那珂「月山習?」 (34)



艦これ×東京喰種

那珂ちゃんが東京喰種の月山になってしまうだけのお話

キャラ崩壊、独自設定あり




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447413470

監督「カット!撮影は以上で終了!お疲れさん!!」

「おつかれー」「おつかれさまー」

「くまりんこ!!」

那珂「はあ…今日も上手く行かなかったなぁ。」

監督「お疲れー那珂ちゃん。浮かない顔してるね?」

那珂「監督…私、ダメですよね…必死に頑張ってもファンにはファン辞めますとか、解体のアイドルとか言われて…。」

監督「あー、気にしなくてもいいよそんなの!こういう業界ではよくあることだから!この調子で頼むよ!海軍のお偉方に任された大事な広報の仕事だろ?」

那珂「は、はい…。」



ヒソヒソ


「あの娘、まだ使う気か?」「仕方ないだろ、お偉方が使えって言うんだからさ。」

「艦娘って同じようなのが何人もいるんだろ?変えちまってもばれねーんじゃねーの?」

「インパクトが足りないんだよな!」

「くまりんこ!」


那珂「ううっ…。」


マルヒトマルマル

那珂「ただいまぁ…。」

川内「おかえりー。相変わらず元気ないね。」

神通「zzz…。」

那珂「…私、このお仕事続けられる自信がない。」

川内「ん?なんかあったの?」

那珂「…インパクトが足りないって。このままだと別の那珂ちゃんに交代するって…。」

川内「インパクトねぇ…。十分那珂はあると思うけど?」

那珂「…足りないんだよ。それに那珂ちゃんは皆基本的にあのテンションで同じだし。」

川内「そうだねぇ…。あ、試しにこのアニメのキャラの真似してみたら?インパクトスゴイよ!」

那珂「へ?何のアニメ?」

川内「東京喰種っていうアニメ。まあ観てなよ。」



月山『むっはぁ!ああ!柔らかな甘みとビターな酸味…。芳醇なハーモニー…!』スーハースーハー!



月山『ちぃぃぃぃぃいいいいいいいんみっ!!』



月山『ノン!ノン!ノン!』



月山『フォルテッシモ!!』



月山『カネキ君が!食べながら、カネキ君を!食べたい!そうしたい!!』



月山『トレッビアアアァァァアアアアン!!なんだこの味わ!?舌の上で…深く絡み合う…ハアアァァァァモニィィィイイ!!』



月山『僕のだぞッッッ!!』



月山『カネキ君…後生だ…一口…ァアア!ひとく…ち…。』ドサッ



https://www.youtube.com/watch?v=TIHOqBRZmZk



月山『カネキ君…ああっ!君はなんというスパイスを…ッ!!』



月山『共食い!それは喰種にとって禁断のリンゴ!君は新たな力を欲したんだね!?』



月山『…ア゛ア゛ァ…!食べたい!知恵の実を屠ったアダムを!!もう少しで…このっ!僕が!!』



https://www.youtube.com/watch?v=zUz3ty_kGNU


月山『エルドラァァァアアアド!!』



月山『思えば全ては…ここから始まったんだね…。』



月山『僕らのぉ…スーハー…僕らの…スーハー…スウィートメモリー…スーハーアアァァァンド!!スウィートハアアァァァモニィィィ!!』


https://www.youtube.com/watch?v=4Fg5jfckykQ


那珂「…すごいねこの人。」

川内「ーーーーー!!」笑い堪えるのに必死

那珂「川内ちゃん。これちょっと借りるね…。」

川内「ハヒィハヒィ!い、いいよ…はーっはっはっは!!」ゲラゲラ

神通「zzz…」



その後三日間那珂が自室から出てきた姿を見た者はいなかった。


三日後

神通「那珂ちゃーん?どうしたの?気分でも悪いの?」ドンドン

川内「…もしかして。」

ガチャッ

神通「あ、開いた!那珂ちゃ…ん?」


那珂「ああ!My sisters!よく来てくれたね!私は嬉しいよっ!」ビシッ

神通「…え?誰?」

那珂「ああ…忘れてしまったのかな?私さ、那珂ちゃんだよ。」

神通「」

川内「や、やっちまった!!」ガガーン!

那珂「神通ちゃん、一体どうしたと言うんだい?」首傾げ

神通「」

川内「…し、死んでいる!?」


神通「すいません…あまりのショックに…。」

那珂「はははっ!神通ちゃんは面白いね。こんな些細なことでショックを受けて死にかけるなんて。」

神通「さ、些細いいいいいいいい!?」

川内「じ、神通落ち着いて!!」

神通「これのどこが些細ですか!?妙な色の制服着てお団子ヘアーからストレートにして髪の色も紫にしてる!この姿のどこが些細ですか!!」

川内「確かに些細じゃないけども!」

那珂「…まあ、心配をかけてしまってすまなかったね。お詫びに私がランチをご馳走しよう。」

川内「…なんか嫌な予感がする。」

食事処間宮

間宮「いらっしゃ~い。何にしますか?」

神通「私は秋刀魚定食で。」

川内「私もそれで。那珂は?」

那珂「タ級の乳肉のステェーキを!」

間宮「はいぃ!?」

川内「アウトオオオオオオ!!」

神通「そんなものあるわけないでしょ!?」

那珂「おや、無いのか…それなら仕方ない。秋刀魚定食で。」

間宮「は、はい。分かりました…。」(那珂さんどうしたんだろう…。何か変…。)


間宮「はい、秋刀魚定食三つです。」

那珂「Thank you。さて、いただこう。」


パクッ。モグモグ…カッ!


那珂「トレッビアアアァァァアアアアン!!」バッ!

間宮「ひいっ!?」

那珂「なんだこの秋刀魚は!?口の中で…ふわりと広がるこの風味!秋刀魚の繰り出すハアアァァァァモニィィィイイ!!」

間宮「あわわわわ!な、那珂さんどうしちゃったんですかぁ!?」

神通「…。」ポカーン

川内「ちと影響与えすぎたかな…。」

ここまで

続きはまた夜那珂に

誤字じゃない、いいね?

その後も那珂の異常な行動は続いた


川内「那珂が無断で出撃したって!?」

吹雪「い、今間宮食堂にいます!」



那珂「シェフ、これをソテーに。」イ級の目玉

間宮「ひいぃぃぃぃぃ!!」

加賀「頭に来ました。食事がまずくなります。」ガタッ

那珂「ノンノンノン、加賀さぁん、熱くなっちゃあいけないよぉ?Be cool、落ち着きたまえ。」

加賀「このっ…!」ブン!

那珂「はははっ!甘い甘い!よちよち歩きの雛のようだ…。」ひょいひょい

瑞鶴「頑張ってー!焼き鳥せんぱーい!」

加賀「……。」イラッ

那珂「いいかい?これが…!!」ブン!

加賀「ぐうっ!?」バキッ

瑞鶴「ぐえっ!?」ドンッ

那珂「本物の蹴りだ。」


瑞鶴「待って加賀さん!なんで私ぶっはぁ!!」

川内「」唖然

吹雪「嘘…加賀さんでもまったく歯が立たないなんて…!」

瑞鶴「ふ、吹雪助け…ぐええええええ!!」バタッ

加賀「殺りました。」

また次の日


吹雪(今日は落ち着いてるな那珂ちゃん…。)

那珂「~~♪」

青葉「ども!青葉ですぅ!最近おかしな那珂さんにインタビューです!!」パシャッパシャッ!

那珂「……邪魔したな。」

青葉「え?」

那珂「邪魔したな…私の一口目をオオオオオオ!!」ガタンッ!

青葉「ひええええええ!!に、逃げなきゃ!!」

那珂「待ちたまえええええ!!」ガシャン!

吹雪「な、何あれ!?艤装の形が全く違う!?」

青葉「うわあああああああ!!」

那珂「サイコロカットしてやる!!」

青葉「ワレアオバ!ワレアオバアアアアア!!」


間宮「あわわわわ…。」ガクブル

また次の日の夜


那珂「はっはっは!どうしたんだい?私を拘束して調べようとしたんだろう?」

夕張「くうっ…その艤装は一体なに!?私も明石もいじってない!」

那珂「ふふん素晴らしいでしょう?自分で丸一日かけてここまで改造したの…。さて、丁度小腹も空いてきたかな…。」チラッ

夕張「…まさか!」

那珂「『夕張』というぐらいだ…。さぞかし甘美で美味しいのだろう…?メロン…。」

夕張「ひっ!い、イカレてる!!」

那珂「ふっふっふ!では、まず味見から…。」ペロッ

夕張「ひいいっ!!」ゾクゾク

那珂「…ノン!まだ熟していない…。だが!安心したまえ…私が…。」

川内「イヤーッ!!」

那珂「お゛ふっ!?」


ドンガラガッシャン!!


川内「行くよ夕張!」

夕張「へ?あ、ああうん!!」


那珂「なんという…アンブッシュ!」

川内「ここまでくれば大丈夫…。」

夕張「た、助かった…。」

神通「夕張さん!大丈夫ですか!?」

夕張「え、ええ大丈夫。返り討ちになって頬を舐められただけだから…。」

神通「……姉さん。知っているんでしょう?どうして那珂ちゃんがあんな風になってしまったのか。」

川内「じ、実は……。」


カクカクシカジカマルカイテナカチャン

神通「完全に姉さんのせいじゃないですか!?」

夕張「しかもよりにもよってあんな強烈なキャラを進めるとか…。」

川内「…返す言葉もございません。まさかあんなになるとは…。」

夕張「自分で艤装改造してこの鎮守府で屈指の実力者の加賀さんを雛扱いできるだけの力と食に対する執着とか三日で全て手に入れるとか…。」

神通「完全に変人と化してしまいましたね。でも、そこまでストイックにその…なんでしたっけ?」

夕張「月山習。」

神通「それです。その月山さんになりきってしまうなんて、どれだけ追い込まれていたんでしょうか…。」

夕張「あれ、なんとか元に戻さないと取り返しのつかないことになるよ…?なんとか元に戻す手はないの…?」

川内「…一つだけあるかも。那珂が月山化してるなら…金木研になりえる存在と霧島董香となる存在が必要だと思う…。つまり、原作四巻と五巻を再現する必要が…。」

夕張「ああ、カネキ君を食べるためにやったあのシーンね。でも相当難しい気も…。」

神通「普通にぶちのめすのじゃだめですか?倒すなら同じじゃないですか。」

川内「う~ん…それもありか…。」

夕張「の、脳筋の発想だ…。」


キャアアアアアアア!


川内「この悲鳴…駆逐艦の寮からだ!」

神通「まさか…!」

夕張「一応憲兵呼んでおく!!」

吹雪「むーむー!!」ジタバタ

那珂「暴れても無駄だよ、リトル吹雪。」

バン!

神通「やっぱり…那珂ちゃん!あなた…!」

川内「那珂…!」

那珂「おやおや、また邪魔が入った…。せっかく極上の食材をいただけると思ったら…。」

憲兵「」チーン

神通「那珂ちゃん…目を覚まして!!」

那珂「…何を言っているんだMy sisters。私はいつもお目目がパッチリだよ…。」

那珂「そうか!二人ともリトル吹雪を味わいたかったんだね!?そうと言ってくれれば…。」

川内「そんな訳ないだろ!イヤーッ!」

那珂「おっと!その手はもうくわないよ!!ぶっ!?」バキィ!

神通「那珂ちゃん…悪いけどもしばらく気を失ってもらいま…!?」

ビュン!!

神通「これは艤装!?」

那珂「なんだ…違うのか。なら…ディナーの邪魔だ!!」ブン!!

多分改造した艤装って赫子似だよね?
ちょっと見てみたい気持ちもある

神通「あれに当たったら重症どころじゃすみませんね…。」

川内「…こうなったら、私が速さで那珂を翻弄する。その間を神通が詰めて。」

神通「了解…!」


吹雪「モガモガ!」

吹雪(技の川内、力の神通とは言うけれど…!今の那珂ちゃんには勝てない!)


川内「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」シャッシャッシャッ!

那珂「小賢しいよ!ニンジャガール!!」ガキィン!

神通「はあああああ!!」ドゴォ!

那珂「中々にHard!!そうこなくては!!」

那珂「面白味がない!!」ギュイイン!

川内「グワッ!!」

神通「くうっ!!」

川内「思ってたより…ずっと強い。」

神通「二人がかりでやっと互角…。」


那珂「ここはちょっと狭いね。場所を変えよう…Come on。」ダッ


川内「神通、もっと攻めていいと思うよ。全力じゃないときつい。」

神通「ええ、殺すぐらいに全力を出します。」


吹雪「モガガー!!」

吹雪(ちょっと二人とも置いていかないで助けてよー!!)

演習場

那珂「フム…ここなら。」

川内「サツバツ!!」

那珂「おっと…いきなり撃ってくるんだね。」

神通「余所見は禁物ですよ?」ヴォン!!

那珂「ぐうっ!?なっ、艤装が…!!」ビキッ!

川内「インストラクションワン!百発がダメならば千発のスリケンを投げろ…!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」

那珂「ぐううううう!!」

神通「しゃーんなろー!!」

那珂「ぬううあああああああ!!」ドゴーン!!

川内「…やったかな?」

神通「少なくとも、あのドリルのような艤装はもう使えないでしょう。」


那珂「…やるなぁMy sisters。やむをえまい…これを使おう。」


バシュッ!!


川内「なっ!?飛んでる!?」

神通「あ、あの形の艤装はまさか!!」


那珂「破壊天使砲…発射!!」


https://www.youtube.com/watch?v=9i9PZqRroVA


川内「グワーッ!!ヤ・ラ・レ・ター!!」

神通「AGPのステージ艤装…!!キャアーッ!!」



どっかーん☆

川内「那珂…強くなり過ぎじゃ…。」

神通「まさかあれを使われるとは…。」

那珂「My sisters。どうだい?私の邪魔をすると――。」

川内「ねえ、那珂。」

那珂「なんだい、ニンジャガール?」

川内「さっきのアレさ…十分インパクトない?」

那珂「…What?Pardon me?」

川内「いやさ…その艤装十分ハデだし…月山にならなくても十分インパクトあるよ。」

神通(はっ!姉さん、そういうことね!!)

神通「私もそう思います!」

那珂「な、なんだって…!?」

川内「やっぱりありのままの那珂が一番だよ!」

神通「ええ!あの頃の那珂ちゃんの方がよかったです!!」

那珂「…ああっ!私はインパクトという言葉に囚われすぎていたというのか!!」

那珂「…どうやら、那珂ちゃんはとんだIdiotだったみたい…。」

川内「那珂!」

神通「那珂ちゃん!」

那珂「目が覚めたよ…私、ありのままの私で頑張る!!」

川内「応援するよ!那珂!」

神通「私も、精一杯支えるから!頑張りましょう!」

那珂「よーし…那珂ちゃん!頑張っちゃうよー!!」

この後、月山化から脱却した那珂はこの後の広報の活動も調子を戻し一躍スターに。

艦娘公式アイドルとして世間一般に知り渡った。



そして…

那珂「はぁーい!今日はこのハンバーグのリポートをしたいと思いまぁーす!!きらりん☆」

那珂「あ~見てください!この厚み!この肉汁!とっても美味しそう!では、いただきまぁ~す!」ぱくん

那珂「……。」モグモグ

那珂「……。」ガタッ!



那珂「トレッビアアアァァァアアアアン!!」


食事の際のリアクションはどうしても治らなかったが、これはこれで面白く分かりやすいと視聴者からは好評だったとか。


おまけ


吹雪「むーむー!!」

吹雪(いい加減誰か助けてよ!!)


吹雪が救出されたのは川内型の戦闘から二日後だったとか。

これにて終了

屈指のネタキャラの月山さんと那珂ちゃんを混ぜたらどうなるかやってみた結果がこちらw

先輩が描いた那珂ちゃん月山バージョンの出来が素晴らしかった

次はまた深海棲艦ネタか自転車の続きを書きたいかな?

気が変わって別のも書くかもしれない

とりあえず後程依頼出してきます

見てくださった方、ありがとうございます

>>24 基本的には艤装を無理やり月山の赫子にした感じだと想像してもらえれば…

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom