コト「また会う日まで、さようなら!」 激闘編 (315)

前作 レイレイ「みんなは私達が守るよ!」 活動編

レイレイ「みんなは私達が守るよ!」 活動編 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445503182/)

の続編です

これにて完結させるつもりです

それではどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446477207

前回の3つの出来事

4人組ユニット「エレメンタル・ガーディアン」を結成したメズール達

多少のゴタゴタはあったものの、アイドル活動を楽しんでいた

しかし、その陰で暗躍する者達が・・・・・

第1章 温泉と追憶と白紙の危機

とある温泉宿

カポーン

コト「は~いい湯だね~」

レイレイ「そうだね~」

あい「心地いいわね。」

メズール「ハァ・・・・落ち着く・・・・」

コト「あれ以来各地のご当地ヒーローから共演のオファーがひっきりなしだもんな~」

レイレイ「おかげでこんな温泉宿にも泊まれちゃうし。」

あい「私たちも有名になってきたって事かしら。」

メズール「そうね。」

コト「てゆうかメズちゃん、温泉平気になったんだ。」

メズール「最近熱いのも割と平気になったのよ。」

レイレイ「シンデレラメダル2枚も光ってるからかな~」

あい「更に人間に近づいてるって事ね。」

メズール「皆が拾ったメダルも回収してるけど・・・・卯月のはどうしようかしら。」

現在のコア 6枚

レイレイ「まぁしかしこう裸の付き合いしてるとさ・・・・・」

コト「?」ペタン

あい「?」ペターン

メズール(人間体)「?」プルン

レイレイ「フフフ・・・」バイン

レイレイ「とゆーわけで、私の勝ち!」フフン

コト「?、何が?」

あい「くだらないわね・・・・・」

メズール(く・・・・元の姿ならダントツなのに・・・・)

宿泊部屋

コト「ああ~いい湯だった。」

あい「そうね。」カタカタ

コト「あいちゃん何してるの?」

あい「プロデューサーに提出する報告書書いてるの。」

レイレイ「真面目だねぇ。」

あい「今回はあの人抜きで来てるわけだから、何があったか位まとめとかないとね。」

メズール「そういえばついて行くってしつこかったわね、他の子の世話もあるんだから無理しなくていいのに・・・・」

あい「それ攫われかけた人の台詞かしら・・・・」

レイレイ「しかしあいちゃんがノートPC買うなんてね、てっきりあのパソコンに愛着あるのかと思ってたのに。」

あい「外出用よ、流石にあれ持って外出られないわ。」

コト「確かにねぇ。」

メズール「そういやあなた最近夜遅くまであのパソコンとにらめっこしてたけど、何やってたの?」

あい「ああ・・・・」

あい「実はこっちの世界でも「地獄通信」始めたのよ。」

コト「え・・・・地獄通信って、あいちゃんがかつてやってた・・・・・」

レイレイ「依頼された相手を・・・・地獄に流すっていう・・・・」

メズール「本気?」

あい「まさか、ちょっとしたお遊びよ。」

コト「お遊び?」

あい「まぁ地獄に流さないまでも、その前の演出で怖がらせるまでよ。」

レイレイ「ホッ、よかった。」

メズール「十分悪趣味でしょ。」

コト「で?依頼はあったの?」

あい「全然、噂も流してないし、そもそも0時ジャストに繋げる人なんていないしね。」

レイレイ「そうなんだ・・・・・」

あい「レイ、あなたも最近あの楓さんとよくつるんでるようね。」

レイレイ「そーなんだよ~たまにカフェで食事したりね~」

コト「へ~知らなかったな~」

レイレイ「この間自分の代わりにラジオ出てみないかって言われたけど流石に断ったよ~」

メズール「流石にバレるでしょ。」

コト「私もたまにゲーセン行って紗南っちとゲームしてるな~」

あい「紗南っちって・・・・随分仲良くなったのね。」

コト「この前は腕相撲ゲームうっかり壊しちゃって焦ったよ~」

メズール「あまり目立つ真似はしないでよね。」

コト「へへへ・・・サーセン。」

コト「そういやメズちゃんもこの頃1人でプール行ってるよね。」

レイレイ「そこで誰かと話してたりするの?」

メズール「そんな大した事は・・・・まぁ櫂って子や七海って子とはよく一緒になるけど・・・・」

あい「あなたも結構充実してるじゃない・・・・・」

メズール「櫂とはたまに泳ぎ勝負するわね。」

コト「どっちが速いの?」

メズール「ご想像にお任せするわ。」

レイレイ「なんかさぁ・・・・」

コト「この世界にも、大分慣れたよねぇ・・・・」

メズール「このまま帰れなくてもいいんじゃない・・・・とか思ってる?」

コト「う~ん・・・」

レイレイ「どうかなぁ・・・・・」

あい「・・・・」

あい「さぁ、明日は帰るし、早く寝ましょう。」

コト「ほ~い。」

レイレイ「それじゃ・・・・」

4人「お休みなさーい・・・・」

翌日

あい「みんな準備できた?」

コト「オッケー!」

レイレイ「さぁ帰ろうか。」

メズール「メダルもあるし・・・・っと。」

フワ・・・・・

メズール「な・・・・・」

コト「メダルが・・・浮いた?」

メズール「あれは・・・まだ光ってないドレスのメダル・・・・」

ヒュン!

レイレイ「あ!どっか飛んでっちゃった!」

あい「この方角は・・・・346プロね。」

メズール「早く追いかけないと・・・・」

あい「電車なんて待ってられないわ、私の家を経由して行きましょう。」

レイレイ「そ、そうだね・・・・・」

コト「誰かに見られたら大変だしね!」

メズール(何か嫌な予感がするわ・・・・・)

その頃346プロ

卯月「私、頑張りま・・・・」

ヒュン

卯月「へ?」

ドクン!

卯月「!?、うっ・・・・・」

凛「卯月?」

未央「どったのしまむー?」

卯月「あ、いえ何でもありません・・・・・」

卯月(今何かが私の体の中に入ったような・・・・気のせいだよね。)

346プロ 正門前

コト「よーし帰ってきたー!」

レイレイ「でメダルどこ?」

メズール「わからないわ、この建物のどこかだと思うけど・・・・・」

あい「とりあえずまずはプロデューサーに報告書を提出したいから30階の事務所に行きましょう。」

メズール「そうね・・・・・」

30階 シンデレラプロジェクトルームが「あった」部屋

レイレイ「な・・・・・」

コト「嘘・・・・」

メズール「どうなってるの・・・・・」

あい「これは・・・・・」

ガラーン・・・・・

4人「何もない・・・・・」

コト「ちょ・・・どういうことこれ!?」

レイレイ「あいちゃん、もしかして地獄流し・・・・」

あい「そんなわけないでしょ、そもそも家具や荷物まで消えてるのよ。」

メズール「じゃあ一体・・・・・」

あい「とりあえず皆を探しましょう。」

コト「探すってどうやって・・・・・」

あい「まぁ見てなさい。」ス・・・・

メズール「目を閉じてどうするの?」

あい「あのメダルで変わったのはあなただけじゃないって事よ。」

あい「ちょっとそこの壁見てて。」

レイレイ「え?」

ギョロ <●>

コト「うわ!目玉が出てきた!」

あい「これは私の使い魔の能力だったんだけど・・・・あのメダルが光った時から使えるようになってね・・・・」

レイレイ「ふーん・・・・」

メズール「もう何でもありね、あのメダル・・・・ますます放置しておけないわ・・・・」

あい「これでこの建物全ての部屋が覗けるわ・・・・」

コト「おおスゴイ!」

あい「・・・・・ん?」

レイレイ「見つけたの?」

あい「いや・・・・一瞬見慣れない女が見えてね・・・・

メズール「そんなのどうでもいいから、皆を探しましょ。」

あい「・・・・・いたわ。」

レイレイ「どこ?」

あい「ここの地下・・・資料室って所よ。」

メズール「何でそんな所に・・・・」

コト「とにかく行こう!」

地下 資料室前

メズール「ここね。」

??「やるぞー!」

??「おー!」

あい「何か盛り上がってるわね・・・・」

ガチャ

メズール「ちょっと、私達が出かけてる間に何があったのよ?」

未央「あ、めずるん達・・・・」

莉嘉「忘れてた・・・・」

あい「これはどうゆう事なのか・・・・説明してくれるわよね?プロデューサー・・・・」

武内P「は、はい・・・・・」

4人「全プロジェクト解体!?」

武内P「すみません・・・・少々ゴタゴタしていて皆さんへの連絡が滞ってしまって・・・・」

あい「それはいいわ。」

メズール「それを決定したのは、新しく赴任した美城常務・・・・」

あい(さっき私が見た女ね・・・・・)

メズール「ちょっと挨拶がてら会ってくるわ。」

美波「何する気?」

未央「抗議はやめとこうよ!」

メズール「抗議?そんなことしないわ・・・・殺るのよ。」

かな子「物騒すぎるよ!」

レイレイ「確かに・・・・一度痛い目見ないとわからないかもね・・・・私たち・・・アイドルの力を。」

みく「そんなのアイドルじゃないにゃ!」

レイレイ「う~ん、そうかな・・・・」

李衣菜「まぁロックではありそうだけどね。」

みく「それも違うと思うにゃ・・・・・」

あい「誰か・・・私に依頼を・・・あの女に地獄の苦しみを味あわせてやるわ・・・・」

あい「いっぺん・・・・痛い目見てみる?」

蘭子「し、真紅の翼よ・・・・」

あい「ん?」

蘭子「い、今は魔力を蓄える時・・・・そう思わないか・・・・」

あい「・・・・・そうかしら。」

みりあ「焦っちゃダメだよ!」

杏「何かスゴイ会話だねぇ。」

コト「そうだよ皆!殺すとか何とか酷すぎるよ!」

きらり「コトちゃんが1番まともだにぃ」

アナスタシア「ダー、暴力ダメ・・・ですよ。」

コト「せめて腕一本折るので勘弁してあげようよ!」

智絵里「全然マトモじゃないです・・・・・」

武内P「み、皆さん落ち着いて下さい・・・・」

コト「おじさん・・・・・」

メズール「じゃあ何?大人しく潰れるのを待てって言うの?」

武内P「ちゃんと打開策は考えてありますから・・・・・」

あい「何よ、それならそうと早く言いなさいよね・・・・・」

凛「アンタ達が勝手に盛り上がってるからでしょ・・・・」

レイレイ「ハハハ・・・スミマセン・・・・」

メズール「そういう事なら、私達にできることは何でもするわ。」

武内P「お願いします。」

コト「ん~このどん底からの逆転!燃えるね!」

あい「うまくいくといいけど・・・・」

レイレイ「頑張ればなんとかなるって。」

卯月「はい!私も頑張ります!」

ドクン・・・・

メズール「!」

メズール「まさか・・・・・」

第1章 完

第2章 ライバルと決意と存在意義

中庭

コト「舞踏会かぁ・・・・」

レイレイ「楽しみだねぇ。」

あい「それで私達の運命が決まる・・・・」

メズール「・・・・・・」

コト「私達にできることって何かなぁ・・・・」

レイレイ「う~ん・・・・・」

あい「焦ってもしかたないわ、まずは目の前の仕事を片付けないとね。」

レイレイ「そうだね・・・・」

あい「そうでしょ?芽鶴?」

メズール「・・・・・そうね。」

コト「あの話本当なの?ドレスのメダルが卯月ちゃんの体内にあるなんて・・・・」

メズール「間違いないわ、確かに感じた。」

レイレイ「どうなっちゃうの?」

メズール「今の所影響はないみたいだけど・・・・」

あい「今後どうなるかわからないわよね・・・・・」

メズール「あのメダルは元々個性を強調する力がある、だから言っちゃ悪いけど・・・・」

コト「あ、そっか。」

あい「当面は大丈夫そう、って事?」

メズール「3枚ならまだしも1枚だけだから・・・バランスを崩して何か良くないことが起こる可能性も・・・・」

レイレイ「しばらくは警戒が必要だね。」

メズール(もしその力が、卯月の「真っ白な欲望」に刺激を与えたとしたら・・・・)

メズール(それを察知して、私達の世界から、「あのメダル」が来る可能性もある)

メズール(そうなると最悪の事態も考えられる・・・・・)

メズール(それに卯月が「頑張ります」って言ったらメダルの力が強まった気配もあった。)

メズール(予想以上にヤバイかも・・・・)

コト「ねぇ、さっきから変じゃない?」

レイレイ「何が?」

コト「この中庭って、この時間は結構人がいるはずなのに・・・・」

メズール「誰も・・・・いない?」

レイレイ「偶然じゃない?」

あい「違う・・・・これは・・・」

??「そう、そなたもご存じの、「人払いの術」なのでしてー」

あい「あなたは・・・・」

??「申し遅れました、依田芳乃と申すのでしてーそなたと同じアイドルなのでしてー「地獄少女」さん?」

あい「!?」(私のことを・・・・知ってる!?)

芳乃「いや、「元」をつけた方がよろしいかもしれないのでしてー」ケラケラ

コト「うわ、何この子。」

レイレイ「なんか底知れない物を感じるよ・・・・」

芳乃「鏡都からの来訪者さんと闇の住人を狩るキョンシーさんも御機嫌ようなのでしてー」

コト「うわ・・・・」

レイレイ「バレてるよ・・・・」

芳乃「そして・・・・欲望を喰らうメダルのお化けさんもよろしくなのでしてー」

メズール「・・・・・」(もうほぼ人間だけどね・・・・・)

あい「それで、私達に何の御用かしら?」

芳乃「そなた達の正体を知ってて、近づいてくる理由なんて限られてるのでしてー」

レイレイ「まさか・・・・」

??「そう、そのまさかだ。」

コト「また誰か来たよ・・・・・」

??「私は池袋晶葉、この346が誇る天才発明家だ。」

メズール「いやあなたもアイドルでしょどうせ・・・・・」

晶葉「まぁ細かいことは気にするな。」

コト「だから、その変わり者さん2人が私達に何の用なんだってば。」

あい「私達も大概だけどね・・・・」

芳乃「実はわたくしの予言で、今年中にこの世界に災いをもたらす者がが異世界から現れると出たのでしてー」

メズール「それが私達だって言いたいの?」

晶葉「私の開発したレーダーで、今年の春にお前たちがこの世界に来たことは既に知っていた。」

芳乃「時期は合っている、ということなのでしてー」

晶葉「そこで我々も色々準備していたというわけだ。」

芳乃「この世界に来た異分子は排除しなければならないのでしてー」

あい「勝手な・・・・」

コト「私達が悪い事するわけないでしょ!」

芳乃「でもメダルのお化けさんはここのアイドル達を使って怪物を生み出していたのでしてー」

晶葉「ちゃんと見ていたぞ。」

メズール「う・・・・・・」

コト「もう改心したからそんなことしないよ!」

晶葉「どうだかな。」

メズール「・・・・・・」

レイレイ「もういい、私怒っちゃった・・・・・」

メズール「レイ・・・・」

あい「そうね、あなた達は罪を犯した・・・・」

芳乃「罪・・・?」

レイレイ「この子はメダルお化けじゃない、芽鶴ちゃんだよ。」

コト「仲間を乏しめる奴は許さない・・・・」

あい「万死に値するわ・・・・・」

メズール「みんな・・・・・・」

芳乃「やっとやる気になったのでしてー」

メズール「言っておくけど、4対2よ?」

晶葉「言っただろう?準備はしていたと。」

レイレイ「準備って・・・・」

晶葉「さぁお前たち、出番だ!」

??「おう!!!」

あい「あ、あなた達は・・・・」

光「レッド!南条光!」

紗南「ブルー!三好紗南!」

美玲「ブ・・・ブラック・・・早坂美玲・・・ガオー!」

麗奈「そしてイエロー!レイ・・・」

3人「ヒーローズ!見参!」

ドーン!

麗奈「最後まで言わせなさいよ!」

メズール「何であなた達が・・・・」

あい「まさかヒーローズ残りの2人って・・・・」

晶葉「改めて自己紹介だ、ヒーローズ総司令官兼科学者の、池袋晶葉だ。」

芳乃「そして参謀役、依田芳野なのでしてー」

コト「そうだったんだ・・・・」

レイレイ「まさかあの時の共演は・・・・・」

晶葉「あれは偶然だ、だがお陰でお前たちが異分子だという確信が持てたがな。」

光「芽鶴ちゃんが怪人だったなんて・・・・」

メズール「光・・・・・」

紗南「コトちゃん・・・・一緒に遊んでて楽しかったのに・・・・・」

コト「紗南っち・・・・違うよ!」

美玲「ウ・・・ウチはお前たちに同情なんかしないんだからなっ!」

レイレイ「結構無理してない?」

麗奈「まぁアタシ的には悪側につきたい所だけど、流石に世界には変えられないからね、覚悟しなさい!」

麗奈「アーッハッハッハッハ・・・・・ゲホゲホッ!」

あい「あなたはいつも通りね・・・・・・」

光「行くよ・・・芽鶴ちゃん・・・・」

メズール(光・・・・自分の正義は曲げないんじゃなかったの?)

光 ベルト装着

光「ヒーロー・・・・変身!」

カッ

南条光(小さな英雄 特訓後)「世界の平和は・・・・アタシが守る!」

紗南「コトちゃん・・・・まさかゲームじゃなくてリアルファイトすることになるなんて・・・・」

コト「紗南っち・・・本気なの?」

紗南「それが・・・・この世界を守るためなら・・・・

紗南 ベルト装着

カチッ カチッ カチッ・・・・・

紗南「3・・・・2・・・・1・・・・変身!」

ギュイイイイイイイン!

三好紗南(ピコピコ☆ゲーマー 特訓後)「NEWチャレンジャー・・・・登場だよ!」

美玲「お・・・お前なんか全然恐くないぞッ!」

レイレイ「無理してない?」

美玲「う、うるさいッ!見てろよ!」

美玲 ベルト装着

カチ スラッシュ!オン!

美玲「変~身ッ!ガァオ!」

ゴオオオオオ・・・・・

早坂美玲(ポッピンパンク 特訓後)「ウチは飢えた獣・・・・さぁ・・・狩りの時間だ・・・ガァオ!」

麗奈「さ~て、トリはモチロンこのレイナサマよ、アーッハッハッハッハ・・・・・ゲホ・・・」

あい「早くして。」

麗奈「わかってるわよ!吠え面かかないでよね!」

麗奈 ベルト装着

タッチ!

麗奈「最高にカッコ良く変身!」

キイイイいイイン!!!

小関麗奈(スクールデビル 特訓後)「さあ、オンステージよ!」

あい「フルボッコちゃんじゃないのね。」

麗奈「うっさい!」

晶葉「これぞ私が開発した4つの変身ツールだ!」

メズール「まさかこの世界の人間にこんな技術力を持つ人間が存在するなんて・・・・」

あい「侮れないわね・・・・」

芳乃「わたくしも少々手伝ったのでしてー」

コト「どれもカッコイイ~」

晶葉「当然だ!」

レイレイ「あれ、今私達対立してるんだよね・・・・?」

晶葉「それでは改めて・・・さぁお前たち!やってしまえ!」

ヒーローズ4人「おおー!」

あい「どっちが悪役なんだか・・・・」着物姿

レイレイ「やるよ!」変装解除

コト「メズちゃん、シンデレラメダル2枚だけど大丈夫?」アラタマ召喚

メズール「今はコア6枚ある・・・・・何とかなるでしょ・・・変身!」

シャチ!

     ウナギ・・・・

??「プロデューサーさんこっちです!」

全員「!?」

全員「やばい・・・」全員変身解除

卯月「ハァハァ・・・」

武内P「島村さんからお聞きしました、何やら皆さんが険悪な雰囲気に包まれていたと・・・・」

晶葉(な・・・どうやってここに・・・・)

芳乃(人払いの術はちゃんと発動しているはずなのでしてー)

卯月「ケ・・・ケンカはいけませんよ!」

メズール(まさか・・・・彼女の中のメダルが・・・・)

晶葉「チ、邪魔が入ったか、一旦引くぞ。」

ヒーローズ4人「ええ~」

芳乃「まぁ仕方ないのでしてー今回はここまでにしましょう。でも・・・・」

あい「え?」

芳乃「そなたがたはその間にこれからの振る舞いを考えといた方がいいかもでしてー」

スタスタ・・・・

エレメンタル・ガーディアン4人「・・・・・・・」

武内P「皆さん、一体何を・・・・・」

メズール「さぁ?あっちから因縁つけてきたのよ。」

武内P「とにかく、あまり問題は起こさないで下さい、あなた達はただでさえ・・・・」

レイレイ「どういう事?」

武内P「実はその事について皆さんにお話がありまして・・・・」

コト「話?」





卯月「よかった、何もなくて・・・・私も頑張らないと・・・・」

ドクン!

卯月(何だろうこの感じ・・・・・)

現CPルーム

あい「それで話って何よ。」

武内P「実は・・・・」

回想

武内P「常務、話とは・・・・」

美城常務「君の所のエレメンタル・ガーディアンの事なんだがな・・・・・」

武内P「はぁ・・・・」

常務「住所不定、年齢不詳、こんな人材を今までよく放置していたものだ。」

武内P「しかし彼女達は・・・・」

常務「わかっている、一定の成果は出しているようだからな、だが何か問題でも起こしたらそれ相応の対処はとらせてもらう。」

武内P「・・・・・・」

回想終了

武内P「ということですので、皆さん今後は気をつけてください。」

4人「は~い・・・・」

あいの家

コト「はぁ・・・・注意されちゃったね。」

あい「おかしいわね・・・・・」

コト「何が?」

レイレイ「私たちはあいちゃんの術で周囲から存在が怪しまれないようになってるはずなんだけど・・・・・・」

メズール「新しく来た人だから効果が薄いんじゃない?」

あい「そんなはずは・・・・まさか・・・・・」

あい「あの芳乃って女が、私の術の妨害を・・・・」

メズール「やってくれるわね・・・・・」

あい「振る舞いを考えとけってのはそういう事・・・・」

コト「どうするの?」

メズール「いい機会かもしれないわね・・・」

レイレイ「機会?」

メズール「私達は所詮余所者・・・皆に正体を隠してアイドルをやっている・・・・・」

メズール「そんな私達が、このままアイドルを続けていいのか、考えるいい機会じゃない?」

3人「・・・・・・・」

あいの家 屋根の上

レイレイ「はぁ・・・・・」

レイレイ「このままアイドルを続けるかどうかか・・・・・」

レイレイ「私は旅するのは慣れっこだから、ここにいなくてもどうにかやっていける・・・・」

レイレイ「でも・・・・」

??「今の生活も捨てられない・・・ってとこかしら?」

レイレイ「お姉ちゃん!最近全然喋らないから心配してたよ~」

リンリン「あなた達を気遣ってたんでしょうが・・・・・」

レイレイ「てゆうかご飯とか大丈夫?」

リンリン「何か最近あなたから栄養とか吸収できるようになってね。札のままでもけっこういられるようになったのよ。」

レイレイ「まさか・・・・これが私へのメダルの影響・・・・?」

リンリン「それはさておき、あなたはまだアイドルでいたいの?」

レイレイ「う~ん・・・まぁ生活に困らないほど稼げればいいんだけど・・・・」

リンリン「じゃあここじゃなくても・・・・」

レイレイ「何かみんなと出会ってから皆の事が心配でさ・・・・」

レイレイ「メズちゃんは元悪人だし、あいちゃんは引きこもり気味だし、コトちゃんは無鉄砲だし・・・・」

リンリン「なら、答えは決まってるじゃない。」

レイレイ「うん・・・・そうだね・・・・」

とあるビルの屋上

コト「あれからゲーセン行き辛くなっちゃったなぁ・・・・」

コト「ああ・・・いい景色だなぁ・・・・」

コト「鏡都とは全然違う風景だしなぁ・・・・」

コト「鏡都かぁ・・・・」

コト「明恵・・・八瀬・・・鞍馬さん・・・ショーコちゃん・・・阿吽・・・パパやママは元気かなぁ・・・」

コト「皆に会いたいなぁ・・・・」

コト「帰りたい・・・・」グス

コト「でもどうすれば・・・・」

コト「やっぱりあのメダルなのかなぁ・・・・」

コト「となると卯月ちゃんを何とかしないと・・・・」

コト「その上で舞踏会を成功させる・・・・」

コト「やっぱこれしかないか・・・・」

コト「ええい!泣いてる場合じゃない!」

コト「どうすればいいかわからないけど、行動あるのみ!」

コト「まずはキッチリカタをつけないとね!」

CPルーム

あい「・・・・・」カタカタ

あい「ヒーローズ・・・やっぱり表向きは普通のアイドルユニットよね。」

あい「これ以上の情報はないか・・・・」

ガチャ

武内P「おはようございます。」

あい「あらプロデューサー、おはよう。」

武内P「柴田さんだけですか?」

あい「ええ、各々考える事があるみたいで。」

武内P「そうですか、ところで・・・・」

あい「何かしら?」

武内P「何故部屋の角に座っているんですか?」

あい「ここが落ち着くのよ。」

あい(プロデューサー、よく考えてみれば、彼も不思議な人・・・・)

あい(私の術を掻い潜って、私をこの世界に連れてきた。)

あい「ねぇ。」

武内P「何でしょうか?」

あい「何故貴方は、こんな怪しげな私たちをスカウトしたのかしら?」

武内P「素性がわからないからって、危険な人物とは限らないでしょう。」

あい「でも常識的な行動とは思えないわ。」

武内P「ここには様々なアイドルがいますから、そんなに気にしなくてもいいでしょう。」

あい「でも・・・・・」

武内P「あなたも、私の全てを知っているわけではないでしょう?」

あい「それはそうだけど・・・・・」

武内P「あの空に浮かぶ星1つ1つが、どういうものなのかを全て知ることはできません。」

武内P「でも彼らは、光り輝いて自分の存在を示している。」

武内P「自分の価値は、自分で決める物、でしょう?」

あい「フフフ・・・・」

武内P「何か?」

あい「意外とロマンチストなのね。」

武内P「そんなことは・・・・」

あい「自分の価値、存在意義は自分で決める・・・・」

あい「何か決心はついたわ、ありがとう。」

武内P「いえ・・・・」

あい(さて・・・・)

あい(私も行動を起こさないと・・・・・)

346プロ 室内プール

メズール「・・・・・」プカプカ

メズール「異分子・・・か。」

メズール「そうよね・・・・」

メズール「欲望を喰らう必要がなくなっても、どんなに人間に近づこうとも・・・・」

メズール「私はこの世界の人間じゃない・・・・」

メズール「そんな私が・・・アイドルとして人々を楽しませるなんて・・・・・」

??「なーにプカプカ浮いてんのー?」

??「考え事れすか~?」

メズール「櫂・・・七海・・・」

櫂「何か悩み事?まぁこの頃慌ただしいからねぇ・・・・・」

七海「七海も来週の釣り番組キャンセルさせられそうれす・・・・」

メズール「あなた達も大変なのね・・・・」

櫂「芽鶴もそんな感じ?」

メズール「うーん・・・・どうなのかしら。」

七海「芽鶴ちゃん・・・・良かったら話してみるれすよ~」

メズール「そうね・・・・自分がこれ以上アイドルを続けられるのかが不安・・・・って所かしら・・・」

七海「芽鶴ちゃん・・・・」

メズール「この場所にどんどん、自分の居場所がなくなっていく、そんな気がして・・・・」

櫂「・・・・・・」

メズール「このまま私、ここにいられなくなるかも・・・・・それが恐い・・・・のかしら・・・・」

櫂「・・・・・よし!」

櫂「芽鶴!今からあたしと勝負だ!」

メズール「へ?」

櫂「ウジウジ悩んでるより体を動かしてスッキリしよ!ね?」

メズール「はぁ・・・・まぁいいけど・・・・」

七海「七海が審判やってあげるれすよ~」

櫂「ルールはいつも通り、200m自由形、速い方が勝ちだよ。」

メズール「わかったわ。」

七海「それじゃ位置について、よーいドン!なのれす~」

櫂「行くよ!」バシャ

メズール「負けないわ。」バシャ

七海「2人とも頑張るのれす~」

櫂「・・・・・」バシャバシャ

メズール「・・・・・」バシャバシャ

メズール(ああ、何て心地いいのかしら・・・・・)

メズール(グリードの時は、味わえなかった感覚・・・)

メズール(そうか・・・私はこの為にアイドルを・・・)

メズール(もうすぐゴールね、このまま・・・・)

バンッ!

七海「え~っと・・・・同時にゴールしたので引き分けれす~」

櫂「クソッ!これで15勝15敗1分けか・・・・・」

メズール「フフフ・・・楽しかったわ。」

櫂「お、何か吹っ切れたみたいだね。」

七海「よかったのれす~」

メズール(もう私のやる事は決まった・・・・・)

櫂「そういえば芽鶴の所の事務所で面白そうな事やるみたいだね、よければアタシも協力するから、いつでも言ってよ。」

七海「七海も手伝いたいのれす~」

メズール「ありがとう2人とも・・・・」

メズール(さて・・・・・・)

あいの家

あい「皆、決心はついたようね。」

メズール「ええ。」

レイレイ「うん!」

コト「もっちろん!」

あい「それじゃ、行きましょう・・・・・」

346プロ 中庭

晶葉「わざわざそちらからお呼びとは、覚悟ができたようだな。」

あい「ええ、あなた達と決着をつけるためにね。」

芳乃「邪魔者は消す、ということなのでしてー?」

レイレイ「違うよ。」

晶葉「違う、とは?」

コト「私達は、私達の居場所を守るために戦う。」

あい「ここじゃ迷惑だから、場所を変えましょう。」

シュン

あいの家

光「うわ!ワープした!?」

美玲「おい!ここはどこなんだよ!」

紗南「専用のバトルステージってトコかな・・・・」

麗奈「フ・・・フン!こんなこけおどし恐くないわ・・・・」ガクガク

芳乃「ここはわたくし好みの場所ですけど・・・」

晶葉「一体何のために・・・・・」

あい「ここなら外部からの侵入もないし、あなたの矮小な術も効果を及ぼさない・・・」

芳乃「本気で決着をつける気なのでしてー?」

レイレイ「だからそう言ってるでしょ。」

コト「ここで私達が勝っちゃえば、もう君達も大人しくなるでしょ。」

メズール「もう私達に干渉する気を失わせてあげる。」

メズール「私達のキラキラを、守るために!」

光「そういう事・・・・わかりやすくていいや、行くよ!芽鶴ちゃん!」

紗南「この展開は予想できなかったよ・・・・コトちゃん、本気で行くよ!」

美玲「ウ・・・ウチはバケモンだろうとキョンシーだろうと、引き裂き噛み砕く!この爪と牙でなッ!」

麗奈「このレイナサマに勝つですって・・・・身の程を教えてあげるわ!アーハッハッハッハ・・・ゲホゲホッ・・・」

芳乃「仕方がないのでしてー」

晶葉「そうだな・・・・よし、戦闘開始だ!」

4人「変身!」

ヒーロー!ゲーム!クロー!デビル!

あい「行くわよ・・・・」着物姿

レイレイ「よっし!今度こそ・・・・」変装解除

コト「やっちゃうよー!」アラタマ召喚

メズール「決着を・・・・つけましょう・・・」ベルト装着

メズール「変身!」

キン!キン!キン!

シャチ!

     ウナギ!

          タコ!

シャシャシャウタ! シャシャシャウタ!

光VSメズール

メズール(完全体)「行くわよ・・・・光!」

光「よーし!行くぞ!」

光「今日は3回!良い事をした!」

光「おばあちゃんの荷物を持ってあげた!」1ナンジョー!(ベルトの音声です。)

光「迷子の子供を交番まで届けてあげた!」2ナンジョー!

光「公園のゴミ拾いをした!」3ナンジョー!

キイイイイイイイン!

光「うおおおおおおおお!!!!!」

メズール「な・・・・何このパワーは!?」

晶葉「説明しよう!彼女のヒーローベルトは彼女が良い行いをする度にエネルギーを蓄え、変身時に彼女にパワーを還元するのだ!」

光「ヒーローパンチ!」ブン

メズール「ぐっ・・・・」

光「ヒーローチョップ!」ブン

メズール「この・・・・」ガシ

ポイ

光「うわっ!」

メズール「いくわよ!アクアパニッシャー!(水流攻撃に名前付けてみた)」バシャー!

光「ぐ・・・・・」ゴボゴボ

メズール「どう?降参?」

光「なんの・・・・まだまだ!」ダッ

メズール「そう・・・・・なら次はこれよ。」ドロ・・・

光「な・・・水みたいになった!?」

メズール「ウフフ・・・・捉えられるかしら?」バシャバシャ

光「・・・・・」スゥ・・・・

メズール「諦めたのかしら?なら・・・・」バッ

光「そこだ!ヒーロー電撃パーンチ!」

ドゴッ! バタン・・・・

メズール「ああっ・・・・・何故・・・・」

光「正義の拳は、確実に悪を貫く!」

メズール(正義・・・・ね・・・・)

紗南VSコト

コト「それじゃ、行くよ紗南っち!」

紗南「よ~し・・・まずはこのソフトで・・・・」カチ

カセットオン!バトル!

キイイイイイイイン!

紗南「格ゲーモード!」シュシュ

コト「おお!凄い!」

晶葉「説明しよう!彼女のゲームベルトはソフトを入れ替えることで様々なフォームに変身するのだ!」

紗南「喰らえ!スペシャルアッパー!」ブン

コト「おおっと!やるね!」

コト「ならこっちも・・・・」スチャ

コト「必殺!また明日ー!」ブン!

ゴシャ

紗南「うわ!危ない危ない・・・・」

紗南「コトちゃん相手に接近戦は不利だね・・・なら・・・・」カチ

カセットオン!シューティング!

キイイイイイイイン!

紗南「これぞシューティングモード!」スチャ

コト「おお!2丁拳銃カッコイイ!」

紗南「行くよ!ツインブラスター!」カチ

ビイイイイイイイム!!!

コト「うわっ!」ヒョイ

紗南「かわされた!?」

コト「そう簡単にはやられないよ!」

美玲VSレイレイ

美玲「ガオ!ガオ!ガオ!」ブンブン

ガキン!

レイレイ「おっと・・・それは作り物じゃなくて本物の爪みたいだね・・・・・」

美玲「当たり前だッ!今のウチは飢えた獣だッ!」

ザシュ!

レイレイ「木が・・・・・・威力は本物みたいだね・・・・」

芳乃「説明するのでしてー彼女のクローベルトは彼女に獣の力を与えるのでしてー」

レイレイ「なら・・・・一旦距離取って・・・・暗器砲!」ポイポイ

美玲「おっと、全然当たらないぞッ!」ヒョイヒョイ

レイレイ「地霊刀!」ズガガ・・・

美玲「無駄だッ!」ピョン

美玲「離れたからって安心するなよッ!ガアアアアアオオオオオオオオッ!!!!!」

ゴオオオオオオオッ!!!!

レイレイ「ぐ・・・・なんて咆哮・・・・まるで衝撃波だね・・・・・」

上空 麗奈VSあい

麗奈「待ちなさーい!」

あい「それ飛べるのね・・・・驚いたわ。」

麗奈「それだけじゃないわよ!くらいなさい!」スチャ

あい「メガホン?」

麗奈「壊れろ!」

バシュ

あい「・・・・!」ヒョイ

あい「音の弾丸・・・・?」

芳乃「説明するのでしてー彼女のデビルベルトに付属するデビルメガホンは喋った言葉を弾丸として発射するのでしてー」

麗奈「壊れろ!壊れろ!壊れろ!」バシュバシュバシュ

あい「ほい」結界

カキン

麗奈「キー!ムカつくわね!」

あい「こっちも行くわよ・・・・」ボオオ

麗奈「黒い炎・・・?」

あい「技名付けないと・・・・とりあえず黒炎弾!」

ゴオッ!

麗奈「まんまね・・・・なら・・・・燃えろ!」

ボオオオ・・・・

あい「やるわね・・・・・」

麗奈「これはどうかしら・・・・・跪け!」

キーーーーーーーン!

あい「うっ・・・・体が・・・・・」スゥ

麗奈「フフフ・・・・」

あい「地面に・・・・動けない・・・・」ビリビリ

麗奈「アハハ!気分いいわね!アーハッハッハッハ・・・・ゲホゲホ・・・」

あい「初めてあなたを脅威に感じたわ・・・・・」

麗奈「今更遅いわよ!さて、どうしてくれようかしら・・・・・」ドヤァ

晶葉「うむ、やはり私の開発したツールは最高だな!」

芳乃「さあ皆さん・・・・観念するのでしてー」

メズール「フフ・・・・誰が・・・」

あい「観念なんか・・・・・」

コト「するわけ・・・・」

レイレイ「ないでしょ!」

メズール「光・・・あなたは私に言ったわよね・・・・ヒーローとして大切なのは自分の信念を曲げないことだって・・・・」

光「え・・・・」

メズール「私は自分が善人だなんて思ってないけど・・・・あなたは誰かに「あいつは悪だ」って言われたらそれを信じるの?」

光「あ、アタシは・・・・」

メズール「悪いけど、私は迷いのある奴には負けないわ・・・・」

光「・・・・・・」

光「アタシは正義のヒーロー・・・・悪は倒す・・・」

メズール「・・・・・」

光「だからこれは、アタシの中の悪を倒す為の戦い・・・・」ピッ

3ナンジョー!フルチャージ!

光「芽鶴ちゃん!行くよ!」

メズール「やっとらしくなったわね・・・・」

スキャニングチャージ!

光「ヒーロー・・・・電撃キーック!!!」ギュオオオオオオ!!!!!

メズール「オクトバニッシュ!」ギュイイイイイイイン!!!!!


ドカアアアアアアアン!!!!!!

紗南「フフフ・・・楽しい・・・楽しいよコトちゃん!」

コト「ゲームでは味わえない感覚でしょ?」

紗南「違う・・・人生はやり直しの聞かないゲームそのもの・・・・この感覚は今しか味わえない・・・」

コト「アイドルとは関係ないけど・・・・本気で行くよ!」

紗南「こっちこそ!」

紗南「これがとっておきの切り札!」カチ

カセットオン! R・P・G!

カッ!

三好紗南(ドリームプレイヤー 特訓後)「勇者サナって呼んでね!」

コト「おお!更にカッコ良くなった!」

紗南「これがとっておきの必殺技!」スチャ

アイドルブレード 構える

コト「なら私も最強の必殺技で」スチャ

アラタマ 超巨大化

紗南「アイドル・・・・スラッシャー!!!」

ズバアアアアアン!!!!!

コト「また会う日まで、さようならー!!!」

ドゴオオオオオオオオン!!!!!

美玲「ガルル・・・・」

レイレイ「え~と・・・・よしよし。」ナデナデ

美玲「撫でるな!」

レイレイ「可愛いのに・・・・・」

美玲「可愛いって言うなぁ!」

美玲「もう怒ったぞッ!」バッ

レイレイ「あ、眼帯取った。」

美玲「野生解放!ガオー!」

シャキン!

レイレイ「お、爪伸びた。ならこっちも・・・・」

シャキン!

美玲「いくぞッ!スパイラルスラッシャー!!!」ダダダ・・・・」

レイレイ「負けないよ!EX・・・・旋風斧!!!」

ズバン・・・・・!!!

あい「遊びはここまでよ。」タッ

麗奈「な・・・・普通に立てるの!?」

あい「わけないわ。」

麗奈「ムキー!なら最大出力で・・・・」カチ

あい「ならこちらも・・・・・いつもの台詞と共に・・・・」スッ

あい(輪入道・・・力を貸してね。)

あい「闇に惑いし哀れな影よ・・・」

あい「人を傷つけ貶めて・・・」

あい「罪に溺れし業の魂・・・」

麗奈「ぶっ壊れろおおおおおおお!!!!!」

キイイイイイイイン!!!!

あい「いっぺん、燃えてみる?獄炎大車輪!!!」

ボオオオオオオオ!!!!!

晶葉「ケホケホ・・・一体どうなった!?」

芳乃「凄い砂埃なのでしてー」

サアア・・・・

晶葉「お、晴れてきた。」

芳乃「さてさて、勝負の結果は・・・・」

光「あはは・・・・もう動けないや・・・・やるね芽鶴ちゃん・・・・」

メズール「私も・・・・いいキックだったわよ・・・光・・・・」

紗南「うう・・・・タイムオーバー・・・ここまでだね・・・・」

コト「私も・・・・流石にもう体力が・・・・」

美玲「グ・・・爪が・・・折れてる・・・でも体は無傷か・・・・」

レイレイ「こっちもだよ~これじゃもう戦えないね・・・・」(暗器砲とかはできるけどもういいよね・・・・・)

麗奈「ゴホ・・・・もう声出すのも億劫よ・・・・」

あい「私・・・流石にガス欠ね・・・・やるじゃない、麗奈。」

麗奈「今更・・・・名前呼んでんじゃないわよ・・・・」

晶葉「な・・・・これは・・・・」

芳乃「まさかの全員引き分けなのでしてー」

光「晶葉ちゃん、私わかったよ・・・・この子達は災厄じゃない・・・・」

晶葉「え?」

紗南「こんなカッコイイ人達が、悪い事するわけないじゃん。」

メズール(私はそうでもなかったけど・・・・)

美玲「う、ウチは最初から怪しいと思ってたんだからなッ!」

レイレイ「はいはい。」

麗奈「ま、このレイナサマがライバルと認めた奴が悪い奴なわけないわよね。」

あい「よく言うわ。」

麗奈「おい!」

芳乃「・・・・・」

光「芳乃ちゃん?」

芳乃「まぁ、確かに何か企んでるならとっくにわたくしたちを始末してるはずなのでしてー」

コト「やっとわかってくれた~」

あい「最初から気付きなさいよね・・・・」

晶葉「すまなかった、異世界からの訪問者という事でついテンションが上がってしまってな・・・・」

メズール「科学者って皆こうなのかしら・・・・」

コト「わかるよ~ショーコちゃんもこんな感じだし。」

光「まぁこのベルトもイカスしアタシらもつい乗っちゃってさ。」

ヒーローズ「本当に申し訳ありませんでした(なのでしてー)」ペコ

コト「まぁいいじゃん、これで私達みんな友達だよ!」

紗南「友達?」

コト「ここまで真剣に殴り合ったんだ!友情が出来上がるには十分だよ!」

光「友達・・・・」

麗奈「わ、悪くないわね・・・・」

美玲「ふ、フン・・・・嬉しい・・・」///

晶葉「私達も・・・・」

芳乃「よろしいのでしてー?」

レイレイ「もちろんだよ!」

メズール「ちょうどいいわ、あなた達もウチのプロジェクトの企画に協力しなさい。」

光「それって・・・・」

紗南「あの舞踏会って奴?」

あい「それはいい考えね。」

美玲「いいのか?」

レイレイ「大歓迎だよ!」

麗奈「フン!まぁ面白そうじゃない・・・・」

あい「特にあなたの技術力は役に立つかも。」

晶葉「私もか?まぁ迷惑かけた詫びとして協力してやるか・・・・」

芳乃「わたくしは全然いいのでしてー」

光「正直アタシも特撮関係の仕事減らされて困ってたんだよねー」

紗南「アタシも・・・・」

麗奈「アタシのフルボッコちゃんは別に変化なかったけどね。」

美玲「どうでもいいと思われてるんじゃないか?」

麗奈「何でよ!」

光「そうと決まったら!新チーム結成だね!」

コト「うんうん!盛り上がってきたね!」

紗南「チーム名どうしよっか。」

麗奈「モチロンこのレイナサマと愉快な下僕・・・・」

あい「却下。」

麗奈「ちょっと!」

芳乃「単純にユニット名くっつければいいのでしてー?」

晶葉「そうなると・・・・エレメンタルヒーローガーディアンズってのどうだ?」

メズール「もうそれでいいんじゃない?」

あい「そうね。」

光「決まり!」

コト「よ~し!エレメンタルヒーローガーディアンズ・・・・頑張るぞー!」

10人「おー!!!!!!」

芳乃「ちょっと待つのでしてー」

光「どしたの?」

芳乃「それではわたくしの予言した災厄はなんなのでしてー?」

メズール「・・・・心当たりがないわけではないわ。」

晶葉「本当か?」

メズール「その前に私達の事をプロデューサーに報告しましょう。」

紗南「ああ、あの怖そうな人ね。」

あい「意外と可愛い所もあるのよ。」クス

CPルーム

武内P「わかりました、ご協力感謝いたします。」

晶葉「世話になるぞ。」

芳乃「よろしくなのでしてー」

光「よーし!話もまとまった所でカラオケでも行きますか!」

コト「いいねぇ。」

紗南「ハイスコア出しちゃうよ!」

美玲「こんな大勢の前で歌うのか・・・・」///

麗奈「このレイナサマの歌声にひれ伏しなさい!」

あい「はいはい、すごいすごい。」

レイレイ「もう名コンビだよねぇ。」

メズール「フフ・・・そうね。」

バタン!

武内P「行ってしまった・・・・」

武内P「10人ユニット・・・正に嵐・・・・エレメントですね・・・・」

ガチャ

櫂「お、ここかな。」

七海「すみませ~ん・・・・・芽鶴ちゃんに誘われてきたんれすけど~」

武内P「まだ嵐は止まないようですね・・・・・」

10人「時々思う~♪気持ちが晴れる~♪」

コト&紗南「いつだってココが全てなんだ~♪」

メズール&光「雨だって綺麗に降ってるし~♪」

レイレイ&美玲「風の様に~♪踊れるから~♪」

あい&麗奈「今だってちゃんと楽しい~♪」

晶葉&芳乃「リズムだって意外に持ってるし~♪」

エレメンタル・ガーディアン4人「誰かの声~♪耳にしては~♪」

ヒーローズ6人「笑いながら~育んできた~♪」

10人「様な気がした~♪」

10人「そう帰る場所なんてもうどこでも良かったの~♪」

10人「大切にしたいものはココロが今分かってる~♪」

10人「大丈夫 世界は繋がるように動いてるんだ~♪」

10人「もう一回 もう一回ちゃんと笑って会えるように~♪」

第2章 完

第3章 笑顔と覚醒とリヴァイアサン

346プロ とある場所

晶葉「ここだ。」

メズール「こんな所に秘密基地が・・・・・」

コト「スゲー!鞍馬寺みたーい!」

芳乃「わたくしたち以外この場所は知らないのでしてーあの常務さんすらも。」

あい「この会社のどこにこんな空間が・・・・」

芳乃「そなたの家と同じようなものなのでしてー」

晶葉「ここが開発室だ、あの4人のベルトもここで作った。」

レイレイ「すごいねー、お!ドリルやらペンチやら・・・・」ゴソゴソ

晶葉「袖に入れるな!」

メズール「科学者ってホントにみんなこう・・・・」

光「何かあったの?」

メズール「いや別に。」

晶葉「ここが観測室だ、お前たちの行動もここで感知していた。」

コト「うわ!私らストーキングされてたの!?」

芳乃「監視といって欲しいのでしてー」

レイレイ「どういう仕組みなの?」

晶葉「お前たちの体から出る別次元のエネルギーがうんたら・・・・・」

レイレイ「あ、もういいや、頭痛い・・・・」

芳乃「さて本題に入るのでしてー芽鶴さん、そなたの思う「災厄」とはなんなのでしてー?」

メズール「そうね・・・・まずはこれを見て頂戴。」キラ

紗南「おお!キラキラしたメダルだね!」

光「これって芽鶴ちゃんが変身の時に使う奴だよね。」

メズール「これは私の世界の人間が作った偽物だけど・・・・とんでもない力を秘めているわ。」

晶葉「ほう。」

メズール「メダルは通常同色が3種類あるんだけど・・・・・」

コト「メズちゃんの場合はシャチ、ウナギ、タコだよね。」

麗奈「でもこれ2種類しかないじゃない。」

メズール「そう、実はそのうちの1つが・・・・」

メズール「島村卯月の体内に入り込んだの。」

光「え・・・・」

美玲「な・・・・何だよソレ・・・・」

晶葉「どうしてそうなった。」

レイレイ「いや、あまりにも突然の出来事だったから・・・・」

紗南「で、これからどうなっちゃうの?」

メズール「今の所は何もないみたいだけど・・・・これからどうなるかはわからないわ。」

芳乃「ていうか結局原因はそなたなのでしてー」

メズール「う・・・・」

光「ま、まぁまぁこんなの予想出来ないし・・・・」

コト「今は何とかして卯月ちゃんからメダル取り出す方法考えないと・・・・」

メズール「晶葉、何か方法思いつかない?」

晶葉「・・・・・・」

あい「どうしたの?」

晶葉「いや、メダルで気になることがあってな・・・・」

レイレイ「気になる事?」

晶葉「実はこの間次元の乱れが観測されてな・・・・・そのポイントを監視していたらこんな映像が撮れた。」

カタカタ

晶葉「これだ。」

美玲「これって・・・・」

コト「メダルが3枚・・・飛んでる・・・・」

光「え~と色は・・・・紫かな。」

コト「メズちゃん、紫って何のメダル?」

メズール「う、うそ・・・・・」

あい「どうしたのよ?」

メズール「最悪の事態になるかも・・・・」

メズール「私も詳しくは知らないけど・・・・紫のメダルは恐竜とかの古代の生物の力を内包してる・・・・」

美玲「ガァオ!ヤバそうだな・・・・」

メズール「そしてあれは、「無」の欲望を司る・・・・」

コト「無の欲望・・・・無欲って事?」

麗奈「バカバカしい、欲の無い人間なんているわけないじゃない。」

メズール「私もそう思ってた・・・あの世界でも1人くらいしかいなかったから・・・でもこの世界にも・・・」

レイレイ「それが卯月ちゃん・・・・・なんだよね・・・・・」

メズール「そして彼女の中のシンデレラのメダルは個性を強調させる力がある・・・・」

コト「でも卯月ちゃんは・・・・」

メズール「そう、ある意味空っぽであることが、彼女の個性・・・・」

メズール「現に彼女が、中身のない「頑張ります」を叫んだ時、メダルが反応した。」

メズール「もしそれを察知して、紫メダルが彼女に入り込んだら・・・・」

芳乃「どうなってしまうのでしてー?」

光「まさか・・・卯月ちゃんも変身できちゃったり・・・・」

メズール「そんな生易しいもんじゃないわ、最悪グリード化しちゃうかも・・・・・」

晶葉「グリード?」

コト「以前のメズちゃんみたいな奴だよね。」

あい「欲望を貪る・・・・怪物・・・・」

レイレイ「まさか・・・・卯月ちゃんも味覚なくなったり・・・・・怪物生み出したり・・・・」

メズール「それだけで済むならいい方よ。」

メズール「最悪暴走して・・・・全てを文字通り「無」にするまで止まらないかも・・・・・」

麗奈「恐・・・・」

光「ヤバイじゃん!早くなんとかしないと!」

メズール「晶葉、あのメダルの反応は?」

晶葉「あれからプッツリと消えてな、それ以来音沙汰無しだ。」

メズール「しばらくは警戒が必要よ、お願いできる?」

晶葉「ああ、任せろ。」

芳乃「わたくしもお手伝いするのでしてー」

コト「よーし!私は来たるべきの時のために、トレーニングだ!」

レイレイ「私も!」

光「じゃあここでやりなよ!ここにはトレーニングルームもあるんだ!」

紗南「バトルシュミレーション装置もあるしね!」

美玲「う、ウチも付き合ってやるぞッ!」

コト「いいの?」

レイレイ「シェイシェイ、面白そうだね!」

麗奈「アタシはフルボッコちゃんの収録があるから・・・・」

あい「こんな時に?」

麗奈「仕事だって大事でしょ!ああ売れっ子は辛いわ・・・・」フフン

あい「はいはい、私は常務の監視をするわ。」

コト「何で?」

あい「また何か仕掛けてきて卯月の精神かき乱されても困るでしょ。」

レイレイ「成程ね・・・・」

メズール「みんなやる事は決まった様ね・・・・・さて私は・・・・」

コト「何するの?」

メズール「ちょっとプール行ってくるわ。」

全員「え?」

麗奈「ちょっと!アンタが1番呑気じゃないの!」

メズール「あなたも言ってたでしょ、仕事も大事だって、櫂と七海と待ち合わせしてるのよ。」

あい「ああ、舞踏会の奴ね。」

美玲「ウチら以外とも何かやるのか?」

メズール「まぁね、でも両方とも手を抜くつもりはないわ。」

晶葉「掛け持ちって奴か。」

メズール「そういう事よ、さて、それじゃ各々行動開始よ。」

コト「よーし!頑張るぞー!」

10人「おー!!!」

メズール「あ、それと晶葉。」

晶葉「何だ?」

メズール「実はもう一つお願いが・・・・」

ゴニョゴニョ・・・・

晶葉「マジか・・・・」

メズール「お願いね。」

数日後

あい(さて、今日の常務はと・・・・)

ギョロ <●>

あい(あれ・・・パソコンに映ってるのは・・・・・凛?)

あい(クローネ・・・・トライアド・・・・)

あい(また面倒な事になりそうね・・・・・)

それからのCPルーム

CPメンバー「・・・・・・」ズーン

メズール(またこんな空気になってる。)

メズール(まぁクローネ以外にも未央のソロ宣言とかあって動揺してるのはわかるけど・・・・)

メズール(ここの人達は落ち込むのが仕事なのかしら?って一度言ってみたいわね。)

コト「もー!またこんな空気になる!皆は落ち込むのが仕事なんですかぁ?」

メズール「言っちゃった!」

みく「コトにゃん・・・・」

李衣菜「そんな事言ったってさ・・・・・」

コト「落ち込んでるヒマがあったら行動!フェスだって近いんだからさ。」

かな子「わかってるけど・・・・・」

智絵里「でも・・・・」

蘭子「し・・・真紅の翼よ・・・そなたはどう思うのだ・・・・」

あい「私?そうね・・・・・」

あい「やっぱりあの女には一度、地獄の苦しみを味あわせるべきだったわ・・・・・」ゴゴゴ・・・

あい「そして・・・・2度と私達にちょっかい出す気をなくさせてあげる・・・・・」

蘭子「恐い・・・・」ブルブル

レイレイ「まぁまぁ、あいちゃんだって責任感じてるんだよ。」

莉嘉「責任?」

レイレイ「私達はエレメンタル・ガーディアン・・・このプロジェクトを守る守護神・・・・」

メズール「そんな私達が、まさか呑気に温泉入ってる間にここが色々いじくり回されてるなんて、間抜けなことないじゃない?」

みりあ「それってあくまで設定でしょ?そんなに気にする事ないって。」

あい「たとえ設定でも、それが私達に与えられた使命なら、私達はそれを全うすべき・・・・」

きらり「大げさだにぃ。」

レイレイ「みくちゃん、アイドルにとってキャラ付けは大事なんでしょ?」

みく「それはまぁ・・・・」

コト「なら、私達はそれを守ってみせる、絶対に!」

杏「張り切ってるトコ悪いけど、そんな事できるの?神様じゃあるまいし。」

レイレイ「杏ちゃん・・・・」

杏「誰にでも限界はある、全てを守ることなんてできっこない。」

コト「そ、そんな事は・・・・」

杏「ん?君達にならできるって言いたいのかな?」

杏「例えば・・・・普通の人間じゃないからとか。」

4人「!」

かな子「そ、そんな杏ちゃん、悪い冗談は・・・・」

莉嘉「そんな漫画みたいな事・・・・」

4人「・・・・・」

李衣菜「ま、まさか本当に・・・・・」

蘭子「ま・・・・真なのか・・・?」

杏「なーんてね、冗談だよ、そんな事ありえる訳ないじゃん。」

きらり「もう杏ちゃん、そういう冗談はやめるにぃ」

みりあ「びっくりしたぁ・・・・・」

杏「ごめんね、試すような事言っちゃって。」

メズール「い、いや別に・・・・」

あい「こちらこそ、ちょっと熱くなってしまって・・・・」

みく「なんかこのやりとり見てたら元気になってきたにゃ。」

智絵里「そ、そうですね・・・・・」

コト「ふぅ、まぁ何にせよ空気が変わってよかった。」

レイレイ「次のフェスも大丈夫そうだね。」

蘭子「うむ、今こそ魂を高める時!」

みりあ「みんな、頑張ろう!」

CPメンバー「おー!!!」

あい(みんな強いわね、私の世界だったら誰かしら私に依頼してくるわ・・・・)

メズール(ここは大丈夫そうだけど、問題はニュージェネの方・・・・)

メズール(凛と未央も心配だけど・・・・1番の問題は・・・・)

メズール(卯月よね・・・・・)

メズール(メダル云々はともかくとして、皆「卯月なら大丈夫」って信じすぎじゃないかしら・・・・・)

メズール(さてどうなる事やら・・・・・)

フェス終了後 ヒーローズ秘密基地

光「いや~エレヒーの初舞台!盛り上がったねぇ!」

メズール「何その略し方・・・・・」

紗南「10人がステージ狭しと踊るのは大変だと思ったけど、何とかなるもんだね。」

コト「うんうん、わかるわかる。」

レイレイ「でもごめんね、皆はGOINには参加できなくなっちゃって・・・・」

美玲「ま、まぁいきなり6人増えるのは流石にな・・・・・」

あい「クローネの方にはトラブルあったみたいだけど、何とかなってよかったわね。」

麗奈「フン、意外とカワイイ奴等じゃない、見直したわ。」

あい「そりゃああなたよりは素直でしょうよ。」

麗奈「おい!」

メズール(卯月は不参加だったけど、メダルが暴走とかしないでとりあえずよかった・・・・)

芳乃「皆さん、お茶なのでしてー」

コト「おお、気が利くねぇ。」

レイレイ「シェイシェイ、ありがとね。」

晶葉「まったく呑気な・・・・まだ紫メダルは見つかってないのに・・・・・」

メズール「まぁ息抜きも必要でしょ、それよりアレは大丈夫?」

晶葉「やっと解析が終わった所だ、開発はこれからだな。」

メズール「期待してるわよ。」

晶葉「任せておけ。」

ビイイイイイ!!!!

コト「ブッ!何!?」

晶葉「これは・・・・紫のメダルの反応だ!」

メズール「ついに来たわね・・・・」

あい「場所はどこ?」

晶葉「えっと・・・・」カタカタ

晶葉「そ、そんな・・・・」

メズール「一体どこなの?」

晶葉「この建物の中だ・・・・・」

撮影スタジオ

卯月「私、頑張ります!」

プテラ!

ドクン・・・

卯月「うっ・・・・」

武内P「島村さん?」

卯月「頑張ります・・・・・」

トリケラ!

ドクン・・・

卯月(な・・・何・・・・?)

凛「卯月?」

卯月「頑張りますから・・・・・」

ティラノ!

ドクン・・・」

卯月「うう・・・・・」

美穂「卯月ちゃん?」

数分後

レイレイ「ここ?」

メズール「晶葉のレーダーによるとここだって・・・・・」

武内P「皆さん・・・・どうしたんですか?」

コト「ねぇ、卯月ちゃんは?」

武内P「体調がすぐれないようなので、早退しましたが・・・・・」

あい「それって・・・・・」

メズール「手遅れだったか・・・・」

コト「ど、どうしよう・・・・・」

あい「いったん体制を立て直しましょう、いないのなら仕方ないわ。」

レイレイ「そうだね・・・・」

凛「ねぇ」

メズール「何?」

凛「卯月・・・・何かあったの?」

メズール「あなたが気にする事じゃないわ。」

凛「・・・・・・」

翌日

コト「卯月ちゃん・・・・来てないって・・・・」

あい「昔通ってた養成所に行ってるって・・・」

メズール「1人にしておくのはまずいわね・・・・」

レイレイ「何とかならないの?」

メズール「一番手っ取り早いのは、メダルを破壊する事なんだけど・・・・」

あい「できるの?」

メズール「簡単じゃないわよ、下手するとこっちのメダルが破壊されるかも・・・・」

レイレイ「それは危ないねぇ・・・・」

コト「・・・・・できるかも」

メズール「え?」

レイレイ「コトちゃん、今何て・・・・」

コト「このアラタマなら、できるかも!」スチャ

あい「誰もいないからって事務所で出さないでよ・・・・」

メズール「できるって・・・どういう事?」

コト「私のいた鏡都は、壊れたモノはすぐに直る世界なんだけど・・・・」

あい「すごい世界ね。」

コト「このアラタマで壊した物は、直らなかったんだ!」

レイレイ「おお!」

コト「だから、メダルだって壊せるはず!」

コト「それに、シンデレラメダルもあるし、どうにかなるよ!」

レイレイ「希望が見えてきたね。」

メズール「とりあえずまだメダルは大人しくしてるみたいだし、とりあえずいつもの活動に戻りましょ。」

コト「オッケー!」

あい「わかったわ。」

メズール(いざとなったらアレもあるし・・・・・ね。)







養成所

卯月「おかしいなぁ・・・・プロデューサーさんの差し入れのお菓子全然美味しくない・・・・」モグモグ・・・・・

数日後 ヒーローズ秘密基地 トレーニングルーム

コト「でやああああああ!!!!」ブン

バキッ!

トレーニング用ロボ「」

光「おお!スゴイ!」

紗南「張り切ってるねぇコトちゃん。」

レイレイ「絶対メダル破壊するんだって意気込んでるんだよ。」

コト「まだまだ!もっと強いの連れてきて!」

晶葉「今のが最高レベルだ・・・・」

芳乃「この子も十分化物なのでしてー」

ビイイイイイ!!!」

晶葉「ん?な・・・・これは・・・・」

あいの家

あい「さて、今日の常務はと・・・・」

ギョロ <●>

常務「切り捨てろ。」

武内P「!」

あい「!?」

あい「あの女・・・・ついに卯月を・・・・あの子が何したっていうのよ・・・・」

あい「もう勘弁ならないわ・・・・」

あい「今すぐあの女に地獄の苦しみを・・・・」

プルルルルルル・・・・・

あい「電話?こんな時に・・・・・」

346プロ 室内プール

櫂「・・・でさ、ここはこうした方が・・・・」

七海「それはいいのれす~」

メズール「フフ、楽しみね・・・・」

ドクン!

メズール「!?」

メズール(何?今の感じ・・・・)

櫂「芽鶴?」

七海「どうしたのれすか~?」

メズール「な、何でもないわ・・・・」

落ち込むトコが可愛い~♪

メズール「おっと携帯が・・・・・」ピッ

メズール「何かしら?」

晶葉「マズイな・・・・」

芳乃「卯月さんの中のメダルが暴走しかけてるのでしてー」

晶葉「それだけじゃない・・・・ワームホールが開いている・・・・・」

光「ワームホール?」

レイレイ「世界と世界を繋ぐドアみたいなもんだよ。」

コト「場所は?」

晶葉「彼女の・・・・頭上だ。」

コト「何かヤバそうじゃん!行くね!」ダッ

レイレイ「私も!」ダッ

美玲「う、ウチらも行くぞッ!」

晶葉「待て、お前らのベルトはいまメンテナンス中だ。」

麗奈「もー!」プンスカ

あい「わかったわ、すぐ行く。」

芳乃『急ぐのでしてー』

ピッ

あい「く・・・常務、貴方への制裁は後よ。」

あい「今は卯月を・・・・」

あい「この空間・・・・もつといいけど・・・・」

メズール「やっぱり・・・・そんな予感がしたわ・・・・」

晶葉『急いだ方がいい。』

ピッ

メズール「2人とも・・・・ゴメン、行かなきゃ。」

櫂「うん、行っていいよ、大事な用なんでしょ?よくわかんないけど。」

七海「後は任せるのれす~」

メズール「ありがとう・・・・・それじゃ。」ダッ

メズール(行かなきゃ・・・・ケジメをつけるために!)

公園

卯月「プロデューサーさんは、私の良い所は笑顔だって・・・だけど・・・・」

ドクン・・・

凛「卯月・・・・」

卯月「笑顔なんて・・・・笑うなんて誰にでもできるもん・・・・」

ドクン・・・

未央「しまむー・・・・」

卯月「何もない・・・・私には何も・・・・・」



ドレス!




              プテラ!  トリケラ!  ティラノ!







                                      ウナギ!
                               

卯月「!?、ああ・・・・」ガクッ

凛「卯月?」

未央「ちょ・・・どったのしまむー?」

卯月「・・・・・・フフ。」ユラァ

凛「な・・・・・」

未央「目が・・・・虚ろに・・・・・」

卯月「ああもう・・・・頑張るの疲れちゃった・・・・」

凛「え・・・・?」

卯月「あ・・・・そうだ・・・・」

卯月「全てを消しちゃえば、皆私と同じ・・・・・」

卯月「何もないって事になるよねぇ・・・・・・」

未央「何を・・・・言ってるの・・・・・?」

卯月「あはは・・・消えろ・・・消えろ・・・」

凛「卯月!しっかりして!」

卯月「キエロ!キエロ!キエロ!」

未央「ねぇ、これどうなってるの!?」

卯月「キエロォォォォォ!!!!!!」

ジャラジャラ・・・・・

凛「な・・・・空から・・・・」

未央「大量の・・・・メダル?」

卯月「あはは・・・・皆消えちゃえ・・・・・」

ジャラジャラ・・・

凛「メダルが・・・・卯月を・・・・」

未央「包み込んでく・・・・・」

ジャラジャラ・・・・







ドン!






リヴァイアサンヤミー「グルル・・・・・・・」






凛「う、嘘・・・・」

未央「しまむーが・・・・・怪物に・・・・・」

リヴァイアサンヤミー「ガアアアアアア!!!!!」

凛「卯月ーーーーーーー!!!!!!!」

凛「卯月!元に戻ってよ!」

未央「しまむー・・・・私達の声・・・・聞こえないの・・・・・」

リヴァイアサンヤミー「キエロ」

ブン!

凛「な・・・・・」

未央「逃げきれない・・・・・」

グシャ・・・・

凛「え・・・」

未央「私達・・・・生きてる?」

あい「危ない所だったわね。」フワフワ

メズール「さっきのワームホールで運ばれてきたのは・・・・大量のセルメダルだったのね。」バシャ

未央「めずるん・・・・しばっち・・・・・」

凛「え・・・・アンタ達・・・・飛んでる?」

メズール「詳しい話は後でね。」

あい「とりあえず無事でよかったわ。」

リヴァイアサンヤミー「キエロ!キエロ!キエロ!」

コト「ねーこのままにしとくのまずくない?」

レイレイ「早く転送してよぉ。」

未央「コトちん・・・・れいれいまで・・・・」

あい「はいはい、行くわよ。」

コト「2人も早く来てねー」

レイレイ「流石に2人じゃ辛そうだしね。」

シュン

凛「消えた・・・・どうなってるの?」

未央「とりあえず・・・・助かったの?」

あい「あなた達は・・・・ね。」

凛「でも卯月が・・・・」

メズール「任せて・・・・必ず助けるから。」

メズール「あなた達にこれを渡しておくわ。」キラッ

凛「これは・・・・」

未央「キラキラした・・・・メダル?」

メズール「それ持って卯月が戻るように祈っててね。」

あい「行くわよ。」

メズール「ええ、お願い。」

シュン

りんみお「・・・・・・・」

あいの家

リヴァイアサンヤミー「ガアアアアアア!!!!!」

コト「おお、凄い暴れっぷりだね。」アラタマ召喚

レイレイ「早く止めないと・・・・」変装解除

コト「よ~し・・・・とっととメダルを破壊してやる!」

ダッ

コト「必殺!家電・・・・・」

ビュオオオオオオオ!!!!

コト「え・・・・・」カチン

レイレイ「コトちゃん!凍っちゃった・・・・・」

シュン

あい「お待たせ。大丈夫?」着物姿

シャシャシャウタ!

メズール(完全体)「コト・・・やはり強敵ね。」

コト「」カチン

レイレイ「ヤバすぎだよこれ・・・・どうするの?」

メズール「カザリのヤミーみたいに宿主を体内に取り込むタイプね・・・・」

レイレイ「カザリ?」

メズール「気にしないで、とにかくまずは卯月を体内から引っ張り出さないと迂闊に攻撃できないわ・・・・」

あい「厄介ね。」

レイレイ「ざっと50メートルはあるよ!どこに卯月ちゃんがいるかなんて・・・・・」

メズール「卯月は私のメダルも持ってたから、それで位置を割り出せるはずなんだけど・・・・・」

あい「わからないの?」

メズール「他のメダルの力が強すぎて特定できないわ・・・・・」

レイレイ「そんな・・・・」

メズール(それにしても紫メダルは本来他のメダルとは組み合わさらないはず・・・・・)

メズール(これが卯月の貯めこんでいた欲望の力・・・・・」

あい「とにかくまずはコトを助けないと・・・黒炎・・・」ボッ

リヴァイアサンヤミー「キエロ!」ブン

あい「え・・・・・」

バキッ

ドサ・・・・

あい「うう・・・・」ボロ・・・・

レイレイ「あいちゃん!」

メズール「もう2人・・・・」

レイレイ「ええい!もうやるしかない!」

レイレイ「旋風斧!」グルグル・・・・

ズバッ!

リヴァイアサンヤミー「グルル・・・・」

レイレイ「そんな聞いてないか・・・・」


リヴァイアサンヤミー「ガアアアアアア!!!!!」ブシャアアアアアアアア!!!!!

レイレイ「やっぱ水吐けるか・・・・なら・・・・」

レイレイ「返響器!」

ジャーーーーーン!!!

グググ・・・・・バシャー!!!

レイレイ「な・・・・反射しきれ・・・・・うわああああああああ!!!!」ゴボボ・・・・

メズール「レイ・・・・・」

メズール「遂に私1人・・・」

リヴァイアサンヤミー「グルル・・・・」

ギュオオオオオオオ・・・・・

メズール「な!?私のコアが・・・・吸い込まれ・・・・」

ヒュンヒュンヒュン・・・・・

メズール(人間体)「く・・・・」変身解除

残りコア 1枚(人格あり)

シャチ!シャチ!ウナギ!タコ!タコ!

リヴァイアサンヤミー「キエロオオオオオオオ!!!!!」

メズール「く・・・・ますます強く・・・・」

メズール「もうどうしようもないの・・・・」






??「まだだよ!」

光「ヒーロー電撃キーック!」

ドカッ!

リヴァイアサンヤミー「グガ・・・・」

メズール「光・・・・」

光「へへ・・・・助けに来たよ!」

光「今日は10回!良い事をした!」10ナンジョー!

フルチャージ!

光「行くぞ!」

麗奈「燃えろ!」

ボッ! ドロドロ・・・

コト「あ~寒・・・・ってやっと動けるよ~」

紗南「コトちゃん!大丈夫?」

あい「麗奈・・・・・」

麗奈「フン!ブザマな姿ね!」

あい「丁度いいハンデよ・・・・・」

麗奈「まったく・・・・無理しちゃって・・・・・」グス

あい「心配してくれたの?」

麗奈「うっさい!」///

美玲「ほら!肩貸してやるから・・・・」スッ

レイレイ「ハハ・・・・ありがとね・・・・」

美玲「フ・・・フン!後はウチがやるから休んでろよッ!」

レイレイ「美玲ちゃん・・・・」

紗南「さあ!最初から全開で行くよ!」カチ

カセットオン! R・P・G!

美玲「さぁ、狩りの時間だ!ガオー!!!」

麗奈「さあ!アタシにひれ伏しなさい!」

光「ヒーローズ・・・出撃!」

メズール「中に卯月いるから、激しく攻撃しないでね。」

4人「はーい・・・・・」

コト「大丈夫かな・・・・」

レイレイ「私達も戦わないと・・・・」

あい「でもこの体じゃ・・・・」ズキズキ

メズール「私はもう・・・・戦えない・・・」

??「諦めるのか?」

メズール「晶葉・・・どうして・・・・」

晶葉「この場所に来るの大変だったんだぞ。」

芳乃「何とか間に会ったのでしてー」

晶葉「君達は彼女らと約束したのだろう?友達を助けると。」

あい「え・・・・?」

凛「皆・・・・」

未央「こんな傷だらけになって・・・・」

レイレイ「2人共・・・・どうして・・・」

芳乃「この場所の「入口」付近で立ち往生してたから連れてきたのでしてー」

晶葉「どうしても来たいと言うのでな。」

凛「私も・・・卯月を助けたい。」

未央「何かできることがあると思って・・・・」

コト「凛ちゃん・・・・未央ちゃん・・・」

晶葉「さて、約束の物だ、受け取れ。」スッ

レイレイ「これは・・・」

コト「メズちゃんのと同じベルトと・・・・」

あい「色んな色のメダルね。」

晶葉「全く、作るの大変だったんだぞ。」

芳乃「わたくしも手伝ったのでしてー」

コト「これで私達も・・・・」

レイレイ「変身・・・できるの?」

あい「大丈夫なんでしょうね・・・・」

メズール「わざわざ私のメダルまで・・・・・」

晶葉「備えあれば患いなしだ。」

芳乃「さあ、変身するのでしてー」

凛「皆!」

未央「頑張って!」

コト「よーし!やるぞー!」

レイレイ「エレメンタル・ガーディアン・・・出撃!」

あい「後は、私達次第ね・・・・」

メズール「さぁ・・・行くわよ!」

あい「まずは私から・・・・変身!」

キン!キン!キン!

タカ! クジャク! コンドル!

タ~ジャ~ド~ル~♪

柴田あい(SR+ エレメンタル・ガーディアン 朱雀)

MMMAP:12367 MMMDP:14478

あい「いっぺん、燃えてみる?」

レイレイ「さーて行くよー!変身!」

キン!キン!キン!

ライオン! トラ! チーター!

ラト・ラタ・ラトラーター!

鈴川玲亜(SR+ エレメンタル・ガーディアン 白虎)

MMMAP:13498 MMMDP:12389

玲亜「とゆーわけで!君の負け!なんてね♪」

コト「じゃあ私も・・・・変身!」

キン!キン!キン!

コブラ! カメ! ワニ!

ブラカ~ワニ!

稲荷古都(SR+ エレメンタル・ガーディアン 玄武)

MMMAP:15290 MMMDP:12127

古都「そろそろ奥の手出しちゃおっかな!」

メズール「最後は私ね・・・・変身!」

シャチ! ウナギ! タコ!

シャシャシャウタ! シャシャシャウタ!

海野芽鶴(SR+ エレメンタル・ガーディアン 青龍)

MMMAP:13897 MMMDP:13798

芽鶴「さぁ・・・・その欲望・・・・解放しなさい♪」

あい「これは・・・・・私達のステージ衣装・・・・」

玲亜「そっか・・・そうだよね・・・・」

古都「私達アイドルにとって・・・・これが戦闘服・・・」

芽鶴「やっと・・・・・私は人間に・・・・なれた・・・・」

芽鶴「さぁ・・・・最後のアイドルを助けにいくわよ!」

3人「おー!」

全員共通の特技:夢のかけら(全タイプの攻、極大アップ)

リヴァイアサンヤミー「ガアアアアアア!!!!!」

美玲「つ・・・・強すぎ・・・・」

麗奈「流石にヤバイわね・・・・」

紗南「しかも迂闊に攻撃できないなんて・・・・無理ゲーだよ・・・」

光「コイツ倒すのには100ナンジョーないと無理だよ・・・・」

リヴァイアサンヤミー「キエロオオオオオオオ!!!」バシャー!!!

光「ヤバ・・・よけられないかも・・・・」

??「ブラックホール袖!」

シュウウウウウン!

美玲「れ・・・玲亜?」

光「衣装の袖で・・・・吸い込んじゃった?」

玲亜「3倍にしてお返しするよ!暗器キャノン!」

バシャアアアアアア!!!!

リヴァイアサンヤミー「ギャアアアアアアアア!!!!」

美玲「す・・・・すごい・・・・」

芽鶴「だから無暗に攻撃しちゃダメだって・・・・」

リヴァイアサンヤミー「キエロ!」ブン

紗南「わぁ!また尻尾攻撃が!」

古都「おおっと!」ガシ

紗南「コトちゃん!」

古都「ふんにゅ~」ゴゴゴ・・・

紗南「な!持ち上げて・・・・」

古都「うりゃ~」ポイ

リヴァイアサンヤミー「グガ・・・・」ドサ

紗南「投げたー!?」

あい「この左手の輪入道みたいな奴、開くわね・・・・」パカ

あい「メダルが入れられる・・・・」

あい「とりあえずその辺に散らばってるメダルを・・・・」カチャカチャ

あい「はっ!」バシュバシュ

ボン!

リヴァイアサンヤミー「グウ・・・・」

あい「成程・・・・こう使うのね・・・・」

芽鶴「やっぱり中の卯月を助けないと効果的な攻撃ができないわね・・・・・」

古都「でもどこにいるかわからないよー」

玲亜「どうしよう・・・・」

あい「もう止むを得ないかも・・・・」

リヴァイアサンヤミー「キエロオオオオオオオ!!!」

??「卯月ー!」

??「しっかりしてー!」

玲亜「ちょ・・・2人とも危ないから近づかないで!」

未央「しまむーゴメン!何も気づけなくて!」

凛「何もないなんて言わないで!私は卯月の笑顔のおかげでここにいるんだから!」

リヴァイアサンヤミー「キエロオオオオオオオ!!!」クアッ

あい「危ない!」

??「助けて・・・・・」

リヴァイアサンヤミー「グ・・・・・」

芽鶴「止まった・・・・今の声は・・・・」

凛「卯月・・・・」

未央「しまむーの声だ・・・・」

卯月「暗いよ・・・・恐いよ・・・助けて・・・」

キラッ

未央「え・・・・これは・・・」

凛「メダルの輝きが・・・・増している・・・・」

リヴァイアサンヤミー「ギャアアアアアアアア!!!」キラッ

古都「あ!見て!」

芽鶴「ヤミーの喉の辺りが光ってる・・・・」

あい「ドレスのメダルが・・・共鳴してる?」

玲亜「とにかく、これで卯月ちゃんの居場所がわかったね!」

芽鶴「これなら手が打てる・・・・」

芽鶴「凛、未央、手を貸して。」

凛「うん!」

未央「任せてよ!」

芽鶴「あい、まずは奴の注意を引き付けて!」

あい「任せなさい、炎の翼よ!」バサッ

古都「おお、カッコイイ!」

あい「さあ、私を見なさい!」

リヴァイアサンヤミー「グガアアアアアアア!!!!」バシャアアアアアア

あい「おっと・・・」ヒョイ

あい「フフ、当たらないわよ。」

芽鶴「奴が上を向いた・・・レイ、今のうちに卯月の周りのメダルだけ剥がして!」

玲亜「アイヤー!任せて!」ピョン

玲亜「アタタタタタタタ!!!!!」ゲシゲシ

リヴァイアサンヤミー「ギャアアアアアアアア!!!!」バラバラ・・・・

卯月「うう・・・恐いよ・・・助けて・・・」

玲亜「やった!卯月ちゃん見えた!」

芽鶴「さあ2人とも、しっかり捕まっててね。」

凛「うん・・・」ガシ

未央「わかった・・・」ガシ

芽鶴「行くわよ!」ピョン

芽鶴「さあ!ブン投げるから卯月の手を掴んで引っ張り出してきて!」ポイッ!

凛「卯月ー!!!」

未央「しまむー!!!」

卯月「凛ちゃん・・・・未央ちゃん・・・・・」

凛「もう1人で抱え込むのはやめて!私達がいる・・・私達の手を掴んで!」

卯月「でも・・・・」

未央「誰にも頼らないって事は、強いってことじゃないよ!」

卯月「!」

りんみお「卯月!!!」

卯月「うう、うええええええん!!!!」スッ

ガシッ!

りんみお「せいやああああああ!!!!!」

スポン!

古都「やった!出てきた!」

芽鶴「後は・・・・・」ドロォ

ザブン!

ニュージェネin水球

玲亜「やった!3人とも無事だね!」

あい「これでようやく戦えるわね。」

卯月「あ・・・・」

ドクン!

凛「卯月からメダルが出てきた!?」

ヒュンヒュン・・・・

未央「あの怪物に入ってく!」

プテラ! トリケラ! ティラノ!

プ・ト・ティラーノ ザウルース!

リヴァイアサンヤミー「キエロオオオオオオオ!!!」

晶葉「さらに巨大化した!?」

芳乃「これが最後の戦いなのでしてー」

リヴァイアサンヤミー「キエロオオオオオオオ!!!」

芽鶴「もう本気出せるわ!行くわよ!」

スキャニングチャージ!

芽鶴「さぁ・・・・フィナーレよ!」

ゴボボ・・・・

芽鶴「ドラゴン・・・アクア・・・テール!!!!」

ザブウウウウウン!!!

リヴァイアサンヤミー「グアアアアアアアア!!!!」

あい「今度はこれに赤メダルを入れて・・・・・」カチャカチャ

ギュウウウウウン!

タカ! クジャク! コンドル!

ギガスキャン!

あい「さて・・・・」

あい「闇に惑いし哀れな影よ・・・・」

あい「人を傷つけ貶めて・・・・」

あい「罪に溺れし業の魂・・・・」

あい「いっぺん、燃えてみる? 獄炎乱舞!!!」

ゴオオオオオ!!!

リヴァイアサンヤミー「ギャアアアアアア!!!!」

玲亜「今度は私ね!」

玲亜「吹っ飛べ!EX旋風斧!!!」

ズババ・・・・

玲亜「お姉ちゃん直伝!!!」ピョン

シャキン!

玲亜「天雷・・・地霊刀!!!」

ドスドスドス!

美玲「相手に爪突き刺して直接剣で貫いてる・・・・」

リンリン(あんなの教えてないけどね・・・・)

光「ああもう!いつまでもぶっ倒れてられるか!アタシもやる!」10ナンジョー!

フルチャージ!

光「ヒーロー・・・・超電撃キイイイイイイック!!!!!」

紗南「これでゲームエンドだよ!」

アイドルブレード!

紗南「超アイドルスラーーーーーッシュ!!!!!」

美玲「う、ウチだって負けてられるか!」

野生解放!

美玲「ガルル・・・・ファングスパイラルクローォォォォォ!!!!!」

麗奈「フフン、やっぱりトドメはこのレイナサマね!」

メガホン最大出力!

麗奈「行くわよ!爆発しろおおおおおおお!!!!!」

ズガガガガガガ!!!!

リヴァイアサンヤミー「グアアアアアアアア!!!!!」

凛「なんか凄いね・・・・」

未央「うん・・・・」

晶葉「おい。」

凛「何?」

晶葉「実は君達の分もあるんだが・・・」

未央「え、いいの?」

芳乃「そのメダルを持ってれば心配いらないのでしてー」

卯月「あ、あの・・・」

凛「卯月?」

未央「気がついたの?」

卯月「私も・・・・戦います・・・・」

晶葉「しかし君の体はまだ本調子じゃ・・・・」

卯月「恐いけど・・・・私の欲望があの怪物を生み出したのなら・・・・私がケジメをつけたいです・・・・」

凛「卯月・・・」

未央「しまむー・・・・」

晶葉「わかった・・・・」

芳乃「これがメダルなのでしてー」スッ

凛「さぁ・・・行こう!」

未央「ニュージェネレーションズ、ライブ前に大暴れしちゃうよ!」

卯月「島村卯月・・・・頑張ります!」

未央「えっと・・・・こうやるのかな?」

キン!キン!キン!

サイ! ゴリラ! ゾウ!

サゴーゾォ・・・・サゴーゾォ!!!

本田未央(ニュージェネレーションズ)「おお、コレ私達のステージ衣装じゃん!何か力がみなぎってくるよ!」

凛「行くよ・・・変身!」

キン!キン!キン!

クワガタ! カマキリ! バッタ!

ガータガタガタガタキリバ ガタキリバ!!!

渋谷凛(ニュージェネレーションズ)「ふーん、こうなるのか・・・・悪くないかな。」

卯月「私はできることをするだけです・・・・変身!」

キン! キン! キン!

タカ!

     トラ!

          バッタ!

タ・ト・バ タトバ タ・ト・バ!!!

島村卯月(ニュージェネレーションズ)「悪いけど・・・倒させてもらいます!!!」

未央「いくぞおおおおおお!!!!」

玲亜「未央ちゃん!?」

ドンドンドン!!!

リヴァイアサンヤミー「グ・・・・」ビリビリ

美玲「動きが・・・止まった?」

未央「そして!」

スキャニングチャージ!

未央「未央ちゃんパーンチ!!!」

ドカッ!

リヴァイアサンヤミー「ギャアアアアアアアア!!!!」

凛「私はどうなるんだろ・・・・」

ヒュンヒュンヒュン・・・・・

麗奈「増えた!?」

あい「何か不気味ね・・・・・」

凛(複数)「行くよ・・・・」

スキャニングチャージ!

凛(複数)「インフィニティブルーアタック!!!!」

あい「いや蒼くないし・・・・」

リヴァイアサンヤミー「ギャアアアアアアアア!!!!」

シュン

凛「良かった・・・元に戻れた・・・・」

卯月「えい!」ズボ

光「地面に手突っ込んだ!?」

卯月「たあ!」スポッ

メダガブリュー装備

芽鶴「あれは・・・さっきまで紫メダル持ってたせいかしら・・・・」

卯月「えっと・・・・ここにメダルを・・・・」チャリン

ゴックン!

卯月「行きます!」

プ・ト・ティラーノヒッサーツ!!!

卯月「スマイリングスラーッシュ!!!」

ズバアアアアアン!!!

リヴァイアサンヤミー「グギャアアアアアアアア!!!!」

バラバラ・・・・

光「おお!メダルだけになった!」

芽鶴「コト!今よ!コアを全部破壊して!」

あい(え・・・・全部って・・・・)

古都「おっしゃー!!!」

スキャニングチャージ!!!

古都「この一撃に・・・・全てを賭ける!!!」ピョン

古都「奥の手出しちゃおっかな!!!」

アラタマ 超超超巨大化

古都「それじゃ、名残惜しいけど・・・・」

古都「また会う日まで、さようなら!!!」

古都「メガトン大大大・・・・タートルクラッシャー!!!!」

ドカアアアアン!!!!!!

パリンパリンパリン・・・・・

恐竜メダル3枚 水棲系メダル6枚 破壊

紗南「や・・・やったの・・・・」

美玲「みたいだな・・・・」

麗奈「はぁ・・・・もう動けない・・・」

光「良かったぁ・・・・・」

晶葉「皆よくやったな」

芳乃「とりあえず元の世界に変えるのでしてー」

晶葉「じゃあ、私達は先に帰るぞ、後は頼む」

芽鶴「ええ・・・・」

芳乃「さよならでしてー」

シュン

あい「彼女も侮れないわね・・・・」

卯月「や・・・・やりました・・・・」バタ

凛「卯月!?」

卯月「ZZZ・・・・」

未央「ハハ・・・寝ちゃってる・・・」

芽鶴「流石に無理しすぎよ・・・」

パリンパリンパリン・・・

玲亜「私達のメダルも割れちゃった・・・・」

芽鶴「使い切りだったのね・・・・」

あい「結局残ったのは・・・・」

古都「卯月ちゃんの中のドレスのメダルと・・・・」

芽鶴「あの2人に渡した冠とガラスの靴のメダルね・・・・」

未央「ねぇ・・・そろそろ聞かせてよ・・・・」

凛「アンタ達が・・・何者なのか・・・・」

芽鶴「そうね・・・・・」

あい「芽鶴・・・・」

芽鶴「ここまで来ちゃったら・・・・もう隠す意味ないでしょ・・・・」

りんみおに事情を説明しました

凛「そう・・・・皆が・・・・」

未央「別の世界の・・・・住人・・・・」

あい「信じられないかもしれないけど、事実よ。」

凛「まぁ・・・・私達も変身しちゃったし・・・・」

未央「さっきの化物見たら・・・・信じないわけにはいかないよ・・・・」

凛「この事、プロデューサーや他の皆には?」

芽鶴「あなた達のライブが終わったら、改めて言おうと思うわ。」

未央「でも、悪い人じゃないよね、しまむー助けてくれたし・・・・」

芽鶴「あなた達のお陰よ。」(まぁ半ば私の責任だし)

凛「卯月・・・どうなるの?」

芽鶴「まだシンデレラメダルが体内にあるけど・・・・とりあえずは大丈夫よ。」

古都「あの紫メダルも破壊したしねー」

玲亜「あとは卯月ちゃんが目覚めるのを待つだけ・・・・か」

あい「・・・・・・・」

あい「さて、もうあなた達は元の世界に帰りなさい。」

未央「うん、わかった。」

芽鶴「たぶん彼女、目覚めたら記憶飛んでるかもしれないからフォローよろしくね。」

凛「なんて無茶振り・・・・」

古都「まぁまぁ・・・・助けてあげたんだからさぁ・・・・・」

未央「私らも危険な目にあったんだぞー!」

あい「はいはい・・・・それじゃ・・・・転送!」

シュン!

玲亜「ふぅ・・・・やっと静かになったねー」

あい「まず後片付けしましょ、こんなにメダル散らかして・・・・」

古都「もうメズちゃん、欲望食べなくていいのにね。」

芽鶴「そうね。」

古都「あ!それとメズちゃんのメダルまで壊してゴメンね。」ペコ

芽鶴「いいのよ、もう必要ないから。」

あい「それで壊せって・・・・残り1枚はどうなったの?」

芽鶴「う~ん・・・・多分人間でいう脳に変化したんじゃないかしら・・・・」

玲亜「もう完全に人間だね!おめでとう!」

古都「おめでと~」

芽鶴「ありがとう・・・・・でいいのかしら・・・・」

あい「じゃあこのメダルはどうするのよ・・・・・奇跡的に家は壊れてないけど、場所とるだけよ」

古都「う~ん・・・・」

玲亜「そうだなぁ・・・・・」

芽鶴「これ・・・・舞踏会に使えるかも・・・・」

あい「は?何に?」

芽鶴「後のお楽しみよ・・・フフ」

芽鶴「そうと決まればまた晶葉達にも協力を・・・・」

あい「大丈夫かしら・・・・」

古都「卯月ちゃんも・・・・・どうなるか・・・・」

玲亜「来てくれるといいけど・・・・」

芽鶴「今は信じて待つしかないわ・・・・・」

翌日 346プロ 屋内プール

あい「何で冬場にプール・・・・」

芽鶴「私達の集まる場所といえばここでしょ。」

玲亜「いや、別に決めてないし・・・・」

古都「卯月ちゃん・・・・来るかなぁ・・・・・」








??「あ、あの・・・・・・」

 

玲亜「お、卯月ちゃん!」

古都「来てくれたんだね!」

卯月「はい・・・・・」

あい「随分浮かない顔ね・・・・」

卯月「私、昨日の事はうっすらとしか覚えていないんですけど・・・・・」

芽鶴「結構記憶飛んだわね・・・・」

卯月「私の心の闇が、皆に迷惑をかけてしまったみたいで・・・・・」

あい「気にしなくていいわ。」

卯月「でも怪我とかは・・・・」

古都「へーきへーき!」

玲亜「もう死んでる身だし、こんなのへっちゃらだよ!」

卯月「へ?」

玲亜「おっと、まだ話す時じゃないか・・・・」

卯月「挙句には、凜ちゃんや未央ちゃんまで危険な目に・・・・」

あい「あの子達は自分のやりたいようにやっただけよ。」

芽鶴「それに最後は、あなた自身でケリをつけたしね。」

卯月「そうだったんですか?」

玲亜「それも覚えてないか・・・・」

古都「カッコ良かったのに・・・・」

あい「私は、あなた達が凄いと思うわ。」

卯月「え?」

あい「かつて私の周りにいた人達は、困ったり、追い詰められたりした時は誰かを恨まずにはいられなかった。」

あい「そして、恨みを晴らしたら、自らも破滅していく・・・・」

あい「人を呪わば穴二つ・・・・よ。」

あい「でもあなた達は・・・・困難にぶつかっても、誰かのせいにしないで、自分だけで抱え込み、乗り越えようとする。」

あい「まぁ、それでもうまくいかない時は、誰かを頼ってもいいと思うけど。」

卯月「・・・・・・・」

古都「壊れた物は、直せばいい。」

玲亜「倒れたら、また立ち上がればいい。」

卯月「・・・・・」

古都「そう考えたら、完全な死なんて、ないのかもしれない。」

玲亜「たとえ死んでも、誰かの心に自分の存在が残ってくれればいいしね。」

古都「な~んて、ちょっとポエマーが過ぎたかな?」

玲亜「ハハハ・・・・」

卯月「・・・・・・」

芽鶴「人間は弱い、自分の欲望1つ、コントロールできないんだから。」

卯月「・・・・・」

芽鶴「まぁ、欲望がないのも考え物だけど・・・・」

卯月「・・・・・」

芽鶴「人間にとって、欲望まみれの方がいいのか、空っぽの方がいいのか・・・・」

芽鶴「果たしてどっちなのかしらね・・・・・」

卯月「・・・・・・」

卯月「あの、まだよくわかりませんけど・・・・ありがとうございました。」

芽鶴「そう・・・・」

卯月「それじゃ・・・・・」タタタ・・・

玲亜「バイバーイ!」

古都「ライブ楽しみにしてるからねー!」

あい「・・・・・・・」





あい「どうやら・・・・彼女に選択の時が迫ってきたようね・・・・・」

あい「さてその前に・・・・今日の常務は・・・」

ギョロ <●>

常務「こっちから手を下しても構わんのだぞ?」

武内P「!」

あい「・・・・・・・」イラッ

あい「もう・・・・我慢の限界よ・・・・」ゴゴゴ・・・

玲亜「あらら・・・遂にあいちゃんを本気で怒らせちゃった・・・」

芽鶴「まぁ少し恐い目にあった方がいいかもね・・・・」

古都「やっちゃえ!あいちゃん!」

あい「闇に惑いし・・・・」

??「ちょ・・・ちょっと!」

??「ストーップ!」

あい「な・・・・・」

玲亜「凛ちゃん・・・・未央ちゃん・・・・」

芽鶴「何しに来たの?」

古都「卯月ちゃん行っちゃったよー」

りんみお「ハァハァ・・・・」

未央「だから・・・・そういう過激なのはナシでって・・・・」

あい「?」キョトン

古都「あいちゃんが「何で邪魔するの?」みたいな顔してる!」

あい「あなた達だってあの女のせいで大変な目にあったんでしょ?だったら・・・・」

凛「そもそもさっき恨みについてどうこう言ってたじゃん・・・・」

芽鶴「聞いてたのね・・・・」

あい「これは怨恨じゃないわ・・・・裁きの鉄槌よ。」

芽鶴「物は言いようね。」

凛「とりあえず、ライブ終わるまで待ってよ・・・・」

未央「こんなドロドロした中でライブはちょっと・・・・・」

あい「・・・・・・・」

あい「わかったわ。」

凛「よかった・・・・」

未央「あ、そうだ!それと・・・・」

芽鶴「ん?」

未央「これ返すよ。」キラッ

芽鶴「冠とガラスの靴のメダル・・・・」

芽鶴「いや、まだあなた達が持ってて。」

凛「え、でも・・・・」

芽鶴「どっちにしろ2つあっても意味ないし・・・・」

未央「うん、わかった。」

芽鶴「お願いね。」

芽鶴「さて・・・・」

古都「後はライブ・・・だね。」

玲亜「どうにかなるといいけど・・・・」

あい「やっぱり、心配よね・・・・・」






あい「いざとなったら・・・・・ね。」

クリスマスライブ会場

古都「ヤバイ・・・何か緊張してきた・・・・」

芽鶴「あなたが緊張してどうするのよ・・・・」

玲亜「まぁわからなくもないけどね・・・・・」

あい「卯月・・・・来るかしら・・・・」

古都「あ!来たよ!」


卯月「・・・・・・・」



芽鶴「何も喋らないわね・・・・」

玲亜「まだ何か・・・迷いが・・・」








あい「やっぱり・・・この手を使うしか・・・・」



シュン・・・・

夕暮れの木の下

卯月「あれ・・・ここは・・・」

卯月「確かライブ会場にいたはずじゃ・・・・」

あい「私が呼んだの。」

卯月「あい・・・・ちゃん・・・・」

あい「安心して、ここと現実の世界は時間の流れが違うから、いくら話してても大丈夫よ。」

卯月「はぁ・・・・・」

あい「ここに呼んだのは、あなたに話があるから・・・・」

卯月「話・・・・?」

あい「プロデューサーにはどうするのか選べって言われたと思うけど・・・」

卯月「はい・・・・・」

あい「まだ迷いがあるようね・・・・」

卯月「・・・・・・」コク

あい「・・・・・なら、どちらかを受け取りなさい・・・・」スッ

卯月「ベルトと・・・・赤い糸が巻かれた藁人形?」

あい「ベルトを選んだら、あなたの中のメダルと合わせて使うの・・・・」

卯月「う・・・・」ドクン

あい「そうすれば、あなたのアイドルとしての「何か」が目覚めるかもしれない・・・・」

卯月「何か・・・・」ズキ

あい「勿論、何も起きないかもしれない・・・・」

卯月「・・・・・」

あい「それでも・・・・皆と一緒にいたいのなら・・・・選ぶといいわ。」

あい「藁人形を選んだら・・・・その赤い糸を解けばいい・・・」

あい「糸を解けば・・・・あなたのここ1年の記憶は流されるわ・・・・」

卯月「流される?」

あい「あなたのアイドルとしての思い出が・・・・全て消えるのよ。」

卯月「え・・・・・」

あい「アイドルじゃない・・・・お姫様にも憧れない・・・・本当の普通の女の子としての人生を送るのよ。」

あい「考えようによっては、その方が幸せかもしれないわね。」

卯月「・・・・・・」

あい「灰被りに疲れたのなら・・・・そんな思いをしたくないのなら・・・・選ぶといいわ。」

あい「さぁ・・・選んで・・・」

卯月「・・・・・・」

卯月「私は・・・・・」スッ








凛「卯月ー!」

未央「しまむー!」








凛「これ!」ポイ

未央「使って!」ポイ

卯月「凛ちゃん・・・未央ちゃん・・・」パシ

卯月「そうだよね・・・・」

卯月「私がやりたいって思ったら・・・・」

卯月「それが・・・本当に私がやりたい事なんだよね・・・・」カチャ

卯月「うっ・・・・」ポン

卯月「最後のメダル・・・・」パシ

カチャ

卯月「島村卯月・・・・行きます・・・変身!」

キン! キン! キン!








スーパー冠!



          スーパードレス!



                     スーパーガラスの靴!





スーパー・・・・シンデレ~ラ~♪

卯月(制服)「島村卯月・・・頑張ります!」

S(mile)ING! 熱唱中

あい「いい笑顔ね・・・・」

古都「うん・・・・」

玲亜「そうだね・・・・」

芽鶴「う・・・・」ポロポロ

古都「あれ~メズちゃん泣いてるの?」

芽鶴「わからない・・・・」

芽鶴「これが、感動っていう感情なのかしら・・・・」グス

あい「きっとそうね・・・・」グス

玲亜「ああ、何か私も泣けてきた・・・」グス

古都「ねえ。」

芽鶴「何?」

古都「何でメダル使ったのに、卯月ちゃん服変わらないの?」

芽鶴「さぁ・・・・彼女らしくていいじゃない。」

あい「フフ・・・・そうね。」

玲亜「ハハ・・・・」

芽鶴「さて・・・・」

芽鶴「次は私達が覚悟を見せる番ね・・・・・」



ドレスのメダル 覚醒

後日 公園

玲亜「ついにこの時が・・・・」

古都「ライブより緊張するなぁ・・・・」

あい「もう・・・・後戻りはできないわよ・・・・」

芽鶴「そろそろ約束の時間ね・・・・」

古都「あ!来たよ!」

ゾロゾロ・・・

武内P「皆さん・・・一体何の御用ですか?」

美波「わざわざ全員呼び出すなんて・・・・」

みく「一体どうしたにゃ?」

NG3人「・・・・・・・」

みりあ「卯月ちゃん達深刻な顔してるけど・・・・・何か知ってるの?」

杏「・・・・・・」

きらり「杏ちゃん、何か知ってるにぃ?」

杏「さぁね・・・・・」

蘭子「四神の守護者よ・・・・それで要件は・・・・?」

芽鶴「そうね・・・・・」

智絵里(なんか雰囲気が恐いです・・・・)

あい「まずは、実際に見てもらった方が早いわね。」パチン

武内P「!?」

シュン・・・・

あいの家

武内P「ここは・・・・」

アナスタシア「живописный・・・美しい夕焼けです・・・」

莉嘉「っていうかどうやって来たの!?」

李衣菜「流石にこれはロックすぎるよ・・・・」

かな子「芽鶴ちゃん・・・・説明して・・・くれるんだよね・・・・」

芽鶴「ええ、勿論よ。」

古都「あいちゃん、術は・・・・」

あい「ここの皆にだけ解除しておいたわ。」

玲亜「そっか・・・・・それじゃ・・・・」

芽鶴「アイドルになる前の私達が・・・・何だったのかを・・・・」

事情説明後

芽鶴「・・・・・というわけよ」

CPメンバー&武内P「・・・・・・」

古都「私たちは・・・・この世界のにんげんじゃないんだ・・・・・」

玲亜「そして、人知を超えた力を持ってる・・・・」

あい「恐いでしょ?気味悪いなら、私たちはこのまま去るわ・・・・・」

??「そんなことないよ!」

4人「!?」

みく「だってもうこの会社には、ウサミン星人や、あの子が見える子とか、キノコでヒャッハーしちゃう子とか、自称サイキックがいるにゃ!」

みりあ「だから、元メダルさんとか、地獄の案内人とか、キョンシーとか、神様の子供がいてもそんなに不思議じゃないよ!」

杏「そーかなぁ・・・・・」

蘭子「未知なる世界からの来訪者・・・・歓迎する」

古都「みんな・・・・・」

武内P「あなた達は、もうあの空に輝く星々の1つ・・・立派なアイドルです」

玲亜「プロデューサー・・・・・」

芽鶴「でも・・・・私の世界から来た力が皆に迷惑を・・・・・」

卯月「でも!皆は私を助ける為に、命を賭けてくれました!」

あい「卯月・・・・・」

卯月「だから、皆にも最後まで、笑顔でいてほしいです!」

芽鶴「卯月・・・・ありがとう・・・・」グス

4人「皆、本当にありがとう!」

武内P「それでは、皆さんも舞踏会を楽しんでください」

芽鶴「フフ、楽しみね。」

あい「いっぺん、萌えてみる?」

玲亜「アイヤー!やっちゃうよー!」

古都「う~ん・・・・やる気出てきたー!」

第3章 完

番外編 それぞれの世界①

あい「そうやって私は、誰かの恨みを晴らし続けてきたわ」

蘭子「復讐の代行人・・・・地獄少女・・・・」ブルブル

あい「使い方を誤れば、街1つが壊滅する被害にもなるわ」

アーニャ「・・・・断ること、しなかったですか?」

あい「・・・・・私も、恨みを晴らして蘇った、これが私の罪滅ぼしだから・・・・」

蘭子「でも!」

あい「?」

蘭子「今のあいちゃんは・・・・・人を喜ばせるアイドル・・・・もう誰も悲しませることはない・・・・」

あい「・・・・・ありがとね、蘭子」

蘭子「えへへ・・・・・・」

番外編 それぞれの世界②

玲亜「という訳で、私は闇の住人を狩り続けてきたんだよ!」

李衣菜「中々ロックだね!」

みく「闇の住人ってどんなのがいるんだにゃ?」

玲亜「えっとね~定番の吸血鬼とか、ヘビメタゾンビとか、宇宙から来た燃えてる奴とか!」

李衣菜「ヘビメタゾンビ・・・・・会ってみたいかも!」

玲亜「後は・・・・みくちゃんみたいな猫娘もいるよ!」

みく「おお!中々お洒落だにゃ!」

玲亜「お洒落っていうかほぼ全裸だけどね・・・・・」

みく「」

番外編 それぞれの世界③

莉嘉「鏡都?京都じゃなくて?」

古都「そうそう、そこでは物を壊してもすぐ直っちゃうんだ~」

みりあ「すごーい!」

古都「元々は私のパパが紙に描いた世界なんだけどね」

きらり「凄いパパさんだにぃ」

古都「私のお兄さんやお姉さんも描いたんだよね~」

凸3人「え・・・・・」

古都(ま、1人は違うんだけど)

番外編 それぞれの世界④

杏「グリード・・・・欲望を喰らう・・・怪物」

かな子「それが、かつての芽鶴ちゃんなんだよね・・・・・」

芽鶴「今となっては、懐かしい日々だわ」

美波「あの時私を助けてくれた力も・・・・・」

芽鶴「あれは例外よ、プラスに働くことなんてそうそうないわ」

智絵里「でも今は普通の人間なんですよね・・・・・」

芽鶴「ええ、かな子のクッキーも美味しく食べられるわ」

かな子「えへへ・・・・・・」










杏「所で、杏の欲望解放したらとんでもないヤミーが生まれるんじゃないかな」

芽鶴「それはもう手に負えないレベルかもね」

第4章 別れと魔法と舞踏会

シンデレラの舞踏会 当日

古都「いよいよだね・・・・」

玲亜「うん・・・・・」

芽鶴「シンデレラのメダルは・・・・・全て覚醒した・・・・」

あい「後は、この舞踏会を楽しむだけね」

芽鶴「そうしたら、私達は・・・・・」

武内P「皆さん、こちらにいましたか」

古都「おじさん・・・・・」

武内P「そろそろ始まります、調子は大丈夫ですか?」

玲亜「う~ん・・・・4人とも全然大丈夫だよ!」

あい「このイベントの結果次第で、プロジェクトの運命が・・・・」

武内P「はい、ですがそんな事は気にせず、楽しんでください」

芽鶴「勿論そのつもりよ」

芽鶴(私達エレメンタルガーディアン、最後にこのプロジェクト、守り抜いてみせるわ)

芽鶴「さて皆、ここからは一旦分かれるけど、しっかり頼むわよ」

古都「オッケー!」

玲亜「任せてよ!」

あい「言われるまでもないわ」

芽鶴「それじゃ・・・・皆手を合わせて・・・・・」スッ

芽鶴「エレメンタルガーディアン、ファイトー!」

3人「オー!」

あい オンステージ

あい「蘭子、行くわよ」

蘭子「うむ、魂が猛るわ・・・・」(頑張るね!」



蘭子「闇に惑いし哀れな影よ・・・・」

あい「この舞台に括目せよ・・・・」

蘭子「我が魔力に溺れるがよい・・・・」

あい・蘭子「いっぺん、萌えてみる?」キラッ☆

WAAAAAAAAAA!!!




あい「この歓声・・・・・星空に流します・・・・・」

あい(フフフ・・・・常務、見ているかしら?)

あい(今まで散々好き放題やってくれたわね・・・・・)

あい(本当はあなたに最高の恐怖を味わってもらいたかったのだけど・・・・)

あい(それは・・・・・)

あいの想像

常務「ここはどこだ・・・・・」

卯月「・・・・・」

常務「島村卯月か・・・・何の用だ?」

卯月「酷いじゃないですか・・・・」

常務「何の事だ?」 

卯月「私を切り捨てるなんて、酷いじゃないですか・・・・こんなに頑張ってるのに・・・・」

常務「君は笑顔が長所だと彼が言っていたが・・・・それすら失った君に輝く資格はない、そう判断したからだ」

卯月「笑顔なんて誰でもできますよ・・・・・でもあなたの笑った顔なんて見た事ありませんけど・・・・・」

常務「!」

卯月「そんな人に、輝くだの何だの語る資格なんてあるんですか?」

卯月「そっちが切り捨てようとするなら、私にも考えがあります」シャキン

常務「そ、それは何だ!」

卯月「あれ~?日本刀見た事ないんですか?やられる前にやる、それだけですよ」

常務「これ以上は警察を呼ぶぞ!って携帯は・・・・・」

古都「ああこれ?ゴメン、壊しちゃった~」バキ

芽鶴「フフ、因果応報って奴かしら?」

玲亜「出る杭は打たれる?いや、地面の中の杭を出ないようにしちゃってる感じかな~」

常務「き、君達は・・・・・」

卯月「それじゃ・・・・覚悟して下さいね・・・・・」チャキ

常務「ま、待て!考え直してくれ!」

あい「もう遅いわ」

卯月「さよなら」

ブン!

常務「うわあああああああ!!!!」

ガバッ

常務「ハッ!夢か・・・・・」




あい(ってのを考えてたけど、皆の笑顔に免じて許してあげる)

あい(ま、これが最後の大舞台だしね)

玲亜 イリュージョン

玲亜「ハイハイ行くよ~ここにある沢山の球体を~」

ヒュウウウウウウウ・・・・

裕子「うわ!袖で吸い込んじゃった!」

幸子「どうなってるんですか!?」

玲亜「そして!ブン投げるよ~暗器砲!」

ポイポイ

ヒュウウウウウウウ・・・・

ドカーン!

裕子「おお!花火だったんですか!」

幸子「ロマンチックですね・・・・って!?」

ゴン!

幸子「」

裕子「幸子ちゃん!」

玲亜「あ、金ダライも混ざってたね、ゴメン!」

玲亜「いや~楽しいな~」

玲亜「ねぇお姉ちゃん?」

玲亜「なんか自分がもう死んでるなんて忘れちゃうよ・・・・」

玲亜「いや、そんな事はないけどね・・・・」

玲亜「ま、どっちでもいっか、だってこれが・・・・」

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