勇者LV1「何時になっても強くなれない」魔法使い「……」 (68)

下手なエロ注意。思いつきなので書き溜めもないです。

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今から数十年前。魔族と人間の戦いがあった。
人間の不利だったがーー人間の中でも凄い人……後の勇者と呼べる人間が魔王を討ち取ることで終結した。

預言者『魔王復活汁』

勇者LV1(預言者の預言通り魔王は復活。我々人間に戦争を挑んで来た)

勇者LV1(勇者の選定を受けた俺は魔王討伐に駆り出されることになった……)

王様「先の戦いで魔王軍を何とか退けたものの、我が軍は壊滅状態だ……すまない。魔王を倒してくれないか? 情けなくてすまない」

勇者LV1「御意」

王様「旅の資金と装備。そして腕の立つ魔法使いを用意した」

魔法使いLV1「よろしくお願いします」

勇者LV1「ああ」

王様「設定では腕の立つ仲間でも初期レベルが低くてすまない」

勇者LV1「とりあえず辺りの魔物を討伐することで腕を磨こうと思う」

魔法使いLV1「わかりました」

勇者LV1「使える魔法は?」

魔法使いLV1「火炎魔法と自爆魔法、後は基礎的な回復魔法を」

勇者LV1「よし、行こう」

スライムLV1「キピピ(貴様等は自分等が正義と疑わぬ。無論我らもだ……そも戦いとは正義と正義とぶつかり合い。悪とはその後に出来るもねだ)」

スライムLV1「キピピ(さあ、互いの正義をぶつけ合おうぞ! 勇者!)」

スライムLV1「キピピ(誇るがいい……お主は……正義、だ……)」

魔法使いLV1「大したことありませんでしたね」

勇者LV1「油断は禁物だ。次に行こう」

スライムLV2「キピピ(オレらって本来は手強い魔物なんだぜ? 何処ぞのゲームで雑魚キャラのイメージがついたがな!)

勇者LV1「くっ……同じ魔物だが地味に強い」

魔法使いLV1「火炎」

スライムLV2「キピピ……(はいはい。少ない経験値貰っていきやがれ!)」

勇者LV3「ふぅ……今日はここまでにするか」

魔法使いLV1「そうですね。魔力も尽きましたし」

勇者LV3「王の計らいで宿が無料で取れる。休もう」

魔法使いLV1「はい」

勇者LV3「明日からもよろしく頼む」

魔法使いLV1「ええ」

勇者LV3(もっと強く……まだまだ強くならなくては……)

勇者LV3(……明日からも頑張ろう。失敗は許されないんだ)

勇者LV3「……zzz」

ガチャ

魔法使いLV1「……」

次の日。

勇者LV1「よし、準備完了だ」

魔法使いLV3「はい。私も準備が完了しました」

勇者LV1「……む?」

魔法使いLV3「何か?」

勇者LV1「いや。気のせいだろう」

魔法使いLV3「は、はぁ……無理はなさらぬよう」

勇者LV1「くっ……」

ゴブリンLV4「ギー!」

魔法使いLV3「勇者様!」

勇者LV1(可笑しい。昨日はもっと……)

魔法使いLV3「氷よ!」

ゴブリンLV4「」カチンコチン

勇者LV1「はあっ!」

ゴブリンLV4「」バリーン

勇者LV2「……手強かったな」

魔法使いLV3「はいーー勇者様。お身体の調子が悪いようでしたら」

勇者LV2「いや。大丈夫だ……こんな所で躓いてはいられない」

魔法使いLV3「……(この人は無理をするタイプなんですね。私が支えなくては)」

ゴブリンLV4「……(もういいかなぁ?)」

勇者LV2「来たな。行くぞ!」

魔法使いLV3「はい!」

勇者LV4「今日はこのまま次の村に行こうと思う。いつまでも甘えている訳にはいかない」

魔法使いLV3「そうですね」

勇者LV4「野宿することになるが、大丈夫か?」

魔法使いLV3「はい。これも修行の内ですから」

勇者LV4「……そうか」

話は面白そうだけど預言と予言は違うよ?
あと魔王復活汁って何?昔のネラーなの?

その日の夜。

勇者LV4(なんだ……気持ち良い……)

魔法使いLV3「……うふふ……」

勇者LV4(魔法使いが……俺のを舐めて……)

魔法使いLV3「んちゅ……ん……」

勇者LV4(……出る……)

ビュル!

勇者LV3(あぁ……気持ち良い……)

魔法使いLV4「ちゅる……」

勇者LV2(ああ……)

魔法使いLV5「ふぅ……」

勇者LV1(……)

>>11

あ、すみません。間違えてました。ありがとうございます。

魔法使いLV6「おはようございます」

勇者LV1「……」

魔法使いLV6「勇者様?」

勇者LV1「い、いや。何でもない……(あんな夢を見たからか、顔が合わせ辛い)」

勇者LV1「今日には次の村に着くと思う。油断しないように行こう」

魔法使いLV6「はい。参りましょう」

オークLV7「フン!(我々は本来。豚顔ではないらしい)

勇者LV1「くっ……! なぜだ……!?」

魔法使いLV6「雷!」

オークLV7「」

勇者LV3「すまない……世話をかけた……」

魔法使いLV6「いえ……休んで行かれますか?」

勇者LV3「いや。大丈夫だ」

勇者LV3(体力には問題ない。だが筋力が確実に昨日より落ちている……)

勇者LV3(何かの呪いか? いや。覚えはない……関係あるとしたら昨日の淫夢だが)

魔法使いLV6「はい?」

勇者LV3「い、いや。何でもない」

魔法使いLV6「?」

勇者LV3(関係ある訳ないか……だが……だとしたら……何故だ?)

次の村に到着。

勇者LV5「ふぅ……キツかったな」

魔法使いLV6「流石に……ヘトヘトですね」

勇者LV5「……すまない。明らかに」

魔法使いLV6「それ以上は聞く耳持ちませんよ? 私達。仲間じゃないですか」

勇者LV5「……そうだな」

宿屋

女将「一部屋しか空いてないよ」

勇者LV5「そうか……ならーー」

魔法使いLV6「同じ部屋で構いません」

勇者LV5「おい……」

魔法使いLV6「村の中とはいえ固まっていた方が安全では?」

勇者LV5「確かにそうだが……いやーー」

魔法使いLV6「私は勇者様を信じてますし、問題はありません」

勇者LV5「……わかった」

魔法使いLV6「そ、それに私は万が一問題があっても……構わないと言いますか」

勇者LV5(やっぱり俺は外で寝るべきではないだろうか)

魔法使いLV6「じ、冗談です。忘れて下さい!」

勇者LV5「冗談を言う人だったのか」

魔法使いLV6「うっ……駄目でしたか?」

勇者LV5「いや。大歓迎だ」

すみません。寝ます。
なるべく書き溜めるようにしますね。

あ、注意遅れましたがM要素強めっす

魔法使いLV6「それでは」

勇者LV5「ああ。お休み」

魔法使いLV6「はい。お休みなさい」

勇者LV5「……」

勇者LV5「……zzz」

魔法使いLV6(勇者様が隣で寝てる。それも密室で? いやいや。無理)

魔法使いLV6(何で同じ部屋で良いとか言っちゃいましたかね。私は? ただでさえ最近は寝不足気味ですのに)

魔法使いLV6(最悪……目を閉じていたら疲れぐらい取れるでしょう)

魔法使いLV6「……」

魔法使いLV6「……」

魔法使いLV6「……うふふ」

勇者LV5「……?」

勇者LV5「……!」

勇者LV5(体が動かない? ベッドに縛られているのか? 魔法使いは……)

魔法使いLV6「うふふ、お目覚めになられましたか?」

勇者LV5「魔法使い!? 良かった無事なのか……」

魔法使いLV6「私の心配をしてくれるんですね。ありがとうございます」

勇者LV5「魔法使い?」

魔法使いLV6「だけどそれはいらない心配よ? だって貴方を縛ったのは私だもの」

勇者LV5「!? 君は……」

魔法使いLV6「君は誰だ? なんて言葉はいらないわ。私は魔法使い。貴方の知っている魔法使いとちょっと違うだけ……本人だけど本人じゃないみたいな感じ?」

魔法使いLV6「私達。サキュバスと人間のハーフなの」

勇者LV5「な……」

魔法使いLV6「殆ど人間だけどね。中途半端に混ざった副作用で戦っただけでは強くなれないの」

勇者LV5「だが……君は……」

魔法使いLV6「ええ。強くなったわ……貴方から貰ってね」

勇者LV5「!?」

魔法使いLV6「そ、貴方が強くなれないのは私が吸ってたから」

勇者LV5「……」

魔法使いLV6「私が貴方の前に現れた理由わかる? ……悪いことはいわないから旅を辞めなさい」

勇者LV5「え……」

魔法使いLV6「一緒に居る限り私は貴方から強さを奪い続けるわ。抗えないもの」

勇者LV5「……俺は……皆の希望を背おっている……だから」

魔法使いLV6「でしょうね。だから……わからせてあげるわ」

魔法使い?LV6「私達がどれだけ危険なのか、をね」

すっ……ぎゅっ

勇者LV5「!?」

魔法使いLV6「ここを踏まれるのは初めてかしら?」

勇者LV5「や、やめろ……!」

魔法使いLV6「それはそうよね。勇者はそもそも童貞でしょう?」

勇者LV5「!?」

魔法使いLV6「あんなのじゃセックスして貰えるわけないわよね。うふふ、ごめんなさい」

勇者LV5「こ、この!」

魔法使いLV6「くすっ……」

むぎゅ

勇者LV5「うっ……!」

魔法使いLV6「あら、大きくなって来たんじゃない? マゾなのかしら」

勇者LV5「が……ち、ちがう……やめてくれ……」

魔法使いLV6「違わない。ズボンの上から押し上げてくるもの……うふふ」

魔法使いLV6「私の足を押し返そうとするなんて……生意気ね」

勇者LV5「うっ……」

魔法使いLV6「ほら、こうしてあげる」

ぐりぐり

勇者LV5「っ……」

魔法使いLV6「足でぐりぐりされるの気持ちいいのかしら? 勇者様とあろうお方が情けない……うふふ」

勇者LV5「あっ……」

魔法使いLV6「一回出しておきましょうか?」

勇者LV5「うぅ……やめてくれ」

魔法使いLV6「うふふ……ほらほら」

勇者LV5「うわあぁぁ!?」

ビュル

魔法使いLV7「うふふ。ザーメンお漏らししちゃったわね? 恥ずかしくないのですか?」

勇者LV4「うあ……あ……」

魔法使いLV7「このままアレしてあげますね」

勇者LV4「ま、まだ……何かをするつもりか……?」

魔法使いLV7「こうやって足を持ち上げて……ここに私の足を引っ掛けて、と」

勇者LV4「なっ……や、やめろ……!」

魔法使いLV7「うふふ。ほらほらほら!」

勇者LV4「うわあぁぁ……!」

魔法使いLV7「子供同士でやる様な子供騙しの悪戯よ? 勇者様なら耐えられるわよねぇ?」

勇者LV4「うぐっ!?」

魔法使いLV7「もっと強くするわよ?」

勇者LV4「っ!?」

ビュルル!

勇者LV3「うわぁ……あ……」

魔法使いLV9「堪え性の無い人。もっとしてあげる!」

ビュル! ビュル!

勇者LV2「」

ビュル!

勇者LV1「」

魔法使いLV11「あ、あら? 勇者様?」

勇者LV1「」

魔法使いLV11「や、やりすぎたかしら? これ以上は明日の"私"にも良くないし……仕方ないわね」

翌朝。

勇者LV1「……うっ……あ……」

魔法使いLV11「おはようございます。勇者様」

勇者LV1「お、お前……」

魔法使いLV11「はい?」

勇者LV1「……」

魔法使いLV11「……?」

勇者LV1「……何でも、ない……」

魔法使いLV11「は、はぁ」

勇者LV1(夢、か?)

魔法使いLV11「それは兎も角。勇者様、何か臭いませんか?」

勇者LV1(夢じゃないな。ああ)

勇者LV1(体力は落ちていないが、それ以外は昨日より衰えている……彼女の、サキュバスの力らしいが)

魔法使いLV11「雷を荒れ狂え!」

ゴブリンLV6「ぎび!?」

オークLV7「ぐぶ!(村を拠点でのレベル上げの成果か!?)

勇者LV1「……こっちだ!」

ゴブリンLV7「ごぶっ!(こいつHPがやけに高えぇ!?)」

魔法使いLV11「雷よ!」

ゴブリンLV7「」

その日の夜。

魔法使いLV11「……まだわからないのね」

勇者LV6「……」←また上げた。

勇者LV6「魔法使いは仲間だ。彼女が望む限り俺から切り離したりはしない」

魔法使いLV11「……本当? 本当に"私達"を捨てたりしない?」

勇者LV6「ああ……やっぱり君は」

魔法使いLV11「ええ。貴方の考えている通り……私はこの子のもう一つの人格よ」

勇者LV6「……一応聞くが、俺から吸わないというのは」

魔法使いLV11「それは無理ですね。勇者の精は美味しいもの、我慢なんて出来ないわ。二つの意味でね」

勇者LV6「?」

魔法使いLV11「私達は人間としての食事とサキュバスとしての食事が必要なんです。あなたがダメなら他の男から吸うことになるけど?」

勇者LV6(それは……)

勇者LV6(……何と無く嫌だ)

魔法使いLV11「今日のところは大丈夫ですよ。やり過ぎたら私達が大変だし」

勇者LV6「……それは助かる、よ?」

魔法使いLV11「今日のところはおやすみなさい」

勇者LV6「……困った」

勇者

勇者の選定を受け魔王討伐の旅に出た青年。
真面目で剣の腕も立つ。
少々M気あり。

魔法使い

魔法を自由自在に扱う女性。知的だが天然なところも。

裏魔法使い

魔法使いのもう一つの人格。魔法使いの影響を受けてからか魔法使いとの口調が混ざったかのように話すことも。
S。

てにをはがすげえいい加減なのが気になる
雷を荒れ狂えとか村を拠点でのレベル上げの成果かとかなんなんだ

>>45

誤字です。すみません。

勇者LV6(この村に滞在してからしばらく……村長とお話しをする機会を得た)

勇者LV6「……エルフの村?」

村長「そうですじゃ。何でもその村は大昔先代の勇者様を使った聖剣を保管しているそうですじゃ」

勇者LV6「聖剣、ですか」

魔法使いLV11「勇者様のお力になるかと……村長様。そのエルフの村は何処に?」

村長「……問題がありましての」

勇者LV6「問題?」

村長「魔王軍の動きが活発化したと同時にある魔物が襲撃するようになったそうですじゃ」

勇者LV6「……魔物」

村長「そこのエルフ長とは昔からの付き合いだったのじゃが……最近は顔を見る事も無くなってな。心配しておったのじゃ」

魔法使いLV11「勇者様」

勇者LV6「ああ。我々が行きましょう。何方にしても聖剣は必要ですし、放ってはおけません」

村長「……どうか力になってやってくれ……お願いします」

魔法使いLV11「エルフの村はここから東にある森の奥深くだそうです」

勇者LV6「万が一のこともある。ゆっくりはしていられない」

魔法使いLV11「はい。準備が出来次第にすぐにでも出発を」

勇者LV6「……そうだな。幸いな事に資金も溜まっているし、これで揃えよう」

魔法使いLV11「はい」

勇者LV6(少しでも強い武器や防具を揃えておかないとな……)

エルフの村に向かう道中。

勇者LV8「やけに魔物の数が少なくないか?」

魔法使いLV11「言われてみれば……」

勇者LV8(何度かは出くわしたりはしたが……少ない。いや、安全に進めるに越したことはないが)

魔法使いLV11「勇者様。ここからがエルフの森だそうです」

勇者LV8「……間違いないな」

『ようこそ! エルフの森』

『エルフの村まで後ーーキロ』

魔法使いLV111「昔は人間とは交流を持たなかった種族だったそうですが、最近は考えを改めるエルフも居るそうです」

勇者LV8「……でもこれはどうなんだろう?」

魔法使いLV11「……はい」

エルフの村

魔法使いLV11「勇者様! エルフの村が……」

勇者LV8「半壊と言ったところか……酷いな」

エルフ若者「……お客人ですか。お生憎ですが今は歓迎は……痛っ」

勇者LV8「癒しの光よ」

エルフ若者「これは……あなたはもしや勇者様で?」

勇者LV8「はい。何があったのですか?」

エルフ若者「……詳しい話はエルフ長に。此方です」

魔法使いLV11「……勇者様。私達がもう少し早く来ていれば」

勇者LV8「何とかなったかも知れないし、何ともならなかったかもしれない……過ぎたことを、それも仮の話でしても仕方ない」

魔法使いLV8「……はい」

エルフ長「……ようこそいらっしゃって下さいました。私がエルフ長です」

勇者LV8「勇者です」

魔法使いLV11「魔法使いと申します」

エルフ長「……おや」

魔法使いLV11「な、何か?」

エルフ長「……いえ。何でも」

魔法使いLV11「……」

勇者LV8「……この村に一体何が?」

エルフ長「……魔物の大群に襲撃を受けました。あれはオークですな」

勇者LV8「……」

エルフ長「襲撃は前からあったのですが、この村の戦士達で追い払える程度でした……ですが、今回は違いました」

エルフ長「数が多いだけならどうにかなったでしょう。ですがオークが陣形を組み連携を取っていました」

魔法使いLV11「そんな……オークが?」

エルフ長「更に一体のオークが全ての状況をより悪くしました……恐ろしく強く、この村の精鋭達を寄せ付けませんでした」

エルフ長「ですが誇り高きエルフの戦士は強い。どうにか先代の勇者様からお預かり受けた聖剣を守り通すことに成功しました……が」

勇者LV8「まだ何か?」

エルフ長「戦いで何人かの戦士達を攫われてしまいました……その中には女性も」

魔法使いLV11「!」

「退いてよ! 妹を……みんなを助けに行くんだから!」

エルフ若者「だから一人じゃ無理だって!」

エルフ長「何事です」

「エルフ長! 私にみんなを助けに行かせて!」

エルフ長「落ち着きなさい。エルフ姉」

エルフ姉「落ち着いたらみんな助かるの!?」

エルフ長「落ち着きなさい」ベシッ

エルフ姉「あぶっ!?」

勇者LV8(杖を投げつけた!?)

エルフ長「誰も助けに行くな、とは言ってません。一人で行くのは危険だと言っているのです」

エルフ姉「みんな怪我して動けないじゃない……エルフ妹が私を庇ってくれたから私は無事だけれど……」

勇者LV8「……俺達も行きます」

エルフ長「……お願い出来ますか?」

エルフ姉「……誰? ちょっと強そうだけど……」

エルフ長「勇者様と魔法使いさんですよ」

エルフ姉「え、勇者!?」

勇者「……ああ。一応な」

魔法使いLV11「一応ではなく勇者様は立派な勇者です」

エルフ姉「ふ〜ん……よし、早く行こ……あぶっ!?」

エルフ長「お待ちなさい。勇者様は先ほど到着したばかりなのですよ」

エルフ姉「だ、だって……!」

勇者LV8「問題ありません」

魔法使いLV11「私も……体力、魔力ともまだ余裕があります」

エルフ長「……わかりました」

魔法使いLV11「……エルフ長様。聖剣をお譲り頂くことは出来ないでしょうか」

エルフ長「……」

魔法使いLV11「きっとこの戦いにも役立つはず」

エルフ長「構いません、が……この戦いには役立つことはないでしょう」

勇者LV8「……力を失っているのですか?」

エルフ長「……はい。聖剣は先代の勇者様が魔王を討ち滅ぼした際にその光を失ってしまったそうです」

魔法使いLV11「そんな……」

勇者LV8「今は皆んなを助けるのが先だ」

魔法使いLV11「……はい」

エルフ姉「行くなら早く行こ!? みんなを早く助けないと!」

勇者LV8「そうだな。行こう」

今日はここまで

ナイトオーク「……」

彼の名はナイトオーク。

数々の女性を薄い本的に好き勝手にした父に憧れ、強い力を得る為にナイトの道を目指したオーク。

次々と腕を上げ念願のナイトオークの名を得た彼が望む物は……。

オーク「グフフ(ナイトオーク様。捕まえた女を犯してもいいですかい?)」

ナイトオーク「駄目だ。騎士のすることではないよ。君」

オーク「グフ……(いや。オレら騎士じゃな……)」

ナイトオーク「我々の目的は聖剣を手にし、我が君……魔王陛下に捧げることだ。間違えてはいけない」

オーク「グフフ……(オークとしてどうなんですかねぇ。それ)」

ナイトオーク「彼女達に手を出すことは許さない。騎士としての誇りを忘れぬよう……皆にも伝えておくれ」

オーク(駄目だこのオーク。早くなんとかしないと)

エルフ姉LV10「先ずは私が見張りの1人を弓で仕留めるわ。あなた達は物音を聞いて出てきた奴らをお願い」

勇者LV8「わかった」

魔法使いLV11「奇襲ですか。わかりました」

エルフ姉LV10「行くわよ! 当たれ!」

12のダメージ!

オークLV9「!?」

勇者LV8「……」

魔法使いLV11「……」

エルフ姉LV10「……一撃では無理だったみたいね。こうなったら強行突破よ!」

オークLV9「」

勇者LV8「よし、次だ!」

オークLV8「グフフ(おーい。みんな待ってるぜ! お前が来ないと遊べねえじゃんかよ!)」

魔法使いLV11「水よ」

オークLV8「グブ!?」

エルフ姉LV10「やあ!」

勇者LV8「貰った!」

オークLV8「」

勇者LV9「蹴散らしながら進むぞ!」

エルフ姉LV10「ええ!」

魔法使いLV11「炎よ!」

オークLV12「グフフ(敵襲! 敵襲!)」

オークLV11「……」

オークLV9「……」

エルフ姉LV10「ゾロゾロ出て来たわね……行くわよ!」

牢獄

オークリーダーLV15「グフフ、タップリ可愛がってやる……」

エルフ妹「……くっ」

オークリーダーLV15「……」

オークLV13「……」

オークLV14「……」

エルフ女A「……」

エルフ女B「……」

エルフ女C「……」

エルフ妹「……何だ。この間」

エルフ姉LV11「エルフ妹!」

エルフ妹「……姉上!」

オークリーダーLV15「グフフ……いい所で邪魔しやがって」

エルフ妹(え〜)

オークLV14(オレらにはオレらの都合があるんだぜ。姉ちゃん)

オークLV13(緊迫しているのに場面まで行かないと進行しないの図)

オークLV14(あ、でもこいつらが負けたら問答無用で陵辱なんで)

エルフ妹(負けるな姉よ!)

オークリーダーLV15「まあ、いい……ついでに貴様らを片付けてくれる!」

オークリーダーLV15「グフフ、まだまだだな……その程度では……」

オークリーダーLV15「オークナイト様の足下にも……及ば、ない……」

オークリーダーLV15「」

勇者LV11「……手強かったな」

エルフ姉LV13「そうね……なかなかね……」

魔法使いLV11「……薬草と魔力が尽きてしまいました」

エルフ姉LV12「そうだ! エルフ妹!」

エルフ妹「姉よ。落ち着け……自分は大丈夫だ」

エルフ姉LV12「良かった……良かったよぅ……![

エルフ妹「……来てくれると信じていた。ありがとう」

エルフ姉LV12「うん……!」

エルフ妹「姉よ。その人たちは?」

エルフ姉LV12「この人達はーー」

勇者LV11「それより早くここから出よう」

魔法使いLV11「そうですね。皆さんを早く村にお連れしませんと」

エルフ姉LV12「これがあるから村までひとっ飛びよ!」

魔法使いLV11「魔法の翼ですか。最後に立ち寄った村に一瞬で帰ることができるアイテムです」

勇者LV11「……原理は?」

魔法使いLV11「さあ?」

エルフ姉LV12「何だって良いでしょ! 早く帰るわよ!」

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