ルーデル「ストームウィッチーズ?」(192)

だまって書けない作者なので、嫌な人は見ないでね

一応、ルーデル「ストライクウィッチーズ?」の続き

ガーデルマン「パンツ一丁で空を飛ぶ少女達と出会い」

ガーデルマン「マルタ島を占領し終わった帰り」

ガーデルマン「パンツ一丁の世界から元の世界に変えれると思った矢先」

ルーデル「ガーデルマン! 砂漠に出たぞ!!」

ヘイヘは?

ガーデルマン「そう、砂漠に出た」

ルーデル「さっきから何をブツブツ言って居るんだ、ガーデルマン!」

ルーデル「燃料が少ない上にこんな砂漠のど真ん中で着陸したら、我々は死んでしまうぞ!」クワッ

ガーデルマン「今度こそ、シュトゥーカ大佐も終焉ですかね?」ハハハ

ルーデル「それは困るぞ、ガーデルマン!」

ルーデル「私の祖国は未だ、露助の脅威に瀕しているんだ!!」

ルーデル「私が祖国を救わんで、誰が祖国を救うのだ!!」クワッ

ガーデルマン「では、ダメ元で無線開いて救難信号出しますよ」

ルーデル「ああ、頼む」

ヘイヘは打ち切りか…
まぁこっちを楽しみにしとくよ

>>2 建て逃げ?する
ヘイヘといらんこの話を構想してるから、これ完結したらそっちでやり直す

ルーデル「しかし、サヨナラの挨拶も出来んかったな」シミジミ

ガーデルマン「そうですね」シミジミ

ルーデル「まぁ、来る時も行き成りだったし、帰る時も行き成りだ」ハハハ

ガーデルマン「そうですね」ハハハ

?『其処の所属不明のシュトゥーカ!』

ガーデルマン「む、反応が有りましたよ」

ルーデル「意外に早かったな」

ガーデルマン「ん、あそこにタンテ・ユーが飛んでますよ!」ユビサシ

ルーデル「よし、隣に付けよう」

?『おい、お前達って…』

?『やっぱりそうだ!』

?『私だ! マルセイユだ!』

ガーデルマン「ああ、海面に飛び込んだ」ハハハ

ルーデル「アホな子か」ハハハ

2人「元の世界に帰って居ない!?」

マルセイユ『アホな子って誰の事だ!?』クワッ

ルーデル「君の事だよ、マルセイユ君」ハハハ

ガーデルマン「それよりも、さっさと基地に案内してくれ」

ガーデルマン「そろそろ、燃料がヤバいんだよ」ハハハ

マルセイユ『基地まであと20kmだ』

ルーデル「残念ながら、10kmで落ちる」ハハハ

マルセイユ「はぁ!?」

ガーデルマン「まぁ、10km位は歩くよ」

ガーデルマン「そっちからも迎えに来てくれよ」ハハハ

マルセイユ『操縦手! 全速力で基地に帰れ!!』

ルーデル「ははは、急いでくれよ~」ハハハ

ガーデルマン「しかし、暑いですね、此処は」ハハハ

ルーデル「全くだな」

ルーデル「彼女が居ると言う事は、此処はアフリカかな?」キョロキョロ

ガーデルマン「そうでしょうね」

ガーデルマン「あのタンテ・ユーもバルーンタイヤでしたし」

ルーデル「と、言うか、吸入口から砂を吸いこんでエンジンの出力が上がらんぞ」ヤレヤレ

ガーデルマン「予定より、早く墜ちそうですね」ヤレヤレ

ルーデル「まぁ、良いさ」

ルーデル「ここではネウロイがわんさか居るらしい!」

ルーデル「シュトゥーカを要請せねばな!!」wktk

ガーデルマン「そうですね」

ガーデルマン(この世界でも、暴れるのか、この大佐は)ハァ

ルーデル「む、いかん!」

ガーデルマン「如何しました?」

ルーデル「エンジンが止まった」ハハハ

ガーデルマン「不時着するじゃないですか!」アセ

ルーデル「ああ、しっかり捕まっておきたまえ」

ルーデル「着陸できそうな場所に不時着する」

ルーデル「まぁ、岩ばっかだから無事では済まんがな」キリ

ガーデルマン「怪我したら、応急処置はしますよ」ハハハ

ルーデル「頼むぞ」ハハハ

ルーデル「では、口を閉じて居給え」

ルーデル「不時着だ」ズザァァァ

ガーデルマン(やれやれ、この人と居るとやはり、退屈しないね)ズザァァァ

ルーデル「ふぅ、何とか止まったな」ヤレヤレ

ガーデルマン「ええ、この分じゃ、こいつはもうスクラップですね」ヤレヤレ

ルーデル「防塵装備のシュトゥーカが居るな」アツゥー

ガーデルマン「そうですね~」アツゥー

ガーデルマン「取り敢えず、タンテ・ユーは向こうに飛んで行きました」

ルーデル「よし、必要な物を持って行くぞ」

ガーデルマン「まぁ、この世界は、アメリカ軍やイギリス軍も味方ですから」

ガーデルマン「拳銃なんて必要ないでしょうけどね」ワルサー

ルーデル「まぁ、そうだな」ワルサー

ルーデル「兎も角、墜落地点のシュトゥーカからは救難信号をだし、書置きも残した」

ガーデルマン「ええ、じゃあ、行きましょうか」

ルーデル「鋼鉄の義足が熱を持って大変だ」アツアツ

ガーデルマン「でも、それないと歩けないでしょう」

ルーデル「此処では木の義足にするとしよう」

ルーデル「此処にはネズミ野郎もパットンも居るのだろう?」

ルーデル「義足くらい作ってるれるだろうさ」ハハハ

ガーデルマン「お、前方から砂煙が上がってますよ」

ルーデル「本当だな」

ルーデル「迎えが来たか」ハハハ

ガーデルマン「大部隊でのお迎えですね」ハハハ

ルーデル「出来れば、ドイツ軍の車であってほしいね」

ガーデルマン「ええ、そうですね」

2人「連合軍の車じゃ、捕虜になったみたいですからね」ハハハハハ

ガーデルマン(それから10分ほどして、お迎えが我々の前に現れた)

?「連合軍第31統合戦闘飛行隊隊長の加東圭子少佐です」

圭子「貴方方がマルセイユ大尉の話していた、ルーデル大佐とガーデルマン少佐ですね?」

ルーデル「如何にも」フフン

ガーデルマン「出迎えご苦労」ハハハ

ルーデル「やはり、ここはやはりパンツ一丁の世界なのかね?」キョロキョロ

ガーデルマン「見たいですね」キョロキョロ

ルーデル「パンツ一丁で空飛んでるからな」ハハハ

ガーデルマン「そうですね」ハハハ

圭子「えっと、それで、何処かお怪我をしたところはありますか?」

ルーデル「無いな」フム

ガーデルマン「無いですね」フム

ルーデル「それより、カトー少佐」

ルーデル「砂漠仕様のシュトゥーカgを5機ほど頼むぞ」

ルーデル「ここにもネウロイが居るのだろう?」

ガーデルマン「それと、出来れば義足師も頼む」

ガーデルマン「あと、夏季の制服を頼む」

ガーデルマン「流石に、冬季の制服じゃ、熱中症に成ってしまうよ」ハハハ

圭子「りょ、了解しました」

圭子「他に何かありますか?」

ルーデル「ああ、それと、君」

ルーデル「君は肉じゃがを作れるかな?」

圭子「え? 肉じゃがですか?」

ルーデル「ああ、カツカレーでも良い」

圭子「カツカレー?」

ルーデル「そうだ、出来るのか?」

?「あ、あの、私、作れますよ?」

ルーデル「む、君は誰だ?」

?「えっと、稲垣真美と言います、大佐殿」キヲツケ

ルーデル「イナガキか」

ルーデル「では、よろしく頼むよ」

ガーデルマン「ハハハ、大佐のお気に入りですね、カレーと肉じゃがは」

ガーデルマン(それにしても、このヤーパン達はミヤフジ君とは違う服装だな)

ガーデルマン「君達はミヤフジ君達とは何故服装が違うのだい?」

ルーデル「確かに、そうだな」

圭子「ミヤフジ君、ですか?」

ルーデル「ああ、ヨシカ・ミヤフジだ」

ガーデルマン「あと、ミオ・サカモト少佐もミヤフジ君と同じ格好だな」

圭子「ああ、それは、私達が陸軍所属だからですよ」

ガーデルマン「ほぉ、陸軍と海軍で空軍が分かれているのか」

ルーデル「非効率極まらないか?」

ガーデルマン「日本では海軍も強いですからね」

ガーデルマン「陸軍と海軍で各々が持っていた方が、良いんじゃないんですか?」

ガーデルマン「我々ドイツ軍は主に陸戦ばかりだったでしょう?」

ルーデル「成程、確かに、海上と陸上じゃ全然違うからな」フムフム

圭子「と、取り敢えず、基地まで行きましょう」アセアセ

圭子「冷たい飲み物も用意してますし」アセアセ

ルーデル「私は、飲み物よりもシュトゥーカが欲しいな」

ガーデルマン「はいはい、それはさっきも聞きましたよ」ハァ

ルーデル「む、これはジープではないか!」

ルーデル「私はこっちのワーゲンに乗るぞ!」

ガーデルマン「なら、私も」

圭子「え、ええ、構いませんよ?」

用事が有るんで出かけてきます

ただいま
蒼の英雄楽しいです(^p^)

待望のアフリカ編がキタ――!!

圭子(確かに、変な人たちだ)

圭子(と、言うか、何故、ブリタニア語を話さないんだろう?)

圭子(それに、ドイツとか日本って何?)

真美「何だか、変わった人達ですね」コソコソ

圭子「ええ、そうね」コソコソ

圭子「501の方に居たとか言うし、帰ったら詳しく聞いて見ましょう」コソコソ

真美「そうですね」コソコソ

ルーデル「む、見給えガーデルマン」ユビサシ

ガーデルマン「何ですか?」

ルーデル「奇妙奇天烈な格好のライミーが居るぞ」ハハハ

ガーデルマン「そうですね、なんでしょうかね、あれは?」

兵士「あれはブリタニア軍のマイルズ少佐ですよ」

ガーデルマン「マイルズ少佐か」

ルーデル「知らんな」

マイルズ「貴方方が墜落したと言うカールスラントの人達ですね?」

ルーデル「ドイツ人だがね」

マイルズ「はぁ?」

ルーデル「それで、君」

ルーデル「君も空を飛べるのかね?」ハテ

ガーデルマン「どうも、足の機械はハルトマン中尉やバルクホルン大尉とは違う形だが…」ハテ

マイルズ「私は陸戦ウィッチなので空は飛べませんよ」クショウ

ルーデル「陸戦ウィッチだと?」

ガーデルマン「それは空は飛べないのかい?」

マイルズ「ええ、所謂戦車みたいなものですから」

ルーデル「戦車か」

ルーデル「私の敵では無いな」フフン

ガーデルマン「貴方は何と戦うつもりですか…」ハァ

ルーデル「この世界じゃ、ネウロイだな」ドヤァ

ガーデルマン「そうですね」ハァ

マイルズ「貴方方は、何故、こんな場所を通常のシュトゥーカで飛んでいたので?」

圭子「それを含めて、基地で話を聞くのよ」

マイルズ「成程、じゃあ、行きましょうか」

ルーデル「レッツ・ゴー」ゴー

ガーデルマン(子供か…)

ガーデルマン「成程、オアシスの近くに基地を建てて居るのか」

ルーデル「ちゃんと飛行場も有る様だな」

ルーデル「さぁ、カトー!!」

ルーデル「さっさとシュトゥーカを要請するんだ!!」

ルーデル「ネウロイは待ってくれんぞ!!」ハハハ

マルセイユ「大佐に少佐!!」

ルーデル「む、アホな子だ」

ガーデルマン「ええ、アホな子ですね」

2人「ハッハッハッハ」

マルセイユ「笑うな!」ボウシパーン

ルーデル「だって、ねぇ?」プークスクス

ガーデルマン「ええ、ねぇ?」プークスクス

圭子「な、何かあったんですか?」

ルーデル「私のシュトゥーカに負けたんだよ、彼女」ハハハ

ガーデルマン「海に飛び込んでね」ハハハ

真美「しゅ、シュトゥーカってあの、急降下爆撃機の?」

ガーデルマン「そうそう、不時着の際に壊れてしまったけどね」ハハハ

圭子「まさか! シュトゥーカですよ?」クショウ

マルセイユ「それが負けたんだ」

一同「!?!?」キョウガク

マルセイユ「正確に言えば、マニューバキルをされた」

圭子「ど、どうやって?」

ルーデル「海面に向かってダイブして、海面に37㎜をぶち込んだ」

ガーデルマン「それで、機首起こして離脱」

ガーデルマン「彼女は水しぶきに巻き込まれて、バランスを崩し、海にドボンさ」ハハハ

真美「無茶苦茶な…」アキレ

?「それで、大佐たちは誰なので?」

ルーデル「私は、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐」

ルーデル「第2地上攻撃航空団司令だ!」ドーン

ガーデルマン「私は普通の軍医だよ」ハハハ

ルーデル「そう言う君は誰だ?」

?「ライーサ・ペットゲンです」

ガーデルマン「ああ、マルセイユの僚機の」

ライーサ「あ、知ってましたか?」

ガーデルマン「ああ、記録映画でね」

ガーデルマン「まぁ、男だったがね」

ルーデル「同じ説明をするとなるとうんざりするな」

ルーデル「ガーデルマンに任せた」

ガーデルマン「まったく…」

ガーデルマン「まぁ、良いです」

ガーデルマン「我々は、この世界と似て非なる世界から来ました」

ガーデルマン「君達はネウロイと言う変な物と戦って居るね?」

圭子「ええ」

ガーデルマン「我々は人間如何して戦争しているんだよ」

ガーデルマン「そうさな、イギリス軍、つまりブリタニア軍は我々ドイツ軍」

ガーデルマン「つまり、カールスラントと戦争をしているよ」

ガーデルマン「あとは、オラーシャだったかい?」

ガーデルマン「私と大佐は主にオラーシャと戦って居たよ」ハハハ

圭子「俄かには信じられません…」

ルーデル「ほら、此処はカールスラント軍とは違うだろう?ホラ

圭子「マルセイユ大尉、貴方の柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章を」

マルセイユ「ん、良いぞ」ホレ

圭子「これ、形が違いますよね?」

マルセイユ「本当だ」

ルーデル「金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章だ」フフン

ルーデル「私一人しか受賞していないぞ」フフン

圭子「ほ、本物見たいですね……」

マルセイユ「偽物でも何でも良いが、腕は確かだ」

マルセイユ「マルタ島のネウロイの3分の2はこの二人が片付けたんぞ」

圭子「」ゼック

真美「し、信じられません…」

ライーサ「す、すごいですね…」

?「此処にカールスラントの大佐が居るのか?」ガヤガヤ

ルーデル「何だ、五月蠅い?」

?「おぉ、君達がシュトゥーカの二人組だな?」

ルーデル「む、貴様!」

ルーデル「アメリカーナだな!!」ガタリ

ガーデルマン「落ち着いてください大佐」

?「私はジョージ・パットン将軍だ!」ハハハ

ガーデルマン「かの有名な」

ルーデル「そう言えば、こんな顔をしていたな、パットン将軍は」タシカ

パットン「諸君等は何処から来た」

ルーデル「この世界とは別の世界だ、将軍」

ガーデルマン(それから、丸一日我々の国の話をパットンに話していた)

ガーデルマン(しかも、大佐は途中で飽きてマルセイユ大尉たちと遊び始めたんだから、堪ったもんじゃない)

ガーデルマン(お蔭で私が質問攻めだよ、まったく)

ライーサ「お疲れ様です、少佐」

真美「どうぞ、お菓子です」

ガーデルマン「ああ、ありがとう」ニコリ

ガーデルマン「大佐は今は何を?」

ライーサ「はい、大尉と其処等辺を走ってましたよ」

ガーデルマン「脱水症に十分注意する様に言っておいてくれ」ヤレヤレ

ガーデルマン「しかし、まさか、東部戦線から、異世界のイタリア戦線」

ガーデルマン「イタリア戦線から西部戦線に来るとは…」クショウ

ガーデルマン「伝記でも書いて売り出せばかなり儲かると思うが、君達はどう思うかい?」

ライーサ「えっと、タイプライターなら、有りますよ?」

真美「紙もインクも有りますし」

ガーデルマン「ハハハ、冗談だよ」

ガーデルマン「私は軍医だからね」

ガーデルマン「此処には医者志望の者は居ないのかい?」

ライーサ「居ませんよ」

真美「と、言うか、軍医殿が何故、シュトゥーカの後部座席に?」

ガーデルマン「何故かって?」

ガーデルマン「そんな物決まってるさ」ハハハ

ガーデルマン「私が大佐の後部座席に座ったからだ」ドヤァ

2人「は?」

ガーデルマン「元々、私と彼とはスポーツを通じて親友に成ってね」

ガーデルマン「そして、一緒に訓練していたんだよ」ハハハ

ライーサ(軍医が兵士と同じ訓練するのもどうかと思う)

真美(軍医殿は少しおかしいのではないでしょうか?)

ガーデルマン「そして、気が付いたら、私も正規の後部機銃手に成って居てね」ハハハ

ガーデルマン「最初は色々な人の後部銃座に座って居たんだがね」

ガーデルマン「45年の2月5日だったかな?」

ガーデルマン「いや、8日だったな」

2人(知らねーよ)

ガーデルマン「その時、ソ連軍の40mm砲が直撃してね」

ガーデルマン「大佐が右足を吹き飛ばされてね」

ガーデルマン「其処から入院していたんだが、6週間したら病院を退院してね」ハハハ

真美「あの、足を切断する程の大怪我なら、本国へ帰還するんじゃ…」

ガーデルマン「あの人がする訳ない」

ガーデルマン「朝起きて牛乳のんで朝メシ食って牛乳のんで体操して出撃して昼メシ食って牛乳のんで出撃して晩メシ食って牛乳のんで出撃してシャワー浴びて寝る」

ガーデルマン「他の兵士はそう笑ってたよ」ハハハ

2人(意味が分からない)

ガーデルマン「そろそろ、大佐がやって来るぞ」

ガーデルマン「ガーデルマン!って叫びながらね」ハハハ

ライーサ「まさか」

ルーデル「ガーデルマン!!」バサ

真美「本当に来た!?」

ガーデルマン「はいはい、何ですか大佐」

ルーデル「この牛乳が凄く美味い!!」グイ

ガーデルマン「この牛乳は何処で?」

ルーデル「マルセイユが飼っている乳牛の乳だ」

マルセイユ「大佐は牛乳が好きと聞いて居たからな」フフン

ライーサ「た、大尉!」キヲツケ

真美「大佐も!?」キヲツケ

ルーデル「何だ、ここでもお茶会をしているのか君は?」ハァ

ガーデルマン「ええ、私はインテリでしてね」

ルーデル「何がインテリだ、全く」

ルーデル「君はエースパイロットを一人撃墜しているだろうが」ヤレヤレ

ガーデルマン「偶々ですよ、偶々」ハハハ

真美「え、軍医殿も撃墜数持ちなので?」キョウガク

ガーデルマン「我々の乗っているシュトゥーカを狙っていたソ連兵が居てね」

ルーデル「レフ・シェスタコフと言う兵士だったな」

ガーデルマン「彼が、大佐の副官の機を落としたのが見えたもんで、急旋回して機銃を撃ちながら逃げたんだ」

ルーデル「そうしたら、無線から凄まじい音と悲鳴が聞こえてね」

ガーデルマン「で、気が付いたら、彼は墜落していたんだよ」

ライーサ「そ、そんな適当で良いんですか?」

真美「折角の撃墜なのに…」

ガーデルマン「ハハ、君達『パイロット』にとっては撃墜は重要だろうが」

ガーデルマン「私は『医者』だ」

ガーデルマン「正直、撃墜数はどうでも良いんだよ」ハハハ

ルーデル「それに、ガーデルマンが居れば、例え怪我してもすぐに治療してくれるからな!」

ガーデルマン「貴方は入院にが必要な重症でも勝手に出撃して行くでしょうが」

ガーデルマン「時々、医者が来て私に大佐の出撃を止めるよう言うんだよ」

ルーデル「何!? それは初耳だぞ!!」

ガーデルマン「当たり前でしょう」

ガーデルマン「貴方に言った所で絶対に聞かない」

ガーデルマン「だから、貴方には言いませんでした」

ルーデル「だからと言って君がそれを私に伝えんでいいとでもいうのか?」

ガーデルマン「なら、君はちゃんと聞いたのかい?」

ルーデル「誰が聞くか」クワッ

ルーデル「私が入院している間に露助が祖国を蹂躙しようとしていると考えると…」クゥ

ルーデル「高々怪我程度で寝て居られるか!!」ドンッ

ライーサ(そう言う時だからこそ、しっかり怪我を直すんじゃ…)

真美(何だか、それは可笑しい気がする)

ガーデルマン「でしょう?」

ガーデルマン「だから、私は言わないんですよ」

ガーデルマン「それで、用件は?」

ルーデル「む、そうそう、シュトゥーカが2週間待てば届くそうだ」

ルーデル「生憎、gが無いから、d型に37㎜を無理矢理取り付ける事でカトーに頼んだ」

ガーデルマン「分かりました」

ルーデル「それと、夏季制服は明日にも届けてくれるそうだ」

ガーデルマン「分かりました、ご苦労様です」

ルーデル「それと、カトーがお前を探して居たぞ」

ガーデルマン「分かりました」

ルーデル「私は少し其処等辺を散歩してくる」

ガーデルマン「ええ、水分補給は十分に気を付けてください」

ガーデルマン「熱中症になると、後が厄介ですよ」

ルーデル「うむ、気を付けよう」

ガーデルマン「では、済まないが、カトー少佐の元へ案内してくれないかな?」

ライーサ「ええ、こちらにどうぞ」

ガーデルマン「この菓子は美味しいね」

真美「あ、和菓子なんですよ」

ガーデルマン「ほうほう、これは良いね」モグモグ

ライーサ(持ってく気なのか…)

圭子「あ、態々すいませんって…」

圭子「何を食べているんですか、ガーデルマン少佐…」アキレ

ガーデルマン「和菓子だ」ドヤ

圭子「和菓子って言うか、煎餅ですけどね」ハア

圭子「まぁ、良いです」

圭子「少佐に話と言うのは、まぁ、医療に関して何ですけど」

ガーデルマン「ああ、何かな?」

ガーデルマン「結構、何でもできるぞ」

ガーデルマン「歯医者、外科、内科」

ガーデルマン「一通りは経験したからね」ニヤリ

圭子「それは、助かります!」

圭子「医者の数が足りて居らず、困って居たんです」

ガーデルマン「何処も医者不足だからね」ハハハ

ガーデルマン「それで、何が足りていないのかね?」

圭子「そうですね、歯医者と内科です」

圭子「でも、戦闘が始まると外科が…」

ガーデルマン「分かりました」

ガーデルマン「シュトゥーカが来るまでは医務に従事します」

ガーデルマン「シュトゥーカが来たら、多分私は大佐の尻を守らないといけないので気を付けてください」

圭子「大佐の後部銃座は貴方でなくてはいけないのですか?」

ガーデルマン「さぁ?」

ガーデルマン「大佐に聞いて見給え」

圭子「分かりました」

圭子「ライーサ、少佐殿を医務室に」

ライーサ「了解しました」

圭子「ふぅ、医者不足は何とかなりそうね」

金子「そうでありますね」

圭子「あら、真美如何したの?」

圭子「随分と怖い顔してるわよ」

真美「え、あ、はい」

真美「あの人と、少し怖いなって思いまして…」

圭子「恐い?」

圭子「結構いい人そうよ、ガーデルマン少佐」

真美「いえ、そうなんですけど……」

金子「ああ、稲垣曹長の言いたい事、自分は分かります」

圭子「? どういう事?」

金子「そうですね…」

金子「あの少佐、『人殺しの目』で有ります」

圭子「成程、ねぇ…」

圭子「あの人たちは、本当にこの世界から来ていないのね」

金子「?」

真美「……」

圭子「ルーデルって大佐はカールスラント4強の内1人に居るわよね、そう言えば」

マルセイユ「居るわよ、ルーデル」

圭子「うわっ!? マルセイユ大尉」ビックリ

マルセイユ「失礼だな、人の顔を見て驚いて」

圭子「あ、いえ、すいません」

マルセイユ「まぁ、取り敢えず、カールスラント4強の内3人で掛ってもあのオッサンには勝てない、いや、勝てなかった」

マルセイユ「あのオッサン、ガチで殺し合いに成れてやがる」

マルセイユ「殺気と殺気のぶつけ合いの方な」

マルセイユ「あの二人が本気を出せば、4強揃っても勝てないわよ」ハァ

マルセイユ「ちなみに、ルーデルのオッサンの方はシュトゥーカよりフラックウルフの方がより素晴らしい戦闘軌道を取れると思うわよ」

圭子「でも、ルーデル大佐はシュトゥーカを所望したわ」

マルセイユ「あのオッサン『配属されてスツーカを実際に操縦してみた途端にスツーカ隊にいること自体が至上の幸福として感じられるようになった』」

マルセイユ「と思ったらしいわ」

マルセイユ「501に居た時もかなりやばかったらしいし」

圭子「分かりました」

圭子「じゃあ、シュトゥーカとフラックウルフを要請しておきましょう」

金子「良いのですか、少佐?」

金子「さっきは、あまり乗り気じゃなかったみたいですが…」

圭子「ええ、でも、カールスラントの4強の内1人が勝てない」

圭子「それに4強中3人が一斉に掛っても勝てない」

圭子「それなら、存分に、使わない手は無いわ!」キラン

金子「そ、そうでありますか…」クショウ

マルセイユ「向こうじゃ、シュトゥーカだけしか要請していなかったぞ?」

圭子「シュトゥーカは二人乗り、大佐が出撃すると、必然的に後部座席には少佐が乗る」

圭子「少佐は軍医なので、戦闘中にけが人が出たら、少佐に治療して貰わないといけない」

圭子「なので、大佐には一人で出撃して貰わないといけないのよ」

圭子「まぁ、文句が出れば、少佐の代わりの人呼べばいいわよ」

圭子「大佐の後部座席の選出基準はどうにも曖昧らしいので」

?「すいませ~ん」

圭子「何か」

?「あ、私、従軍記者のエリーザ・ニーマンと言います」

エリーザ「ここの取材の申請に来ました」ニコリ

圭子「ええ、良いわよ」

圭子「写真を撮る時にはちゃんと確認を取ってね」

圭子「航空機や兵器の写真もちゃんと許可を取ってね」

エリーザ「はい、勿論」

>>49 エリーザ・ニーマン× エリーザ・ニールマン〇

エリーザ「さて、取材の許可も取ったし」

エリーザ「周囲を散策し様かな」

エリーザ「お、あそこに義足の将校発見!」

エリーザ「何で冬季の制服着ているんだろ?」ハテ

エリーザ「ネタの予感!」キュピーン

エリーザ「すいませーん」

ルーデル「これは実に難しいな…」

マティアス「貴方は呑み込みが良い」

ルーデル「しかし、石を投げてネウロイを撃破できるのかね?」クルクルポーイ

マティアス「出来る」ムフー

ルーデル「私には無理だな…」クルクルポーイ

エリーザ「何をやっているんですか?」

ルーデル「投石だ」クルクルポーイ

ルーデル「そう言う君は誰だね?」クルクルポーイ

エリーザ「従軍記者のエリーザ・ニールマンです」

ルーデル「ほぉ、君もパンツ一丁族の様だな」

エリーザ「は?」

ルーデル「君は空を飛べるのかね?」

エリーザ「いえ、ウィッチとしての能力が無くって、学校に入れませんでした」タハハ

ルーデル「ふむ、そうか」

ルーデル「では、君は今日から私の後部銃座だ」

エリーザ「は?」

ルーデル「いやな、ガーデルマンをカトーに取られてしまってな」

ルーデル「後部銃座が誰も乗って居ないんだ」

ルーデル「マティアスは高所恐怖症と言って乗ってくれんし」

ルーデル「だから、君は今日から後部銃座の機銃手だ」

エリーザ「は?」

マティアス「良かったな」

ルーデル「ああ」

エリーザ「えぇえぇぇぇえぇ!?!?!?」

ルーデル「よし、もう一度やるぞ」クルクルポーイ

エリーザ(え、これって、少佐に言わなくて良いの?)

マティアス「もう少し、遠心力を付けて」

ルーデル「こうか?」ヒュヒュヒュヒュポーイ

的「」ゴン

ルーデル「当たったぞ!!」

ルーデル「見たか!」ハハハ

ルーデル「見ていたな!」ハハハ

マティアス「良かったな」フフ

エリーザ(悪い人では無さそうだけど…)

エリーザ(取り敢えず、ガーデルマンなる人に聞きに行こう)

エリーザ「すいません、ガーデルマンと言う方は何処に?」

ルーデル「ガーデルマン?」

ルーデル「さっきはテントで質問攻めにされて居たぞ」ハハハ

ルーデル「あそこのテントだ」ユビサシ

エリーザ「ありがとうございます」

エリーザ(えっと、ここのテントかな?)

エリーザ「すいませーん」バサ

エリーザ「あれ、居ない」

真美「あの、どうかしましたか?」

エリーザ「あ、すいません」

エリーザ「ガーデルマンと言う方は居ますか?」

真美「軍医殿ですか?」

真美「軍医殿なら、応急テントに居ますよ」

エリーザ(ガーデルマンと言う方は軍医なのか?)

 ―応急テント―
エリーザ「失礼します」

ガーデルマン「やぁ、君は何処が悪いのかな?」

エリーザ「あ、いえ、ガーデルマンと言う軍医を探して居まして」

ガーデルマン「私がガーデルマンだけど、何か用かい?」ニッコリ

エリーザ「あ、いえ、ルーデル大佐が、私を行き成り後部銃座の機銃手に指名して来て…」

ガーデルマン「おお、それは良かった」

ガーデルマン「頑張ってね」ポン

エリーザ「え? あの、えっと…」

エリーザ「軍医殿が今まで後部銃座の機銃手だったんですよね?」

ガーデルマン「ああ、そうだよ」ハハハ

エリーザ「何故、軍医のアナタが機銃手を?」

ガーデルマン「さぁ? 成り行きかな」

エリーザ「え、そんな簡単に決まってしまうんですか!?」キョウガク

ガーデルマン「君だって、何か審査をされたかい?」

エリーザ「いえ、私がウィッチかどうかと聞かれて…」

エリーザ「違うと答えたら、じゃあ、君が今日から後部銃座だって言われました」

ガーデルマン「彼はそう言う男だよ」ハハハ

エリーザ「そう言う男だよって…」

ガーデルマン「まぁ、怪我をしたら私の元に来なさい」

ガーデルマン「歯痛から心臓病まで、私は出来るぞ」ハハハ

エリーザ「わ、分かりました… 出来るだけお世話に成らないよう頑張ります」ハハハ・・・

エリーザはオリキャラか
元はエルンスト・ニールマンだっけな?

>>57 そうです
彼もまた運悪く?その場に居たルーデルにスカウトされて気が付いたら後部座席に座っていた兵士です
一応、従軍記者なので、一般人ですね
整備兵や軍医を乗せるまではまぁ、軍人じゃない人を乗せるって……

ガーデルマン(大佐は本当に選出は適当だな…)

ガーデルマン(しかし、パンツ一丁族の少女を乗せるとは)

ガーデルマン「体力だけは付けておいた方が良いよ」

エリーザ「体力ですか?」

ガーデルマン「そうそう」

ガーデルマン「下手すると、日に7度8度と出撃するからね、あの人」ハハハ

ガーデルマン「体力ないと、一回出撃しただけでバテてしまうよ」

ライーサ「少佐殿」

ガーデルマン「やぁ、ペットゲン少尉」

ガーデルマン「何か用かな?」

ライーサ「いえ、足りない備品や薬が有りますか?」

ガーデルマン「そうだな…」

ガーデルマン「モルヒネ、手術用の器材、包帯、抗生物質、麻酔はギリギリだからね」

ガーデルマン「それらは規定以上よりあった方が良い」

ガーデルマン「君達も、麻酔無しで手術はやりたくないだろう?」フフ

ライーサ「た、頼んでおきます!」

エリーザ「取り敢えず、体力を付けた方が良いんですね?」

エリーザ「他に、やって置いた方が良い事ってありますか?」

ガーデルマン「あとは、機銃が撃てる様に成って置けばいいよ」

ガーデルマン「他には… そうだね」

ガーデルマン「大佐が無茶苦茶な事やら無い様に祈ったり、敵機発見に努めれば良いさ」

エリーザ「む、無茶苦茶な事とは?」

ガーデルマン「え?」

ガーデルマン「敵地に着陸して、墜落した味方拾い上げたり?」

ガーデルマン「あれは流石に無茶苦茶だったね」ハハハ

エリーザ「え、一般人がネウロイの占領下に着陸したんですか!?」

ガーデルマン「あ~……」

ガーデルマン「まぁ、そう言う事で良いかな、うん」ハハハ

エリーザ(何か、よく分からないけどまぁ、いいや)

エリーザ「あ、ありがとうございました…」

エリーザ(何だか、従軍記者なんだけど、私が後部銃座を務める事は決定事項らしい)

エリーザ(カトー少佐に話を聞こう)

エリーザ(それから、約3週間後)

エリーザ(遂に、この北アフリカに3機のシュトゥーカgと3機のd型、そして、フラックウルフfw1903機が届いた)

ルーデル「何故フォッケウルフが有るんだ?」

圭子「大佐はフラックウルフも操縦できるんですよね?」ホッケ?

ルーデル「ああ、フォッケウルフにも乗って居たぞ」

圭子「大佐の戦闘技術が有れば航空機型のネウロイとの戦闘ではシュトゥーカよりも楽でしょうから」

ルーデル「フォッケウルフでは地上のネウロイが対処できないではないか!」

圭子「一応、戦闘爆撃機型のg-8ですから…」クショウ

ルーデル「まぁ、良い」

ルーデル「しかし、このg型は無かったんじゃないのか?」

圭子「ええ、501に残っていた物を回してもらいました」

圭子「501の皆さんからの手紙も届いてますよ」ツイ

ルーデル「おぉ! それは済まないな!」

ルーデル「エリーザ、シュトゥーカの後部に乗って居給え」

ルーデル「誰か模擬戦に付き合ってくれ!」

真美「私が!」

ライーザ「なら、私も!」

ルーデル「うむ、では用意しておいてくれ」

ルーデル「ガーデルマン!」

ガーデルマン「此処に居ますよ大佐」

ルーデル「おぉ!」

ルーデル「501の少女達から手紙だ」

ガーデルマン「ええ、ありがとうございます」

ルーデル「私は少し飛んで来るぞ!」

ガーデルマン「ええ、行ってらっしゃい」

ルーデル「さー行くぞエリーザ!!」ハイテンション

エリーザ「は、はい!」ドキドキ

エリーザ(一応、カメラを持って来たけど…)

エリーザ(機銃には模擬弾がセットされて居て、両翼下の37㎜砲にも模擬弾)

エリーザ(相手をしてくれる少尉と曹長も模擬弾)

エリーザ(はたして、私は出来るのだろうか?)

ルーデル「では、離陸するぞ」グイィィィ

ルーデル「さて、砂漠での戦闘は初めてだな」ブゥゥゥン

エリーザ「あ、少尉と曹長が上がって来ましたよ」ユビサシ

ルーデル「本当だな」

ルーデル「高度1000で空中戦開始だ」

2人「了解」

エリーザ(急降下爆撃機で空中戦も何も無いと思うんだけど……)

ルーデル「とりあえず君は、後部の撃墜ポイントに着かない様に撃ちたまえ」

エリーザ「わ、分かりました」

エリーザ(えっと、機関銃の安全装置を解除して、コッキングレバーを引く)ガチャリ

エリーザ(この、丸いサークルに入る様に撃てばいいのよね?)

ルーデル「さぁ、もうそろそろで高度1000mだ」

ルーデル「準備したまえ」

エリーザ「は、はい!」ドキドキ

ルーデル「さぁ、始まったぞ!」

エリーザ「は、はい!!」カチャリ

ルーデル(砂漠ではマニューバキルは難しいか?)

ルーデル「急降下をするぞ」

エリーザ「え!?」

ルーデル「取り敢えず、距離を開けよう」キュワァァアァン

エリーザ「ヒィイィィィイィ!?!?!?」キュワアァァァァン

とうしろうに鬼だな

ルーデル「ハハハ、高度100で引き上げるぞ」グゥゥンン

エリーザ「ギャアアァアァァア!?!?!?」

ルーデル「む、まだ付いて来るか、シツコイ奴等だな」

真美「きゅ、急降下からの急上昇…」グォォォ

ライーサ「機体がバラバラになるわよ!?」グォォ

ルーデル「エリーザさっさと機銃を撃ちたまえ」

エリーザ「は、はいぃ!!」ガガガガガガ

ルーデル「ハハハ、良いぞ、エリーザ!」グォォン

ライーサ「今度は何処まで上がるのかしら?」

真美「分かりません」

真美「下から撃とうにもほぼ、直上ですし…」

ライーサ「取り敢えず、降下を始めたら、其処を突くわ」

真美「では、私が囮を」バァァァ

ライーサ「ええ、お願い」バァァァ

エリーザ「ら、ライーサ少尉が離脱します…」ウップ

ルーデル「どうせ、次の急降下を付いて来るんだろう」

ルーデル「なら、その時、少尉を撃墜すれば良いさ」ハハハ

エリーザ「そ、そんな事が出来るので?!」

ルーデル「出来る出来ないでは無い、やるんだよ、エリーザ君」ハハハハハハ

エリーザ(めちゃくちゃだ… この人は滅茶苦茶だ……)

ルーデル「~♪」

真美(何処まで上がる気なのだろうか?)

真美(記者さんは見るからに土気色ですし)

真美(ですが、ちゃんと機関銃を撃って居るので、良いんでしょう)

真美(あ、直上から急上昇体勢に変わりました)

ライーサ(本当に、どこまで上がる気なの?)

ライーサ(高度4000mよ…)

ルーデル「エリーザ君、高度6000で一気に急降下するから」

エリーザ「え?」ガガガガガガ

エリーザ「ま、またさっきのをやるんですか!?」

ルーデル「まぁ、途中で水平飛行に戻るから安心したまえ」ハハハ

支援。坂井三郎さんバージョンもあったらいいな

>>71 平野版管野直で話を考えた事が有る

ちなみに、空軍パイロットで区切れば、エーリヒ・ハルトマン、管野直、笹井純一、加藤建夫の4人は話し作ったら面白そうと思った

陸軍軍人だとシモ・ヘイヘ、ミハエル・ヴィットマン位ですかね?

戦時中に戦死した方や一時期行方不明or意識不明だった人などが話し作りやすいですね

ルーデル「さぁ、そろそろ高度を下げるよ」

エリーザ「は、はい」

真美「機首を下げた!?」

ライーザ「突入角85度!?」ヒュォォォ

真美「急降下爆撃の体勢に入った!」ギィィン

エリーザ「ヒィィィィィ!?!?!?!?!?」

エーリカ「さぁさぁ、行くぞ!」ハハハ

ライーザ「高度4千で攻撃を仕掛けるわ!」

真美「了解!!」ヒュオォォン

ルーデル「少尉は仕掛けて来るぞ!」ガコン

ライーザ「ダイブブレーキを展開して居ないわ!!」

ライーザ「ッチ!」

ライーザ「これじゃあ、もっと下で合わせないと射角が取れない!!」

ライーザ「3千に変更!!」

真美「りょ、了解!!」ガガガガ

ルーデル「軌道修正したな」

ルーデル「ところがどっこい! そうはいきません!!」ガコン

ju87d「」ウィィィン

真美「急減速!?」

ライーザ「ダイブブレーキを開いた!?」グォォォン

ライーザ「このままじゃ通り過ぎちゃう!!」ッチ

ルーデル「そして、通り過ぎた所でダイブブレーキを仕舞い、水平に戻す!」グォォン

エリーザ「エーヴェ」

ライーザ「尻に着かれた!?」

ルーデル「チェックメイトだ!」ドォォン

ライーザ「キャアァ!?」ベベタァァ

ルーデル「しかし、この機体がd型でよかった」

ルーデル「g型にはダイブブレーキが付いて居ないからあのままじゃ、私が負けていたかもしれない」ハハハ

ルーデル「聞いて居るかい?」

エリーザ「」エクトプラズマ

ルーデル「ゲロって気絶してしまった」ヤレヤレ

ルーデル「ガーデルマンはこの程度では全然無事だぞ?」

ルーデル「全く」

ルーデル「む、何だ、あの土煙は?」ギョウシ

ルーデル「ネウロイだ!!」ヒャッホー

ライーザ「ック!!」

ライーザ「小型の陸戦型ネウロイ7!」

真美「基地に戻りましょう!」

ライーザ「そうね!」

ライーザ「大佐!!」

ルーデル「先に戻って居給え!」

ルーデル「あのちっこいのを片付けてから帰る!!」

真美「はぁ!?」

ライーザ「模擬弾では無理です!!」

ルーデル「大丈夫、模擬弾でも敵機は落とせる」キリ

ルーデル「ネウロイもまた一緒だ!」ドヤァ

ライーザ「早く基地に帰って大尉や少佐に知らせるのよ!!」グウゥゥン

真美「りょ、了解!!」グゥゥゥン

 ―31jfs基地―

ライーザ「カト-少佐! 大変です!!」

圭子「ええ、分かってます。 ネウロイですね」

圭子「大佐の機体が見えないのだけど…」

真美「大変なのはそっちです!」

真美「大佐がネウロイを落とすって模擬弾で…」

圭子「!?」

圭子「全機急いで発進!!」

圭子「ガーデルマン少佐は緊急手術の準備をしておいてください!!」

ガーデルマン「分かったよ、ハハハハ」

圭子「準備出来次第、順次発進!」

圭子「貴女達二人も急いで現場に戻って!」

2人「了解!」

ライーザ「無茶苦茶な人だと思っていたけど、此処まで無茶苦茶だと思わなかったわ!!」グゥゥゥン

真美「全くです!」ブゥゥゥン

マルセイユ「まぁ、この程度で落とされるオッサンじゃないが、後ろに乗っているのがなぁ~」

圭子「エリーザさんがどうかしたの?」

マルセイユ「あそこにガーデルマンのオッサンが乗ってれば、最強だぜ、本当に」

マルセイユ「ネウロイのドテッ腹に大砲で穴開けて、その穴を通過、通りざまにガーデルマンのオッサンがコアを破壊さ」

圭子「まさか!」

マルセイユ「本当だって、501の連中が言って居たんだから」

真美「! 前方から何か飛んできます!!」ユビサシ

ライーザ「あれ…」

マルセイユ「シュトゥーカだ!!」

圭子「まさか、撃破したの!?」

ルーデル「大変だ!」

圭子「如何したんですか!」

ルーデル「7両中5両は撃破したのだが、想像以上に固くて、2両を逃がしてしまった!」

ルーデル「今から、実弾を装填したシュトゥーカに乗り換えて来るから、君達は逃げた2両の後を付け給え!」

圭子「却下です」

ルーデル「何故だ! まだ糞ネウロイが2匹も居るのだぞ!!」

圭子「退却したなら、それで良いんです」

ルーデル「良くない!」ドン

ルーデル「折角の実戦なんだぞ!!!」

ライーザ(何言ってんだあのオッサン)

真美(ドンだけ戦いが好きなのよ…)

マルセイユ「そんなに神経質に成らなくても501よりも一杯来るって」ハハハ

ルーデル「まぁ、それならいいか」ブゥゥン

ルーデル「それはそうと、後部座席から声がしないんだ」

ルーデル「後ろを誰か見てくれないか?」

真美「エリーザさん?」ヒョイ

エリーザ「」エクトプラズマ

真美「ゲロ吐きながら気絶してますよ!!」アセアセ

ルーデル「なんだ、気絶してたのか」ハハハ

ルーデル「情けない」

ライーザ(訓練中みたいな動きを前線でもしていたのなら、気絶しても先ず可笑しくない)

ライーザ(いや、あんな軌道をされて無事な素人の方が可笑しいと思う)

圭子「と、取り敢えず、早くガーデルマン少佐に見せましょう」

ルーデル「そうだな」

マルセイユ「じゃあ、私等は周囲を哨戒飛行してから帰るから」

圭子「ええ、お願いします大尉」

マルセイユ「ライーザ、真美行くぞ」ブゥゥン

2人「はい」ブゥゥン

ルーデル「見付けたら私が行くまで手を出すなよ!」

圭子「何言ってるんですか、さっさと戻りますよ!」ハァ

ルーデル「全く、ガーデルマンだったらこんな事に成らなかったのに」

圭子「じゃあ、何故彼女を後部座席に乗せたんですか…」

ルーデル「彼女なら行ける気がした」ドヤァ

圭子「いや、素人に何を求めているんですか…」アキレ

ルーデル「まぁ、良いさ」

ルーデル「当分はフォッケウルフで行くしかないな」ハァ

圭子(だから、ホッケウルフって何よ…)

ルーデル「エリーザは当分の間、私の操縦するシュトゥーカの後ろに座って訓練だな」

圭子(取り敢えず、ニールマンさんが死なない様にガーデルマン少佐に止めて貰いましょう)

ルーデル「さて、着陸するぞ」ウィィィン

圭子「はい」ウィィィン

 ―31jfs基地―

ガーデルマン「これはひどい…」

ルーデル「全くだ」

圭子「大佐のせいですからね?」ビキビキ

ガーデルマン「早くこのゲロまみれの後部座席を何とかしないと、臭いが染みつきますよ」

ルーデル「整備兵!!」

圭子「私も運ぶの手伝います」

ガーデルマン「ああ、ありがとう」

圭子「それで、容体は?」

ガーデルマン「急降下や急上昇等による失神だね」

ガーデルマン「暫くすれば起きると思うから、涼しい所に寝かせて置けばいいさ」

ガーデルマン「結構吐いてるから、起きたら水分摂取を必ずさせる様に」

圭子「ありがとうございます」

圭子「それと、少佐」

ガーデルマン「何かな?」

圭子「大佐にあまり無茶な事をしないよう言って貰えますか?」

ガーデルマン「ふむ…」

ガーデルマン「君、川に向かって、水を流すのを止めろと言って止められるかい?」

圭子「無理ですよ」ハァ?

ガーデルマン「つまり、そう言う事だよ」ハハハ

圭子「そんな…」

ガーデルマン「もし、あの人を空に飛ばしたくなかったらこれを使うと良い」ホレ

圭子「これは?」

ガーデルマン「クロロホルム」

ガーデルマン「此奴を大佐に嗅がせて眠らせれば良いさ」ハハハ

圭子「遠慮しておきます…」ハァ

圭子(何が有っても止められないと言う事ね……)

圭子(こんな事なら、フラックウルフだけを要請すればよかった)ハァ

エリーザ「う、うぅ…」

圭子「あら、目を覚ました?」

エリーザ「あれ?」キョロキョロ

エリーザ「変な夢を見ました」

圭子「どんな夢かしら?」

エリーザ「私がシュトゥーカの後ろに乗ってネウロイと戦う夢です」

エリーザ「まさか、従軍記者の私がそんな訳ないのに…」タハハ

圭子「……」

エリーザ「あれ? 如何したんですか、少佐?」

圭子「残念ながらその夢、現実よ」

圭子「貴女、ルーデル大佐の乗るシュトゥーカの後部銃座に着いてそのままネウロイと交戦」

圭子「途中で気絶してしまったのよ」

エリーザ「」ゼック

真面目な話、45年代の北アフリカってどうなってんの?
何かいい資料か何か無い?
話のネタ無さ過ぎて困るんだけど

エリーザ「ゆ、夢じゃなかった…」

圭子「そうね」

ルーデル「ニールマンは起きたか?」バサァ

圭子「あ、大佐」

エリーザ「ひぃ!?」

ルーデル「む、もう起きたか」

ルーデル「では、お前の訓練だ」ガシ

エリーザ「え!?」

圭子「あっ…て、もういないし…」

ガーデルマン「あーあ、水分補給しないと脱水症状に成ってしまうのに…」

ガーデルマン「カトー君、取り敢えず、発進を止めて二人に飲み物を持って行ってくれないかな?」

圭子「ええ、分かりました」

ガーデルマン「さて、私は虫歯の兵士達の抜歯をしなければいけないから、緊急時以外は呼んでくれないでくれ」

圭子「ええ、分かりました」

圭子「大佐、待ってください」

ルーデル「何だ!」

圭子「ガーデルマン少佐が水分補給はしっかりして下さいと」

ルーデル「む、分かった」

ルーデル「では、二―ルマン」

ルーデル「水分補給をしたらまた訓練開始だ!!」

ルーデル「マルセイユ大尉! 牛乳だ!!」

エリーザ「た、助かったぁ…」ハァ

圭子「死刑執行が少し伸びただけよ」クショウ

エリーザ「ひぃぃぃ!?!?」ガクブル

エリーザ「国に帰りたい!!」マーマ

圭子(一体何が有ったんだ…)

圭子「と、取り敢えず、カメラで飛行中の景色でも撮ったら?」アセアセ

圭子「貴女、従軍記者なんだし」

圭子「その席は、戦場のどの場所よりも見晴らしが良いし、良い絵が取れるわよ」ハハハ

圭子(その分、死ぬ確率が大幅に上がってるけど…)

エリーザ「!?」ハッ

エリーザ「その手が有りました!!」

エリーザ「アメリカのキャパさんには負けてられません!!」

エリーザ「機関銃の所に16㎜を機首の方に35㎜、手には8mmで良いですね」パァァ

>>90 アメリカ× リベリオン〇

圭子(こっちはこっちで地雷を踏んだ気がするわ)

圭子(取り敢えず、やる気が出てくれたから結果オーライと言う事にしておきましょう)

 ~数週間後~

圭子(あれから大分経ったけど、エリーザも随分と人が変わったわ)

エリーザ「大佐、もう少し撃墜できませんか?」

エリーザ「良い絵が撮れないじゃないですか」

ルーデル「余り寄ると、破壊した破片がこっちに降りかかって来て巻き込まれるんだ」

エリーザ「破片何て撃って壊せばいいじゃないですか」

ルーデル「そんな所に無駄玉を使う暇が有れば、地上や上空をウロウロしている黒共を撃つのに使う」

エリーザ「兎に角、今度からはもっと寄ってください!」

圭子(彼女のお蔭で、この北アフリカでの現状もどんどんと世界に流れるようになった)

圭子(カールスラント戦線やオラーシャの戦線では膠着状態が続き、今や、ホットスポットはここ北アフリカに移って来た)

圭子(ネウロイの襲撃も日に日に増して多くなり、ここ1週間は毎日の様に小型の編隊が来襲する)

圭子(流石のマルセイユ大尉やパットンガールズ、マイルズ少佐の部隊も疲弊を隠せないでいた)

圭子(例外としてルーデル一派、ルーデル大佐とガーデルマン少佐にエリーザの三人、は嬉々として出撃していくが)

圭子(影では、あの3人が来てからネウロイが増えたので、『魔王』とも呼ばれている)

圭子(まぁ、その分、どの部隊よりもトップスコアを叩き出して、今じゃ、マルセイユ大尉よりもエースなのだ)

圭子(負傷しても治療もそこそこで出て行くし、彼是既に10回は不時着している)

圭子(最近では遂に出撃できるシュトゥーカが無くなったのでフラックウルフで一人出て行くのだ)

圭子(その為、エリーザさんがカメラを無理矢理取り付けて飛ばしている為に、今の様な会話が起る)

金子「少佐殿、司令部より入電です」

圭子「何かしら?」

金子「其方に送るシュトゥーカがもう無いので、オラーシャのil-10を送るとの事です」

圭子「了解したわ…」

圭子「大佐、お話が有ります!」

ルーデル「何だね?」

圭子「シュトゥーカの事ですが」

ルーデル「おぉ! 目途が付いたかね?」wktk

圭子「それが、こちらに廻すシュトゥーカが無いので、オラーシャのil-10で我慢して欲しいとの事です」

ルーデル「この私に赤共のシュトゥルムモヴィークに乗れと言うのかね!!」ドン

圭子「あ、赤共って…」アセアセ

圭子「大佐、ここは貴方の世界とは違って、オラーシャは帝国主義のままです」

圭子「つまり、えっと…キョーサンシュギ?シャカイシュギ、でしたか?」

圭子「それとは違います」

圭子「それに、シュトゥーカよりも、遥かに頑丈で強力な武装を持っています」

ルーデル「しかしだな!」

圭子「はぁ… 余りわがまま言うと、出撃停止にしますよ?」ニコリ

ルーデル「し、仕方あるまい…」ムググ

ガーデルマン「最近、大佐の扱いに上手くなってきたようだね」ハハハ

圭子「笑い事じゃありませんよ」ハァ・・・

圭子(前に一度、余りにも我が儘が過ぎるので、飛行停止処分にしたのだ)

圭子(ガーデルマン少佐の口添えも有って、大佐の航空機全てからプロペラを取り外したら、流石に反省した様だ)

エリーザ「いーるてんって何ですか?」

圭子「il-10よ」

圭子「オラーシャが作った戦闘爆撃機ね」

圭子「23㎜機関砲と7.62mm機銃を2門づつ搭載して、20㎜回旋機関砲を後部に持ってるわ」

圭子「500kg爆弾やrs-132ロケット弾も搭載可能ね」

マルセイユ「まるで、空飛ぶ戦車だな」ハハハ

圭子「それだけじゃないのよ」

圭子「il-10はシュトゥーカ以上の重装甲で、更には、シュトゥーカでは出来なかった戦闘機との戦闘も出来るぐらいに強力なエンジンを積んでるわ」

真美「大佐殿はシュトゥーカで我々に勝ちましたよ」

ライーザ「鬼に金棒じゃない…」

ガーデルマン「金棒どころかそれこそ戦車じゃないかな?」ハハハ

マルセイユ「もう、どうやったらあのオッサン倒せるんだよ」アキレ

ガーデルマン「う~ん…」

ガーデルマン「対空砲をこう、ズラーッと並べてだね」

ガーデルマン「下から撃ち捲るんだ、砲身が焼け付くぐらいに」

マルセイユ「それで?」

ガーデルマン「機体が空中でバラバラに成るまで撃ち捲るんだ」

ガーデルマン「間違っても、不時着何てさせては駄目だ」

ガーデルマン「落下傘が開いたらその落下傘も撃ちたまえ」

マルセイユ「そんな事したら大佐が死ぬじゃないか」

ガーデルマン「彼に勝ちたいなら彼を地獄に封じ込めておく必要があるよ」ハハハ

圭子「そんな無茶苦茶な」クショウ

ライーザ「でも、本当にそうでもしない限り、あの人に空戦で勝てるとは思えません」

真美「わ、私もその通りだと思います」

ガーデルマン「実際、大佐は対空砲以外の撃墜で落ちた事が無いからね」

マルセイユ「ドンだけ…」

ライーザ「と言うか、高々1機のシュトゥーカを落とすだけでそんなに準備するんですか?」

ガーデルマン「不時着させると、数時間後にはその場には何も無いから気を付け給え」ハハハ

ガーデルマン「私も、不時着したシュトゥーカから100メートル程飛ばされてね」

ガーデルマン「あばら骨が3本折れてね」

圭子「重傷じゃないですか!」

ガーデルマン「治療してたら大佐が来てね『休んでる暇はないぞガーデルマン!』と言ってね」

ガーデルマン「私を予備機に放り込んでそのまま出撃してね」ハハハ

三人(鬼ってレベルじゃねーぞ)

ガーデルマン「私達を落とした高射砲陣地の敵を殲滅してたよ」ハハハ

ガーデルマン「大体、4時間ぐらいかな?」ハハハハ

圭子(エリーザさん、無事だと良いけど)

ガーデルマン「まぁ、死体以外は私が治療して、絶対に死なせないつもりさ」

ガーデルマン「大佐は死なないだろうけど、君達は死んじゃうからね」

ガーデルマン「危ないと思ったら全部大佐に押し付けなさい」

ガーデルマン「彼なら、嬉々としてそれを受け止めてくれる」

マルセイユ「ヘヘ、オッサンには押し付けられないね」

マルセイユ「私達はウィッチだ」

ライーザ「それに、私達は」

真美「軍医殿に世話になる程、弱くないです!」

ガーデルマン「ハッハッハ、そうだね」

ガーデルマン「それはそうと、君達、あまり、甘い物を食べないようにね」

圭子「そうそう」

圭子「ここ最近、虫歯の罹患者が多いわ」

ガーデルマン「私が来てから既に5人抜歯した」

ガーデルマン「虫歯は気を付け給え、直らんぞ」

圭子「じゃあ、私も書類と戦争しますか…」

ガーデルマン「ハハハ、頑張りたまえ」

真美「御夕飯の準備しなくちゃ」

ライーザ「私も手伝うわ」

マルセイユ「私は大佐たちの様子でも見て来ようっと」

スピーカー『ネウロイの爆撃編隊発見!』ウーウー

ガーデルマン「むっ、爆撃か」

衛生兵「シュトゥーカ・ドクトル! 防空壕に避難を!!」

ガーデルマン「手術道具を持って生きたまえ」

ガーデルマン「片っ端からすべて持って行くんだ!」

ガーデルマン「書類なんぞ要らん!」

ガーデルマン「紙と鉛筆が有れば良い!」

ガーデルマン「急ぎたまえ!!」

ルーデル「エンジン回せ!」

整備兵「無理です!」

整備兵「間に合わないです!!」

ルーデル「糞、掩体に入れて置け!」

ルーデル「爆撃が終わったら直ぐに出るぞ!」

整備兵(出撃すると言わなくて良かった…)ホッ

マルセイユ「大佐! 早く防空壕に!」

ルーデル「私は掩体に入る」

ルーデル「エリーザ、カメラの準備をしておきたまえ」

エリーザ「分かってますって!」

真美「カメラなんてどうでも良いから早く逃げないと!!」アセアセ

ライ―ザ「ネウロイが目視圏内に!」アセアセ

ルーデル「分かっている」

エリーザ「お、対空砲が撃ち始めました」カシャー

ルーデル「ほら、さっさと行くぞ」

エリーザ「はーい」カシャー

 ―防空壕内―

ルーデル「凄い爆撃だな」ハハハ

ガーデルマン「そうですね」ハハハ

金子(何故この人達は笑っているのでしょうか?)

ガーデルマン「そう言えばb-17に爆撃された事が有りましたよね」

ルーデル「ああ、アメリカ軍のアホ共だな」

ルーデル「我々の基地を爆撃、その後、近くの赤共の基地で休んで居やがったな」ハハハハ

ガーデルマン「其処を突いてあっと言う間に全滅でしたからね」ハハハハ

エリーゼ「やっぱり、ちょっと外出て爆撃風景撮ってきます!!」ダッシュ

圭子「ちょっ、エリーゼさん!?」アセアセ

マルセイユ「誰か止めろ!!」アセアセ

ガーデルマン「怪我したら治療してあげるよ」ハハハ

ライーザ「少佐笑ってる場合ですか!」アセアセ

真美「そうですよ! 怪我する前に止めてください!!」アセアセ

ガーデルマン「まぁ、良いじゃないか」ハハハ

ガーデルマン「若い頃に無茶をしておけば、その分、将来に行かされる」

ガーデルマン「まぁ、死んだら意味が無いんだけどね」ハハハ

 ―数時間後―

ガーデルマン「爆撃が終わったわ様だね」

圭子「復旧作業に戻って!」

マルセイユ「編隊を追いかけるぞ!!」

整備兵「ルーデル大佐がもう出ました!!」

真美「速っ!?」

ライーザ「さっさと追い駆けないと!」

ガーデルマン「さて、私はけが人の治療だな」

金子「自分も手伝います」

ガーデルマン「ああ、よろしく頼むよ」

圭子「基地の被害状況急いで!」

圭子「ウィッチ隊は出撃!」

圭子「対空砲部隊は第二波に警戒!」



ルーデル「さて、どこに居るんだ、真っ黒黒助共め!」グゥゥン

マルセイユ「ハエーよ、オッサン!!」グゥゥン

ルーデル「遅いぞ、大尉」

ルーデル「奴等、そのまま基地に爆弾を落としてマルタ島目指しているぞ」ユビサシ

マルセイユ「何故?」

ルーデル「私が知るか」ドヤァ

ルーデル「ドイツを目指しているのではないか?」

ルーデル「ドイツにもネウロイの巣とか言う奴等の基地が有るのだろう?」

マルセイユ「成程…」

ライーザ「やっと、追い付いた…」ハァハァ

真美「は、早いですよ、大佐に大尉…」ハァハァ

支援

ルーデル「この程度でへばって居ては阿呆共を撃墜できんぞ」

ルーデル「見給え、あそこを飛ぶ馬鹿でかい黒いのを」ユビサシ

マルセイユ「でぃ、ディオミディア!?」

ルーデル「何だねそれは」

ライーザ「スオムスで見掛けられた超大型の爆撃機です」

ルーデル「b-17っぽいシルエットじゃないか」

ルーデル「まぁ、良い」

ルーデル「爆撃機何ぞ、機首に50kgをぶち当てるか、機銃弾を叩きこんでやればいいんだ」ハハハ

真美(そう簡単にできる訳ないでしょうが)

ルーデル「さぁ、攻撃を仕掛けるぞ、高度上昇」グゥゥン

ライーザ「攻撃って…」

真美「あの大編隊の中に突っ込んでいくんですか!?」

マルセイユ「こっちは4人、向こうはおよそ40だ!」

ルーデル「1人10だな」ハハハ

三人(駄目だ此奴、殺る気満々だ!!)

ルーデル「行くぞ、コアとか言う奴等の心臓は何処にある?」

マルセイユ「分からないが、基本的に、コクピットに多い」

ルーデル「なら、コクピットだな」

マルセイユ「如何なっても知らねーからな!!」ハァ

ライーザ「い、行くんですか!?」

真美「無茶ですよ!!」

マルセイユ「無茶だろうが何だろうが、あのオッサンばっかりに良い所見せられるか」

マルセイユ「私達はウィッチだぞ!」

2人「!?」

真美「そう、ですよね……」ガチャリ

ライーザ「そう言われると、弱いのよ…」ガチャリ

ルーデル「決まったか?」

3人「勿論!」

ルーデル「では、強襲だ!」クワァァァン

マルセイユ「ウオォォォォ!!!」クワァァァン

ライーザ「お、オリャアァァァア!!!」クワァァァン

真美「う、ウリャアアァァ!!!!」クワァァァン

マルセイユ「クッ」ガガガガガガ

マルセイユ(蜂の巣を突いたみたいな対空砲火だ…)

ルーデル「ハッハッハッハ!」ボォン

ルーデル「実に薄い弾幕だ!」ボォン

真美(な、何であの人笑ってるの?)ガガガガガ

ライーザ(しかも、あんなに至近弾喰らってるのに…)ガガガガガ

マルセイユ(と言うより)ガガガガガ

3人(何故、50kg爆弾を投下して、当てられる!?)ガガガガガガ

ルーデル「ハハハ、2機落としてやったわ!」ハハハ

マルセイユ「負けてられるか!!!」ガガガガガガ

真美「た、大尉も一機撃墜?!」ガガガガガガ

ライーザ「真美、ここは共同撃墜よ」ガガガガガガ

ライーザ「あっちは“人間”が踏み入れてはいけない域に居るのよ」ガガガガガ

真美「そ、そうですね」ガガガガガガ

ルーデル「よし、低空に入ったら、戦線離脱し、再び上昇、仕掛けるぞ」

マルセイユ「了解!」

ライーザ「わ、分かりました!」

真美「りょ、了解!」

ライーザ(こっちは、2人で1機撃墜するのに精いっぱいなのに)

真美(2人は3機撃墜してまだ余裕…)

2人(新たなる『魔王』とその『側近』コンビの誕生だ…)ハァ

ルーデル「しかし、戦爆だから、37㎜を詰めないのが残念だ」

ルーデル「37㎜さえあれば、12機で、3回出撃すれば、この黒共を殲滅できたのに」ハァ

ルーデル「重シュトゥルモヴィークが来たら、37㎜とロケット弾を搭載させよう」

マルセイユ(取り敢えず、聞かなかった事にしよう)

ライーザ(其処からは一方的でした)

真美(基地を5度往復し)

ライーザ(大佐は一人で29機撃墜)

真美(大尉は9機撃墜)

ライーザ(私達は共同で2機撃墜した)

ルーデル「シュトゥーカなら、こう、何度も往復しなくとも済んだのだが…」ハァ

真美「取り敢えず、帰りましょうか」

ライーザ「そうですね、航続距離一杯一杯ですし」

マルセイユ「だな」

ルーデル「おお、もう、そんな距離まで来たか」

ルーデル「確かに、このままだと501に着いてしまうんじゃないか?」ハハハ

見てるよー

マルセイユ「そんな近くないって」ハァ

ライーザ「でも、今回は危なかったです」

真美「そうですね」

真美「この調子で何回も来られると、我々だけでは持ちませんよ…」

ルーデル「全くだな」

ルーデル「さっさと、シュトゥルモヴィークを用意せん事にはな」

ライーザ(この人はきっと、牛乳と戦爆と敵さえいれば生きて行けると思う)

マルセイユ「基幹したら、戦力不足をカトー少佐に伝えなくてはな」

ルーデル「そうだな」

マルセイユ「そんじゃ、r.t.b!!」

ルーデル「r.t.b…リターン・トゥー・ベースか」

真美(何を今更)

ライーザ(そう言えば、この人、絶対にブリタニア語話さないのよね)

 ―31jfs基地―

マルセイユ「カトー少佐、ウィッチ隊の増強を願います」

圭子「帰還早々無茶苦茶な事を言うわね…」アキレ

圭子「取り敢えず、報告は?」

ルーデル「私は27機落として大尉は9機、彼女達は共同で2機だ」ドヤ

金子(あの大型爆撃機型ネウロイを一人で29機ってどういう事だ?)

圭子(マジで?)

ルーデル「私個人としては、さっさとシュトゥルモヴィークかシュトゥーカが来てくれれば」

ルーデル「あれの3倍は楽に倒せるぞ」ドヤァ

マルセイユ「兎も角、あの数が今度来ると、対処できるかどうか分からない」

圭子「…分かったわ、緊急案件として上に報告しておくわ」

ルーデル「さて、帰還後の一杯をしようではないか!」

マルセイユ「イイネェ!」

真美「私と大佐は牛乳で」

ライーザ「私も軽いのを…」

圭子「私はまだ書類仕事が有るんだけれども?」

ルーデル「それが基地司令の仕事だろう?」ドヤ

ガーデルマン「カトー少佐、包帯と針に糸、出来れば麻酔の追加も頼む」マッカカ

圭子「ガーデルマン少佐!?」

ガーデルマン「ああ、これかい?」

ガーデルマン「脚が千切れたイタリア兵が暴れまくってね」ハハハ

ガーデルマン「まぁ、衛生兵の医療ウィッチが手を握ったら麻酔無しで手術受けれくれてね」ハハハ

ルーデル「女好きのイタリア人め」ケッ

圭子「ちなみに、『ロマーニャ兵』ですからね?」

ルーデル「イタリアに住んでればロマーニャだろうが何だろうがイタリア人だ」

ガーデルマン「まぁ、兎も角、医薬品や医療道具が底を尽き掛けている」

ガーデルマン「次、こんな大空襲が有ると、この戦線は瓦解するよ」

圭子「肝に銘じておきます…」

ガーデルマン「ああ、それでは、私はまだ診察が有るから」

圭子(思ったよりも戦線が逼迫してきているし…)

圭子(大佐が来てくれたおかげで“ギリギリ”持っていると言っていい状況ね)

圭子(でも、ヴェネチア上空のネウロイの巣が501の活躍で消えたから)

圭子(増援のウィッチは見込めるわね)

金子「少佐、お呼びですか?」

圭子「ええ、中尉」

圭子「連合軍の北アフリカ戦線にウィッチの増援を打診するわ」

金子「了解しました、基地の拡張及びそれに伴う費用と建材の算出もしておきます」

圭子「お願いね」

ガーデルマン「序に半地下式の野戦病院も頼むよ」

ガーデルマン「今の野戦病院じゃ破傷風に成りかねん」

金子「りょ、了解しました、軍医殿」

圭子(なんでまだ居るのかしら…)

エリーザ(基地の大空襲より3週間後)

エリーザ(歴戦の第501jfwの面々と膨大な物資が届いた)

ルーデル「おぉ、懐かし面々だな!」

ミーナ「大佐!」

トゥルーデ「お久しぶりです」

エーリカ「本物だ!!」

ペリーヌ「お久しぶりです」

リーネ「少佐もこんにちは」

エイラ「あっチー」パタパタ

サーニャ「暑い…」パタパタ

シャーリー「久しぶりだな、少佐に大佐」

ルッキーニ「ウジュー!!」

ガーデルマン「ふむ… ミヤフジ君とサカモト少佐が見当たらないが」キョロキョロ

ルーデル「本当だな」キョロキョロ

全員「……」

ガーデルマン「訳ありだな…」

ミーナ「美緒……いえ、坂本少佐と宮藤軍曹は魔力を失い、軍の予備役に」

ルーデル「何と!」

圭子「大丈夫です」

ガーデルマン「どういう事だね、少佐?」

圭子「こういう事ですよ」バーン

美緒「お久しぶりです、御二人とも」

芳佳「少佐に大佐!」

ルーデル「おぉ! 懐かしいな!!」

ガーデルマン「サカモト少佐にミヤフジ君!!」

ミーナ「美緒! 宮藤さん!!」

リーネ「芳佳ちゃん!!」ダキッ

圭子「他にも、カールスラントの方にも声を掛けて置きました」

圭子「明日には地上軍のウィッチが来るでしょう」

パットン「む、遅れた遅れた」

ルーデル「猛将パットンが来たぞ」ヒソヒソ

ガーデルマン「本当ですね」ヒソヒソ

圭子「あっちからは、ロンメル将軍の偵察機ですね」ユビサシ

金子「も、モンゴメリー将軍あと15分ほどで到着するとの事です!!」

圭子「」ゼック

ルーデル「私はイワンのシュトゥルムモヴィークの調整でもするか」ニゲ

ガーデルマン「私も少し野戦病院の方へ」ニゲ

エリーザ「取材しても良いですか!!」

圭子「アハハハハ~」ドウニデモナーレ

ガーデルマン(それから1日はテンヤワンヤの大宴会だった)

ガーデルマン(大佐はエリーザを後部座席に乗っけて13人相手に圧勝)

ガーデルマン(エリーザがカメラを回しててもゲロ塗れになっていた)

ガーデルマン(まぁ、il-10を気に入ってくれていたようでカトー少佐ホッとしていたが)

ガーデルマン(そして、今日、カールスラントの精鋭が来るらしい)

ルーデル「やれやれ、高々あの程度の戦闘で潰れてしまって」

ルーデル「エリーザの奴もまだまだだな」ブロォォォ

ガーデルマン(そして、私は大佐の重シュトゥルモヴィークのケツに乗って出迎えの護衛である)

ガーデルマン「私は一応軍医なのだけれどもね、大佐」

ルーデル「細かい事は気にしなくてよろしい」ハハハ

ルーデル「しかし、コイツは実に凄いな、ガーデルマン!」

ガーデルマン「全くですね、後部銃座に20㎜ですよ?」

ルーデル「機首部にも23㎜機関砲と7.62mm機関銃を持っている」

ガーデルマン「そして、そこにロケット弾と37㎜砲を付けてしまう貴方は如何かと」

ルーデル「遺憾にもこの37㎜機関砲はイワン共が作った物だがな」フン

ガーデルマン「ルーデル、君、後で機関砲を付けてくれた整備兵達にお礼を言って置くこと」

ルーデル「分かっている」

ルーデル「お、見えて来たぞ、ガーデルマン!」ユビサシ

ガーデルマン「本当ですね」

ガーデルマン「兵士達が乗っているタンテ・ユーですね」

ルーデル「やれやれ」フゥ

ガーデルマン「おばさんが3人か」

ルーデル「井戸端会議でもしながら飛んでいるんじゃないか?」ハハハ

ガーデルマン「全くですね」ハハハ

操縦手『貴機が我々の護衛か?』

ルーデル「そうとも、フロイライン」

ルーデル「我々が来たからには大型ネウロイから小型ネウロイまで全て撃滅してやろう」

操縦手『そりゃあ、有り難い』ハハハ

ガーデルマン「む、黒い影が見えますよ、大佐」ユビサシ

ルーデル「あれは……」

操縦手『ネウロイだ!?』

ルーデル「さっさと行きたまえ!」ブゥゥゥン

ガーデルマン「小型の戦闘機方が5ですね」ハハハ

ルーデル「随分と舐められたものだな」ハハハ

操縦手『後は頼むぞ!』ブゥゥゥン

ルーデル「漸く走り出したぞ婆さん達は」ハハハ

ガーデルマン「全くですな」ハハハ

ルーデル「さて、増援が来る前に倒してしまおう」

ルーデル「私の獲物は私の物だからな!」キリッ

ガーデルマン「はいはい、分かりましたよ」ガチャリ

ルーデル「敵は我々の頭を押さえようとしている様だな」

ガーデルマン「如何します」

ルーデル「シャンデルで同位か、上位を取って撃ち落とせばいいだろう」グゥゥン

ガーデルマン「了解」グゥゥン

ルーデル「小型ばかりは張り合いが無い」ドドドドド

ガーデルマン「全くですな」ドドドドド

ルーデル「もう3機撃墜だ」グォォォン

ガーデルマン「37mmを使うまでも無いですね」ドドドドド

ルーデル「全くだ」グォォォン

ガーデルマン「ああ、すいません大佐」

ルーデル「何だね?」

ガーデルマン「残りの2機を落としてしまいました」テヘペロ

ルーデル「何をやっているのかね君は!!」プンスカ

ルーデル「久しぶりの出撃で舞い上がっているんではないのかね!?」プンスカ

ガーデルマン「貴方には言われたくないですね」

ルーデル「全く!」プンスカ

ガーデルマン「じゃあ、帰りましょう」

ルーデル「分かっとるわ!!」プンスカ

 ―31jfs基地―

ルーデル「5機の内3機は落とした」プンスカ

圭子「もう二機はどうしたので?」ハァ?

ガーデルマン「私が落とした」フフン

ルーデル「全く、久しぶりの出撃だからと言って舞い上がっているから困る」プンスカ

ルーデル「私は牛乳を飲んでくる!」プンスカ

圭子(子供か…)

ガーデルマン「それで、タンテ・ユー3機に乗って来た51人の戦車兵とはいったい?」

圭子「全員が戦車兵じゃありませんよ」ハハハ

圭子「ss第101重戦車部隊です」

ガーデルマン「ss、武装親衛隊?」

圭子「そうですね」

圭子「皇帝直轄の近衛兵部隊です」

ガーデルマン(ああ、"皇帝"ね)

ガーデルマン「我々の世界にもいたよ、ss第101重戦車大隊は居たよ」

ガーデルマン「とても強い戦車部隊だ」

圭子「その様ですね」

圭子「精鋭も精鋭」

圭子「ガリア戦線で地上軍の中でも群を抜いて強かったらしいです」

?「カトー少佐!!」

圭子「シャーロット!!」

ガーデルマン「彼女は?」

圭子「シャーロット・リューダー大尉」

圭子「シャーロット、こっちはエルンスト・ガーデルマン少佐」

シャーロット「始めまして、少佐」ニッコリ

ガーデルマン「ああ、初めまして大尉」ニッコリ

シャーロット「ティーガーの試作車試験以来ですね」

圭子「そうね」

圭子「あの時は軍曹で、今じゃ大尉…」ハァ

圭子「私の一個下か」

シャーロット「ハハハ…」

?「ん、此処に居たのかシャーロット」

ガーデルマン「彼女は?」

?「ss第101重戦車大隊指揮官のハンナローレ・フォン・ヴェステルンハーゲ少佐だ」

ハンナローレ「失礼だが、貴官は?」

ガーデルマン「私は、エルンスト・ガーデルマン少佐だよ」

ハンナローレ「よろしく」

ハンナローレ「シャーロット、久々の再開は良いのだが、荷解きが終わってからでも良いかね?」ユビサシ

シャーロット「す、すみません、大隊長!!」ダッシュ

ハンナローレ「遅参の段、平にお許しを」

圭子「いえ、未だ攻勢は有りませんでしたし」

圭子「それに、我が部隊には魔王とその側近達が居ますし」チラリ

ガーデルマン(側近"達"ねぇ…)クショウ

ハンナローレ「とこれで、来る途中のil-10のパイロット達に礼を言いたのだが…」

ガーデルマン「ああ、それなら私が案内するよ」

ハンナローレ「ああ、ありがとう少佐」

ハンナローレ「それではカトー少佐、また後で」

圭子「ええ」

ハンナローレ「貴官は軍医なので?」

ガーデルマン「ええ、そうですよ」

ガーデルマン「まぁ、軍医に復帰したのはここ最近ですがね」ハハハ

ルーデル「ガーデルマン!」

ガーデルマン「何です大佐」

ルーデル「テニスをしようではないか!!」

ルーデル「む、そこのフロイラインは誰だ?」

ハンナローレ「ss第101重戦車大隊のハンナローレ・フォン・ヴェステルンハーゲ少佐です」

ルーデル「第2地上攻撃航空団司令ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐だ」

ハンナローレ「はて…sg2司令はハンナ・ルーデル大佐だった筈だが…」

ルーデル「私はこの世界のルーデルとは別のルーデルだ」

ルーデル「異世界から来たルーデルだな」ハハハ

ハンナローレ(何言ってんだ此奴?)

ガーデルマン「まぁ、気にしないでくれたまえよ」ハハハ

ガーデルマン「彼が3機、私が2機落したんだよ」ハハハ

ハンナローレ「落した!?」

ハンナローレ「ネウロイを落とせるのか!?」

ルーデル「あんな、バカ共の機動なんぞ、イワンよりも簡単に落とせる」

ルーデル「そんな事は如何でもよろしい」

ルーデル「テニスをするぞ、ガーデルマン!」

ガーデルマン「ええ、分かりましたって」ハァ

ガーデルマン「そう言う訳だから、私はテニスをして来るよ」ハハハ

ハンナローレ「は、はぁ…」

ハンナローレ(よく分からんが、取り敢えず、他の空軍ウィッチ達やブリタニアの陸戦ウィッチに会っておこう)

ミーナ「あら、貴女は?」

ハンナローレ「ああ、貴女が第501統合戦闘航空団のヴォルケ中佐ですね?」

ハンナローレ「私はss第101重戦車大隊のハンナローレ・フォン・ヴェステルンハーゲ少佐です」

ミーナ「第501統合戦闘航空団司令のミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です」

ミーナ「しかし、ssまで出て来るとは…」

ハンナローレ「ええ、自分も東部戦線から行き成り西部戦線で驚いてます」クショウ

ミーナ「東部戦線は未だ膠着状態なので?」

ハンナローレ「あれを膠着状態と言っていいのか…」

?「少佐!」

ハンナローレ「何だ」

?「あ、お話し中でしたか」

ハンナローレ「中佐、紹介します」

ハンナローレ「うちのトップ―エースのミヒャエラ・ヴィットマン中尉です」

ミヒャエラ「ミヒャエラ・ヴィットマンです、中佐殿」ケイレイ

ミーナ「ミーナ・ディートリンデ・ヴォルケ中佐です」トウレイ

ハンナローレ「それで何用だ?」

ミヒャエラ「ええ、ティーガーの予備砲身等が無くて…」

ハンナローレ「やれやれ、中佐殿、自分は急用が出来たので失礼します」

ミーナ「ええ」

美緒「ミーナ」

ミーナ「あら、どうしたの美緒?」

美緒「ああ、ウィッチの人数が増えたから当番を決めようと思って、ルーデル大佐を見なかったか?」

美緒「それなら、さっきてテニスラケット片手にガーデルマン少佐を探してたわよ」

美緒「分かった」

ミーナ「私も付き合うわ」

美緒「しかし、随分と大所帯だな」

ミーナ「そうね」

ミーナ「空軍ウィッチだけでも14人も居るもの」

美緒「私と宮藤は…」

ミーナ「いいえ、貴女も宮藤さんも私達の仲間よ」

美緒「ミーナ……」

ミーナ「あ、居たわよ」ユビサシ

美緒「ああ」

美緒「大佐!」

ルーデル「む、サカモトか」

ガーデルマン「どうかしたのかい?」

美緒「ええ、ウィッチの隊ごとに分けたいと思いまして」

ルーデル「私は何時でも行くぞ!」

ルーデル「ネウロイが出たら朝だろうが夜だろうが、私は出るぞ!」

ミーナ「では、常勤と言う事で?」

ルーデル「当たり前だ」

ルーデル「後部座席はエリーザだ」

ガーデルマン「エリーザ君がダウンしたら、代わりに私が乗るよ」

ミーナ「エリーザ?」

ガーデルマン「ああ、ここで出会った新しい後部銃座でね」

ガーデルマン「私の代わりだよ」ハハハ

ガーデルマン「従軍記者なのだがね」

ルーデル「ガーデルマンにはまだまだ及ばないが、中々ガッツが有る」

ガーデルマン「昨日、後部銃座に乗って居たのがエリーザだよ」

ガーデルマン「まぁ、ゲロゲロに酔って、医務室のベッドでダウンしているがね」ハハハ

美緒(あんな軌道で後ろに乗って居られる方が可笑しい)

ガーデルマン「まぁ、あれだよ」

ガーデルマン「もし、私も本業が忙しくなったら、そっちをやらなくてはいけない」

ガーデルマン「彼女が居てくれて助かってるよ」ハハハ

美緒「そ、そうですか…」

ガーデルマン(それからさらに数日経ったある日)

ガーデルマン(基地内に警報が鳴る)

ルーデル「ガーデルマン!」

ガーデルマン「私は出れないので、エリーザ君を」

ルーデル「行くぞエリーザ!!」

エリーザ「了解です!!」

芳佳「凄く生き生きしてますね、あの二人」アキレ

ガーデルマン「ああ、そうだね」

ガーデルマン「さぁ、忙しくなるぞ、ミヤフジ君」

芳佳「はい!」

ガーデルマン「怪我人がいつ来ても良い様に手術台を3つほど準備しておきたまえ」

衛生兵「了解!」

ガーデルマン「其処の隙間を詰めろ!」

衛生兵「はい!」

ルーデル「大編隊だな」

エリーザ「地上部隊ばかりですね」

ルーデル「本当だな!」ヒャッホーイ

ルーデル「こちらルーデル!」グゥゥン

ルーデル「これより、敵地上軍の殲滅に入る!!」シュバァァァァ

エリーザ「大佐、もっと近づいて撃ってください」

ルーデル「ああ、忘れていた」ドンドンドンドン

ハンナローレ『大佐、あまり爆炎を上げんで下さい!!』

ハンナローレ『敵が見えません!』

ルーデル「君達の見ている先にはもう、ネウロイは居ない」ドンドンドンドンドン

ルーデル「南南西135.531の方だ」ドンドンドンドン

ハンナローレ『……』

エリーザ「素晴らしいですよ、大佐!!」

エリーザ「大佐、あっちに大きな奴が居ますよ」ユビサシ

ルーデル「む、本当だな!」ドドドドドドド

マルセイユ「大佐、もっと押さえて飛ばないとばてるぞ!」

エーリカ「そうだよ、と、言うか、一人で突っ走り過ぎ」

トゥルーデ「全くだ、少し僚機の事を考えてください!」

ルーデル「やっと来たのか!」

ルーデル「ほら、この地区は終わった、次の地区に行くぞ!」グゥゥン

トゥルーデ「何てオッサンだ…」アキレ

エーリカ「飛び出て10分と経たずに大型ネウロイ10両を瞬殺するとは…」

マルセイユ「怪物だな」ハァ

ルーデル「あれは中々デカいな」ボンボンボンボンボン

エリーザ「対空砲火も凄いですね」カシャー

ルーデル「五月蠅い奴には50kgをプレゼントしてやる」ガコン

陸戦型ネウロイ「ドドドドド」

エリーザ「ウッヒャー!?」カシャー

エリーザ「砲弾が真横を通りました!!」カシャー

エリーザ「これはもう、今年の最優秀ジャーナリスト賞は頂きですよ!!」カシャー

ルーデル「そうかね」ハハハ

ルーデル「ほら、着弾する瞬間を撮りたまえ」グォォォン

エリーザ「おぉぉぉおぉぉ!!!!!」カシャー

エリーザ「ネウロイが結晶に成った瞬間が撮れた!!!!」カシャー

ルーデル「お、あっちではssが撃ち始めたぞ」ユビサシ

エリーザ「本当ですね」

ルーデル「おぉ、小型のネウロイを殲滅しているじゃないか」

エリーザ「本当ですね、一応撮っておきましょう」カシャー

ルーデル「お、あっちからまた新しい砂煙が上がっているではないか」ユビサシ

エリーザ「本当ですね!」

ルーデル「じゃあ、早速向かおうではないか!」グゥゥン

マルセイユ「ちょ、何処行くんだ!!」

ルーデル「あっちの一団を叩いて来る」

マルセイユ「糞、こっちは地上軍の上空援護で精一杯だ!」ガガガガガガ

ミーナ「我々が行きます!」ブーン

マルセイユ「頼んだ中佐!!」ガガガガガ

ミーナ「バルクホルン大尉、ハルトマン中尉、エイラさんは着いて来て」ブーン

3人「了解!!」ブゥーン

ミーナ「大佐、聞こえますか?」グゥゥン

ルーデル「聞こえるぞ」グゥゥン

ルーデル「北北西の上空から80度で突っ込んで、南南東に脱出する」グゥゥン

ミーナ「だ、ダイブブレーキは付いてませんよ!?」

ルーデル「機体強度はシュトゥーカ以上だ」ハハハ

エリーザ「編隊での急降下ですか!!」

ミーナ「仕方ないわね…」

ミーナ「皆、出来るかしら?」

トゥルーデ「急降下からの一撃離脱はした事無いが、無理では無いな」

エイラ「ドウッテコトナイッテ」

エーリカ「まぁ、やるしかないんじゃない?」

続きまだー?

ルーデル「なら、行くぞ!」グゥゥン

ミーナ「大佐に続きます!」グゥゥン

エリーザ「第501のエース達と一緒に急降下爆撃!」カシャー

エリーザ「素晴らしい絵です!!」カシャー

ルーデル「さぁ、死にたまえ、ネウロイ共!」バシュシュシュシュー

エイラ「ウリャァァアァ!!」ガガガガガガガ

トゥルーデ「ウォォォォォ!!」ガガガガガガガ

エイラ「トリャァァァァァァ!!」ガガガガガガガ

ミーナ「ハァァァァ!!!」ガガガガガガガ

エリーザ「す、すごいです……」カシャー

エリーザ「大型のネウロイ4機が一瞬にして消し飛びましたよ!!」カシャー

ルーデル「小型のは機関砲で消し飛ぶから弾の節約になって良い」ドドドドドド

ルーデル「シュトゥーカの機関銃も23㎜を積めばよかったのに」ドドドドドド

エイラ「そんな物乗せたら翼が捥げちゃうゾ」

ルーデル「それもそうだな」ウムム

ルーデル「まぁ、何にせよ、ここ等一体の糞ネウロイ共は殲滅した」

ミーナ「そうですね」キョロキョロ

ミーナ(こんな数の敵が毎日やってくると考えると……)ブル

ルーデル「今日は少なかったな」

エリーザ「そうですね」

エリーザ「フィルム結構一杯持って来たのに、余っちゃいましたよ」

トゥルーデ「何時もはどれ位敵が来るんですか?」

ルーデル「そうだな~」

エリーザ「多い時はフィルムが10本あっても足りない位の時とか?」

エリーザ「兎に角、今日持って来た分は確実に襲撃来ますよ」

ルーデル「今度襲撃が来るときは、今日の3倍以上だな!」ハハハ

エリーザ「そうですね!!」ハハハ

トゥルーデ(今日の三倍以上って…)

エイラ(それを、たった5人で……)

エーリカ(ありえん…)

ミーナ(でも、この人ならやれそう……)

 31jfs基地

ガーデルマン「やぁ、お帰り」

エリーザ「ただいまです」

ガーデルマン「今日は随分と速いね」

エリーザ「はい」

ルーデル「明日からはそれこそ『大軍』が来るぞ」

ハンナローレ「大佐、少し話が」

ルーデル「む、ヴェステルハーゲン少佐か」

ルーデル「君達、あんまり前線に出るな」

ハンナローレ「はぁ?」

ルーデル「君達が活躍すると私のネウロイが少なくなってしまうだろうが!」プンスカ

ハンナローレ「なっ!?」

ハンナローレ「何を言っとるんですか、大佐は!!」

ガーデルマン「まぁまぁ、ハンナローレ君」ハハハ

ガーデルマン「取り敢えず、今日ぐらいの少数なら、君達地上軍は出なくても良い」

ガーデルマン「今度は今日の3倍以上の敵が来るはずだから、その時、活躍したまえよ」ハハハ

ハンナローレ「今日の3倍以上、ですか?」

ガーデルマン「ああ、そうだよ」

ガーデルマン「私の方も病院の整備を急がせないとな」

ガーデルマン「まぁ、ミヤフジ君とサカモト少佐が手伝ってくれるから、中々捗ってるよ」

ルーデル「ガーデルマン、君は何時から軍医に成ったのだ?」

ルーデル「君も後部機銃手だと言う事を忘れては困るよ」

ガーデルマン「最初から軍医だからね」

ガーデルマン「君が訓練に付き合って欲しいって言われた付き合ったのが最初だけど」

ガーデルマン「基本、軍医だからね、私は」

ハンナローレ(普通、軍医なら訓練にも付き合わないだろう)

エリーザ(そう言う意味でなら、私も同じ感じですよね、きっと)

ルーデル「む、大尉たちが帰って来たぞ」ユビサシ

ガーデルマン「本当ですね」

エリーザ「一応撮っておこう」カシャー

のんびり支援

続きまだー?④

ルーデル「何時まで遊んでいるのだ?」

ライーザ(遊んでたって……)

マルセイユ「周囲警戒だっつーの!!」

ルーデル「周囲警戒?」

ルーデル「私が全部ぶっ壊したはずだが?」

圭子(どっからその自信が出て来るんだろうか、本当に)

圭子(いや、まぁ、確かに、ネウロイは全くいなかったけどさ)

ルーデル「今後来るだろう、ネウロイの準備でもして居給え」

ルーデル「重シュトゥルムモヴィークは全機、出撃準備の状態で待機して置くんだぞ?」

ルーデル「ピストン運動で弾薬がなくなり次第、他の機体に乗り換えて行く」

ルーデル「ガーデルマンやエリーザもそのつもりでいてくれ」

エリーザ「任せてください!!」キリッ

ガーデルマン「いや、私は軍医なのだがね」ヤレヤレ

( ・ω・)ノ"≡④≡④≡④

エリーザ(それから数日後、ネウロイの大編隊の空襲がやって来た)

エリーザ(最初の空襲は何とか凌いだものの、その後折り重なるようにやって来た地上軍の方が厄介だった)

圭子「く、何時もの強襲よりも多いわ!!」

ルーデル「地表が真っ黒だからな」

エリーザ「地上軍も頑張って耐えてますね」

ルーデル「全くだ。
    ほら、行くぞ!」ドドドドド

エリーザ(本日4回目の出撃。
    もうそろそろ午前から午後に変わろう言う11時50分だ。
    朝の5時に空襲が始り、そっから3時間後今度はこの地上軍。
    絶え間なくやって来るネウロイ軍に我々は徐々に押され始めていた)

エリーザ(弾薬や医薬品の備蓄は未だ大量にある。
     しかし、それを使う方は消耗しきっているのだ。
     さすがの私も少しきつい)

ルーデル「全員、如何した?
     さっきから無駄玉ばかり使っているではないか!」

マルセイユ「逆に、何でアンタはそんなに元気なんだよ……」ゲンナリ

エーリカ「朝も居の一番であの大編隊叩き落として」

バルクホルン「昼間も大型ネウロイの軍団を3群潰し」

エイラ「基地と前線を既に4往復しテ…」

ミーナ「一個飛行隊分の戦果を一人で、しかも立った6時間程で上げている…」

ペリーヌ「ハッキリ言って以上ですわ…」

ルーデル「まぁ、取り敢えず、弾薬尽きかけてるから、一旦、基地に戻る」

圭子「ええ、戦線は我々が支えているので、直ぐに戻って来てください」

ルーデル「言われんでもさっさと戻ってくる!」

エリーザ(やっと、基地に帰れる……
     取り敢えず、1週間分のフィルムはこの戦闘で溜まった…
     後は、私の体力が何時まで続くか…)

ルーデル「こちらルーデル、次のil-10を用意しておけ!!」

エリーザ「序に、カメラの方も伝えてください」

ルーデル「カメラとフィルムの準備もしておけ」

エリーザ「ありがとうございます……」

 31jfs基地

ルーデル「さぁ、乗換だ!」ピョイ

エリーザ「は、はい…」ズデン

ルーデル「大丈夫か?」

エリーザ「は、はい……」ヨロヨロ

ガーデルマン「嘘を吐きなさい。
        宮藤君、悪いが、彼女をベッドへ。
        栄養剤を打って、寝かせておきなさい」

ルーデル「後部銃座が居なくなった!!」ガビーン

ガーデルマン「適当に人を見付けて放り込んで下さい。
        私の方もいよいよ忙しくなってきましたんで」

美緒「僭越ながら、私が」

ルーデル「うむ、さっさと乗りたまえ!」ダッ

美緒「ええ!」ダッ

ガーデルマン「やれやれ、患者は増える一方だね」

芳佳「ガーデルマンさん!
   こっちの患者さんがお腹が痛いって!!」

リーネ「少佐、骨折患者の容体が!!」

ガーデルマン「はいはい、今行く今行く!
        患者は増える一方だ、やれやれ」

サーニャ「出撃待機の命令を受けたけど」

シャーリー「この現状を見てると」

ルッキーニ「何かしてないと落ち着かない…」ウジュー

ライーザ「でも、我々は前線で戦っている501と大尉の後詰ですし」

真美「我々が他の事をしていては、前線が抜かれた時、大変ですし」

シャーリー「そんな事は分かってるけどよ~」

ルッキーニ「ウジュー……」

落ちるなら落ちると言ってくれ

落ちてないよ

mw3してた

ガーデルマン(それから半日が経ち、戦闘は日を跨ごうとしていた)

ガーデルマン(兵とウィッチ方々に疲労の色が見え始め、じわじわと戦線は下がり続けた)

ガーデルマン(対照的に、大佐はどんどん勢い付くも、既に体にぼろが出始めていた)

ガーデルマン(自力では移動できないので、整備兵2人がかりでil-10まで運び、乗せているのだ)

ガーデルマン(後部銃座はサカモト君とエリーザ君が交代で代わりを務めているも、2人とも限界に近い)

ガーデルマン(ウィッチの方ではリーネ君、サーニャ君、ルッキーニ君がダウンし、かなりきつい状態だ)

ガーデルマン「ミヤフジ君! それはこっちだ!!」

芳佳「す、すいません!」

金子「少佐殿、包帯が有りません!!」

ガーデルマン「洗って干してあるのを使え!」

ガーデルマン(勿論、ウィッチだけでは無く我々後方もかなり逼迫している)

ガーデルマン(医療道具はそろっているのだが、それを扱える者が少ないのだ)

ガーデルマン(軍医は私を含め3人しか居らず、衛生兵も負傷したりと余り多くない)

ガーデルマン(その為、基地の会計係や兵站部にも手伝って貰って、包帯を結んだり、簡単な消毒や傷の手当てを差せている)

ガーデルマン(如何せん、素人なので手元がおぼつかなかったり、作業に時間がかかったりと、大変だ)

ガーデルマン(また、衛生兵、軍医共々、疲労が蓄積してきて、簡単なミスを犯すようなって来た)

ガーデルマン(その為、現在、軍医2人は仮眠を取る様に伝え、交代で作業をしている状況だ)

衛生兵「カメラマンの嬢ちゃんが倒れた!!」

ガーデルマン「なに!?」

芳佳「私が見ます!」

整備兵「軍医殿! 大佐の機が被弾して帰還、けがを負ってます!!」

ガーデルマン「何!?」

ガーデルマン「傷の度合いは?」

整備兵「頭から大量に血を流して居ます!!」

ガーデルマン「取り敢えず、連れて来い!!」

整備兵「了解!!」

ルーデル「ガーデルマン!!」マッカッカ

ガーデルマン「よし、大丈夫だ」

ガーデルマン「大佐、サカモト君は?」

ルーデル「肩に破片を喰らって気絶した」

ガーデルマン「分かりました」

ルーデル「エリーザを呼んでくれ」

ガーデルマン「エリーザは気絶しましたよ」

ルーデル「何っ!?」

ルーデル「では、誰が後部銃座をするのだ!!」プンスカ

ガーデルマン「そうですね……私が行きましょう」

ガーデルマン「そろそろ、この戦いを止めねば、こっちが潰れてしまいます」

ルーデル「おぉ!!」

ガーデルマン「ミヤフジ君、少し行って来るよ」

芳佳「はぇ!?」

ガーデルマン「サカモト君が負傷したらしいから、彼女の手当てを」

ガーデルマン「それと、軍医たちには悪いが少しの間頼むと伝えておいてくれ」

芳佳「えぇぇ!?!?」

ガーデルマン「大佐、戦闘軌道をしたら、又開くので、焼いて縫合しますよ」

ルーデル「ドンと来い!」フンス

ガーデルマン「久しぶりの出撃ですね、大佐」ヨッコイ

ルーデル「全くだな!」ヨッコイ

ルーデル「ガーデルマンが居れば、直ぐにでもあの黒共を殲滅できる」ハハハ

ガーデルマン「ええ、さっさとしないと機材やら何やらは有るんですが、人が潰れてしまいますからね」ハハハ

ルーデル「ん、何だか、様子が変だぞ?」ユビサシ

ガーデルマン「本当ですね、全力で後退してきますよ、味方が」

ルーデル「何をしているのかね?」

真美「た、大佐!」

ライーザ「大変なんです!」

真美「敵の空母を元にした超巨大ネウロイが現れて!」

ライーザ「ソイツがネウロイを量産しているんです!!」

ルーデル「聞いたか、ガーデルマン」

ガーデルマン「ええ、大佐」

真美「現在、ウィッチと戦車部隊以外は後退しているんです」

ライーザ「大佐たちも至急撤退して下さい!!」

ルーデル「ああ、我々の事は気にするな」

ガーデルマン「ああ、その通り」

2人「ちょっと、そのネウロイを叩いて来る」

ライーザ「はあぁぁ!?!?!」

真美「無茶ですよ!!!」

ルーデル「おーあれだな?」ユビサシ

ガーデルマン「でっかいですね」

ルーデル「取り敢えず、コアがどこにあるのか分からんと、倒しようがないな」

ガーデルマン「戦ってる彼女達に聞きましょう」

ルーデル「そうだな」

ルーデル「ミーナ中佐、あれの弱点は何処だ?」

ミーナ「大佐!?」

圭子「何でここに!?」

圭子「退却命令を出し筈です!!」

ルーデル「破った」ドヤァ

ガーデルマン「なに、あれさえ倒してしまえば命令は取り消しだ」

ミーナ「倒してしまえばって…」

ルーデル「それで、何処に弱点が有るのだね?」

ルーデル「このままでは戦線は押し潰されるぞ」

ガーデルマン「ここでアイツを叩けば、この長い戦闘は終わる」

エーリカ「艦橋部分にチラッとみえたよ~」

ルーデル「分かった!」

ガーデルマン「全員、雑魚を片付けて、これ以上戦線を下げない様にしたまえ」

ルーデル「そうそう」

ルーデル「段々往復距離が短くなってきているぞ」ハハハ

ガーデルマン「そいじゃあ、いっちょ、やりますかな」ガチャコ

ルーデル「全くだな!」グォォォン

ルーデル「艦橋にロケット弾をぶち込んでやるか」

ガーデルマン「ええ、そうですね」

ルーデル「発射!」シュバババババ

ネウロイ「シュギィィン」アンギャー

ルーデル「そんな甘っちょろいビームが当たるかバカ」ドガガガガガガ

ガーデルマン「意外に固いですな」フム

ルーデル「しょうがない、ロケット弾全弾発射だな」ドドドドドドド

ガーデルマン「そうですね」ドガガガガガガ

ルーデル「しかし、本当にこの機体は素晴らしいな」

ガーデルマン「あれだけ文句言っておきながら、何言ってるんですか、全く」

ルーデル「我が軍もこのil-10を製造するべきだ」ドヤ

ガーデルマン「総統閣下がノイローゼに成りますよ、ホントに」ハァ

ルーデル「む、増援が出て来たぞ」

ガーデルマン「御退場願いますよ」ドガガガガガ

ルーデル「後ろは任せたぞ」グォォォン

ガーデルマン「ええ、それよし、さっさと攻撃して下さい」ドガガガ

ガーデルマン「患者が待ってるんですから」ドガガガガ

ルーデル「わかっとる!」グォォォン

ルーデル「君は相変わらず私が上官だと言う自覚が無いな」

ガーデルマン「上官と思って欲しかったらそれなりの行動をしてください」ガガガガガガ

ルーデル「やれやれ」グゥゥゥン

ガーデルマン「取り敢えず、ケツに付こうとする機体だけは落とします」ドガガガガ

ガーデルマン「それ以外は避けてください」ドガガガガ

ルーデル「ああ、分かった」シュィィン

ルーデル「では、今度はロケット弾を全弾ブチ込んでやる」ハハハ

ガーデルマン「はいはい、さっさとぶち込んで下さい」ドガガガガガ

ルーデル「沈みたまえ」シュバババババァ

ルーデル「むっ!?」グィィン

ガーデルマン「どうしました?」ドガガガガガ

ルーデル「rs弾頭じゃダメだbrsを持って来ないと」ガガガガガガガ

ガーデルマン「37mm機関砲が徹甲榴弾でしたよね?」ガガガガガ

ルーデル「いや、雑魚どもには榴弾で十分だったから、榴弾に変えていたんだ」ブロォォォ

ガーデルマン「では、一旦、戻って乗り換えますか」ガガガガガ

ルーデル「そうだな」グゥゥゥン

ガーデルマン「やれやれ、大型には徹甲弾か徹甲榴弾じゃないとダメですね」ガガガガガ

ルーデル「全くだ」

 31jfs基地

整備兵「brs-132と37mm徹甲榴弾に換装した奴準備できてます!!」

ルーデル「ああ、すまんが、そこまで担いで行ってくれ」ハハハ

ガーデルマン「全く」ヤレヤレ

美緒「申し訳ないです、大佐…」

ガーデルマン「君、寝て居なさい」

ルーデル「そうだとも」

ルーデル「それに、君達では本気で動けなかったからね」ハハハ

ガーデルマン「それじゃあ、ちょっと行って来るよ」ハハハ

美緒(何であの人たちはあんなに笑っていられるのだ……)

ルーデル「出るぞ!」グォォォン

ガーデルマン「何時でもどうぞ」ガチャリ

ルーデル「やれやれ、航続距離が短くなったのは良いが、それだけ押されていると言う事だ」

ガーデルマン「ええ、これより後ろに下がれば、イタリアまでの防衛ラインが有りませんから」

ルーデル「これ以上は下がれない」

ガーデルマン「exactly」

ルーデル「そうと成れば、余計に燃えて来るじゃないか、えぇ?」ニヤリ

ガーデルマン「全くその通りですな」ニヤリ

ルーデル「世界の存亡は我等の双肩にかかっているぞ、ガーデルマン!」

ガーデルマン「全く持って重荷ですな!」

魔王's「ハッハッハッハッハ!!」

ハンナローレ(今を思い返せば、何もかもが異常だった)

ハンナローレ(だが、その存在はどんな『異常』の中でも際立って『異常』だった)

ハンナローレ(空母を元とした超大型ネウロイ相手に一機のil-10が圧倒していた)

ハンナローレ(『獅子は兎を狩るときも全力』と言うが)

ハンナローレ(あれはそんな生易しい物じゃない)

ハンナローレ(ネウロイの対空ビームはまるで一般兵がネウロイに挑むが事く)

ハンナローレ(易々とかわされ、いなされ、避けられていた)

ハンナローレ(どちらがネウロイで、どちらが人間なのか、その時、一瞬わからなかったほどだ)

ハンナローレ(人間が人間を止める時と言う物を初めて見た気がする)

ハンナローレ(我々は勿論、他の空軍ウィッチですら攻撃する事がままならない)

ハンナローレ(そんな、空母型地上ネウロイをたった一機のil-10が意図も容易く次々と攻撃を加えて行く様は)

ハンナローレ(それこそ『魔法』か何かと思った)

ハンナローレ(戦闘こそも、ものの5分程度だった筈だ)

ハンナローレ(しかし、それは5分間だけは、世界が止まっていた気がする)

ハンナローレ(その場に居た全員が、人間も、ネウロイもその圧倒的な暴力に只々畏怖するしかなかった)

ハンナローレ(撃墜王エーリカ・ハルトマン中尉や第二位のゲルトルート・バルクホルン大尉を持ってすら敵わない)

ハンナローレ(最初、それは嘘だと思っていたが、確かにあれを見る限り事実であろう)

ハンナローレ(いや、人間に『あれ』を落とすのは不可能だとすら思った)

ハンナローレ(本当に一瞬だった)

ハンナローレ(軌道にすれば、ネウロイの上を通過しただけだ)

ハンナローレ(先ず、外装をすべてロケット弾で引き剥がし、コアを露出)

ハンナローレ(通り過ぎる瞬間に、後部銃座がコアを打ち壊す)

ハンナローレ(言葉にすれば非常に簡単で単純な軌道だ)

ハンナローレ(だが、単純が故に、狙われやすい)

ハンナローレ(針の孔の様な弾が当たらない確立と場所を狙って飛び)

ハンナローレ(確実に敵を仕留めるその強運と腕は尋常ではないだろう)

ハンナローレ(そう言う意味では彼等は非常に幸運と言うか、悪運が強いと言うか……)

ハンナローレ(兎も角、彼等が居なければ、この北アフリカはネウロイの手に落ちていただろう)

 31jfs基地

ハンナローレ「少佐と大佐は?」

圭子「それが、まだ帰って来ていないんです」

マルセイユ「馬鹿な!」

ミーナ「彼等は突然現れ、突然消えて行ったわ、マルタ島でも」

マルセイユ「なら、またぽっと出て来るんじゃないのか?」

ミーナ「そうだと良いんだけど…」

美緒「いや、元の世界に帰ったのではないか?」

ハンナローレ「元の世界?」

美緒「ああ、彼等は元々この世界の人間ではないそうだ」

ハンナローレ「そう言えば、そんな事を言って居たな」

圭子「冗談じゃなかったのね…」

マルセイユ「まぁ、何だか、あのおっさん達、ひょこっと帰ってきそうだけな」

ミーナ「そうね」

圭子「どうせなら、怪我人の治療を終えてから帰って欲しかったわ」ハァ

エリーザ「あの…」

圭子「あら、エリーザじゃない」

エリーザ「大佐たちは帰ってきましたか?」

圭子「彼等は、元の世界に帰ったわ」

エリーザ「そんな!」

エリーザ「まだお別れもお礼も言って居ないのに…」

エリーザ「それと、カメラとフィルムが…」

全員(腐ってもカメラマンね…)

エリーザ「巨大なネウロイを倒したんですよね!?」

ハンナローレ「それについては後で詳しく話してやるから、取り敢えず、体調を万全にしろ」ハァ

圭子「でも、ちょっとさびしいですね」

ミーナ「そうね…」

ハンナローレ「あらゆる面で規格外で、居た時はうっとおしいと感じた事も有ったが」

マルセイユ「居なくなると、何か、淋しいな」

芳佳「少佐たち、帰っちゃたんですか?」

美緒「ああ、その様だ」

芳佳「やっぱり、行き成り現れて、行き成り帰っちゃうんですね」

ハンナローレ「彼等はハリケーンの様な物だ」

ハンナローレ「しかし、厄災を齎されたのはネウロイの方だったがな」

圭子「明日からはあの二人抜きでローテ―ション組まなきゃ」

マルセイユ「大佐たちが何時でも帰って来て良い様に、機体の整備は万全にしておいてやろう」

芳佳「私も、少佐みたいに立派なお医者さんに成らないと!!」

 何処かの空

ルーデル「うーむ、また黒雲に突っ込んだら何処かに出たぞ、ガーデルマン」キョロキョロ

ガーデルマン「その様ですね」キョロキョロ

ルーデル「ここが元の世界なら、我々は味方から誤射で撃ち落とされないか?」

ガーデルマン「まぁ、その時は大佐が頑張ってください」

ルーデル「全く、まぁ、良いか」

ルーデル「ストームウィッチーズ」

ルーデル「また何時か会おう!!」

  完

乙!

面白かった、乙!

乙!

乙!

乙!!

凄く面白かった!乙!

アフリカ編をやってくださって有難う御座いました!!
面白かったです!

乙!
さすがに次はもうないよなw
ルーデル達が居続けると世界のバランスがおかしくなりそうだwww

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