ハンター「よし、クエストに行くぞ」

アイルー「こっちはレッスン終わったばっかりで、疲れてるんだけど？」ｼﾞｨｰｯ


ハンター「あ、すまん。ずっと特訓させっぱなしだったな、すぐに休憩を……」ｱｾｱｾ

アイルー「はぁー、気が利かないね？　ご主人のそう言うとこ、ダメだと思うよ？」



ハンター「すまん……」ﾍﾟｺﾘ

アイルー「ま、いいけど。それで、何のクエストに行くの？」


ハンター「リオレウスに……」

アイルー「は？　またリオレウス？　女の子と出掛けるのに、毎回同じ場所って有り得なくない！？」

ハンター「でも、素材が」

アイルー「はぁー、まぁ私だからいいけど、他の子だったら嫌われてるよソレ？　私だからいいけど」


ハンター「悪いな。よし、改めて出発！！」

アイルー「待って！！」ｷﾞｭｯ



ハンター「どうしたアイルー？」

アイルー「クーラードリンクは？　リオレウスなら、クーラードリンクが必要なんじゃない？」


ハンター「あっ、忘れてた！！」

アイルー「ホント……戦ってる時以外は、私が居なきゃダメハンターだね？」

　ｶﾞﾁｬｯ

ネコート「遊びに来たよハンターさんっ」

イモート「ハンターくん、ハンターくーーん♪」ﾀﾀｯ


イモート「あそぼーっ」ｷﾞｭｯ

ハンター「ははっ、ゴメンな？　これから狩りに出掛けるんだ」



ハンター「また今度うちに来てくれ」

イモート「えーっ、せっかく来たのにぃ……」ｼｮﾎﾞﾝ


ハンター「次に会ったら、好きなだけ喉をゴロゴロしてやるから……な？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

イモート「ん。やくそくだよ？」

　しばらくして　二匹帰宅後



ハンター「やっべ、ナルガの素材も足りないんだった……アイルー、やっぱり今日はナルガにしよう？」

アイルー「……」


ハンター「アイルー？」

アイルー「ご主人、ああ言うの、良くないと思うな」



ハンター「ああ言うの？」

アイルー「ほら、幾ら子供でもさ？　勘違いしちゃうかも知れないし……」


ハンター「いやいや、何を勘違いするんだよ？」

アイルー「もしかして、ご主人てロリコン？」

ハンター「ロリコンじゃないが？」

アイルー「違うんだよね？　なら……」


ハンター「まずさ、獣趣味が無いよ？」

アイルー「え？」ﾋﾞｸｯ



アイルー「ないの？」

ハンター「ないよ」


アイルー「アイルーだよ？　ネコだよっ？　ヌコだよっ！！？」

ハンター「種族が違うじゃん。俺は人間しか愛せない」

アイルー「だって、ネコの手コキ術を覚えたんだよ？」

ハンター「なんてもんを覚えてんだ」


アイルー「苦労して覚えた、ネコの即尺術はどうすればいいのっ！？」

ハンター「頼むから忘れてくれ」




アイルー「試させてよっ！！」ｶﾞｼｯ

ハンター「ヤメろっ、ネコの舌とか、ぜってー痛いに決まってるだろ！？」


アイルー「試させてよぉぉっ！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ

ハンター「いやああああっ、インナーを破かないでえええええ！！！」

　密林　奥深く




ナルガ「……」

ナルガ「っ……」ﾋﾟｸｯ


ナルガ「今日は彼が来るのね？」

ナルガ「わかるわ」