穂乃果「きゅきゅきゅ～っと…」

にこ「…zzz」

穂乃果「肉、は定番だよね」

穂乃果「鼻毛も書いて～」

穂乃果「眉毛も太くしちゃお！」

穂乃果「ぷっ…くふっ…」

穂乃果「鼻を縁取りして顎は二重に…」

にこ「…zzz」

穂乃果「…」

穂乃果「両頬にゴリラ、ゴ、リ、ぶふっ！」ずりっ

穂乃果「っあー！」

にこ「…んっ…」

穂乃果「！」口を抑えてハッとする

にこ「…ん…」

にこ「まきちゃぁ…zzz」

穂乃果「危なかったよ…」

穂乃果「これくらいでいいかなぁ…」

穂乃果「写真撮って～」パシャっ

穂乃果「ん～！」伸び

穂乃果「そういえば宿題多いんだった！」

穂乃果「海未ちゃんに怒られちゃうし、みんなが来るまでやってよっかな！」

…ノカ…！

ホノカ…！

にこ「穂乃果！」

穂乃果「っわー！？」

にこ「きゃ！？」

穂乃果「…あ、あれ？」

穂乃果「穂乃果、寝ちゃってた…？」

にこ「そ、そうよ何回呼んでも起きないんだから！」

にこ「あんた夜更かししてんの？」

穂乃果「昨日は特に…」

穂乃果「宿題やってたからかな」えへへ

にこ「宿題やってて熟睡するって…」

にこ「海未も苦労するわね…」

にこは、深いため息を吐いた

穂乃果「そういえばみんなは？」

夕日が眩しくて、思わず手で傘を作り、影になった目を細めながら、穂乃果は問うた

にこ「LINEの連絡で半分以上来れないみたいだったから急遽お休みになったわよ」

にこ「全く、みんな弛んでるんだから…」

穂乃果「まあまあ、みんなも色々外せない用事が重なっちゃったんだよ」

穂乃果「それにμ'sは部活動の中でも真摯に目標に向かって頑張ってる方だと思うなぁ…」

にこ「…ま、それもそうね」

穂乃果「にこちゃんだって寝ちゃってたしね！」

にこ「こ、こんな日もあってもいいかもしれないわね！」

にこ「それよりお腹減ったわね～、何か甘いものでも食べて帰らない？」

穂乃果「クレープ！？行く行く～！」

穂乃果「ひっ！」

にこ「何よ？クレープとは言ってないけど…」

にこ「いや、まあ、クレープでもいいんだけど…」

穂乃果（にこちゃんの顔…）

穂乃果（怖い…！）

にこ「それで？クレープにする？」

穂乃果「ん、ん～そうだなぁ」

穂乃果「もうちょっと部室でお話ししない？」

にこ「部室で？」

にこ「まあ、今日はママが早いから夕飯までに帰ればいいし」

にこ「時間はあるけれど…」

穂乃果「うん、うん！」

にこ「お腹空かない？」

穂乃果「う～ん…」

にこ「…何よ…」