、お前なぁ……」

巴「分かっとる!分かっとるんじゃ……で、でも……こればっかりは無理なんじゃ……」

拓海「ハァ………」

乃々「むーりぃー……帰っても……あっ……そしたら…乃々Pさんに……」

巴「うう……うちは筋を通せないんか……情けのうて涙が出てくるわ……」

拓海「お前らって恥ずかしい仕事はあんまりさせられて来なかったんだな。」

乃々・巴「えっ……?」

拓海「アタシも恥ずかしいのは恥ずかしいけどよ……これより恥ずかしい衣装なんざ今まで散々着せられて来たんだぜ?」

拓海「そうだ……今までどれだけ恥ずかしい衣装を着せられてきたか……」
フッ……

巴「姉御が遠い目を……」

拓海「ふっ……ウサミミとメイド服でタクミン星人なんてやらされた事もあったっけ……」

乃々「アレは……すごかったとしか言いようがないんですけど……」

拓海「たくみん先生は数字が取れてるみてえで……止められる気配がねえしな……」

巴・乃々「………」

拓海「>>36

動物と触れ合う企画じゃ毎回ネコミミ着けさせられるし、今年の正月は巫女装束だった。夏は早苗とビキニ相撲だ。
にしても……佐藤と厨二Pは、何を思ってこんな衣装を作ったんだろうな……

安価把握

可愛い衣装を着させ続けて、「どうせ次もヒラヒラした衣装なんだろ、オラァ!」///ってなってるタクミンに唐突に最高にカッコいいたくみん好みの衣装を渡して困惑させてから、反動で滅茶苦茶喜んでる様子を見たいだけの人生でした

お休みなさい

そう言えば本家モバマスでは、ぼののは、パニーも温泉も水着もやってなかったりするな。

>>38
ガードが固いのがもりくぼらしくて、もりくぼなもりくぼの、もりくぼたる、もりくぼのもりくぼさなのです


再開します

拓海「動物と触れ合う企画じゃ毎回ネコミミ着けさせられるし、今年の正月は巫女装束だった。夏は早苗とビキニ相撲だ。」

巴・乃々「そ、それは………」

拓海「今年の冬はきっと……超ミニスカサンタとかだろうな……ふっ…何だかもう慣れちまったよ。」

巴・乃々「………」

拓海「アイドルってよ、体も一つの武器じゃねえか。だったらよ、アタシたちの武器の使い方をアタシたち以上に知ってるアイツらがこう使え、って言うなら……従ってみんのも突風愛怒流(トップアイドル)を目指す方法なんじゃねえかなって。」

巴・乃々「トップ……アイドル………」

拓海「ただしPは殴る。アイツは仕事が半分、変態目的が半分だからな。それとこれとは話が別だ。」

乃々「な、殴っても……嫌われないんですか………?」

拓海「乃々Pが乃々に無茶振りをすんのと同じだ。スキンシップみてえなもんだよ。」

巴「Pの叔父貴以外には出来んスキンシップの方法じゃ……ようきっぽも残らんと尊敬するのぉ………」

乃々(乃々Pさんの無茶振りはスキンシップ……つまりツンデレぇ……む、むーりぃー……)///

拓海「どうせやるなら頂点を目指す。……例えビキニ相撲だったとしても……羊のコスプレだっととしても………それがアイドルってもんじゃねえのか?」

巴「…そうじゃな……うちらはアイドル…堅気みたいに恥ずかしゅう言うてカバチを垂れ続けてるわけにもいかん……」

乃々「公式な路上ライブって……準備がとっても大変らしいですし……警察さんに許可ももらいに行ったらしいですしぃ……もし……もりくぼのせいでライブが出来なかったら………」

拓海「アタシの経験から言わせてもらえば、いざヤッちまえばあとは何とかなる。要は気合いと根性だな。」

乃々「もりくぼにはどっちもないんですけど……」

巴「さっき見せたアレは何じゃ。そいに、お前は今までライブは全部成功させてきたじゃろうが。」

乃々「それは……ヤケだったんですけど……」

拓海「じゃあ今回もヤケになれ。ヤケになるのがこう言う仕事をこなすコツだ。」

乃々「……ヤケ……ヤケですか………ふふっ……ふふふふふ………」

巴「の、乃々……?」

乃々「分かりました……もう……やってやるんですけど…早く終わらせて早く帰ってやるんですけど……」

巴「お、おう………よう分からんがやる気は出たようじゃのぉ……」

拓海「だ、だな……にしてもよぉ……佐藤と厨二Pは、何を思ってこんな衣装を作ったんだろうな……」

巴「>>45

>>44

巴「徹夜の酔っぱらいに何を思うたのか聞いても無駄じゃ。」

拓海「……だよなぁ。」

巴「大方その場のノリ言うんで作ったんじゃろ。」

拓海「そんなところか。」

巴「酔っ払いの仕事にしては、キチッと仕上っちょるが…あん2人の技量を考えりゃ妙でもないじゃろ。」

拓海「モデルが居たとか居なかったとか言ってた気もするが……」

巴「もでるのぉ……こげにヒラヒラでフリフリできゃぴきゃぴな衣装のもでるがあるんじゃろうか…?」

拓海「アタシにはよく分かんねえよ。絵なんかと違ってモデルをそのまま描くわけじゃねえしな。……沙紀Pの絵は言われても分かんねえけど……」

巴「もだんあーと、とか言うんじゃったかのぉ…?うちにもよう分からんわ。親父には多少心得があるがのぇ。」

拓海「巴の親父さん、美術品とか専門家並みに詳しいもんな。」

巴「但し親バカも親バカじゃ。」

拓海「あー………」

巴「自分の娘をアイドルにするような親じゃけぇのぉ……普通の事務所じゃったら書類審査の段階で弾かれるとは考えんかったんかい……」

拓海「巴の事となるとアレだからな……」

巴「それ以外はええ親父なんじゃが………む、話が逸れてしもうたの。こん衣装のもでるの話じゃったな。」

拓海「ああ、つまり何が言いてえかって言うと、アタシたちにソレと分かるような形じゃねえって事だ。」

巴「もでるが分かれば、作った理由も分かるかもしれんが……」

拓海「むぅ……確かあの時は………あっ、モデルは美波かもしれねえ!」

巴「美波はこがーヒラヒラしたのは着んじゃろ?」

拓海「いやよ、あの2人が徹夜で飲みながら服の話で盛り上がった挙句に二日酔いで打っ倒れてな。その時に水としじみの味噌汁を持って行ってやったのが美波だったんだよ。」

巴「それがどう繋がるんじゃ?」

拓海「二日酔いってのはよく分かんねえけど……死ぬほどキツいらしいじゃねえか。だからよ、あの2人は美波を天使、天使って言って、泣いて喜んだんだそうだ。」

巴「……おお、うちにも分かったぞ!つまり、こん衣装はそん時2人が美波から受けた印象をもでるにしたもんなんじゃな!」

拓海「>>52

ただなぁ……その後事情を知った美波Pが「美波が汚れるから近づくな」って言って、厨二Pに突っかかったみたいでよ……

拓海「ただなぁ……その後事情を知った美波Pが「美波が汚れるから近づくな」って言って、厨二Pに突っかかったみたいでよ……」

巴「……そいで?」

拓海「美波が何とか宥めて事なきを得たそうだ。」

巴「…アイツは一回教えてやった方がええかもしれんのぉ。」

拓海「同感だ。ああ言った手合いは一発ぶん殴ってやらねえと話が進まねえ。」

巴「美波が必死に止めて来るじゃろうが……」

拓海「チッ…分かってるよ。…美波は何であんなヤツを庇いやがる……」

巴「それは美波にしか分からん。何にせよ、美波がそうする以上、手は出せん。」

拓海「美波Pの代わりに自分を殴ってくれなんて言われた日にはな……」

巴「そうまでして守るほどの価値のある男には……」

乃々「あ、あの……」

巴「何じゃ?」

乃々「もりくぼは……ちょっとだけでいいなら……美波さんの気持ちも…美波Pさんの気持ちも分かるかもしれないんですけど……」

拓海「ハァ?」

乃々「ひっ………!」ビクッ!

巴「姉御。」

拓海「む……す、済まん……乃々、聞かせてもらえるか?」

乃々「は、はい……分かったんですけど……あの……もりくぼは自分でも、もりくぼが臆病なのはよく分かってます……だから…他の臆病な人の気持ちも分かるんですけど………美波Pさんとか……」

拓海「美波Pが臆病?誰彼構わず喧嘩を売るようなヤツだぜ?」

巴「弱い犬ほどよく吠えるっちゅう事か?」

乃々「えっと……半分正解なんですけど……」

巴「よう分からんのぉ……もう半分は何じゃ?」

乃々「えっと……それは…もりくぼの勝手な予想なんですけど…半分は美波さんに何かが起きるのを怖がってると思うんですけど……」

拓海「んな馬鹿な話があるかよ。美波は普通に話してるだけじゃねえか。」

乃々「それでも不安で不安で……怖くて……我慢ができないんじゃないかって……思うんですけど……」

乃々「もりくぼも…何もないって分かってても大きな物音がしたら心臓が止まりそうになります……悪い事が起きるかもって思ったら……不安でいっぱいになっちゃいます……」

拓海「美波Pもって言うのか?」

乃々「美波Pさんは…それがもっと大変なんだと思うんですけど……いっつも……怖がってます……悪い意味じゃなくて、悪い意味じゃないんですけど……たぶん…拓海さんや巴さんには分からないんですけど……」

巴「うちは生まれてこの方ビビったんは片手で足りるからのぉ……姉御もビビりとは無縁じゃ。」

乃々「美波さんは……美波Pさんが怖くないように……守ってるように見えるんですけど…」

拓海「守る……(そういや美玲も家族の危険が絡むと……)」

乃々「>>59

↑+それに美波さんはファンの間では歩くセ○クスってしきりに言われてるから……
美波Pさんがピリピリするのは仕方ないと思うんですけど……

乃々「美波Pさんは、他のアイドルやプロデューサーさんたちと違って戦う力もないから……余計に……」

巴「何かやっていたようには見えるんじゃがのぉ……」

拓海「それにしちゃあ、戦い慣れしてるような感じがするしな……」

乃々「それは…分からないんですけど……たぶん……内側の問題なんですけど……戦う力が無い……よりは戦えない…が正しいかもしれないんですけど……」

巴「………む……(もしかすると……いや……可能性としての話なら……)」

乃々「それに美波さんはファンの皆さんの間では歩くセ……セ……セ………」///

拓海「あ、アタシもそれは知ってるから言わなくて大丈夫だぞ!」///

乃々「あっ……で、ですか……とにかかく……歩く……それ…ってしきりに言われてるから…… 美波Pさんがピリピリするのは仕方ないと思うんですけど……」

拓海「美波は色気がヤベェからな……男共からそう言われんのも……知りあいに1人本気で羨ましがってる奴がいるが……って言ってもなぁ…」

乃々「見られるのがお仕事って分かってても……そ、その……そんな呼び方されるのはむーりぃー……」

拓海「アタシも水着グラビアの載った雑誌が出たら……その……だけどよ……美波の場合は………」///

乃々「美波さんはあんまり気にしてるようには見えないんですけど………」///

巴「………」

拓海「巴はどうだ?」

巴「……あっ……お、おう…うちは水着ぐらびあの載った雑誌が出たら、何故か水着姿でも溢れる侠気に惚れたから舎弟にしてくれと……」

乃々「それは違う意味ですごいんですけど……」

巴(…美波Pは日本人じゃ。念のために洗わせた結果じゃけぇ間違いない。だとしたら……)

シャッ!

巴P「遅え!」

拓海・巴・乃々「?!」ビクッ!!

巴P「チッ……着替えてはいたようですね。その程度も出来ないようだったら困りますが。」

巴「な、何をいきなり開けとるんじゃ?!着替えとる最中かもしれんじゃろうが?!」///

巴P「>>66

は、そんな貧相な身体を見たって何も興奮しねぇよ

巴P「ハッ、そんな貧相な身体を見たって何も興奮しませんよ。」

巴「お、おどりゃー…!!」///

巴P「それとも興奮して欲しかったんですか?」

巴「なっ……?!」///カァァァァ……

巴P「だとしたら残念でしたね。俺は女に関しちゃあのクズ野郎と同じで、ガキは女として見ない事にしてるんですよ。と言うか見れませんし。」

巴「こ、このっ……アホ!アホ!」///

乃々「巴さんが小学生レベルに……あっ……去年までは小学生だったんでした……」

巴「じゃ、じゃったら姉御の体を見たら興奮するんか?!」///

拓海「は、ハァァァ?!」///

巴「うちの貧相な体で興奮せんのじゃったら、姉御の色々とエラい体なら……!」///

乃々「と、巴さん落ち着い……」

拓海「て、て、て、テメェ!アタシの事をそんな目で見てやがったらぶん殴……!!」///

巴P「ガキには興味がねえって言ってるじゃないですか。」

巴・拓海「…………」

巴P「他に言いたいことは?」

乃々「あの……もりくぼも……」

拓海「うおおおおおお!!悔しいのか恥ずかしいのかよく分かんねえが……この……う、うおおおおおお!!」///

巴「姉御、しっかりせえ、姉御!」

巴P「何か?」

乃々「な、何でもないんですけど…………」

巴P「……そうですか。」

乃々(この人はもりくぼの苦手な人の1人なんですけど……)

巴「ええい!おどれが興奮するせん以前に……!!」///

巴P「着替えに衣装部屋に入ったまま30分以上出てこなかったら、心配にならないんですか?」

巴「あっ………」

巴P「発想がガキですね。ガキですから仕方がないんですが。要らない気苦労をさせてくれて感謝しますよ。」

巴「……」

巴P「>>72

それから拓海さんに伝言です。今年の年末は涼さんを交えてたくみん星人の第二弾をやると決まったようですよ。
『たくみんスマイルとウサちゃんピース、最高の組み合わせだと思わないか?』との事です

安価把握

一時中断します

美波の持ちネタ?のような物なので特例とさせていただきました
気分を害された方が居られたらすみません
赤面する耳年増なもりくぼを書きたかったのです……

再開します

巴P「それから拓海に伝言です。今年の年末は涼を交えてタクミン星人の第二弾をやると決まったようですよ。 」

拓海「ハァァァァァ?!」///

巴P『たくみんスマイルとウサちゃんピース、最高の組み合わせだと思わないか?』との事です。」

拓海「思わねえよ!……ってオイ、お前…今決まったって……」

巴P「Pが待ち時間で企画書を作って提出しました。手間をかけさせないでくださいね。」

拓海「クソッ、Pの野郎!どうしてそんなに無駄に仕事が早えんだよ?!」

乃々「御愁傷様なんですけど……」

拓海「あ、アレは恥ずかしすぎんだよ……!…そ、そうだ!涼のヤツは良いって言ったのかよ?!」

巴P「今から許可をもらいますけど、どうせやってくれますよ?」

拓海「ヘヘッ……涼はアタシと違って口先じゃ丸め込めねえぜ?!」

乃々「自覚はあったんですね……」

巴P「試してみますか?」スチャ カッカッカッ

小梅Pの家


涼「アタシがウサちゃんピースでタクミン星人との年越しイベント?!おいおい……アタシにウサ耳つけてヤワな衣装着ろって言うのか?」

小梅「……」←涼の膝の上

涼「ゴメンだけど、アタシそう言う仕事にはアツくなれな……」

小梅「りょ、涼さんのウサちゃんピース……かわいい……のに……」

涼「……い事もないかもね。どんな仕事でもアタシがアツく盛り上げてやればいいだけの話だからさ。」キリッ

小梅「……!」

涼「任せときな。観客が全員失神しちまうようなな…そんなアタシの全力のウサちゃんピースを見せてやるぜ!」

巴P「できるだけフワフワにしてくれてもいいと言ってもらえましたよ?」

拓海「チクショウ……涼だけは……涼だけは信じてたのによぉ……」

乃々「もう受け入れるしかないんですけど………」

巴P「腹を括ってもらえますね?」

拓海「………」

巴P「………」

拓海「>>85

わかったよ、巴、乃々
あたしの女気見てろよ

拓海「わかったよ…巴、乃々
あたしの女気見てろよ…!」スクッ

巴「姉御……」

乃々「拓海さん……」

拓海「上等じゃねえか!!いいぜ、やってやるよ、アタシの全力のたくみんスマイルを見せてやる!」

巴P「ありがとうございます。手間が省けました。」

拓海「フン、どうせ借りはPに返させてうからな!」

巴P「そう言う女気だとか男気だとか、仁義だとか任侠だとか言うの……嫌いじゃありませんよ。」

拓海「ヘッ、見たか!」

巴P「そんなフリフリでひらひらでキャピキャピな衣装で言われても難ですがね。」

拓海「あっ………」///カァァァァ……

巴P「見ましたか、巴。女気とはこう言う物です。」

巴「どんな時でも己を曲げん……立派じゃ、姉御……」

巴P「少しヒラヒラした衣装を着せた程度で不平を言う誰かにも見習ってほしいものですね。」

巴「む………」

巴P「乃々…アンタも今の仕事をこなさねえと次の仕事は…………」

乃々「……!む、むーりぃ!」

巴P「出来ますね?」

乃々「……」コクコク

巴「………」スゥッ…パァン!!

乃々「ひうっ?!ど、どうして自分のほっぺたを……そんなに思いっきり叩いたら痛いと思うんですけど……」

巴「痛くなけりゃあ意味がないわ!今のは自分に根性を入れ直すためじゃけぇ!」

乃々「え、えっと……?」

巴「うちは仁義じゃ何じゃ言うとったが……やはりまだまだじゃ…姉御の女気を見せられて目が覚めたんじゃ。」

乃々「あの……巴さんに目覚めされるともりくぼがアウェーになるので……」

巴「>>91

アホンダラァ!!さっきの貫目はどこに行ったんじゃ!?乃々Pにオナゴ見せるんじゃなかったのか!?

巴「アホンダラァ!!さっきの貫目はどこに行ったんじゃ!?乃々Pにオナゴ見せる違うんか!?」

乃々「ひぃぃ……!言いました、言いました、言いましたけど……!」

拓海「そろそろマジで覚悟を決めんぞ……乃々。中途半端が一番恥ずかしいんだぜ……これはアタシの実体験だ。」

乃々「え、えっと……えっと……」
アワアワ

巴「衣装が恥ずかしいぐらい何じゃ?!筋を通せんような生き方をする方が、ずっと恥ずかしいじゃろうが!!」

拓海「乃々……お前ならできる…」

乃々「そ、そんな事を言われても……」アワアワ

巴「乃々Pはお前を信頼してこの仕事を任せたんじゃ!オナゴを見せえ、乃々!」

拓海「大丈夫だ……三時間なんて1日のたった8分の1だ……そう思えば長く感じねえで済むぞ。」

乃々「あうう……」アワアワ

巴「無理強いはせん。じゃが、お前が森久保乃々なら、とうに答えが出とるはずじゃ!」

拓海「恥ずかしいのは最初の30分ぐらいだけだからよ……」

巴P「………」

乃々「もりくぼは………もりくぼは……」アワアワ

乃々「あっ…………」ピタ

拓海「………ん?」

乃々「…………」

巴「………乃n…」

乃々「分かりました……やってやるんですけどおおおおおお!!」

拓海・巴「?!」

乃々「こうなったら、とことんやってやるんですけど!もう、完璧に、非の打ち所の、無いくらいに!……徹底的にやってやるんですけどおおおおおお!!」

拓海・巴「…………」

乃々「やれば帰れるんですよね、やれば!」

巴P「ええ、やりさえすれば帰れますよ。」

乃々「もりくぼはもう……迷いを捨てたんですけど……早く終わらせて帰ることに……全力を注ぐんですけどおおおお!!」

巴P「是非そうしてください。」

拓海・巴「……………」ポカーン…

乃々「>>97

さぁ、何をボーッとしているんですか?早く踊りに行きましょう!

乃々「さぁ、何をボーッとしているんですか?早く踊りに行きましょう!」
ガシッ!ガシッ!

拓海「ちょっ……?!」

巴「待っ……!」

乃々「待たないんですけど!!巴Pさん、お客さんたちは?!」

巴P「既に予定の121%入っています。」

乃々「ふっ……そうこなくちゃ面白くないんですけどぉ!!」

拓海「ど、どうしちまったんだ……」

乃々「もりくぼは……いや、私はどうもしてないんですけど。」

巴(な、何じゃ……急に目が据わりよった………)

乃々「ただ、この仕事からはもう逃げないって決めただけなんですけど。」

拓海「乃々……なのか……?」

乃々「他の誰に見えるんですか?」

巴P(成る程な……コイツが乃々Pさんの言っていた………乃々の「本気」ですか。)

仮本部


P「良い加減元気を出せ。いつか乃々だって分かってくれるさ。」

乃々P「だって……こんな騙すような形で仕事をさせてしまって………乃々にもし……本当に嫌な思いをさせてしまってるとしたら………」

P「はぁ……お前の気持ちはよく分かる。乃々を見ているとどうしても……大きな仕事を与えたくなっちまうんだよな。」

乃々P「はい……はい………でも………乃々がもしこれで……アイドルに対してトラウマなんかができたりしたら………」

P「たくみんと巴も居るから大丈夫だ。念の為に巴Pにも行ってもらっただろうが。」

乃々P「ですけど………ぐすっ……」

P「…乃々は所謂『天性の才能』の持ち主だからな。プロデューサーとして、どうしてもアイドル『森久保乃々』がどこまでやれるのか見たくなってしまうんだよな?」

乃々P「はい……乃々は……天才なんです……アイドルマニアとしての……欲が出てしまうんです……」

P「…俺が今まで見てきたアイドルたちの中でも、悔しいが……単に『アイドルとしての才能』だけなら乃々が一番だ。」

乃々P「そうなんです……俺は……その才能を可能な限り伸ばしてやりたくて………でも……本人が嫌がることを無理矢理させるのは……正しい事なんでしょうか……」

P「お前はどう思う?」

乃々P「>>104

えぐっ……間違ってる……間違ってるなんて事は俺が一番よく分かってますよ……
俺は森久保ォが大好きだから……ぐすっ……でも、俺はクズだから……どう接していいか分からなくて……つい大声が出て、高圧的な態度になって……酷い仕事ばかり取ってきて……
うう……これからは優しくするから、森久保ォが本当にやりたいと思えるような仕事を最優先して取ってくるから……
騙し討ちもしないし、バンジージャンプもスカイダイビングも幸子とみくにゃんと村松だけにやらせるから……許してくれ……森久保ォ……うああああああ……!!

乃々P「えぐっ……間違ってる……間違ってるなんて事は俺が一番よく分かってますよ…… 俺は森久保ォが大好きだから……ぐすっ……でも、俺はクズだから……どう接していいか分からなくて……つい大声が出て、高圧的な態度になって……酷い仕事ばかり取ってきて…… うう……これからは優しくするから、乃々が本当にやりたいと思えるような仕事を最優先して取ってくるから…… 騙し討ちもしないし、バンジージャンプもスカイダイビングも幸子とみくにゃんと村松だけにやらせるから……許してくれ……乃々……うああああああ……!!」

P「落ち着け。」ゴン

乃々P「ぐすっ…………」

P「幸子はアフリカだ、みくは太平洋上のまぐろ漁船だ、さくらは初めてのおつかいレベルマックスの収録中だ。このライブには参加できなかった。」

乃々P「ぐすっ……ですが………」

P「ですが禁止。」ゴン

乃々P「うう………」

P「お前はクズなんかじゃない。お前は乃々の事を誰よりもよく分かっていて、その上できちんと仕事を選んでいる。」

乃々P「そんな事はないです……俺は……乃々の魅力を…乃々の才能を…乃々を…少しでも世間に知って欲しくて……でも……それは俺の自分勝手で……」

P「アホか。」ゴン

乃々P「……?」

P「自分の担当するアイドルの魅力を伝わるようにするのがプロデューサーの仕事だろうが。それが自分勝手な事の訳が無いだろ。」

乃々P「ぐすっ……ですg……」

P「ですが禁止。」

乃々P「…………」

P「お前は良いプロデューサーだと俺は思う。乃々だってそう思っているはずだ。」

乃々P「そんなはずないです……俺……乃々が嫌がるような事ばかり………そんなつもりじゃないのに…………」

P「乃々本人に聞いた事はあるのか?」

乃々P「一度だけ……嫌いじゃないって言ってもらえました……けど……そんなの……俺を…………うううううう…………」

P「泣くな。」

乃々P「自分じゃ……乃々をプロデュースするのには……能力が絶対的に足りてないのが分かるんです………もしものとき……乃々を守れるような力もないですし…………」

P「……」

乃々P「俺は……プロデューサーと言う立場を利用して……乃々と居たいだけの……最低な人間なんです………」

P「>>110

ワンフォアオール・オールフォアワンって言葉をお前は知ってるか?

安価把握

お休みなさいなんですけど……

ルール無視してるのを>>1は優しいから拾ってるけど逆効果だぜ
そういったのはバッサリ切り捨てないと調子乗るだけだ

それとシリーズものとはいえ途中から読み始めた人は置いてけぼりにされてるから
少し気を使ってくれると嬉しいかな

Qとか動く鎧とか全く分からないからね

>>112
シリーズ物の宿命なので……
安価は皆様に考えて頂いた大切な物なので、>>1の力の及ぶ限りは採用させていただきたいのです……すみません……


再開します

P「ワンフォアオール・オールフォアワンって言葉をお前は知ってるか? 」

乃々P「ぐすっ……1人はみんなのために……みんなは1人のために……でしたっけ……?」

P「ああ、そうだ。ある意味今回のライブの骨子と言ってもいい。半分はその為だからな。」

乃々P「……?」

P「ステージを見ていれば分かる。いつか乃々だって分かってくれるって言っただろ?」

乃々P「あの……それは……一体……?」

P「このライブの成功は、全員にとってそう悪くない結果をもたらすはずだ。」

乃々P「Pさん……?」

P「巴Pの読み通りなら、今にステージに乃々が上がってくる。そして、先読みに関してアイツはほぼ外さない。」

乃々P「それは……知ってますけど……」

P「ステージを見ろ。」

乃々「ステージを………!!」

路上ステージ


ザワザワ…ザワザワ…

乃々「………」カツカツカツカツ……ピタッ

……?!オイ、アレミロヨ!!
ノノチャンダ!ノノチャーン!
モリクボォ!モリクボォ!モリクボォ!
ナンカイツモトフンイキ……

乃々「すぅ………」

ナンダロウ……オーラガアルッテイウカ……
ヒダカマイ……

乃々「ラブリーハートビーム!」ビシッ!

シーン……

乃々「………」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……!!!

乃々「ふふっ……」

ステージ袖


巴「な、何じゃ……アレは……?」

拓海「分からねえ……ただ……乃々が出てきただけで……場の空気が変わりやがった……」

巴「見い……観客全員が…乃々の一挙一動に注目しとる……こりゃあ…何と言えば……」

拓海「アツいなぁ……これ…」

巴「そうじゃな……エラいアツいのぉ……」

拓海「>>120

乃々の後ろにシマリスの幻影が見えやがる……この感覚、菜々さんのステージみてえだ……そう、+↑

拓海「乃々の後ろにシマリスの幻影が見えやがる……この感覚、菜々さんのステージみてえだ……そう、あの目は一切の悩みを捨てた奴の目……そう、漢女(オトメ)の目だ!」

巴「知っとるんか、姉御?!」

拓海「ああ、聞いた事がある。あれこそが正に……アイドル……」

巴「……!う、うちにも…乃々の後ろにシマリスの幻影が見えおった……!」

拓海「菜々さんクラスの……伝説的なアイドルにしか、パフォーマンスだけで幻影を見せる事は……」

巴「姉御……しかし、乃々の後ろに確実に見えとるっちゅう事は……」

拓海「考えられる事は一つしかねぇ……乃々には…元々それだけのスペックがあったって事だ。」

巴「………」

拓海「乃々が仕事から逃げようとしねえで…真っ向からぶつかると………こんな事に…なるのか……」

巴「覚悟を決めた事で……乃々の……本来の力が……」

拓海「アタシたちは……スゲェ場所に居合わせちまったのかもしれねぇ……」

巴「…かも……しれんのぉ……」

拓海「何だか興奮しちまって……震えが止まらねぇ……!」

巴「のぉ……姉御………」

拓海「何だ……?」

巴「うちは今まで……ビビったんは片手で数えられるだけ言うたが…乃々のせいで……数えられんくなってもうたわ……」

拓海「そうか……これが……ビビるって事か……」

巴「うちらは……乃々と同じ舞台に…立てるんじゃろうか……?」

拓海「何言ってんだ、せっかく面白くなって来たんじゃねえか?あんなのと同じステージの上で戦えるんだぜ、ワクワクするだろ!」

巴「……!」

拓海「血が騒がねえか……アタシたちも早く……あのステージに上がってみてえってよ……!」

巴「……そうじゃ…そうじゃ…!うちはビビっとる!ビビるような相手を目の前に出来とる!」

拓海「その意味は巴なら分かるよな?!」

巴「>>126

あれは立ちふさがる壁じゃのうて…越えなければならないモノっちゆうことじゃな…!

巴「あれは立ちふさがる壁じゃのうて…越えなければならんモンっちゅうことじゃな…!」

拓海「おうよ!相手は強え方が…ワクワクすんだろうが!」ポキ…ポキ…

巴「越えるモンは高いほど…越える意味があるからのぉ!」グッ!

拓海「この衣装がアタシたちの特攻服だ!乃々だけにデケえ顔はさせねえ!アタシらも暴れてやるぞ!」

巴「おう、カチコミじゃ!齧りついて、噛み切って、己の血肉にしてやるわ!」

拓海「その意気だ!根性見せてやうじゃねえか!」

>>128訂正


巴「あれは立ちふさがる壁じゃのうて…越えなければならんモンっちゅうことじゃな…!」

拓海「おうよ!相手は強え方が…ワクワクすんだろうが!」ポキ…ポキ…

巴「越えるモンは高いほど…越える意味があるからのぉ!」グッ!

拓海「この衣装がアタシたちの特攻服だ!乃々だけにデケえ顔はさせねえ!アタシらも暴れてやるぞ!」

巴「おう、カチコミじゃ!齧りついて、喰い千切って、己の血肉にしてやるわ!」

拓海「その意気だ!根性見せてやろうじゃねえか!」

巴「乃々はオナゴを見せとる!うちらもオナゴを見せる事に関しちゃ負けられんけぇのお!」

拓海「ヘヘッ、完ッ全に吹っ切れたぜ!恥ずかしさなんて微塵も残っちゃいねえ!そして…Pがどうしてアタシにこの仕事をさせたのかやっと分かったぜ!」

巴「上手く膳立てしてくれたモンじゃ!ったく……あいつらには敵わんのお……」

拓海「だからこれから、アイツらの予想を超えてやろうじゃねえか!思い通りってのも癪だからよ!」

巴「じゃな……客の整理やら何やらで泡を吹くとええわ!行くぞ、姉御!」

拓海「ああ、負けねえぞ、コラァ!!」ダッ!

路上ステージ


乃々「皆さあああん!来てくれてありがとうなんですけどおおおお!!」

ワァァァァァァァァァァ……!!

乃々「今日は最高のライブを……皆さんにお届けするんですけどおおおお!!」

モリクボォ!モリクボォ!モリクボォ!モリクボォ!モリクボォ!

乃々「もりくぼが……」

拓海「違えだろうが!」バッ!

巴「何勝手晒してくれとるんじゃ!」バッ!

乃々「……!拓海さん…巴さん…!」

拓海「テメェら!アタシを抜きにして盛り上がってんじゃねえぞ、コラァ!!」

巴「今日の主役は乃々じゃのうて、うちと姉御と乃々の3人じゃ!おどれら……乃々1人の時の3倍は興奮させてやるから覚悟せえや!!」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!

タクミン!タクミン!タクミン!タクミン!タクミン!タクミン!

拓海「たくみんって呼ぶんじゃねえ!!」

オジョウ!オジョウ!オジョウ!オジョウ!オジョウ!

巴「うちも根性を見せてやるけぇ、お前たちも根性を見せいや!!」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!

乃々「>>134

さあ、みんな行きますよー
のののん、のののんの、のーののん、ハイ

乃々「さあ、みんな行きますよー!
のののん、のののんの、のーののん、ハイ!」

ノノノン!ノノノンノ!ノノーンノ!ハイ!

乃々「のののん、のののんの、のーののん、ハイ!」

ノノノン!ノノノンノ!ノノーンノ!ハイ!

拓海「お前らもっと腹から声出してけェ!!」

巴「そんなモンじゃないじゃろうが!!」

乃々「のののん、のののんの、のーののん、ハイ!」

ノノノン!!!ノノノンノ!!!ノノーンノ!!!ハイ!!

仮本部


乃々P「乃々…………」

P「お前がずっと見たがってたのってこれだろ?」

乃々P「ぐすっ……うううう……………ののぉぉ……………」

巴P「要らねえ手間をかけさせやがって……チッ…世話が焼けますよ。」ツカツカツカツカ…

P「済まん済まん…ただ、働きに見合うだけの事はあっただろ?」

巴P「……そうですね、これで王手です。」

ステージ


乃々「のののん、のののんの、のーののん、ハイ!のののん、のののんの、のーののん、ハイ!」

ノノノン!!!ノノノンノ!!!ノノーンノン!!!ハイ!!
ノノノン!!!ノノノンノ!!!ノノーンノン!!!ハイ!!

乃々「よし、会場も温まって来たみたいなんでこれから本番なんですけどおおおお!!」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!

乃々「拓海さん!」

拓海「しっかりエンジンが温まって来たぜ!」

乃々「巴さん!」

巴「おう、ええ気分じゃ!カッカしよる!」

乃々「私たち3人の歌を聞けええええええ!!なんですけどおおおおおお!!」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!

モリクボォ! タクミン! オジョウ! モリクボォ! タクミン! オジョウ! モリクボォ! タクミン! オジョウ! モリクボォ! タクミン! オジョウ!

拓海「うおおおおお!!いいぜ、最高だぜ、お前らあああ!!」

巴「ここで全部出し切るつもりで来いやあああ!!」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!

乃々「それでは……ミュージック、スタートなんですけどォ!!」

ライブ終了後 控え室



乃々「ぜー……はー……ぜー……はー………む、むーりぃー………」

拓海「ハァ…ハァ…大丈夫か?」

乃々「大丈夫……じゃ……ないんですけど……もりくぼの命は……風前の灯火……なんですけど………」

巴「はぁ……はぁ……アレだけの事をすりゃあ……当然じゃ………」

乃々「アハハ……お客さんたち……とっても……盛り上がってくれたんですけど……」

拓海「>>141

お前は最高のアイドルだよ、乃々。衣装が恥ずかしくて嫌だとか言ってた自分の方こそ恥ずかしいぜ……Pは殴るがな

安価把握

一時中断します

>>173
こちらで貼ってしまうと、リダイレクトを作成して頂いた時に二重になってしまいますので……
お手数とは思われますが、
亜季 お付き合い wiki 等で検索をしていただけると幸いです


再開します

拓海「お前は最高のアイドルだよ、乃々。衣装が恥ずかしくて嫌だとか言ってた自分の方こそ恥ずかしいぜ……Pは殴るがな……」

乃々「そ、そんなこと……ないんですけど……」

巴「とは……今日は言わせんぞ…?お前はうちから見ても、最高のアイドルじゃった。」

乃々「あうう……ほ、ほめられるの…むーりぃー……」///

拓海「アハハハハ!終わった途端に…いつもの乃々だな…!」

巴「こいで慣れとるからのぉ……何だか落ち着くわ……」

乃々「もりくぼは、いつでももりくぼなんですけど……」

巴「そうかさっきまでの最高のアイドルも乃々、ここで机の下に居る乃々……どっちも乃々っちゅう事じゃな……」

拓海「疲れただろ?アタシたちみたいに……手足伸ばして転がろうぜ…?」

乃々「え、えっと……遠慮させてもらいたいんですけど……あっ、お誘い自体はありがたいんですけど……」

拓海「ハハハ……机の下が一番くつろげるとかか……?」

乃々「はい……もりくぼは机の下が……安住の地なんですけど……」

拓海「マジか……軽いジョークのつもりだったんだが……」

巴「机の下なんぞ、肩や肘が当たって窮屈違うんか?」

乃々「慣れればだいじょうぶぅ……なんですけど……それに…乃々Pさんの………乃々Pさん!」

巴「そうか……まず乃々Pにこの事を言いたいんじゃな…ふふっ……乃々の女気を見て今頃涙を流して……」

ガチャ…

乃々P「ひぐっ……うあああああ……の、乃々……の……うあああああ………」

乃々「乃々Pさん…?!」

P「3人ともお疲れ様。もう言い表しようのない程のライブだったぞ?乃々Pなんかステージを見てからずっとこれで……」

乃々P「ぐすっ……乃々が……乃々が………うあああああああ……!乃々が……ステ……うああああ……」

巴P「と言う訳で話にならねえんですよ。鬱陶しくて仕方がないんで何とかしてくれませんか?」

乃々「…………」

乃々P「うえ……うああああああ…………乃々が……乃々が……うう……うあああああああ……うああああああああ…………」

乃々「>>151

……落ち着いてほしいんですけど(漢女モード)

乃々「……落ち着いてほしいんですけど。」

乃々P「ううっ……ぐすっ………」

乃々「深呼吸を三回してほしいんですけど。」

乃々P「すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……すぅ……はぁ…………」

乃々「落ち着きましたか?」

乃々P「……っ…」コクッ

P・巴P・拓海・巴「……」

乃々「どうしてそんなに泣いているのか、教えてほしいんですけど…?」

乃々P「ぐすっ……だって……乃々が……乃々が……うう……ううう………」

乃々「私がどうしたんですか?」

乃々P「乃々が……笑顔で……ステージに………ううっ……ステー……うううううう………」

乃々「………」

乃々P「それが……もう……うああああああああ………」

乃々「私が笑顔でステージに立ったのが……そんなに……でしたか……?」

乃々P「……乃々に……いつも……無理矢理……仕事させてるから……それで………嫌な思いを……うううううう………」ヘタ……

乃々「…………」

乃々P「乃々が……アイドルを嫌いになったら……どうしようって………俺は………うあああああ………」

乃々「………」ナデナデ

乃々P「…っ……乃々……?」

乃々「もりくぼは……最近はアイドルのお仕事……そんなに嫌いじゃないんですけど…」ナデナデ

乃々P「ぐすっ………えっ……?」

乃々「本当に嫌なら……辞める手段ぐらいいくらでもあったんですけど……それでも辞めてないのは……そう言う事なんですけど。」

乃々P「……アイドル……好きか……?」

乃々「プロデュースしてくれる人次第…なんですけど……」

乃々P「……あ…………」

乃々「>>157

乃々「ただ……これからはもう大声で威圧したり、命令したり、キノコさんや美玲さんがドン引きするのも構わずに机の下に頭を突っ込んだりするのはやめてほしいんですけど……やめてくれますよね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

乃々P「ひっ…………」

拓海「乃々の後ろに……阿修羅みてえなシマリスが…………」

巴「阿修羅じゃ……阿修羅シマリスじゃ……」

巴P「………」

P「ああ、おい!乃々、あんまり乃々Pを………」

乃々P「俺って……やっぱりクズだ…………うああああああん……うあああああん…………」

巴P「何をやってくれてるんですか……」

乃々P「ごめん……ごめん……ちゃんともう……乃々の……プロデューサー……辞めるから………うああああああん……」

乃々「……!あ、あ……や、やめてくれますよねってそう言う意味じゃ………!」

乃々P「うあああああん……うあああああん……全部……乃々が嫌がってるって……分かってたのに……うああああああ………」

P「乃々は悪くない……ただ、その……タイミングが……な?」

乃々「………」

P「乃々Pが一番弱ってたタイミングだったと言うか……乃々Pが一番不安定なタイミングだったと言うか……」

乃々P「うあああああああ……全部……全部分かってたのに……乃々に……嫌われて当然だ………」

拓海「今のはアタシでもブルッちまったから………乃々Pからしてみりゃあ……」

巴「言わずともがな……じゃ。」

乃々P「うああああああああ………乃々が……大好きなのに……傷付ける事しか……できなくて………」

乃々「あっ……えっと………」

乃々P「うああああああ……うあああああ………」

P(しまったな……まさかこうなるとは………)

巴P「…………」

乃々「ああ……もりくぼは……もりくぼは………も、もりくぼは………」

乃々P「うわああああああ……乃々ぉ……ごめん………全部………悪いのは俺だって分かってたのに………」

乃々「えっと……えっと………」

巴P「>>163

大丈夫です、まずは抱きしめて落ち着かせてあげてください。……+↑

巴P「大丈夫です、まずは抱きしめて落ち着かせてやってください。」

乃々「えっ……あっ………え、えいっ……!」ギュッ……

乃々P「……!」

巴P「………」

乃々「落ちついて………落ちついて………」

乃々P「ぐすっ………乃々ぉ………」

乃々(…乃々Pさんって……今まで傷つかなかったんですけど……もしかして………)

乃々P「……っ……うう………」

乃々(もりくぼと同なじ……怖がりさん………?)

乃々P「俺は……嫌いになっていいから……ぐすっ……乃々には……才能がある……から……うあああああ………」

乃々「………」

拓海(………ん…?)

巴P「…………」

乃々P「俺が……俺が………」

巴P「そうですね、全部アンタが悪いです。」

巴「オイ、火に油を……!」

巴P「………」

巴「………」

巴P「ですから取り敢えず、今回はアンタ悪いんですから、一つお願いを聞いてやるのはどうですか?」

乃々P「お願い………を……」

P「……流石にそれぐらいすれば許してもらえるだろ?」

拓海(……ハァ……そう言う事かよ……一杯食わされたとは思っちゃいたが………)

乃々P「………の、乃々…!」

乃々「もりくぼのプロデューサーさんでいてほしいんですけど……これからも……ずっと……」

乃々P「…………えっ……?」

乃々「>>170

でもさっきの約束は守ってくださいね、さもないと……

乃々「でもさっきの約束は守ってくださいね、さもないと……」

乃々P「………」ジワ……

乃々「ああ、嘘嘘!う、嘘なんですけど……!守らなくてもいいですから……もりくぼのプロデューサーさんで居てくれればいいですから……」

乃々P「……どうして……?」

乃々「もりくぼも乃々Pさんが……大好きだから……なんですけど……」///

乃々P「……………」

乃々「うう……」///

乃々P「今……何て……」

乃々「乃々Pさん……もりくぼは、乃々Pさんは鬼や悪魔だと思った事はありますけど……嫌いだと思った事は一度もないんですけど……」

乃々P「…………」

乃々「いっつも、もりくぼの事を最優先に考えてくれているの……知ってましたから………それに…乃々Pさんのおかげで……アイドル……好きになれましたから……」

乃々P「ぐすっ……それって………」

乃々「乃々Pさんがアイドル『森久保乃々』を……育ててくれたんですけど……」

乃々P「俺で……いいのか……?」

乃々「乃々Pさんがいいんです。」

乃々P「うう……うああああああ……ののぉ……ののぉ………」

乃々「…………」ナデナデ

乃々P「うああああああ………」

乃々「そっか……これが本当の……乃々Pさんなんですね……」ナデナデ

巴P「…………」

帰社中 車内



巴「全部お前の手のひらの上だったっちゅう事か。」

巴P「何の事を言っているんです?」

巴「トボけても無駄じゃ。言うてみい、予想より何手余分じゃった?」

巴P「……一手ですね。」

巴「ハァ……一つ目の狙いには途中で気付けたが、二つ目には最後まで気付けんかったわ……まんまとしてやられたわ!」

巴P「いけませんでしたか?」

巴「結果だけで言やあ、万々歳じゃ。乃々は才能を開花させる、姉御は吹っ切れる、うちは仁義っちゅうんが何か思い出せた。どうじゃ、これで一つ目じゃろ?」

巴P「……で?」

巴「乃々Pはこれからは、本当の自分で乃々と付き合っていける。2人は上手くいくじゃろう。……もう一つの狙いは、乃々Pに本音を語らす事だったん違うんか?」

巴P「Pさんは拓海さんの全力でアイドルに取り組む姿をQさんに見せられた。客の中にいたの気付きました?俺はこれからは余計な手間を省ける。……までで正解です。」

巴「……いつ思いついた…?」

巴P「アンタに教える義理はありませんよ。」

巴「>>177

フッ……好きにせい
それはそうと、頼まれてもらいたいことがあるんじゃが……

巴「フッ……好きにせい
それはそうと、頼まれてもらいたいことがあるんじゃが……」

巴P「気分がいいんで特別に聞いてあげます。」

巴「ほうか……なら、帰ったら一局付き合うとくれ。何の目論見も計算も損得もなく、純粋に一局付き合うとくれ。」

巴P「そんなんでいいんですか?」

巴「うちは負けず嫌いなんじゃ。負けたままでは終われん。」

巴P「………フン…」

巴「まさか逃げるとは言わんよな?」

巴P「仁義は通しますよ。」

巴「そう言うてくれると思うたよ。お前は誰よりも信用できて、誰よりも信用ならん男じゃけぇのぉ。」

巴P「どう言う意味です?」

巴「その笑顔の下で何を考えとるかはうちにも一切分からんちゅう事じゃ。」

巴P「ハッ、ガキに見透かされるようになったらお終いです。」

巴「フフッ、分かる必要もないがの。お前の笑顔は信用ならん、それと、お前は仁義に反するような行いは死んでもせん。この二つだけ分かっとりゃ十分じゃ。」

巴P「………」

巴「これからもよろしく頼むぞ?」

巴P「仕方がねえな………駒落ちは……」

巴「要らん!壁は真っ向勝負で乗り越えてこそ、じゃ!」

巴P「アンタならそう言ってくれると信じてましたよ。」

仮本部



拓海「よくもまあ…アタシをダシに使ってくれやがったな?」

P「何卒……何卒……」カタカタ…

拓海「ハァ……別に殴りゃしねえよ……」

P「えっ……?」

拓海「アタシはそんな暴力女じゃねえよ。腹減った、飯奢れ。」

P「たくみん…………」

拓海「>>184

ただし、乃々が乃々Pに言った事はお前にも当てはまるって事を忘れんなよ。年末のイベントはやってやるが……不純な目的で仕事を押し付けるのはやめろ、いいな?

拓海「ただし、乃々が乃々Pに言った事はお前にも当てはまるって事を忘れんなよ。年末のイベントはやってやるが……不純な目的で仕事を押し付けるのはやめろ、いいな?」

P「お、お、お、お、おう……!」

拓海「………」

P「…………」

拓海「いいな?」

P「はい……」

拓海(アタシの知らねえところで色々しやがって……ったく……)

拓海「目的が不純じゃなきゃ、どんな仕事だってこなしてやるからよ。」

P「……!!」

拓海「今回の仕事だって、結果としては色々得るもんがあったからな。Pの回す仕事にハズレがねえのは分かってんだよ。」

P「可愛い衣装……着せていいのか……?」

拓海「……チッ……勝手にしろ!」///

P「…………」ワナワナワナワナ…

P「たーくーみーん……!!」バッ!

拓海「ば、バカッ!急に飛びついてくる奴が……!」///

フニ

P「……あっ…」

拓海「……………」

P「…………」



メシャアアアアアアアアア!!




筋を通す

1週間後、そこにはライブの時を思い出して恥ずかしさのあまり走り回るもりくぼの姿が…

ほのぼの(の)回でした
フリフリでヒラヒラできゃぴきゃぴな衣装の見た目はご想像にお任せします

2週間後、そこにはライブ映像を父親が近所中に配っている事を知り、恥ずかしさのあまり走り回るお嬢の姿が…

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