穂乃果「ツバサさんのオデコにガチレズって書かれてる…」 (73)

ツバサ「あら穂乃果さん、奇遇ね♪」

穂乃果(どういう事なの…)

ツバサ「どうかした、穂乃果さん?」

穂乃果「いや、その…」

ツバサ「?」

穂乃果「今日は一段と、その、目立つというか…」

ツバサ「クスッ、なにそれ」

穂乃果「いくらなんでもさらけ出しすぎというか…」

ツバサ「なにが?いつも通りだと思うけど…」

穂乃果(プライベートだといつも通りなの…というかなんで平然としてられるの…)

穂乃果(憧れの人が実はガチレズだったなんて、とんだ裏切りだよ…)ドンビキ

ツバサ「?」

穂乃果「…あの、もしかしてそういうのが好きな人なんですか?」

ツバサ「そういうの?」

穂乃果「だから、そういう…」クイクイ

ツバサ「…ああ、これ?(このデコ出しのことね)」


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ツバサ「ええ、そうね」

ツバサ「子供の頃からずっとこれなの」クスッ

穂乃果(子供の頃から!?道ばたでするようなカミングアウトじゃないよ!?)

ツバサ「それがどうかした?」

穂乃果(だからなんでこの人は堂々としてられるの…?)

ツバサ「穂乃果さん?」

穂乃果「…はっ!あ、いやー…ちょっとびっくりしすぎて…はは」

ツバサ「そんなに驚くことかしら?」

穂乃果(驚くってレベルじゃないよ…むしろ目を背けたい現実だよ…)

穂乃果「こ、子供の頃からですか。それは、なんというか…ご苦労なされたんじゃ?」

ツバサ「苦労…?いいえ、特には」

ツバサ「むしろ開放感があって気持ち良いわよ」

穂乃果(解放感!?女の子同士ってそんな色々と超越しちゃうものなの!?)

ツバサ「激しく動いた後なんかはとっても心地良いの♪」

穂乃果(既にハードなプレイも経験済みぃ!?幼少期から業が深すぎるよ…)

穂乃果(はっ、もしかして…)

穂乃果「あの、まさか英玲奈さんかあんじゅさんに、そのぅ…」

ツバサ「ん?あーそうね、一度良さを話したことがあるわ」

穂乃果(度胸ありすぎだよ…)

ツバサ「でも私たちは別に今のままで良いって。ちょっと残念」

穂乃果(そりゃそうでしょ…むしろ変わらず接してくれてる良い仲間じゃん…)

ツバサ「というかどうして今更そんなこと聞くの?」

穂乃果「今更って…かなり衝撃的な事実ですよ…」

ツバサ「え、そうなの?けっこう色んなとこで公言してるけど」

穂乃果(皆に言ってるのぉ!?積極的すぎるでしょ!!)

ツバサ「ファンレターにもよく書かれるわ。私に憧れて同じにしましたってね」

穂乃果(影響与えすぎぃ!日本の女学生皆ガチレズになっちゃうよぉ!少子化の加速だよ!!)

穂乃果(………はっ)

穂乃果(でもそういえば海未ちゃんとことりちゃんがやたら同性愛云々言ってた)

穂乃果(欧米では同性愛に寛容だとか、女の子同士で子供が出来る細胞だとか…)

穂乃果(ほんとやたらとしつこく)

穂乃果(正直言って穂乃果にはまったく理解出来ない世界だけど…)

穂乃果(でも、だとしたら…)

穂乃果(こんなに騒いじゃってる穂乃果って…)

穂乃果(すごく失礼なのかも…?)

穂乃果(むしろ堂々とさらけ出してるツバサさんの方がよっぽど偉いんじゃ…?)ジーッ

ツバサ「あら?……ふふっ」

ツバサ「さっきから熱心に見つめてるけど…」

穂乃果「ふぇっ、あ、すみません。やっぱり失礼ですよね…」

ツバサ「ううん、それよりもしかして…」


ツバサ「穂乃果さんも、私と同じになりたいの?」クイクイ


穂乃果(仲間に誘われてるぅうう!!??穂乃果のどこを見てそう思ったの!!??)

穂乃果(『あ、こいつ目線がガチレズっぽいな』ってか!?見当違いもいい所だよっ!!)

穂乃果(やっぱり無しだ…いくらツバサさんだからって。私ノンケだし…)

穂乃果「いや~、わ、私そっちのケは無いというか…」

ツバサ「毛あるじゃない」

穂乃果(いや無いよ!!なんで断定出来るの!!)

ツバサ「まあ無いほうが都合がいいけど」

穂乃果(ノンケでもお構い無し!?逃げ場ないじゃん!?)

ツバサ「なんなら一度見せてみて、こうやって毛を…」ソッ…

穂乃果(ひぃっ、ちゅーされちゃう!?ここは話題をそらして…)

穂乃果「あ、あの!!」

ツバサ「ひゃっ、どうしたの大声出して…」ピタッ

穂乃果「ど、どうしてツバサさんは、そんなに堂々とさらけ出せるんですかっ」

ツバサ「どうしてっていわれても…」

穂乃果「だ、だってその…普通隠すものですよね」

ツバサ「そうかしら?」

穂乃果「そ、そうですよ…周りの目とか、怖くないんですか…?」

ツバサ「ちょっと大げさだと思うけど…」

穂乃果(だって実際そうだし、むしろツバサさんの今後が心配になってきたよ…)

ツバサ「…まあ、でもそれは人それぞれだもんね」

ツバサ「うーん…私はね、個人的にこれが好きってのもあるけど」

ツバサ「ある意味、アイドルとしての決意表明でもあるのよね」

穂乃果「決意表明…?」

ツバサ「そ。いつだって綺羅ツバサの全てをファンにぶつけるぞーってね」

穂乃果「いやだからって…」


ツバサ「ファンにも、ファンじゃなくても、いつでも全力でありのまま」

ツバサ「そうして認められたいし、喜んでもらいたい、楽しませてあげたい」

ツバサ「勇気や情熱、元気なんかも与えられたらな…って」


穂乃果「…!」


ツバサ「それが出来ればすごい誇りに思うし、自信にも繋がる。もっともっと高みに行ける」

ツバサ「これはそのためのちょっとした決意の表れ」サス…

ツバサ「私の、アイドルに対する譲れないこだわり…かな」

ツバサ「ま、元々不器用だしね♪」ウインク

穂乃果「…」


穂乃果(ツバサさん、そんな風に思ってたんだ)

穂乃果(勇気…かぁ)

穂乃果(私、知ろうともしない世界にとやかく言って…)

穂乃果(よくない事だって勝手に思い込んで…)

穂乃果(世間の人と同じ…自分が恥ずかしいよ)

穂乃果(ツバサさんは、正面からぶつかってるんだ)

穂乃果(世間に、ファンに、そしてツバサさんと同じ…)

穂乃果(周りに理解してもらえない人たちに…)

ツバサ「こんな答えで満足かしら?」

穂乃果「か…」

ツバサ「か?」

穂乃果「感動しましたっ!ツバサさん素敵すぎです!!」

ツバサ「そ、そう…?」ビクッ

穂乃果「はいっ、私もツバサさんの心意気、見習っていきたいです!」

ツバサ「そんなにかしら…?」

ツバサ「まあそういうことなら、良い事聞いたお礼に…」

穂乃果「?」

ツバサ「さらけ出した穂乃果さん、一度見せて♪」

穂乃果「えぇ!?」


穂乃果(確かに見習いたいとは言ったけど…でも、うぅ…)

ツバサ「ダメ?」

穂乃果「う…その、だってそんなの初めてで…よくわかんない、というか…」モジモジ

穂乃果「恥ずかしいというか…」モジモジ

ツバサ「…」

ツバサ「穂乃果さんって意外と弱気な所もあるのね」


穂乃果「よ、弱気というか…そもそも…」

ツバサ「穂乃果さんなら絶対イケるのにな」

穂乃果(逆にその確信はどこから…ああ、ノンケでもお構いなしなんだっけ)

ツバサ「私みたいにこうしてさらけ出すのって、けっこう勇気いるのかしら」

穂乃果(ツバサさんはもう勇者の領域だよ…)

ツバサ「でも大丈夫よ。穂乃果さんってかなりレベル高いもの♪」

穂乃果(そこまで言われるってことはほんとに…?いやでも…)

ツバサ「…まあ無理にとは言わないわ」

ツバサ「でも、いつも自信満々でメンバーを引っ張るあなたじゃない」

ツバサ「皆も一目置くくらい。もちろん私もね」

ツバサ「大丈夫、勇気を出してみて」

ツバサ「誰も笑ったりなんかしないわ」


穂乃果「…」

穂乃果(そうか…)

穂乃果(私に何かあっても、いつもμ’sの皆がフォローしてくれる)

穂乃果(そして今は…)


ツバサ「ね?」


穂乃果(わかってくれる先輩…ツバサさんがいるんだ!)

穂乃果(こうなったら、やってみせるよ)

穂乃果(何事も経験、見聞を広めるのは大事って海未ちゃんもよく言ってたし…)

穂乃果(それに、女の子同士のちゅーはカウントされないって言うしね!)

穂乃果「…わかりました、やってみます」

ツバサ「ほんとっ、やったぁ♪」

穂乃果「あ、でもここじゃアレなんで…こっちきてくださいっ」ガシッ

ツバサ「えっ、いいけど…」

ツバサ「そんなに恥ずかしいこと…?」

~~~


路地裏




穂乃果「ここなら誰もいないし…いいかな」

ツバサ「穂乃果さんって思った以上に恥ずかしがり屋さんなのね」クスッ

穂乃果(流石に人前ではハードル高すぎるよぉっ)

穂乃果「えと、それじゃあ…」

ツバサ「じゃあさっそく」ソッ…

穂乃果「え、ツバサさんから!?」

ツバサ「?大丈夫よ、すぐ済むわ」


穂乃果(ま、まあ初めてだしこういうのは先輩から…)

穂乃果(…!いや、まって)

穂乃果(さっき言われたばっかりだ、勇気を出してって)

穂乃果(手助けされてばかりじゃダメ、自分から新しい世界に…)

穂乃果(踏み出すんだ!!)ガシッ


ツバサ「ふへっ、ふぉ、ふぉのかさん!?」


穂乃果(前に見た大人の映画…あれみたいにやれば…!)

穂乃果(両手で相手の顔を挟んで、そのまま…)


穂乃果「い…いきます、ツバサさんっ」ゴクリ

ツバサ「い、いくってどこ………んむっ!?」




ぶちゅうううぅぅっ!!!

ツバサ「んっ!?んむぅっっ!!??」バタバタ

穂乃果「んっんっ!!!」ググッ


穂乃果(ほ、ほんとにキスしちゃったぁ…)

穂乃果(うわ、唇やわらか…ぷにっとして吸い付くみたい…)チュー

穂乃果(思ったより全然イヤじゃない…むしろ…)

穂乃果(っといけないいけない、確か次は一旦離して…)


穂乃果「…っぷぁ」

ツバサ「ぷはっ、は…ほ、ほのかさん…あなた、なに……んみゅ!?」



ちゅっ…ちゅ…

穂乃果(確かバードキスっていうんだっけ?啄ばむ様に何度も…)チュッチュッ


ツバサ「ちょっんむ……ほのんんっ……や、んちゅぅっ」

穂乃果「ちゅっ…ちゅく…ん…んんっ…」チュッチュッ


穂乃果(こんな玩具あったよね、ちゅっちゅする動く人形の…)

穂乃果(ちょっと楽しくなってきたかも)チュッチュッ…

穂乃果(えーとそれでなんだっけ…?)

穂乃果(あ、なんか舌、舌使ってたよね!)

ツバサ「はあ…は…ちょっと、いいかげんに……ひぅっ」ビク

穂乃果「ちゅ…ちろ…れる…」


穂乃果(唇を丁寧に舐めて…)

穂乃果(端っこまでじっくり…)ペロ…


ツバサ「んやっ…は、ぁ…やめ……んんむっ」


穂乃果(そして口の中に…)

穂乃果(あれ、開けてくれない)

穂乃果「っはぁ…ツバサさん、お口開けてくれないと…」

ツバサ「な…なんで、なんでよ…こんなの…っ」

穂乃果「なんでって…あっ」


穂乃果(そっか、そんな簡単に頼っちゃダメだよね…)

穂乃果(自分で答えを見つけて、道を切り開かなきゃ)

穂乃果(ありがとうツバサさん!)


ツバサ「いいから、はやく手をはな……んんんっ!?」

ツバサ「んみゃっ、やっ…ぢゅっ…も、やぁ…」


穂乃果(開けてもらうんじゃない、開けさせてみせるんだ)

穂乃果「んっ…れる」

ツバサ「んひゃっ!?」ビク


穂乃果(歯を舌でゴシゴシするよ)チュル…チロ…

穂乃果(一本一本…丁寧に…)レロ…


ツバサ「んんっ…んひ…」


穂乃果(歯茎も舐めてみよう)クチュ…

穂乃果(歯ブラシで優しく撫でるとキモチイイもんね)

穂乃果(あはっ穂乃果の舌、ツバサさんの歯ブラシになったみたい♪)レロ…

ツバサ「んぶ…ぃん…ぁ…ひゃ、ぁ…っ」ゾクゾク

穂乃果「れお…ぢゅっ、ちく…チュルッ…」

ツバサ「ふひっ、ン…ぉあ…ぴちゅ…ぁぁ…」ダラン…


穂乃果(あ、お口が開いたっ!やた!)

穂乃果(すかさず舌を…滑りこませる!)




にゅるん



ツバサ「…っっっ!!??」ビクビク

穂乃果(わ…なにこれ、すご…っ)

穂乃果(これが、ツバサさんの舌…まるで別の生き物みたい…)

穂乃果(あったかくて、つるつる、ぬるぬる…すごくやわらかい…)



穂乃果「はへ…あ…ちゅばささん…んれるっ…」

ツバサ「へ…ぉぶっ…ほろか…しゃん…やぁ…っ」



穂乃果(ツバサさんの甘い唾液、熱い吐息…)チュルチュル

穂乃果(穂乃果のと混ざり合って、このまま一つになっちゃいそう…)

穂乃果(これ、やばいよぉ…止まらない…)

穂乃果(脳が揺さぶられてるみたい…キモチイイ!!!)



にゅる…れろ…

ツバサ「はへぇっ…ぴちゃ…ちゅばっ…な、なにこえ…?あ、ああぁ…っ」

穂乃果「ちゅく…レル…んにゅっ…ぢゅっ」

ツバサ「ひゃ…ひゃら…ぉんぶっ…こん、らお…知らな、んんんっ」ゾクゾクゾク


穂乃果(穂乃果も知らなかった…レズがこんなにキモチイイことだったなんて…)

穂乃果(…はっ、ダメダメ!これはあくまでお試しなんだから)

穂乃果(すっごいキモチイイけど…穂乃果はノンケなんだからね!)レロンッ


ツバサ「あ、ひゃっ…ら、らえっ!…うわあご、びんかんんんっっ!!??」ビクビクッ

穂乃果「れろえろっ…んんっ、ンッ…ろる、ちゅぷ、ちゅぴ…」

ツバサ「ぁ…ぁあっ…んびゅっ…へぇ…ぁ…」ボー…

穂乃果(ツバサさんの力が抜けてきた…?)

穂乃果(舌が垂れ下がって…)

穂乃果(!…よーし、これを)




はむっ



ツバサ「ふへ…?」




ぢゅぞぞぞぞっっ…

ツバサ「ぅびゅっぉ、んぼっ!?」ゾクッ

穂乃果「んぢゅっヂュグっんヂュっんヂュっぢゅうぅぅぅっっ」

ツバサ「や、は…舌、吸っぢゃ…オッ、おぁぁぁぁっっ……」ゾクゾクゾクッ


穂乃果(棒アイス舐めるみたいに…温度は全然違うけどね)

穂乃果(咄嗟に思いついたけど…これってやりすぎかなぁ…)

穂乃果(いや、こうなったらとことん挑戦!飛び込む勇気に賛成!だよね)

穂乃果(ファイトだよっ!私っ)ヂュゥゥ

穂乃果「んヂュッ、んぢゅるっ、んっんぼっ、ぢゅぅぅぅぅぅっっっ!」

ツバサ「やらっ、ぇあっ、ぉぼっ、ぉおっああぁぁぁっ…」ガクガクガク…


ツバサ「ぃ…ひぐぅっ!?」ビグンッ


穂乃果(ふぇ、な、何!?)ドキッ

穂乃果(え、白目向いちゃってる!?)


ツバサ「ぉ……ぉあ……」ズル…


穂乃果(あ、危ないっ)



だきっ

穂乃果(ほっ、崩れ落ちるところだった…)


穂乃果「だ、大丈夫ですか、ツバサさん?」

ツバサ「ア、はぁっ……ひへ……」ピク…ピク…

穂乃果「つ、ツバサさん?」

ツバサ「……だ、だいじょうぶなわけ…ないれしょ…」ハァ…ハァ…

穂乃果「あ、あはは、初めてだから加減が分からなくて…」

ツバサ「は、ぁ……?」

穂乃果「でも凄く奥が深い世界なんですね」

ツバサ「さっきから…なんのことなのぉ…」ハァ…ハァ…

穂乃果「まあ穂乃果はノンケなので、これ以上は…」


ツバサ「………うぅっ」ジワ…

ツバサ「いみ、わかんないよぉ…」ウル

穂乃果「え、どこか痛むんですかっ、ツバサさ…」





ツバサ「ひどいじゃない…ほのかさぁん…」ポロポロ

ツバサ「なんで…ひっ、こんなことしたの…」ポロポロポロ…





穂乃果「あ」トゥンク…

穂乃果(よだれと涙で顔はぐちゃぐちゃ…)

穂乃果(汗で髪がほっぺやおでこに張り付いて…)

穂乃果(すごく、いやらしいよ…)ドキドキ…

穂乃果(その声と表情見てたら…)ドキドキドキ…

穂乃果(なんか…なんか無性に…)ドクンドクン



穂乃果(ああ…これがそうなんだ)

穂乃果(お父さん、お母さん、そして雪穂)

穂乃果(親不孝な娘で申し訳ありません)

穂乃果(穂乃果は…)


穂乃果(ユメノトビラを開いてしまいました)








ツバサ「せつめいしてよ、いったいどういう…」



ガシッ



ツバサ「ふぇ!?ほのかさ……」







ちゅぅうううううう

~~~





ツバサ「ぁ…ぁ…」ガクガク


穂乃果「ツバサさん、ありがとうございます」テカテカ

穂乃果「ツバサさんのおかげで新しい自分に出会いました!」ツヤツヤ


ツバサ「ひ…ぃ…っ」ビクンビクン


穂乃果「穂乃果…」




穂乃果「ガチレズになります!!」

穂乃果「そしてツバサさん、私ツバサさんのことが…」

穂乃果「好きです!!付き合ってください!!!」


ツバサ「も…むり…」ヒューヒュー


穂乃果「アイドルとして、そしてガチレズとして凄く尊敬してます」

穂乃果「もー大好きになっちゃいました♪」カプッ チュゥゥ

ツバサ「んひぃぃっ下くちびる吸っちゃらめぇぇぇっ!?」ビクンビクン

穂乃果「ぢゅぅぅぅ…いいですよね?いいですよね?」ジュルゥゥ


ツバサ「ひょっ…ひょんな、こと…ぉぉぉっっ」ゾクゾク


穂乃果「むー、良いって言ってっ」ニュルン ジュクジュク

ツバサ「ひへっ!?舌ゴシゴシっ、やめへぇっ……い、いい!いいからぁっっ!」

穂乃果「えへへ、やったぁ♪」

ツバサ「ぁぁ…ぉあぁぁ…」ゼハーゼハー

穂乃果「じゃあ恋人らしく、誓いのキス…ってそれ以上のこともうしちゃったし」

穂乃果「あ、そうだ!舌出して、ツバサさん♪」

ツバサ「ぁは…は、は…はひ…」レロン

穂乃果「じゃ、舌をべったりくっつける感じで…んじゅっ」ベチョ…

ツバサ「じゅぞ……ぁ、はあ……」

ツバサ「ぁぁ……」グデッ…


穂乃果「ありゃ、ツバサさん寝ちゃった…」

穂乃果「んー、仕方ないか。誰もいないし、しばらくここで休憩しよ」

穂乃果「…ふふ、ツバサさんの寝顔かわいー♪」

穂乃果「あ、汗でオデコの文字が消えかかってる」

穂乃果「ハンカチでキレイにしてあげよっと」フキフキ

穂乃果「それにしても、ガチレズと聞いてどうなることかと思ったけど…」

穂乃果「ツバサさんを信じてよかった」

穂乃果「…へへ」


穂乃果「これからよろしくね、ツバサちゃん♪」

~~~


UTX学院



あんじゅ「ふふ…」キュポ キュポ

英玲奈「マジックペンなんか持ってどうしたんだ」

あんじゅ「ちょっと落書きをね」

英玲奈「なんだ、教科書にでも落書きしたのか」

あんじゅ「ううん、ツバサのお・で・こ♪」

英玲奈「は?」

あんじゅ「さっきそこでうたた寝してるときにちょっとねー」

英玲奈「子供かおまえは…なんだ、第三の目でも書いたか」

あんじゅ「ガチレズ」




英玲奈「………は?」




あんじゅ「ガチレズ」




英玲奈「…すまんもういちど「ガチレズ」




あんじゅ「ガチレズ…って書いたの♪」



英玲奈「…それはあんじゅが考えた架空生物の絵…「文字よ」



あんじゅ「カタカナで、オデコいっぱいにね」

英玲奈「…」

英玲奈「…ツバサは今どこに」

あんじゅ「外にご飯食べに行ったみたいよ」

英玲奈「…」

あんじゅ「落書きがばれないように外に出すの苦労したわぁ」

英玲奈「…」




英玲奈「ばかかおまえばっっっっっかじゃないのか!!またはアホか!!!!」

英玲奈「何故そんなことをした!!??」

あんじゅ「なにようるさいわねぇ」

英玲奈「黙れ!とにかくツバサに電話を…」

あんじゅ「携帯ならここに」ヒラヒラ

英玲奈「あぁあああああ……おま、おまえどういうつもりで…?」ワナワナ

あんじゅ「画期的なアイデアよ、ガチレズと書いておけば男は寄ってこない」

英玲奈「男どころか一般人ドン引きだわ!!」

あんじゅ「仮にレズビアンに出会ったとしても、ツバサはノンケだから無問題」

あんじゅ「アイドルに致命的な恋愛沙汰ともおさらばってわけ♪」

英玲奈「そのままアイドル界からもおさらばだ馬鹿者!!」

英玲奈「一度そんなネタが出たらどこまでも付いて回るぞ!!」

英玲奈「ましてツバサ本人に全く罪は無いのに…面白半分にとんでもない事をしでかしたなお前!」

あんじゅ「まあ待ってよ、その点についてもダイジョーブ」

あんじゅ「むしろそっちがメインだったり♪」ニヤ…

英玲奈「なんなのだそれはぁ!」

あんじゅ「考えてもみてよ」


あんじゅ「突然自分がガチレズと言われ、世間に後ろ指を指され、ネットは炎上、アンチの中傷等々…」

あんじゅ「流石のツバサもすっかり参ってしまうわよね?…そこで私の登場!」

あんじゅ「大丈夫、私だけはツバサの味方だよ…と優しい言葉で慰めればあら不思議!」

あんじゅ「世間に裏切られ、孤独に落ちたツバサは、私という居場所に安息を求め…」

あんじゅ「徐々に依存していき、離れられなくなるの」

あんじゅ「かくしてツバサは…」


あんじゅ「ワタシのも・の♪」ニッコリ

英玲奈(こ、こいつ…人の人生をなんだと…っ!)

英玲奈(あんじゅという名が聞いて呆れる…)

英玲奈(まさに堕天使じゃないか…いや、むしろ悪魔そのもの…!)

英玲奈(前からツバサの事を異常に好き過ぎるとは思っていたが…)

英玲奈(ここまで思い切った事をするのは…やはりμ’sの…)

あんじゅ「うふっ、μ’sはレズ集団って噂があるみたいだけど…」

あんじゅ「穂乃果さんはノンケだって調べは付いてるのよ」

あんじゅ「今頃穂乃果さんにでも遭遇して、気持ち悪い…とか言われてるのかしら?」

あんじゅ「ショックよねぇ、一番のお気に入りにそんな言葉浴びせられたら」

あんじゅ「でも安心よツバサ、ワタシがちゃぁぁぁぁんと愛してアゲル♪」

あんじゅ「ふふ、うふふふ、うふふふふふふふふふふ…」




英玲奈「ああ、もうおしまいだ…あんな目立つオデコ、通行人が気付かないはずが無い…」ガクッ

英玲奈「ツバサは、いやA-RISEはもう…」

英玲奈「奇跡でも起こらない限り…」

がちゃ



ツバサ「ただいま」

英玲奈「おぉっ、つ、ツバサっ!?」

ツバサ「なによ、帰ってくるなり…」

英玲奈「お前、だ、大丈夫だったか…?」

あんじゅ「…」ニコニコ

ツバサ「なにが?」

英玲奈「なにがってその…あれ?」


あんじゅ「…?」

英玲奈「お前、落書きは…?」

ツバサ「落書き?」

英玲奈「あ、ああ…、その、オデコにガチレズだなどと…」

ツバサ「…あなたも同じ事言うのね、もしかして私ってそういう人に見えるの?」

英玲奈「い、いやそんなことは……同じ?」

あんじゅ「え、なに…どういうこと…?」ボソボソ…

ツバサ「ええ……実はあなた達に話すことがあるの」

英玲奈「あ、ああ…聞こう」

あんじゅ「…」ブツブツ…

ツバサ「私ね…」




ツバサ「彼女が出来たわ」

あんじゅ「」

英玲奈「」




ツバサ「よくわかんないうちに…変な話だけど…」

英玲奈「…そ、それはなんというか」

あんじゅ「」

英玲奈「あー…相手は誰なんだ?」

ツバサ「それはね…「ツバサちゃーん」



穂乃果「もう入っても大丈夫?」ヒョコ



あんじゅ「」

英玲奈「な、なんと…!」

ツバサ「いいわよ。…ご覧の通り、穂乃果さんよ」

穂乃果「えへへ、こんにちは英玲奈さんあんじゅさん!」

穂乃果「ツバサちゃんとお付き合いする事になりました♪」

穂乃果「高坂穂乃果です!ってもう知ってますよね」アハハ



英玲奈「そ、そうか…何とも意外な結末に落ち着いたものだ」

英玲奈「まあ、あんじゅにしてみれば因果応報というやつか」

あんじゅ「」

穂乃果「んふふ…ツバサちゃん♪」ギュッ

ツバサ「ひゃっ」

穂乃果「私たちってすっごくお似合いだよねっ」

ツバサ「またそれ?」

穂乃果「リーダー同士、そしてガチレズ同士、ね♪」スリスリ

ツバサ「だからそんな落書きありえないってば」

穂乃果「オデコにでかでかと書いてあったもん」

ツバサ「何も書いてないじゃない」

穂乃果「それはツバサちゃんが寝てる間に拭いてあげたから…」

ツバサ「嘘おっしゃい。大体あなた、このデコ出しについて散々質問してきたじゃない」

穂乃果「だからそれはガチレズのことで…」

ツバサ「今頃になって照れてるの?あんな大胆すぎる告白しといて」

穂乃果「もーっ、信じてくれないんだぁ」

英玲奈「…きっかけはともかく、仲睦まじいようで何よりだな」

英玲奈「恋人として、そしてライバルとして、互いに高めあっていけるだろう」フフッ

英玲奈「これでわかったかあんじゅ、ズルイことはしちゃだめなのよってことだ」

英玲奈「なんてな、ははは」

英玲奈「……あんじゅ?」

あんじゅ「…」

穂乃果「こうなったら…れろっ」

ツバサ「ひゃんっ、耳、舐めないでぇ…」ビクン

穂乃果「へへ、さっきスマホで調べたんだ。耳ってセイカンタイなんだって」ハムッ

ツバサ「ぁ、ひんっ、や…はぁぁっ…」ゾクゾク

穂乃果「ちゅるっ…ちろ…ねえ、信じてよぉ…んぢゅぅッ」

ツバサ「は、は…あんっ…わ、わかった…わかったからぁ…んんんっっっ!」ビクビクッ

ツバサ「こ、こういうのは、ぅんっ…部屋でしましょ…ね?」

穂乃果「…えへへ、はーい♪」

英玲奈「おいあんじゅ、バカな真似はやめてくれよ」

あんじゅ「…そんなことしないわよ」

英玲奈「そうか、ならよかった」

あんじゅ「好きな人の恋路は応援しなきゃ、でしょ?」

英玲奈「偉いぞ、あんじゅ」

あんじゅ「それに、なんだかね…」

英玲奈「うん?」


あんじゅ「目の前で他の女に感じさせられてるツバサを見て…」

あんじゅ「すっごく興奮してる自分がいるの」

あんじゅ「完っ全に大興奮」ハァハァ



英玲奈(…まともなのは私だけだったのか)

ほのツバ「」イチャイチャ



あんじゅ「」ハァハァ





英玲奈(………あれ?)




英玲奈(私だけ、だよな…?)ポツーン

おわり

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