シルヴィ「ご主人様、朝ですよ」 (31)

シルヴィ「起きてください」ゆさゆさ

シルヴィ「……え? 寒いから布団から出たくない?」

シルヴィ「でも、昨日は張り切ってたじゃないですか。早起きして、森に薬草を取りに行くんだって」

シルヴィ「……それは、私だって出たくありませんよ。でも、ご主人様だって本当は出たいのでしょう? 薬草、必要なんですよね?」

シルヴィ「……分かりました、それなら私が温かいお茶を入れてきますから、それを飲めば……」

シルヴィ「私が寒い思いをするだろうって? でも、私はご主人様の奴隷ですから」

シルヴィ「……『自分一人が暖かい思いをするよりも、二人で一緒に暖まった方が良い』、ですか……」

シルヴィ「……分かりました、じゃあもう少しこのまま

なでなで

シルヴィ「ふぁっ……」

シルヴィ「……!」

シルヴィ「……ゆ、誘惑に負けたわけじゃ、ないですからね?」

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傍らで横になるシルヴィの身体を左手で抱き寄せる。

シルヴィ「んっ……」

生まれたままの姿の身体が触れ合い、互いの熱が直に伝わってきた。

シルヴィ「……とっても暖かいです……」

そのまま空いている手でシルヴィの頭を撫で続ける。昨晩の行為で乱れていた髪を手で梳くと、すぐサラサラと整っていく。

シルヴィ「んん……」

夜はあれほどまでに激しい行為を求めてくるというのに、シルヴィは頭を撫でられるとまるで生娘のように頬を染める。

シルヴィ「……幸せです。ご主人様と、一つになっているみたいで……」

そうは言うが、昨夜だって一つにはなったじゃないか。そう言うとシルヴィは耳を真っ赤にした。

シルヴィ「そ、それはまた別というか……なんというか、あれはご主人様と繋がることが出来る幸せなんですけど、こっちは、ご主人様に包まれる幸せ、というか……」

こちらの意地悪な質問にも懸命になって答えようとしているシルヴィが、愛おしくて溜まらなくなる。かい抱く力を強くした。もっとシルヴィと、一つになりたい。

シルヴィ「……ずっと側に居させて下さい……ご主人様……」

その言葉に頷き、頭を撫でてやると、彼女はとろけるような笑顔で微笑んだ。

もみもみ

シルヴィ「ふぅっ、ん……」 

シルヴィ「……あっ、あの、ご主人、様……私の胸なんて、もんでっ、楽しいですか……?」

もみ……

シルヴィ「あっ……い、いや、止めて欲しい訳では……」

……もみもみ

シルヴィ「あんっ……そのっ、わたしのむねっ、貧相だしっ、んぅっ、もっと大きい胸の方がいいんじゃないかって、服屋さんみたいな……」

もみもみ

シルヴィ「……ウソです、服屋さんの胸、ご主人様、見てました……」

もみ……

シルヴィ「……」

シルヴィ「……『私が気持ち良くなるのが嬉しいから』、ですか……」

シルヴィ「……いえ、私も同じです。ご主人様に気持ちよくなって欲しいから、口でご奉仕したりするので……でも、小さいままなのは……」

シルヴィ「……それって、本当ですか?」

シルヴィ「……『医者の言う事を信じろ』、ですか」

シルヴィ「……じゃ、じゃあもう少しだけ、お願いします……」

……もみもみ

シルヴィ「あっ……♡」

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