仗助「俺が時を”直した…”」(32)

…」スタスタスタッ

身長195センチはあろう男!

彼は今、不安を抱えているッ!

かつて味わった事のないほどの胸騒ぎ!

そして怒り!

我々はこの男を知っているッ!

かつて、柱の男達と戦いそして勝利した男ッ!

友人のバンダナは今も彼の懐に_

ジョナサン・ジョースターだッ!

グダグダ展開、数々のミスがあると思いますが笑って見逃してください。

かつて祖父

ジョセフ・ジョースターを死に追いやったディオ・ブランドー

奴が現代に蘇ったのだ!

これだけでも胸…いや

心臓が掴まれているような嫌な感覚

それに加えて僕の孫…

彼に'異常'が起きているなんてッ!



「おわぁッ!?ちょっとちょっと!そんなに俺に近づかないでくださいよぉーッ!」

刑務所の檻の中で一人の青年が慌てふためく。

ジョナサン「大丈夫だ。君は何も恐れる事はない」

檻の中の孫…空条仗助に優しく語りかけるジョナサン。

仗助「じいちゃんには分からないかもしれねぇかもしれないスけど…」

仗助「俺は…」

仗助「悪霊に取り憑かれているんだッ!」

ジョナサン「うーむ…」

仗助は話を聞ける状態じゃない。

なんとか檻から出して落ち着かせないと…

「ジョースターさん。ここは私に任せてください」

ジョナサンの背後から一人の男が現れる。

ジョナサン「アヴドゥルさん?一体何を…」

アヴドゥル「この方法が一番早く理解させられますからな…」

アヴドゥルの背後で紅い何かが浮かび上がる_

アヴドゥル「マジシャンズ・レッド!」

ジョナサン「!」

紅い鳥のようなビジョンがアヴドゥルの隣

アヴドゥル「マジシャンズ・レッド!」

ジョナサン「!」

紅い鳥のようなビジョンがアヴドゥルの隣に現れるッ!

ジョナサン「アブゥドル!君は一体何をするつもりだ!」

声を荒げるジョナサン。

仗助「!」

アブゥドル「マジシャンズレッド、檻を焼け」

グワアアァ

アブゥドルのビジョンが火を吐き、檻を焼き尽くす!

あとは仗助を出すだけ…

ここでジョナサンは異変に気付く。

檻がある。

アブゥドルが焼き溶かした筈の檻が。

'元に'戻っている。

仗助「…」ドドドド

仗助「だから言ったんだ…」ドドドド

仗助「そして…」

仗助の前にも謎のビジョン。

仗助「出ちまったじゃねぇか…ッ!」

アブゥドル「ここまでハッキリとした形で出せるとは…ッ!」

ジョナサン「これが…仗助の幽波紋_ッ!」

空条家

仗助[なんて事があったな…。いきなりこの幽波紋とかいう奴で攻撃してくるなんてよぉ~。ちょっとだけだがびびっちまったぜーッ!]

仗助[それに…]

青年は未だ眠ったまま

仗助[なんで命を狙われなきゃいけねぇだよぉ~ッ!]

ジョナサン「仗助…この子は一体…」

仗助「え?あ、あぁ、なんかいきなり俺に遅いかかってきたんスよ!」

花京院「君より僕の髪の方が洗練されているな」バーzン

仗助「どういう意味だ…?てめえ」

花京院「言葉通りの」

仗助「ドラァッ!」

花京院「うぐ!?」

仗助[まあやられる前にやるって言葉もあるしなぁ~!正当防衛って奴だよな!]

花京院「…!」

アヴドゥル「目を覚ましたか!皆離れるんだ!」バッ!

ジョナサン「!」

花京院「ここは…?」

仗助「おいアンタ…ここで暴れるってんなら今すぐぶっ飛ばすぜ…」ドドドド

花京院「…」ドドドド

花京院「ここは日本ですか?」

仗助「…へ?」

予想もしていなかった言葉を聞き肩透かしを食らう仗助達。

アヴドゥル「…ちょっといいかな?」

花京院の額を見るアヴドゥル。

アヴドゥル「…ない」

仗助[ないってどういう事だぁ!?まさか頭の一部か!?頭の一部を俺が_」

アヴドゥル「肉の芽が無くなっている…」

仗助「に、肉の芽?なんなんスかそれ?」

ジョナサン「DIOの細胞だよ」

仗助「細胞?なんだってそんなもんがこいつの頭に?」

ジョナサン「DIOは気に入った相手に肉の芽と呼ばれる細胞を打ち込みその人物を操り人形にする…」

仗助「だからこいつが遅いかかってきたのか…。ん?なんで俺なんかを狙うんスか?俺特に誰かから恨み買うような真似はしてないと思うんだけどなぁーッ」

ジョナサン「いや…君だけじゃない」

ジョナサン「僕たち一族を奴は狙っているんだ」

仗助「一族を?なんたってそんな事を?」

ジョナサン「わからない…奴が一体何を考え、望んでいるのか…」

花京院「…DIO」

アヴドゥル(肉の芽を取り除き、檻を元に戻す…仗助の幽波紋の能力はいったい…?)

言い忘れてましたが話の進み方はOVAと同じ感じです

仗助[どうやら自体は俺が思っている以上にやばいようだなぁ…人を無理矢理操るなんて気にいらねぇ…]

ガタン

台所のほうで何かが倒れる音がする。

ジョナサン「…まさかッ!」

弾かれたように台所に向かうジョナサン。

[そんな…ッ!]

[ホリィッ!]

仗助「お袋ッ!?」

ホリィ「ハァ…ハァ…」

見るとホリィの首から植物のツタが這い出てきている!

ジョナサン「やはりホリィも…この幽波紋はその人物の闘争心にて制御するもの…」

ツタはイバラとなりホリィの首筋を傷つける。

ジョナサン「ホリィには闘争心のような激情はないッ!逆に幽波紋に蝕まれていくッ」

ジョナサン(悔しいッ!僕の力ではこの幽波紋は治せないッ!癒せないッ!。'あの時'の力なら…ッ!)

仗助「お、おいなんだよこれは…」スッ

ホリィに近づく仗助。

ジョナサン「気をつけるんだ仗助ッ!この幽波紋はお母さんの意思とは関係なく動く!」

ズウゥ…ンッ

アヴドゥル「仗助の幽波紋が現れたぞ!」

仗助の背中から浮き出るように現れる幽波紋。

幽波紋はホリィの首に手を置く。

ズグンッ!

なんとッ!ホリィの首にあった傷が'消えて'いたッ!

ジョナサン「これが仗助の幽波紋!」

その様子を見ていたアヴドゥルは納得した。

アヴドゥル「…なるほど。先ほどの檻もこの幽波紋の能力によるもの…。」

ジョナサン「ホリィの様子がッ!」

見るとホリィの顔が先ほどより安らかなものになっている!

ジョナサン「このホリィの痛みは幽波紋によるものッ!僕の波紋ではいまいち傷は癒せないが同じ幽波紋ならッ!仗助の幽波紋なら癒せるッ!」

アヴドゥル「…この様子ならもって一ヶ月半といったところ…」

アヴドゥル「仗助の幽波紋でも限界はある。今から一ヶ月半の間にDIOを倒すしかないッ!」

仗助「…なら今すぐにでも行きましょう。DIOって奴は何処にいるんスか?」

ガァン!

ジョナサンはカメラを叩き割った。

ジョナサン「…そう言ってくれると思っていた。だけど場所はわからない。わかるのは…」

カメラから出た写真を拾う仗助。

首に星型の痣を持つ男が映っている。

ジョナサン「その写真の男がDIOと言うことだけだ」

仗助「…病み上がりなとこ悪いけどよー。この男とは何処で会ったんだ花京院」

花京院「…僕は家族と旅行中に…エジプト、ナイルを旅している時に奴と出会ったんだ…」

花京院「それから何も覚えていないんだ…」

仗助「エジプトとナイル…それだけじゃあ何処にいるかわからねぇなぁ~。…ん?」

写真を見て気付く仗助。

ニューヨークのジョナサンですね
実はあの話の作者です。長らく放置しっぱなしだったので続編をと思いまして…

仗助「ここに…」

鉛筆で写真を指差す仗助。

バッ!

その鉛筆を掠め取る幽波紋。

仗助「お、おい」

ガガガガガッ!

机に向かって殴り描きする幽波紋

アヴドゥル「これは…」

ジョナサン「見たことがある。生息地は…」



仗助「…俺のスタンド…もう少し使い方慣れねぇとなぁ~ッ!全くよ~!」

海の上。

仗助のスタンド。

クレイジー・ダイヤモンドの活躍によりDIOがエジプトに潜んでいることが判明する。

そこで仗助、ジョナサン、アヴドゥル、そしてDIOに'借り'を返すために花京院

ジョースター一行はエジプトに向けて飛行機に乗り込んだ。

そして…沈没。

ジョナサン「船だと時間は掛かる…なにより嫌な予感がしたから飛行機にしたんだが…」

やっぱり乗り物運が悪いらしい

実際1部、2部と違って登場人物が多い三部ですが、本来承太郎が関わらなかった、参加しなかった話、戦闘はカットしていいものか…

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