鳳翔「在りし日の提督」提督「在りし日の鳳翔」 (254)

前スレ
提督「艦娘が自転車に乗れない?」
提督「艦娘が自転車に乗れない?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446103712/)

続編になります

前SSが初書きなのでつたないところもあると思いますが、よろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446519645

プロローグ


提督「私です。例の件ですがどうなりましたか?」

元帥「ああ、話は聞いているよ。君の鎮守府はそこそこの戦果を上げている。話を飲んでやらんこともないが…条件がある。」

提督「条件?」

元帥「ああ、今とある海域で飛行場姫が島一つ占拠し辺りの海を荒らしまわっているという。そいつを見事倒すことができたなら考えてやらんこともない。」

提督「…いいでしょう。ちなみに場所は?」

元帥「…アイアンボトム・サウンドだ。なお、ここは全ての戦闘を夜戦で乗り切れ。いいな?」

提督「はい。…分かりました。では、飛行場姫を倒した暁には…。」

元帥「ああ、約束しよう。ワシは嘘はつかん。」

提督「必ずや成功させましょう。よろしくお願いします。」ガチャッ



元帥「…青二才が、調子にのりおって!まあよい…あの海域を攻略できるならやってみるがいい…。」

金剛「聞きましたカー?近々、新しい作戦が開始されるみたいデスヨー!」

赤城「ええ、鳳翔さんが何故かルンルンでしたね。」

加賀「最近は夜戦もないですからね。久々に暴れられる気がします。」

金剛「そういえば、どうしてお二人は夜戦の時鳳翔さんを龍飛さんと呼ぶのデスカー?」

加賀「それは…そうね、この話は私たちがバイクの免許を取らされた時に教えてもらった話なのだけれど、昔は鳳翔さんは『龍飛』という名前だったそうなの。」

金剛「Nameが変わったんデスネー。」

加賀「その頃の武勇伝を聞かされているうちに…私たちはバイクの魅力と鳳翔さんへの尊敬にとらわれてしまったの…。」

金剛「気になりマスネー!教えてくだサーイ!!」

赤城「いえ、ここは鳳翔さんから直接聞いた方がいいですよ。私たちでは語りきれませんから。」

加賀「ただ、話を聞いている限りだとその頃鳳翔さんと提督は出会ったみたいなんですよね。」

金剛「What!?ホントデスカ!?」

加賀「ええ…ただ、鳳翔さんはそのことを教えてはくれませんでした。」

執務室

長門「失礼する。提督、次の作戦海域がアイアンボトム・サウンドというのは本当か?」

提督「おう、長門か。その通りだ。作戦は深夜決行の夜戦オンリーだ。かなり厳しい戦いになるだろう。まあ、秘策はあるが…。」

長門「秘策?」

提督「ああ、俺達にしかできないとっておきの作戦だが…これを使うことになりそうだ。」ピラッ

長門「それは…何かの札か?陸軍のマークがあるが…?」

提督「あの人が手伝ってくれるのならこの作戦はほぼ成功したと言っていいんだが、これ一枚では多分改造できるのは一人だけなんだよな…。あの人のことだし山城の自転車の分だけだったろうし。」

長門「?」

提督「まあ長門、全員に伝えてくれ。次の作戦海域はアイアンボトム・サウンド。作戦名はサーキット作戦だ。」

長門「りょ、了解した。」

「サーキット作戦?」「成功したら念願のサーキット!?」

「夜戦!?ヤセンニンジャ参上!」


翔鶴「夜戦のみとなると空母は出番がなさそうですね…。」

電「沈んだ敵もできれば助けたいのです…。(一瞬で楽にしてやる。)」

鳳翔「夜の戦闘…昔はよくやりました。懐かしいですね…。」

翔鶴「え?鳳翔さんここ以外で夜戦の経験が?」

鳳翔「うふふ。そうね、これは話してなかったわね。」

私が夜戦をよくしていたのは十年ぐらい前…十八歳のころかしらね。

昔の私の名前は『龍飛』

昔から周りの人と違って視力がすごく良かったり。他の人に見えないものが見えたり。水の上を歩けたり…。

周りと違い過ぎて疎外感を感じていた私は気になっていたバイクに乗り始め、気づけば暴走族のリーダーになっていたの。

夜に仲間と集まっては他のグループと喧嘩したり、バイクで走り回ったり…

部下1「龍飛さん!大変です!ウチのメンバーのヤツが刃砥流の奴等にやられた!!」

龍飛「あん?刃砥流?何処にいるのよ?お礼しに行くから教えなさい。」

部下1「こっから二キロ先のコンビニでたむろってます!!」

龍飛「案内しな。」

部下1「おっす!!」


ブオオオオオオオオン!!



龍飛「パラリラパラリラパラリラ!!」

部下1(さ、流石龍飛さんだ…ラッパを凌ぐ声量…すごい。)

あの頃は本当に尖っていたわね。両親は亡くなってしまっていたし頼れる人がいなくて…寂しさを暴力で埋めていたような…。


刃砥流リーダー「ひいいいいい!か、勘弁してくれ!!」

龍飛「黙れオラァ!!」ドゴッ!バキィッ!

ドサッ

龍飛「やり返される覚悟もないのに他所のヤツに手ぇ出すんじゃないわよ…。」

ウゥ~ウゥ~

部下1「まずいっすよ龍飛さん!サツだ!逃げましょう!」

龍飛「……。」ニヤッ

部下1「た、龍飛さん?」

龍飛「かかってこいやサツがああ!!」

部下1「た、龍飛さああああん!?」

翔鶴「」

周り「」

鳳翔「あら?みんなどうしたの?」

鳳翔「まだ続きがあるんだけれど…。」

提督「おう、お前たち。そんなところで固まってどうした。」

鳳翔「あら、提督。ちょっと昔話を…。」

提督「なるほど。…もしかしてお前の話?」

鳳翔「え?そうですけど?警察に逮捕されかけた時の…。」

提督「鳳翔…その話は刺激が強すぎるだろ…。警官全員滅多打ちにしたやつだろ?」

艦娘一同(えええええええ!?)

鳳翔「ええ。あの後でしたっけ?提督と会ったのは。」

提督「そうだったな。…ってお前たちどうした?」

翔鶴「いや…想像以上に血気盛んだと…。」

提督「そうだな。まあこの話はここでやめておこうか。鳳翔が怖くなるもんな。」

鳳翔「ちょっと!どういうことですか!!」

提督「はっはっは!」

人は見かけによらない。それを体現している鳳翔であった。

投下完了

え?キャラ崩壊が激しい?気のせいです。

笑いどころが少ない?これから面白くなりますとも!

また夜に投下出来たらします!

投下開始します!

執務室

提督「ふむ…。」

長門「どうした提督。そんな難しい顔をして。」

提督「いや、新しいバイクを買うか買わないかで悩んでるだけだ。」

長門「仕事をしていただきたいんだが…。」

提督「ほら、暁の写真やるから。」ピラッ

長門「そのまま考えてくれてて構わんぞ。」ニヤッ

長門「しかし、なんでバイクなんだ?バイクなら倉庫にあるだろう?」

提督「いや、あれ思い出の品だからな。使いたくない。」

長門「ほう、気になるな。」

提督「ああ、聞かせてやろう。あのバイクにまつわる話を。だが長くなるぞ?十年も前の話だからな。」

長門「構わんさ。後で仕事を片付ければいい。」

提督「そうだな。…十年前、俺が士官学校にいた頃の話だ。」

士官学校

教官「ええーっと、現在運用され始めた艦娘について説明をする。いいかい?」

教官「艦娘は過去の戦いで沈んでしまった艦の力を持つ女性を指す。どういった経緯でこの力を身に着けられるかは未だ不明だが、妖精という存在がこの力を与えているというのが有力説である。」

教官「我々はこの妖精に接触し海洋を荒らす深海棲艦と戦うため協力を得たのがここ数年の話である。ここまでいいか?」

提督(20)「ちょっといいですか?」

教官「なんだお前いたのか…で?なんだ?」

提督「チッ…運用という言葉が気になってな。艦娘ってのは人として扱うのか兵器として扱うのか気になったんだけどよ…。」

教官「そのことか。艦娘は現状では兵器として扱っている。それと、言葉遣いに気をつけろ。」

提督「はいはい。すいませんでしたっと。」

教官「なんだ!その態度は!!」

提督「ああっ!?」イラッ

同期1「ま、まずいぞ!誰かコイツを止めろ!!」

教官「出てけ!お前のような奴はこの場に要らん!」

提督「上等だオラァ!!」

同期2「落ち着けって!!」




提督「あの頃は血の気が多かった。」

長門「今も十分多いと思うぞ?」

提督「そうか?」

長門「自転車講習とか夜戦だとかハチャメチャ過ぎだろう…。」

提督「はっはっは!これぐらいハチャメチャな方が皆イキイキできるだろう。」

長門「それで?その後は?」

提督「ああ、講義抜けてしばらく出席せずバイクで走り回ってた。」



提督「あーやっぱりバイクは気持ちいいわぁ。」

??「おいテメェ!」

提督「あん?」

チンピラA「見ない顔だな…誰の許可でここ走ってんだぁ…ええっ!?」

提督「俺の許可だよ。文句あんのか。」

チンピラA「舐めたヤローだ!お前ら!」

チンピラB「へっへっへ、兄ちゃん相手が悪かったなぁ。」

チンピラC「もう謝ってもだべっ!?」ドサッ

提督「ペラペラペラペラとうっせーんだよ!!」ボキッ!メキャッ!


チンピラABC「」

提督「相手見てケンカ売れよタコが。」




提督「その時乗ってたバイクが倉庫のあのバイクだ。」

長門「なるほど…。」

提督「続き行くぞ?」


ある日の夜のことだ。

俺はとあるコンビニのトイレにいた。

トイレから出るとコンビニの外でチンピラ数人を一方的に叩きのめしてたやつがいてな…。

流石に場所が悪くて警察が来たんだが…

龍飛「サツが!こんなんでどーすんだよ!!オラァ!!」バキッ

警官「ぐっはぁ!」

提督「…警官ボコるとか面白いやつだな。ん?」

パトカーが更に三台ほどやってきた。

部下1「龍飛さん!ヤバいっすよ!!逃げましょう!!」

龍飛「アンタ先行きな!あとで追いつくから。」

部下1「は、はいっす!!」

龍飛「さて、私も逃げるとするか…。」

ブオオオオオン!!

警察「そこのバイク!止まりなさい!」


提督「面白そうだ。追いかけてみっか。」

ブオオオオオン!!

龍飛「チッ、キリがないわね…仕方がない!」

警察「そこのバイク!止まりなさーい!」

提督「なっ!?バイクごと川に!?」

その時、俺は見た。

川へ落ちていく女が水面に着地し、強引にバイクを走らせ岸にたどり着き去って行った異様な光景を。


提督「…あれってもしかして話に聞く艦娘ってやつか?協力を得てるって言った割には管理できてねーのか?」


俺はバイクを再び走らせた。

艦娘と思われる女を追って。

龍飛「…サツをまいたと思ったら変なのが付いて来てるわね。」

キキーッ

龍飛「アンタ…私に何か用か?」

提督「いーや、特に用はねーな。ただ、警察相手にケンカを売るやつは初めて見て面白いと思ったんだ。」

龍飛「チッ…アンタ…むかつくわね!!」ブン!

提督「おっとっと!危ねえな。何もケンカしたいなんて一言も言ってねーぞ?」

龍飛「じゃあ追っかけてくんじゃないわよ!!」

提督「…見た感じお前、何かにイラついてるな。俺じゃない別の何かに。」

龍飛「…うるさいよ。会って数分のお前に私の何が分かる!?」ブン!

提督「いってぇ…。この野郎!」バキッ!

龍飛「いっ!なめるなあああ!!」

提督「かかってこいやぁ!」


バキッ!ドカッ!バシッ!ブン!ドゴッ!!

数分後

提督「はぁはぁ…お前、女なのにすげえな。」ボロッ

龍飛「はぁはぁ…私とまともにケンカできるやつ初めてだよ…。」ボロッ

提督「…なぁ、お前名前は?」

龍飛「…龍飛だ。」

提督「龍飛か!よし、これから飯行こうぜ!」

龍飛「はい!?なんでだ!?」

提督「なんだ?嫌なのか?奢るけど?」

龍飛「結構だ!」グゥ~

提督「…。」

龍飛「…。///」

提督「何がいい?」

龍飛「…じゃあ、ラーメンで…。」

ラーメン屋

提督「お前よく食うな。もう五杯だ。」

龍飛「…うるさい。おかわり!」

提督「まだ食べるのか!」

龍飛「…二日何も食べてなかったからな…。親が亡くなってから遺産を親類にふんだくられまともな物は何も食べられなかった。」

提督「結構大変なんだなお前も。てか、そのバイクを売れば多少の金になるぞ?」

龍飛「…このバイクは父のバイクでな。形見なんだ。手放すわけには…ってなんでお前にこんな話を…。」

提督「まあいいじゃねえか!俺もこんな楽しいのは久々だ。士官学校も親に無理やり入れられて、気が合うやつもいなくてな。」

龍飛「ふふっ、さっきみたいに喧嘩っ早いのがいけないんじゃないか?」

提督「そりゃ、お互い様だろ?ハハッ!」

ガラッ いらっしゃーい

部下2「親父、ラーメン一つ。…あれ?龍飛さん!?」

龍飛「…あなたは?」

部下2「やだなぁ、忘れたんすか?この前グループに入った時に自己紹介したじゃないっすか!」

龍飛「そうだっけ…?ごめん、忘れちゃったみたい。」

部下2「まあ仕方ないっすよ。こんだけデカいグループの頭張ってんすから!…そういえば、隣の野郎は誰っすか?もしかして…。」

龍飛「そんな仲じゃないわ。まだ会って数時間の男だもの。」

提督「どうも。」

部下2「ふーん…。でも、ルール忘れちゃダメっすよ?男作るべからずっていうの!」

龍飛「…ええ。」

提督「……。」

この日龍飛はラーメンを八杯平らげた。
その後龍飛は部下に連れられどこかへ去って行った。

二日後の夜、俺は龍飛と再び出会った。


提督「おう、元気か?」

龍飛「…そう見えるか?」

提督「またケンカしたっぽいな。」

龍飛「ああ、人数が多かったからな…手こずった。」

提督「どうだ?また飯でも?奢るぞ?」

龍飛「…遠慮したいのは山々だけど、空腹には勝てないな。」

提督「決まりだな。」

再びラーメン屋

提督「…お前さ、この前グループがどうのこうのとか言ってたけど暴走族か?」

龍飛「…そんなつもりは一切なかったんだけどな。走る仲間が出来て、気づけば勝手にグループが作られその頭になっている。本当はただ気持ちよくバイクを走らせられればいいんだけどな。」

提督「そうか…。それはお前が強いからか?」

龍飛「多分な。腕っぷしは一番だ。ケンカはお前とやるまで一度も負けはなかった。引き分けることもな。」

提督「光栄だね。…見た感じ、お前はただ利用されてるだけの気がするんだが。」

龍飛「…そうかもな。でも、そこが無くなれば私の居場所は本当に無くなってしまう。だから…守らないと…。」

提督「ちなみにだが、グループ名聞いてもいいか?」

龍飛「ああ、私の名前から取って弩羅魂羽印具(ドラゴンウィング)というらしい。」

提督「中二みてえ。」

龍飛「…言うな。」


龍飛(何故だろうか。この男と知り合ってから僅か数日だというのに…コイツといると心が落ち着く。)

提督「どうした?顔赤いぞ?」

龍飛「う、うるさい!ご馳走様!」

四日後


部下3「龍飛さん!大変です!ウチのグループのメンバーが昨日の深夜から片っ端からボコられてるみたいです!」

龍飛「ええ!?一体誰!私がケジメつけに行くわ!何処!?」

部下3「それが…分からないです。唯一分かってるのは男でどこのグループにも属してないらしいんですけど…。」

部下4「失礼します!ソイツ見つけました!今ウチのメンバーボコって龍飛を呼べって…。」

龍飛「案内しな!」

部下4「おっす!」

部下56789「」チーン


提督「…さて、そろそろじゃねーか?」


ブロオオオオオオオオオ!!キキーッ!!


部下4「あ、アイツです!」

龍飛「あ、あんたは!」

提督「よう龍飛。四日ぶりだな。」

龍飛「あんたが…ウチのメンバーを!!」

提督「ああそうだ。俺がやった。お前を縛りつけてるものを壊すために。」

龍飛「余計なお世話だよっ!!」ブン!!

提督「チッ!余計なお世話か。だけどな、昨日のお前は俺には助けてくれって言ってるように見えたぞ?オラァ!」ブン!

龍飛「クッ!お前に私の何が分かるっていうんだ!」

提督「分からねえから教えろや!全部吐き出せ!」

龍飛「ああああああ!!」

提督「おおおおおお!!」

初めて会った時と同じように数分間、殴る蹴るの繰り返し。

だが、龍飛の目からは涙が零れる。

龍飛「な、なんで泣いて…。」

提督「…もういい。終わりだ。」

龍飛「な、何を言ってる!まだ勝負はこれから…。」

提督「これ以上やっても…お前は何も変わらない。勝てばまたあの日々に逆戻りだ。誰に頼ることもできず信じられるのは自分だけの寂しい毎日に。」

龍飛「…うるさい。」

提督「逆に、ここでお前が負ければお前はどうなる?」

龍飛「…私は負けない。」

提督「いや、負ける。お前は俺に勝てない。何故なら…唯一気を許せた相手を自分から突き放すことなんてお前にはできないのさ。だから泣いてる。」

龍飛「!!」

提督「さあ、負けを認めろ。それとも最後までやるか?」

龍飛「…なら、お前は…私のような…異端の存在でも受け止められるのか…?」

提督「異端?」

龍飛「私は…昔から他人と違う。視力がいいのは構わない。だが、水の上を歩けたり…他人には見えない小さな人が見えたり…突然見たことも聞いたこともない場所のこともない場所の映像が頭に流れ気が狂ったり…。そんな…そんな異端の存在でもお前は私を!」

提督「…そうか、やっぱりか。龍飛、それは妖精の仕業だ。」

龍飛「…え?」

提督「お前と会った日、お前が水の上に着地したのを見てから気になってたんだ。それで一昨日士官学校戻ってそれについて調べてみた。」

一昨日、士官学校

提督「教官、教えていただきたいことが。」

教官「チッ、貴様か。断る。私は忙しい。」

提督「教官、お願いします。この通りです!」土下座

教官「なっ!?…分かった。顔を上げろ。何が知りたいんだ?」

提督「艦娘のことについて…詳しく。」

教官「なるほど。お前は外でそれらしき存在と出会っていると。」

提督「そこで疑問になったんです。海軍に協力しているはずの妖精が勝手に艦娘を作り出しているのか。それとも海軍で管理できていないのか。」

教官「…恐らくだが、海軍に妖精が協力する前に作られた存在だろう。今いる艦娘は全て海軍の大本営で管理しているからな。妖精の悪戯と言ったところか。」

提督「それともう一つ。艦娘になった人物の見分け方を教えていただきたい。」

教官「ふむ…それは難しいな。見た目は一般の人間と変わらんからな。唯一分かる方法といえば恐らく妖精を認識できること、そして艦の記憶を持っているかだな。」

提督「艦の記憶?」

教官「艦の力が宿るということは同時にその記憶も宿る。艦娘になった者の中には当時その艦が戦った場所の夢を見たりすると聞いたことはある。」

提督「なるほど…。ありがとうございました教官。」

教官「ちなみにこの後どうするつもりだ?」

提督「教官…俺は提督になります。その艦娘と一緒にいたいんで…。」

教官「そうか。その艦娘だが、見つけたらここに連れてきなさい。一度大本営に連絡し指示を仰がなくてはならんからな。それと、提督になりたいのなら今後サボりや言葉遣いに気を付けるように。」

提督「…肝に銘じておきます。教官。」

提督「その後、俺はお前を縛ってるグループをぶっ壊すために片っ端からケンカした。まあ、これはどうでもいい話だ。」

龍飛「……。」

提督「龍飛、お前は知らないうちに艦娘になっていたんだ。怖かっただろ?寂しかっただろ?だけど…これからは俺が一緒にいてやるから。」ギュッ

龍飛「……!!うぐっ…ひっぐ…うわああああん!」

提督「泣け。今まで溜め込んでいた分全部。」

龍飛「うわああああああん!!」


龍飛は泣き続けた。俺の胸の中で。ダムが崩壊したように涙はしばらく止まることはなかった。

これを終始見ていた部下たちはポカンとしていたが。

提督「さて、お前らのリーダーは俺が貰い受ける。」

部下4「ええ!?それはグループのルール違反っすよ!」

部下3「そうっす!抜ける場合は退会金を…。」

提督「これ、何か分かるか?」

部下3「何って…携帯電話じゃないっすか。」

提督「もしもし、憲兵ですか?警察も手を焼く暴走族の『弩羅魂羽印具』のアジト見つけたんで占拠お願いします。」

部下たち「「「な、なにを!?」」」

提督「いやな?お前らのグループが龍飛を盾にしてやりたい放題しまくってたの知ってるからな?警察も手を焼いてたらしいから陸軍直属の憲兵の方が仕事は早いだろ?」

提督「ほら、早く行かないとお仲間がヤバいぞ?」

部下たち「アイエエエエエエエ!?」

提督「一応言っておくが万が一龍飛の名前出してみろ?分かってるな?」

部下たち「は、はいいいいいいい!!」



この後、龍飛がリーダーになっていた弩羅魂羽印具は壊滅。

俺と龍飛は士官学校へと行き、龍飛は大本営にて艦娘としての訓練を受けることになり、訓練を終えた後も俺が提督になるまでの四年間どの鎮守府にも配属希望を出さず俺を待ち続けてくれていたらしい…。

提督「…というわけだ。」

長門「…あまりバイク関係なくないか?」

提督「何を言う!あのバイクに乗ってなきゃ俺は鳳翔に出会えなかったんだ!!」

長門「…提督、うすうす思っていたが鳳翔のことが…。」

提督「一目惚れだ。」キッパリ

長門「やはりな。」

提督「この前それとなく今日が何の日か覚えてるか聞いたら覚えてないって言われてさぁ…。」涙目

長門「おい!泣くな!!」

提督「何度も結婚しようって言おうと思ったんだけどさぁ…アイツ忙しそうだったからさぁ…グスッ。知らない間に免許もとってるし…。」

長門「なら、今回の作戦を終えてから告白すればよかろう。」

提督「その手があったか!!流石ビッグセブンだな!!」

長門「いやいや、それほどでも。」

提督「褒美に島風の写真やるよ。」

長門「フォオオオオオオオオオオ!!」

投下完了!

これにて過去編は恐らく終了!
さー次回からはネタ満載でお送りしたいと思います。

余談ですが鳳翔さんの全年齢同人誌で一番好きなのは「母は強し」です。

投下開始します!

翌日

提督「うーん…どうすっかな…。」

長門「今度は何で悩んでいるんだ?」

提督「いやな?今回の作戦についてだが、夜戦のみっていうのがネックでな…。」

長門「そういえば、作戦は深夜決行か。確かに駆逐艦の火力も侮れないものになるしな。」

提督「いや、それは照明弾やら探照灯でどうにかなると思うんだ。問題は…。」

長門「問題は…?」

提督「…バイク使っちゃダメかなと。」

長門「」

提督「だってさぁ飛行場姫って陸上型の深海棲艦って言うしそれなら」

長門「提督、少し頭を冷やせ。その発想はおかしい。」

提督「そうか?」

長門「そもそも、飛行場姫のいる島に行くまでにいるであろう深海棲艦をどうするつもりだ?」

提督「いや、片っ端からケンカ吹っかければいいと…。」

長門「鳳翔とあきつ丸を呼んで来よう。」

提督「待ってくださいお願いします。」

長門「頭は冷えたか?」

提督「まあなんとなく。多分昨日昔を思い出したのがいけなかった。鳳翔も自転車からの連想でバイク時代の血が騒いでるからなぁ。」

長門「本当によく似てるなあなたたちは…。」

コンコン

電「失礼するのです。」

提督「おう電か。どうした?」

長門(あああ!生駆逐艦だぁ!で、でもダメだ手を出したらあきつ丸がああああ!!)

電「実は島風ちゃんが事故を起こして…。」

提督「何!?何があった!?」

電「と、とにかく来てほしいのです!」

提督「あ、ああ分かった。長門、後頼むぞ。」

長門「…え?わ、分かった。」

提督(久々に生の駆逐艦見て葛藤してやがるなコイツ。)

鎮守府グラウンド

島風「…速さが足りなかったの。」

提督「…。」

電「…。」

提督「なあ、島風。俺が長門の自転車講習の時に言ったこと、覚えてるか?」

島風「…。」

提督「ふざけた乗り方をすると長門みたいに怪我するって。」

島風「…うん。」

提督「では、説明してもらおうか。お前の連装砲ちゃんカスタムバイク…どうして倉庫にぶっ刺さって炎上してるんだ?」

連装砲ちゃんカスタムバイク「」大破炎上

島風「もう少し…もう少しだったの…クリア・マインドの境地に達するまで。」

電「バカなのです?」

提督「…とりあえずクリア・マインドとやらを説明してみろ。」

島風「加速する世界でしか見出せない良い心、悪しき心を超越した、揺るがなき境地。それがクリア・マインド。」

提督「それで?」

島風「この境地に達するには一定以上のスピードと雑念を取り払うことで光速を超え次元を裂きワープするという伝説の境地…。」

提督「なるほどな。スピード上げまくったはいいがいざとなったら怖くなりバイクが制御できなくなってこうなったと。」

電「バカを通り越して情けないのです。」

島風「うええええん!ごめんなさああい!!」

提督「まあ、怪我がないだけ良しとす…る…!!」ハッ!

電「し、司令官?どうしたのです?」

提督「ば、バイクがああああああ!俺と鳳翔の思い出のバイクがああああ!」

提督「」ズーン

島風「」ズーン

鳳翔「こ、これは何があったのですか?」

電「この痴女がバイクで倉庫に突っ込んで司令官のバイクを壊したのです!」

鳳翔「あら…それは残念ね…。」

電「司令官の思い出のバイクだったそうなのです。」

提督「…不幸だわ。」ズーン

鳳翔「て、提督が前の山城さんみたいになってる!?」

電「重症なのです。」

鳳翔(そう言えば忘れてたわ…。実は女々しいところがあるってこと…。)

鳳翔「…誰か扶桑さんと山城さん連れてきて…。」

山城「鳳翔さんお呼びですか…って!なんですか!?このお通夜みたいな雰囲気!?」

提督「不幸だ…あはははは…。」ハイライトオフ

扶桑「し、しかも、提督が自転車に乗れなかった時の山城みたいになってる!?」

鳳翔「ごめんなさい、こんなことで呼んじゃって…この提督を一緒に励ましてくれないかしら…。」

扶桑・山城「えええええ!?」

鳳翔「お願いします…。」

山城「な、なら私だけで十分よ。見てて姉様…。」

扶桑「山城…。」

山城「提督!生きてますか!?」

提督「…なんだ山城か。スマン、ほっといてくれ…。」

山城「ほっときません!ほら立って!!」

提督「ああ…やめてくれぇ…。」

山城「…鳳翔さんが泣いてますよ?」

鳳翔「え?」

提督「…なんだと!?」

山城「ほら!提督がちょっと前の私みたいに不幸不幸言ってるから鳳翔さん泣いてるわよ!」

鳳翔「うっ…提督…。」精一杯の嘘泣き

提督「ほ…鳳翔!すまなかった!お前がいるのに俺は思い出に縋って!!」ダキッ

鳳翔「て、提督…いいんですよ。元の提督に戻ってくれれば…私は。」ポッ

提督「ほうしょおおおおおお!!」号泣

山城「これでいいでしょう。」

扶桑「山城…随分と人が変わったわね…。」

山城「…不幸不幸言ってたあの頃の自分が情けなかったから、精一杯自分を変えようと努力したんです。そうしたら自然と自信が付きました。」

扶桑「山城…!私は嬉しいわ!」ウルッ

山城「姉様ああああ!!」ダキッ

扶桑「山城おおおお!!」ダキッ


その後、提督は立ち直ることができたが島風は三日ほど自己嫌悪になってしまったとか…

電「なのです!!」ゲス顔

投下完了!
前スレラストの扶桑姉妹の更にその後を書いてみました。

不幸な目に遭い続ける姉妹もいいですが、こういうのもありかなーと思いまして。

なお、ここの電はナニカされてしまったようです。でも気にしたらいけない。いいね?

前スレから見てきたが、電の扱いが凄いな…

ハッ!まさか作者の初期艦は、ぷらずm…あ、間違えた、電かっ!!

>>64 残念ながら私の初期艦は叢雲なんだ。
すまんな…本当にすまん。

量少ないけども投下します。

三日後 執務室

提督「島風…なんで呼ばれたか分かるか?」

島風「…はい。」ビクビク

提督「じゃあいいな?これからサーキット作戦の秘密兵器であるお前に…。」

島風「へ?」

提督「ん?どうかしたか?」

島風「え?だって…この前提督の大事なバイク壊しちゃったから怒られるって…。

提督「ああ、そのことか。まあ、あれは仕方ないさ。遅かれ早かれ形ある物はいつかは壊れるか失われる。それがこの前だっただけだ。」

島風「でも…私が…あんなことしなきゃ…。」ポロポロ

提督「泣くな泣くな。もういいから、次から気をつければ。」

島風「ごめんなさい…ごめんなさい!!」

提督「よしよし、落ち着くまでここで泣いてろ。受け止めてやっから。」ギュッ

提督(あー、この感じ鳳翔を思い出すな。)

コンコン

長門「失礼するぞ提督。作戦のメンバーについてだ…が…。」

提督「あ。」

長門「貴様あああああああ!私が駆逐艦に接触できないのを知ってて!!あてつけかあああああ!!」

提督「待て待て!誤解だ!!」

長門「知ったことか!!憲兵を…あきつ丸を呼んでやるうううう!!」

提督「チィ…ニスイセンさあああああん!!」


バリイイイイン!!


神通「ドーモ、長門=サン。ニスイセンです。」

長門「アイエエエエエ!?神通=サン!?神通=サンナンデ!?」

神通「ボスに敵対する者は私が排除します。覚悟!」

長門「アイエエエエエ!!」

神通「ミゾオチ・ゴーメン!!」ドゴォッ!

長門「ゲボウアッハブッヘェェェェ!!」ガクッ

神通「片付きましてございます。」

提督「いつもながら手際のいいことだ。また頼むぞ。」

神通「ハッ!では、この面白い格好の危ない女は部屋に戻しておきます。では!オタッシャデー!」

長門「」ズルズル

提督「オタッシャデ―!」

提督(まさか神通もニンジャオタクになるとは思わなかったぞ…。その内那珂も…。)




その頃の那珂

那珂「シ・ニンジャ!オリガミスリケン!イヤーッ!!」

川内「小童めが!!その程度のワザマエでワシが倒せると思うたか!!グワハハハ!!」

那珂「カギ=サン!私に…私にイアイドーを!!」

天龍「カタナだ…お前のカタナにお前のカラテを注ぐ…お前がカタナになるんだ。」

龍田「天龍ちゃあああん!!戻ってきて!お願い!!」

すっかり染まっていた。



ここまで。

この鎮守府はどんどんカオスになってる…いや、元々か。

ニンジャスレイヤーはまだネオサイタマ炎上しか読めてないけど『スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデット・クロウ』がアニメイシヨン含めても一番好きだ。

それでは次の投下までオタッシャデー!

投下していきます!

長門撃退から二十分後


提督「落ち着いたか?」

島風「うん…。」

提督「いいか?誰にだって失敗はある。その失敗をいつまでも引きずるな。」

島風「…はい!」

提督「よし!では、改めて作戦について説明する。これはお前が進化することが鍵になる。」

島風「進化?」

提督「お前の艤装…今は連装砲ちゃんカスタムバイクになっているがアレは高速修復剤をぶっかければどうにかなる。」

提督「次に、お前はクリア・マインドの境地に辿り着きたいと言っていたな。恐らく、あのままではそれには到達できない。」

島風「そ、そんな!空母連合の皆からバイクについて教えてもらって速さを重視したのにまだ足りないの!?」

提督「だからこれを使う。」ピラッ

島風「それなーに?」

提督「これは今は陸軍に在籍しているとある妖精の力が宿ったカードだ。これを艤装や自転車なんかに使うと持ち主に合った物に姿を変えそのポテンシャルを余すことなく引き出す。本来なら山城に使えってことで送られてきたんだが、必要なかったからな。ここで使う。」

島風「で、でもそんなもの私に使っていいの?」

提督「なにもその力がずっと続くわけじゃあない。あくまでも一時的、長く持って一週間だ。それまでにお前は雑念を取り除くトレーニングだ。いいか?」

島風「おうっ!!」

提督「よろしい!作戦決行は一週間後!それまで精神トレーニングだ!!」

それから、島風の過酷な(?)精神トレーニングが始まった。

島風「心を無に…。」

電「なのです!!」ブン!

島風「うおおおおおお!?な、なにするの!?」

電「心が無になってるなら今の一撃は躱しちゃいけないのです!」岩塩所持

島風「躱さないと痛かったよ!?」

電「安心するのです。痛いのは一瞬。後は塩で清めてやるのです。」

島風「無茶苦茶だあああああ!」

電「さっさと心を無にするのです。一瞬で楽にしてやるのです。」

島風「それ!殺る気満々だよね!?」

電「新たな境地に行けるなら命の一つや二つ安い物なのDeath。」

島風「」

提督「どうだ、島風捗ってるか?」

電「あ。」

提督「あ。」

提督・電「……。」

提督「はい、電。お仕置きの時間だ。今回ばかりは言い逃れできんぞ~?」

電「ふにゃああああああ!?」ズルズル

島風「た、助かった…。」

二日後

島風(………。)

電「間宮アイスは美味しいのです。島風ちゃんもどうですか?」

島風(………。)

電「……。」

島風(………。)

電「ほら、島風ちゃんにも分けてあげるのです。」

島風(………。)

電「………。」ピーン!

電「た、大変なのです!島風ちゃんが息をしてないのです!!」

雷「な、なんですって!?一大事じゃない!!」

島風(………。)

電「どうすればいいのです!?」

雷「と、とりあえず司令官を呼んでくるわ!!」

五分後


雷「司令官がいなかったから秘書艦の長門さんを連れてきたわ!!」

長門「お、おい!島風!!返事をしろ!!」(駆逐艦駆逐艦駆逐艦……。)

島風(………。)

長門「だ、ダメだ…反応がない!」

電「長門さん!ここは島風ちゃんを医務室に運んだ方がいいと思うのです!!」

長門「そ、そうだな!」(ああ、駆逐艦に触れられる。こ、これは緊急時だし良いよな?うん、良いに決まってる!)

島風(………。)

長門「では、動かすぞ…!」

あきつ丸「そこで何やっているのです長門殿。」

長門「アイエエエエエ!?あ、あきつ丸=サン!?」

あきつ丸「島風殿は精神トレーニング中なのです。邪魔をしてはなりません。」

長門「だ、だが雷から島風が息をしていないと言われてだな…。」

あきつ丸「はて?雷殿の姿は見られないが…。」

長門「な!?そんな!?どこに行ったんだ!?」




雷「ちょ、ちょっと電!何処に連れて行くのよ!」

電「島風さんが動じなかったのは予想外でしたけど、計算通りなのです。」ゲス顔

雷「何言ってるの!?ねぇ!!」

電「次は誰をターゲットにしましょうか…。」


あきつ丸「残念ですが長門殿…ハイクを詠むであります。」

長門「アイエーエエエエエエ!?」

島風「…うるさいなぁ。」

長門「島風ぇ!?生きとったんかワレェ!!」

あきつ丸「これは島風殿、邪魔をしてしまい申し訳ありません。」

島風「心を無にするって意外と大変だね。無心で外界からの情報をシャットアウトしてやっと無にできたよ。」

あきつ丸「それはよかったであります。」

長門「今のうちに…。」

あきつ丸「逃がすとでも?」

長門「」

あきつ丸「今度は何がいいでありますか?対魔忍のコスプレさせてこの鎮守府のニンジャ達と命を懸けた死闘でもいいでありますよぉ?当然、ケンペイニンジャも参加するであります。」

長門「アイエエエエエ!?本当に何もしていないんだあああ!助けてくれええええ!」ズルズル

あきつ丸「慈悲はない。無事生き残れたら開放するであります。」


翌日、雷の証言により長門は無事解放されたが、本人曰く『女として大事なものを失った…。』と言い提督に泣きついたとか。

その後、あきつ丸から謝罪があったとか…。

投下完了。

電ちゃんはもう電ちゃんじゃないしプラズマでもない…。
邪悪な電ちゃんと化したんだ…。

え?「女として大事なもの」が何かって?まさか18禁めいた考えをしてる人はいないよね?

ここは全年齢だよ?激しく前後したとかそういうことは一切ない。いいね?

あえて何というのなら…恥じらいですかね。

おちんぽなんかには絶対に負けない!

http://i.imgur.com/aXDamnv.jpg

>>92 憲兵さん、この人です。
>>93 待たせたな、不動遊星!

ということで投下開始します!

作戦前夜

提督「どうだ島風。大丈夫そうか?」

島風「多分大丈夫!明日…クリア・マインドの境地にきっと辿り着いてみせる!!」

提督「その意気だ!…でもな、あまり張り切らない方がいいかもしれん。」

島風「え?それってどういうこと?」

提督「何事も適度な力が必要だってことだ。ただ闇雲に速度を上げてもクリア・マインドにはたどり着けない。俺は雑念を取り払いリラックスし風と一体になる、という解釈をしたんだがどうだ?」

島風「…提督はスゴイね。私じゃそんなこと思いつきもしなかった。」

提督「さて、もうフタヒトマルマルだ。作戦開始は明日の夜中になる。今のうちに体を休めておくといい。」

島風「はい!」

鳳翔「…島風ちゃんと提督。まるで父親と娘ね。」

鳳翔「…いつか、あなたと…。」

鳳翔「…いえ、まだ早いわね。長門さんもなんだかんだで提督のことを好きみたいですし…。」

鳳翔「…負けられない!」

作戦当日

ヒトハチマルマル

提督「これより、出撃する艦娘を発表する。旗艦島風、天龍、川内、神通、那珂、あきつ丸。このメンバーでいく。」

神通「仰せのままに。」

川内「飛行場姫殺すべし!」

那珂「ユウジョウ!」

天龍「俺か?構わんが…ボーナスは弾んでもらうぞ?」

あきつ丸「提督殿、リクグンニンジャにお任せください。」

島風「」

提督「一応聞いておくがここまでで質問は?」

島風「て、提督。この面子私以外ニンジャ教なんだけど…。」

提督「今回の戦いは全て夜戦だ。そうなると闇夜で戦えるニンジャでなければならない。」

島風「キャラが濃すぎるよ…。」

提督「まあ、この作戦が成功すればサーキットが増設できるはずだ。それまでの辛抱だ。」

提督「次に作戦について。飛行場姫の姿が見えるまでニンジャ達は全員島風を死守し敵を迎撃せよ。飛行場姫の姿が見え次第ニンジャは気配をけし島へ向かえ。あとは島風の走りに任せる。」

ニンジャーズ「ヨロコンデー!」

島風「は、はい!」

提督「では島風、このカードを渡しておく。飛行場姫との戦いの前に連装砲ちゃんカスタムバイクに使え。」

島風「はい!」

作戦開始

アイアンボトム・サウンド


川内「イヤーッ!イヤーッ!」

神通「キリステ・ゴーメン!」

那珂「探照灯ジツ!イヤーッ!」

天龍「ナムアミダブツ!」

あきつ丸「カラテ!カラテあるのみであります!」

深海棲艦「グワーッ!グワーッ!グワーッ!!」

島風「…これ私要るかな?」

あきつ丸「必要であります。何しろこの艦隊三式弾を装備できる艦娘がいない故…。」

川内「そろそろ飛行場姫のポイントにつくはず。島風=サン、そろそろ例のアイテムを使ってもいいのでは?」

島風「そ、そうだね。じゃあ…」

ドーン!ドーン!

島風「何!?きゃあ!」ポチャッ

神通「島風=サンを守れ!!」

那珂「探照灯ジツ!…前方に飛行場姫発見!!」

天龍「チィ…こんなの聞いてねぇぞ…ブッダめ!」

川内「ドーモ!飛行場姫=サン!ヤセンニンジャです!」

あきつ丸「島風殿!早くアイテムを使うであります!」

島風「……。」

あきつ丸「…島風殿?」

島風「どうしよう…。カード…海に落ちてっちゃった…。」

あきつ丸「な…!?」

川内「グワーッ!」中破

島風「どうしよう!私の…私のせいで…!!」

(提督「ば、バイクがああああああ!俺と鳳翔の思い出のバイクがああああ!」)

島風「これじゃあ、あの時と同じ…。」

あきつ丸「島風殿!?て、提督殿!応答願います!」

ザーッ

提督「こちら提督。なにがあった?」

あきつ丸「現在、飛行場姫と接触!先制を許してしまい島風殿が例のアイテムを失ってしまい…。」

提督「そうか。島風に繋げ。その間攻撃の対処は頼む。」

あきつ丸「了解であります!」

島風「私が失敗したから…。」

提督「島風、聞こえるか?」

島風「提督…?ごめんなさい…せっかく私のために取っておいてくれたカード落としちゃった…ごめんなさい!ごめんなさい!!」

提督「…なんだそんなことか。もっと深刻なことかと思ったぞ?」

島風「…え?」

提督「言っただろう?誰にだって失敗はある。その失敗をいつまでも引きずるな、って。その程度の失敗すぐに切り替えろ。」

島風「で、でもアレがないと私は…!」

提督「島風、お前は倉庫に突っ込んだとき言ったよな?あと少しでクリア・マインドに辿り着けたと。あれは嘘か?今回作戦までにお前にバイクに乗せなかったのはそのためでもある。」

提督「カードを使ってクリア・マインドに辿り着けたならそれでよし。だが、カードなしでそこに辿り着けたなら…あの時のお前の言葉は嘘じゃなくなる。」

島風「……。」

提督「そのための精神トレーニングだったろう?胸を張れ深呼吸をしろ。失敗を恐れるな。お前になら…必ずできる!」

島風「…提督、ありがとう。私、あの時も失敗を怖がってたんだね。でも…今日は違うから!!」

提督「期待している。全艦娘に告ぐ!作戦はそのまま!島風に後を任せろ!」

全艦娘「ヨロコンデー!」

【スシ補給開始な】

【スシ補給完了】

BGM「Clear Mind」
https://www.youtube.com/watch?v=0gnvQXkGpgU

島風「島風!出撃します!!」

ブオオオオオオン!!

飛行場姫「アイアンボトム・サウンドニ…沈ミナサイ!」


そんな飛行場姫の言葉は一切耳に入らない。

何も見ず、何も聞かない。肌の感覚だけを残し連装砲カスタムバイクのスピードを徐々に上げていく。


島風「……風と一体になる。」

ヒュイイイイイイン!

連装砲ちゃんカスタムバイクが聞いたこともない音を上げる。

以前はこの音で恐怖を感じ制御が出来なくなったが、今は違う。

飛行場姫「ナニアノ娘…沈メテアゲルワ!」

ドン!飛行場姫が島風目掛け砲弾を放つ。

島風「……。」

カッ!

島風「見えた!クリア・マインド!レベル58島風に連装砲ちゃんをチューニング!!」


島風に砲弾が直撃しようとしたその時である。島風の姿が…消えた。

飛行場姫「エ…?ドコニイッタノ…?浮上要塞、防御ヲ固メナサイ。」


その時である。緑の閃光と共に何かが現れた。

流星島風「アクセルシンクロ!シューティングシマカゼ!!」

飛行場姫「ナ、ナンダアイツハ!?サッキノ艦娘カ!?乗リ物ノ形が変ワッテイル!?」

流星島風「一気に片づけるよ!!ゼカマシーミラージュ!!」

飛行場姫「ロ、六人ニ増エタ!?バカナ!?」

流星島風「一回目!浮上要塞に攻撃!」

浮上要塞A「グオオオ」撃沈

流星島風「二回目!浮上要塞に攻撃!」

浮上要塞B「グオオオ」撃沈

流星島風「三回目!浮上要塞に攻撃!」

浮上要塞C「グオオオ」撃沈

流星島風「四回目!浮上要塞に攻撃!」

浮上要塞D「グオオオ」撃沈

流星島風「五回目!浮上要塞に攻撃!」

浮上要塞E「グオオオ」撃沈

飛行場姫「ソ、ソンナ!私ノ部下ガコンナニモ簡単ニ!?」

流星島風「最後!飛行場姫に攻撃!疾風断!!」

飛行場姫「グアアアアア!!バカナ…!コノ私ガ…艦娘如キニ!!」criticalhit!999!

流星島風「これが…クリア・マインドの力!!」


あきつ丸「す、すごい…なんて力…あの姫級を一撃で…!!」

天龍「あれが…カタナにカラテを注ぐということだ。」

那珂「はい!カギ=サン!!」

こうして、無事にサーキット作戦は成功し勝利を収めたのであった。

投下終了
YoutubeのURLがリンク先が繋がってないだと…!?
イリアステルの仕業だな…。

え?最後の攻撃だけ仮面ライダーだって?すまんな、俺は龍騎が一番好きなんだ。

相変わらずカオスですが終わりまでもう少しなのでお待ちください。

シューティングシマカゼ×
シューティングスターシマカゼ○

すっごいノリノリで投下してた自分が恥ずかしい…脳内補完お願いします。

俺は二人、、、、北上、千歳、許してくれ

>>124 ズンビー艦娘か深海棲艦があなたを襲うだろう。

さて、お待たせした。
リアルで膝に矢を受けたぐらいの痛みが右脚を襲って病院に行ってたんだぜ。
なんとか回復したからラストまで一気に投下します!

元帥「さて、今日はあの若造がアイアンボトム・サウンドの攻略に向かったんじゃったな。まあ、無理じゃろうな。」

プルルルルル

元帥「もしもし、こちら元帥。」

提督「お久しぶりです、元帥殿。」

元帥「なんじゃ貴様か。作戦の結果報告かね?まあ無理だったろうが…。」

提督「無事、アイアンボトム・サウンドを攻略。飛行場姫撃破しました。」

元帥「…なんじゃと?」

提督「ですので、無事攻略したと。それで、約束の施設増設の件ですが…。」

元帥「…貴様は何を言っておる?約束?ワシは考えてやらんこともない、としか言っておらんぞ?」

提督「ええ、存じておりますとも。あなたが私を嫌っていることも全て。」

元帥「…分かっておるならもう答えは分かるはずじゃ。」

提督「…だ、そうです。ケンペイニンジャ=サン。」

元帥「ん?ケンペイニンジャ?貴様何をふざけたことを…。」

トントン

元帥「なんじゃ…今取り込み中…。」

ケンペイニンジャ「ドーモ、元帥=サン。ケンペイニンジャです。」

元帥「アイエエエエエ!?憲兵!?憲兵ナンデ!?」

ケンペイニンジャ「あなたは今回のアイアンボトム・サウンドについて虚偽報告の疑いがあります。」

元帥「な、何がじゃ…。」

ケンペイニンジャ「前回の大規模作戦でもアイアンボトム・サウンドは攻略海域に含まれていたとありますが…何故またここに飛行場姫がいるのか。疑問です。」

元帥「さ、作戦終了後に別個体が…。」

ケンペイニンジャ「作戦後の海域の調査、哨戒は義務であります。実行しなかったと?」

元帥「ひ、ひええ…。」

ケンペイニンジャ「そして、今回の報告についてですが…二年前の記録にあった作戦の飛行場姫の艦隊編成が全く同じなのです。これは偶然ですかね?」

元帥「うぐぐ…。」

ケンペイニンジャ「元帥殿、若者を嫌うのは勝手ですが…虚偽報告はいけません。一緒に来てもらいましょうか。」

元帥「アイエエエエエ!!アイエエエエエ!!」

ケンペイニンジャ「慈悲はない。」

この後、元帥が過去担当した作戦の報告を偽装し虚偽報告していたことが発覚。

当時、夜戦用の装備が充実しておらず、飛行場姫を追い詰めるも撃破まで到達できなかった元帥はこれを隠蔽していた。

その後、多くの若い提督が数々の難作戦を成功させたのに彼は嫉妬していた。

そんな時、再びアイアンボトム・サウンドでも作戦が発令され焦った元帥は再びこれを隠蔽し作戦を進めた。

そして、今回のサーキット作戦に至る。元帥はこの作戦に失敗した提督を鼻で笑って自分の艦娘達で処理に向かうつもりだったらしい。

提督「あのおっさん、やっぱりやらかしてたか。」

鳳翔「何時気がついたんですか?」

提督「作戦完了して報告を聞いたときにな。正直、アイアンボトム・サウンドって時点でおかしいと思ったんだ。元々、あそこは元帥が担当していた海域だしな。夜戦限定も二年前と同じだしもしかしたらってな。」

鳳翔「なるほど…。そういえばあのケンペイニンジャって何者なんですか?」

提督「ああ、あの人は陸軍憲兵の中で唯一単独行動が許されている忍者家系のリアルニンジャだ。戦闘力とかは陸上なら艦娘を余裕で凌ぐ。」

長門「アイエッ!?ケンペイニンジャ=サン!?私は何もしてないですどうかお許しください二度と駆逐艦に手を出さないと誓います契約書を書いてもいいですなのでどうかどうかお許しくださいアイエエエエエ!!」

鳳翔「…あの、長門さんは一体?」

提督「前々回の自転車のおふざけとこの前の冤罪でケンペイニンジャにこってり絞られたらしくてな。ケンペイ・リアリティ・ショックを発症している。この前は『女として大事なもの』を失ったらしいが…。」

鳳翔「そ!それってまさかじゅんけ…」

提督「いや、それはない。ケンペイニンジャは女性だからな。」

鳳翔「あっ…。」

提督「どうかしたか?」

鳳翔「い、いえ…。なんでも…。」

鳳翔(長門さんが失ったのは多分…ファーストキスですね…。)

長門「やめろおおおおお!やめてくれえええええ!!」

提督「おちつけ長門!ここにいるのは俺と鳳翔だけだ!!」

長門「ハッ!…提督…怖かったぞおおおおお!うわあああああ!」ダキッ

鳳翔「なっ!?」

提督「よしよし、泣くな。その内ケンペイニンジャが謝りに来るって言ってるから。」

鳳翔「多分それ逆効果です。」

ケンペイニンジャ「お呼びでしょうか?」

提督「あ、どーもケンペイニンジャ=サン。」

長門「アイエエエエエ!?」

ケンペイニンジャ「ドーモ。今回の一件片が付きましたのでご報告を。元帥は逮捕。深海棲艦とも繋がりがある可能性を考え身柄は陸軍にて管理しインタビューする予定です。」

鳳翔「インタビュー?」

ケンペイニンジャ「つまり、尋問です。続いて、サーキットの件ですが申し訳ありませんが今回は見送らせてもらいたい。必要な資源の量が膨大なため…。」

提督「そうか…残念だ。」

ケンペイニンジャ「ですが、島風殿が使っておられる艤装を利用したバイクならば海上にてレースは出来ましょう。艤装はそちらでどうにかしていただければ海上に簡素なレース場を作ることは可能ですが…いかがいたしましょう?」

提督「…大変ありがたいことだが、今回は遠慮させていただこう。ここにはバイクの免許を持っている者が少ないからな。艤装のバイクとはいえバイクはバイクだ。」

ケンペイニンジャ「…御意。では、今後の活躍次第でこの鎮守府の施設増設については見当ということを大本営には伝えておきます。」

ケンペイニンジャ「それと、もう一つ。この鎮守府に三名の艦娘が着任することが決定しました。」

提督「三人か。また自転車の乗り方を教えてやらねば。」

ケンペイニンジャ「一人は駆逐艦、残りの二人は正規空母とのことです。」

鳳翔「空母の娘が二人も!」パァァ

提督(空母連合がまた勢力を増すな…どうなることやら。)

ケンペイニンジャ「では、任務はここまでで。後は長門殿に謝罪を…。」

長門「私は何もしていない!だからアレはやめてくれえええええ!!」ガクブル

提督「…ケンペイニンジャ=サン、一体何をしたんですか?」

ケンペイニンジャ「…少々やりすぎました。」

その日の夜
フタヒトマルマル


提督「…残念だったなぁ。」

鳳翔「…提督。もう冬です。冷えますよ?」

提督「鳳翔…ああ、そうだな…。」

鳳翔「……。」

提督「…すまんな。約束守れなくて。」

鳳翔「…いえ、仕方のないことです。元々、無理だろうと思っていたことですから。」

提督「……。」

鳳翔「それでも、あなたは結果を出したじゃないですか。ここの鎮守府の艦娘全員を自転車に乗れるようにしたり、扶桑山城姉妹を勇気付けたり…島風ちゃんを進化に導いたり…。」

提督「ふふっ。あれは結局彼女らの努力が実った結果だ。俺はその手助けをしたに過ぎない。」

鳳翔「でも…十年前、龍飛を縛ってたものを壊して新しい世界に飛びたたせてくれたのは…あなたなんですよ?だから、今は鳳(おおとり)のように…新しい世界を翔けることができた。」

提督「それは…そうだが。」

鳳翔「そういえば、聞いたことがなかったですね。どうして私を助けてくれたのか。よければ…教えてもらえませんか?」

提督「…!!」

提督「……一目惚れだ。」ボソッ

鳳翔「なんですか?聞こえなかったのでもう一度…きゃあ!」

提督「鳳翔…本当ならもっと早く言いたかった…。だが…俺にはそれがずっと言えなかった。」

鳳翔「…提督。私、あなたに一つだけ嘘をついてました。」

提督「…なんだ?言ってみてくれ。」






鳳翔「…私、覚えてました。あの日、あなたが今日が何の日かって聞いた日。…あの日は、私とあなたが初めて出会った日です。」




提督「…!!そうか…覚えていてくれたのか…!そうか!」ボロボロ

鳳翔「提督、そんなことで泣いちゃって…恥ずかしいですよ?」

提督「いいんだ…俺が弱いところを見せられるのはお前だけなんだから…。」

鳳翔「提督…。」ギュッ

提督「……鳳翔、十年前から…ずっと伝えたかったことがある。」

鳳翔「……なんですか?」






提督「俺は…お前が…大好きだ!俺と結婚してくれ!!」









鳳翔「……私もです。提督…十年前からずっと…好きでした…。」





??「撃て!」


ドーン!ドーン!



提督「な、なんだ!?敵か!?」

鳳翔「な、なんでしょう!?」

ヒュ~…ドーン!!ヒュ~…ドーン!!


提督「…花火?一体誰が…?」

鳳翔「あ!あなた見てください!あの花火!文字になってます!」





提督殿 鳳翔さん ご結婚おめでとうございます!





ケンペイニンジャ「……サーキットは無理でしたがこれぐらいはさせてもらいましょう。お幸せに…。」

エピローグ


蒼龍「本日付で着任しました!蒼龍です!」

飛龍「同じく、本日付で着任しました!飛龍です!

天津風「我が名は天津風。疾風の番人。」


提督「ようこそ、我が鎮守府へ。早速お前たちに聞きたいことがある。」

蒼龍「聞きたいことですか?」

飛龍「好きな人ですか?そりゃあ多聞丸に決まって…。」


提督「君たちは自転車に乗れるか?」

二航戦「…はい?」

天津風「当然だ。何しろ私は未来から来たんだからな!」

蒼龍「自転車は乗ったことはないですけど、なんででしょう?」

提督「いやな?この鎮守府では全員まず自転車に乗れるようにならなくてはならない。だから乗れるか聞いたわけだ。」

飛龍「な、なるほど…。」

コンコン

鳳翔「失礼しますあなた…。あら、この人たちが新しく着任した…?」

提督「ああ、この蒼龍と飛龍は自転車に乗れない。だから指導を頼みたい。」

鳳翔「分かりました。それじゃあお二人ともこちらへ。案内するわ。」

二航戦「はい!」

蒼龍「あ、鳳翔さんの左手に指輪が…ケッコンカッコカリですか?」

鳳翔「いいえ、違いますよ。」

飛龍「え?ということはつまり…。」

鳳翔「ええ…本物の結婚です。」

提督「……結婚したんだな。俺と鳳翔は…。」

長門「いつまで指輪をジッと見ているんだ?仕事をするぞ。」

提督「ああ…仕事を早く終えなければ夜が楽しめない。」

長門「…なんか余計な言葉が聞こえた気がするのは気のせいか?」

提督「いーや、気のせいじゃないさ。夜は…『夜戦』の時間だ。」

長門「なっ…!真昼間からなんてことを言ってるんだ!!」

提督「夜戦の解釈は各々に任せよう!さあ!頑張るぞ!!」



鳳翔「在りし日の提督」提督「在りし日の鳳翔」 完!

無事完結です!読んでくださった方々に感謝です!

さて、前回同様おまけの時間です。

1、二航戦自転車特訓

2、未来から来た天津風VSアクセルシンクロ島風

3、ニンジャVSニンジャスレイヤー(龍田)

4、提督と鳳翔の夜戦

書けたら二つ、無理なら一つ…書いていきたいと思います。
あ、4の夜戦については分かりますよね?全年齢なんでエッチなのではないです(笑)

↓10ぐらいで見たい話の番号をお願いします!

圧倒的1!次いで2かな?
明日起きてから書き始めるから早くてお昼頃、遅くて夜かな?

さて、二航戦のキャラが掴めないぞ…?誰か教えておくれ…。
アニメでもうちょっと出番があればキャラが掴みやすかったんだが…。

俺、きっと頑張る。明日から本気出すから!!

とりあえず、史実で艦これ辺りを読むとしましょうか…

場合によっちゃ先に2を書くかもしれない。そうなったらごめんよ。

投下を開始する!
先に2を書いたことを許してくれ…

未来から来た天津風VSアクセルシンクロ島風



とある日、演習場にて

島風「よしっ!今日も頑張るよーっ!」

天津風「…貴様が島風か?」

島風「おうっ?そうだけどなーに?」

天津風「…貴様に決闘を申し込む。」

島風「…決闘?つまり演習?」

天津風「そう言うことになる。」

島風「いいよ!じゃあ、演習場に模擬戦の許可を…。」

天津風「必要ない。戦いはあそこで十分だ。」

島風「…海?ダメだよ。勝手に海に出たら提督に怒られちゃう。」

天津風「ほう、逃げるのか。」

島風「…なんかイラッと来るなぁ。」

天津風「クックック…さあどうする?ナメられたまま終わるか、それとも私を倒すか…。」

島風「いいよ…その勝負!受けてあげる!!」

天津風「決まりだ…。勝敗はどちらが先にレースを続けられなくなるかで決めよう。」

島風「レース?砲雷撃戦じゃなくて?」

天津風「ああ、バイクで戦うんだ。速さを競いどちらが速いか決めようではないか。」

島風「…よくわからないけど受けて立つ!!」

天津風(計画通り…。)

島風「連装砲ちゃん、今日もよろしく!!」

天津風「それが貴様の艤装バイクか。なるほど。旧世代の乗り物だな。」

島風「…連装砲ちゃんを馬鹿にしないで!!」

天津風「ならば、見せてやろう。新時代の艤装バイクを!!」

妖精さん「では、カウントダウン開始します!5!4!3!2!1!スタート!!」

ブロロロロロロロ!!

島風「おっそーい!!…って、ええ!?」

天津風「合体!!」

連装砲くん「ウガーッ!」

連装砲くんの形が変わると同時に天津風の下半身も形を変え機械らしくなる。

ガッシャン!!

天津風「見ろ!これが艤装バイクの最終進化形態だ!!」

島風「ぎ、艤装バイクと一体化した!?」

天津風「行くぞ!先手必勝!!」ドンドン!

島風「きゃあ!何!?砲撃!?」

天津風「言ったはず。勝敗はどちらが先にレースを続けられなくなるかで決めると。私はここで貴様を沈める。そして未来のこの地にサーキットを完成させるのだ!」

島風「何言ってるのかさっぱりだよ!!」

天津風「そうか。理解は遅かったか。」

島風「さっきから人を馬鹿にして…!!怒ったよ!!連装砲ちゃん!砲撃モード!」

ガシャン!ウィーン!ガコン!

島風「島風!砲雷撃戦入ります!!」ドンドン!

天津風「くっ!なかなかやるな…だが!これはどうかな!?」

連装砲くん「メインシステム、戦闘モード、エンペラーシステム起動。」

再び、天津風と連装砲くんの形が変わる。

その姿は人でも艦娘でもなく最早ロボットであった。

島風「ロ、ロボットみたいになった!?」

天津風「その通り!私は二十年後の未来のこの鎮守府のとある科学者、アカッシーによって生み出された艦娘!貴様を殺し、この鎮守府を破壊しここにサーキットを作り上げる!」

島風「サーキット!?でも、それは確か白紙になったって…。」

天津風「そうだ…島風。貴様のせいでな。」

島風「私のせい!?どうしてよ!!」

天津風「貴様は速さを求め過ぎた。私のいた未来では貴様はクリア・マインドという幻想に惑わされスピードを上げ過ぎた貴様は艤装バイクで資源置き場に突っ込み鎮守府を大火事に追いやった!それさえなければ私の鎮守府にはサーキットが出来ていたはずなんだ!!」

島風(あれ?私が突っ込んだのは倉庫じゃなかったっけ…。)

天津風「貴様さえいなければ…提督は死ぬことはなかったと聞く。そう、ここの提督は新任の提督だろう。」

島風「いやいやいや、提督は十年前からここにいるし!?死んでない!死んでない!」

天津風「だまらっしゃい!!」

島風「言葉遣いふっるーい!!」

天津風「…貴様は私を怒らせた。誰が貴様のプロトタイプだとぉー!?」

島風「言ってない!!そんなこと一言も言ってないよ!?」

天津風「もういい!さっさと沈めてやる!!貴様を沈め私が疾風の番人を名乗るのだ!!そして未来にサーキットを!!」

島風「疾風の番人…それが未来の私の二つ名か…。でも、私はその島風じゃないよ。」

天津風「…なんだと?」

島風「それを今から証明してあげる!行くよ!連装砲ちゃん!!」

ギュイイイイイイイイン!!

天津風「速度を上げた?無駄なことを!!この艤装帝アマツに敵うとでも!?」

島風(名前が変わってるけど気にしない!!無心に…風と一体になる…。)


ヒュイイイイイイン!


島風「来たっ!クリア・マインド!!レベル67島風に連装砲ちゃんをチューニング!!」

天津風「無駄だ!私の左腕、アマツアタックの攻撃を受け沈めぇ!!」

ヒュン!!

天津風「な!?き、消えた!?」

そして、天津風の背後から緑の閃光と共に進化した島風が姿を見せる!


流星島風「アクセルシンクロ!シューティングスターシマカゼ!!」

天津風「ば、ばかな!?クリア・マインドを成功させたというのか!?私の過去の記録ではそんなことがあったとは一つも!!」

流星島風「いっくよー!?ゼカマシーミラージュ!!」

天津風「ろ、六人に増えた!?だが…私をそう易々と倒せると思うなよ!!」

流星島風「一回目!天津風に攻撃!」

天津風「最初の攻撃は私の左腕のバリアで無効!」miss!

流星島風「二回目!天津風に攻撃!」

天津風「二度目の攻撃もバリアで…ぐぉおお!!」2!

流星島風「三回目!天津風に攻撃!」

天津風「クソッ!バリアが破壊されるとは!左腕を盾に!ぬおおお!!」3!

流星島風「四回目!天津風に攻撃!」

天津風「ならば相殺してくれる!アマツアタックの一撃は姫級といえど致命傷は避けられん!!」

ドゴーン!!

天津風「ば、ばかなあああああ!?」7!小破!

流星島風「五回目!天津風に攻撃!」

天津風「こうなったら奥の手だ…イグニッションブースト!」miss!

流星島風「最後!天津風に攻撃!!疾風断!!」

天津風「も、もう一回だと!?ばかな!この私が…敗れるなんてええええ!!」criticalhit!21!大破!

天津風は艤装ごと大爆発し合体解除された連装砲くんと共に海に叩きつけられた。

天津風「ここまでか…。」

流星島風「大丈夫!?」ガシッ

天津風「…なんのつもりだ。私は敗れた。未来は変えられなかった…。」

流星島風「…多分、あなたの言う過去は別の過去だと思う。」

天津風「…どういうことだ?」

流星島風「ここで私が突っ込んだのは倉庫。艤装バイクが大破して提督のバイク壊しちゃったけど…。」

流星島風「それに提督は生きてるし、サーキットについても今後の活躍次第では考えてくれるって大本営の人が言ってたって話してくれた。」

天津風「…そうなると、ここは別の過去のパターンだったというのか…。…タイムマシンは当てにならんな。」

流星島風「……とりあえず戻ろうか。提督に怒られに。」

天津風「…ああ。」

この後、私は提督にものすごい怒られた。もしものことがあったらどうするんだって。

天津風はというと…姿形なく消えていた。またいつか別の姿で会おう、という言葉を残して。

不思議なことに私以外、提督も、鳳翔さんも、一緒に着任したはずの蒼龍さんも飛龍さんも彼女のことを覚えてなかったとか…。

私は勝手に未来に帰ったんじゃないかと思っている。

そして……

三年後

島風「やっと完成したんだね提督。」

提督「ああ、時間はかかったがやっとな…。」

鳳翔「ふふっ。あなたずっと楽しみにしてましたものね。」



鎮守府のグラウンドを大規模改装しレース会場兼運動場としてサーキットが遂に建造された。

突如サーモン海域でしか目撃情報がなかった戦艦レ級が各海域を荒らして回っているという報告が入る。

緊急で作戦が立てられ数々の提督がこれに挑むも返り討ちとなっていた。

しかし、この鎮守府の島風たった一人の手によりこの事態は終息を向かえた。駆逐艦一隻がかの凶悪なレ級を単独で撃破すること事態不可能だと言われていただけに各鎮守府に衝撃を与えた。

これを受け大本営は今後の活躍を期待しサーキットの建造を許可したとか。

島風「ふふーん!このサーキットでも私が一番なんだからね!」

提督「ほう?そう上手く行くかな?」

島風「へ?」

提督「俺と鳳翔も当然参加するぞ?」

島風「えええ!?…大丈夫なの?」

鳳翔「ええ、十三年前はすごいスピードで運転してたんで大丈夫だと思いますよ?」

提督「あと、もう一人新しいヤツも来るしな。もうここに来るはずだ。」

島風「へぇ~、誰なの?」

提督「そいつはケンペイニンジャの紹介で来るらしいんだが…お?丁度来たか。」

天津風「いいサーキットね。私、天津風の出番ね!」

島風「…天津風?」

天津風「…久しぶりね、島風。今度は負けないわ…レースで勝負よ!」

島風「…望むところ!!」ニッ




ケンペイニンジャ「キオクソウサ・ジツとあの妖精殿のおかげであの艦娘の本来あるべき形に納まってよかったであります。」

ケンペイニンジャ「さて、後は今後あの明石殿が悪さをしないよう監視するだけでありますな…。」


未来から来た天津風VSアクセルシンクロ島風 完

短編っぽくまとまったかな?
これにて2は終了。

さあ、次は二航戦の自転車特訓…少々時間をいただきたい。未だにキャラが定まってないんだ…。
飛龍なんかは俺が提督になって赤城よりも先に着任して二人とも改二まで育てたというのに…。

セクシー路線で行くかそれともスパルタで行くか…。史実で艦これ読んだ感じだとスパルタかなぁ…?
明後日までには書き上げる!

二航戦でこんなのが見たいとかあれば書きやすいかもしれない。(必ず書くとは言っていないw)
ではまた~

マジレスすると天津風は陽炎型駆逐艦の9番艦で、次世代駆逐艦の島風型からすると先輩。
陽炎型の中で天津風だけは島風型駆逐艦のプロトタイプとして機関部が違う。
天津風を基に島風が作られたと言っても良い。

ちなみに「島風型」とはいうものの諸々の事情で島風しかいないのだけど。

>>186 解説ありがとうございます。

島風が連装砲ちゃん持ちなんで連装砲ちゃん系持ってる天津風、秋月、照月、秋津州のどれかにしようと思ったんですが、関連性のある天津風にした感じですね。

特に深い意味はないです。未来から来た設定は遊戯王ネタなのじゃ。

分かりづらくてごめんよ?

なんとなく二航戦ネタが固まってきた感じあるから頑張るよ…俺!

明日から本気出す!(初雪並)

では投下出来たら明日の夜また来ます!

投下開始します!

自転車作戦~蒼龍飛龍編~


エピローグ続きから…

蒼龍「鳳翔さん、そういえばどこに向かってるんですか?」

鳳翔「ええ、弓道場よ。」

飛龍「弓道場ですか?自転車の練習なのに?」

鳳翔「新しい空母の仲間が出来たんですもの。まずは紹介しないと。」

蒼龍「あ、そうですよね!ここにはどの空母の艦娘がいるんですか?」

鳳翔「そうねぇ…加賀さんに赤城さんに瑞鶴さん、翔鶴さん…後は大鳳さんですね。」

蒼龍「正規空母の艦娘ばかりですね!!軽空母の艦娘は鳳翔さん以外にいないんですか?」

鳳翔「そうね…なぜだかあの人は軽空母の艦娘を私以外増やさなかったわね…。」

蒼龍「なんででしょうね?」

~回想~

五年前

提督「軽空母の艦娘を二人ですか?一体誰ですか?」

提督「…はい?隼鷹と祥鳳?なんでまた?本人の希望?龍飛がいるから?」

提督「…その話、無かったことに。…なんでかって?ウチの鳳翔に悪い虫を近づけるわけにいかんだろうが!!」ガチャン!

提督「」イライラ

ガシッ!

長門「て、提督落ち着け!!大和田常務みたいなことしようとするな!!」

提督「鳳翔に手を出そうとする輩からかかってくる電話なぞ必要ないわ!!」

長門「ま、待てって!!鳳翔のことになると見境ないなお前は!!」

別提督「き、切られた…。」

隼鷹「な~提督。異動の話どうなった?」

別提督「すまん…ウチの鳳翔に悪い虫を近づけるわけにはいかんって一方的に…。」

祥鳳「多分、龍飛って名前を出したのがいけないと思いますよ?確かあそこの提督学校時代に龍飛さんを見つけ出して無茶苦茶やったとか聞きましたし。」

隼鷹「あ~そうなると私たちが龍飛さんのところからいなくなった頃か。まさか、艦娘になってたとか思わないしあの変な憲兵に捕まるとも思ってなかったしなぁ。」

祥鳳「まさかバイクごとネットで捕獲されるとは…。あの後龍飛さんに勝手についてきた連中が色々やってるとか聞いて心配しましたもん。」

隼鷹「それもその変な憲兵が制圧したとか聞くぜ?ま~、異動はまたの機会にしようぜ!生きてるってわかっただけでも十分だ!」

別提督「え?お前らまだ異動する気でいんの!?」


そんなことを知る由もない鳳翔であった。

鳳翔「さて、もう少しで弓道場ですが…飛龍さん大丈夫ですか?」

飛龍「一航戦…二航戦…ミッドウェー…。」ブツブツ

鳳翔「あら?」

蒼龍「あ…飛龍は艦娘になってまだ日が浅い方だから記憶が流れ込んできてるのかも…。」

鳳翔「ああ、なるほど…。」

飛龍「はぁーはぁー。…す、すいません突然…。」

鳳翔「いいのよ。私も昔よくあったから…。」

弓道場

鳳翔「ここです。飛龍さん、本当に大丈夫?」

飛龍「はい、大丈夫です…。」

鳳翔「無理はしないでね?じゃあ、開けますね。」


弓道場の入り口を開けた先に見えたのは…異様な光景だった。

瑞鶴「オラァ!立てや大鳳!そんなんじゃまた夜戦連合の乳壁にやられっぞ!」バキッ!

大鳳「す、すいません姐さん!」

瑞鶴「最近じゃあ新入りのウサギ野郎が抜けやがったからこっちの戦力はジリ貧なんだよ…敵はニンジャの総本山。こっちもニンジャになれば多少は…あ!」

大鳳「あ!」

鳳翔「……。」

瑞鶴「た…龍飛さん、じゃなかった、鳳翔さん、こんにちわ…あは、あははは。」

大鳳「」

鳳翔「瑞鶴…後輩の指導には目をつむるとしましょう。…だけど、夜戦でもないのに戦闘服、ましてや暴力で指導とは。」

瑞鶴「あ、いえ…その…。」

鳳翔「改二になってから調子に乗ってしまったようですね。問答無用。提督のところに行きましょうか。」

瑞鶴「ひええええええ!!鳳翔さん!ごめんなさい!もうしませんから!!」

鳳翔「謝る先が違いますね。謝るなら大鳳さんだと思いますが。まあ、謝ったところで許してもらえるとは思いませんが。」

瑞鶴「大鳳おおおおお!ごめんなさあああああい!!」

大鳳「…反省してきてください。」

瑞鶴「そんなああああああ!!」

鳳翔「すいません。ちょっとこの鶴を提督に引き渡してくるのでここで待っていてください。」

蒼龍「は、はい…。」

大鳳「……。」

蒼龍「……。」

飛龍「……。」

大鳳「…お見苦しいところを見せてしまいましたね。」

蒼龍「…怪我、大丈夫ですか?」

大鳳「ええ、この程度なら…。えっと、自己紹介がまだでしたね。大鳳です。」

蒼龍「あ、蒼龍です。よろしくお願いします。」

飛龍「飛龍です。よろしくお願いします。」

大鳳「と、なると二航戦の方々ですか。加賀さんと赤城さんが喜びそうですね。」

飛龍「加賀さんと赤城さんは何処にいるんですか?」

大鳳「この時間だと…多分バイクのメンテナンスだと思います。」

飛龍「バイク!?万年大飯ぐらいじゃないんですか!?」

蒼龍「飛龍!その言い方は流石に失礼だよ!?」

大鳳「他はどうか知りませんがここにいるお二人は今のところ三度の飯よりバイクですね。」

大鳳「あ、聞いてるとは思いますけどここの空母の艦娘はバイクの免許を取らないといけません。」

蒼龍「はい?」

大鳳「あ、聞いてなかった口ですか。ここの空母艦娘は鳳翔さんを筆頭にバイクグループ空母連合を立ち上げたんです。現在、自転車派グループ夜戦連合と派閥を争ってますが…。」

蒼龍「なんか物騒ですね…。」

大鳳「まあ、参加不参加は各々の自由ですからね。基本的にみんな優しいですし。ただ、スイッチはいると怖いし容赦ないですけど…。」

その頃の瑞鶴

提督「瑞鶴、何か言いたいことはあるか?」

瑞鶴「…いいえ。ありません…。」ガクブル

翔鶴「鳳翔さん、提督、瑞鶴が大変申し訳ないことを…!」

鳳翔「翔鶴さん、二航戦の二人を弓道場に待たせているので空母連合のメンバーで自転車講習を任せてもいいですか?これからお仕置きの時間になりますので。」

翔鶴「は、はい!分かりました!」

瑞鶴「ああ!待って翔鶴姉!!翔鶴姉ー!!」

翔鶴「…ごめんね瑞鶴。でも、罰は受けるべきよ!」

提督「…というわけだ。では先生お願いします!」

電「捕まったマヌケな鶴がいると聞いたのです!」

瑞鶴「待って提督さん!!電は問題行動多すぎて今はあきつ丸が監視してるんじゃないの!?」

提督「あきつ丸曰くたまには息抜きも必要らしいからな。安心しろ、俺と鳳翔も見てるからそんなにヤバいことはさせないから。」

瑞鶴「そ、それなら…。」

電「瑞鶴さんは『鶴の恩返し』を知ってますか?」

瑞鶴「『鶴の恩返し』?確か罠にかかってた鶴をおじいさんが助けて鶴が女の人になって自分の羽ではたを織って着物を作るって話だったと思うけど…。」

電「今から瑞鶴さんの全身の毛を一本一本抜いて何か作るのです。」

瑞鶴「はぁっ!?」

電「頭の毛は勘弁してやるのです。当然下の毛も抜くのです。」

瑞鶴「ちょっ!?提督さん!これアウトでしょ!?」

提督「ギリチョンだな。俺は鳳翔以外の裸体を見るわけにはいかないから退室するぞ。」

鳳翔「あなた…。」ポッ

提督「鳳翔…。」

瑞鶴「そんなラブシーンはいらないから!!」

電「安心するのです。この漫画の八巻では主人公がヒロインの弟の全身の骨の半分を折って半殺しにしているのです。それに比べたら可愛い物なのです。」

瑞鶴「それと比べたらでしょ!?」

電「そろそろ始めるので提督は退室して欲しいのです。」

提督「おう、じゃあ、鳳翔頼んだぞ。」

鳳翔「はい、あなた…。」

電「じゃあ、何処の毛からにしましょうか…。」

瑞鶴「ヒッ!?こ、来ないで…!!」

電「わき毛とかから始めるのです!まあ、瑞鶴さんは剃ってるって聞くんで強引に根元から抜くのです。」

瑞鶴「…ぎゃああああああ!!」ブチィ!ブチィ!

ちょっとマウスの電池が切れるという事態が発生したから電池買いに行くついでにご飯食べてくる

再開は多分フタヒトマルマルぐらい

少し早いけど投下始める!

所戻って弓道場

翔鶴「こんにちは…あら、その二人が。」

蒼龍「はじめまして、蒼龍です!」

飛龍「飛龍です!!」

翔鶴「どうも、先ほどここでやらかした瑞鶴の姉の翔鶴です。鳳翔さんに自転車の講習を任されましたので早速指導していきたいと思います。大鳳、手伝ってね?」

大鳳「もちろんです!」

翔鶴「さて、とりあえず乗ってみてもらえるかしら?」

蒼龍「はーい!よいしょっ!」

飛龍「よいしょっと、これでいいんですか?」

翔鶴「はい。そしたら両足を地面から離してペダルに乗せて漕いでみてください。」

蒼龍「よし!お?おおおおお~!?」フラフラ

翔鶴「意外と行けるかも!?」

蒼龍「ああ!」ガッシャーン!

大鳳「なっ!?」

翔鶴「ああ、残念…大鳳どうしたの?」

大鳳「い、いや、なんでも…。」

蒼龍「飛龍ー!頑張ってー!」

飛龍「行くよ!…って、うわあああ!」ガッシャーン!

大鳳「ぐああああああ!!」バッターン!

翔鶴「飛龍さん!?大鳳に関してはどうしたの!?」

大鳳「見間違えじゃなかった…転んだときに見えた…豊満な胸と…太もも…。」ガクッ

翔鶴「あ、ああ…。」

蒼龍「飛龍、大丈夫?」

飛龍「ま、まあ大丈夫よ。多聞丸のしごきに比べたら…!」

翔鶴「ごめんね!ちょっと大鳳を医務室に運んでくるから!」




??「空母連合の戦力は瑞鶴、大鳳がリタイア。今夜、提督と鳳翔さんは自室にて何かをする模様。潰すなら…今日。」

??「新人空母二人はどうします?配属されたばかりですし…。」

??「いや、ここは電を使って扶桑姉妹のように痛みを知ってもらおう。ここでは我々夜戦連合が上だということを教えてやらねば。」

??「了解。では、今夜決行で。」


その日の夜

フタヒトマルマル

蒼龍「いやぁ~疲れたね!でも、もうちょっとで行けそうかな!」

飛龍「いいな~蒼龍。私なんか全然だよ…多聞丸のしごきに比べたら全然だけどさぁ。」

電「こんばんわなのです!」

蒼龍「えーっとあなたは?」

電「電なのです!」

蒼龍「はじめまして!蒼龍よ!」

飛龍「こんばんわ。飛龍です!」

電「ちょっと二人ともこっちに来てほしいのです。」

蒼龍「え?そっちになにかあるの?」

電「なのです!」

電「これなんですが使いますか?」

蒼龍「これって…お守り?」

電「瑞鶴さんの全身の毛を抜いて作ったのです!自転車に乗れるように祈りながら抜いたのです!瑞鶴さんも泣きながら喜んでくれたのです!」

蒼龍(それって痛くて泣いてるんじゃ…。)

飛龍「あ~これがお仕置きってことか~。」

電「なのです!要らなかったら捨てていいのです。後、そろそろ部屋に戻った方がいいのです。」

蒼龍「え?これから何かあるの?」

電「夜戦連合が鎮守府の覇権を握りに空母を全員倒そうとしてるのです!このままじゃ巻き込まれるのです!」

蒼龍「ええええ!?」

飛龍「内部で暴動って時点で大分ヤバい気がするんだけどなぁ…。」

電「とにかく!早く部屋に戻らないとニンジャが…ふにゃああああ!?」ドーン!

蒼龍「い、電ちゃああああん!?」

電「」

飛龍「…大丈夫、脈はあるよ。それよりも…。」

那珂「ドーモ、はじめまして!センターでーす!キラッ☆プラズマ=サンはリクグンニンジャ=サンの影響か凶暴面が出てなかったから…代わりに私があなたたちに夜戦連合の恐ろしさを教えてあげる!!」

飛龍「蒼龍!逃げるよ!!」

蒼龍「う、うん!!」

那珂「逃がさないよ!…グワーッ!?」

??「ドーモ、はじめましてぇ~。ニンジャスレイヤーよぉ~。ニンジャ倒さないと天龍ちゃんが帰ってこないのよね~。カイシャク!」

那珂「アバーッ!?サヨナラ!!」大破!

蒼龍「あれ?追いかけてこないね?」

飛龍「油断禁物だよ!ほら!!」

加賀「クッ!バイクを守りながらだと…!」

不知火「おっと、新しいお方も見えたので再度挨拶を。ドーモ、ヌーイヌイです。」

加賀「あの二人は今日着任した…危ない!」

不知火「私のオチド・ジツで沈め!イヤーッ!」

加賀「グアーッ!!」

飛龍「加賀さん!?」

不知火「チッ。盾になりましたか。まあいいでしょう。空母連合も残るは赤城、翔鶴の二人。後はそこにいる新人二人だけ…!イヤーッ!」

加賀「逃げなさい!部屋に戻りさえすれば手出しは…グアーッ!!」バタッ

蒼龍「加賀さん…ごめんなさい!」

飛龍「スイマセン!」



不知火「フフッ。このヌーイヌイが逃がすとでも!?」

??「あら~。ドーモ、ヌーイヌイ=サン。ニンジャスレイヤーよぉ~。」

不知火「むっ!?あ、あなたは!?私たちの味方では…グワーッ!?サヨナラ!」大破

とりあえずここまで。

続きはまた明日。

3と4もちょっとだけ組み込んでる。あくまでもちょっとだけ、いいね?

明日で完結予定です。

二航戦これじゃない感あったらごめん。

とうとうプラズマ言っちゃったよww

オチド・ジツ 酷い名前だ

>>223 ニンジャネームだから仕方ない
>>224 すまん、本当なら3が選ばれたらこと細やかに説明するつもりだった

ラストまで一気に投下します

飛龍「はぁはぁ…もうすぐ部屋だよ!」

蒼龍「どうしてこんなことに…あ!赤城さん!?」

赤城「」チーン

川内「ドーモ。ヤセンニンジャです。」

神通「ドーモ。ニスイセンです。センター=サンはしくじったようですね。まあ、ここで片づけてしまえばいいわけですが。」

蒼龍「アイエエエエエ!!」

飛龍「後少しなのに!」

川内「観念してハイクを詠みな。楽にしてあげるから。」

??「Wasshoi!ドーモ、夜戦連合=サン!ニンジャスレイヤーよ~!そこのお二人、そこでジッとしてないと死んじゃうわよぉ~。」

神通「ドーモ、ニスイセンです。裏切ったな!ミゾオチ・ゴーメン!」

川内「ドーモ、ヤセンニンジャです。私のカラテの制裁を受けろ!イヤーッ!」

??「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」

神通「そ、そんな!なんてワザマエ!?ミゾオチ・ゴーメンを受け流すとは!」

川内「ヤツのワザマエ…一体どこで鍛錬を!?」

二航戦「……なにこれ。」ポカーン

神通「イア!イア!イア!」

川内「イヤヤヤヤーッ!!」

??「クッ…二人がかりはちょっときついわぁ…。」

神通「食らえ!スイライケン!!」

??「グワーッ!…一対一ならまだ…。」

川内「小童め!ここまでだ!イヤーッ!」

あきつ丸「イヤーッ!」

川内「ぬうっ!?リクグンニンジャ=サンか!?」

あきつ丸「たつt…ニンジャスレイヤーさん!ここは任せてほしいであります!そこのお二人を部屋に!ヘヴンズドラゴン=サンは屋上にいるであります!!」

??「かたじけないわ!行くわよ?死にたくなければつかまっててね~?Wassoi!」

蒼龍「きゃあああああ!」

飛龍「うああああああ!」


二人はそこで意識を失った。気がついたのは朝だった。

翌朝
マルハチマルマル

飛龍「…ハッ!ニンジャ!?…夢だったのかな?」

蒼龍「zzz…」

飛龍「蒼龍起きて~。朝だよ~。」

蒼龍「んん~?…おはよ飛龍。」

飛龍「おはよ。ねえ、蒼龍、昨日の夜のこと覚えてる?」

蒼龍「昨日の夜?確かニンジャが…加賀さん!!」

飛龍「今すぐ確認しに行こう!」

蒼龍「がってん!」

廊下

飛龍「急いで蒼龍!」

蒼龍「ま、待ってって…あ!飛龍あれ!」

飛龍「え?何?…ええっ!?」



天龍、龍田、川内、神通、那珂、不知火、あきつ丸「」吊し上げ

提督「なにか言いたいことはあるか馬鹿共。」半ギレ

一同「「「いえ、ありません…。」」」

提督「言ったよな?夜戦で怪我するぐらいならハメを外してもいいが相手を必要以上に痛めつけるなって。」

一同「「「はい…。」」」

提督「しかも、昨日は俺と鳳翔が楽しく酒飲んでるところに乱入してきやがったな?昨日は吊るすだけにしたが今日もイライラが落ち着かんどうしてくれようか…?」

一同「アイエエエエエ!!」

鳳翔「……全員補助輪を付けて空母連合の被害を与えた人たちに土下座でもしてもらいましょうかぁ?」半ギレ

二航戦(補助輪…?)

不知火「アイエエ!?そ、それだけは…補助輪だけはご勘弁を…!!」

鳳翔「あなた、どうしましょう?」

提督「鳳翔は優しいんだな。補助輪もいいけどもっと効果があるのがあるぞ?」ゴニョゴニョ

鳳翔「ああ、それはいいアイディアですね!流石あなた!」

提督「じゃあ早速用意を…お、蒼龍、飛龍。丁度良かった。今日は自転車じゃなくて別の訓練にしてくれ。」

二航戦「は、はぁ…。」

弓道場

加賀「流石に気分が高揚します。」バシュッ

赤城「一航戦の誇り!!」バシュッ

天龍「うわああああ!危ねぇ!!」

加賀「生きてて丁度いい的です。当ててしまっても?」

提督「この際構わん。そしてしばらく夜戦は禁止だな。」

加賀「バイクについた傷の恨み!!」バシュッ

不知火「ぎゃああああ!?オチド・ジツを使ったことは謝ります!謝りますからああああ!!」

龍田「復讐に走った結果がこれなのね…。」

神通「ぼ、ボス!申し訳ありません!二度と…二度とこのようなことをしませんから!!きゃああ!!」

那珂「か、顔はやめて…ぐはぁ!!」

鳳翔「お仕置きはお仕置きです。そう易々と逃げられては困るんですよ…。」バシュッバシュッバシュッ!

神通「きゃああああ!私を超えるスパルタあああああ!!」

提督「さ、お前たちもあの的目掛けて射撃訓練してくれて構わん。」

蒼龍「ええ!?ちょっと気が引けますよ…。」

飛龍「一応、先輩方ですし…。」

提督「…まあそうだよな。じゃあ、お前たちは自転車講習に戻るか。俺が見てやる。」

飛龍「はい、お願いします…。」

グラウンド

蒼龍「わったった!!」ガッシャーン!

飛龍「いった!」ガッシャーン!

提督「二人とも結構惜しいところまで来てるんだな。」

蒼龍「そうですか?」

提督「ああ、後はバランスと速さかな。それさえどうにかできれば成功しそうだ。」

島風「速さと聞いて!」

提督「呼んでないぞ。」

島風「目指せ!オーバートップ・クリア・マインド!」シュッ

蒼龍「と、突然現れて突然消えた…?」

飛龍「か、彼女は一体…?」

提督「島風のヤツ、そろそろケンペイニンジャの最速スピードに追い付くかもしれんな…あれこそリアルニンジャだろ…。」

飛龍「て、提督?」

提督「あいつにニンジャネーム付けるとしたら…バンディットかラビットで決定だな。ああ、すまん。ちょっと考え事をな。」

提督「さ、もう一度だ。バランスと速さを意識してやってみろ。」

蒼龍「はい!じゃあ、行きますよ!」

提督「お、いいぞいいぞ!」

蒼龍「の、乗れてる!乗れてるよ!飛龍!!」シャーッ

飛龍「すごいじゃん!よし!私も…」

飛龍「どぉよ!…おっとっと!」ブレーキ

提督「慢心は禁物だな飛龍。もう一回。」

飛龍「はい!見てて多聞丸…!」

飛龍「…やったぁ!今度こそ乗れたぁ!!」シャーッ

蒼龍「おめでとー!飛龍!」

提督「案外あっさり終わったな。流石は二航戦といったところか。」

提督「それにしても…あの太もも…。いや、鳳翔には敵わんな。」

鳳翔「お呼びですか?」

提督「おお、鳳翔。ただの独り言だ。あの二人はどうするんだ?バイクに乗せるのか?」

鳳翔「いえ、それは本人に任せます。あの時は昔の仲間と走って楽しかった時期を思い出して少々強引に空母の皆さんをバイクの道へ引き込んでしまいましたが…。」

提督「それは、俺と出会う前の話か。」

鳳翔「ええ。彼女たち二人とは気が合って三人でよく笑ってました。でも、突然いなくなってしまって…。それからあのグループができて…あなたと出会って。」

提督「ん?二人?…一応聞いておくがその二人の名前は?」

鳳翔「えっと…橿原丸と剣埼が本名って言ってましたが、本人たちは隼鷹、祥鳳と呼んでほしいと…。」

提督「」

鳳翔「あれ!?あなたどうしました!?」

提督「…すまん、鳳翔。その二人多分知ってる…。」

鳳翔「えっ!?本当ですか!?」

提督「五年前に異動の申し出で軽空母二人がこっちに来たいって言うから理由を聞いたら龍飛さんがいるからって言いやがったから、またあのグループの連中だとばかり思って…。今でも何度か異動の申し出が来てる…。」

鳳翔「ええっ!?」

提督「鳳翔…ごめんなさい。」土下座

鳳翔「あ、あなた!?いいんですよ!私のためを思って断っててくれたんですから!」

提督「断る前にお前に聞けばよかった…許してくれ…。」ズーン

鳳翔「お、落ち込まないで!?蒼龍さん!飛龍さん!提督を元気づけるの手伝ってくださーい!」オロオロ



蒼龍「あれ?提督土下座してる?」チャリン♪

飛龍「元気づけてほしいんだってさ。行こ!蒼龍!」チャリン♪

蒼龍「がってん!」

蒼龍「提督!見て見て!」

提督「何をだ…?」

飛龍「いくよ~!せーのっ!」



二航戦「二人は二航戦!!」ビシッ!

提督「……。」ポカーン

鳳翔「……。」ポカーン

蒼龍(あれ?もしかしてスベった?)

飛龍(や、やっちゃった!?)


提督「プッ…落ち込んでるのがバカらしくなってしまったよ。ありがとうな、蒼龍、飛龍。」

鳳翔「…??」

蒼龍「アッハイ。」

飛龍「お役にたてたなら…。」


こうして、二航戦は自転車講習を無事終えた。



そして、半年後…

龍飛(鳳翔)「え~、今夜は夜戦連合壊滅を祝っての祝賀会です。皆さんよくやってくれました。挨拶はここまでにして…乾杯!」

空母連合一同・提督「「「かんぱーい!!」」」

赤城「この唐揚げ美味しいですね!」

祥鳳「お口にあったならよかったです!」

隼鷹「かぁ~っ!勝利の酒は美味いねぇ!!」

大鳳「ううっ…おっぱいばっかり…。」

瑞鶴「脂肪の塊だと思えばいいのよ。」

加賀「頭に来ました…ヒック。」

翔鶴「きゃあああ!加賀さんやめて!私の服を破こうとしないで!!」

飛龍「龍飛さん、お酒注ぎますよ!」

龍飛「あら、ありがとう。」

蒼龍「じゃあ、私は提督ね~!」

提督「おう、すまんな…って頭からかけようとするんじゃない!」

ワイワイガヤガヤ


龍飛「…にぎやかで楽しいですね。」

提督「まったくだ。これが本来ならもっと早く見られるはずだった…。俺の早とちりのせいで…。」

龍飛「いいんですよ。今こうして、かつての仲間、今の仲間と一緒にお酒を飲み、笑って、こうして過ごせるだけで私は幸せです…。」

龍飛「ねぇ、あなた…。」

提督「ん?」クイッ









龍飛「…そろそろ、子供が欲しいです。」ポッ

提督「ブッフォッ!?」

空母連合一同「「「 !! 」」」

提督「お、お前そんなことを不意ついて言うな…。」

龍飛「ダメですか…?」

提督「ダメって…そんなことないが…。ゲッ!?」

隼鷹「なになになに!?遂に子作りか!?ヒャッハー!こいつはおめでただねぇ!」

祥鳳「提督!龍飛さんのお願いなんですから!ちゃんと叶えてあげてください!」

提督「ま、まてまてまて!!」

加賀「そこは龍飛さんは譲りません。」

赤城「お子さん抱っこさせてくださいね!」

瑞鶴「提督さん!ちゃんとコウノトリに運んでもらうようにお願いするんだよ!?」

大鳳「え?キャベツ畑では?」

翔鶴「二人とも間違ってますよ…。子供は…。」

蒼龍「あ~!提督顔真っ赤だ!!」

飛龍「照れてる照れてる~!」

提督「ちょっ!お前ら!」

龍飛「あなた。」

提督「えっ!?」

龍飛「今夜は…寝かせませんよ。」ニコッ



自転車作戦~蒼龍飛龍編~ 完

無事完結しました。
呼んでくださった方々、ありがとうございます。

え?鳳翔さんと提督の夜戦(意味深)描写?
すまんな…これの続編書くことがあれば考えるよ…。(エロ描写を書く自信がない)

さて、次は何を書こうか大体考え付いてるので近日中にまた。
でも、先に半月放置してるPixiv小説を片づけなければ…。

次回作は深海棲艦ネタで書きたいと思います。

ありがとうございました。依頼は後程出します。

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