【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【五路線】 (930)

*安価作成キャラによるオリロンパです。

*ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります。

*舞台はオリジナル【コロシアイ特急列車】です。

*当然の事ながらオリキャラとなりますのでご注意ください。

*前スレ一覧

〔キャラ作成~STATION1〕
【オリロンパ】安価キャラでコロシアイ特急列車の旅【安価】
【オリロンパ】安価キャラでコロシアイ特急列車の旅【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439992477/)

〔STATION2〕
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【二駅目】
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【二駅目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441287431/)

〔STATION3〕
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【三両目】
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【三両目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442840996/)

〔STATION4〕
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【四本目】
【オリロンパ】冤罪殺人鬼と絶望のコロシアイ特急列車【安価】【四本目】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446480087

〔乗客名簿〕

〔男子〕

・皐月 翼(サツキ ツバサ)
・才能…〈超高校級の殺人鬼(偽)〉
・性格キーワード
〔主人公〕…原則的に被害者にもクロにもならない。
〔冤罪〕…殺人鬼と言われていながら実は人を殺した事がない。
〔蛮勇〕…周囲を全く配慮しない向こう見ずの勇気。
〔高いコミュ力〕…普段のコミュニケーション能力は人より高い。

・伊方 五右衛門(イカタ ゴエモン)
・才能…〈超高校級の幸運〉
・性格キーワード
〔アルターエゴ〕…人工知能。生前と変わらない会話が可能。
〔歴史マニア〕…歴史に関して詳しい。
〔鬼畜眼鏡〕…人を泣かせる事が好きなとんでもない眼鏡。
〔優しい〕…一応優しさもあります。

・陸海 空助(リクカイ クウスケ)【DEAD】
・才能…〈超高校級のフィクサー〉
・性格キーワード
〔家庭的〕…家事が得意。炊事、掃除、洗濯、裁縫なんでもござれ。
〔トラウマ持ち〕…過去に何かあったのかトラウマを抱えている。
〔迷推理〕…推理に関しては全く役に立たない。模擬刀の先制攻撃だべ!

・安田 順(ヤスダ ジュン)【DEAD】
・才能…〈超高校級の監督〉
・性格キーワード
〔背が低いのを馬鹿にされたくない〕…ちびっ子。本人的には男なのもあって非常に腹立たしいようだ。
〔泣き虫〕…よく泣く。
〔癇癪持ち〕…短気。背をバカにされると泣きながら怒り出す。

・石原 カイ(イシハラ ――)
・才能…〈超高校級の卓球選手〉
・性格キーワード
〔色情魔〕…性欲が異常なまでに強い。女子に対してはそういう目でしか見えない。
〔フレンドリー〕…親しみやすいが男子限定。
〔天才肌〕…卓球以外にもまるで天才のような雰囲気を漂わせている。

・下田 慧(シモダ ケイ)【DEAD】
・才能…〈超高校級の演劇部〉
・性格キーワード
〔いいやつ〕…紛れもない善人。
〔芸人気質〕…人を笑顔にする行動を進んでやる。
〔心が男性〕…女役が多いため勘違いされやすいが心はしっかり男。

・クロード・イーストウッド
・才能…〈超高校級のガンマン〉
・性格キーワード
〔後ろに立つな〕…後ろに立たれる事を極端に嫌う。
〔不撓不屈〕…どんな困難にも挫けない意志の強さ
〔トリガーハッピー〕…引き金を引く事に至上の喜びを感じる。

・霧ヶ島 司(キリガシマ ツカサ)【DEAD】
・才能…〈超高校級の巫女〉
・性格キーワード
〔男の娘〕…男でありながら巫女の格好をしている。
〔田舎者〕…山奥の村出身。世間知らずもあって知らない事が多い。
〔世間知らず〕…神社で過ごしてきたため世間を知らない。
〔布教癖〕…神道の話をして信仰してもらおうとしてしまう。

〔女子〕

・笹山 ミチル(ササヤマ ―――)
・才能…〈超高校級のダンサー〉
・性格キーワード
〔意識高い〕…自らの命題について強く意識し、行動している。
〔享楽主義〕…自らの快楽の追求が最上命題。
〔氷の女王〕…冷たく、自分の興味外の事柄は切り捨てる傾向にある。

・墨染 優里(スミゾメ ユウリ)
・才能…〈超高校級の新聞部〉
・性格キーワード
〔誇張〕…調べた内容はとにかく誇張。葉隠の占いは七割当たるなど平気で書く。
〔突撃取材〕…ネタのためならプライバシーなんて知りません。
〔嫌われ者〕…やりすぎて周りからは嫌われている。

・立木 亜里沙(タチキ アリサ)
・才能…〈超高校級の読書家〉
・性格キーワード
〔高い女子力〕…女子力が高い。お洒落にもきちんと気を遣います。
〔占い好き〕…朝の占いは欠かさずチェックしているほどの占い好き。
〔清楚〕…清らかですっきりしている。謙虚さがますます女子力を高めている。

・平野 夢(ヒラノ ユメ)【DEAD】
・才能…〈超高校級のベーシスト〉
・性格キーワード
〔姉貴分〕…頼りがいのあるみんなのお姉さん。
〔パンク好き〕…パンクロックが大好き。ベーシストを始めたのも憧れから。
〔聡明だけどお調子者〕…物事に対する理解力が高く賢い。しかし言動は軽めなので誤解されたりもしてしまう。

・神崎 真夏(カンザキ マナツ)【DEAD】
・才能…〈超高校級の心理カウンセラー〉
・性格キーワード
〔毒舌〕…辛辣な物言いをする。ただしそれで空気を悪くさせたりはしないようにしている。
〔明るいムードメーカー〕…周りを明るくする事が得意。
〔聡明〕…カウンセラーだからか理解力が非常に高い。

・美影 団居(ミカゲ マドイ)【DEAD】
・才能…〈超高校級の放送委員〉
・性格キーワード
〔猫口調〕…語尾ににゃあやにゃんとつける。
〔感受性が高い〕…感じ取る能力が強い。しかし環境や人に左右されやすい面も。
〔遅刻魔〕…時間を守る事が出来ない。彼女と待ち合わせしたいなら一時間前の時間を伝えよう。

・物述 かぐら(モノノベ ―――)【DEAD】
・才能…〈超高校級の小説作家〉
・性格キーワード
〔クールで真面目〕…感情を高ぶらせたりせず、誠実に生きている。
〔好きあらば自己アピール〕…自分を好きでいてくれる人にはついつい自己アピールしてしまう。
〔常識人〕…それでも常識はしっかり兼ね備えています。

・岩崎 和音(イワサキ カズネ)【DEAD】
・才能…〈超高校級の車掌〉
・性格キーワード
〔責任感が強い〕…車掌という職務上責任感がとても強い。
〔ドジッ子〕…何らかのドジをやらかしてしまう。本人に悪意は全くない。
〔マニュアル至上主義〕…予定外の行動だとドジなのでマニュアルを至上としている。

導入だけですが開始します。

【第五学級裁判場】

皐月「…………」

モノクマ「大正解!」

モノクマ「それでは!今回は〔超高校級の―――〕――――に相応しいスペシャルなおしおきを用意しました!」

モノクマ「それでは張り切ってまいりましょう!」

皐月「やめろ…………」

モノクマ「おしおきターイム!!」

皐月「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」


……絶望しない。

どんなに辛くても、どんなに悲しくても俺は絶望しない。


だって俺は。

皐月翼という人間は。







そういう、人間なんだから。












STATION5〔そして笑顔で希望(きみ)は消えていく〕(非)日常編






【第四学級裁判場駅】

皐月「……」

慧が殺されて、その犯人は内通者の物述さんだった。
物述さんはあの事件で死んだ俺の友達の家族だった。
そして……あの事件の犯人はその友達だった。

皐月「はあ……」

いきなり色々と入ってきた情報で俺の頭はパンク寸前で。
一人になりたいからって今もみんなから離れて一人でいた。

皐月「……あれはさすがになかったな」

希望を持てないって言うならともかくどうして絶望出来ないんだ、なんて……何言ってるんだ俺は。

皐月「……」

だけど本当にどうしてなんだ?
なんで俺は……これだけあっても絶望しないんだ?

立木「あ、あの皐月君」

皐月「……立木さん?」

立木「ちょっと、隣いいですか?」

皐月「……いいけど」

立木「……」

どうしたんだ?ただ隣に座るだけなんて……

立木「……」

もしかして……

皐月「立木さん」

立木「……はい?」

皐月「……泣きたいなら肩貸すけど」

立木「えっ……」

皐月「辛いんだろ?物述さんの事」

立木「でも、皐月君……」

皐月「俺、今は泣けないみたいだから。立木さんが今泣きたいなら俺に合わせて我慢しなくていいんだよ」

立木「……ごめんなさい、ありがとうございます」

立木さんは俺の肩に額をつけた後……声を殺して泣き出した。

皐月「……」

俺は何も言わず、ただ黙ってそこにいる。
それが……今の俺にとってもいいような気がした。

短いですが本日はここまで。

それではまた次回よろしくお願いします。

再開します。

どれぐらい立木さんに肩を貸していたか……
それを止めたのは遠くから聞こえる列車の音だった。

皐月「……来たみたいだな」

立木「はい……」

モノクマ「お待たせ!それじゃあオマエラ、乗り込んでください!」

伊方「石原、電子生徒手帳のマップは更新されたか」

石原「うむっ、下田殿の部屋は【展示室】、物述殿の部屋は……むっ?」

クロード「どうした?」

石原「物述殿の部屋だけ何なのか表示されていないぞ……?」

伊方「なんだと?」

墨染「怪しいですねぇ……見に行きましょうかミチルさん!」

笹山「一緒になんて行かないわよ」

墨染「本当に意地悪ですね!でもそこがいい!」

笹山「……はあ」

皐月「……モノクマ」

モノクマ「なに?」

皐月「慧の遺品は」

モノクマ「ああ、あれならどうせ欲しいだろうから部屋に置いといたよ」

皐月「……だったらいい」

【三号車・廊下】

墨染「鍵がかかってますね……クロードさん、お願いします」

クロード「は?」

墨染「ここはもう壊しちゃってくださいよ!骨は拾いますから!」

クロード「ふざけんな」

笹山「墨染が壊しなさい。ただしあなたの血で少しでも私を汚したら……」

墨染「どっちにしろ痛い目に遭うんですね!?」

伊方「ここにきて開かない部屋か……」

石原「意味があるのだろうか……」

伊方「ないとは思えんな」

立木「開かない部屋、ですか……」

皐月「もしかしたら脱出の手がかりがあるのかもしれないな……」

【八号車・展示室】

皐月「……なっ」

展示室と表示されている部屋に入った俺達が見たのは……五つのガラスケースだった。

一つは小さな人形が女らしき人形のお腹を包丁で突き刺している。

一つは猫の耳を付けた女の人形が右手のカッターナイフで車掌の制服を着た女の人形を切りつけている。
そばには巫女服を着た男の人形が頭を真っ赤に染めて倒れていた。

一つは男の人形がドクロの書かれたビンとナイフを持っている。
そばには女の人形が倒れていて、近くに大量の赤い染みもあった。

一つは銃を持った女の人形が腕の辺りを赤く染めている。
そしてそばには男の人形が倒れていた。

五つ目は何も入ってない。
当たり前だ。

展示室は……今までこの列車で起きたコロシアイを展示してるんだから。

皐月「……」

悪意しか感じられないその部屋……誰も口を開かずに外へ出て行った。

皐月「……」

そしてそれは、俺も例外じゃなかった。

【十一号車・皐月の部屋】

皐月「はあ……」

また後で食堂車に集まる事にして、俺達はそれぞれの部屋に戻った。

部屋の真ん中に置かれた袋……慧の遺品。
俺はそれを持ってベッドに座る。

皐月「……」

中にあるのは捜査の時に見た物とほとんど変わりがない。

だけど一つだけ。

皐月「これは……」

捜査の時には見つからなかった物が入っていた。

【もしぼくがいなくなった時、誰かにこれを読んでほしくて書きます。
ごめん、ぼくはここまでみたいだ。
誰かを殺していなくなったんじゃなければ、まだ幸いだけど……どちらにしてもぼくが死んでしまった事に変わりはない。
だから言いたい事は一つだけ。
みんな生きてほしい、もうコロシアイなんて起きないでほしい。
もしぼくの事で誰か責任を感じるような事になってしまっているなら……それは違うって言ってあげてほしい。
多分翼くん辺りは何かしらで自分を責める気がするから特に見てあげてほしい。
これ以上コロシアイなんて起きないように祈ってるよ、みんな。
下田慧】

皐月「……慧」

見抜かれてるんだな……全くかなわない。

ポタッ、ポタッ……

皐月「うっ、ぐっ……」

なんでだ?

なんで慧が……死ななきゃ、いけないんだよ……

いや、慧だけじゃない……みんなだって……


皐月「……もうコロシアイなんて絶対にさせない」

そして必ず……みんなで脱出するんだ!







この時の俺はまだ、気付いてなかった。

あの悪意に満ちた展示室が示していた……

もう一つの悪意に。






皐月「さてと、みんなはどうしてるんだろうな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二

墨染「うーん……」

皐月「何してるんだ、そこ笹山さんの部屋だぞ」

墨染「ああ、皐月さんですか。ミチルさんに逃げられたので待ち伏せしてるんです」

墨染「取材関係なく部屋の前で待つってなんだか緊張しますよ」

皐月「またそんなストーカーみたいな事を……」

墨染「ふふん、相思相愛なので問題ないですね!」

皐月「……」

1…相思相愛ならなんで逃げられてるんだ?
2…そこまで追いかけて笹山さんと何がしたいんだ?

↓二

皐月「そこまで追いかけて笹山さんと何がしたいんだ?」

墨染「そうですねぇ……一緒にいられたらボクはそれでいいんですけど」

墨染「あっ、でも手ぐらいは繋ぎたいですね!」

皐月「それだけ、なのか?」

墨染「ボクだって手探りなんだから仕方ないじゃないですか!そもそも皐月さんの言葉がなかったらミチルさんの魅力に気付いてませんでしたし」

皐月「……」

あれは思いつきだったんだけどな……

墨染「今の最終目標はミチルさんに名前で呼んでもらう事です!ふふん、その時を想像するだけで頬がゆるみますよ……!」

皐月「……迷惑かけないようにな」

墨染「ふふん、わかってますよ」


……本当にわかってるのか?

皐月「墨染は何をやっても自重しないよな、全く……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔墨染は選べません〕

↓二

本日はここまで。

また次回よろしくお願いします。

お疲れ様でした。

遅いですが開始します。

クロード「……よぉ」

皐月「クロード?」

部屋に戻ろうとしたら部屋の前でクロードが壁に寄りかかっていた……

皐月「どうしたんだ、何か用でも……」

クロード「いや、謝っておきたくてな」

皐月「謝る?」

クロード「オマエの事内通者だって疑っただろ?」

皐月「ああ……でも俺だってクロードを犯人みたいに言ったからおあいこじゃないか?」

クロード「そうは言うけどな、銃を使った犯行ならどのみちオレが疑われただろうよ」

皐月「それはそうかもしれないけど」

クロード「まあ、とにかく……はっきり謝るのはしときたくてな。用はそれだけだ」

皐月「……なあ、一つ聞きたいんだ」

1…なんで慧に銃を貸したんだ?
2…クロードはどうして銃を持ってるんだ?

↓二

皐月「なんで慧に銃を貸したんだ?」

クロード「……わりい、あれ嘘だ」

皐月「は!?」

クロード「実際は没収されたんだよ……メンテナンスしてんの見られてよ」

皐月「そ、そうだったのか」

クロード「オレもガンマンだ。いくらなんでも素人に貸すような真似はしねえさ」

皐月「……」

慧が銃をクロードから没収したからこそ、物述さんの犯行が立証できたんだよな……
なんか、複雑な気分だ……

クロード「…………」

皐月「物思いに耽ってどうしたんだ?」

クロード「外にいる奴の事を考えてた」

皐月「家族とか?」

クロード「フィアンセだ」

皐月「えっ、フィアンセって……クロード、婚約者いるのか!?」

クロード「言ってなかったか?」

皐月「聞いた事ないぞ……」

クロード「まあ、話す事でもねえから無理もねえか」

皐月「クロードの婚約者か……どんな人なんだ?」

クロード「いい女だぜ。欠点があるんだとするなら……」

クロード「オレみたいな奴を選んじまうような見る目のなさだな」

皐月「えっ?」

クロード「本当に、見る目ねえ女なんだ」

クロード「自分を撃った男と夫婦になろうなんてよ……」

皐月「……!?」

〔クロード・イーストウッドの通信簿が更新されました!〕

〔婚約者がいるらしいクロード。
彼はその人を撃った事があるらしいが……〕

皐月「わざわざ謝るなんてクロードも律儀なんだな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔墨染、クロードは選べません〕

↓二

立木「あっ、さ、皐月君」

皐月「立木さん。何してるんだ?」

立木「い、いえ、特には何も……あの、さっきはありがとうございました!」

皐月「いやいや、そんなたいしたことしたわけじゃないし……」

立木「そんな事ありません!」

皐月「うわっ!?」

立木「私、本当に心強くて……皐月君には感謝してもしきれません!」

皐月「そ、そこまで言わなくてもいいんじゃないか……?」

立木「いいえ、言います。そもそも皐月君がいないと私、生きていなかったかもしれません」

皐月「……」

1…俺だって助けられる事多いけどなぁ
2…そこまで言われるとむず痒いな……

↓二

本日はなしでお願いします。

少しでも進めます。

皐月「俺だって助けられる事多いけどなぁ」

立木「前にもそう言ってましたけど……」

皐月「特に医務室での喝は効いたよ」

立木「あ、あれは!皐月君をなんとか立ち直らせないとって無我夢中で……今から考えるとキツい言い方したかなって……」

皐月「あれぐらい言ってくれたから俺は自己嫌悪しっぱなしにならなかったんだ。だから立木さんもあんまり気負わないでな?」

立木「……はい、ありがとうございます」

開始します。

皐月「あっ、立木さん」

立木「……」

皐月「立木さん?」

立木「あっ、皐月君……」

皐月「どうかしたのか?なんだかボーッとしてたみたいだけど」

立木「あっ、いえ……」

皐月「悩みがあるなら俺で良ければ相談に乗るけど?」

立木「…………皐月君」

立木「あの、私……」

立木「や、やっぱりなんでもありません!ごめんなさい、私用事があるから行きますね!」

皐月「ちょ、ちょっと立木さん!?」

何なんだ、いったい……

〔立木亜理沙の通信簿が更新されました!〕

〔何か悩みがあるようだ。
しかし皐月が聞こうとしたら逃げられてしまった〕

皐月「立木さん、どうしたんだ?」

……まあ、色々あったから無理もないか。

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔墨染、クロード、立木は選べません〕

〔一人しか選べません〕

↓二

笹山「……」パラパラ

皐月「笹山さん?珍しいな、書庫にいるなんて」

笹山「別に。単なる気まぐれよ」

皐月「何を読んで……って雑誌か」

だけどゴシップ系の雑誌なんて笹山さんが読むにしては……

皐月「んっ?」

笹山「何かしら」

皐月「ページ全く進んでないけど……」

笹山「……別にこんな雑誌に興味ないもの」

1…いや、だったらなんで読んでるんだ?
2…そのページには興味があるとか?

↓二

皐月「そのページには興味があるとか?」

笹山「……まあ、当たらずとも遠からずね」

笹山さんはそのページを広げたまま俺に差し出してくる。
受け取って読んでみると……そこには笹山さんの根も葉もない記事が書かれていた。

皐月「これは……」

笹山「どんな世界にも変な勘ぐりをしてくるゲスはいるという話よ。あなたもそれは知っているでしょう?」

皐月「……まあ」

笹山「私はこの程度の記事、興味がないから別にどうでもいいのだけれど墨染がね」

皐月「墨染?」

笹山「この雑誌を潰すと燃えているのよ。全く理解に苦しむわね」

皐月「あはは、墨染は笹山さんが好きみたいだからな」

笹山「…………」

笹山「おぞましいわね」

そこまで溜めて言うか……

【食堂車・レストラン】

皐月「……」

人も、随分減ったな。
アルターエゴの伊方を除いたら六人。
もうこれだけの人数しか残ってない……

クロード「ったく、後どれだけ続くんだこの列車の生活は」

石原「むうっ、ここまで黒幕の手がかりはまるでないというのに……」

立木「だけど、あの部屋は手がかりになりそうな気がしますよ」

笹山「あの開かずの部屋……いったい何があるのかしら」

墨染「あそこまであからさまだと気になりますよね!」

笹山「……興味がなくなってきたわね」

墨染「もう、ミチルさんの意地悪♪」

伊方「……なんとかして入る方法を考えなければならないな。歴史の通りならもうすぐこのコロシアイは終わるはずだ」

皐月「そうなのか?」

伊方「黒幕もおそらくそれを意識しているはずだ。間違いなく奴は近日中に動く」

……歴史通りならコロシアイがもうすぐ終わる、か。
本当にそうだといいんだけどな……

皐月「……よし」

行くか。

ガチャッ

クロード「んっ?」

石原「おぉ、皐月殿。もうすぐ十時だがどこか行くのか?」

皐月「すぐ戻るよ。点呼してくるだけだからな」

クロード「……シモダの役割を引き継ぐってのか」

皐月「慧は一人で頑張ってきたからな。俺も……頑張ってみるつもりだ」

二人と別れて手首をギュッと握りしめると今までなかった感触。
慧の形見の腕時計……その感触は俺の心を引き締めてくれる気がする。

皐月「……慧、俺頑張るからな」

その日、俺が部屋に戻った時にはもう深夜になっていた……

夢を見た。

安田「だいたいこの計画にどれだけの予算を使ってると……」ガミガミ

岩崎「ううう……」

霧ヶ島「反省してます……」

平野「はいはい、順もそこまでにするっしょ」

安田「ぐぬぬ、ボクはまだ言い足りないんだが」

神崎「やりすぎたら逆効果だよ。少しは落ち着きなって」

陸海「そもそも予算一番出してんの僕だぜぇ?というわけで説教は僕が……」

神崎「黙ってて」

伊方「ふん、とはいえ安田の言うとおりだ。俺達に失敗など出来んぞ」

美影「それはみーんなわかってるはずにゃあ。だからこそ……」

下田「あっ、みんな!連れてきたよ!」

物述「離して……!ワタシにここにいる資格なんてない……!」

皐月「……まだそんな事言ってるのか」

物述「アナタはいいの!?ワタシ達はアナタの人生を滅茶苦茶にした、一番ワタシを恨んでもいいはずでしょう……!?」

下田「無理無理、翼くんにはそういうの似合わないし出来ないよ」

皐月「なんで慧が言うんだよ……でもまあその通りだ」

物述「う、ううっ……」

皐月「……もし俺に罪悪感があるなら、協力してほしい」

皐月「だって――――」

あれ?
なんだ、何も聞こえない……

…………







「……を絶望」

「だから……」

「コロシアイ」

「もうすぐ」

「もうすぐ…………」






〔二十一日目〕

皐月「…………んっ?」

朝か……今何時だ?

皐月「えっ!?もう九時半!?」

マズい、寝過ごした!


結局その日は一人での朝食になった……

皐月「失敗した……」

昨日遅かったからな……少し気を付けるようにしよう。

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二

進めます。

立木「皐月君、ちょっといいですか?」

皐月「んっ、なんだ?」

立木「手伝ってほしい事があるんです」

手伝ってほしい事?


皐月「物述さんの遺品か……」

立木「物述さんは内通者でしたから……もしかしたら手がかりがあるんじゃないかと思って」

モノクマがそのままにしてるとは思えないけど……やってみる価値はあるか。

皐月「……」

立木「……あの、そういえば」

皐月「えっ?」

立木「冤罪、証明されましたね。こんな時に言うのはアレですけど……おめでとうございます」

1…未だに信じられないけどな
2…そうか……俺もう殺人鬼なんて言われずに済むのか

↓二

皐月「そうか……俺もう殺人鬼なんて言われずに済むのか」

あんなに解決が見えなかった問題。
それがこんな簡単に……

皐月「でもモノクマが言っただけだし、信じてもらえるかわからないんだよな……」

立木「脱出出来たら墨染さんに記事にしてもらうように頼んでみたらどうですか?」

皐月「えっ、いや……あいつにやらせたらなんかとんでもない事になりそうなんだけど」

立木「す、墨染さんだってこの経験を通じて変わってくれたと……」

皐月「思う、か?」

立木「えっと…………ごめんなさい」

脱出出来でもすぐに全部解決ってわけにはいかなそうだ……

皐月「冤罪がはっきりしたのはいいけど課題は山積みだな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔立木は選べません〕

↓二

皐月「あっ……笹山さんと墨染」

何か話してるみたいだな……

墨染「ミチルさん、お話があります!」

笹山「……なに」

墨染「前回の学級裁判なんですけど、医務室の物が減ってなかった事とかあの血糊のビニールってなかなか役立ったじゃないですか?」

笹山「……」

墨染「それでですね。確か重大な手がかりを見つけたら……ボ、ボクを名前で呼んでくれるって言いましたよね!」

笹山「……」

皐月「あっ」

笹山さんと目が……

笹山「皐月、ちょうど良かったわ」

皐月「えっ」

墨染「あっ、ちょっとミチルさん逃げないでください!」

笹山「別に逃げてないわ」

墨染「嘘ですね、ミチルさんは嘘をつく時腕を組みますから」

笹山「……!」

墨染「かかりましたね!」

笹山「墨染のくせに私を謀ったって言うの……!?」

皐月「……」

1…もう諦めたらどうだ笹山さん
2…このままだと墨染が余計しつこくなるんじゃないか?

↓二

皐月「笹山さん、このままだと墨染が余計しつこくなるんじゃないか?」

笹山「くっ」

墨染「そこまで嫌がりますか……照れ屋さんですねミチルさんは♪」

笹山「……わかったわよ。自分が迂闊な事を言ったのだから仕方ないわね。ただし」

墨染「わかってますよ!一度だけですよね?」

笹山「……わかってるならいいわ」

皐月「……?」

墨染にしては聞き分けがいいな。

墨染「それではお願いします、ミチルさん」

笹山「…………」

墨染「ワクワク」

皐月「口で言うのか」

笹山「……優里」

墨染「はーい、ミチルさん♪」

笹山「……寿命が半分縮んだわ」

皐月「あはは……」

墨染「ふふん、ではでは早速確認を……」

笹山「待ちなさい、それは何」

墨染「レコーダーですけど?」

皐月「もしかして今のを録音したのか!?」

墨染「当たり前じゃないですか!ミチルさんがボクの名前を呼んでるんですから!」

笹山「消しなさい」

墨染「ミチルさんの言葉でもそれは聞けません♪」

笹山「待ちなさい、墨染……!」

皐月「……」

道理で聞き分けいいはずだ……

皐月「……」

笹山「待ちなさい!」

墨染「ふふん、捕まえてみてくださーい♪」

皐月「……まだやってるのか」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔立木、笹山、墨染は選べません〕

↓二

本日はここまでで。

本日はなしでお願いします。

短いですが進めます。

皐月「……あれ?」

展示室にいるのは……石原か?

石原「んっ、皐月殿か」

皐月「何してるんだ、こんな所で」

石原「うむ、このケースを見ていたのだ」

皐月「見てて気分のいいものじゃないだろう……」

石原「全くだ。今すぐにでも逃げ出したくなる」

皐月「だったらなんで」

石原「だからこそ見ているのだ。この列車の出来事を刻み込むためにな」

皐月「刻み込む?」

石原「吾は死ぬまで忘れん。この列車で起きた痛ましい四つの事件……死んでいった者達の事を」

皐月「……」

石原「だが人は忘れる生き物。だからこうして……刻み込んでいるのだ」

石原「あの時の……感覚をな」

1…俺もきっと忘れられないだろうな
2…背負い込みすぎて、潰れるなよ?

↓二

皐月「俺もきっと忘れられないだろうな」

夢さんが殺されて。
安田が処刑されて。
霧ヶ島さんと岩崎さんが殺されて。
美影さんが処刑されて。
神崎さんと伊方が殺されて。
陸海が処刑されて。
慧が、殺されて。
物述さんが処刑された。

こんなの、忘れたくても忘れられない。

石原「生きてる者達は背負わなければならない……こんな事を二度と起こさないように」

皐月「そうだな……」

そのためにも……脱出しないとな。

皐月「そろそろ点呼に行くか……」

慧は、減っていく点呼の人数をどう思ってたんだろうな……

…………

皐月「今日の点呼と見回りは終わったな」

そろそろ寝るか。

皐月「おやすみ……」

〔二十二日目〕

皐月「んっ……朝か」

今日は寝過ごさなかったな。

皐月「食堂車に行こう」

>>2-5から一人選んでください

↓二

皐月「おはよう立木さん」

立木「おはようございます、皐月君……あっ」チャリン

皐月「……クロードの占いか?」

立木「は、はい。あれから暇があったらやってるんですけど……」

皐月「うまくいかないと」

立木「ううっ、占い好きとしてなんだかもどかしいです」

1…ちょっと俺がやってみようか?
2…出来ない事が既に結果なのかもしれない

↓二

皐月「ちょっと俺がやってみようか?」

立木「いいんですか?」

皐月「立木さん、困ってるしな。ただ裏が出ても恨まないでくれよ?」

立木「う、恨みませんよ!」

皐月「ははは、それもそうか……よっと」ピンッ!

立木「あうっ!?」

皐月「あっ」

た、立木さんのおでこに当たった……

立木「ううう……皐月君酷いです……」

皐月「ご、ごめん!」

立木「ち、ちなみに結果は……」

皐月「隙間に挟まってコインが立ってる」

立木「そんなぁ……」

皐月「……か、可もなく不可もなくって事なんだよきっと」

立木「そう思っておきます……」

うーん、悪い事しちゃったな……

皐月「娯楽室の占いのやつが使えたらいいんだけどな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二

本日はここまでで。

お疲れ様でした。

乙乙
>>1〔伊方は一人でしか選べません〕の記述がなくなってますけど

二人でも選択できるんですか?

進めます。

>>132
伊方はバスルームに隠れていたため一人でしか選べない状態だったのでこの章では他のメンバーと選べます。

皐月「伊方、調子はどうだ?」

伊方「問題ない。とは言っても動けないのは不便だがな」

皐月「アルターエゴだからそこはな……」

伊方「ここから出たら機械の身体が必要になるな」

皐月「そんな物まで用意する気なのか……」

伊方「パイプを使えば無理難題というわけでもないからな」

1…伊方ってなんでも出来るんだな
2…それも幸運だからなのか?

↓二

皐月「伊方ってなんでも出来るんだな」

伊方「……なんでも出来るのならこんな事になっていない」

伊方「俺は〔超高校級の希望〕になるために様々な物を切り捨ててきた」

伊方「あったかもしれない友との日常、あったかもしれない普通の学生としての時間」

伊方「全てを〔超高校級の希望〕になるための準備に費やし、今までやってきた」

伊方「その結果がこのざまだ」

伊方「もしも俺がなんでも出来るのなら……」

皐月「出来るのなら……?」

伊方「いや、やめておこう」

伊方「今となっては、意味のない仮定でしかない」

皐月「伊方、なんか様子が変だったな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔伊方は選べません〕

↓二

笹山「……」

クロード「……」カチャカチャ

皐月「また珍しい組み合わせだな」

笹山「別に一緒に行動してるわけじゃないわよ。ただ同じ部屋にいるというだけ」

クロード「サロンだからそんな事もあるわな」カチャカチャ

皐月「だったらなんで隣同士なんだ」

笹山「なんとなくね」

クロード「なんとなくだ」カチャカチャ

1…墨染が見たら騒ぎだしそうだ……
2…クロード、銃隠さなくなったな

↓二

皐月「墨染が見たら騒ぎだしそうだ……」

クロード「残念だな、もう騒いだ後だ」

皐月「えっ」

笹山「……」

クロード「しばらくショック受けたような顔してから、ワイルドなのが好きなんですねとかなんとか言って出てったんだよ」

皐月「それ、止めなくていいのか?」

笹山「なんで私がそんな事をしなければいけないの」

クロード「好かれてんだ、そこまで言ってやんなよ」

笹山「譲りましょうか?」

クロード「オレが悪かった、勘弁してくれ」

皐月「おいおい……」

皐月「笹山さんはなんで視線にそこまでこだわるんだ?」

笹山「人間誰しも快楽を得られる事には執着するものじゃないかしら?私はそれが視線だっただけ」

皐月「きっかけとかなかったのか?」

笹山「ないわね。私自身気がついたらこうなっていたのよ」

皐月「生まれつきって事か……石原みたいに苦労たりは」

笹山「したわよ。私はただ視線があればいいのに勘違いした輩が群がってくる時とかね」

皐月「笹山さん、スタイルいいしな」

笹山「あまりに視線以外が群がってくるようなら崩すわ」

皐月「そ、そこまでするのか……」

笹山「私にとって視線以外は必要ないもの」

本当に視線を得られる事が重要なんだな……

〔笹山ミチルの通信簿を更新しました!〕

〔生まれつき視線を求めてきた彼女。
視線以外の目的がある人間が群がってくるのは好きではないようだ〕

皐月「視線か……」

本当、俺にはよくわからない世界だな……

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔伊方、笹山、クロードは選べません〕

↓二

墨染「ふふん、これはなかなか……」

皐月「……」

帽子を被った墨染が鏡を見て唸ってるな……

墨染「むっ、誰ですか!?ボクの背後に立つと火傷しますよ……バーン」

皐月「……………………………は?」

こいつは何を言ってるんだ?

墨染「ドン引きしないでくださいよ!?」

皐月「いや、引くだろ」

墨染「くっ、言ってくれますね……出会った頃はあんなにボクを恐れていたのに」

皐月「冤罪がはっきりしたからな。もう墨染の取材に怯える事もない」

墨染「ああ、そういえば犯人は物述さんの身内でしたもんね」

1…記事にするのか?
2…で、さっきの珍妙な言動はなんなんだ

↓二

皐月「記事にするのか?」

墨染「真実ならそうしますよ。インタビュー出来ないのは残念ですけど」

皐月「そう、か」

墨染「この際警察組織を徹底的に攻める方向でいきますかね。皐月さんの冤罪で記事を書くならそっちの方がいいかもしれません」

皐月「……」

こういう時は止める気にならないなんて我ながら現金だな、俺も。

墨染「このコロシアイについても色々書きたいですし……ふふん、忙しくなりそうですね!」

皐月「……」

だけどなんだかんだ言っても墨染は超高校級だ。
冤罪について知ってもらうには、一番いい方法かもしれないな……

ピンポンパンポーン!

皐月「……!」

モノクマ「オマエラ!今すぐ展示室に集合!」

モノクマ「いつもとは違うけど迷わないようにね!」

皐月「展示室……?」

なんで今回は別の場所なんだ?

皐月「……考えても仕方ないか」

行ってみよう……

本日はここまで。

それではお疲れ様でした。

少し進めます。

【八号車・展示室】

モノクマ「うぷぷ、集まったみたいだね」

皐月「いったい何の用だモノクマ!」

モノクマ「いやね、お知らせしようと思ってさ」

立木「お知らせ……?」

モノクマ「オマエラ、今まで四つのコロシアイがありましたね。ちゃんと覚えてるかな?」

石原「忘れられるわけがない……!」

モノクマ「うんうん、それは何よりだね。伊方クンが生き返るってイレギュラーはあっても問題なくコロシアイ特急列車の旅は進行してきたわけだけど」

伊方「……御託はいい、はっきり言え」

モノクマ「あっ、そう?じゃあはっきり言うね」







モノクマ「このコロシアイ特急列車の旅は後一回事件が起き、その学級裁判を終えた時点で終了します!!」






クロード「終了だと……!?」

モノクマ「後一回事件が起きたらね!まあ、最後まで楽しませてよ」

モノクマ「刺殺射殺撲殺自殺溺殺斬殺……なんでもいいからさ!」

笹山「もうすぐ終わるのになぜリスクをおかさないといけないのかしら?」

墨染「全くですね!ミチルさん、もっと言ってください!」

笹山「……」

モノクマ「……うぷぷ、とにかく後一回だよ?」

モノクマ「後一回事件が起きたら……もうみんなはコロシアイなんてしなくていいからね?」

モノクマ「うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」ピョーン!

皐月「……なんだったんだ?」

伊方「……ふん、とにかく話は終わったようだ」

石原「うむ、戻るとしよう」

クロード「ちっ、くだらねえ話だったな」

墨染「ミチルさん、気分を変えるために一緒にお風呂入りましょう!」

笹山「寝るわ」

墨染「あっ、待ってくださいよー!」

全く、いくらなんでもあんな事でコロシアイなんて……

皐月「んっ?」

立木「……………………」

立木、さん?

【十一号車・皐月の部屋】

皐月「……」

なんだか、眠れない……

皐月「立木さん、様子がおかしかったよな……」

あの後すぐに元に戻ったけど……何を考えてたんだ?

皐月「……いや、まさかな」

立木さんがコロシアイなんてやるわけない。

考え過ぎだな、こんな生活してるからか?

皐月「……寝よう」

それが一番だ……

〔二十三日目〕

ピンポンパンポーン

岩崎『おはようございます。朝七時になりました』

岩崎『皆様、食堂車にお集まりください』

皐月「…………んっ」

朝か……結局あんまり眠れなかったな。

食堂車に行くか……

【食堂車・レストラン】

皐月「あれ?」

立木さんがいない……

石原「うむ、体調が優れず、朝食には参加出来ないと伝言があった」

皐月「そうだったのか」

……後で様子を見に行こう。

>>2-5から一人選んでください。

〔立木は選べません〕

↓二

伊方「…………」

皐月「伊方、どうした?」

伊方「昨日のモノクマの言葉の事を考えていた」

皐月「後一回コロシアイがあったらここでの生活が終わるってあれか」

伊方「確かに過去のコロシアイにおいても事件の発生は五回だったが……問題はなぜモノクマがわざわざそれを告げたかだ」

伊方「笹山も言っていたが、終わりが見えた今学級裁判などというリスクを背負う必要はない」

皐月「確かにな……」

1…じゃあモノクマはコロシアイ以外の何かを期待してるのか?
2…モノクマは他にも何かするつもりなのか?

↓二

皐月「モノクマは他にも何かするつもりなのか?」

伊方「もしくは既に何かしているか、だ」

皐月「えっ?」

伊方「……皐月、警戒はしておけ」

伊方「どんな些細な事にもな」

皐月「あ、ああ」

伊方「……杞憂ならいいんだがな」

皐月「昨日のモノクマの言葉、なんだか胸騒ぎがするんだよな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

↓二

本日はここまで。

もうすぐ事件が起きると思います。

それではお疲れ様でした。

開始します。

立木さんの様子を見に行こう。

【五号車・立木の部屋前】

皐月「立木さん、いるか?様子を見に来たんだけど……」

「……皐月君?」

皐月「体調が優れないって聞いたけど大丈夫か?」

「……はい」

皐月「……」

なんだ?
なんでこんなに胸騒ぎがするんだ……

1…変な事考えてないよな?
2…ちょっと、開けてくれないか?

↓二

皐月「ちょっと、開けてくれないか?」

「……なんでですか?」

皐月「いや、ちょっと顔が見たくてさ」

「…………」

皐月「ダメか?」

「……わかり、ました」

ガチャッ

立木「……」

皐月「良かったよ、出てきてくれて。昨日から様子が変だったからさ」

立木「……バレてましたか」

皐月「なんでかまではわからなかったけどな。何があったんだ?」

立木「考えてました」

皐月「考えてたって何を」

立木「自殺するかどうかをです」

皐月「っ!?」

立木「……ダメですね。皐月君の声を聞いたらなんだか決意が鈍っちゃいました」

皐月「な、なんで……なんでそんな馬鹿な事を!?」

立木「……ここ最近、なんだかおかしいんです」

皐月「おかしい?」

立木「……前に私が〔超高校級の読書家〕になった経緯について話しましたよね?」

皐月「ああ、また今度って言ってた……」

立木「……覚えてないんです」

皐月「えっ?」

立木「確かに覚えてたはずなのに……まるで抜け落ちたみたいに、何も覚えてないんです」

皐月「……」

立木「それだけじゃないんです……両親の顔も、どんな家に住んでたのかも、友達の事も……どんどん忘れてるんです」

皐月「なんでそんな事に……」

立木「わかりません。だけど……このままだと私はきっとみんなの事も忘れてしまう気がして」

立木「だから……覚えてる内に、私……」

死のうとしたのか……

立木「……」

皐月「……」

立木さんは色々自暴自棄になってるんだな……
だったら俺は……


1…忘れたら俺がまた思い出させる
2…例え忘れても何度だってまた始めればいい

↓二

皐月「例え忘れても何度だってまた始めればいい」

立木「えっ?」

皐月「……というか、今の俺達がまさにそれだろ?」

俺達は一年間共にしてきたクラスメートだった。
だけど記憶を消されてその関係はリセットされて……コロシアイをしてしまった。

けれど、それでも……俺達はまた絆を育めてるはずなんだ。

皐月「だから……変な事は考えないでほしい」

皐月「これを言うのは卑怯かもしれないけど……助けられた人にまた死んでほしくないんだ」

立木「あっ……」

皐月「……」

立木「ご、ごめんなさい……私、自分の事ばっかり考えて、皐月君がどう思うか……」

立木「わ、私、助けられた命を自分から……」

立木「ごめんなさいっ……」

皐月「……俺は立木さんに死んでほしくない」

皐月「……それだけは、覚えていてほしい」

立木「はいっ……」

どうやら、止められたみたいだな……良かった。

立木「……はあ、自己嫌悪です」

皐月「あ、あんまり引きずらなくてもいいからな?」

立木「はい……でもやっぱり忘れたくないです」

皐月「それは確かにな……」

立木「色々あった悲しい事、辛かった事……それに」

皐月「んっ?」

立木「…………」

皐月「ど、どうしたんだ?」

あんまり見られると気恥ずかしくなるんだけどな……

立木「そうです……皐月君に覚えてもらえばいいんです」

皐月「何の話を……」

立木「好きです」

皐月「は?」

立木「私は皐月君が好きです」

皐月「えっ、はっ、はっ!?」

立木「助けられて、色々なお話をして……私はあなたの事を好きになりました」

皐月「た、立木さん?」

立木「……もし忘れてもきっとこれは変わりませんから」

立木「だから皐月君も覚えていてくださいね」

立木「立木亜理沙は皐月翼君が……」

立木「大好きだって事を」

皐月「……」

今、言うかそれを……

立木「あっ、覚えてもらえばそれでいいですから!」

立木「そ、それじゃあまた後で!」

バタンッ

い、言い逃げしていったよ……

皐月「……覚えてもらえばそれでいい、か」

そういうわけにはいかないだろうし……いつかは答えを返さないとな。
まあ、脱出したらの話になるだろうけど。

〔立木亜理沙の通信簿が更新されました!〕

〔記憶が消えるという彼女は皐月に覚えていてほしいと自らの思いを告げる。
覚えていてもらえばそれでいいという彼女に皐月はいずれ答えを返す事を誓った〕

皐月「……立木さんが思いとどまってくれて良かった」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔立木は選べません〕

↓二

短いですが本日はここまで。

お疲れ様でした。

進めます。

クロード「よぉ、サツキ。なんだかご機嫌だな?」

皐月「えっ、そ、そうか?」

クロード「オレでもわかるぐらいにはな」

皐月「ま、まあ、確かに嬉しい事はあったけど……」

クロード「こんな生活してきたんだ。そういうのがあるのはいい事だな」

皐月「……」

1…クロードはそういう事あったか?
2…ここでの生活も終わりが見えてきたな

↓二

皐月「クロードはそういう事あったか?」

クロード「この生活でいい事があったかって?」

皐月「ああ」

クロード「あるぜ」

クロード「オマエラと出会えた事だ」

皐月「……!」

クロード「ろくなもんじゃねえ事ばかりだったが……それだけはいい事だって言えるぜ」

クロード「……はっ、らしくねえな。忘れてくれ」

皐月「……断る」

クロード「は?」

皐月「クロードがそんな事言ってくれたんだ。忘れるなんて有り得ないって」

クロード「……そうかよ」

皐月「クロードがまさかあんな事言うなんてな……」

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔立木、クロードは選べません〕

↓二

墨染「…………」

石原「む、むうっ、すまん……」

皐月「なんだ石原。また墨染が何かしたのか?」

石原「いや、今回は吾がやってしまった……と言うよりはやらなかったというべきか……」

皐月「……?」

石原「皐月殿も知っていると思うが吾はおなごに対しての耐性がないに等しい」

皐月「匂いだけで耐えられないくらいだったもんな」

石原「……先ほどまで、吾は墨染殿と普通に話していたのだ」

皐月「……あっ、まさか」

石原「墨染殿にボクとは普通に話せるんですねと言われ、その……」

石原「墨染殿は全くそういう目で見えないと……言ってしまったのだ」

墨染「女の子としてのプライドが木っ端みじんに砕け散りました……ふ、ふふん、ふふ……」

1…ド、ドンマイ墨染……
2…さすがに何も言えないな……

↓二

皐月「…………」

さすがに何も言えないな……

墨染「ふ、ふふん、男の人にボクの魅力はわからないんですね!」

石原「す、墨染殿落ち着くのだ!」

墨染「石原さんが普通に喋るだけでボクは傷つくんですよ!」

石原「む、むうっ」

墨染「う、うううー……」

墨染「やっぱりボクにはミチルさんしかいません!」

皐月「あっ、おい墨染!?」

「ミチルさーん!」

「っ!?なっ、ちょっと、離れなさい!」

石原「……吾のせいなのだろうか」

皐月「……墨染の日頃の行い、じゃないか?」

皐月「……ふう」

今日も疲れたな……

皐月「寝るか……」


…………


……なんだ?

ギィィ……

誰か、来た……?


……えっ?

誰かって、誰だ!?

部屋は確かに鍵が……

ガバッ!

皐月「っ!?」

顔に何か、被され……!?







ドスッ!






〔二十四日目〕

皐月「…………はっ!?」

俺、生きて、るのか……?

皐月「っ、ベッドにナイフの痕が……」

襲われたのは、夢じゃないって事か……

そうだ、みんなは!?

【食堂車・レストラン】

伊方「……」

皐月「伊方!!」

伊方「なんだ、何を騒いでいる」

皐月「み、みんなはいないのか?」

伊方「石原なら厨房だが。それより何があった」

皐月「じ、実は昨日……」


「いやああああああああっ!!」


皐月「っ!?」

い、今の……立木さんの声?

石原「むうっ、今のは何の悲鳴だ!?」

伊方「男子側だ、行くぞ!」







【八号車・展示室】

皐月「ここか!」

石原「い、いったい何があるのだ……!」

伊方「……」

ガチャッ












【展示室の扉を開けて漂ってきたのは、むせ返るような血の臭い】

【そして目に付いたのは血が飛び散った部屋の惨状】

【そして一つ空いていた展示室のガラスケースは……全て埋まっていた】

【五番目のガラスケースには……血まみれの人間が横たわっている】

【そして立木さんが、血まみれのナイフを持って立っていた】












【立木さんの側で倒れているのは間違いなく……】

【超高校級のガンマン】

【クロード・イーストウッド……】

【そして】

【超高校級の新聞部】

【墨染優里だった……】





ピンポンパンポーン…!







モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後学級裁判を行いまーす!」






皐月「……な、なんだよ、これ」

石原「た、立木殿!!これはどういう事なのだ!?」

立木「ち、ちが、わた、私は……」

伊方「立木!!いいからどちらかの脈を確認しろ!!」

立木「えっ、えっ?」

伊方「アナウンスは一度しか鳴ってない!!どちらかはまだ生きているはずだ!!」

皐月「あっ……!」

立木「わ、わかり」

「どきなさい!!」

石原「うおっ!?」

俺達を押しのけてガラスケースに誰かが入る。
それはその場にいなかった……

皐月「さ、笹山さん!?」

笹山「……!」

笹山さんは他に目に入らないかのように、墨染の側に座り込む。

笹山「こんな事で死ぬなんて許さないわよ墨染……!」

笹山「起きなさい!あなたみたいな人間はなんだかんだで生き延びる人種でしょう!」

笹山「優……!」

「ひ、ひどいです……」

笹山「っ!?」

笹山さんの腕の中にいた墨染は……

確かにその目を開けて笑った。

伊方「死んだのは、クロードか……」

皐月「クロードが……」

墨染「な、なんで……残念そうなんですか……」

伊方「ふん、気のせいだ……なぜ生きていたかは疑問だが」

墨染「ふ、ふふん、これですよ……」

墨染が胸元から取り出したのは壊れたカメラ。
墨染がいつも使っていたあのカメラだ。

石原「む、むううっ……クロード、殿……」

墨染「あ、あの……一応刺されては、いますから……意識もちょっと……」

笹山「意識を失う前に……誰がやったの、吐きなさい」

墨染「……」

墨染は視線をさまよわせると……はっきりと指差した。







立木「…………えっ…………?」

ナイフを持ったまま立ち尽くしていた、立木さんを……






本日はここまで。

今回の被害者はクロード・イーストウッドクンでした。

次回から捜査を開始します。

それではお疲れ様でした。

明日から捜査を始めたいと思います。







STATION5【そして笑顔で希望(きみ)は消えていく】非日常編






皐月「な、何言ってるんだ墨染……」

立木さんが、クロードを殺して墨染を襲った犯人だなんて……

墨染「ボクは……嘘は言ってません」

伊方「だそうだが……立木、どうなんだ?」

立木「わ、私は……何もしてません」

石原「うむう、平行線か」

笹山「……もういいかしら?この子を医務室に連れていきたいのだけれど」

墨染「あ、あれ……ミチルさんがなんだか優し……」

笹山「黙ってなさい」

伊方「ふん、死なれても困る……さっさと連れていくんだな」

笹山さんは墨染を抱えて部屋から出ていった……残されたのは俺達四人。

モノクマ「あーあ……」

そしてモノクマだった。

伊方「いきなり現れたかと思えばなんだ」

モノクマ「だってさぁ……せっかくのコロシアイ特急列車最後の事件なのに、こんなわかりやすいしょっぱい事件になっちゃて」

モノクマ「残念無念ってやつだよ」

皐月「ちょっと待て!その言い方だとまるで……!」

モノクマ「まあ、一応捜査はしといてよ。せいぜい漫画のような引き延ばしが出きるようにさ!」

モノクマ「ではでは、ラストのザ・モノクマファイルー!」

モノクマ「せいぜい頑張って言いがかりをつけられる箇所を見つけてください!」ピョーン!

石原「む、むうっ」

皐月「……」

なんなんだ、あの言い方は。
まるで……立木さんが犯人だって言ってるみたいじゃないか。

伊方「……とにかく捜査だ」

伊方「石原、見張りをしておけ」

石原「むっ、わかった」

立木「…………」

      【捜査開始】

皐月「モノクマファイルを見てみるか……」

【被害者はクロード・イーストウッド。
死体発見現場は八号車・展示室。
死因は腹部を刺された事による失血死。
死亡推定時刻は午前一時半から二時の間】

皐月「……」

このモノクマファイル……普通だ。
普通過ぎないか……疑問を挟む余地を与えないみたいだ。

コトダマ[|モノクマファイル6>を手に入れました。
【被害者はクロード・イーストウッド。
死体発見現場は八号車・展示室。
死因は腹部を刺された事による失血死。
死亡推定時刻は午前一時半から二時の間】

1…調べる【クロードの死体】
2…調べる【ガラスケース】
3…調べる【展示室の床】
4…話す【立木】
5…話す【石原】

↓一

皐月「立木さん、話を聞かせてくれないか?」

立木「は、はい……だけどその前に、あの」

立木「着替えても、いいですか?」

確かに立木さん、血まみれだし……着替えるくらいはいいよな。

伊方「後でその服を持ってくるなら構わん。何かしら手がかりがあるかもしれないからな」

皐月「じゃあ俺が付き添うから……」

笹山さんも墨染も無理だと思うしな……


…………


立木「お待たせしました……これ、服とナイフです」

皐月「……本当に何があったんだ?」

立木「わかりません……昨日はいつも通り部屋で寝たはずなんです」

立木「だけど目が覚めたら展示室にいて……クロード君と墨染さんが倒れていて、私自身も血で染まってて……」

立木「思わず悲鳴が出て……皐月君達がすぐに来ました」

皐月「部屋で寝てたはずがいつの間にか展示室に……?」

万が一に嘘だとして……こんなすぐバレるわかりやすい嘘言うのか?

コトダマ[|立木の証言>を手に入れました。
【事件の日は部屋で寝てたはずが目を覚ましたら現場にいた。
嘘だとするなら不自然だが……】


1…調べる【クロードの死体】
2…調べる【ガラスケース】
3…調べる【展示室の床】
4…調べる【立木の服】
5…話す【石原】

↓一

皐月「石原は事件があった頃何してたんだ?」

石原「うむっ、伊方殿といたな!」

皐月「またオセロか?」

石原「いや、今回は違う。吾らは物述殿の遺品を調べに二号車のサロンにいたのだ」

皐月「物述さんの遺品?」

石原「物述殿は内通者だった。だから何か手がかりでもないかとな……」

皐月「それで何かあったのか?」

石原「それはだな……っと、いかん。これは話さないよう言われていたのだ……」

皐月「……?」

とにかく、石原のアリバイはあるって事か……

コトダマ[|石原の証言>を手に入れました。
【石原は伊方と二号車サロンで物述の遺品を調べていた】

1…調べる【クロードの死体】
2…調べる【ガラスケース】
3…調べる【展示室の床】
4…調べる【立木の服】

↓一

皐月「クロード……」

クロードはガラスケースの中で倒れている……この部屋の血はほとんどクロードの血なんだろうな……

皐月「婚約者がいるんだろ、なんでこんな……」

……調べよう。

皐月「……相当深く刺されてるな」

だけどクロードは〔超高校級のガンマン〕だぞ……鍛えてもいたみたいだし、そんなクロードを刺殺だなんて石原がいけるかどうかってレベルじゃないか?

皐月「……」

クロードの銃……弾もきちんと入ってる。
ますますわからない……なんでクロードは、殺されたんだ?

皐月「あっ、何か握ってるみたいだ……」

これは、ボタン……?

コトダマ[|事件の違和感>を手に入れました。
【クロードは腹部を刺されて殺されている。
それが可能なのは石原ぐらいだろうが……】

コトダマ[|クロードの銃>を手に入れました。
【クロードが持っていた三つの銃。
全てに弾がこめられていたが撃たれた形跡はない】

コトダマ[|ボタン>を手に入れました。
【クロードが握っていた服のボタン】

1…調べる【ガラスケース】
2…調べる【展示室の床】
3…調べる【立木の服】

↓一

ガラスケースには何かあるか……

皐月「だけどこれ開くんだな……」

ガラスケースにはよく見ると小さな取っ手のついた扉のような物がある。
血はついてないけど……クロードは刺された後ここから中に入ったのか?

皐月「……」

コトダマ[|ガラスケース>を手に入れました。
【ガラスケースには小さな取っ手のついた扉があった。
取っ手は血で汚れてない】

1…調べる【展示室の床】
2…調べる【立木の服】

↓一

本日はここまでで。

今日はなしで。

明日には捜査を終わらせたいと思います。

寝てしまってました。
進めます。

皐月「展示室の床にも血が飛び散ってるな……」

血溜まりがたくさん出来てる……他にも何かないかと思ったけど俺達の足跡だらけでよくわからない。

皐月「……んっ?」

この血溜まりだけ色が微妙に違う?
なんでなんだ?

コトダマ[|血溜まりの違和感>を手に入れました。
【床にある血溜まりの中に微妙に色合いが違う物が混じっていた】

皐月「立木さんの服、すごい血だな……」

まるで返り血を……って俺は何を考えてるんだ!?

皐月「きっと何かあったんだ。立木さんがこんな……あっ」

袖のボタンが……取れてる?

コトダマ[|立木の服>を手に入れました。
【立木が着ていた血だらけの服。
袖のボタンが一つ取れている】

皐月「……」

まだ他に調べる事は残ってる……
まず墨染に話を聞く事。
後は……一応俺の部屋も見ておこう。

1…調べる【皐月の部屋】
2…調べる【立木の部屋】
3…調べる【クロードの部屋】
4…話す【笹山】
5…話す【墨染】

↓一

皐月「墨染」

墨染「皐月さんですか……なんです」

皐月「お前が襲われた時の話を聞かせてくれないか?そもそもなんで男子側の車両にいたんだ」

墨染「呼び出されたんですよ……展示室に来いって」

皐月「誰にだ?」

墨染「差出人は書いてありませんでしたよ。最もその手紙は回収されたのかもうありませんけど」

皐月「よくそんな怪しい手紙の指示に従ったな……」

墨染「だってスクープに繋がりそうでしたし!」

皐月「……で?立木さんに刺されたって言うのは本当なのか」

墨染「暗くてもあんな至近距離ならわかりますよ。あれは間違いなく立木さんでした」

……立木さんがそんな事するわけない。
だったら墨染の証言は……

コトダマ[|墨染の証言>を手に入れました。
【展示室に行ったのは手紙で何者かに呼び出されたから。
その手紙はもう持ってないらしい。
刺したのは立木で間違いないようだが……】

1…調べる【皐月の部屋】
2…調べる【立木の部屋】
3…調べる【クロードの部屋】
4…話す【笹山】

↓一

笹山「……」

皐月「笹山さん?」

笹山「……なに」

皐月「墨染についてなくていいのか?」

なんて、笹山さんならなんでそんな事しなければいけないのかしら?とか言うんだろうけど……

笹山「……あの子に、合わせる顔が、ないわ」

皐月「えっ?」

笹山「……でも、そうね。それぐらいは……してあげないとダメね」

皐月「……」

なん、だ?
笹山さんの顔に浮かんでる感情は……

後悔?

コトダマ[|不自然な笹山>を手に入れました。
【笹山の様子が事件後からおかしい。
皐月は後悔の感情を表情から読み取ったが……】

1…調べる【皐月の部屋】
2…調べる【立木の部屋】
3…調べる【クロードの部屋】

↓一

皐月「何でもいいから、無実に繋がりそうな証拠を……」

立木さんの部屋はテーブルの上に本がある以外はごく普通の部屋だった。

皐月「なんでもいい、この状況を打開できるような……」

クローゼットの服は何も変わりがない……
本にも手がかりはない……
無駄足だったのか……?

カツン

皐月「んっ?」

何か踏んだぞ……

皐月「……ボタン?」

また、ボタンか……

コトダマ[|立木の部屋のボタン>を手に入れました。
【立木の部屋に落ちていたボタン】

コトダマ[|立木の部屋>を手に入れました。
【立木の部屋や中の物に異常はなかった】

1…調べる【皐月の部屋】
2…調べる【クロードの部屋】

↓一

皐月「クロードの部屋には何かないか……」

コインが散らばってたり、色々あるけど……手がかりにはならないな。

皐月「この写真……」

クロードがベッドに横たわる女の子と写ってる……もしかしてこの子がクロードの婚約者?

皐月「あれ、裏に何か書いてあるな」

それは英語で書いてあったけど……俺にも何となく意味がわかった。

【オレは二度と人を撃たない】

【たとえその結果……】

皐月「クロード……」

もしかして……そういう事なのか?

【オレが死んでもだ】

コトダマ[|クロードの写真>を手に入れました。
【クロードの部屋にある婚約者らしき女性と写っている写真。
裏にはたとえ死んでも二度と人を撃たないといった文が書かれていた】

皐月「……」

やっぱりベッドの傷はある……

皐月「昨日誰かが俺を襲ったのは事実なんだよな……」

だけどいったい誰が?
そいつがクロードや墨染を襲ったのか?

皐月「……」

とにかく話す機会もないから……必要な時まで黙ってよう。

コトダマ[|皐月への襲撃>を手に入れました。
【皐月は深夜に何者かに刃物で襲われていた。
なお皐月はこの事実を誰にも話していない】

ピンポンパンポーン…

モノクマ「長い長い旅にも終わりがやってくるのです」

モノクマ「それはこのディスペアー・エクスプレスも例外ではありません」

モノクマ「間もなく終点、終点でーす!」

モノクマ「始めましょう、最後の学級裁判を!」

……最後の学級裁判。

このコロシアイももうすぐ終わる……

皐月「……行くか」

【第五学級裁判場駅】

そして俺達はいつものように駅に降り立つ。
いつものように……なんて使いたくなかったけどな。

伊方「石原、今回は俺を元の席に置け」

石原「むっ?しかし……」

伊方「それと充電が足りん、ケーブルを繋いで置けよ」

石原「……うむっ、承知した!」

墨染「ミチルさん」

笹山「……」

墨染「……ボクは大丈夫ですよ?」

笹山「……」

四人が赤い扉の奥に消えていき、残されたのは俺と立木さんだけになる。

立木「……」

皐月「立木さん、行こう」

立木「……」

皐月「……俺は信じてるから」

立木「えっ……」

皐月「立木さんが犯人じゃないって。だから……」

立木「……皐月君」

皐月「帰ろう、一緒に」

立木「……はい」

立木さんの手をそっと握る。
この震える手を……俺は必ず守ってみせるんだ。

それが……俺の答え。

【第五学級裁判場】

最後の学級裁判場は白と黒に分かれただけのシンプルな物だった。

だけどモノクマをモチーフにしているとわかるぐらいには……俺達は異常に慣れてしまっている。

モノクマ「うぷぷ、言われなくても席に着いたね。感心感心」

モノクマ「ではでは、最後の学級裁判を開始します!」

皐月「……」

クロード・イーストウッド……
俺は前回の学級裁判で助けてもらったのに……クロードに何も返せなかった。

伊方「さて……」

笹山「……」

墨染「怪我人だから無理はしませんよー……」

クロードを殺したクロ。

石原「むうっ……」

立木「私、は……」

それがこの中にいる?

そうだとするなら誰なんだ?


皐月「……」

俺にはまだわからないけど。

だけど一つだけ……立木さんは、犯人なんかじゃない。

それだけは絶対に信じるんだ……!


そして始まる……今までのコロシアイを経てたどり着いた……

最後の学級裁判が。

本日はここまで。

次回から学級裁判スタートです。

それではお疲れ様でした。

本日はなしで。

明日の20:00頃より開始します。

すみません、一時間ほど開始が遅れます。

コトダマ一つ訂正します。

・[|立木の部屋>
【立木の部屋や中の物に異常はなかった】



・[|立木の部屋>
【着替えた際の血痕以外に立木の部屋や中の物には異常はなかった】

【コトダマ一覧】

・[|モノクマファイル6>
【被害者はクロード・イーストウッド。
死体発見現場は八号車・展示室。
死因は腹部を刺された事による失血死。
死亡推定時刻は午前一時半から二時の間】

・[|立木の証言>
【事件の日は部屋で寝てたはずが目を覚ましたら現場にいた。
嘘だとするなら不自然だが……】

・[|石原の証言>
【石原は伊方と二号車サロンで物述の遺品を調べていた】

・[|事件の違和感>
【クロードは腹部を刺されて殺されている。
それが可能なのは石原ぐらいだろうが……】

・[|クロードの銃>
【クロードが持っていた三つの銃。
全てに弾がこめられていたが撃たれた形跡はない】

・[|ボタン>
【クロードが握っていた服のボタン】

・[|ガラスケース>
【ガラスケースには小さな取っ手のついた扉があった。
取っ手は血で汚れてない】

・[|血溜まりの違和感>
【床にある血溜まりの中に微妙に色合いが違う物が混じっていた】

・[|立木の服>
【立木が着ていた血だらけの服。
袖のボタンが一つ取れている】

・[|墨染の証言>
【展示室に行ったのは手紙で何者かに呼び出されたから。
その手紙はもう持ってないらしい。
刺したのは立木で間違いないようだが……】

・[|不自然な笹山>
【笹山の様子が事件後からおかしい。
皐月は後悔の感情を表情から読み取ったが……】

・[|立木の部屋のボタン>
【立木の部屋に落ちていたボタン】

・[|立木の部屋>
【着替えた際の血痕以外に立木の部屋や中の物には異常はなかった】

・[|クロードの写真>
【クロードの部屋にある婚約者らしき女性と写っている写真。
裏にはたとえ死んでも二度と人を撃たないといった文が書かれていた】

・[|皐月への襲撃>
【皐月は深夜に何者かに刃物で襲われていた。
なお皐月はこの事実を誰にも話していない】

とうとう始まる最後の学級裁判。
クロードを殺害した犯人は立木なのか?
皐月はただ無実を信じて裁判にのぞむ……







     【学級裁判開廷!】
      CLASSROOM TRIAL
      fifth Murder Case







モノクマ「それでは学級裁判の簡単な説明を行いましょう!」

モノクマ「学級裁判では誰がクロかを議論し、最終的にはオマエラの投票によって決定されます!」

モノクマ「正しいクロをオマエラの中の過半数が指摘できればクロがおしおき!」

モノクマ「ただし正しいクロへの投票が過半数に満たない場合は……シロは全員おしおきされ、逃げ切ったクロがディスペアー・エクスプレスから下車する権利を得るのです!」

モノクマ「……では早速投票タイムと参りましょうか!」

皐月「待てモノクマ!」

モノクマ「はぇ?」

皐月「まだ何も議論してない……投票タイムなんておかしいだろう!」

モノクマ「だけどさぁ……正直もうみんなわかってるんじゃないの?」

伊方「ふん、だとしても引き延ばしをさせてもらうぞ」

伊方「何か新事実がわかるかもしれないからな」

モノクマ「はぁ……はいはい、わかりましたよ」

モノクマ「でもあんまり引き延ばしが続くようなら……強制終了するんでよろしく!」

皐月「……」

とりあえずすぐ終わりにはならなかったな……

何としても掴むんだ……今の状況を覆すような証拠を!

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>293
[|モノクマファイル6>
[|立木の証言>
[|立木の服>

伊方「とにかく議論を始めるぞ」

墨染「議論の必要なんてあるんですか?」

墨染「【犯人なんて立木さんに決まってる】じゃないですか!」

墨染「刺されたボクが言うんだから間違いありません!」

石原「しかしそれが立木殿かどうかはわからんではないか!」

墨染「ボクは嘘はついてません!」

笹山「……」

【】を論破しろ!

↓二

正解!

皐月「それは違うな!」

皐月「だけど墨染、立木さんは部屋で寝ていたって言ってるぞ」

墨染「あのですね、そんなの嘘をついただけに決まってるじゃないですか」

皐月「いや、それはおかしい」

墨染「はい?」

皐月「考えてみてくれ、この列車では夜時間は食堂車を通り抜け出来ない」

笹山「そうね」

皐月「そして立木さんは展示室にいた……そんな状況なのに部屋で寝ていたなんて嘘にどれだけの意味があるんだ」

伊方「嘘である事がわかりきっている嘘か……確かにつく意味はないな」

立木「私は嘘なんて……」

墨染「だ、だったら……皐月さんはどう考えてるんですか!」

皐月「立木さんは嘘をついてない。だったら証言は本当の事を言ってるんだ」

皐月「つまり立木さんは部屋で寝ていたのに、朝には展示室にいたんだ!」

墨染「な、何を言い出すかと思えば……じゃあボクを刺したのは誰だって言うんですか!」

皐月「前提を変えれば……説明はつけられる」

皐月「墨染、本当に立木さんを見たのか?」

墨染「なっ……」

石原「墨染殿が嘘をついていると?」

皐月「わからない……だけど不自然な事は一つあるんだ」

モノクマ、お望み通りに……言いがかりをつけさせてもらうぞ!

>>293から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「墨染、呼び出されたって言ってたけど……それは本当なんだな?」

墨染「そうですよ!ボクは展示室に呼び出されて、そこで立木さんに……」

皐月「だけどそれは、お前がそう言ってるだけじゃないか」

墨染「……!」

皐月「本当は呼び出されてなんかいないんじゃないか?どうなんだ墨染」

墨染「……」


墨染「捏造は嫌いなんですよ……!」反論!


墨染「ボクは嘘なんてついてません!」

墨染「そこまで言うなら、ボクが嘘をついたって証明してくださいよ!」

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>293
[|クロードの銃>
[|モノクマファイル6>
[|不自然な笹山>


墨染「ボクは呼び出されて展示室にいきました!」

墨染「そして襲われたんですよ」

墨染「立木さんにね!」

皐月「だけど墨染、呼び出しの手紙はないんだろう?」

墨染「それなら前回の事件の皐月さんだって同じだったでしょう!」

墨染「とにかくボクは……」

墨染「展示室に呼び出されて、そして刺された」

墨染「【不自然な点もない】ですし、これが真実なんですよ!」

【】をコトノハで斬れ!

↓二

墨染「それがどうしたって言うんですか!」

皐月「くっ……」

これじゃダメか……


【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>293
×[|クロードの銃>
[|モノクマファイル6>
[|不自然な笹山>


墨染「ボクは呼び出されて展示室にいきました!」

墨染「そして襲われたんですよ」

墨染「立木さんにね!」

皐月「だけど墨染、呼び出しの手紙はないんだろう?」

墨染「それなら前回の事件の皐月さんだって同じだったでしょう!」

墨染「とにかくボクは……」

墨染「展示室に呼び出されて、そして刺された」

墨染「【不自然な点もない】ですし、これが真実なんですよ!」

【】をコトノハで斬れ!

↓二

違う、これでもない……!

だったら……!


皐月「墨染、不自然な点ならあるんだよ」

墨染「なんですか」

皐月「このモノクマファイルを読めばわかる」


【被害者はクロード・イーストウッド。
死体発見現場は八号車・展示室。
死因は腹部を刺された事による失血死。
死亡推定時刻は午前一時半から二時の間】


石原「むうっ、普通のモノクマファイルだと思うが……」

皐月「確かにこのモノクマファイルは普通だ。だけど……墨染の状況を当てはめるとおかしいんだ」

〔墨染の状況が不自然になるモノクマファイルの記述は?〕

・死因
・現場
・死亡推定時刻

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「クロードの死亡推定時刻は一時半から二時の間……つまり事件があったのもこれぐらいの時間になる」

墨染「それが、なんなんですか」

皐月「……【なんで墨染は助かったんだ】」

立木「えっ?」

皐月「同じような事は、俺と慧の時もあった」

伊方「だがそれは、下田が血糊で物述を欺き、物述が負傷していたからこその状況だ」

皐月「墨染、クロードがお前を助けたのか?」

墨染「それ、は」

皐月「俺にはそうだとは思えないんだ……もし立木さんが犯人でずっと現場にいたなら、墨染が生きてた事に気付かなかったとは……考えにくい」

墨染「うっ、くっ!だけどボクは……!」







笹山「それは違うわ」






皐月「……!」

墨染「ミ、ミチルさん」

笹山「……少なくとも、その子は犯人じゃないわ」

伊方「どういう事だ」

笹山「そもそもその子は昨日、男子側の車両に行くはずがなかったのよ」

笹山「……私が無理矢理行かせたんだからね」

皐月「なっ!?」

笹山「昨日、九時半頃かしら……私はその子と話していたわ」


…………


墨染「ミチルさーん、一緒に寝ましょうよー」

笹山「断るわ」

墨染「照れ屋さんですねぇ」

笹山「だいたいこんなに毎日私にまとわりついて、外に出てまともに生きていけるのかしら」

墨染「大丈夫ですよ!離れませんし!」

笹山「……墨染、今日は一日男子側にいなさい」

墨染「ええー!?」

笹山「反論は許さないわ。いいからさっさと行きなさい」

墨染「いーやーでーすー!」

笹山「……無理矢理にでも連れて行くわ、来なさい」

墨染「ミチルさんの意地悪ー!」ズルズル……


…………

笹山「……死体発見アナウンスが鳴って、展示室に倒れているその子を見た時血の気が引いたわ」

笹山「私が行かせたせいで、殺されたのだとしたら……そう思ったらね」

墨染「だからボクは平気ですって!ミチルさんが責める事なんてないんですよ!」

石原「もしや、墨染殿が呼び出されたと言うのは」

伊方「嘘、だろうな。笹山に罪悪感を抱かせないための」

墨染「む、むぐぐ……」

皐月「そう、なのか?」

墨染「…………そうですよ」

墨染「ボクが元々呼び出されてたなら、ミチルさんは自分を責めないで済むじゃないですか」

墨染「だから……」

立木「墨染さん……」

墨染「だけど!ボクが嘘をついたのはそこまでです!」

墨染「立木さんに刺されたって部分で嘘をついてはいません!」

皐月「なんだって……!?」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>293
[|事件の違和感>
[|石原の証言>
[|ガラスケース>


墨染「【ボクは間違いなく立木さんに刺されました】!」

伊方「新しくわかった事実を踏まえて、話をしてもらおうか」

墨染「ボクは男子側の列車に来た後サロンで寝てたんです」

墨染「すると物音が聞こえたので何かあったのかなと客室の方に行きました」

墨染「そうしたら廊下を誰かが歩いてるのが見えたので後をつけたら展示室に入ったのでボクも入ったら……いきなり刺されたんです」

石原「クロード殿はいたのか?」

墨染「うーん、暗くて近くしか見えなかったからわからないんですよね」

墨染「結局ボクはそのまま気絶して……後はわかりません」

笹山「その子を刺したのが立木なら【クロードを刺したのも立木】という事になるんじゃないかしら?」

【】を論破しろ!

↓二

正解!

皐月「それは違うな!」


皐月「クロードは〔超高校級のガンマン〕なんだ」

皐月「立木さんに殺せたとは思えない!」

笹山「そうなると犯人は一人しかありえなくなるわよ」

石原「むうっ、誰だ!?」

伊方「石原、体格的にはお前しかありえん」

石原「わ、吾か!?」

皐月「…………」

確かに、体格的には石原しか……
だけど石原には……

>>293から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「石原には……」

笹山「石原にはアリバイがあるわね。昨日サロンで見たもの」

皐月「……!」

石原「むっ、笹山殿見ていたのか!」

伊方「サロンに入ろうとしていたがすぐ引き返していたぞ」

石原「なんと!そうだったのか!」

皐月「……」

マズい……この状況、マズいぞ。

石原と伊方は違う。

笹山さんは伊方が女子側で見ていたならやっぱり違う。

墨染も、こうなると可能性は低い……

だったら、残るのは……


俺と、立木さん……


立木「……」

皐月「……」

俺が犯人じゃないのは、自分が一番わかってる。

だったら……

立木、さん……

信じて、いいんだよな?

俺、間違ってないよな……?

なあ、立木さん……







立木「……私が、やったんだと思います」












     【学級裁判中断!】






本日はここまで。

次回学級裁判終了です。

それではお疲れ様でした。

再開します。







     【学級裁判再開!】






皐月「…………は?」

伊方「……今のは自白か?立木」

立木「わかりません……もう、自分でもわからないんです」

石原「むうっ?」

立木「私自身には、本当に記憶がないんです。墨染さんを刺したり、クロード君を殺した記憶なんて」

立木「だけど、私は……だからといってやってないなんて、本当は言えないんです」

墨染「意味がわからないんですけど」

立木「……記憶が、なくなってるんです」

笹山「記憶が?」

立木「だから、もしかしたら私はクロード君を殺した記憶を忘れてるだけ……」

皐月「違う!」

立木「……!」

皐月「そんなわけがない、そんな事があるわけないんだ……!」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>293
[|クロードの銃>
[|クロードの写真>
[|皐月への襲撃>

皐月「立木さんが記憶を失ってたのは確かに事実だ……」

皐月「だからといって、それがクロだなんて証拠にはならないだろう!」

石原「確かにそれはそうだが……」

笹山「だけどもう犯人足り得るのは立木か皐月、あなたしかいないわ」

笹山「あなた自身が犯人だと自白するつもり?」

皐月「それ、は……!」

伊方「皐月、もう反論は終わりか」

皐月「っ、まだだ!」

皐月「そもそも【クロードが抵抗もせずに殺されたのがおかしい】じゃないか!」

皐月「だから立木さんにこの犯行は……」

立木「皐月君……」

【】を論破しろ!

↓二

正解!


立木「……それは違います」

皐月「っ!?」

立木「クロード君の部屋、私も調べたんです」

立木「だから……あの写真も見ました」

墨染「写真ってなんです?」

立木「クロード君は、人を撃たないって決めてたらしいんです」

立木「たとえその結果、自分が死んでしまっても」

笹山「……なるほどね。やっぱりあの話は本当だったわけか」

皐月「あの話……」

笹山「クロードはある時期以降、テロリスト鎮圧や狙撃とかの仕事を一切しなくなっていたのよ」

笹山「海外にいた時、私もその事を書いた新聞を読んだ」

墨染「ああ、そういえばボクもそんな記事、前に見ましたね」

伊方「クロードは人に向けて銃を撃てない……いや、正確には人の身体を撃つ事が出来ない」

石原「現場が墨染殿の言うように暗かったのであれば、当たる危険も考慮してさらに撃てなくなってしまうのか……ううむ」

皐月「……」

立木「皐月君、なんであんな事言ったんですか?」

立木「皐月君がクロード君の部屋から出てきたのを見ました……知ってたはずですよね?」

立木「クロード君が人を撃てないって」

皐月「ぐ、ぐっ……!」

なんではこっちの台詞だよ……
なんで自分を追い詰めるんだ。
なんでもう……諦めたような顔してるんだよ!?

石原「皐月殿……」

皐月「……だ」

伊方「何か言ったか?」

皐月「……まだ立木さんと決まってない」

皐月「アリバイがない人間はもう一人いるじゃないか!?」

皐月「そうだ、だから……」

立木「やめてください!」

皐月「っ……」

立木「それ以上、続けたらダメです」

立木「皐月君、それだけはあなたが口にしていい言葉じゃありません」

立木「あなたは、偽りの罪でずっと苦しんできて……」

立木「そんな皐月君が嘘をついて罪を被るなんて、あったらいけないんです」

皐月「…………」

なんだよ。

なんなんだよ。

いつもいつもいつもいつも俺は冤罪なんて目に遭ってきて。

だけど今回に限って俺は冤罪にかけられない。

そして立木さんが……クロになろうとしてる。

俺にまた罪が着せられてたら、そこからまた糸口が見つかるかもしれないのに。

なんで……!

こんな時に限って、俺は……!

伊方「とはいえ、記憶がないのでは話にならん」

伊方「皐月にアリバイがないのも事実……立木、自分がクロだと言うなら自分で立証してみせろ」

墨染「うわあ、またえげつない要求を……」

笹山「だけれど立木が皐月を庇っている可能性もなきにしもあらずよ。立証は必要だわ」

石原「しかし立証など……」

立木「出来るかも、しれません」

石原「なぬっ!?」

皐月「……」

立木さん、まさかあれを出す気か……?

>>293から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!


立木「これは、クロード君が握っていたボタンです」

伊方「服のボタン……立木の服の物という事か?」

立木「はい……皐月君」

皐月「……!」

立木「出して、ください」

立木「それで……終わらせましょう」

皐月「…………」

>>293から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!


皐月「……立木さんが言ってるのはあの血まみれの服の事だよな?」

立木「はい……その服の袖のボタンが、一つなくなってるはずですよね?」

皐月「……ああ」

立木「そしてクロード君がボタンを握っていた……つまりクロード君が私に刺された時にボタンを取ったんです」

立木「だから……私がクロード君を……」

皐月「……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>293
[|立木の部屋のボタン>
[|皐月への襲撃>
[|立木の証言>

立木「【犯人は私】なんです」

石原「む、むううっ」

墨染「だからボクはそうだって言ったじゃないですか!」

笹山「それだけ信じがたい話だったという事よ。物的証拠があるなら話は別だけど」

伊方「このボタンは間違いなくその服のボタンなんだな?」

立木「間違いないです」

立木「【クロード君が握っていたのは私の服のボタン】です」

【】を論破しろ!

↓二

正解!

皐月「それは違うな!」


皐月「……」

陸海、前にお前がやった事と同じ事をさせてもらうぞ!

最後の最後で……この状況をひっくり返す!

皐月「立木さん!クロードの握っていたボタンが立木さんの服のボタンなら」

皐月「部屋にあったこのボタンはいったい何のボタンなんだ!」

立木「えっ……?」

伊方「どういう事だ」

皐月「確かにクロードはボタンを握っていた!確かに立木さんの服からボタンが一つ消えていた!」

墨染「問題ないじゃないですか」

皐月「だけど立木さんの部屋からも……ボタンが見つかってるんだ!」

笹山「一つ取れている服に対してボタンが二つですって?」

石原「どういう事なのだ、それは」

皐月「少なくとも言えるのは一つ」

皐月「そのボタンは証拠にはならな――」







モノクマ「終了ー!」






皐月「なっ!?」

モノクマ「引き延ばしも十分だよね!そろそろ投票タイムといきましょう!」

皐月「ま、待てモノクマ!もう少し……」

モノクマ「却下します!それではオマエラ投票をお願いね!」

立木「……」

皐月「くっ、なんで!」

モノクマ「それではオマエラの答えが正しいかどうか……」

モノクマ「今発表しまーす!」






         VOTE

      立木 立木 立木

       ジャンジャーン!


スロットに並ぶ立木さんの顔。
だけど、俺はどうしても……


違和感を拭えなかった。


     【学級裁判閉廷!】

モノクマ「大正解!」

モノクマ「今回〔超高校級のガンマン〕クロード・イーストウッドクンを殺したクロは」

モノクマ「〔超高校級の読書家〕立木亜里沙さんでしたー!」

皐月「……」

立木さんがクロ?

立木さんがクロードを殺した?

なんだ、何かがおかしい。

立木「……やっぱり、私だったんですね」

石原「ぐ、ぐむうっ、立木殿がまさか……!」

伊方「…………」

墨染「ボクは嘘ついてませんから、当然ですよ」

笹山「なんだか歯切れが悪い結末ね……」

皐月「……」

モノクマ「それでは!今回は〔超高校級の読書家〕立木亜里沙さんに相応しいスペシャルなおしおきを用意しました!」

墨染「えっ、ちょっと早くないですか」

皐月「……」

おかしい、おかしいおかしいおかしいおかしい。

なんでモノクマはこんなに急ぐ。
なんでさっき議論を遮るような事をした。

立木「……皐月、君」

皐月「……!」

立木「ありがとう、ございました」

立木「最後まで、信じてくれて……嬉しかったです」

そう言って立木さんは笑う。

皐月「……」

違う。

やっぱり立木さんが犯人だとは思えない!

モノクマ「それでは張り切ってまいりましょう!」

皐月「やめろ…………」

モノクマ「おしおきターイム!!」

皐月「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

立木さんに手を伸ばす。

止めないと。

この裁判はおかしいんだ。
だから止めないといけないんだ!

立木「……」

皐月「っ!?」

伸ばした俺の手を、立木さんは避けるようにする。

立木「最期にこれだけ言うのは許してください」

立木「翼君」

立木「生きてください……」







       GAME OVER

  タチキさんがクロにきまりました。

    おしおきをかいしします。






立木さんが連れていかれる。

閉まった扉が俺達を遮る。

扉を開けようと必死な俺をよそに。

立木さんは処刑場に連れて行かれた。


【古本廃棄】

【超高校級の読書家立木亜里沙処刑執行】

立木さんが連れていかれたのは工場のような場所。

そこではモノクマが流れてくる縛られた本を機械に向かって投げていました。

投げられた本は機械に入ると粉々になって下のゴミ箱に溜まっていきます。

縛られた立木さんもその本達と同じようにモノクマの所へと流れていきます。

自分の前の本が粉々になっていくにつれ立木さんの目から涙が溢れ出ます。

しかし時すでに遅く、立木さんの出番がやってきました。

モノクマが立木さんを持ち上げて……機械へと投げます。

しかし次の瞬間機械が急に止まりました。

立木さんはバラバラにされる事なく、紙の溜まったゴミ箱の中に落ちていきました。

皐月「……」

今、立木さん……助かった?

モノクマ「ちょっ、はっ!?何今の、どういう事!?」

モノクマが慌てだしてる……やっぱり処刑は失敗したのか!?

モノクマ「こんな事が出来るのは……!」

伊方「くっ、くくっ……うまくいったか」

石原「い、伊方殿!?」

伊方「モノクマ、その処刑装置はもう動かん。俺が止めたからな」

モノクマ「そのケーブル、充電用に偽装してるけどまさか……!」

伊方「石原が理解していなくて助かった」

伊方「おかげでハッキングが出来るようになったのだからな!」

笹山「石原にやらせたのは、そういう事に詳しくないだろう石原にやらせる事でモノクマを油断させるため……」

墨染「石原さんなら確かに一番そういう頭脳プレーしなさそうですしね!」

石原「う、うむうっ、褒められているのか?」

伊方「はっ、無様だなモノクマ」

モノクマ「……」

伊方「どうした?ショックで黙りか?」

伊方「所詮その程度の存在というわけか」

皐月「い、伊方?」

伊方「ふん、雑魚が」

モノクマ「…………オマエェェェェェェェェェェッ!!」







ガシャン!!






皐月「あっ……」

笹山「なっ……!」

墨染「嘘……」

石原「い、伊方殿ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

俺達が見たもの、それは……

モノクマの爪で貫かれた、パソコン……

モノクマ「たかだか人工知能の分際でよくも舐めた真似してくれたね……!」

伊方「…………」

モノクマ「うぷぷ、だけどもうこれでオマエも消えるけどさ!ねぇ、どんな気持ち?勝ち誇ってたら消える気持ちはさぁ!?」

伊方「……最…の気分だ」

モノクマ「は?」

伊方「…月、笹…、墨…、…原……」

伊方「今、こいつは、何…した?」

伊方「散々……生きている者として、あつか、かったお、おおれを……」

伊方「挑発に、ののののって、ガッ、殺し、にかかっ、た」


モノクマ「……まさか、これを狙って!?」

伊方「モノクマ……学級裁判だ」

伊方「被害者は、俺、伊方五右衛門」

伊方「そしてお前の正体によっては……」

伊方「クロード・イーストウッド殺害事件のクロも変わる可能性がある……」

皐月「伊方!」

なんで、せっかくこうして生き返ったのにまた死ぬって言うのか……!

伊方「皐月、立木を救え。そして全てを明らかにしろ」

伊方「その時、俺の行動は……希望を繋ぐ、物になる」

伊方「そんな俺は、〔超高校級の希望〕と呼べるはず、だだだ……」

伊方「石原、笹山、墨染、立木……そして皐月」

伊方「あ、と、は…………」

伊方「頼む」

ブツン!

その言葉と、笑みを最後に……パソコンからは何も聞こえなくなった。

石原「伊方殿……!」

墨染「……」

笹山「かっこつけて……死んでどうするの……」

伊方は……二度、殺された。

モノクマ「くそっ、くそっ、くそっ、まさかこんなつまらない挑発に……!」

皐月「モノクマ……」

モノクマ「……!」

皐月「最後の学級裁判だ……」

皐月「伊方五右衛門を殺したクロ、それを何者かはっきりさせる学級裁判をさせてもらうぞ!!」

伊方の行動は無駄にさせない。

必ず全てを明らかにしてみせるんだ!







STATION5

【そして笑顔で希望(きみ)は消えていく】

【END】

【死亡】

クロード・イーストウッド…立木亜里沙により刺殺?
伊方五右衛門…モノクマにより破壊

生き残りメンバー
皐月翼
笹山ミチル
墨染優里
石原カイ
立木亜里沙

以上5名。






本日はここまで。

次回より最終章に入ります。

それではお疲れ様でした。

本日はなしで。

少し進めます。
このままこのスレで完結まで行きたいと思います。

【第五学級裁判場】

皐月「モノクマ、最後の学級裁判をさせてもらうぞ!」

モノクマ「…………」

思わず笑みが浮かぶ。

計画に多少の修正は必要、それでも展開としては悪くない。

最後の学級裁判。

その果てに待つ物こそを、自分は望んできたのだ。

モノクマ「いいよ、やってあげるよ!ただし解き明かしてもらう事は一つだけじゃダメ!」

だから乗ろう、この素晴らしい提案に。

モノクマ「ボクの正体が何者か……そしてオマエラを取り巻くこの環境について……」

それが……

モノクマ「全てを明らかにしてもらうよ!」

モノクマ「うぷぷ、あーはっはっはっはっはっ!!」

自分の【希望】で、【絶望】なのだから。







LAST STATION〔絶望の真実という名の終着駅〕






皐月「……」

最後の学級裁判。

伊方が命を懸けて繋いだ道……それを俺達は走り出す。

その先に何が待ち構えていたとしてもだ。

モノクマ「それじゃあ最後の捜査を……」

皐月「モノクマ、その前にやる事があるだろう」

モノクマ「何の話?」

皐月「立木さんを助けさせてもらう」

モノクマ「ああ、別にいいよ」

モノクマ「ボクとしても……うぷぷ、もうあんなのを処刑する気はないから」

墨染「なんだか辛辣ですね……」

笹山「……今はとにかく救助が先よ」

石原「伊方殿……!必ず吾らは……!」

鍵が開いた扉から俺達は処刑場に向かった。

モノクマ「…………」

皐月「んっ?」

モノクマの視線を強く感じながら……

【学級裁判場・処刑場】

皐月「立木さん!」

ローラーの下にある紙が溜まった巨大なゴミ箱に立木さんはいた。
どうやら気絶してるのか紙に横たわったまま動かない。

皐月「石原、ちょっと肩を貸してくれ!」

石原「うむっ!」

石原の肩を足場にゴミ箱に飛び込む。
そして立木さんを抱えて、俺はゴミ箱から脱出した。

皐月「立木さん、立木さん!」

立木「……うっ」

皐月「立木さん!」

立木「あ、れ……私、確か……」

皐月「良かった、無事で……」

立木「私、助かったんですか……?」

笹山「伊方が装置を止めたのよ。おかげであなたは死なずにすんだ」

立木「伊方君が……」

墨染「まあ、そのせいでモノクマに壊されましたけど」

立木「えっ……」

石原「……伊方殿は自らの死を承知の上でそうしたのだ。立木殿のせいではない」

立木「……」

皐月「俺達はこれから本当に最後の学級裁判をするんだ」

皐月「助かったばかりで酷かもしれないけど、一緒に捜査をしてくれないか?」

皐月「……亜里沙」

立木「……!」

立木「……」

立木「……わかりました、私も行きます」

立木「終わらせましょう……今度こそ」

これで生き残った五人が揃った……始めよう。

最後の捜査を……!


       【捜査開始】

短いですがここまで。

次回最後の捜査を開始します。

本日はなしで。

こんにちは
ここ最近アナウンスも出来ず申し訳ありません

もしかするとしばらくはこういう風にやるかやらないかをアナウンスも出来ないかもしれませんがご容赦ください

今日は21:00から開始します。

ピンポンパンポーン…

モノクマ「お待たせしました!」

モノクマ「ただ今ディスペアー・エクスプレスを捜査のため駅に停車させました!」

モノクマ「調査のために鍵は開けてありますのでお好きにどうぞ!」

モノクマ「それじゃあ頑張ってねー!」

皐月「鍵が……」

立木「物述さんの部屋だった所も開いたって事ですよね……」

笹山「とにかく調べに行くわよ。時間もないからバラバラでいいわね?」

墨染「ええっ!?ボクを一人にするんですか!?」

笹山「……私は行くわ」

墨染「待ってくださいよー!」

石原「吾も行くか……皐月殿、立木殿。また後で会おう」

立木「……」

皐月「立木さんはどうするんだ?」

立木「えっ」

皐月「大丈夫そうなら時間もないし……」

立木「……そうですね。私も一人で調べてみます」

皐月「……?」

なんだか落ち込んでないか?

【コトダマを整理しました】

1…調べる【一号車】
2…調べる【???】
3…調べる【皐月の部屋】
4…調べる【立木の部屋】

↓一

【一号車】

皐月「とうとう、ここを調べる時が来たのか……」

長い廊下を進むと三つの扉……左には冷凍室、右には医務室、奥には車掌室のプレートがあった。

皐月「医務室が二つあるのか……」

車掌室にモノクマを操ってる奴がいるなら……

ガチャガチャ

皐月「開かない?」

モノクマ「うぷぷ、残念だね」

皐月「鍵は開けたんじゃなかったのか」

モノクマ「全部開けるなんて言ってないよ!車掌室は諦めてくださーい!」

皐月「……」

仕方がない……他の部屋を調べるか。

【一号車・冷凍室】

皐月「冷凍室だけあって寒いな……」

これは……なんだ?

大きな箱が……十五個並んでる。

近寄ってみると十一個の箱は鍵がかけられていて……残りの箱には特に何も入っていないみたいだ。

皐月「……」

もしかしてこの箱って……

コトダマ[|冷凍室の箱>を手に入れました!
【冷凍室にあった十五個の箱。
十一個の箱は閉じられて鍵がかかっている】

【一号車・医務室】


皐月「な、なんだこれ!?」

医務室……そう書かれたプレートの部屋は色々な機械があって、俺達がいた医務室とはまるでレベルが違っていた。

大きなカプセルやコードの繋がったベッド……最先端技術の塊……そんな印象だ。

皐月「……これはカルテか?」

【患者名…×××××
元々心臓病を患っていたところに様々な合併症を引き起こしており、いつ容態が急変しても不思議ではない。
二十歳まで生きる事はほぼ不可能。
本人の希望もあり××××××に通わせているが……それでも一日二時間の治療をしなければならない】

随分酷い状態みたいだな……いったい誰のカルテなんだ?

皐月「もう一枚あるな……」

【もはやこの患者は通常の方法では救えない。
故に我々は禁じられた治療法に手を出す。
幸い患者のクラスメートにそのためのパイプもある……後は患者次第だ】
……禁じられた治療法?

コトダマ[|一号車の医務室>を手に入れました!
【一号車の医務室はコードの繋がったベッドや大きなカプセルなど最先端技術が使われているようだ】

コトダマ[|医務室のカルテ>を手に入れました!
【患者名…×××××
元々心臓病を患っていたところに様々な合併症を引き起こしており、いつ容態が急変しても不思議ではない。
二十歳まで生きる事はほぼ不可能。
本人の希望もあり××××××に通わせているが……それでも一日二時間の治療をしなければならない】

コトダマ[|禁じられた治療法>を手に入れました!
【もはやこの患者は通常の方法では救えない。
故に我々は禁じられた治療法に手を出す。
幸い患者のクラスメートにそのためのパイプもある……後は患者次第だ】

1…調べる【???】
2…調べる【皐月の部屋】
3…調べる【立木の部屋】

↓一

皐月「……」

もうすぐここにいる事もなくなるんだな……

皐月「それにしても……このナイフは何だったんだ?」

モノクマが俺に渡してきたって事……なんだよな?

皐月「……んっ?」

このナイフ、今まできちんと観察した事はなかったけど……何か彫ってあるぞ。

【TからSに】

皐月「TからSに……?」

どういう意味なんだ?

コトダマ[|皐月のナイフ>を手に入れました!
【モノクマから渡されたと思われるナイフ。
TからSにと文字が彫ってある】

1…調べる【???】
2…調べる【立木の部屋】

↓一

物述さんの部屋だった場所……いったいどんな部屋になってるんだ。

ガチャ

皐月「これは……」

その部屋は……今までのどの部屋よりも異質だった。

中央に置かれた一つの机……それだけしかない。

いったいどんな用途の場所なのか、まるでわからない部屋だった。

立木「あっ」

皐月「立木さんはここにいたのか。何かあったか?」

立木「何もありません……机の引き出しにこれが入っていたぐらいです」

皐月「これは……」

【絶望根絶計画草案】

絶望根絶計画?

【絶望根絶の種を持つ人間のDNAを分析し、クローンを作り上げる。
そしていずれ全人類を絶望を持たない新人類へと昇華させる……それが絶望根絶計画だ。
我々はその第一段階として絶望している人間からそのきっかけを取り除いたクローンの作成を行い、それに成功した。
上手くいけば数年もしない内に第二段階へと移行が可能だろう……】

なんだ、この計画……

立木「クローンなんて、本当なんでしょうか」

皐月「……」

コトダマ[|絶望根絶計画>を手に入れました!
【絶望根絶の種を持つ人間のDNAを分析し、クローンを作り上げる。
そしていずれ全人類を絶望を持たない新人類へと昇華させる……それが絶望根絶計画だ。
我々はその第一段階として絶望している人間からそのきっかけを取り除いたクローンの作成を行い、それに成功した。
上手くいけば数年もしない内に第二段階へと移行が可能だろう……】

皐月「立木さんの部屋は……」

ボタンが取れてる服はないな……だとしたらあのボタンはやっぱり別の誰かの……

皐月「この服のボタンは多分部屋に落ちていたやつだ……んっ?」

このナイフ、よく見たら俺のと似てる……もしかしたらこれにも。

皐月「あった。【SからTに】か……」

さっきとは逆だけど……

コトダマ[|もう一つのナイフ>を手に入れました!
【クロードを殺した凶器。
皐月のナイフと似ており、SからTにと彫ってある】

本日はここまで。
次回で捜査を終わらせます。

明日から更新を再開します。

開始します。

調べる事はまだたくさんあるな……行こう。


1…調べる【二号車・サロン】
2…話す【墨染】
3…話す【石原】
4…話す【笹山】

↓一

皐月「そういえばまだあるんだなこれ」

隅に積まれているのは新聞……第三の動機になったあの新聞だ。

皐月「少し読んだだけできちんと読んでなかったんだよな……」

もしかしたら何かあるかもしれない……読んでみよう。


俺と物述さんが関わっていた冤罪事件。
陸海が関わっていた二つの記事。
外国の記事だからテロリストの皆殺しに関わったのはクロードだろう。
他にも……みんなが関わっているだろう記事がたくさんあった。

皐月「銃器の横流しは列車を利用したために発覚……告発したのはまだ若い車掌……ああ、岩崎さんか……」

皐月「【誤診?病院で男性自殺】……精神科医が誤った診断をくだし、新聞記者の男性が自殺か……まさかこれって」

…………

皐月「……ないな」

立木さんだけ……記事がない。

コトダマ[|動機の新聞>を手に入れました!
【動機に使われた新聞。
立木以外の全員が何らかの記事に関わっているようだが……】

1…話す【墨染】
2…話す【石原】
3…話す【笹山】

↓一

墨染「あいたた……」

皐月「……捜査はどうしたんだ」

墨染「してますよ。今は包帯を変えてるんです」

皐月「……なあ、墨染。本当に立木さんに刺されたのか?」

墨染「そりゃあ、信じたくないのはわかりますよ。ボクだってミチルさんに刺されたなんて言う人がいたら一日中問い詰めますし」

墨染「だけどこれに関しては間違いないんです。ボクは立木さんに刺された……その事実は変わりません」

皐月「……そうか」

墨染「あっ、でも一つだけ思い出しましたよ」

皐月「えっ?」

墨染「ボクを刺した後立木さん、急に咳き込んだんですよ」

皐月「咳き込んだ?」

墨染「はい。それでポケットから何か取り出してましたよ」

皐月「……咳き込んだ」

コトダマ[|墨染の証言>をアップデートしました!
【刺したのは間違いなく立木。
刺した後咳き込んだ立木は何かをポケットから取り出していたらしい】

1…話す【石原】
2…話す【笹山】

↓一

石原は展示室にいた。
クロードの死体はもうなくなっている。

石原「手がかりという物はなかなか見つからないのだな……」

皐月「今回は黒幕相手だしな……」

石原「今まで吾は見張りが多かった、それに伊方殿のサポートもあったから何とかやってきたが……」

皐月「うーん、とりあえず石原は今は何を調べてるんだ?」

石原「クロード殿のいたガラスケースの上……天井部分に妙な隙間があるのが気になったのでな」

皐月「隙間?」

確かに天井部分に妙な隙間がある。

石原「モノクマに聞いたところ、あれはモノクマ用の出入り口らしい」

皐月「モノクマの?」

石原「うむ、だから手がかりとは言えないだろう……」

皐月「……」

ガラスケースの上に、モノクマ用の出入り口?

コトダマ[|消えた死体>を手に入れました!
【クロードの死体は既に消えていた】

コトダマ[|モノクマ用の出入り口>を手に入れました!
【展示室のガラスケースの真上にあるモノクマ用の出入り口】

皐月「あっ、笹山さん」

笹山「皐月、ちょうど良かったわ」

皐月「ちょうど良かった?」

笹山「物述の部屋だった場所にあった書類について意見が欲しいのよ」

皐月「それってあの絶望根絶計画ってやつか?」

笹山「そんな物もあったけど違うわ。これよ」

皐月「【希望ヶ峰学園100期生考案特別列車】……これってまさか!?」

笹山「この列車の事でしょうね。つまりこの列車は私達が作った可能性があるのよ」

皐月「俺達がこの列車を……」

笹山「書類によるとこの列車は元々何らかの特別な目的のために作られたそうね。その部分がわからないのだけれど」

皐月「特別な目的のために作られた列車……」

コトダマ[|ディスペアー・エクスプレス>を手に入れました!
【コロシアイの舞台になった列車。
どうやら元々は皐月達が違う目的のために作ったようだが……】

皐月「……」

何となく、もうすぐ終わるような気がするな……

1…調べる【車掌室】
2…話す【立木】

↓一

立木「……」

皐月「立木さん」

立木「あっ……」

皐月「どうしたんだ?何か考え込んでたみたいだけど」

立木「……ずっと、考えてたんです」

皐月「何を?」

立木「……美影さんがなんであんな事を言ったのか」

皐月「それって、確か……」

伊方が言ってたよな、確か美影さんは……


美影『なんであなたがここにい――』


……そう言ってたって。

立木「あの時、美影さんは間違いなく私を見てたんです」

皐月「えっ?」

立木「……もしかしたら、私は」

皐月「立木さん!」

立木「っ」

皐月「あんまり考え込まない方がいい……悪い事ばっかりになるだろうし」

立木「……そう、ですね」

コトダマ[|美影の言葉>を手に入れました!
【美影が遺したなんであなたがここにい……という言葉。
立木によると自分を見て言っていたらしいが……】

皐月「車掌室はやっぱり開かないか……?」

ガチャッ

皐月「っ!」

開いた!?

皐月「なんでかはわからないけどチャンスだ……!」

俺は車掌室に足を踏み入れる。
そこにあったのは…………

皐月「お、れ?」

壁一面に貼られた、俺の写真写真写真写真写真……

皐月「なんだよ、これは……」

黒幕がいただろう部屋になんでこんな……でも待てよ。

皐月「考えたら……モノクマは今まで俺に対して……どことなく肩入れしてなかったか?」

だとしたらモノクマは、何が目的なんだ……?

コトダマ[|車掌室>を手に入れました!
【黒幕がいただろう部屋。
壁一面に皐月の写真が貼られている】

コトダマ[|モノクマの真意>を手に入れました!
【モノクマは度々皐月に肩入れするような行動をしていた】

ピンポンパンポーン…

モノクマ「……」

モノクマ「もう言葉はいらないよね」

モノクマ「待ってるよ……今度こそ最後の学級裁判で!」

皐月「……」

なんだ、今の……

まるで誰か個人に向けたような……

皐月「とにかく行こう……これで本当に最後だ!」

車掌室を出ると俺はホームへと降りていく。

既に赤い扉の前には四人がいて……

四人。

俺を入れてたった五人……十六人いた俺達はそれだけしかもういない。

皐月「……」

言葉はいらない。

俺達は頷きあって……扉を開く。

モノクマ「うぷぷ、それじゃあ始めようか……最後の学級裁判take2を!」

言われるまでもない……俺達は席についてモノクマを見上げる。

石原「……終わらせるぞ」

色んな事があった。

笹山「始めましょう、最後の学級裁判」

その中で消えていったみんなのためにも……

墨染「いよいよ黒幕にインタビューする時が来ました!」

俺達は負けるわけにはいかない!

立木「私は、もしかして……」

懐にある二つのナイフを服の上から握る。


皐月「……」

そして始まる……学級裁判。

待っている結末が希望か絶望か……俺にはまだ。

わからなかった。

本日はここまで。

次回学級裁判スタートです。

それではお疲れ様でした。

明日から学級裁判を開始します。

【コトダマ一覧表】

・[|立木の証言>
【事件の日は部屋で寝てたはずが目を覚ましたら現場にいた。
嘘だとするなら不自然だが……】

・[|事件の違和感>
【クロードは腹部を刺されて殺されている。
それが可能なのは石原ぐらいだろうが……】

・[|クロードの銃>
【クロードが持っていた三つの銃。
全てに弾がこめられていたが撃たれた形跡はない】

・[|ガラスケース>
【ガラスケースには小さな取っ手のついた扉があった。
取っ手は血で汚れてない】

・[|血溜まりの違和感>
【床にある血溜まりの中に微妙に色合いが違う物が混じっていた】

・[|皐月への襲撃>
【皐月は深夜に何者かに刃物で襲われていた。
なお皐月はこの事実を誰にも話していない】

・[|冷凍室の箱>
【冷凍室にあった十五個の箱。
十一個の箱は閉じられて鍵がかかっている】

・[|一号車の医務室>
【一号車の医務室はコードの繋がったベッドや大きなカプセルなど最先端技術が使われているようだ】

・[|医務室のカルテ>
【患者名…×××××
元々心臓病を患っていたところに様々な合併症を引き起こしており、いつ容態が急変しても不思議ではない。
二十歳まで生きる事はほぼ不可能。
本人の希望もあり××××××に通わせているが……それでも一日二時間の治療をしなければならない】

・[|禁じられた治療法>
【もはやこの患者は通常の方法では救えない。
故に我々は禁じられた治療法に手を出す。
幸い患者のクラスメートにそのためのパイプもある……後は患者次第だ】

【コトダマ一覧表その二】

・[|皐月のナイフ>
【モノクマから渡されたと思われるナイフ。
TからSにと文字が彫ってある】

・[|絶望根絶計画>
【絶望根絶の種を持つ人間のDNAを分析し、クローンを作り上げる。
そしていずれ全人類を絶望を持たない新人類へと昇華させる……それが絶望根絶計画だ。
我々はその第一段階として絶望している人間からそのきっかけを取り除いたクローンの作成を行い、それに成功した。
上手くいけば数年もしない内に第二段階へと移行が可能だろう……】

・[|もう一つのナイフ>
【クロードを殺した凶器。
皐月のナイフと似ており、SからTにと彫ってある】

・[|動機の新聞>
【動機に使われた新聞。
立木以外の全員が何らかの記事に関わっているようだが……】

・[|墨染の証言>
【刺したのは間違いなく立木。
刺した後咳き込んだ立木は何かをポケットから取り出していたらしい】

・[|消えた死体>
【クロードの死体は既に消えていた】

・[|モノクマ用の出入り口>
【展示室のガラスケースの真上にあるモノクマ用の出入り口】

・[|ディスペアー・エクスプレス>
【コロシアイの舞台になった列車。
どうやら元々は皐月達が違う目的のために作ったようだが……】

・[|美影の言葉>
【美影が遺したなんであなたがここにい……という言葉。
立木によると自分を見て言っていたらしいが……】

・[|車掌室>
【黒幕がいただろう部屋。
壁一面に皐月の写真が貼られている】

・[|モノクマの真意>
【モノクマは度々皐月に肩入れするような行動をしていた】


伊方の犠牲で掴んだチャンス。
皐月達はそのチャンスでモノクマへ最後の戦いを挑む。

最後の学級裁判、その幕は今……

開く。







     【学級裁判開廷!】

      CLASSROOM TRIAL

      Final Murder Case







モノクマ「それでは最後の学級裁判の説明をいたしましょう!」

モノクマ「この学級裁判では伊方クンを殺してしまったボクの正体を明らかにしていただきます!」

モノクマ「そしてオマエラがなぜこんな状況にあるかも答えていただきましょう!」

石原「うむっ、それではまずは何を話す!」

皐月「続きからだ。俺が中断させられた話から始めさせてもらうぞ」

笹山「皐月が話していた事は……確かボタンについてね」

皐月「ああ。立木さんが自分を犯人だって根拠にしたボタン……」

墨染「でも一つ取れていた服に対して、ボタンは二つなんでしたっけ?」

皐月「ああ。この事から答えは一つしかない」

【ボタンの数の矛盾の答えは?】

・ボタンが取れた人物が二人いた
・ボタンが半分に割れた
・ボタンがどこからか現れた

正しい選択肢を選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「ボタンが取れた人間が二人いた……そうとしか考えられない」

立木「二人って……」

皐月「もちろん立木さんと……真犯人だ」

モノクマ「ちょっと待った!なんでそうなるのさ!」

モノクマ「クロードクンが握っていたボタンが立木さんのかもしれないじゃん!」

皐月「じゃあ立木さんの部屋に落ちてたボタンは誰のなんだ?」

石原「普通に考えればやはり立木殿ではないのか?」

笹山「ボタンが取れた立木の服が二着ある可能性は」

皐月「いや、部屋は調べたけど他にボタンが取れた服はなかった」

墨染「うーん。だけど、立木さん以外にアリバイがなくて服からボタン取れた人なんて……ちなみにボクは取れてません!」

皐月「いるじゃないか、立木さん以外に可能性がある奴が……」

それは……

人物を指名しろ!

↓二

正解!

皐月「お前以外にいない!」


皐月「モノクマ……いや、それを操ってる黒幕」

皐月「その服のボタンが取れてるかは誰も調べられてないはずだ!」

石原「つまりクロード殿を殺したのも……」

笹山「モノクマ、という事になるわね」

モノクマ「ふーん……そうくるんだ」

皐月「反論はあるか」

モノクマ「反論?もちろんありますとも!」

モノクマがクロードを殺した……これで間違いないはずだ!

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|立木の証言>
[|血溜まりの違和感>
[|ガラスケース>

モノクマ「ボクがクロードクンも殺したなんて言いがかりもいいところだよ!」

石原「しかし【立木殿が犯人ではない】のであるなら……」

モノクマ「そんなのボタンだけでの推測じゃん!」

モノクマ「墨染さんの証言だってあるし!」

モノクマ「【立木さんが犯人なら矛盾もなくなる】わけだし!」

モノクマ「やっぱり立木さんが犯人なんだって!」

【】を論破しろ!

↓二

いや、これはまだ早い……
今は違う情報を使うんだ……


【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|立木の証言>
[|血溜まりの違和感>

モノクマ「ボクがクロードクンも殺したなんて言いがかりもいいところだよ!」

石原「しかし【立木殿が犯人ではない】のであるなら……」

モノクマ「そんなのボタンだけでの推測じゃん!」

モノクマ「墨染さんの証言だってあるし!」

モノクマ「【立木さんが犯人なら矛盾もなくなる】わけだし!」

モノクマ「やっぱり立木さんが犯人なんだって!」

【】を論破しろ!

↓二

正解!

皐月「それは違うな!」


皐月「矛盾ならある」

モノクマ「何さ!」

皐月「立木さんの証言だよ」

石原「部屋で寝ていたら朝には現場にいたというあれか?」

皐月「前にも言ったけどこれが嘘ならつく意味なんてまるでない不自然な嘘だ」

笹山「だけど真実だとしたら食堂車をどう通り抜けたかという話になるわね」

皐月「じゃあ、もしも夜部屋にいた立木さんを展示室に移動させる方法があったら……」

皐月「立木さんの証言は真実の可能性が一気に高くなるよな?」

墨染「あるって言うんですか?」

あるはずだ、女子側の自分の部屋にいた立木さんを男子側の展示室に移動させられる方法が……!

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これで証明してみせる!」


皐月「モノクマ、展示室のガラスケース……その上にお前が出入りするための穴があった」

石原「もしやあれを!?」

皐月「そうだ!モノクマは色んな場所に出てくる、それこそ個人の部屋にもだ!」

皐月「モノクマは立木さんを自分が通る通路から展示室に連れていったんだ!」

モノクマ「ぶひゃあ!?」

笹山「だけど皐月、それもまたそうしむけるための罠かもしれないわよ」

皐月「そうだとするならおかしい場所がある」

血まみれの立木さんが工作したならおかしい場所が……!

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|ガラスケース>
[|クロードの銃>
[|事件の違和感>


皐月「立木さんが工作したならおかしい場所があるんだ」

石原「むうっ、[ボタンを残していた事]か?」

笹山「もしくは[何かが欠けている]か……」

墨染「[それもまた工作]かもしれませんよ!」

立木「私は……工作なんてしてません」

[]に同意しろ!

↓二

寝落ちしました。
再開します。

正解!

皐月「それに賛成だ!」


皐月「笹山さんの言うとおりあの現場には欠けている物があったんだ」

石原「それはいったい……」

皐月「血だ」

墨染「血?」

皐月「あの展示室にはたくさんの血があった。もちろんクロードや墨染、立木さんがいたガラスケースの中にも」

皐月「だけどあのガラスケースの中に出入りする扉の取っ手には全く血が付いてなかったんだ!」

皐月「もし立木さんが工作をしたなら当然付くべき取っ手に血が付いていない……」

笹山「だとすると立木達は別のルートからガラスケースに入った可能性があるわね」

立木「別のルート……」

皐月「モノクマの使っていた通路……それしかない」

モノクマ「むぎぎぎ……………………うぷぷ」

笹山「……何がおかしいのかしら」

モノクマ「もちろん皐月クンの言葉だよ!いやいや、なかなかのこじつけだけど残念だったね」

モノクマ「皐月クンの推理は簡単に打ち崩せる脆い代物だよ!」

モノクマ「だって犯人を見た人がいるわけだからね!」

石原「うむうっ、よし!墨染殿の言葉だから無視しようではないか!」

墨染「何がよしなんですか!?」

皐月「……」

モノクマ「アーハッハッハッハ!犯人じゃないなら墨染さんが嘘をつく理由はないよね?」

モノクマ「つまり墨染さんは立木さんに刺されたって真実を語っているか、自分が犯人だから嘘をついてる!」

モノクマ「どちらにしてもボクが犯人ではないって事になるね!」

皐月「……」

笹山「まさかモノクマと立木を見間違うという事は……いくらなんでもないわね」

石原「むっ、それではどういう事になるのだ」

立木「……皐月君はどう、思ってるんですか?」

皐月「…………」

・墨染は本当の事を言っている
・墨染は嘘をついた
・墨染は立木とモノクマを見間違えた

正しい選択肢を選べ!

↓二

正解!

皐月「それが真実だ!」


皐月「……墨染は、本当の事を言っているはずだ」

立木「……!」

モノクマ「……うぷ」

モノクマ「アーハッハッハッハッハッハッハッハ!!」

モノクマ「まさかここに来て皐月クンが立木さんを見捨てるなんて!」

モノクマ「愉快愉快!」

石原「見間違えた可能性はないのか皐月殿!?」

皐月「例え墨染が見間違えたとしても、モノクマにクロードが刺されたわけじゃないのは確かだ」

だからこそ、クロードはアレを使わなかったんだ……

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「クロードは銃を使ってなかった……もしモノクマに襲われたなら全く使わなかったっていうのは考えにくい」

笹山「クロードは人を撃てない……だから襲ったのは人と考えるのが妥当」

モノクマ「やっぱり立木さんが犯人だって事だね!うぷぷ」

立木「っ……」

皐月「……このためだったんだな」

墨染「はい?」

皐月「このために墨染を殺さなかったんだな?モノクマ」

モノクマ「……は?」

皐月「俺は確かに墨染は本当の事を言ってるって言った。だけど立木さんが犯人だなんて一言も言ってない」

モノクマ「あのさぁ、だったら墨染さんが見た物はどういう……」

皐月「モノクマ、墨染が立木さんを見た。だからこそ犯人は自分じゃないってお前は主張してる」

皐月「……だけどもし前提が違っていたら?」

石原「前提?」

皐月「それこそが……モノクマ、お前の正体を暴く鍵になるんだ!」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月への襲撃>
[|事件の違和感>
[|消えた死体>
[|一号車の医務室>
[|医務室のカルテ>


石原「【墨染殿が見たのは立木殿】……」

墨染「だけど【立木さんは犯人じゃない】?」

笹山「意味がわからないわね」

モノクマ「うぷぷ、皐月クンもとうとうおかしくなったのかな?」

皐月「……」

立木「もしかして……」

立木「[私は二人いた]んですか?」

墨染「は?」

石原「なんと!?立木殿は【双子】だったのか!?」

笹山「もしくは【他人のそら似】か……」

墨染「まさか【クローン】とかそういうオチじゃ……」

モノクマ「……」

【】を論破、もしくは[]に同意しろ!

↓二

正解!

皐月「これが真実なんだ!」


皐月「一号車の医務室……カルテがあったのを見た人はいるか?」

墨染「医務室のカルテ……ボクは見てませんね!」

皐月「そこにはこんな事が書いてあった」

【患者名…×××××
元々心臓病を患っていたところに様々な合併症を引き起こしており、いつ容態が急変しても不思議ではない。
二十歳まで生きる事はほぼ不可能。
本人の希望もあり××××××に通わせているが……それでも一日二時間の治療をしなければならない】

笹山「そのカルテが一号車、黒幕がいる車両に……」

石原「むうっ、しかし名前がないこれでは立木殿が二人いたとは……」

皐月「確かにこれだけだとわからないかもしれない」

だけど後二つの物を組み合わせれば……

見えてくるはずだ!

>>431-432から正しいコトダマを二つ選べ!

↓二

治療法は合ってるはずだ……
後はその治療法が何かを示せば……

【禁じられた治療法】

>>431-432から正しいコトダマをもう一つ選べ!

↓二

正解!

皐月「これで証明してみせる!」


皐月「さっきのカルテには続きがあった」

【もはやこの患者は通常の方法では救えない。
故に我々は禁じられた治療法に手を出す。
幸い患者のクラスメートにそのためのパイプもある……後は患者次第だ】

笹山「禁じられた治療法……」

皐月「さらに物述さんの部屋だった場所にはこんな書類もあった」

【絶望根絶の種を持つ人間のDNAを分析し、クローンを作り上げる。
そしていずれ全人類を絶望を持たない新人類へと昇華させる……それが絶望根絶計画だ。
我々はその第一段階として絶望している人間からそのきっかけを取り除いたクローンの作成を行い、それに成功した。
上手くいけば数年もしない内に第二段階へと移行が可能だろう……】

墨染「絶望根絶計画……また滅茶苦茶な内容ですね」

皐月「さっきのカルテ、そしてこの絶望根絶計画の第一段階の内容と禁じられた治療法って言葉から導き出せる答え……」

石原「クローン……か!」

皐月「そうだ!モノクマ、お前は立木さんのクローンで、だからこそ墨染に自分を目撃させた!」

皐月「自分と同じ顔をした立木さんに罪を着せるために……違うか!」

モノクマ「……」

モノクマ「…………」







「さすが……翼クンですね!」






モノクマが糸が切れたように座っていた椅子から落ちる。

そしてその椅子には……別の人物が座っていた。

「ふふ、ふふふ」

石原「ば、ばかな……!」

それは女の子だ。

「やっぱりバレちゃいますよね……伊方クンがあんな事したから嫌な予感はしてました」

墨染「ボクが見たのは……この人ですか」

立木さんと瓜二つ、ただ彼女の顔からは……まるで生気が感じられない。

「改めて自己紹介させてもらいますね」

笹山「あなたが黒幕だったのね……」

腕に繋がれたチューブ、口に付けられた呼吸器……その全てが痛々しい。

「私の名前は立木亜里沙……」

亜里沙「間違えないように、亜里沙って呼んでくださいね」

皐月「……」

彼女が黒幕、俺達を殺し合わせた……

元凶……!





立木「…………ああ」



立木「やっぱり、私、は…………」




立木「……………………」







     【学級裁判中断!】






本日はここまで。

コロシアイ特急列車の黒幕は立木亜里沙さんでした。

それではお疲れ様でした。

明日再開します。

少しでも進めます。

亜里沙「ふふふ」

立木「……」

皐月「……」

目の前と隣、二人の立木さんがいる。
だけどその表情は、笑顔と顔面蒼白……全く対照的だった。

笹山「まさか立木……」

亜里沙「ミチルちゃん、亜里沙って呼んでくださいって言いましたよね?」

笹山「……」

墨染「ふふん、ミチルさんがそんな事言うわけないでしょう!というかミチルちゃんってなんですか、ボクだってさんで我慢して――」

笹山「ちょっと黙ってなさい」

墨染「ミチルさんがそう言うなら!」

石原「名前云々はともかく、黒幕としては随分と……」

亜里沙「明るくて気になります?」

石原「……伊方殿であれば惑わされるなと言うだろうな」

亜里沙「ふふふ、石原君は本当に死人に引きずられますね」

石原「ぐっ……!」

皐月「そんな事はどうでもいい!お前がこうして出てきたって事は……」

亜里沙「お、お前……?」

皐月「……?」

亜里沙「ぐすっ、酷いです……翼クンが私の事をお前だなんて……」

亜里沙「うえええええええええんっ!!」

皐月「なっ!?」

な、泣き出した……?
俺にお前って言われたそれだけで?

亜里沙「ううっ、でもしかたないですよね……翼クンは忘れてるんですから」

皐月「……」

亜里沙「積もる話もたくさんありますし、ここは質問タイムといきましょうか!」

墨染「あっ、それじゃあ……」

亜里沙「第一問!」

墨染「って、そっちが質問するんですか!?」

笹山「コントはやめなさい……それで質問はなんなの」

亜里沙「私と翼クンの隣にいる人……」

亜里沙「どっちが本当の【立木亜里沙】でしょうか!」

立木「っ!!」

石原「な、何を言いだしているのだ?」

笹山「あなたと立木のどちらがオリジナルか……」

墨染「そんなの決まってるでしょう!」

亜里沙「ふふふ、そうですね。聞くまでもない質問ですよね?」

亜里沙「というわけで、自分で答えてください……ね?」

立木「うっ……!」

亜里沙「ほら、どうしました?」

立木「ううっ……!」

亜里沙「自分が何者か答えるだけですよ?」

立木「わ、わたし、私は……」

皐月「やめろ!」

亜里沙「翼クン?」

皐月「俺が答える……それでいいだろう!」

亜里沙「翼クンがそう言うなら……許可します!」

石原「皐月殿は先ほど黒幕をどういう存在か言っていたな……」

笹山「それを繰り返すだけ……簡単ね」

墨染「まっ、ビシッと言ってやってください」

立木「…………」

亜里沙「さあ、翼クン答えをどうぞ!」

皐月「……オリジナルは」

【立木亜里沙のオリジナルは?】

・黒幕
・黒幕
・黒幕

正しい選択肢を選べ!

↓二







皐月「……」

わかってた。

捜査の段階で、もしもこの推理が正しければ……どういう意味になるかが。

だけど俺は一縷の望みに賭けた。

そして……賭けに負けた。

皐月「オリジナルは……」

もし黒幕と今隣にいる立木さん……

皐月「黒幕の方、だ」

オリジナルとクローンが逆だったら、少しはマシだったのか?






亜里沙「正解です!翼クンならきちんと答えてくれるって信じてました!」

石原「馬鹿な……今まで共にいた立木殿がクローンだと言うのか!?」

亜里沙「そうです。私の遺伝子から作られたモノ……それがそこにいるクローンですよ」

笹山「くっ……」

亜里沙「みんなも本当はわかってたんでしょう?そこまで私のクラスメート達はお馬鹿さんじゃありません」

墨染「……」

亜里沙「言ったでしょう?クロードクンを殺したのは【立木亜里沙】だって……」

皐月「本当に正解、だったんだな」

亜里沙「はい!ちなみにですね……」

石原「待てい!」

亜里沙「なんですか?」

石原「わ、吾にはやはり……信じられん!」

石原「立木殿がクローンなどと……!」

皐月「石原……」

亜里沙「はあ……それじゃあ議論でもします?」

亜里沙「それが終わった時には疑問の余地はなくなると思いますから」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|美影の言葉>


亜里沙「私が本物の立木亜里沙です!」

石原「そんな物は【黒幕がただ主張しているのみ】だ!」

亜里沙「そこにいるのは私のクローンなんですよ?」

笹山「……証拠なんてどこにあるのかしら」

亜里沙「みんなと過ごしたクラスメートは私なんです」

墨染「物的証拠は欲しいですよね……」

亜里沙「現実を見ましょう?」

立木「…………」

【】を論破しろ!

↓二

正解!

皐月「……!」


皐月「石原、それは違うんだ」

皐月「少なくとも、立木さんの存在に疑問を持った人がいる」

石原「誰だと言うのだ!?」

皐月「美影、さんだ」

石原「ま、団居殿、だと……?」

皐月「美影さんは処刑される直前、立木さんを見て【なんであなたがここに】って言ったらしいんだ……」

皐月「きっと、立木さんは本来ここにいるわけがなかったんだよ……」

石原「ぐ、ぐううう……!」

亜里沙「ふふふ、石原クンはわかったみたいですね……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|墨染の証言>

亜里沙「私が本物の立木亜里沙です!」

石原「そんな馬鹿な……立木殿が……!」

亜里沙「そこにいるのは私のクローンなんですよ?」

笹山「……【証拠なんてどこにあるの】かしら」

亜里沙「みんなと過ごしたクラスメートは私なんです」

墨染「物的証拠は欲しいですよね……」

亜里沙「現実を見ましょう?」

立木「…………」

【】を論破しろ!

↓二

中途半端ですが本日はここまで。

まだ黒幕立木さんのターンは続きます。

それではお疲れ様でした。

明日続きをやります。

昨日は寝てしまいました……
遅いですが進めます。

正解!


皐月「それは違うんだ……!」


皐月「証拠、それは他でもない墨染の言葉だ」

笹山「なんですって?」

皐月「墨染は黒幕に刺された時、黒幕が咳をしたのを見たらしい……そして黒幕が病気なのはカルテから明らかだ」

皐月「そしてこのカルテは同時に治療法も合わせると病気の人間がオリジナルである事を示してるんだ……」

笹山「そんな物は憶測よ……立木は記憶がないのでしょう?」

笹山「だったら立木こそ病気の可能性があるはずよ」

皐月「だったら証拠を出す」

そうだ、現場のアレがきっと……黒幕の病気を示してたんだ。

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「現場には他の物とは違う血溜まりがあった……あれはきっと吐血だ」

笹山「吐血……」

皐月「そもそも黒幕のあの姿を見れば……どちらが病気かなんて……」

笹山「……クローンは立木というわけ、ね」

亜里沙「ふふふ、わかってくれて嬉しいです!」

笹山「くっ……最低の気分よ……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|もう一つのナイフ>

亜里沙「私が本物の立木亜里沙です!」

石原「そんな馬鹿な……立木殿が……!」

亜里沙「そこにいるのは私のクローンなんですよ?」

笹山「……最低ね」

亜里沙「みんなと過ごしたクラスメートは私なんです」

墨染「[物的証拠]は欲しいですよね……」

亜里沙「現実を見ましょう?」

立木「…………」

[]に同意しろ!

↓二

皐月「それに同意だ……!」


皐月「物的証拠……このナイフがそうかもしれない」

墨染「それ凶器じゃないですか!」

皐月「このナイフには文字が彫ってあった……SからTにってな」

墨染「SからT……イニシャルですか」

皐月「Sはともかく、Tは俺達の中で一人しかいない」

墨染「立木さん、ですね」

皐月「ああ……クロードの銃はクロードの手元にあったのに立木さんのナイフはこうして凶器になるまで出てこなかった」

皐月「他の証拠と併せてそれが何を意味するか……」

墨染「明白ですねぇ……残念ながら」

亜里沙「ふふふ……ようやく納得してくれましたか?」

石原「ぐっ……」

笹山「……」

墨染「認めざるを得ませんね」

亜里沙「全く変な回り道をしてしまいました……それでは第二問にいきましょう!」

亜里沙「第二問!」

亜里沙「このコロシアイ特急列車を用意したのは誰でしょう!」

皐月「この列車を用意した人間……」

それはきっと……

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

正解!

皐月「これだ!」


皐月「この列車を用意したのは……俺達、なのかもしれない」

墨染「はい!?」

亜里沙「正解です!さすが翼クン!」

石原「吾らが自分からコロシアイの舞台を用意したというのか!?」

笹山「元々この列車はコロシアイ以外の目的で作られたみたいよ」

笹山「書類にはその目的までは書かれていなかったけれど」

亜里沙「ふふふ、知りたいですか?」

亜里沙「このディスペアー・エクスプレス、その作られた目的は……」


亜里沙「私を安らかに眠らせるためです」

皐月「安らかに……?」

亜里沙「無駄だったんですよ」

亜里沙「クローンを作ってその記憶を与えてもそれは今生きているこの私じゃありません」

亜里沙「私は結局死の運命から逃れる事は出来ませんでした」

亜里沙「みんなはそんな私がせめて悔いなく死ねるようにこの列車を作ったんです」

亜里沙「陸海クンの財源、伊方クンの人脈、岩崎さんの知識……みんなの力を結集させてこのディスペアー・エクスプレスは完成しました」

亜里沙「ふふふ、これでも私……みんなとの列車旅行を楽しみにしてたんですよ」

亜里沙「最も誰にも邪魔されないように、この列車は一日中同じ所をグルグル回るって聞いた時はガッカリでしたけどね……」

亜里沙「それで空気を壊さないように窓は封鎖され、私がいつ容態が急変しても対処できるように監視カメラも用意されて……」

亜里沙「設計が進むにつれて私は気付きました、まるであのコロシアイと似た状況だって」

亜里沙「だから」

亜里沙「私の最大の望みを叶えるために……この列車をコロシアイの舞台にする事にしたんです」

亜里沙「私はこの学級裁判の駅を地下に用意して、いつでも変えられるようにみんなの部屋をブロックに分けるように提案して……」

亜里沙「みんなは何か他の事をしてましたから、コッソリ動くのは簡単でした」

皐月「……なんでなんだ」

皐月「なんでこんなコロシアイなんて……!」

亜里沙「ふふふ……それを知りたければ答えてもらいましょう」

亜里沙「第三問」

亜里沙「私は何のためにコロシアイ特急列車の旅を計画したでしょう?」

コロシアイを何のために計画したか……

皐月「…………」

なんなんだ、この胸騒ぎは……?

本日はここまで。

それではお疲れ様でした。

今日と明日はなしで。

今年中には絶対に終わらせます。

また寝てしまいました……
開始します。

石原「このコロシアイを何のために行ったか……」

亜里沙「ふふふ、わかりますか?」

笹山「あなたのようなイカレた人間の気持ちなんてわかりたくもないわ」

亜里沙「ううっ、嫌われちゃいました……」

墨染「ふふん、いよいよ百期生嫌われ度ランキングがひっくり返る時がきましたね!」

亜里沙「それはないです」

墨染「ボクがコロシアイ計画した人より嫌われてるって言うんですか!?」

皐月「…………」

黒幕がコロシアイを計画した理由……一つずつ考えてみよう。

まず黒幕のターゲットは俺達百期生十六人。
だけど……そうだとしたらおかしい物があったはずだ。

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「一号車にあった冷凍室……あそこには十五個の箱があった」

石原「それなら吾も見たぞ!十一の箱は閉じられて開かなかったが……」

墨染「十一?なーんか不吉な感じがするんですけど……」

そうだろうな……だってあの箱に入っていたのは多分……

【閃きアナグラム開始!】

○○○

語群
【シ ト ヲ ヘ イ コ エ タ オ ユ】

○を埋めて言葉を完成させろ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「あの箱には……みんなの死体が入っていたはずだ」

石原「死体だと!?」

笹山「わざわざ冷凍室なんて物が一号車にあったのも、閉じられた十一の箱も……そういう意味だったのね」

皐月「冷凍室が死体保存の部屋だって根拠もある」

学級裁判からあの捜査時間で変わっていたもの……それが根拠になるはずだ!

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「捜査時間の時、クロードの死体は展示室から消えていた……」

墨染「ああ、それなら箱とボク達のいなくなった人達との数も合いますね」

笹山「だけどおかしいわね」

石原「むっ?」

笹山「数よ。箱は死体が入ってないのも含めて十五。だけど私達は十六人」

墨染「確かにおかしいですね……そんな所に気がつくなんてさすがミチルさん!」

立木「……私の分がないんじゃないですか」

皐月「いや、黒幕はあくまでも立木さんを殺しにかかってた……もし冷凍室を見られた時のために箱は用意してたと思う」

石原「……皐月殿は何が言いたいのだ?」

皐月「……俺達は十六人、箱は十五個」

皐月「それが示す意味は……」







皐月「黒幕は俺達の中の誰かを死なせる気は最初からなかったんじゃないか?」






墨染「死なせる気はなかったって……」

笹山「私達の中に黒幕の仲間がいるという事かしら?」

皐月「……」

石原「皐月殿?」

黒幕は俺達の中の誰かを死なせる気はなかった……

そしてそれは間違いなく……

人物を指名しろ!

↓二

正解!


皐月「俺だ」

墨染「はい?」

皐月「黒幕が死なせる気がなかったのは……俺だ」

石原「どういう意味なのだ!?なぜ黒幕は皐月殿を……」

皐月「それはわからない……だけどそう考えるといくつかの疑問は解けるんだ」

【ロジカルダイブ改開始!】


  [|皐月のナイフ>

  [|動機の新聞>

[|モノクマの真意>

 [|もう一つのナイフ>
   [|車掌室>

【黒幕が皐月を死なせる気がなかった事を示すコトダマを全て選べ!】

↓二

正解!


皐月「一つ聞きたいんだ……みんなは車掌室に入ったか?」

笹山「車掌室?あの部屋は閉まっていたじゃない」

墨染「モノクマも開ける気はないって感じでしたけど」

……やっぱりアレは俺に見せるためか。

皐月「俺が学級裁判直前に見た時、鍵は開いてて中に入れたんだ」

石原「中にはいったい何があったのだ?」

皐月「部屋中に貼られた、俺の写真だ」

立木「部屋中に……」

皐月「あの写真を見た時、黒幕は俺に対して何か肩入れしてるような……そんな気がした」

思い出せ、黒幕は今まで俺に何をした。
最初の動機発表、黒幕は俺を狙って煽った。

…………

モノクマ『辛いよね?悲しいよね?絶望的だよね?』

モノクマ『誰にも信じられず、身に覚えのない罪を着せられ、今もこうして独りきり』

モノクマ『うぷぷ、本当に絶望的だよ』

モノクマ『そんな奴らに義理立てして脱出する必要ってあるのかな?』

モノクマ『……うぷぷ、キミがどうするか楽しみにしてるね!』

…………

その後、黒幕は俺にナイフを渡してきた……

…………

皐月『テーブルの上に何か……っ!?』

これ、ナイフだよ、な……?
なんでこんな物がここにあるんだ!?

…………

黒幕は俺が倒れた時に治療した……

…………

下田『腕の方は、モノクマがきちんと治療したみたいだよ』

皐月『モノクマが……?』

よく見ると、俺の腕には今までみたいな包帯じゃなくてしっかりとしたギブスが着けられていた。
これをモノクマがやったのか……

…………

黒幕は俺を殺そうとした物述さんに、怒りを露わにした……

…………

物述『……え、っ』

皐月『なっ!?』

一瞬の出来事だった。
物述さんの身体に、あの俺の腕に刺さった槍が……突き刺さっていた。

…………

思い返せば黒幕は俺に対してあからさまに肩入れしてたんだ……!

石原「しかしなぜ黒幕は皐月殿にそこまで」

亜里沙「ふふふ……」

墨染「なんでか答えてくださいよ!ボク気になります!」

笹山「……」

亜里沙「なんでかなんて決まってます」







亜里沙「翼クンを愛してるからですよ」






本日はここまで。

明日も引き続き行います。

それではお疲れ様でした。

開始します。

皐月「あ、い……?」

亜里沙「はい、私が翼クンに対して色々な事をしたのは愛してるからです」

笹山「やっと理解できたわ……だから物述を内通者にしたのね」

立木「えっ……」

笹山「元々疑問だったのよ。物述は小説作家、もっと内通者にするならいい人選があったはず」

石原「うむ……それは確かに」

笹山「物述は皐月が冤罪に苦しむきっかけであり、それを知らずに皐月を恨んでいた」

笹山「そんな存在は、あなたにとってはらわたが煮えくり返るような物だった……違うかしら」

亜里沙「ふふふ……さすがですね」

亜里沙「そうですよ。私が内通者を彼女にしたのは……彼女を確実に殺すためです」

亜里沙「抑止もあったんですよ。なんせ翼クンを殺人鬼だと思っていましたからね……返り討ちにならないように銃を渡すタイミング作るからって言えば我慢してくれましたよ」

墨染「内通者は黒幕がはっきり殺人の指示を行える存在……返り討ちにしろ、クロになるにしろ確実に物述さんは殺せるってわけですか」

皐月「……待て」

亜里沙「翼クン、どうかしましたか?」

皐月「物述さんは実際に俺を殺そうとした……慧が来なかったら俺は殺されてたはずだ」

亜里沙「ふふふ、そんなの簡単ですよ。こうすればいいんです」


モノクマ「うぷぷ、下田クン……キミの親友が大変だよ?」


皐月「っ!!!」

やっぱりこいつは……慧の行動を、操作したのか!!

亜里沙「効果てきめんでした!下田クンなら間違いなく、翼クンを助けてくれるって信じてましたから!」

墨染「どーせそれだけじゃないんでしょう?」

亜里沙「はい?」

墨染「そこまで皐月さんに執着するあなたなら……平野さんが最初の被害者だったのも、何かしらの裏があったんじゃないですか?」

皐月「なっ……」

ま、まさか、こいつ、夢さんも……?

亜里沙「……てへっ♪」

ゾクリとした。

否定しなかった、それどころかバレちゃったと言わんばかりに舌を出した……

夢さんも慧も……行動を、操られてたんだ……

石原「人の心がないのか!?仮にも吾らはクラスメートだったのだろう!?」

皐月「石原……」

石原「躊躇いも痛みも、何一つ感じなかったというのか……!」

亜里沙「……」

石原「答えろ黒幕よ!!」

亜里沙「悲しいに決まってるじゃないですか」

亜里沙「クラスメートを、友達を、苦しめて貶めて傷つけて殺して」

亜里沙「苦しいに決まってます……」

墨染「え、えー……ここで泣きますか、普通……」

わからない……なんでそんな悲しそうに泣けるんだ。
自分のやった事が産んだ結果だ、俺達を絶望させるためにここまでやってきたんじゃないのか。

亜里沙「だけど」

亜里沙「だけど、それでも、どんな事があっても」

亜里沙「みんなの何倍も何十倍も何百倍も何千倍も何万倍も……」

亜里沙「私は翼クンが大切で大事で大好きなんですよ!!」

笹山「結局、そこに行き着くのね……」

なんなんだ。

なんでここまで俺に対して執着するんだ。

立木「……なんで」

亜里沙「なんか言いました?」

立木「なんで、そこまで大好きな人を傷つけられるんですか……」

立木「あんなにコロシアイの度に苦しんで、ほとんどの事件で犯人扱いされて、自分のせいだって責めてきたんですよ!?」

立木「大好きな人に、なんでそんな……」

亜里沙「はああああ……所詮クローンにはわかりませんか」

亜里沙「あなたみたいな浅い考えが翼クンを余計に傷つけるんですよ」

亜里沙「翼クンの特異体質……それを知っていればそんな台詞は言えません」

皐月「俺の特異体質……?」

亜里沙「ふふふ、ヒントはあったはずですよ?」

もしかして……

>>431-432から正しいコトダマを選べ!

↓二

正解!

皐月「これだ!」


皐月「絶望根絶計画……あれがヒントなのか?」

墨染「またそれですか……」


【絶望根絶の種を持つ人間のDNAを分析し、クローンを作り上げる。
そしていずれ全人類を絶望を持たない新人類へと昇華させる……それが絶望根絶計画だ。
我々はその第一段階として絶望している人間からそのきっかけを取り除いたクローンの作成を行い、それに成功した。
上手くいけば数年もしない内に第二段階へと移行が可能だろう……】


石原「この絶望している人間というのは……黒幕か」

笹山「なら皐月を示しているのは……【絶望根絶の種を持つ人間】かしらね」

立木「あっ……」

絶望根絶の種を持つ人間……俺が?

亜里沙「心当たりはありますよね?」

皐月「俺が……絶望出来ない、事か」

亜里沙「ふふふ、そうですよ。翼クンは絶望根絶の種を持つ特異体質なんです」

亜里沙「どんなに辛くても悲しくても絶望しない……そんな特異体質」

亜里沙「それに目を付けたのが希望ヶ峰学園でした」

亜里沙「希望ヶ峰学園は一度【超高校級の絶望】によって崩壊しました」

亜里沙「だけど希望ヶ峰学園は長い時を経て復活した……そして希望ヶ峰学園は絶望根絶のための研究に着手したんです」

亜里沙「その結果見つかったのが……アンチ絶望とも言える存在」

亜里沙「あなたですよ翼クン」

皐月「……なんで俺がそんな」

亜里沙「わかりません。だけど翼クンの特異体質を研究すればきっと絶望根絶が叶う……希望ヶ峰学園はそう考えて翼クンをこの学園にスカウトしたんですよ」

亜里沙「ただ翼クンは幸運には出来なかった。既に伊方クンが選ばれていましたから」

亜里沙「だから希望ヶ峰学園は翼クンの冤罪を利用して【超高校級の殺人鬼】という才能を作り出した」

亜里沙「全ては翼クンを自分達の管理下に置くために……」

俺が超高校級の殺人鬼としてスカウトされたのは……そのためだったのか。

亜里沙「絶望根絶計画……その第一段階は私を実験体として行われました」

亜里沙「私が絶望するきっかけだった病気、それに対する免疫力を格段に跳ね上げたクローン……」

立木「それが、私……」

亜里沙「私は確かに絶望していました。だけどそれと同じぐらい希望を持っていたんですよ」

石原「希望を?」

亜里沙「翼クンですよ」

亜里沙「まともに起き上がる事も困難で読書しかなかった私に、翼クンは色々な話をしてくれました」

亜里沙「私は翼クンのその話に勇気づけられて、希望をもらって、まだ生きていたいと思うようになって」

亜里沙「一緒に歩けるようにリハビリもしました。少しでも見てもらえるようにお洒落にも気を遣いました」

亜里沙「占いにもこだわるようになったのも、翼クンと過ごせる日の運勢を気にするようになったからです」

皐月「……」

亜里沙「でも話している内に知ったんです、翼クンが絶望出来ない事に苦しんでるって」

笹山「絶望出来ない事に……」

亜里沙「自分がおかしいんじゃないかって悩んで苦しむ翼クンを見て……思ったんですよ」

皐月「……!」

亜里沙「翼クンは絶望出来ない事に苦しんでる」

皐月「…………」

……まさか

亜里沙「翼クンは絶望出来ないからこれからも利用される」

皐月「…………」

だとしたら……は、ははっ、俺は……

亜里沙「だったらどうすればいいか……」

皐月「…………」

冤罪なんかじゃ、なかった。







亜里沙「そうだ、翼クンを絶望させてあげればいいんだって……」

俺はこのコロシアイのきっかけを作った、立派な殺人鬼じゃないか……






本日はここまで。

学級裁判は残り三分の一ぐらいです。

それではお疲れ様でした。

遅いですが進めます。

亜里沙「翼クンが絶望出来ればもう苦しまずにすむ!」

亜里沙「翼クンが絶望出来ればもう誰にも利用されない!」

亜里沙「わかります!?これがどれだけ素晴らしい事なのか!」

石原「しかし皐月殿は今度は絶望に苦しむ事になるではないか!」

亜里沙「だったら【超高校級の絶望】になればいいんですよ」

笹山「なんですって……」

亜里沙「あの世紀の大悪女江ノ島盾子のように絶望を受け入れられるようになれば、翼クンが苦しむ事は完全になくなります!」

亜里沙「今ならわかりますよね?第三問の答えが!」

墨染「皐月さんを超高校級の絶望にするために……コロシアイを計画したんですか」

亜里沙「正解です!」

亜里沙「翼クンに超高校級の絶望になってもらう事、それこそ私の最期の願いなんですよ!!」

皐月「…………」

俺のせい、か……

俺のせいでこんなコロシアイが……

皐月「く、そっ……!」

亜里沙「さあ翼クン……そろそろ終わりにしましょうか」

皐月「終わり、だと?」

亜里沙「ふふふ、投票タイムですよ」

亜里沙「全ての謎は明かされました」

亜里沙「今からみんなには選択をしていただきます」

亜里沙「この私に投票するかどうかを」

墨染「はあ?そんなのわざわざ選択する必要ありますか?」

笹山「全くね……それともあれかしら?まだ切り札があるとでも?」

石原「吾らはもう立ち止まらん!このコロシアイで消えた命のためにもだ!」

亜里沙「……それじゃあ三つほどその決意を挫いてあげます」

亜里沙「まず一つ、そこのクローンは私からデータを貰わないと段々自我が崩壊していきます」

亜里沙「ふふふ、記憶がなくなっているのはその初期段階ですよ」

立木「!?」

亜里沙「二つ、私が死ねばこの学級裁判場に仕掛けた爆弾が爆発します」

亜里沙「逃げるためにはディスペアー・エクスプレスを動かさないといけません」

皐月「なんだと……」

亜里沙「そして三つ……」

亜里沙「ディスペアー・エクスプレスは私にしか動かせません」

亜里沙「つまり私に投票すれば……みーんな、おしまいです」

石原「貴様……それでは吾らには選択の余地などないではないか!?」

亜里沙「そんな事ありませんよ?選択肢はちゃんと二つあります」

亜里沙「一つは私、立木亜里沙に投票する事」

亜里沙「もう一つは……」

亜里沙「立木亜里沙に投票する事」

皐月「……それは、まさか」

亜里沙「はい。私の代わりにクローンに投票すればいいんです」

立木「あ……」

亜里沙「ふふふ、どうせそのクローンは私が死ねばろくに生きていけませんし、みんなが助かりたいならそうした方が懸命ですよ?」

笹山「……それでなに、あなたはのうのうと助かって私達と脱出すると?」

亜里沙「いいじゃないですか……だって私自身ももうすぐ死にます」

亜里沙「黒幕のクローンは死んでみんなは脱出、黒幕自身も死んで終わる」

亜里沙「ふふふ、ハッピーエンドってやつです」

皐月「何が、ハッピーエンドだ……!」

どちらにしても立木さんは死ぬ……いや、黒幕自身だってそうだ。

こんな物の何が……

立木「……私は、それでいいです」

皐月「立木さん!?」

立木「私は紛い物でした。名前も記憶も……何もかも」

立木「そして私は、長く生きていられない」

立木「今ここで私が死ねばみんなは無事に脱出出来るなら……私は」

立木「わ、私は…………」

立木「死に、ます……」ニコッ

なんで笑うんだ。
おかしいだろ、そんなの……

亜里沙「さあ、投票タイムですよ!」

亜里沙「そのクローンを生かして爆弾を爆発させるか、クローンを犠牲に無事に生きるか!」

亜里沙「みんなの選択をどうぞ!」

亜里沙「ああ……公平のためにクローンには投票はさせませんから安心してください」

石原「黒幕を選べば吾らは……だが……!」

笹山「無事を取りたければ畜生になれという事……ろくな事を考えないわね」

墨染「んー…………まあ、余計な事は言わないでおきますか」

皐月「…………」

選ぶのなんて黒幕に決まってる……

だけどそのせいで爆弾が爆発すれば俺だけじゃない、みんなが死ぬかもしれない。

だからといって立木さんを犠牲にするのか?

助けられた命を、そんな形で奪うなんて……

そもそもどちらを選んでも立木さんは……

俺は……

俺は…………







――もしさ、あたしと亜里沙が揃って危ない目に遭ってたらどーする?






皐月「……えっ?」

なんだ、今の。

これって…………記憶?


――
―――
――――


皐月「……は?」

平野「いや、だからさ。翼は亜里沙とも仲いいでしょ?」

皐月「まあ、友達だしな」

平野「だったらあたしと亜里沙が両方危なかったら、翼はどーするのかなーって」

皐月「……二人共助けるけど」

平野「だよねー……翼はどっちかなんて妥協出来るような人じゃないか」

平野「まっ、だからこそ亜里沙は翼大好きなんだろーし……」

皐月「……」

平野「まっ、そこまで言うからには頑張りなよ!翼ならきっと本当になんとか出来るだろーし!」

皐月「あ、ああ」

平野「だけど一人で頑張ったってダメだからね?困った時は頼りなよ?」

皐月「わかってる……慧も夢さんも心配性だな」

下田「呼んだ?」

平野「慧は過保護だってさー」

下田「えっ、そうかな……」

パシャッ!

皐月「わっ!?墨染、いきなり写真撮るなって!」

平野「にしし、いいじゃんいいじゃん!」

皐月「ちょっ、夢さん!」

下田「……翼くんも大変だね」

――――
―――
――

皐月「…………」

なんだ……簡単だった。
俺がこんな事で悩むのがそもそもおかしかったんだな。

皐月「……」

俺は……両方取ろう。

みんなと無事に脱出する事も立木さんの無事も。

そのためにも……

皐月「俺は決めた」

亜里沙「ふふふ、さすが翼くん!」

皐月「俺は黒幕に投票する」

亜里沙「……はい?」

立木「えっ?」

皐月「みんな!」

石原「むっ」

笹山「なに?」

墨染「なんですか」

皐月「みんなは立木さんを犠牲にして助かる事を……許容出来るか?」

石原「……出来るわけなかろう!」

笹山「そうね……というかそもそも黒幕の思い通りになるのが嫌」

墨染「ボクだってさすがにこれはねぇ……」

立木「み、みんな、なんでそんな……」

寝落ちしそうなので本日はここまでで。

開始します。

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

立木「【みんなだって危ない】んですよ!?」

石原「ここで【立木殿を犠牲にしても吾らは後悔する】だけだ!」

立木「私はどちらにしても長く生きていられないのに……」

笹山「長く生きるかは関係ないわ」

立木「私が死んでみんなが助かるなら私は死んだって……」

墨染「ボクって嘘が嫌いなんですよねー」

亜里沙「……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

皐月「石原、頼む!」

石原「任された!」


石原「立木殿、確かに吾らは立木殿を犠牲にすれば助かるのかもしれん」

石原「だがそれをしたところで吾らは十字架を背負う……立木殿を見殺しにしたという十字架を」

石原「立木殿!例えどんな険しい道だとしても吾らは立木殿と共に行く!」

石原「それが団居殿、いいや、十一人の仲間を失った……」

石原「吾の選択だ!」

立木「石原君……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

石原「吾らは立木殿を見捨てはせん!」

立木「でも私はどちらにしても【長く生きていられない】のに……」

笹山「【長く生きるかは関係ない】のよね」

立木「私が死んでみんなが助かるなら私は死んだって……」

墨染「ボクって嘘が嫌いなんですよねー」

亜里沙「……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

皐月「笹山さん!」

笹山「わかってるわ」


笹山「立木、そんな考えはやめなさい」

笹山「長く生きられるかどうか……それに捕らわれて自分を見失うなんてあってはならないのよ」

笹山「そんな考えを取り払って考えてみなさい」

笹山「あなたは生きたいの?死にたいの?」

笹山「どちらにしても……私はあなたを死なせるつもりはないわ」

笹山「そんな結末、私は嫌なのよ」

立木「笹山さん……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

石原「吾らは立木殿を見捨てはせん!」

笹山「どうしたいかは自分で選びなさい」

立木「わ、私が死んでみんなが助かるなら【私は死んだっていい】……」

墨染「ボクって【嘘】が嫌いなんですよねー」

亜里沙「……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

皐月「……大丈夫なのか?」

墨染「ふふん、まかせといてくださいよ」


墨染「嘘ですね」

墨染「立木さん、本当は死にたくないんでしょう?」

墨染「だってそうじゃなかったらそんな自分に言い聞かせるような言い方しませんって」

墨染「死んでもいいなんて嘘、立木さんは自分がクローンだとしても生きたいはずですよ」

墨染「ほら、皐月さんに言ってあげてくださいよ」

墨染「あなたの本音ってやつを」

立木「墨染さん……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>431-432
[|皐月のナイフ>
[|もう一つのナイフ>
[|皐月への襲撃>

皐月「俺は黒幕に投票する!」

石原「吾らは立木殿を見捨てはせん!」

笹山「どうしたいかは自分で選びなさい」

墨染「本音を聞かせてくださいよー」

立木「わ、私は……」

亜里沙「……無駄ですよ」

亜里沙「どんなに足掻いてもそのクローンは【死ぬしかない】」

立木「【生きたい】……」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓二

始めます。

いければ今日で最終章を終わらせたいと思います。

皐月「それは違うな!」

皐月「立木さんはこんな所で死なない!俺達もそうだ!」

皐月「どんなに絶望させようとしても、もうお前の思い通りになんてさせない」

皐月「立木さんは生きたいって言った……だったら俺達が選ぶ道は!」

石原「覚悟は決まっている!」ダンッ

笹山「無駄に回り道をしてしまったわね」ダンッ

墨染「ミチルさんとならどこまでもいきますよ!」ダンッ

立木「みんな……ありがとうございます……」

皐月「これで終わりだ!このコロシアイの……何もかもが!」

亜里沙「……」

亜里沙「…………ふふふ」

亜里沙「……みんなは、クローンを取るんですね」

亜里沙「クラスメートとして過ごしてきた私を切り捨てて」

亜里沙「ふ、ふふふ……あはっ」

亜里沙「……翼クン!」

皐月「……なんだ」

亜里沙「議論をしましょう。これで本当に最後」

亜里沙「ふ、ふふふ……」


亜里沙「愛してますよ翼クン……」反論!

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>431-432
[|医務室のカルテ>
[|皐月のナイフ>
[|皐月への襲撃>


亜里沙「翼クン、あなたは不思議に思いませんでしたか?」

亜里沙「なんで私がクロードクンを殺したのか」

亜里沙「ふふふ……」

皐月「何が言いたいかはわからないけど……」

皐月「今さら何を言っても無駄だ!」

亜里沙「まあまあ、慌てないでくださいよ!」

亜里沙「翼クンは【一時頃にナイフで襲われた】じゃないですか」

亜里沙「……ふふふ、あの犯人は誰なんでしょうか?」

亜里沙「そう、実はクロードクンこそ翼クンを殺そうとした犯人なんです!」

亜里沙「だから私はクロードクンを殺したんですよ!」

コトノハで【】を斬れ!

↓二

皐月「その冤罪、晴らさせてもらう!」

亜里沙「ふふふ!まだまだですよ!」発展!


【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>431-432
[|医務室のカルテ>
[|禁じられた治療法>
[|絶望根絶計画>

皐月「クロードが俺を殺そうとした?」

皐月「デタラメを言うな!」

亜里沙「本当なんです!信じてくださいよ!」

亜里沙「翼クンをナイフで殺そうとしたのはクロードクンです!」

亜里沙「だから私は自分から動いて殺す事にしたんですよ!」

皐月「だったらなんでお前はそれを知ってるんだ!」

皐月「俺は襲われた事を誰にも話してないぞ!」

亜里沙「ふふふ、私は黒幕ですよ?」

亜里沙「簡単な話じゃないですか」

亜里沙「【監視カメラで翼クンが襲われていたのを見た】んですよ!」

コトノハで【】を斬れ!

↓二

皐月「もう冤罪なんて……俺はやらせない!」


皐月「クロードが俺を襲っていたのを見た」

皐月「だからいつも通りの監視をやめてクロードを殺す事にした……それが主張だな?」

亜里沙「はい、そうですよ?」

皐月「……それは違うな」

亜里沙「……なんでですか」

皐月「医務室にあったカルテ……あそこにはっきり書いてあった」

【患者名…×××××
元々心臓病を患っていたところに様々な合併症を引き起こしており、いつ容態が急変しても不思議ではない。
二十歳まで生きる事はほぼ不可能。
本人の希望もあり××××××に通わせているが……それでも一日二時間の治療をしなければならない】

亜里沙「ふふふ、これがなんですか?」

亜里沙「隠された文は私の名前と希望ヶ峰学園という文字ですけど」

皐月「……重要なのはそこじゃないんだ」

皐月「重要なのは……この文だ」

皐月「【一日二時間の治療をしなければならない】」

亜里沙「……!?」

皐月「俺が襲われていたのを見た?あり得ないだろう……」

皐月「だっていつも通りならその時間、お前はこの治療をしていたはずなんだからな!」

亜里沙「うっ……!」

皐月「…………」

亜里沙「……まだ、まだですよ!」

【パニックトークアクション開始!】

亜里沙「私は一日二時間治療用のベッドで眠らないといけません」

亜里沙「それは確かです……」

亜里沙「だけどそれがこの時間だなんて言い切れませんよね?」

亜里沙「私は本当に見たんですよ」

亜里沙「間違いなく!この目で!」

亜里沙【一時頃に翼クンが襲われていたのを!】


○…伊方 △…結果 □…実験 ×…五右衛門の

正しい順に記号を並べろ!

↓二

皐月「…………」

最後まで助けられたな……

亜里沙「ふふふ……反論なんて出来ませんよね?」

亜里沙「だって私は本当の事を……」

皐月「それは……」

間違いない。

お前は【超高校級の希望】だよ。

皐月「違うな!」

亜里沙「なっ!?」

皐月「お前は治療中だったから知らなかったんだろうな……」

皐月「伊方が一時から三時の間はモノクマが全く動かない事を突き止めてたんだ!」

亜里沙「嘘……!?」

皐月「その様子だと伊方がその時間にどれだけ色々してきたか、全く気付いてなかったんだな」

亜里沙「…………」

皐月「いつも通りなら一時には治療に入っていたはずのお前が一時半から二時にクロードを殺した」

皐月「それは最初からそうクロードを殺すつもりだったから……違うか?」

亜里沙「……あはっ」

亜里沙「ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

亜里沙「もう嫌になっちゃいますね……」

亜里沙「伊方クンと陸海クンは危険だから……まとめていなくなった時は大嫌いな神様に感謝したのに」

亜里沙「……やっぱり神様なんて大嫌いです」

終わった。


         VOTE

    亜里沙 亜里沙 亜里沙

       ジャンジャーン!


スロットに映し出されていたのは黒幕の顔……

俺達は最後の学級裁判を乗り切ったんだ。

亜里沙「結局最後のあがきも失敗しちゃいましたね……」

亜里沙「【超高校級の絶望】なら喜べたんでしょうか?」

石原「一つ、わからん」

亜里沙「なんです?」

石原「なぜクロード殿を殺したのだ?」

そうだ……クロードが俺を殺そうとしたなんて話はもちろん嘘っぱちだ。
だったらなんでクロードは……

亜里沙「……本当はクロードクンこそ目撃者役になってもらうつもりだったんですよ」

亜里沙「といいますか、私はそもそも展示室じゃなくて二号車のサロン辺りを現場にするつもりでした」

笹山「それは、まさか」

亜里沙「はい。私は墨染さんを殺すつもりでした」

墨染「はい!?」

亜里沙「むしろ私が墨染さんを殺さないわけないでしょう?」

亜里沙「あれだけ翼クンを傷つけておきながら……」

俺への執着からして確かに墨染を殺そうとしたなら……不思議じゃないな。

亜里沙「なのに墨染さんは笹山さんが男子側に行かせてしまって……」

亜里沙「本来なら翼クンを襲うなんて真似だってやるつもりなかったんです」

亜里沙「翼クンには冤罪がいかないようにしたんですから……」

立木「もしかして、襲った理由は……」

亜里沙「翼クンが気絶してくれればそれでよかった」

亜里沙「怖い思いをさせてごめんなさい翼クン……」

皐月「……」

亜里沙「とにかく予定を変更して墨染さんを展示室で殺そうとして刺したら……」


――
―――
――――


クロード「何してんだタチキ!?」

亜里沙「クロードクン……!」

そのままクロードクンに怪我をさせてモノクマを使って偽装工作をする……それが筋書きでした。

クロード「スミゾメを……モノクマの言葉に乗っちまったのかタチキ……!」

亜里沙「わ、私……」

クロード「だけどよ、サツキの気持ちを考え…………」

私は失敗したんです。

墨染さんを殺せなかったのも。

そして……







クロード「……オイ、オマエ誰だ?」

クロードクンを、目撃者役にした事も。






皐月「……」

クロードは気付いたのか。

目の前の人間と立木さんの殺気とかそういう物が……まるで違う事に。


亜里沙「気がついたらクロードクンを刺し殺してました」

亜里沙「私は慌てて墨染さんを目撃者役にする計画に変更して……彼女をモノクマ用の通路から展示室に移動したんです」

笹山「それがこの事件の真相……」

亜里沙「何もかも失敗。私は駄目ですね……」

墨染「なんかスッゴく複雑なんですけど!?」

亜里沙「さて、そろそろ……最後のオシオキといきますか」

石原「むうっ、本当に自分を処刑するつもりなのか……!」

亜里沙「当たり前じゃないですか。それぐらいは本当にやりますよ」

亜里沙「ふ、ふふふ……全く絶望的ですね」

亜里沙「みんなが私が死んだ後どうするか……見せてもらいますよ」

亜里沙「……それじゃあ皆さん、さようなら」

亜里沙「運が悪かったらまた会いましょうね」

亜里沙「ああ、それと翼クン……」

椅子から降りてくる。

そして黒幕の彼女は席を越えて真っ直ぐ俺の前に来ると……俺にキスをした。

皐月「!?」

亜里沙「愛してますよ、死んでも」

亜里沙「さようなら」

そして俺の腕を掴むと……取り出したスイッチを、押させた。







     CONGRATULATION!!

  タチキさんがクロにきまりました。

    おしおきをかいしします。






真っ暗な舞台に立つ立木さんの周りには十五人の人形がいます。

それは立木さんのお友達……彼女が欺き続けた十五人。

【そしてみんないなくなった】

【超高校級の読書家立木亜里沙処刑執行】

ベースを抱えた人形が包丁を立木さんのお腹に突き刺して倒れます。

小さな人形がカチンコで立木さんの腕を挟んで骨を折って倒れます。

車掌の服を着た人形が立木さんの手首をカッターで切り裂いて倒れます。

巫女服を着た人形が立木さんの頭をダンベルに叩きつけて倒れます。

猫耳を着けた人形が立木さんの身体に火をつけて倒れます。

男女の人形が立木さんに毒を飲ませて倒れます。

眼鏡を着けた人形が立木さんの背中に包丁を刺して倒れます。

男の人形が銃で立木さんを撃って倒れます。

女の人形が槍を突き刺して爆弾を立木さんの側で爆発させて倒れます。

男の人形が立木さんの胸をナイフで刺して倒れます。

崩れ落ちる立木さんの周りには四体の人形。

しかしその人形達は遠くにいる人形に呼ばれたのか立ち去っていきます。

立木さんは離れていく人形の一人……ナイフを持った男の人形の足を掴みます。

縋るような眼をする立木さん……

しかし男の人形はその手を振り払うと他の人形の所に歩いていきました。

立木さんの周りからはみんないなくなりました。

そしてゆっくり動き出した床に乗ったままの立木さんは目を閉じると……

本をバラバラにする機械へと飲み込まれていきました。

皐月「……」

黒幕……立木亜里沙は処刑された。

立木「……」

石原「……」

笹山「……」

墨染「……」

みんな黙ったままだった。
もしかしたらみんなも心のどこかで、感じたのかもしれない。

今死んだのが、間違いなく俺達のクラスメートだった立木亜里沙だったんだって……

ドォン!!

立木「きゃあ!?」

だけどそんな感傷に浸ってる暇は……俺達にはなかった。

石原「これはもしや!?」

笹山「爆弾……本当だったみたいね」

墨染「いやいや、どうするんですか!このままだとボク達も……」

皐月「とにかく列車まで戻るんだ!」

走る俺達の後ろで瓦礫に学級裁判場が埋まっていく。

それが……俺達を苦しめた学級裁判場の終焉だった。

【一号車・車掌室】

石原「むうっ、どうすれば動くのだ!?」

笹山「鍵がいるみたいね……それも二つ」

墨染「それって絶対彼女が持ってましたよね!?」

皐月「くそっ!」

もう学級裁判場には戻れない……どうしたらいいんだ!?

立木「……あ、あの!」

石原「どうされた立木殿?」

立木「この鍵穴……鍵というより、刃物を刺すように見えませんか?」

刃物……?

皐月「まさか、この列車の鍵は……」

>>431-432から正しいコトダマを二つ選べ!

↓二

皐月「このナイフが……鍵なのか?」

取り出した二つのナイフ……俺はそれをゆっくりと鍵穴に差し込む。

墨染「なんかつきましたよ!」

笹山「動作確認……車掌の網膜認証を行います?」

石原「車掌とはモノクマの事か!」

立木「だ、だったら私の網膜で動くはずです!」

立木さんが画面に顔を近づけると音と一緒に列車が動き出す。

石原「動き出したぞ!」

笹山「誰かサロンから岩崎の遺品を持ってきなさい!あの子はマニュアルで動いていたから列車の操縦マニュアルもあるはずよ!」

墨染「わかりましたー!」

慌ただしく動く俺達を余所に列車は動き続け、そして……







地下から飛び出した列車の車掌室、その窓から差し込む光。
俺達が久々に見る……

日の光だった。












LAST STATION

【絶望の真実という名の終着駅】

【END】

【死亡】

立木亜里沙(黒幕)…黒幕として処刑

最終生き残りメンバー

皐月翼
笹山ミチル
墨染優里
石原カイ
立木亜里沙(クローン)

以上5名。






本日はここまで。

明日エピローグを書いて終わりにしたいと思います。

それではお疲れ様でした。

始めます。

夢を見た。

皐月「芝居?」

下田「うん、今度の列車旅行で立木さんが翼くんと自分が主役の演劇をしたいらしいんだ」

皐月「またなんでそんな……」

下田「想像はついてるんじゃないの?」

皐月「……やっぱりそうなのか?」

下田「演劇くらいでならさ、叶えてあげてもいいんじゃないかな?」

皐月「……」

下田「もちろん無理強いはしないけど」

皐月「……いや、わかったよ。これが……最後かもしれないんだもんな」

下田「うん……」

パシャッ!

皐月「わっ!?」

墨染「はい、写真いただきました!」

皐月「墨染、お前はまた!」

墨染「ふふん、立木さんが皐月さんの写真がたくさん欲しいらしいんで。それじゃあ!」

皐月「……全く」

下田「とにかく頼んだよ翼くん。監督は安田くん、脚本は物述さんがやるって話になってるから」

皐月「安田と物述さんか……安田はともかく物述さんには避けられてるんだよな」

―――
――――

安田「カットカットカットォ!!やる気あるのか皐月ぃ!」

皐月「わ、悪い……」

安田「いいか、この安田順が監督になる以上妥協は許さないからな!少し休憩したらリハーサル再開だ!」

皐月「……はあ、まいったな」

美影「うにゃあ、翼ちゃんも大変だにゃん」

皐月「美影さん……悪いな、音響だから何回もつき合わせて」

美影「気にしなくていいにゃあ。こういうのも青春だってカイくんも言ってたし!」

石原「その通り!」

皐月「うわっ!?」

石原「むっ、驚かせてしまったか。すまんな皐月殿!」

美影「カイくーん♪」

石原「うおおおっ!?団居殿、不意打ちはいかんとあれほど……!」

美影「ごろにゃーん♪」

石原「うぐぐぐ……」

皐月「あはは……そういえば石原、何持ってるんだ?」

石原「おぉ、忘れていた。陸海殿が作成していた衣装が完成したのだ」

皐月「相変わらず陸海はこういう事が得意なんだな……」

安田「皐月ぃ!始めるぞ!」

皐月「わかった!」

石原「皐月殿、吾は応援しているぞ!」

美影「頑張れーだにゃん♪」

―――
――――

皐月「つ、疲れた……あれ?」

岩崎「うーん、じゃあ快適性を重視して……」

神崎「それがいいかもね。だったらここは……」

陸海「金ならある!存分に願望を詰め込むがいい!」

神崎「だからそれはやめなさい!」

陸海「はいよぉ」

皐月「列車について話し合いか?」

神崎「皐月君。そうだよ、立木ちゃんの体調も考えて色々ね」

岩崎「ここまでの列車、自分に運転出来るか心配です……」

陸海「岩崎っちなら大丈夫さぁ。万が一壊したら僕がしっかり請求するしなぁ」

岩崎「プ、プレッシャーが……!」

神崎「こら!またそんな事言って!」

皐月「俺が旅行なんて提案したから迷惑かけちゃってるな……」

陸海「気にすんなって皐月っちぃ」

陸海「立木っちと話して思いついたんだろぉ?だったら僕達だって協力するさぁ」

神崎「そういう事だね」

岩崎「はい」

皐月「……ありがとう」

―――
――――

伊方「ふん、チェック」

クロード「やるじゃねえか……」

霧ヶ島「あの、どちらが勝っていらっしゃるんですか?」

笹山「伊方よ」

霧ヶ島「でしたらわたしはいいすとうっど様を応援いたします!」

クロード「まかせな、今日のオレはツキが来てんだ!」

伊方「ほう?この超高校級の幸運にツキで挑むか……」

皐月「何してるんだ……」

笹山「休憩も兼ねたチェス見学よ」

霧ヶ島「いいすとうっど様が劣勢なんです!翼様も一緒に応援いたしましょう!」

伊方「ふん、生憎だがそれは無駄だ……チェックメイト」

クロード「ぐっ……!」

霧ヶ島「ど、どうされたのですか!いいすとうっど様!」

笹山「負けたのよ」

霧ヶ島「そ、そんな……わたしの力が足りなかったばかりに」

クロード「気にすんな、キリガシマのせいじゃねえよ」

伊方「まるで悪者扱いだな」

皐月「あはは、伊方は雰囲気とかそんな印象だしな」

伊方「ほう……言うじゃないか」

皐月「あっ……そ、それじゃあ俺は立木さんの所に行くから!」

笹山「逃げたわね」

伊方「ふん、後で泣かせてやろう……」

―――
――――

皐月「あっ」

物述「あっ」

皐月「物述さん……」

物述「っ、亜里沙さんなら起きてるわ……」

皐月「ちょ、ちょっと待ってくれって!そんな避けなくてもいいじゃないか!」

物述「……恨み言を言いたいの?」

皐月「そうじゃなくて!俺は……」

物述「……わかってる。あなたはそんな事を言いたいんじゃないって事は」

皐月「……」

物述「だけどワタシは……合わせる顔がないの」

物述「しばらくは……そっとしておいて!」

皐月「あっ!」

物述さん……

―――
――――

皐月「調子はどうだ?立木さん」

亜里沙「翼クン!ふふふ、今日はとても調子がいいです」

平野「やっ、翼」

皐月「夢さんも来てたのか」

平野「まーね。にしし、積もる話もお互いある感じだし」

亜里沙「ふふふ、そうですね」

皐月「なんか気になる笑いだな……」

平野「そりゃあ翼がメインだし?」

亜里沙「翼クンのお話をたくさんしてるんですよ?」

皐月「……いったい何の話をしてるんだ」

平野「翼はそろそろ亜里沙を下の名前で呼んでもいいんじゃないかなーって話」

皐月「は!?」

平野「あたしや慧は名前なんだしさー」

皐月「いや、でも」

亜里沙「ううっ、ダメですか……?」

皐月「うっ」

平野「ほらほら、照れてないで言った言った!」

皐月「……亜里、沙?」

亜里沙「ふふふ、はい翼クン!」

平野「よくできたね、いい子いい子」

皐月「ちょっと、やめてくれ夢さん!」

亜里沙「ふふふ」


これは夢だ。

かつての俺の記憶……

まだこんな事になるなんて思ってなかった時の……

懐かしい夢だ。







epilogue〔絶望列車から乗り換えて〕






【希望ヶ峰学園・百期生寄宿舎】

石原「うむ……」

『カイくん起きてーだにゃん♪』

『今日もミーちゃんと頑張るにゃあ♪』

石原「そうか、もう朝か……」

石原「団居殿……」

――
―――
――――

石原「むっ?」

墨染「うーん……」

石原「どうされた墨染殿……むうっ!?」

笹山「何かしら、騒がしいわね」

石原「さ、笹山殿、その手の赤子はいったい……まさか笹山殿の!?」

笹山「違うわ。この子は伊方のクローンよ」

石原「伊方殿の?」

笹山「研究室から引き取ってきたわ。今回の事や立木の事もある……この子をただ伊方のコピーにしてはいけない気がしたのよ」

石原「笹山殿……」

笹山「ただの自己満足よ……そう、ただそれだけ」

墨染「うーん、まさかミチルさんが子持ちになるなんて」

墨染「つまりこの子はボクの子でもあるわけですか!」

笹山「なぜそうなるのかしら」

墨染「ふふん、ママですよー」

ベシッ

墨染「……」

石原「す、墨染殿」

墨染「ボクは赤ん坊にすら嫌われるんですか……」

石原「ううむ、さすがにショックだったようだ……」

笹山「あら、私に好かれているだけでは不満かしら」

墨染「いや、そういうわけじゃ」

墨染「……」

墨染「…………」

墨染「…………?」

墨染「!?」

墨染「ちょっとミチルさん!?今なんて言いました!?」

笹山「うるさいわよ」

墨染「もう一回!もう一回お願いします!」

笹山「……二度と私に近付かないで」

墨染「あれぇ!?違いますよね!?」

笹山「それじゃあ石原、私は行くわ」

石原「むっ、そういえば皐月殿は?」

笹山「立木の所よ。今日も、ね」

石原「そうか……」

笹山「じゃあね」

墨染「ちょっとミチルさん!?待ってくださいよミチルさーん!」

笹山「……騒がしい子」クスッ


石原「皐月殿……」

皐月「……」

あのコロシアイから一週間経った。

地上に出た俺達を待っていたのは警察や希望ヶ峰学園の職員達……どうやら俺達は山奥の土地に作られた専用の路線を回っていたらしい。

保護された俺達は三日間ぐらい事情聴取されて……四日前にようやく寄宿舎に戻った。

犠牲になった十一人の事、黒幕だった立木さんの事……色んな事を考えていた日に。

立木「…………」

彼女は倒れた。

不完全なクローンだった彼女は記憶をどんどん失って……昨日とうとう意識不明になった。

希望ヶ峰学園の研究者達によると、伊方の繋がりで命は何とかなるそうだ。

だけど目覚めた時には……もう何もかも記憶から消えているだろうと。

立木亜里沙という名前も、今まで読んだ本の事も、コロシアイの事も……俺達の事も。

皐月「…………」

あれから思い出した事がある。

あのナイフ、あれは俺が立木さんとプレゼントしあった物だった。

護身用とか、そんな感じだったと思う……結果的に人の命を守るどころか奪ったんだけど。

皐月「……」

俺は倒れてから毎日彼女の病室に通っている。

絶望出来ない俺だからこそ何か出来ないか、そう思って。

皐月「……」

立木さんは俺を絶望させるためにコロシアイを起こした。

だったら俺は……体質とか関係なく絶望するわけにはいかない。

それがきっと、俺の……

「……あ」

皐月「……!」

そのためにも俺はやらないといけない事がある。

それはあの時の言葉を守る事。

「私は……?」

皐月「……」

例え忘れても何度だってまた始めればいい。

あの時彼女に言ったように……俺はまた始める。

皐月「はじめまして」

「えっ?」

皐月「まずは自己紹介からさせてほしい。俺は――」

彼女との日々を。







epilogue

〔絶望列車から乗り換えて〕

【END】






これにてこの特急ロンパを終了とさせていただきます。

約四カ月お疲れ様でした。

乙乙にゃんにゃんにゃーん!
STATION3の神崎→伊方→陸海の衝撃が一番印象に残ってる
>>1完結したので質問です
1 クロと被害者の組み合わせが安価によって変わった章はあったのか
2 陸海のトラウマは本物だったのか
3 2章のCDは何のCDだったのか&残りの8人の声がしなかったのは何故か
4 2章の動機の封筒内の写真は全て墨染が撮ったものだから墨染の写真がなかったのか
5 アルターゴエはみんなが失った記憶を所持していたのか
6 皐月が幼稚園の頃助けた子は誰だったのか
7 4章のコミュ179で物述は何を書いていたのか

>>675の質問に答えておきたいと思います。

一…ありません。クロと被害者については全て予定通りいきました。

二…奥底に刻まれた本物ですが陸海自身はそれをわかっていません。

三…平野さんが思い出作りに録音したもの。他の八人は予定が合わず、別に録音したものがあります。

四…そうです。写真は墨染が撮ったものでそのために墨染が写った写真はありませんでした。

五…伊方が入学後の部分はまだ入力していなかったため持っていません。

六…メンバーの中にはいません。

七…皐月への恨みを込めた言葉と殺害計画書です。
後ろから覗いた場合は皐月の名前だけ見えず、推理小説を書いていたとごまかしました。

また新しいオリロンパをやりたいと思いますので、スレの残りでキャラだけ作ってしまいたいと思います。

とりあえず才能を0:00から幸運と???除いた14人募集します。

なお一人二つまでで今回出てきた才能、複数回投稿はなしでお願いします。

音声さん
トリマー

才能募集はここまでで。

出た才能からこちらで取捨選択して決めたいと思います。

〔超高校級の幸運〕
〔超高校級の???〕
〔超高校級のモデル〕
〔超高校級の修理屋〕
〔超高校級の脇役〕
〔超高校級の漫画家〕
〔超高校級の執事〕
〔超高校級のピアニスト〕
〔超高校級のテニス部〕
〔超高校級の霊能力者〕
〔超高校級のプロデューサー〕
〔超高校級のクラッカー〕
〔超高校級の花屋〕
〔超高校級のレースクイーン〕
〔超高校級の鑑定士〕
〔超高校級の冒険家〕

以上に決定しました。

今日の20:00頃から主人公決め、そしてキャラ設定をしていきたいと思います。

そろそろ始めたいと思います。

まずは主人公を決めます。

〔超高校級の幸運〕
〔超高校級の???〕
〔超高校級のモデル〕
〔超高校級の修理屋〕
〔超高校級の脇役〕
〔超高校級の漫画家〕
〔超高校級の執事〕
〔超高校級のピアニスト〕
〔超高校級のテニス部〕
〔超高校級の霊能力者〕
〔超高校級のプロデューサー〕
〔超高校級のクラッカー〕
〔超高校級の花屋〕
〔超高校級のレースクイーン〕
〔超高校級の鑑定士〕
〔超高校級の冒険家〕

以上16名の中から主人公を選んで下さい。

↓五までで一番多い才能が主人公です。

脇役

モデル

修理屋

〔超高校級の???〕が主人公に決定しました。

続いてキャラ設定を決めていきます。

なおここからは連続での書き込みは控えていただけると助かります。

それでは主人公〔超高校級の???〕の名前とキーワードをお願いします。

↓2.3.4から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

浦島 太郎(うらしま たろう)男
多浪生

七星 天馬(ななほし てんま)男
優男

主人公じゃなければ1章で死にそう

・生徒番号No.1…伊勢 実(イセ ミノル)
・性別…男
・才能…〈超高校級の???〉
・キーワード
〔主人公〕…原則的に被害者にもクロにもならない。
〔完全記憶能力〕…一度見たり聞いた事は忘れない。
〔リーダーシップ〕…みんなを引っ張る統率力が高い。
〔前向きなイケメン〕…物事を前向きに捉える。しかもイケメン。

なんという一章で殺したくなるスペック……

続いて〔超高校級の幸運〕のキャラ設定です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.2.4から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

美影 直人 (みかげ なおと) 男
幽愁暗恨

峯砥 明生(みねとぎ あかお)男
怖いもの知らず

百枝 杏(ももえ あんず) 女
猪突猛進

此木 玉恵(このぎ たまえ)女
陰湿

七星 天馬(ななほし てんま)男
優男

・生徒番号No.2…峯砥 明生(ミネトギ アカオ)
・性別…男
・才能…〈超高校級の幸運〉
・キーワード
〔幽愁暗恨〕…誰も知らない深い憂い、恨みを抱えている。
〔神仏眼鏡〕…表面的にはまるで神や仏のような人物。眼鏡をかけている。
〔怖いもの知らず〕…何者をも恐れない。無鉄砲とも言う。

続いて〔超高校級のモデル〕のキャラ設定です。

名前とキーワードをお願いします。

↓2.4.6から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

ダヴィデ・エピメニデス 男
ナルシスト

雛森 絵美裏(ひなもり えみり)女
おしとやかさを偽ったヤンデレ

安価範囲で一つだけ女子だったからじゃ?
場合によっては不採用ってあるし

やらかした……訂正します。

・生徒番号No.2…東 夕人(アヅマ ユウト)
・性別…男
・才能…〈超高校級の幸運〉
・キーワード
〔幽愁暗恨〕…誰も知らない深い憂い、恨みを抱えている。
〔神仏眼鏡〕…表面的にはまるで神や仏のような人物。眼鏡をかけている。
〔猪突猛進〕…目標に向かって一心に突き進む。

そして連続採用になってしまうので……

・生徒番号No.3…大原 理夢(オオハラ リム)
・性別…女
・才能…〈超高校級のモデル〉
・キーワード
〔心は女性〕…男っぽいファッションでの仕事が多いがれっきとした女の子です。
〔真面目とふざけて盛り上げる場面のオンオフがしっかり出来る〕…空気を読むのが上手く、オンオフも問題なし。
〔おしとやかさを偽ったヤンデレ〕…だけどその本質はヤンデレ。

こうなりました。

続いて〔超高校級の修理屋〕のキャラ設定です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.3.4から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

須花 錬治(すばな れんじ) 男
短気

綿内 丈(わたち じょう)男
繊細

並木 紫苑(なみき しおん)女
ネガティブ

東雲春樹(しののめ はるき) 男
神出鬼没

続々とクロ向きなキャラが…

なんども直すのも面倒いし>>758=>>745には我慢してもらえばいいんじゃないかな
元はと言えば採用されてるか確認せず書いたのが悪い

そこら辺は俺らが議論する事じゃなくて>>1が自由に決める事だべ

はい先生ていあーん!
一度安価に参加した人は次の2、3キャラは参加しないっていう風にすれば>>1のミスも減るしたくさんの人が狙いたいところでの採用も狙えるようになると思います!

ああ、またやらかした……訂正します。

・生徒番号No.3…ダヴィデ・エピメニデス
・性別…男
・才能…〈超高校級のモデル〉
・キーワード
〔心は女性〕…立派な男ですが心は女性。
〔真面目とふざけて盛り上げる場面のオンオフがしっかり出来る〕…空気を読むのが上手く、オンオフも問題なし。
〔ナルシスト〕…自分が大好き。

・生徒番号No.4…甲羅 洋子(コウラ ヨウコ)
・性別…女
・才能…〈超高校級の修理屋〉
・キーワード
〔短気〕…怒りっぽく我慢を知らない。
〔骨フェチ〕…骨に性的興奮を覚える。
〔人を芸術的に壊したい〕…修理屋の心の底の願望。対象はあくまでも人。

グダグダですみません。

〔超高校級の脇役〕の安価を取ります。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.4.5から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

檀 秀三(まゆみ しゅうぞう)男
無口かつ無敵

橋元 志岐(ハシモト シキ) 男 プロ意識

脇屋 久作 (わきや きゅうさく) 男
目的のためなら手段を選ばない

・生徒番号No.5…姫島 在留(ヒメシマ アルル)
・性別…女
・才能…〈超高校級の脇役〉
・キーワード
〔無口かつ無敵〕…基本的に喋らない。故に敵も作らない。
〔プロ意識〕…あくまで脇役に徹しようとする。
〔アイデアマン〕…たくさんのアイデアを持っている。でも脇役なので言わない。

続いて〔超高校級の漫画家〕の安価です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.2.3から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

萬ヶ谷 朗 (まがたに あきら) 男
夜行性

田辺 琴成(たなべ ことな)男
ラフでフレンドリーなトリックスター

・生徒番号No.6…一里塚 ニコ(イチリヅカ ――)
・性別…女
・才能…〈超高校級の漫画家〉
・キーワード
〔ハッピーエンド主義〕…彼女の辞書にバッドエンドの文字はない。
〔夜行性〕…完全な夜型人間。夜になると張り切り出す。
〔見た目は爽やかなイケメン〕…女の子にモテる女の子。本人はかなり気にしてる。

続いて〔超高校級の執事〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.3.5から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

田辺 琴成(たなべ ことな)男
ラフでフレンドリーなトリックスター

・生徒番号No.…天童 昴(テンドウ スバル)
・性別…男
・才能…〈超高校級の執事〉
・キーワード
〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕…彼の顔立ちと性格は周りに好印象を与える。
〔コーヒーソムリエ〕…コーヒーにはちょっとうるさい。
〔親切〕…困った人は放っておけない。

続いて〔超高校級のピアニスト〕です。

名前とキーワードをお願いします

↓4.5.6から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

桧室 イレーヌ(ひむろ)女
かなりの長身

ミト・プリム・リエティ 女
孤高

田辺 琴成(たなべ ことな)男
ラフでフレンドリーなトリックスター

神坂 きらり (カミサカ ーー) 女

不協和音が好き(色んな意味で)

障害持ちで活躍している著名人なんて世界中其処ら中にいるのに何でそれが不謹慎なん?

書かれ方にもよるけれど面白おかしくのように書かれるのは嫌だな‥
ネタにもできないし‥って思う人は自分も含めていると思う

まえロンパsswikiの掲示板で話してた人かな
そんなに発達障害のキャラ見たいなら自分で書いたら

すみません、正直サヴァン症候群を上手く書ける気が全くしないのでキーワードだけ下を取ります。

・生徒番号No.8…符流 ケン(フリュウ ――)
・性別…男
・才能…〈超高校級のピアニスト〉
・キーワード
〔かなりの長身〕…二メートルに行くかという長身。
〔孤高〕…群れようとしない。
〔オペラ口調〕…歌うように喋る。

続いて〔超高校級のテニス部〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.3.4から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

・生徒番号No.9… ( )
・性別…男
・才能…〈超高校級のテニス部〉
・キーワード
〔ヤンキー〕…柄が悪く口調も荒い。
〔推理力抜群の天才〕…ヤンキーだからといって推理力が低いわけじゃない。
〔天才ですから〕…テニスも上手い、推理力も高い。だって自分は天才だから。

名前が同コンマなので直後のコンマが奇数なら百鬼、偶数なら笛寺になります。

続いて〔超高校級の霊能力者〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓2.3.5から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。

ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

・生徒番号No.9…百鬼 勇次(ナキリ ユウジ)
・性別…男
・才能…〈超高校級のテニス部〉
・キーワード
〔ヤンキー〕…柄が悪く口調も荒い。
〔推理力抜群の天才〕…ヤンキーだからといって推理力が低いわけじゃない。
〔天才ですから〕…テニスも上手い、推理力も高い。だって自分は天才だから。

・生徒番号No.10…紫乃 美月(シノ ミヅキ)
・性別…女
・才能…〈超高校級の霊能力者〉
・キーワード
〔性欲が高まると霊能発動〕…霊能力の使用のためには性的興奮が必要になる。
〔男が喜ぶことを熟知している男好き〕…男が大好きで喜ぶ事もよく知っている。
〔隠れビッチ〕…あくまで霊能力のためと見せかけてただ単に男好きなだけ。

続いて〔超高校級のプロデューサー〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓2.3.4から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

・生徒番号No.11…奥寺 軌跡(オクデラ キセキ)
・性別…男
・才能…〈超高校級のプロデューサー〉
・キーワード
〔仲間を信じる真っ直ぐ素直な奴〕…仲間を信じて疑う事を知らない。
〔適材適所〕…プロデューサーらしく采配が得意。
〔泣き虫で守ってあげたくなる小動物系〕…よく泣くがそれが周りに庇護欲を湧かせる。

残りは男一、女四です。

続いて〔超高校級のクラッカー〕。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.3.6から採用。

名前、性別は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

黒帽 幸(コクボウ サチ) 女 超シャイ

ハンドルネーム:lupin38
本名 布谷 対児(ふや たいじ) 男
世界の敵

三黒 寝留(みくろ ねてる)女
天然なマイペース

・生徒番号No.…月ヶ瀬 流行(ツキガセ ハヤリ)
・性別…男
・才能…〈超高校級のクラッカー〉
・キーワード
〔露悪趣味〕…自分が犯罪者である事を隠そうとしない。
〔喫煙者〕…煙草を愛用するヘビースモーカー。
〔世界の敵〕…クラッカーとして世界を混乱させた事もあり、マークされている。

残りは全て女子となります。

続いて〔超高校級の花屋〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.4.5から採用。

名前は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

花森 杏(はなもり あんず)
ドM

・生徒番号No.13…祭田 結奈(マツリダ ユナ)
・性別…女
・才能…〈超高校級の花屋〉
・キーワード
〔メルヘンチック〕…まるで童話に出てきそうな雰囲気を持つ。
〔天然〕…少しばかり浮き世離れした言動をする。
〔印象派〕…花を飾る時周りの光や空気を重視する。

続いて〔超高校級のレースクイーン〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.2.5から採用。

名前は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

七織 菜緒(ななお なお)
八方美人

冷泉 雫 (れいぜい しずく) 女
綺麗な薔薇には棘がある

・生徒番号No.14… ( )
・性別…女
・才能…〈超高校級のレースクイーン〉
・キーワード
〔ドS〕…サディスト。精神的にいたぶる事が好き。
〔テンションが上がると脱ぐ〕…テンションが上がると脱ぎ出す。そこからさらにいたぶる事も。
〔綺麗な薔薇には棘がある〕…相当な美人だが迂闊に近付くと痛い目に遭う。

また同数なので直後コンマが奇数なら駆祭、偶数なら冷泉です。

続いて〔超高校級の鑑定士〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓2.4.5から採用。

名前は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

和泉 夜子(いずみ やこ)
女尊男卑(照れの裏返し)

・生徒番号No.14…駆祭 はやて(カケマツリ ―――)
・性別…女
・才能…〈超高校級のレースクイーン〉
・キーワード
〔ドS〕…サディスト。精神的にいたぶる事が好き。
〔テンションが上がると脱ぐ〕…テンションが上がると脱ぎ出す。そこからさらにいたぶる事も。
〔綺麗な薔薇には棘がある〕…相当な美人だが迂闊に近付くと痛い目に遭う。

・生徒番号No.15…中後 直巳(ナカウシロ ナオミ)
・性別…女
・才能…〈超高校級の鑑定士〉
・キーワード
〔器用〕…作業も人付き合いも器用にこなす。
〔守銭奴〕…お金が大好きでお金が絡むとかなり厳しい。
〔五感が鋭い〕…五感が人より鋭い。本人は鑑定に役立つとご満悦。

最後に〔超高校級の冒険家〕です。

名前とキーワードをお願いします。

↓1.2.4から採用。

名前は一番高いコンマを採用。
ただし場合によっては不採用になる可能性があります。

由道 博美(ゆうどう ひろみ)女
博識

佐熊 世界(さくま せかい)
ビッグマウス

和泉 夜子(いずみ やこ)
女尊男卑(照れの裏返し)

鹿取 紗彩(かとり さあや)
何を考えているのかわからない

結局名前取れんかったか

連続採用になるため下採用です。

・生徒番号No.16…野場 夕貴(ノバ ユウキ)
・性別…女
・才能…〈超高校級の冒険家〉
・キーワード
〔不潔〕…着替えないし野宿も多いため不潔。
〔博識〕…様々な知識を持つ。
〔ビッグマウス〕…大口をたたく。そしてやかましい。

以上ですね。

ちょっとまとめてきます。

・男子

・伊勢 実(イセ ミノル)
・才能…〈超高校級の???〉
・キーワード
〔主人公〕…原則的に被害者にもクロにもならない。
〔完全記憶能力〕…一度見たり聞いた事は忘れない。
〔リーダーシップ〕…みんなを引っ張る統率力が高い。
〔前向きなイケメン〕…物事を前向きに捉える。しかもイケメン。

・東 夕人(アヅマ ユウト)
・才能…〈超高校級の幸運〉
・キーワード
〔幽愁暗恨〕…誰も知らない深い憂い、恨みを抱えている。
〔神仏眼鏡〕…表面的にはまるで神や仏のような人物。眼鏡をかけている。
〔猪突猛進〕…目標に向かって一心に突き進む。

・ダヴィデ・エピメニデス
・才能…〈超高校級のモデル〉
・キーワード
〔心は女性〕…立派な男ですが心は女性。
〔真面目とふざけて盛り上げる場面のオンオフがしっかり出来る〕…空気を読むのが上手く、オンオフも問題なし。
〔ナルシスト〕…自分が大好き。

・天童 昴(テンドウ スバル)
・才能…〈超高校級の執事〉
・キーワード
〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕…彼の顔立ちと性格は周りに好印象を与える。
〔コーヒーソムリエ〕…コーヒーにはちょっとうるさい。
〔親切〕…困った人は放っておけない。

・符流 ケン(フリュウ ――)
・才能…〈超高校級のピアニスト〉
・キーワード
〔かなりの長身〕…二メートルに行くかという長身。
〔孤高〕…群れようとしない。
〔オペラ口調〕…歌うように喋る。

・百鬼 勇次(ナキリ ユウジ)
・才能…〈超高校級のテニス部〉
・キーワード
〔ヤンキー〕…柄が悪く口調も荒い。
〔推理力抜群の天才〕…ヤンキーだからといって推理力が低いわけじゃない。
〔天才ですから〕…テニスも上手い、推理力も高い。だって自分は天才だから。

・奥寺 軌跡(オクデラ キセキ)
・才能…〈超高校級のプロデューサー〉
・キーワード
〔仲間を信じる真っ直ぐ素直な奴〕…仲間を信じて疑う事を知らない。
〔適材適所〕…プロデューサーらしく采配が得意。
〔泣き虫で守ってあげたくなる小動物系〕…よく泣くがそれが周りに庇護欲を湧かせる。

・月ヶ瀬 流行(ツキガセ ハヤリ)
・才能…〈超高校級のクラッカー〉
・キーワード
〔露悪趣味〕…自分が犯罪者である事を隠そうとしない。
〔喫煙者〕…煙草を愛用するヘビースモーカー。
〔世界の敵〕…クラッカーとして世界を混乱させた事もあり、マークされている。

・女子

・甲羅 洋子(コウラ ヨウコ)
・才能…〈超高校級の修理屋〉
・キーワード
〔短気〕…怒りっぽく我慢を知らない。
〔骨フェチ〕…骨に性的興奮を覚える。
〔人を芸術的に壊したい〕…修理屋の心の底の願望。対象はあくまでも人。

・姫島 在留(ヒメシマ アルル)
・才能…〈超高校級の脇役〉
・キーワード
〔無口かつ無敵〕…基本的に喋らない。故に敵も作らない。
〔プロ意識〕…あくまで脇役に徹しようとする。
〔アイデアマン〕…たくさんのアイデアを持っている。でも脇役なので言わない。

・一里塚 ニコ(イチリヅカ ――)
・才能…〈超高校級の漫画家〉
・キーワード
〔ハッピーエンド主義〕…彼女の辞書にバッドエンドの文字はない。
〔夜行性〕…完全な夜型人間。夜になると張り切り出す。
〔見た目は爽やかなイケメン〕…女の子にモテる女の子。本人はかなり気にしてる。

・紫乃 美月(シノ ミヅキ)
・才能…〈超高校級の霊能力者〉
・キーワード
〔性欲が高まると霊能発動〕…霊能力の使用のためには性的興奮が必要になる。
〔男が喜ぶことを熟知している男好き〕…男が大好きで喜ぶ事もよく知っている。
〔隠れビッチ〕…あくまで霊能力のためと見せかけてただ単に男好きなだけ。

・祭田 結奈(マツリダ ユナ)
・才能…〈超高校級の花屋〉
・キーワード
〔メルヘンチック〕…まるで童話に出てきそうな雰囲気を持つ。
〔天然〕…少しばかり浮き世離れした言動をする。
〔印象派〕…花を飾る時周りの光や空気を重視する。

・駆祭 はやて(カケマツリ ―――)
・才能…〈超高校級のレースクイーン〉
・キーワード
〔ドS〕…サディスト。精神的にいたぶる事が好き。
〔テンションが上がると脱ぐ〕…テンションが上がると脱ぎ出す。そこからさらにいたぶる事も。
〔綺麗な薔薇には棘がある〕…相当な美人だが迂闊に近付くと痛い目に遭う。

・中後 直巳(ナカウシロ ナオミ)
・才能…〈超高校級の鑑定士〉
・キーワード
〔器用〕…作業も人付き合いも器用にこなす。
〔守銭奴〕…お金が大好きでお金が絡むとかなり厳しい。
〔五感が鋭い〕…五感が人より鋭い。本人は鑑定に役立つとご満悦。

・野場 夕貴(ノバ ユウキ)
・才能…〈超高校級の冒険家〉
・キーワード
〔不潔〕…着替えないし野宿も多いため不潔。
〔博識〕…様々な知識を持つ。
〔ビッグマウス〕…大口をたたく。そしてやかましい。

以上十六名が次回のメンバーです。

前回よりキャラ濃いなあ…
全然予想つかない

こんばんは

今回は年越し前に次回の舞台と身長胸囲だけ載せておきます。

次回舞台〔洋館〕

〔身長胸囲〕

・男子

・伊勢 実
身長…179cm
胸囲…87cm

・東 夕人
身長…176cm
胸囲…84cm

・ダヴィデ・エピメニデス
身長…194cm
胸囲…90cm

・天童 昴
身長…159cm
胸囲…70cm

・符流 ケン
身長…199cm
胸囲…78cm

・百鬼 勇次
身長…183cm
胸囲…91cm

・奥寺 軌跡
身長…143cm
胸囲…68cm

・月ヶ瀬 流行
身長…187cm
胸囲…83cm

・女子

・甲羅 洋子
身長…167cm
胸囲…87cm

・姫島 在留
身長…158cm
胸囲…78cm

・一里塚 ニコ
身長…181cm
胸囲…73cm

・紫乃 美月
身長…161cm
胸囲…102cm

・祭田 結奈
身長…139cm
胸囲…70cm

・駆祭 はやて
身長…174cm
胸囲…83cm

・中後 直巳
身長…160cm
胸囲…80cm

・野場 夕貴
身長…166cm
胸囲…85cm

このようになります。

また来年も新しいオリロンパでよろしくお願いします。

そろそろ新しいスレを立てたいと思います。

新スレです。

【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】
【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451827818/)

それではこちらはHTML依頼を出します。
また次のスレでよろしくお願いします。

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