男「またまた安価で異能ものかよ」 (39)

男「まーた安価で異能ものかよ」の続きではない
男「まーた安価で異能ものかよ」 - SSまとめ速報
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男「まーた異能か」

男「で、俺はどんな能力なのよ」

男「↓1」

男「俺の能力は↓1だってさ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446820045

男「俺の能力は男を魅力する能力!」

男「同性に好かれるのは嫌だが戦闘には使える」

男「かもしれない」

男「次、俺が戦う相手」

男「↓1」

男「名前で役割分かるような名前で」

男友「俺が相手だ、男!」

男「友達だからって容赦はしないぞ!」

男「で、男友の能力は?」

男友「秘密だ」

男友(俺の能力は……)

男友(↓1)

男友(男にも今まで一度も教えたことがない)

男友(俺の能力は自分にかけられた効果を相手にもかける能力!)

男友(相手が俺にかけた能力をそっくりそのままお返ししてやるぜ)

男「俺達はどこで戦えば良いかな?」

男「↓1」

男「↓1で戦うんだな?」

男「女子校だな」

男「じゃあ女子校でやるぞ!」

男友「いざ」

「「勝負!」」

――女子校

女子校では急に男二人が校舎を占拠したと大騒ぎ。生徒らは皆体育館に避難した為、二人がいる教室はやけに静かだった。

男「……まさかお前と戦うことになるなんてな」

男友「でもやるからにはどっちかが倒れるまでやるからな」

男「おう、当たり前だ」

男(なーんて)

男(何が正々堂々じゃ。俺の能力を使えば一瞬で男友は俺にメロメロ)

男(考えるまでもなく俺の勝ちだろ)

男(お前の敗因は性別が男だったってところなんだよ!)

男はすぐさま能力を発動させた。

男友(……あれ?)

男友(男って案外まつげ長いんだな)

男友「はっ!」

男友(いかんいかん。今は戦闘中。変な気持ちになってる場合じゃない)

男友(変な気持ち……?)トゥンク

男友の胸はこんな時にもかかわらず大きく高鳴った。そして気づいたのだ。
男の瞳の美しさに。

男友(そ、そんな!)

一度は自分の感性を疑った。自分が今ときめいている相手は同性の友人で、敵なのだから。
しかし、止めようのない思いはとめどなく溢れてくる。切ない胸の内、早くさらけ出したい。

男友(もうダメだ)

唇から抑えていた言葉が漏れ、唄いだす。

男友「男っ!」

男友「突然だけどさっ」

男友「男っ、俺、俺さ――」

男友「男がっ」

男友「男のことがっ」

今超える。性別の向こう側へ。

男友「男のことが好きだぁーっ!」

男「俺も……お前のことが好きだ!」

男友「男!」

男「こんな戦いやめよう! 無意味だ!」

男「さあ! 俺の胸に飛び込んで来い!」

男友「男ぉーっ!」ダダッ

ヒシッ

教室の中心で抱き合う二人に言葉はいらない。戦いは今、終わったのだ。

【男、男友:決着付かず】

これは余談だが、男友は無意識の内に能力を男へ反射させていた。よって男は男友に魅了され、また男友は男に魅了された状況が発生。
能力と能力のぶつかり合いの上、相殺し和解またはその先へ至ったというのが今回の結果なのである。
無論、この結論は二人の愛から見ればちっぽけなものなのだが。

男「決着付かず、か」

男「次はどうなるんだろ」

1、男に設定を足す(性格や過去など)

2、男友が仲間になる

3、終わる

男「↓3かあ」

男「↓3を選ぼう」

男「男友を仲間にするんだな」

男友「よし。男と一緒に戦うぜ!」

男「じゃあ次の相手」

男「↓1な」

男「役割が分かるタイプで頼む。性別も分かればなおよし」

女教師「こんにちは、二人共。たっぷり勉強してもらいましょうね」

男「次の相手は女か」

男友「負けてられないな」

男「能力は何だろうな」

女教師「ふふ、秘密です」

女教師(私の能力……それは)

女教師(↓1)

女教師(生徒の偏差値を80に上げる能力!)

女教師(この能力を持つ私は恐らく世界で最強の教師)

女教師(こんな男二人相手に負けては教師をやってなんかいられません)

男「俺達は今度どんな場所で戦やいいんだ?」

男友「↓1」

男「↓1か、いいね」

男「生徒指導室か」

男友「生徒指導室の外で戦うのは?」

女教師「なしよ。生徒に危害が及ぶわ」

男「よし、わかった」

男友「いざ」

「「「勝負!」」」

――生徒指導室

大きめの机とパイプ椅子二つ。カーテンは閉じている。狭い部屋にはそれしか配置されていない。
質素なだけに妙な圧迫感を感じさせる。生徒指導室とはそんな場所であった。

男「……」

男友「……」

男と男友は机に腰掛け、女教師がどうでるか待っていた。

女教師「行儀が悪いわよ」

男「前からなんだよ」

男友「病気みたいなもんだから治んないの」

双方能力が分からない内は仕掛けにくい。この狭い空間、大規模な攻撃能力だった場合どうにもならないものである。

女教師「どのように椅子に座るか教えてあげましょうか」

女教師は挑発するように二人に言った。売り言葉に買い言葉。男達は負けじとそれに乗る。

男「おう、じゃあそうしてもらおうかな」

男友「俺もちょうど知りたかったところなんだよ」

女教師「……よろしい」

女教師は椅子の座り方も知らない男達に自ら実践し、椅子の座り方を教えてあげた。これが、彼女の能力の引き金である。

生徒とは広い意味で教えを受ける者を指す。かなり強引な考えだが、今学校の施設内で椅子の座り方を女教師から教わった男達は生徒である、ということになるのだ。

女教師(条件達成。これで彼らは――)

男「!?」

男友「!?」

条件が達成されたこの瞬間、二人の生徒は偏差値80の優秀な生徒へと変わる。

男(頭が良くなった、気がする)

男友(頭がいい。俺、頭がいいぞーっ!)

女教師(これで、後は――)

女教師「ねえ二人共。よく聞いて?」

男「え?」

男友「はい?」

女教師「私の能力、実は原子爆弾級の爆発を起こすことができるの」

男「はぁ!?」

もちろんこれは嘘だ。女教師の能力は生徒の偏差値を80にするだけ。

女教師「この能力を使えば生徒指導室はもちろん、あなた達も消し飛ぶわ」

女教師「だからここは――」

男友「勝ち目がないから潔く負けを認めろということですね」キリッ

女教師「ええ」

男「それは危険ですね。先生も怪我をしてしまいます」キリリッ

女教師「ええそうね。私、二人を痛い目に合わせたくないの。だって大事な生徒だから」

「「先生……!」」

野蛮な男二人から優秀な生徒に変えることで、ある程度分別がつく知能にしてからハッタリをかまし敗北を宣言させる。
大胆な作戦ではあるが、負けを認めれば終わる戦い。一度言わせてしまえば勝ちなのだから、やるなら思い切りがいい方が良い。
戦闘力に欠ける女教師は初めからそれを狙っていたのだ。

女教師「負けても悪いようにはしないわ。大事な生徒だからね」

男「先生!」

男友「先生!」

男「じゃあ爆発してみてくださいよ」

女教師「え、今は……危険だわ?」

男友「僕たちは大丈夫ですから」

女教師「あう」

男「ねえ」

女教師「でも、こんな無駄な戦い。やったって……」

男友「やってくださいよ先生」

男「僕たち騙されませんよ。少し頭が良くなったくらいでそんなハッタリ利きませんから」

女教師「あの、その」

男「こいつやっぱり嘘ついてるよ。男友、どうする?」

男友「ボコッちまおうぜ」

男「だな」



女教師「ぎゃぁーっ」

どれだけ頭が良くても、勝負事はいつだって本気である。女教師もそうなんだから、男達だってそうだ。ハッタリに騙される程バカではない。
相手をナメてかかった方が負けるのだ。

【女教師:敗北】

男「勝った」

男友「勝ったぞ」

男「勝ったやつは何を選べるんだっけ?」

1、男または男友に設定を追加する

2、女教師を仲間にする

3、終わる

男「↓2」

男友「↓2かぁ」

男「終わるか」

男友「だな」

終わり

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