(モバマスSS)岸部彩華「少し大人な打ち上げ会~?」 (14)

デレマスSSです。
よろしくお願いします。

今回はちょっとした縁(イベント限定ガチャチケ)で出会った
今まで書いたことが無い子にチャンレンジしてみました。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445222309

(某日:事務所)

プロデューサー(以下、モバP)「う~ん…どうしたもんか…あの3人っていうバランスがまた…」

岸部彩華(以下、彩華)「プロデューサーさ~ん♪怖い顔しちゃってぇ、どうしたの~?」

モバP「あ、彩華か…いや、ちょっと打ち上げの企画に困っててさ…」

彩華「打ち上げの企画ぅ?」

モバP「この前、楓さんと穂乃香とありすで宿泊ロケがあったんだけどさ…」

彩華「えっとぉ…『クールな3姉妹の旅行満喫レポ』でしたっけ~?」

モバP「そうそう、それそれ…そこでちょっと問題が起きてさ…」

彩華「問題ぃ~?」

モバP「スタッフさんには一応注意したんだけど、かなりありすを子ども扱いしちゃったらしくてさ…」

彩華「あらあらぁ~、ありすちゃん、もしかしてプンプン~?」

モバP「そういうこと…今回はイチゴパフェにも釣られなくてさ…どうしたもんかなぁ~と…」

彩華「少し大人扱いできそうな打ち上げにしたい…ってことぉ?」

モバP「出来ればね…でも、俺の予算や楓さんと穂乃香も考えると難しくてさ…」

彩華「プロデューサーさん、大変ですねぇ…」

モバP「何か上手い方法が無いもんかなぁ…少しオシャレに出来るだけでも違うんだけど…」

彩華「少しオシャレねぇ~…あぁ!いいこと思いついちゃったぁ♪」

モバP「ん?何か浮かんだのか!?」

彩華「ねぇ、プロデューサーさん、その打ち上げっていつ頃にやるのぉ?」

モバP「え?えっと…まだ検討中だけど…」

彩華「じゃあ~、1番近い3人が集まれる日はいつぅ~?」

モバP「ちょっと待ってな…えっと…明後日かな。そこなら全員レッスンだから連絡すれば大丈夫かな」

彩華「明後日ねぇ~、あやかは明日は午前だけお仕事でぇ、明後日は3人とレッスンねぇ~」

モバP「な、何か案があるのか?」

彩華「えっとぉ…ここでぇ…うん。何とかなるかも~でもぉ…」

モバP「でも?」

彩華「場所が難しいなぁ~、プロデューサーさん、ここを使ってもい~い?」

モバP「事務所で…打ち上げ?」

彩華「そういうことぉ!あやかが頑張っておもてなししちゃいますよぉ~♪」

モバP「えっと…他の予定は…大丈夫か。…すまない、彩華に頼んでもいいか?」

彩華「うふふ~、あやかにお任せあれぇ~♪あ、でもでもぉ…」

モバP「ん?」

彩華「大成功したら、ご・ほ・う・び・欲しいなぁ~?」

モバP「…分かった。どっか連れて行ってあげよう。あとかかった費用は教えてくれよ?」

彩華「う~ん…あ、じゃあ~、あやかが使ったと思う金額くらいでお返しをしてくれるってことでぇ~」

モバP「それはまた読み難いお題だな…」

彩華「うふふ~♪女の子3人の悩みよりも簡単だと思いますよぉ~?」

モバP「分かった。それくらいは頑張るよ」

彩華「楽しみにしてますねぇ~♪」

(打ち上げ当日:事務所の接客スペース)

橘ありす(以下、ありす)「…で、何で事務所で打ち上げなんですか?経費削減か何かですか?」

モバP「いや、そういう訳じゃないんだよ…」

綾瀬穂乃香(以下、穂乃香)「プロデューサーさん…タジタジですね…」

高垣楓(以下、楓)「ありすちゃん…橘っていうより…いらだちばなちゃんですね…」

穂乃香「…ぴにゃこら太でも機嫌直らないし…私もお手上げです…」

モバP「今日は、ちょっと変わったおもてなしをしたくてさ…あ、このフルーツとかお菓子つまんで待っててくれ」

楓「あの…お手拭は?」

モバP「お、いけないいけない、これな」

ありす「…準備が下手ですね…」

モバP「ごめんな…じゃあ、飲み物を持ってくるから待っててくれ」

(給湯室)

モバP「はぁ…まだまだ機嫌はナナメだな…」

彩華「大丈夫大丈夫~♪プロデューサーさん、笑顔でいきましょう~」

モバP「そうだな…で、最初は?」

彩華「まず全員にこれを配ってくださぁい。あ、これが説明書ですぅ」

モバP「綺麗な黄色だなぁ~グラスに飾ったカットフルーツも可愛い…えっと…シンデレラ?」

彩華「そういう名前のノンアルコールカクテルですよぉ♪」

モバP「へぇ…うちの事務所にピッタリだな…」

彩華「そう言ってくれると思ってましたぁ~♪じゃあ、持って行ってあげてくださいねぇ~」

モバP「ありがとう。うん、行ってくる!」

(接客スペース)

モバP「お待たせいたしました…こちらが、最初のドリンク…シンデレラです」

楓「まぁ~、綺麗」

穂乃香「カットフルーツが可愛いけど…どこか大人っぽいですね」

ありす「……」

モバP「ノンアルコールのカクテルだから気にせず飲んでくれ」

楓「では、みんなで乾杯しましょうか♪」

穂乃香「そうですね。ありすちゃんも…」

ありす「はい…」

楓「では…乾杯♪」

2人「「かんぱい!」」

モバP「……」

楓「えっと…オレンジとかパイナップル…でしょうか?酸味が心地良いです」

穂乃香「…うん…レッスンで疲れた体にスッと入ってきますね…」

ありす「……」

楓「ありすちゃんはどう思う?」

ありす「…はい、その…美味しい…です」

モバP「(ありす…今回は相当へそ曲げてるなぁ…)では、1人1人用のドリンクをお持ちしますので、お待ち下さい」

楓「何だか、プロデューサーさんはウェイターみたいですね」

穂乃香「プロデューサーさんは飲まないのですか?」

モバP「1人1人用のドリンクを持って来たら俺も飲むよ。じゃあ、持ってくるな」

(給湯室)

彩華「あ、おかえりなさい~。どんな感じですかぁ?」

モバP「上々かな…でも、ありすはまだへそ曲げてる感じが強い…」

彩華「あらぁ~、今日のありすちゃんは強敵ですねぇ~」

モバP「そんな感じ…ありすの機嫌は彩華の手腕にかかってるかもな」

彩華「う~ん…もしかしてぇ、あやかって責任重大ぃ~?」

モバP「あ、いや、そういう意味じゃないから…」

彩華「うふふ~♪大丈夫ですよぉ、あやかにお任せあれ~♪」

モバP「ありがとう…で、次に持って行くのは…4つ?」

彩華「3つはゲストさん用でぇ~、これはプロデューサーさん用の…ね?」

モバP「ありがとう…で、これが説明書…と…確かに…これなら大丈夫かな」

彩華「あやかはぁ~、ここで待ってますねぇ、ありすちゃんのと穂乃香ちゃんのはおかわり作れるから~」

モバP「何から何まで…本当にありがとう」

彩華「大丈夫ですよぉ、だって、ごほうびが待ってますしぃ~♪」

モバP「そうだった。じゃあ、行ってくる」

彩華「行ってらっしゃいませぇ~♪」

(接客スペース)

モバP「お待たせしました」

楓「まぁ、色とりどりのグラス…綺麗ですね~」

穂乃香「可愛いですね」

ありす「ぁ……」

モバP「じゃあ、1つ1つ説明しながら…まずは楓さんのを…」

楓「私のは…梨…でしょうか?」

モバP「梨の日本酒サングリアです…おかわりはありませんので、じっくり楽しんでくださいね?」

楓「日本酒のサングリア…オシャレですね♪ゆっくり、いただきます」

モバP「穂乃香のは…ヴァージン・ピニャコラーダっていうノンアルコールのカクテルだよ」

穂乃香「ぴにゃこら太?」

モバP「ピニャコラーダ…パイナップルとか使ったカクテルに使う名前だよ」

穂乃香「そうなのですか…あ、あの…ぴにゃこら太と一緒にお写真を撮ってもいいですか?」

モバP「いいよ。好きなように楽しみ…で、ありすのは…クラッシュイチゴのシャンパン風…どうだ?」

ありす「…ぁ、あの…その…」

モバP「イチゴを大人っぽく使って、これならありすに似合うと思ったんだけど…」

ありす「えっと…その…とても綺麗だと思いますし…好きです。あ、ありがとう…ございます」

モバP「良かった…」

楓「おへそを曲げる時間が長いと戻すのも大変になっちゃいますね」

ありす「私はいつでもす、素直です」

穂乃香「ぴ~にゃ、ぴにゃ♪」

モバP「じゃあ、俺も席に着こうかな…で、味はどう?」

楓「梨と日本酒の風味がたまりませんね…ハマっちゃいそうです♪」

穂乃香「すてきなお味で…美味しいです」

ありす「美味しいです」

モバP「良かった…流石に日本酒の用意は無いんだけど、穂乃香のとありすのならおかわりが作れる…かも」

ありす「本当ですか?」

モバP「本当だよ」

ありす「じゃあ、もう1杯で…許してあげます」

モバP「ありがとう」

(給湯室)

彩華「作戦はぁ、大成功みたいですねぇ~♪」

楓「彩華ちゃんが…準備してくれていたんですか?」

彩華「楓さん?あ、あやかはぁ、ちょっと通りかかっただけですよぉ?」

楓「じゃあ、そういうことにしておきますね♪…ところで、梨はもう無し…なんでしょうか?な~んて」

彩華「…楓さんには敵いませんねぇ~…プロデューサーさんの味見用しか残ってないんですけどぉ…あげちゃいますぅ」

楓「うふふ♪とっても美味しかったから、欲張っちゃいました」

彩華「あんまり離れていると怪しまれちゃいますよぉ?」

楓「そうですね…じゃあ、そろそろ戻ろうかしら…ありがとう、彩華ちゃん」

彩華「いえいえ~♪」

楓「プロデューサーさんから、たくさんお返しもらっちゃってくださいね♪」

彩華「え?…かえでさ…行っちゃいましたぁ…」

彩華「…もしかしてぇ、あやかのこと、全部読まれてたのかしらぁ~?」

彩華「やっぱりぃ…楓さんは強いですねぇ~」

(事務所:打ち上げ後、全員を送り終わったPと彩華)

モバP「本当に助かったよ…ありがとう、彩華」

彩華「いえいえ~、あやかはぁ、プロデューサーさんの役に立ちたくてやっただけですしぃ」

モバP「夏のときも思ったけど…どこでそういう知識を仕入れてくるんだ?」

彩華「うふふ~♪そ・れ・はぁ、女の子の秘密ですよぉ~」

モバP「秘密か…」

彩華「女の子の秘密はぁ、美しさへのスパイスにもなりますからねぇ~♪」

モバP「それもそうだな…あ、アレだお返しはいつしようか?」

彩華「あやかは急がないからぁ、プロデューサーさんの予定に合わせますよぉ?」

モバP「そ、そうか…」

彩華「分割払いにも対応していますぅ~♪」

モバP「それだと利子が発生しそうだな」

彩華「利子はぁ、あやかをしっかりプロデュースすること…とかぁ?」

モバP「そうだな…イベントの主役に抜擢してもらえるように頑張らないとな…」

彩華「あ、でもぉ、プロデューサーさんが無理しすぎちゃうのはぁダメかも~」

モバP「分かったよ。じゃあ、今度飯に行こうな」

彩華「ご指名ぃ、待ってますねぇ~♪」


終わり

以上です。

岸部さんって、どう見ても龍が如くに出演されてそうだけど、
セリフを読むとしっかりした王道アイドルでとても気の利く子なんですよね…。
そんな頑張り屋の彼女にスポットライトが当たってくれるといいなぁ~。

そんな小言を書いて、締めます。
願わくば誰かの暇つぶしになりますように…

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