俺「この時期の蚊wwwww」(39)

すごくウザイ

友「お前でもそういう事思うんだな…」

俺「おう、どういう意味だコラ」

友「まぁ正直、口に入られたりすると最悪だよな」

俺「もったいねーって思うよな」

友「お前にまともな感性を期待した俺が馬鹿だったよ……」

友「ぶっちゃけアレ何なの?蚊、なんだよな?」

俺「蚊柱はまだわかってねぇ事も多いからなぁ……まぁ多分お前が食ったのはユスリカのオス共が集まってたやつだろ」

友「食ったとか表現考えてくれませんかねぇ………ユスリカ?血吸う感じ?」

俺「いんや吸わねぇぞ?蚊というよりハエに近いな」

友「蚊だった方がヨカッタ…」

友「でも何で急にこんな話を?」

俺「あぁー、最近、家の前にその蚊柱がいる事が多くてな……いやまぁハエトリグモたんの餌にしても良いんだが……」

友「あ、実は俺も最近、家の前にさぁ…」

俺「んー、じゃまとめて駆除しちまうか」

友「おお、そいつはありがてぇ」


俺「…ユスリカの駆除は手伝うが、ゴキの駆除は手伝わんからな。それは自分でやれよ?」

友「ちょっと待って。何で知ってるの」

友「……ま、まぁ、それはともかく!……どうやって駆除するんだ?あの数だぞ?…てか何食ってんだあいつら」

俺「何も食ってねぇぞ」

友「……うん?」

俺「あいつらが餌を食うのは幼虫時代だけだ……成虫は消化器だとかが退化してて餌は食えない。だから1,2日で……死ぬ。その短い間に交尾を済ませ、産卵する」

友「……マジかよ……ならどうやって駆除するんだ?」


俺「……産卵場所。そこをさえ突き止めれば俺達の勝ちだ」

今日はここまでです

…未完結のSSあるのに乗っ取りしてもうたぁあああ!!
大丈夫、すぐ終わるから……っ!

友「産卵場所……か」

俺「おう。壺とか置いてたりしないか?」

友「んー…そんなのは無いはず……」

俺「庭にゴミ……は置いてるか。無粋な事をきいたな、すまん」

友「どういう事だゴルァ!」

俺「置いてないの?」

友「………すんません置いてます」

俺「……はー、何で置くかなぁ…」

友「……てかお前の家の前もいるんだよな?」

俺「ん?まぁなー……小型の徘徊性のクモが集まればいいなと思ってさ」

友「わざと増やしたの!?」

俺「いや家の前に来られるのは想定外だった。ちょい遠めのとこにしたのになぁ……


友「馬鹿なのかお前は」


俺「……一人でのユスリカ駆除、大変だろうけど頑張ってね」ニコッ

友「私めがァ!間違っておりましたァアア!!」ドゲサァッ

俺「………はぁ……まぁ俺んとこのは後回しにするとして……行くか。お前ん家」

友「ははぁっ!ありがたき幸せっ!!」

俺「度が過ぎると逆に腹立つな……」

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俺「到着……っと」

友「…あ、そういや何でゴミの有無なんてきいたんだ?」

俺「そのゴミとかに雨水でも溜まってんじゃねーのかなと」

友「あー……んじゃ産卵場所はそこか……」

俺「その可能性が高いな」

友「そうか……もし違ったら?」

俺「帰る」

友「帰っちゃうのぉっ!?」

俺「だってもうちょいで時期も過ぎるしよ……風物詩だと思え。な?」

友「思えるかぁっ!!」

俺「細かい奴だなぁ。掃除とかにその細かさをまわせないもんかね」

友「……すまんこってす」

俺「…ま、それは置いといてだな……庭はどこにある?」

友「あ、一旦家入らねーと行けねぇぞ」

俺「何でそんな所にゴミを置いてるんだよ……外から直で入れれならまだわかるけどよ……」

友「朝にゴミ出し忘れちゃったりとか、昔拾ったガラクタとか」

俺「小学生かお前は!?」

俺「……てかお前の家の中入るのか……塀登れたりしないか?」

友「いやぁ、防犯対策で登れないようになってんだよね」

俺「俺が空き巣だったらこの家は開けた瞬間そっ閉じするな。やったね友くん!防犯はばっちりだよ!」

友「おいやめろ」

俺「……さて、遊んでないでさっさと庭行くか」

友「おう」

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眠気が……
すまぬ、今日の投下はここまでです…

……お前ら、嗅ぎ着けるの早いね…

まぁでも、多分次の投下で終わるから!

……延々とハエトリグモたんとイチャつくSSが……書きたい

俺「ここが庭か」

友「ゴミ溜まってんのこっちだわ。来てくれ」

俺「了解、了か………うわぁ」

友「うっ」

俺「……汚過ぎねぇか」

友「…サーセン」


俺「…うわ…居るわ居るわ、アカムシの群れ」

友「これ全部幼虫かよっ!?」

俺「そうだ。…よし、とりあえず水抜き開始するぞ」

俺「よっこいせ…っと」

友「あぁーっ!?そんな一気にひっくり返したら…っ!!」


ゴキ「よろしく二キーwww」ピョコンッ

俺「…」パンッ


俺「……さて、作業作業…」

友「おい待てや」

俺「ん?」

友「ん?じゃねーよ!!今さらっと素手で殺ったけどアレってゴキブリだよなぁっ!?」

俺「まぁお前の家だし予想はしてたよ」ガサゴサ

俺「…そんな事より手伝えよ」

友「そんな事より!?」

俺「あ、そっち持ってくれ」ガッ

友「…わかったよ」ガッ


ジョボジョボジョボ……


俺「…まぁこんなもんか」

友「終わってみると案外あっけないのな」

俺「まぁ他の場所にもあるかもしれんがな」

友「まぁそん時はそん時だろ」

俺「そういう慢心の積み重ねが家を汚くするのか。参考になるな」

友「てめぇ…」


俺「……さて帰るかな…」

友「…おう。ありがとな」

俺「構わんよ」ヒラヒラ

友「玄関まで見送ってやるよ」

俺「全然嬉しくねぇ…」

友「まぁそういうなって」

俺「…勝手にしろー」スタスタ

友「おう、勝手にするわ」スタスタ

俺「…」スタスタ

友「…」スタスタ

友「あの…ユスリカだっけ」ピタッ

俺「ん?…ああ」

友「なんつーかさ、何のために増えてたんだろうな」

俺「…お前の場合はゴミに溜まった雨水だったけどよ」

友「おう」

俺「本来は川とかに産卵するんだよ。それもちょっと汚い、な」

俺「んでアイツら幼虫時代だけは飯を食うっつったよな」

友「…ああ」

俺「…まぁその幼虫の食い物は水中の有機物なんだが……まぁ結果的に幼虫が飯を食えば食うほど川は綺麗になる」

友「マジか。アイツら良い事するじゃねーか」

俺「でもアイツらの幼虫は汚い川じゃないと暮らせないんだ」

友「……て事は」

俺「成虫になって飯も食わず交尾して産卵して川を綺麗にして……そしていつか住処を追いやられるわけだ」

友「…んだよソレ……そんな事…」

俺「まぁ実際は人間がソレ以上の速度で汚してるからな」

友「…ああ…そりゃそうか」

俺「…ま、この話を聞いてユスリカって種が何で現世まで生き残ってんのかとか何のためにいるのか、とか考えてみればいい。……まぁ結局は人間の主観なわけだが」

友「…おう」

俺「……友。思考しねぇと錆びるぞ?」

友「あいにく既に錆びかけだよ……まぁ、なんつーか……色々知れて良かったよ」

俺「ん。じゃあな」

友「おう。またな」

俺「ん……またな」スッ


ガチャッ


バタン

以上で完結です

人によっちゃ不完全燃焼な終わり方だったかな。

……虫取りSSはよ書かな…

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