少女「買われた奴隷は獣と踊る」(24)


  ・多分R18(?)
  ・若干リョナ(?)
  ・地の文主体(?)


  そこには"何か"がいた。


  うじゅる……

少女「ひ…っ あ゙…、あぁ゙……っ」ビクッ


  くちゃ、ぬちゃ…


少女「もうやぁ…許し……ぃ、あ、ぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!」

  「………………」


  暗闇の中で何かが蠢く音がする。

  けれど、悲鳴のような嬌声が全てを打ち消し、闇の中へと隠していた。

―――――――
―――――
―――


  数時間前のこと。

  私は「この部屋に入って、命令無しに絶対動くな」と、買主に命じられた。
 金で売買されるものたちの中では、買主の命令は絶対。逆らうことは許されない。

  命じられるがまま、私の足は地下室へと向かっていた。


  入ってすぐに閉じ込められた部屋は真っ暗で、冬の時期だというのに仄かな温かさがあった。


少女「…………」

  この程度、何とも無い。

  ただ暗い部屋に閉じ込められているだけならば、
 まだ檻に入れられて見世物にされている方が怖い。

  だから私は何一つ怖くなかった。


  "何か"の気配を感じ取るまでは―――


  うじゅる……

少女「ひ…っ」ビクッ


  くちゃ、ぬちゃ……


少女「な、何…? 何かいるの……?」

  「………………」


  暗闇の中で何かが蠢く音がする。

  問い掛けたところで何が返ってくるわけもない。
 ひたすら"何か"の気配に怯え続けて、ただ恐ろしい時間だけが経過していく。

  もはや口の中はカラカラに渇き、流れ出る汗が数日前に焼かれた背中の傷に沁みていた。


少女「はぁ…っ は……っ」

           ―――ガチャッ

少女「っ  あ、ぅ…?」

  「―――ふむ、このくらいが頃合、か…?」


  闇に慣れた目に光が焼きついた。
 息の詰まるような淀んだ部屋の扉が開き、一人の男が顔を覗かせる。

少女「ご、ご主人様……?」


  それは私を金で買った、恐ろしい男だった。

男「さ、準備も済んだ。始めるとしよう」

少女「準備? 始める? いったい何を―――」



  ぬ る り …


少女「ひっ ぃ、嫌っ!?」バシッ

  頬を"何か"に舐められる感触。

  驚いた私は、思わずそれを振り払った。


男「あ゙ぁ?」

少女「あ……」ビクッ

男「誰が動いていいと命令した?」


少女「っっ 」ビクッ

  そうだ、私はそう命じられていた。
 買われた奴隷に、抗う自由など与えられているはずもない。


少女「ご、ごめんなさ―――」

           ―――ぐちゅ…っ

少女「きゃ…っ!?」

  "何か"が身体に巻きついて、更に私の自由を奪った。

男「お前は立場が分かっているのか?
  長いこと売れ残り、店にもはした金で売り叩かれたお前より、一緒に買ったコイツの方がよっぽど高かったんだぞ」

少女「え――…」

男「何だ、その顔は? あまりにも弱々しく痩せ細り、満足に力仕事もできやしねぇ。
  おまけにガリガリでヤる気がこれっぽっちも起きねぇんじゃ、そういうこともしたくねぇ」

男「だったら、それなりに言うことを聞くソイツの方が高くつくのは当たり前だろう」

少女「そん……な…」

  様々な意味で『ペット』以下と言われ、私は項垂れる。
 その視界には、身体に巻きつく黒色の触手が映り込んでいた。


  よく見ればそれは流体。

  私にとっては別に珍しくも無い、ドロドロの奴。
 ご主人様の意のままに操られる君の悪い感触の存在が、そこにいた。

  それは私を売った店で同じように売られていたもので、
 売られる前に見た、ソイツに嬲られる他の子達の姿を、私は未だ忘れられないでいる。


男「だがまあ、せっかく金を払ってまで買ったんだ。―――暇つぶしくらいにはなってくれよ?」

少女「ひ、ぁ、あぁ……」ガタガタ

男「…………ふん」ヒュン

  男が棒状の道具をタクトのように振った。
 それに呼応するかのように、纏わりつく流体が意思を持つかの如く蠢く。

少女「や、やだ……やめ――――」


男「………やれ」

  無慈悲に言い放った男を、私は一生忘れないだろう。
 下劣な笑みで醜く歪んだ、その顔を。

―――――――
―――――
―――


           ―――くちっ ぬちゅ…

  融けた蝋を伸ばすような音。

  古くなった油をかき混ぜるような音。

  それを言い表せるだけの語彙が、私には無かった。


  粘性の高い重い水に、私の身体は温めるように撫で回される。

  襤褸切れ一枚からつくられた粗末な奴隷服を穢す触手は、その全てが液体で出来ている。
 わざわざ裾を捲り、下から擦り上げてくる悪趣味な触手もあれば、
 液体らしく布を透過して包んでくる触手もあった。

  足先から、指先から、四肢の根本を経由して、ゆっくりと身体を穢されてゆく。

  逃れようともがくほど蜘蛛の巣のように絡まり、
 足掻けば足掻くほどぬめぬめとした不気味な温かさが纏わりついてくる。

  じんわりと浸透してくるそれに包まれ、私は巨大な化け物の腹の中に迷い込んだのかと錯覚する。


少女「ひ、ぃ…や……気持ち悪、い…っ」

  なまじ冬の寒い夜であったがために、
 触手の温かさや植物を思わせる芳醇な甘い香りが私を落ち着かせる。

  しかし、それだけに、無遠慮な触手の愛撫は、私を酷く困惑させるのだった。


少女「やだ…。やだぁ……っ!」

男「おい、暴れるな」

少女「ご主人様! もうっ やめ……」

  この先を知っているが故の恐怖が、助けを求める手を伸ばさせる。

  だが、
           ―――ゴリュ…っ

少女「痛……っ」

男「暴れるな、と俺は言ったんだが?」

少女「でも…っ」

男「これ以上逆らうなら、さっき以上にこの棒を持った手が滑るかもしれないな……」

少女「……っ」ビクッ


  その言葉に私は閉口した。

  改めて、買われたものに権利など無いと思い知る。
 どう扱われようと、結局は買主の自由。

  ただ見世物にされることを強要され、満足に拒むことも出来ないまま、私の未来は決められていくのだった。


           ―――くにぃ…。

少女「ひぁ…っ!?」ビクンッ

  触手が私の胸全体を飲み込んだ。

  痩せ細り浮いたあばら骨を撫で上げて、そのまま胸を揉むように蠕動する。
  触手の液体の中でどのような現象が起きているのかは知る由も無いが、
 まるで人の手で触れられているような圧に、そのささやかな胸が犯されているのは分かる。

  否、売り物として調教された身体に走るおぞましい快感が、理解を強いるのだ。


           ―――ぐに、ぐにゅ…っ

少女「ふ、ぅ…っ んく……」ビク、ビクッ

  心が拒んでいようと、身体は面白いように反応する。
 喘ぎ、荒く息を吐くその度に吸い込む甘い芳香が、頭を蕩けてゆく。

  それを目にした男も興が乗り始めたのか、振るう棒の扱いも、一段と激しさを増すのだった。



少女「痛っ! ひぃ、ぁぁぁあああああああああ!!!」

  白い少女の胸を弄んでいた触手が、桜色の色づきを強く締め上げたのだ。


  固体として行うならば、決して与えられぬ甘い痛み。
 液体としての圧を以って行うからこそ生まれる、鋭い快感。

  それは痛みに他ならなくて、それでも強い快楽を与えてくる。

  汚されてゆく嫌悪感は拭えないまま、身体だけが高められてゆく。


  液体の特性を生かしてピンクの蕾のその穴へ沁み込み、
 まるで洗浄するかのように挿注を繰り返す。

少女「や、ぁ、あぁ……んっ」


  ちゅぽん。と音を立て、胸を弄んでいた触手が離れる。

  襤褸の服はいつの間にか脱がされていて、
 先程まで虐め抜かれていた桜色の飾りはぴんと上を向いていた。

少女「ぅ、う……」


  僅かに纏わりつく触手の残滓はてらてらと艶かしく、
 それ故に、触手の温かさを失った少女の肌には、暖かいはずの地下室の空気は冷たく感じる。

  微々たる温度の変化を感じ取る程に、彼女の性感は敏感過ぎるほどに高められていた。


           ―――ぬと…


少女「……?」

  肩で息をする少女の頬に、何かが垂れた。

  見上げてみたそれは触手の一部で、いつか市場で見た飴細工のように細い糸になって蠢いている。


  それらは彼女に甘く絡みつき、小さな桜色の蕾を穿るように弄る。
 蠕動するように収縮を繰り返すその先端は先程のように蕾を押し広げながら入り込む。

  深く。深く。先程よりも深くに潜り込み、
 内側から、外側から、未熟な乳房を刺激し始める。

少女「あっ あぁ……ん、ふ…っ」

  少女の喘ぎに始め程の嫌悪感は無く、与えられる未体験の快感がそれらを塗り替えていった。


           ―――つぷっ
少女「ぃ、ひっ!?」

  突然鼓膜に響いた音に、背筋が粟立つ。
 極細の触手は乳房に群がる数本だけではなく、彼女の左耳にも挿注を行っている。

少女「あ、ぁああ……ぁあ―――」
           ―――ぐちぃ、つぷ、つぷっ

  耳の中を舐られた。
 脳を掻き回されているような音が、正常な思考を根こそぎ飲み込んでいく。


  身体の垢を舐め落とそうとでも言うのか、
 触手は耳だけに飽き足らず、脇、へそ、膝の裏を擦りあげる。

  ぐしゅぐしゅ。と、自らの液体の身体を泡立たせながら、もどかしいくらいの強さで擦り続ける。


  やがて、自らの仕事に満足したのだろうか?
 身体中の垢を落とした触手は次なる責めに行動を変える―――筈も無く、

           ―――じゅぷ…

少女「………っ!?」ゾワァ…

  そこが一番の不浄だとでも言わんばかりに、
 少女の秘所の更に後方、充血した排泄の窄まりへ液触手を押し付けた。


少女「そ、そこは…っ だめっ だ、めぇ……っ」

  彼女は歯を食い縛り、絶対に侵入させないように拒む。
 触手も諦めまいと何度も液体を注入するものの、五ミリと入ることなく押し戻されていた。


  うじゅる……。

  そのなけなしの抵抗が癪に障ったのか、
 触手はへそをほじり続けていた極細液触手を撫で下ろしつつ、
 彼女のぴっちりと閉じた割れ目に近づけていく。


  そして、上半身で虐められ続けている二つの蕾と同じように硬くしこった小さな豆を……


  締め上げた。
           ―――ギリッ

少女「っぁ……あ゙ぁっ!」ビグンッ

  少女の体が雷に打たれたように跳ね、
 毛の一本も生えていないその割れ目から少しの雫が噴き出す。


  やがて、一呼吸の間も無く訪れる、体が弛緩する瞬間。

  致命的なまでに力の抜けた彼女の不浄の穴は、酷く無防備な姿を晒すのだった。


           ―――ずぷんっ

少女「っ!? あぁ゙ぁっ あ゙ぁ゙ぁああああ――――~~っ!!」

  それはとても少女のものとは思えないほどの、獣のような喘ぎ声。

  その小さく痩せ細った身体のどこから発せられたのか不思議なほど大きな声は、
 たとえ誰かが聞き及んだとしても、盛った猫の嬌声だと、大して疑問にも思わないだろう。


  直腸に異物を押し込まれる感覚は、音に掻き混ぜられ、犯されていた少女の頭に火花を散らした。


  生温かい物が、押し込まれる。

  無遠慮に注入され続け、吐き出そうと収縮を繰り返す排泄孔に感じる擬似的な便意すらも、
 無理矢理に押し込まれていく。

  液体であるが故に、開発においても手付かずだった見通女の穴であろうと、
 痛みの欠片も無く、ほんの少しの隙間から膨大な量が注ぎ込まれていくのだった。


少女「あ、が…ぇ、ぁ…… くるし、ひぃ゙っ!? だ、させ……」

  ぐるぐると鳴り出したお腹は仄かに膨らんでいて、
 その苦しさから懇願する彼女は、背筋をそらせながら喘いでいた。


  そして、大きく開け放っていた上の口にも、触手が咥えさせられる。

少女「んん゙…っ!? んぶ…、ぅぇ……」


  それは甘ったるい芳香からは想像できないほど苦く、
 彼女の舌を絡め取っては唾液と混ぜ込み、嚥下させていく。


  しばらくして、


少女「ん、ぷ……。はぁっ――も、やだ、ぁ……」

  少女がついに、音を上げた。


少女「お腹、くるしぃ、の……出させて…くださ―――」


           ―――ぎちぃ…っ

  彼女が言い終えるよりも前に、触手はそのぱんぱんなお腹、
 ちょうど胃の部分にあたる位置を、牛に引かせるかのごとく縛り上げる。

少女「んぶ……っ!?!?」


  吐き気が込み上げ、まともに摂れていなかった晩餐が逆流する。
 同時に、肛虐の限りを尽くしていた液触手も勢いよく引き抜かれる。

  嘔吐による饐えた嫌悪感と、それに相反する排泄にも似た多幸感。

  どれも、年端もいかぬ少女の何かを壊すには、十分すぎる衝撃であった。


           ―――ちょろろろろ……

  一切の手を付けられていなかった秘所の孔から漏れ出た、
 淡いアンモニア臭の液体が、触手の本体に混ざり合って湯気を立ち上らせる。

  未熟な割れ目が垂れ流しになった不浄の窄まりと交互に収縮を繰り返し、
 粘性の薄い、尿とも涎とも、蜜も言えぬ液体でてらてらと艶かしく濡れていた。



少女「う、ぁ……ぅう―――」

  少女の腕を拘束していた触手は解かれ、
 彼女は前のめりに、しかしゆっくりと倒れ伏す。

  びくっびくっと痙攣が止まらない少女の目からは既に光が失われ、
 その惨状を起こした触手も、それを操っていた男も、酷く満足そうに嗤っていた。


  そして―――……
           ―――じゅる…

少女「ぁ――う―――…?」

  少女の身体全体を覆い、包み込むように触手を巻きつけ……


           ―――みし…っ
  華奢な少女の骨が軋みを上げるほど、強く強く、潰しにかかった。


少女「あ、ぎぃ……っ!? あ゙ぁ゙――…っ!???」


  少女の顔には、痛み、恐怖、困惑の表情がめまぐるしく浮かび上がる。

少女「どうじ…っ て、ぇ……っ」


  分からない分からない分からない。
 どうして自分がこんな目に遭うのか、どうしてこんなに痛いのか。

  何もかもが分からない分からない分からない。


           ―――ミシ、ミシミシ…ッ

  何が軋んでいるのか、何がつぶれているのか。

  分からない分からない分からない。
 分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない
分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない
分かりたくない分かりたくない分かりたくない分かりたくない分かりたくない分かりたくない分かりたくない……ッ



  唯一つ分かるのは、骨の軋みが、限界を迎えているということだけだった―――…




少女「…ぁっ―――」














―――――――
―――――
―――


           ―――ポキッ

女「っ ぁあ~ッ!」

  綺麗に整えられたキッチンの作業台の上で、一人の女が頭を掻き毟った。


女「いいところだったのに折れちゃったよ……はぁ……」

  女はボールの中を見つめながら、若干の声を作り―――


女「『あーぁ、もう壊れちまったか。まあいい、次のおもちゃを用意すればいいだけのはな……』」ブツブツ


女「…………」


女「世のリア充達がポッ○ーゲーム! とかで盛り上がっていた今日という日に……
  どうしてあたしはプリッ○と湯煎したチョコレートでポッキ○もどきを作ろうとしてるんだろう……」

女「おまけにプ○ッツを擬人化させた妄想劇場まで垂れ流しにするとか……もう女として終わってるかなぁ……?」


  キッチンに、渇いた笑いが響き渡る。


  少しだけ冷静になった女が、ぽつりと呟く。

女「やっぱりさ、こんな馬鹿なこと、するもんじゃないね。
  既製品を買ったほうが美味いし、安上がりだし……」


  何より―――

女「こんなに妄想を後悔する惨めな気分にもならなかったのに……!」


女「はぁ……。やめだ、やめだ」


           ―――ガチャッ ……バタン

  女は冷蔵庫を開け、冷やしておいたチョコレート菓子を取り出す。
 そして袋から一本だけ抜き取ると、こう言った。


女「やっぱこれだね~♪ ロッ○の○ッポ♪」ポキッ


女「………」

  ………………。


女「風呂、入って寝よ―――」

  姿見に映りこんだ自分の姿が悲しくなった女は、ボソボソと呟いて部屋を出て行く。

  そんな悲しい呟きを、
 ボールの中で冷め始めたチョコレートと、
 その中に沈む折れたプリッ○だけが、聞いていた―――。




          終わり(?)


ポッキーの日だからってギリギリになって思いついたネタ。
むしゃくしゃしてやったし、後悔も無い。でも短時間で練り上げるのは無理があった。
男も加えた本番シーンも書きたかったけど、もう日付変わりそうだし、一週回ってこのままでいいような気がしてきた。

色々とお目汚し失礼しました。

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