理樹「『彼女と喧嘩してしまいました。どうすればいいですか?」』 (59)

ある日

廊下

理樹(10月も終盤に入りこの頃は昼でも肌寒い。しかし僕には一つだけ熱いものがあった)

理樹「笹瀬川さーん!」

笹瀬川「あ、あら…直枝さん。朝からそんな大声を出してどうなされましたの?」

理樹「いやー!笹瀬川さんの顔を見かけたらつい!彼女とのスキンシップはかかしちゃいけないからね!」

理樹(そう!笹瀬川さんとの恋の情熱だ!付き合ったのはごく最近のことだ。付き合って1週間記念のプレゼントは何がいいだろう?なにがいいと思う?)

ザワザワ

「聞いたか…」

「ああ…笹瀬川って直枝と付き合ってたんだな……」

笹瀬川「や、やめてくださいませ!」

理樹「えっ、どうして?」

笹瀬川「い、いえ…ただ声が大きいですわっ」

理樹「いいじゃないか。噂になったところで困ることなんかないでしょ?」

笹瀬川「それはそうですけど…」

理樹「それじゃあまたお昼休みに!」

タッタッタッ

笹瀬川「直枝が付き合えばこうなるなんて思いもしませんでしたわ…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445777649

スレタイよく見たらおかしいな…

またある日

グラウンド

笹瀬川「次、いきますわよっ!」

取り巻き「「「はい!佐々美様!」」」

カッキーン

理樹「おおーい!笹瀬川さーん!」

笹瀬川「なっ!?」

理樹「笹瀬川さん!差し入れ持ってきたよー!」

取り巻き1「あっ、直枝さん。こんばんわっ」

取り巻き2「また佐々美様に御用ですね?」

取り巻き3「では佐々美様、あとはお任せください!」

笹瀬川「え、ええ……」




ベンチ

理樹「はいこれスポーツドリンク薄めたやつ」

笹瀬川「だ、だからやめてもらえませんこと!?」

理樹「なにが?」

笹瀬川「だからここまで来て大声で私を呼んだりすることをですわ!恥ずかしくてたまったもんじゃないっ!」

理樹「そ、そんな…」

理樹(何故恥ずかしいのだろう。広まったところで僕らの中をとやかく言う人なんていないのに)

笹瀬川「こうして足を運んでくださるのは嬉しいですが、私はもう少し静かでエレガントなお付き合いがしたいんですの!もう学校中で噂になっておりますわよっ」

理樹「ぼ、僕はただ笹瀬川さんのことを思って来てるだけじゃないか!」

笹瀬川「あなたは思い過ぎですわっ!!」

理樹「それの何が悪いってのさ!」

笹瀬川「もう少し世間体ってものをお考えになりなさい!はあ、なんでこんなのと付き合ってしまったのかしら…」

理樹「な……そんな言い方ないだろ!君だって僕のことが好きなくせにっ」

笹瀬川「ふんっ!誰があなたなんか!もう知りませんわっ」

理樹「僕だって!」







理樹部屋

理樹「はぁ…………」

真人「おいおい珍しいな。理樹のやつが凄えため息ついてるぜ」

理樹(喧嘩をしてしまった…言葉のはずみであんなことを言ってしまったけどアレが原因で別れちゃったりしたら……)

理樹「どうしよう…」

真人「なんだ、どうしたんだ?相談なら乗るぜ」

理樹「いや……」

理樹(真人に話したところでどうせろくなことにならない)

理樹「別になんでもないよ」

真人「そうか?ならいいが…」

理樹(他に相談出来そうな人は………そうだ、匿名掲示板はどうだろう!)

理樹(あそこなら気軽に相談出来るぞ!それに恋愛経験が豊富な人だっているに違いない)

真人「おやすみ…」

理樹「おやすみ」

パチッ

真人「グウ……」

理樹(学校の匿名掲示板。ここではテストの範囲から恋の相談まで幅広い話し合いが行われている。今回僕が扱うのはもちろん後者だった)

理樹「えーっと…『彼女と喧嘩してしまいました。どうすれば良いですか?』…っと」

理樹(返事はすぐに来た)


2 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
ふっ…恋の悩みか。いいだろう、詳しく状況を話してみな。


理樹(おっ、結構頼れそうな感じだぞ!)


3 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
ありがとうございます。
僕と彼女は付き合ってまだ3日と経っていないのですが、その彼女に差し入れを持っていくと何故か怒られてしまいました。なんでなんでしょうか?

4名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
なるほどな。その問いに対する答えは簡単だぜ。それは…イチャイチャ度が足りないんだっ!!


理樹(い、イチャイチャ度!?)


5 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
>>4に同意だ。
きっと彼女は付き合ったというのに何もアプローチをしていない>>1に怒っているんだろう。
明日、周りから見てバカップルだと思われるくらいのことをしてみろ!


理樹「そ、そうだったのか…勘違いしてた。てっきりヒートアップしてる僕に怒っているのかと!ようし、それならっ!」


6 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
ありがとうございます。それでは明日試してみたいと思います!

7 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
おう、行ってこい!

8 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
武運を祈る。結果報告を待っているぞ。

次の日

裏庭

笹瀬川「昨日は少し言い過ぎたかしら…あとで謝ま…」

理樹「笹瀬川さぁぁーん!」

理樹(芝生で涼んでいる笹瀬川さんにダイブした)

笹瀬川「き、きゃあっ!?」

理樹(状況を把握しきっていない笹瀬川さんに構わず頰ずりしてみた)

笹瀬川「な、な、な……」

理樹「ごめん笹瀬川さん!寂しがってたんだね!僕も寂しかったよ!」

理樹(体をがっちり抱きしめて笹瀬川さんを堪能する)

笹瀬川「ちょっ…やめ……っ」

理樹(頬が柔らかい。なんかスゴく良い匂いがする)

理樹「はぁん…笹瀬川さん…!笹瀬川さん…っ!!」

笹瀬川「やめなさいと言っているでしょうっ!!」

理樹「ぐふっ…」

理樹(ボディーブローを食らった。まったく予期していない攻撃に避ける暇もなく、ちょうどみぞおちに当たり動けない)

理樹「な、なんで…」

理樹(腹を抱えながら呻くように立ち上がった笹瀬川さんを仰ぎ見る)

笹瀬川「聞きたいのはこっちですわっ!」

理樹「ぼ、僕は…ただ笹瀬川さんの希望通りに」

笹瀬川「誰もそんなこと希望していませんわ!!」

理樹(そういうと笹瀬川さんはすたこらと行ってしまった。僕はというとまだまだ動けそうにない)

その日の夜

理樹「はぁ…とりあえず報告しておこう…」

9 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
>>1ですがダメでした。
ボディーブローを食らいました。

10 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
wwwwwww

11 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
どうしてそうなった…俺が間違っていたというのか!?

12 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
具体的にどうしたんだ?

13 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
抱きしめて頰ずりしました。僕なりに誠意を込めて下心なくやってみたんですが…

14 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:nekonekoutau
下心ないなら問題はないな(∵)
きっとそいつがイライラしてたんだろ(∵)

15 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
なら作戦を変更するしかないな!
きっともっと分かりやすい愛情が欲しかったんだろう。
次は愛を囁いてみたらどうだ?こう耳元で「愛…愛…愛……」とな

16 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
>>15
それ良いっスね!じゃあ>>1クンなりの言葉で伝えてみてはどうですカ?


理樹「なるほど…愛を囁くのか……」

続く(∵)

次の日



謙吾「ではまたな」

笹瀬川「はい宮沢様っ!」

理樹(休憩時間。廊下で笹瀬川さんを見かけた。ちょうど1人になったところだったようだ)

笹瀬川「はあ…宮沢様…やはりいつ見てもクールですわぁ」

理樹(足音を殺してそっと愛を囁いてみた)

理樹「笹瀬川さん…アイラブユー…」

笹瀬川「なぁっ!?」

クルッ

シーン

笹瀬川「い、今のは確かに直枝の声…聞き間違えかしら………」

サササッ

理樹(ふう…よし!この調子で行くぞ!)

放課後

キーンコーン

教室

笹瀬川「さっきのはやはり聞き間違いだったのかしら…」

ガサッ

理樹「笹瀬川さん、好きだよ…っ」ボソッ

ガサッ

笹瀬川「ハッ!?」

笹瀬川「い、いない…!やっぱり直枝がっ!?」

佳奈多「さっきからキョロキョロしてるけどどうかしたの?」

笹瀬川「い、いえ!……な、なんでもありませんわ!オホホホホ…」

グラウンド

笹瀬川「くっ…」

取り巻き「佐々美様。どうしてそんなに辺りを見回していらっしゃるんですか?」

笹瀬川「いいことお前たち!?直枝が近づいてきたら私にお教えなさいっ!」

取り巻き「えっ?」

笹瀬川「いいから言う通りにしなさいな!」


理樹「よーし!この調子でどんどん囁いていくぞ……!」

理樹(しかし、グラウンドに着くと笹瀬川さんが取り巻きの人たちに守ってもらうように中心で立っていた)

理樹「くっ…これじゃあ囁けない…!」

理樹(僕はいったいどうすれば……)

ダメだー薬飲んだからどうひても眠い
ぜんぜん更新出来んくて申し訳ない
明日こそ必ず

笹瀬川「ふう…流石にここまでは来ないようですわね…」

取り巻き「佐々美様?そろそろ練習に戻らないといけませんわっ。試合まで残り…」

笹瀬川「それぐらい分かっています。それでは皆さん、練習開始ですわ!」

「助けてぇーーっ!!」

笹瀬川「い、今の声は!?」

取り巻き1「あの茂みの方からです!」

取り巻き2「誰か助けを求めているようですわ!」

笹瀬川「見てきなさい中村」

取り巻き3「はいっ!」


茂み

取り巻き3「あ、あのー?誰か助けを呼び…」

ガサッ

取り巻き3「ハッ!?」


「キャーーッ!!」

取り巻き1.2「「中村さんっ!!」」

笹瀬川「まさか罠!?…するとまさかっ」

取り巻き1.2「「私達も見てきます!」」

ダダダッ

笹瀬川「お、お待ちなさい!狙いは私が1人になる…」


「「キャーーッ!!」」

笹瀬川「ああ、そんな!き、気づけば私1人に……」

ザッ

理樹「ようやく2人きりになったね…愛を囁けるためにはあの3人には少し邪魔だった。安心して?ただ眠らせただけだからさ」

笹瀬川「ひ……」

理樹「ひ?」

笹瀬川「ひぃぃぃーーーーーっ!!!」

ダダダダダッ

理樹「あ!待って笹瀬川さんっ!!」

理樹(また逃げられてしまった。今度は完璧なコンディションだったけど100m12秒フラットの実力を持つ笹瀬川さんには勝てなかった)



50 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
とりあえずただいまです…

51 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
おうどうだった?

52 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
帰ってキターーー!!

53 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:husigityan
報告が楽しみだよぉ(≧∇≦)

54 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
それが…今度は逃げられました……
「キャッ」と言われて…

55 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
どうやらまた失敗したらしいな

56 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
マジかよ…orz
なんで逃げられたんだっ!!?

57 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:hikarukiller
きっとそれは「照れ」ではないでしょうか?

58 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
>>57
どういうことですか?

59 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:hikarukiller
はい。多分彼女さんはそんなダイレクトな愛情表現に慣れてないのでしょう。きっと刺激が強すぎたのです

60 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:nekonekoutau
>>59
それは一理あるな

61 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
>>59
なるほど……今度はやり過ぎたという訳か



理樹「うーんためになるな」

62 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
>>59
そういうことでしたか。
てっきり神出鬼没に現れる僕自身に恐怖してるのかと思ってました。

63 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
>>63
やははwww彼女が彼氏に怖がるわけないじゃないッスカwwwwww

64 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
ようし!なら次は言葉ではなく行動だ!
前のように反撃されないよう後ろから近づいてキスをお見舞いしろ!きっとその単純明快な愛情表現に彼女は今までの行動に対する勘違いを改めるだろう

65 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
>>64
神 あ ら わ る

66 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
>>64
それっすね!
いや、それっきゃない!

67 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:nekonekoutau
>>64
頭いいなお前



理樹「キスだって!?………で、でもやるしかない…ここまで頼って行動を曲げる訳には!!」


68 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
分かりました。明日早速やってみます

次の日



裏庭

笹瀬川「はあ…」

小毬「さーちゃんどうしたの?」

笹瀬川「いえ…少し色々なことが起こりまして……」

小毬「さーちゃんが悲しそうな顔してたら私も悲しいよ…もし良かったら私に話してみちゃいなよユー」

笹瀬川「え、ええ…実はこの間から直枝が色々とおかしくて…」

小毬「ほえ?理樹くんがどうかしたの?」

笹瀬川「例えばいきなり抱きついて来たり、どこへいても必ず後ろから何やら囁いてくるしでストレスになりそうなんですわ…」

小毬「ほわ…それは困ったねぇ」

笹瀬川「そうなんですわ…次は何をされるかと思うと……」

小毬「うーんそんな困ったさんのさーちゃんにはそういう時にアドバイスをくれる人を紹介するよ~」

笹瀬川「アドバイス?」

小毬「うんっ。それがこの学園匿名掲示板!ここでは名前を伏せて個人の相談が出来ちゃう凄いサイトなのですっ」

笹瀬川「あら神北さん。意外とサイバーなことを知っているのですね」

小毬「えへへ~それじゃあ私は先生に呼ばれてるから後でね」

笹瀬川「ええ、何はともあれありがとうございます。寮へ帰ったら早速やってみますわ」

小毬「はーい」

笹瀬川「匿名掲示板……少し怪しいですが今の直枝に比べたらそうでも…」

ガサッ

笹瀬川「!?」

理樹「はあぁあ!」

ガシッ

笹瀬川「キャアーーーッ!!」

理樹「笹瀬川さん…ハァハァ…」

理樹(茂みの中から1人になるのを待った甲斐があった。冷静に近づくと後ろから笹瀬川さんを両手で優しく抱きしめた)

笹瀬川「な、直枝ですのっ!?」

理樹「そうだよっ!」

理樹(声だけで僕を認識してくれた。そんな笹瀬川さんの顔を見るために前へ回った)

笹瀬川「この……っ」

理樹「笹瀬川さーん!好きだぁーーっ!」

chu☆

笹瀬川「ン……ンンーーっ!?」

理樹「ハァ…ハァ……ん……ぷはぁ…」

理樹(彼女の腰に手を当てハリウッドばりの濃厚なキスをした。笹瀬川さんも今度は抵抗をしてこない)

理樹「ふぅ…どうかな?これが僕の気持ちなんだっ」

笹瀬川「……………」

理樹(なにも言わない。どうしたのかと顔を覗き込むと笹瀬川さんは……………泣いていた)

笹瀬川「あなたって人は…」

理樹(それだけ言うと去ってしまった)

理樹「あ……」



101 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
今日、実行してきました…

102 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
ん?なんか様子がおかしいな

103 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
おいおい、まさかまた殴られたとかじゃねーだろうな

104 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
いえ、実はキスしたら泣かれてしまいまして…
もしかして僕とんでもないことをやってしまったんじゃ……?

105 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
フッフッフッ!心配ご無用ですヨ!それは嬉し泣きってやつですネ

106 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
>>105
嬉し泣きですか?

107 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
ああそいつに違いねえ!
きっと自分のことを思ってくれている>>1に彼女は感動したのさ!

108 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:kamebazu-ka
わふー!それならみんなハッピーエンドってことですかっ!?><

109 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:nekonekoutau
そうなのか!Σ(∵)
良かったな>>1また明日彼女との様子を聞かせてくれ


理樹「そ、そうだったのか!喜んでよかったんだ……」

理樹(これでだいぶ気が落ち着いた。なるほど明日の笹瀬川さんが楽しみだぞ!)

同時刻

小毬・笹瀬川部屋

笹瀬川「まさか…急にわたくしの…わたくしの初めてをあんな風に…!」

笹瀬川「こんな時はもはや小毬さんの言っていたアレに頼るしかありませんわ!確かこのサイトでこうして……」


1 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
こんにちは
今日は相談に乗ってもらいたくてここに来た次第なのですが…

2 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:anego
うむ、なんでも聞くといい。このお姉さんや他の人間がアドバイスをしてくれるだろう


笹瀬川「まあなんてお優しいお方…これは打ち明けても構いませんわねっ」


3 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
はい。実は私、最近交際をさせていただいている殿方がいるのですが…最近その殿方の様子がおかしいのです
例を挙げますと、急に人目をはばからず抱きしめてきたり、私の知人を押しのけてまでして私に愛に来たり、本人の許可も得ず無理やり接吻を……と付き合い始めると散々な(付き合う前もひどいものでしたが)ことをしでかしてくれる毎日です…
それともカップルになるとこれが当たり前なのでしょうか?

4 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
それは酷いな…やっていいことと悪いことをわきまえていない野郎だぜ!

5 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
まったく、これだから女子に慣れていない輩は。
どうせ誰かにそそのかれでもしたんだろう


笹瀬川「やはりおかしいのは直枝であって私ではないのですわっ!」


6 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:anego
で、君はどうしたいんだ?
最終的に別れたいのならそれなりに尾を引かない別れ方も教えることが出来る


笹瀬川「わ、別れる!?……それは流石に……」


7 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
いえ。そこまでは行きません。ですがこういうことはもう少し控えてほしいのです

8 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
なるほど。それなら話は早い。一番シンプルなのは「距離を置く」これに限るだろう

9 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:anego
>>8
私もこれでいいと思う。きっと男もそのうち自分のしていることに気付いて暴走をひとりでにやめていくだろう

10 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
いいか?もし本気で身の危険を感じたら迷わず先生に相談するか俺たちに助けを求めるといい。必ず助けに行くぞ!



笹瀬川「まあ、なんて優しいお方達なのかしら!」


11 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
分かりました!さっそくそうしますわ!
明日から小まめに報告していきたいと思います

次の日

笹瀬川「とは言えさあ突き放せと言われても少し尻込みしてしまいますわ…」

笹瀬川「…ですがこの笹瀬川佐々美、これも彼氏のためとあらば鞭を打つ覚悟はもとより出来ておりますの!」

理樹「やあ笹瀬川さん!今僕の名前呼んでくれたのっ?」

笹瀬川「さ、さっそく……ええい!」

プイッ

理樹「え?どこへ行くのさ?」

笹瀬川「さささっ」

タッタッタッ…

理樹「え、ええー……」

2

教室



理樹「ねえ笹瀬川さん!今日はお昼ご飯一緒に食べようよ!」

笹瀬川「ふん…!」

スタコラッ

理樹「あっ!待ってよ!無視しないで!」

ガラッ

理樹「……い、いない……」

3

グラウンド

笹瀬川「さあノック練習ですわっ!」

取り巻き「さ、佐々美様…」

笹瀬川「はい?」

取り巻き1「あちらにいる直枝さんはいったい…」


ベンチ

理樹「笹瀬川さん……ひ、酷いよ…」

ヒュー……


笹瀬川「あ、あんなの私は知りませんわ!」

取り巻き2「でも直枝さんは佐々美様の大事な殿方では…」

笹瀬川「ええい、お黙り!」

取り巻き3「佐々美様………」

4



210 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
みなさん。さようなら。この学校で自殺事件があればきっと僕です…

211 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
い、いったいどうしたってんだ!?

212 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
詳しく話を聞こうじゃないか

213 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
実は今日、新しい気持ちで彼女とふれ合おうとしたんですが…どうも距離を置かれているようで……
もう1日のうち3回も接触を試みたんですがどれも無視されるばかりなんです…

214 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:hikarukiller
それは…穏やかではないですね

215 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:kamebazu-ka
わふー!!急に彼女さんの中でどんな変化がありましたんでしょうかっ!

やべえ書き溜め用の数字消すの忘れてたぜ!


216 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
僕でも分からないんです…
表情もよく読み取れなかったり……もしかして今までやってきたことは間違いだったんですかね…?

217 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
ばっきゃろう!そんな訳ねえだろっ!
と、意気込んでみたはいいが原因は流石の俺でもさっぱり分からねえな…
誰か分かるか?

218 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:ungaaaa!!!
なんだ、そんなの簡単なことじゃない。
急に>>1君に冷たくなった訳。それは他に新しいパートナーが出来たからよっ!!



理樹「ぱ、パートナー!?」

ガタッ

真人「ん………なんだぁ…?」

理樹(あまりに大きな声を出したあまり真人を起こしてしまった)

理樹「あ、いや…あはは…ごめん、真人は寝てていいよっ!」

真人「そうか………ふぁぁ…おやすみ……」

219 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
パートナー…というと……まさか…

220 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:ungaaaa!!
あなたが考えている通りよ。きっとその彼女はあなたのことに飽きちゃったんじゃないかしら?
別に裏切りなんてこの世界では良くあることよ。気にしないほうがいいわ。
それより私と組んでみない?話に聞いているとあなた結構やる男らしいわね。詳しい事情は話せないけどこの学園の地下にはとある物が隠されているの。その気になったら私に安価を投げつけてちょうだい。私と組めばそのとある物を(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

221 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
うーん…後半は置いといて他に好きな人が出来たって説は案外バカに出来ませんネ…
>>1クンは心当たりとかありますカ?


理樹「心当たり……」

笹瀬川『流石ですわ宮沢様っ!』

笹瀬川『キャー!宮沢様!今日も素敵でございますわっ!!』

笹瀬川『はあ…部屋に閉じ込められるのがあなたなんかでなく宮沢様なら……い、いや…それはそれで恥ずかし過ぎて……キャーッ』


222 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
じ、実はその…あり過ぎるぐらいにあります……

223 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:nekonekoutau
何ィ!?よくそんなのと付き合おうと思ったなお前

224 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
いやあ…まあ、色々とあったんですが…

225 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
なんにせよこいつはピンチだな…
その野郎が彼女を取った。もしくは取っている最中なんだろ?それならグズグズしてる暇はねえぜ!

226 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
>>225
まったくだな
>>1はどうしたい?もうここで諦めてしまうのか?


理樹「僕は……」



227 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
正直、諦めたくないです。
その男の子っていうのも僕の大切な友達なんですけど、それでも取られたくないです。

228 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:harutin
>>227
ヒューッ!よく言ったぞよ!!!

229 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:husigityan
ほえーよく分からないけど凄い情熱に燃えてるのですっ
私はアドバイスとか出来ないけど頑張って!応援してます!(*^_^*)

230 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
よっしゃあ!!そうと決まりゃあ早速作戦会議だ!

231 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
ああ。どうやってその彼女を狙う不届き者を退治してくれようか……

232 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
今回に関しては俺も全力で動く。自分でも驚いたが、豪華なメンバーが集まった。学校では有名な、不良をことごとく片付けてきた生徒会長、ファンが200人いる人望のヒトデ少女、サッカー部辞めて存在がギャグになった奴。
他に挙げたらきりが無いが、そうそうたるメンバーで総勢30人を超えた。出来ないことはもはやいないだろうという最強集団だ。
全員暇人だからその日は予定が…なんて奴は一人もいない
はっきり言って、俺が声を掛ければ生徒の半数以上は動くだろう
協力して全員でそいつにいたずらしたらさすがに黙ってられないだろう
ちょっと顔なじみの斎藤仲間に話つけてくるわ


理樹「わーーっ!!ストップストップ!」

233 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
そこまでしなくて大丈夫です!!
というか男の子が取った訳じゃないし!

234 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:kamebazu-ka
わ、わふー?なんだか話が分からなくなってきたです……

235 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:hikarukiller
勝手に暴走している人は置いておいて
とにかく今は様子を見るしかないですね。結果報告を待っています。

236 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
そうですね…


理樹「はぁぁ……笹瀬川さんが他に好きな人かぁぁ……」

小毬・笹瀬川部屋

23 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
実行してきましたわ
なんというか…心が痛みますがどうやら効果はあったらしいですわ

24 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:anego
まあ、そこまで好きな女に冷たくされてヘコまない男はいないだろうからな。
少しは冷静になって今までの自分の行動を考え直してくれればいいんだが…

25 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
いや、案外そいつのことだから他に男が出来たとか思っていてもおかしくなさそうだな

26 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
それはないだろう…
と、言えないのが怖いところだな

27 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
そんな!

28 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:anego
ま、今のところはこの調子で様子を見るといい。
彼氏の方からなにかアクションがあるかもしれないからな

29 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
はい。そうさせていただきますわ…

まだまだ続くぞ!

次の日

食堂

謙吾「真人、醤油取ってくれ」カチカチ

真人「あ、ああ…そりゃいいが飯食ってる時ぐらいは携帯やめろよなっ。恭介もそう思うだろ?」

恭介「ん?あー、その通りだなー…」カチカチ

真人「ってうぉい!お前もかよっ!」

恭介「まあ少しは許してくれよ。今大事なことが学園で起こってるからその作戦をみんなで考えてるんだ」カチカチ

真人「みんなだと?」

恭介「ああ。ネットの向こう…いや、もしかするとすぐそばにいるかもしれないみんなとな」カチカチ

真人「はあ…よく分からねえがこれじゃ1人で飯食ってるのと同じだぜっ!理樹は理樹で謙吾のことをずっと観察してるし」

理樹「……………」ジーッ

理樹(もし笹瀬川さんが僕以外に彼氏が出来るとしたらそれは謙吾くらいしかありえないだろう。だけど謙吾の様子は前と少しも変わらない)

謙吾「……………む?なにか俺に用か?」

理樹「いや、なんでも…」

中庭

コソコソ…

取り巻き2(川越)「ねえ渡辺さん…佐々美様の護衛に回らずここまで連れてきてどういうおつもりなんですの?」

取り巻き3(中村)「そうですわっ。ああ、こうしている間にも佐々美様のお捨てになった貴重な品の数々がゴミ箱に捨てられているかと思うと…」

取り巻き1(渡辺)「もう、2人ともまだ気づきませんの!?」

取り巻き2.3「「気づかない?」」

取り巻き1「ええ。最近、佐々美様や直枝さんの関係がどうも冷え切っているように感じてなりませんの…」

取り巻き3「勘違いでなくて?あの2人の熱愛具合…特に直枝さんの佐々美様に対する愛情はある意味救いようがありませんわっ」

取り巻き1「ええ。確かに直枝さんの方は正直引くレベルですわね…でも佐々美様の方はどうも直枝さんのことをわざと避けているように思えて仕方がないのですわ!」

取り巻き2「そ、そういえば私もそんな気がしていましたわ…」

取り巻き1「だからもしこのまま2人が別れてしまっては直枝さんはともかく佐々美様はどんな気持ちになると思う?」

取り巻き3「そんな…悲しい気持ちになりますわね……」

取り巻き1「でしょう!?だからそうならないためにもお二人に協力してほしいのですわ!」

取り巻き2「ええ!是非ともそうさせてもらいますわ!」

取り巻き3「なにか案があるのね?分かったわ!私に出来ることならなんなりとおっしゃって!」

取り巻き1「ありがとうございますわ!では耳をおかしなさい……こしょこしょ……」



…………………………


……………


昼休み

理樹(一番手っ取り早くこの問題を解決する方法がある。それは謙吾に直接聞くことだ)

理樹(しかし自分の親友に向かって自分の彼女を取ったか?なんてとても言えやしない)

理樹(本当は笹瀬川さん自身に聞きたいが避けられているしそもそも話をまともに聞いてくれるかどうか……)

「直枝さん!」

理樹「ハッ!?」

取り巻き2「もうっ。何度呼びかけても答えてくれないんだから!」

取り巻き3「まったくですわ!」

理樹(この子達は確か笹瀬川さんといつも一緒にいる……)

理樹「あ、ごめんごめん…ところで僕になにか?」

取り巻き2.3「「大アリですわ!!」」

理樹「へっ?」

取り巻き2「とにかく!」

取り巻き3「来てくださいな!」

理樹(両手を引っ張られてどこかへ連れて行かれた。なんだかこの光景に既視感を覚えた)

ちょっぴりしか書いてないけどまた夜に更新
多分今日で終わるぜ!

関係ないけどあっちのリトバスss俺も参加してみたいのにABをまだ1話すら見てないんだよなー

ABなんか批判多いけど俺大好きだよ
最初はギャグ多くて見やすいし軽い気持ちで見てみたら?

>>45
そうだよな!
いっちょ今見てるシリーズ見終わったら取りかかってみる!

同時刻

裏庭

笹瀬川「……で、こんなところまで連れてきて何の話ですの?」

取り巻き1「はい。実は私…佐々美様のことが好きなんですっ!」

笹瀬川「は、はぁーーっ!?」

笹瀬川「ご、ごほんっ!……そ、それはありがとうございますわ。私もソフトボール部の皆さんは全員好きですわよ!」

取り巻き1「いいえ、そういう意味ではありません!私は佐々美様のことを愛しているのです!!」

笹瀬川「あ……な…なん……!」

取り巻き1「聞けば佐々美様は最近直枝さんと上手くいっていないとか…」

笹瀬川「い、いやそれ以前にあなたと私は女同士であって…」




ガサガサッ

理樹(連れて行かれて気づけば裏庭まで来てしまった)

「~~~!」

理樹「うん……あの髪は…笹瀬川さん!?」

取り巻き2「しぃーーっ!!」

ポンッ

理樹(2人から手で口を押さえつけられて無理やりしゃがまされた)

理樹「モガモガ!」

取り巻き3「いいですか直枝さん?これからどんなことがあってもここから動いたり佐々美様に気づかれるようなことをしてはいけませんよ!?」

理樹(そう念を押されてからようやく解放された)

理樹(正直無理やり拘束を解くことも出来た。でもこの子たちの事だからそう悪いことは考えていないだろう)

理樹(それに注意深く聞いてみると声も聴こえてきた)

取り巻き1「…は……とか……」

笹瀬川「いや………って…」

取り巻き2「よし。それじゃあ携帯を鳴らして合図を出すのよっ」

取り巻き3「ええっ!」カチカチ



ブーッブーッ

取り巻き1「!……….よし…」

笹瀬川「?」

取り巻き1「…ですから、そんなもの私たちの間では関係ありませんわ!愛は性別を超えるんです!」

笹瀬川「で、ですが私には既に直枝という方が!」


理樹(僕の名前を…!).

取り巻き1「でも直枝さんのことが嫌いなんじゃなくて!?最近ずっと避けられてばかりですわ!」

笹瀬川「そ、それは……」

取り巻き1「では何故まだ直枝さんとお付き合いをされているのですか?もう好きじゃないというのなら別れてしまえばいいのに!」


理樹「なんだとっ…もがが!」

取り巻き2.3「「しぃーっ!!」」


笹瀬川「いえ……直枝は…あんなのですが、成り行きで付き合ってしまいましたが、それでも私は今も大好きですわっ!!」


理樹「えっ!?」


笹瀬川「…確かに最近の直枝は私に馬鹿なことばかりしてきて男としては最悪でした…でも、それもきっと直枝がこういった経験がなかったから距離のはかり方を分かっておらず、それが故つい変な行動に出ただけだと思っていますわ」

笹瀬川「あれでも根は良い人だから…どんなことがあっても私のそばに居てくれたからこそ、そう思えることなのかもしれませんわね…」

取り巻き1「佐々美様……」

笹瀬川「ふふっ…こんな気まぐれな猫のような私についてきてくれるのはあなたがたと直枝ぐらい…」

理樹「笹瀬川さぁぁあん!!!」

理樹(そんな…全部僕の勘違いだったのか!笹瀬川さんは他に好きな人が出来たわけでも、僕のことを嫌ってるわけでもなかったんだ!)

理樹(そう思うといてもたってもいられず笹瀬川さんの元へ駆け寄ってしまった)

笹瀬川「な、直枝!?いつからそこに……っ!」

理樹「ごめん、ごめん!!」

ギューッ

笹瀬川「わ、わわっ!分かりましたからその腕をおどけなさい!」

取り巻き1「いつから?ちょうど佐々美様が告白する辺りからですわ。まったく…世話の焼ける先輩です」

笹瀬川「えっ……?」

取り巻き2「やったーっ!」

取り巻き3「見事作戦成功ですわっ!」

笹瀬川「ま……まさかあなたたち私を謀ったんですの!?」

取り巻き1「謀ったなんて人聞きが悪いですわ!私たちはただ佐々美様と直枝さんの間を取り持つために行動しただけですの」

取り巻き2「その証拠に今のお二人は端から見ればとってもアツアツですわっ!!」

取り巻き3「ひゅーひゅー!」

理樹「えへへ~笹瀬川さーん!」

笹瀬川「お、お恥ずかしいからおやめなさい!彼女らに見られているでしょう!?」

取り巻き1「別に私たちは口外しませんから思う存分直枝さんも甘えてくださいっ」

笹瀬川「あ、あとで覚えてらっしゃい!……まったく…どっちが猫なのやら…」

取り巻き3「とにかくこれで…」

取り巻き2「ええっ」

取り巻き1.2.3「「「一件落着ですわっ!!」



512 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:2121hunters
>>510
だから分かってねえな!その招待状を破ってから女の子の涙を指で拭ってから殺人予告した方がインパクトあってカッコイイだろ!?

513 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
今帰りました!

514 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:nekonekoutau
おー帰ったか

515 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:kamebazu-ka
わふー…今日もまた避けられてしまいましたか…?

516 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:bakariki
いや、それが…



81 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
みなさん遅れました

82 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:anego
うむ。お姉さんはすっかり待たされたぞ
今日はどうだった?

83 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:mikozuki
また暴挙に出やしなかったか?

84 名前:以下、名無しにかわりましてKEYがお送りします [sage] ID:sasasasasa
いえそれが…

次の日

食堂

真人「鈴。醤油とってくれないか?」

鈴「『よかったな(∵)みんなでお祝いするぞ』……っと」カチカチカチカチ

真人「き、恭介。醤油とってくれ」

恭介「『だから言ったろ?俺の言う通りにすりゃ万事解決だって!』……っと」カチカチカチカチ

真人「西園……」

西園「『いいえ、2121huntersさんは混乱しか巻きおこせていませんでしたよ』……っと」カチカチカチカチ

真人「………………」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

真人「いったいみんなどうしちまったんだよォーーーっ!!!」



理樹(あのあと、笹瀬川さんと仲直りした僕はそのことをみんなに報告した。早速その記念に今週の休みにデートへ連れて行くつもりだ)

理樹(人はいろんなことですれ違ってしまうけど、やはりなんだかんだで収まるところに収まるのかもしれない……そう思った)





後日

真人「くっそぉ……」

佳奈多「あら?どうしたのかしら。元気だけが取り柄なのにそれさえない貴方なんてクズでしかないわよ?」

真人「お前…一言余計ってレベルじゃねえぞ……はあ…」

佳奈多「本当に落ち込んでるのね。なにかあったの?」

真人「いや何…ただ最近理樹たちが遊んでくれないだけさ…」

佳奈多「よく分からないけどなにか困ったことがあるならこの学園匿名掲示板で相談するといいわ。色んな人がアドバイスしてくれるから」

真人「学園匿名掲示板!?へえ、そいつは良いことを聞いたぜっ!!」








真人「よーし…散々手こずったがこれで建て方はあってるはずだ…『最近僕の友達がまったく構ってくれません。どうすれば良いですか?』っと」


恭介・謙吾・鈴・小毬・葉留佳・来ヶ谷・クド・西園・理樹「「「なるほど、これは相談に乗ってあげなくては(なくちゃ)」」」


終わり

次回
理樹、佳奈多と手錠をはめて外れないの巻

2121hunters…それが出来るのはお前だけだ

この佳奈多は真人のこと実は仲良い友達だと思ってそう可愛い

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