モバP「はい」

千川ちひろ「また何でそんなことを聞いてくるんですか･･･」

モバP「いえ、スタドリは何となく原料が想像できるんですけどエナジードリンクって何でエネルギーを補充するのか今一ピンとこないんですよ」

モバP「んで、ちひろさんに聞けば教えてくれるかなと」

ちひろ「まあ別に秘密ってわけでもないから教えても構いませんけど･･･Pさん、今度いつ休みですか？」

モバP「え、今度の土日はアイドルたちが気を利かせてくれて土日休みにしてくれましたけど･･･」

ちひろ「じゃあ今度私と付き合って下さい、原料を扱ってるところに連れて行ってあげます」

モバP「わ、分かりました。で、どこに行くんですか？」

ちひろ「岐阜です」

モバP「ぎ、岐阜？」

昨日見た気がするのは気のせいか？

モバP「プライベートで東京を出るの久しぶりだな･･･ちひろさんは、っと･･･」

ちひろ「Pさん、こっちです」

モバP「おまたせしました。それで岐阜に来ましたけどどこに行くんですか？」

ちひろ「ふふ、行ってみてのお楽しみです。では行きましょうか」

>>3
昨日はここには来てないので別人です。

ちひろ「はい、着きましたよ」

モバP「え、ここ飯屋じゃないですか。こんな所に原料があるんですか？」

ちひろ「正確には原料を使った料理を出してると言った方が正しいですね。じゃあ入りましょうか」

ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ

モバP「ちひろさん、いい加減教えてくださいよ。一体何が原料なんです？」

ちひろ「んもう、せっかちですねえ。今頼みますから･･･すいませ～ん、これを二つお願いします」

ちひろ「はい、出てきましたよ、これがエナドリの原料です！」

モバP「こ、これは･･･！」

モバP「･･･鶏肉？」

ちひろ「はい、恵那どりです！」

モバP「恵那どり？」

ちひろ「はい、岐阜県の緑豊かな自然の中で、衛生管理の行き届いた鶏舎で育った健康的な若どりです。
特徴として、ヒナより出荷まで抗生物質、抗菌剤等の薬剤の入った飼料を一切使用しないで育てています。
坪あたりの飼育羽数を落として運動量を豊富にすることにより、脂肪が少なく、肉にしまりがあるたいへん美味しい鶏肉なんですよ」

ちひろ「これのエキスを抽出して作ったのがエナドリなんです。もちろん、これだけではとても飲めた味ではないですから様々なものと掛け合わせていますけどね」

モバP「･･･もしかして、エナドリの名前って･･･」

ちひろ「はい、お察しの通り『恵那どりのドリンク』という意味からもとってます」

モバP「まさかそんな楓さんのダジャレみたいな由来があったとは･･･」

ちひろ「さて、折角来たんですから、この恵那どりを満喫していきましょう！」

モバP「そうですね、ちなみにこの丼物は･･･？」

ちひろ「これは『けいちゃん丼』と言って岐阜の名物で――」





その後二人っきりで旅行に行ったことがアイドルたちにばれ、ひと悶着あったのだが、それはまた別の話･･･





終わり