男「悪魔と天使がやってきた」(4)

男「…突然部屋に入ってきたけどお前ら誰なの?」

天使「だからさっき言ったじゃん。私は天使で」

悪魔「私は悪魔です」

男「あっ、そ。で、何んで俺のとこに天使と悪魔がやってきたの?」

天使「あのね、試練なんだよ」

悪魔「私たちはまだ悪魔としても天使としても半人前なのです」

天使「だからね一人前になるの!」

悪魔「一人前になるためには上の人から決められた人を私は不幸に、天使は幸せにしなければならないのです」

男「ああ、なるほど。つまり俺は悪魔のお前に不幸にさせられる恐れがあるんだな」

悪魔「まぁそうなりますね」

男「帰れ」

悪魔「え?」

男「幸せにしてくれる天使ならまだしも不幸にするとわかってて悪魔と一緒にいる意味はないからな」

天使「だめだよ」

男「何でお前が口を出してくんだ?お前は天使だし敵対してる悪魔がいないほうが良いんじゃないのか?」

天使「ちがう。あなたは既に不幸と幸せを何かしらの形で与えられると決まってる。もし悪魔があなたに悪さしなければ上層部があなたに悪さすることになる。上層部よりこの半人前の悪魔から悪さされたほうがまし」

男「そ、そうなのか?」

天使「そうだよー」

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