【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩⅤ【幻想入り】 (453)

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     |/  人小 ∧    '       u ノ ノ//.ノ /   ` ー一
     {  /イノ'ノィ个 ノ⌒つ-‐,   ,.(,'{ /i {´ 人{
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      .′     {  ' ノ⌒爪__ノ  从|{ト{ 、
     ∧      { |    ´ ̄ Y ̄}{_ ノノ,八li ハ
   ,/:::::\    ∨|    瓜ノ__}「~´. _rュ、′ ヽ
  ノ \::::::`ヽ、  }人   j /:::|l::ヾ、   / rー-ヽ   i
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  〈_イ レ'       ノ::、:::::::::::::::::::|l:::::::::::::::∧   ヽ ノ
    「筋肉筋肉~……って、何させるのよ」


このスレは幻想郷を舞台に色々やろうっていう東方安価コンマスレです。
筆者が甘いので色々とご迷惑をお掛けすると思いますがご了承ください。
独自解釈、キャラ崩壊、パロディネタが多いと思われます。
更新は基本不定期です。ごめんなさい。
また、展開に応じてキャラの死亡やR-18的な内容になる可能性もあります。
主は遅筆です。
以上で大丈夫だ、付き合ってやるって人がいるならば、よろしくお願いします。
コンマは基本的に>>1の采配で行っています。
補正とか色々で+-が付いたりします。
安価の連続取得は自分の書き込みから5分経ってからならば有効とします。
コンマに関してはその限りではありませんが、なるべく仲良くやっていきましょう。
自由安価時にお下劣な内容などこれはダメだなーと判断した際は安価↓にすることもあります。あしからず
また、1(ファンブル)・0・ゾロ目(クリティカル)は他の補正を受けません
なお、難易度は恐らくeasyじゃないかな


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445093106


以下、過去スレ

第一幕
主人公:安藤(妖怪・細胞生物)
(始まり~)
【安価とコンマで】幻想に走り給う【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357661533/)
(~第一幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365604576/)
第二幕
主人公:鎌足 零(妖怪・鬼)
(始まり~序章終了)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368284855/)
(第二章)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373446161/)
(二章~終章 第二幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅤ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375801188/)
第三幕
主人公:夢路 現(幽霊・怨霊)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅥ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383315512/)
(中盤~異変の途中まで)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅦ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385033465/)
(夢路異変途中から~第四幕途中まで)
第四幕
主人公:リンガー・ローゼス(妖精)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅧ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387368247/)
(第四幕途中から~)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅨ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389459001/)
(第四幕中盤~第四幕閉幕 外伝)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403358501/)
第五幕
主人公:片山 刑(外来人・改造人間)
(第五幕開始~序盤)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩⅠ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407060466/)
(第五幕序盤~中盤)
【安価とコンマで】幻想に走り給う ⅩⅡ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408266533/)
(第五幕中盤~終盤)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩⅢ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415032240/)
(終盤~第六幕開始)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩⅣ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420135580/)
第六幕
主人公:大入見 弥五郎(妖怪・だいだらぼっち)
now
(外伝)幻想にのたうち給う
【小ネタ版】幻想にのたうち給う【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417627082/)


※前スレからの続き

 ―永遠亭・輝夜の間(夜)―

 誰かと会えないものかと歩いていれば、うさぎがやってきて輝夜姫がお呼びだということを伝えられた。

 そう言えば、彼女はおれに対してあまり心象がよろしくなかった思うのだが、呼び出しともされればそれに従うのも道理だろう。

 この永遠亭の主は彼女であるし、それを無碍にして更に心象を悪くするのも頂けないのだ。

 さて、そういうわけで彼女と向かいあって座るおれだが――

輝夜「それで、ここでの生活も慣れたかしら」

弥五郎「うむ、上手くやれていると思っている。今後も、楽しみだ」

輝夜「それはよかった。馴染めないようだったらと、一応は心配していたのよ」

弥五郎「ほう、風の噂で拙僧のことを良く思っていないと聞いていたのだが、そう言っていただけるとはな」

輝夜「永琳から少し言われたのよ。だから少し、会話だけでもと思ってね」

 袖で口元を隠しながら、輝夜姫はくすくすと笑う。

 ああ、つまり良くは思っていないというのは肯定なのだろう。訂正するつもりもないらしい。

弥五郎「強かであるなぁ、さすがは輝夜姫」

輝夜「伊達に長生きしてないわよ、大太法師」

 それを言えば拙僧の方がより長生きな気もするがな。

 とは言え、その強かさは感心出来るものである。下手に隠されるよりは、ずっと良いというのがおれの気持ちだ。

 さて、となれば何か話すことか聞く事はあっただろうか?

※自由安価(内容明記)

↓3

噂では金閣寺の一枚天井を持ち上げる程の筋肉をお持ちだとか


※前スレ1000了解。

>>7

 おお、そう言えばうさぎたちがこんなことを言っていたなぁ。聞いてみるのも良いか。

弥五郎「そう言えば、噂では金閣寺の一枚天井を持ち上げる程の筋肉をお持ちだとか」

輝夜「ああ、そういう事もしたことあったわね。 ……何? やっぱり筋肉の話の方が好きなのかしら」

 輝夜姫の目が細まり、おれの試すような視線を向けてくる。

弥五郎「確かに筋肉は拙僧にとって切っても切れぬ間柄ではあるが、その一枚天井を持ち上げるというのがにわかに信じがたく思えてな」

輝夜「信じるも信じないもあなた次第よ、大入見。でも、証人はこの永遠亭だけでなく、幻想郷を探せば何人も居るわ」

弥五郎「ならば、まことの話なのだろうな。その華奢な身の何処にそのような筋肉を宿しているというのか……」

 興味深い。おれは全体的に目に見えて筋肉がはっきりしているからこそ見せられる――否、魅せる筋肉ではあるが、彼女のそれは違うのだろう。

 花や蝶やと持て囃された美女である彼女がそんな力を持っていたとするならば、当時の言い寄った男たちはどんな顔をするだろうな。

輝夜「何か面白いことでもあったかしら?」

弥五郎「いや、何。平安の貴族どもがそれを見たなら、どんな顔をしただろうと思ってな」

輝夜「ああ、そういう。 ……失礼な人、私が進んではしたないことをするとでも?」

 そういう態度が、強かだなと思って喉をくつくつと鳴らす。

 こうして、輝夜姫との会話は夜が更けるまで行われた。

 少しだけ、彼女の人となりというのを知れた気がした。

※輝夜の好感度があがりました。
※輝夜からの評価が 少しくらいは話せる男みたいね【再評価】 に変化しました


※現在公開可能な情報

名前:大入見 弥五郎
読み:おおいりみ やごろう
能力:跡を残す程度の能力
種族:妖怪(だいだらぼっち)
危険度:
人間友好度:
身体能力:9 強い。力の勇儀と互角以上
精神:5 普通。良くも悪くも一般的
頭脳:2 ⑨と言われても仕方ない。妖精並
潜在能力:8 様々な可能性を秘めている

幻想郷縁起
なし

特殊設定

炭鉱夫
あなたは穴を掘る事が得意だ。
掘れば掘るほどその技術は上昇し、様々な鉱石を発掘出来るだろう。
効果:選択肢に炭鉱夫をするが追加される。その際の判定にクリティカルで特別な何かを入手可能


あなたは馬鹿だ。あらゆる意味で馬鹿だ。
馬鹿故に恥を知らず、馬鹿故に恐れを知らない。
あたいってばさいきょーね!
効果:精神判定に-を受けない

相関図
【永遠亭】
蓬莱山 輝夜:少しくらいは話せる男みたいね【再評価】
八意 永琳:見た目や言動に惑わされるなんて、私もまだまだね【知り合い】
鈴仙・優曇華院・イナバ:すっごく頼りになりそうです!【信頼】
因幡 てゐ:あー、奴さん来ちゃったかー。あの人馬鹿だけど侮れないんだウサー【信用】
【英雄伝】
藤原 妹紅:使いようによっては……ね【苦手】
アリス・マーガトロイド:筋肉……って、別に気にしてないわよ!?【気になる】
鬼人 正邪:馬鹿はこれだから嫌なんだ【好評】

 今日も今日とて、日は昇る……


※夢判定

 コンマ一桁6以上で弥五郎は夢を見る

 判定直後


>>11 コンマ:2 ※失敗

三日目

 ―永遠亭・客間(朝)―

 昨日は姫君との話で盛り上がり、就寝する時間が少しばかり遅くなってしまった。

 とは言え、朝日が昇れば屋敷の中も忙しない。それがおれの目覚めを促し、体を起き上がらせる。

 さて、今日は一体どんな一日になるのだろうか。

 心を少しばかり弾ませながら、なにをしようかと考える。

※選択

1:屋敷を歩き回ってみる(遭遇判定有り)
2:永遠亭から少し出てみる(遭遇判定有り)
3:妹紅の所へと行ってみる(仕事の斡旋)
4:鍛錬だ! 兎に角鍛錬をするぞ!!(遭遇判定有り)
5:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>14 選択:1

 ―永遠亭(朝)―

 昨日のような失態を二度も起こさぬよう、今日は静かに洗面を済ますことが出来た。

 失敗は成功の母と言うが、さすがにああも鈴仙から説教を喰らえば同じ失敗を二度も起こそうという気にもならん。

 そんなわけで、洗面を済ませたおれは永遠亭の中を気ままに歩き回ってみることにした。

 兎たちは相変わらず走り回っている。中には怠けている者も見受けられたが、それを指摘するのはおれの役目ではないだろう。

 そんな風に歩いていれば――

※遭遇判定

コンマ5以上で誰かと会う

補正
永遠亭の客:+1

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント

判定直後

ぞろぞろ


>>18 コンマ:0(クリティカル) ※ラッキーイベント発生

※誰が来た?

 キャラ指定お願いします。紺珠伝は現在不可

0・ゾロ目でラッキーイベントブースト

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

綿月姉


>>22 指定:綿月 豊姫 コンマ:ゾロ目(クリティカル) ※ブーストです

※豊姫の初期好感度判定

1ほど苦手 9ほど好評 ※0・ゾロ目で……?

※イベントブーストしているので、補正は+2されます

※同時に知り合いかどうかも選択

 Yes or No

↓3

yes



※キェェェェェッェェェェッェェェェェェェェェエエエエッ!!!!


※こんなん考慮しとらんとですよ。どんだけですかこれ。どんだけだよこの筋肉。筋肉ってそんなに凄いの!!?

※上でも下でもゾロ目か0とかどう足掻いても特殊判定じゃないですかヤダー

>>30 選択:Yes コンマ:ゾロ目(クリティカル) ※もう、なんか、凄い

※綿月 豊姫:ふふ、これもなんて因果なことでしょう。また貴方様に会えるだなんて【昔馴染み】を取得しました

豊姫「あら、貴方様はもしや……」

 背後から聞こえた声は、何処か懐かしく、そして落ち着くような声だった。

豊姫「大入見様ではありませんか! やはりそうです、覚えておられますか? 綿月の姉、豊姫です」

弥五郎「……豊姫? 豊姫か!? おお、なんと懐かしい顔か!」

 なんということか、この地上で再び相見える事が出来ようとは。

豊姫「はい、大変懐かしゅう御座います。かつての天渡(そらわた)し以来になりましょうか」

弥五郎「大和の神々は天(そら)へと上がったからなぁ。いやはや、健在のようで何よりぞ」

 太古も太古と言うべきか、豊姫含め大和の神々は天へと行く際に拙僧は地上に取り残されたからな。

 それ以来ともなれば、まさか再び会える事もないと思っていただけに、この再開は心の底から驚愕である。

豊姫「大入見様こそ、まさか地上人の姿を借りてこの地に居るとは思いもよりませんでした」

弥五郎「そう思うよな。八意殿の薬でこの大きさよ。お陰で新しき視点を得る事となり、至極楽しんでいる」

豊姫「まあ、師匠のお力でしたか。それもなんという因果なのでしょうか」

 豊姫はそう言って、嬉しそうに微笑んで見せる。

 ぬ? 師匠と言ったか。まさか……

弥五郎「……そうか、彼女は思兼か」

豊姫「気付いておられなかったのですか?」

弥五郎「昔の事だとて、そこまで覚えていられんでなぁ」

 それならそうと言ってくれていれば、こちらも色々と懐かしい話に花を咲かせる事が出来たろうに。

 いや、彼女の事だからおれの事はもう忘れてしまっている可能性もあるか。かつてもそこまで仲は良くなかったしな。


豊姫「ふふ、本当にお変りないようですね」

弥五郎「からかってくれるなよ豊玉姫。擽ったくなる」

 柔和な笑み。それが懐かしき昔馴染みのものならば、妙な恥ずかしさも覚えるというものだ。

豊姫「本当に不思議な縁でしょう。月からこちらへと来てみて、本当によかった」

弥五郎「ほぅ? とするならば依姫も」

豊姫「ひどくこちらへ来たがりませんが、元気にしていますよ」

 その言葉に、おれは苦笑をして見せる。

 あの生真面目な娘の事だ、相変わらずなのだろう。

豊姫「本当に、ああ、本当に懐かしい。 ……あなたも本当なら、こちらへと来ていた手筈だったのですが」

弥五郎「天津神共とは折り合いが悪かったからな。アレを断ったのが、それを加速させたとも言えるが」

豊姫「……今だとて、私は歓迎しますよ?」

弥五郎「面倒が過ぎる。それに、拙僧には務まらんよ」

 あれを務めるには、相当な精神力と固い信念がなければならんだろう。

 豊姫はそんなことは、と言いかけて口を閉じた。わかってくれているのだろう、ありがたい。

弥五郎「兎角、しばらくはこの地で過ごすつもりだ。おぬしはどうなのだ?」

豊姫「これから一度帰る所でした。ですが、貴方が居るならばまた近いうちに訪れます。依姫にも言ってみますね」

弥五郎「相分かった」

 あの堅物が果たしてこちらへと来るかはさておいて、豊姫とはまた近いうちに会えるだろう。

 なんとも奇妙な再会だった。縁というのは、本当にどう結んでくるかわからぬなぁ。

※豊姫と出会いました
※豊姫と昔馴染みなので今後通常判定での成功で、永遠亭で綿月姉妹と会えるようになりました。
※弥五郎さんはかつて月に行ける権利を持っていたようです。


※今日はここまでです。日曜日と月曜日はTRPGのセッションがあるので再開はできません

※昼にワンチャンあるかな、くらい。再開出来ればアナウンス流します。なければ次回は火曜日だと思ってください

※考えている設定では、豊姫と依姫との接点はあってもおかしくない筈。彼は大物なのです。普段は筋肉ですが

※まさか豊姫でこんなブーストが掛かるとは思っていませんでした。マジでコンマ神が筋肉を支持してらっしゃる……

※では、お疲れ様でした。また次回お会い致しましょう


※すいません、体調悪いんで今日は再開しません。明日はやれると思うので、よろしくお願いします


※おお、コンマ神は我々をどこへと導こうと言うのでしょうか。

※筋肉は筋肉で筋肉なので筋肉です(混乱)

※21時頃に再開します。


※遅刻遅刻~

※再開します。よろしくお願いします


 ―永遠亭(昼)―

 豊姫と話も弾んだものだが、時間というものは無情なものですぐに過ぎてしまうものである。

 あまり引き止めては依姫がうるさいだろうと思い、機を見て切り上げることにした。

 彼女もそう言えばと口にして、名残惜しそうに別れを告げて帰っていった。

 まぁ、これが最後というわけでもない。彼女は地上へと来たければ来れるようだし、そのうち会えるだろう。

 しっかし、豊姫は良いが他の天津神に会うような事はないよなぁ。正直、依姫は得意な奴ではないのだが。

 あれは特別だからなぁ。まぁ、言っていても仕方ない事ではある。

 さて、昼だ。何かしよう。

※選択

1:永遠亭内で散歩(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:アリスに会いに行こう(前スレ1000イベント)
7:その他(内容明記)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生(選択肢:6は除く)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

7正邪来る


>>56 選択肢:7 ※正邪来る


 ◇

 永遠亭の裏側に出てみる。

 さて、裏に出たとて周囲にあるのは竹、竹、竹なので景観も何も変わらない。

弥五郎(うさぎたちの仕事を邪魔するわけにもいかんしなぁ)

 屋敷は今、うさぎたちが掃除をしている真っ最中。おれのように大きく、そして仕事をしているでもない者が歩き回っても邪魔になるだけ。

 そうとなれば、外へと出るのが吉だと考えた。しかし、どこへ行こうとも考えていなかった為、裏口に回って呆けてしまう。

 昼は客間で鍛錬、というのも良かったがそれだとやはり掃除の邪魔になってしまうし。

正邪「あー、あー、見つけた見つけた。おーい、大男」

 そんなことを竹を眺めながら思っていれば、竹の間を縫うように現れたのは昨日見た少女の姿だ。

 確か、鬼人 正邪。手を小さく振りながら、こちらへと向かってきているようだった。

弥五郎「おお、正邪か。怪我はもう良いのか」

正邪「怪我って、私は妖怪だよ。お前、妖怪が怪我の心配してどうするのさ」

 目の前までやってきたので尋ねてみれば、正邪は呆れたような表情で返してきた。

 ああ、それもそうだ。我々は怪我など一日二日、早ければその日のうちに治る。

 とは言え、昨日の今日だ。妖怪だとて、『やられ方』によってはその限りではない。

弥五郎「お前は細いからな。昨日の怪我を見るに、すぐ治るものでもないと思ったのだが」

正邪「やめてくれ、やめてくれ。そんなことで心配されるのは心外だ」

弥五郎「そうか?」

 そう言いながらも、正邪の表情は満更でもないようにも見えた。ひねくれているのだろうか。

 さて、そんな会話もそこそこにせっかくだ、何か話そう。

※自由安価(どんな話題を振る? もしくは振られた?)

↓3

そういや思ったんだがこの前1でいっぱつでうどんげ選んだ奴が遭遇判定成功したらねって撃沈してたけどさ
7でキャラを突っ込んだらいっぱつでコンマ判定も無く確定で特定キャラと会えるってフェアじゃなくね?
そこらへんはどうなのよ?

酒でも飲むか?


>>60

※あー、それもそうですね。失礼しました。次回からこういう場合には会えたかの判定挟む形にします。確かにフェアじゃありませんね。

内容:>>61

 まぁ、口から出された言葉に兎や角言うのも失礼か。

 彼女の様子を見るに、確かに大丈夫そうでもある。おれも少し心配が過ぎたと言えるだろう。

 さて、そうともなればせっかく会えたのだ。親交を深めるという意味でも――

弥五郎「酒でも飲むか?」

正邪「脈絡なさすぎないか?」

弥五郎「いやー、せっかくと思ったのでな」

 住まわせてもらっている場も近いし、だからと言え上がらせることもできないが部屋から貰い物の酒を持ってくることも出来るだろう。

 一人であれば無い選択ではあるが、今は一人ではない。正邪が良いというならば、すぐに酒を持ってきて酒盛りといこう。

正邪「……ふーん」

 言いつつ、少し悩むような仕草を見せる正邪。

 それからすぐ、

※判定

1(ファンブル):昼から酒って、良い身分だな
2~:いいや。そんな気分でもないし
4~:お前がそう言うなら、付き合うよ
7~:なら、お言葉に甘えて
0・ゾロ目:なら、良い店知ってるよ

判定直後

ぞろぞろ


>>63 コンマ:7

正邪「なら、お言葉に甘えて」

 そう言って、悪戯っぽく笑った。

弥五郎「おお、粋が良いな。そうと決まれば少しまっていろ、準備せねば」

正邪「この少し行った所に丁度良い開けた場所があったから、そこで待ってるよ」

弥五郎「相分かった」

 そう言って正邪は踵を返して竹林へと進んでいく。

 おれも急ぎ永遠亭へと戻り、酒を手に彼女の後を追った。

 彼女とは良く話す事が出来た。酒を飲んだのも手助けして、色々と世間話に花を咲かせた。

 主に口を動かしたのはおれだったが……正邪も聞き上手であるせいか、中々口が止まらなかった。

※正邪の好感度があがりました

横入りだが完全にフェアにするんだったら
自由安価でのキャラ安価は一度目の選択が終わった後のキャラ選択安価のみにしたら良いかと
そうでなければ遭遇判定が挟まるとはいえ一度目選択肢で二度目のキャラ選択すっ飛ばしてキャラ固定化出来ちゃうしね


 ―迷いの竹林(昼2)―

 昼間から酒盛りをする、というのもたまには悪くはないものだ。

 酒がなくなってしまい、追加も望めない所で正邪も用があるのも重なって解散となってしまったが。

 次は正邪のことを聞きたいものだ。おれのことばかり話してしまったし、そういう交流が今後も続けば良いと思う。

 さて、片付けも終えたし、まだまだ昼間である。

 これからどうするか。

※選択

1:永遠亭内で散歩(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:アリスに会いに行こう(前スレ1000イベント)
7:その他(内容明記。内容によって判定あり)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生(選択肢:6は除く)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

6


>>65 ※そうですね、自由安価時にはキャラ選択不可にしましょうか

>>68 選択:6 ※アリスとお茶します

 ―魔法の森・アリス邸前(昼2)―

 そう言えば、と。昨日のことを考えていれば、アリスの事が頭を過ぎった。

 彼女とは決闘をし、負かしている。あの時には特に目立った怪我も見受けられなかったが、大丈夫だろうかとふと思ったのだ。

 そういうわけで、やって来たのは魔法の森。交流を深めるという意味でも、話相手が欲しいという意味でも、アリスの家を目指して進む。

 この森はこの森で、竹林のように鬱蒼と木々が茂っている。湿気もひどいので、不快さは間違いなくこちらの方が大きいけれど。

弥五郎(さて、確かこの方面だと言っていたが)

 それから少し歩いてみれば、森の中であるが開けた場所があった。その中心には一軒家が見受けられる。あれがアリスの家だろうか。

 ゆっくりと歩いて家に近付いていく。すると、家の近くに見慣れない円形の机があり、そこの隣に置かれた白い椅子に座る彼女の姿を見つけた。

アリス「あら……」

 湯呑ではない容器を手にした彼女は、こちらに気付いたようで、口を開く。

アリス「弥五郎さんじゃない。こんにちは」

弥五郎「ああ、昨日ぶりだな。調子はどうだ」

アリス「勝者が敗者の心配? 生憎、体はこれでも丈夫なの」

 くすくすと笑みをこぼし、アリスは言う。

 どうやら杞憂らしい。どうも心配が過ぎてしまう所がおれにはあるようだ。

弥五郎「ならば良かった。 ……ところで、おぬしが今口にしているのは、異邦の茶か?」

 話を変えるついでに、先ほどから鼻腔をくすぐる良い香りの元を尋ねてみる。

アリス「ええ、紅茶っていうの。元は外来の品だけれど、この幻想郷でも馴染みのあるものよ」

弥五郎「紅茶……」

 茶、というものについてはおれも深い知識があるわけではない。というか、そういった飲み物は永遠亭で初めて口にしたとも言える。

 飲食というものをおれは必要としていないし、そういう嗜好もなかったからというのもあるだろう。

 まぁ、全てはおれが大きすぎてそれらを口にする機会がそもそもなかったせいでもあるが。

アリス「丁度良いわ。暇で話相手が欲しかった所だし、一緒にどうかしら」

弥五郎「良いのか?」

アリス「昨日の敵は今日の友……なんて言わないけど、貴方も暇だからここに来たんじゃないの?」

弥五郎「そう言われると、否定は出来んな」

 いや、本当に。他に用事を抱えているわけでもなし、丁度良いと言えば丁度良いことではある。

 そうとなれば、此処でも何か話をしようか。

※選択

1:アリスの使っていた術について聞く
2:筋肉について語る
3:アリスが弥五郎について聞いてくる
4:その他(内容明記)

※ラッキー・バッドは今回ありません

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


弥五郎「となれば、やはり語る事と言えば、筋肉についてだろう」

アリス「……はい?」

 随分とちぐはぐな見た目になってしまう椅子に腰を掛けてから放った言葉に、アリスが素っ頓狂な声を上げる。

 そんな露骨に嫌そうな顔をしてくれるな。筋肉が悲しむ。

アリス「いや、いやいや……貴方がどれだけ筋肉が好き、なんて私も昨日、十二分に知らされたけど……」

弥五郎「そうだ、せっかくだから触ってみるか? 見るよりも触れた方が――」

 そう言って、自分の着ている服の上部分に手を掛ける。

アリス「脱 が な い で」

弥五郎「いやしかし」

アリス「脱 ぐ な」

弥五郎「この素晴らしさは」

アリス「や め ろ」

 うーむ、筋肉の素晴らしさを知るには、触れてみるのも十分に良いと思うのだが。

 顔を赤くしながら威嚇するようにしてくるアリスの目には、光が点っていない。少し怖いくらいの威圧感も感じる。

 が、どうするか。彼女も筋肉に興味があるように思えるし……

※判定

精神が5の為、5以上で脱ぐ

補正

⑨で精神判定に-を受けない為、アリスの威圧は意味がない

判定直後


 

a


>>75 コンマ:8 ※脱ぐ

 これも、アリスに筋肉の素晴らしさを説く為。それで誰しもに筋肉を触らせろという変質者になられても困るが……

 まぁ、彼女に限ってそんなことになりはしないだろう。

弥五郎「ソイヤッ!」

アリス「――ッ!!」

 勢い良く、掛け声と共に上半身の服を脱いで見せる。

 当のアリスは声にならない声で悲鳴をあげ、顔を手で覆っているようだった。

 しかし、拙僧には見えている。その指の隙間から、ちらちらとこちらを見ているのを。

弥五郎「さぁっ! どこでも! 触れるが良い!!」

アリス「な、ばっ、バカじゃないの!? バカじゃないの!?」

弥五郎「真剣だ」

アリス「それが馬鹿じゃないのって言ってるのよ!?」

弥五郎「……アリス」

アリス「なによ?」

弥五郎「我慢する必要は、ないぞ?」

アリス「……」

 いやすまん、頼むから無言で凶器持った人形を持ち出すのはやめてくれ。

 とは言え、アリスはジッとこちらを見ている。顔は相変わらず真っ赤で、目は据わっているが……

※判定

5以上で筋肉に触れる

補正

1000イベントなう:+1

判定直後


>>78 コンマ:8 ※アリス、筋肉に触れる

※選択 アリスは何処に触れたか

1:上腕二頭筋
2:胸筋
3:腹筋
4:表情筋(!?)

選択されたレスが0・ゾロ目でラッキースケベする

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

4


>>82 選択:4 コンマ:0 ※コンマ神は言っている。ラッキースケベを見せろと。

アリス「……かったわよ」

弥五郎「ん?」

アリス「わかったわよ、そんなに言うなら触ってやろうじゃない!」

弥五郎「お、おう」

 何やら凄い気迫を体から溢れさせ、こちらへと近付いてくるアリス。

 触れと言った身としては今更どうこう言うつもりはないが、少々様子がおかしなようにも見えた。

 とは言え、触ると言ってくれたわけだからそれを拒む事はない。

弥五郎「どこでも良いぞ。上腕二頭筋か? 胸筋か? それとも腹筋を触ってみるか?」

 太腿や脹脛も良いと思うが、ここは敢えて上半身を推してみる。

 だが、アリスは無言のままおれの前に立ってこちらを見ているだけだった。

 体の大きなおれは、座っていてもアリスの目線の高さとあまり変わらない。

 だから、彼女の顔を正面から見れるのだが――

弥五郎「どうした、アリス?」

 その手がおれの顔に触れてきたものだから、思わず驚いて尋ねる。

アリス「表情筋、も筋肉よね」

弥五郎「確かにそうだが……」

 いや、拙僧としては顔の筋肉にも予断は許しているつもりはない。

 良く笑い、良く口を動かし、顔の筋肉はそういうことをしていなければ簡単に固まってしまう。

 だから別段として文句を言うつもりもないわけだが……

弥五郎「アリス? 少し顔が近すぎやしないか」

アリス「触れって言ったのは貴方じゃない……ふーん、確かに硬すぎず柔からすぎずって感じで」

 いやいや、そういう問題ではなくな。しかも体まで近くまで寄せられているのは、どうなのだ。

 別に手で触れるだけで良いだろう。というか、顔の筋肉よりも拙僧は体の筋肉をだな。

……聞いてはくれないか。どう見ても素面のようには見えん。これは拙僧の責任だろう。やりすぎたか?

 顔を撫でるようにアリスの手が伝う。少し冷たいように感じたが、悪くない心地でもある。

 というか、先ほどから体に柔らかい感触があるのだが……



 仕方あるまい。そろそろツッコミを入れるよしよう。

弥五郎「アリス。そう密着されると、流石の拙僧であっても恥ずかしいぞ」

 役得であるとも言えるが。

アリス「……へ?」

 言われて初めて気付いたのだろうか。一瞬、我にかえったようなキョトンとした表情を浮かべたアリスは手の動きを止めておれと自分の距離を見る。

 胸が完全におれの体に当たっていた。というか、おれの膝の上に体を乗せているとも言えた。

 いやー、アリスも中々どうして良い体をしているとは思うが、これは決して口に出さない。

弥五郎「だから、そう密着されるとな」

アリス「――ッ」

 赤かった顔を更に朱色に染めて、加えるならば耳まで一気に紅潮させて、アリスは本日二度目の声にならない声を上げた。

 しかしそれも刹那のことで、それからすぐに脱力した体をおれに被せてくる。

弥五郎「おい、アリス」

アリス「……きゅぅ」

 目を回して彼女は気絶していた。ああ、どうも本当にからかいすぎたらしい。そんなに恥ずかしかったのかおぬしは。

弥五郎「……ぬぅ、反省すべきだな」

 筋肉の素晴らしさを説きたいがあまり焦ってしまったようだ。これは完全に拙僧の失敗である。

 仕方がないので、アリスの体を持ち上げて椅子に座らせる。これで抱えたままともなれば、なにをされるかわかったものではない。

弥五郎「……ままならんな」

 筋肉というものを広める為の道は、長く険しいもののようだ。

※アリスの好感度がぐっとあがりました
※アリスからの評価が 馬鹿、馬鹿……なんなのよ、もう【気になる】に変化しました


※今日はここまでです。次回は金曜日、23:00頃再開の予定

※アリス、恥ずかしさのあまり暴走。彼女的には弥五郎さんは気になる存在。筋肉的な意味でも。

※では、お疲れ様です。また次回お会いしましょう。


※23:30頃再開させていただきます。人がいれば嬉しいです。

※あ、前に載せた絵はwikiに掲載してます。気になる人はそちらへ


※再開しまーす!


 ―魔法の森(夕方)―

 さすがにやり過ぎたと思い、目を覚ましたアリスに謝罪をしてから彼女の家から離れた。

 今度からやり方を変えよう。また同じ事が起こっては、おれも困る。

弥五郎(……煩悩退散)

 思い出すのは彼女の柔らかかった肢体の感触。頭を振って忘れろと念じる。

 おれも男であるから仕方ないと言えばそうだが……相手の心情というものを読み取れぬわけだから、注意をするに越したことはない。

 次はちゃんと触らせる場所を考えよう。筋肉を説く時、どこでもいいと言ってはいけないと戒める。

 さて、それはそうとしてもう夕方か。夜には永遠亭に帰るとして、それまでどうするか。

※選択

1:永遠亭へ戻る(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:その他(内容明記。キャラ指定は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

4


>>100 選択:4

 ―人間の里(夕方)―

 そうして帰る途中にそう言えばと立ち寄ったのは、人間の里。以前、永遠亭で鈴仙にある場所を聞いていたのだが、中々来る機会というものを見つけられていなかった。

 見える家屋はおれにとってはやはり小さく、そして住民たちもまた小さい。女子子供はもちろんだが、男であってもおれと肩を並べる者はいないように見える。

 とは言え、そもそもおれから見た人間は豆粒ほどでしかなかっただけに、間近で見るというのも中々に新鮮なものだった。

 だが、そう感慨深く考え事をしていても、おれはそうとう目立つ。見たこともない大男が道で周囲を見渡していれば怪しく見えるのは道理だろう。

 そんな風に取り敢えず歩き始め、進んでみれば――

※遭遇判定

コンマ5以上で誰かと会う

補正

良くも悪くも目立つ身長:+1

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント

判定直後

おもしろい補正の入り方だな


>>102 コンマ:9+1=10(擬似クリティカル) ※でかいって事はそれだけで目立ちますからね

※ラッキーイベント発生

※誰が来た?

 キャラ指定お願いします。紺珠伝は現在不可

0・ゾロ目でラッキーイベントブースト

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

うどんげ


>>107 指定:鈴仙

鈴仙「あれ、大入見さんじゃないですか」

弥五郎「んお? 鈴仙か、まさか、かような場所で会うとはな」

 声を掛けて来たのは、鈴仙だった。買い物をしたのか複数の袋を両手に抱えている。

鈴仙「お出掛けしてたんですね」

弥五郎「おう。せっかく見知らぬ土地に来たわけだしな。そうしなければもったいないだろう」

 何処へでも足を動かして移動していくのがおれたちだいだらぼっち。おれは古参であるから、行ったこともない場所はないと思っていた。

 いや、確かに此処にも来たことがあったかもしれぬが、それだって時間が経っている筈だ。

 そういう流れを経た場所は、見たこともない場所に変わっている場合もある。

 ここもそのひとつということだろう。だから、楽しいというのもあるかもしれない。

鈴仙「あ、そうだ。こんなことをお客様に頼むのもなんですが」

弥五郎「おう、持った方が良いか?」

鈴仙「恥ずかしながら。さすがにこの量になると、バランス取りが難しくて」

 宙に浮けば、と思ったが重心のかけ方が難しいということだろうか。うむ、そういうことなら拙僧の筋肉の出番であるな。


※すいません、イベントの途中ですが今日はここまでで。眠気がやばい。

※明日も再開する予定です。時間は未定ですが、早くて夕方遅くて21時頃に

※では、お疲れ様です。また次回お会い致しましょう


※すいません、開始22:00頃になります


 ※再開します。前回の続きから


 苦笑する鈴仙に、おれは快くその頼みを聞くことにした。

 筋肉の伝道師である拙僧が、この程度の荷物に苦心することもない。

 人間の里に来ても特に散歩するだけだったわけだし、何もなければ帰るだけの道。

 何もせず居るより、世話になっている分手伝うのもありだろう。

鈴仙「本当、ありがとうございます。やっぱり、頼りになります」

弥五郎「これも筋肉あってこそ。もっと拙僧の筋肉を頼ってくれて良いからな!」

 カッカッカッ、と声を大にして笑いあげる。これくらい安いこと安いこと。

 鈴仙も普段、やることが多く追われているような印象もある。

 ならば労うも良いか。

※選択

1:「どうだ鈴仙、肩に乗ってみるか?」
2:「そうだ鈴仙、帰ったら体をほぐしてやろうか」
3:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

2


>>119 選択:2

弥五郎「そうだ鈴仙、帰ったら体でもほぐしてやろうか」

鈴仙「へっ? ま、マッサージですか!?」

 マッサージ、という横文字についてはようわからんが、言いたげな事はわからんでもない。

 顔を赤くして、そんなそんなと鈴仙は言う。

鈴仙「大丈夫ですよ、そんなことさせられませんって」

弥五郎「とは言え、鈴仙もずっと働き詰めだろう。おれが見ている限りでは、だが」

 朝から晩まで忙しなくうさぎたちと一緒に働いている、というのがおれの印象だ。

 おれも来た次の日には外を歩き回っていたから言えることではないが、しかし疲れているのではないか? という心配はあった。

 永遠亭のうさぎたちは、何だかんだで抜け目なくサボったりもする。だが、鈴仙が息抜きをしているところをおれは見たことがなかいのは確かである。

鈴仙「そんなつもりはないんですけどねぇ……」

 頬をポリポリと指先でかきながら、彼女はえへへといったふうに苦笑する。

 それは肯定と似たようなもんだぞ、とは思うが言うだけ野暮か。

鈴仙「……そうですね」

 それから少し悩むような仕草を見せ、

※判定

 5以上で鈴仙はマッサージを受ける

補正

ラッキーイベントなう:+1

判定直後

@


>>123 コンマ:ゾロ目(クリティカル) ※これは凄いマッサージですわ




 ―永遠亭(夕方)―

鈴仙「んっ……はぁ……」

 鈴仙の口から、艶やかな声が漏れる。呼吸に合わせて細い肩が小さく上下し、長い髪が揺れる。

弥五郎「別に声を我慢する必要はないぞ?」

鈴仙「いえ、なんか……んっ、恥ずかしくて……」

 気持ち良さそうに目を蕩けさせる鈴仙に声を掛ければ、顔を背けられた。

 鈴仙の双肩に、おれの両手が包むように乗せられる。

 それを出来るだけ優しく握り、張っている筋肉をほぐすように動かす。

鈴仙「はぁっ、ぅ……」

弥五郎(……そんな良いものなのだろうか)

 聞こえる声に目を細めてなんだかなぁ、などと思いながらも曰く『まっさぁじ』を続ける。

 しかし、

弥五郎(本当、ほっそいものだ)

 と鈴仙の背を見ながら思う。首も、肩も、体も、肢体のどれもが細い。

 それが女子というものなのだろうか。柔らかくもあると言えばそうだが。これで凝っているというのだから、わからない。

鈴仙「はんっ」

……まぁ、この声はもう知らぬとして。今度また機会を伺って、まっさぁじをやってやろう。

 そう、気持ちよさそうにしている鈴仙を見ながら思った。

※鈴仙の好感度がぐっとあがった


 ―永遠亭(夜)―

 まっさぁじを終え、爽快としている鈴仙と別れて自室に戻った。

 美味い夕飯は相変わらず客間でひとり行い、食器を片して持って行ってくれるのを待つ。

 その際に食器を取りに来たうさぎに酒を頼んでみたら、持ってきてくれた。

 うさぎに聞けば、何やら内密におれの望むものをある程度なら渡せと言われているらしい。

弥五郎(輝夜姫か、それとも八意殿か。まぁ、どちらにせよありがたい事だ)

 何故内密にしなければならないかとも思うが、得られるのだから特に考える必要もあるまい。

 さて、寝る前に何かするか。夜もまだ入って間もない。

※選択

1:誰かに会いに行くか(判定有り)
2:月見酒(遭遇判定有り)
3:鍛錬に励むか(遭遇判定あり)
4:その他(行動表記。キャラ指定は不可)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

2


>>135 コンマ:ゾロ目(クリティカル) ※ゾロ目出過ぎィ 

※クリティカルの為、判定はなし

※ラッキーイベント発生

※誰が来た?

 キャラ指定お願いします。紺珠伝は現在不可

0・ゾロ目でラッキーイベントブースト

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

豊姫


※コンマ神が遊んでおられるなぁwww

>>139 指定:豊姫

 ―永遠亭(夜)―

 さっそく頂いた酒を縁側で開けて、月見酒と洒落込む。

 月、と言えば豊姫たち天津神は天に浮かぶあの場所で今を生きているという。

 いや、生きているかどうかはわからないが、おれがあそこに行く事は恐らくはないだろう。そもそも面倒だ。

 盃に酒を満たし、天上の月を写してみる。すると突然、盃が輝きを放った。

弥五郎「……はぁ?」

 素っ頓狂な気の抜けた声を出して、おれは腕で光から目を守る。

 そうして光が引いていくのを確認すれば、そこに居たのは綿月の姉だった。

豊姫「こんばんは、大入見様」

弥五郎「……応、今朝ぶりか」

 とんだ常識はずれな現れ方をするものだから、おれは返事を返すのに精一杯だった。

弥五郎「まったく、お転婆も程々にしてもらいたいものだ」

豊姫「月の水面に大入見様が見えたのです。良いではないですか、私は貴方様に会いたかったのですから」

 それがお転婆だと言っているのだが、言ってもきっと聞きはしないだろう。年季の入った性格だ、今更言ったところで直るわけがない。

 昔からこうなのだ。かつては可愛らしく思えたが、この調子だと夫の山幸彦も苦労したであろうに。

 それで盃を通して現れてくれても困るというのが本音だが……

弥五郎「しかし豊姫、おぬしにそんな力などなかったと思うのだが」

 記憶が正しければこんな術技を彼女は持っていない筈だ。月からこちらへ移動する、というのはまるであの『すきま』の術のようにも思える。

 あー、あの妖怪もどこかで呑気にしているのだろうか。とは言え、率先して会いたいとは思わないが。

豊姫「八意様からご教授いただいたんです。素晴らしいでしょう? 知っている場所なら誰よりも早く行くことが出来るんですよ」

 天真爛漫に自慢気に語る豊姫は、誇らしそうに言って笑う。

 曰く、海と山を繋ぐ程度の能力。自分だけでなく、他の物や者を瞬時に別の場所へと飛ばすことが出来るとか。

弥五郎「それは凄いな、さすがは豊姫だ」

 彼女は頭が良い。おれなんかとは比肩する程もなく、思兼である八意殿が弟子にしているくらいだ。

弥五郎「だからと言って、人を驚かせるような事がないように注意すべしとは思うがな」

豊姫「それも私らしいとは思いませんか?」

 どうやらやはり、聞く耳をもってはくれそうにない。


豊姫「ところで大入見様、もしかして月見酒というものをされていらしたのですか?」

 話をすり替えるように、豊姫は尋ねてくる。

豊姫「こちらから見る月、というのはやはり違いますね。 ……穢れを気にしなければ、皆もこちらへ来ればよろしいのに」

 それからこちらが何か言う前に、豊姫が継いだ言葉におれは押し黙った。

 それはないだろう。彼らは死ぬことを恐れた。それから逃れる為に、天へと渡ったのだ。

 正直、奴らが来ても暴れるだけ暴れて帰るだけだ。言いたいことだけを延々と口にして、月へと戻る様が目に浮かぶ。

 彼女は爛漫だから良い。彼女は快活だからこそ良い。子供のような心を持ち合わせているからこそ、縛られることのない優しさを持っているとも思える。

 だが、そうでない者が多すぎるのだ。

豊姫「……穢れも、大入見様さえ居れば」

弥五郎「豊姫」

豊姫「失礼しました。失言です、お忘れください」

 それをこの場で頼まれたところで、気は変わらない。彼女の願いであっても、かつて天津神共と袂を別けたその時から変える気もない。

 おれにそれは出来ない。それをしてはならない。それになる気はない。

 さて、少々空気が悪くなってしまった。何かで気をほぐすような話題はあったものか。

※選択

1:月の様子について聞く
2:取り敢えず盃を交わす
3:そんなことより筋肉だ
4:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

3


>>148 選択:3 ※なんだろう、凄い一体感を感じる。筋肉に包まれていくような、そんな……

 そんなことより筋肉だ。

弥五郎「豊姫、おれの背に乗ってくれまいか?」

豊姫「どうかしましたか?」

弥五郎「鍛錬を行う。手伝ってくれ」

 そう言ったおれは、腕立て伏せをする体勢を取って背中に豊姫を座らせる。

 元の大きさでは決して出来はしなかった鍛錬法。乗せられるものなどなかった故に、今だから出来ることをすることにした。

 そう、鍛錬である。少しばかり酒が入ってはいるものの、逆に体を動かすのに良い燃料になっているようにも感じた。

豊姫「……昔は、こうすることさえ叶いませんでしたね」

弥五郎「おれは些か周囲よりも大きすぎたからな」

 なにせ山と同等かそれ以上だったのだ。会話するのさえ一苦労だった。

 筋肉が唸りをあげる。

豊姫「ですが今は、こうして簡単に話すことも触れ合うことさえ出来ます」

弥五郎「お陰で毎日が見違えるように楽しく思えるぞ。多少不便はあるが」

 それは移動する際に掛かる時間だったり、一度に持てる量であったり。

 筋肉が咆哮する。

豊姫「本当に、奇縁に御座います。こうして共に有れる日が、また来ているということが」

弥五郎「可笑しな事を申される。それならばこれからもっと話せば良いのだ」

 と言っても彼女には彼女の立場があるだろう。こんな日を毎日続けられるはずもない。

 筋肉わっしょい!

豊姫「貴方は本当、いけずです」

弥五郎「意地が悪いのはどちらだろうな」

 それこそどちらもか。彼女と拙僧。どちらが意気地が悪いかと言われれば、答えなど出せぬだろう。

 ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッサァ!

 月夜晩に鍛錬を行うおれと、おれの背に乗る豊姫の些細な会話が交わされる。

 かつては出来もしなかった事を今しているという現実を感じながら。

 嬉しいと思う反面、すまないと思うおれがいるのは、間違いなかった。

※豊姫の好感度がぐっとあがりました


※今日はここまでとします。次回は火曜日の夜、もしかしたら日付が変わる頃に来るかもしれません

※豊姫様可愛い。可愛い。だが人妻である。神話に沿うのであればわんちゃんバツイチ。

※アリスと正邪と鈴仙だってまだやれる。やれるんだよ! 正直どこ言っても私は美味しいです。設定固まってますから

※というわけで、お疲れ様でした。また次回お会い致しましょう。


※0:00頃に再開しますー。筋肉に包まれてあれ


※すいません、急用が出来てしまったので今日はなしで。明日は大丈夫なので、明日再開します。申し訳ない


※今日こそはやります(なお日付が変わる頃の模様)


※遅れました、短いですが再開します。

※現在公開可能な情報

名前:大入見 弥五郎
読み:おおいりみ やごろう
能力:跡を残す程度の能力
種族:妖怪(だいだらぼっち)
危険度:
人間友好度:
身体能力:9 強い。力の勇儀と互角以上
精神:5 普通。良くも悪くも一般的
頭脳:2 ⑨と言われても仕方ない。妖精並
潜在能力:8 様々な可能性を秘めている

幻想郷縁起
なし

特殊設定

炭鉱夫
あなたは穴を掘る事が得意だ。
掘れば掘るほどその技術は上昇し、様々な鉱石を発掘出来るだろう。
効果:選択肢に炭鉱夫をするが追加される。その際の判定にクリティカルで特別な何かを入手可能


あなたは馬鹿だ。あらゆる意味で馬鹿だ。
馬鹿故に恥を知らず、馬鹿故に恐れを知らない。
あたいってばさいきょーね!
効果:精神判定に-を受けない

相関図
【永遠亭】
蓬莱山 輝夜:少しくらいは話せる男みたいね【再評価】
八意 永琳:見た目や言動に惑わされるなんて、私もまだまだね【知り合い】
鈴仙・優曇華院・イナバ:すっごく頼りになりそうです!【信頼】
因幡 てゐ:あー、奴さん来ちゃったかー。あの人馬鹿だけど侮れないんだウサー【信用】
【英雄伝】
藤原 妹紅:使いようによっては……ね【苦手】
アリス・マーガトロイド:馬鹿、馬鹿……なんなのよ、もう【気になる】【気になる】
鬼人 正邪:馬鹿はこれだから嫌なんだ【好評】
【月の民】
綿月 豊姫:ふふ、これもなんて因果なことでしょう。また貴方様に会えるだなんて【昔馴染み】


※夢判定

 コンマ一桁6以上で弥五郎は夢を見る

 判定直後

見るよ


>>170 コンマ:1 ※見ないよ

四日目

 ―永遠亭・客間(朝)―

――良くないものを見たような気がする。とても寝苦しかった覚えがある。

 昨夜は豊姫と共に過ごし、鍛錬をしてから別れ、宛てがわれた部屋で眠った。

 酒を飲みすぎたか? 酔いが思ったよりも回っていたのか?

……ダメだ、頭がよく回らない。

弥五郎「……まずは水だ」

 取り敢えず水を求めて部屋を出ることにした。

※選択

1:屋敷を歩き回ってみる(遭遇判定有り)
2:永遠亭から少し出てみる(遭遇判定有り)
3:妹紅の所へと行ってみる(仕事の斡旋)
4:鍛錬だ! 兎に角鍛錬をするぞ!!(遭遇判定有り)
5:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

2


>>173 選択:2

 ―迷いの竹林(朝)―

 水を貰ってから、取り敢えず散歩をすることにした。

 そもそも回らない頭であるが、更に回らないようでは話にすらならない。

 食欲もあまり湧かないというのもあるが、兎角体を動かそうと外出する。

弥五郎(……少し、肌寒いな)

 竹林をささやかに揺らす風を感じながら、そう思う。

 うさぎに聞けばもうすぐ冬が来るという。冬になればこの地も雪化粧というから、気温も相応に低くなるのだろう。

 寒中となれば、その時にしか出来ない鍛錬もある。体を温めるならば、毎朝の寒風摩擦も欠かせなくなるか。

 そんな事を考えながら歩いていれば――

※遭遇判定

コンマ5以上で誰かと会う

補正

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント

判定直後


>>176 コンマ:9 ※成功

※誰と会った?

1:輝夜
2:永琳
3:豊姫
4:依姫
5:鈴仙
6:てゐ
7:妹紅
8:正邪
9:その他(内容明記。迷いの竹林に居そうなキャラ。組み合わせ・紺朱伝は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生(選択肢:6は除く)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

5


>>184 選択:5 ※鈴仙

 ◇

 腰を降ろして涼風を感じていれば、背の方向からおれの名を呼ぶ声が遠くから聞こえてくる。

 それは此処最近毎日聞いている声であり、最早聞かない日がないとも言える声だった。

鈴仙「大入見さん、ここに居たんですか」

弥五郎「よくわかったな」

鈴仙「此処は私たちの庭みたいなものですよ。何処に居るかなんて、竹林内ならすぐわかります」

 それは何処にでもうさぎが居て、すぐに知らされるということか。油断ならんな。

弥五郎「それは下手な事ができんなぁ」

鈴仙「いやー、でも大入見さんはそういう事しそうにありませんし」

弥五郎「なんと」

 それは信頼されているという事なのだろうか。

弥五郎「人は見かけによらない、と言うだろうに」

 人ではないが。

鈴仙「そういうことをすぐに返してくる内は、信じられます」

弥五郎「なんとまぁ、一本取られた」

 いやぁ、勝てる気がせん。

鈴仙「……本当、そういう所がずるいと思うんですよね」

弥五郎「なにか言ったか?」

鈴仙「いいえ、何も?」

 ならば良いか。聞きなおす必要もあるまい。

 さて、せっかくだからなにか話そうか。

※選択

1:そう言えば、いつまで苗字で呼ぶ気なのだ?
2:鈴仙「そう言えば、この前どなたかと竹林の中で酒盛りをされていたとか」
3:そんなことより筋肉だ
4:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>188 選択:1 ※ゾロ目ボーナスあげちゃう

弥五郎「そう言えば、いつまで苗字で呼ぶ気なのだ?」

鈴仙「ふぇっ?」

 ふと思い立って聞いた言葉に、鈴仙が目を丸くして驚く。

 何がそんな表情を見せる要因になるのか、と思っていると鈴仙は慌てて口を動かした。

鈴仙「いや、そんな、貴方は永遠亭のお客様ですよ? そんな人をお名前で呼ぶだなんてそんな」

弥五郎「しかしおれはおぬしのことを名前で呼んでいるだろう」

 それも最初の頃から。思うに、わりと仲良く出来ているような気がするのだよな。

 毎日こうして会話をしているわけで、そもそもそんなことをおれは気にしておらん。

鈴仙「それは別に良いんです。私の場合は名前が少し複雑なわけですし」

 鈴仙・優曇華院・因幡。確かに名前としては複雑であり、どれが名前でどれが苗字なのかがいまいちわからん。

 そういう事で、最初にある名を呼んでいるわけであるが……

鈴仙「ですから、私としてはちゃんとした距離を――」

弥五郎「おれに説教しているだろう」

鈴仙「あれはあれです!」

弥五郎「ならばこれもこれだろう。おれが許しているのだ。別に構わんと思うのだがね」

 ああだこうだ言うが、そもそもその客人が許しているのだ。それを鈴仙が気にする意味がようわからん。

弥五郎「おぬしが真面目なのはわかっているつもりだが、ここまで頑固だとはな」

鈴仙「頑固というわけじゃありません。ただ……」

 そう口にしてから、鈴仙は表情をころころと変える。随分と悩んでいるように見えるが、そこまでの事だっただろうか?

 しかし、見ている分には中々に面白く思う。表情筋が素晴らしいくらいに柔らかいのだろう。

 それからしばらく様子を見ながら言葉の後続を待っていれば、深い溜息が鈴仙から漏れる。

鈴仙「……わかりました、それじゃあこれからや、弥五郎さん、と呼びます」

弥五郎「呼び捨てでも構わんぞ?」

鈴仙「それはさすがに、ちょっと」

 距離を取られた気がした。

弥五郎「そうか、残念だ」

鈴仙「すいません、こればかりは性分なので」

 いや、そういう事なら別に構わんのだがな。

 鈴仙が苗字でなくおれの名を呼んでくれるならば、それはそれで普通に嬉しいわけだし。

 それから他愛のない会話を続ける。おれのことを名前で呼ぶのに慣れないのか時々吃音が入るのが少しばかり面白かったが、しばらくすれば慣れるだろう。

※鈴仙の好感度がぐっとあがりました
※鈴仙が弥五郎のことを名前呼びするようになりました


※すいません、本当に少ししかできませんでした。眠気の波が押し寄せて来ているので、寝落ちする前に終了させていただきます

※次回は金曜日に。昨日できなかった分、早めにやれればと思っています。物語も進めたいしね

※鈴仙との仲がどんどん深まっていく……これもコンマ神の導きなのだ……筋肉

※では、お疲れ様でした。また次回お会い致しましょう。


※早く出来れば、とは。21:30頃に再開します


※再開するのです! するのです!


 ―迷いの竹林(昼)―

 鈴仙に食事を勧められたが、食欲だけがなぜか回復しないのでそのまま別れて竹林の中を行くことにした。

 軽やかな音を鳴らす枯れ草を踏みしめて、何も考えずに散歩を続ける。

 しっかし、鈴仙のやつめ中々に面白いな。そこまで遠慮することも気兼ねも必要ないというに。

 暇を見つけた時に鍛錬に誘ってみるか? それもそれで面白そうな気もするが。

 さて、それはそうと昼間である。今日はなにをするかな。

※選択

1:永遠亭へ戻る(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:その他(内容明記。キャラ指定は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

6そうだ、タケノコを探そう

どうでもいいけど炭鉱夫の選択肢いつになったらでるのか


>>205 ※仕事で斡旋してもらえれば

>>203 選択:6 ※タケノコ探し

 ―迷いの竹林(昼)―

 せっかくだから竹林の中を歩いて、タケノコを探そうと考える。

 実際、タケノコがどういうものなのかはわからないが……

弥五郎(まぁ、少しくらい知識はある)

 実物は見たことはないが、どういうものなのかくらいは話で聞いた事はある。

 いつ聞いたかはもう忘れてしまったが、タケノコというのだから生え始めの竹なのだろう。

 そういうのを探しながら歩いていると――

※遭遇判定

コンマ5以上で誰かと会う

補正

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント

判定直後

特殊設定だからデフォでついてると思ってた炭鉱


>>207 コンマ:1(ファンブル) ※場所を最初から提供されている、もしくは知っているわけじゃありませんからね。というか、バッドイベントです

 ◇

 気配が強い。

 タケノコを探して彷徨ってみたが、どうも強い気を感じる。

 それは果たして殺気か、それとも邪気か。

――兎角、近い。それも近づいてきている。

 飛んでいると見るべきか。速さもまたあるらしい。どんどんその根源が近づいてきているようにも思える。

 なんだ? 何が来る? 何が来ている?

 逃げるならば逃げ切れるようにするが良いが、いかんせんおれは飛ぶ方が遅い。走るにせよ、飛んでいる相手には敵わないだろう。

 そうならば構えるが良いか。覚悟を決め、どんな奴なのかを顔を拝むが良いかもしれない。

※襲撃判定

1(ファンブル):依姫(???)
2~:正邪
4~:針妙丸
7~:妹紅
0・ゾロ目:バッドイベント打ち消し(再判定)

判定直後


>>210 コンマ:4 ※針妙丸

 その時、最初に飛んで来たのは小さな刃のようなものだった。

 腕の肌に突き刺さったそれは痛いと感じる程のものではなかったが、食い込んでいた。

 糸で繋がったそれの先にはお椀が見えた。宙を浮いている。

弥五郎(……お椀?)

 訝しむように目を細めて凝らしてみる。よくよく見れば、そこに人型が乗っているのが確認出来た。

――なるほど、小人か。

弥五郎「おう、小さき者よ。拙僧に釣り針を垂らすとはどういう了見なのか聞かせてもらうか」

「正邪に組みしてどういうつもりだ!」

 んん、駄目が元々で聞いたものだが返してくるとは律儀な奴。

 しかし此処で正邪の名が出てくるとは思いもよらなんだ。どういうことだ?

弥五郎「正邪がどうかしたか? 別にどうこうもあるまい」

「どうこうあるから言ってのよ!」

弥五郎「……ふむ」

 会話から察するに、どうやら仲が悪いようにも思える。

 ではなぜおれに仕掛けてきたのだろうか。嫌がらせか? それとも敵の友は敵ということか?

 なんにせよ、腕に引っ掛けられては問題がある。

 そう思い引っ張ってみるも、どうやら相当の力を持っているようでおれの腕を釣り上げていた。

弥五郎(……面白い)

 そういうことを抜きしてみても、おれの筋肉に対抗しようとしているのは中々見上げた根性だ。

 良いだろう、付き合ってやろうではないか。


※すいません、難産な上に力尽きました。次回は恐らく明日の夜くらいに。戦闘です。

※針妙丸ちゃんは初めて動かすので難しさある……

※では、お疲れまです。また次回お会い致しましょう。

※最後に判定だけ。

※判定

釣り合い勝負。5以上で弥五郎先攻

補正

身体能力【9】:+2

判定直後


※21:00頃に再開するのです


※再開します。今回は針妙丸戦になります。小人対巨人とかいうどっちが敵なのかわからない構図笑う


>>213 コンマ:3+2=5 ※弥五郎さん先攻です

※戦闘前情報 大入見 弥五郎のスペルカードと補正について

スペルカード

1:「筋肉の可能性」
2:力技「筋肉旋風」
3:奥義「筋肉革命」

補正

身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1

※通常で補正+3となります

※スペルカードは上記の三枚までです
※三回の補正含め1(ファンブル)で退治されます
※三回の補正含め0・ゾロ目(クリティカル)で勝利です
※また、コンマが1・0・ゾロ目の場合は補正は無視されます
※スペルカードは使用すると、【+2】の補正を3ターンの間受ける事が出来ます
※スペルカードを使用された場合、【-2】の補正を3ターンの間受けることになります
※スペルカードを使用する際、判定と同時にSという書き込みがあればスペルカードを使用します


では、戦闘から再開です。よろしくお願いします


 VS少名 針妙丸

 糸を掴み、深く息を吸い、腰を溜めて息を止める。

 全身の筋肉に力を込め、膨張させると同時に咆哮する。

弥五郎「セイヤァァァァアッ!」

針妙丸「力負けするの、私が!?」

 掛け声を響かせ、力いっぱいに糸を引けば小人が狼狽えているのが聞こえた。

 どうやら相当自信があるようだったが、こちとらだいだらぼっちよ。力で負けては種族が廃る。

針妙丸「仕方ない……!」

 このまま体勢を崩されては堪らんと思ったのか、一気に抵抗が消えた。

 糸を切ったか。引っ張っていた側がこのまま後ろに倒れるのを狙ったのかは知らないが、甘い。

弥五郎「その程度で拙僧の隙を作ろうなどとはなぁッ!」

針妙丸「地面を殴ってそのまま来る!?」

 倒れそうになるなら、地面を殴って反動を生み出して飛べば良い。力技はおれの十八番だ。

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1

※判定と同時に選択

Sと書いてあればスペル使用
無ければ不使用

判定直後

S


>>223 コンマ:5+1+2=8 ※優勢

弥五郎「出し惜しみはせん! 「筋肉の可能性」ッ!!」

 初撃から出すのは敬意である。このおれに真っ向勝負を挑んだその意気や見事。

 ならばこの筋肉を惜しげも無し、全力で見せつけるのみ。

針妙丸「筋肉って……力なら負けない! 私は誇り高き一寸法師が末裔なんだから!」

弥五郎「一寸法師! ほぉ、聞こえ良いあやつが末裔ならば、やはり敬意を示さねばならんな!」

 己が体よりも数倍とある鬼に対して打ち勝ったという者ならば、力自慢も頷ける。

 しかしておれも大太法師である。因縁というものはないが、この勝負、面白くなりそうだ。

弥五郎「我が筋肉の声を聞け!」

針妙丸「素直に当たってやらない!」

 力任せに右腕を振るう。

※判定

1:弥五郎撃墜(0/3)
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:弥五郎カウンター

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1
「筋肉の可能性」(0/3ターン):+2

スペル発動中につき、選択なし

判定直後
 

%


>>225 コンマ:9+3=12(擬似クリティカル) ※カウンター発動だけど、補正値差がありすぎるので針妙丸撃墜

 腕を振るう度に巻き起こるのは、風である。

 普通の大きさならば耐える事も出来るかもしれないが、小人ならば言うまでもなかろう。

 それに、相手はお椀に乗って宙に浮いている。

弥五郎「おぬしが一寸法師ならば、拙僧は大太法師であるなぁっ!」

針妙丸「大きいからって自慢か!?」

 いや、そのままの意味であるのだが。ああ、素知らぬ相手からそう言われればそう思うも仕方なしか。

 なんとか堪えてはいるようだが、しかしていつまでもそうされてはらちもあかない。

 ならば――

弥五郎「筋肉の可能性を見よ!」

 地面を砕いて礫を巻き上げるまで!

針妙丸「そんな無茶苦茶――にゃっ!?」

 大地に向けて振り下ろした拳が、地面を砕いて小人の方向へと礫を飛ばす。

 捉えられないならば出来ることをする。これも筋肉によって為せる技だろう。

 普通ならば目くらまし程度にしかならずとも、小人相手ならば十分に攻撃として機能する。

 小さな礫が小人の額に当たったのか、彼女は赤くなった額を手で摩っていた。

弥五郎「これで一回だな」

針妙丸「ズルじゃない!?」

 なにを言う、これも立派な筋肉技だ。

針妙丸「くっ、でも私だってやられっぱなしじゃない! 妖剣「輝針剣」ッ!!」

 どうやら向こうも攻勢に出るようだ。ならば良し、受け止めて尚勝ってみせよう。

※判定

1:針妙丸のカウンター
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:針妙丸撃墜(1/3)

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
妖剣「輝針剣」:-2
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1
「筋肉の可能性」(1/3ターン):+2

スペル発動中につき、選択なし

判定直後


>>227 コンマ:8+1=9 ※優勢

 周囲に現れたのは青い小剣と、白い小剣だった。

 無造作に壁を作るように青い小剣が飛び、白い小剣はおれに向かって放たれる。

 ほぉ、逃げ場を狭くするか。中々に隙がない。

 この状況なら、礫を飛ばしてもあの弾幕に撃ち落とされるのが関の山か。

 ならばやはり、こちらも筋肉で直接対抗する必要があるだろう。

針妙丸「この針山に越えられるかしら、筋肉ダルマ!」

弥五郎「その期待に応えてみせよう!」

針妙丸「褒めてないんだけど!?」

 何、筋肉達磨とは褒め言葉ではないのか!?

※判定

1:弥五郎撃墜(0/3)
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:弥五郎カウンター

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
妖剣「輝針剣」(1/3):-2
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1
「筋肉の可能性」(2/3ターン):+2

スペル発動中につき、選択なし

判定直後


>>229 コンマ:1(ファンブル) ※進撃する小人 弥五郎さん一回撃墜

 弾幕に紛れて小人も針を持ってこちらへと迫ってくる。

 如何せん、小人の利点と言えばその大きさだろう。

 欠点でもあると言えるかもしれないが、小さいという事は狙い、捉える事が難しいということでもある。

 そして彼女はすばしっこい。以前のアリスが使っていた人形もそうだが、そういう大きさの者が自在に動かれると対処が意外と厄介なのだ。

 弾幕を受け続けるわけにもいかんし、しかして紛れながら来る相手を無視することも出来ない。

 力技で抜けようにも、相手の動きが中々によく、拙僧が振るう腕が起こす風すらも利用しているようにも見えた。

針妙丸「チャンス!」

 弾幕を避けるのに気を取られてしまえば、生み出してしまったのは隙である。

 小人の姿を見失ったおれは、その針による攻撃を足に受けることになってしまった。

針妙丸「浅かった……!」

弥五郎「ぬぅ、容赦がないな」

 というか、わりと本気でこちらを沈めに来ているようにも見える。

 そんなに正邪と関わり合うというのは、こやつにとって悪いことなのだろうか?

 だが、そうだな。簡単にやられるつもりもない。

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
妖剣「輝針剣」(2/3):-2
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1
「筋肉の可能性」(3/3ターン):+2

スペル発動中につき、選択なし

判定直後 


>>232 コンマ:6+1=7 ※優勢

 しかし、今の攻撃で少々体勢を崩されたというのは辛い。

 相手の攻勢はまだ続いているが、こちらから反撃するにも機会をどうにか見つけなければ……

弥五郎(強かであるな。あっぱれだ)

 まだ一撃を入れられた。こちらも一撃を入れている。

 五分である今、ここでどう突き崩せるかが鍵になりそうだ。

※判定

1:針妙丸のカウンター
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:針妙丸撃墜(1/3)

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
妖剣「輝針剣」(3/3):-2
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1

※判定と同時に選択

Sと書いてあればスペル使用
無ければ不使用

判定直後


>>234 コンマ:3-1=2 ※状況は不利である

針妙丸「動きが鈍くなってるじゃない! やっぱり小人は巨人に勝つ運命なんだ!」

 おおう、調子に乗っているなぁ。しかし、それに応じて動きまで更に良くなっている。調子に乗ると調子が乗る性格なのだろうか。

弥五郎(拙いな)

 堪えるには堪えられているが、このままでは防戦一方である。

 あやつの弾幕もなんとか弱まってくれたが、如何せん足が止められてしまったのは痛い。

 どうする、どうこの状況を突破する。

※判定

1:弥五郎撃墜(0/3)
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:弥五郎カウンター

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1

※判定と同時に選択

Sと書いてあればスペル使用
無ければ不使用

判定直後

ほい


>>236 コンマ:8 ※優勢

弥五郎「……やはり、こうでは性に合わんな」

針妙丸「なにをっ」

 受けが続けば頭を使わねばならない。しかし、それを使うのはおれにとって苦手なことである。

 小人の攻勢に圧されたこと、攻撃で押さえつけられたこと、それは最早変えられない事実。

 この足の痛みもまた、止むなし。そもそも無傷で勝つというやり方を、おれは出来るわけではない。

 この小人は間違いなく強い。さすがは一寸法師の末裔だと褒めるべきだろう。

 だが――

弥五郎「拙僧とて大太法師。巨人にとて、巨人の戦い方があるのだ!」

 そう、大きいからこそ出来る事がある。力ずくで出来ることもある。

 腕を大きく左右に広げ、なぎ払うように動かす。

 足を基軸に回転を始める。

針妙丸「だ、ダブルラリアット!?」

 その名称は知らんが、これも大きさ故の使い方よ!

※判定

1:針妙丸のカウンター
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:針妙丸撃墜(1/3)

※判定と同時に選択

Sと書いてあればスペル使用
無ければ不使用

判定直後


>>238 コンマ:4+1=5 ※接戦 そろそろテコ入れする

 回転をすることによって、巻き起こるのは気流である。

 これまでと同じように見せるが、ただ闇雲に振るうわけではないのが肝だ。

 何故ならば、あの小人は接近している。おれの周囲にまとわりついている。

 だからこそ、狙い目である。ひっぺがすのも良し、これで体勢を崩してなにかに当たれば良し。

 これが果たして弾幕勝負だと言えるかはさておいて、決闘だというならばおれとて出来る限り筋肉を使う。

 そもそも細々とした弾幕を放つのは苦手であるからして、こういう風になってしまうのだ。

弥五郎「ソラソラソラソラッ!!」

針妙丸「何を~っ!!」

 だが、彼女も負けじと食らいついてきているのが気配で読み取れる。

 負けず嫌いなのだろうか、それも面白いが……延々と付き合ってられるわけでもない。

※判定

8以上で乱入者あり

きっとくる


>>240 コンマ:5 

※戦闘判定

1:弥五郎撃墜(0/3)
2~:弥五郎不利
4~:接戦
7~:弥五郎有利
0・ゾロ目:弥五郎カウンター

補正

小人の末裔:-1
小さすぎる体:-1
身体能力【9】:+1
潜在能力【8】:+1
八幡の大人:+1

※判定と同時に選択

Sと書いてあればスペル使用
無ければ不使用

判定直後


>>242 コンマ:5+1=6 ※未だ接戦

 彼女も随分と食らいついてくるものだ。

 付かず離れずを繰り返し、上手くおれの攻撃を避けている。

 風の軌道も覚えたのだろう、この手を使い続けるのは愚策か。

 それよりもおれの目が回るのもあるが……他に手がないわけでもない。

弥五郎「筋肉……わっしょいっ!!」

 足を止めて停止してから、地面を殴り礫を飛ばす。

針妙丸「手段がなくなったようね!」

弥五郎「そうでもないぞ!」

 そのまま飛んで、近くにある竹を鷲掴みする。

 最初の礫は彼女を引き離す為である。例え読まれていても、拡散する礫の量に対して回避はすると思っていたが、読みが当たった。

 その隙に此方が離れて、竹を掴んだのも意味がある。

弥五郎「ソイヤァァァァァアッ!!」

針妙丸「た、竹を引き抜くって!?」

 ふはは、怖かろう。

※判定

補正:+1

8以上で乱入者あり


>>245 コンマ:8+1=9 ※乱入者あり

※乱入がありましたので戦闘は終了します

※選択

1:正邪
2:霊夢
3:輝夜
4:鈴仙
5:豊姫
6:その他(組み合わせはなし)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

5


>>248 選択:5 ※豊姫来る

※というところで今日は終了します。

※すいません、根尽きました。恐らく次回はまた明日になると思います。もしかしたら来れないので、その時は火曜日になります

※では、お疲れ様でした。また次回お会い致しましょう


※21:30頃に再開します


※再開しまする

 ◇

 竹を力任せに振り回す。その度に幹と幹がぶつかり、大きく音を響かせる。

 葉が揺れ、軽い音が連鎖するように。風と共に巻き起こる。

針妙丸「本当に無茶苦茶な奴だぁぁぁあ!?」

弥五郎「これも筋肉があるからこそ為せる技だぁぁぁあっ!」

 そう、これぞ筋肉を鍛えに鍛え抜いたからこそ出来ることであり、ただの力自慢にはなせないことだろう。

 筋肉が応えてくれるからこそ、筋肉に愛情を注いだからこそ、筋肉に感謝しているからこそ、このような事が出来るのである。

 だが、

「その勝負、お待ちください」

 まさに破竹の勢いで攻勢に出ようとしたおれを止めたのは、聞き覚えのある女の声だった。

 それで動きを止めた瞬間、おれの視界が暗転して刹那の内にこれまた見覚えのある場所を目に見る事となる。

 そこは永遠亭の客間のひとつだった。


 ―永遠亭・客間(昼)―

 見やれば、向かい側には目を回している相対していた小人がお椀の中で目を回していた。

 彼女とおれの中間、その一歩下がった場所には正座をしている豊姫の姿があった。

 どうやら、あの一瞬でおれと彼女は豊姫によって呼び込まれたらしい。

 以前、豊姫が言っていた『海と山を繋げる程度の能力』によるものか。

弥五郎「豊姫、どうしたのだこのような真似をして」

豊姫「どうしたもこうしたもありません、大入見様。どうして小人と問答無用で戦っていらっしゃったのですか」

 どうして、と言われてもな。

弥五郎「張り合う甲斐があると思ってな。実際、決闘してみれば強かったし面白かった」

豊姫「そういうところも変わらないんですね、あなた様は」

 苦笑するように眉を八の字に曲げ、深く溜息を吐かれた。

 そこは性分だ。今更変わることなど有り得ないくらいには、年を取っているつもりだぞ。

弥五郎「おれも男子(おのこ)であるからなぁ。 ……まぁ、それはそれとして。おれとこやつを話し合わせる為に止めたのだろう」

 今度は、此方が溜息を吐いて見せる。

 あの時聞こえた声は間違いなく豊姫のものであったし、彼女のことだから始終の事情も知ってるのだろう。

 性格こそ天真爛漫だが、こと力になればあの『すきま』と肩を並べるインチキぶりなのだ。この姉妹は出来るだけ敵に回したくはないものである。

弥五郎「ほれ、起きろ小人。いつまで目を回しているのだ」

針妙丸「うぅ……」

 小指の先で、彼女の額を小突く。呻き声を上げた後、彼女は目を覚まして咄嗟なのだろう、お椀ごと後方へ転がって距離を取った。

 お椀を自分に被せ、小さく隙間を開けて小人はおれを睨んでいた。


※針妙丸からの弥五郎への好感度判定

少名 針妙丸
1ほど苦手 9ほど好印象 0・ゾロ目で……?

補正
バッドイベントで出会った:-1

判定直後

n


>>259 コンマ:7-1=6 ※良くも悪くも戦友

※少名 針妙丸:私と真っ向から挑む気概は良いけど……【戦友】 を入手しました


※ダメだ、頭が回らないしなんか痛いしまぶたも重い。

※大変申し訳ないですが、今日はここで引き上げです。次回は火曜日の夜に行う予定です

※すいません、また次回にちゃんと進められるようにします。お疲れ様でした


※ごめんなさい、木曜日まで更新控えます。


※Q:なぜ昨日来れなかったか。 A:PM7:00頃に就寝してしまったから

※ごめんなさい。21時頃に再開予定です


※遅れました。夕飯がまだなので途中で抜けるとも思いますが、再開します


※すいません、飯抜けしてました

 ゆっくりと、警戒するように――小動物が巣から出てくるように、小人はお椀を持ち上げる。

 そうして周囲を確認して小さく深呼吸を行うと、おれと豊姫の姿を交互に見る。

 まるで見定めるように、敵意がないことを確かめるように、取って食われるのを恐れるように、彼女はそうした後、

針妙丸「少名 針妙丸です。今回はいきなり襲ったりして、申し訳ありませんでした」

 深々と頭を下げた。

 唐突な自己紹介に加え、謝罪までされた此方は面を食らう。

 そんなそんなと言いたいところではあるが、実際いきなりの決闘だったわけだし、中々に面白かったとはいえ被害者は此方であるからなぁ。

 豊姫の方へとどうしたものかと聞こうと顔を向けてみたが、柔和な笑みで返してきた。どうやら助け舟はないらしい。

 まぁ、取り敢えず挨拶には返さんと礼儀に反するか。

弥五郎「大入見 弥五郎である。面(おもて)をあげよ、別に気にしちゃおらんから」

 そこまで深々とされても話しづらい。

豊姫「綿月 豊姫です。針妙丸ちゃんって呼んでもいいでしょうか?」

針妙丸「え、ああ、はい。 ……えっと、良いの?」

弥五郎「良いも何も、決闘し合ったではないか。良い戦いをした以上、おれは気にせんよ」

 あれだこれだと歪み合うのは性分ではない。そんな細かい事を気にしていてはやってられん。

 おれとしては、この針妙丸という小人が中々に気に入っているというのもある。

 更に小さき者であるというのに、あの強さだ。世界は侮れん。

針妙丸「……そっか、じゃあ、ありがとう」

 ぎこちなさそうに針妙丸はそう言って、頬を掻く。

 そうだな、それではなにか話をしようか。

※選択

1:なぜ襲ってきたのかを聞く
2:正邪との関係を聞く
3:そんなことより筋肉で


※途中送信ンンンンン!

※選択

1:なぜ襲ってきたのかを聞く
2:正邪との関係を聞く
3:そんなことより筋肉で語り合おう
4:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>275 選択:3

弥五郎「よし、そうとなれば筋肉で語り合おう」

 そう言って立ち上がったおれは、腕まくりをして歯を見せて笑う。

 豊姫はおれがやろうとしていることに気付いたらしいが、針妙丸はと言えば口を栗のような形にして呆けていた。

 これはいつものことか。大体おれがこういう事を言ったとしても、最初はわけがわからないという様子を見せられる。

 おれのように筋肉に精通していなければ中々応えることも出来ない故に仕方ないことだが、これを伝導するのもおれの役目か。

弥五郎「豊姫、片方を持て」

豊姫「はい、大入見様」

針妙丸「え、ちょ、抱えないで! なんだなにをする気!?」

弥五郎「楽しいことだ!」

 そう、これぞ筋肉で語り合うことのひとつの形。外来の言葉を混ぜていうならば、『筋肉すきっぷ』という絆の深め方である。

 やり方は至極簡単だ。肩を組み合って、“すきっぷ”を行う。その時の掛け声を合わせ、共に跳ね回る。ただそれだけである。

 だが、これには中々に体力を使う。特に足踏みを揃えなければいけないため、筋肉にも負荷が掛かる。

 抑える所は抑え、開放する所では開放する。それがこの『筋肉すてっぷ』の真髄なのだ。

弥五郎「筋肉最高! 筋肉わっしょい!」

豊姫「きんにくきんにく~」

針妙丸「うわわわわっ!? 揺れる、揺さぶられる! 一旦おろ、おろ!」

 楽しい時間を過ごした。永遠亭に、おれたちの掛け声が響き渡った。

 鈴仙に怒られた。南無三。

※針妙丸と出会いました
※豊姫の好感度があがりました


 ―永遠亭(昼2)―

 何故か知らないが、鈴仙から小一時間にも渡る説教をくらった。豊姫はお咎めなしであり、針妙丸は身長差からなる揺れで気分が悪くなったらしい。

 途中楽しそうに掛け声を合わせてくれたのだが、どうやらそれ以上に揺れが激しかったらしい。

 この『筋肉すきっぷ』は封印だな。そもそもおれが大きすぎて問題があるような気もする。

 さて、これからどうするか。鈴仙からの説教からもようやく開放されたわけだし――

※選択

1:永遠亭周りを散歩する(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:その他(内容明記。キャラ指定は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>281 選択:3

 ―魔法の森(昼2)―

 逃げるようにやって来たのは、魔法の森だった。

 豊姫によれば針妙丸は住んでいる所まで自分で送っていってくれるそうで、その間に色々と話し合うと言っていた。

 そういう事で、鈴仙にこれ以上説教されてもかなわないので、おれは今ここにいる。

弥五郎(いや、本当に逃げたわけではないが……)

 とは、心の中でいう言葉だ。さて、此処に来たわけだから少し散歩をしていこう。

※遭遇判定

コンマ5以上で誰かと会う

補正

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント

判定直後


>>283 コンマ:ゾロ目(クリティカル) ※い つ も の

※ラッキーイベント発生

※誰が来た?

 キャラ指定お願いします。紺珠伝は現在不可

0・ゾロ目でラッキーイベントブースト

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

アリス


>>287 指定:アリス

 ―魔法の森・アリス邸(昼2)―

アリス「それで、結局私の所に会いに来てどうするわけ?」

弥五郎「近くまで来ただけぞ。特に何も用はない」

アリス「用はないって……別に良いけど」

 やって来たアリスの家の前で、紅茶の香りをかぎながら話し合う。

 彼女は入れ物に注がれた紅茶を口に含み、静かに飲んでから思い出したように言葉を続ける。

アリス「あ、前みたいにいきなり脱いだり筋肉的なこと言うのは禁止」

弥五郎「なぜだ!?」

 いきなりの禁止令におれは驚愕した。そんな、筋肉が禁止されたらおれはどうすれば良いかわからないぞ!

弥五郎「そんなの横暴だろう!? 筋肉がなにをしたっていうんだ! 筋肉苛めて楽しいか!?」

アリス「……で?」

弥五郎「……はい」

 とてつもない威圧感を感じて、思わず素直に返事をしてしまう。

 あれは逆らえない。逆らえばなにをされるかわかったものではない。そういう目をしていた。冷たく、凍えるような視線だった。

 正直、素直に怖かった。

アリス「わかれば良いのよ。それは確かにあなたの長所なのかもしれないけど、時と場合と場所を考えないと」

弥五郎「……はい」

アリス「もう、そんなしょぼくれないでよ弥五郎さん。あなたにだって筋肉以外にもいいところがあるはずなんだから」

 いや、そう言われてもな。筋肉がおれでおれとは筋肉で、筋肉は友であり親友であり永劫の相棒であるからそれを禁止されるとなると……

 ああ、しかし彼女には筋肉関係で迷惑を掛けているしなぁ。ここは我慢を覚えるべき所なのだろうか。

アリス「さぁ、まだ時間はあるでしょ? 午後のティータイムを楽しみましょう」

 アリスは紅茶をおれに差し出して、笑う。

 そうだな。では茶請けになにか話せることでも考えよう。

※選択

1:最近変わったことはないか
2:そう言えば、アリスはどうやってあの人形を動かしていたのか
3:なぜ筋肉禁止なのか
4:その他(内容明記。筋肉は禁止)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>292 選択:3



弥五郎「……うーむ」

 紅茶を飲みながら、頭を悩ませる。

 ああ言われた手前、確かにこちらに覚えがあるとしても、やはり……アリスだってそもそも、まぁ、悪い気はしていなかったはずなのだが。

アリス「なにか悩み事かしら?」

弥五郎「いや、やはりなぜ筋肉禁止なのかと」

アリス「……」

 やめろ、その無言はおれに効く。

アリス「はぁ。 ……あなたねぇ、なんでそんな筋肉見せたがるの?」

弥五郎「そりゃあ、自信のあるものであるしな。それに筋肉の素晴らしさを伝えるならば、見せたり触らせるのが一番早いわけであるし」

 それに魅せるという意味もある。

アリス「……この際だから言うけど、正直、その……目のやり場に困るのよ」

弥五郎「目のやり場に困る……だと」

 目を逸らしながら言ったアリスの言葉は、青天の霹靂だった。

 そんな事を言われるとは思っていなかっただけに、目を点にして瞬きをする。

アリス「そうよ、そうなの! 恥ずかしいって思うくらいに! だってそんなの見る機会なんてあんまりないわけだし!」

弥五郎「そう、なのか?」

アリス「そう! ……男の人の体なんて、本でくらいしか見たこともなかったし」

 ぼそぼそと小さな声で言うアリスであるが、聞こえたのでどうしたものかと考える。

 つまりは免疫というものがないということなのだろう。おれも考えなしが過ぎたと言えばそうだ。

 うーむ、ならば筋肉の素晴らしさをどうやって伝えれば良いのだろうか。

 少しずつ慣れてもらうのが一番だというのはあるが……

※選択

1:最初の衝撃が大きい分、服の上からならば大丈夫なのでは?
2:ならば共に鍛錬をすれば、おれのことにも慣れるはずだ!
3:うむ、そういうことならばおれも自重せねばなるまいて
4:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

2


>>299 選択:2 ※満場一致である

弥五郎「ならば共に鍛錬をすれば、おれのことにも慣れるのではないか?」

アリス「へ?」

弥五郎「そうだ、それが良い。共に汗をかけば、それだけ距離も近づけるというものではないか!」

 そうだとも、そうやって豊姫ともかつて仲を近付けたわけであるし。アリスも共に体を鍛えれば筋肉の素晴らしさがわかってくれる筈だ。

 共に心身を鍛えれば、お互いのことももっとわかるに違いない。それはとても素晴らしいことだ。

アリス「ちょっと、ちょっと待って、距離もって、そんな、私、まだそんなつもり――」

弥五郎「良いではないか! 共に有らばそれだけ友としての絆を深められるというもの。そうだな、この際だから人をもっと増やすのも良いかもしれぬ」

アリス「――はい?」

弥五郎「さすがに、二人であれだこれだとするのもアリスだとて嫌だろう? ならば共に鍛錬をする仲間が居れば、アリスだとて気も楽になると思うのだ」

 先に恥ずかしい、目のやり場に困ると言っていたし、さすがのおれも一対一で鍛錬に励むというほど鬼ではない。

 おれも此処で適度な鍛錬だけしかやって来ておらぬし、あの決闘だとて良い運動にもなったと思っている。
 
 そういう意味でも、この輪はもっと広げるべきなのではと考えてはいたのだ。

アリス「ちょ、待って。確かに二人きりっていうのは……恥ずかしいけど……それでも」

弥五郎「なーに、気にすることなどないぞアリス! 丁度気も合いそうな相手もおる! それに、あやつももっと外に出るべきなのだ。ちょうどいいだろう」

アリス「……誰、それ」

弥五郎「それは会ってからのお楽しみだな。紹介はするから、是非に仲良くしてくれ」

アリス「……ふーん、わかった。そこまで言うならその提案に付き合ってあげる。別に鍛錬なんて、必要だとは思ってないけど」

 いやそれではおれのやろうとしていることの趣旨から外れてしまうのだが……

アリス「でも、せっかくだからね。せっかくだからよ?」

弥五郎「カッカッカッカッ、そうか。そう言ってくれるならば、拙僧もやりがいがあるというものだ」

 やる気を見せてくれるのならば十分か。アリスの言葉に、おれは笑って返す。

 正邪に、豊姫に、鈴仙も引っ張って来れれば面白そうだな。針妙丸は……そうだな、正邪と何やら因縁がありそうだし、この際に聞きに行くのもありかもしれん。

 なんにせよ、アリスがおれの提案に乗ってくれて嬉しく思えた。これから、この幻想郷で過ごす日が面白くなりそうだ。

※アリスの好感度がグッとあがりました
※選択肢で鍛錬仲間を誘いに行く事が出来るようになりました。






※今日はここまでです。ようやくストーリーが動き始めました。

※ヒロインは今の所、鈴仙・アリス・豊姫・正邪になるのかな? 新しい出会いがあればまだチャンスはあります。ストーリー上出てくる人もいますし

※なお、鍛錬仲間が増えてからイベントももっと増えます。弥五郎さんのことも色々とわかっていきます。お楽しみに

※次回は恐らく明日の夜にでも。夕方からわんちゃんあるかなってくらいですか

※では、お疲れ様でした。また次回お会い致しましょう


※22:00頃に再開予定です


※すいません、用事が入ったので今日はなしにします。次回は火曜日の予定です


※ごめんなさい、寝落ちしてました。明日は出来れば……日付が変わるくらいに再開します。申し訳ないです


※重ねてごめんなさい、明日早出することになってしまったので今日もおやすみさせて頂きます

※明日こそは……明日こそは……グギギ


※21時頃再開予定。小ネタスレに刑君アフター載せました


※再開します。人居れば嬉しいな


 ―魔法の森(夕方)―

 日が暮れる頃まで、どういう鍛錬をするかとアリスと相談した。

 まぁ、おれがどうだろうどうだろうと色々な案を彼女に聞かせたわけだが、どうもおれを基準にすると色々とダメらしい。

 途中で大きく悩むようにして、彼女は様々な案を出してくれた。やはりアリスは頭が良いというか、そういう所がとても頼りになると思った。

 さて、黄昏時である。アリスとは既に別れておれは魔法の森の中だ。これから帰るも良し、どこかへ寄り道するも良し、知り合いを鍛錬に誘ってみるも良しだろう。

 まぁ、そこまで焦る事はないと思うが……

※選択

1:永遠亭周りを散歩する(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:鍛錬仲間を誘いに行く(最安価)
7:その他(内容明記。キャラ指定は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

5


>>316 選択:5 ※久々のぶらり旅 in 幻想郷

※判定

コンマ一桁5以上でどこかへとたどり着く

判定直後

たかーい


※下げてたー! 恥ずかしい!!

※判定↓


>>319 コンマ:9 ※成功

※来てましたね。成功です

※指定

何処についた?(既出未出関係なく)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

香霖堂


>>324 指定:香霖堂 ※コンマえらい低いなぁ

 ―香霖堂(夕方)―

 魔法の森を散策ついでに散歩していれば、見つけたのは家屋だった。

 何やら雑多にものが置かれているその場所には看板が掲げられている。

 どうやら店らしい。このような場所になぜ、と思うが妖怪向けにでも商売をしているのかと思う。

 試しに入ってみようかと思い、体を屈めて暖簾を潜る。

弥五郎「おおぅ!?」

 狭かった。天上もそうであるが、見渡す限り物で溢れかえっている店の中は、おれにとって異様に狭く感じた。

 これならば永遠亭の客室の方がと思ったが、あの場所は鈴仙のおかげで色々と特殊なのを思い出す。

――しかし、見れば見るほど見慣れないものが多くある。

 いや、元々おれにとって殆どのものが見慣れないものであるわけだが。

 そうして顔を動かして店内を見回していると……

※判定

1:突然の悪寒に襲われた
2~:店主登場
7:魔理沙が居る
8:霊夢が茶を啜ってる
9:霖之助接客中(接客相手は最安価)
0・ゾロ目:ゆっかり~ん

判定直後


>>330 コンマ:5 ※霖之助参上

「これはまた大きな方が来たものだね。いらっしゃい」

 下の方から声を掛けられた。そちらへと向くと、なにかに下敷きにされた男性が苦笑しながらこちらを見ていた。

「いきなりですまないが、ちょっとこれをどけてくれないかい? 重くて持ち上がらなくてね」

弥五郎「ああ、そのくらいなら容易いが……」

 言いつつ、箱を下から掴んで持ち上げる。その拍子に何かが崩れ落ちるような音が聞こえた。

 どうやら、何かが上に乗ってつっかえていたようだ。

 しかしそこはおれの筋肉、そんなものなど、ものともせん。

「あいたたた……やっぱりかたさないとダメだなぁ、本当に」

弥五郎「自分の店の物に下敷きになって死んでは元も子もなかろうて」

 そんなことが死因など、情けなくて泣けるだろう。

霖之助「だよね。 ……なんにせよ、ありがとう。僕は森近 霖之助。この香霖堂の店主をさせてもらってるよ」

弥五郎「大入見 弥五郎である。この幻想郷に来てから数日の新参者だ」

 筋肉任せに箱を置き直し、自己紹介を互いに交わす。

 ここはやはり店なのか。しかし本当に見れば見るほど片付けがされていない。

※霖之助からの弥五郎への好感度判定

森近 霖之助
1ほど苦手 9ほど好印象 0・ゾロ目で……?

補正
同性:+1

判定直後


>>332 コンマ:1 ※やらかした

※森近 霖之助:商品の弁償をしてくれないか【苦手】 を入手しました

弥五郎「しかし、こうも狭いと動き難いな……」

霖之助「それは君が普通よりも大きいからだと思うけどね……」

 それはそうかもしれないが……しかしこの積み重なった場所とかいかにも通路の邪魔を――

弥五郎「あ」

 通路にはみ出た山を少し体を反らせて避けようとすると、服の袖が引っかかったらしく引っ張ってしまった。

 思いのほか勢いが出てしまったようで、山は一瞬にして瓦解する。

 音を立てて、何かが割れる音や砕ける音を混じらせながら。

霖之助「……」

弥五郎「すまない店主! これはわざとではない! わざとでは!」

 そう釈明をしながら思わず身振りをしてしまったせいで、また近くにあった陶器のような商品に体をぶつけてしまう。

 そうすると、落ちる。落ちると、割れた。

霖之助「あー、なんだ。申し訳ないんだけど」

弥五郎「……ああ」

霖之助「出禁ね」

 甘んじることにした。

※霖之助と出会いました


※睡魔……が、来てる!

※すいません、今日はここまでです。明日はもう少し長く出来れば……

※霖之助と仲直りは人間の里でどうにか交流するかラッキーイベントで引き寄せるかでしょうか

※ではお疲れ様でした。また次回お会い致しましょう


※21時頃に再開予定です


※再開しますです

 ―永遠亭(夜)―

 今日の教訓は、おれの体では大きすぎる為に普通の家屋の中では特に動きに注意するべし、ということだった。

 朝から今まで本当に騒動が絶えない。今後としてはアリスとの鍛錬を行う仲間も増やさねばならんし……

 楽しいことも、悪いことも変わる変わるやってくる。日常生活としてこれほどまでに刺激的なのは、良い事なのだろうか。

 いや、おれも平穏過ぎることというのは飽きても続けていたわけだしな。こういう体験というのはやはり、素晴らしいと思うが……

弥五郎(……と言っても、不仲を生み出してしまったのは失敗だな)

 霖之助ともいつか打ち解ける日が来れば良いと切に願う。

 さて、帰って来て飯も食った。風呂も入ったし後は寝るくらいのことしかない。

 なれば、少しくらい何かしてから眠ろう。今宵はなにをするかな……

※選択

1:誰かに会いに行くか(判定有り)
2:月見酒(遭遇判定有り)
3:鍛錬に励むか(遭遇判定あり)
4:その他(行動表記。キャラ指定は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>343 選択:3 コンマ:00(ダブルクリティカル) ※メインイベント発生 のっけから飛ばしてんなぁ

 ◇

 せっかくの時間、アリスと共に鍛錬をするという約束を交えたわけだからここでおれがそれに手を抜いてどうすると思う。

 こっちに来てから、軽く鍛錬をする事はあってもしっかりと行う事は考えてみればしていなかった。

 ので、良い機会だから眠るまでの時間を全て鍛錬に回すことにする。

弥五郎「それに、この筋肉であっても強敵が居るとわかったのだからな……!」

 アリスも針妙丸も強かった。やれる事はしっかりとやった筈なのに、あやつらはおれと対等以上に戦っていた。

 やり方の差異もあるだろう。相性もそうであるし、何より決闘のやり方におれは未だに慣れていないのもある。

 だが、しかして戦いということをしている以上、そうであるわけにもいかないのだ。

弥五郎「負けぬぞ、次に試合う者よ!」

 まだ見ぬ誰かに思いを馳せる男が此処にいた。つまりおれである。

 そんな風に体を動かしながら、昂ぶり高笑いをしていると――

※選択

1:豊姫
2:鈴仙
3:正邪
4:上海人形(アリス)
5:その他(内容明記。紺朱伝は現在不可)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

3正邪


>>349 選択:3 コンマ:ゾロ目


※こんなの絶対おかしいよ!! 待って、考慮してないよ! なんでこんな時にそんなゾロ目だしてくるのさ!?


※気を取り直して

正邪「やぁ、こんばんは」

 現れたのは、正邪だった。

 おれの視界から見て逆さまに、彼女は気軽に挨拶をしてくる。

弥五郎「応、こんばんは」

 鍛錬を続けながら、挨拶を返す。どうやって逆さになっているのかと思えば、ただ宙を飛んでいるだけのようだ。

 いや、そんなことよりも――

弥五郎「どうやってここまで来た?」

 腕立てを続けながら尋ねる。

 ここは仮にも永遠亭の中である。鈴仙の持つ術には侵入者を感知するものまであった筈だが、この屋敷の中は普段通りの静けさだ。

 それはつまり、彼女がその網を抜けておれの居る場所まで来たということになる。

正邪「マジックアイテム使ってね、難しかったなー」

 そう言ってケラケラと笑う正邪。

 まじっくあいてむ? と頭に疑問符を浮かべながら尋ねると、

正邪「ああ、不思議な力を持った道具のことだよ。ほら、打ち出の小槌とか有名だろ?」

 その言葉で合点がいった。“まじっくあいてむ”とは、つまり法力や奇跡の力を持っている道具のことなのだろう。

 それを使えば確かに、あの鈴仙の術であってもくぐり抜けることが出来るのかもしれない。

 だが、彼女は難しかったと言っていた。まぁ、ひねくれた言葉なのかもしれないが。

正邪「大男もこんな所で汗くさーいことなんてしてないで、楽なことをすれば良いのに」

弥五郎「これはこれで楽しいぞ?」

 筋肉に繋がるからな!

正邪「楽しいと楽は違うだろうに」

弥五郎「楽に筋肉は付かんさ。筋肉とは自らの精神の強さで成り立つもの。鍛錬や修行とはそういうものだろうに」

 それすらも楽しく行えれば、それをすることが好きならば、一石二鳥というものだろう。

 だからおれは、こと鍛錬や修行で手を抜くつもりはない。懸命に励めば、それに応えてくれるのが筋肉だからだ。


正邪「暑苦しいしむさいし今時じゃないと思うんだけど」

弥五郎「カッカッカッ、しかしておれはそういうのが好きなのだ。この筋肉にちゃんと向かい合わねば、筋肉に申し訳が立たんしな」

 筋肉とは自分であり、おれとは筋肉である。

 それに、今時ではないのはわかりきっていることだ。おれの齢など、それこそ数えるのも面倒なくらいな数なわけだし。

正邪「本当に、お前は変なやつだな」

 そう言って、正邪は笑う。 おれは腕立て伏せを切り上げて、体を起き上がらせる。

 すると正邪もくるんと回ってからおれの隣に腰を下ろした。

 それからからかうような表情で、口を開く。

正邪「なら、提案だ。私は天邪鬼だから、色々なことが出来る。例えば、楽を苦にひっくり返すとか」

 それはつまり、苦を楽に変えるということだろうか。

正邪「と言っても、鬼でもなんでもないからな。私はそこまで強くないし、出来ることも限定的。でも、出来ないわけじゃない」

弥五郎「いや、それはそれで困るんだがね」

 ひっくり返すと聞くと、おれにとってそれは大変迷惑な話だ。

 今は八意殿の薬のおかげでこの体になれているわけで、本来の大きさにひっくり返されたはたまったものではない。

 というか、それ以前の問題でもある。“存在をひっくり返されては最悪なのだ”

正邪「私も別に興味ないから、言われなきゃやらないよ」

弥五郎「やかましい。興味あるのだろう、悪戯ならば他所でやってくれ」


 ゲラゲラと今にも笑いそうな正邪を前に、おれはしっしと手を振ってみせる。

 天邪鬼。それは有名な小物妖怪だろう。思っていることと正反対のことを口に出す者。性格を表す時に度々使われるくらいには、浸透している存在。

 楽を苦に変えられても、苦を楽に変えられても、それは何も変わらないことだ。

 単に入れ替わるだけである。それにその力を興味本位でおれに掛けられても困るのだ。

 それをおれは望みはしない。

正邪「なんだ、面白い」

 つまりつまらなかったと。

正邪「んー、でもお前に掛けるにはなんか力が足りない気もするしなぁ。その気になってくれれば、楽なんだけど」

弥五郎「馬鹿者め」

 まったく、この少女のひねくれ方は思い切っている気がする。

 天邪鬼という妖怪だからこうなのか、それとも性格が元から天邪鬼なのか。

 どちらにせよ、彼女のそれに協力する気は更々ないというのは断言出来るだろう。

 さて、このまま正邪の言葉に翻弄されるのも嫌なので、何か話題を振って流れを変えることにする。

※選択

1:針妙丸という小人を知っているか尋ねる
2:まじっくあいてむについて聞く
3:鍛錬仲間に誘う
4:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

3


>>359 選択:3 ※なんだか直下が今日は選択を攫っていくご様子

弥五郎「ならば、共に汗を流すというのはどうだろうか」

 単刀直入に聞いてみる。

正邪「なんでだ?」

弥五郎「それはおれがそう思ったからだ」

 なんも変哲もない理由である。

 ただ単純に、知り合いであり、友だと思っていて、それでいて鍛え甲斐がありそうな者が目の前に居たからである。

正邪「やだねやだね、なんで私がそんなことしなくちゃいけないんだ」

弥五郎「利はあると思うがな?」

 首を横に振って、正邪は言う。

正邪「ないよないない。お前だけが得するじゃないか。そんなことに協力するなんてまっぴらごめんだって」

弥五郎「いやいや、おれもおぬしのことを思ってだな」

正邪「なーにがだ、なーにがだ。お前みたいに、そんなことして喜ぶやつの所には行きたくないね」

 いーだ、べーだ、と表情を変えて正邪は拒否をしてくる。

 これは、そのままの意味で取って良いのだろうか?

 今更だが、こういう所は拙僧は苦手なのかもしれない。

※判定

1ほど正邪は実は―― 9ほどただの嫌がらせ 0・ゾロ目で……?

補正

メインイベントなう:-2

判定直後



※【速報】コンマ神いい加減にして


正邪「だから今日はお暇するよ、これ以上それ関係で話されても困るからね」

弥五郎「困るって、おぬしなぁ……」

 勢い良く立ち上がった彼女は、口早にそう言って下穿きの裾を手直す。

 そうもはっきり言われれば、言葉が出なくなる。

 さすがのおれだとて、嫌がりを面と向かって見せられればそれ以上言うことなど出来ない。

 正邪が嫌ならば、それも仕方あるまい。残念だが、誘うのは諦めよう。

正邪「困る困る、これ以上必要ないこと言われたらお前から興味無くなるし、正直面白くもなんともないし。ホント迷惑だからやめてくれよ」

弥五郎「なっ」

正邪「あーあ、ホント嫌になるわー。 ……それじゃね」

 畳み掛けるように言葉を揃え、そっぽを向かれたまま正邪が消えていく。

 一瞬のことに本当に反応出来ず、頭を固まらせたまま彼女の居た場所を眺めていることしかできなかった。

 “まじっくあいてむ”とやらを使ったのだろう。

 顔が見えなかったせいで、どんな表情でそれを言ったのかすら確認出来ずに終わる。

 せめてそれだけでも見れれば、ある程度くらいは読み取れるのだが……

弥五郎「……しかし」

 まっこと、残念極まりないことだった。

※正邪の好感度がググッとあがりました
※正邪は天邪鬼です


※現在公開可能な情報

名前:大入見 弥五郎
読み:おおいりみ やごろう
能力:跡を残す程度の能力
種族:妖怪(だいだらぼっち)
危険度:
人間友好度:
身体能力:9 強い。力の勇儀と互角以上
精神:5 普通。良くも悪くも一般的
頭脳:2 ⑨と言われても仕方ない。妖精並
潜在能力:8 様々な可能性を秘めている

幻想郷縁起
なし

特殊設定

炭鉱夫
あなたは穴を掘る事が得意だ。
掘れば掘るほどその技術は上昇し、様々な鉱石を発掘出来るだろう。
効果:選択肢に炭鉱夫をするが追加される。その際の判定にクリティカルで特別な何かを入手可能


あなたは馬鹿だ。あらゆる意味で馬鹿だ。
馬鹿故に恥を知らず、馬鹿故に恐れを知らない。
あたいってばさいきょーね!
効果:精神判定に-を受けない

相関図
【永遠亭】
蓬莱山 輝夜:少しくらいは話せる男みたいね【再評価】
八意 永琳:見た目や言動に惑わされるなんて、私もまだまだね【知り合い】
鈴仙・優曇華院・イナバ:や、弥五郎さんの事を、私は信頼してます!【信頼】
因幡 てゐ:あー、奴さん来ちゃったかー。あの人馬鹿だけど侮れないんだウサー【信用】
【英雄伝】
藤原 妹紅:使いようによっては……ね【苦手】
アリス・マーガトロイド:馬鹿、馬鹿……なんなのよ、もう【超気になる】
鬼人 正邪:ばーか【天邪鬼】
少名 針妙丸:私と真っ向から挑む気概は良いけど……【戦友】
森近 霖之助:商品の弁償をしてくれないか【苦手】
【月の民】
綿月 豊姫:ふふ、これもなんて因果なことでしょう。また貴方様に会えるだなんて【昔馴染み】


※夢判定

 コンマ一桁6以上で弥五郎は夢を見る

 判定直後


>>372 コンマ:8 ※成功

※更に判定

1(ファンブル):滅尽滅相
2~:死の化生、成りけり
6~:天見、海渡、雨晒
0・ゾロ目:ヤマ法師

判定直後


>>375 コンマ:0

※少し時間くだしゃぁ……(白目)


                              ※ヤマ法師※


           ―― 太極より両儀に別れ 生じ伸びゆき四象に至り よって辿るは八卦の陣 ――

           ―― 生命の循環は 森羅万象に隔たりなく 無極は満ち足り太極と成る――

            ―― 是れ下降する陰に穿たれし陽 罪と断ずられば贖う思いを示せ ――

         ―― 是れ昇する陽に垂らされた陰 生命が栄えらば 穢れ付いて飲まれゆく ――

                ―― 繰り返せ 汝を裁くは死そのものならば ――
                            トコ シエ
               ―― 繰り返せ 魂は永久に 循環するのだから ――

             ――  オン・ヤマラジャ・ウグラビリャ・アガッシャ・ソワカ ――

              ――  ナウマク・サマンダ・ボダナン・エンマヤ・ソワカ ――
                 イノチ  オオヒト
             ―― 生命の大人が死に転ずれば 夜摩の産声響きゆく ――




                                  「なぁ、大人よ。御主は穢れをどう断ずるのだ?」



 ―永遠亭・客間(朝)―

 飛び起きるように、目を覚ます。

 夢に聞いた言葉に、おれは息を荒くした。

 ああ、面倒だ。ほんに面倒だ。これがただの夢であることを切に願う。

 天津神共と袂は既に別けているのだ。今更出てきてもらっても困るというもの。

 おれにその役目を持つつもりはないし、その役目などない方が良いに決まっている。

 天上のヤマなど、神々の為の閻魔など、死というものを断つ者など……・

弥五郎「……なる必要など、何処にあるというのだ」

 歯を軋ませて拳を握る。それだけはせめて、おれが貫いていくべき矜持であるから。


※今日はここまでです。なんだこのクリティカルパレード。コンマ神マジで落ち着いて

※正邪大躍進。これは追い上げてますわ。天邪鬼だけど。かわいい

※明日は出来るかちょっとわからんです。出来れば宣言しますが、なければ次回は火曜日に……出来ればいいなぁ

※お疲れ様でした。また次回、お会い致しましょう


※風邪の症状フルコース体験しているのでしばらくおやすみです。


※今週は更新無理です。忙しいのと、冬コミの原稿もあるので更新頻度さがります

                                          _   -
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                                     /  ..::;:'     、   丶  ヽ 、    ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|       .  ,    '  、   , :   ヽ   :.\   、
|                          _|       ' .,  : .ト、.ハ :. :, !、  .  :. ::.. ヽ
|     ※ 今夜                  |    ./ ,.イ   : .i` ´ ; : :i l. ヽ  i   ::. ::..  、  、
|                            |    / /.'    .:  j    } i .ハ.| -‐V }、 :::. :::.  ,
|    年越し更新                 |   '. ' .! ;  .::: .ノ    !  .!‐'l.l   } ハ.: :::. ::::.  ,
|                            |  .//  .i   .:  '-- .i : i  リ ,,. -=T !:! :l!  :::i ; , ィ ヽ_,.イ
|       やります                | , /    ' :'  ::; /     i !{  j!´ V::ソ .l.:  !  :::; Y
|                            | /'   /.イ  :::{ !,.. -ー、.| :{ ヽ      l.ll    i:: .! / ,.::'
>                            | '     /'ハ  ::'ハ lヽヽ:ソj人       ///'ノl .i  ; !: l   .:::
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            |  |               イ ィ ´ '    ::' 丶     `    / ,: .::j イ    _ -― _
            |  |              , 'ーニ -‐∨   '.  二ニ ‐-  _././ ,::  .::! ' ,:::'"
          ,(二._ ̄`ヽ          /  ./ `z ーV    、 V ヽ _  ,. 〉/ ,::   i l /  _    -=
.          { __.:_ }  ヽ.         /   '   ア  ヽ :.   :, ー- 、ハ,;;;//l::   :!.l.! -‐ ー  ,ィ´
          - _ .j、   、    ,     .:   ,. '⌒ 'ー, 丶   ::, 、   l,;;;// l::  .l リ  ‐- 、ヽ∧
          ヽ--‐ j ゝ,  /、 _/    ,イ  /   .:::、.,イ´ _V :.  リ  ー/;;;// .!: .::! !  _-ー ヽ!/l
             丁 Τヽイ, -" ´、 ,   /    .:::::::/‐-、 } : i {  ` .';;;;!' .l  .:l ,! < ///////,l
            |  |  ,〉´ ,: ,:'  ;    ´     ..:::::;'  、` ー.jハ :.l"´ー 大.l!⌒! .:l ゝ ̄ ,イ///////,l
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※冬コミが終わったので、上記の通り。18時頃からの予定です


※お待たせしました。夕飯の時間に重なってしまって……

※久々の更新です。まったりといきましょう


――五日目

 ―永遠亭・客間(朝)―

 気分の沈む夢を払う為に、顔を洗った。

 冷水を顔に当てる度に、空気に冷えるのが頭を冴え渡す。

 まったく、ひさかた過ぎることを夢を使って見せるとは……

 さて、さっぱりとしたところで気分晴らしに何かしよう。

※選択

1:屋敷を歩き回ってみる(遭遇判定有り)
2:永遠亭から少し出てみる(遭遇判定有り)
3:妹紅の所へと行ってみる(仕事の斡旋)
4:鍛錬だ! 兎に角鍛錬をするぞ!!(遭遇判定有り)
5:その他(内容明記)

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

4


>>401 選択:4



弥五郎「鍛錬だ! 兎に角鍛錬をするぞ!!」

 そのまま部屋に戻るのも、外出する気分でもなかったので庭に出て体を鍛えることにした。

 邪念を払うならば、体を動かす。おれにとっては、それが一番の方法だろう。

 まず、じっとしているのも性に合わないしな。

弥五郎「まずは準備運動からだな」

 腕立て伏せを五百回でもすればいいだろう。

 その後に腹筋を同数、背筋を六百、くらいで良いか。

 無心になりながら、それらを順調にこなす。

 そうしていると――

※遭遇判定

コンマ5以上で誰かと会う

補正

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント

判定直後

ぞろぞろ


>>404 コンマ:4

 ―永遠亭(昼)―

弥五郎「ふぅ、良い汗をかいた」

 額を手拭いで拭き、鍛錬が終わった頃には朝飯の時間がとうに過ぎていた。

 食事は後で食堂に行って、余り物がないか聞くとして。

 鈴仙には合わぬようにしよう。

 やっと頭から離れた下がった気持ちを、お小言でぶり返すこともないだろう。

 さて、昼だ。飯を食った後にどうするか決めておくかな……

※選択

1:永遠亭周りを散歩する(キャラ遭遇系)
2:妹紅に仕事はないか聞きにいく(仕事斡旋系)
3:魔法の森へ行こう(キャラ遭遇系)
4:人間の里へ行こう(キャラ遭遇系)
5:気の向くままに外出しよう(判定成功で最安価)
6:鍛錬仲間を誘いに行く(最安価)
7:その他(内容明記。キャラ指定は不可)

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

6正邪


>>409 選択:6 ※すいません、それ最安価なんですよ

※というわけで、キャラ選択お願いします

1:アリス
2:正邪
3:豊姫
4:針妙丸

0・ゾロ目でラッキーイベント 1でバッドイベント発生

↓3までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

2


>>414 選択:2 ※正邪

 ―迷いの竹林(昼)―

正邪「……それで、鍛錬相手を探していたら私が居たと?」

弥五郎「その通りである」

 右腕にぶら下がった正邪の問いに、頷きながらおれは答える。

 上に下にと良い重し替わりになっている正邪が、ジト目をこちらに向ける。

正邪「だからって、私をこんなことに使うなよ。 ……まるで軽い女みたいじゃないか」

弥五郎「ひねくれ者のお主がそう言うと、面白いな」

 重い女、軽い女。別の意味もあるにはあるが、別に気にせずとも良いだろう。それに――

弥五郎「丁度良いくらいだぞ。そもそも、こうして動かすことに意味がある。お主もそうしてぶら下がっているだけでも、腕を鍛えることが出来る。一石二鳥だ」

正邪「別に鍛えたいわけじゃないんだけどなぁ……」

 ぶつぶつとボヤく正邪の言葉を聞き流しながら、順調に右腕を上下に動かす。

 さて、ただ鍛錬を黙々と行っても仕方ない。

 正邪の機嫌も悪そうだし、何か話題でもして口でも動かすか。

※話題安価(内容明記)

↓3

上二つ


※ごめんなさい、寝落ちしてました。

>>419 天邪鬼の生態を聞きながら、筋肉の真髄について語る

弥五郎「そうだ、お主ら天邪鬼はどのようにして生きているのだ?」

 聞いてみるのは、天邪鬼がどんな風に生活しているのかというものだ。

 正直、色々な場所に出没するという妖怪はこの幻想郷に居ると聞くが、固定で生活している場所があるのだろうか。

正邪「……どのように、って。そんなの聞いてどうするんだ?」

弥五郎「単純に興味があるのだよ」

正邪「じゃあ話さなくてもいいね」

 さらっと言われた。

弥五郎「ならば、筋肉の真髄について語らねばなるまい」

正邪「どうしてそうなるんだよ。興味ある」

 それはつまり、筋肉の真髄はよせということだろうか。明らかに渋い顔をしているし。

正邪「正味、そんなこと聞いたってどうでもんじゃない?」

弥五郎「いやいや、おれも昔はそうだったのでな。同じ境遇だった者として、という話だ」

 だいだらぼっちは一つの場所に住処を置くような種族ではない。

 そも、住める場所などないからという最たる理由がある。

 まぁ、そもそも雨風などおれたちには関係がなく、食事や娯楽も必要ではなかったから、というのもあるのだが。

正邪「嫌味か」

弥五郎「そうではない。 ……まぁ、いつかこの地を出ることにもなると思うからな」

 唾を吐き捨てられそうな勢いで言われた悪態に、苦笑を浮かべながら言う。

弥五郎「外でもしも身内に会った時の話の種にでもしようかと、な」

 それからそう継いで、カッカッカ、と笑みを浮かべた。

正邪「……てきとうにしてるよ」

弥五郎「む?」

正邪「私くらいになると、いろんな住人にかなり好かれてるから」

弥五郎「……お主」

 目を逸らしながら彼女の口から発せられた言葉の内容に、おれは腕の動きを止める。

 何かやらかしたのか、どうやら相当な事情があるようだ。

 そう言えば、初めて会った時は怪我をしていたのを思い出す。

 そういうことなのだろうか、と邪推する。

弥五郎「ま、そうだな。お主は良い友だ、何かあれば頼るが良い」

正邪「何でそうなるんだ」

弥五郎「この筋肉はな、そういう為にあるのだよ」

 友がもしも、そういう存在なのだとしても。

正邪「……馬鹿だな、お前」

弥五郎「よく言われる」

 今見せた正邪の微笑みは、嘘ではないと信じたいと思った。

※正邪の好感度があがりました


※コミケの疲れが抜けていないのか、非常に眠いので今日はここまでにしますorz

※年越しとか言ってたのは、すまん。あれは嘘だ

※これからしばらくは定期的に更新できると思いますが、予定は未定ということで

※では、お疲れ様です。良いお年を


※生存報告。 ちょっと忙しさが度を越してやってきているので更新が滞ってます。申し訳ないです。

※なんとか目処をつけたいところですがそれも難しい現状……なんで、出来る時にはやりたいですが突発しか出来ないと思います

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月29日 (水) 22:50:21   ID: 2Pzv96XQ

ぬぅ

2 :  SS好きの774さん   2017年07月30日 (日) 15:08:38   ID: e1rBNJIE

ぐぬぬぅ

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