ライラ「予定は?」 千早「相変わらず未定だそうよ」 (53)

・アイマス×モバマス
・千早とライラが色々話すだけ
・ヤマ、オチ特になし
・のんびり更新予定

よろしければお付き合いください

なお一回目↓
千早「予定は」 ライラ「未定でございます」
千早「予定は」 ライラ「未定でございます」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444832305/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445334669


千早「如月千早と」

ライラ「ライラさんのー」

「「予定は未定」」

千早「皆さん今晩は。如月千早です」

ライラ「ライラさんですよー」

千早「なんと、二回目を迎えることができました」

ライラ「喜ばしいことでございます」


千早「前回、商店街を何となくブラブラしただけだったでしょ?」

ライラ「とても楽しかったですねー」

千早「放送としてあれで良かったのか心配だったのだけれど」

ライラ「美味しいメンチカツにアイスまで頂けて大満足でございました」

千早「……薄々感じていたけれど、ライラさんって自由よね」

ライラ「そうでございますか?」

千早「おおらかというかマイペースというか」

ライラ「照れますですよ」

千早「……あと、ポジティブ」

ライラ「前向きなのはいいことでございますねー」

千早「その通りね」


ライラ「今日はライラさんのとっておきの場所にお連れしますですよ」

千早「私、詳しい話を聞かされていないのだけれど」

ライラ「行ってみてのお楽しみでございますねー」

千早「……私が色々気にし過ぎなのかしら」

ライラ「では、レッツゴーでございます」

千早「ご、ごー」


ライラ「千早さん、目的地に着くまでにお聞きしたいことがあるのですよ」

千早「あら、何かしら?」

ライラ「前回放送の感想の中に『ペタンコンビ』とあったのですが、どういう意味でございましょうか?」

千早「ペ、ペタン……?」

千早「(寄せられた他の感想から察するに、『胸がペタン』と言いたいのだろうけれど……)」

千早「……くっ」

ライラ「どうかしましたですか?」


千早「べ、別に。それはね、似た者同士とか、息の合ったコンビとか、そういう意味よ」

ライラ「おー、それは嬉しいお言葉ですねー」

千早「(なんて無垢な笑顔なの? 嘘を吐いたのが後ろめたいわ)」

千早「(でも本当のことを言って、もしこの笑顔が曇ってしまったら……)」

千早「(そうよ。そうなるくらいなら、私一人が罪悪感に悩む程度なんてことないわ)」

千早「ええ、とても光栄なことよね」

ライラ「ライラさん、これからもっと頑張りますですよー」

千早「(うう、胸が痛い)」

一旦CM

ライラさんは多分胸のこととか気にしない

再開します

あと、いまさらですが千早もライラも独自解釈を含みます
キャラ崩壊はない……はず


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ライラ「到着でございますー」

千早「ええと、この公園?」

ライラ「はいです。ライラさんの運命が決まった場所でございますねー」

千早「話のスケールが随分と大きいわ……」

ライラ「ライラさんが今のライラさんになるきっかけをくれたのです」

千早「……大切な場所、ということかしら」

ライラ「はいです。ですから、今もよく来るのですよ」


千早「どんなふうに過ごすの?」

ライラ「ベンチに座ってボーっとしたり、知らない人とおしゃべりしたりですねー」

千早「知らない人? ……って、え? ライラさん?」

――こんにちはです。大きな犬さんでございますねー

――あらこんにちは

――お散歩でございますか?

――ここ、この子のお気に入りなのよ

千早「…………こういうのがいいところ、なのよね?」


――撫でさせていただいてもよろしいでしょうかー

――ええ、どうぞ

――おおー、フカフカでございます。お利口さんですねー

――あらありがとう

千早「……あ、風が気持ちいい」


――――――
――――
――

ライラ「ただいまですー」

千早「…………」

ライラ「おや、どうしましたですか?」

千早「……普段ライラさんがどんなふうに過ごしているのか、よくわかったわ」

ライラ「? お疲れなら、あちらのベンチで一休みしますですか?」

千早「……そうね、そうさせてもらおうかしら」


ライラ「ポカポカでございますねー」

千早「本当ね。過ごしやすい、いいお天気」

ライラ「先ほどの犬さんは大きくてかわいかったのですよ」

千早「いつもあんな感じなの?」

ライラ「そうでございますねー。色んな人とお話しするのは楽しいのですよ」

千早「(ちょっと無防備すぎないかしら)」

ライラ「こうやって座っていて、声をかけられてお話しすることも多いですねー。ライラさん、目立つのでしょうか」

千早「人目を引くのは確かだけれど」


ライラ「何となく世間話をしたり、日本のことを教わったり、皆さんとても優しくて親切でございます」

ライラ「皆さん笑顔でお話ししてくださいます。笑顔はいいですねー。素敵でございます」

千早「……ライラさん、他人は自分を映す鏡っていう言葉を知ってるかしら?」

ライラ「いえ、初めて聞きますです」

千早「自分が笑っていたら相手も笑顔になるし、自分が落ち込んでいたら相手も暗くなってしまうっていう感じの意味なのだけれど」


千早「ライラさんが親切な人やいい人に出会えて、笑顔が素敵だと感じられるのは、きっとライラさんが素敵だからなのよ」

ライラ「……」

千早「ど、どうかした?」

ライラ「……千早さんの笑顔に見惚れていたでございます」

千早「え?」

ライラ「あちらでスタッフ様がメロメロになっているでございますよ」

千早「あの……へ? ………え?」

ライラ「おや、固まってしまいましたですね。この千早さんも可愛いでございます」


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   し ば ら く お 待 ち く だ さ い
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千早の再起動に時間がかかる模様
続きはそのうちに

ライラさんSR一周回して出ず

ポイントとフリトレでお迎え

残ってたライラさん5%をさっき使ったら降臨

皆さん、SS書いたらガチャで出るみたいですよ(白目


ライラ「千早さん、お帰りなさいですよー」

千早「お見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ございません」

ライラ「そんなことないでございますよ? とても可愛かったのです」

千早「へっ?」

ライラ「ほら、スタッフ様も大いに賛同のようでございます」

千早「いや、あの……」


ライラ「ライラさん二度目の運命の出会いでございますよ」

千早「二度目?」

ライラ「ライラさん小さなころから日本に興味がありまして、勉強していたのです」

千早「それで日本語も上手なのね」

ライラ「それから色々ありまして、家出することになったのですが、せっかくなら好きな日本に来てみようと思ったのです」

千早「……家出で日本にって、確かドバイ出身って聞いたような…」

ライラ「皆さん親切でしたが、お仕事でいっぱい失敗してしまいまして、お家賃が払えなくなったのですよー」

千早「……え?」


ライラ「どうしようかなと考えているうちに夜になったので、これはもうここに泊まるしかないかなーと」

千早「ここって……もしかしてこの公園?」

ライラ「はいです。今まさに座っているこのベンチでございますよ」

千早「普通に考えて危ないわよね?」

ライラ「故郷に比べれば過ごしやすいですので、2~3日なら大丈夫でございますよ」

千早「いえ、そういう意味ではなくてね」

ライラ「そんな時に声をかけてくださったのが、プロデューサー殿なのです」

千早「(聞いてくれない)」


ライラ「親身に話を聞いてくださいまして、なんとご飯と泊るところのお世話をしてくださったのですよ」

千早「ライラさんついて行っちゃったのね。……怪しい人じゃなくて良かったわ」

ライラ「翌朝には何とライラさん、アイドルにスカウトされたのでございます」

ライラ「アイドルのお仕事でお家賃払えます。プロデューサー殿に一宿一飯の恩を返せます」

ライラ「良いことずくめでしたので、ライラさんはアイドルになったのです」

千早「(……ライラさんが変なところでだまされたりしないか心配になってきたわ)」


ライラ「ということで、この公園はライラさんの出発点なのですよ」

千早「そんな偶然がなければ、私もライラさんに会えなかったのね」

ライラ「おー、そういえばそうでございます」

千早「一歩間違えれば大変なことになっていたかもしれないわけだし」

ライラ「結果よければすべてよしでございますよ」

千早「(ライラさんのプロデューサーさん、しっかり守ってあげてください)」


 くぅ~~


千早「?」

ライラ「お恥ずかしい。ライラさんお腹が減ってきましたですよ」

千早「こんな公園に来るってわかっていたら、何か用意することも出来たのだけれど」

ライラ「……ライラさん痛恨のミスです」

千早「どうしたの?」

ライラ「ライラさんが目的地を秘密にしたばっかりに、千早さんの手料理をいただく機会を逃してしまいました」


千早「そ、そんなに大した腕前ではないのよ?」

ライラ「千早さんの手料理なら美味しいに違いないのですよ」

千早「いえ、だからね?」

ライラ「……残念でございます」

千早「もう、わかったわ。次回の予定は相変わらず未定だけど、機会があれば、ね」

ライラ「おお、本当でございますか!?」

千早「ええ、約束」

ライラ「やりました! ライラさんやりましたですよ!!」

千早「(こんなに喜んでもらえるなら、頑張らないとね)」


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千早「ライラさん、この辺りにお勧めのお店はあるかしら」

ライラ「どうしましたですか?」

千早「いい時間だし、お腹空いているんでしょう?」

ライラ「おー、ありますですよ」

千早「じゃあ、行ってみる?」

ライラ「はいです」


――――――
――――
――

千早「駄菓子屋さん?」

ライラ「テレビが大丈夫か聞いてくるですよ」

千早「え、ええ」

――こんにちはでございますー

――はいはい、いらっしゃい

――えへへー、今日はライラさんテレビで来ているのですが、よろしいでしょうか?

――大丈夫じゃないかねぇ

――ありがとうございますです


ライラ「よろしいそうですよー」

千早「よく来るの?」

ライラ「はいですよ。ここのおばあさんとは公園でお知り合いになりましたです」

千早「最近こういうお店見なくなったわね」

ライラ「そうなのですか? 色んなものがあってお安いので、ライラさんは好きなのですが」

千早「私も小さいころは似たようなお店に通ったわ」

ライラ「ライラさんはもちろんアイスでございますが、千早さんはどうしますです?」

千早「そうね、さくらんぼ餅にしようかしら」

ライラ「この前は千早さんに買ってきてもらったので、今度はライラさんが買ってくるでございます」

千早「それじゃあ、お願いするわね」


ライラ「おばあさん、今日はこれにするですよ」

――はいよ。いつもありがとね

ライラ「では、お店の前のベンチをお借りしますー」

――ゆっくりしてっていいからねぇ

千早「なんだか可愛らしいおばあさんね」

ライラ「時々おまけしてくれるのです」

千早「随分と仲がいいのね?」

ライラ「仲良しさんですよー」

千早「ふふ」


ライラ「……やっぱりアイスはいいですねー」

千早「これも、なんだか懐かしい味だわ」

ライラ「なんだかのんびり、でございますねー」

千早「ライラさんは、アイドル楽しい?」

ライラ「あー、まだまだ分からないことが多いので大変でございます」

千早「確かにそうかもね」

ライラ「でも、こうして千早さんとお仕事が出来るのは、とても嬉しいです」

千早「……ライラさん」


ライラ「アイドルにしてくださったプロデューサー殿には感謝しないとですねー」

ライラ「ですが、ライラさんはまだあんまり売れてないので恩返しが出来てないですよ」

千早「そんなに気にすることはないと思うのだけれど」

ライラ「そこで、ライラさんは目標を持つことにしたのです」

千早「目標?」


ライラ「ライラさんは、千早さんみたいなアイドルになりたいですよ」

千早「……え、私?」

ライラ「はいです」

千早「とても光栄なことだけれど……私でいいの?」

ライラ「ライラさんうまく言えなくてもどかしいのですが、先ほど公園でお話ししていて、そう思ったのでございます」

千早「(二度目って、そういうことなのかしら?)」

ライラ「御迷惑でしょうか?」

千早「いいえ、とても嬉しいわ」

ライラ「良かったですー」

千早「(私も、この笑顔に負けないようにしないとね)」


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ライラ「おや、もうお時間でございますか」

千早「二人でおしゃべりしていただけで良かったのかしら」

ライラ「スタッフ様からはOKが出ているので大丈夫でございますよ」

千早「それなら、まぁ、いいのかしら」

ライラ「ライラさんはいろんなお話が出来て楽しかったですよ?」

千早「それは私も同感」

ライラ「おー、心が通じ合うというものでございますね」

千早「そ、そうなのかしら」


ライラ「というわけで今回はライラさんお気に入りの公園からお送りしましたですよ」

千早「次回放送は……またしても未定、だそうです」

ライラ「番組ホームページに寄せられたご意見、ご感想がカギになるそうですー」

千早「いったいどうなることやら」

ライラ「次回があれば、千早さんの手料理が頂けるのです」

千早「あ、覚えてたのね」

ライラ「ですので、テレビの前の皆さんよろしくお願いしますですよ」

千早「(目が本気だわ)」

ライラ「それではお別れの時間のようでございますよ」

千早「如月千早と」

ライラ「ライラさんのー」

千早「『予定は未定』をお送りしました」

ライラ「さよならですよー」

千早「……料理、誰にアドバイスしてもらおうかしら」


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【収録後】

モバP「お疲れ様、ライラさん」

ライラ「おー、プロデューサー殿。今日のライラさんはいかがでしたか?」

モバP「ライラさんらしさが出ていて、とてもよかったと思いますよ」

ライラ「嬉しいお言葉ですねー」

モバP「ライラさんが買い食いする場所も分かったことですし」

ライラ「あー、いつもではないのでございますよ?」

モバP「わかっていますよ。それだけ余裕が出てきたということでしょう?」

ライラ「そうですねー。時々贅沢できるようにはなってきたです」

モバP「頑張ってきた甲斐があったというものです」


ライラ「でも、ライラさんはこれからもっと頑張らないといけないでございます」

モバP「『あの』如月千早さんが目標ですからね」

ライラ「千早さんみたいな素敵なアイドルになれるでしょうか」

モバP「簡単ではないですね。目標はとても高く、遠いのが現実です」

ライラ「難しいでございますか」

モバP「それに、ライラさんはライラさんですから。如月さんにはなれませんし、その必要もない」

ライラ「どういうことでございますか?」

モバP「ライラさんだから見えるもの、感じられるものがあるはずです。それを大事にしていきましょう」

ライラ「うーん、よくわからないのですよ」


モバP「今のままでいい、ということですよ」

ライラ「それでは千早さんに追いつけませんです」

モバP「もちろん、レッスンはどんどん増やしていきますよ?」

ライラ「おぉ、なかなか厳しいでございますね」

モバP「ですが、アイドルとしての軸を変える必要なないと思います」

ライラ「軸、でございますか?」

モバP「ええ。ライラさんならトップになれる、そう信じていますから」

ライラ「プロデューサー殿のお言葉はとても嬉しいですねー」

モバP「それでは帰りましょうか」


ライラ「あのー、プロデューサー殿?」

モバP「今日も収録中に頂いていたようなので、ご褒美はなしですよ?」

ライラ「うぅー、意地悪でございます」

モバP「明日からのレッスン、頑張れたら考えておきましょう」

ライラ「本当でございますね? 約束しましたですよ?」

モバP「ええ、もちろん」

ライラ「ライラさん頑張りますよー」


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【放送後】

千早「一応、どうするかは考えておいたほうがいいわよね……」

響「おっはよーございまーす」

千早「あら我那覇さん、おはよう」

響「あれ、千早だけ?」

千早「音無さんが買い出しに行くっていうから、留守番しているところよ」

響「そっかー。あ、自分お茶入れるけど千早も飲む?」

千早「ええ、お願いしてもいいかしら」

響「じゃあちょっと待っててね」


千早「(そういえば我那覇さん、確か料理が得意だって……)」

響「それにしても、最近みんな揃うことが少なくなったよね」

千早「そうね。でも、お仕事をもらえるのはありがたいことだわ」

響「そうなんだけどね……はい、おまたせ」

千早「ありがとう」

響「そういえば千早、この前の放送観たぞ」

千早「この前のって?」

響「ほら、CGプロのライラって子とやってる番組」

千早「そうなの……って、なんでニヤニヤしてるのかしら」


響「いやー、ああいう風にのんびりおしゃべりしてる千早が新鮮で面白かった」

千早「……なぜか素直に喜べないわね」

響「あんなに自然に笑ってる千早は、少し前からは想像もできなかったからね」

千早「それはまぁ、そうかもしれないけれど」

響「それで、次回の予定は?」

千早「残念ながら未定よ」

響「なんか変な企画だよね」

千早「そうね。それに、そんな状態でこんなことを聞くのも変かもしれないけれど……」

響「どうしたの?」

千早「私でも簡単に出来るお弁当って、どんなものがあるかしら」


響「お弁当って……ああ、そういうことか」

千早「いえね、約束した手前、準備くらいはしておいて方がいいかなって」

響「ふーん」

千早「またそうやってニヤニヤする」

響「ウソウソ。共演者とも仲良くやってるんだなぁ、ってなんか嬉しかっただけさー」

千早「なんだか保護者みたいなセリフね」

響「千早って、大人びてる割に変なとこで子供っぽいからなー」

千早「自覚がないわけじゃないけど……」


響「サンドイッチとかどう? パンで具を挟むだけだから失敗のしようがないよ?」

千早「確かに、それなら私にも作れるけれど」

響「パンの種類とか、具材とかでいくらでも工夫できるし」

千早「……そうね、その辺りが無難かもしれないわね」

響「これなら頼れるお姉さんの面目も保てるさー」

千早「またそうやってからかうんだから」

響「不安があったら、この響お姉さんを頼ってもいいんだよ?」

千早「いざとなったらお願いするわ、響お姉さん?」

響「うがー。頭を撫でるのはやめるさー」

千早「ふふ。やられっぱなじゃ不公平ですもの」

響「……千早も強くなったよね」

千早「もしそうなら、みんなのお陰よ」


<続くかも>

街角リポート風、が迷子になってしまいました
次のネタもあるにはありますが、やはり街角リポート風が迷子です

お付き合いいただきまして、ありがとうございました

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