幼馴染「NTR漫画のヒロインの顔がアタシに似てた」(696)

幼馴染「どういう事なの…」

幼馴染「男の部屋で見つけたこのエロ漫画…全編ntrものだった…」

幼馴染「さらにこのめちゃくちゃキツイntr漫画のヒロインの顔がアタシそっくり…」

幼馴染「おまけに寝とられる主人公も男そっくりだし…」

幼馴染「つーかこの単行本に出てくるキャラ達って…」

時は少し遡る―――
          ―男宅玄関前―

幼馴染「ポチッとな」ピンポーン

ガチャ

男妹「おっす、幼お姉ちゃん」
   
幼馴染「おいっす、妹ちゃん」

男妹「兄ちゃんも母ちゃんも出かけてるけどウチで待ってる?」

幼馴染「んじゃいつも通り男の部屋で待ってるかな」

          ―男宅2f男自室―

幼馴染「ふふふ」

幼馴染「この時間帯に男が家を留守にしてるのはリサーチ済み」

幼馴染「アタシの真の目的は…男の秘蔵エロ本漁りなのだよ!!!」

幼馴染「そりゃjkにもなりゃそういうのに興味ありまくりですよ」

幼馴染「でもアタシだって女の子なのでh本を買うのは恥ずかしいし…」

幼馴染「アタシの家だと親の監視の目が厳しいから通販も利用できない…」

幼馴染「というわけでこの部屋の主の秘蔵本をたまに拝見させてもらってます」

幼馴染「気に入ったのはアタシの家に持ち帰ってたりする…

幼馴染「だって男の部屋じゃ…ね///」カアアア

幼馴染「ばれないコツは男が飽きて適当に片づけてあるっぽい本を拝借する事」

幼馴染「さすがに買ってきたばっかのh本やお気に入りはバレそうだし」

幼馴染「さて、そろそろミッションスタートといきますか」

がさごそがさごそ
                         スエスエプビ
幼馴染「おお!これはアタシの好きな女流エロ漫画家「末々婦美」の新刊!」

幼馴染「この人は美麗で繊細且つ艶やかな絵柄と」

幼馴染「濃厚なラブラブエロがたまらんのよねー」ムハー

幼馴染「幼馴染物が多いのも良し」

幼馴染「前に読んだ主人公を巡って敵いそうにない女委員長から
    見事主人公を守りきったお話はすごく良かった」

幼馴染「どうしても幼馴染ヒロインのほう感情移入しちゃうんだよね」

幼馴染「私もいつかアイツと…///」カアアア

幼馴染「さーてと、新刊だから持って帰れないけど…ここで読む分には無問題」

幼馴染「末々婦美…今回はどんなのかな…」ペラ

―――そして一話目と二話目を見終わる―――

幼馴染「あばばばばばば」ガクガクブルブル

幼馴染「酷いよ酷過ぎるよ」

幼馴染「前編がラブラブなのに後編がこんなのってあるの!?」

幼馴染「主人公の男がヘタレってわけでもヒロインがビッチってわけでもないのに」

幼馴染「卑劣な下種の罠に嵌ってntrとか…一番キツイよぉぉ」

幼馴染「おまけにヒロインの顔がアタシの顔にそっくりなのも辛い」

幼馴染「というか主人公との関係とか周りの環境とかもアタシとそっくり!」

幼馴染「きっつい…きっついわぁ」

幼馴染「でもなんか…」ドクンドクン

幼馴染「話には引き込まれちゃうな」ドキンドキン

幼馴染「つーか心臓めちゃくちゃバクバクいってるし…」バクンバクン

幼馴染「…まあ他のお話が濃厚ラブエロという可能性もあるし…続きを見よ」

そして>>1へ…

幼馴染「まさか全部ntrものだったとは…」ココロズタボロ

幼馴染「だけど…気になる…」

幼馴染「この単行本は4つのお話から成り立ってる」

幼馴染「幼馴染物・女先輩物・後輩物・女体化親友物」

幼馴染「それぞれのお話が前編・後編に別れてるから全部で8話」

幼馴染「んで主人公がヒロインを寝とられるんだけど…どのお話の主人公も…」

幼馴染「…なんか男に似てる…」

幼馴染「もちろん話の主人公はそれぞれ別人だし別の名前だけど」

幼馴染「髪の色や髪型、制服や私服がそれぞれちょっと違うだけ」

幼馴染「やっぱり男に似てる」

幼馴染「そして重要なのが…」ゴゴゴゴゴ

幼馴染「寝とられるヒロインがアタシと男の共通の知人にそっくりな事」

幼馴染「というより最初の幼馴染物からしてアタシそっくりのヒロインって…」

幼馴染「あいつはアレ見てどう思ったんだろ…」モヤモヤ

幼馴染「幼馴染物の内容は前編は普通のラブラブ物」

幼馴染「その分後編のドギツイntrの落差が胸にダイレクトアタック」

幼馴染「後編は二人組の不良にレイプされて写真撮られて…」

幼馴染「「男に言うぞ?いいのか」って脅されちゃう幼馴染マジカワイソス…」

幼馴染「最後妊娠アへ顔ダブルピースビデオレターとか…」

幼馴染「つーかこの二人組の不良の顔も…」

幼馴染「男の友達のdqn君とチャラ男君そっくりなんだよね」

幼馴染「dqn君はいかつい外見で怖がられてたけど」

幼馴染「男と仲良くなってから怖いのは外見だけってわかったんだよね」

幼馴染「話してみると結構純情ボーイだし…ケンカは超強いらしいけど」

幼馴染「チャラ男君は高校デビュー失敗を男にフォローしてもらったんだっけか」

幼馴染「ノリは軽いけど空気読めるし人の嫌がる事は絶対にしない良い奴」

幼馴染「可愛い女の子にすぐ声をかけるけど全部断られて泣いてる」

幼馴染「でもこの漫画の中じゃ悪役ntr魔なんだよなぁ…」

幼馴染「次は女先輩物…この人もリアル女先輩と似てる…」

幼馴染「リアルの女先輩はアタシと男の部活の先輩」

幼馴染「といっても男は幽霊部員だけど」

幼馴染「ちなみに美術部です…まあ漫研と部室一緒なんだけどね」

幼馴染「美術部も漫研も顧問は美術の女先生…これは今は関係ないか」

幼馴染「漫画の女先輩物は前編は部室で先輩がお姉さんっぽく主人公を誘惑する」

幼馴染「後編は誘惑した現場を生活指導の教師に隠し撮りされてて…」

幼馴染「大学の推薦取り消しとか主人公を退学にするとか脅して…」

幼馴染「前編では無理してお姉さんっぽく振舞ってただけなのに…」

幼馴染「後編ではされるがままの泣いてる先輩の描写が凄かった」

幼馴染「また例によって生活指導の顔がウチのリアル生活指導の顔にクリソツ」

幼馴染「確かにうっさいおっさんだけど…ここまで下種じゃないはず…リアルは…」

幼馴染「というか自分がntr魔のモデルにされたらどう思うんだろ…」

幼馴染「ntrれるヒロインも嫌だけど…」

幼馴染「次は女後輩物…やっぱ似てるなぁ…部活の後輩と…」

幼馴染「リアルの後輩は先輩と同じく部活動の仲間」

幼馴染「健気系というか子犬タイプというか…」

幼馴染「漫画の内容…前編は主人公に好意を寄せてる後輩のがんばり物語って感じ」

幼馴染「後編はそれに附け込んだ外道オタク3人集が…」

幼馴染「あることないことでたらめを後輩に吹き込んで…」

幼馴染「後輩を3人用の専用奴隷に仕立て上げちゃう」

幼馴染「ここまで来ると後輩の精神が完全にぶっ壊れてて」

幼馴染「自分を騙した3人が大好きな主人公の顔に見えるってのが辛い」

幼馴染「んでさぁ…このオタク3人集もさぁ…」

幼馴染「うちのクラスで漫研のガリオタ君・デブオタ君・チビオタ君にそっくり…」

幼馴染「つうか漫画の中の口調まで同じだよ…」

幼馴染「ガリ君が「ござる」口調。デブ君が「デュフフ」。チビ君は「~だが」。」

幼馴染「漫研と部室一緒だから交流あるけど」

幼馴染「マイナーなオモシロ漫画教えてくれる気のいい奴らなんだけど…」

幼馴染「最後の女体化親友物…漫画の中でも凄い美形」

幼馴染「リアルの友はアタシと男のクラスメイト」

幼馴染「男とは高校からの仲だけど凄く仲がいい」

幼馴染「ちょっと背がちっちゃいけど凄い美形だから学内の王子様扱い」

幼馴染「男もまあまあカッチョイイけど王子様って顔じゃないからなぁ」

幼馴染「男と仲が良くて良くじゃれ合ってたりする」

幼馴染「そのせいか一部の人にホモ扱いされたりもしてたり…」

幼馴染「ただ本人は王子様扱いも嫌いだし、ホモ扱いすると本気で怒る」ソリャソーダロ

幼馴染「あとエロい話が凄く嫌い…男いわく「あいつは性に対して潔癖すぎる」と」

幼馴染「肝心の漫画の内容だけど…前編はドタバタラブコメディって感じ」

幼馴染「後編は…描写が一番きつかったわ…体育の後一人で着替えてたところ、クラスメイトが入ってきて」

幼馴染「元々男なんだから良いだろってクラスメイトが無理やりセクハラしてきて…」

幼馴染「友は凄い嫌がって抵抗するんだけどどんどんエスカレートしてきて…」

幼馴染「主人公が助けようとするんだけど押さえ込まれて…」

幼馴染「主人公の目の前でクラスメイト総出の輪姦ショーが始まっちゃう…」

幼馴染「とまあこれがこの漫画の内容なんだけど…」

幼馴染「いくらなんでもアタシ達に似すぎでしょ!!」

幼馴染「本当はこのまま男の帰りを待って色々と聞きたいところだけど」

幼馴染「アタシ一人で問い詰めても絶対にはぐらかされる」

幼馴染「そこで」

幼馴染「この漫画のモデル?となった被害者達で連合を組む」

幼馴染「そして男を問い詰める「このエロマンガ何?」って」

幼馴染「だからこのエロ漫画はボッシュート」

幼馴染「なあに事が終わったらちゃんと返しますよ…ちゃんとね」

       ―男宅1fリビング―

幼馴染「妹ちゃん、もう帰るねー」

男妹「あれ?兄ちゃんまだ帰ってきてないよー」

幼馴染「いいのいいのー、後さ、男にはアタシが来たこと内緒にしといて」

男妹「おk-」

幼馴染「それじゃお邪魔しましたー」バタン

       ―幼馴染宅幼馴染自室―

幼馴染「さて…被害者達に説明するためにもう一度このntr漫画を読むか…」ペラ

ペラペラペラ…ペラ

幼馴染「……」

ペラペラペラ

幼馴染「………」…

ペラ…ペラ…ペラ

幼馴染「……………」ドクンドクン

幼馴染「フーフー………」バクンバクンバクン

幼馴染「凄い…興奮するけど…」バクンバクンバクンバクン

幼馴染「これでオナニーしたくないというか…したら戻れなさそう…」バクンバクンバクン

          ―そして朝になった―

コケコッコー

幼馴染「心臓バクバクするわ頭ん中グルグルするわで眠れなかった…」ネムィ…

           ―学校の教室―

幼馴染「ネミィ…」

友「オッス、幼馴染。男は今日は一緒に登校してないみたいだな」

幼馴染「んな朝起こしにいって一緒に登校する幼馴染なんて天然記念物ッすよ」

友「そりゃそうだ、でもhrの時間はじまるぞ。あいつ遅刻か」

幼馴染「あいつだけ遅刻、アタシだけ遅刻、二人して遅刻ってのもあるし
    あいつも夜遅くから朝ぎりぎりまでなんかやってる時もあるし」

友「何やってんだか」

幼馴染「ナニを…(と下ネタは厳禁)ゲームでもやってるんじゃないの?」

友「へー、何のゲームやってるんだろ。来たら聞こうかな」

幼馴染「まだゲームやってるって決まったわけじゃ…」

ガラララッ

生活指導「おー、hrはじめっぞー」

幼馴染(やっぱり女先輩物のntr魔にそっくりだぁ…)ジロジロ

生活指導「そうそう朝方な、男の家から電話があって男は風邪で寝込んでるようだ」

幼馴染(漫画持ってた事がばれなかったのは、妹ちゃんの工作のおかげでもあるけど体調も悪かったんだ)

一応終わりまでのプロットは立ってるんだけど
細かい調整したり書き込むのが結構手間かかりそう

あとこのお話はntr物をネタにした非ntr物です

―朝のホームルーム後の教室―

dqn・チャラ男「おーい、オタ3人集ー」

ガリ「なんでござるかdqn殿にチャラ男殿?」

チャラ男「借りてた漫画読み終わったッス」

デブ「デュフフフ、で面白かったでしゅか?」

dqn「おお、ガリの「寄生獣」、デブの「狂四朗2030」、チビの「セスタス」
   全部面白かったわ」

チビ「フフフ、だろうな。俺達くらいの年齢なら少年漫画か不良漫画しか見ない奴が多い。
   だがこういったちょっとエグイ表現のある青年コミックの名作も中々良いものだろう?」

チャラ男「クローズとかワーストとかとはまた違った面白さがあったッス」

dqn「なんか他にお勧めねぇの?」

チビ「最近だと…ヤンジャンの「嘘食い」が勢いあるな。「キングダム」も良い。
   スピリッツの「闇金ウシジマ君」もエグイが面白い。
   ヤンマガだと「新宿スワン」も良いな。絵柄に抵抗がなければ「カイジ」も良い。
   映画化したしとっつきやすかろう」

dqn「いきなりそんなに言われてもわかんねぇよ」

チャラ男「お勧めをリストにしてメールで送ってくれないっすか?」

チビ「すまんすまんw自分の好きなものを進める時はどうしても暴走してしまう」

ガリ「だけどこれでも青年漫画の中でも比較的有名所を挙げてるだけでござるよ?」

デブ「そうでしゅね。カイジは映画化もされてるし、ヤンジャンのライアーゲームもドラマ化してるでしゅ」

dqn・チャラ男「へえー」

チビ「アフタヌーン系あたりだと受け入れられるか受け入れられないかの真っ二つだからなぁ
   寄生獣は良かったみたいだが」

ガリ「そうでござるな」

デブ「そうでしゅね」

ワイワイガヤガヤ

友「あいつら(dqn・チャラ男・オタ3)さー」

幼馴染「んー?」

友「一見すると何の接点もなさそうな奴らなのに結構仲いいっつーのが面白いよなー」

幼馴染「友だって仲いいじゃん」

友「まあ全部さ、男のおかげなんだけどね」

幼馴染(そう、男は色んな人間の間を取持つ人間潤滑油のような奴なのだ)

幼馴染(話題も豊富で偏見もしないし、だからdqnやチャラ男・オタ3人集や友等
    全然タイプが違う人間達とも仲良くなれるし盛り上がれる)

幼馴染(って寝ぼけ頭だから忘れるところだった!そんな男があんなエロ漫画を持ってるという事なのだ)

幼馴染「友、昼休みちょっと話があるんだけど…」

友「んあ?いいけど何?」

幼馴染「ちょっと教室では話せないことね…そうね屋上がいいわね」サクセンカイギトイエバオクジョウ

友「ちょっとまだ寒くねーか?」

幼馴染「シャラーップ!あとdqn君とチャラ男君にも声掛けといて…オタ3は…
    んー後輩ちゃんと一緒にするのはお互いに気まずそうだからやめておこう
    そうそう後輩ちゃんと女先輩も呼ぶからね」

友「お…おう(一体何なんだ?一人で盛り上がってるみたいだけど)」

幼馴染(アタシもdqn君とチャラ男君にあの漫画説明するのキツイけど…
    二人が悪いんじゃなくてあの漫画が悪いんだからそこは気にしないでいかないと)

        ―お昼の屋上―

キンコンカンコン―オヒルヤスミハウキウキウォッチング―

幼馴染「皆の衆…集まったようじゃな」

友・dqn・チャラ男・女先輩・後輩「…(何の話だろう…)」

幼馴染「まあ皆ちょっとショック受けるかもしれないから心しておいてね」

一同「ゴクリッ」

幼馴染「えーっとまあ男の話なんですが…」

友「なんだ?風邪っぴきの男のお見舞いパーティでもするのか?」

幼馴染「んな事しないわ!」

後輩「えっ?男先輩、風邪ひいてるんですか?大丈夫ですか死なないですよね!?」オロオロウルウル

幼馴染「落ち着け」

女先輩「そうよ後輩ちゃん落ち着きなさい
    (グフフフ、これは良い情報を貰ったわ。後でこっそりお見舞いに行って男君に急接近!)」

幼馴染「先輩はその何か企んでる顔をやめてください」

dqn「んで話ってなにさ」

チャラ男「ここさみーっスよ、なんでよりによって屋上ッすか」

ビュオオオオオオオオオ

幼馴染「まあこんだけ寒ければ人気も少ないから好都合なのよね」ガクガクブルブル

友「俺達まで風邪引いちまうぜ」

幼馴染「まあそう慌てなさんな」ガサゴソ

友「…?なんだそりゃ?ブックカバーのかかった本…?」

幼馴染「友…これからあんたの嫌いな系統の話になるけど我慢してね」

幼馴染「まず集まってもらった皆にこの本を読んでほしいの」

チャラ男「なんの本ッすか?難しいのはオレ読めねーっすよ?」

dqn「俺も」

幼馴染「安心して…とは言い難いけど…まあ漫画だから見れば内容はわかるわ。ただエロマンガだからちょっとね…」

後輩「あわわわわわ…幼先輩、学校になんてハレンチなものをあわわわわ」

女先輩「んー、なんでエロマンガ…?」

友「おいふざけんな!俺がそういうの嫌いっての知ってるだろ
  つーかそのエロマンガと男が何の関係があるんだ」

チャラ男「もしかして男のもってるエロマンガとかッすか」

dqn「だとしてもなんで幼ちゃんが…?」

友・女先輩・後輩(男(君)(先輩)のエロ漫画…!?///)ドキドキ

幼馴染「 う る さ - い !!!!!」

キ――――――――――――――――――ンッ

一同「耳が…耳が…」キーン

幼馴染「ぐだぐだ言わないでまず一通り目を通して、あと内容キツイからちょっと覚悟してね」

一同「…はい」シブシブ

友(よくよく考えれば)

女先輩(これは男君の性的嗜好を把握するチャンスなのよね
    そしてそれをマスターすれば男君は私にメロメロ)フフフ

後輩(男先輩がオ…オ、ナニーに使ってるエロマンガを見て私もオナニーすれば…///)カアア

友(でもすげぇ変な性癖だったらどうしよう…ホモは嫌だけど…でも俺にチャンスがあるのはホモくらいか…
  いや例えホモだとしても無理か…
  根本的に【気持ち悪い】俺なんか受け入れてくれるわけない…)ズキンズキン

チャラ男「ロリコン物とかっすかねぇ?」

dqn「案外熟女物だったりしてw」

幼馴染「はいはい雑談終了ー、とりあえず読み始めてくれないかなぁ」

一同「へーい」

ペラペラ

友「へー綺麗な絵だなぁ、女の子も可愛い(俺の好きな少女漫画でも中々ない華やかさ)」

女先輩「本当だ。凄い魅力的な絵ね」

後輩「ひゃー本当にこれエロマンガなんですか幼先輩?」

幼馴染「まあまあとりあえず進めんしゃい」

ペラペラ

チャラ男「くうー良いっすね。この主人公すっげうらやましか!可愛い幼馴染と両想いとか!」

dqn「んーこの主人公と幼馴染…男と幼ちゃんに似てね?」

チャラ男「ん?そういえば」

友・女先輩・後輩(なんだと!!??)

チャラ男・dqn「!!?なんか負のオーラを感じた」

ペラペラペラ

dqn「ん?」

チャラ男「お?」

dqn・チャラ男「なんか俺らに似てる奴が出てきたぞ!?」

友「どれどれ」

女先輩「あら本当」

後輩「でも漫画の中のd先輩とチャラ先輩は…なんか怖いです…」

dqn・チャラ男「なーんか嫌な予感…」

幼馴染「そろそろね…」

dqn「うわなんか悪いこと企んでるよ漫画の中のオレら」

チャラ男「大丈夫っすよdqn、こういうのは古今東西ハッピーエンドって決まってるっす
    人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまうンすよ」

dqn「けど俺らに似てるキャラが悪者でそれがぼこられるのかー複雑だなw」ハハハハ

チャラ男「ま、しょうがないっすよ。メインディッシュを引き立てる前菜的な…」

ペラペラペラペ…………

dqn・チャラ男「いやおいおいおいこの展開はないだろいやマジでおい」

dqn「ここは主人公が格好良く助けに現れるところだろ!?」

チャラ男「なんでなんで主人公は何やってるんスか?ありえないっす!」

女先輩「まあリアリティがあるというか…なんというか…」

dqn・チャラ男「そういう問題じゃない!!」

後輩「ひっ」

幼馴染「落ち着いて二人とも」

dqn・チャラ男「落ち着いていられるか!!」

友「まあまて、もしかしたら不幸のどん底に落ちた幼馴染を主人公が救う話かもしれん
  (この前みた少女漫画がこんな内容だったな確か)」

dqn「よし、友の言葉を信じて次に進むか…」

チャラ男「最後がハッピーエンドでもこの過程はキツイっすよー…」シオシオ

ペラペラペラ…

     ―漫画内―

漫画幼馴染「ひっくひっく…男君…」

漫画dqn「おら泣いてんじゃねぇ!腕だせや腕!大人しくしてろ!」

漫画チャラ男「ほ~ら、良い子だから大人しくするっすよ~幸せになれるお注射っすよ~」

漫画幼馴染「いや…いや…いやああああああああああ!!!!」

      ―漫画内半年後―

漫画dqn「この女にも飽きてきたなぁ」

漫画チャラ男「つーかボテ腹はキツイっすねwww」

漫画幼馴染「アハハハ…アハハハ」

漫画dqn「おっそうだ、こいつの愛しの人に返品しといてやるか」

漫画チャラ男「薬漬けにした上に孕ませたのに返品とかモンスタークレーマーっすねw」

漫画dqn「まーこの女にも稼がせてもらったしなぁ、最後くらい愛しの人とあわせてやるか」

       ―漫画内ラスト―
漫画dqn「チャラ男、良いこと思いついた。ビデオレター送ろうぜ」

漫画チャラ男「うわww鬼畜wwwそこにしびれるあこがれるwww」

漫画dqn「おら立て糞淫売!」

漫画幼馴染「ひいっ!」

漫画チャラ男「はーい今からビデオ撮るっすよー。幼ちゃんはこのカンぺ通りにしゃべってねー
      このカンぺ通りに笑顔で喋ったらお家に返してあげるからねー」

rec

漫画幼馴染「男君…元気ですか…私は元気です…。私はナンパされて(違うの無理やり車に…)
      あった男の人と意気投合して今ここにいます。
      それから何人もの男の人とhな事いっぱいしちゃった…
      子供もできちゃったからもうすぐしたら帰るからね。」フルフル…ニコッ…

漫画dqn「なーんかパンチがたんねぇな…、おいチャラ男!薬まだあったか?」

漫画チャラ男「あるっすよ」

漫画幼馴染「そんな約束が!!」

漫画dqn「うるせぇ薬物ボテバラファックだ!!アクメ決めてぶっ飛んじまいな!」」

漫画幼馴染「アヒッアヒヒィイイイイイイイイイイイイイ」

               ―end―

          ―現実世界―

友「うわ………」

女先輩「oh-…」

後輩「ブクブクブク(泡吹いて気絶寸前)」

幼馴染「………」

dqn・チャラ男「はあああああああああああああぁああああああ!!??」

dqn「っざけんなっこれっんなんだよ!!」

チャラ男「酷いっすあまりにも酷いっす!主人公もかわいそうだけど幼馴染がめちゃ可哀想っす!!」

dqn・チャラ男「つーかなんでこの屑の顔オレらとそっくりなの!!!???」

dqn「つーかわけわかんねぇほんとうにわけわかんねぇ…」ドクンドクン

チャラ男「マジキツイっす本当にキツイっす」ドクンドクンドクン

幼馴染「まあ初めて見ればそうなっちゃうよね…」

友「幼馴染が警告はしてたけど…想像以上にキツイな…」バクンバクンバクン

女先輩「そんな…男君にntrられ趣味があったなんて…」バクンバクンバクン

後輩「はわわわわわわわわわわ」バックンバックンバックンバックン

幼馴染「…昼休みが終わる前に早く他の話も読み終わろう…」

dqn・チャラ男「はあっ!?マジで!?」

dqn「勘弁してくれよ…重いボディヴロー喰らったような気分なんだよ…」

チャラ男「俺も、なんか動悸が激しいし吐き気もしてきたッス…」

友「なあ幼…このエロマンガ…本当に男の物なのか…?」

幼馴染「…」コクッ

女先輩「…(まさかntr物が好きだなんて…どうしよう)」

後輩「男先輩…嘘ですよね…」ヒックヒック

dqn「なあ」

幼馴染「なに?」

dqn「確かに男の性癖はおおぴっらにはできないかもしんねーけどさぁ
   そいつの性癖を暴いて責めるってのはなんか違うんじゃねーか?」

チャラ男「そういえば…そうすっよね…」

幼馴染「これが単なるntrエロマンガだったらアタシだってこんな事しないわよ…」

dqn「どういう事だ…?」

幼馴染「アンタ達だって途中で気づいてたじゃない…この漫画の変な所を…」

dqn「…変な所って…俺らみたいな風貌のキャラが出てきたってことか?」

チャラ男「確かに似てるっちゃ似てるけどたまたまじゃないんすか?」

幼馴染「あー、ぐだぐだ言わないで続きをめくりなさい!!」

ペラ

女先輩「あ」

後輩「あ、今度のお話のヒロイン…女先輩にそっくりですね」

友「おい…幼…まさかこの話も…」

女先輩「え!?(私も…あんな酷い目に会っちゃうのかしら…嫌だなぁ…)」ドクンドクン

幼馴染「いいから黙ってみてて」

ペラペラ

dqn「今のところ…」

チャラ男「普通のラブストーリーって感じっすね」

友「この漫画の中の女先輩…なんか可愛いなw」

後輩「はい、無理して背伸びしてるところとか見栄張ってる所が似てますね」ニコッ

女先輩「ちょっと後輩ちゃん!」モー

幼馴染「はいはい早くめくってめくって」

ペラペラペラ

友「おいおい幼…そんなに急かすな…ん?」

dqn「このおっさんキャラ…」

チャラ男「うちの担任の生活指導に似てるっすね」

後輩「でも本物の先生よりなんか目が怖いです…」

女先輩「…すげー嫌な予感…」

ペラペラ

後輩「あー漫画の中の女先輩、頑張って主人公を誘惑しだしたー」

チャラ男「夕暮れ時の放課後の部室とか定番にして憧れっすね」

友「このお話の女先輩も処女でウブなのに、主人公のために背伸びしてるのがいじらしいな」

dqn「だな、なんつうか幸せになってほしいぜ」

女先輩「////」カアアアアア

幼馴染「先輩先輩、漫画の中の話ですからね漫画の中の」

女先輩「わかってるわよ!!///」

後輩「うわ///主人公と先輩のhシーンです//」

友「…この話の主人公も男に似てるな…さっきの幼馴染物と髪型とか違うだけで」

dqn「なあ友」

友「なんだ?」

dqn「お前エロは嫌いつってたけど結構平気で見れてんじゃん」

友「別に嫌いってだけで拒否反応起こすほどではねーからな」

チャラ男「へー」

友「それに純愛ストーリーの末に最低限の性描写が必要ならそれはしかたないだろ?
  俺が嫌いなのはエロが目的になってる奴な?」

dqn・チャラ男「淡白な奴なんだな―」

後輩「あ…でも気持ちはわかります」

幼馴染「友は感性が女性的なのかもね」

友「!!!?」ビクッ

幼馴染「ん?」

友「バカ野郎!!俺は男だ!!」

幼馴染「ごめん…(あちゃー地雷踏んじった)」アセアセ

友「…いやこっちこそわりぃ…声を荒げるって事は気にしてるって証拠だからな」

幼馴染「いやマジでごめん…男からも注意されるんだ…お前はもうちょっと気を使えって…」

友(いや…結局俺は…心も体も根性も…半端者なんだ…図星突かれたからキレるって…ハハッ
  それに…エロいのが嫌いなのは見てると興奮しだして自分が保てなくなるから…
  ただでさえあやふやな自分がさらに曖昧になってく感覚が怖いだけの臆病者なんだ…
  男にも…みっともなく付きまとってるし…ホモ野郎と言われてもしかたないんだ…)

チャラ男「あれ?そういえば先輩だんまりっすけど…ってええええええ!」

dqn「どうしたチャラ…ってどうえええええ先輩鼻血鼻血!!すげぇ量!」

女先輩「ドゥフフフフフ…オトコクントヒトツニナッタドゥフフフ…」ポタポタポタ

後輩「女先輩!!!ティッシュティッシュ!!」

幼馴染「せんぱーい!これは架空のお話ですよー!こっちに戻ってきてくださーい」

女先輩「ドゥフフフフフ…ケッコンシキハ…ワフウ…ヨウフウ…ドッチガイイ?…」ボタボタボタ

後輩「あーん、見た目だけならクールビューティーすらも台無しです先輩!」

チャラ男「あー先輩が興奮してるところ悪いけど…」

dqn「どうした?」

チャラ男「なーんかまた物語に不穏な影が…」

女先輩「…え…?」ショウキニモドッタ

チャラ男「ほらこの生活指導似のおっさんが…」

―漫画内―

漫画生活指導「へへへ…仕掛けておいたビデオカメラが良く取れてるぜ…
       あいつをマークしておいて正解だったな…へへへ」

―現実―

女先輩「…え…嘘…嫌…」ナミダメッ

幼馴染「先輩落ち着いてください。(といってもアタシも始めてみたときは泣いちゃったけど)」

友「」バクンバクンバクン

後輩「そ…そうですよ!こ、こんなの嘘んこ物語ですよへっちゃらですよ!」バックンバックンバックン

チャラ男「つってもなぁ…」

dqn「俺らでさえかなりダメージ残ってるよ今でも…」

幼馴染「アンタ達もうちょっとレディの心を労わりなさい!」

dqn・チャラ男(つーかこの漫画お前にむりやり見せられてるんですけど!!??)

女先輩「ふぇえええええ…」

後輩(女先輩の狼狽する姿…意外と可愛い)キュン

友「…そろそろキツイ場面のようだから覚悟しといたほうがいいぞ…」バクンバクンバクン

女先輩「見なくても良い?顔そむけてもいい?」バックンバックンバックン

幼馴染「駄目です!先輩には被害者としてこの作品に向き合ってもらわなくては
    それでいかに苦しかったかを男に伝えないと駄目です」

女先輩「\(^o^)/」

後輩(なんで幼先輩はこの漫画にこんなに執着してるんですかねぇ)

dqn・チャラ男「あの~俺らももう教室に戻っても…」

幼馴染「 絶 対 に 駄 目 ! ! 」

dqn「/(^o^)\」

チャラ男「(´;ω;`)」

友「次のページめくるぞ」

―漫画内―

漫画生活指導「…いかんなー女君…不純異性交遊は!」ダンッ

漫画女先輩「ひっ…ご…ごめんなさい」ポロポロ

漫画生活指導「あー泣かなくても良いから…泣いたってしょうがないんだから」ジュルリ

漫画女先輩「…ご…ごぇんあさい…」ヒックヒック

―漫画内―

漫画生活指導「女君の大学推薦は取り消しかもねぇ…」ニヤニヤ

漫画女先輩「……はい」グッ

漫画生活指導「親御さんが悲しむだろーなー」ニヤニヤ

漫画女先輩「……はい…」ググッ

漫画生活指「…(チッ…これだけじゃあの言葉は吐かねぇか…じゃこれはどうだ)
      男君も退学になっちゃうかなぁ?」ニヤ

漫画女先輩「!!!!????」ビクゥッ

漫画生活指導(オホッ♪餌に食いついたぞヒットヒット♪なるほどアイツをダシすると効果的と♪)

漫画女先輩「そ…それだけは!!それだけは…!!私が全部悪いんです!
      だからそれだけは!!」

漫画生活指導「ん~でもなぁ君は女の子で彼は男だからねぇ…世間ではどうしてもね…」ニヤニヤ

漫画女先輩「なんでも…なんでもします…私が退学でもいいです…彼の未来を…
      奪わないでください…」ヒッグヒッグ

漫画生活指導「…本当になんでも?」

漫画女先輩「…はい…」

漫画生活指導「うーん口約束だけじゃ信用できないなぁ」ニヤッ

―漫画内―

漫画女先輩「…何をすれば…お金ですか…?」

漫画生活指導「(くくく…ウブだねぇ…)…いや、まず君が約束を忘れないように…
       ちょっと裸になってもらえないかな?」

漫画女先輩「!!!???」

漫画生活指導「お?良いのかな反抗しても?男君がー」

漫画女先輩「…わかりました…脱ぎます…」ガクガクブルブル

ヌギヌギヌギ

漫画女先輩「これで…いいですか…」

漫画生活指導「…下着もだ…」ギロ

漫画女先輩「ひっ」ビクッ

ヌギヌギ

漫画女先輩「//////」カアアアアア

漫画生活指導「はははは白雪のような肌じゃないか」パシャ

漫画女先輩「!!??先生!?なんでカメラ!?やめてください!!??」

漫画生活指導「これは君が裏切らないようにするための保険だよ」パシャ

―漫画内―

漫画生活指導(ククク、あの隠し撮りのビデオカメラだけじゃ映像が不鮮明でな…
       逃げようと思えば逃げられてしまうかもしれんからな
       より鮮明な証拠写真が必要なのだよ…)ククク

漫画女先輩「ヒック…ヒック…」ポロポロ

漫画生活指導「…女君」ギロ

漫画女先輩「は…はい…」

漫画生活指導「君は男君にきっちり別れを告げなさい」

漫画女先輩「………」

漫画生活指導「君は自分の人生だけでなく男君の人生をも台無しにするところだったんだよ?
       そんな君がこれからも男君と付き合おうだなんて…ねぇ」ニヤニヤ

漫画女先輩「…はい…」

漫画生活指導「もしかしたら優しい男君の事だ「そんなの関係ない!俺は退学でもいい」というかもしれない
       でもそうなったら男君は高校中退だ…今の世の中
       高校中退がどれほど厳しいかわかるかね…」ニンマリッ

漫画女先輩「……」ガクガクブルブル

漫画生活指導「だからあくまでも「君が」「男君に飽きた」もしくは「心変わりした」
       という風に伝えなくてはいけない
       それもばれないようにね」ニヤニヤ

―漫画内―

漫画先輩女「ごめんね男君…もっと好きな人できちゃった…」

漫画男「先輩…そんなウソだろ…」

漫画先輩女「これ以上私に付きまとわないでね…?ストーカーって呼ばれちゃうよ
       一回ヤッただけで彼氏面とか…男って本当に単純…」

漫画男「先輩…そんな俺…ちくしょう…」

漫画先輩女「さようなら男君…(ごめんね…ごめんね男君…)」

漫画男「うっ…うっ…ちくしょう…」

漫画生活指導「くくくく…」

―漫画内生活指導室―

漫画先輩女「…言われた通り…男君と別れてきました…」ウツロナメ

漫画生活指導「よろしい…よくがんばったね」ニヤニヤ

ナデナデ

漫画先輩女(…頭撫でないで…気持ち悪い…)

漫画生活指導(くくく…こうやって頼れる人をどんどん周りから無くすのが…
       奴隷化への道なんだぜ小娘ぇ…そして頼りになるのがご主人様だけになった時
       最高の性奴隷が出来上がるのさ…)ククク

―漫画内―

漫画女先輩「…先生…今度はなんですか…」

漫画生活指導「君はこれから授業以外は生活指導室にいなさい
       逆上した男君が君を襲う可能性もある
       そうしたら君の努力も私の努力もパーだ
       それに男君以外の男子生徒が君に粉を掛けるかもしれん
       私が見つければいいが他の先生が見つけた場合庇いきれん」

漫画女先輩「…はい…わかりました…」グッ

―深夜の学校の宿直室―

漫画生活指導「女君?家族には連絡したかね?」

漫画女先輩「はい…部活で遅くなると…ですが一体何を…?」

漫画生活指導「くくく…この時を待っていた!!」ガバッ

漫画女先輩「!!??先生!!嫌!やめて!!離して!!!!」

漫画生活指導「うるせぇ、てめぇだって初めてってわけじゃねけだろとっととまた開け糞アマがぁ」

漫画女先輩「…ヒック…ヒック…男君…助けて…」

漫画生活指導「おいおい…いまさらじゃねぇか女ちゃん…表向きはお前が手ひどく降ったんだろうが…
       それにな…男が友達と言ってたぜ「あの先輩とんだアバズレだった」って
       (んな事いってねーけどw)

―漫画内―

漫画女先輩「(そうだった…私が男君を…男君を…)ああ…あああ…ああああ」ポロポロ

漫画生活指導「んで今回の宿直は俺だ…だれも助けにこねぇぜ…
       というより助けってなんだ?…お前が頼れるのはもう俺だけなんだぞ…?」

漫画女先輩「え…?」

漫画生活指導「お前が男を手ひどく振った後…生活指導室にこもりきりだったろ…
       そうするとお前はお前自身の悪い噂を流れるのを知ることも否定する事もできなかったわけだw」

漫画女先輩「…………」ガンメンソウハク

漫画生活指導「だがよぉ…俺ならお前を守れるぜ…お前の悪い噂を流す屑どもを罰せられる…
       だから俺のモノになれ女…もうそれしか道はないぞ…?」

漫画女先輩「…ハイ…わかりました…あなたのモノになります…」

モウドウニデモナレ

―現実―

女先輩「」ガンメンソウハク

友「前の話は直接的な描写がきつかったが…この話は精神をヤスリで削りとるような話だな」

後輩「………げ…現実でこんな事されたら…どどどどうしよう…」ガクガクブルブル

dqn・チャラ男「もうやだこの漫画」

―漫画内一年後―

漫画生活指導「くくく…ずいぶん立派なボテバラになったなぁ」スリスリ

漫画女先輩「……はい…」

漫画生活指導「男はなぁ…まだお前の事を引きずってるみたいだぞw」

漫画女先輩「…はい…」グッ

漫画生活指導「でもお前も不運だよなーwせっかく入った大学もそのボテバラのせいで断念しねーといけなかったんだからw」

漫画女先輩「……」

漫画生活指導「おまけに家族からも絶縁されて大変だよなぁ?(まあ中だししまくった俺のせいだけどなw)」

漫画女先輩「………」

漫画生活指導「でも安心しろ…俺はお前を見捨てないからよぉ…俺だけはな…」

漫画女先輩「……はい……」

漫画生活指導「くくく、さーてもうちょっとでボテバラ結婚式の予定日だ
        ぜひ男にも来てもらおう…お前のボテバラ写真付きの招待状を送ってな」ニヤリ

―現実―

女先輩「…ひ…酷過ぎる…び…びえぇぇえええええええええええええええん」タキナミダ

幼馴染「お、女先輩!!??」

>>54は漫画内で-エンド-を付けるのを忘れてた
脳内補完ヨロ

後輩「はーい先輩良い子いい子」ナデナデ

女先輩「ヒックヒックエッグ」ジュルジュル

後輩「はいチーンしてくださいね」ティッシュシュパッ

女先輩「ん」チーン

幼馴染「…先輩可愛い///」キュン

dqn・チャラ男「お前なぁ…」ハァ

友「しかしこの話もきつかったな」バクバク

dqn「ほんとだよ…」

チャラ男「もうギブしたいっす、無理っす」

幼馴染「駄目!!」

dqn・チャラ男「なんでやねん!!」

後輩「そういえばなんで幼先輩は皆に見せる事にそんなにこだわってるんですか?」

幼馴染「…怖かったの…」

友「はぁ?」

幼馴染「知ってると思ってた男の知らない面が出てきて…それが理解できなくて怖かった…
    自分勝手かもしれないけど…この事知ってる友達がいれば不安も和らぐかもって…」

dqn・チャラ男(うわぁ…めんどうくせぇ女だなぁ…)

幼馴染「一人じゃ不安で押しつぶされそうだったの…ごめんね皆…今更だけど」

友「まったくなんて自分勝手な女なんだお前は」

幼馴染「…」シュン

友「でも…つきあうよ」

幼馴染「え…どうして…友はエロ嫌いじゃ…」

友「乗りかかった船だ、この漫画の結末も気になるし…あとなんで俺らに似てるキャラが出るのか
  その謎を知りたくなってきた」

女先輩「私も協力する!」

幼馴染「先輩も!?」

女先輩「漫画の中とは言えあそこまで自分を酷い目に会わせられたんだもん
     ふっきれたというかなんというか、全部見た上で作者に文句言ってやりたい
     それに幼ちゃんだってあの漫画の中で酷い目にあわせられてたからね」

幼馴染「先輩…」ジワァ

後輩「わ…わたしもお手伝いします!!もしかしたら男先輩にも事情があってこんな漫画を…」

幼馴染「でも後輩ちゃん…次のお話は後輩ちゃんのお話なの…」

後輩「( ゚д゚)」

dqn「おい幼ちゃん…後輩ちゃんはちっとまじぃんじゃねぇか…?」

幼馴染「どうして…?」

チャラ男「同感っす、女先輩ですら自分がモデルになったらアレだったのに
    ただでさえ豆腐メンタルっぽい後輩ちゃんが自分をモデルにされたら…」

友「確かに…幼、お前はすでにこの漫画の中身を把握してはいるんだろ?後輩のもやはりキツイのか…?」

幼馴染「…きつくない話なんてこの本の中になかったわ…」

後輩「……………」ズーン

女先輩「後輩ちゃん!気合よ気合い!根性で乗り切るのよ!修造だって言ってたわ
    それに大丈夫、あんな紙っぴらの私たちよりもリアルの私たちのほうが強いわ!」

幼馴染「すいません先輩、意味がわかりません」

dqn「なあ後輩ちゃん…後輩ちゃんは無理して付いてこなくてもいいと思うぞ…
   はっきりいってこの漫画作った奴の頭ん中は鬼畜としか言いようがねぇ
   まともに付き合ってたら精神を病んじまうぜ。(つうか俺も切実に帰りたい)」

チャラ男「俺もそう思うッス、ねえ幼ちゃん…後輩ちゃんだけでも勘弁してあげられないっすか?
    後輩ちゃん、話の展開次第ではショック死してもおかしくないっすよ?」

幼馴染「…そうね…」

後輩「いえ、私も最後まで見ますよ…」

幼馴染「!!後輩ちゃん…」

後輩「私は…男先輩の事が…その…恋心というのもあるんですが…
    人間として興味があるんです…」

チャラ男「おひょ、大胆発言きました」

友「チャラ男、茶化すな」

後輩「美術部のほとんど幽霊部員のくせに…いつのまにか作品が作られてたり…
    先輩達と話してる時も自然に輪の中に入ってきて
    あまり接点のない私とも楽しくおしゃべりできる…不思議なんです」

幼・女先輩「確かにねー」

幼馴染「あいつ幽霊部員のくせにいつのまにか作品仕上げてったりしてるのよね」

女先輩「そうそう、そしてその作品がまたセンスあるんだよねぇ…展覧会とかでも賞とったりしてるし」

幼馴染「学祭とか大変な時期になれば幽霊なのが嘘のようにちゃんと手伝ってくれるし」

後輩「たまーに部活に参加するときも、以前からしっかり活動してるかのような存在感ありますからね」

dqn「まああいつらしいっちゃあいつらしい」

チャラ男「そうすっね」

友「……(そう…そんなあいつだからこそ俺は…)」

後輩「だから…気になるんです…その男先輩がなんでこんな…エ…エッチぼ本を…///」カアア

一同(確かに)

後輩「だからお願いします。次のお話に進めてください」

幼馴染「わかった…でも…覚悟はしてね…本当にキツイから」

ペラ

友「…やはり…この話の主人公も…男にそっくりだ…」

dqn「ヒロインは確かに後輩ちゃんだ…」

ペラペラ

女先輩「…すっごい可愛い!この漫画の中の後輩ちゃん!リアルの後輩ちゃんの魅力をそのまま紙に写してるみたい!」

チャラ男「え?マジで後輩ちゃんって部活中こんな愛くるしい子犬キャラなんすか!?」

幼馴染「だからアタシが見たときもびっくりしたわけよ…よくここまで特徴をとらえてるなと…」

後輩「////////////////////」カアアアアアアアアアアアア

ペラペラペラ

友「今度の主人公は鈍感だなぁ…」

dqn「悪い奴じゃないけど見ててイライラしてくるな」

チャラ男「マジあり得ねっす、こんな可愛い子にアピられてるのに気付かないとか
    病院いって脳のctスキャン受けたほうがいいっす」

後輩「///////」カアアアア

ペラペラ

友「…幼…もしかしてこの漫画は各話ごとに前編・後編の二話構成なのか…?」

幼馴染「そうだけど…?」

女先輩「それがどうしたの?」

友「推測でしかないけど…今までの話も前編は真っ当な恋愛物…
  はっきりいって前編だけでも並の恋愛漫画を凌駕するクオリティだ
  だけど…恐らくは、前編は後編で読み手を絶望にたたき落とすためだけの
  材料でしかないのかも知れない…落差が激しいほど、絶望感も凄まじいからな」

dqn「もしそれが本当なら(当たってそう)、本当にえげつねぇ嗜好してるなこの作者」

チャラ男「マジでそう思うッス、こーんな綺麗でキュートな絵なのに作品がこれって捻くれすぎっす」

幼馴染「うーん…でもこの作者の他の単行本は純愛ラブラブエロ話ばっかなんだよ?
     今回の単行本だけなんだよねぇこんなに異色なの…あとアタシ達似の登場人物とかも」

女先輩「えーこの人そういう作品も描いてるんだーていうかそっちを口直しで見たーい!
     でも最初に見たのがこの漫画だから素直に見れなさそう…」ションボリ

ペラペラ

幼馴染「そういえばそろそろなんか来るころだったような…」

友「またntr魔の顔見せか…?」

幼馴染「うーん、そっちじゃなくて…」

ペラ

後輩「あ///」

幼馴染(あ…ここでヒロイン後輩ちゃんのオナニーシーンが来るんだった…)

シ―――――――――ン

一同(本番シーンより気まずすぎる…)

後輩「////////////////////////////////////」ボオオオオオオオオオオオオ

―漫画内後輩宅後輩自室ベッド上―

漫画後輩「…クッ…フッ…ンッッ男先輩ッッ…」シーツワシヅカミッ

漫画後輩「…なんで…なんで気づいてくれないんですか…男先輩…」ウルウルナミダメ

漫画後輩「こんなに…こんなに思ってるのに…」

漫画後輩「もう…一人で慰めるのは嫌ですよ…男先輩…」グスゥ

―現実―

一同(///////////////////////////)

dqn(破壊力やべぇ…///)

チャラ男(ちっと起っちまったッス…///)

後輩(…なななんで…わ、わたしの…いつものオ、オナニーの仕方がこの漫画に!?//////)ドッカンドッカン

女先輩「あ、たぶん今、後輩ちゃんの頭の中が爆発してる」

友「そりゃ架空とはいえ自分を題材にしてあんな絵を描かれたらああなりますよ」

幼馴染「まだ私たちをモデルにしたとは確定してないけどね…」

dqn(つうか俺、自分がマス扱いてる姿を絵にされて晒されたらら精神的に死ぬかも)

チャラ男(恥ずかしがってる後輩ちゃんも可愛いッスなぁ…)

後輩「は、はやく次のページをめくりましょう!!!!!」

幼馴染「そ、そうね!」アセアセ

ペラペラ

dqn「ん?」

チャラ男「こいつらは…」

友「うちのクラスのオタ3人集だ…」

幼馴染「あくまでそっくりさんね」

女先輩「漫研とは部室も顧問も一緒だから、私たちも知ってるよ
     漫画内ではこのタイミングで登場って事は…」

後輩「…………」ズーン

もう限界っす
明日から(つーか正確には今日)仕事あるのね
ですので更新にぶります

なげてねーよお前ら一日くらい待てよつーか俺も疲れてんだよ

ペラペラ

―漫画内―

漫画チビ「チッ…男…あのリア充…ちょっと背がでかくて顔が良いからってモテやがって…」

漫画デブ「ぼっくん達とも普通に喋ってくれるけどきっと陰ではバカにしてるでしゅ」

漫画ガリ「なんとかぎゃふんと言わせたいでござるなぁ…そういえば知ってるでござるか?」

漫画チビ「なにがだ?」

漫画ガリ「拙者らの二次元から三次元におりたった聖天使の後輩ちゃんが…
     なんとあの忌まわしき男に思いを寄せてるとの情報を…」

漫画デブ「しょんな…後輩ちゃんはぼっくん達にも普通に接してくれるような天使なのに…」

漫画チビ「許せん…許せんよなぁお前達…」

漫画ガリ・デブ「コクリ」

漫画チビ「持つ者と持たざる者…そんなの糞喰らえだ」

漫画ガリ「しかしどうするでござる?何か策でもあるでござるか?」

漫画チビ「あるエロゲーに影響されて弟に試しにやってみたら…物の見事に成功したものがあってな…」ククク

漫画デブ「なんでしゅかそれは?」

漫画チビ「あとでお前らにも試してやるよ…男ぉ…見てろよ…」

―漫画内―学校視聴覚室―

漫画後輩「あの~オタ先輩達…ここで私に何の用なんでしょうか?
     カーテンも閉め切ってますし…」オドオド

漫画チビ「なーに、後輩君が我らが【親友】の男に恋をしてると聞いたものでね…」

漫画後輩「え…/////」カアアアア

漫画ガリ「バレバレでござったよw」

漫画デブ「後輩ちゃんはわかりやすすぎでしゅ」

漫画後輩「えへへ…やっぱわかっちゃいます?…///」

漫画チビ「…まあね」ギリギリ

漫画ガリ「しかし男殿の反応はいま一つのようでござるなぁ」

漫画後輩「…そうなんです…」シュン

漫画デブ「そうでしゅね~男君はぼっくんらと違ってイケメンだしモテモテでしゅからねぇ」

漫画チビ「競争率は激しそうだな」

漫画後輩「…そう…ですよね…」

漫画ガリ「そういう態度がいけないでござる」

漫画チビ「…君に必要なのは…自信だ」ニヤリ

――漫画内――

漫画後輩「自信…ですか…?」

漫画デブ「そうでしゅ、後輩ちゃんは可愛いしとても魅力があるでしゅ」

漫画後輩「お…お世辞でもうれしいです///」

漫画ガリ「お世辞ではないでござるよ、ただその自信の無さがその魅力を殺してしまってるでござる」

漫画チビ「まあ並の男性ならまだしも、女性に人気のある男君を振り向かせるには、その自信の無さは致命的な欠点かもね…」クスリ

漫画後輩「……」ズーン

漫画チビ「男君の周りには、後輩ちゃんほどでないにしろ綺麗な上に自分に自信を持ってる娘も多い…
      女性にとって自信というのは宝石や貴金属を磨く研磨剤のような物なんだと思う
      いくら後輩ちゃんが最高級のダイヤモンドだとしても…
      原石のままでは他の金銀財宝に囲まれた男君の目には止まりにくいかもね…」

漫画後輩「…確かに…男先輩の周りにいる女の人たちは…なにかキラキラしてる気がします…」

漫画ガリ「恋する女性は美しくなると相場は決まってるでござる」

漫画デブ「後輩ちゃんももちろんそうでしゅ…ただそこで自信のなさが足を引っ張ってるでしゅ」

漫画チビ「もちろん男の人が原石の女性を見出して、磨き上げ最高の宝石に仕立て上げる事もある
      ただし男君はすでに高品質の宝石に囲まれている…
      そんな環境にいる彼がわざわざ原石を磨こうとは…思えないがね…」クスクス

漫画後輩「………」プルプル

――漫画内――

漫画チビ「しかし、悲しい事に自信というのは一朝一夕で身に付くものでもない…」

漫画後輩「…!!」ビクッ

漫画ガリ「普段の自分の立ち振る舞いや行動…」

漫画デブ「そしてしっかりした心構えというのが大切でしゅ」

漫画チビ「もちろん他者からの評価も大切だが…ガリやデブの言った事がしっかりして
      初めて他者からの評価が貰える…そして他者から評価されれば
      ますますしっかりとした自分が確立できる…」

漫画後輩「…私は…なにも持ってません…」

漫画チビ「…そういう思い込みが今の君を形作ってしまったんだなぁ…」

漫画後輩「…」ズーン

漫画ガリ(高校生になったばかりの子でそんなしっかりした子なんてめったにいないでござる)

漫画デブ(後輩ちゃんってけっこーちょろいでしゅね…)

漫画後輩「…グス…グス…」ポロポロ

漫画チビ「(やばいな…泣き顔だけで押し倒したくなるな…だが…ここは計画通りにいかんと…)
      しかし…すぐに心から自信をつける裏技が無いわけでもない…」ニヤリッ

漫画後輩「!!??…」

あ、チビの後輩への呼称が「君付け」だったり「ちゃん付け」だったりはっきりしてないや
凡ミスすまねぇ

――漫画内――

ガサゴソ

漫画チビ「これだ…」ニヤ

漫画後輩「…ライターと…ロウソク…?」

漫画デブ「運勢を変える御呪いでしゅ(君とぼっくんらのね…)」

漫画ガリ「効果抜群でござる、拙者らも試してみたら本当に運勢が変わったでござる
      (運勢はこれからでござるが…効果の程は確かでござるよ…)」フフフ

漫画後輩「え?本当ですか?私もオマジナイとか好きなんですよ///奇遇ですね」

漫画チビ「それは良かった!ある有名占い師のとっておきのおまじないらしくてね…
      自分も最初は信じてなかったが実行してみたら驚きの効果があったよ
      (ククク、占い師のオマジナイではないがな…
       あのエロゲーがなければその手の本等買わなかったが…良い買い物をした)」

漫画デブ「朝の星座占いとかで良い結果だと気分もよくなるでしゅよね」

漫画後輩「はい!全部信じてるわけじゃないですけど…それでもその一日が楽しみになります、なにか起きるかなぁって」

漫画ガリ「そうでござる、様は行動するきっかけになるでござる。例えたわいのないことでも人間というのは
      なにか後押しが必要でござる。占いも御呪いもその心の後押しをしてくれる素敵なきっかけにすぎないでござる」

漫画後輩「はい!本当そう思います!」パァアー

漫画チビ(ガリ・デブ…非常に良い流れだぞ…後輩君の警戒心はゼロだ…これならば容易い…女子というのは…思ったより扱いやすいのだな…)ククク

――漫画内――放課後――学校視聴覚室――

漫画チビ「さてと…受け皿にロウソクを立ててライターで火をつけてと…」シュボ

ロウソクの火「ユラユラ」

漫画後輩「えーと…どういう御呪いなんですか?」

漫画チビ「まあまあ待ちたまえw簡単な御呪いさw
     ガリはカーテンを閉めて、デブはドアのカギを閉めた後に明かりを消してくれ」

漫画ガリ・デブ「了解」

漫画後輩「え…真っ暗にして鍵閉めるんですか…」オド…

漫画チビ「ははは、心配することはない。暗い中の小さな灯でないと効果がないんだ
      鍵をかけたのは事情を知らない他者が急に入ってきて呪いが中断したり
      教師に火を使った事がばれたら大目玉だからね…」

漫画後輩「…はぁそうですか…」

漫画チビ「さてそろそろ明かりを消してもらおう」

パチ

ロウソクの火「ゆらぁ」ポゥ

漫画チビ「後輩君はその火をじっと見つめてくれたまえ…その間に我々が簡単な質問を投げかけるから…」

漫画後輩「は、はい…(暗闇の中のロウソクの火って綺麗だなぁ…なにか吸い込まれそうな…)」

>>86でカーテン閉めてたのに>>104でまたカーテン閉めちゃった
凡ミススマソ

――漫画内――

漫画チビ「さて後輩君…このおまじないになんの効果があるかわかるかな…?」

漫画後輩「いえ…何なんですか?」クルッ

漫画デブ「駄目でしゅ!!」

漫画ガリ「目を火から逸らしたら駄目でござる!」

漫画後輩「あ!…すいません」アセアセ

漫画チビ「ははは、次からは気を付けたまえw…そうそう、この御呪いの効果はね…イメージ力を高める効果があるんだよ」クスリ

漫画後輩「…イメージ力…想像力ですか…?」

漫画デブ「そうでしゅ」

漫画ガリ「思いの力を侮ってはいかんでござるよ。世の中の成功した人の多くは高い目標を志し
      確固たる意志でその道を突き進んでいったでござる。
      つまり成功者は目標を具体的に想像する力に秀でて、それを成し遂げる意思が強いのでござる」

漫画チビ「まあそこまで大げさでなくともこういう話もある。
      あるダイエット方法で自分の理想とする体型を強くイメージし続けると
      実際に自分の体がイメージした体に近づいてくる…聞いた事はあるだろ?
      デブなんかもこの方法を実績すれば痩せられるんじゃないか?w」

漫画デブ「うるさいでしゅ、ぼっくんは別に痩せたくなんかないでしゅ」プイス

漫画チビ「ハハハ、そう拗ねるなwお前は元が悪くないんだから痩せればモテるぞw」

――漫画内――

漫画後輩「アハハハ(ロウソクの周り以外暗くてよく見えないけど周りの先輩達の声が安心させてくれる…)」

漫画ガリ「デブ殿はまだ良いでござる、拙者なんてガリなのにブサメンだから救いよう無いでござる」ションボリ

漫画デブ「いくら食べても太らないガリにぼっくんの気持ちなんてわからないでしゅ」プンスカ

漫画後輩「アハハハハハ」

漫画チビ「(ナイスだデブにガリ、後輩君はもう完璧に気を許している…そろそろだな…)
      ハハハお前達、漫才はもう良いからそろそろ後輩君の御呪いに集中しよう
      いくら簡単な御呪いとは言え、真剣にやらねば我々を信じてくれてる後輩君に申し訳ない」

漫画ガリ「そうでござるな(そろそろでござるか)」

漫画デブ「そうでしゅね(いよいよでしゅね)」

漫画後輩「…そ、そんな…私こそここまでしていただいて///」テレッ

漫画チビ「なあに、君のためだけではない…我らが【親友】男君のためでもある…
      君の様な心優しい娘と付き合えたのなら…きっと彼も幸せになれる…」

漫画後輩「そ…そんな///////////////」カアアアア

漫画チビ「…さて…後輩君はこの御呪いがなぜ暗闇の中に、火がついた一本のロウソクだけしか使わないかわかるかな?」

漫画後輩「…いえ…?(ずーっと火を見つめ続けているけど…なんか頭が…ぼーっと…してきたかも…)」

漫画チビ「簡単さ…そのほうがイメージ力が強まるからさ…(ククク…今までの話の流れで、まさか暗示や催眠術の類いだとは思うまい…)」

――漫画内――

漫画後輩「…へー…そうなんですか…」ポーッ

漫画チビ「人間の脳というのはまだまだ謎が多い、先ほど言った夢を叶えた偉人の話やダイエットの話にせよ
      脳の働きによるものが大きいと思う。自分は科学者ではないからホルモンのせいなのか脳内分泌物のせいなのかわからないが…
      ただ脳のリミッターを外した時の凄まじさの一例として「火事場の馬鹿力」なんてコトワザもある…
      …君の眼は…今、暗闇の中のロウソクの灯しか見えてないだろ…?」

漫画後輩「…はい…」ポーッ

漫画デブ「視覚というのは脳と密接にリンクしてる重要な器官の一種でしゅ」

漫画ガリ「聴覚や触覚もそうでござる、例えば「ジュ―」と焼けてる音を出しながら
      煙をだしてるフライパンがあるとするでござる
      しかしそれは嘘で実際には焼けてない…だけどそのフライパンを触ると
      脳が誤解して触れた個所が火傷を起こしてしまうんでござる」

漫画後輩「……」ポーッ

漫画チビ「暗闇の中…ロウソクの火だけを見てた君の脳は…リミッターを外しやすい状態になってると言えよう…
      その状態で…君の大好きな男君の事を想像してご覧…もちろん火は見つめたままでね…」

漫画後輩「…はい…男先輩を…」ポーッ

漫画オタ3「………」

漫画後輩「…いつもより…男先輩を…リアルに…想像できた…気がします…」ポーッ

――漫画内――

漫画チビ「…だろ?どうやら「おまじない」の効果が表れつつあるようだ…」フフフ

漫画後輩「…はい…」ポーッ

漫画デブ「つまりいまの後輩ちゃんは、いつもよりも自由に脳を扱えるということでしゅ」デュフフ

漫画後輩「…はい…」ポーッ

漫画ガリ「後輩ちゃんの足を引っ張っている弱気も…その状態なら関係なしでござる」フォカヌポウ

漫画後輩「…はい…」ポーッ

漫画チビ「そこでだ…次のステップにいってみよう…後輩君には今から俺の顔を…男君に見えるように
      強く思って貰おう…」

漫画後輩「…そんな事…できるんですか?…」ポーッ

漫画チビ「できるできないじゃない…やるんだ…後輩君は引き続き目を火から離さないでくれ…
      そしてその状態で火を見つめながら男君の顔を思い浮かべてくれ…
      そして俺がゆっくり火の近くに顔を出す…さあやってみよう…」

漫画後輩「…はい…なにかできそうなきがします…」ポーッ

漫画デブ・ガリ「…」ドキドキ

漫画チビ(大丈夫だ…いけるはずだ・・)

ソォォオオ…

55
――漫画内――

漫画後輩「あ…あ、お…男先輩…!?」ポーッ

漫画チビ「後輩君、まだ火から目を離さないでくれたまえ…よし、成功だ…
      さて…次はその要領で俺の声を男君と同じ声に聞こえるようにしてくれ…」

漫画後輩「え…そんな事できるんですか…」ポーッ

漫画チビ「できるさ…さっきも言った通り感覚を司る器官というのは脳と密接にリンクしている…
      目を誤魔化せたのなら耳もできるはずさ…」

漫画ガリ(今はチビに任せたほうが良いでござるな)

漫画デブ(そうでしゅね)

漫画チビ「まず俺が男君が君を呼ぶときの真似をするから、君は火を見つめたまま俺の声にかぶせて男君の声を想像してくれ」

漫画後輩「…はい…」ポーッ

漫画チビ「…後輩」

漫画後輩「………」ポーッ

――数分後――

漫画チビ「…後輩…好きだ…」

漫画後輩「!?…男先輩!?…男先輩…嬉しいです!!」ポーッ

――漫画内――

漫画チビ「(よし…完璧だ…)後輩…今まですまなかったな…お前の気持ちを蔑ろにして…」

漫画後輩「そんな…そんな事ないですよ…」

漫画チビ「…後輩…キスしていいか…?」

漫画後輩「え…え、そんないきなり///」カアアア

漫画チビ「お前の魅力に気付いた今…この気持をもう抑えられそうにないんだ!」

ガバッ

漫画後輩「!!??ッンン…」

チュプ…チュパチュプチュプレロ…

漫画後輩・チビ「ン…ンン…プハッ!」

漫画デブ(チビが一番の功労者だからしょうがないでしゅけど…うらやましいでしゅ)

漫画ガリ(なんと濃厚で深い接吻でござるか…)

漫画チビ(たまんねぇ…良い匂いすぎる…唇も柔らかく、舌の舐め心地も最高だ…たまんねぇ…
     絶対に男なんかに渡してたまるか…!)

漫画後輩「男先輩…そんないきなりキスするなんて…舌まで入れて…///」ポワー

漫画チビ「だから言っただろ…お前があまりにも魅力的すぎて抑えられないって…」

――漫画内――

漫画後輩「男先輩…嬉しいです…夢じゃないんですね…///」ポワワーン

漫画チビ「そうだよ後輩…さあ、次はいよいよ一つになる時だ…」

漫画後輩「!?男先輩っ…まだ…早いです…」

漫画チビ「こういうのに早いも遅いもないだろ…?それとも後輩は俺の事が嫌いなのか…?」

漫画後輩「…いえ…わかりました…」ポワワワーン

ヌガシヌガシ

漫画チビ「凄い綺麗なおっぱいだね後輩…大き過ぎず小さ過ぎず…乳輪の大きさも控えめで薄桜色だ…」

モミモミレロレロチュッパッチュッパッチュッパ

漫画後輩「ひゃあうん!?…男先輩…くすぐったいです////」ハァハァ

漫画チビ「そろそろ下も脱ごうか…」ハーハー

漫画後輩「男先輩…まだ早いです」ハァハァハァハァ

スルスル

漫画チビ「凄く…蜜で溢れてるね…それに…まだ生えて無いんだ…すっごく綺麗で可愛いよ…
      とても後輩らしいアソコだ…」ハァーハァーハァー

漫画後輩「/////////////////////」カアアアアアアアアア

――現実――

一同「ゴクリッ」ドクンドクン

幼馴染「って、いま生唾飲み込んだの誰よ!//」

dqn「おれじゃねぇぞ(こっちはチンコ勃起させないようにするために必死なんだよ!)」

チャラ男「俺でもねっすよ(しかし今度の話はなんて粘着質な話なんすか…今後オタ3の顔まともに見れねェ…)」

女先輩「…ごめん…私//(ゝω・) テヘペロ(どうしよう…すっごい後輩ちゃん虐めたくなってきちゃった…)」

幼馴染「」ガクッ

友「はぁ…(この人って…見た目と中身のギャップがありすぎる…)」

dqn「そういえば…後輩ちゃん、大丈夫か…って!」

チャラ男「後輩ちゃんすげー顔真っ赤でプルプル震えてるっす」

後輩(なんで…なんで!?まだ生えて無いって所まで現実の私と同じなんですか!!??)ドッカンドッカンドッカンドッカンドッカン

友「まあさっきも言ったけど、自分そっくりのキャラが漫画の中で痴態をさらしてるんだ…仕方ない」

女先輩「それにしても今の話は展開がゆっくりしてるのね」

チャラ男「ガツンと殴られるようなショックはないけど…じわじわと毒が効いてくるような厭らしさはあるっすね」

幼馴染「そろそろ次のページめくるわよ」ペラ

――漫画内――

漫画チビ「後輩…いくよ」

ペロペロニチャニチャチュパチュパクンニクンニ

漫画後輩「!!??おひょこしぇんひゃい…しょこはきたないれす…らめれす…///」ビクンビクン

漫画チビ「…プハッ!…後輩に汚い所なんてないよ…全部綺麗だ…(たまんねぇ!なんてエロい匂いと味なんだ…!!)」

漫画後輩「はひぃ…うれひいれす…///」ポワワワーン

漫画チビ「さて…そろそろいいかな…」

ステッキーフィンガーズ!!!ギンギンビンビン!!

漫画後輩「しぇんぴゃい…まだこわいれす…」ブルブル

漫画チビ「安心して…無理はしない…それにこれだけ濡れていれば大丈夫…(確か…膣はここか…)」

クチュヌチュ…ミリミリミリ…メチィッ!!

漫画チビ「よし!入った!!」

漫画後輩「!!痛い!!…あ、あれ!?…な、なんでチビ先輩が…」カオアオザメ

漫画ガリ(しまったでござる!!)

漫画デブ(痛みで催眠がとけてしまったでしゅか!?)

――漫画内――

漫画後輩「痛い…嫌…嫌…いやぁ…!!」ポロポロ

漫画ガリ(ここで騒がれるとまずいでござる!)

漫画デブ(どうするでしゅチビ!!?)

漫画チビ「…(大丈夫だ…俺なら乗り切れる…やれる…それにまだ暗示は完全に解かれてないはず)
      後輩…「俺」が「チビ」に見えるのか…?」

漫画後輩「ヒック…酷いです…酷いです…」ヒックヒック

漫画チビ「(…人間は辛い時…脳はどういう反応を起こす…)後輩は「俺」と「度胸をつける」特訓をしていたんだぞ…?」

漫画後輩「ひっく…えっぐ…?」

漫画チビ「(…不幸を素直に受け入れるより…甘く優しい嘘を選んでしまう)
      「俺」の顔が「チビ」に見えるのは…お前が「こんな事あり得ない」と心のどこかで思っているからだ…」

漫画後輩「………」ポケー

漫画チビ「(さらに暗示がまだ半分はかかってるなら…かけ直す事は可能…)
      さあ…目を閉じて「イメージ」するんだ…「俺」の「顔」と「声」を…」

漫画後輩「…はい…」ツブリ

漫画チビ「…………さあ…ゆっくり目をあけるんだ…」

漫画後輩「……あ、男先輩…よかったぁ…」ウルウル

――漫画内――

漫画ガリ(あせったでござる…)

漫画デブ(体重がちょっと減った気がするでしゅ…)

漫画チビ「(ホッ…なんとかなったみたいだな…さーて仕上げだ…)…お前ら…そろそろこっちに来て良いぞ」

漫画ガリ(!!?準備が整ったでござるか)

漫画デブ(ようやくでしゅね!!)

漫画後輩「え…!?男先輩…私たち以外に誰かいるんですか…?」オドオド

漫画チビ「ん?なにか誤解してるようだけど、ここには「俺」と「後輩」しかいないよ…」ニヤリ

漫画後輩「でも…だって…」ビクビク

漫画ガリ・デブ「」ヌッ

漫画後輩「ひぃ!!…ガリ先輩とデブ先輩!!」ガクガクブルブル

漫画チビ「ハァ…おいおい良く見ろよ…ガリとデブなんてどこにもいないだろ…?
      ここは「俺」と「お前」しかいないって…」フフフ

漫画後輩「…あれ…男先輩が…もう二人…え…三人いる…!!?」グルグル

漫画チビ「…後輩…「俺」が「三人」いて…なにか後輩が「困る」事でもあるのか…?」ニヤニヤ

漫画後輩「…いえ…ないです…」グルグルポワワワーン

――漫画内――

漫画チビ「じゃあ後輩…まず痩せてる方の「俺」のペニスも右手で持って
      太ってる方の「俺」のペニス左手で持ってを舐めてみてくれ…」ニヤニヤニヤ

漫画後輩「…はい…」ニギリ…ペロ

漫画ガリ「!!ヌフゥ…」フォカヌポウ

漫画デブ「ひゃわ!!」デュフ

漫画後輩「!!!??(…すっごい…臭い…吐いちゃいそう…でも我慢しなきゃ…)」

漫画チビ「そうそう…そしてそのまま右手のペニスはシェイクするような感じで
      左手のペニスはそのまま先っぽを舐め続ければいいから…(デブは包茎だからこのくらいの刺激でいけるはず…)

漫画後輩「…ひゃい…」コスリコスリ…ペロペロ

漫画デブ・ガリ「で、でる!!!」ドピュッピュ!!

漫画後輩「ひゃ!!??」ベチャア

漫画チビ「ははは、後輩の顔が白濁液塗れになってしまったなwさーて俺もそろそろ中で出させてもらうぞ!!」パンパンパンパン

漫画後輩「っ…先輩…まだ痛い…」

漫画チビ「…っ…いくぞ…」ドピュピュルルー

漫画後輩「…ハァ…ハァ…終わった…」ウツロナメ

――漫画内――事後――

漫画チビ「さーてやることもやったし、後輩の体も綺麗にし拭いたし、血も止まったし……そろそろ暗示を解くか…」

漫画後輩「………」ポー

漫画チビ「さーて後輩…今までの出来事は全て君の「頭の中のイメージ」での出来事だ…
      ただしそれは「一人」で「想像」したイメージだからね…
      君の「想像力」が「強すぎて」「体に不調や痛み」があるかも知れないけど…
      それも「おまじない」の効果がしっかり出てる成果だからね…気にしないと良い」

漫画後輩「…はい…」ポー

漫画チビ「じゃあいくよ…それ!」ハクシュパァーン!!

パァーン!!

漫画後輩「!!??あれ…??…男先輩…!!??…痛い…!?オタ先輩…?私何を…?」キョトン」

漫画デブ「後輩ちゃん大丈夫でしゅか?」

漫画ガリ「しっかりするでござるよ」

漫画チビ「「想像力」を強くする「おまじない」をしてたんだよ」

漫画後輩「は…そういえばそうでしたね…(なんで…アソコが…痛い…)」

漫画チビ「もしどこか体に不調を覚えてたら…君が想像した「イメージ」が原因かもね、強化された「想像力」はそういう弊害も起こす」

漫画後輩「…(そういえば…夢の中で男先輩と…////)」カアアアアアア

――漫画内――

漫画チビ「さて…感想のほどはどうかな後輩君?」

漫画後輩「…なんだかよく覚えてないですが…凄かったです!!」

漫画デブ・ガリ「フフフ」

漫画チビ「初めてにしてはまずまずの結果だ…だけどまだまだ後輩君はイメージ力が足りない…
      「確実に」男君の心をつかむためには御呪いを使った特訓が必要だと思える…」

漫画後輩「…そうなんですか…」ショボン

漫画チビ「そう落ち込むな…俺達ならいつでも後輩君の特訓に付き合ってあげるよ…
      それにこの「おまじない」は一人でやるより複数人でやったほうが効果があるからね…」

漫画後輩「!!はいチビ先輩!ありがとうございます!!」カンゲキッ

――漫画内――場面転換――あれから時がたって――

漫画男「以前から気になってた後輩が…最近なんだかますます魅力的だ…
     ヘタレだったからはっきりした告白ができなかったけど…人気がどんどん上がってきてるから正直焦ってる…よし!」

漫画後輩「男先輩!どうしたんですか?」パアー

漫画男「うわっ?びびらすなよ…そうだ後輩、今度の放課後…時間空いてないか?」

漫画後輩「あ…すいません…その日は「特別な用事」があるんですよ…御免なさい」コカンカラシルガダラリ

――エンド――

――現実――

幼馴染「こ、後輩ちゃん…」アセアセ

後輩「ゆ…せ…ない」プルプルワナワナ

dqn「…ん?…」

チャラ男「…どうしたんスか…?」

友「チャラ男ちょっと口閉じてろ…」

女先輩「こ、後輩ちゃん…ティッシュ今出すから!」ワタワタ

後輩「  ゆ  る  せ  な  い !!!!!!!」ドッカカーン!!

一同「!!!!?????」

後輩「私をどうこうした事より!!オタ先輩達を悪者扱いした事に凄く怒りを感じます!!」

一同「ええ―――――!!??」オドロキッ

後輩「あの方達は女性に対して本当にシャイで紳士的な方達です…それをこんな卑劣な悪党に…
    dqn先輩やチャラ男先輩もすっごく良い人なのに!生活指導先生だって指導に真剣な良い先生です!!
    現実にいる良い人達をこんな風に描いたこの漫画の作者の品性を疑います!!」

女先輩「後輩ちゃん、落ち着いて!ドードー」オーヨシヨシ

後輩「フーフー」ガルルル

ふー…後輩編は難産やった…
あーあのでっちあげ催眠術ためすんじゃねーぞ

ていうか少し展開読めた気がするんだが、気のせいか?

>>143
荒れない程度なら予想しても別にいいよ
外れようが当てられようが書くものは変わらんし良いと思ったらパクらせてもらう

dqn「後輩ちゃんって良い子なんだなぁ…誰かと違って」メセンヲオサナナジミヘ

チャラ男「幼ちゃんとは大違いっす」

幼馴染「アンタ達!!ちゃんと聞こえてるんだからね!!」

友「そういうのがいけないんだろうが…」ハァ

女先輩「後輩ちゃん、落ち着いた?」

後輩「……はい…」イライラ

dqn「まあ後輩ちゃんの言うとおり、ほんと腹立ってくるよなぁ」

チャラ男「架空の話なら架空のキャラ使えばいいのになんで俺らを漫画内に使うンすかね?」

女先輩「まったくよ~、ラブラブハッピーストーリーならいくらでもモデルになってあげるのに!」プンスカ

一同「よりによってntrだもんなぁ」

後輩「…で幼先輩…次のお話はどんなお話なんですか…?」

幼馴染「ん~っとね…」トモノホウチラチラ

友「??」

幼馴染「次のヒロインは…友なの…」

一同「ブ――――――――!!??」

とりあえず一旦ストッピ

眠れんから書く

幼馴染「…皆の唾がかかった…」

dqn「but why?」マイネームイズトムディスイズアペン

チャラ男「ここにきてホモッすか?マジ勘弁っす!こればかりは耐性がないっす」ケツノアナキュッ

女先輩「ホモ…801なの!?801でntrなの!!??」ハナイキフンガフンガ

後輩「…私は…別に…その…興味なんて…///」オトコセンパイトトモセンパイノカラミ…

友「…幼…一体どういう事だ…この作者は何を考えているんだ…?」コンワクッ

アーダコーダドーダコーダイサキイサキハトレタノ?

幼「  ウ  ル  サ  ―――― イ  !!!!」ニカイメッ

一同「耳が…耳が…」キィーーーーーン

幼馴染「アンタ達は学習能力ってもんが無いの!!??」プンスカ

dqn「そうはいうけど幼ちゃん」

チャラ男「さすがにホモはちょっと…」

女先輩「一応私たちってばノーマルじゃない?」

後輩「まあそうですよね…?友先輩?」

友「…ん?ああ…」ズキンズキンズキン

dqn「友にしてみりゃ災難だろ」

チャラ男「そうっすよ、どっかの誰かが描いた漫画内で知り合いと尻愛になってるわけっすから」ウマイコトイッタゼ

女先輩「あら?でも同性愛自体を否定するのは良くないわよ?」ワタシハノーマルダケド

後輩「そうですね、私もそう思います」

チャラ男「女の人って妙にホモの人やオカマとかニューハーフに親近感持つ人多いっすよねぇ…理解不能っす」

dqn「あーいるわいるわ、「オカマの人と仲良くなりたーい」とかいってる女確かにいるわー」

幼馴染「うーん…ホモとオカマは厳密には違かったような…」

友「…せぇな…」

幼馴染「ん…?友どうしたの」

友「うるっせぇって言ってんだよ!!」ドッカーン

一同「!!!!????」

友「てめぇら黙って聞いてれば他人事だと思ってネタにしやがって」フーフー

幼馴染「と…友…ごめん」アセアセ

友「おりゃこういう話は大っきらいなんだよ!!!
   横道に逸れるんじゃねぇ!!次の話にいくぞ!!!」

ペラ

――漫画内――友宅友自室――朝――

チュンチュンチュンチュン

漫画友「朝目覚めたら…」

――女になってた――

――現実――

一同「ブ――――――――!!??」

幼馴染「また唾かかった…」

dqn「おいおいおいおいおい」

チャラ男「こういう変化球ッすか…エロマンガって奥が深いなぁ…」ポケー

女先輩「でも見れば納得ねぇ…」

後輩「確かにdqn先輩達ではちょっと無理がある役ですよね…」

dqn・チャラ男「後輩ちゃん何気に酷い言い草ですね…」トホホ

後輩「あ!いえ、決して先輩達のお顔がそのアレというわけではなく」アセアセ

幼馴染「…全く説明する前に読み始めちゃって…って…友?」

友「……………」ポカーン

幼馴染「友ーともー?」テヲブンブン

友「…(どういう事だ!?この作者の狙いはなんなんだ?俺の事情を知ってるのか?
    糞、頭が追いつかない!それよりも男だ!男がこの漫画の持ち主という事だ
    もしこの話を好んでいたら俺にもかすかに希望が見えてくるぞ!
    1%が5%になったくらいかもしれないがそれでも多いくらいだ
    もし上手くいったら後でntr趣味だけ矯正すればいいだけだ
    いやまてよ他の話が好きなだけでこの話にはまったく興味がない可能性も…
    糞、嫌な考えはよせ。考えるだけ深みにはまるだけだ。今は明るい方向だけを
    そうだ男がこの漫画の作者という可能性すらある。そうだそれだったら10%)」ノウミソクロックアップチュウ

後輩「友先輩フリーズしちゃいましたね…」

女先輩「友君って予想外の事を起きるとこうなっちゃうタイプなんだ」カワイイー

dqn「そりゃエロマンガで自分が描かれてて、おまけに女体化してるなんて想定できるやつぁいませんよ」

チャラ男「そんなの想定できる奴がいたらエスパーかなんかっすよ」

幼馴染「…スゥー」フカクイキヲスイコンデー

一同「?」

友「…ブツブツブツブツブツ…」ノウミソクロックアップチュウ

幼馴染「 と  も  ――――――――――!!!!!!」

一同「またかー!!!!」キーン

友「!!!!!??????」

あかんもうねる

幼馴染「うちの頭脳担当がフリーズしてたら話に成らないでしょ!!」プンスカ

友「ス…スマン…(フリーズしてたわけじゃないんだけど…むしろ…)」アセアセ

女先輩「あれ?友君って頭脳担当だったの?」イツノマニ

dqn「あーでもいいんじゃないすか?」

チャラ男「実際あいつ、テストの点とかもマジぱねェし」ガクネントップトカダッタヨウナ

女先輩「えー、流れで言ってもこの中で頭脳担当っていったら私じゃない?」ナゾノジシン

一同「…………………」ジーッ

女先輩「な…なによその可哀想な子を見つめる目は…
    …じょ、冗談よ!冗談!お子様にはわからないかもしれないけど…女子力高めのジョークよ!!」マッタクホンキニシテ…

一同「………はぁ……」フカイタメイキ

女先輩「な、なによー!!本当なんだから!!信じなさいよ―!!」ウキー

後輩「女先輩…」アワレミノマナザシ

dqn「女先輩って男子の間じゃミステリアス美人として人気あるけど…」

チャラ男「中身…「コレ」なんすね…」

友「…なんか「アレ」みたら頭も落ち着いてきた…次のページめくるぞ…」

ペラ

――漫画内――場面転換(時間経過系)――学校教室朝のhr――

漫画担任「んでーまあ友が女になったわけだが…お前らも今までと変わらないように接してやりなさい…」イジョウ

漫画友「こんなんなっちゃったけど…これからもよろしく!」ニコッ

モブ1「おいおいまじかよ…元々女みたいな顔だったけど…」

モブ2「実際に女になったって聞くと…意外と体も出るとこ出てるな…」ゴクリッ

モブギャル1「ホルモン注射とかシリコンとかじゃないのー?オカマみたいにさー」

モブギャル2「噂だけど何にもしてないらしいよ―」ハンソクダヨネー

ワイワイガヤガヤザワザワ

漫画男「…(欠席が長引いてて…心配だったけどメール上は元気だったから安心してたけど…まさか…)」ポカーン

漫画友「… な ぁ に ぼーっとしてんだよ男♪」ガシィッ

漫画男「ガフッ!?友!?てめぇヘッドロックはやめr(何だいつものこいつの匂いなのに良い匂いに感じるぞわけわかんねぇ)」ワタワタ

漫画友「おらおらどうしたぁw♪」ケラケラケラ

漫画男「…ばっかかてめぇ…お前の…「それ」が…当たってんだろうが…///」カアアアア

漫画友「!?……ふーん……」ニヤリ

漫画男「…おい…どうした…?」

――漫画内――

漫画友「… あ て て ん だ よ ♪ 」ボソッ

漫画男「!!!?????/////////かっ!からかうんじゃねぇ!!////」シュボォオオオオドカカカカーン

漫画友「ケラケラケラケラww童貞には厳しかったか?wwww」ウヒャヒャヒャ

漫画男「なッ…てめぇだって童貞だろうが!!??」アタフタ

漫画友「いまは女ですーww」プークスクス

漫画男「へ、減らず口ばかり叩きやがって…中身はまるで変わってねぇみてぇだな!!」

漫画友「………」シーンッ

漫画男「お…おい…友…?」

漫画友「…本当に…変ってないと思うか…?なら…確かめてみるか…?」ジトッ

漫画男「お…おい…やめろ…俺たちは友達…」バクンバクンバクン

漫画友「…プッ、クハハハハハハ!!まーたうろたえてやんのwwww」ギャハハハハ

漫画男「…てんめぇええええええええ!!!!!」

モブ1「うぜぇ…」

モブ2「なんだあの夫婦っぷりは…」

くせぇと言われようが書く

反応があると嬉しい感想があると嬉しい
書く意欲マジ湧くな

一応、物語の重要っぽそうな所に触れる質問はスル―するけど
キャラが「どんな容姿してんの?」くらいの質問なら答える「かも」

欲を言えばキャラについての感想がもっと聞きたい所

あんまりキャラの性格についての感想を聞かないから
キャラメイクが成功してるのか失敗してるのか不安な所

――漫画内――校内昼休み
キンコンカンコーン

漫画友「…お―!!やっとお昼だな!男!!」ガシッ

漫画男「うがっ!てめ、またヘッドロックかけやがってやめろ///」アタフタ

漫画友「はははwそう照れるなw飯食おうぜメシ」

漫画男「照れてねーよ!!///」カアアアア

漫画友「顔真っ赤じゃねーかww」

漫画男「てめーがヘッドロックかけっからだろが!!///」

漫画友「ハハハハハwまあそういう事にしといてやるか、ほらメシ喰うぞ」

漫画男「友は今日みたいな日でも手作り弁当か?」

漫画友「まーなー、親は親父だけだし姉ちゃんはメシマズだし…お前は母ちゃんが作ってくれてるんだろ?」

漫画男「おう、母ちゃんには頭が下がるよ全く」

漫画友「そうだぜー、料理できる人間に感謝の気持ちを忘れんなよー」ニタニタ

漫画男「そうだなー、まあ俺もいずれ自分で弁当とか作ってみたいかな―」

漫画友「……男は料理なんか覚えなくてもいいんだよ…」ボソッ

漫画男「ん?友、なんか言った?」

――漫画内

漫画友「なんでもない、そうだ!男、おかず交換しようぜ」

漫画男「おk!んじゃ友から俺の弁当から取りたいおかず決めていいぞ」

漫画友「ふふふーん、男の母ちゃんのおかずは美味いからなぁ…迷うぜ」ドレニシヨウカナッ

漫画男「おかずは逃げないけど、休み時間は減るからはよ決めろよ」

漫画友「よーし!鶏の甘酢餡かけ!君に決めた!!」ユビサシビシッ!

漫画男「母ちゃんのおかずはポケモンかよ…んじゃ俺はそのミニハンバーグ貰おうかな」ハシヲツカヅケル

漫画友「男!まあ待て」

漫画男「んあ?何でお前がミニハンバーグ箸で持ってるの?」

漫画友「ほら… あ ~ ん ♪」ニコッ

漫画男「…」ノウミソフリーズ

漫画友「…は、はやく口あけろよ!ちょっと恥ずかしいんだからさ///」カアア

漫画男「…じゃあやるなよ…///」

漫画友「うるせぇ!漢には…やらなきゃならねぇ時があるんだよ!!///」

漫画男「突っ込む気力すらなくなる…」

――漫画内

漫画友「~♪ンフフフ~♪」モグモグ

漫画男「…結局押しに負けて相互「あーん」までしてしまった…////」ガンメンマッカッカ

漫画友「俺の作ったおかずは美味しかったか?」

漫画男「ああ、美味かったよ…普通に食べられればもっと美味かっただろうけど…」

漫画友「お前さ~真面目に考え過ぎだぜ~♪」

漫画男「…お前こそさ―、教室でこんな事して恥ずかしくならないの…?///」カー

ヒソヒソザワザワ

漫画友「だからさ~「元男」の俺がやってもギャグにしか思ってねぇってw」ケラケラケラ

漫画男「…うーん…」ムー

漫画友「………やっぱ……やっぱし…「気持ち悪い」…か…?」メガシラウルッ

漫画男「!!??ん、んな事言ってねぇだろ!!///」ズキューン!!

漫画友「…ぷっ…プハハハハハハwwまーたひっかかってやんのww学習しろこのオタンコナスww」ケラケラケラ

漫画男「!!??ふんがぁあああああ!!!!」ドカカカカーン

漫画友「次の授業は移動教室だww怒ってないで準備しろ、置いてくぜ~♪」

――漫画内――放課後

漫画友「ふぃー、終わった終わった」ノビィー

漫画男「お疲れさん、んでどうだった?女になって初めての学校は?」

漫画友「…んーまあ好奇の目がちょっとキツイけど…こればかりはしゃーない」
     そうだ男…明日から休日じゃん…ちょっと俺に付き合えよ」

漫画男「おう、良いぞ。でも何して遊ぶ?」

漫画友「んー…デート!」

漫画男「ブーーーーーーー」ゲホゴホッ

漫画友「…きったねぇな…冗談だよ冗談…」

漫画男「今日一日で何回おなじリアクションしてんだ俺…」

漫画友「………そんなに嫌かよ…」ボソッ

漫画男「ん?なにして遊ぶか決まったか?」

漫画友「…ん?ああ、遊びじゃなくてちっと買い物に付き合ってほしいんだ」

漫画男「…って事は荷物持ちって事かよ!!」

漫画友「そういうこと♪俺様は今はか弱き乙女だからなwお前には従者になる権利を与えてやる」プククク

漫画男「うげぇ…はぁ、まあいいよ…明日暇だし…」

――漫画内――翌日――駅前

漫画友「ちーっす、まったか?」

漫画男「お、きた…かあああああああ!?」!!??

漫画友「なに素っ頓狂な声出してんだこの男は?」

漫画男「お、おめーこそその服なんなんだよ!?」

漫画友「ああ、これねーちゃんのな。体型とか誤魔化せるゆるふわ系の服だから俺でも着れて助かったわw
     ねーちゃんに見立てて貰ったんだけど…どーだ似合うかw参ったかww」ドヤァ

漫画男「…正直…マジで似合う…すげぇよ…」ゴクリッ

漫画友「…ば、ばーか…何マジ感想言ってるんだよ…ヒクっつーの…///」ドキドキドキ

漫画男「お、おう…わりぃな…」ドキドキ

漫画友「……(姉ちゃんさんきゅー)」ドキドキ

漫画男「で、でだ!どこに買い物に行くんだ!?」アセアセ

漫画友「んーっとな…姉ちゃんに教えて貰ったんだけど…」コッチコッチ

――漫画内――場面転換――女性下着専門店

男友「さすがに姉ちゃんのブラとかパンツとかじゃサイズ合わなくてさw」

男「…………(俺にここに入れと言うのか…)」ズーン

あ、最後凡ミス

漫画男友

漫画男

に脳内変換してくれい

訂正すらミスってる…

漫画男友×

漫画友○

――漫画内

漫画友「…さあいざゆかん!…って男どうした?」

漫画男「友…てめぇ…図ったなぁああああ!!からかってばかりいやがって…!!」ゴゴゴゴ

漫画友「ちょっとまて落ちつけ男…本当は姉ちゃんと来たかったんだけど…姉ちゃん用事あったからさ…
     でもって俺もこういう店一人で入るの心細いだろ…だから信用できるお前を選んだんだ…」ジィッ

漫画男「!?…あ…ぐ…(責めるに責められねェ)」

漫画友「ごめんな男…迷惑だったよな…」ウルウル

漫画男「…仕方ねぇな…今回だけだぞ」ハァ

漫画友「ありがとう!男!フフフフーン♪(まあ全部ウソなんだけどな)」(ゝω・) テヘペロ

漫画男「…(畜生…なんて可愛い顔で笑うんだ…)」

――漫画内――女性下着専門店内

漫画男「…で友よ、大体の目星はつけてるのか?どんなの買うとかの?」

漫画友「ない!」ソクトウ

漫画男「…ハァ…まあ店員さんに聞いてみりゃいいか…」

漫画友「サイズはそうするつもりだけど…デザインは男が決めろよ!」ニヤニヤ

漫画男「」ポルナレフジョウタイ

――漫画内

漫画友「…ほれ男…はよきめんかい」

漫画男「…なんで俺がきめなあかんのですか…?」

漫画友「俺は別に♂だった時に女性に興味があったわけじゃないから
     女が何をつけたら可愛いとか綺麗とかわからないんだ
     そこでむっつりスケベの男に選んでもらえば、俺が選ぶよりはましかなぁとw
     あ、女に興味が無いってもホモじゃなかったからな!」

漫画男「…むっつりすけべって…」

漫画友「あ!でもエロい下着はやめろよ!?スケスケとか穴あきとか///」カアア

漫画男「誰が選ぶか!!」

店員「いらっしゃいませぇ!カップルでお越しの方ですかぁ?」

漫画友「はい!」ソクトウ

漫画男「!!??(迷わず即答かよ!)」

店員「今回はどのような雰囲気の物をお探しでぇ…」

漫画友「はい、「彼」に「私」に似合うデザインの物を探して貰おうと思ってるんですけど…
     でも予算もそんなにないんですよねぇ」ションボリ

漫画男「…(すんげぇ猫かぶり)」

――漫画内

店員「彼氏さんはどのような雰囲気のランジェリーを好まれますかぁ?」

漫画男「(んなのわかるわけねーだろこちとら童貞だぞ!!)えーっと…ハハハ…女性用の下着は難しいですねぇ…」ニガワライ

店員「もしお迷いでしたらぁ、わたくしがお客様の予算内で済む物をいくつかピックアップさせていただいて…
    彼氏さんにはその中から選んでもらうという形にしてはどうでしょうか?」

漫画男「!!??はい!はい!!それでいいです!それがいいです!!」

漫画友「…ムー…」

店員「では少々お待ちくださいませー」スタスタスタ

漫画男「…ホッ…って友、なにふくれっ面になってるんだよ」

漫画友「…なーんか男が店員に誘導されてるみたいでなー」ブスー

漫画男「しょうがねぇだろ…あ、店員さん戻ってきた」

店員「大変お待たせいたしました―!わたしの見立ても少々入っておりますがどうぞゆっくりお選びください!」

漫画友「…(んーやっぱよくわかんねぇ)」

漫画男「………」

店員「ごゆっくりお選びくださぁい」

漫画友「…(男は何を選んでくれるのかな…)」

――漫画内

漫画男「…それじゃその白い下着で…」

漫画友「!!??」

店員「こちらの品になさいますかぁ?ありがとうございまぁす!」

漫画友「おい…男、あんな凝った花柄のレースがついた白い下着なんて…俺に似合うのか…?」ボソッ

漫画男「俺に選ばせるんだろ?」

漫画友「いや…まあそうだけど…あんな綺麗で可愛いの…俺が…」

漫画男「なーんだお前も「可愛い」とか「綺麗」ってのわかってんじゃん」

漫画友「!!??あ…そういえば…って、う…うっせ!ばーか!!」アセアセ

店員「あのー?お客様ー?よろしいですかー?」

――漫画内――場面転換――帰路

漫画男「結局あの後、友の正確なスリーサイズを測ってもらったり…普段付ける用の安い下着やスポブラもついでに買ったりで
     結構時間使っちまったな」

漫画友「下着を試着するときに店員さんが男をよんだときはびっくりしたよ(まだそこまで度胸ないっての)
     あとさ…金も半分も出して貰って悪かったな…絶対返すよ…」

漫画男「ん…良いんだよ別に、俺が選んだわけなんだし…もしお前がその下着を気に食わなかったら
     お前が損するだけじゃん」

――漫画内――帰路

漫画友「しかし女性用下着ってのは高いんだなぁ…まあ男みたいにパン1ってわけにもいかんからか」

漫画男「女性用下着専門店には金輪際入りたくない…」

漫画友「はははw悪かったってw…今度は金が入ったら服も買わんとなぁ、ユニセックス系の
     ゆるふわ系の服はちょっとしんどい、偶にならいいけど
     姉ちゃんの借り物だから下手に扱えないし…
     あとお前と遊ぶ時ゆるふわ系だと動き辛くてかなわない」

漫画男「ふーんそんなもんか」

漫画友「そんなもんだ…………男…ありがとうな…」

漫画男「ん?何が?」

漫画友「俺が欠席してる間…何回かメール送ってくれただろ…あれすっげー励みになったよ…」
     やっぱ女に成り立てだった時はさ…すげー焦ったしパニくったしやつあたりもした…
     でもさ…心配してくれてるお前には会いたくってさ…」グス

漫画男「………」

漫画友「だから…ありがとな!」

チュッ

漫画男「!!??と…友!?」ドキマギ

漫画友「なーにキョどってんだよ童貞w」ニコニコ

――現実

一同(なんという…凄まじいラブコメっぷり…)

dqn(友…漫画の中とは言え可愛すぎだろが畜生…)ドキドキ

チャラ男(やべーっす…俺の中の今後まともに顔が見れない人物リストがどんどん増えるっす…)ドキドキ

後輩(漫画の中の友先輩…すっごい魅力的…)ドキドキ

女先輩(やるわね…漫画の中の友君…)デモオトコクンハワタシノモノ

幼馴染「…みーんな黙っちゃった…と、友!?」

友「…ヒック…ヒック、グス」ポロポロポロ

dqn「目を真っ赤にして泣いてる…」

チャラ男「友くらいプライド高いと漫画のなかでここまで好き勝手されるとキツイっすよね…」

幼馴染「友はそういう風に扱われるの大っきらいなのに…漫画ではまさにそういう存在だからね…」

友「…(違う…違う!!俺は卑怯者なんだ…漫画の中の俺は…俺が…こうありたかった俺そのものだ…
     こういう風に男と接したかった俺なんだ…畜生…なんなんだこの漫画…
     情けねぇ…漫画の中の自分に嫉妬して感情移入して泣きだすなんて…
     くそったれ…こんな…漫画ごときに…)」ヒックヒック

幼馴染「友…大丈夫…?」

友「…わりぃな…もう大丈夫だ…次のページをめくるぞ…グス…」ペラ

とりあえずここまで

――漫画内――帰路

漫画男「…あのさー」

漫画友「なんだー」

漫画男「…俺が選んだ下着ってそこそこ高い奴上下一組の奴だけじゃん…
     普段付けるのが安くて適当なデザインの下着だったら…俺あの店に行く必要なかったぽくない?
     つーかなんで俺が高い下着を選ばなky」

漫画友「…っはぁー…終わった事をうだうだ言って…男は全く駄目駄目だなぁ…」

漫画男「なにがだよ…」

漫画友「姉ちゃんから聞いたんだけど(嘘だけど)、女ってのはビシッと気合入れたいときは
     ちゃんとした下着を身につけるもんなんだと…姉ちゃんが「アンタもいざという時に一組くらい持っておきなさい」
     って言ったからあの店を紹介されたんだ。お前に選ばせたのはお前の方がセンスあるからって店でもいったろ?」

漫画男「…なんか嘘くせぇ…」ジーッ

漫画友「な、なんだよその人を疑う目は…大体お前も…これを機に下着にも拘っちゃどうだい?」ニヤニヤ

漫画男「おりゃ3枚セット900円くらいので別に…大体男の下着で高いのなんてあるのかよ…?」

漫画友「んー探せばけっこーあんぜ?有名所でもカルバンクライン・d&g・ディーゼルとか…値段もピン切りだけど
     安いのでも一枚2千円か3千円くらいかな?」

漫画男「はぁ?わけわかんねぇ…1枚千円でも買う気無くすっつーのに…つーか高い下着ってもしかして勝負下着って意味jy」

漫画友「ああー!!??なんかいったー!!??なんも聞こえね―!!??///」アタフタ

――漫画内――学校

漫画友「んで今日の下着は上下共に綿素材の奴です」

漫画男「聞いてません」

漫画友「付け心地は悪くありません」

漫画男「聞いてません」

漫画友「柄は上下とも水玉です」

漫画男「…聞いてません」

漫画友「フフフ…今一瞬間があったな…想像しただろ…?」

漫画男「してません」

漫画友「みせてやってもいいんだぜ…このむっつりスケベ!!」コノーコノー

漫画男「…はぁ…」タメイキ

漫画友「なんだよーつまんない反応だなぁ…よぉしそれなら!」

ガシッ!

漫画男「ぐわっ!?てめ、またヘッドロック掛けやがって(だからやめろ匂いと柔らかいので大変なことになる!)!!」

漫画友「ナハハハハハwまーだこれには慣れないみたいだなぁ」ギュムギュム

――漫画内

漫画男「てめ、いい加減にしろ」

漫画友「ナハハハハww」

モブ1「あのーちっといいかな?」

漫画男「ん?」

漫画友「何?」

モブ1「いやーなんだ、今度の休みさ、俺らのグループと遊びにいかね?カラオケとかボーリングとかさ」ラウンドワンテキナ

モブ2「駄目かな?」

漫画友「んー…男は?」

漫画男「あー俺用事あるな…」

モブ1「どっちかだけでもいいんだけど…(むしろ友だけのほうが…)」

漫画友「男が行かないなら俺も行かない」

モブ2「え!?なんで?」

漫画友「…だってさ、別に俺が♂だった時にお前らと特に中が良かったわけじゃないしなー
     だったら男がいかないなら行きたくない」

漫画男「おい友…」

――漫画内

モブ2「いやだからこれをきっかけに仲良く…」

漫画友「いかない」プイ

モブ1「友、ノリ悪ぃぞ」

ポン

漫画友「!!??」

パシィ

モブ1「…ってぇ…なんだよ友…肩に手を置いただけじゃん…払いのけるなんて…」

漫画友「わりぃな、俺ってば今女の子だからさ、あんま気安く触んないでほしいんだわ」キッ

モブ2「なんだよそれ、男にはあんなに絡んでる癖によー…差別すんのかよ」

漫画友「男とは♂の頃から仲良かったのは知ってるだろ…その時と接し方は変わってね―つもりだけど?」

漫画男「おい友…」

モブ1「おい…あんま調子のんじゃねーぞ…」

漫画友「何を持って調子のってるって言われてるのかかよくわかんねーけど喧嘩なら買うぜ?
     大声出してお前らを変態扱いしても良いしな」ヘラッ

漫画男「おい友!もうやめろ」

――漫画内

キンコンカンコーン

モブ1・2「…てめぇ…」

漫画男「おいモブ1.2!お前らは別の選択授業だろ、5分前のチャイム鳴ったんだから早く行け!」

モブ1・2「…チッ…」タッタッタ

漫画友「…」ヘナヘナヘナ

漫画男「お、おい!友!大丈夫か!?」

漫画友「…へっへっへ…なさけねぇ…震えが止まんないや…」プルプル

漫画男「…まったく…なんであんな挑発するような事…」

漫画友「……あいつらさ…俺が♂だった時…「イケメンは良いよな」とか「顔が良いからって調子乗りやがって」とか…
     そんな陰口しかいってなかったんだ…つーか男以外…そんなやつらばかりだった…それが女になったとたんこれだ…」

漫画男「…考え過ぎだ…本当に仲良くなりたかっただけかも知れないじゃないか…」

漫画友「…女になったからわかるんだけどよ…スケベの好奇の目って結構キツイんだぜ…
     どこ見て何を目的にしてるのかはっきりわかる…あいつらの目は獲物を狙う様に粘着質だった…」

漫画男「…俺にはわかんねぇ…だけどよ、俺は違うのかよ?…俺だって人並みには性欲はある…
     言いたかないけど…お前だって性欲の対象にしようと思えばしちまえるぞ…(俺はこんな時に何を…)」

漫画友「男はいいんだよ…俺が平気だからな…それに男はああいうのと違って紳士だと信じてるからなっ」ニコッ

――漫画内

漫画男「…別に…俺は…」

漫画友「あとさ、あいつらさ…俺が♂だった時に「男ってあのイケメンと平気でつるんでるよな」「あいつきっとホモなんじゃね?」「うげぇw」「キモッw」
     とか言ってたんだぜ。俺が悪く言われるのはしゃーないけど
     俺を出しにして別の誰か…友達を悪く言われたのはすげーむかついた、だからあんくらい良いんだよw」

漫画男「…あいつらそんな事を…」

漫画友「なー腹立つだろ?」

漫画男「まー腹立つっちゃ腹立つけど…だからってムキになっても余計なトラブルの元だ
     お前も自分がバカにされたら怒ってもしょうがないけど、俺がバカにされたからって怒るな」

漫画友「ブーブ―、なんだよそれー」ブスー

漫画男「…でも俺のために怒ってくれたってのは…ちと嬉しかった…あんがとな」ニカッ

漫画友「!!??」ドキッ!!

漫画男「ん?どうした友?」

漫画友「…こいつが地味にモテる理由…女になって…なんとなくわかった…」ボソボソ

漫画男「なにブツブツ言ってるんだ?はっきり喋れ」

漫画友「うるせぇなんでもねぇよ///俺らも選択授業受けに行くぞ!」ハヤクシロッ

漫画男「お、おい待てよ!」

――漫画内――選択授業終了後

漫画友「次の授業は体育だったか…んー…ちょっと女子と着替えるのはまだ抵抗あるな―
    女子もそうだろうし…よし!男、良い事考えた!お前は俺とどっかで一緒に着替えよう」キリッ

漫画男「ブフッ!?てめぇまたそんな事言いやがって」ドギマギ

漫画友「?何か期待してるようだけど俺はすでに制服の下に体操着を着込んでるぞ」スカートガバッ

漫画男「!?バッバカてめぇいくらブルマでもデリカシーってもんを///」

漫画友「ニャハハハハハwww」

――現実

後輩「???なんですかこのブルマって???」

女先輩「あーなんか私たちが幼児の頃に絶滅したその時の女子用体操着らしいよ」

dqn「後輩ちゃんブルマの存在すら知らなかったんだ…」

チャラ男「まーグラビアとかコスプレとか如何わしい事でしか見ないもんっすからねぇ」

幼馴染「フフフ…エロマンガの体育描写にブルマは不可欠なのよ…」フフフ

後輩「確かに…ちょっとパンツみたいで恥ずかしい形状ですね…昔の女子はこれだったんだ…///」

友「…俺は女性らしいデザインで嫌いじゃないぜ」

一同「!!??」

友「ちょ、ちょっと待った!…誤解するなよ誤解を、決してエロい気持ちで言ったわけじゃない」アセアセ

幼馴染「いや…意外過ぎて…」ポカーン

友「あくまでもデザインという観点からの話な?あと歴史的にも」

女先輩「確か結構昔にブル―マ―夫人って人が女性解放運動のために広めたとか…」

幼馴染「確かその時はかぼちゃパンツみたいな感じだったのよね」アンマリエロクハナイワネ

dqn・チャラ男「へー」

友「まあそれが日本にも伝わって時がたつにつれ、この漫画にあるようなスマートな形状になってたんだけど…
   今度は日本の女性市民団体とかの訴えで、先輩の言った通り俺らがチビの頃に絶滅したってわけだ
   まあチャラ男が言ったみたいに如何わしい目的では今も使われてるみたいだけどな」

女先輩「まあ確かにブルマ自体のデザインは女性的といえば女性的だし、可愛いっちゃ可愛いかも…」

友「tvでやってるバレーの試合なんか見ると、スタイルの良い白人選手なんか皆あんなユニフォームだ」カッコヨクスラミエル

後輩「女性解放運動の象徴が日本の女性市民団体に否定されたんですか…変な感じですね」フムフム

友「まあ形状はブルーマー夫人の頃の物と全然違うから一概に否定したともいえないけど…
   ただ日本の市民団体は男女差を無くそうとするあまり性差まで無くそうとしてる輩も多いからな
   選ぶ自由は与えてもいいかもしれんけど、デザイン的な性差まで無くすのは面白くないと思う
   制服や水着は男女別なデザインなのに、体操着だけ男女同じってのはつまらないなと」

一同「ほへー」

友「…スマン…脱線し過ぎた…次行こう」ペラ

ちょっとすとっぴ

――漫画内――体育終了後――体育館倉庫

漫画友「ここなら誰もいない…今のうちにと…ふぅー
     さすがに汗かいたから体操着は脱いでから制服に着替えないとなー」ヌギヌギ

漫画友「うーん、運動の時は当たり前だけどスポブラの方が良いみたいだな…次はちゃんとスポブラにしよう」

漫画友「お?ここ姿見あるのか…俺の体も本当に女の体になっちまったんだなぁ…」シゲシゲ

漫画友「…そうだ」ピコーン

ガサゴソ

漫画友「じゃーん♪男に選んでもらった勝負下着…なんと学校に持ってきてしまいました~」ドンドンパフパフ

漫画友「…せっかくだから着けてみるぜ!」アムドッ!

…………

友「凝ったデザインだとは思ってたが…まるでウェディングドレスみたいなデザインの下着だな…///」カアアア

友「…男はこれを着けた俺をみたらどう思うんだろ…」

ガラッ

モブ1「あーダリぃ、先公の野郎…後片付け押しつけやがって…お?」

モブ2「とっとと終わらそうぜ―…ん?」

漫画友「!!??」

――漫画内

モブ1「これはこれは…」ニヤニヤ

モブ2「へー…おまえこんな所で着替えてたんだ…」ヘヘヘ

サッ

漫画友「なんだその顔…まだ着替え終わってねぇんだからはよ出てけ」シッシッ

モブ1「おいおいなんで隠すんだよ…いっちょまえに恥ずかしがってんのか?」ニヤニヤ

漫画友「てめーらに見せるようなモンはねぇ」キッ

モブ2「あのなー、ここは「体育館倉庫」なわけ…本来の用途で使う俺らのどこが悪いの?」キヒヒヒ

漫画友「…はぁ、ンなんだからお前らは女子から好かれないんだよ非モテブラザーズ」ケッ

モブ1・2「……」カチン

漫画友「どうした黙りやがって…図星か?え?」ヘヘン

モブ1「こっちが下手に出てればつけあがりやがって」ガバッ

ガシッ!

漫画友「…!…ってぇな…なんだよ離せ!」

モブ2「お前ちょっと調子に乗りすぎ、あんまり俺ら舐めてっとどうなるか教えてやるよ」

――漫画内

モブ1「こいつマジで貧弱w抵抗してる見てぇだけど全然だわww」ヘラヘラ

漫画友「く…ちっくしょうが…」

モブ2「お…良く見たらこいつの下着…すげぇのなw」

漫画友「みるんじゃねぇ!!てめぇらが見ていいもんじゃねぇぞ」ガルルル

モブ1「お前さ…女になって一カ月も経ってないんだろ…なのにこんな下着つけてくるって事はさ…
    お前元々「ホモ野郎」どころか「カマ野郎」だったんだなwwww」

漫画友「!!!!!!!」ズキンッ!!

モブ2「まじか?ww引くわwww」ウゲェw

漫画友「黙れっ!!!」ズキンズキン

モブ1「図星ってところか♪w気になるお相手は…男君かなぁ…www」ニタァ

モブ2「つーかそれ以外かんがえられないっしょwww」

漫画友「黙れっ黙れっ!俺の事は良いとして男をバカにするな!!」ズキンズキンズキン

モブ1「バカになんかしてないぜ?たださ…男もいい迷惑だよなぁって話?w」

モブ2「確かにww俺らと違って結構モテるはずなのに…「ホモカマ野郎」が付きまとってるせいでなぁ…」ニタニタ

漫画友「……あ…う…」プルプル

――漫画内

モブ1「男ってさぁ…お前が♂だった時からお前以外のダチと喋るときはエロネタも結構話してるんだぜ?」

漫画友「…………」グッ

モブ2「つーことはさ、男ってノーマルじゃね?つー話でさ」

モブ1「お前が付きまとってたのって迷惑だったんじゃねぇのと?」

漫画友「…そんな…事…」グッ

モブ1「男は優しいからなぁww」ニタニタ

モブ2「つかお前さ、男いなかったら話せるダチもいないボッチだもんなww」

漫画友「うるっせぇ!!だったらなんなんだよ!てめぇらに何か関係あんのかよ!!」フーフー

モブ1「いやいやだからさ…察しろよお前ww」

モブ2「いくら♀になったっても…男にとってずーっと付きまとってたキモい「ホモカマ野郎」なんか受け入れられるのか?って話」

漫画友「うるさい!!黙れ黙れ黙れ!!!」

モブ1「いやー俺が男の立場だったら無理だわwwww」キモイモン

漫画友「……ぐっ…ひっぐ…えっぐ…」ポロポロ

モブ2「おいおい…泣くなよ元男の子wまあ確かに「男の立場」だったら無理だなw
    「男」の「立場」だったら…」ニヤニヤニヤ

――漫画内

漫画友「…どーいう意味だよこのゲス野郎…」グスゥ

モブ1「おれらはさ…お前が言った通りお前と仲が良いわけじゃなかったじゃん?」

漫画友「だからなんだよ…」ギリギリ

モブ2「わっかんねぇかなぁ…今、俺らの目の前には「好きにできるイケてる女体」があるって事だっての!!」

ブチブチブチ

漫画友「!!!!!(…男に選んでもらったブラが…!!!)てめぇぶっ殺してやる!!!」

モブ1「わりぃわりぃwww高そうなブラだったけど引きちぎっちまったwww」

モブ2「…それより友おめぇ…でかくて綺麗な胸してやがんな…」ゴクリッ

モブ1「…ああこいつはたまんねぇな…」ジュルリ

漫画友「殺す!!殺す!!」フーフー

モブ2「綺麗な顔であんまり汚ねぇ言葉使うなよ…」ヤレヤレ

モブ1「お、良いこと思いついた、ケータイっと…お、オレオレw今、体育倉庫でおもしれー事やってから野郎だけでなるべく人数集めて来いよww」

漫画友「…おい…やめろ…やめろよぉ…」ガンメンソウハク

モブ2「お♪良い顔♪写メ頂きますw」パシャ

――漫画内――教室

漫画男「…友おせぇな…」

モブ3「おい聞いたか?」

モブ4「ああこっちには写メ付きメールも来たぜ」

モブ5「体育館倉庫でおもしれー事が起きてる見てーだべ」

モブ6「いくっきゃないっしょw…?女子と男には黙ってろだってよ…」

ガヤガヤワイワイ

漫画男「…?体育館倉庫…?なんか嫌な予感が…俺も行ってみよう…」ガタッ

――漫画内――体育館倉庫

モブ1「これはこれはwギャラリーの皆様わざわざお越しいただいて大変ありがとうございますw」ニヤニヤ

モブ2「これより始まりますのは…呪いによって王子様からお姫様にされてしまった友様の体を使って保健体育の実習をしたいと思いまぁすwww」

漫画友「……やめろよぉ…やめてよぉ…」ウッウッヒック

ギャラリー「ピューピューピーピー」ガヤガヤ

ガラッ

漫画男「!!??てめぇら何をしてやがる!!」

――漫画内

漫画友「!!??男!男!!」

モブ1「あーだれだよこいつ呼んじゃった奴…」

モブ2「面倒くせぇ…」

漫画男「てめぇらいますぐ友を離しやがれ!!」グワッ

モブ1「おーい、ギャラリーの皆さーん♪このショーをぶち壊そうとする不届き者が乱入してきましたよー」

モブ2「取り押さえにご協力くださーい♪」

漫画男「てめぇら何言ってやが、ぐがあっ!!??」バタン

ギャラリー「わりぃな男…こーんな面白い事はつぶされたくねぇw」

モブ1・2「ご協力ありがとうございましたぁwww」

漫画友「男…男!!男ぉおいやぁあああぁぁぁああムグ!?モガッムググ!!」

モブ1「友ちゃん今のは女の子みたいな声でちょーグッドだけどちょっとお口チャックしてようねぇ」

モブ2「あんまし大き過ぎる声だと先生にばれちゃうしねぇ」ニタニタ

ギャラリー「はやくはじめようぜー」ガヤガヤワイワイ

モブ1・2「はいはい少々お待ちくださいww」ニタニタ

――漫画内

漫画友「ムグ―!!ングー!!(男!!男!!しっかりしろ男!!)」

モブ1「ではこれよりw」

モブ2「目眩めく女体の神秘を体感していきまっしょい!w」

ギャラリー「うひょー待ってました」ゴクリッ

モブ1「おっぱいのほうは僕らが露わにしてしまったので…」

モブ2「パンティの方をとっぱらっちゃいましょうww」

モブ1「モブ2君おっさん臭いですよ~wショーツって言いましょうよww」

ギャラリー「靴下はとっとけよー」

モブ1・2「はいはいww」

漫画友「むがががんぐががああ!!!(やめろやめろ!!!)」ジタバタドタ

モブ1「生友姫様の生マンコを拝見してもよろしいでしょうか?」

モブ2「姫の心中は「こんな奴らに…くやしい…!」って感じですかね?w」

スルスルスルスル

ギャラリー「おおおおおおおーーーーー」ウヒョー

――漫画内

漫画男「…てめぇら…やめやが…れ…」

モブ1「あーなんだてめぇしつこいなぁ…」

モブ2「ふん縛って口塞いでおかないと…」

モブ1「じゃあこれ口に突っ込んどいて」ポイ

ギャラリー「おk」

漫画男「ん!?むがググ!!??」

モブ1「我らが友姫の神聖なるパンティーだwありがたく味わえww」

モブ2「お前えげつねぇなwww」

漫画友「むがががんがががが(男!!男!!!おとこぉ…)」ポロポロポロ

ギャラリー「はやく進めろよ―」

モブ2「それじゃそろそろ適当にいじり始めちゃう?」

モブ1「せやな、じゃあおれがおっぱい担当で」

モブ2「じゃあ俺がマンコ担当で」

漫画友「むがぐぐ(やめろぉおお!!)」

――漫画内

モミモミフニフニクニクニコリコリ…

モブ1「………おっ乳首ピンピンに起ってきたw」

クチュクチュクニクニピチャピチャ

モブ2「こっちも濡れてきたぜ…友姫ちゃんは毛が薄いねぇ…クリもいじってみるか!」

クリッ!

漫画友「!!!???ンーンー!!!!」ビクゥッ!!

チャアアァァァ――――

モブ1「うわっこいつションベン洩らしやがった!」

モブ2「洩らしちゃうほど気持ちよかったんでちゅかー友ちゃんはーw
    おうい、今の絵、だれか動画で取ってる奴いるかー?」

ギャラリー「おーう、ばっちりだぜーw」

モブ1「後でそのデータ送ってくれーw」

モブ2「俺の分もなーw」

ギャラリー「おk-ww」

漫画友「……んっぐ…ひっぐ…」ポロポロ

――漫画内

モブ1「…つーかさっきのお洩らしで…もう駄目だ俺我慢できね!」ボッキンポロリ

漫画友「!!!????ムガームガーンガー!!!!(やめろやめろやめろやめろ!!!)」ジタバタドタバタ!!!

モブ2「うお!?すげぇ抵抗!!」

モブ1「構うもんか!!濡れてるし入れれるだろ、行くぜ!!」

ミリ…メチメチ…ブチッィ!!

漫画友「!!!!ンーンーンー!!!!(イタイイタイイタイオトコタスケテ!!)」ンフーンフー

モブ1「!!?っなんだこいつの膣…んぉくあ!!搾り取られる!!」ドピュピュルルー

モブ2「友姫の処女貫通シーンゲットーかと思ったら早!?三擦り半とはまさにこの事」

ギャラリー「はえーwwww超早漏乙www」

モブ1「うるせぇww!!…それよりこいつマジ名器だ…すげぇぞやってみろ!!」

モブ2「はー?お前のザ―汁と血が混じったマンコにかよ…まあしょうがねぇか…」ヨイショット

ギャラリー「がんばれよーwww」

モブ2「!!??こいつぁ確かにすげぇwwwすげぇぞこのマンコ!!」

漫画男「んがががががあああああ(糞ったれががああああああ)」

――漫画内

モブ2「くっ…もう俺も出るッッ!!」ドピュピュピュルル

ギャラリー「早く俺らにも回せよ―」ギラギラ

漫画友「………(…………)」カヒューカヒュー

モブ1「うお!?これが噂のレイプ目かw良いもん見れたぜw」

モブ2「これを機に友姫ちゃんもナイトの男君以外とも仲良くしようねーw」

漫画男「んががあああむがぁあああ(もうやめてくれ…友が…友が壊れちまう…)」ポロポロ

ギャラリー「ようし次は俺だなwいくぜぇ!」

――漫画内――体育館倉庫――事後

モブ1・2「へへへ…逆らおうなんて思うなよ?写メも動画データもあるんだ…晒しもんになりたくなければな…」

ガララバタンッ

漫画男「友ぉ…友ぉ…畜生…すまねぇ…すまねぇ…あいつら…あいつら絶対に殺してやる…絶対に…」ギリギリ

漫画友「…男…男にそういう事してほしく無い…」

漫画男「だけど!!」

漫画友「いまは…いまは…ただ抱きしめてほしい…」
――エンド

――現実

一同「………………」

dqn「…(………きつすぎて吐いちまいそうだ…)」

チャラ男「…(………何も言えねぇ………)」

女先輩「……グス(………最後の最後で…なんて話…)」グスゥ

後輩「…ひっく…えっぐ…(可哀想…漫画の中の友先輩も男先輩も可哀想すぎます!!)」ポロポロ

幼馴染「…(ある程度予想してたけど…一番描写がキツイからね…)」

友「………………………あ……」ズキン

幼馴染「…友…」

友「…あああ(「お前元々「ホモ野郎」どころか「カマ野郎」だったんだな」)」ズキンズキン

友「あああああ(「ホモカマ野郎」が付きまとってるせいでなぁ…」)ズキンズキンズキン

友「あああああああああ!(「お前が付きまとってたのって迷惑だったんじゃねぇのと?」)」ズキンズキンズキンズキン

友「がああああああああああああ!!!(ずーっと付きまとってたキモい「ホモカマ野郎」なんか受け入れられるのか?って話」)」ズキンズキンズキンズキンズキン!!!

幼馴染「と、友!!」

友「はぁ…はぁ…いや…もう大丈夫だ…すまねぇ…」アセビッショリ

一同「……………」

キンコンカンコーン

dqn「あ…昼休み終了5分前か…」

チャラ男「…メシ喰ってないっすね俺ら…今は喉通らないだろうけど…」

女先輩「同感…なにか気持ち悪い物で胃が満たされてる気分だわ…」サイアク

後輩「………ひっく…えっぐ…」グスグス

友「後輩…もう泣きやむんだ…」ナデナデ

幼馴染「…(当初の目的は達成されたけど…これからどうしy)」

ギイィィ

生活指導「おーいお前ら、もう5分前だぞ早く…」

一同「!!???」ビクッ

生活指導「…んー?お前ら今何を隠した!?」ギロッ

一同(やっヤバい!!)アセアセ

生活指導「…タバコか…?いやタバコの臭いはしねぇな…吸う前か…?それとも…」

一同(どっどうする?どうしよう!!??)

dqn「うっす!!チャラ男がなんかおもしろいもんみせてくれるっつーから集まってましたぁ!!」

チャラ男「!!??dqn!!???(ひでーっすよ俺を売るんスか!!??)」

一同「!!??dqn!!!!」

dqn「いいから幼ちゃん!!生活指導にばれないように俺に本を渡せ」ヒソヒソ

幼馴染「わ、わかった」ホンヲパス

dqn「よし!!…チャラ男!!これ返すぜ!!ww」

チャラ男「うわ!…ってこれ!!」

dqn「つーこって俺らは失礼しまーす!詳しい話はチャラ男に聞いてくっさい!!皆行こうぜ!!」

一同「お、おう!!」アセアセ

バヒュン

チャラ男「…皆ひどいっす…」ポツン

生活指導「…つーわけだチャラ男…先生と生活指導室にランデブーとしゃれこもうか」ニカッ

チャラ男「………はぁい……」ガックシ

――校内

一同(チャラ男…お前の死は無駄にしない…)

友「dqn…あの絶体絶命の危機に何をしたんだ…チャラ男を出しにしただけじゃないだろ…?」

dqn「もちろん…俺だって悪知恵は働く方だからな…背中に隠してたこいつをと…」ガサッ

後輩「あ…これ…」

女先輩「私達がさっきまで読んでたエロマンガ…のブックカバー外れてる…」

幼馴染「なるほどね…アタシが掛けてたブックカバーを外して…チャラ男君にパスしたんだ…」

dqn「幼ちゃんわりぃな…まああの場はああするしかなかったろう?」

後輩「…その漫画…そんな表紙だったんですね…こんなに綺麗で可愛らしい表紙なのに…」

女先輩「ん~なになに、タイトルは「恋する少女は地雷原」…確かに地雷原みたいな漫画だったわねー」

友「しかし…この場は逃れたけどチャラ男はどうする?どうしよう?」

幼馴染「…んーそうよねー」

dqn「チャラ男をあまり舐めない方が良いぜ」ニヤッ

一同「?」

dqn「チャラ男は仲間を絶対に裏切らない…それにアイツは口先の魔術師だwおもしれぇはったりかましてると思うぜw
   俺らは後で呼び出された時…あいつのはったりに合わせればいいだけだ」ニカッ

幼馴染「なるほど」

友(最初に裏切った奴がよくいうなー)

とりあえず一旦停止

――教室――帰りのhr

生活指導「これで帰りのhrを終了するぞー…
     あー幼馴染・友・dqnはこの後生活指導室に来い、カバンも持ってない」イジョウ

幼馴染「うひー、やっぱり無理だったかぁ」

友「そりゃしゃーない…覚悟していかないとな」

dqn「幼ちゃん…あの本どこに隠した?」

幼馴染「フフフ…まあとりあえずは安心な所よ…」

――生活指導室

女先輩「あ、キタキタ」

後輩「皆さんも呼ばれたんですね」

チャラ男「dqn…この埋め合わせは期待しとくっすよ…」ボソッ

dqn「わりぃーわりぃーって…」

友「チャラ男、済まなかったな」

幼馴染「んでチャラ男君、どういう風n」

ガラッ

生活指導「おーそろったか、まずは荷物検査から始めるぞ」

訂正

カバンも持ってない×

カバンも持ってな○

――荷物検査後

生活指導「…ふーあやしいもんは何もでてこねーなー」

dqn「だから俺らはシロだっつってるっしょ?」

友「つうかdqnやチャラ男はともかく俺まで疑われるのは心外です」キリッ

dqn・チャラ男(こいつ演技だとしても毒舌すぎない!!??)

生活指導「んーじゃあチャラ男が言ってたのは本当ってことか…」

幼馴染(いよいよね…一体どんな言い訳を…)

チャラ男「先生もう良いじゃないっすか、早く終わらせてくっさいよ」アセアセ

生活指導「おめーら屋上で変なオカルト儀式なんてもうすんなよ?」

一同(はぁっ?)

チャラ男「ははははは…」タラァ

生活指導「なーにが「高い所でブックカバーだけもって何人かで念じれば望みの本が手に入る都市伝説」…だ
      高校生にもなってばかばかし過ぎると思わないのか?」

チャラ男「だ か ら !!ネットで手に入れた情報なんすよ!!試すくらい良いじゃないすか!!」ミンナニアイコンタクトパチパチ

生活指導「こんな話、最初から信じれるわけないだろうが…」ハァ

一同(…なるほど…)

生活指導「だいたいなんでそんな儀式をしようと思ったんだ…?」

チャラ男「それはっすね…ズバリテストの回答がのっかってる本が欲しかったンすよね」

一同(…………)

チャラ男「ねぇ?皆?(dqn、早く話を合わせるっす!)」メヲパチパチ

dqn「お、おおう、そうっすそうっす!上手くいったら儲けもんかと」アセアセ

幼馴染「そ、そうよね」アセアセ

生活指導「……お前らはそういう理由でも解らなくもないが…成績の良い他の3人はどうなんだ?ん?」ギロッ

女先輩「いやぁw私はオカルトとか少し興味ありましてぇ…エヘヘヘ
     後輩ちゃんは私が無理に誘っちゃいました」(ゝω・) テヘペロ

後輩「!!??は、はい、先輩が面白い物が見れるかもって…はい…」アセアセ

友「俺は…面白い物が見れるっていうのは否定しませんね…」

生活指導「なにがだ?」

友「成績の悪い奴らがテストのために必死こいてオカルトに手を出す姿が実におもしろそうだったんで…」ニヤ

一同(こいつ本当に演技か!!??)

生活指導「友…おめぇ良い性格してるな…」ハァ

友「はい」ニコッ

生活指導「お前ら、もう屋上で変な事しでかすなよ!じゃあ解散!」

――校内廊下

幼馴染「寿命縮むと思った…」ホヘェ

dqn「まったくだぜ…」

友「まあなんにせよ誤魔化せたみたいで良かったな」

女先輩「私なんて漫画のせいで先生の事気まずくて見れなかったぁ」ウヘェ

チャラ男「おれっちのファインプレーに誰も感謝の意は示さないンすかね!!??」

後輩「…チャラ男先輩!凄かったですよ!私だったらああいう風に誤魔化せません!」アセアセ

チャラ男「…後輩ちゃん…ありがと」グスン

幼馴染「んー皆これからどうする?男に突撃はちょっと今は無理だけど」

友「そういえばあいつ風邪引いてるんだったか…今問い詰めるのはさすがに可哀想だな」

女先輩「男君が学校に復帰するまでに、この漫画の作者の情報でも集めましょうか?」

後輩「「末々婦美(スエスエプビ)」でしたっけ?変な名前ですね」

幼馴染「エロマンガ家なんて変なペンネーム多いんだから」

dqn「とりあえず図書室のパソコンでネット検索かけてみるか?」

友「んーdqn、それは難しいと思うぞ」

dqn「なして?」

友「学校のpcってのは基本的に18禁フィルタリングが施されてるはず…
   とくに図書室のなんかな」

チャラ男「あ…そうか、エロマンガ家の情報なんかばっちりひっかかりそうっすね…」

女先輩「じゃあお家でpcを自由に使える人っている?その人が家で調べるっていうの」

幼馴染「アタシんちは親のpcだから無理…」

dqn「俺んちはpc自体ねーぞ」

後輩「私も幼先輩と似たような環境です…」

女先輩「私もなのよねぇ…」

チャラ男「俺一人暮らしっすよ?高校生の一人暮らしでpcとか無茶っす金無いっす」

友「俺も幼や後輩・先輩らと同じような感じだ…」

幼馴染「ケータイでネット上をポチポチ調べるしかないんかなぁ…」メンドクセッ

後輩「…それもいいですけど…私に良い考えがあります」グッ

一同(総司令!?それはフラグですか?)

※この世界の漫画喫茶等は身分証明書絶対提示の上18歳未満禁止です。

幼馴染「コンボイ!?それは確かなの!?」

後輩「コンボイってなんですか?私の考えは…蛇の道は蛇…です」

一同(どういう事?)

後輩「つまり…「オタ先輩達」に聞いてみるんです!」

一同「ええーーー!!??」

幼馴染「後輩ちゃん大丈夫なの!?」

友「いくらアレが漫画上の話とはいえ…大丈夫なのか?」

後輩「…そりゃ多少は意識しちゃうだろうけど…でもオタ先輩達も被害者ですよ…
    それに事情も知らないのにこっちが勝手に意識してたら不愉快な思いをさせるだけですよ?」

女先輩「後輩ちゃん…」ウルッ

dqn「後輩ちゃん…きっと両親の育て方が良いんだなぁ…」

チャラ男「それに比べて…」オサナナジミニジー

幼馴染「…学習能力が無いようね…」バキベキボキ

友「幼…骨をならすのをやめなさい…」

後輩「…オタ先輩達はコミケとかにもいくらしいです…有力な情報を得られるかもしれません」

幼馴染「よし…多分オタ達はまだ部室で駄弁ってるはずだわ…いくわよ!」

――美術室

ガラっ

幼馴染「たのもう!!」

友「お前はどこの道場破りだ!」

チャラ男「つうかここ幼ちゃん達の部活の部室でもあるっすよね?」

幼馴染「細かい事はいいの!あ!オタ3!!いたいた」

オタ3「!!??」

幼馴染「オタ3、えーっとあの…(まずいどう質問するか考えてなかった…)」アセアセ

チャラ男「幼ちゃん…おれっちにまかせるっす」ヒソヒソ

幼馴染「え…わかった、任せる」コク

チャラ男「ちーっすオタ3」

オタ3「うーっす」

チャラ男「dqnが最近萌えーなエロマンガが好きになったらしくて…
    「末々婦美」って作家らしいんすけどなんかしらね―っすか?」

dqn「チャラ男てめ!!??」

チャラ男「…屋上での借りは返したっすよdqn…」ニヤッ

チビオタ「「末々婦美」…か…」

ガリオタ「…まさかチャラ男殿の口からその名を聞くとは…」

デブオタ「けっこー人気のある萌えエロ漫画家でしゅね」

dqn「知ってんの?」

チビオタ「色々なうわさがあるがな」

デブオタ「実はオカマだのオナベだの…」

ガリオタ「現役高校生だのとんでもない年寄りだの…」

女先輩「あなた達はコミケとかは行ってるんでしょ?本人を見た事ある?」

チビオタ「「末々婦美」はコミケとかには出ないですね」

ガリオタ「ゲームの原画等もやっていて結構人気はあるでござるがサイン会等もないでござるなぁ」

デブオタ「噂によると過去一度だけコミケに出て大変な事件を起こして以来一度も出てないらしいでしゅ
      ただどんな事件かはわかってないでしゅ」

友「…むー…なんでもいいんだ。なんかおもしろそうな噂はないか?」

オタ3「ある」

幼馴染「それって?」

チビオタ「…うちの学校のobだかogって噂だ…」

一同「………!!」

デブオタ「どうしたでしゅか?」

友「いやおもしろい情報だなぁと…(ようやく核心に近づいたか…?)」

チビオタ「だけど急にどうして…」

チャラ男「だからdqnが俺らに必死に聞きまわってしょうがないから手伝ってやってるんス」シレッ

dqn「…(チャラ男てめぇ…)」ギギギ

幼馴染「でも以外ね…あなた達がそこまでエロマンガに詳しいなんて…」

ガリオタ「…いやぁ…色々事情があるんでござるよ///」

チビオタ「具体的に言うと男のおかげかな…///」

デブオタ「でしゅね///」

後輩「???男先輩がオタ先輩達にエロマンガを?」

オタ3「違う」

チビオタ「実を言うと我々は、高校入学直後は萌え作品のみのオタだったのだよ」

ガリオタ「正直…クラスメイトからも気味悪がられていたでござる…」

デブオタ「男君がぼっくんらを変えてくれたでしゅ」ヘヘヘ

チビオタ「男は気味悪がられてる我々に近づいて…」

ガリオタ「拙者らの読んでる萌え漫画を見て…」

デブオタ「「面白い!」と言ってくれたんでしゅ…それもちゃんとした感想を言ってくれて…」

一同「へー…」

チビオタ「男は我々を見下したりせずに…ただ単純に語り合った…」

ガリオタ「そこから男殿のお勧めする漫画なども見るようになって…」

デブオタ「今に至る…ということでしゅ」

後輩「…(男先輩…素敵…)」ジーン

女先輩「…(男君…私が見込んだ通りの男ね…)」フフフ

友「…(…惚れ直しちまいそうだ…)」ポッ

幼馴染「あいつらしいエピソードね」

dqn「まったくだ」

チャラ男「実際俺らのそういう感じで助けられたようなもんっすからねー」

チビオタ「まだ何か聞きたい事はあるか?」

幼馴染「あ、まだあった」

ガリオタ「なんでござるか?」

幼馴染「あなた達は「末々婦美」の新しいコミックスは読んだ?」

チビオタ「いや…それだけは読むつもりも買うつもりもない…」

チャラ男「どうしてっすか?」

デブオタ「…とんでもないntr物らしいからでしゅ…」

ガリオタ「拙者らのガラスの心じゃ即ハートブレイクコロリンでござる」

dqn「64のゴエモンはおもしろいよな」

友「話を脱線させるな」

チビオタ「「末々婦美」のhp…の正確にはhp内のブログが大変荒れてるらしい…
      いきなり作風を変えた…しかもntr物だからかな…」

後輩「…(でも幸いです…これで私達とオタ先輩らが気まずくなることはない…)」

幼馴染「あとさ…男ってどんなエロマンガが好きとかそういう話はした?」

デブオタ「いやそういう話はしないでしゅ…(幼しゃんって意外とぶっちゃけタイプなんでしゅね)///」

ガリオタ「拙者らでもそういった話をするのは…///」

チビオタ「さすがに…な///」

幼馴染「そういうもんなのね…」

眼鏡キャラを入れたいので顧問の美術の先生を
「女先生」から「眼鏡先生」に名前を変えます

チビオタ「そういえば…obだかogだかで思い出した…」

チビオタ「我々の顧問の眼鏡先生がウチの学校のogだという事さ」

デブオタ「そういえば美術準備室で…漫画のような何かを描いてるのを遠目から見たでしゅ」

一同「!!???」

ガリオタ「気になって掛け合ったんでござるが…見せてはくれなかったでござるなぁ…」

女先輩「…気付かなかった…」

後輩「…眼鏡先生が…」

幼馴染「でも…今日は…」

チビオタ「そう、君達も知っての通り今日は眼鏡先生は休んでいる」

ガリオタ「明日は来るらしいでござるが…」

デブオタ「もし末々婦美がウチの学校出身で…先生と同年代だったら…なにか聞けるかもしれないでしゅよ」

女先輩「確立は低そうだけどね」

幼馴染「そうですね…でも何も手がかりがないより凄い進展…ありがとうねオタ3」

チビオタ「なあに、これくらいの情報はいつでも話せるよ、それじゃまた明日」

幼馴染「じゃあね、また明日!」

幼馴染「凄い進展があったね!」フーフー

友「でも全部噂とかそういうもんにすぎないからな…」

dqn「男と話せれば良いんだけどなぁ…」

チャラ男「メールで送るってのも…うーん…」

女先輩「現段階で怪しいのは…男君と眼鏡先生って所かしら…」

後輩「男先輩を疑うのは心苦しいですが…しかたないですよね…」

幼馴染「とりあえず今日はここらへんで解散しましょ!」

一同「それじゃまた明日!」

――幼馴染――帰路

幼馴染「そうだ…問い詰めはしないけど…男のお見舞いくらいならしてもいいわよね!」

――男宅玄関前

幼馴染「今週のびっくりドッキリメカ~ぽちっとな」

ピンポーン

男妹「!!??…幼姉ちゃん…こ、こんばんわ…」アセアセ

幼馴染「妹ちゃん、男は生きてる?大丈夫?」

男妹「…兄ちゃんは…寝てるかな…ハハハ」アセアセ

幼馴染「んー寝てるか…しゃーない、お大事にーって言ってたって伝えといてー」

男妹「うん!わかった!!伝えるよ!じゃあね!!」アセアセ

バタン

――男宅リビング

男妹「…ふう、あ、兄ちゃん!!幼姉ちゃんがお見舞いに来たよ…でも断わったよ!」

男「んあ?…ああそういえば風邪って事になってたな…悪い事したなぁ…明日学校で謝るか…」

男妹「兄ちゃん、あんまり無理しちゃ駄目だよ?」

男「ああ大丈夫だよ…明日は学校にいけそうだし…」

男妹「父ちゃんが出張中なのに、兄ちゃんが本当に倒れたら困るんだからね!」

――幼馴染宅――幼馴染自室

幼馴染「なーんか忘れてるような…」

幼馴染「つーか今日心臓バクバクさせたり使わない頭を使ったりで体ボロボロ…」

幼馴染「…おやすみぃ…」zzzzz…


――「起」【幼馴染「ntr漫画のヒロインの顔がアタシに似てた」――終――

――「承」【幼馴染「このエロ漫画は一体なんなのよ!」】――始――

――幼馴染宅――朝方

コケコッコー

幼馴染「…ねみぃ…だりぃ…」

――男宅玄関前

幼馴染「ピンポーン」

男妹「おはよう姉ちゃん、口でいうなんて斬新だね」

幼馴染「おはよう妹ちゃん、男は?」

男妹「とっくにでてっちゃったよ、ていうか幼姉ちゃん時間大丈夫?」

幼馴染「げっ…つーかあいつ風邪治ったんだ…あの薄情者め…妹ちゃんも遅刻したらだめだよ!!行ってきます!!」

バヒュン

――学校教室

幼馴染「っセ―――――フっ!!」

男「よっ、おはようさん」

幼馴染「なんで昨日風邪で寝込んでた人が今日元気よく登校してるんですかねぇ…」

男「いやぁ医学の進歩って素晴らしいなぁ」ペカー

男「それより昨日お見舞いに来てくれたみたいじゃん…わりぃな」

幼馴染「あー、いーってことよ…(それよりどーやって話きりだそうかなぁ…)」

友「二人ともおはよっと」

男「おお友、おはよ」

幼馴染「おはよ」

dqn・チャラ男「セーーフッ!?」

男「ぎりぎりセーフだなw」

dqn・チャラ男「うーす」

男「うーす」

オタ3「おはよ」

男「おはよ!」

幼馴染「…うーん(見た感じいつもの男よねぇ…)」

友「なあ幼…どうする…?」

幼馴染「…昼休みに誘いをかけてみる…」

友「そうだな…」

――学校教室――4限目終了

幼馴染「男!!」

男「はい?」

幼馴染「昼休み話があるの…屋上に来て」

男「おう、でも俺5限目の授業の準備あるから先行っててくれ、すぐに行く」

幼馴染「わかったわ…絶対に来てね?」

男「わかったわかったw…へんなのw」

タッタッタッ

――屋上

幼馴染「男を誘う事に成功したわ…」

友「そうか…」

チャラ男「つーかなんでまた屋上なんすかさみーっす」

dqn「まあ人気ねーからなぁ」

女先輩「こうも寒いとねぇ」

後輩「でも男先輩の話を他の人に聞かれないのは良い事だと思います」

――学校屋上――昼休み半分経過

幼馴染「……来ない…メールも返信がない…」

友「来ないな…」

女先輩「…来ないわね…」

後輩「…来ないですね…」

チャラ男「さみー中ぼーっと突っ立てるのキツイっす…」

dqn「…感づかれて逃げ出したとか…?」

一同「!!??」

幼馴染「とりあえず教室に戻ってみましょう…次の授業の準備だとしても長すぎる…」

友「こんな事なら一緒に来るようにすればよかったな…」

dqn「今更言ってもしょうがねぇ…教室もどるべ」

チャラ男「おれっちはこの寒空から解放されただけでありがたいっす」

女先輩「一体どうしたのかしら…?」

後輩「…先生につかまってるとかですかねぇ…」

幼馴染「男の嘘つき…」

――学校教室――昼休み半ば

幼馴染「…やっぱり男いないなぁ…」

友「どうしたんだろ…」

dqn「オタ3なら知ってるかな…」

チャラ男「聞いてみるっすよ」

幼馴染「おーいオタ3!」

オタ3「ん?」

幼馴染「男どこにいったか知らない?」

オタ3「多分早退した」

一同「ええーー!!!??」

チビオタ「そうだな…昼休みが始まっ次の授業の準備をしてる最中に
      なにやら「白い本」を机の中から出してパラパラと読みだしたところ
      急に顔が青ざめて、そのあと俺たちに「すまん早退する」といって
      カバンをもって教室から出ていってしまった…なにか約束でもしてたのか…?」

女先輩「…どうしたのかしら風邪でもぶり返したのかしら…」

後輩「風邪は万病の元って言いますからね…」

幼馴染「「白い本」…………ま、まさか!!!」サァーーー

友「!!??幼!急に男の机を漁りだしてどうした!!??」

幼馴染「…やっば…忘れてた…」

dqn「もしかして…幼ちゃん…」

チャラ男「昨日、あの本を隠した場所って…」

幼馴染「うん…欠席した生徒の机なら調べようがないと思って…
     本自体のカバーを裏返してかぶせたからぱっと見「白い本」…」

友「その「白い本」は今その机の中にあったか…?」

幼馴染「ナッシング…」ハハハ…

女先輩「あちゃー………」

後輩「……どうします…?」

幼馴染「と…とりあえず職員室にいってみよう…」

――職員室

生活指導「男?ああなにやら凄まじく顔色が悪かったので早退させたぞ?」

一同「やっぱり…」

生活指導「風邪は治ったと思った時が実は危険なんだ。お前らも注意しろよ」

一同「…はーい…」

――校内廊下――昼休み半ば

dqn「…どうする…俺らも早退して男を追いかけるか…?」

友「昨日の今日で生活指導にマークされてる俺らがそれをできるとは思えない…」

チャラ男「じゃあ今日は真面目に6限目まで授業受けるしかないっすね…」

幼馴染「そうね…」

女先輩「あと眼鏡先生にも話きかないといけないわよ?」

後輩「あ、そういえばそうでしたね…男先輩の事ですっかり忘れてました…」

幼馴染「とりあえず今日の放課後は眼鏡先生に質問するって予定で」

一同「了解!」

ぐぅ~

一同「////////」

幼馴染「そういえばお昼ご飯まだ食べてなかったね…」

dqn「まあ昨日はさすがに胃が物を受け付けなかったけど…」

チャラ男「今日はさすがになんか腹に入れときたいっす…」

友「腹が減っては戦はできないからな…情報戦は脳のカロリーの消費が激しいんだ」

――放課後――美術準備室前

幼馴染「皆そろってるわね?」

友「ああ」

dqn「うす」

チャラ男「おk」

女先輩「はーい」

後輩「はい」

幼馴染「じゃあノックするわね…先生?眼鏡先生いますかー?」

コンコン

眼鏡先生「いるわよー、どうぞー」

一同「しつれいしまーす」

ガラっ

眼鏡先生「あらあら…珍しい組み合わせだけどどうしたの…?」

チャラ男「いやー先生の美しい御尊顔を拝見させていただきたく…(先生3×歳なのにマジ綺麗っす…)」デヘヘ

幼馴染「あーこのアンポンタンの言う事は全然無視してかまいませんので」ニコッ

――美術準備室

眼鏡先生「…で、君たちはどんな用があって来たのかな?」ニコッ

dqn「えーっと…(眼鏡先生マジイケてるぜ…)」

友「そうですね…(理想的な落ちつきのある大人の女性…憧れる…こういう人になりたい…)」

チャラ男「ハハハ(女先輩のなんちゃってミステリアスとはレベルがちがうっすね…)」ニヘヘ

女先輩「チャラ男君…キミ…いま私に対して失礼な事考えなかった?」ビキビキ

チャラ男「!!??いえぇずぇんずぇんそんな事!!」アタフタ

後輩「もー皆さん!本題に入りましょうよ!」

眼鏡先生「そうね…私もいまは時間があるとはいえ…生徒のコントに付き合うのはちょっとね…」クス

幼馴染「ご、ごめんなさい…えーっと…(どっちから聞こうかなぁ…)」

友「幼…まずはオタ達の言ってた先生の描いてた漫画の事を聞いてみよう」ボソ

幼馴染「そ、そうね……えーっと先生は…漫画とか描いた事はありますか?」

眼鏡先生「………どうしてその質問をしようと思ったのかしら?」

幼馴染「いえ…先生って漫研の顧問も兼任してるけど…どうなのかなぁって…」

眼鏡先生「………そうね…確かに漫画は描いた事あるわ…
      でもあなた達には見せられないわ…ごめんなさいね…」

幼馴染「え…どうしてですか…(成人物を描いてるから…?)」

眼鏡先生「私はね…知り合いには描いた漫画を見せないようにしてるの…
      ごめんね…これはポリシーみたいなものなの…」

幼馴染「………」

友「…幼…深追いしても駄目だ…分が悪い…」

後輩「そ、それじゃあ質問を変えます!良いですか?」

眼鏡先生「私に答えられる事なら」

後輩「それでは…先生はわが校のogだと伺ってます…先生と同年代のご学友に…漫画家になった方はおりますか…?」

眼鏡先生「……何故それを知りたいの…?」

女先輩「先生!先ほどから質問に質問で返すのは卑怯じゃないですか?先生は大人ですよね?はぐらかさないでください!」

眼鏡先生「………フフフ、でもあなた達も何か隠し事をしてるわよね?…それを全部包み隠さず話して御覧なさい…」フフフ

女先輩「…ぐ…」

dqn「…(綺麗なだけじゃないんだなぁ…)」

チャラ男「…(うひょおーゾクゾクするような色気を感じるっす)」ゾクゾク

友「幼…先生にはある程度ぶちまけたほうが良いのかもしれない…危険かもしれないけど…」

幼馴染「そうね…」

眼鏡先生「さあ…質問はもう終わりかしら…?」

幼馴染「…いえ…では聞きます…先生は「末々婦美」というhな漫画を描いてる方を御存知ですか?」

dqn「!!??(うお直球!)」

チャラ男「!!??(ど真ん中160キロ!!)」

眼鏡先生「………それを知って…どうするの…?」

幼馴染「…恥ずかしいのですが…その人の新しいコミックスで…私達そっくりのキャラが出てたんです…
     なんで私達をモデルにつかったのか…それを知りたいんです…」

眼鏡先生「………ただの勘違いじゃない…?漫画のキャラが自分に似てるなんて
     思春期特有のよくある麻疹みたいなもの…」

友「!!そんな事ありません!!!」

幼馴染「友!?」

眼鏡先生「落ち着きなさい友君!…そもそも私はその漫画の中身を見てない…確認しようがないの…」

友「…ぐっ…」プルプル

幼馴染「…(あの漫画は男が持って帰っちゃったしなぁ~)」

眼鏡先生「…それに…例えその人の素性を知っていたとしても…君達に教える事はできないわ…
      個人情報保護…なんて固い事をいいたくはないのだけれども
      変なファンが押しかけて酷い目にあった作家っていうのは多いわ…
      可愛い生徒であるあなた達は信じたいけど…それとこれは別よ」ミザリーッテエイガヲミテミナサイ

幼馴染「すいません…もう質問することはありません…」ガックシ

眼鏡先生「ごめんなさいね…力になれなくて…」

チャラ男「いえいえ、まったくもって先生が正しいっす大人っす美人っす!」

友「チャラ男…」ギロッ

チャラ男「ひぃっ!!??」

dqn「チャラ男…学習しろ」

女先輩「なーんか納得できない…」ブスー

後輩「女先輩…膨れてもしょうがないですよ、先生!失礼しました!」

眼鏡先生「ふふふ、もう暗いから皆も気をつけて帰りなさいね」ニコッ

一同「先生さようならー」

ガララバタン

眼鏡先生「………………………………………爆弾娘…」

――帰路

幼馴染「先生は当てがはずれたけど…こうなったら男の家に総力戦でカチコミよ!!」

一同「ええーーー!!!???」

――男宅――玄関前

幼馴染「着いたわ!!ここが男のハウスよ!!」

友「なんだその言い方は…」ハァ

チャラ男「アポなしで大丈夫っすかねぇ?」

dqn「本当に風邪がぶり返してたらどーすんだよ…」

幼馴染「その時はその時よ」

女先輩「ここが男君のハウスなのね…」ドキドキ

後輩「女先輩…幼先輩とセンスが同レベルです…(でも男先輩の家かぁ)」ドキドキ

幼馴染「キラークイーン!!」ポチッ

ピンポーン…ガチャ

男妹「よ、幼姉ちゃんこんばんわ…ええええ!!??その人達…誰…?」ドギマギ

幼馴染「こんばんわ妹ちゃん、みーんな男フレンズよ!」

一同「よろしくー」

男妹「は、はじめまして…男妹です…よ、よろしくお願いします」ビクビク

一同(可愛い…)ポッ

幼馴染「んで妹ちゃん…さっそくだけど男は大丈夫?早退したって聞いたけど?」

男妹「!!??えっえーとね、んーとっね!!!」アセアセアセ

dqn「えーとっさ、男が風邪をぶり返したんじゃないかって心配してんだ」ニカッ

男妹「!!??う、うん!それ!そう、それ!!兄ちゃんまた風邪引いちゃったの!!だから会えないの!!」アセアセアセ

女先輩「妹ちゃん…なんだかあなたのほうが大変みたいよ…?」

男妹「そ、そんな事ないよ!!!」アセアセアセアセアセ

後輩「…大丈夫ですよ、ここにいる人たちは皆優しい人たちですよ?」ニコリッ

男妹「あ、ありがとうございます…で、でも今は駄目なの!!とにかく駄目なの!!」アタフタアタフタ

チャラ男「一体何をそんなに焦ってる…うーん怯えてるんすか?」キョトン

男妹「私何も怖くないよ!!一人でお留守番もできるよ!!」ワタワタワタ

幼馴染「妹ちゃん…男は」

男妹「お姉ちゃん御免なさい!!兄ちゃん本当につらそうなの!皆さん御免なさい帰ってください!!」

バタン!

シーン…………

一同(一体…男家で何が…!!??)

――男宅――リビング

男妹「…幼姉ちゃんと兄ちゃんの友達追い返しちゃった…」ハァ

男妹「でもしょうがないよね…」

男妹「…!!??あ!もしかして幼姉ちゃんたちに助けを求めたらよかったんじゃ…」

男妹「…やめといたほうがいいか…もし余計な事してさらに大変な事になったら…ゲンコツはいやだよぅ」フルフル

男妹「はぁ…どうしよう…」

――近所の公園

幼馴染「まさか追い返されるとは…」

友「向こうには向こうの事情がありそうだったな…」

dqn「しかしますます男が黒く見えてくるぞ…信じて―けど」

チャラ男「つーか男は何をやってるんすか?あんな小さい子に応対させて」マッタク

後輩「本当に風邪で寝込んでるんじゃないでしょうか?」

女先輩「んーだとしても妹ちゃんのあの怯えっぷり…気になるなぁ」

チャラ男「やめときましょーよ他人の家の詮索するの、大体dqnみたいなチンピラ顔が
    家に押し入ったら近所から即通報されて俺ら全員お縄コースっす」

dqn「てめぇケンカ売ってんのかこの野郎!!???」

幼馴染「…作戦を変えるしかないわね…」

女先輩「でもどうするの?」

後輩「眼鏡先生からは何も聞き出せ無さそうですし…」

チャラ男「八方ふさがりっすかねぇ…」

dqn「チッ…せっかく手がかりっぽいのを見つけたと思ったのによぉ…」クソッ

友「…いや…眼鏡先生は何かを知ってる…」

一同「!!??」

幼馴染「友!?どーういう事?」

友「いや…勘でしかないんだけど…なにか…隠してるような…わざわざ勿体ぶってるような言い草が気になる…」

チャラ男「でも眼鏡先生はテコでも動きそーに無いっすよ…」

友「いや…眼鏡先生はちゃんと動く条件を言ってくれた…「私はその漫画を読んだ事がない」と…」

幼馴染「え…友?」

友「つまり…男が持って帰ってしまった漫画と同じ漫画を買って…先生に読ませれば良い!」

一同「ええー!!??」

幼馴染「でも…もうそれくらいしか残された手はなさそうね」

幼馴染「つーことでdqn君とチャラ男君、アンタ達買ってきなさい!!」ビシッ

dqn・チャラ男「ええ――――!!!???」

友「さすがに金は出し合うよ…」

dqn「はぁ…俺のガラじゃねぇのに…」

チャラ男「つーかなんで俺らっすか…」

後輩「えと…あの…その…///」カアアア

女先輩「私達は女の子だしさぁw」アハ

友「俺は身長もそんなにないし顔も男らしくないからな、下手すると中学生にみられちまう怖れもある」

幼馴染「つーわけでアンタ達が適任なの!わかった!?」

dqn・チャラ男「へいへい…」ハァ

dqn「しかし本屋って言えばもうそろそろ閉まる時間…」

チャラ男「いそがねーとマジーっすね」アセアセ

幼馴染「アンタ達はどっか当てがあんの?」

dqn「あーここら辺でエロ本やエロマンガを売ってる本屋っていったら…」

チャラ男「通称「ババアの本屋」って言われてる所しかないんすよね…」

――ババアの本屋

dqn「あーと作者の名前なんだっけか…?」

チャラ男「えーっと「末々婦美」じゃなかったっすか?」

dqn「じゃあここの棚か…あーっといくつかあるな…
   何々「恋する乙女は爆弾娘」「気になるあの娘は時限爆弾」「私の導火線に火をつけて」…
   なんつーか爆弾絡みなタイトルばっかりだなー」

チャラ男「あーっと俺らの探してるタイトルは確か…「恋する少女は地雷原」っすね」

dqn「ねぇな…」

チャラ男「ねぇっすね…」

dqn・チャラ男「ねえバアちゃん!?」

ババア「あーなんだ?」

dqn「この本の作者でさ「恋する少女は地雷原」ってタイトルの在庫ない?」

ババア「あーっ!?なんだって!!??」

チャラ男「だから「恋する少女は地雷原」っす!!」

ババア「ああーーー!!??聞こえないよー!!??」

dqn「だー!!この糞ババア!!耳かっぽじって良く聞きやがれ
   「 恋 す る 少 女 は 地 雷 原 」だ!!」ゼーハーゼーハー

ババア「ああそれね…ちょっとまってな…」パソコンカタカタ

チャラ男「ババアpc使えるンすか…」

dqn「あんなこっぱずかしいタイトル大声で言わされて…なんかすっげぇ羞恥プレイ…」ハァ

ババア「あーごめんねぇ兄ちゃんら…もうそれ在庫ないねぇ…」

dqn・チャラ男「マジかよ…」

――公園

dqn「つーわけで」

チャラ男「無理っした…」

幼馴染「…他の本屋とかない…?」

dqn「あー無理だな…」

チャラ男「この辺はババアの本屋くらいっすね…他はptaとかなんかのせいでエロいの全滅っすね」

友「…しかたない…明日…また考えよう…」

女先輩「そうよねー、いま解決できない事を今考えても仕方ない!!」

後輩「女先輩…その考え方ってどうなんでしょうか…」

幼馴染「明日…男は学校に来てくれるかなぁ…」ハァ

幼馴染「そうだ…解散する前に現時点での情報をまとめておこうよ」

友「そうだな…そうだ幼…「男」=「末々婦美」という可能性はあるか?」

幼馴染「それは…無いと思う…「末々婦美」の初単行本の初版は…いまから6年以上前…
     つまりアタシ達が小学生高学年くらいの時…無茶すぎる…」

友「そうか…」

女先輩「でも男君って幽霊部員だからなんかやってそうなんだけどねー」

後輩「んーでも男先輩って漫画絵って描けるんですかねぇ…?私達もたまに落書き程度に描きますけど
    所詮落書きは落書きですし…あの漫画みたいに完成された漫画絵は描けませんね」

dqn「絵はどうなんかわかんねーけど…男とは喋ってっとおもしれぇんだけどな…」

チャラ男「そうそうあいつって語らせると上手いんすよねぇ…見た事ない漫画や小説話とか聞くと
    本当に上手くわかりやすく教えてくれるンすよね…」

友「………!!??…もしかしたら…」

幼馴染「友…どうしたの?」

友「「末々婦美」は…絵と話を作ってる人間が別々なのかもしれない…そして男は話を作ってる方なのかも知れない…」

一同「まじか…!?」

友「いや…あくまで憶測だから…あるいは…最近「末々婦美」の話担当になった…?」

幼馴染「あの悪趣味なntrを男が作ったと思いたくないなぁ…」

友「あくまでも…可能性の一つしてだ…男が主人公にそっくりな事とか考えるとな…」

幼馴染「それじゃ…絵は誰なの…?」

一同「それは…」

女先輩「まあ今のところ最有力候補は眼鏡先生だけどねー」

後輩「あまり部活の顧問を疑いたくはありませんが…今のところ…」

友「確かに先生なら俺らの事を絵のネタにできる位置にいるしな…」

dqn「ただよぉ…俺らはまだ実際に先生の漫画を見せて貰ってないんだぜ?」

チャラ男「そうっすよ…うーんでも先生たしかに怪しいっすね…」

幼馴染「っていうか公務員がそういう副業していいのかな…」

友「よくはないだろう…だからこそ必死に隠してたりしてな…
   まあ金のためというより自分のなにかを満たすためにやってるんだろうけどな…」

dqn「なーんか頭こんがらがってきちまったぜ」

チャラ男「おれもっす」

一同「同意!」

幼馴染「じゃあもう今日は終わりにしますか…解散!」

一同「解散!」

――眼鏡先生宅ワンルームマンション

眼鏡先生「うぃー…あたしゃいつまで独り身なんだってんだ畜生…」グビ

眼鏡先生「ぷはぁー酒がうめぇwww」

眼鏡先生「…んあ??ああそうそうそうだった」

ペラペラペラ

眼鏡先生「ん…ぶっ、ぷっくく…あひゃひゃひゃひゃひゃwwww」

眼鏡先生「いーひっひっひっはらいてぇwwww」ダンダンダン

眼鏡先生「そーかそういうことらったんらあひゃひゃひゃwwww」

トゥルルルルルルルカチャ

眼鏡先生「はいもしもし眼鏡ですが…ああ、あなたね…はぁ?…そんなの自業自得でしょ…」

眼鏡先生「なに泣いてんのよ…泣けばいいと思ってるの…!?…はぁ…まったくアンタって子は…」

眼鏡先生「明日…仕事終わってからでいいなら私も行くから…」

眼鏡先生「それまでおとなしくしてなさい!!」

ガチャ

――「承」【幼馴染「このエロ漫画は一体なんなのよ!」】――終――


――「転」【幼馴染「このエロ漫画描いたの誰なのよ!!」】――始――

とりあえずもう寝る無理

――幼馴染一同帰路(>>281>>282の間に入れて下さい

友「ん…?あの車は…!」

ブウゥゥゥン…キキッ

幼馴染「近づいてきて止まった…助手席側の窓が開くわ」

ウィィィィィン

???「友~偶然ね~なにしてるの~?」

友「姉貴!?」

女先輩「お姉さん!?」

後輩「友先輩のお姉さんですかぁ(友先輩は綺麗ですけど…お姉さんは可愛い感じです)」

友姉「あ、友の友達?どうもはじめまして~jd(女子大生)やってる友姉でーす。よろしくぅ」

dqn「へー友の姉ちゃんかぁ…想像してたのと全然違うな」

チャラ男「そうっすよ、友みたいな毒舌・皮肉屋・怒りっぽいの3冠王から想像できない柔らかさっす、あと可愛いっす」

友「…チャラ男…沈みたいのか…」ギロ

運転席側の中年「…友…遊ぶのは良いが…遅くなるなよ…」

友「…親父…」

※(>>281>>282の間に入れて下さい

幼馴染「あれが友のお父さん…」

一同(すっごい厳しそう…)

友「…姉貴…今日はなんで親父の車に?」

友姉「ん~とっね、ちょっと用事があってさ、今日時間空いたお父さんに送ってもらってるんだ」

友父「…友…「普通」の友達のようだな…皆さん、片親が育てた不肖の「息子」だが…よろしくお願いします…」

一同「はーい(友の家ってお父さんとお姉さんの3人家族なんだ)」

友「……………(「普通」…「息子」…か)」

友姉「えーっと皆、おと……友と仲良くしてやってね?そいつ意外と寂しがり屋で甘えん坊だからw」

友「姉貴!!…(…ありがとう…お姉ちゃん…)」

友父「…そろそろ行くか…皆さんもまだ高校生なのだから…この時間帯の遊びはほどほどに…友もまっすぐ帰るんだぞ」

幼馴染(あ、窓が閉まる…)

ウィィィィイン…ブウゥゥゥゥゥゥン………………

友「………皆、俺の家族が足止めさせちゃって悪かったな…行こうか…」

幼馴染「……(友って…親となんかあるのかな…)」



――「転」【幼馴染「このエロ漫画描いたの誰なのよ!!」】――始――

に戻ります

――朝方――幼馴染自室

幼馴染「あたーらしーいあーさがきたー♪」ガバッ

幼馴染「うーん男は…今日は学校行くのかな…」

――朝方――男宅玄関前

幼馴染「いいや限界だ!押すね!」ポチ

ピンポーン…ガチャ

男妹「あ…幼姉ちゃん…おはよう…昨日はごめんね…」ドギマギ

幼馴染「おはろー妹ちゃん、全然気にしてないよん?それより男は大丈夫?」

男妹「…もう学校に行っちゃった…」

幼馴染「げっ…今日はちょっと余裕あると思ったのに…つーか体調は悪くないみたいね」

男妹「…あ、あのね!幼お姉ちゃん!聞いてほしい事があるんだ!」エーット

幼馴染「ん?何?」

???「あら~幼ちゃんおはよう~」

幼馴染「あ、おばさん(男母)!おはようございます(相変わらず中学生にしか見えないルックスだわ…)」

男母「ざんね~ん、男ならもう出てっちゃったよ?」

幼馴染「そうみたいですね、妹ちゃんから聞きました」

男妹「…お姉ちゃんごめん!!さっきのは忘れて!!母ちゃんいってきまーす!!」

バヒュン

男母「あらあら…危なっかしい子ね…もうすぐ高学年なのに」フフフ

幼馴染「子供は元気が一番…じゃあアタシも行ってきますね」

男母「はい幼ちゃん、いってらっしゃい」ニコリ

――通学路

幼馴染「だけど妹ちゃん…何を話したかったんだろ…昨日のあの慌てぶりといい…
     まあ気にしてもしょうがないか…今日は余裕があるから空気もおいしく感じるぞ―」

――校門前

幼馴染「だだだあああああああ余裕ぶっこきすぎたぁああああああああ遅刻するゥゥウうう」

バヒュン

――教室

ガラララ

幼馴染「セーーーーーフ!」

生活指導「アウトだバカたれ…と言いたいところだがギリギリセーフだ…たっく」

幼馴染「エヘヘヘ……ってあれ…男は?トイレかなんかですか?」

生活指導「男?まだきてないぞ…体調は戻ったのか…?」

幼馴染「ええ、朝に男の家を訪ねたときにご家族から…うーん学校に行ったと聞いたんですがねぇ…」

生活指導「大方腹が痛くなって今でもトイレで踏ん張ってるか…あるいは…まあ良い、お前はとっとと着席しろ」

幼馴染「うぃっす」シュタッ

――教室――朝のhr終了

生活指導「あーhr終わり…たっく男は遅刻か…」

クラスメイト「起立! 気をつけ! 礼!アリガトウゴザイマシタ! 着席!」

ワイワイガヤガヤ

友「ようギリギリ女w」

幼馴染「うっさいわねー、だって通学途中でかんわいい猫がいたのよ…撫でなきゃ罰が当たるわ…」ウットリ

dqn・チャラ男「ちーっす幼ちゃん」

幼馴染「ちーっす…あっそうだ、トイレに行って男がいるかどうか見てきてよ」

友「俺はパスで、朝から糞の臭いを嗅ぐのはこの二人のほうが似合うだろ?」

dqn・チャラ男「…友さんご機嫌斜めっすね…」

幼馴染「この階だけじゃなくて1fや3f、職員トイレや体育館のトイレもチェックよろ」

dqn・チャラ男「はああああああああ!!??」

友「そこまで徹底するのか…」ドンビキッ

幼馴染「今日は絶対に男を逃がさないんだから…」メラメラ

チャラ男「俺らだけじゃ無理っすよ…」

dqn「一時限目まで間にあわねっての」

オタ3「おーい」

幼馴染「ん?なぁに?」

ガリオタ「なにかお困りの様でござるな」

デブオタ「ぼっくんらでよかったら」

チビオタ「助太刀するぞ」

チャラ男「助かるっす…幼ちゃんの3倍は優しいっす…あ、0を倍しても意味ない…とにかく優しいっす!」カンゲキッ

幼馴染「あんたねぇ…」ゴゴゴゴゴ

dqn「チャラ男の気持ちもわかるけどな…」ハァ

友「…仕方ない…俺も手伝うよ」

――トイレチェック後

友「俺の探した所にはいなかった」

dqn・チャラ男「俺らも」

ガリオタ「拙者らの探したところもいなかったでござる」

デブオタ「一応、保健室や空き教室などもついでに探してみたでしゅが…」

チビオタ「…どこにもいなかったがな…」

幼馴染「…ケータイに掛けてみたけど…あいつケータイの電源入れてないみたいなのよね…」

dqn「つうことはよ…」

チャラ男「学校来てないってことじゃないすか?」

友「サボりか…」

幼馴染「もー…」

ガリオタ「まあそう怒ることは無いでござるよ」

デブオタ「そうでしゅよ幼しゃん」

チビオタ「男にだって誰からも連絡を受けずに学校をサボりたくなる時もあるだろう」

一同(…普通はそう思うよなぁ…)

幼馴染「もう一時限目が始まっちゃう…」

友「仕方ない…とりあえず授業を受けよう…」

幼馴染「とりあえず女先輩と後輩ちゃんにメールで伝えとかないと…」メルメル

――時間経過――4時限目終了

キンコンカンコーン

幼馴染「…うーん…満足な話し合いも行動もできずにお昼休みに突入なう…」

友「昼休みに入ったから…皆で集まって何か考えよう…」

ピンポンパンポン♪

校内放送「えー美術の眼鏡先生からの連絡です。
      3-aの女さん、2-bのdqn君・チャラ男君・友君・幼馴染さん、1-cの後輩さん
       至急、美術準備室に来てくださいとの事です。以上で放送を終了します。」

ピンポンパンポン♪

友「…眼鏡先生が俺達を呼び出し…!?」

幼馴染「むー…いまは男の事で頭がいっぱいなのにー…」ブー

dqn「校内放送まで使われて呼び出されたんじゃ無視できねぇな…」

チャラ男「…美術準備室でメシって喰って良いンすかねぇ…」

――昼休み――美術準備室

一同「眼鏡先生、失礼します」

眼鏡先生「どうぞ、開いてるわよ」

ガララ

幼馴染「眼鏡先生…呼び出して貰って悪いんですけど…アタシ達今ちょっと忙しくて…」

眼鏡先生「あらそうなの?…まあそんなのに時間を取らせるつもりもないから…お願いね?」

チャラ男「いやぁ、ぼかぁ先生のお願いならなんでも聞いちゃうっスけどねぇ」デヘヘヘヘ

dqn「…この色ボケ阿呆は…」ハァ

女先輩「…で、何の用事なんですか?…わざわざこのメンバーを呼び出して」ジーッ

後輩「先輩…そんなに威嚇しなくても…」

友「確かに気になります…わざわざこのメンバーを集めたという事は…例の件で何か話す事でも?」

眼鏡先生「…あなた達に少しテスト…いやゲームをして貰いたいの」

パサ

幼馴染「…薄い…冊子…表紙の絵…漫画!!??」

眼鏡先生「あなた達には今からこの物語を読んでもらうわ…そして感想を聞きます
      その感想の内容次第で…素敵なご褒美があるかもしれないわ…」フフフ

友(表紙の絵は…あのエロマンガの絵とは似ても似つかない…)

女先輩「…これは眼鏡先生が描いた漫画なんですか!?」

眼鏡先生「…ノーコメントよ、女さん…まだゲームが始まってすらいないのよ…?
      あなたがおもしろい感想を言ってくれたら…教えてあげる」クスクス

後輩「あのー…これって…エッチなシーンとか…あるんでしょうか…////」カアアア

眼鏡先生「その点は安心していいわ、私だって生徒に自ら進んで如何わしい物を見せるなんてしないわ」ニコッ

チャラ男「でも確かにすぐ読み終わりそうっす…難しい内容じゃなければっすけど」

眼鏡先生「安心して、文字の量もそんなに多くはない漫画よ…ただ雰囲気や間を読み取る必要性はあるかもね…」クス

dqn「うーん…下手な絵ってわけじゃねぇ…むしろ上手いし綺麗なんだけど…なんか細っこくてふわふわして肌に合いそうにねー絵柄だ」

眼鏡先生「フフフ、確かにdqn君みたいな子はあまり好きな感じの作品ではないかもね…」フフフ

友「…まだ表紙しか見てないですが…少女マンガみたいな表紙絵ですね…ファンタジー風味も入ってる…」

眼鏡先生「あら友君…あなた少女漫画とか読む方なの?普段の言動からすると意外ね…」

友「!!??いえ、なんとなくですよなんとなく!!(俺の好きな感じの絵だなんて決して言えない)」アセアセ

幼馴染「…先生、狙いは何なんですか?どうしてアタシ達にこの本を読ませようと?」

眼鏡先生「あなたもせっかちね…お昼休みはまだ始まったばかりなんだから…あなた達が私の心の琴線に触れる感想を言ったら…その疑問に答えてあげる」クスリ

幼馴染「…わかりました…それじゃさっそく読んでみます(吐いた唾飲まんとけよワレぇ)」ペラ

――「魔獣使いの運命(サダメ)」――漫画内
遥か昔…人類が高度な文明を発展させていた時代…狂気の産物「魔獣」が作られた…
戦争用に生み出された「魔獣」達は文明を崩壊させた後、魔獣同士で殺し合い…ほぼ絶滅した
これは文明が滅んだ後の物語―――――――

――漫画内――街と村を繋ぐ街道

村娘「ハァハァハァ!!」タッタッタッ

魔狼「ガルルルルゥウウ!!ザッザッザッ

村娘「な、なんで…街道に魔狼が…キャッ!?」

ズテッ

村娘「痛たたた…躓いた……!!あ、あ…だ…誰か…誰か…!!」」ガクガクブルブル

魔狼「グルルルルルル…ガオウッ!!」」ハッハッ

ヒュ スパッ カカン

村娘「ヒッ!?…あれ…魔狼が…細切れに…」

謎の青年「大丈夫かな、そこの娘さん?」

村娘「あ、ありがとうござ!!??ヒッ…そ、そのデカイ獣は…」アワワワワ

謎の青年「ああすまない…珍しいよね…僕は見ての通り「魔獣使い」…なんだ…」

魔獣「ぐるるるるるるる」ギロッ

――漫画内

村娘「ま…「魔獣使い」って…あなたが…」ポカーン

魔獣使い「そ…まあ運命だと思ってやってくしかないよね…」

魔獣「がううううう!!ぎゃうううう!!!」ガフガフ

村娘「ひぃ!!??」ビクッ

魔獣使い「おっとご機嫌斜めの模様、だけど安心して…「僕がいれば」こいつは暴れることは出来ない…」

――魔獣は、ほぼ絶滅したが極少数の子孫が生き残っている
   そして「魔獣使い」とは、生まれながらにして
   「魔獣」の暴走を抑える事ができる人間が呼ばれる呼称だ――

魔獣「ぐるるるる…」

魔獣使い「名前負けだよね…魔獣「使い」なんていっても操る事は出来ないんだから
      せいぜい暴れさせなくできる程度…それも近くにいないとね…」

村娘「全然そんな事ありませんよ!凄いことです!!」

魔獣使い「ははは、ありがとう…でも厄介だよ実際…飯は大喰らい、片時も離れられない
      おまけにさっきみたいな時だろうと手伝ってすらくれないんだから…」ニガワライ

村娘「…っていう事はさっきの魔狼はあなたが…」

魔獣使い「うん、僕が剣で殺した…あいつは戦いのパートナーにすらなれない…
      でも…僕がこいつの世話をするしかないんだ…とんでもない子守だよ…でも運命だからね…」ハァ

――漫画内

魔獣「うううぅぅぅぅ…」グルルル

魔獣使い「…村娘さん、このへんに魔獣と魔獣使いがしばらく滞在しても良いような所ってあるかな…
      街だと許可が下りなくてね…仕方ないけど」

村娘「…あ、それじゃあ私の村に来てください!!助けて貰ったお礼もしたいですし」

魔獣使い「ははは、じゃあ案内してもらおうかな…許可が貰えるかどうかはわからないけど…」

村娘「絶対に許可をもらって見せます!!」

魔獣「がうううううぅぅぅぅ…」

テクテク

村娘「でも…なんで街道に魔狼が現れたんだろう…普通、整備された街道に魔物は出てこないはずなのに…」

魔獣使い「…ここらへんは魔物も少ないから警備も少ない…たまたま不運なだけだったと思うよ…」

魔獣「…がるるるるぅぅ…」

村娘「着きました!私の村です!!」

門番「!!??…村娘ちゃん…「魔獣使い」かい…まいったね…」

魔獣使い「滞在の許可を貰いたいのですが…村長にお話は伺えますか?」

門番「…まだ魔獣を村の中に入れるわけにはいかんからなぁ…今、村長を呼んでくる」

――漫画内

村長「わたしが村長です…なるほど魔獣…ですか…フム」

門番「…俺は反対ですがね…彼に罪はないかもしれないが、村人も怯えきってる」

村人達「ザワザワガヤガヤ」

村娘「そんな…私は彼に命を助けていただきました。どうにかなりませんか?」

村長「しかしねぇ…こちらに何の恩恵が…」

魔獣使い「…村長…少々こちらに来ていただけますか?」チラッ

村長「はい…なんでしょう!!??これは…大量の金貨…」

魔獣使い「このような身空ですと…なにかと縁がある物でして…もしよろしければ」

村長「これほどあれば…村が…いやしかし…」

魔獣使い「それと…あなたを信用してないわけじゃないですが
      金に目がくらんで僕を殺したりは決してしないほうが良い…
      僕が死んだあとに「魔獣」がこのあたり一帯を滅ぼすでしょう」ボソ

村長「!!??まさかそんな事を…魔獣と魔獣使いの関係は良く知ってるおつもりです」

魔獣使い「もし滞在の許可が得られなければ…僕は今すぐにでもここを離れるつもりですが…」

村長「………わかりました、滞在の許可を出しましょう」

――漫画内

魔獣使い「滞在の許可を出して下さって本当にありがとうございます」ペコリ

村長「……村はずれにもう使われてない農具を仕舞う倉庫があります
    広さ的にも魔獣も入るでしょう…そこを使っていただきたい
    軽く掃除等もしときますが…何か他に必要なものがあったら言って下さい…」

魔獣「がるるるるるる…」

村娘「私、お掃除手伝います!魔獣使いさん!食べ物や毛布は必要ありますか?用意しますよ!」

魔獣使い「ありがとう、でも大丈夫だよ…自分でできることは自分でするから」ニコッ

門番「…しゃーねーな…」

――時は流れて…

村娘「魔獣使いさーん♪今日はパイを焼いてみましたぁ」パァァ

魔獣使い「ありがとう、村娘さん…おお!これは美味しそう」ゴクリッ

村娘「へへへ…魔獣さんも召し上がれ」

魔獣「がう♪」ガフガフ

魔獣使い「こいつの分まで作ってもらって…本当に悪いね…お、美味い!」モグモグ

村娘「魔獣使いさんにはいつも村の事で頑張って貰ってるから…全然たりないですよ」ニコッ

――漫画内

魔獣使い「ハハハ…無理言って居座らして貰ってる身だからね…できる事はしないと」

村娘「…魔獣使いさんがよければ…あの…その…ずっと…」ドキドキドキ

ガラ

門番「おーい!魔獣使ーい!いるかー!?」

魔獣使い「なんでしょうか?」

門番「村長が呼んでるぜー、まーた村の運営のためのややこしい話なんじゃね?」

魔獣使い「わかりました、すぐにいきます…おいで魔獣」

魔獣「がるるるるるるぅ…」スクッ

ノソノソ

村娘「…もー門番さん…良い所だったのに…」ブスゥ

門番「あいつは良い奴だ…それに目端も効くし剣も使える…だけどあいつは「魔獣使い」なんだ…惚れるだけ辛いぞ…」

村娘「…ここに…ずっといて貰えばいいじゃないですかぁ…」グスゥ

門番「お前だって聞いたことくらいあるだろう…「魔獣と魔獣使いは一か所に留まれない」…理由はわからないがな」

村娘「そんなの…そんなの迷信ですよ…きっと」ギュッ

――さらに時がたって

村娘「魔獣使いさーん♪」

魔獣使い「はいはいなんでしょうか?」

村娘「エヘヘヘ…ただ会いに来ただけですよぅ」ニコッ

魔獣使い「まったく…君は村の子供たちみたいな事をいうんだね」

村娘「ぶー、どういう事ですか?」

魔獣使い「子供たちは魔獣に興味深々でね…まあ魔獣は子供たちの悪戯くらいでは刺激にならないから大丈夫だけど…
      でもあまり教育にも良くないから親御さんにも注意してもらってるんだけどね…あんまり効果がないみたい」ニガワライ

魔獣「ぐるるるるる…」

村娘「子供たちにやめろって言っても聞かないもんですよ」フフフ

魔獣使い「あ、そうそう…村の若い女の子がお菓子をくれたんだ…手作りみたいですごく美味しい…村娘さんもどう?」

村娘「!!??………えーっと…今までにそういう事ってありました…よね…」

魔獣使い「確か何回かあったね…君だって美味しい物作ってくれるしね」ニコッ

村娘(…魔獣使いさんってカッコイイからなぁ…それでいて優しげ且つ儚げな感じだし
    それなのに剣も使えて強いし…助けに来てくれた時は本の中から英雄が出てきたみたいだった
    でも一番素敵なのは心…優しくて気配りができて…話してると心が暖かくなる…
    「魔獣使い」なんて運命を背負ってるのに…ますます虜になっちゃう…)

――漫画内――終盤

門番「大変だ!!異常な数の魔物の群れが村を囲んでる!!」

村人達「!!!????」

ザヤザヤガヤガヤ……

村娘「…魔獣使いさん…」ガクガクブルブル

魔獣使い「………………………」

魔獣「ぐるるるるるるる」

魔獣使い「村娘さん…」

村娘「はいっ!?」

魔獣使い「長い間…お世話になったね…たぶん今日でお別れかな」

村娘「え…嘘…どういう事!!??」

魔獣使い「「僕達」はもうこの村に住めない…そういう事かな、いくよ魔獣…」

魔獣「がうっ」スクッ

スタスタスタ

村娘「!!??そんな…魔獣使いさんが村の外に…今外にでたら…いやあああああああ」

――漫画内
―――それは凄まじい光景だった…魔獣使いが魔物の群れに突っ込み
    そして魔獣が追う…魔獣使いを襲う魔物の群れを魔獣が薙ぎ払い喰らい尽くす…
    戦場ですら見られないおぞましい光景…血と肉の嵐だった…―――

――漫画内――惨劇後

村娘「…魔獣使いさん…」ヒックエッグ

魔獣使い「ごめんね…こんな血まみれの姿で…怖いよね?」ビチャビチャ

魔獣「がるるるるるるるるぅうぅぅううう」

村娘「そんなこと…ないれす…いきててよかった…」グスッ

魔獣使い「…僕と…魔獣は…命が繋がっているんだ…つまり僕の命の危機には魔獣は駆けつけなければいけない…
      だけど条件もある…僕が「自殺」等で自ら死ぬと…魔獣だけ生き延びてしまうんだ…そうすると最悪の事が起きる」

村娘「……………」

魔獣使い「だから今回、死ぬつもりはなかったし…絶対にこの村を助けたいと思った…
      たとえ嫌われ怖がられても…」

村人達「……ばけもの……まじゅう……おそろしい」

ザワザワガヤガヤ…………

魔獣使い「…本当に…悪い事をした…」

魔獣「ぎゃおおおおおおおおおおう」

――漫画内

村娘「魔獣使いさんは何も悪くありません!!魔獣さんだって…」

魔獣使い「まだ…話してない秘密があるんだ…」

村娘「……なんですか…?」

魔獣使い「魔獣は…古代文明が生んだ生物兵器…災厄を自ら招き寄せ…一網打尽にする性質を持ってる…
      君と最初にあった日…街道に魔狼がいたのは…僕達のせいだ…そして…今日の事も…」

村娘「………そんな………」

魔獣使い「…「魔獣使い」は…この魔獣の性質をどうにか無くそうと…今まで多くの事を試みてきた…
      でもいまだ成功してない…研究するにも…腰を落ち着けるところもないしね…」

村娘「…………………」

村長「魔獣使い殿…助かりました…しかし申し訳ないが…この村から…
    少ないですが…お金も渡します…というよりあなたのお金ですが…」

魔獣使い「いえ…そのお金は村のために使ってください…迷惑をかけた僕からのせめてものお詫びです…」

村長「……………なにも力になれず済まない…」

門番「…こんな別れになるとはな…ちっ…お前とはもっと酒が飲みたかった…」

魔獣使い「すみません…………」

村娘「……………………………」グッ

――漫画内――翌朝

魔獣使い「…っと、支度もできたし…じゃあ村の人が寝てる間に行こうか…魔獣」

魔獣使い「早く…僕らでも落ちつける場所が見つかるといいな…」

魔獣「がうっ!」スクッ

ガララ

魔獣使い「!?………村娘さん……」

村娘「………私も…私も連れてって下さい…魔獣使いさん…」

魔獣使い「済まないがそれはできない…魔獣の性質を話しただろう……」

村娘「でも!それでも!!…剣も覚えます!雑用もします!!なんでもします…一緒につれてって下さい…」ポロポロ

魔獣「がううう…」

魔獣使い「…ごめんね…君を説得するのは無理そうだ…だから少し眠って貰う」ファサァ

村娘「あれ…なにこの香り…なにか眠く…」バタン

ガサッ

門番「眠り粉か…」

魔獣使い「見てらっしゃったんですか…」

――漫画内――ラスト

門番「その子をどう説得するか悩んでなぁ…その子は今まで独り身で頑張ってきた…
    だからお前さんにすがりつきたかったんだろう…俺も若ければ…お前についていったかもなぁ…」

魔獣使い「そのお心だけで十分です…僕ではこの子を幸せにできない…それではさようなら…いくよ魔獣」

門番「おう!お前らもくたばんじゃねぇぞ!!そんでまたこの村に顔見せろや!!」

魔獣「がうっ!」

――こうして、魔獣使いさん達は私の前から姿を消してしまいました…
   でも私は信じてます…いつか…問題が解決して…魔獣使いさんが私に会いに来てくれることを――
――エンド

――現実

眼鏡先生「…読み終わったみたいね…で、どうだったかしら?」

幼馴染「…切ないわー…すんごく切ないわー…」ウルウル

チャラ男「…可愛い子が報われない話は見てて気分が沈みっすわー」ハァ

dqn「なんだこの魔獣使いは…すかしやがって…男なら女の一人ぐらい受け入れろってんだ!」ハンッ

後輩「村娘さん…報われてほしいですぅ…うぇぇん」ポロポロ

友(…完全に村娘に感情移入しちまって…マズ…目頭が…)グッ

女先輩「…………………………」

眼鏡先生「ではゲームを開始します…「魔獣使い」は「何故」…「村娘」を連れていかなかったのでしょうか?」クスクス

一同「!!??」

幼馴染「先生その質問おかしくないですか?だってその理由は漫画の中で魔獣使い自身が…」

眼鏡先生「…私はね、あなた達の考えが聞きたいの…それとも何も知りたくないのかしら?」

友「幼…ここは先生の言うとおりに俺たちの感想を言おう…」

幼馴染「むむむ…わけわかんない…」

眼鏡先生「ふふふ…皆…いいかしら?」

幼馴染「やっぱり漫画内で言ってたように「危険な目に会わせたくない」からじゃない?」

友「俺もそうとしか考えられない…「守りきれる自信」もなかったんだろうな…しかたなさそうだけど」

チャラ男「まあそうっすよねぇ…可愛い子と旅してても自分のせいで死んだりしたら…」

dqn「おまけに「魔獣」のせいで「自殺」もできないってか…まあ難儀なこってぇ」

後輩「…「運命」に「諦め」てしまってる感じですよね…はぁ…切ないです」

眼鏡先生「…あなた達全然駄目ね…つまらないわ…期待はずれ…だって私と同じ意見なんですもん…
      まあ現国のテストなら点数貰えたかもね…」ハァ

一同「!!??(どーういう事…っていうかつまらないって?)」

女先輩「…………………………(まだ私言ってないんだけどなぁ…)」

一応今回の魔獣使いの感想ゲームは
他の人の意見も聞いてみたい所なので一旦ストップ

村娘には「魔獣と命が繋がっている」と説明しているのに、
村長には「自分を殺すと魔獣が辺りを滅ぼす」と言っている
加えて自殺「等」と表現していることから魔獣解放のパターンがおそらく他にも存在する

よって同行者を増やすことは同行者自身の危険だけでなく
同行者の心変わりによる危険も抱えることになる

そういった悲劇の前例も知っている魔獣使いは
使命を全うする為にも村娘を連れて行くわけにはいかなかった

愛は永遠とは限らない。でどうだ

眼鏡先生(はぁ…期待はずれだったかしら…)

女先輩「あのー…私まだ感想言ってないんですけどー…」

眼鏡先生「あらごめんなさい…じゃあ…女さんはどう思ったのかな?」

女先輩「…えーっと、魔獣使いは村娘の事を別に「好きではなかったから」…と思ったんですよねぇ
     まあ村娘が単純に「足手まとい」というのもあるんでしょうけど」

一同(!!??)

眼鏡先生「……へぇ……」

女先輩「でもそれだけじゃおもしろくないかなぁと思いまして
     単純に魔獣使い的に「魔獣>村娘」だっただけじゃないかなぁと
     魔獣使いだってずーっと一緒にいる魔獣に何か情が湧かないとも限りませんし…」エヘヘヘ

幼馴染「…やっぱ女先輩って…変」

チャラ男「いやぁ…その解釈はないっすわぁ…女の人で」

dqn「あんがい捻くれてるんすね…先輩」

後輩「ほへぇ…村娘がそういう対象でなかった…思いつきもしませんでした」

友(いや…漫画の中は村娘視点が多かったが…確かに魔獣使いは村娘に恋愛感情を持っている描写なんてされていなかった…)

女先輩「え?え!?私そんなの変な事言ってる!!??」

眼鏡先生「…ぷっ…くくくく…」

幼馴染「眼鏡先生…?」

眼鏡先生「ひひひ…あひゃひゃひゃひゃひゃwwwwあーっはははははwww」

一同「め、眼鏡先生!!??」

女先輩「私そんなに変なこと言いましたぁ!!??」

眼鏡先生「ひっひっひっ…あー笑った笑った…ごめんごめん…女さん…あなた面白いわ…合格よ」ニコリッ

一同「ええええええ!!??」

チャラ男「あんなへんてこな答えでいいんすか!!??」

眼鏡先生「ええ、少なくとも「私」や「あなた達」の答えより全然センスがあるわ」

女先輩「いやぁ…エヘヘヘ」テレッ

幼馴染「なんかちょっとイラッてくる…」イラッ

眼鏡先生「女さん、あなた推薦決まった大学蹴って美大受け直したら?浪人して」

女先輩「ええー!!嫌ですよ…せっかく推薦決まったのにぃ…」

眼鏡先生「もったいない…少なくとも私よりはおもしろいモノを作れそうになると思うけどね…」

友「では先生…俺たちの知りたいことを教えてくれませんか…」

眼鏡先生「いいわよ…」

つーわけで眼鏡先生を満足させる回答はこんな感じでした
答えが近い人やわかっちゃう人も結構いましたね

あと魔獣使いが村長に対して言った事は嘘でも良いし
脳内変換で「僕を殺そうとすると魔獣に殺されるよ」でも良いかも
うん適当劇中作だから済まない

ガチャ…ガサゴソ

幼馴染(戸棚のカギを開けて中から何を出すつもりなんだろう…)

眼鏡先生「…うちの学校ってさ…美術部と漫研が部室も顧問も一緒って…なんか変でしょ?」

ガサゴソ

眼鏡先生「昔の校長がいい加減な人だったらしくてね…「似たような部活なら一緒にしてしまえ」とか言って
      美術部も漫研もごっちゃになってたのよ…今の現状はその名残ね」

ガサ…

眼鏡先生「…あったあった、これよこれ」

トサァ

dqn「二冊の…スケッチブック…」

チャラ男「まーたなんか見るンすか…ここ最近何か見せられてばっかっス」

女先輩「結構古い感じ…」

後輩「昔の美術部員の…ですかね?」

友「持ち主の名前か…?「lens」…「レンズ」、もう一冊は「bomb子」…「ボム子」…」

幼馴染「本名は書いてないのね、ニックネームか何かかしら?」

眼鏡先生「どちらかと言えばペンネームみたいなものかな…」フフフ

友「さっそく見てみるか」

ペラペラ

幼馴染「…今のところデッサンやらクロッキーしかないわね…」

ペラペラ…

女先輩「ん!?この落書きは…」

後輩「あ…」

眼鏡先生「フフフフフ…」

幼馴染「「レンズ」のスケッチブックの漫画の落書きは…さっきの「魔獣使いの運命」の絵柄と似てる…
     そして「ボム子」の落書きは…あのエロマンガの絵柄に…」

友「…もちろん漫画の絵のほうが格段に上手いけど…このスケッチブックの落書きはそれのルーツを感じさせる…」

チャラ男「そうなんスか?」

dqn「俺らにはよくわかんねぇ」

後輩「…先生…これは一体…」

眼鏡先生「ウフフフフ…」ニヤニヤ

幼馴染「やっぱりウチの卒業生だったんだ…「末々婦美」」

友(…先生は「レンズ」と「ボム子」のどちらなんだ…?あるいは関係の無い第三者…?)

幼馴染「そういえば「ボム子」って名前…末々婦美のコミックスって爆弾絡みのタイトルばっかり…」

後輩「あ、爆弾で思い出しました…美術部の古いイーゼルに…「爆弾娘×爆弾技師」って相合傘が彫られてるのがあるんですよね…」

女先輩「そういえばあったねぇ~、なんか関係あるのかな?」

友「…先生…あなたはいっt」

生活指導「眼鏡先生~、失礼しますよ」

ガララ

眼鏡先生「あら生活指導先生…どうされました?」

生活指導「あー…こいつらちょっと借りても良いスかね?…ちと聞きたい事があって」

眼鏡先生「私はかまいませんけど…」

幼馴染「あともうちょっとで謎が解けそうだったのにぃ…」ブー

生活指導「お前ら…ここじゃちょっと話辛いから生活指導室に移動するぞ
      眼鏡先生、失礼しました」

一同「ぶー」

ガララピシャン!

眼鏡先生「…「魔獣使いは村娘を好きではなかった」………「魔獣使いは村娘より魔獣のほうが大切だった」…か
     …わかっちゃいるけどキツイなぁ…」ズキン

――昼休み半ば――生活指導室

dqn「俺らなにもしてねっすよ?」

チャラ男「そうそう、屋上で変な事だってしてないっす」

生活指導「あー…そっちの事じゃねぇって…本当は幼馴染だけでもよかったんだが…」ムー

友「なに難しい顔してるんですか先生?ただでさえ怖い顔がさらに恐ろしく見えますよ?」

生活指導「…おめぇは人が気にしてる事を…」ズーン

幼馴染(友も良い所で遮られたからご機嫌斜めね…でも先生相手にはまずくない?)

女先輩「で、先生は我らが「屋上オカルト倶楽部」になんの御用ですか?」

後輩「…先輩のそれって自虐なのか本気なのかよくわからないです…」

生活指導「…話が脱線したな…あー、聞きたい事ってのは「男」の事だ…あいつ最近なにか悩みとかでもあったのか?」

幼馴染「…いえ…わかりません(エロマンガの事はさすがに言えないしなぁ…)」

生活指導「…そうか…お前らはよく男とつるんでるからなにかわかると思ったんだが…
      それじゃあいつがサボる時に行きそうな場所とかわかるか?」

友「…先生…急にどうしたんですか…ただ単にサボった生徒にそこまで心配する人でしたか?」

生活指導「ぐっ…おめぇは………お前ら絶対に言うんじゃねぇぞ…「男」な…「家出」したかもしれん…」

一同「えええええええええええ!!!???」

生活指導「だーーーーー!おめぇら声が大きいんだよ!!…まだ確定事項じゃねえってのに…」

後輩(先生の声も大きいです…)

女先輩「え、え…どうして「家出」…ええええ!!??」アタフタ

生活指導「だからまだ決まったわけじゃ…男がいつまでたっても学校に来ないから…偶々手が空いてた俺がよ
      男の家に電話をかけたんだ…そしたら男の母親が出てな…

友「そ、それで…」アセアセ
      
生活指導「男がまだ学校に来てない事を言った途端えらくとりみだしちまってな…
      「家出したかも!!」なんて言いだしちまって…こっちが単なるサボりかもって言っても聞かないんだよ…」

dqn「男…母ちゃんに愛されてんのかな…」

チャラ男「意外っすね…」

生活指導「…夜遅くってならまだわかるが…まだ昼なのにな…まあ外に出て自ら息子を探そうとする母親を
      電話越しで必死に抑えてな…とりあえず男母には家にいて貰うように説得した」

幼馴染「……………(嫌な汗が止まらない…)」ダラダラダラダラ

生活指導「まあ俺は単なるサボりだと思うんだけどよ…これからちょっと外見回って男を見つけてゲンコ喰らわそうかと思ってな
      「母ちゃんを心配させやがってこのバカ野郎」って…でお前ら男のサボり先はしらねぇか?」

一同「…し、しりません!」

生活指導「はぁー…しゃあねぇ…サボり野郎が良く行きそうな所をいくつかチェックしておくか…お前らもさぼったりすんなよな」
ガララピシャン

幼馴染「どどどどどどどうしよう…」アタフタアタフタ

女先輩「男君…まさかこのままだと自殺とか…」アワワワ

後輩「なに縁起でもない事言ってるんですか先輩!やめて下さい!!」ウルウル

友「待て…待て落ちつけ俺…考えろ…」ブツブツ

dqn「こいつら何をそんなに慌ててるんだ…?」

チャラ男「ただ単にサボりなだけの気がするっスけどねぇ」

ダンッ!!

幼馴染「アンタ達!!、男の気持ちを考えてみなさい!!」

dqn・チャラ男「えー、そんなこと言われても…」

幼馴染「風邪が治って学校に戻ってみたら…机の中に自分が主役のエロマンガ…それもntr物があったのよ…
     おまけに登場するキャラが知り合いにそっくり…もし男がこのエロマンガの作成に関わっていたら…
      自分が脅されてるって思うでしょうね…家にも帰れない…学校にもいれない…可哀想な男…」グスゥ

dqn・チャラ男「でもその漫画を男の机に入れたのって…」

幼馴染「う、うるさい!!」

友「だ、だけど…これからどうする?」

幼馴染「…どうしよう…」ショボン

dqn「じゃあさ…サボって男さがそっか?皆で」

幼馴染「え…いいの?」

チャラ男「いま生活指導は学校にいないし…ちょうど良いんじゃないすか?」

友「確かに…でも良いのか?お前らは俺らほど心配はしてなさそうなのに…」

dqn「心配はしてねーわけじゃねぇさ…」

チャラ男「俺もっす、まあ男には恩もあるし色々聞きたい事もあるすっし…」

dqn「ま、先に生活指導が男を見つけたら俺らお役御免だけどなw」

チャラ男「男の頭にでかいタンコブができるだけっす…つーか俺らも明日ゲンコ確定か…ハァ
    あいつのゲンコまじで目から火花飛び散る勢いなんすよね…憂鬱」ウヘェ

dqn「体罰に厳しいこのご時世によくやるよなあいつも…女子はゲンコ喰らわないから安心していいと思うぜ」ニカッ

幼馴染「dqn君…チャラ男君…ありがとね…」グスゥ

女先輩「男の友情って…いいわね」グッ

後輩「先輩達カッコイイです…」ジーン

dqn「それじゃそろそろ行くか」

チャラ男「あ、皆…生活指導の見回りコースには気をつけるっすよ?」

一同「おう!!」ガララ

――学校外

幼馴染「学校出てから散らばって男を探して…
     結構時間たったけど…まだ見つからない」

幼馴染「…まだ皆から連絡がない…皆も見つけてないんだ」ハァ

幼馴染「男…どこいったんだよぅ…バカぁ…」グス

幼馴染「昔はアタシが親に怒られて逃げ隠れた時は…
     …男がすぐ見つけてくれて…慰めてくれたんだけどね…」

幼馴染「懐かしいな…アタシは男みたいに上手くいかな――!?」
     そうだ…あそこだ…まだ探してない!!」

――???

男「……死にたい…というか消えたい…」ドンヨリ

男「…学校に行きたくない…誰の仕業かわからないけど…皆の顔を見るのが辛い…」

男「…なんで俺がこんな目に…いや…俺が油断してたからか…」

男「はぁ…これからどうしよう…」

???「なぁ~に暗い顔してんのよ…バカ」

男「………幼………!!」

幼馴染「にひひ…懐かしいわね…この秘密基地…」ニコッ

――思い出の秘密基地

男「…そうか…お前も覚えてたんだ…この場所…そういえば学校は?」

幼馴染「さぼったw」ニコ

男「まったく…て、俺も人の事いえないけどな…」ハァ

幼馴染「………皆…心配してるよ…友・dqn君・チャラ男君・女先輩・後輩ちゃん…
    それにオタ3だって知ってれば絶対心配する…それにアタシだって…」グスッ

男「……ごめん……」

幼馴染「あやまるくらいなら心配掛けさせんなバーカ……」

男「…いつもと立場が逆転してるな…ハハハ…」

幼馴染「…そうだね…」

男「……昨日…約束破ってごめんな……聞きたい事は…あの本の事か…?」

幼馴染「うん…本をアンタの机にいれたのもアタシ…でも脅すつもりとかじゃなかったの…
     一昨日学校に持って来た時、生活指導にバレそうになって…
     とっさに休んでた男の机に隠しちゃったんだ…」

男「……そうか……」

幼馴染「…もし怖がらせたのなら…ごめんね…」

男「いや…お前が謝る必要ないよ…」

幼馴染「………ねえ男…あのエロ漫画は…一体なんなの…誰が描いたの…?
     ………もしかして…男が作成に関わってるんじゃないかって…」グスッ

男「…………幼………………」

幼馴染「いいだく…ひっぐ…ないなら…ひっぐ…いわなぐでもいいからぁ…」ポロポロ

男「……………………………」ギュッ

幼馴染「…ごえん…こんなときに…ないちゃって…うっ…ひっく…」ポロポロ

男「…幼…ごめんな…そんなに不安な思いをさせちまって…」

幼馴染「…あたしが…なきむしなだけだよ…」グスッ

男「………あの漫画の事…他の奴らも知ってるんだよな…」

幼馴染「…………うん…………」

男「……事情を知ってる奴を全員呼んでくれ……俺も腹をくくる…」

幼馴染「………いいの…?」

男「ああ…そうでもしないと…皆の顔をこれからまっすぐ見れないからな…」

幼馴染「…男……」

男「皆を…俺の家の前に集合させといてくれ…」

幼馴染「わかった……(いよいよ……なのね…)」

――夕方――男宅前

男「………これでそろったか……」

友「ああ…」

dqn「まったく…世話掛けさせやがって」ニカッ

チャラ男「そーっすよ、まったく明日が憂鬱っす…ゲンコの分は何がで穴埋めしてもらうっすよw」ヘラッ

女先輩「私は男君が無事だっただけでもう十分だわぁ(自殺とかしてなくてよかったぁ…)」ウルウル

後輩「…男せんぱぁい…心配したんですからねぇ…」ポロポロ

幼馴染「…男…そろそろ…いく?」

男「…皆…不愉快な思いをさせたり心配かけさせたりして…本当にごめん…
   …全部話すから…俺の家に入ってくれ…」

カチャ…ガチャキィィ…バタン

男「……ただいま………」

一同「…おじゃましまーす…」

男妹「!!??兄ちゃん!!??兄ちゃん!!!母ちゃん、兄ちゃんが帰って来たよ!!」

男母「……男!?男!!??男ぉぉーーーひっぐ…心配かけさせてバカぁ…」ポロポロ

一同(男の母ちゃん…若っつーか可愛い!!??)

――男宅リビング

男母(電話中)「ええ…帰ってきました…申し訳ございません…きつく言っておきます…明日よろしくお願いします…」

ガチャン

幼馴染「学校ですか?」

男母「ええそうよ、まったく…男のせいで母ちゃん恥ずかしい思いしちゃった」プンプン

dqn「…(なんだこの可愛い生き物は…)」ジーッ

チャラ男「…(眼鏡先生とは真逆の良さっすね…)」ゴクリッ

友「………(正直…男の上の妹と言われても…わからないだろうな…)」

女先輩「……(見た感じ…ノーメイクよね…凄いわね…天然アンチエイジングって奴?)」

後輩「……(大人なのに…私より子供っぽい外見…安心したようなショックなような…)」

男妹「…兄ちゃん…心配したよ…」グス

男「ごめんな…妹…」ナデリナデリ

男母「母ちゃんだってとーっても心配したんだからぁ…それにお友達にもこんなに心配かけさせて…皆さん申し訳ございません…」

一同「い、いえいえ…」アセアセ

男「母ちゃん…学校サボってごめんな…でも…アンタのしでかしたことは…
     ぜ  っ  た  い  に  ゆ  る  さ  な  い  !!」ギロッ

一同「!!???」

男母「え…何を…男?」!!??

男「……昨日…なんで俺とケンカしたのか忘れたの…?」

男母「あ………(男が学校サボったって話を聞いて…吹っ飛んじゃった…)」

男妹「…あの時もお姉ちゃん達来たんだけど…帰ってもらったの…ごめんなさい…」

一同「…(なるほど…あの時はケンカしてたのか…)」

男「…母ちゃん…今日来た俺の友達の顔を…よーく見て御覧…なにかおもいだすんじゃないか…」ゴゴゴゴゴゴゴ

男母「…あ!………あわわわわわわわわわ……………」アセアセアセ

dqn「なんか男の母ちゃん…すんげー顔色悪くなったぜ?」

チャラ男「男の風邪でもうつったンすかね?」

男母「………あの…男…皆さんは…例の「アレ」を…」ダラダラダラダラ

男「…全員見たそうだ…まだ「誰が」描いたかは知らないけどね…」

男母「………男ぉ…………」ダラダラダラダラ

男「……もちろん…皆には言うよ……当たり前でしょ?」

男母「……ふえぇぇぇ………………」ダラダラダラポタポタ

男「…なに懇願するような目で俺を見てんの…俺を見たってどうしようもないでしょ」ツメタイマナザシ

男母「…エヘヘヘヘヘヘェ…」ダラダラダラ

女先輩「さっきから男君のお母さん…すんごい汗ね…活発な新陳代謝も若さの秘訣なのかしら」センベイバリボリ

後輩「…女先輩って…やっぱり見てる所がおかしいです…」オチャズズゥー

友「…(さっきから男は母親となにを喋っているんだろうか…)」

男母「…あの…その…出来心で…(ゝω・) テヘペロ…」

ダンッ!!

一同「!!??」ビクッ

男「…ふざけないでね…「お母さん」…」ニコニコ………

男母「…は…はひ…(男が…「お母さん」っていうときは…本当に許してくれない時だ…)」アワワワワ

男妹「………(ごめんね母ちゃん…今回ばかりは正直「ざまぁw」って思ってる)」

幼馴染「お、男…!?」

男「…ああ幼馴染…もうちょっと待っててくれないか…すぐに終わるから」ニコ

幼馴染「うん…わかった…(男がマジギレしてる時の冷たい笑顔だ…)」クワバラクワバラ

男母「………ひえぇぇぇぇえええ……」ダラダラアセアセ

ピンポーン…

男妹「!!(来た!?早い!!)」

男母「!!??(チャーンス!!とりあえずこの場をしのげるかも!!)」

トテトテ

男母「はーいどちら様でしょうか?」

ガチャ

男母「あ………………どうし……て……」

眼鏡先生「……グッドアフタヌーン「爆弾娘」…どうしてって…あんたが呼んだんでしょうが…」

男母「え…っと…あ!!」

眼鏡先生「昨日電話で「息子とケンカした…どうしよう!!家庭の危機だ!!」って私に泣きついたのはアンタでしょうが…仕事終わってから行くって言ったはずよ…」ハァ

男母「あ…あははは…そうでしたね…」

男妹「…(違かった…そうだよね、早すぎるもんね…)」

男母「…「委員長」…ごめん…呼んでおいて悪いんだけど一旦帰ってもらえないかなぁ…」アセアセ

眼鏡先生「…今の私は「眼鏡先生」ですので…あら?リビングに見知った顔がちらほら…フフフ
      どうやら面白い事になってるんじゃないの…?」ニヤニヤニヤ

男母「………(もしかして委員長…火に油を注ぐつもりじゃ)」サァーーーー

眼鏡先生「おじゃましまーす♪」

男母「…はははは…………」マッサオ

dqn「あ、眼鏡先生!」

チャラ男「どうしてここに!?」

眼鏡先生「「男母」さんと「お友達」なのぉ♪」クスクスクス

男母「…はい…そうです…はははは…」ニガワライ

幼馴染「へぇーそうだったんですか…」

女先輩「でもこうして並んでみると…」

後輩「まったく対照的な方達ですね…」

友「おもしろい組み合わせだけどな」

眼鏡先生「そうでしょおぉ~私達ってぇお互いに欠けてるものがあるから仲良くなれたのよねぇ~」ニヤニヤニヤ

男母「うんほんとそうだよね~あははははは」ヤケクソ

男「先生…お越しいただいて申し訳ないのですが…これから皆に大切な話が」

眼鏡先生「ああ知ってるわよ?私は邪魔するつもりないからどうぞ」シレッ

男母「!!??(委員長!!助けてくれないの!!??)」オーマイッガ

アフタヌーンでなくイブニングのほうが適切だったかもしれんので脳内変換ヨロ

眼鏡先生「つーかあなた達の探してる人物って彼女だから」

一同「え…ええええええええええ!!!!!!?????」

男「っ先生!!俺が言わなきゃいけない事だったのに!!」

眼鏡先生「ごめんねー(ゝω・) 、私もあの子達とゲームして約束しちゃったからさぁ…教えなきゃいけなかったのよ」ウフフ

幼馴染「えっ…一体…この家のどこに…」

男妹「……幼姉ちゃんがこの家の「開かずの間」って呼んでたところ…あそこが母ちゃんの作業場なんだ…」

幼馴染「あ…あそこかぁ…ついぞ一回も入ったことのない…」

男「…在宅デザイナーと兼業でエロマンガを描いてるからな…俺も仕事を手伝った事何回かあるよ…」

友「なるほど…だから幼が「夜遅くまで何かしてるらしい」と判断したのか…」

dqn「あれ…でもよ、そうなるとよ…お前も描いてる途中のエロマンガの中を見てるって事だよな?」

チャラ男「そうっすね、だったら俺らをモデルにした話を見た時点でとめてくれなきゃおかしくないっすか?」

男「作業は全てデジタル…俺は背景とかモブとかしか手伝ってない…人物は後から上乗せできるし…それに」

女先輩「それに?」

男「母親が描いてるエロマンガの内容なんて…気恥かしくてあまり見たくなかったんだ…///」カアア

後輩「気持ちはわかります…///」カアア

俺も仕事を手伝った事何回かあるよ ×

俺も仕事を手伝った事何回もあるよ ○

女先輩「なるほどねー…お家の手伝い…だから幽霊部員みたいな感じだったのねぇ」ナットク

男「ふまじめな部員で申し訳ない…」

幼馴染「…(おばさんの描いた漫画を気恥かしくて見れないなら…今まで単行本があったのはどういう事なんだろう…?)」

男母「え…男…今まで母ちゃんの描いた漫画を見たことないの!!??」

男「ねーよ!!」

男母「嘘…だって単行本が出るたびに…男の秘蔵本の隠し場所にこっそり入れてたのに…」

男「だああああああああ何やってんだよこのアホ女ぁああああああああ!!!」

男母「飽きて適当に片づけてたところにこっそり忍び込ませてたから…いつかみるかなぁと…」エヘヘ

男「」ギリギリギリギリ

幼馴染「…………(な、なるほど…)」ゴクリッ

男母「男だって雄って事はわかってるからね…だから母ちゃんも息子が間違いを犯さないように力を」

男「力入れるところ間違ってるだろうがこのバカ女ぁああああああああああ!!!」

眼鏡先生「ぶっあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwww」

一同(なんだこのカオス空間…)

男妹「……(私もたまに兄ちゃんの秘蔵本を借りて…友達と一緒にみたりしてる事…ばれてないよね?)」

友「…まだ疑問点があります…男母さん…なぜ「俺達」を「モデル」にしたんですか…それもドギツイ「ntr」物の…」

男母「…え、えーっと…あはははは…言わなきゃ駄目ですよねぇ…ははは…」アセアセアセ

――回想

男「この写真はこうまとめてっと…」

コンコン

男母「おとこー、はいるわよー」

男「いいよー」

ガチャ

男母「なにしてるのー?」センタクモノオキッ

男「林間学校とか体育祭とかのイベントの時の写真を整理してるんだ」

男母「まめねぇ」

男「友達との思い出だからね」ヘヘヘ

男母「この写真は?」

男「林間学校の時の写真かな?この美形が友、こっちのいかついのがdqn、この軽そうなのがチャラ男
    あとこっちの3人組はオタ3っていうんだ。みんな一癖もふた癖もあるけど良い奴らだよ」

男母「へぇー(なんかの時に使えるかもしれないわね…)」ノウナイメモメモ

――回想

男「あとこっちが全学年オリエンテーリングの時の写真か…」

男母「あらこの子綺麗な子ね」

男「この人は部活の女先輩…美人だけど喋るとヘンテコな性格でおもしろいんだよなぁ」

男母「こっちの可愛い子は?」

男「こっちは部活の後輩、幽霊部員の俺なんかでも慕ってくれる可愛い奴だよ」

男母「ふむふむなるほど…」

――現在

男母「…という事で…あなた達の顔を使わせてもらいました………ごめんなさい!!」ドゲザッ

男「…済まない…俺の油断が招いた結果だ…申し訳ない」ドゲザッ

眼鏡先生「男君は悪くないわよ…まさか「母親」が「息子の友達」をネタにするなんて思わないもんねぇ…」ジーッ

男母「…まことに…おっしゃる通りでございます…」ドゲザノママ

友「…あの男母さん…」

女先輩「あのですね…」

後輩「ちょっとこちらに来てもらってもいいですか?」

男母「あの…なんでございましょうか…」ビクビクオドオド

女先輩「あの漫画の中の私たちなんですが…」

後輩「どういった理由でああいうキャラ付けになったんですか?(というよりどうして生えてない?)///」カアア

友「なんで俺を女にしようと思ったんですか…(というか前半までは俺の望み通りの展開だった…)」

男母「えーっとですね…写真で顔を見て…男から適当に話を聞いて…あとは私の想像とか妄想です…はい…」ゴメンナサイ

眼鏡先生「あーあんま深読みしない方がいいわよー、この「爆弾娘」は適当な想像や妄想でこっちの理解を超える事をしでかすから」

一同(なるほど…)

友(…じゃああれは男が望んでるわけじゃなかったのか…)ガックリ

dqn「そういえばよ…生活指導はどうして顔知ってるんスか?」

チャラ男「そうっすね、写真なんかないはずっすよね」

男母「…男と3者面談した時…「お…この顔はかなりグッドね、陵辱物的に」と思いまして…」アセアセ

dqn「…可哀想に……」

チャラ男「あいつが一番気にしてる事を…」

眼鏡先生「本人が聞いたら泣いちゃうかもね…」クスクスクス

男母「!!??お願いします言わないでください!!!!」ドゲザッ

幼馴染「…おばさん…」

男母「な…なにかな…幼ちゃん…」ビクビク

幼馴染「まだ友がした質問に答えて貰ってないよ…どうして「男」を主役にしてアタシ達を「ヒロイン」にした「ntr」物を描いたの…?」

男母「え、えーっと…えーっとね…」アセアセダラダラ

――回想――打ち合わせ風景

担当♀「…だ か ら ! 時代は「ntr」ッスよ先生!!」

男母「え…そうなの?」キョトン

担当♀「そうっすよ!!ここらで先生も一皮むけてntrに手を出すっす!!」

男母「むー…でも描いたことないしなぁ…」

担当♀「確かに先生は萌えエロらぶエロの人気作家…だけど愛と憎しみが表裏一体なように
     純愛いちゃらぶとntrもまた表裏一体なんすよ!!」ハナイキフンガー

男母「は…はぁ」ドンビキッ

担当♀「特に先生の画力と…今までの地位を使えば…期待のntr物が作れそうっす!!」

男母「そう言われると…ちょっと手を出してみたくなるなぁ…」

担当♀「そうっすよ!一回くらい手を出したって罰はあたんないっす!!」

男母「ようっし、じゃあちょっと考えてみるね!」

――回想

男母「とは言ったものの…むー…なにかピンとこないなぁ…」

男母「担当ちゃんがいうにはぁ…自分の好きなものが汚される傷つけられる苦痛がどうのこうのとか…」

男母「レディコミでも見てみるぅ…?なんか違うような…」

男母「私は男性向けエロ作風だし(女性のファンも多いっぽいけど)…」

男母「…そうだ!試しに私の大切な息子…男を主役でストーリーを考えてみよう…試しは試しっと…」

――脳内妄想後

男母「ぐはぁーーー胸に来るわぁ!!自分の妄想ながら胸に来るわぁ!!!」ハァ―ハァ―

男母「はっ!!…これが「ntr」の「醍醐味」って奴なのね…担当ちゃん…私なにか新しい道が開けたわ…」

――回想――打ち合わせ

男母「これがネームなんだけど…」

担当♀「ふむふむ…」ペラペラペラ…

男母「どうかな…担当ちゃん?」

担当♀「うぉおおおおお凄まじいっすヤバいっす!!!自分にチンコがあったら
     間違いなく欝勃起確実っす!!心のチンコビンダチっす!!!」ビンビンッ

男母「…手ごたえはあったようね…」

――回想

担当♀「やっぱアへ顔ダブルピースははずせないっすね」

男母「おk…入れてみるわ」

――回想

男母「…(男を主役にしないとおもしろいntrストーリーが作れない)」

担当♀「この生活指導良い面構えっすねぇ…まるで女を陵辱するためだけに生まれたみたいっすね!」

男母「ま…いっか」

――回想

担当♀「いやーこのまえ催眠物のエロゲーやったんすけどエグかったすわぁ…ジワジワと毒が効いてきますわぁ」

男母「へぇ…面白そう…(だとしたらntr魔はこの間見たあの子達で…)」

――回想

担当♀「ts物って興奮するっすよね!!人気もありますし!!」

男母「…(そういえば男の友達にえらい美形の子が…)…おもしろい物作れそう」ニヤッ

担当♀「まじっすか!!??」

男母「こんな話なんてどうかしら?」

――回想

男母「嘘…私のブログ…叩かれすぎ…!?」

男母「これが噂の炎上…一体全体…」

男母「何々…「信じてたのに…裏切られました!!」「ntr厨視ね」「もうお前の漫画は買わない」
    「不愉快だった!!」「二次元の処女膜はリアルより尊い」…ひどーい!!なによそれぇ…」プンスカ

――回想

ピンポーン

男母「はーい」

配達人「宅急便でーす、ハンコおねがいしまーす」

男母「はぁい」

配達人「ありあとっしたぁ(中学生ってこの時間まだ学校なんじゃ?ま、いいか)」

男母「なにかしら…この厚みは…ああこれね!」

ビリビリ

男母「私の新しいコミックスね…」

男母「さーってといつもどおり」

男母「男の秘蔵コレクションに仕込んでおきますか♪」

一番最後の行を訂正

男母「男の秘蔵コレクションに仕込んでおきますか♪」(完璧にどんな漫画を描いたか忘れている)

とりあえず一旦ストップです

――現在――男宅リビング

眼鏡先生「…しっかし…アンタも自分の息子とその友達使って良くこんなエグイの描く気になれるわねぇ…」

スッ

幼馴染「先生カバンから何を…ってそれ!!」

男「…「恋する少女は地雷原」…」

男母「やめてぇえええええ!!!これ以上は私の心がぁああああ!!」

眼鏡先生「はぁ?何言ってるのよ…「自業自得」でしょ…うひゃひゃ、やっぱそっくりだわww」ペラペラ

dqn「つーか先生それ持ってたんスか…だったら昨日俺らに協力してくれてもよかったのに…」

眼鏡先生「…これを買ったのは昨日の事よ、あなた達の話が気になって仕事帰りに本屋に寄ってね」ペラペラ

チャラ男「もしかしてそれって「ババアの本屋」で買ったんスか…?」

眼鏡先生「そうそう、あのおばあさんの本屋で買ったのよね…というか成人物はここら辺だとあそこでしか売ってないからね」ペラペラ

友「dqnとチャラ男は先生と入れ違いだったわけだ…」

眼鏡先生「この本を家で読んでる最中にね、このバカ娘から電話がかかってきてね…
     「息子とかくかくしかじかでケンカした!!どうしよう!」って…
      まあその時はなんとかなだめて後日に家に行くからって約束して…
      その時「そういえば漫画のモデルにされたって生徒達が来てたな…」って思いだしてね
      ただ情報を教えるだけじゃ私もおもしろくないから…ああいう事をしてみました」ニヤリ

男母「あぐうぅぅぅ………」プルプル

眼鏡先生「あんたさー…先の事考えず暴走する癖ホンット変わんないわねー…あ、考えられないのか…」

男母「…何も言い返せねェ…」グサグサグサ

眼鏡先生「コミケ事件の時もさー」

男母「やめて!!それ言わないで!!!」ギャアアアア

一同(コミケ事件!?)

眼鏡先生「は?現在進行形で黒歴史執筆中なんだからこのさいぶちまけちゃいなさい」

女先輩「あのー何をやらかしたんですか…?」

後輩「…男母さん…見てて可哀想になってきました…」

眼鏡先生「同情する事ないのよー、あなた達は「被害者」なんだから…「コミケ事件」ってのはね…
      男君がちっちゃな幼児だった頃…、この「爆弾娘」が初めてコミケに参加したのね…
      本も中々に売れたみたいだけど…注目の的はやっぱりこの子の「容姿」だった
      見た感じ「ロリ系中学生アイドル」がエロ同人売ってるんだもんねぇ…」

男母「おねがいぃ…言わないでぇ…」ナミダメ

眼鏡先生「「だが断る」、んでこのバカ子も考えれば良いのに…初めてで舞い上がっちゃったもんだから
      客のオタク達にお願いされて握手だのなんだりしちゃったのねぇ…
      まあお願いされたら断れない子ってのもあるけど…でも一番やっちゃったのは…」

幼馴染(何をやらかしたんだろう…)

眼鏡先生「私たちがあなた達に「例えこの漫画家の正体を知っていても教えられない」って言ったの覚えてる?」

友「はい、変なファンのせいで酷い目にあった作家が多いって…」

眼鏡先生「このバカ子はね…自分の売りだした同人誌の奥付にねぇ…当時の自分の住所を記載しちゃったのよ」

一同「!!???」

男母「うぐうぅぅ……と、当時はネットも普及してなかったしぃ…感想とか知るためには直接送ってもらうのが一般的だってばっちゃが…
    それに他の作家さん達のも参考にしたりしたしぃ…」ゴニョゴニョ

眼鏡先生「シャラーップ!…大体、男のエロ同人作家と女のエロ同人作家で同じように物を考える時点で…
      まあそんなこんなでこいつの当時の住所は不特定多数に知れ渡ることになりました…まったく」

男母「……………」ズーン」

眼鏡先生「彼女の旦那はそんな事は露知らず…妻と幼い息子のために仕事に出かけました…そして帰ってきたら…」

一同(帰ってきたら!!??)

眼鏡先生「なにやら得体のしれないブヒブヒ言ってる輩4~5人が自宅のアパートのドアをガンガン叩いています…
      その時この子は奥の部屋で息子を抱きかかえて布団にくるまって怯えてたそうな…
      さて旦那さん、最初は紳士的に話しかけるも向こうがあまりにも話が通じなくて…
      挙句の果てに「あの子は俺のもんだぶっひっひ」とか言い出して旦那さんに殴りかかって…
      ぶち切れた旦那さんそいつら血祭りにあげちゃった…運よく旦那さんは罪に問われなかったけど…今同じ事したら…」

男母「もう反省してます!!だから言わないでぇ!!!」

眼鏡先生「反省してたらこんな漫画描かないような…オタクにはオタ3君達みたいな無害な子もいる一方…そういう危ない人たちもいる
      オタクじゃない人と変わらないのよそこは」

男「…過去にそんな事が…全く覚えてない…ただ大昔、アパートに住んでた事はかすかに覚えてるけど…」

眼鏡先生「当時の貯金とその時の同人誌の売上を頭金にしてこのマイホームのローン組んだんだっけ?」

男母「はい……」

眼鏡先生「まーとっとと住む場所変えたかったろうしねー」

幼馴染「そっかー…生まれたときからずーっとじゃなかったんだぁ…」チョットガックリ

眼鏡先生「あと学生自体にやらかした事とかも含めると…」

男母「もう堪忍して下さい!!!」メマッカ

眼鏡先生「あなた旦那さんにずーーーーーっと迷惑かけっぱなしだもんねぇ…それこそ生まれてからずっとじゃない?」

幼馴染「え…それじゃおばさんとおじさんって…」

カチャ…ガチャ!バタン!!

dqn「ん?玄関から誰か入ってきたみたいだぜ?」

ガチャ

チャラ男(リビングのドアが開いたと思ったらナイスミドルが現れたッス…)

???「ハァハァ…スマン男妹…ただいま…今帰って来た…!?始めてみる顔が多いな…男の友達か…!!??「委員長」まで…
   ゴホン、はじめまして皆さん…「男父」と申します…息子が世話になってます」

一同(お、男の父親…)

男妹「!!!父ちゃん!!お帰り!!」ガバッ

男父「遅くなって済まなかった…」ナデナデ

眼鏡先生「お久しぶりね「男父」さん…(「オトコ君」…やっぱりかっこいいよぅ…)」ポーッ

友(…先生の顔が恋する女の顔だ…)

男母「………「オト君」…なんで今ここに…!!??」ポカーン

男父「久しぶり「委員長」…「幼馴…男母」私が今帰って来たのは昨日娘から「父ちゃん、家庭の危機だよヘルプミー」と連絡がきたからだ…
    かなり切羽詰まってた様子だったから無理言って出張先から早引きしてきた…明日も休みを貰ったよ」

男「…おまえそんな事を…」

男妹「だってだってぇ…」

dqn「家族思いの良い父ちゃんじゃねぇか…」

チャラ男「いやぁ、家庭のために仕事ブッちするとは…男前だしやるっすね」

男父「………十中八九「私の妻」が「また」何をやらかしたんだろうが…まさかここにいる皆さん「全員」が関係していらっしゃるのか…?」

男母「………」ダラダラダラダラダラ

女先輩「男母さんの顔が…」

後輩「青色から土気色に…」

男父「…男…幼ちゃん…一体何が起きたんだ…?」

男・幼「………………(ど、どうしよう…!?)」ダラダラダラ

幼馴染「…ちょっと男…おじさんにいったらヤバいかな?」ボソ

男「…超ヤバい…普段は怒らない父ちゃんだけど…怒ったときは…どうしよう」ウワァアアア

眼鏡先生「私が説明してあげるわ」

一同(先生!!??)

男父「…「委員長」…悪いが私は二人に聞いて―――」

眼鏡先生「「男父」さん…今の私は「眼鏡先生」なの…「可愛い生徒」が巻き込まれた事件について私に説明させてください…」

男父「…わかったよ「眼鏡先生」…」

男母「い、「委員長」…」

眼鏡先生「…あなたももう大人で二児の母親なんだから…腹をくくりなさい」

男母「…はひぃ…」シュン

眼鏡先生「…簡単に言うとね…ここにいる「男君の友達」をエロマンガの資料にしたのよ」

男父「………お前……なんて事を………」ワナワナ

dqn(あ…男の父ちゃんが男の母ちゃんと男の頭を後ろから掴んで…)

チャラ男(そのまままああああああ!!!???)


       ゴ  ツ  ン !!!

シュウウウウウウ

一同(自分の頭もろとも…床に叩きつけて矯正土下座…!!!)

男母「ッッ…いった~い……」ジンジン

男「なんで…俺まで…」ジンジン

男父「誠に…申し訳ない!!!」ジンジン

グワッ――ゴツン!!!

男・男母「痛い!!(また!!??)」ジンジンジン

男父「うちの家内が…私の監督不行き届きのせいだ!!」ジンジンジン

グワッ―――ゴツン!!!!

幼馴染「あの~もうそのくらいで許した方が…おじさんの額もヤバい色に…」

男父「幼ちゃんがそういってもな…このバカたれを許せるか!!!」

グワッ―――ゴツン!!!!

男・男母「痛い!!!!!」

男「なんで俺まで…」ジンジンジン

男父「出張に行く前に言ったよなぁ男…「お前に母ちゃんを任せるぞ」…って…」ゴゴゴゴゴゴ

男「いやだってこの件は出張云々関係…(でも俺の油断が招いたっちゃ招いた事だけど)」

男父「…仕方ないか…まだお前に母ちゃんの制御は無理だったようだからな…」

男母「うう…痛いよぅ…」サスサス

女先輩「やだ…おでこさすってる男君のお母さん…すっごい可愛い…」キュン

後輩「先輩…自重しましょうよ…」

男父「……皆さんは…私の妻を訴えるおつもりですか?」

一同「!!!?????」

男父「こいつはそれだけの事をしでかしました…「肖像権の侵害」「名誉棄損」「侮辱罪」…素人の私でもわかるだけでこれだけの罪を今回重ねてます…
   もちろん賠償金も時間がかかってもお支払いいたします…あと出版社にお願いしてこいつの作品も全て回収して貰います」

男母「!!??そ、そんなの無理だよぅ…お、お金が…」アワワワワ

男父「…お前はそれだけの事をしでかしたんだ…」ギロッ

眼鏡先生「…(お灸が効きすぎたかしら…?)」アセアセ

男父「…男には悪いが…賠償金のために高校を辞めて働いて貰うからな…後この家も手放す」

男「え…」サアァーーーー

男妹「あわわわわわわ………」アセアセアセアセ

幼馴染「ちょっ、ちょっと…ここまで大事になるなんて」アセアセ

友「男が学校やめるとか…俺はどうすれば」アセアセ

dqn「そ、そこまでして貰おうとはかんがえてねぇぞ俺はぁ」アセアセ

チャラ男「そ、そうすっよ、男父さんもちょーっと頭に血が上り過ぎっす」アセアセ

女先輩「わ、私もただ謎がしりたかっただけっていうかー(そういえば文句言おうとしてたんだっけ?)」アセアセ

後輩「は、はい私もです(もう文句を言うどころの問題じゃないです)」

男父「皆さんの優しさ…誠にありがたいですが…それ以上はこいつの暴走を酷くさせるだけです!!」ギロッ

男母「ひぃ…」シュシュシュシュン

男父「元はといえば私がこいつに甘かったせいか………」ブツブツ

男母「ご…ごえんなさい…もう…りこんだよね…こんなばかおんな」エグ・・・ヒグ

男父「…別れはしないさ…お前と一緒にどん底まで落ちるよ…もう「運命」みたいなもんだからな…」

友「!!??(……魔獣使いと同じセリフ…魔獣と村娘って…まさか…!?)」

男母「う…うえぇえん…みなさん…ごえんあさい…」ヒッグエッグ

眼鏡先生「………………」ギュッ

男「………………………」フリーズ

眼鏡先生「…「オトコ」くん…ちょーっと早合点が過ぎるんじゃない…?」

男父「どういう事だ…?」

眼鏡先生「あなたは…この子たちが「モデル」になったっていう「漫画」をまだ読んでないんでしょ?」

一同「!!!????(先生、それはヤバいです!!!)」

友「(…横恋慕してるとしたら!!)先生!!あなた男母さんにとどめを刺」

男母「…ううう…「委員長」うぅぅ…」グスグス

眼鏡先生「…あんたのその泣きべそもずいぶん久しぶりね…でも誤解しないでね…私もアンタの「ファン」なんだから…悪いようにはしないわよ」フフフ

幼馴染「先生一体なにを…」

眼鏡先生「男君…この家の作業場ってこの部屋?」

男「………ハッ!?…は、はいそうです!!」ショウキニモドッタ

――「開かずの間」兼「男母作業場」

眼鏡先生「恐らくあるはず…」ガサゴソガサゴソ

一同(先生は一体何を探してるんだろう…)

眼鏡先生「あ、あったわ…これよこれ…起死回生の秘密兵器…」ニヤリ

一同(一体何を見せるつもりなんだろう…)

幼馴染「例の本だったら…あんなもんを見せたら火に油というよりニトログリセリンレベル…」

眼鏡先生「…「オトコ」くん…これがあなたのお嫁さんが描いたエロマンガよ…」

トサァ

男父「…実際に見るのは初めてだ…何々「恋する乙女は爆弾娘」「気になるあの子は時限爆弾」「私の導火線に火をつけて」…」

男母「あ…(私の過去の単行本…)」

幼馴染「(今までの単行本…でも例の本だけないわね…)…おじさんっておばさんの漫画見るの初めてなんですか?」

男父「ああ、こいつはなにやら恥ずかしがって…私も無理に見るのは悪いと思ってみてないんだ」

男母「//////」カアアアア

友(息子には見せようとしてるのに…わからん)

男(しかし…過去の単行本を使って先生は何をしようとしてるんだ!!??)

眼鏡先生「それじゃ「オトコ」くん…解説してあげるから適当に読んでみなさい」

男父「み、未成年の皆さんの前でエロマンガを読むなんて…」アセアセ

眼鏡先生「…つべこべ言わずさっさっと読む!!」ギロッ

男父「は、はい…」
ペラ

眼鏡先生「その主人公の子とヒロインの子、男君と幼馴染さんになんとなく似てるわよね?」

男父「…そういえばなんとなくだが…」

ペラペラ

眼鏡先生「こっちの素直に慣れない主役はdqnくんに雰囲気がなんとなく似てるでしょ?」

男父「そう言われればそのような…」

ペラペラ

眼鏡先生「こっちの軽そうな男の子ってチャラ男君に似てない?」

男父「ううむ…」

友「…なるほど…そういう事か」ボソッ

幼馴染「どーういうこと?」

友「眼鏡先生は…過去の単行本のキャラを使って「どうとでも」取れる事を使って「俺達をモデルにした証拠」にそこからでっちあげようとしてるんだ」

dqn「なるほど…」

チャラ男「眼鏡先生って頭も回るんすね…」

幼馴染「でも良い方法ね…あんな酷いのは例の単行本だけだからね…他のはハッピーエンドも多いし描写もわりとマイルドなはず…」

男母「……………」ポカーン

眼鏡先生「ね?エロマンガっちゃあそうだけど…そこまで大した描写はされてないでしょ」

男父「だがしかし………」

眼鏡先生「他の皆さんはどう思う?」クスクス

幼馴染「アタシは別に気にしてませんよ(先生の作ってくれたチャンス…)」

友「俺も別に(凄い気にしてるけど)」

dqn「俺らもそこまで気にしてないぜ…なあチャラ男?(上手い事言えよ…)」

チャラ男「むしろ漫画の中のように可愛い子と付き合いたいっす…(これは本音っす)」

女先輩「私も気にしてないですよ~(今度はハッピーエンド描いてもらうんだから!)」

後輩「わ、わたしも…でもできればやめてほしいかなぁ…ははは(もうちょっとマイルドなら…)///」

男父「ぐ…………はぁ…皆さんの優しさに感謝するんだぞ…「男母」…」

男母「………はぁい……(委員長…皆…ありがとう…)」グス

男父「だがな…お前はこれから「男」が「高校卒業」するまで「活動禁止」だ!!わかったか!!!」

男母「は、はいいいい!!!!」シュシュシュシュン

男妹「……おわったのかな…?」

男「……………たすかったぁ……?」ヘナヘナヘナ

幼馴染「…でも先生って凄いね…ちゃんと今までの単行本読んでないと…あんな嘘つけないもんね…」

友「そうだな…(ファンってのは…本当だったんだな…)」

男父「皆さん…もうこんな時間だ…できれば夕食を我が家で食べて頂かれてはどうだろうか?」

男母「!!と、とびっきりの御馳走つくるからね!!!」

男父「いくら美味いモン作ってもお前のやった事が帳消しになるわけじゃないぞ…」ギロッ

男母「ははははは…」タラリ

幼馴染「アタシはごちそうになろっかな…皆はどうする?」

友「…せっかくだから俺もごちそうになろうかな」

dqn「俺も腹減ったからなぁ…そういえば昼からくってねーな」

チャラ男「そういえばそうっすね」

女先輩「おなかすいたー」

後輩「先輩…みっともないです…」

男「そうか…俺のせいで昼食ってないのか…皆ごめんな…」

男妹「皆でごはん!!」

眼鏡先生「それじゃ私もお言葉に甘えましょうか…「爆弾娘」の作る料理は久しぶりね…」

――夕食後――玄関前

一同「御馳走様でしたー!!」

男母「またいつでもいらしてね」ニコッ

眼鏡先生「いつでもかけつけてあげるわよ…」フフフ

男母「い、委員長は…そんなにこなくても良いよ…」

眼鏡先生「あら、恩人に向かってその」

男母「やっぱりいつでも来て良いわよいつでも!!!」アセアセ

男父「皆さん…今回の件は誠にすまなかった…もしよければこれからも男を仲良くしていただきたい…」

眼鏡先生「まったく「オトコ」くんは真面目なんだから…でも変ってないそこが…」ポーッ

男母「!!??い、委員長!!わ、私の旦那なんだからね!!??」

眼鏡先生「チッ…ちょっとぐらい良いじゃない…それじゃお邪魔しましたぁ」

一同「お邪魔しましたぁ」

男父「委員長…変ってなかった…いや、もっと綺麗になってたな…」

男母「…うん…」

男父「…お前は後でお説教の続きだからな…」
男母「ぐえ…はぁい…」シュン

――男宅2f――男自室

男「……ふぅ……」

男「なんだか目まぐるしい二日間だった…」

男「皆にも迷惑かけちまったし…」

男「あーあ…あいつらは許してくれたけど…罪悪感がなぁ…」

男「それに、父ちゃんにも嘘をついたわけだし…」

男「先生がああしなかったら…考えるだけ恐ろしい…」ガクガクブルブル

男「でも…今日はしっかり眠れそうだ…」

男「それに母ちゃんも俺が高校生の間は活動停止だから…」

男「今後仕事を手伝わされる事もないだろう…」

男「そうすれば今までより皆と遊んだり部活に励んだり…勉強はまあいいかw」

男「そう考えるとなんだか楽しくなってきたぞ」ワクワク

男「それじゃ明日からの生活に期待して…」

男「おやすみぃ~」アカリケシッ

――「転」【幼馴染「このエロ漫画描いたの誰なのよ!!」】――終――

やっと「転」が終わった…「結」は「男視点」になります
まだもうちょっとつづくんじゃぞ


――「結」【男「気になるあの子は爆弾娘」】――始――

――???

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「う…う~ん…なんだ…ここは…?」

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「つーかなんだこの音は…俺の目覚ましはこんなデカイ駆動音しないぞ
   なんか…すっげー焦燥感を煽られる音っていうか…」

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「?…なんか近くに…まさかこれって…」

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「テレビや漫画でしか見た事ないけど…時限爆弾って奴にそっくりだ…」

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「どどどどどどど、どうしよう…」ピグレット

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「…時計と爆弾らしき物体が…色別の四本の線でつながってる…」

チクタクチクタクチクタクチクタク

???「はやく線を選んで切れ!!大変な事になるぞ!!」

――???

男「お、お前らは…」

dqn「お前このバカ野郎!とっとと処理しやがれ」ヒッシ

チャラ男「童貞のまま死にたくねェっす!!!マジでたのむッス!!!」アセアセ

チビオタ「いいか男冷静に冷静に考えろ考えるんだ」アタフタ

ガリオタ「急いては事をし損じるでござるよ!!!」

デブオタ「そんな事言ってる場合じゃないでしゅ!!時間ないでしゅ!!!」

生活指導「親に孫の顔を見せられないで死ねるか!!!たのむぞ男」

ババア「あああ!!??なんだってぇ!!!???」

チクタクチクタクチクタクチクタク

男「なんでお前らこんな所に…っていうか先生とババアまで…」グルグル

一同「いいからとっとと選んで処理しろ!!!!」

男「わ、わかったよ…うげ…タイムリミットまであとわずか…
  燃えるような赤色の線…目が覚めるような青色の線…穏やかな緑色の線…鈍い灰色の線…」

男「どれを選んだらいいんだろう…」アタフタ

チクタクチクタクチクタクチクタク

――赤い線ルート

男「よし、せっかくだからこの赤の線を選ぶぜ!!」プチン

チクタクチクタ………

男「ふう…とりあえず止まっ」

カタカタカタカタ

男「なにやら凄く震えております…」ガタガタガタ

ズガァアアアアアアアアアン…ゴオオオオオオォォォォ

男「あわわわわわわ…爆音の後、周り一面が炎に…」

???「ずーっと、この思いを胸に秘めていた…」

男「?なにやら聞いた事ある声が…」

???「ふふふ…あんたは全然気づいてなかったかもしれないけどね…」

男「???どういう事???」

???「素直になれなかったアタシも悪いんだけどね…でもそろそろ気づいてほしいな…」

男「はぇ???」

???「さあ、もう目覚めなさい!!」

――男宅2f男自室――朝

ジリリリリリリリリリリリリリ

男「うおおおおおおおお!あっちいいいいいいいい!」スピキュール!

チュンチュンチュンチュン

ジリリリリリリリリリリリリリ

男「…夢か…うわ、汗びっしょり…と、目覚まし止めてと…
   ん…時間もほどほど…起きるか!」ガバッ

――男宅リビング

男「おはよー」

男父「おはよう」

男妹「おはよっお兄ちゃん!」

男母「おはよう男、朝ごはん出来てるから食べなさい」ニコッ

男「おう、いただきまーす」

――朝食後

ピンポーン

男「ん?誰だ」

――男宅玄関前――朝

ガチャ

幼馴染「おいっす」

男「おーっす、どしたん?」

幼馴染「んー一緒に学校に行こうかと」

男「おk…ちと準備するから待ってな」

――準備後

男・幼「行ってきまーす」

男家族「いってらっしゃーい」

男「たまには良いもんだな」

幼馴染「うん!」

男「……あのままだったらこういう事もできなくなってたかもな…」

幼馴染「……うん」

男「…本当にわりぃな…」

幼馴染「別にきにしてないよ」ニコッ

――学校――教室

男・幼「うーっす」

一同「おーっす」

友「お、今日は真面目だなw」

幼馴染「悩んでた事が解決したからねーしっかり眠れてすっきり起きれたのよ」フフン

dqn「そりゃ良かった」

チャラ男「もう俺らをこき使わないでほしいっす」

幼馴染「う、うっさいわねぇ…悪かったわ…ごめん…」シュン

男「お前…こいつらにどんな扱いを…」

幼馴染「お、男…アンタが…元はと言えば」

友「ハハハハw」

幼馴染「ブー」ムスー

ザワザワガヤガヤ

オタ3「おーいdqn~」

dqn「あ?何?」

チビオタ「残念な御知らせだが…」

ガリオタ「確かdqn殿はpcは持っていないんでござるよね?」

dqn「おう?そうだけど?」???

デブオタ「まあケータイでも見られるっちゃ見られるでしゅが…」

友「どうしたんだ…?」

オタ3「dqnがファンの末々婦美がhpで活動停止宣言をした」

dqn「ブ――――!!!」

チャラ男「あ…(そういえばそういう事になってたンすよね…)」

男「dqnお前…ああいうのが好きだったのか…(友達が母ちゃんのエロマンガ好きって…複雑)」ヒキッ

dqn「て、ちげぇっての!!!チャラ男てめぇのせいだぞなんとかしろ!!!!」

チビオタ「dqn…そう恥じることはない…」

ガリオタ「人の趣味なんて様々でござるよ」

デブオタ「そうでしゅよ、dqn君が萌えエロ好きだって誰の迷惑でもないでしゅ」

dqn「だああああああああああああちげええええええええってのおおおおおおお」

幼馴染「あははははははははww」

ガリオタ「しかしなんで活動停止したんでござろうなぁ…?」

チビオタ「やはりntr物への叩きがきつかったのだろう…」

デブオタ「ぼっくんらもntrは嫌いでしゅけど…それで叩くのもなんかちがうでしゅよねぇ…」

一同(真相は黙ってたほうがよさそう…)

ガララ

生活指導「うーっす…朝のhrはじめっぞー…お、男…おめぇら昼休み楽しみにしとけや…」バキベキボキ

男「…先生なんで骨鳴らしてんスか…怖いっすよ…」ヘヘヘヘ

dqn「「おめぇら」って事は…」

チャラ男「ばっちり俺らもお勘定に入ってるって事っすよね…」

友「今から頭が痛くなってきたぜ…」

生活指導「あと幼馴染~ゲンコがないからって安心してんなよ~…」ギロッ

幼馴染「ひぃっ」

男「先生~…平和的にいきましょうよ~…」ガクガクブルブル

生活指導「親を泣かすような輩に平和も糞もねぇ…」

男「ははは…(泣かされたのは俺の方なんだけどな―)」トホホ

――昼休み半ば――生活指導室

生活指導「ほあたぁっ!!」

ゴチン!!

男「ひでぶっ!!」

ガツン!!

dqn「たわばっ!!」

ゴツン!!

チャラ男「あべしっ!!」

こつん

友「イテッ」

生活指導「おめぇらもこれに懲りたら二度とさぼったりフケたりするんじゃねぇぞ」フ―

dqn「なんか友にだけ手を抜いてねっすか?」

チャラ男「そうっすよ、友のだけ音に濁音がなかったような感じっす!」

生活指導「うるせぇ!!誰もがおめぇらみたいな図太い神経と頭蓋骨の持ち主だと思うな!
      友みたいなのにおめえらと同じ加減でやっちまったら頭がへこむわ!!!」

男「いや俺らもそんなに頑丈じゃ…」

幼・女先輩・後輩「………(うわ~痛そう~)」

友「…俺もこいつらと同じくらい強くしても平気ですよ…?」

生活指導「いや…しかしだな…(なーんかこいつはあんまり強く小突きたくないんだよなぁ…不思議なんだが)」

チャラ男「いやいやそういう事じゃなくって…俺らも友くらいの強さで小突いてもらえたらなぁ~と…」

生活指導「ほ~うチャラ男…自らもう一発ゲンコを喰らいたいとは…殊勝な心がけだなぁ…」ニヤァ

チャラ男「いやいやいやいやそういうことじゃないっす!!!!!!」アセアセアセ

生活指導「昼休みももう半ばなんだ…とっととメシ喰って次の授業の準備しとけ!」

ガララ

――昼休み半ば――屋上

幼馴染「ふう…昼休み半分使った説教はきつかったわぁ…」

女先輩「うう…あんなに小言言わなくて良いじゃない…」

後輩「でもしかたないですよ…それにお小言で済んだだけまだ…男先輩たちなんて」チラ

男・dqn・チャラ男「アタタタタ………」サスリサスリ

友「そんなに痛いのか…?」

男・dqn・チャラ男「うん………」

チャラ男「しかしまた屋上ッすか…本当に好きっすね」ブルル

幼馴染「まあ始まりの場所だからね…」

チャラ男「まったく幼ちゃんが「男がntr物のエロマンガを持ってたの…」なんて言い出したのが」

男「!!??…どういう事…!?」

幼馴染「!!…(ヤバ…まず!!)」

dqn「知らなかったんか?あの漫画よ…幼ちゃんが男の部屋から持ってきたーって」

チャラ男「そうそう…んで俺らに無理やり見せて「男を問い詰めるんだから」とか…」

男「………」プルプルプル

友「…おい幼…まさかお前」

幼馴染(抜き足差し足…)ソローリ

女先輩「あれ幼ちゃん?」

後輩「あ…幼先輩屋上出口近くに…」

幼馴染「あばよとっつぁあん」

バヒュン ガシッ

男「逃がすかよ…」ゴゴゴゴゴゴ

幼馴染「あ、あら男さん…お、お久しぶりね…エヘヘヘ」ガクガクブルブル

男「はなさないぞ~♪」ニッコリ………

ぎゅうううううううううう

幼馴染「い!痛い!!!痛い痛い痛い!!!!痛いいたったたホッぺをつねらないで!!!」

男「お前は~人のプライバシーやプライベートな空間をなんだと思ってやがる!!」

幼馴染「ご、ごめんなさいごめんなさい許して理由があるの!!」

男「…理由ってなんだよ…」

幼馴染「あ、あのね…アタシんちってパソコンは親が管理してるじゃない…」

男「で」

幼馴染「んでjkだからエロ本とかもおおぴっらに買えないじゃない…」

男「で」

幼馴染「…もう♪この先を言わすなアホ♪」

男「反省してないみてーだな」

ぎゅうううううううううう

幼馴染「いたいたたたたたたたたたたた!!」

男「…ま、今回はお前のあの本を盗んでくれなきゃ…母ちゃんの暴走がもっと酷くなってたかもな…」

パッ

幼馴染「盗んだわけじゃねーし…後で返そうと思ってたし…」

男「……結果オーライ…かな?」

幼馴染「…じゃあ許してくれるの?これからも漁っていいの?」

男「…許すも許さないもお前も母ちゃんの被害者だしな…つーかなにさりげなくこれからも漁ろうとしてるんだよ!!」

幼馴染「だって…男の部屋の秘蔵本がアタシにとっての唯一のエロに触れられる場所なんだもん…」

男「んな事言われたってなぁ…」

幼馴染「幼馴染物・先輩後輩物・ts物・義理の姉妹物・コスプレ物・ロリ物や熟女物もあったよね…
     男ってば意外と見境なく色んなジャンルに手を出してるのがわかった…」

男「だだだああああああああああああああああああああだまれええええええええええええええええ」

幼馴染「でも失禁物・女の人がオムツ履いてる幼児プレイ物・痴漢物を見たときはどん引きした…
     だけどああいうアブノーマルなのもちょっと興奮して「これ結構好きかも」って思った自分もいてもし男が望むなら」デモntrハng

男「だからだまれえええええええええええええええええええええええええ」

一同「……………(うわぁ…)」

dqn・チャラ男「男……」ナムナム

男「フーフー…幼ちゃんちょっとお口チャックしようなぁ…」ガシッ

幼馴染「ムームーフガ―ムグ―」ンーンー

友「男!!お前女体化物が好きなのか!!??どうなんだ!!??」

男「友!!??どうした、つーか幼の話を真に」

女先輩「男君って先輩物好きなの!?ねぇどうなの!!??」

男「先輩!!??変な人だと思ってたけどそんな所まで!!??」

後輩「あ、あの!!男先輩が見てる後輩物のエッチな漫画ってどんな内容なんですか!!??」

男「後輩まで!!??そんなの言えるか!!!!」

dqn「おー男、性癖暴露されたのにモテモテだなぁ」

チャラ男「そーっすねー(つーかあいつあんなにジャンル開拓してたのかよ)」ポケー

キンコンカンコーン

男「!?おいもう昼休み終了5分前のチャイムだ!そろそろ校舎内に戻るぞ!」

友・女先輩・後輩「ええーーー(まだ答えを聞いてない!!)」

dqn・チャラ男「あ…またメシを喰いそこなった…」グゥー

幼馴染「ムグ―ムガ―」ジタバタ

ごめんもう寝る

――幼馴染一同帰路――(>>395>>396の間に補間して

眼鏡先生「……「爆弾娘」っていう名前はね…」

一同「はい?」

眼鏡先生「私はあの子とあの子の旦那さんとは高校からの付き合いなんだけど…あの子はそれ以前からずーっとそう呼ばれていたみたい…
      やる事なす事…常人の理解の斜め上、トラブルの種ばかり撒き散らしてた…
      悪意が無いのが性質悪い…本人がやる気を出した時が一番危ない…それで着いたあだ名が「爆弾娘」」

一同(…うへぇ…)

眼鏡先生「…でも絵のセンスはとびっきり…悔しいけどずーっと勝てなかった…
     色彩もセンスも…そして彼女の絵には「艶」や魅力があった…私の絵に「艶」は無い…」

幼馴染「先生の絵って…」

眼鏡先生「「魔獣使い」の漫画を描いたのは私…技術はいくらかついたけど…彼女の漫画を見て「やっぱり勝てないなぁ」って思った…何もかも」

友「………(魔獣使いは…)」

眼鏡先生「「男父」さんはね、彼女の「幼馴染」だそうなの…いつも彼女の起こしたトラブルの尻拭いをさせられていて……彼にしか彼女を抑えられなかった…
      それで彼に着いたあだ名も「爆弾技師」…いつも苦笑いしながら「ありがとう委員長、でも大丈夫」って…最初から勝ち目なんかなかったのかもね…」

一同(眼鏡先生……………)

眼鏡先生「………ごめんなさいね、おばさんのセンチメンタルに突き合わせちゃって…
      もうこんな時間だし…解散しましょ!あなた達…気をつけてまっすぐ帰りなさいね」

一同「はい、先生さようなら!」

――「結」【男「気になるあの子は爆弾娘」】――始―― に戻ります

――放課後

幼馴染「おわったー…男どうする?部活行く?」

男「おおそうだな、眼鏡先生にも改めてお礼言っておきたいし」

幼馴染「そんじゃれっつらごー」

――美術室

後輩「あ、幼先輩に男先輩(よし、昼休みの時の答えをさりげなく…)」

女先輩「ふふふ…(さーて…どう聞きだそうっかな…)」

美術部モブ1「男先輩に幼先輩、チーッス」

美術部モブ2「どもーっす」

オタ3「うーっす」

漫研モブ「おいーっす」

眼鏡先生「あら男君に幼馴染さん、昨日は楽しかったわねw…今日は部活に励んでいくの?」

幼馴染「はい!もう問題が解決したから部活動に専念できます」

男「はいそのつもりで…それと眼鏡先生、昨日は大変お世話になりました…どうにか高校生でいれそうです」

眼鏡先生「ふふふ、どういたしまして…じゃあ今から簡単な課題を出すから…やってみて頂戴」ニコッ

――部活動終了後

眼鏡先生「…それじゃちょっと早いけど…今日の活動はここまでにしときましょう」

女先輩「えー(結局上手くはぐらかされて聞けなかった…)」

後輩「はぁ…(眼鏡先生もいるからそういう事を聞けるような隙が…)」

美術部モブ「おわったー」ノビィー

オタ3「お疲れ―っす」

漫研モブ「うーっす」

幼馴染「男…今日は二人だけで帰らない?」

女先輩「!!男君!私も一緒に帰っていいかな?途中まででいいから!!(逃してなるものか)」

後輩「私もご一緒してもよろしいですか!!??(今日、最後のチャンス)」

幼馴染「あ…………」ギュッ

男「……二人ともわりぃ…今日は幼と大切な話があるんだ、だからごめん」ペコリ

女先輩・後輩「……………(ガーン)」ショック

幼馴染「……………男…ありがと…」ボソッ

眼鏡先生(………青春ねぇ)クスクス

――男と幼馴染――帰り道

テクテクテク

幼馴染「……で、大切な話ってなぁーに?」クスクス

男「…あー?あれねぇ…出まかせだよ出まかせ」

幼馴染「ひっどい男ねぇ、先輩と後輩ちゃんないがしろにしちゃうなんて~」フフフ

男「あのなぁ…」

幼馴染「……あんがとね…」

男「…おう…」

テクテクテク

幼馴染「…こうして二人だけで一緒に帰るのも…久しぶりだね…」

男「そうだな…」

幼馴染「たまには良いもんだね」

男「ああ」

幼馴染「…綺麗…ねえねえ男、今日は「夕焼け」がすっごい綺麗だね」

クルッ

――振り向いた幼馴染は、夕焼けの光に…紅く美しく照らしだされていた――

男「…………………………」ポーッ

幼馴染「男?どしたの?」キョトン

男(幼いころからずーっと…)

幼馴染「おとこー?」

男(一緒にいたのに…)

幼馴染「どうしちゃったの…?」

男(今頃気づくなんてな…)

幼馴染「お と こ ! どうしちゃったのよ!?」

男「幼…「好き」だ!!…」

幼馴染「はぇ!?え!!??な、なに突然変な冗談言ってんのよ!!」ドギマギ

男「冗談を言ってる顔に見えるか?」

幼馴染「だって…いきなりすぎるじゃない…」

男「俺も驚いてる…」

幼馴染「何よ…こんなムードもへったくれもない…」グス

男「…お前とは…ガキの頃から…こんな夕焼けになるまでよく遊んだよな…
   あの漫画のせいもあるんだけど…あれ以来どうもお前を意識しちゃってさ…」

幼馴染「そんなの…アタシもよ…」グスグス

男「…さっきの夕焼けの光を浴びたお前がすっごい綺麗で…頭の中で過去のお前と重なって…
   「誰にも渡したくねェ」…って思っちゃって…親があんなエロマンガ描いちゃってるけど…
    幼馴染!俺と付き合ってくれませんか!?」

幼馴染「ばぁーか…おせぇーんだよ…okに決まってるだろ…こっちは「ずーっと」好きだったんだよ」ポロポロ

男「鈍感なバカでごめんな…幼…」

幼馴染「……ホントだよ…アタシはntrなんて大っ嫌いなんだからね…浮気とかしたら承知しないんだから…」

男「俺も嫌いだよ…だからお前もたのむぜ…」

幼馴染「アタシの目にはアンタしか見えてないっての…多分これからも…」

チュッ

幼馴染「へへ…初キッスだぜ…///」

男「ああ…///」

幼馴染「へへへ…………///」

男(こいつとはこれからも…こんな夕焼けの中を…一緒に歩いていきたいな…)

――赤い線ルート――エンド

男「んー、壁にチョークで何か書かれてるな」

友「なんだこれは」

男「多分だが武器じゃないか?」

友「ほう」

男「ん?」

友「どうした?」

男「なんかベキベキって音する」

友「?」

男「ゾンビが木の板を剥がしてるな」

友「後ろからも来るぞ!男!」

男「とにかく倒す!撃つ!」

数分後

――青い線ルート

男「ではこの青い線を」

プチッ

男「止まった…?」

サアアアアアァァァァァァ…………

男「い、一瞬にして青空と草原が広がった……」

サアアアァァァァ

男「……めっちゃ広いなー…見渡す限り空と草原しかみえねー」

サアアアァァァァ

男「……風が気持ちいいな…」ノビィー

サアアアァァァァ

男「ん?…なんだか雲が…近づいて…?違う!!俺が浮いてるんだ!!」

フワフワフワ

男「うわわわわああああああああ」

???「フフフ…何を驚いてるのかなぁ~」

男「うわぁ!!??なんか声が聞こえるぞ!?」

???「ここは私の心の中…だーれも理解してくれないけどね…」

男「へ?」

???「でも…君にはわかってほしいな…」

男「はい?」

???「さあ…もう起きて!!」

――男宅2f男自室――朝

ジリリリリリリリリリリ

男「うわあああああ空があああああ」アオニソマルマデー

ジリリリリリリリリリリ

男「…夢か…目覚まし止めないと…」

カチッ

男「しっかし変な夢だったなぁ……」

男「でも…なーんか気になる夢だったなぁ…」

男「聞き覚えのある声だったよな…?」

――学校屋上――生活指導の説教後の昼休み半ば

男・dqn・チャラ男「痛たたたたたたた…」サスリサスリ

dqn「生活指導のヤロー…思いっきりゲンコ食らわしやがって…」イテテテ

友「俺は痛くないけど」

dqn「おめーは明らかに手加減されてただろうが!!」

チャラ男「やっぱあれっすかね、テストの点が良いと頭も大切にされるンすかね?」

男「俺は普通なのに…」アタタタ

チャラ男「でもゲンコ喰らったのは男のせいみたいなもんっすよ?」

男「そういえばそうだったな…ごめん」

幼馴染「アタシらも長々と説教されて精神的にちかれた~」

後輩「女先輩なんかかなりきつく怒られてましたね…」

女先輩「本当よ~…確かに大学推薦決まった身でサボりとかやっちゃまずいけどね~」

男「先輩すいません…俺なんかのために…」

女先輩「ん?いいのよいいのよw可愛い「男君」のためならww」アハハハ

男「何かして欲しい事があれば言ってください…できる事ならやりますよ」

女先輩「そんじゃね~男君のお母さんに今度は私と男君をモデルにしたラブラブハッピーエンドのエロマンガを描いてもらう!!」ビシッ

一同「ブーーーーーーーー!!!???」

男「先輩アンタなにを」

幼馴染「先輩何をアホな事いってるんですか!!??」

後輩「そ、そうですよ!!そんなハレンチな…///」カアア

友「あ、アンタの頭ん中は一体どうなってるんですか!!??」

dqn「いやぁ…先輩すげぇっすわ…」

チャラ男「クレイジーっす…」

女先輩「なによ~…漫画の中であんだけ酷い目にあったんだから…変なお願いじゃないと思うんだけどなぁ…」ブー

幼馴染「十分変なお願いです!!」ガー

後輩「女先輩って…変人なだけじゃなくて変態だったんですね…」ジーッ

友「だ、大体…男母さんは男が在学中は活動停止ですよ…その願いは無理でしょうね…」アセアセ

女先輩「ムー…それじゃあ…」

キンコンカンコーン

女先輩「あ、昼休み終了5分前…じゃあお願いは後で話すから…今日は部活に来なさいね!」

――放課後――部活動中

眼鏡先生「じゃあ今日はここまでにしましょうか…それじゃあ気をつけて帰るのよ」

一同「さよーならー」

後輩「男先輩、幼先輩、女先輩…よければ一緒に帰りませんか?」

幼馴染「アタシはおkよん」

男「俺m」

女先輩「んー幼ちゃん後輩ちゃんごめんね、男君とちょっと話したい事があるから…先帰ってて」

幼馴染「え!?」

後輩「そんな~残念です…」

男「先輩、話っt」

女先輩「ここじゃなんだから…私の教室にいこっ?」

幼馴染「ちょっとまってまだアタシは」ミトメテナ

眼鏡先生「はいはい出てった出てった~♪」

ウワチョットマッテ…ガララ…ピシャン

眼鏡先生「…女さん…がんばってね」クスリ

――放課後――夕暮れ時――女先輩の教室

女先輩「フフフ…二人っきりになっちゃったね…///」

男「せ、先輩がそうしたんでしょ…///」

女先輩「お昼休みの時の約束…私まだお願い聞いてもらってないよ?」ズイッ

男「え、えーっと(先輩の顔が近い、良いにおい)////」ドギマギ

女先輩「え、えーっとね…男君…」ドキドキ

男「…………」ドキドキ

女先輩「あ、あのね///」ドキドキ

男「…………」ドキドキ

女先輩「い、今の状況って…あの漫画のシーンに似てるよね…///」カアアアア

男「え…は、はい///」

女先輩「あ、あの漫画の中だと…あの後酷い目にあっちゃうけど…も、もちろんここでhな事なんてしないけど…
     も、もしよければ私と……」

男「ちょ、ちょっと待って下さい先輩!////」ドキドキ

女先輩「ふえぇえ!?」

男「……なんで俺なんですか…?」

女先輩「…やっぱり…駄目かなぁ?」グスゥ

男「いや!そういう事じゃなくて…めちゃくちゃうれしいですよ…ただ」

女先輩「…ただ?」ウルウル

男「純粋に疑問なんです…先輩ほど魅力的な女性が…なんで俺なんかに…」

女先輩「…恋心に理由や理屈なんかいらないと思うんだけどなぁ…男の子って皆そうなの?」グスゥ

男「…すいません…ただこのまま流れで付き合うのって…先輩に対して失礼な気もして…」

女先輩「私ってさ…昔っからね…大人っぽく見られるらしいんだ…」

男「クールビューティーって感じですもんね…見た目だけならw」フフフ

女先輩「もぉー笑うなぁ…でさ…話しかけられてお喋りするとね…皆「え…」って感じになるんだよね…」

男「…先輩…」

女先輩「…みーんな…期待してた私と…中身の私が全然違う事が気持ち悪いみたいで…小さい時は友達とか作れなかったなぁ…」

男「……………」

女先輩「でね…ある程度大きくなると…「皆の期待してる私」っていうのが見えてくるの…
     後は簡単…出来る範囲でそれを「演じれば良い」だけ…」ギュッ

男「……………」

女先輩「でもね…全然おもしろくなかったな」

男「…………(先輩…)」

女先輩「…高校も一年の頃は楽しくなかった…眼鏡先生は私の事を理解してくれたけど…
     でも同年代の子には仮面をかぶって接しなきゃならなかった…」

男「…………」

女先輩「でも2年になってからは楽しかったな、男君と幼ちゃんが美術部に入ってきてくれて…
     私ってば完璧に演じてるつもりでもどっかしらでボロが出てたみたいでさ…
     でもキミは変な事言った私にも引かないで「面白いっすよ先輩」って言ってくれた…」

男「俺の母親が変人だから…先輩なんて全然マトモですよ…」

女先輩「男君がいなければ…後輩ちゃんも美術部に入ってくれなかったかもしれないし…」

男「先輩は…俺がいなくても後輩とは仲良くなってましたよ…」

女先輩「男君の周りに集まってる子達って皆良い子だよね…きっと男君のそういう所に魅かれて集まったんじゃないかなぁ…そして私も…」

男「そんな…俺は大した事…」

女先輩「ふふふ…謙遜するな♪褒めてるんだぞ♪」

男「…/////」カアアア

女先輩「………理由にもなってないような理由だけど…これで満足かな…?」ニコッ

男「…はい、ありがとうございました…でも…「今」は先輩と付き合うわけにはいきません…」

女先輩「……やっぱ…駄目だったかなぁ…」ウルッ

男「そういうわけじゃないっす…ただ今のあやふやな気持ちじゃ先輩と付き合う資格なんか無いんです」

女先輩「…なにか難しい事言って格好つけてるけど…振りたいだけなんでしょ?」プイッ

男「違います…俺も先輩と付き合いたい…だけど…」

女先輩「変な期待なんかさせないでよ…でも私は幼ちゃんや後輩ちゃんとは違うからしょうがないよね…」グスゥ

男「卒業式!!」

女先輩「!!??」

男「卒業式の日まで…俺に時間を下さい…」

女先輩「………どういう事…?」

男「もしその時まで…先輩の俺への気持ちが冷めずにいたら…俺と付き合って下さい!」

女先輩「なにか…やりたい事があるのね…」

男「はい…」

女先輩「…卒業式の日までなんだから…それ以上は待てないんだからね」グス

男「すみません…」

女先輩「女の子に…告白までさせて…恥かかせて…キミって子は…」グスグス

男「…絶対に…卒業式までに…間に合わせて見せます…待ってて下さい」グッ

――男宅

ガチャ

男「ただいまー!!」

ドタドタ

男母「おかえりなさい、どうしたのそんなに慌てて?」

男「母ちゃん!えーっとアナログ用の画材ってまだ残ってるよね?エアブラシとかイラストボードとか」

男母「うん残ってるけど…何に使うの?」

男「ちょっとね…あと母ちゃんにもアドバイス貰うかも知れないから…」

男母「???」

男「さっそく作業場を使わせてもらうね」

ガチャ

男妹「兄ちゃんどうしたんだろ…」

男父「さあな…でも目が輝いてたな…」フフフ

――作業場

男「よぉーーーーしやるぞぉおぉおおお」

男「…やっぱこういうのはデジタルより手描きに限るよな…」

男「デジタルでばっか作業してたから…上手く描けるか不安だけど…卒業式にまで完成させてやる…」

男「まずはラフスケッチ…ッと」カキカキ

――時間経過――学校

男「zzzzz………」グーグー

友「…男は一体どうしたんだ…?」

幼馴染「なーんかまた夜中にやりだしてるみたいでさ…部活にもあまり来てないし…来ても眼鏡先生と話したらすぐ帰っちゃうし…」

――時間経過――美術準備室

男「先生…こういう風なんだけど…どうかな?」

眼鏡先生「そうね…それだったらここをこう…」

――時間経過――家

男「母ちゃん、構図はこんな感じで良いかな?」

男母「うーんそうねぇ…母ちゃん的にはここをもうちょっと…」

男「サンキュ母ちゃん…ようしそろそろ下書きに入るぞ…」

男母「フフフ…無理しないでね男」

男「よし…ボードに下描きを描き終えたぞ…」

男「筆・リキテックス・水の入ったバケツ・マスキングテープ・エアブラシ・ティシュ・新聞紙…全部そろってるな」

男「まずは大まかに色を塗るか…」

ヌリヌリヌリ

男「………うーん…やっぱりなにか資料が欲しいな…」

男「そうだ…母ちゃんの資料素材から…」

――時間経過――美術部

幼馴染「男ったらまーた幽霊部員なのよねーほんっとにもー…」ブー

後輩「来てくれる事には来てくれるんですが…美術準備室で先生とお話してすぐ帰っちゃいますからね…」フゥ

女先輩「…男君…何をしてるんだろう…」ギュッ

――時間経過――家

男「ここはエアブラシっと…」

プシュー

男「……へへ…最初のうちは慣れなかったけど…なんとか様になって来たな…」

男「これは…俺が先輩に渡す…ラブレターみたいなもんだ…絶対に完成させてやる…」

――卒業式当日

卒業生「ほーたーるのひーかーりぃ♪」

幼馴染「うう…ついに先輩も卒業しちゃうのね…」グスグス

友「おい…今生の別れじゃないんだから泣くなよ…」ウル

幼馴染「なによ友だって涙ぐんでるじゃない…」グスグス

dqn「あのおもしろい先輩もこの学校からいなくなるのかー…」ハァ

チャラ男「ズレた人だったけど…面白かったし良い人だったっすよね…」シンミリ

男「………………」

――卒業式終了後

女先輩「ほらほら泣かないで…偶には遊びに来るから…ね?」ナデナデ

後輩「…ボタン貰ってもいいれすか…」ヒック

幼馴染「あ、アタシも貰ってもいいですか!?」

女先輩「うーん…女子高でもないのに女子が女子にボタンって…ま、いいかw」ブチブチ

男「…先輩…ちょっと屋上まで来てもらってもいいですか…」

女先輩「…男君…わかった…」ドキドキ

――卒業式後の学校屋上

男「………………」

女先輩「えーっと…なにかな…お礼参り?」

男「プッ…こんな時までボケて…」フフフ

女先輩「だ、だってぇ…男君凄い真面目な顔なんだもん…」

男「…部活にもあんま顔出せなくてすいませんでした…」

女先輩「寂しかったんだぞコノヤロー…」

男「すいません…」

女先輩「その…脇に抱えてる物が…君の答えなんだね…」

男「はい…卒業式ギリギリになっちまいましたけど…」ヘヘヘ

女先輩「まったく…おそーい」フフフフ

男「どうしても納得できなくて…多分まだ納得できてないんですが…」

女先輩「……部活を蔑ろにするぐらい力を入れちゃったんだ…」フフフ

男「はい…女先輩…これが俺からの女先輩への「ラブレター」です…見てください!」

スッ

――それは…大空と草原が広がる世界に一人の少女が両手を広げて立っている絵だった…

女先輩「…素敵な絵………」ポーッ

男「夢で…見た風景なんです…」

女先輩「夢で…?」

男「変な夢でして…ただ先輩の心の中って…今日の晴れた大空みたいなんじゃないかなぁって…
  先輩は…変人って言われたりしてるけど…自由な想像力の持ち主だと思うんです…勝手な印象ですけど…」

女先輩「フフフ…褒めてくれてありがとう」

男「先輩…あの…俺、間に合いましたか…?
  俺の勝手なわがままで…先輩を待たせちゃって…断られても…」

女先輩「素敵な絵だけど…満点は上げられない…一つ足りないところがあるな…」フフフ

男「え…それじゃ…駄目…?」

女先輩「フフフ…」

チュッ

男「!!??」

女先輩「少女の隣に…男の子がいないとね♪」

――青い線ルート――エンド

――緑の線ルート

男「この緑ちゃんに決めた!」

プチ

ニョキニョキ

男「ん…なんか生えてきた…」

ズドドドドドドドドオオオオオオオ………

男「い、一瞬で周りに森が広がっちまった…」ポカーン

テクテクテク

男「………あたり一面…植物と苔むした大木だらけ…」

テクテクテク

男「緑色しかみえねぇ…でも…虫とかいないな…気温も涼しくて気持ちいい…
   フィトンチッドっていうんだっけか…森林の心地良い香りだ…」

ザアアアアアアアア…

男「…遠くに滝でもあるのかな…居心地良いなここ…安らぐ…」

テクテクテク

男「……この大きな樹…ちょっとここで一休みしよう…木漏れ日が綺麗だな…」

トス

男「ふう…木漏れ日にしても…香りにしても…なーんか癒されるな…」

???「…ありがとうございます…」

男「ふえ?なにこの声?森の精霊??」

???「私の心の中…気に入っていただけたようで何よりです…」

男「???どういう意味???」

???「でも…私は臆病者なんです…嫌われたくないだけの…ただの弱虫なんです…」

男「そ…そうなんですか?」

???「…そろそろ…目覚めの時間のようですね…」

男「え、ちょま…うわ木漏れ日から光があああああああああ」ウワアアアアアア

――男宅2f男自室――朝方

男「うおっまぶしっ!!!」オンミョウダンヲクラエー

チュンチュンチュン…

男「……カーテン開けっ放しで寝てたのか…だからまぶしかったのか…」

男「変な夢だった…でも…すっげー居心地よかったなぁ…あそこ」

――学校屋上――生活指導の説教後の昼休み半ば

dqn「だあーーーちきしょーいてーよぉぉぉおお」ジンジン

チャラ男「あいつ絶対にゲンコするとき中指を一本拳スタイルにしてたっすよ…」ジンジン

男「マジで頭へこむかと思った…」ジンジン

友「まったく…日ごろの行いが悪いから必要以上に痛い目に合うんだ」ヤレヤレ

dqn・チャラ男・男「うるへー!!」

幼馴染「アタシらは説教だけで済んでよかった~…」

女先輩「男君達を見ると本当にそう思うわ~」

後輩「でも男先輩達…本当に大丈夫ですか?保健室に行って氷嚢を貰った方が…」オドオド

dqn「心配してくれてあんがとな…でもこれが初めてってわけじゃねーから大丈夫だ」ニカッ

チャラ男「うう、後輩ちゃんだけっすね俺らの心配してくれるの…」グスッ

男「…後輩もごめんな…俺のせいで説教食らわされちって…」

キンコンカンコーン

一同「おっともう時間だ…行かないと」

キィ…ガチャ

後輩「あ、男先輩…ちょっと待って下さい!」

男「ん?どうした後輩…皆もう校舎の中に入っちゃったぞ」

後輩「えーっと…ちょっと良いですか?」

男「…そこはゲンコを喰らったとこ!(あ、でも後輩の手ヒンヤリして気持ちいいかも…)」

後輩「…痛いの痛いの…とんでけ~」エイッ

男「…(後輩めっちゃ距離近い良いにおい!!)」ドキドキ

後輩「……ははは…ちょっと子供っぽ過ぎましたね…//////」カアアアア

男「…いや…後輩らしくて良いよ…効き目ありそう…////」カアアアア

後輩「もー、どういう意味なんですか!…早く中に入りましょう先輩!///」

ガチャ…バタン

男「………俺って…もしかして…チョロイ?」ドキドキ

――時間経過――男宅

男「…あれから部活中も帰宅中もなんとなく後輩を目で追ってしまった…」

男「以前から可愛いなぁとは思ってたけど…」

男「バカ母ちゃんがあんな漫画描いたせいもあるかなぁ…」

――時間経過――学校昼休み

後輩「皆さん!お昼ご飯を一緒に食べませんか?」

女先輩「いいよ~」

幼馴染「おk~」

友「ok」

dqn「いいぜ」

チャラ男「俺もいいっすよ…男もっすよね?」

男「お、おう(やっぱ意識しちまうな)」ドキドキ

後輩「あの~それでですね…私最近料理の練習を始めまして…」

スッ

一同「うお!カバンからデカイ重箱…」

後輩「もしお嫌でなければ…皆さんに食べて貰って…感想を聞きたいです」ハイ

カパッ

一同「それじゃいっただきま~す」

後輩「どうぞ召し上がってください」

幼馴染「モグモグ…美味しい!…(アタシは料理出来ないからなー…アタシも練習するか!)」

友「へぇ…練習中なんていってるけど…どれも中々いけるな…後輩もよかったら俺の作ったおかずをどうぞ」

後輩「え?友先輩って自分でお弁当作ってるんですか?」

友「ああ、…親父も作れるけど仕事で忙しいし…姉貴はメシマズでちょっと…だから俺が家事担当かな…」

チャラ男「そういえばあのエロマンガの友もそんな設定だったような…」モグモグウマウマ

dqn「ばっかてめぇチャラ男…飯時にあの漫画の話を持ち込むな!」ウマウマモグモグ

女先輩「後輩ちゃんも友君もなんかずるーい…私もお弁当作ってきて皆に食べさせてあげよっかな~?」アムアム

幼馴染「女先輩大丈夫ですか~?な~んか先輩からはメシマズオーラが漂ってきてるような…」プクク

女先輩「ひっど~い!!そういう幼ちゃんが実はメシマズなんじゃないの?」ブー

幼馴染「ギクッ!」

後輩「アハハハハ…でも友先輩のおかずも凄い美味しい…どう作ってるんですか?」

友「ああそれはね…」

男(…メシうめぇ…可愛い上にメシうめぇって…出来過ぎだろ…)ポーッ

チャラ男「おーい男?どうしたっすかー?」

dqn「なーんか心ここにあらずって感じだな」

――時間経過――部活中

後輩「男先輩…ここはどうすれば?」

男「ああここはね…」ドキドキ

――時間経過――翌日の学校

後輩「あ、男先輩!次の授業は移動教室ですか?私もなんです」ニコッ

男「あ、ああ…」ドキドキ

――時間経過――校庭――体育の授業中

後輩「あ、男先輩だ!男せんぱーい!!」テヲブンブン

男「////」テヲブンブン

――時間経過

後輩「男先輩」ニコッ
後輩「男先輩?」キョトン
後輩「男先輩♪」ルンルン
後輩「男せんぱ~い」ニコニコ
後輩「男先輩///」カアア

――時間経過――男宅――夜

男「だ――――――もう我慢できん…駄目もとで明日告白しよう…」ハァハァ

――学校――部活動終了後

眼鏡先生「じゃあ今日はここまでー」

一同「ありがとうございましたー」

幼馴染「ぷぅいーーーー、じゃあ帰るわよー男ー」

男「幼ごめん…先に帰っててもらえる?ちょっと用事あって…」

幼馴染「なにそれ~…ま、今日はアタシ見たいテレビあるから待ってられないや…じゃお先に~」

女先輩「私も同じ理由でお先に~」

オタ3「お先~」

ガララ

後輩「あ…男先輩、用事ってなんですか?よければお手伝いしますよ?」

男「(チャンスだ…)あ、ああ…後輩…ちょっと一緒に校舎裏まで来てくれないか…?」

後輩「はい…良いですけど?」キョトン

眼鏡先生「はいはい閉めるわよ~(…………)」

男・後輩「は、はい!」

ガララ

――夕方の校舎裏

後輩「で…私は何を手伝えば…?」

男「あーごめん…実は後輩とちょっと話がしたかっただけなんだ」ドキドキ

後輩「え!?でもお話なら美術室でも…」

男「いや…誰にも聞かれたくない話でさ…あー…後輩も勘付いてると思うけど…スーハー…よし!
   …後輩…好きだ…付き合ってくれ…」ドキドキ

後輩「…サイ…」ポロ

男「…ごめん後輩…よく聞き取れ」

後輩「…ごえんなさいしぇんぱい…わらし…うれひいけどしぇんぱいとつきあえません」ポロポロポロ

男「こ、後輩…こっちこそ御免な…あんなエロマンガ描くような親の子だ…そりゃ嫌」

後輩「ひっぐえっぐ…ちがいます…うぐっ…すっごく…すっごくうれしいです…でもむりなんれす」ヒッグエッグ

男「え…どういう…」

後輩「ごえんなさいしぇんぱい!!さようなら!!」ダッ

タッタッタッタッ………

男「いっちゃった……はぁ…俺も帰ろう…明日から顔合わせ辛いなぁ…それは後輩もか…」ガックシ

――翌日――学校

男「…はぁ…欝だ…」ハァ

幼馴染「…今日の男はなーんかジメジメしてるわねぇ…」

友「昨日…なにかあったのかな…」

dqn「まーた母ちゃんがらみでなんかあったとか?」

チャラ男「うへ、ありえそう…」

――学校内

男「あ、後輩」

後輩「あ…」

ばひゅん

男「顔を伏せて逃げていってしまった…」ハァ

――部活動中

男「…後輩は部活に来てないのかぁ…」

モブ「なにか調子悪いって言ってましたよ~」

眼鏡先生「…………………」

――男宅――夜

男「…もしかしたら俺がいるから…俺以外の奴にも話しづらかったり…部活にも来づらいんじゃないだろうか
   しょうがない…後輩のためにも幽霊部員に戻るか…あとなるべく休み時間も一人で過ごさないとなぁ…」

男「とほほほ…脈ありと勘違いした男の末路がこれだよ…」ミンナモキヲツケヨウネ

――翌日学校――昼休み

幼馴染「おーい男」

男「わり、ちょっと今日は用あって」

ばひゅん

友「なんか変だな…」

dqn「おめーらあんま詮索してやんなよ…男だって色々あんだろーしさ…」

チャラ男「dqnの意見にさんせーっす」

――放課後

幼馴染「おとこー、今日は部活」

男「御免、帰るわ」

バヒュン

幼馴染「…なーんか怪しい…」

――部活動中

後輩「しつれいしまーす…(男先輩は…)」キョロキョロ

幼馴染「あ、後輩ちゃん!ちーっす!」

女先輩「昨日体調崩したって聞いたけど大丈夫」

後輩「は、はい大丈夫です…あの…男先輩は…?(せっかく今日から…がんばって普通に接しようと決意したのに…)」キョロキョロ

幼馴染「男?あああのバカなら授業終わったら帰っちゃった…全くお昼の時も付き合い悪かったし…」

女先輩「まーた幽霊部員になったらどうしよう…」

後輩「え?…ええ(そうだ…もしまた幽霊部員になったら…私のせいだ…)」サアー

眼鏡先生「……後輩さん…ちょっと準備室までいらっしゃい…」カモン

――美術準備室

後輩「…あの先生…何のお話でしょうか…」オズオズ

眼鏡先生「…あの日…私の勘に狂いが無ければ…男君はあなたに告白したはず…」

後輩「!!!!!」ドキッ

眼鏡先生「でもあなたは断った…そんなところかしら?」

後輩「………はい……」

眼鏡先生「……おかしいわね…私が見てた限り…
      あなたは男君にほの字だったようにしか見えなかったんだけど…」

後輩「わ、…私にはそんな資格なんてないんです…」

眼鏡先生「…恋に資格なんて必要あるの…?…何を怯えてるのかわからないけど…
      好いた男が自分に惚れてるという折角の好機を…みすみす手放すって…愚かね」フー

後輩「せ、先生に私のなにがわかるっていうんですか!!」

眼鏡先生「そりゃわからないわよ…私はあなたじゃないもの…
      でもね、あなた達には後悔しないように行動してほしいの…」

後輩「……これ以上は学生に対するセクハラですよ…」キッ

眼鏡先生「はぁ…あなたも頑固なのね…わかったわ…ただ何か吐き出したくなったらいつでも私を頼ってね…」ニコッ

後輩「はい…ありがとうございます先生…」グスッ

眼鏡先生「…今日は部活どうする…?」

後輩「…すみません…家に帰って色々と考えたい事ができました…帰ります…」

眼鏡先生「…思いつめないようにね…」

後輩「…はい…たぶん大丈夫です…失礼します」ペコリ

ガララ

眼鏡先生「……がんばるのよ…後輩さん…」

――翌日――学校――昼休み
友「おーい男」

男「友、わり!今日も用(今日のボッチ業務のね…とほほ)」

ばひゅん

友「…いっちまった…取り付く島も無い…」ポカーン

後輩「あの~…」

友「お、後輩じゃないか…どうしたんだ?」

後輩「男先輩は…(今日こそしっかり謝って…いつも通りに戻るんだ!)」

友「あーあいつまーたどっか行っちまったよ…」

後輩「え…そうなんですか…」ガックシ

友「何か言伝があるなら聞いとこうか…?」

後輩「えーっと…(こういうのは自分で言った方がいいんだろうけど…でも会えないなら…)
    あ、あの男先輩に後輩が「避けてて御免なさい、あの時の事は忘れてまた仲良くしましょう」
    って言ってたって…お願いできますか…(他の人たちには無理な伝言だけど…友先輩なら…)」

友「…後輩…キミが…男がここ最近おかしくなった原因だったんだね…」

後輩「え……友先輩…」

友「場所を変えよう…話が聞きたい…」

――昼休み――空き教室

友「…ここなら誰もいないだろう…さあ、話してくれ…」

後輩「……三日前…男先輩から告白されました…でも断わっちゃいました…」ジワァ

友「!!!!????」

後輩「…男先輩は…なにも悪くないんれす…わらひが…わらひがぜんぶわるいんれす」ヒックエッグ

友「こ、後輩…落ちつくんだ」テッシュスパッ

後輩「うぐっ…ひっく…えっぐ…」ポロポロ

友「キミの…なにが悪いんだ…?キミも…男の事が好きだったんだろ…?」

後輩「ひゃい…いまれも好きれす…れもだめれす…「しかく」がないから…」ヒックエッグ

友「…「資格」って…一体どういう事?」

後輩「わらひは…幼先輩みたいにずーっと男先輩と一緒にいたわけじゃない…男先輩の事で知ってる事なんて全然ない…
    女先輩みたいに美人じゃない…面白い事も喋れない…それに…二人とも男先輩の事好きなの…わかるから…」ポロポロ

友「……………」ズキン

後輩「わらひみたいな…ポッとでの…お子様が付き合っていい人じゃないんれす…」ヒックエッグ

友「………それは違うと思うよ…ねぇ、二人とも」

???・???「…その通り」

後輩「!!…幼先輩と…女先輩…!!!」

幼馴染「あいつは~…アタシに許可も得ずに皆のマスコットの後輩ちゃんに告ったのかぁ~」マッタク

女先輩「ていうかなんで後輩ちゃんは男君からの告白を断っちゃったの?もったいな~」ポケー

後輩「なんでお二人がここに…だってだって!!」

友「後輩…思いのたけを全部ぶちまけろ…」

後輩「…怖くないんですか…?」プルプル

幼馴染「………………」

後輩「私は…皆が好きです…仲良くしてると幸せな気持ちになってきます…」

女先輩「………………」

後輩「でも…男先輩は一人だけです…好きだけど…幼先輩や女先輩に嫌われるのも嫌です!!!」

友「………………」

後輩「それに男先輩は幼先輩や女先輩のほうがお似合いじゃないですか!!私なんかより!私なんかより!!」

幼馴染「ほあたぁっ!!」チョップ

ビシッ

友・女先輩(こ、後輩の頭めがけてチョップ!!??)

後輩「!!!???」アタフタ

幼馴染「がんざんりょうざんは…どう、頭落ちついた?」

後輩「…はぁ…(ちょっと痛い…)」ジンジン

幼馴染「さすが北斗神拳ね…」ニンマリ

女先輩「あのね後輩ちゃん…私達が片思いしてた人が後輩ちゃんと付き合うからって…それで後輩ちゃんを嫌いになると思う?」

後輩「でも…」ウジウジ

幼馴染「あーもーこのうじうじ娘は…しゃきっとしなさい!!」

後輩「は、はい」ビクッ

幼馴染「良い事…「恋」ってのはね…両者の気持ちが好きあって初めて成立するもんなのよ…
     「男」が「好き」なのは「アタシ」でも「女先輩」でも無く「後輩ちゃん」なの…そのへんわかってんの?」

後輩「でも!でも!」

友「…後輩…幼馴染の言うとおりだ…今のキミは単にヘタレなだけだ…みっともないぞ?」

後輩「へ、ヘタレって…」ズーン

女先輩「だってヘタレという他形容できないわよ今の後輩ちゃん」

幼馴染「あーヘタレ娘!!…男を呼び出すわよ…場所はどこ指定が良い?」

後輩「え、ええ!!??話が急展開すぎます!!」

幼馴染「黙りなさいヘタレ!!!とっとと言う!」フガー

後輩「ひっ…そ、それじゃ校舎裏で…」

幼馴染「よーし校舎裏ね…ひひひひ…この文面で送れば…」

メルメルメル

友「なんてメール送ったんだ…?」

幼馴染「なーに簡単よ…電話にも出ないのならメールで「今すぐ校舎裏に来い!来ないとお前の秘蔵本を学校中にお前の名前付きでばらまいてやる」って送ったのよ」フフン

女先輩「なるほど…それなら絶対に来るわね」ニコッ

後輩「幼先輩やりすぎです!!!」

幼馴染「うっさいヘタレ子!あんたはとっとと校舎裏行ってきなさい!!」ガー

後輩「……先輩方…ありがとうございました」ペコリ

タッタッタッタッ

幼馴染「いっちゃった…う、うえぇん…男ぉ…好きだったよぉ…ずっと好きだったよ…うえぇえん」ポロポロ

女先輩「幼ちゃん…よしよし(私も泣きたいけど…ここは先輩として幼ちゃんを慰めなきゃ)」ナデナデ

友「………(俺も泣きたいけど…我慢我慢)」グスッ

――昼休み――校舎裏

男「幼の奴…恐ろしいメールしやがって…つーかよりによってここか…いまだ傷跡新しき苦き思い出の地…」ヒュルルー

タッタッタッタッ

後輩「ハァハァ……男先輩……」ゼェハァ

男「こ、後輩…ど、どうして…」ドギマギ

後輩「…男先輩…今まで避けてて御免なさい…」

男「あ…いいよ…気にしてないよ(気にしてるけど)」ニコッ

後輩「それと…私…やっぱり男先輩の事…大好きです!!」

男「ええ!!??」ドウイウコトナノ…

後輩「入学したばかりの時、迷ってた私を案内してくれた時…
    雑用を押しつけられ、それを手伝ってくれた時
    部活の時に作品作りを手伝ってくれた時、皆とお喋りしてる時、二人だけでお喋りしてる時…」

男「………………」

後輩「全部全部…大好きれした…」グスッ

男「………………」

後輩「嘘じゃないれす……」ポロポロ

男「………………」

後輩「先輩も…凄く緊張して…がんばって告白したはずなのに…断ってしまってごえんなさい…」ヒック

男「………気にしてないよ…」ニコッ

後輩「れも…だめれすね…やっぱり先輩が好きれす…諦められません」グスッヘヘヘ

男「………………」

後輩「そして…幼先輩も…女先輩もきっと…男先輩の事が好きなんです…そして(…友先輩も…)」ヒックエッグ

男「…後輩は何も悪くないよ…」

後輩「でも!でも!!私が男先輩と付き合ったら…男先輩は「私達」の男先輩じゃなくてなってしまう…
    私なんかが独り占めしていいわけ…」

男「ちょっと違うな後輩…」

後輩「ふえっ?」

男「もし後輩が悪かったとしても…それは「半分」だ…もう半分の責任は…「俺」にある
  …幼の気持ちには…いや…気づいてて気づかない振りをしてたのかもしれない…女先輩にも…だから…俺の方が酷い奴なんだ…」

後輩「先輩は酷くありません!!」

男「…そういってくれると嬉しいな…それじゃ後輩…改めて「俺」と付き合ってくれますか?」

後輩「……はい……///」

――4月半ば――学校昼休み――校舎裏

男「あー喰った喰った、ごちそうさまぁ」マンプクマンプク

後輩「お粗末さまです…もー先輩ったら…食べてすぐ寝ると牛さんになっちゃいますよー?」

男「いやぁ、後輩の弁当は天下一品だよ…そんで食べた後はここで後輩の膝枕に限るな」ゴロン

後輩「先輩ったら…フフフ」ナデナデ

――桜はもう散ってしまっているけど…新しい芽が芽生えてる木々からの木漏れ日が…
   後輩を優しく包んでいる…膝枕の上から見るそれが…とても…綺麗だ…――

男「…後輩に膝枕されて撫でられると…すっごい心地よくなってくるなぁ…」

後輩「私も…先輩に撫でられるのも好きだけど…先輩を撫でるのも好きです…なんだか可愛くて…でも次の授業までには起きなきゃ駄目ですよ?」

男「…後輩ってさ…優しくて人を思いやれるし…喋っててもやっぱり気持ちいい」ニカッ

後輩「…褒め殺しですか?」フフフ

男「本音だよ…こんなウソついてどうするの?」

後輩「ありがとうございます…私…すっごい幸せです…」

チュッ

男「/////」

――緑の線ルート――エンド

眠ることを強いられているんだ!!

おやすみ~

――灰色の線ルート

男「よし、このグレーの線だ」

プチ

ザワワワワワワワワアアアアアアアアーーーーー

男「い、一瞬にして辺りの風景が街中に…」

キョロキョロ

男「変だな…「色味」が無い…建物も…空も何もかも「灰色」だ…色がついてるのは俺だけ…」

テクテクテク

男「つーかこの街並み…ウチの地区じゃん…」

テクテクテク

男「…人や生き物がいないのが幸いだな…モノクロの人間は不気味すぎる…」ブルルッ

テクテクテク

男「…ハァ…なんだこの世界…どこ行っても灰色…気分が滅入る…」ウヘェ

テクテクテク

男「ん…?なんだあのマンション…部分的にドス黒いぞ…」

男「あそこだけ灰色じゃない…?気になるな…おっかないけど行ってみるか?」

???「グレーってさ…」

男「うわっ!!だ、誰だ!!??」

???「中途半端だよな…白にもなれなければ黒でもない…」

男「こ、声だけ…ど、どこにいるんだ!!??」

???「もしかしたら真っ黒が頑張って白く…綺麗になろうとした足掻きなのかもな…無駄なのに…」

男「わ、わけのわかんねぇ事行ってないで姿を現せ!!」

???「…でもね…お前がいてくれたから…無駄かもしれないけど…半端だったかもしれないけど…真っ黒より…」

男(………なんて悲しそうな声しやがるんだ…)

???「ごめんな…こんな世界に付き合わせちゃって…もう戻りな…」

男「…!?うわ、マンションから暗闇が広がって…うわわあああああああああ」

――男宅2f男自室――日の出直前

男「うわああああああああああああ」マックロクロスケ

……………

男「まだ日の出が出てないじゃん…おっかねぇ夢だった…でも…なんか悲しいかったな…」

――学校屋上――生活指導の説教後の昼休み半ば
dqn「だあああああああああ超いてええええええええ」ウガアアアアア

男「なんだかかれこれ4回くらいゲンコツ喰らってるような気がする…」ウウウ

友「別にあれくらいのなら4回くらい喰らっても平気かな…」

チャラ男「友は手加減されてたじゃ…まったく…これもぜーんぶ男のせいなんスからね…なんか奢ってもらうっすよ…」ギロッ

女先輩「お、それいいねぇ…私もガミガミ言われてハートが傷ついちゃったし~」チラチラ

幼馴染「ふふふ男の奢りかぁ…なーに食べようっかなぁ…」ジュルジュル

後輩「み、皆さん!!男先輩の顔が青くなってます…可哀想ですよ…」アワワ

男「ううう…良いんだ後輩…俺のせいで後輩も巻き添え喰らったんだ…奢るよ…(母ちゃん怨むぞ…)」シクシク

dqn「となれば…やっぱ肉だろ肉!!焼き肉食い放題!!」

女先輩「私お寿司が良いなぁ~♪」

幼馴染「バイキングなんてのも…とりあえず日にちは今度の休みで良い?」

一同「オーケー!」

友「…ごめん皆、俺ちょっと用事あるから行けない…」

男「え…じゃあ別の日にするか?(俺としてはこのイベント自体つぶれてほしいけど)」

友「いや…皆で行ってくれば良い…ごめんな和を乱しちゃって」

――休日――繁華街

男「…あのー…皆さん…一応わたくし学生の身なので…お手柔らかに…(元凶である母ちゃんから軍資金をぶんどったが…)」アセアセ

dqn・女先輩・幼馴染「げへへへへ…」ヨダレダラリ

男「…………(凄まじく不安だ!!!!!!)」アセダラダラ

後輩「み、皆さん…少しは遠慮を…」アセアセ

チャラ男「良いンすよ後輩ちゃん…今日の事は男から俺らへの感謝の気持ちなんスから…ねー男?」ククク

男「ひゃいしょうれすね、みなひゃんそだちじゃかりなんらかたーんとたべなひゃい」アヒャヒャヒャ

後輩「お、男先輩が壊れた…」アワワワ

テクテクテク

???「ん…?あ!あなた達!!」オーイオーイ

一同「ん…あ、あなたは!?」

友姉「はーい覚えてるかなぁ?女子大生やってる友のおねーさんでーす」ニコッ

幼馴染「ん…?そっちのモデルみたいな子は…?(うおすげぇベッピン)」

???「あの…は、初めまして…お姉ちゃんの従妹の…友従妹と申します…」ペコリ

一同「!!!(うお…可愛くて綺麗な上に…凄いアニメ声…)」

修正

幼馴染「ん…?そっちのモデルみたいな子は…?(うおすげぇベッピン)」 ×

幼馴染「ん…?そっちの読者モデルみたいな子は…?(うおすげぇベッピン)」

友従妹「……………」オドオド

男「…………(うわー…綺麗な娘だなぁ…)」ポーッ

友姉「……キミが…男君?」ズイッ

男「!?は、はい!男です!!友とはいつも仲良くしてもらってます!」

友姉「ふふふ…友から話は聞いてるよ…なるほどね…」

チャラ男「いやーしかしすげーっすね今日は、こーんな美人二人に会えたうえに無料メシまで食えるなんて」

男「あ…(現実に引き戻された…)」ガクッ

幼馴染「あ、もしよろしければお二人もお昼を御一緒にどうですか?」

女先輩「さんせ~」

後輩「私も友姉さんと友従妹さんとお話してみたいです」

dqn「賛成、花より団子じゃなくて花を見ながら団子を食うのが美味い飯の食いかたってんだ」

男「お、おいお前ら…(俺の財布の中身を…)」

友姉「うーん私たちの用事はご飯食べてからでもできるけど…どうする友従妹?」

友従妹「……お姉ちゃんが良いなら…わたしもいいよ…」ギュッ

友姉「あははごめんね~この子人見知りだからさ~…んじゃ行きますか」

――ビュッフェ(バイキング)形式の飲食店

友姉「私のお勧めで決めちゃってごめんね~」テヘ

男「イエイエイエ!!ものすごくありがたいです!!!
   (バイキング形式の食い放題タイムなら…いくら食っても大丈夫!!おまけに友姉さんが半分出してくれるなんて…天使や)」グスッ

幼馴染「なに涙ぐんでんのよ男~気持ち悪いわね」モグモグ

dqn「いろんなもんをいっぱい選べて食えるってのも乙なもんだな」バクバクバク

女先輩「お刺身もある~♪」パクパク

後輩「あ、これ美味しいです♪」マクマク

チャラ男「まったくよく食うっすね…でも俺っちは団子より花派なんで…お二人と電話番号&メルアドの交換してもよろしいっすか?」デヘヘヘ

男「チャラ男お前こんな時まで…」マッタク

友姉「んーごめんねぇ、私の番号は教えられるけど…この子のはちょっとngかな」

友従妹「…ごめんなさい…」ボソッ

チャラ男「え、…駄目っすか…理由聞いてもいいっすか?」

友姉「あーこの子ねぇ…ちょーっと男性恐怖症気味な所もあってね…キミの事を疑ってるわけじゃないんだけどね…」

チャラ男「じゃーしょーがねっす、訳ありの女の子に深追いしても傷つけるだけっす、潔く諦めるのが今後も成功する秘訣っす」

友姉「ふふふ…ごめんねぇチャラ男君…キミは恋人欲しそうだから…私の大学の友達とか紹介してあげれるかも?」

チャラ男「えっ?マジッすか!!やった!!」ウヒョー

dqn「あ!チャラ男ずりぃぞ!!友姉さん俺もよろしくっす!!」

友姉「はいはいそうがっつかない」ウフフフ

幼馴染「まったくおとこって…」モグモグ

後輩「チャラ男先輩達軽過ぎです…」ブー

女先輩「おいし~♪」モグモグモグ

友従妹「…あの…男さんは…」

男「はい?(か細い声だな…集中して聞かないと)」

友従妹「…男さんは…お姉ちゃんと…番号を交換しないんですか…?」

男「そうだね…あとで交換しようかな…あ、でも勘違いしないでね?」

友従妹「え…?」

男「別に友姉さんに下心があったり…女性を紹介して貰ったりしたいわけじゃないんだ
   今日初めて知り合ったけど…友姉さんが話してて面白い良い人って事がわかったし…
   だから友達の一人として連絡先を知りたいんだ…友とかの事でも話したい事があるし」

友従妹「…そうですか…」ボソッ

友姉「ん~なになに?男君は私に女性としての魅力がないって~?それはショックだなぁ~」フフフ

男「そ、そんな事いってないっすよ!!と、友姉さんは魅力的ですよ!ただ俺なんかがそんな期待しちゃいけないというか」アタフタ

友姉「んー、私的に男君って結構…ていうかめちゃくちゃ「有り」なんだけどなぁ~」クスクスクス

幼馴染「ブホッ!!??」

女先輩「フガっ!!??」

後輩「ブーっ!!??」

男「な、なにガキをからかってるんですか!!////」カアアアア

チャラ男「まーた男だけずりーっす!!」ブーブー

dqn「ま、俺らより男の方が安心できるっちゃできるしな」シカタナイ

幼馴染「な、なに鼻の下伸ばしてんのよ馬鹿!!」ガー

女先輩「わ、私だってあともうちょっとで大学生なんだから…」フン

後輩「男先輩って…年上の方が好きなんですね…」ウウウウ

男「お、お前ら一体何を誤解して…俺は何も悪くねぇぞ!!」アタフタ

友姉「フフフフフフ♪」クスクス

友従妹「……………………………」

――昼食後

一同「ごちそうさまでしたー!!」

男「…友姉さん…半分も出して貰って…ほんっとうにありがとうございました!!」ペコリ

友姉「なになに良いって事よw…友の友達がどんな子達かも知れたしね~」ニヤニヤ

男「友は今日、都合が悪くてこれなかったんですよね…」

友姉「そうそうあの子今日はお父さんと一緒に出かけてるわ」

男「しょうがないけど…友も今日これたらよかったのに…」

友姉「…………」

幼馴染「友従妹さん!」

友従妹「は、はい?」ビクッ

女先輩「しかし改めてみると…ほんとにすげぇ…マジでお人形見たいね…」ポケー

後輩「友従妹さんのお化粧って凄い綺麗ですね…私あまりお化粧した事ないんですよ…教えて貰っても良いですか?」

友従妹「お、お姉ちゃんがしてくれてるから…ごめんなさい…わかりません…」ショボン

チャラ男「なーんか儚げな感じでいいっすねあの子」

dqn「まー俺らには完全に脈なしだろーけど」がっくす

幼馴染「あ、そうだ…私たちも電話番号とメルアドの交換いいですか?」

友姉「いいわよん」

幼馴染「友従妹ちゃんのも良いですか?」

友従妹「!!??……え…あの…その…」

友姉「あーごめんねぇこの子はやっぱり勘弁できないかなぁ…」

女先輩「えーどうしてですかぁ?」

後輩「女先輩、無理には…でも私たち女性でも無理ですか?」

友姉「さっきついでに言っておけばよかったんだけど…この子こういう顔立ちでしょ…
    でも性格はこの通りでさ…それが他の女子の癪に障ったらしくて…イジメをね…」

友従妹「ご…ごめんなさい…」シュン

友姉「それで私以外にはちょっとね…でもかわいい妹分なんだ!」ニコッ

幼馴染「残念だけど…それじゃしょうがないですね…友姉さんとだけでも良しとしますか」

女先輩「ざんねーん」

後輩「私ももっとお話がしたいですけど…仕方ありませんね」ガックシ

友姉「本当にごめんねぇ…」ペコリ

友従妹「…………………」ギュ

幼馴染「それじゃ皆も友姉さんと番号&メルアド交換した事だし…どうする?」

友姉「んー私たちは用事があるから…ここでお別れかな、皆じゃあ~ね~…いこっか友従妹?」

友従妹「うん…お姉ちゃん…あの…皆さん…とても楽しかったです…ありがとうございました…」ペコリ

テクテクテク

女先輩「手を繋いでる…ほんと、仲いいのねぇ…うらやましい~…幼ちゃん、後輩ちゃん、私達も手をつながない?」

後輩「な、なにを言ってるんですか先輩!?ちょ、ちょっと恥ずかしいですよそれ!!」

ブーブーブー

男「ん?(俺のケータイにメールか)」カパッピッ

友姉メール「男君だけに友従妹の番号とアドレス付きの秘密のメールでーす!!×××―××(ry
     あとあなたの番号とメルアドも友従妹のケータイに転送してあるからヨロピク!」

男「ブーっ!!!!!????」

一同「お、男どうした!!??」

男「な、なんでもない…(一体どういう事だ…友姉さん…?)」

――友姉と友従妹

友姉「つーわけだから」

友従妹「お姉ちゃん!!…なんてことを…どうしよう…」アワワワ

――男宅2f男自室――男帰宅後

男「…今日会ったあの二人…美人だったなぁ…特に友従妹さんは…儚げな感じがして…」ポーッ

男「一目惚れ…かも…」ドキドキ

男「と、とりあえず友姉さんにあのメールの真意を聞かないと…」メルメルメル

ブルルル

男「お、返信が早い、何々…」

友姉メール「私が見てた限り友従妹があなたに興味深々だったようなのでお節介を焼いちゃいました(ゝω・) テヘペロ
      あなたも見てる限り友従妹に悪い印象を感じてないようなので出来たら仲良くしてあげてね~♪」
   
男「…俺に興味深々…?本当かなぁ…でもこっちは興味深々だからありがたい助け舟だ…さっそく友従妹さんにメールしてみよ…」

男「えーっと「男です、友姉さんに教えて貰ったので早速メールを送ってみました。今日は楽しかったですね
        また機会があれば一緒に遊びに行ったりしたいですね」…こんな感じで良いかな?」メルメルメル…ピッ

ブルルル

男「うお?この子も返信早いな…」

友従妹メール「男さん、お姉ちゃんが変な事をして申し訳ございません。今日はありがとうございました。
      皆さんとってもいい人で凄く楽しかったです。ただわたしはああいう風に多くの人と一緒に遊んだ事がないので
      場をつまらなくさせてしまったかもしれません…ごめんなさい。こんなわたしですが、よければこれからもメールのやりとりを続けてくださいますか?」

男「「全然okです、こちらこそよろしくおねがいします…」っと…へへへ、印象は悪くないのかな…」メルメルメルピッ

ブルルル

男「お、またメールだ、友姉さんからだ…何々」

友姉メール「※注意事項※あの子はトラウマ持ちだから集団行動とか大勢で遊ぶとか本当は苦手なの…(◞‸◟ )
      もし遊びに誘うとしたらあなたと二人きりか私もいれて三人とかじゃないと…
       あの子のハート的にも厳しいかも…もちろんキミの事は友の友達だから信用してるけど
       ノリや勢いであの子と関係を持ったら…あなたを絶対に許さないから」

男「!!……最後の文おっかねぇ…つーかそんなこと考えもしねぇッスよ…」ブルルッ

男「つーか遊びに誘うときはいきなりデートみたくなるのか…皆と遊んで徐々に仲良くなろうと思ったけど
  いきなりハードル高いなぁ…オマケにトラウマ持ちっぽいし…童貞の俺が上手くいくんだろうか…」

男「最初は友姉さんの力を借りていくしかないな…できれば皆とも仲良くやってほしいけどなぁ…
  そうだ!…友に聞いてみようか…メールで聞くのもなんか面倒くさいから明日学校で聞こう」

――翌日――学校――朝のhr後

友「…おい男」

男「友、お前に聞きたい事が」

友「お前達…昨日の昼に姉貴と「アイツ」に会ったみたいだな…姉貴から聞いたぞ…」ギロッ

男「お、おいおいどうしたんだよ…朝からご機嫌斜めだな…」

友「…姉貴が何を考えてるが知らないが…俺は「アイツ」が大嫌いなんだよ!!」キッ

幼馴染「と、友!?」

dqn「まーた友の癇癪が爆発したか…」

チャラ男「まったく…友姉さんの爪の垢ほどで良いから穏やかになってほしいっす…」

友「お前らも良く「あんな奴」と仲良くしようと思うよな…」ハァ

幼馴染「ど、どういう事!?」

友「昨日話しててわからないのか…?弱虫でビクビクして常に人の顔色をうかがって…
   自分じゃ何もできなく、縁があるってだけで姉貴に何もかもまかせっきりの甘ったれ…反吐が出る!」ケッ

男「おい!友!!言い過ぎだぞ!!!お前彼女と何かあるのか!?」」

友「…ほぉーう男…「アイツ」に惚れでもしたのか…?」ハッ

男「そういう事じゃない!」

友「「アイツ」は見てくれだけは良いらしいからな…大方、次の寄生先を姉貴からお前に標的を決めたんだろうよ…
   …もう一時限目が始まる…この話はおしまいだ!」フンッ

幼馴染「友…」

チャラ男「確かに友はああいうタイプの子…嫌いそうっすけど…」

dqn「なんか恨みでもあるのか?」

男(…………昼休みにもう一度話聞いてみるか…)

友「…………………………」ムスッ

――昼休み――校舎内廊下

テクテクテク

友「…………………」ムスッ

男「な、なあ友…」

友「……男、ついてくるな話しかけるな」ギロッ

男「な、なんでだよ…一緒にメシ喰おうぜ」アセアセ

友「お前はもっと良い女の趣味をしてると思ってたけど…よりによって「アイツ」とは…軽蔑するぜ…」キッ

男「ちょまだそこまで」

友「「まだ」!?まだって事はこれからそういう関係になろうとしてるって事だろ!!」

男「ふ、深読みし過ぎだ!」

友「ウルサイ!!言い訳するな!!!」

男「ま、待て友!」

友「ついてくるな来るなって言ってるだろ!!あ?それともなんだ!?お前はホモ野郎なのか!!??
  ついてくるなって言ってるのにしつこいって事はホモストーカー野郎だろうが!!来るんじゃねぇ!!!」

タッタッタッタ……………

男「……友……あったばかりの頃に戻っちまったみたいだな…せっかく仲良くなれたと思ったのに…友姉さんに相談してみるか…」ショボン

――放課後

男(よし、今日の夕方なんとか友姉さんにアポとれたぞ…)

幼馴染「おとこー部活いこー」

男「ごめん幼、今日ちと用事があって…皆じゃあなー」バヒュン

友「………………………」ムスッ

dqn「友の奴…今日は一日中ふくれっ面だったな…」

チャラ男「触らぬ神にたたりなしっす…」

――喫茶店

友姉「あ、男く~ん♪ちわー、で…話って?」ニコッ

男「友姉さんどうもっす…友と友従妹さんの事についてなんですけど…あの二人…なにかあるんですか?
   友が友従妹さんの事を「大嫌いだ」って…あと友姉さんに「寄生」してるって言ってました…」

友姉「…そう…まったくあの子は…どうも「中学生」の頃に何かあったみたい…でも詳しくはわからない…話してくれないから…ごめんなさい」

男「いえ、こちらこそプライベートな話に突っ込んですいません…俺はまた友と仲良くなれるでしょうか…?」

友姉「大丈夫よ…キミはきっとまた友と仲良くなれる…それと友従妹の事もよろしくね」

男「はい!話を聞いてくださってどうもありがとうございます」

――男宅2f男自室――男帰宅後

男「ふぅ…結局詳しい事はわからず仕舞いか…どうすっかなぁ…」

プルルルルル

男「ん…メールじゃない…出るか」パカッピッ

男「もしもし男です」

友従妹(電話)「あ…あの…友従妹です…男さん…ですよね…?」

男「え!?、と、友従妹さん!!??」

友従妹(電話)「えと…ごめんなさい…本当は…メールで伝えようと…思ったんですけど…お姉ちゃんが…」

男「は、はい」ドギマギ

友従妹(電話)「こ、こんどのお休みの日…わ、わたしといっしょに遊んでくれませんか!?…」

男「も、もちろんokですよ!!あ、…もちろん友姉さんも来ますよね?」

友従妹「あう…その…お姉ちゃんが…甘えてないで一人で行きなさいって…」

男「な、なるほど…そ、それじゃどこへ…(友姉さん…あんた一体…)」

友従妹「えとですね…」

男(そうだな…この子から友との事を聞き出せれば…)

――デートの日――水族館

男(念のため約束の30分前に来たけど…あ…もういる!?)

友従妹「あ…お、男さん…きょ、今日はよろしくお願いします…」オドオド

男「ご、ごめんね遅かったかな?」アセアセ

友従妹「そ、そんな事ないですよ…わたしも今来たばかりです…」

男「そ、それじゃいこっか?」

――水族館内

友従妹「色んな色のお魚…綺麗…」

男「そ、そうだね…(友従妹さんのほうが綺麗っす…)」ドキドキ

――水族館内――ペンギンコーナー

友従妹「あ…ペンギン…ペンペン…可愛い…」ボソボソ

男「……///(友従妹さんのほうが可愛い…)」ポーッ

グー

友従妹「……お腹空きました…?」

男「ははは…だ、大丈夫ですよ(ああもう恥ずかしい…俺の腹自重しろ!!)」

友従妹「あの…わたし…お弁当を…あの…」オドオド

男「そういえば電話でお弁当を作ってきてくれるって言ってたね…それじゃありがたく頂こうかな?」ハハハ

――水族館内フードコート

友従妹「…あの…美味しくないかもしれないけど…よければ召し上がって下さい…」モジモジ

男「こ、これは……(凄まじく気合の入った弁当…う、美味そう…しかも俺の好物ばかり…)
  いただきまーす…もぐもぐ…う、美味い!!(母ちゃんを超えてる!?)」

友従妹「…………///」パアアア

モグモグパクパク…

男「ごちそうさまでしたぁ…いやぁ美味しかったぁ…」フゥ

友従妹「お粗末さまでした…よかったぁ…」ホッ

男「このお弁当を食べれただけでも今日来た甲斐があったよ」ニコッ

友従妹「そ、そんなお世辞を…////」カアアア

男(照れてる友従妹さん可愛いな…)

友従妹「わたし…こんな風に…男の子と…デ、デートしたりするの…憧れてたんです…///」

男「デ、デート…(可愛すぎる)///」

友従妹「こ、こんな性格だから諦めていたけど…えへへへ……///」ポーッ

男(…だいぶ打ち解けたかな…そろそろ友の話を切り出すか?…)

友従妹「えへへへ……///」ポーッ

男「そういえば水族館って言えばね…「友」は苦手って言ってたなぁ…なんか昔に海で溺れたとかなんとか…」

友従妹「!!??」ビクッ

男「それで友ってさ、夏のプールの日とか見学なんだよ…で友の話なんだけど…友従妹さん?」

友従妹「…んで?…」プルプル

男「え?ごめんなんていってるか」

友従妹「…なんで…今…「友君」のお話をするんですか…」グスッ

男「だ、駄目だったかな?」アタフタ

友従妹「わたしは…友君が大っ嫌いです…いつも人を見下して…自己中心的で…自分勝手で…
     平気で人を傷つけるような言葉を言う…そのくせ…凄く怒りっぽい…最っ低です…」プルプル

男「…君たちの間になにがあったのかは知らないけど…そういう風に言うのは…お互いに良くない…」

友従妹「…男さんは…友君なんかと良く付き合ってられますね…」キッ

男「友とは高校からの付き合いだけど…確かに気難しい面もある…でもいつも助けて貰ってるよ…遊んでて楽しいし良い奴だ」

友従妹「…て…さい…」ボソボソ

男「え…なんて」

友従妹「帰って下さい!わたしも帰ります!!さようなら!!!」ポロポロ

男「え、ちょ!友従妹さん!!」

タッタッタッタ……

男「友従妹さん…行っちゃった…泣いてたな…」

ザワザワガヤガヤ…アンナカワイイコヲ…チワゲンカ?…サイッテー…ヒソヒソ…

男「(周りの視線が痛い…)とりあえず友従妹さんを追いかけるか…考えてみれば
   …友従妹さんは…勇気を振り絞って俺をデートに誘ったんだ…余計な話をするべきじゃなかった…」クソッ

――時間経過

男「…どこにいっても見つからない…電話もメールも反応ない…帰るか…」ガックシ

――館内女子トイレ

友従妹「うっ…うっ…(メイクが…崩れちゃった…)」ヒック

友従妹(でもこのくらいなら…わたしでも直せる…)エッグ

友従妹(でも…嫌われ…ちゃった…よね…)ポロポロポロ

友従妹「う…うえええぇぇぇぇん」ボロボロボロ

――男宅2f男自室――男帰宅後

男「………友姉さんにも謝罪のメールを送ろう…はぁ…やっちまったなぁ…これだから童貞は…」メルメル

ブルルル

男「…返信はやっ…怒ってるような気がしてきた…」ガクブル

友姉メール「ごめんね~、まだ二人っきりは難しかったか~…友従妹も落ちついて反省してるみたいだから許してあげられるかなぁ?
      もしよかったら今度は3人で遊びに行きましょ?」

男「…怒ってないみたいだ…友従妹さんも落ちついてるみたいだし…とりあえずよかったぁ…
   友の方は…たぶんもう機嫌治ってるはず…そう考えよう!」

――翌朝――学校

男「友…いないな…休みか…?」

幼馴染「そうみたいねー」

男(ほっとしたような残念なような…)

――昼休み

キンコンカンコーン

dqn・チャラ男・オタ3「男~」

男「なんだ~?」

dqn「おめぇ最近しけたツラばっかしてっからよ」ニカッ

チャラ男「「ドキッ!ヤローだらけのカラオケ大会♪罰ゲームもあるよ!!」でもするっスw」ヘヘ

チビオタ「まあお前も立派なヤローの一人だ…」

ガリオタ「オナゴにはわからぬ悩みもあるでござろう…」ウンウン

デブオタ「ぼっくんらと一緒にストレス解消でしゅ」

男「皆…ありがとうな」ニコッ

dqn「友の野郎も誘おうと思ったけど…今日休みみてーだしケータイに連絡もつかねぇ」

チャラ男「メールも帰ってこねっスし…まあ俺らだけで男を励ますっす」ニカッ

男「サンキュな…時間は?」

dqn「あー部活終わった後で良い」

チャラ男「夜まで盛り上がるっす!」

オタ3「負けないぞ~」フフフ

男「…本当にありがとうな…」

dqn「なーに言ってやがる…こんぐれぇの事で」ニカッ

チャラ男「そうそう、こんぐらいどーって事ないっす」ニコッ

――部活中

男「…………ハァ」カキカキ

眼鏡先生「……男君」

男「!?は、はい!!」

眼鏡先生「準備室にカマン」クイッ

――準備室

男「えーっと…それで…」

眼鏡先生「なーんか悩んでるみたいだから…ワケ話せる?」

男「んー…(眼鏡先生に話してもしょうがないよなぁ…)」

眼鏡先生「…話せないか…それじゃ気分転換に私の話でもしてあげる…今私ね…新しい漫画を描いてるの…」

男「どのような?」

眼鏡先生「「シンデレラ」を元ネタにしようと思ってね…勿論童話向けのマイルドな方のね」ニヤリッ

男「へぇ~」

眼鏡先生「古典って案外バカにできないのよね~作品作りで悩んでる時の解決策が見つかったりするし」

男「はぁ」

眼鏡先生「「シンデレラ」って言葉の響き…日本人の語感的にはキラキラして素敵に聞こえるわよね?」

男「はい…女子が好みそうっすね」

眼鏡先生「でもシンデレラの和訳名って知ってる?」

男「確か…「灰かぶり姫」…でしたっけ?」

眼鏡先生「御名答、意味は同じなのに言葉が違うだけでこうも印象がひっくり返る…不思議よねぇ…」
      シンデレラのストーリー自体もそう…家に居場所のない…
      ボロを着た娘が…魔法使いの魔法によって素敵なレディに変身
      そして王子様と幸せなひと時を過ごすの…でも魔法は午前零時で解けてしまう…」

男「…シンデレラ自体が…二面性を持ってると?」

眼鏡先生「ボロを着たみすぼらしい娘と素敵に着飾ったお嬢様が同一人物だと誰も思わないだろうしね…
      最後の場面…もしシンデレラが自分から名乗り上げなかったら…
      …王子様がガラスの靴の持ち主を…見つけられなかったら…悲しい終わり方よね…」

男「……お話はそれで終わりですか?」

眼鏡先生「あら御免なさい…もういいわよ」

男「おもしろい話をありがとうございます…失礼します」ペコリッ

ガララ

眼鏡先生「はたして王子様は…シンデレラを見つけ出し…ガラスの靴を履かせられるのでしょうか…?
      なーんてね…うーんこの漫画どういうストーリーにしようかなぁ…まよーう」

――夜――繁華街

dqn「ブハハハハハハwwwwチャラ男あんだけ粋がってたくせにドベとかwwww」ギャハハ

チャラ男「ち、畜生…罰ゲームで氷一気食いとかいうんじゃなかったッス~歯と頭がぁ~」キンキンキンキン

チビオタ「我らを侮るからこういう目に合うのだ」フフン

ガリオタ「見た目だけで判断するとは…愚の骨頂でござるよw」プクク

デブオタ「チャラ男君もこれに懲りたら精進することでしゅねw」デュフフ

男「アハハハハハハハハ………ん?遠くに見えるアレは…!!??」

友従妹?「…………」ポロポロ

タッタッタッタ………

男「行っちまった…泣いてた?…ごめん皆!俺ちょっと抜けるわ」バヒュン

一同「お、おい!主役のお前が抜けて…いっちまった」

――繁華街

男「ゼェハァゼェハァ!!…畜生見つからねぇ…どこに」

???「!?男君!!そんな息を切らして…一体どうしたの!?」

男「あ…友姉さん…気遇っすね…こんばんわ…」ゼェハァ

友姉「とりあえず呼吸を落ちつけなさい…話はそれから聞くわ」

男「ゼェハァ………もう大丈夫っす…偶々…友従妹さんを街中で見かけて…つい…」

友姉「こんな時間に…?変ね…でもそれだけで必死になって追いかけるの?」

男「あの…その…なんていうか泣いてるように見えて…」

友姉「………とりあえず…私の家にいこっか…お父さんも帰ってきてるだろうから手伝って貰わなきゃ…」

――道中

友姉「…私と友ね…友が小学校くらいの時まで…凄く仲が悪かったんだ…」

男「そうなんですか…」

友姉「といっても私が一方的に嫌ってただけなんだけどね…友が生まれてからお父さんだけになっちゃったし…
    お父さんも友にばっかり構うし…でも友が悪いわけじゃないのに…酷い事した…」

男「…………」

友姉「「お前のせいでお母さんが…」って…小さい子に言う言葉じゃないよね…当時の私は平気で使ってた…
    それでも友は「お姉ちゃん」「おねえちゃん」って…うっ」グスッ

男「友姉さん……」

友姉「私が…もっとちゃんとお母さんの代わりに…友を見つめていれば…友を支えていれば…あんな事…」ウッウッ

男「と、友姉さんだって子供だったんだ…仕方ないですよ………」

――友宅マンション前

友姉「グスッ…ごめんね…着いたわ…あそこの部屋が私たちの家」

男「こ、ここは………」

友姉「どうしたの…男君…?」

男(あの夢に見たマンションと同じだ…周りの建物も…そして友姉さんが指さした部屋は…あの世界で唯一黒かった場所…)

友姉「お、男君?」

男「!?な、なんでもありません…いきましょう」

――友宅

友父「…………………………」ゲッソリ

友姉「お、お父さん…これって…」

男(酷い…まるで強盗に荒らされたかのようだ…食器もなにもかもめちゃくちゃだ…)

友父「………キミが……男君かね………」

男「は、はい!夜分遅くに失礼します!!(凄いやつれ具合だ…)」

友父「なあ友姉………私は間違っていたのだろうか……」

友姉「……お父さん…………」

――友宅

友父「…………………………」ゲッソリ

友姉「お、お父さん…これって…」

男(酷い…まるで強盗に荒らされたかのようだ…食器もなにもかもめちゃくちゃだ…)

友父「………キミが……男君かね………」

男「は、はい!夜分遅くに失礼します!!(凄いやつれ具合だ…)」

友父「なあ友姉………私は間違っていたのだろうか……」

友姉「……お父さん…………」

302
友父「…医者がな…友がお腹の中にいるとき…「男の子です」…っていったんだ…」ポツリ

友姉「……………」

友父「あいつな…「一姫二太郎だね」って笑顔で言ってくれてな…」

男「………(俺が…聞いてしまって良い話なのだろうか…)」

友父「…容体が悪化して…アイツが逝ってしまったが…友が無事だったのが救いだった…」

友姉「…そうだね…」

友父「あいつが死んでから…あいつの分まで頑張ろうって…」

>>524はミスですので脳内でイレースして

友父「…医者がな…友がお腹の中にいるとき…「男の子です」…っていったんだ…」ポツリ

友姉「……………」

友父「あいつな…「一姫二太郎だね」って笑顔で言ってくれてな…」

男「………(俺が…聞いてしまって良い話なのだろうか…)」

友父「…容体が悪化して…アイツが逝ってしまったが…友が無事だったのが救いだった…」

友姉「…そうだね…」

友父「あいつが死んでから…あいつの分まで頑張ろうって…がむしゃらに突き進んだ…」

友父「片親だからって馬鹿にされないように子供たちを立派に育てようと思った」

友父「特に友は生まれた直後から母がいないから…逝ったアイツが誇れるような子にしてあげたかった」

友父「友は「お父さんは凄い」って言ってくれた」

友父「「お父さんはカッコイイ」って言ってくれた」

友父「「お父さんみたいになりたい」って言ってくれた…」ポロ…

友父「友は…私とキャッチボールをするとき…とびっきりの笑顔でボールを投げ返してくれた…」ポロポロ…

友父「あれは…俺のための嘘だったのかなぁ…」ポロポロポロ…

男「…友父さん…」

友姉「…男君…ごめんね…ちょっとたのまれて貰っていいかな?」

男「は、はい…」

友姉「…「丘の上公園」って…わかるかな?」

男「え、ええわかりますよ…この街を一望できる場所ですよね…」

友姉「「あの子」はね…あそこで泣いてると思うの…私達家族の思い出の場所なんだ…」

男「………」

友姉「迎えに行ってもらって良いかな…?…今の私達より…キミが一番適任かな…ごめんね夜遅いのに…」

男「いえ…でも友父さんは…」チラッ

友姉「…私が慰めとくから…キミは「あの子」を慰めてあげてね…これ、私の自転車の鍵…右端にある奴だから…使って」

男「わかりました…ではいってきます!!」

ガチャン

友父「………友は……俺を許してくれるだろうか……」

友姉「…お父さんはね…お母さんの死を乗り越えようとして一番引きずってたの…わかるよ…
    どんどんお母さんに似てく友を見るたびに辛かったんでしょ…お母さんとは程遠いけど…今は私の胸で泣いて…」

ダキッ

友父「……うおおおおおおおお……」ポロポロポロ

――丘の上公園

???(もうすぐ零時だ…もうどうでもいいや)グスグス

???(わたしなんて…生まれてこなければ…)ヒッグエッグ

???(…お母さんが生きてたら…わたしはどうだったんだろう…)グスグス

ザッザッザッ

男「よっお姫さん…魔法はまだ解けてないか?」

???「お、男!!??…なんでここに…!!??」

男「涙と鼻水で化粧崩れまくって大変な事になってる」ニコッ

???「う、うるさい!!///」カアアア

男「…鈍くてごめんな…」

???「男は何も悪くない…」グスッ

男「友姉さんと友父さんから大体の話は聞いた…友父さん…泣いてたぞ…」

???「……………」

男「お前の口から…全部話してくれないか…「友」?」

友「………わかった…」ギュッ

男「…いつもの友と髪の色も髪の長さも違うな…カツラ?」

友「ウィッグって言えよ…あと一日だけ持つ染髪剤ってのもある…」

男「それに帽子も被ってるしな…そのおしゃれ眼鏡は伊達眼鏡?」

友「もちろん…でも似合ってるだろ?」ヘヘヘ

男「服は友姉さんのか?」

友「お姉ちゃんの借りたり…一緒に買ったり…「友従妹」で男と初めて会った時も服を買おうとしてたんだ…」

男「なるほどな…それで化粧して伏し目がちになってりゃ…お前ってわかんねぇわな…」

友「オトコは単純だ…」ヘヘヘ

男「…あのよ…」モジモジ

友「…どした…?」

男「その…胸のよ…膨らみは…パットかなんかなのか…?」

友「………」

男「答えたくないなら良いんだz」

友「これは…何も入れてないよ…」

男「!!??」

男「でもおめぇ…そこそこ大きいじゃ…学校じゃどうやって…もしかしてサラシ!?」

友「アホ!…どの時代の話だ…今はコルセットとかサポーターっつう便利なもんがあるっての…」マッタク

男「でもそれが自前ってお前どう見たって女の子じゃ」

友「生まれたとき!!」

男「!?」

友「俺が生まれたとき…お母さんを殺して俺が生まれたとき…」

男「殺したなんて言うな!!」

友「…俺は…男性器も…女性器もついてたんだ…今も…」

男「……………………」

友「お父さんは…俺を「男の子」として…受け入れたんだ…」

男「…そ、そうか…」

友「医者からもお腹の中にいるときに男の子って言われてたらしいからな…こればかりはしょうがない…」

男「だ、だけど今のお前は…」

友「……声変わりもしなかったしな…今の声もちょっと無理して出してる…」

男(友のハスキーな声は…無理して出してたのか…)

友「小さい頃はまだよかった…小学校高学年に入ってから…違和感を感じるようになった…」ウル

男(友の…声が)

友「その頃からプールの授業を休むようになった…恥ずかしかったんだ…泳ぐの…大好きだったのに」ウルウル

男(声の高さが…だんだんと変っていく…)

友「中学に入ってからは地獄だった…「気持ち悪い」「カマ野郎」って虐められて…お姉ちゃんとも仲良くなかった…」ポロポロ

男(「友」でも「友従妹」の声でもない…これが本当の友の声なのか…)

友「……わたしってさ…左手にいつもリストバンドしてるだろ…男に…見て貰いたいんだ…」

ズリッ

男(!!……この手首の傷跡は……!!!)

友「…これを作った日からさ…お姉ちゃんが心配してくれるようになってさ…嬉しかったなぁ…」

男「お前もっと自分を大切にしろ!!」

友「うるさい!!お前が…お前がもっと早くわたしに会ってくれれば…」ウウウ…

男「ッ……………」

友「………ごめんね……どうしようもないよね…」

男「謝るなよ…お前は何も悪くない…」

友「医者に言わせれば…わたしの男性としての機能は…ほとんど無いみたいなんだ…」

男「……………」

友「子供も作れるらしい…でもこのまま成長すると…それも危ないんだって…」

男「どういう事だ…?」

友「形だけの男性器の部分が…女性器の阻害をして…早く処置しないと子供が作れない体になるんだって…」

男「処置できないのか…?」

友「お父さんが…許してくれない…」ガクガクブルブル

男「何故…?」

友「お父さんは…男の子じゃないわたしなんかいらないんだ…」ガクガクブルブル

男「お、おい友!!」

友「お父さんとお母さんは男の子が欲しかった…お母さんを殺してきて生まれたわたしが女だなんて許すはずが」ポロポロポロ

男「友!!!落ちつけ!!!」

友「!?…男…ごめん…」グスッ

男「お前はお母さんを殺してなんかいない…友姉さんもそう言ってた…友父さんも…」

友「う、ううう…えっぐ…ひっぐ…」ポロポロ

男「……………………」

友「「友」が「友従妹」を嫌いなのも…「友従妹」が「友」を嫌いなのも…どっちもわたしの本音だ…」

男「友…」

友「もう灰色ですらない…真っ暗だ…」グスグス

男「……………………」

――――――――――――

友父「友は「お父さんは凄い」って言ってくれた」

友父「「お父さんはカッコイイ」って言ってくれた」

友父「「お父さんみたいになりたい」って言ってくれた…」ポロ…

友父「友は…私とキャッチボールをするとき…とびっきりの笑顔でボールを投げ返してくれた…」ポロポロ…

友父「あれは…俺のための嘘だったのかなぁ…」ポロポロポロ…

―――――――――――――

男(俺は…友父さんが間違ってるとも正しいとも言えないし…判断できる立場でもない…)

友「男ぉ…わたしは…どうしたらいいんだよぉ…」グスグス

男(俺に出来る事は…!!)

友「やっぱ…気持ち悪いよな…こんな半端者…ごえんね男…」ヒッグエッグ

男「俺は!!」

友「!!??」

男「俺は…お前がどっちの道を選んでも…受け入れる…」

友「男……」

男「絶対に見捨てたり拒否したりしない…絶対にだ!」

友「おとこぉ……」ウウウ

男「友は…どうしたいんだ?」ニコッ

友「…子供が作れなくなるって聞いた時…目の前が真っ暗になった…」グス

男「……………」

友「わらしは…わらしは…女の子になりたい…」グスグス

男「わかった…俺はその道を応援するよ…例え友父さんが反対しても…俺が必ずなんとかしてやる」グッ

友「ううう…ありがとう男…」ヒッグエッグ

男「…俺だけじゃない…友姉さんも…幼達もきっと…理解し協力してくれる…」

友「…うん!」グス

男「お前は…自分の事を灰色だの真っ暗だの卑下してるけど…それは思い違いだぞ?」

友「…どういう事?」

男「この夜景を見ろよ」

――夜の丘の上公園から見える街の夜景は…色とりどりの光に包まれ…とても幻想的で綺麗だった――

男「色ってのはさ…光があって初めて鮮やかに映えるわけで…この夜景だって明かりが無ければ全然つまらねーぜ?
   あと目を閉じるのも駄目だ…色ってのは光の反射によって目に届いたときの情報によって」ウンタラカンタラ

友「???」

男「だからさぁ…おまえは自ら暗がりに引っ込んだり目をつぶったりするなっつーこと…「俺がお前の太陽になってやる」とまでは言わないけど
   お前を暗がりから引っ張り出して明かりの元に連れ出すくらいは俺でもできるぞ」フフン

友「…うわ…くっせ……男の講釈はどうでもいいよ…もう帰ろ?」ハァ

男「て、てめぇ…わかったよ…お馬さんでもなければバイクでもないお前の姉ちゃんのチャリだけど…ニケツするか?」

友「うん、男にぴったりw」ニコッ

男「そーですね…たく、もう調子戻ったのかよ…」

友「……ありがとね…わたしの王子様…」ボソッ

男「んあ?なんか言った?」

友「んーん、なんでも」ニヘヘ

――3学期末――学校――朝のhr

生活指導「あー…色々戸惑う気持ちはあるかもしれんが…友はこれから女子だ…
      もしからかったり苛めたりした奴がいたら…わかってんだろうな?」バキベキボキ

友「み、みんな…あ、あらためてよろしく…///」カアア

幼馴染・dqn・チャラ男「……………」ポカーン

男(友…春休み前に間に合って良かったな…)

生活指導「つーことで朝のhr終わり…おめーら友に質問攻めするんじゃねぇぞ!!??」

ガララ…ザワザワガヤガヤイッタイドウイウコトナノ…デモカワイイ

友「エヘヘヘヘヘヘ……」

スタスタスタ

男「友、やったな!これからは」

チュッ

男「!!!???」

幼馴染「ナヌッ!!??」ソンナノハンソクヨッ!!

友「…キスは女の子になった時のために…とっておきたかったんだ♪」

――灰色の線ルート――エンド

術後が早すぎるだろうとかそういうのはごめんなさい

友だけ事情が事情なので長ったらしくなりすぎた

午前零時前に終わって良かった

補足

>>523の友宅の惨状の原因

友、前日のデート失敗で学校に行く気が無くなりサボる
気分転換にメイクの練習をする
ノッてきたので服も着替える
メイクの練習に没頭する(そして友父の帰宅時間を忘れる)
友父帰宅
ご対面
大喧嘩の末に友がヒステリー起こして大暴れ(友父はnot暴力)
友宅が悲惨な状態に

友父は奥さんの最後の言葉に呪われたと解釈してくだせぇ
「一姫ニ太郎ね」って何の気なしに言った言葉だけど
それが最後の言葉になってしまったのねん

あと奥さんの死をふっ切りたいがために
奥さんに似てくる友の女性部分を否定したかったと…
あとご都合主義で男性ホルモン治療とかはうけさせてない
苦しい言い訳をするなら
友父「私の息子はどこもおかしくない!!がなぜ治療などしなければならない!!」みたいな感じで

それでも酷い親だけどな

もうちょっとだけ続くんじゃ

――アナザ―ルート「タイムオーバー」

男「だああああああ選べねっての!!!!!!」

チクタクチクタクチク…ピピピピピピピピピ!!!!!!

男「あわわわわわ…時間切れだ」ウワアアアア

カッ!!

男「うわっ!!??目が目がぁあああああ!!!!!!!」バルスッ!!

シュウウウウウウウウウウ…………………

男「ここは…?」

???「う、う~ん…」

男「げ…(幼・友・dqn・チャラ男・オタ3・女先輩・後輩・生活指導・眼鏡先生…つーかあいつ(男妹)まで!!)
   一体全体なぜここに…ん?見知らぬガキんちょが一人いるぞ…?」

謎の幼女「う、う~ん…大変なことになるです…」

男「お、おい…キミは何か知ってるのか?」ユサユサ

???「そいつは何も知らないよ」

男「だ、誰だ!?…!!??(掛け時計を持った眼鏡の少女…?)」

時計少女「ようこそボクの領域へ…よく来たねぇ、歓迎するよ…」クスクスクス

オタ3「あ、あの娘は…」

男「オタ3…知ってるのか!?」

チビオタ「俺たちが生まれる昔のアニメで…「タイムキーパー」ってのがあってな…」

ガリオタ「一説によると「最初に萌えを狙ったアニメ」とまで言われてるでござる…」

デブオタ「あの子…そのボクっ娘主人公の「時計少女」にそっくりでしゅ…」

眼鏡先生「懐かしいわね…女の子の間で人気があったのよね…」

生活指導「…(俺も隠れてみてたとは言えない…)///」

幼馴染「なんなのよもう…ここは一体何なの!?何が目的なの!!??」ムキー

幼女「あううう…皆さん…彼女を刺激しないでくださいです…」

友「キミは…なにか知ってるのか?」

時計少女「…ボクは最初に言っただろう?「そいつは何も知らない」って…そして「何も出来ない」んだから」クククク

幼女「うううう……」

女先輩「なにあの子…やな感じ~」

後輩「でも…なんだか怖いです…あの子…」ブルブル

dqn・チャラ男「…わけわかんねぇ…」ポカーン

訂正

チビオタ「俺たちが生まれる昔のアニメで…「タイムキーパー」ってのがあってな…」×

チビオタ「俺たちが生まれるより前の昔のアニメで…「タイムキーパー」ってのがあってな…」○

時計少女「クフフフフ…君たちには今から「役者」になって貰うよ…」

男妹「兄ちゃんどーういう意味?」

男「俺も良くわからん…」???

時計少女「おっと…「役者」と言っても誰もが「主役」になれるわけではないからね…それに物語の「主要人物」はもう決まってるんだ…」

幼女「あわわわわわ…」アタフタアタフタ

時計少女「後悔してももう遅いよ…」

一同(後悔するも糞も今の状況が理解できない…)

時計少女「…いくよ…ボクの舞台で踊り狂いな!!!」バッ

一同「うわ、光が…!!??」
ズバアアアアアーーーーーーーーーン…………

男「うーん…また光が……ハッ!ここは…街中…?」

男妹「に、兄ちゃ~ん…」ゴシゴシ

男「おお無事だったか」

男妹「とっさに兄ちゃんの服を掴んだからね…あれ?その子も?」

幼女「ひい…ひい…」

男「…このガキんちょいつのまに…しかし皆とはぐれちゃったなぁ…どうしよう」

ごめんもう眠い

――街?

男「……見た感じ…俺らの住んでる街っぽいけど…おいチビ!お前何か知らないの?」

幼女「なぬ!?チビってなんですかチビって!!わたちは…「幼女」って名前があるです!!」ムキー

男「ウルサイな…お前とあの時計少女は知り合いみたいな感じだったけど…なんなの?」

幼女「ううう…頭にモヤがかかったみたいで…上手く思い出せないですぅ…」ムムム

男「…はぁ…マジかよ…とりあえず皆と連絡…ってケータイないか…
   ん?でも服は私服になってるし財布も持ってる…変なの…」???

幼女「…喉乾いたですぅ…」

男妹「兄ちゃん私も~」

男「……はぁ、わけわからない事に巻き込まれたのに…近くにコンビニあるからそこで買うか…」

男妹「ポテチも買おうね~♪」

――コンビニ

幼女「何か忘れてるような…」ムムム

男妹「ジュースとポテチとチョコとそれから…兄ちゃんのオゴリだと思うと楽しくなるね♪」

男「お前なぁ…余計なもん買い過ぎんなよ…」ハァ

幼女「うぬぬぬぬぬ…」ムムム

――コンビニ――レジ前

男「これ、お願いしまーす」ドサッ

タッタッタッ

店員「お待たせいたしま…アレ…なんでレジに商品だけ…誰もいないしなぁ…いたずらかな?」モドシテオコッ

男「!?あ、あのすいません」

店員「もー困るなぁ…」タッタッタッタ

男「え、ええ??」

男妹「兄ちゃん…これって虐め?虐めなの??」ウルッ

男「なんでコンビニ店員に虐められなきゃいけないんだよ!!…どういうことなの?」

幼女「…はっ!思い出したです…」

男・男妹「え?」

幼女「…「時計少女」は…ワタチ達を「役者」にするって…この世界は「物語の舞台」なんですぅ…たぶん
    大した役柄を与えられなければ…「物語」に「干渉」することはできないんですぅ…」オズオズ

男「それじゃ俺たちはモブって…でも買い物くらい」

幼女「恐らく…ワタチ達に与えられた役柄はほとんど見向きもされない「虫けら」だと思われますぅ…」ウウウウ

男・男妹「………へ?…………」ポカーン

――コンビニ

男「む、虫けらって…」

男妹「酷いよ学芸会でもそこまで酷い役無いよ」

幼女「はっきりいってこの世界の最低ランクの存在ですぅ…」

男妹「なら…店員さんに触ってみる!!」タッタッタ

男「お、おい妹!!」

男妹「店員さん!えいっ!!」

スカッ

店員「え~っとこの商品は~」

男妹「…すり抜けた…?」

幼女「…「虫けら」なんですぅ…向こうにとってはゴマ粒以下の小ささだと思われますぅ…ですのでつぶされると死にますぅ…」

男「…めちゃくちゃ性質悪いなハハハハ……でも物は持てる…つーと店員の前では浮いて見えるとか…」

幼女「持ってる物も消えますぅ…向こうからはという意味ですけどぉ…」

男「なるほどね…それじゃこのお菓子を店員に投げつけて…手から離れない…!?」

幼女「…どうやら「そういうの」は「ルール違反」らしいですぅ…
    どうやらこの世界は「変なルール」でがんじがらめにされてるみたいですぅ…」

――外――自動販売機
チャリンチャリン…ピッ…ガチャン!

男「自販は使えるみたいでよかったぁ…」

幼女「んくんく」ゴクゴク

男妹「ぷはぁ…生き返ったぁ」フゥ

男「チビ…お前の今現在知ってる事を全部教えてくれないか?」

幼女「だからチビって言うなです!!」ウキー

男「うるせぇ!!お前みたいなやかましくて変な口調のガキは「チビ」で十分なんだよ!!」ガー

男妹「???兄ちゃんなんで幼女ちゃんにちょっとキツイの??(いつもは小さい子に優しいのに…)?」

男「…なーんかこいつと話してるイライラしてくるんだよな…思わずデコピンを食らわしたくなる」

ピンッ!

幼女「痛いです!」アウッ

男「あ(ついやっちまった)」

男妹「兄ちゃんこんな小さい子にひど~いさいて~」ブーブー

男「ごめんつい」

幼女「びえええええええんん」ポロポロポロ

男妹「かわいそうに…よしよし」ナデナデ

男「わりぃチビ」

幼女「グスッ…もうチビでいいです…」

男「だって実際チビだし」

男妹「ちょ兄ちゃん!」モー

幼女「………わたちが思い出した他のルールは「物語の流れを無理やり変えてはいけない」と言う事ですぅ…」

男「…意味がわからん…」

幼女「…例えば「a」という人に「b」と「c」という知り合いがいて、「a」は「b」が好きなので告白して「aとbは付き合いました」…ふつうですよね?」

男妹「うん」

幼女「でも「a」は「b」が好きなのに「c」が「a」に告白して「aとcが付き合いました」…それも理由もなく…おかしいですね?」

男「「理由」が欲しいな」

幼女「その「理由作り」が「物語の流れや展開」「結末への過程」と思っていればいいです。aとbが死に別れたでも喧嘩したでも
    cが熱心にaにアタックし続けてaが心変わりしたでも…こういう風に不自然でなく「納得できる流れ」ならいいです」

男「なるほど…でそのルールが俺達にどう関係してくるの?」

幼女「…物語の「流れ」を無理やり変える事へのペナルティは…「死」を意味するです…」

男・男妹「……う…うへぇ………」

幼女「…今…誰が主役で…どんな物語が始まってるのか…わたちにはわかりません…」ショボン

男妹「でも、ルールさえ破らなければ私たちでも物語を変えられるんだよね?」

男「…「虫けら」…だけどな…」

一同「………………」ズーン

男「あとどんなルールがあるか思い出せるか?」

幼女「そうですねぇ…物語の内容を突然、大きく変えてしまうような「大破壊」や「殺人」なんかはアウトですぅ」

男妹「そんなの私たちできないよう」

男「たぶんそれは大丈夫だな…他に飛ばされた皆はどうしてるんだろう…」

幼女「他の皆さんも例え「虫けら」でも、元々この世界の住人でないのならお互いに視認できるはずですぅ」

男「ふ~ん…って「この世界」!?…なーんかお前怪しいよなぁ…本当は全部知ってるんじゃないの?」

幼女「ううう…疑う気持ちはわかるですが…記憶が穴だらけなんですぅ…恐らく「彼女」になにかされたですぅ…」

男妹「あの「時計少女」に?」

幼女「はいですぅ…」

男「あの子なんなの?」

幼女「…おそらくは…この世界のゲームマスターみたいなものかと…わたちなんかの力ではとてもとても…狙いも…うーん?」

――場面転換――幼自宅の幼自室
幼馴染「ムニャムニャ…男ぉ…ンフフフフ…」zzzzz…

???「おーい幼、起きろー」

幼馴染「なんだようるさいなぁもう…」ゴシゴシ

???「…ったく…不安だから来てみりゃ…予想通りだったよ全く…」

幼馴染「あ…あれ…あ、あんたは…?」ポカーン

???「…お前はまだ寝ぼけてるのか…?」ハァ

幼馴染「お…男…だよね?」

男?「それ以外の何者なんだよ俺は…」ヤレヤレ

幼馴染「確かに男…でもいつもの男と…ちょっと違う…うーん?」???

男?「…今日は「デート」の約束しただろうが……」シラーッ

幼馴染「え、ええ?で「デート」ですってぇ!!??」

男?「…なあ…俺達「付き合ってる」「恋人同士」…だよなぁ?」ジーッ

幼馴染「え?ああうんそうねそうねそうだったわねあははははは」

男?「まったく…普通寝ぼけた幼馴染を起こすのって女の子がする役割だろうに…」

幼馴染「アハハハハ…(なんだかよくわかんないけど…アタシは男と付き合ってるんだ…やったー♪)」

――場面転換――学校――美術室
女先輩「クークークー…男君…デヘヘヘヘ」zzzz…

カキカキカキ…

女先輩「んにゃ…?なんの音?」ゴシゴシ

???「あ…先輩スンマセン。起しちゃいました?」

女先輩「あれ…男君?ここは…美術室?」

男?「はい…先輩なんだか疲れてたみたいで寝ちゃってましたよ?大丈夫っすか?」

女先輩「んーだいじょうぶよん、それより何を描いてるの?」

男?「いやぁ…先輩の寝顔が可愛かったんで…ついスケッチを…///」ヘヘヘ

女先輩「や、やだぁ…もう恥ずかしいなぁ…///」

男?「でもせっかく俺達「付き合って」「恋人同士」になったから…つい///」カアア

女先輩「!!??え!?…いまなんて…?」

男?「え?…ですから「恋人同士」に…あのもしかして「遊び」だったんスか…?」アセアセ

女先輩「あ、ああそうだよねそうそう私たちラブラブカップルだもんね!向う所敵無しのね!!」アセアセ

男?「もーびっくりさせないで下さいよ…泣いちゃいますよ俺?」ハハハ

女先輩「アハハハハ…(なんだかわからないけど男君と付き合ってるみたい…ホッぺ抓っても痛いからリアルだ万歳!!)」ウヒョー

――場面転換――校舎裏――
後輩「スゥ…スゥ…男先輩…」zzzz…

???「…可愛いな…」ナデリナデリ

後輩「スゥ…スゥ…ん、んん~」ノビィー

???「おっとごめん…起こしちゃった?」

後輩「なんだか幸せなひと時を堪能してたような…木漏れ日が綺麗…そして男先輩のかおおおおおお!!??」ウワアアアアア

男?「ど、どうしたんだ後輩!?そんなにびっくりさせちゃったか??」

後輩「か、顔が近いですというか男先輩の膝の上ええええええ!!!!!????」アタフタアタフタ

男?「ああ、いつも後輩の膝の上にお世話になってばかりいるから…俺も偶にはなと思って」

後輩「!!??いつも!?いつもってどういう事ですか!!!??」パニック!!

男?「いやだから後輩の作って貰った弁当を食った後ここで…」ドウシタノ?

後輩「え?え?ええええ!!??」

男?「…後輩…もしかして嫌だったか…?俺の事気遣って俺の告白を受け入れてくれたのか…?」シュン

後輩「え?ええ!!??そ、そんな事ないですよ!!!絶対にそんな事ありえません!!!」

男?「よかった…俺達まだ「恋人同士」で良いんだよな?」

後輩「は、はい!!全然恋人同士ですよ!!はい!(そ、そうか私は先輩とお付き合いしてるんだ…せ、先輩の膝の上…///)」ポーッ

――学校――保健室
友「スースー…男…」zzzz…

???「…おい…友…大丈夫か?」

友「ん…なんだよ…あれ?男?

男?「お前体育の授業中に貧血で倒れたんだぞまったく…ここまでおぶらせやがって…」タク

友「そうだったけ…悪いなあああああああ!!???」アタフタ

男?「どうした友?」

友「(胸を抑えるサポーターがなくなってる…それどころかスポブラに…)…見たのか?」

男?「見たって?」

友「む、胸だよばかやろう!!!」

男?「み、みてねぇよ馬鹿野郎!!…大体お前、「女」になったんだから無茶すんな!!」

友「は!!??「女」になった!?……!!!??(マジか…股間の男の部分が消えてる…どういう事だ?)」

男?「お前倒れた時頭でも打ったのか…?…もしかして俺と「付き合ってる」事も忘れたんじゃ…」

友「はああああ!!!??つ、付き合ってるだあああ!!!!???」

男?「…お前マジかよ…俺あの時柄にもなく勇気振り絞ったのになぁ…」ショボン…

友「あ、ああわりぃわりぃ!!そうそう俺たちは「恋人同士」だったな!(と、とりあえずチャンスだ…状況は後から把握すれば良い!!)」

――学校――???
小さな女子「a太く~んまってよ~」

男子学生(a太)「はぁ…b子、転ぶなよ」

小さな女子(b子)「うわっ!?」

ズテン

b子「ううう…痛いよう…」グスン

a太「まったく…お前はもう…」

賢そうな女子「a太君…あなたはやらなければならない仕事があるんでしょ?b子の事は私に任せて」

a太「そうだね…それじゃc子に任せるよ…b子、c子を困らすんじゃないぞ?」

タッタッタッタ……

賢そうな女子(c子)「行ったわね…」

b子「うええええん…a太君が…a太君がぁ…」グス

c子「あのねぇ…a太君はあなたの子守ばかりしてるわけにはいかないのよ?」

b子「だってぇ…だってぇ…」

c子「同じ幼馴染として忠告するけど…そろそろあなたも独り立ちしなさい…良い?」

b子「…………グス」シュン

――???

時計少女「…まったく…「女の子」っていうのは…救い難い存在だよね…」クスクスクス

時計少女「目の前にニンジンをぶら下げられた馬より滑稽だよ…」フフフ

時計少女「まあ見てておもしろいから良いけど…」

時計少女「メインの3人に贄が4匹…上出来上出来…」クフフフ

時計少女「「アイツ」が余計な奴らを連れて来たけど…そいつらは「アイツ」含めてみーんな「虫けら」だ…なんの問題もない」アハハハ

時計少女「「虫けら」はなーにもできやしない…気づきさえしなければ…」

時計少女「気づくはずがない…「アイツ」の記憶だって封印したんだ…」

時計少女「ん?…「虫けら」が3匹ほど把握できないのが気になる…「アイツ」の仕業か…?」

時計少女「「アイツ」に何ができる…」

時計少女「ボクの「計画」の邪魔はさせない…」

時計少女「…ボクなんだ…ボクが全てを手に入れてやる…「アイツ」の何もかも全てを奪ってやる…」

時計少女「クフフフフ…」

時計少女「待っててね…待っててね…」キヒヒヒ

時計少女「ボクが幸せにしてあげるからねぇ…」イヒヒヒ

――時間経過――翌朝?
男「んんー…まさか野宿する羽目になるとは…」

幼女「ぐぅ…ぐぅ…」zzzz…

男妹「ふわぁ~あ…兄ちゃんおはよ・・・ん?」???

男「おお、おはよ…んん?」????

男・男妹「…………!!??」ゴシゴシ

男・男妹「…………」ジーッ

男・男妹「…………」パチクリパチクリ

男「妹…俺のほっぺ抓って…」

男妹「…兄ちゃんも私のホッぺつねって…」

ギュウウウウウウウウ

男・男妹「いひゃいいひゃいいひゃひゃひゃひゃ!!!!!」ギュウウウウウ

男・男妹「夢じゃない…………」

幼女「ふぇ…おはようござい…!!!あわわわわ…」

男・男妹「俺(私)達…透けて見える…」

幼女「あ、あなた達の存在する可能性が…ま、まずい…」アワワワワ

――場面転換――幼馴染の散歩道
幼馴染「♪~♪(昨日のデート…今思い出しても…ニヤケが止まらない!)」フフフフーン

幼馴染「お?アレは…」

???「最近つまんねぇよな…」

???「ほんとそうっすね…」

幼馴染「dqn君にチャラ男君!」

dqn?「ん?」

チャラ男「へ?」

幼馴染「なによその反応~…ん?見知らぬ顔がいるけど…友達?」

dqn?「なんだこの女…なんで俺らの名前知ってるんだ?」

チャラ男?「どうだって良くねっすか…上玉っすよ…今ならこの辺俺らしかいねーし…」ジュルリ

友達?「車もありますしね」ヘヘヘヘ

友達?「俺らにもおこぼれあずからせてくっさいよ…」ゲヘヘヘ

dqn?「つーわけだお嬢ちゃん…」

チャラ男?「おれらの車にごあんな~い♪」ガシッ

幼馴染「え?……いやあああああああああああああああああああ」

――dqnとチャラ男

dqn「はぁ…いったいどーなってんだこの世界…」グッタリ

チャラ男「行く先々でシカトこかれるっすからね…」ゲンナリ

イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

dqn・チャラ男「なんだあの悲鳴!?…いくぞ!」

タッタッタッタ

チャラ男?「おじょーちゃんちょっとお口チャックするっすよ~」ナイフダランダラン

dqn?「そいつ切れさせない方がいいぞ~「ヤレれば良い」って奴だからな…本当に切るぜ?」

手下「チャラ男さんマジやべっすwww」

幼馴染「ひぃ……」ガクガクブルブル

dqn・チャラ男「おいこらまてやぁ!!!」

dqn?・チャラ男?「あ?」

dqn・チャラ男「お?」

――俺らと…同じ顔…?――

幼馴染「むぐーんぐー!!??(どういうことなの!!??)」

dqn?「なんだこいつらぁ…?似た顔しやがって…ああん!?」イライラ

チャラ男?「あー…クスリやりすぎたっすかねぇ…抜けきってねぇのかなまだ…」ボーッ

dqn「なんだこいつら…俺らと同じ顔…?」

チャラ男「でも俺らあんなジャンキーみたいな顔してないっすよ…」

手下「…?(dqnさんにチャラ男さん…何を見てるんだ…クスリやり過ぎじゃね?)」

dqn「どうでもいいけどその子を離せ…大切なダチなんだよ!!」

チャラ男「同じ顔なのに女の子の扱いがなってねっす…反吐が出るっす」

dqn?「幻覚も腹立つ事いうんだなぁ…(単純にクスリのせいで俺の顔に見えてる別の誰かだろ…)」

チャラ男?「なに言ってるっすか…この子は俺らとこれから仲良くなるんスよ…」ヘヘヘヘ

dqn「いいたかねぇけど…てめぇらのツラみてっとぶん殴りたくてイライラしてくんだよ…とっとと失せろ…」ギロッ

チャラ男「ナメるのもいい加減にするっすよ…いいからその子を離すっす…」

チャラ男?「へへへへ…わかったっすわかったっす…そうおっかねぇ顔するなっす…そりゃ!!」

バチィイ!!!!バチィイ!!!!!

dqn・チャラ男「あ…が…」バタン

チャラ男?「特性改造スタンガンっす…シビレたっしょ?」ウヒャヒャヒャ

幼馴染「むぐー!!んぐー!!!!(dqn君!!チャラ男君!!!!!)」ジタバタ

手下1「はいはいお嬢ちゃんおとなしくしてねぇ」ガシッ

手下2(つーかdqnさんとチャラ男さん…誰もいない空間に向かって何やってんだ…スタンガンまで振りまわして…クスリキメすぎだろ…)ヤベェヤベェ

悪dqn「つーわけでこの子俺らのもんだから♪」ニヤァ

悪チャラ男「おめーらはそこで這いつくばってると良いっす…」ウヒャヒャヒャ

手下3「詰め込みましたー車出せますよー」

悪dqn「おk、今のるぜ」ククク

悪チャラ男「お姫様…これが僕らのラブワゴンでございます…さあ僕らの愛の城へいざゆかん!!」ゲヒャヒャヒャヒャ

幼馴染「むぐー!!!!!!!!!!(男ぉぉおおおお!!!!!!!!!)」

バタン…キュルルルルル!!!ブウウウウゥゥゥゥゥン……………

dqn「ち…く…しょう…」

チャラ男「あい…つら…なんで俺ら…見えて…触れ…?」

タッタッタッタ

???「!!??この人たち…兄ちゃんのお友達!!!大丈夫ですか!!??」

男「!!??…dqn…チャラ男!?…一体なにが…大丈夫か!!!???」

dqn「お…男…おせぇよ…」

チャラ男「幼ちゃん…連れ去られちまったっス…面目ねぇ…」

男「な…幼が…!!??」グルグル

幼女「ひぃひぃ…ちょ、ちょっと待って…!!??…この方達は…!?」

男「おいチビ…こいつらも俺らと同じ「虫けら」なんだろ…どういう事なんだ!?」

幼女「えーっとえーっと…」ムムム

男「早く思い出せよ!!!!」

男妹「兄ちゃん!!幼女ちゃんに怒鳴ってもしょうがないでしょ!!」

男「………わりぃ…ちと気が動転してた…」

幼女「……あ、あのですね…「虫けら」にも例外があるですぅ…」

男「…なんだそれは…?」

幼女「…「物語」の中で「モデルがいるキャラ」と「モデルになった人物」は…干渉しあう事ができるですぅ…例え「虫けら」でも…」

男「じゃあこいつらをこんな目に合わせたのって…」

幼女「恐らく…「彼らをモデルにしたキャラ」だと思われますぅ…どのような内面かまでは…」オズ

男「…まさかこの世界の元ネタって…」サアー――

dqn「…おい男…詳しく話せ…」ツツツ…

チャラ男「そうすっよ…それになんで男も妹ちゃんもスケスケ何すか…?幽霊見たいっす…」

男「…チビ…たのむ」

幼女「え~っとっ…かくかくしかじかまるまるうまうま…」

dqn・チャラ男「なるほど…」

男「俺たちが透けて見えるのはまだよくわからないんだ…」

男妹「元々この世界だと透明人間みたいな存在なのに~」

dqn「…とにかく俺らは幼ちゃんを助けに行く…場所の当てはある!!」

チャラ男「おそらくこの世界の元ネタは…「アレ」っす…俺らの街がモデルなら…「廃倉庫」しかねっす」

男「俺も!!」

dqn「幼女ちゃんの話通りなら…おめぇは行ってもなにもできねぇだろうが!!」

チャラ男「俺らならあのクズ二人には手を出せるっスからね…ただ手下のほうは…」

幼女「男さんが出来る事ならありますぅ…」

男「なにをだ!?」

幼女「…この世界で…「男さんをモデルにしたキャラ」に「助けを求める」ですぅ…」

補足と言うか細かいミスというか訂正と言うか言い訳というか

厳密には「モデルがいるキャラ」と「モデルにされた人物」同士のみが干渉しあえるというわけではないです
悪dqnがチャラオに悪チャラオがdqnに干渉できるように
いくつかある干渉できる条件の内わかりやすいのがそれってだけで

幼女と俺の頭が穴あきチーズなので本編で上手く言えそうにないのでここで…

――場面転換――男宅

男「…よし!鍵は使える!!」

ガチャ

――男宅2f男自室

ガチャ

男?「だ、誰…って俺!!??しかもスケスケ…?」ポカーン

男妹「おお…兄ちゃんが二人いる…でもあっちのほうが若干おしゃれでイケメン?」

幼女「確かこのお話だと彼女がいる設定になってるからですかねぇ…?(はたしてこの方の内面は…)」

男?「幼女と…スケスケの…妹!!??なんでお前までスケスケ!!??」????

男「だー!!!!そんな事どうでもいいんだよ!!!えーっと…お前は「男1」だ!…「男1」お前に頼みがある!!」

男?(男1)「な、なんだよ…お、お前俺のお化けかなんかか!?」アタフタ

男「幼がチンピラに拉致られちまったんだよ!!頼む!!「廃倉庫」まで助けにいってくれ!!!」

男1「はぁ?俺昨日、幼とデートしたばっかりなのにそんな事言われても現実味が…」

男「頼むよ!!今の俺じゃ…!!幼が…幼が!!!!!!」ポロポロポロ

男1「……わかった…とりあえず廃倉庫までバイクで様子を見に行ってみる…だから俺の顔で泣くな…」

――男宅前

男「いいか!?無理をしてでも幼を助けろよ!!危なそうだったら警察も使え、わかったな!!??」

男1「そこは無理すんなよとか言う所じゃ…まだ全部信じたわけじゃねぇからな…とりあえず行ってくる!」

ガチャ…キキキッ!!!ブウウゥゥゥゥウウン…………

男妹「…あっちの兄ちゃんはバイク乗れるのかぁ…かっくいい!!」

幼女「…おそらく間に合えば幼さんはこれで安心だと思われますぅ…「彼」は恐らく「一つの物語」の「主人公」ですぅ
    …主役には「主役補正」ってもんが働くですぅ…多分…」

男妹「なんとなくわかる!」ウンウン

男「…「一つの物語」…!!??まずい…だとしたら…」アセアセ

男妹「ど、どうしたの兄ちゃん!?」

男「物語は「一つだけじゃない」!!!「アレ」が元ネタだとしたら…他の皆も危ない!!!」ガシッ

男妹「お?兄ちゃんどうして私を持ち上げて」

グワシ

幼女「ほぇ?なんでわたちも?」

男「「学校」にいかなきゃやべぇ!!!!!!」

バヒュン

――廃倉庫

幼馴染「むぐーんぐー」ジタバタ

悪dqn「さーてと…おもちゃとカメラの準備も出来たし…」

うぃぃいいんうぃいいいん

幼馴染「ムググ!!??」ジタバタ

悪チャラ男「お薬の準備もおkっすw」チュウシャキカチャ

ピッピッ

幼馴染「ングググググググ!!!???」ジタバタジタバタ

ガララ

???「まちな…この糞外道共!!」

悪dqn・悪チャラ男「ああ!?」

dqn「この糞野郎ども…人さまの顔で好き勝手しやがって…顔面でたこ焼き作れるようにしてやる…」バキベキボキ

チャラ男「さっきはよくもやってくれたっすね…てめぇらだけはゆるせねぇっす…幼ちゃんすぐに終わるからまってるすよ」

悪dqn「つーか外の見張りは何やってんだ…つかえねぇな」チッ

悪チャラ男「こいつらボコした後に手下共にもヤキっすね」ヘラッ

悪dqn「おらよっ!(また痺れちまいな!!)」ブンッ

スカッ

悪dqn「チッよけんじゃねぇ!!」

dqn「あーあ、スピードも体捌きもなにも全然なっちゃねぇ…こんなんが俺を同じツラっつーのが反吐が出るぜ…ッオラァ!!!」ブロウ

ドゴォ!!!

悪dqn「げはぁ…腹が…うごぉ…!!!」バタン

dqn「てめぇからヤニの臭いすんだよ…クスリもキめてる見てぇだしな…そんな体で超健康優良児の俺様に勝てるわけがねぇだろうが…」ケッ

悪チャラ男「ぜぇぜぇ…なんでアタンねェっすか!!??」ブンブン

チャラ男「はぁ…もう疲れてんスか…なさけねぇやつっすね」

悪チャラ男「だ、黙れっす!!!」

チャラ男「ナンパっつーのは体力勝負だし…引っかけた女がやべぇ奴の美人局だったりすると逃げたり避けたり体力がついたりするんすよ」ヒョイ

悪チャラ男「ぜぇぜぇぜぇ…」

チャラ男「おれっちはdqnみたいにゴリリン坊やじゃないっすけど…」ゲシッ

悪チャラ男「あう…」バタン

チャラ男「へろへろになったチンピラくらいなら余裕で張っ倒せるっす」ヘラッ

dqn「とりあえずこいつらは踏ん縛っといて…」ギュッギュ

悪dqn「ムガガガガガガガ!!!!」ジタバタ

チャラ男「こっちも完了っす!」

悪チャラ男「ングググググググ!!!!」ジタバタ

dqn「口もふさいでりゃ外の見張りも気づかねぇだろ…さて幼ちゃんだ」

ほどきほどき

幼馴染「ぷはぁ…う…うえぇえええええん!!!dqn君!!チャラ男君!!!うえぇええええん」ポロポロポロ

ダキッ

dqn「おいおい幼ちゃん…怖かったろうなぁ…よく頑張った」

チャラ男「へへへ…このハグだけでも助けた甲斐があったすね」ニヒヒ

幼馴染「グス…怖かった…もうこんなところから出よ?」

dqn「あーそれがな…(侵入は簡単だったけど…)」

チャラ男「俺らじゃちょっと…(今は幼ちゃんがいるからなぁ…)」

幼馴染「どういう事?」???

dqn・チャラ男(俺らじゃ外の見張りは倒せねェんだよなぁ…どうすっかなぁ…)

ねむい

――学校――正門前

男「ぜぇはぁぜぇはぁぜぇはぁぜぇはぁぜぇはぁぜぇはぁ…」シヌッマジデッ

男妹「兄ちゃん号すごーい!!はやーい!!またやってね!!!」

幼女「目が…まわるですぅ…」

男「ぜぇはぁぜぇはぁ…腕が…肺が…腹が…死にかけてる…」ヒィヒィ

???「はぁ…」

男「ん?あれは…生活指導!!生活指導先生!!!」

生活指導「ん…?男!?男!!??俺が見えるのか!!!」

男「はい先生!!先生も俺が見えるんですね(つう事は…)」

生活指導「一体なんなんだこの世界は…学校に来ても誰も俺の事知らんぷり…ううう」グスッ

男「先生!!いきなりなんですがお願いがあります!!!」

生活指導「な、なんだ!?どうした!!??」

男「いますぐ生活指導室に直行してください!!俺の大切な人が酷い目に会うんです!!先生しか助けられない!!」ヒッシ

生活指導「へ?え?」

男「頼みましたよ先生!!(今度はもう一人の俺を…)」バヒュン

――学校――廊下

女先輩「フフフフーン♪」ルンルン

???「おうい女ぁ…」

女先輩「はぁい…生活指導先生?」

生活指導?「ちょーっと聞きたい事があるから生活指導室まで来い…」

女先輩「わかりましたぁ」

――学校美術室

チビオタ「…とりあえず部室にいるものの…」

ガリオタ「誰も拙者らに気付いてくれないでござるな…」

デブオタ「…男君もいるんでしゅが…ぼっくんらに気がついてくれましぇん」シクシク

男?(女先輩をモデルにした作品…上手くできそうだ)♪

ガララ

男「「男」いるかぁあああ!!!!!???」

男?「ひっ!?」

オタ3「!!???」

男?「き、キミは一体…お、俺!!??なんで透けてる!!??」

男「うるせぇ!!今はそれどころ…うお!!??さらに透けてる!!!!???」

オタ3「お、男が二人!!??(しかも片方は透けてる!!??)」

男「オタ3!!良い所に!!俺が見えるか!?」

オタ3「み、見える!!」

男「良し…おいお前は「男2」だ!!お前はいまから「生活指導室」に行け!!良いか!!」

男?(男2)「な、なんでだよ?ひっ…いきなりオタっぽいのが3人現れた…」

男「だあああぐだぐだいってねぇではやくいけぇええええ女先輩が大変なんだよ!!呪い殺すぞ!!!」ガルルル

男2「や、やめろ!!呪いとか言うな!!!…いくよいけばいいんだろ!!!」

タッタッタッタ…

男「…いったか…それにしてもあいつ俺と喋ったとたんにオタ3を認知し始めたぞ…?」

オタ3「お、男…お前その姿は…」

男「詳しい話をする暇がない…お前たちには3fの空き教室に行って欲しい…頼む!!!」

オタ3「な、なんで」

男「後輩もやべぇんだよ!!!!!」

――学校――???

b子「a太くーん…あのねあのね」ランラン

a太「ああb子…どうしたの?」

b子「あのね今日ね」

c子「a太君…生徒会の仕事…やらないと」

a太「そ、そういえばそうだったね…ごめんねb子…また今度ね?」

b子「うん…」ショボン

c子「じゃあ行きましょうか…副会長?」

a太「わかったよ会長」

ガララ

b子「………ハァ…」

b子「しょうがないってわかってるけどさ…」

b子「私馬鹿だし…」

b子「c子ちゃんのほうが…」

b子「ううう…」グスッ

――学校内―廊下

後輩「♪~♪~(今日も男先輩が校舎裏で待ってる~♪)

???「後輩ちゃん」

後輩「はい?…オタ先輩達!どうされました?」キョトン

チビオタ?「すまないが3fの空き教室まで来てくれないか?」

ガリオタ?「無理強いはしないでござる(こう言えばこの子は断れないでござる…)」

デブオタ?「すぐ終わる用事でしゅから…お願いでしゅ!!」

後輩「わかりましたぁ」

オタ3?「……」ニヤリッ

――校舎裏

男?「今日も後輩のお弁当が楽しみだ~っと」

男「おるららららああああああ「男」いねぇえがががああああああ!!???」ナマハゲッ

男?「うわあああああああななんだお前はあああああ、と、透明な俺!!??」ヒイイイイ

男「おめえは「男3」だぁぁあ!!!祟られたくなかったらとっとと3fの空き教室にいきやがれぇええ
   そして後輩を死ぬ気で守りやがれえええええええええ!!!!良いか「3f空き教室」だぞ!!!」

男?(男3)「ひ、ひいいい…わ、わかったよぉおおおおお」ウワアアアアアアア

――学校内――廊下

友「ニヘヘヘヘヘ…(やばい顔のニヤケが止まらねぇ)」ニヤニヤ

???「おーい友ぉ」

友「んあ?」

モブ1「えーっとさ」

モブ2「なんか男が体育館倉庫に来てほしいんだってよ」

友「ん?わかった今行く(なんだろ…もしかして体育館倉庫で…エ、エッチとか…///)」モンモンモン

モブ1・2「……」ニヤッ

――学校内――男の教室

男?「ふああああああ…」ネミィ

男「おららあああああああああああ「男」いるかあああああああああ!!!!」

男?「な、なんだおま」

男「うるせぇえええええその反応はもう見飽きたんじゃぼけえぇええええええええ
   てめぇは今から「男4」だあああとっとと体育館倉庫にいきやがれえええええええええ」

男?(男4)「わ、わけが」

男「友が犯されてもいいのかよこの糞ボケがあああ時間ねぇんだよあほんだら呪い殺すぞとっとといきやがれ!!!!」

仕事の都合で遅くなるのねん

3月内に終わらせたいのねん

――廃倉庫

dqn・チャラ男「どうすっかなぁ~…」

ア?テメェナンダコラ?ムコウイキヤガレ!!ナニココヲミセテクレダト?

幼馴染「ん?外の様子が…?」

テメェニハカンケイネェダロ?アア?オンナ?シツケェナ・・・フクロニスンゾ!!

ドカッ!!バキッ!!バコォ!!ドンガラガッシャーン!!……

ヒィ・・・コ、コイツツエェ・・・カ、カンベンシテクレモウヤメテクウワアアアアアア

ドッ…ガッ…ゴッ…

チャラ男「い、一体何が…」タラリ

dqn「と、扉が開くぞ……」

ガララ

???「痛てててて…あのチンピラどもめ…!!??幼!?幼!!!!!」

幼馴染「お、男~!!!!!!!!!!」

タッタッタッタ…ダキッ!!

男1「…俺の幽霊は本当の事を言ってたのか…間に合って良かった…」ギュッ

幼馴染「男~怖かったよう~………」ヒックエッグ

男1「もう大丈夫だ…よしよし…」ナデナデ

dqn「お、男…お前が外の見張りをやったのか…?」

チャラ男「あれ…スケスケじゃなくなってる…?心なしか雰囲気も…?」

男1「…お前らが幼を拉致ったのか…」ギロ

dqn・チャラ男「はぁ!!??」

幼馴染「違うの男!!dqn君達はアタシを助けてくれたの!!!アタシをさらったのはえ~っと…あそこに転がってる方!!!」

悪dqn・悪チャラ男「ムググググググググ!!!!!」ジタバタ

男1「????………チンピラの双子が二組????それが仲間割れ????」

幼・dqn・チャラ男「ちっがーーーーーーーーう!!!!!!」

チャラ男「つうか男!!俺らの事忘れたんスか!!??」ヒドイッス

男1「俺はお前らみたいなチンピラと知り合った覚えはねぇぞ!!??」

dqn「酷い!!??てめぇ結構気にしてるんだからチンピラチンピラ言うな!!!!」

幼馴染「お、男一体どうしちゃったの!?dqn君達を忘れるなんて!!??」

男1「忘れるも糞も…(あの俺のドッペルゲンガーがなんか関係してんのか?)」

――学校――生活指導室

女先輩「生活指導先生~聞きたい事って…?」

生活指導?「それはな…(鍵を閉めてっと…)」

ガチャ

女先輩「はい?」

生活指導?「おめぇの抱き心地をこれから体に聞くんだよ!!!!」

ガバッ!!!

女先輩「!!??せ、先生!!やめて!!!!いやぁあああああ!!!!!!」ジタバタ

生活指導?「っげひゃひゃひゃ観念しろ!!!てめぇの力じゃ俺からは」

バンっバンっドバーーーーーン

生活指導「大丈夫か!!助けに…!!??お、俺!!!???(悲鳴が聞こえたと思ったら…なんだこりゃ?)」

悪生活指導「んだてめぇ…俺に似た顔しやがって邪魔するんじゃねぇ…」

女先輩「せ、先生が二人!!???」

生活指導「わ、わけがわからんがとりあえず止めろ!!!」

悪生活指導「わけがわかんねぇのはてめぇのほうだろ…邪魔しやがって…」ビキビキビキ

女先輩「!!先生危ない!!!!!」

悪生活指導「おねんねしとけやぁぼけがぁ!!!」ブンッ

バキィッ!!

生活指導「ガッ!!!…てめぇ…椅子で殴るとは…」バタン

悪生活指導「俺と同じ顔してる癖にもれぇな…さーって…どう始末」

タッタッタッタ

男2「!!なんだこれドアが…!!???女先輩に…生活指導が二人!!!!???」

悪生活指導「余計なお邪魔虫がまた来やがったか…てめぇも仲良くおねんねしな!!!」ブンッ

ガッ

男2「!!??なにすんスかいきなり!!!」グググ

悪生活指導「チッ椅子を掴みやがったか…離しやがれ…!!!」ギギギギ

???「おい糞野郎」

バキャア!!!!!

悪生活指導「げはぁ!!!??」バタン

生活指導「ヤローなら…ゲンコツ一本で勝負しやがれこの屑野郎…」

――学校――3f空き教室

後輩「オタ先輩、それで用事って?」

プシュ―

後輩「!!??…あれ…体が痺れて…」ビクビク

チビオタ?「…ククク…ネット通販で買った海外の護身用痺れスプレーさ…」ククク

ガリオタ?「ま…強力すぎて日本じゃ発売出来ないでござるが…」ヒヒヒ

デブオタ?「これでキミはぼっくんらのリアルフィギアでしゅ」グヒヒ

後輩「そんな…や、やめてください…」ガクブル

???「ヤメろ!!!」

オタ3?「誰だ!!??」

後輩「え…?オタ先輩達が…もう一組?」プルプル

チビオタ「!!??一体どういう事だ…?」

ガリオタ「奇怪な事もあるでござるな…」

デブオタ「ぼっくんらがもう一人…」

悪オタ3「なんだお前ら…?」

チビオタ「お前ら何をしようとした!!」

ガリオタ「拙者らと同じ顔をしてなんと下劣な事を…」グヌヌヌ

デブオタ「オタの風上にもおけましぇん」プンスカ

悪チビ「うるせぇ!!」プシュー
チビオタ「うわっ」バタン

悪ガリ「喰らうでござる!!」プシュ―
ガリオタ「ぐえぇ」バタン

悪デブ「ぶっひっひ」プシュ―
デブオタ「ぶひぃ」バタン

後輩「ああ!!先輩達が!!!」プルプル

悪オタ3「あっけな…」プッ

タッタッタッタ

男3「!!??後輩!!!…きさまらぁ…」ゴゴゴゴゴ

悪オタ3「ゲッ!?男ぉ!!??」

ドカッバキッバコォ!!!!

悪オタ3「ひ、ひぎぃ…」バタタタン

オタ3「い、一瞬で…(つーか自分たちってなんのために…)」

――学校――体育館倉庫

友「あれ?男いないじゃん――」

ガララ

モブ1「へへへ…」ニヤニヤ

モブ2「ひひひ…」ニヤニヤ

友「…お前ら何ドア閉めてんだよ…?つーかなにニヤついてんだ…?」

モブ1「いやいやおめぇのニヤケ具合も相当だぜ…?」ニヤニヤ

モブ2「ああまったくな…見せつけてくれちゃって…」ニヤニヤ

友「…何なんだよ…?(寒気がしてきた…)」ブルッ

モブ1「まだわかんねぇのか…?」

モブ2「まあしょうがねぇ…お前今は「女」だもんなぁ…野郎の気持ちはわかんねぇさ…」ククク

友「おめぇらの気持ちなんてわかりたくもねぇけど…どういう事だよ?」

モブ1・モブ2「こういう事だよ!!」

ガバッ

友「!!!??てめぇら何しやがる!!!」ハナセッ

モブ1「まったくいくら元♂とはいえ…女の子なんだからもっと警戒しないと♪」ヘヘヘ

モブ2「友よぉ…おめぇスイーツに頭溶かされたんじゃねえのか?」ククク

友「ムグググググ!!!!」ジタバタ

モブ1「さーてそろそろ友姫のスイーツな体を召し上がるとするか…」キヒヒヒ

モブ2「なおこのグルメレポートは映像にして残す所存でございます♪」

モブ1「だからおめぇはこれから俺ら男の子のためのスイーツになるわけだwww」ウヒャヒャ

モブ2「多くの人に美味しさを知ってほしいからねぇ…これから楽しみだなぁwww」ゲヒャヒャ

ガララ

男4「…てめぇら…俺の「彼女」になにしてくれてんだ…」ブチブチブチ

モブ1・モブ2「げ…」

ドゴォバキィメキィゴシャグシャゴリッゴリッ…

モブ1・モブ2「……………」ピクッピクッ…

男4「友!!」ホドキホドキ

友「…お、男ぉ~!!!」ポロポロポロ…ダキッ

男「たくっおめぇは…もう男じゃねぇんだからもっと警戒しろ…」ナデナデ

――???

時計少女「…なんだと…?」

時計少女「贄どもが…まさか…全員」

時計少女「どういう…事…?」

時計少女「…「アイツ」の仕業か…?」

時計少女「…それ以外考えられない…」

時計少女「…クソ…」ギリッ…

時計少女「…糞が…」ギリギリ

時計少女「糞糞糞糞糞糞糞糞糞があああああああああああああああ!!!!!」ウガアアアアア

時計少女「糞ったれがぁああああああ!!!!!」ギリギリギリ

時計少女「ハァ…ハァ…」

時計少女「まあ良い…」ニヤッ

時計少女「所詮…「贄」共は保険だし…余興みたいな物だったからね…」

時計少女「ボクの勝ちは決まってる…」クスクスクス

時計少女「もう「王手詰み」なんだよぉ…」ヒヒヒヒヒ

訂正

>>608

男「たくっおめぇは…もう男じゃねぇんだからもっと警戒しろ…」ナデナデ ×

男4「たくっおめぇは…もう男じゃねぇんだからもっと警戒しろ…」ナデナデ ○

――学校――???

a太「で、c子…僕に話って…なにかな?」

c子「…もう私…自分の気持ち我慢できない!」

ヌギヌギ…スルッ

a太「!!??c子!何を!!??」

c子「…ねぇa太君…いいでしょ?…遊びじゃないわよ…」

ダキッ

a太「…っ!!止めるんだ…c子…!!」

c子「…b子が気になるの…?」

a太「そ、そういうわけじゃ…」

c子「私だって「幼なじみ」よ…」ウルッ

a太「ううう…」

c子「お願い…今は私だけを見て…思って…」

ギュッ

a太「…僕は…僕は…」ドクンドクンドクン

チュピ・・・チュパ・・・チュプ・・・

a太「…っプハァ!!」

c子「…ハァハァ…初めてなのに…凄いキスしちゃったね…」トロリ

a太「!!???」ゾクゾクゾク

ガバッ

c子「!!??a太君!!??」

a太「ハァハァ…c子!!c子!!!」フーフー

c子「大丈夫よa太君…私はどこにも行かないから…」ナデナデ

a太「ハァ…ハァ…」

モミュモミュ

c子「!!ッ…a太君ごめん…胸…もう少し優しく…お願い…」

a太「ハッ!?…ご、ごめん…こうかな?」

もみもみ…

c子「うん…優しくて…いつものa太君みたいで…気持ちいいよ?」

a太「/////」カアアア

あ、一応これからエロ注意って書いた方が良かったかな?

まあ俺のうんぴーな文章力では大してオカズにならないから期待しないで

チュパチュッパチュッパチュッパ

a太「!!っc子!!もう出る!!!」

どぴゅっぴゅ!!

c子「!!??」!!!!

……ン…ンググ…ゴクリッ

a太「c、c子!?む、無理して飲まなくても良いよ」アセアセ

c子「ケホケホ…だってa太君のだもん…もったいない…」

a太「…c子!!!」

ガバッ

c子「!!??きゃっ!a太君!!!そこ汚い!!ヤメて!!//////」カアアアア

a太「c子だって僕のを舐めてくれただろ!それに…全然汚くない…凄く綺麗だ…」

c子「え…あ、ありがひゃわわわ!!??」

ペロペロペロ…ペチャピチャペチャピチャ…

a太「フーフー(c子のアソコ…凄いエッチな匂いと味だ…舐め飽きない!!)」ハーハー

c子「んっ…くひゅ…くふっ!!」ビクンビクン

a太「…(c子のアソコ…凄い濡れてる…僕の唾液だけじゃない…」

ジュン…

c子「a太君…」ハァーハァー

a太「…いくよ…c子…」

c子「…うん…」

ピト…ズブ…メリメリメリィ

c子「!!??ッ…!!」

a太「c子大丈夫か!?無理ならもう…」

c子「やめないで!!」

a太「だけど凄く辛そうだ!」

c子「お願いやめないで…ここでやめたらあなたが離れていっちゃいそうなの…」ウル

a太「僕は離れないよ…」ガシッ

c子「絶対だよ…?」グスグス

a太「…少しずつ動かすからね」

c子「…うん」

ズチュ……

a太「大丈夫?」

c子「うん」

ズチュズチュズチュ

a太「………」ハァハァ

c子「………」フーフー

パンッパンッパンッパンッ

a太「ハァハァハァハァ…!!!」

c子「…っく…んっ…ふっ!!!…」ピクピクッ

パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!!

a太「!!!c子!!!もう出る!!!」

c子「!!!!!」ガシッ

a太「!!??c子!!足を!!もう駄目だ!!!」

ドピュドピュッピュ………

c子「………膣で…出しちゃったね…フフフ…責任…とってね?」トロリ

だいしゅきホールド上手く表現できないのねん

あとキャラの名前はワシも後悔しとる

――学校
男「ぜぇはぁぜぇはぁぜぇはぁぜぇはぁ」ヒーヒーヒー

幼女「まるで韋駄天みたいでしたね…」シュゴイ

男妹「兄ちゃん今から運動部に入り直したら?」

男「…と、とりあえずこれで俺に出来る事は…終わった…」ゼェハァゼェハァ

幼女「そうですね…あとは運を天に任せるのみですぅ…」

男妹「兄ちゃんお疲れ…でも私たちまだスケスケのまんま…ってえええ!!!???」

すうぅぅぅ…

男「さ、さらに透明に…」

男妹「どうしてぇ…???」アタフタ

幼女「ひえええええ…」アワワワワ

???「はぁ…a太君…ん…!!??お、お化け!!??」

男「ゲッ!!見つかった!!??」

男妹「!?ちがうよ兄ちゃん!!私たち「虫けら」だよ!!私たちが見えるって事は…ってあのお姉ちゃん!!」

b子「お…お化けの兄妹…!!??それにそっちの子の格好…!!」

幼女「!?あ…あああ!!!!」

男「あ…あんたは…………」アングリ

男妹「な…なんでここに…」ポカーン

b子「あの~お化けさ~ん…ど、どうしました…?」オズオズ

男・男妹「 母 ち ゃ ん !!!!??? 」

b子「ひ!!??わ、私はお化けの子供なんかいません!!!b子って名前です!!!」

男「どういう事なの…?(名前こそ違うけど…)」

男妹「だってどうみても…(母ちゃんだよね…)」

幼女「……………」

b子「そっちの小さい子の格好は…「時間妖精」さんだね?」

男・男妹「はぁ?」

b子「えー?お化けさん知らないのぉ…お兄さんの方は私と年近そうなんだけどなぁ…あ、いつお化けになったかによって違うか…」アハハハ

幼女「……………」ギュッ

b子「小学生の頃にやってたアニメでね…「タイムキーパー」っていうアニメがあってね…
   「時計少女」っていう子と「時間妖精」っていう子がね…いつもなにかしら勝負するんだ…
    でね、いつも「時計少女」が勝っちゃうの…人気も「時計少女」の方があるしね…
    でもね、「時間妖精」は絶対に諦めないで頑張ってるの…だから私大好き!」ニコッ

男・男妹(この笑顔…母ちゃんそのものだ!!!)

b子「……お化けさんになら…話しちゃってもいいかな…」ポツリ

男「ハッ!?…えーっと何を?」

b子「私ね…幼なじみの子が二人いるの…一人はカッコイイ男の子…一人は綺麗で何でもできる女の子…」

男妹「へー」

b子「私ね…いつもドジで失敗ばっかりで…その二人に助けて貰ってばかりなんだ…」

男(どうみても母ちゃんそのものじゃん…)

b子「……その綺麗な女の子がね…男の子の事を好きになっちゃったみたいなの…いや…ずーっと好きだったのかな…」

幼女「…………………………」

b子「…「どっちが選ばれても恨みっこなしだからね」…って…」ポロッ…

男「お、おい…」

b子「わらしじゃ…かなわないよぅ…うう…」グスグス

男妹「かあちゃじゃなくて…b子さん…」

b子「ずっとずっと好きだったけど…わらしじゃなにもれきない…いつもめいわくばかり…」ポロポロ

幼女「…………………………」

b子「うえええええええええええんんん……………」ヒッグエッグ

男「…「時間妖精」は!!」

b子「ほえ!?」

男「…「時間妖精」は…「絶対に諦めない」…そうなんだろ?」

b子「う、うん…」コクン

男「あんたは「時間妖精」が好きなんだろ…だったら諦めずに最後まで粘れ!!
   【今日逃げたら明日はもっと大きな勇気が必要になるぞ】!!」

男妹(兄ちゃんかっくいい!!)

b子「!!??」

男「…「angel voice」って漫画の名言だ…(俺の母ちゃんが好きな名台詞…)」

男妹(なんだよオリジナルじゃないのかよ)

b子「…今の私には…すごくキツイ言葉だね…」

男「でもぴったりでしょ?」

b子「…ありがとねハンサムなお化けさん、勇気湧いてきたかも」ニコッ

男「アンタは笑顔が一番似合ってるよ」ニコッ

b子「お化けさんもね…なんかお化けさんって私の好きな人に似てる…顔もそうだけど雰囲気とかも…」

幼女「……………………」

男妹「よかったね、元気が出て」ニヘヘ

幼女「…………ほんとにそれでいいですか?」

b子「へ?」

幼女「…ドジばっかで…迷惑掛けて…ずーっと失敗の尻拭いさせて…そのくせ何をやっても成長しない…
     …本当に好きな人の幸せを考えてるんですか?自分の気持ちしか考えてないんじゃないですか?」

b子「…………………」

男「おいチビ言い過ぎ」

幼女「 黙 る で す !!!!!」

男妹「!!??(幼女ちゃんどうしちゃったの?)」

幼女「あなたの好きな人はあなたの子守係じゃないんですぅ…その人の幸せを考えるなら…」

b子「確かに妖精さんの言うとおりかもね…でもね…お化けさん達に教えて貰っちゃった…玉砕するにしても気持ちだけ伝えたいな…」

幼女「その人が同情心であなたを選んだらどうするですか…?」

b子「私だってそれくらい察すること出来るよ…そうなったら私が彼から離れる…」

幼女「…………そーですか…せーぜー頑張るといいですぅ…」

b子「…妖精さん…ありがとうね…」

幼女「…………………………」

b子「…あの二人は…今屋上にいるはず…私行ってくるね!!」

タッタッタッタ……

男「いっちまった…しかし母ちゃんそっくりだったなぁ…」

男妹「b子さんなんで私たち見えたんだろうね?」

男「そういえばそうだな…つうことはb子も俺らと同じ「連れてこられた」奴なんじゃ…おいチビ」

幼女「なんです?」

男「b子は俺の母ちゃんじゃないのか?…年齢は違うっぽいけど(見た目あんま変ってねぇからな…)」

幼女「……b子を追って屋上にいくです…」

タッタッタッタ

男「お、おいチビ!人の質問には素直に」

幼女「…黙ってついてくるです…」

男「お前何を知ってる」

幼女「 黙 れ ! 」

男「…はい…」

男妹(幼女ちゃんこえぇええええ)

――学校――屋上

キイィィィ…ガチャン

b子「………お待たせ……」

c子「来たわね……」

a太「……………」ズキズキ

――学校内――屋上入口

幼女(ドアを少しあけてーっと…)

男「おい…なんで隠れる必要が(b子以外に見えないんだから良いだろ)」

幼女「ウルサイ黙れです」

男「………」

男妹(立場逆転してる…)

男「しかしあのb子以外の二人…」

男妹「どっかで見たような気がする…男の人の方は…兄ちゃんに似てるね」

男「でも今までの俺をモデルにしたキャラに比べると…そうでもなくない?」

男妹「それもそうだなぁ…ただ雰囲気というか…うーん…」

男「女の子のほうは…綺麗だな…ただ」

男妹「もー兄ちゃんたらこんな時に…でも確かに美人さん(あとおっぱいデカイ)」

男「女の子のほうもどっかで見おぼえが…あとあの胸のでかさ…見おぼえがあるような…(女先輩よりデカイなぁ…)」

幼女「………二人とも集中するです……そろそろ…」

――学校屋上

b子「…a太君…どうして私から顔をそむけてるの…?」

a太「…………………」ズキズキ

c子「…私ね、a太君とセックスしたのよ」

b子「!!??」

a太「っ………」ズキンズキン

c子「……同意の上で…愛し合ったわ…もちろん初めて同士だった…」

b子「そ、そんな……」グスッ

c子「……泣いたって変らないわよ……私だって…遊びなんかじゃなかったんだから…」

a太「…ぼ、僕は……」ズキンズキンズキン

c子「a太君は「責任」取るって言ってくれた…b子…あなたもどういう事かわかるでしょ?」

――廃倉庫

dqn「なるほどな…お前は「男がモデル」のキャラだったんだな…」

男1「いやだから意味わかんねって」???

チャラ男「だから外の見張りも倒せたンすねぇ…」

幼馴染「ううーん…わけがわからないわ…」

dqn「俺らだって良くわかんねぇよ…つうか上手く説明できねェし…」

チャラ男「でもこの「男1」…「この世界のキャラ」ならなんで俺ら「虫けら」が見えるンすかね…?」

男1・幼馴染「??????????」

dqn「とりあえずあの透明な方の男は…恐らく「学校」に向かったはずだ…」

チャラ男「「アレ」が元ネタならっすね…」

ドロォ

悪dqnだったもの「あqwせdrヤラセロォftgひゅじこlp;@」

悪チャラ男だったもの「;pぉきじゅオカサセロォhygtfrでsw」

幼馴染「ひっ!!??なにこいつらドロドロに溶けだした!!??」

男1「うげっ!!??廃倉庫も溶けだしてやがる…逃げるぞ!!!そこの二人!!
    外にチンピラどものバイク鍵刺さったままだからお前らはそれ使え!!「学校」まで行くぞ!!」

――学校――生活指導室

女先輩「男くぅーーーーんこわがったよぉぉぉぉ」ビエーン

男2「先輩…よしよし…」ナデナデ

生活指導「イテテテテ…やっぱり椅子で殴られるのはキツイな…」アタタタ

男2「先生…?大丈夫ですか?」

生活指導「おおなんとかな…それに女を無事守りきれた…それが一番よかった」ニカッ

男2「そっちのぶっ倒れてる先生は…なんなんすかね…?」

生活指導「そりゃおれが知りたいよ…なんで俺と同じ顔の奴がこんなクズみたいな…」

ドロォ

悪生活指導だったもの「うぇrsxtvbほkおんなおんなおんなぁああ@おl@;@cvbんもp」

女先輩「ひいいいいいいいい!!!???」

男2「と、溶けだしたぁ!!!???」

生活指導「!!??この部屋もか!!!出るぞ!!!」

ダッ

生活指導「!!??校舎内自体がおかしい…おめぇら!!屋上に避難するぞ!!!」

――学校――3f空き教室

チビオタ「ようやく痺れが抜けてきた…」

ガリオタ「体が自由に動くって素晴らしいでござる」ニギニギパッ

デブオタ「しかし…結局美味しい所は男君に全部取られちゃって…ぼっくんらは一体…」ショボン

後輩「そ、そんな事ありませんよ!!皆さんが来てくれなかったら私今頃…」

男3「そうそう、俺が間に合ったのだってお前らのおかげだ…」

オタ3「そう言ってもらえるとうれしいけど…」

チラッ

悪オタ3「………………」ピクピク

一同(こいつら一体なんなんだろう…?)

ドロォ

悪オタ3だったもの「cりゅtvyぶfコウハイコウハイコウハイィィイイイイlじゃお;mfそhg、でょps」

オタ3「と、溶けだした!!!???」

後輩「きゃ、きゃああああああああああああああああ」

男3「!!??この部屋も!!とりあえず逃げるぞ!!!!!」

――学校――体育館倉庫

男4「友…どこもケガないか…?」

友「ヒック…うん…だいじょぶ…あんがと男」グスッ

男4「まったく…」

友「男は…だいじょぶ?」

男4「あ?何をいってやがる…こんなクズが俺相手にどうか出来ると思うか?」

モブ1・モブ2「……………」ピクピク

友「男って…強かったんだぁ」ポーッ

男4「いやこんな奴ら誰だって」

友「…男は俺のナイト様だな…」ヘヘヘヘ

男4「ば、てめぇ恥ずかしい言葉をストレートに」

ドロォ

モブ1・モブ2だったもの「xsでrtvfトモォォオオオヤラセロオオgぽk、bはmgpbm、pbg」

友「うげぇきめぇ!!!!???溶けやがった!!!!!」

男4「!!??体育館自体も…逃げるぞ友!!!」

――学校――屋上
a太「ッ…………b子…………」ズキンズキンズキン

b子「………………a太君……」ポロポロ…

c子「わかったでしょ…b子…もうあなたの入る余地はないのよ…」

b子「まだ!!」

c子「!!??」

b子「まだ私…a太君に好きって気持ち伝えてない…」

c子「だから無駄だって…」

b子「…小さい時から…ドジばっかりしてごめんね」ウル

b子「いつも失敗の後始末ばかりさせてごめんね」ポロ

b子「それでも一緒に遊んでくれてありがとうね」ポロポロ

b子「私の作ったお料理を美味しそうに食べてくれてありがとうね」ポロポロポロ

b子「私の描いた絵を見て…「b子の描く絵…凄く良い」って…言ってくれて…ありがとうね」ポロポロポロポロ

b子「らいしゅきだよ…a太君…」ヒッグエッグ

a太「ぼ、僕は…僕は…僕は………!!!!」ズキンズキンズキン

バキィッ!!!!

a太「ガフッ…痛たたたたた………!?」テテテテ

男「フーフー」ウー…

b子「お、お化けさん…!?」

c子「い、一体…!?」

男妹「あわわわわ兄ちゃんなんて事を…」アタフタ

幼女「ぶん殴っちまった…ですぅ…」

a太「き、キミは…?」

男「てめぇは!!!」

a太「!!??」

男「てめぇは…セックスしたからしてねぇからとかで…恋人を決めるのかよ!!??」

a太「ぼ、僕は…………」

c子「ちょっとあなた!!a太君はね!!!」

男「アンタも!!!」

c子「!!??」

男「そんな手段で好きな奴の気持ちを縛って…本当にそれでいいのかよ!!??」

c子「あ、あなたが何を知ってるのよ…」グッ

男「あんたは…好きな男が本心を明かさないまま…自分と付き合い続けてもいいのかよ!!?」

c子「そ、そんなのいずれ…私の事を本心から好きになるはず…」

男「本当にそう思うのか!?お前の好きな男ってそういう奴なのか?」

c子「ぐっ……」

男「なんで安易にセックスなんてしたんだ!!!」

c子「ウルサイ!!…こうでもしなきゃ…こうでもしなきゃ!!!!」

男「そんな方法が許されるなら「アンタ」じゃない「別の誰か」にいつか「寝とられる」ぞ…」

c子「あ…………………」

男「てめぇも!!!」

a太「!?」ビクッ

男「てめぇもどうなんだよ!!二人の女がてめぇみたいな優柔不断野郎を好いてくれてんだぞ!!!はっきりしやがれ!!!」

a太「ぼ、僕は…僕は!!!」

男「てめぇまた殴られてぇのか!!!???」

a太「ぼ、僕は!!!!」

――学校――屋上

???「うわああああああああああああ!!!!」

ドタタタタタタ

男「な、なんだ!?っ!!!!み、皆!!??」

dqn・チャラ男・幼・男1「ひぃひぃ…逃げ切れた?」

女先輩・生活指導・男2「た、助かった?」

後輩・オタ3・男3「な、なんだったんだアレは…?」

友・男4「ぜぇはぁぜぇはぁ……」

男妹「全員…そろっちゃったね…」

幼女「……………………」

ポウッ

男1「ん?」

男2「俺の体が…」

男3「光ってるの…?」

男4「うわああああああああああ」

男「俺をモデルにしたキャラ達が…」

男妹「光の球になって…」

ヒュイン…パアアアア

男・男妹「a太の中に入って行った!!!???」

幼女「………………………」

一同「!!!!!!??????」

幼馴染「男が4人いたと思ったら…」

女先輩「光の球になって…」

後輩「消えちゃいました…」ポカーン

友「え…嘘…そんな…」グス

男「っていうか流れおかしくね?普通俺に集まるよね光の球さ?」

男妹「兄ちゃんゲームやりすぎ現実はそう上手くいかないよ?」

男「いやだってアイツらって俺をモデルにしたキャラたちでしょ?だったら俺と融合してライデインいや4人もいるならギガデインくらい」

男妹「兄ちゃんdq6好きだよねぇ…」

一同(…わけがわからない…)

a太「僕は!!!」

一同「!!??」ビクッ

a太「c子…ごめんなさい…僕は「b子」が好きです…」

男「ん?」

男妹「およ?」

しゅうううううううううう…

男・男妹「体が元に戻った!!!!!」

男「でもなんで…?」

c子「なんでよ!!!???」

男妹「ひぃ!!??」

c子「私は遊びなんかじゃないわよ!!!」

a太「……済まない……」

c子「じゃあなんで抱いたのよ!!!!!」

a太「……ごめん……」ポロッ

c子「泣くくらいならなんで……ウッ……」グスッ

幼女「……………………………」

c子「私だってずっと好きだった…」

a太「…………………」

c子「一緒にb子の世話もした…」

a太「…………………」

c子「b子にも負けないくらいあなたと一緒の時を過ごした…」

b子「…………………」

c子「ねぇ何が気に入らないの教えてよ!!!」

a太「ぼ、僕は…キミが思ってるような男じゃない…」

c子「どういうことよ…」グスッ

a太「僕は…b子が…ずーっと成長しなくて今のまんまで良いと思っていた…」

a太「もしb子が成長し…僕の手から離れたら…きっと僕なんか見向きもしなくなる…」

a太「だから…だからb子が成長しないように…いつも世話を焼いてたんだ…」

a太「その上…c子にまで手を出して…僕は…自分勝手の最低のクズだ………」

男(……やっぱもう一回殴ろうかな?)

c子「じゃあ私と付き合ってよ!!!私を愛してよ!!!」ポロポロポロ

a太「ごめん…僕はクズだ…だからb子ともc子とも付き合えない…」ポロポロ

b子「そんなの勝手だよ!!!」ポロポロ

a太「b、b子……」

b子「私は…ずーっとa太君の事が好きだったの…お世話を焼いてくれるからじゃないの」ポロポロ

b子「一緒にいて、楽しい気持ち暖かい気持ちになるから…a太君は違うの?」グスッ

a太「僕も…だから誰にも渡したくなくて…見捨てられたくなくて…」ポロポロ

b子「私も同じ気持ちだったよ……私は…私たちは誰も見捨てたりなんかしない…」

ギュッ

a太「ううううううう……ごめんよぉ…b子ぉ…」グスグス

b子「a太君は悪くないよ…c子ちゃんも……」ポロポロ

c子「……やっぱり……駄目だった…………勝てなかった………」

ブウゥゥン……

男「…!?空に何かが…あ、あいつは!!」

時計少女「    ふ    ざ    け    る    な     」

男「お、お前は…」

時計少女「なるほどねぇ……「男君」を使ってボクの舞台を引っ掻き廻したってわけかい…」ギロッ

幼女「…………………」

時計少女「…「負け犬」のボクなんかにかける言葉なんかないって事か…」

幼女「そんなことないです!」

時計少女「…「ボク」はお前が羨ましかった!!」

幼女「「私」もあなたが羨ましかった!!」

時計少女「お前はいつも楽しそうだった!!」

幼女「あなたはいつも穏やかだった!!」

時計少女「お前の才能に嫉妬した!!」

幼女「あなたは何においても優秀だった!!」

時計少女「…お前はいつも「彼」といた…」ギリッ

幼女「…あなたは「彼」の隣を歩けた…」

時計少女「…どの口でほざく…結果「彼」と一緒にいるのは「お前」だろ…」フン

幼女「…「私」は…「彼」に負ぶさってるだけ…いまでも…それが歯がゆい…」

時計少女「…ふん…君たちに良い事を教えてやるよ…この世界がどういう世界かって事を…」

一同「!!??」

時計少女「この世界はねぇ…普遍的無意識や集合的無意識 って言われてる所なんだ…」

友「スイスの心理学者のユングが提唱した理論だな…」

時計少女「へぇ物知りだねぇキミって…簡単にいうとね…世界中…かどうかはわからないけど
      多くの人間は自分たちが把握できない意識の根っこでつながってるかも…ってお話ね」クスクス

女先輩「へ?じゃあ男君と私って最初から繋がってたのね///」アラヤダ

後輩「………突っ込みませんよ……」

幼馴染「なんでアタシ達がその世界に?」

時計少女「簡単さ、ボクが呼んだから」

dqn「やっぱりてめぇが元凶だったのか!!」

チャラ男「可愛い顔してやる事エグイっす」

時計少女「君たちを呼んだのはボクじゃない」

dqn・チャラ男「は?」

幼女「あなた達を呼んだのは…わたちですぅ…」

一同(どういう事…?)

時計少女「…集合的無意識内のこの領域はねぇ…ある「3人」の「思い」によって形作られてるんだ」

幼女「……………………」

時計少女「「嫉妬」「後悔」「羨望」「罪悪感」「疑念」…細かいのはまだまだあるけどこの世界はこんな感情で構成されている…」

時計少女「まあそんなマイナスの世界で生まれたボクはね…マイナスな感情が力の源なんだ」ニコッ

時計少女「ボクの力を高めるためにはねぇ…生贄が必要だったんだよ…」

男「生贄って…まさか」

時計少女「御察しの通り…キミと仲の良い4人の少女を標的に選ばさせて貰いました」クスクス

男「てめぇ…」

時計少女「おっとまだ話は終わってない…ボクは「計画」を完璧な物にするために4人の贄を招き寄せた…」

時計少女「ちなみに贄には幸せの絶頂から不幸のどん底に叩き落としてエンドレス陵辱地獄を味わって貰うつもりだったのだけどねぇ…」クスクスクス

女性陣「………………」ガクガクブルブル

時計少女「くくくく…どこかの異星人も言ってたけど…絶望の度合いが深いほど良いんだよね…」ニヤニヤ

男「ふざけるな!!!」

時計少女「まあそんな目論見もそこのチビのせいでぜーんぶお釈迦になっちゃった…」

時計少女「そいつが招き寄せた「お前ら」のせいでさ…」

c子「「生贄」ですって!!???どういう事なの!!??私そんな事聞いてないわよ!!!!」

時計少女「うるさいなぁ…「キミ」が聞いてようが聞いていまいが関係ない…」

c子「「彼女達」に何をしようとしたの!!!ふざけないで!!!」

時計少女「…どうせもう失敗に終わったんだ…どうでも良い…」

男「…あの眼鏡の子と…時計少女が言い争ってる…どういう事だ…?」

幼女「…わたちは…彼女の企みを察知して…こういう方法を取るとわかったから…あなた達を呼び寄せました…」

男「でも全然記憶なかったよな…」

幼女「…そ、それは…」

時計少女「ボクが封印したからさ…もっとも解けてしまったようだけどね…」

男「そういえばお前「時計少女はわたしより凄い力を持ってる」みたいな事言ってたよな?」

幼女「…はい…」

男「どういう意味なんだ?お前らの関係ってなんなんだ!!??」

時計少女「そう急かさないでくれ…こういうのは順を追って話さないとね…」ハァ
 
時計少女「それよりキミ…誰か一人…足りないような気がしない?」クスクスクス

c子「ッ……………………………」

ごめんね寝落ちしてたのねん

しかもこれから仕事なのねん
だから消えるのねん

男「…どういう意味だ…?」

時計少女「フフフ…にっぶいなぁ…この世界に飛ばされる前…どういうメンバーがいたか覚えてる?」クスクス

男「…えーっと確か(妹・幼・友・女先輩・後輩・dqn・チャラ男・オタ3・生活指導・眼鏡先生・チビ…)」

時計少女「あの時居て…今いないのは…誰かなぁ?」ニヤァア

c子「……………………………………」

男「……………眼鏡先生……」

時計少女「ヒヒヒヒヒ…半分当たりで半分ハズレ…」ヒヒヒヒヒ

男「どういう意味だ!!??お前眼鏡先生をどこに!!!」

時計少女「正解はねぇ…」イヒヒヒヒヒ

c子「私よ…………」

男「ハァ?」

c子「…姿が違うけど…私…なのよ…」

一同「えええええええ!!!???」

男「え…だって…先生にしては…若すぎる…!?」ドウイウコト?

時計少女「…キミたちはこの世界の事をまだ理解してないんだねぇ…どういう事か…教えてあげるよ」クスクスクス

――回想

眼鏡先生「う、うーん…ここは…皆は…?」

時計少女「やあお姫様…目覚めの気分は如何かな…?」

眼鏡先生「あ、あなたは…一体…わ、私をどうするつもり!?」

時計少女「そう身構えないでよ…「ボク」はねぇ…「キミ」に幸せになって欲しいだけなんだ…」

眼鏡先生「ど、どういう意味よ!!??」

時計少女「…「キミ」の「愛しの彼」…「キミのモノ」にしちゃわないかい?」

眼鏡先生「!!??ふ、ふざけないで!!!」

時計少女「…ふざけてないよ…「キミ」もわかるだろ…この世界がどういう世界かさぁ…」ニヤァ

眼鏡先生「そ、そんな…「あの子」から「奪う」なんて……」ガクブル

時計少女「…そう…奪っちまえば良いんだ…この世界は「キミ」の全てを肯定する…」クスリ

眼鏡先生「そ、そんな事出来るわけないでしょ!!「あの子」は「親友」なのよ!!!」

時計少女「じゃあさ…「勝ち取れれば」良いんだね…?」

眼鏡先生「…へ?」

時計少女「だからさぁ…「同じ条件」で「勝負」して「勝てば良い」…わかるかなぁ?」ニヤァア

――今

c子「そうして…私は…彼女と契約して…「c子」になった…」

一同「せ、先生…………」

c子「…私はずっと思ってた…「あの子」と同じ「彼の幼馴染み」なら…どうだったんだろうって…」

a太「……………………」

c子「…あの時…無理にでも「体の関係」を持ちさえすれば…「彼」は私に振り向いてくれたんじゃないかって…」

b子「……………………」

c子「だから…「c子」になって…あの時出来なかった「全て」をぶつけてみた…
   ……結果は……やっぱり…敵わなかったけどね…」ポロッ

幼女「…………………」

男「……………………」

c子「でも…まさか…生贄なんて…ごめんなさい…大切な生徒まで巻き込んで…」ポロポロ

幼馴染「先生…ウウッ」ウルッ

友「……眼鏡先生…(気持ちが…痛いほど…)」グスッ

女先輩「うえーーーーーん眼鏡せんせぇーい」ポロポロポロポロ

後輩「せ、せんせぇ…」ヒックエッグ

a太「僕は…いや「私」は…ずっと心の中で…「後悔」していた…」

c子「…「オトコ」君…記憶が!?」

a太「…「幼馴染み」の…世話をし…甘やかし…「私から離れないように」「私に頼りっきりになるように」してきた…」

b子・幼女「そんな事」

a太「…でもそれは本当に「幼馴染み」のためになったのだろうか…自分のゲスな思いを…綺麗な建前で隠し通しただけじゃないか…」

男「…「父ちゃん」…」

a太「…そして…当時…いや今でも…「委員長」にも…惹かれていた…今でも思う…「幼馴染みでなく委員長とだったらどうなっていたのだろう?」と…」

男妹「…父ちゃん…」

a太「…私の…不純な心が…こんな世界を作り…皆さんにもご迷惑を…」ポロポロ

一同「………………」

a太「…子に殴られるまで気付かないとは…誠に…申し訳が無い…」ドゲザッ

b子「!!違うよ…全然悪くないよ!!!悪いのは…」

幼女「…b子…手を貸すです…」ギュッ

b子「え?」ギュッ

パァァアアアアアアアアアアアアア…

男「幼女が光って…!?」

男妹「b子さんと…!?」

b子「……全部……思い出した…」

一同「一つになった…」

時計少女「…………………」ギリッ

b子「…この世界は…「私」が…「私たち」が作ったんだ…」

b子「私は…何やってもいつも失敗ばかりして…皆に迷惑をかけてた…」

b子「いつも「オト君」の世話になってた…」

b子「…「委員長」は私と違ってなんでも出来た…」

b子「…怖かった…」

b子「…「オト君」が私に愛想が尽きて…「委員長」の所に行くんじゃないかと…」

b子「羨ましかった…「オト君」と肩を並べて…一緒に何かできる「委員長」が羨ましかった…」

b子「…そして…この世界の「ルール」は…」

b子「…「委員長」と作ったんだった…」

――回想
「ねぇねぇ「委員長」…夢の中を題材にしたこういうお話ってどうかな?」

「何々…へぇおもしろそう」

「でしょお?」

「あなたって…テストの点は悪いのに…こういう事考えるのだけは得意ね」フフフ

「そ、それはいうなよぉ…」

「夢の中なら「ルール」を決めないとね…」

「んじゃあね…主人公とは別に「設定上」の「主役」がいます!」

「なるほどね…」

「主人公は夢の中に迷い込んだ友達を助けるために夢の中を駆け巡ります!」

「せっかくだから主人公にもなにか役を与えたいわね…逆境を打ち破れるような…」

「じゃあさ…この世界の最低の役目を与えちゃおう…その名も「虫けら」」

「ひどw…でも面白そうね…皆のためにがんばる男の子って…素敵よね」

「私もめっちゃ好きだなぁ」

「…迷い込んだ友達を元にした敵キャラが出てくるとかどう?」

「それ良いアイデアだね!それでそいつらは友達でしか退治できないとか………」

――今

時計少女「フン…今頃思い出したのか…」

b子「…………………」

男「…母ちゃん…大体の事情はわかった…だが「時計少女」…お前一体はなんなんだ!?何が目的だったんだ!?」

b子「そ、それは…」

c子「……………………」

時計少女「…ボクが自分で説明する…」

時計少女「この世界を作り上げたのは「ボク」「幼馴染み」「オトコ」の3人だ…」

時計少女「しかし…「ボク」以外の二人は「ボク」に対して「罪悪感」を感じていた…」クスクス

時計少女「この世界の実権を「ボク」が握るのは容易かったよ…」アハハハ

時計少女「…しかし「ルール」は守られねばならなかった…それは「ボク」とて例外ではない」

時計少女「まず「計画」のために「幼馴染み」を「二つ」に分けた…それが「幼女」と「b子」だ」

時計少女「元々「ボク」に対して「罪悪感」があるからね…素直に真っ二つになってくれたよ」クフフフ

時計少女「「オトコ」君もだ…彼も「ボク」に対して「罪悪感」があったらしくてね…」

時計少女「彼の「幼馴染みへの思い」を半分奪い取った…そう…半分が精一杯だった…」ギリッ

時計少女「次に…奪い取った「オトコ」君の半分の「幼馴染みへの思い」を四つに分けた…」

時計少女「なぜそんな事をしたかだって?…「計画」…「c子」が上手くいくために…さ」

時計少女「話を戻そう…4つに分けた「思い」だけど…どこに封印するか少し迷ったね…」

時計少女「適当なものに封印すれば良いってもんじゃない…「相性」ってものがあるんだ…」

時計少女「そこで目をつけたのが…「幼馴染み」が「作った」「物語」…ってわけだ」ニヤァ

時計少女「我ながら良いアイデアだと思ったね」

時計少女「「オトコ」君の「息子」を「モデル」にした「キャラ達」なら「封印の器」としてうってつけだ…」

時計少女「おまけにあの「物語」の進行上…「生贄」も都合よく準備できる…多少ボクなりにアレンジしたけどね…」

時計少女「「生贄」がいればボクの力は増すからね…ますます「計画」は盤石の物となる…はずだった…」

時計少女「まさかね…」

時計少女「震えて怯えてばかりの「幼女」が…」

時計少女「ボクに反旗を翻すとはね…」

時計少女「でもアイツは半分以下の力…オマケに記憶もロックしたんだ…余計な奴らも皆「虫けら」にしてやった…」

時計少女「万全の状態だった…抜かりはなかったはず…それなのに…」

時計少女「勝ちが確定した盤上をひっくり返された気分だったよ…」

男「お、お前は…なんでそこまで…」

c子「それはね…「彼女」は…「私」…だからよ…心の奥底に押し込めた…もう一人の「私」…」

一同「!!!???」

時計少女「…ある少女が小学生の時…「タイムキーパー」というアニメが流行りました…」

時計少女「主人公の「時計少女」は頭が良く…可愛く…綺麗で…特徴的な一人称で…大変人気がありました…」

時計少女「…少女は大変憧れました…」

時計少女「なぜなら当時の少女のあだ名は「ガリベンクソメガネ」…華やかな「時計少女」とは正反対の存在でした…」

時計少女「…それでもね…憧れるのが…女の子なんです…」

時計少女「格好は無理でも…少女でも真似できるものが一つありました…」

時計少女「…「一人称」です…少女はそれから自分の事を「ボク」と言い始めました…」

時計少女「結果は…悲惨でした」

時計少女「「キモい」「糞眼鏡がさらに糞になったw」「ブスのくせに調子に乗るな」「ブスのくせにボクだってw」………」

時計少女「少女は二度と人前で自分の事を「ボク」を言わなくなりました…」

時計少女「…時が経って…少女は高校生になって…運命の男の子と出会いを果たします…でも…」

時計少女「…もし小学生の時に「彼」がいてくれたら守ってくれたかなぁ…もし私も「幼馴染み」だったら振り向いてくれたかなぁ…」ポロポロ

「と」をよく「を」と打ち間違えてしまう…位置も違うのに…なぜ?

a太「ッ…委員長…そんな過去が…」

b子「ウウッ…委員長…辛かったよね…ウッ」ポロポロ

男「眼鏡先生………」

男妹「ヒック…酷過ぎるよ…」グスグス

幼馴染み「…先生を苛めた奴ら…凄いむかつく…」ポロポロ

友「………(先生も…俺と似てたんだ…)」ポロポロ

女先輩「うええええええん…なんで…なんで…」ポロポロ

後輩「先生が…報われなさすぎです…」ヒックエッグ

dqn・チャラ男「…先生…」

オタ3「……眼鏡先生……」

生活指導「………(俺も見てたけど…俺だったら絶対にそんな事いわねぇのに…クソッ)」

時計少女「………なんで……ボクが全部ベラベラ喋ったと思う………?」

時計少女「…お前ら…みーんな…道連れだ…」

c子「!!??」

時計少女「  イ  ン  ク  の  し  み  に  な  れ  」

ガシャアアアアアアン!!!!

男「持ってる掛け時計を…壊した!!」

b子「いけない!!アレは!」

グニャァ…ドロォ

a太「世界が…歪んでる!!」

時計少女「アハハハハハハハハハハハハハハハハ」

男妹「あわわわわわわわわ兄ちゃん大変だよどうしよう!!??」

男「母ちゃんなにか知ってるのか!!??」

b子「あの時計は…この世界を維持するための象徴…それを破壊したという事は…」

a太「あの時計の形…委員長…まだ…」

時計少女「アハハハハハハ、もう何もかも終わりだ!!おわりなんだぁ!!!!!」

b子「私たちの分断されてた力が戻った今なら…」

パアアアアアアアア…

a太「この世界からの脱出口を今作った!!皆さんも早く!!」

一同「は、早くしないとヤバい!!」

男「畜生…見捨てられるか!!」

ダッ

男妹「に、兄ちゃん!?なにやってるの早く逃げないと!!」

男「馬鹿野郎!!「あの子」を見捨てられるか!!!」

時計少女「みんな!!みんな!!!おわっちまええええええええええ!!!!」ウガアアアアアア

c子「男君!!あの子はもう駄目よ…見捨てなさい!!!」

男「ふざけんな!!「あの子」だって「先生」だ!!絶対に諦めるもんか!!!」

a太「男!!」

男「なんだ父ちゃん!?」

a太「…絶対に助けて戻って来い…さあ委員長…キミから行くんだ!!」

c子「「オトコ」君…離して!!これは私の責任」

a太「違う!!!キミだけの責任じゃない…これは…私たちの…だ…」

b子「…でもね……私たちじゃどうにもできないの…情けないね…悔しいね…」

c子「だからって…男君が…うううううう…」

幼馴染「男…男…男ぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

男「捕まえたぞ「時計少女」!!」ガシッ

時計少女「くそがぁぁぁああああああはなせぇぇえええええええ」ジタバタ

男「絶対に離さないぞ!!!」

時計少女「てめぇなんなんだよぉ!!!ボクなんかほっといてどっかいけよぉぉ」グス

男「お前みたいな奴ほっとけるか!!」

時計少女「同情心で近寄るんじゃねぇええええええええ!!!!!!」ジタバタ

男「ウルサイ!!…お前みたいな頑張ってる女の子…ほっとけるか!!!」

時計少女「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れええええええええええ!!!!!」

男「確かにお前は…酷い事をした…けど…目標に向かって全力を尽くした!!」

時計少女「おまえに何がわかるんだよ!!あっちいってろ!!!」

男「…「諦めるな」!!…また何回でも何回でもやり直せばいい…今度はちゃんとした方法で…それまで俺がずっと傍にいてやる!!」

時計少女「ううう…お前なんか…お前なんか…」ポロポロ

男「う…意識が…や…ばい…」

バタン

―――…ありがとう―――

――男宅2f男自室――朝方

ジリリリリリリリリリリリリリリリ

男「……………あれは………夢だったのか………?」パチクリ

――男宅リビング

男父「………おはよう…」

男「…おはよう…母ちゃんは……?」

男父「まだ寝室にいる……寝かせてやりなさい……」

男「うん……………」

ガチャ

男妹「あ、兄ちゃん!!あのね夢でね!!兄ちゃんが凄いねかっこよかったよ!!」

男「俺はいつでも格好いいだろうが」フフン

男妹「あ、その反応ないわー」ウザッ

男「…………………」ショボーン

男父「…男!!…お前のパンチ…効いたぞ…ありがとうな…」ニカッ

男「………おう……」ニカッ

――学校――朝のhr

新任教師「えー、生活指導先生が体調を崩されたそうなので…今日は私が代わりです…オタ3君達も休みみたいですね…」

男「…………………」

――昼休み――廊下――

キンコンカンコーン

男「…………………」

幼馴染「………………」

友「………………」

dqn「………………」

チャラ男「………………」

女先輩「………………」

後輩「………………」

テクテクテク

???「あ、あなた達…」

一同「…眼鏡先生…」

眼鏡先生「…ごめんね…皆」

男「いえ…(俺は…時計少女を…救えたんだろうか…?)」

幼馴染「先生は悪くありませんよ…たぶん」

友「でも…不思議な体験だったな…集合的無意識が本当にあったなんて…」

女先輩「とんだオカルト体験だったわ…」

後輩「………(途中までは幸せだったのになぁ…)」

dqn「自分の顔した奴をぶちのめすのは変な気分だったぜ…」

チャラ男「ま、おもしれぇ体験っちゃ体験っすけど…誰も信じねぇだろーなぁ」ハァ

眼鏡先生「…本当に…ごめんなさい…」

男「あの…先生…?」

眼鏡先生「なぁに?」

男「俺は…俺は「あの子」を…助けれたんでしょうか…」ギュッ

眼鏡先生「……私の付けてるこの「懐中時計」……デザインに見おぼえない?」ジャラ

男「あ…時計少女が持ってた…掛け時計…」

眼鏡先生「…これはね…学生時代に…あなたのお父さんとお母さんが私の誕生日プレゼントにくれた思い出の品なの…」

男「…そうですか…」

眼鏡先生「私はこれからもこの「懐中時計」を大切に使うつもりよ…」

一同「……………」

眼鏡先生「…そして…「男父」さんの事も…諦められそうにない…」

男「……………」

眼鏡先生「…もちろん奪うつもりなんかない…でもね…私って不器用みたいだから…」

男「…それじゃ…「時計少女」は……」

眼鏡先生「…でも…「ボク」は違うかな?」

チュ

一同「!!??」

――眼鏡先生との初めてのキスは…柔らかく…甘い香りがした―――

男「!!??」!!!!!!!!!

眼鏡先生「フフフ…「ボク」の初めてのキスだね…「私」のでもあるけど」クスクスクス

男「せ、先生一体どーういうこと」ドギマギ

一同「………………」ポカーン

眼鏡先生「…二人の男の人を好きになった…それだけよ?」クスクス

幼馴染「あ…が…」ポカーン

眼鏡先生「もう一つのほうはずーっと思い続けてた恋心…」

友「……………」ガクガク

眼鏡先生「もう一つは…生まれたての新しい恋心…小学生のオママゴトみたいな感情だけど…大切にしていきたい」

女先輩「ど、どういうことだってばよ…?」サスケェ

眼鏡先生「フフフ…これが「時計少女」の答えよ男君?」ニヤァ

後輩「そ…そんな…」ブルブル

眼鏡先生「…「ずっと傍にいてやる」んでしょ?男君?」ン?

男「へ?え!?」ドギマギ

眼鏡先生「というわけで…「ボク」も男君争奪戦に飛び入り参加しまぁす♪」ニコッ

dqn・チャラ男「………………」フリーズ

眼鏡先生「あなた達も気をつけなさいね…」

女子ズ「!!??」

眼鏡先生「片思いこじらせた女の末路って…こんなんだから♪」

――学校屋上

男「………………………」ポーッ

dqn「男さっきからずっとあの調子だな」

チャラ男「まーしゃーねーっすよ」

女子ズ「……………………」
―――――――――――――――――
眼鏡先生「あなた達も気をつけなさいね…」

眼鏡先生「片思いこじらせた女の末路って…こんなんだから♪」
―――――――――――――――――
幼馴染「お、男!!」

男「!!??な、なんだ!!」

幼馴染「ア、アタシはあんたの性癖なんて全部知ってるんだからね!!だからアタシと付き合いなさい!!」

男「と、突然なにを!!??」

女先輩「男君!!」

男「せ、先輩!?」

女先輩「わ、私だってもう少しで大学生でちょっと大人だし…おっぱいも眼鏡先生にはまけるけどこの中じゃ一番デカイ」eカップヨ!!

男「い、いきなりそんな事言われても!!??」

後輩「お、男先輩!!」

男「こ、後輩?」

後輩「わ、私毎日お弁当作ります膝枕もします!!だから…だから!!」ウルウル

男「お、おちつけな後輩!!」

友「男!!!…糞!こんなの邪魔くさい!!」サポータースポーンップルルン

男「げっ!?友、お前胸それって夢の中だけの話じゃ」

友「うるせぇ俺は女だ!!親父にはぶん殴ってでも認めて貰う!!弁当だって作れるぞ、だから貰えゴラァ!!」

男「は、話が急展開すぎる!!」

dqn「男ってあれだな…爆弾技師っていうより…下手糞がやる「ボンバーマン」だな」

チャラ男「それ上手いっすねw周りが爆弾だらけなのに最後の逃げ道まで自分の爆弾で塞ぐ奴…」プククク

男「へんな事言ってないで助けてくれ!!」

dqn・チャラ男「リア充爆発しろw」

女子ズ「とっとと決めろ!!!」

男「だ、だれか助けてくれぇえええええええ!!!!!」

――――アナザ―ルート「タイムオーバー」――エンド
――「結」【男「気になるあの子は爆弾娘」】――終――

やった終わった第3部完!!!

マジ台本形式じゃなかったら終わらなかったわ
つーか誤字脱字誤用多すぎてヤバい

色々とごめんちゃい

導火線を切れないと時計少女…
じゃ、じゃあ、全部一気に切った場合は……ゴクリ

>>679

複数の線を切った場合

――男宅2f男自室――朝

ジリリリリリリリリリリリリリリリ

男妹「兄ちゃ~ん…目覚ましがうるさいよ~」

男「……………………」

男妹「兄ちゃん!!起きてるの!?」モー

男「……………………」

男妹「に、兄ちゃん…?」

男「……………………」

男妹「…息をしてない…し、死んでる!!??」

――欲張りルート――バッドエンド

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