クオン「君は…何者なのかな?」アイオリア「尻尾が生えてる…少女?」 (11)

この話はうたわれるもの偽りの仮面で、ハクの代わりにクオンがアイオリアと出会うお話です。


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アイオリア「寒い…ここはどこなんだ…」

俺たち黄金聖闘士はアスガルドで邪神ロキと闘った後
再び消滅したはずだった…

アスガルド「まだ…まだアスガルドだというのか…?」

そんなはずはない…俺たちは確かにあの後リフィアの目の前で消滅したはず…
ゴールドクロスはエリシオン星矢達に届いただろうか…

アイオリア「馬鹿な…これは獅子のクロス…手元を離れなかったというのか…」

リフィアに託したはずのペンダントまで…なんだというのだ一体…

ええい考えるのもめんどう…とりあえずどこか人の居る場所を探し情報を得ねば…

アイオリア「どうやらアスガルドではないようだ…コスモをまったく感じない…」

あたりを見回しても雪の白景色…アイオリアはゆっくりとその場を歩き出した。

すると

アイオリア「む…邪悪なコスモ…今までに感じたことのない…これは一体…」

突如さっきを感じアイオリアは身構える

すると

雪の中から突如強大なムカデのような化け物が現れた

アイオリア「これは!?」

考える余裕も無いほどすばやい動きで大きな化け物がアイオリアに襲い掛かる

アイオリア「まさか目が覚めた直後に化け物と対峙しよう事となるとは…!」

???「君!こっちに!」

突如真後ろから女性の声が聞こえる。振り返るとアイオリアの後ろには少女が立っていた

???「なんとか目を背けさせるから…下がって…!」

アイオリア「いいや…その必要は無い…」

???「何いってるの!?君、今の状況理解してるのかな!?」

アイオリア「ああ、理解してるさ…黄金の獅子と知っていてこの俺に襲い掛かるか物の怪よ…」

???「え…何…言ってるのかな?」

アイオリア「クロスを着るまでもない…さあ、このコスモに恐怖を感じぬのならどこからでもくるが良い!」

化け物「!?」

???「タタリが…おびえてる…」

しばらくアイオリアのコスモに警戒を示していた化け物だったが無言で立ち尽くすアイオリアに警戒を解いたのか、ものすごい勢いで襲い掛かる

アイオリア「受けてみろ…獅子の咆哮を!ライトニングプラズマ!」

???「な…なぁ!?」

少女は思わず腰をつく…無理も無かった

光速の拳が一瞬でタタリという化け物を木っ端微塵にしてしまったのだ

???「今の…な…なんなのかな…?」

アイオリア「一般の人間の目で追うことは不可能な速さの拳で相手を破壊した」

???「すごい人なのかな…」

アイオリア「先ほどから気になったが…君は何者だ?」

クオン「あ…あぁ…私の名前はクオン…たまたまこの山を歩いてる道中に君がタタリに襲われているのをみて…助けようと思ったんだけどね」

アイオリア「あの化け物はタタリというのか…初めて聞く名だ」

クオン「え…タタリを知らないの…どこか別の国から来た人なのかな?それと君の名前を」

アイオリア「ああ、すまない…俺は獅子座の黄金聖闘士、アイオリアだ気遣いすまない、感謝する」

クオン「ごーるどせいんと?ししざ?住んでる場所の名前かな?」

アイオリア「住んでる場所か?俺の今の住まいはサンクチュアリだが?」

クオン「さんくちゅ…蟻?」

アイオリア「はぁ…」

頭を抱えてしまう…
どうやら今度は別の世界に迷い込んだらしい…
アテナよ…今度はどんな使命をお与えになったのか…(汗)

とりあえず状況や生い立ちをこのクオンという少女に話してみよう…

アイオリア「まあ信じてもらえないかもしれんが…」

クオン「か…神様の使いなの!アイオリアって!」

アイオリア「まあ一応はそうなる…」

クオン「で…でも納得はできるよ…タタリを一瞬で木っ端微塵にしちゃうんだから…」

アイオリア「っ…ヤマト…聞いたことの無い知名だ…」

クオン「本当に違う世界から来たって信じれちゃうくらいだね…知識の無さがそれを物語っちゃってる…」

アイオリア「仕方があるまい…とりあえず手探りでこの世界の情勢を探ってみるさ…クオンと言ったな…世話になった…」

彼女に礼を言いその場を去ろうとした直後

ぎゅ

と服の裾を掴んで話さないクオンであった

クオン「よかったら、私が集落まで案内するよ」

アイオリア「む…」

クオン「知らないでしょ?ここの世界にどこに村があったりするのとか」

結局少女の言うとおりにするしかなかった…

クオン「はぁはぁ…ちょっと…早く歩きすぎだよ…」

アイオリア「ん?すまん…ついつい自分のペースになってしまった」

クオン「超人的な体力だね…さすがは神様の使い…かな?」

アイオリア「全力で走れば世界を軽々一周できるくらいの体力は兼ね備えてる」

クオン「」

アイオリア「ほら、もう少しなのだろう?歩けないのならおぶるが?」

クオン「だ、だいじょうぶだよ!私だって長旅には慣れてるんだから!」

アイオリア「ふっ、そうか…」

ほかの中もまさか…この世界に来てるのだろうか…

また何か使命があるというのなら、闘うことがあると言うのなら…

また俺たち黄金聖闘士一同団結して…この世界を守ろう…

次回へ続く

今日は遅いのでもう寝ます
それでは

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