苗木「色んな組み合わせで学園生活」【ダンガンロンパ】 (96)

※色んなキャラの組み合わせで短編SSを書いていくスレです。

 設定は平和な学園生活で基本的に登場人物は各エピソードに2人です。

 組み合わせは一人づつ安価で決定しますが、当分は1のキャラ限定でいきます。

 2レスで同じキャラを指定すると一人でシコシコ過ごす話になります。


第1話 >>2 >>3

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446297055

大和田

苗木

大和田「おう苗木。この間の話だけどよ…」

苗木「え?この間の話って?」

大和田「何言ってんだよッ!二人で走るって話だよッ!俺のケツに乗っけてやるって約束しただろ!?」

苗木「あ゛ッ!? い、いや…あれはボクは…その…」

苗木(他の族の方々に狙われた話なんか聞いて乗りたくないよ…)

大和田「テメー…まさか男の約束を忘れたんじゃねえだろうなァ…」ピキ

苗木「わ、忘れてなんかないよ!ちゃんと覚えてるって!」

大和田「ならいいけどよ… つーことで、今日の12時に出発すっからな!」

苗木「今日!? ていうか12時!? 夜の!?」

大和田「おう! 深夜の山道をかっ飛ばすのはサイコーだかんな!」

苗木「でもそんな時間に外出なんて…」

大和田「固えこと言うんじゃねえよ!ちっとくらいならバレねえって!」

苗木「い、いや…そもそも…」

大和田「あ?なんだオメー…もしかして行きたくねえってのか…?」ビキビキ

苗木「そ、そんなことないけど…」

大和田「なら決まりだな!時間になったら迎えに行くから準備しとけよ!」

苗木「う、うん」

大和田「へへ!久しぶりに飛ばすかなぁ!」



苗木「不幸だ…」

大和田「よし!じゃあさっさと行くぜッ!兄弟にバレたら面倒だしよ」ドルンッ

苗木「あの…安全運転でね…」

大和田「任しとけって!」ブロロロロ!


苗木(あ、案外普通だ… これなら心配なさそうだな)





 ブロロロロロロ!

苗木「どこに向かってるの?」

大和田「とっておきの山道があんだよ。そこに向かうぜ」

苗木「ああ、そういえば言ってたね」

大和田「あそこをかっ飛ばすのはマジでサイコーだからよ!オメーもぜってー明日からバイクにハマるぜ!」

苗木「あはは…どうかな…」


苗木「なんだか周りが山っぽくなってきたね」

大和田「おう、ここからはもう山を登る道だな」

大和田「んじゃあ、そろそろ飛ばすぜ」ブオオオォ!

苗木「え? うわわっ、はや、速過ぎるって大和田クンッ!」

大和田「うおおおおおッ!テンション上がってきたぜえええええッ!」

苗木「どんだけ出してるのさッ!」

大和田「何言ってんだよ!まだたったの70km/hだろーが!」

苗木「危ないってッ!こんなカーブばっかり道でッ!」

大和田「心配すんなよ。俺は絶対に事故らねえ」

大和田「昔の俺とは違えんだよ…」ボソ

苗木「…大和田クン?」

大和田「なんでもねえよ。ま、オメーをケツに乗せてんだしよぉ…無茶はしねえって」



大和田「どうだ?そろそろ慣れてきたんじゃねえか?」

苗木「え…?あ、そういえば最初ほど怖くないや」

大和田「だったら、周り見てみろよ」

苗木「周り?…うわぁ、すごい景色!」

大和田「へへ、だろ?」

苗木「うん、これはすごいね」




苗木(最初に感じていた恐怖はいつの間にかすっかり消え去っていて…)

苗木(今では山から眺める夜の町の景色と自分の体が風を切って進んでいく感覚を楽しんでいた)

苗木(自分で乗ろうとは今でも思わないけど…)

苗木(大和田クンがバイクに夢中になるのもちょっとだけわかる気がするな)




大和田「まあ、最初はこのくらいのスピードから始めんのが一番いいのかもな」

苗木「え?もしかしてボクのために合わせてくれてたの?」

大和田「お、おう…オメーが楽しめなかったら意味ねえしよぉ…」

大和田「だからわざわざゆっくり走ってやったんだろうがァッ!!!!」

苗木「なんで怒鳴るんだよ…」

苗木(ていうかそんなにゆっくりでもなかったしね)

大和田「おう…すまねえ」

大和田「で、どうなんだよ?」

苗木「うん!すごく楽しいよ!」

大和田「そ、そうか。ならいいんだけどよ…」

苗木「どうしたの?」

大和田「いや…俺も無理やり突き合せちまったしよ…」

苗木(無理やり誘った自覚はあったんだ…)

大和田「なんつーか、やっぱり好きなモンはダチと一緒に楽しみてえだろ?」

大和田「石丸のヤローはあんなだし、苗木なら俺にも付き合ってくれんじゃねえかって思ってな…」

大和田「それでも苗木がつまんなかったら意味ねえからよ」

苗木「あはは、大丈夫だって!今日は来てよかったよ!」

苗木「大和田クン、誘ってくれてありがとね!」

大和田「お、おう…///」



 ブオオ…

苗木「ん?何か聞こえたような…」


 ブオオオオ

苗木「バイクの音?他にも走ってる人がいるのかな?」

大和田「…」


 ブオオオオオオオオオオッ!!!!!

苗木「」

苗木(ボク達の後ろに迫っていたのは、十数人はいるであろうバイクに乗った暴走族の集団だった)


苗木「お、大和田クン… キミの…えっと…お友達の方々?」

大和田「オイ苗木…」

苗木「な、なに…?」

大和田「さっき言ったよなぁ。『今日はオメーに合わせて走る』って」

苗木「う、うん」

大和田「アレはもう終わりだ」

苗木「話が違うじゃないかッ!」

大和田「あれだ…それは『今日』の話であって日付が変われば…」

苗木「変わってないよッ!出発したのが午前0時なんだからッ!」

大和田「山田が言ってた。1日は26時までだって」

苗木「それは深夜アニメ見る人達だけだからね!?」

大和田「うるせえッ!とにかく掴まってろッ!」ブオオオオオオオオンッ!!!!!

苗木「うわああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」


──山頂──


苗木「はぁ…はぁ… やっと降りられた…」

大和田「オイオイ、大丈夫かよオメー」

苗木「ていうかなんで急にあんなスピード出すんだよ!」

大和田「馬鹿野郎、舐められたら終いだろーが!」

苗木「死ぬかと思ったよ…」

大和田「とりあえず話は後だ。まずはここを切り抜けるぞ」

苗木「切り抜けるって…囲まれてる!?」

大和田「15人ってとこか… 苗木ィッ!背中は任せたぜッ!」

苗木「いやいやいや!」

大和田「オメーは5、6人ぶっ飛ばせばそれでいいからよ!」

苗木「無理だから!」


 ウオオオオオオオオオオオ!!!!!!


苗木「いやああああああああああああああああああッ!!!!!!」


 

苗木(その後、なんとか切り抜けて学園に帰ってきたものの辺りはすっかり明るくなっていた)

苗木(大和田クンは清々しい顔をしてたけど、ボクはもう疲労困憊だった)

苗木(しかも、こっそり宿舎に入ろうとしたところをラジオ体操をしていた石丸クンに見つかり、こっぴどく怒られた)

苗木(やっぱりもう大和田クンとバイクに乗るのは止めておこうかな…)



終里

大体こんな感じで書いていきます

第2話以降は書き貯めしてから投下したいと思いますので安価だけだしておきます

第2話 >>12 >>13

舞園

不二咲

安価近い

第2話 舞園&不二咲


舞園「不二咲さん、ちょっといいですか?」

不二咲「舞園さん、どうかしたの?」

舞園「まだ入学したばっかりですけど、私、皆さんともっと仲良くなりたいなって思ってて…女子の皆さんでお茶会でもやろうかなって考えたんです」

不二咲「お茶会…女子の皆で…?」

舞園「はい、不二咲さんとももっと仲良くなりたいですし、よかったら来て貰えませんか?」ニコッ

不二咲「あ…え、えっとぉ…」

不二咲(僕が行っていいのかなぁ… それに女子の中に一人なんて…)

舞園「あ!もちろん無理にとは言いませんから都合が悪かったら言ってくださいね!」

不二咲「う、ううん!そんなことないよ!」

舞園「よかったぁ!それじゃ他の人達にも声掛けてきますね!」




不二咲「ううぅ… どうしよう…」

不二咲「今更断れないし…」



──お茶会後──


不二咲「ハァ…」

不二咲(結局参加したけど全然喋れなかったなぁ…)

不二咲(きっと空気悪くしちゃったよね…)

不二咲(僕が女子の中で上手くやるなんて無理だよ…)

不二咲(でも男だって隠してるうちは…)

不二咲(希望が峰学園に入れば何かが変わるかもしれないと思ってたけど… やっぱり、変わるなんて無理なのかな…)

不二咲(今までと同じ… 上辺だけの無難な付き合いしかできないのかな…)

不二咲「…グス」


舞園「不二咲さん!?どうしたんですか!」

不二咲「あ…舞園さん。な、なんでもないよ」

舞園「もしかして桑田くんに何かされたんですか!?」

不二咲「ち、違うよ…」

舞園「泣いてたじゃないですか!大丈夫ですよ!私がちゃんと守りますから話してください!」

不二咲「違うってばぁ…何もされてないよぉ…」

不二咲(なんで桑田君なんだろう…?)

舞園「彼が一番やりそうだからです」

不二咲「え…?声出てた…!?」

舞園「いいえ、私エスパーなんです」

不二咲「えぇ!?」

舞園「もちろん冗談ですよ。ただの感ですって」ニコ

不二咲「そ、そうだよねぇ…」




舞園「それで本当はどうしたんですか?」

不二咲「えっとぉ…お茶会で…」

舞園「お茶会ってさっきのですよね…何かあったんですか?」

不二咲「せっかく舞園さんが誘ってくれたのに全然喋れなくて… 雰囲気悪くしちゃったかなって…」

舞園「何言ってるんですか。そんなことないですよ」

不二咲「そうかなぁ…気にしてる人もいるかもしれないし…」

舞園「そんなこといったら腐川さんの方がすごかったですよ」

舞園「だから不二咲さんも気にする必要はないんです」

不二咲「うん…」

舞園「……えい!」ギュッ!

不二咲「うわぁっ」

舞園「大丈夫ですって!皆とだってこれから仲良くなればいいんです!」

不二咲「ま、舞園さん…///」

舞園「不二咲さんはこんなに可愛いんだからすぐに皆に好かれるようになりますって!」ムニッ

不二咲「ぁ…ああぁ…」ムクリ

舞園「ふふ、恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか」ナデナデ

不二咲「う、うぅ…」

不二咲(柔らかい…!膨らみのあるスカートじゃなかったら死んでたよぉ…)

舞園「そうだ!不二咲さん!まず私と友達になりましょう!」

不二咲「え…?」

舞園「駄目ですか…?」

不二咲「そ、そんなことないよ!」

舞園「じゃあ決まりですね!」

不二咲「舞園さん…ありがとう」

舞園「お礼を言うことじゃないですよ。また皆でお茶会やりましょうね」ニコッ



──ちーたんの部屋──



不二咲「まだ信じられないや。僕が舞園さんと友達になるなんて…」

不二咲「えへへ…」ニヤニヤ

不二咲(でも、あんまり女の子同士の付き合い方するともう取り返しが付かなくなったり…)


舞園『不二咲さんはこんなに可愛いんだからすぐに皆に好かれるようになりますって!』ムニッ


不二咲「…………まあいいか」



アルターエゴ「ご主人タマも男の子なんだねぇ」


終里

>>15
すみません
次からは気をつけます

第3話 >>25 >>26

葉隠

モノクマ

設定は平和な学園生活なのでモノクマはいません

葉隠のみ確定で再安価 >>29

苗木

第3話は葉隠苗木で決定

書き貯めが出来次第投下します

第3話 葉隠&苗木


葉隠「苗木っち…ちっと頼みがあるんだけどよ…」

苗木「内臓も国籍もあげないからね?」

葉隠「今回は違ーって!」

苗木「じゃあ何なのさ?」

葉隠「金を貸して欲しいんだべ」

苗木「ほとんど同じじゃないか!」

葉隠「アッハッハ!まあ結局のところ俺が欲しいのは金だからな!」

苗木「いや、そんな元気よく言うことじゃないでしょ」

葉隠「つーか今回はマジで困ってんだべ!頼むべ!」

苗木「えー…ボクそんなに持ってないよ…?」

葉隠「とりあえず今貸せる分だけで構わないべ!今いくら持ってんだ!?」

苗木「えーと…5000円くらいかな」

葉隠「話になんねーべ!」

苗木「だろうね…」


葉隠「あああぁ…どうしたらいいんだ…」

苗木「そんなにヤバいの?」

葉隠「ああ、今借金が850万あんだけど、借りてるところによっては複利のところもあるからそろそろ返してかねーと後々キツイんだべ」

苗木「確かにボクから見ればとんでもない額だけどさ…葉隠クンって昔2年で1億稼いだんだよね?だったら頑張ればすぐに返せるんじゃない?」

葉隠「あの頃は大分無茶やったんだべ… それにオーパーツも買わなきゃなんねーしな」

苗木「そっか、じゃあ頑張ってね」スタスタ

葉隠「待ってくれってぇぇぇぇッ!!!!」ガシッ

苗木「だってそんなに困ってなさそうだし…」

葉隠「そんなことねーべ!高校生が借金850万だぞ!?普通に考えたら大問題だべ!」

苗木「急にそんな正論言わないでよ…」

葉隠「それに俺にはもうすぐ37になるかーちゃんがいるんだべ…」

苗木「全然働き盛りじゃないかな…?ってか随分若いんだね葉隠クンのお母さん」

葉隠「まあ、16の時に俺を産んだからな。でも、やっぱり大事なかーちゃんだし余計な苦労はかけたくねえんだ」

苗木「うーん…力になってあげたいけど、ボクにできることなんて…」

葉隠「なら他の皆に借りるしかねえな。苗木っちも一緒に来て欲しいべ」

苗木「いや、そこは自分で行きなよ!?」

葉隠「仕方ねえ…じゃあ行ってくるべ!」






葉隠「セレスっちに借りに行ったら有り金全部巻き上げられたべ」

苗木「なんで最初にセレスさんのところに行ったんだよ…」

葉隠「金持ってそうだし同じヤスヒロの好で貸してくんねーかなと…」


葉隠『おうセレスっち!ヤスヒロ仲間としてちっと相談があんだけどよ…』

セレス『あぁッ!?』


葉隠「そっからギャンブルに持ち込まれて有り金全部取られちまったんだべ…」

苗木「当たり前だよ!むしろ有り金だけで済んでラッキーだよ!」

葉隠「確かにそうかもしんねーな。ツいてるべ!」

苗木「突然前向きだね」

葉隠「おう!前向きなのが俺の取り柄だからな!」

苗木「…」イラッ

葉隠「気を取り直して次行くべ!」






葉隠「うぅ…」ボロ…

苗木「うわ、どうしたの!?そんなにボロボロになって…」

葉隠「今度は不二咲っちに借りに行ったんだべ…」

苗木「不二咲クンのところに行ってなんでそんなことに…」

葉隠「あいつなら気弱いし強引に行けばイケるかと思って無理やり借りようとしたんだけどよ…」

苗木「不二咲クンに無理やり!?駄目だってそんなことしちゃ!」

葉隠「大和田っちに見つかってボコボコにされたべ…」

苗木「ああ…」

葉隠「石丸っちが助けてくれなかったら危なかったべ。でも石丸っちにもバレて小1時間説教食らったべ」

苗木「自業自得だからね?」

葉隠「でもまだまだ諦める訳にはいかねーからな。次行くべ」





葉隠「今度は霧切っちのところに行ってきたべ」

苗木「それでそうだったの?」

葉隠「話しかけたけど無視されたべ」

苗木「霧切さん…」

葉隠「次行くべ!」





葉隠「苗木っち!遂にやったべ!」

苗木「え?もしかして借りられたの?」

葉隠「腐川っちから50万だべ!しかも返さなくていいんだ!」

苗木「…何やったの?」

葉隠「いきなり疑うなんてひでーぞ!?」

苗木「だってあの腐川さんが葉隠クンにただで50万なんて…」

葉隠「まあ、無料じゃねーな。十神っちのパンツと交換したんだ」

苗木「十神クンのパンツ!?」

葉隠「最初は十神っちに借りにいったんだ。やっぱ一番金持ってるからな」

葉隠「そしたら…」


十神『金だと…?ハッ!お前に貸すくらいならドブに捨てた方がまだマシだ」

十神『それに貴様如きが対価なく金を得ようなどとは笑わせるな』

十神『どうしても金が欲しいなら仕事をやろう。俺が自室に持ち込んでる図書室の本を全て返してこい』

十神『ただし俺の部屋に入るのは一度までだ。貴様のような男に何度も出入りされたくないのでな』


十神『フン、一度で全て持ち出したか… まあいい、約束は約束だ』チャリンッ

十神『苗木に自販機のジュースを恵んでやった時の釣りがポケットに入っていた』

十神『不満か?お前の価値などその程度だろう』



葉隠「というわけで十神っちの誕生日にちなんで550円を貰ったぞ」

苗木「安ッ!?あの十神クンが550円って…」

葉隠「だけどその時本と一緒に持ち出しておいた十神っちのパンツが腐川っちに50万で売れたんだべ」

葉隠「金目のものは厳重に保管してあって持ち出せなかったけど、流石の十神っちでもパンツは無警戒だったべ!」

苗木「ま、まあ…パンツ一枚で葉隠クンと腐川さんが救われたならよかったのかな…?」

葉隠「いやー、苦労した甲斐があったな!」

苗木「後800万は自分でちゃんと返さなきゃダメだよ?」

葉隠「おう!」




葉隠「有り金は全部巻き上げられたから今月の食費は十神っちから貰った550円だべ…」

苗木「無理だって。5000円貸してあげるからちゃんと返してね」



終里

今更ですが時系列は各エピソードバラバラです


次 >>43 >>45

大和田

霧切

第4話は大和田&霧切に決定です

中々難しそうな組み合わせなのでちょっと時間かかるかも…

遅くなりましたが投下します

第4話 大和田&霧切


―――食堂―――



大和田「あー、腹減ったな… なんか食うか…」

霧切「…」

大和田「おう、霧切。オメー一人か?」

霧切「ええ、この時間はいつも誰もいないわ」

大和田「オメーもメシか?」

霧切「いいえ、コーヒーを飲みに来ただけよ」

大和田「そうか…」

大和田(何か食うモンはっと…カップ麺でいいか)ビリッ







大和田「…」ズルズル

霧切「…」

大和田「…」モグモグ

霧切「…」

大和田(気まずいってレベルじゃねえッ…!)

大和田(やっぱクラスメートだし無言ってのはマズイよな?つーかこういう時って何話せばいいんだよッ!)

大和田(女と二人きりになんて告白の時以外なったことねえぞッ…!しかもよりによってあの霧切が相手だしよッ…!)

大和田(まとも喋ったことねえし、喋ってるとこもほとんど見ねえぞ…)

大和田(男同士なら単車の話と行きてえところだが、霧切にその話題は無しだ。それくらいはわかる)

大和田(そういや前に兄弟から世間話の基本を聞いたな…)

大和田(話しやすいのは共通の話題…あいつはそう言ってた…)


 石丸『学生ならまずは勉強の話題だッ!これは鉄板だぞッ!全ての学生に共通するものだからなッ!』


大和田(それはねえ。霧切はともかく、俺は勉強なんぞさっぱりだ。それに話してておもしれーモンでもねえだろ)





大和田(思い出せ…いつもの感じで何気ない話をすればいいだけだ…)


 不二咲『大和田君、今日はいい天気だねぇ』

 大和田『そうだなぁ、こんな日に授業なんか受けてたら眠くなっちまうぜ…』

 不二咲『こんな日はって…いつも寝てるよね…?』

 大和田『まあ、細けえことはいいんだよ』

 不二咲『そうだ!折角だし今日は外でお昼食べない?皆も誘ってさぁ!』

 大和田『おお!ナイスアイディアじゃねえか不二咲!』


大和田(これだッ…!天気の話なら間違いはねえッ…!)


大和田「き、霧切ッ!」

霧切「…何?」

大和田「今日は曇ってンなッ!」

霧切「…そうね」

大和田「おう…」


大和田(糞ッ…!失敗だッ…!)

大和田(よく考えたら不二咲の時のパターンは晴れてる時しか成立しねえじゃねえかッ…!)

大和田(しかも、もしこのまま何かの間違いで2人でメシの流れになったら余計気まずいしよぉッ…!)




大和田(やっぱここは女の好きなモンで攻めるしかねえッ…!)


 腐川『BLが嫌いな女子なんていませーん!』ゲラゲラゲラ!


大和田(BLってのは確か男同士は仲良くしてる話だったよな…?だったら俺にはこれしかねえッ…!)


大和田「なあ、知ってるか?石丸ってアレで案外おもしれーヤツでよ!」

霧切「そうね。あなた達はいつも楽しそうにしてるわ」

大和田「おう!アイツはサイコーのダチだぜッ!」

霧切「そう、よかったわね」

大和田「…」


大和田(なんでだッ…!なんで上手くいかねえッ…!)

大和田(待てよ…女と言えば皆かわいいモンが好きだよな…?だったらアレしかねえ…!)





大和田「オイ霧切、オメー…犬と猫どっちが好きだ?」

霧切「何…?急にそんなこと…」

大和田(…!?思ったより食いつかねえッ!?)

大和田(いや、まだだッ…!まだ巻き返せるッ…!)

大和田「あー、ふ、深い意味はねえんだけどよ… ちょっと気になっただけだ」

霧切「そう……私は…犬の方が好きね」

大和田「…!だよな!?やっぱ犬の方がいいよな!?」

霧切「え、ええ…」

大和田「俺も犬の方が好きでよぉ!苗木のヤツも犬が好きだって言ってたしやっぱ犬派の方が多いんだな!」

霧切「そう…苗木君も犬が好きなのね」

大和田「アイツも結構話のわかる奴だな!犬好きに悪い奴いねえ!」

霧切「フフッ、本当に犬が好きなのね…」

大和田「お、おう」

大和田(笑った…!?これは上手くやれたんじゃねえか…!?)

霧切「さてと…私はそろそろ行くわね」

大和田「お、おう!」

霧切「……ごめんなさい。気を使わせてしまったわね」

大和田「あ?」

霧切「あなたが私に気を使って話を振ってくれてたことくらい見てればわかるわ」

大和田「あ…い、いや…それはよぉ…」



霧切「いいのよ。私の方こそ気まずい思いをさせてしまったのだから」

霧切「元々こういうのが得意じゃないのよ。人と深くかかわることを避けてきたってこともあるけど…何を話したらいいのかいつも迷ってる」

大和田「まあ、俺もそんなに喋んの得意な方じゃねえからよ。それはわかるぜ」

霧切「それでもいいとずっと思ってきたけど…でも、最近はそうでもなくなってきてるのよ」

霧切「この学園に来てから苗木君や舞園さんと一緒に過ごす内に、人といることを自然に楽しむようになっていたわ」

霧切「でもそれは彼らに引っ張って貰ってるだけ…一人の時はやっぱりこんなものね」

大和田「…別にいいんじゃねえのか?」

霧切「え?」

大和田「その言い方だとまるで苗木と舞園がオメーの世話焼いてるみてえだけどよ…」

大和田「アイツらだってオメーと一緒にいるのが楽しいからそうしてるだけだろ。楽しいなら難しいこと考えずに楽しめばいいんだよ」

大和田「それにオメーだって言うほどクラスに馴染んで無いわけでもねえだろ」

大和田「まあ俺も女と話すに慣れてねえから今回はちっとばかりぎこちなかったけどよぉ」

霧切「…そうかしら?」

大和田「そうだよ。だからクラスの奴らに遠慮なんかすんじゃねえって」

霧切「まあ、あなたは隠し事は苦手そうだし…お世辞で言ってる訳でもなさそうね」

大和田「あ、当たり前だろうがッ!」

霧切「わかったわ。私ももう少しクラスの皆に話しかけてみることにするわ。自分からね…」

霧切「だからあなたも気が向いたら私に話かけて頂戴」

大和田「お、おう!///」

霧切「私は部屋に戻るわ。話を聞いてくれて嬉しかったわ…ありがとう」

大和田「き、気にすんな!お、俺も楽しかったからよ!///」

























――厨房――


花村「ンフフ、大和田君も結構チョロそうだねぇ」



終里

次に行きます

>>61 >>63

朝日奈

石丸

第5話 朝日奈&石丸



石丸「朝日奈君!ちょっといいかね?」

朝日奈「んー?どうしたの?」モグモグ

石丸「…またドーナツを食べてるのか」

朝日奈「うん!ドーナツだったら毎日食べても飽きないよ!」

石丸「校則で禁止されていない以上食べるなとは言わないが、流石に君は少し食べ過ぎだぞ!」

朝日奈「わ、わかってるよぉ… この一箱食べ終わったらしばらく我慢するって!」

石丸「うむ!甘いものの食べ過ぎは体によくないし、節度を忘れた飲食は風紀の乱れにもつながるからな!」

朝日奈「ハァ…それで何の用?」

石丸「この間のテストの件だッ!朝日奈君、何だねあの点数はッ!」

朝日奈「うぅ…ようやく忘れかけてたのに…」

石丸「忘れてはいけないぞッ!反省したまえッ!」

朝日奈「あはは…次は頑張るよ…」

石丸「次ではないッ!今から頑張るのだッ!」

朝日奈「い、今から!?」

石丸「普段から勉強していないのがいけないのだぞッ!今回のテストも3日前に慌てて勉強し始めたのを僕は知っているのだッ!」

石丸「一応テストに備えようとする姿勢はある分、桑田君よりはまだマシだが…」

石丸「だがこの点数は見過ごせないッ!特に文系科目は葉隠君より下だぞッ!」

朝日奈「嘘!?私って葉隠以下なの!?」

石丸「まあ、正直微々たる差ではあるが… とにかく、今週末に補習を行うので覚悟しておきたまえッ!」

朝日奈「それって行かなきゃ駄目…?」

石丸「無論強制参加だッ!桑田君と葉隠君にも既に伝えてあるぞッ!」






石丸「…」

朝日奈「…」

石丸「…何故朝日奈君しか来ないのだッ!」

朝日奈「知らないよ…」

石丸「部屋にもいなかったぞ… まさか補習が嫌で逃げたのか…?」

朝日奈「ね、ねえ…私しかいないんだったら補習はまた今度にしない…?」

石丸「それは駄目だッ!あの2人には別途補習を行うが、君にはこれから受けて貰うッ!」

朝日奈「えぇ!?一人で!?」

石丸「なにか問題あるのかね?マンツーマンの方がより集中して勉強できるだろう?」

朝日奈「だから嫌なんだよ!」

石丸「さては僕が見てないところでサボる気だったのだなッ!」

朝日奈「ち、違うって!ほら!男女が二人きりはよくないんでしょ!?」

石丸「勉強に男も女もないッ!さあ、始めようではないかッ!」

朝日奈「うぅ…アイツらがサボるから…」








朝日奈「疲れたよー!ちょっと休憩しようよー!」

石丸「なんだと!?まだ15分しか経ってないぞッ!」

朝日奈「だって疲れたもん…」

石丸「なんということだ… ここまで集中力はないとは…」

朝日奈「えへへ…スポーツだったらいくらでも続くんだけど…」

石丸「ならば何故勉強には集中できないのだッ!」

朝日奈「いや、運動は好きだけど勉強は嫌いだからだよ… 石丸は勉強好きなんでしょ?」

石丸「いや…無論、勉強自体好きではあるが、好きだからしているという訳ではないぞ」

朝日奈「…?じゃあなんで勉強するの?」

石丸「それは僕が学生だからだッ!ならば学生の本分たる勉学に励むのは当然のことだろう?」

朝日奈「それはそうかもしれないけど…」

石丸「確かに僕も勉強する気が起きない時はある…」

朝日奈「え!?そうなの!?」

石丸「ああ…だが、何故そんなに驚く…?」

朝日奈「だって石丸っていつも何時間も勉強してるんでしょ…?」

石丸「そうだ。だが、常に楽しんでやっているというわけでもないのだよ」



朝日奈「じゃあなんでそんなに頑張るの?」

石丸「努力の力が道を開くと信じているからだ」

朝日奈「え?」

石丸「僕はずっと努力が報われる社会を作ることを目標にしてきた…」

石丸「そのためにはあらゆる知識や思考、体力、忍耐力、精神力など様々なものが必要だ」

石丸「僕はそれを勉学という形で養っているのだッ!この積み重ねが必ず僕を目標へと導いてくれるッ!」

朝日奈「石丸…」

石丸「フッ…少し喋りすぎたか… だが、君もスポーツ選手として高見をめざす者なら努力の大切さは知っているはずだ」

朝日奈「う、うん…!そうだよね…!私も頑張らないと…!」

朝日奈「えへへ… 石丸の話聞いてたらなんか私も頑張らなきゃーって気分になってきたよ!」

石丸「あ、朝日奈君…僕は嬉しいぞォォッ!!!」ブッシャアァッ!

朝日奈「よし!今から校庭100週してくるよ!」

石丸「…!?何故だ!?何故そうなる!?」

石丸「奮起して勉学に励むはずではなかったのか!?さっきのやり取りはなんだったんだッ!」

朝日奈「頑張るって言ったじゃん!なんかじっとしてられなくなっちゃったんだよね!」

石丸「待て…それも結構だが、今はまず補習を…」

朝日奈「いってきまーす!」タッタッタッ



石丸「待てって言ってるじゃないかぁーーーッ!!!!」




終里

次から安価の方法を変えたいと思います

今までは1安価につき1人のキャラを指定する方法でしたが、次からは1安価で2人のキャラを一度に指定してもらいます

安価は複数出すのでコンマ以下が一番大きかったレスを採用します

>>74 >>75 >>76

苗木 朝日奈

霧切 不二咲

むくろ 不二咲

長らく放置してすみません…

明日には投下できるかと思います

次からは間が空く時は生存報告もするようにします…

第6話 霧切&不二咲



──夜12時 寄宿舎屋上──



不二咲「…」ゴソゴソ

不二咲「…よし」


霧切「何してるの?」

不二咲「うわぁ!き、霧切さん…!どうしてここに…?」

霧切「最近ここで夜中に不審な人物がたびたび目撃されているのよ」

霧切「私は石丸君から依頼を受けてその件について調査してたの」

不二咲「そ、そうだったんだ…」

霧切「まさか、その不審者ってあなたのこと?」

不二咲「う、うん…多分そうだと思う…」

霧切「なるほど…そうだったのね…」

霧切「それじゃあ、何をしていたのか聞かせて頂戴。不二咲さんが良からぬことをしていたとも思えないけど、依頼を受けた立場として見つけた以上見過ごすわけにもいかないわ」

霧切「それに屋上は立ち入り禁止よ。こんな時間にどうして…?」

不二咲「ご、ごめんなさい…」

霧切「別に謝る必要はないわ。私だってそのくらいやってるし…」

不二咲「そうなんだ…」

霧切「それで?何をしてたの?」

不二咲「え、えっとね…星を見てたんだぁ」

霧切「星…?こんな都心で…?」

不二咲「うん、ここからだと少しだけ見えるんだよ。最近気づいたんだけど…」

不二咲「きっと周りに光源が少ないからだね」

霧切「ふぅん…星が好きなの?」


不二咲「うん!昔はお父さんと一緒にプラネタリウムに行ったり、天体観測したりしてたんだよ!」

霧切「変わってるのね… そういうのはどっちかというと男の子がやりそうなものだけど…」

不二咲「そ、そうかな…?あはは…」

霧切「まあ、私も普通がどういうものかはあんまり自信がないけど…」

不二咲「…」

霧切「不二咲さんはお父さんとは仲いいの?」

不二咲「そうだねぇ…普通にいい方かな…?」

不二咲「ちょっと過保護すぎるところがあるけど…」

霧切「過保護?」

不二咲「うん、すごく心配性だし、いつもベタベタしてきたり、すぐ写真撮りたがったり…」

不二咲「前の学校の入学式の時なんかすごく張り切って…校門の前で何枚も写真撮ろうとしたんだぁ。しかも肩に手を回して…」

不二咲「もう本当に恥ずかしくて… この学校に入る時も同じことしようとしてたんだよ。着いて来ないでって言って止めたけど…」

霧切「…それは過保護というより不二咲さんを溺愛してるだけじゃない?」

不二咲「えぇっ!?」

霧切「いいお父さんみたいね」クス

不二咲「うぅ…///」

霧切(高校生の娘にベタベタするのはどうかと思うけど…)

霧切「私の父なんてあの通りだから…」

不二咲「あっ…霧切さんはずっとお父さんとは別々に暮らしてたんだよね…?」


霧切「ええ。勝手に家を出て行って…それっきりだったわ」

霧切「学園長としてはそれなりにやってるようだったけど、父親としては碌な人間じゃないわ」

不二咲「で、でもさ…ちゃんとお話ししたんだよね…?」

霧切「ええ、苗木君があんまりしつこいから…」

不二咲「仲直りできなかったの…?」

霧切「どうかしらね…まあ、少なくとも話してよかったとは思ってるわ」

霧切「全てを許す気にはなれないけど、私にも誤解があったこともわかったしね…」

不二咲「そっかぁ…」

霧切「でも、苗木君に言われたからってだけじゃない… 私自身、話してみてもいいと思った…」

不二咲「え…?」

霧切「少なくともこの学園に来た時は、話し合う気なんて微塵もなかったけどね」

霧切「私もこの学園に来てから“変わってる”のかもしれない…」

不二咲「…」

霧切「考えてみれば、あなたにこんな話をしてることも以前の私には考えられなかったでしょうね」

霧切「こんな風に…普通にクラスメートに自分のことを話す日が来るとは思ってなかったから」

不二咲「霧切さん…」

霧切「悪かったわね。こんな話ばっかりして」

不二咲「ううん!霧切さんのこと聞けて嬉しかったよ!」

不二咲「そういえばこんな風に2人だけで話すのって初めてだよねぇ」

霧切「そうだったかしら…?」

不二咲「今日は話せてよかったねぇ」

霧切「そうね」クスッ









霧切「ねえ、不二咲さん」

不二咲「何?」

霧切「良かったら今度…アルターエゴと話をさせて貰えないかしら?」

不二咲「うん、もちろんいいけど… どうしたの…?」

霧切「実は前から興味があったのよ」

霧切「でも山田君があまりにも夢中だから…その…“そういうモノ”なのかと…」

不二咲「そ、そんなことないよ…!確かにまだ明確な用途は決まってないけど…」

不二咲「霧切さんが興味を持ってくれるならすごくうれしいよ!」

不二咲「えへへ…予定が空いたらいつでも教えてね!約束だよ!」

霧切「ええ、楽しみにしてるわ」






霧切(あの不二咲さんとここまで話せるなんて思ってなかったわ…)

霧切(ちょっと調子に乗って喋りすぎてしまった…)

霧切(私の父の話なんて面白くもなんともないでしょうし、退屈させてしまったかもしれないわね)

霧切(でも……また一人友達が出来た…ってことでいいのかしら…?)

霧切(約束の日が楽しみね)


霧切不二咲編終わりです

次の安価行きます

ルールは>>72と同じです

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月30日 (土) 00:21:06   ID: gZx7r34J

苗木&七海

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