オッさん「ついに俺、童貞卒業するんだ」
同僚「え、それマジ? オッさん、つーかその歳でまだ童貞なの?」
オッさん「その歳とはなんだ、まだ二十九だぞ?」
同僚「ふーん、聞いてなんだけどシモ事情なんか聞きたくないんだけど……まあ一応聞くけど相手誰よ?」
オッさん「なんでそんな事聞くんだよ、ソッチの話聞きたくないって言ってただろ?」
同僚「べ、べっつにー?どうでもいいけど、ただオッさんとやる相手なんているのかなーって思っただけだけど?」
オッさん「あぁ、そう言うこと?まあ大丈夫だよ、相手は処女だから性病とかないし」
同僚「いや、そー言う意味じゃないけど……え、もしかして、JK?」
オッさん「あー……肉体的に見れば小学生位かな」
同僚「………あ、もしもし警察ですか?未成年とかの恋愛って認められてましたっけ?え、ぐぐれかす?え、どういう意味?ぐぐれかすって何?」
オッさん「何してんの? いや普通に警察呼びなよ」
オッさん「………」
オッさん「いや呼ぶなよ!?、それよりも何してんだよ!」
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同僚「い、いや、だって小学生って………アニオタなのは知ってたけどそこに手を出すとは………」
オッさん「肉体的が、って言ったでしょうに………」
同僚「あー……オッさんてもしかしてロリコン?」
オッさん「一般世間から見ればそんな感じでしょう。まあ俺は顔で決めた感じかな?」
同僚「うっわ悪い奴だな、………因みに、何所で知り合ったの?」
オッさん「ネットだよ」
同僚「あー、あるある、チャットとか、出会い系サイトとかだろ?」
オッさん「いやアマ○ン」
同僚「アマ○ン!?」
オッさん「あぁ、中々高い値段でおき場所にも困ってたから、写真見たときは感動したね、あの大きさなら押入れに入れてもばれないし、何よりフィギュア人形と同じ造形なんだ、それで百円なんて安い安い」
同僚「………一応聞くけど、それってさ………」
オッさん「うん、ラブドール」
同僚
同僚「……現実を見ろ、お前のルックスなら多少可愛くなくても一発ヤレるって、ソチラ側に行ったらもう戻れないぞ!!」
オッさん「大丈夫だって、現実は見てるよ、ただもう購入しちゃったからさ、一応使うだけ使って大切に一緒に生活するよ」
同僚「いや捨てよう、そこは、一回も使うな、とは言わんが、彼女作るなら捨てるんだ、なんなら私g」
オッさん「馬鹿なことを言うな!!俺にヤリ捨てをしろだと!? ちゃんと最後まで一緒に過ごすってもう決めたんだ!!俺はあいつと一緒の墓に入る!!」
同僚「あー……こりゃもう現実見てねーわこりゃ…………」
―――自宅
オッさん「布団良し、枕良し、避妊用の近藤さん良し、後はローションと子供用の服とパンツ、よし、完璧な布陣だ」
オッさん「ついでにラブドールと過ごす為に有給もとった」
オッさん「何故か知らんが部長が泣いていたけど」
オッさん『部長、来週辺り有給を使わせていただきたいのですが………』
部長『グス……乙くん……君も苦労してるんだね………』
オッさん『? あの』
部長『構わん構わん、君の仕事は私達に任せたまえ、有給も全部使いなさい、二十日程休むこと、いいね?』
オッさん『あ、はい』
部長『大丈夫、最近働き過ぎていたからね、同僚君から聞いているよ、思う存分楽しみなさい』
オッさん『え、ぃいえ、はい』
部長『まさかそんなに重い病気を煩っていたなんて……………可哀想に』
オッさん『?』
オッさん「ふむ、まあ部長も歳だから、根詰めていたんだろうな、すごい漢だ………」
ピンポーン
オトドケモノデーッス
オッさん「お、来たか?」
オッさん「はーーーい」
宅配「あ、どうもー、此方がえっと………だ、『駄目だよお兄ちゃん!!濡れる穴と、妹に化けた狐娘、~~血の繋がらない兄妹の赤い繋がり~~&付属ラブドール』で、よ…よろしいですか?」
オッさん「あ、はい、ありがとうございます、判子………」
宅配「あ、はい、ありがとうございます、で、では此方がお荷物ですので、それでは、失礼します!!!」
オッさん「……宅配も忙しいんだな、あんなに急いで出て行って…………」
オッさん「しかし、これでやっと……俺も童貞卒業か………」
オッさん「感銘深くしてる場合じゃないな。一先ず包み紙からだしてみるか………」
オッさん「にしても馬鹿でかい袋だな、それに予想よりも遥かに重い……米俵を持っている様な感じだ……」
オッさん「―――んぁ!? な、何だ!!袋を破いた瞬間破いた場所から光が溢れてきた!!ま、まるで竹取物語の翁が金の竹を見つけて、切った瞬間に輝く光の先にかぐや姫を見たようなそんな感じだ!!」
オッさん「―――ハ……嘘だろ、かぐや姫を例えに出したが、本当に光の先から、狐耳をした小柄な少女が出てきたぞ」
オッさん「………」
オッさん「いやそれ付属のラブドール」
「――――」
オッさん「けど、異様にリアルだ。体温や潤いのある肌。活気溢れる毛並みに、ピコピコと動く狐耳、トリックアートを見せられている様な、そんな感じ………」
「――――ゆ、び」
オッさん「しかも喋った、本格的にSF染みた感じになってきたぞ、俺まだ童貞だよな?」
「――――ゆび、に、ハメ、て」
オッさん「そう言って手に持っていた指輪を落としたぞ………なんだろう、この指輪、まるで、ロード・オ○・ザリングのあの金色だけの装飾も無い指輪にしか見えないけど………」
オッさん「嵌めたら消えるのかな?それとも家○教師ヒットマンリボーンの様なヘルリングで、付けたら禍が訪れるとかあるのかな………」
オッさん「………ま、死んでも大丈夫だろ、童貞のまま死んだらもしかしたら異世界転生とか今の小説○になろうの上位ランキング的な展開もワンチャンありそうだし」
オッさん「でもこの展開なんかで見たよなーー………あぁ、ローゼンメイデnうぉぅおぉおおおお!!!?」
オッさん「す、吸い取られる、身体の生命力というか、今までの元気とか、仕事が終わった瞬間にやって来る様なそんな疲労感が、ドバっと弾き出す様に、体中に溢れてくる!!」
オッさん「あぁあああああああああああああああああ!!!」
「―――――ふう、これにて契約は完了よな。K-2733。おんしを主として認めようではないか」
何でこんなモノ書いたんだろう………明日は早いんで、今日は寝ときます。
次の更新はわかんないです
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