初めてですので至らない点がありましたら教えてもらえると助かります
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ついに今日から私たちにプロデューサーさんがついてくれることになったそうです!どんな人なのかなぁ…
高木「みんなおはよう。以前から言っていたように今日からはいよいよみんなにプロデューサーがつくことになる!」
律子「やっとですね。これでようやく一息つけます」
小鳥「事務作業も企画も大変でしたもんね。今までみんなに仕事取ってあげられる余裕がなくてごめんね?」
あずさ「あらあら〜お二人が頑張っていたのはみんなちゃんとわかってますよ〜。私も忙しいのに度々迎えに来てもらっちゃったし…」
春香「まぁまぁ!これからはプロデューサーさんがいるんですからそれくらいにしてお迎えしましょうよ!」
千早「それもそうね。歌の仕事を取ってきてくれる人ならいいのだけど」
高木「うむ。さっそく来てもらうとしよう。それでは、入ってきてくれ!!」
デデデデッ!デデデデッ!チャッチャッ!!デデデデッ!デデデデデデー!!
P「やぁみんな!おはよう!!ビバリーヒルズからやってきた、ディ…」
「「「「「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」」」」」
ザワザワザワザワ
亜美「えー!?日本人じゃないのー!?」
真美「外国人なのー!?じゃあサインもらわなきゃ!」
やよい(う?何の音楽だろう…?)
貴音「面妖な…」ズルズル
響「今何か言いかけたぞ!」
雪歩「お、男の人…!」フラッ
真「大丈夫、雪歩!?しっかりして!」
千早「…」アゼン
あずさ「あ、あらあら〜」
美希「いったいなんなのなの…あふ…」
伊織「ちょっと!こんなのがプロデューサーで大丈夫なの!?」
P「おいおい、こんなにも反応がいいだなんてここはバラエティ番組の収録スタジオか?」←こんなの(チェックシャツinジーパン)
小鳥(あ、着こなせてないパターンのやつだこれ)
高木「ついこの間彼を街で見たときにティン!と来たもんでねぇ…まだ日本に来て間もないから衣服の準備が間に合わなかったのだよ」
律子「ほ、ほらアンタたち!まだ彼の自己紹介の途中でしょ!最後までちゃんと聞きなさい!」
P「…ぅんにゃ、いいんだ。大事なのは俺がこれからみんなのプロデューサーになるってことだけだ」
響「言いかけたんだから、名前くらいは教えて欲しいぞ」
P「俺の名前なんて大したことじゃない。そうだろう?」カタスクメ
伊織「いちいちの所作がムカつくわね。第一アンタどっからどうみても日本人じゃない!」
亜美「えー!?アメリカ人じゃないのー!?」
真美「なぁんだ…だったらサインもらわなくてもいいやー」
貴音(何故この二人はそこまで外国の方からサインをもらいたいのでしょう?)ズルズル
P「んあぁ俺は正真正銘の日本人だ。それにビバリーヒルズから来たとは言ったが国籍の話なんかしていないだろう?」ニヤッ
伊織「……」イラッ
春香「み、みんな落ち着いて!と、とりあえず今日からよろしくお願いしますね!プロデューサーさん!」
P「んあぁ、よろしく頼む」
高木「…と、まぁ顔合わせも済んだことだし仕事の説明を…と言いたいが、先にスーツ一式を揃えてあげなければいけないね」
P「おいおい社長さん、その申し出はありがたいがそれに見合うだけの実力を俺はまだみせちゃいないぞ」
高木「そうは言ってもキミィ…その格好で業務を行うつもりかね?」
P「…それを言われると痛いな……よし、わかった!お言葉に甘えさせてもらうがその代わり最初の月は給料はいらない!」
高木「いいのかね?」
P「んあぁそして今月の働きをみて来月以降の給料を提示してくれ。どうなろうと文句は言わない」
律子(意外と律儀ね)
伊織「…ふん、当然よね!どこの誰かもわからないヤツが一から仕事を学ぶってのにお金だけは貰おうなんて考えが甘いわ!」
P「そこのおでこがチャーミングな彼女の言う通りだ。今の俺は君らよりも駆け出しだ。そんなヤツにプロデュースされたくもないだろう?だから最初の月はただのルーキーだ」
高木「うむ…キミがそう言うのならばそうしよう。では行くとしようか」
P「んあぁ急だったことは確かだがチャンスを与えてくれているんだ。期待に応えてみせよう。お手柔らかに頼むぜ」
伊織(い、意外と義理堅いじゃない…って誰のおでこがチャーミングよ!!)
…バタン
春香「な、なんだか凄い人だったね…」
真「ほら、雪歩。もう行っちゃったよ」
雪歩「はぅ…これから大丈夫かなぁ…」
────────
一週間後
律子「プロデューサー、昨日言ってた企画のことで伝え忘れたことがあるんですけど…」
P「そうだ、練習ならとダメ出し覚悟で自由に練らせて貰ったが…律子の意見も聞きたかったんだ」
律子「えぇ!?もう出来たんですか!?」
小鳥(意外と勤勉よね)
律子「…うん…突拍子もないようにみえるけど、面白いかも知れません。…でも現状だと実現は難しいかも…」
P「ふぅ…どうにも知らないことが多すぎて出来ることと出来ないことの判断が苦手だな」
小鳥(でも天才タイプではない、と)
────────
さらに一週間後
真「あれ?あそこにいるのプロデューサーじゃないか?」
雪歩「ひぅ!…ってなんか落ち込んでないかな?」
P「…はぁ…まさかブラックミュージックのCDだと思って買ったら、し〇る松崎とはな…あの色の黒さは間違えるだろが…!」
真「なにやってるんだあの人」
雪歩(意外とドジ…なのかな?)
P「愛はメモらない。んあぁ絶対にメモらない…!」
真「なに言ってるんだあの人」
────────
さらにさらに一週間後
春香「プロデューサーさん!クッキー焼いてきたんでよかったら食べてください!…ってうわわわわ!!」ドンガラガッシャーン
P「春香!?春香!春香ー!!」アワアワ
貴音「まぁ…!」シュババババババ
亜美「そういや兄ちゃんは、はるるんのこれ初めてみたのかな」
真美「んっふっふー。この反応、新鮮ですな〜。そして空中に舞ったクッキーを即座に回収するお姫ちんは流石ですな〜」
やよい「うっうー!プロデューサー、レッスン終わりましたー!ハイタッチしましょうー!!」
P「ちょ、まっ、はるっ」
やよい「ハイ、ターッチ!」
「「いぇい!!」」
亜美真美「「あ、するんだ」」
春香(い、意外とキャパシティが小さい…)
貴音「春香、このくっきーは美味ですね」モグモグ
────────
さらにさらにさらに一週間後
響「おはよう!プロデューサー!」
美希「あふ…すっごく眠いの…」
P「お、響と美希じゃないか。ちょっと待ってくれ今自転車から降りるからな。よっ…んあぁ今降りている、間違いなく降りている。今降りるからな。よし…降りた」
響「…プロデューサーって自転車通勤なの?」
P「あぁちょっと待て!自転車を止めに行く。今止めに行ってるぞ、んあぁ間違いなく止めている。よぉし…止めた」
響「うぎゃー!なんなのもぉ!!」
美希(特に意外性もなく奇行が目立ってきたの)
────────
そしてPがやってきてから一ヶ月後
千早「あの、プロデューサー次の仕事のことで相談したいことが…」
P「んあぁ春香と一緒にやるヒーローショーの進行の仕事を取ってきたんだったな」
千早「そうです。…プロデューサー、次は歌の仕事を取ってくるって言ってくれませんでしたか?」
P「それは簡単だ、少し落ち着いて話そう。…んあぁここに座ってもいいか?いいんだな?ここだな?…よっ…今座るからな、んあぁ今座っている。…あぁ…今、座った。」トスン
千早「理由があるんですね?すいません、落ち着くべきでした」トスッ
伊織(ちょっと奇行に慣れてきてんじゃないわよ)
P「んあぁ歌の仕事を取ってくることは出来るが、アイドルってのはただ歌うだけって訳にはいかないだろう?」
千早「それでも歌は私にとって重要なんです!」
P「あぁ千早のその強い気持ちは伝わってくる。でも歌だけでなくそれ以外のパフォーマンスでオーディエンスを千早自身に引き込むことも重要なんだ。今回の仕事はその力を養うためだ」
千早「…わかりました」
P「ふふっ…理解はしたけど不満ってところか?そのショーの中で倒れたヒーローを鼓舞する歌を千早が歌う場面があるんだがな」
千早「…!!……わかりました!私、やってみます!!」
伊織(最初からそれ言ってあげなさいよ)
P「んあぁ素敵な歌声聴かせてくれよ。…じゃあ迷子のあずさでも探しに行きますか」
伊織「居ないと思ったらあずさまた迷子になってるの!?次の仕事あるんだから先にそっち行きなさいよ!!」
P「!!」
伊織「やっべ、みたいな顔するんじゃないわよ!スケジュールぐらいホワイトボードに書い…て……ないじゃない!」
P「いや、さっきドンガラして頭から突っ込んで消えたんだ」
伊織「春香のせいだとしても直ぐ書き直すくらいしなさいよ!」
P「いや、俺だ」
伊織「アンタなの!?」
千早(ここ最近で水瀬さんのツッコミスキルの向上が著しいわね)
あずさ「おはようございます〜。何かあったんですか〜?」
伊織「しかもあずさ来てるじゃない!」
P「!?」
小鳥「あの、プロデューサーさん?言い出しにくかったんですがあずささんが迷子になった話って昨日のことですよ?」
P「!?!?!?」
伊織「ポンコツじゃない!」
P「いや、そんなわけはない!さっき確かに今日のすることメモをチェックしたんだ!!ほら、ここに書いてあr…」ドンガラガッシャーン
伊織「ほんとにポンコツじゃない!!」
千早「しかもメモには書いてないわね」
あずさ「あ、あら〜プロデューサーさん大丈夫かしら〜?」
小鳥「春香ちゃんより転ぶの下手なのよね…しかも頻繁でない代わりに勢いはあるからすっごい痛そう…」
────────
のヮの「…ハッ…私のお株が奪われてる気がする…!」キュピーン
美希「春香がラジオの収録中にニュータイプに目覚めたの」
────────
結論
春香「プロデューサーさんは…」
真「変なこと口走ったり」
美希「動きが怪しかったりするの」
雪歩「でも…私たちのことよく見てくれて」
響「レッスンとか仕事までの時間に」
亜美「いっしょに遊んでくれたりー」
真美「なんでもない話でも聞いてくれたりするよねー」
やよい「特売商品買うのも手伝ってくれましたー!」
律子「ドジすることはあっても仕事もちゃんとこなしてるし」
あずさ「まだお給料貰ってないのに〜」
千早「勉強になるからと、ミュージカルに連れていってくれたり」
貴音「らぁめんをご馳走してくれました」
伊織「まぁ…みんながコイツの奇行に慣れ始めてからは上手いことやってたんじゃないの?…ポンコツだけど」
小鳥「…みたいですよ社長?彼が来てから仕事も増えましたし、今月のお給料どうなさいますか?」
高木「うむ。本来なら彼だけに見せようかと思っていたんだが…どうやらアイドルのみんなに随分信頼されているみたいだね。正当な報酬を受け取れるかどうか心配なようだ」
P「なぁに、貰いすぎてフラフラ遊びに行かないか心配しているんだろうよ」
高木「素直じゃないねぇ…まぁ折角だから今月分は現金を手渡しすることにしよう。…はい、これからもよろしく頼むよ」
P「……なるほど。俺には多過ぎるような気もするが文句は言わない約束だったな。ありがたく受け取るよ」
春香「良かったですね!プロデューサーさん!」
P「んあぁ思ったより貰えたからどうだ?みんなこれからご飯でもいk」
律子「行くのはいいですけど自分の分は自分たちで払いますからね!初任給くらいちゃんと貯めてください!」
P「…こいつは参ったね」ヤレヤレ
────────
ワイワイガヤガヤ
亜美「兄ちゃんってさー。なんだか魔法使いみたいだよねー」
真美「そーそー。兄ちゃんが来てから一気に仕事も増えたしー」
あずさ「それに事務所が賑やかになったわ〜」
P「今までだって律子や小鳥の力でしっかり持ってたさ。俺がしたことは二人の負担を減らして上手く回るようにしただけさ」
真「そんなこと言って〜。プロデューサーはやっぱり素直じゃないな」
響「それでも上手く行きすぎだぞ。ホントは呪文でも唱えたんじゃないのか?」
P「んあぁイクシアダーツサムロディーアってか?」ニヤッ
貴音「はて?魔法の呪文と言えばアブラカタブラではないのですか?」
雪歩「私もそれしか思いつかないです」
やよい「うぅ〜ひらけゴマしか知らないですー」
千早(高槻さん可愛い)
P「ま、それはともかく魔法みたいなのは俺にはかけれない。さっきも言ったが潤滑油みたいに事務所が上手く回るようにする役割を果たすのがせいぜいさ」
美希「ミキ、自己評価が低いのは良くないって思うな」
律子「そうですよ。助かってるのは確かですし、もっと胸を張ってください」
P「そうか?いいと思うんだけどな、潤滑油」
高木「君も変なところに拘るねぇ…」
春香「ふふっプロデューサーさんらしいですね!」
P「んあぁ、アブラカタブラとはいかないがアブラにはなれる…ってね」キラッ
伊織「アンタそれ絶対言いたかっただけでしょ!しかも大して上手いこと言えてないし!!」
P「…フッ」カタスクメ
伊織「アンタその会心の笑顔でくだらないこと言うのと、アメリカかぶれみたいな動きをするのだけは絶対直しなさいよ!!」
春香「おち、落ち着いて!いおr」ドンガラガッシャーン
ウワー!ハルルンガマタコケター!!ギャーギャー!!
小鳥「ふふっこれからもこの賑やかな事務所をよろしくお願いしますね。プロデューサーさん!」
P「んあぁこれからも俺はプロデューサーの…」
──ディラン・マッケイだ───
おわり
ここまで読んで頂きありがとうございました。
…スマホだとメモからコピーして貼り付けるの大変ですね……
意外と合いの手などあって驚きです…!
本当にありがとうございました。
あ、やっぱり細かく切りすぎましたか…反省します…
それではこのSSを供養(html依頼)してもらいます
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