陽炎「なんか部屋にパンツが届いてた」 (151)

艦これSS。メインは陽炎・不知火・黒潮。


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お昼時の鎮守府。出撃遠征演習など、午前のキツイ任務を終えた艦娘達の憩いの時間。


駆逐艦陽炎も先程遠征より帰還し、可愛い妹達と昼食を取ろうとしていた。

~陽炎・不知火・黒潮の部屋~


陽炎「不知火~?黒潮~?あれ、いない……まだ帰ってきてないのかしら?」


陽炎「ま、いっか。先にシャワー浴びて着替えちゃおっと。えーっと下着下着……ん?」


陽炎達の部屋は扉を背にして右側に勉強机が3つ並んでおり、反対側には寝室用の小部屋が3人分並んでいる。

そのちょうど真ん中に不知火、黒潮と買ったカーペットと円卓のガラステーブルがある。任務の無い時はペタッと座ってここでよく雑談している。


テーブルには小包が一つ置かれていた。


宛名は陽炎。差出人は不知火からだった。


何だろうかと取り出してみる。重さは軽い、いや殆どない。


開けてみると中身はなんと


陽炎「あれ~?なんでパンツ~?」


紺色の生地に淵はピンク。真ん中に白いリボンが付いている。ごく普通のパンツだった。


普通はブラジャーもついてくるものだが箱の隅を探してもそれはない。


しかし陽炎には心当たりがあった。


陽炎「夏に水着を選んであげたからそのお礼かな?全くもう~嫌々だった癖に本当は嬉しかったのかな?」


素直じゃない妹の照れ隠しなお返しに機嫌が良くなる陽炎。


陽炎「ま、折角だし履きますか♪これにしよ♪」


ブラジャーは自分の物を出せばいい。そう思ってシャワー室へ行き軽く汗を洗い流した。


陽炎「るんるん♪」ザザー


正直下着そのものについては別段自分好みではなかったのだが、愛しの妹からのプレゼントである。普段自分の気持ちを表に出さない不知火の心遣いに陽炎は素直に喜んだ。


陽炎「よーいっしょっ ほっ」


早速陽炎は贈り物のパンツを身に着ける。


陽炎「ふ~ん!思ったより履き心地いいじゃん♪少し大きい気もするけど」クルッ クルッ


下着姿のまま鏡の前でグラビアポーズを決めまくる。


陽炎「へへっ やっぱり私ってちょっと可愛いかなぁ~♪なんてっ」キャピキャピ


陽炎「不知火見たらなんて言うかな~」


パンツ一つですっかり浮かれ気分である。


がちゃ


不知火「やれやれ、やっとお昼食べられますね」


黒潮「演習後の加賀さんの反省会長うてなぁ~ ありゃ?陽炎姉はん!」


不知火「先に帰ってたんですね……見ない下着ですね。新調したんですか?」


陽炎「あ、おかえりー!もう~不知火ったら知らばっくれちゃって♪かわいいなーこのこの!」


不知火「はい?」


陽炎「これね~不知火が私にくれたんだ~♪」


黒潮「えぇ~!?不知火姉はんが???」


不知火「……?」


陽炎「……不知火?」


不知火「私そんな下着知りませんよ?」キョトン


陽炎「はぁ!?じゃあこれって誰が……気持ち悪ぅッ」


黒潮「あれとちゃうん?ほら、提督はんのプレゼントとか」


陽炎「うへぇ……それにしたって乙女に下着なんか贈る普通!?」


不知火「司令がそんな事するとは思えませんが……」


黒潮「んー……それもそうやなぁ」


陽炎「あーもー!気に入った所なのにシラけちゃった。脱いじゃお……」


っと陽炎は下着を下ろそうと手を掛けようとするも


陽炎「……!?ぬ、脱げない……」


不知火「はい?」


黒潮「!?ホンマや!?パンツが糊付けしたみたいにピッタリ張り付いとる!?」


陽炎「なんなのよこれぇえええ!!!」グイグイ


不知火「……仕方ありませんね。贈り主には悪いですが」チョキ


不知火は自分の勉強机からはさみを取り出す。


不知火「くッ……この下着、掴めませんね」ツルツル


なんの素材かわからないがパンツが陽炎の下腹部と一体化してるほどに張り付いていた。



黒潮「これじゃあ姉はんの尻まで傷ついてまうなぁ」


陽炎「そ、そんなぁ……」


不知火「……失礼します」サワサワ


陽炎「わぁ/// ちょ、ちょっと!!!変な所触んないでよぉ!!」


不知火はどこか隙間がないかと陽炎の下腹部をまさぐる。どこか皺ひとつあれば挟みで切れるからである。



陽炎「し、不知火ぃ……あ……や……」ポワァ


不知火「どこにも隙がありませんね……どうなってるんでしょう……」


黒潮「変な布きれやなぁ」


不知火「……このお尻の肉を削ぐというのは……」


陽炎「こ、怖い事言わないでよぉ!!」



黒潮「取り敢えず何か服着ようか陽炎姉はん……これじゃ風邪ひいてまうし」


陽炎「うぅ……」


今になって陽炎は、自分がパンイチであった事を思い出した。


………

……




場所が変わって食堂。


不知火「陽炎……何か食べませんと」


陽炎「食欲ない……」


黒潮「そないな事いわんで、な? うちがパン買ってくるで?」


陽炎「いい……うん……ほんとに」



あんなに普段明るい陽炎が嘘のように沈んでいる。


不知火「……不知火のプリン食べますか?」


陽炎「…………貰う……」


プリンは食べられるらしい。


陽炎「どうしよう……」パクパク



不知火「夕張さんや明石さんに相談してみるというのは」


黒潮「せ、せやな!あの二人ならひょっとしたら……」


陽炎「だ、だめ!!!」


黒潮「姉はん……」


陽炎「こんな姿絶対見せられない!!!」



不知火「そんな事言いましても私達だけでは」


陽炎「第一なんて言うのよ!?部屋に置いてあったパンツを履いたら脱げなくなりましたって?死んだ方がマシよ!!!」


陽炎「私は陽炎型の長女なのよ!?妹達皆まで恥さらしじゃない……!そんな事絶対出来ない!!」


黒潮「そな言うてもこのまんまじゃ……」


陽炎「だ、大丈夫よ!今日はもうこの後の演習も一戦しか予定ないし……じっとしてれば」



不知火「トイレはどうするのですか?」


陽炎「うぅ……」


黒潮「垂れ流しで演習なんか嫌やろ?」


陽炎「当たり前じゃないッ!!!!バカ!!!!」


陽炎「うぅぅ……思い出さないようにしてたのにぃ……」



神通「こんにちは、皆さん」


不知火「神通先輩……」


陽炎「こ、こんにちは!」


黒潮「せ、先輩も食堂でしたんやなぁ~」


神通「えぇ。あ、陽炎。この後の演習なのだけれど」



陽炎「は……はい」


神通「吹雪ちゃんが体調不良で休む事になっちゃったの。悪いのだけれど吹雪ちゃんの分も出て貰っていいかしら?午前は2回終わったから残り3回演習あるのですが」


黒潮「えぇっとぉお~~~」


不知火「……神通先輩、すみませんが今陽炎は」ガシッ


陽炎「……」フルフル


不知火「陽炎……」


陽炎「大丈夫です神通先輩!全然いけますとも!任せて下さい!」


神通「そ、そう?今何か言おうt」


陽炎「大丈夫です!!!!!」クワッ


神通「あ、えと……わかりました。じゃあよろしくお願いしますね」


神通「」スタスタスタスタ



黒潮「姉はんのアホーーーーーッ!!」


不知火「どうするんですか?吹雪が担当する演習3戦の間……一戦50分としても2時間半はその状態で戦わないといけないんですよ!?」


陽炎「私は陽炎よ!?あんた達の姉なんだからね!!このくらいへのへのカッパよ!!!」


不知火「自暴自棄もいい加減にしてください!それだから……」


陽炎「うぅ……!?」


不知火「陽炎!!!」


黒潮「…………姉はん。一応聞くな?どないしたん?」


陽炎「……なんか、催してきちゃったぁぁ」


不知火「……」


黒潮「あちゃー」


………

……




陽炎「どうしよう……どうしよう……」


不知火「取り敢えずトイレには来ましたけど……」


鎮守府トイレ内。現在陽炎型3人衆は個室の中で緊急対策会議をしている。


陽炎「も、もういいよぉ……後はあたしがなんとか」


不知火「できますか?」


陽炎「……出来ない……かも」


黒潮「ちなみに……どっち出そうなん?」


陽炎「え、ど、どっちって?」


黒潮「だぁあああかぁああああらぁあああ!!うんこかしっこかどっちかって聞いてんや!!」


陽炎「お、おしっこ……もぅ怒鳴らなくたってぇ……」


黒潮「よっしゃ!ならまだ救いようあるで!」


陽炎「救いって……」


不知火「取り敢えずここで出してしまいましょう」


陽炎「へぇ!!??出すってどうやってぇ!?」



不知火「こうするんです!黒潮!」


黒潮「おう!!」


二人は陽炎の左右に立ち、それぞれ陽炎の首に手を回して肩を貸す。そして両サイドから陽炎を持ち上げた。


陽炎「へ!?な、なになに!?」


そして陽炎の足を空いている手で支える。これで陽炎の身体で一番高度が低いのが尻と言う事になる。


黒潮「これなら足も濡れんやろ?」


不知火「演習前に太腿がびしょびしょでは恰好つきませんからね」


陽炎「ま、待ってってば二人とも!離してって!!本当に出るからもう!!」


黒潮「大丈夫やで姉はん」


不知火「そうです。どんな状況下でも姉をサポートするのは妹の務めです!」


陽炎「そんなサポート要らないわよぉおお!!離してったらぁあ!!」



不知火「暴れないでください。便器からはみ出ちゃいますよ?」


黒潮「ゆっくりやでー。しーっやでしー!ジャーッじゃダメや!」


陽炎「いや……あっあっ……でちゃう……もう……もう!あぁ!!!あああ嫌ぁああ!!!!!」


チョロッ チョロッ ショロロロロロロロロロロシャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


不知火「黒潮!!左へ20度修正!」


黒潮「よっしゃぁ!左20度修正ぃ!」


不知火「今度は仰角10度下へ!」


黒潮「仰角10度下へ!!」


陽炎「やぁ……やだぁ……」



チョロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ


不知火「余程我慢してたんですね陽炎」


黒潮「やっぱどの道こうなる運命やったんやな。トイレで済んで良かったで!うぉっめっちゃ黄色い」


陽炎「何実況してんのよぉおお!余計な事言わないで!」


不知火「失礼しました……右へ15度修正!」


黒潮「右15度修正!!」


陽炎「いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


………

……




陽炎「うぅ……ぐすん……うぇええ」


不知火「」チョンチョン


陽炎「きゃっ……だから触んないでってばぁ……」


黒潮「だってパンツの水滴とっとかんと。なぁ?」ガラガラ


不知火「今トイレットペーパーで拭いてますからもう少し待って下さいね」ガラガラ


陽炎「もう最悪……なんであたしがこんな目に……」


不知火「こんな時もありますよ」


陽炎「ないわよ絶対!!!!」


ガチャ



神通「陽炎?大丈夫ですか?」


陽炎「は、はい!!今行きます!!」


不知火「じゃあ陽炎、また」


黒潮「ファイトやで!!」


陽炎「う、うん……えと……二人とも」


黒潮「?」


陽炎「あ、ありがと……ね?」


不知火「……いえ」ニコ


トイレの個室の二人から見送られ、陽炎は演習場へと向かった。


加賀「あら?これから演習?」


陽炎「加賀さん……」


途中で一航戦の加賀に出会った。


陽炎「はい!加賀さんはこれから執務室ですか!!」


加賀「えぇ。演習の時間が来たら部屋まで来て呼んで欲しいって言われてまして。その後は後輩空母達の指導。まったく世話が焼けるわね。ふふふっ」


陽炎(なんか機嫌がいいなぁ加賀さん)


………

……


ちょっと休憩



演習場控室。


千代田「千歳お姉~はい!焼き芋!」


千歳「あれ?これどうしたの?」


千代田「昼間に間宮さんからもらったの~」


那智「おい千代田、演習前に物を食う奴がおるか」


千代田「皆さんの分もありますよ?はい、那智さん!」


那智「なっ……む、むぅ……うむむ。なら少し……」


陽炎(なんでこんな時に限ってお腹に溜まりそうなものを……那智さんももう少し叱ってやってよぉ!!)



曙「ったく~那智さんも甘いわよね。ま、貰えるものはありがたく貰うけど。陽炎?」


陽炎「え、あー……うん」


神通「やっぱり調子悪いのでは……?余り無理そうなら」


陽炎「い、いいい、いえいえ!!全然元気ですとも!ほら曙、お芋取りに行こ!」


陽炎の様子のおかしさに神通も曙も気づいていた。明るく元気で皆をまとめる駆逐艦のリーダー格。それが陽炎だ。


提督に対しても、曙・霞ほどキツくはなく潮や電ほど気弱でもない。それがどうして、今日の陽炎は霰くらいにも大人しい。



曙「はふはふはふ……ん~!にしても食べ物に反応鈍いってのも珍しいわよねあんた。やっぱ調子悪いの?」


陽炎「ううん。ちょっとほら、お腹一杯ってだけで」


曙「そ。まぁいいけど。なんかあったら早めに言いなさいよね」


曙は口こそ悪いが、自分が認めた相手に対しては寛容で思いやりのある少女である。


しかしその優しさが今の陽炎にはキツイ。なぜかと言えば。












陽炎「」ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル ゴゴゴゴゴ……ゴゴ


絶賛腹痛中だからである。



普段であれば『トイレ休憩入りまーす』の一言で済むが今回はそうはいかない。


なにせ肝心のパンツを脱ぐというアクションが縛られている状況である。


陽炎はここ3日程便通が来ていなかった。


なぜそんなに貯め込んでしまったのか。


せめて今日あのパンツ履く前にキテくれればよかったのに。


そんな後悔と不安と便意が陽炎の身体を駆け巡り、正直芋なんて構ってる場合じゃなかった。



陽炎「あむあむ……」


陽炎に選択が迫られる。


やっぱり演習は誰かに代わってもらうか。


一か八かの覚悟で演習を乗り切ってみるか。


それとも……演習中にどさくさに紛れてやってしまうか……。


~~~

~~




陽炎『ほんっっっっっっっとにごめんなさい!』


千歳『いいんですよ!気にしてませんから。それよりもお腹の方は大丈夫ですか?』


千代田『私こそごめんね……気が利かないでお芋なんか……陽炎ちゃんに嫌われちゃったらどうしよう~』


陽炎『そんな!お芋とても美味しかったです!千代田さんの事は好きですからっ』


那智『陽炎……』


陽炎『那智さん……ごめんなさい!!演習中にまさか……漏らしてしまうなんて』


那智『お前の事だ……きっとギリギリまで我慢していたんだろう。ダメじゃないか、そういう時は正直に言うもんだ』


陽炎『那智さん!!!』ウワァアアアアン



神通『陽炎!』


曙『あんた!!』


陽炎『二人とも……本当に申し訳ありません!!!』


曙『この馬鹿!』


神通『そうです!辛いなら最初から言ってください!仲間じゃないですか!!』



神通『たかがうん○が何だって言うのですか!』


曙『そうよ!うん○がなによ!何かあったら言いなさいって言ったでしょ!!!』


神通『さぁ、おいで。頭を撫でてあげましょう』


陽炎『じんつぅさぁあああああああああああああああああん』号泣


曙『全くもう、泣き虫ね陽炎は。ほらっ私のプリンあげるから泣き止みなさい!』


陽炎『あけぼのぉおおおおおおおおおおおおおお』超号泣


提督『うむうむ。よきかなよきかな』


~~~

~~




陽炎「むりだ」


最大限頭の中をお花畑にした状態でシミュレートしてみた。結果、現実逃避の妄想が出来上がった。


一万歩譲って軽空母の二人は心配して許してくれるかもしれないが、後の3人はこうはいかない。


下手したらその場で沈められてしまうかもしれない。


演習中に漏らすなんて絶対に在ってはならない。


那智「しかし提督の奴、中々来ないな」


神通「変ですねぇ……呼びに行った方がいいでしょうか?」


曙「ほんっとあの“クソ”提督ったら、提督の自覚あるのかしら?」



陽炎「……」


クソ……クソ……くそぉ……くそぉぉ……


那智「羽黒と榛名を二股にしたりと、確かにあいつはクソだなぁ」


神通「おクソ、ですねぇ」


千歳「そんな皆さんクソクソなんて」クスクス


千代田「お芋食べた後にクソなんて、あはは、ねぇ?」ゲラゲラ


曙「クソ提督めったら今度会ったら文句言ってやr」



クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ










ぷっつん



陽炎「ぐあぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」


曙「!!??」


那智・神通・千歳・千代田「なっ!!!!!?????」


陽炎「あけぼのぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」


曙「は、はいぃぃぃ!!!」


陽炎「クソクソ言うなぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!」


曙「え、え、え、え、えぇ!!??」


陽炎「あたしの目の前でぇええええ!!!!クソって言うなって言ってんのよぉおおおおお!!!」


曙「あ、あの……あの!?」


陽炎は那智や武蔵や摩耶でもしないようなメンチを切って、野牛の様な声をあげながら曙の胸倉をつかむ。



陽炎「今あたしはぁああ!!!狂いそうなの!!!!頭が一杯になってぶっ壊れそうなのよぉおお!!!!!!」


半泣きで顔面を曙にくっつける。


曙「あ、あう……あう……」


そして曙も半泣きであった。


那智「お、おい!やめろ陽炎!!」


神通「陽炎!!」


那智と陽炎が二人を引き離す。



陽炎「はぁ……はぁ……お願い……今あたしを興奮させないで……」


曙「あ、あの……ぐすん……ごめん私、そんなつもりで言ったんじゃ……くすん」


那智(くそっていうな?)


神通(提督の事を……)


千歳(二股で狂いそう?)


千代田(提督の事で頭いっぱい……って)


曙(もしかして……)








陽炎以外(陽炎は提督LOVE勢だった!!??)



曙「ごめん……曙……悪気があって言ったんじゃないんだけど、本当ごめん」ペコリ


陽炎「ううん……あたしも冷静じゃなかったから……ごめん」


那智(陽炎……つらい恋だぞ……)


千代田(季節は秋……恋の秋……陽炎さん、そこまで提督の事を……)


千歳(軽々しく悪口言っていた自分が恥ずかしい……)


神通(陽炎……知らない間に大人になったんですね……)


提督「はぁーお待たせお待たせ……あれ?どうしたの皆?」


………

……



演習第一回戦。


那智「敵は右舷だ!しっかり狙え!」


神通「次段装填!急いで!」


演習戦が始まった。陽炎は結局2つ目の選択肢『便意を抱えままどうにか乗り切る』を選んでしまったわけである。


取り敢えず自分のノルマは駆逐艦の排除。本命の旗艦をさらけ出すためである。


神通の指揮の元、陽炎と曙は軽巡以下の艦に砲撃する。


軽空母により制空権は取れているので、一斉砲撃の後は神通に続いて突撃して押し出す。重巡摩耶が乱れた敵艦隊を狙い撃ちにする。



曙(陽炎……)ドカンドカン


陽炎「……」


陽炎(いかん……)


陽炎(決壊が近い……)


陽炎(今すぐにでも引き返したい……でも引き返してもパンツが脱げない……)



陽炎はケツに力を込める。


ギュッと音がするようにケツの筋肉を締め上げる。


足は肩幅より広く。


お尻を落として内股に。


背中は少し丸く、腹には適度な緩みを。一定以上力を入れれば中身が出る。


この姿勢を少しでも長く維持するために他の筋肉は一切入れない。


神通(すごい……)


神通(足腰全体が荒れる波にしっかり対応している)


神通(そして即座に移動と回避行動に移りやすくするための姿勢)


神通(相手を確実に仕留めるための無駄な力が一切入っていない砲撃)


神通(演習一つにこの迫力……陽炎……見直しましたよ)



那智(なんて覇気だ……今の陽炎は神通を超えている……)


那智(ふっ……私ものんびりしてられんな)


千歳(私達も……)


千代田(負けられない……)


曙(うぅ……さっきの陽炎怖かった……あとでちゃんと謝っとこう……)








陽炎(漏れりゅぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう)



神通「……!」


神通の合図。


単縦陣での撃ち合いをやめ、突撃開始だ。


神通に続いて二番目に陽炎が続く。


陽炎が援護の砲撃をする。


砲弾は敵の主力重巡に向かっていた。


しかし大破状態の駆逐に防がれた。


重巡は無傷である。



陽炎「くそぅ……くそ!!!!!」


神通「落ち着きなさい陽炎。功を焦っては相手の思う壺です」


陽炎「……はい」


出来る事ならば、一刻も早く終わらせたい。


自分はなぜ戦っているんだ。


どうしてこんな思いしながら戦わなければならない。


自分はただ、トイレで思いっきり用を足したいだけなのに。


こう度々旗艦ガードされてしまっては……。



陽炎「……!!!!!!!!!!!!!」







閃いた。


閃いてしまった。


陽炎の頭で、かすかな希望の照明弾が上がった。



旗艦ガード。それは名の通り、艦隊の指揮艦を駆逐艦が盾になって守る戦闘行動。


これはMVPに次いで名誉ある行為である。


そして自分は艦娘。


道は一つ。








陽炎(自分がダメージを受けて服を破かせる!)



こちらの主力を守れれば演習も早く終わり、上手くいけばパンツも脱げるかもしれない。


この局面での自分の頭の冴えに陽炎はほくそ笑む。これも普段陽炎型参謀の不知火の傍にいたからかもしれない。


陽炎「ふふ……ふふふ……」


神通・曙(笑っている……!?)



この神の一手を逃してはならない。


日本海軍の伝説、東郷ターン。


関ケ原合戦の島津の退き口。


城之内VSエスパー絽場戦、ルーレットスパイダー!


全て後のない背水の陣にて勝利を収めた戦い……


ここで全てをひっくり返す…………!!!












陽炎「うぉおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」



もはやキャラなんぞ保ってる場合ではない。


強引に陽炎は神通の前へ出る。


神通「陽炎!?」


敵艦からの砲撃。相手は軽巡。


弾を視認し、弾道を読む。








……ここだ。


陽炎は身体をくねらせるようにして敵の砲弾を受ける。



陽炎「がぁあああああああ!!!!」


肩にモロに入った。当たりだが外れだ。


神通「陽炎……あなた私を……!」


神通の言葉は今の陽炎には届かない。


既に陽炎は次の敵の砲撃に備えていた。


今度は重巡による砲撃……今度はパンツに当てねばならない。


身体をくねらせるだけではダメだ!




ジャンプッ



陽炎は跳ねるようにして海を蹴る。その動きはサッカーのゴールキーパー。


※え?腹痛の状態でジャンプできるのか?それは聞いてはいけないお約束だぞ☆


ゴインッ


ミチチ


陽炎「ぎゅ……ぐぐぐ……あ”あ”あ”あ”あ”」


今度はパンツに当たった。しかし下腹部への攻撃を受け、骨盤に衝撃が走る。



痛みに苦悶の表情を浮かべるもパンツを確認する。


焦げている。そしてわずかだが繊維が散った跡がある。


これこそが、勝利の方程式の解である……と陽炎は確信した。


曙「ちょっと!!何やってるのよあんた!!!」


神通「そんなの……いくら演習だからって無事ではs」


陽炎「邪魔するなぁああああああああ!!!!!!!!!」



一体何がお前をそうさせるのか……?


陽炎の葛藤の真意なんぞ夢にも思わず、艦隊全員は只々戦慄した。


結局第一回戦は陽炎達の勝利。被害は千代田小破、曙小破、陽炎大破であった。


………

……




第二回戦。


敵は潜水艦6艦。


陽炎「しゃぁああああ!!!」


海中からの魚雷。陽炎は部分的に浸水させる事で艦を自発的に沈ませる。


直撃。重巡那智への攻撃を陽炎が防いだ。



那智「す、すまん!!」


陽炎「うがぁあああああ!!!」


痛い。


多分これだけ必死に戦った事は大規模作戦以外にはないだろう。


気絶でもしてしまえば楽だがそうすれば確実に漏れる。


これまでの苦労は全て水の泡。



やらねばならない戦いがそこにはあった。


っていうか陽炎の中にしかなかった。


陽炎の囮作戦?が功を奏し、神通・曙・千歳・千代田は敵潜水艦に攻撃を続ける事が出来た。


結果、戦術的勝利。損害報告、曙小破に陽炎大破。


………

……




第三回戦。


今度は相手は二隻。大和型の大型戦艦大和と武蔵。


陽炎「gさおうdさあんでhddslkcjんbさydしゃえhbさdsljcんさgcさおkね」


陽炎は立ち向かう。


艦隊の勝利の為ではない。己のパンツを破くため。


この戦闘の後、トイレで気持ちよくクソをぶっぱなす為だ。


もはや陽炎の口が何を言っているのか分からないが、その勢いだけは確かに相手に伝わった。



武蔵「駆逐艦なのに正面勝負とは中々の気構え。その雄姿に免じて相手をしてやる」


大和「くっ……なんて迫力なの」


ドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカン


試製51cm三連装砲と46cm三連装砲に一式徹甲弾。


砲撃音だけでケツがビビってしまいそうだ。


陽炎「ぬ”ぅ”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”」



陽炎はそんな砲撃をも構わず受ける。鯉の様に身体をくねらせジャンプし、小さな体で必死に旗艦ガードを果たして後ろへ吹っ飛ぶ。


着実にパンツにダメージは入っている。もっと来い……もっと来い!!


大和型の砲は弾速こそ早いし威力も大きいが、狙ってから撃つまでに時間が掛かる。


弾道を読み取るのは難しくない。


陽炎は態勢を立て直しては2人の大和型に必死に張り付く。



陽炎「っしゃぁあおらぁああああ!!!!!!」


武蔵「なんだ……なんなんだこいつは……!?」


戦艦武蔵が引いている。


大和「ぐっ……砲撃が……3時の方角に敵!」


武蔵「おのれぇ!!」


陽炎「がぁああああああああああ!!!!!!!!」


武蔵「いい加減しつこいぞ……! すぐに蹴りを……ん!?」



こちらの攻撃も気力も吸い尽くすかのような眼光……。


武蔵の艤装が震えていた。


艤装の調子は艦娘本人のメンタルと直結している。


押されていると武蔵は思った。


世界最強と謳われた戦艦大和と武蔵が、たった一隻の駆逐艦の猛攻を前に怖れている……。


あってはないらない。


そんな事は絶対にあってはならない。



武蔵「はぁああああああああああ!!!!!でりゃうああああああああ!!!」


陽炎「んぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」


大和「い、一斉……一斉斉射!!!」


武蔵と大和の砲撃が陽炎に集中する。


しかし慌てていて照準が定まらず、至近距離のはずの陽炎から砲弾が逸れる。



陽炎「もっとしっかり狙えヤァああああああああ!!!!」


武蔵「なんなんだ……なんなんだお前はぁああああ!!!!!!ぐぁああ!!!!」


その横から那智達の攻撃。


千代田「ねぇ、あれってさ。ひょっとして」


千歳「そうね。多分……」


那智「陽炎め。榛名や羽黒に対抗するために……」


曙「そんなにあいつの事が好きなの……?どうしてそこまでして……」


神通「……陽炎っ」



駆逐艦は戦艦や重巡には勝てない。少なくとも榛名と羽黒は提督のお気に入りだ。


駆逐艦の入る余地は誰が見てもない。


しかし、陽炎はその中に踏み込もうとしているのだ。


火力ではかなわない分、少しでも戦果を稼ごうと、命を落とすギリギリのところまで身体を張っている。


それは自分が提督に振り向いて貰うための、非力な駆逐艦の、僅かながらの抵抗であった。


なんと無様か。なんと健気か。なんと不器用か。


年端もいかぬ少女の恋の、なんと卑しくも眩しきことか。








千歳も千代田も、那智も神通も曙も。陽炎の姿がそう見えてしまっていた。


一方は恋慕。一方は便意。当事者と観測者の認識はこうも違う。



那智「押し負けるな!!駆逐艦に助けられてばかりとあっては、己の艦の名が泣くぞ!」


第三回戦の結果は勝利。被害は陽炎の大破のみであった。


………

……




演習終了。


提督「はいはい。皆お疲れさま~。今日も良かったよ!また明日、頑張ろうね!」


演習終了。提督はいつもの様に戦い疲れた戦士たちに労いの言葉をかける。


提督「えーっと、うん!今日のMVPは那智と千歳!流石だね、おめでとう」


提督「那智は砲撃が正確だね。着弾観測もバッチリ成功させてる。これなら次の大規模作戦でも期待できそうだ」


提督「神通は突撃力ととっさの戦術がとにかく素晴らしい。押したり引いたりの使い分け。次の作戦も頼むよ」


提督「千歳と千代田は攻撃隊の命中率が少し心配だけど。うん。特に問題はないかな。開幕攻撃をもう少し確実性を上げていこう」


提督「曙と陽炎。二人とも良く頑張ったね。ただ少し被弾率が高いかな?次はもう少し頑張ろうね」


提督(ま、駆逐艦ならこんなもんか。やはり戦艦重巡の指導が必要だろうな)


ここの提督は駆逐艦をいくらか過小評価していた。


さらに言えば彼女達の事を子供扱いして戦力に数えていない節まであった。



提督「はい、お疲れ様。じゃあ解散!」


提督はそのまま席を立ち執務室へ戻ろうとする。


陽炎はというと、ひざに手を置いて両足をぴったりとくっつけ背中が震えている。


那智は陽炎のそんな姿をとうとう見かねた。



那智「待て貴様!」


提督「へ?何?」


那智「何?……だと? 貴様はこの光景みて感想がそれだけか!!!」


提督「光景……って……ああ、補給かな? うん、好きなだけ取ってっていいよ?」


那智「貴様、ふざけるのもいい加減にしろ!!!!」


提督「え?え?えぇ???」


千歳「提督!ちゃんと女の子の気持ちを見てあげて下さい!」


千代田「そうよ!!いっつも他人の身体見てデレデレして!!恥ずかしくないの!?」


提督「な、何の話だよぉ!?」


神通「陽炎は……私の大事な教え子です……。どうか、どうか話だけでも聞いてあげて下さい!!」


提督「か、陽炎が?」


提督がそう言うと陽炎がスッと立ち上がる。


陽炎「あ、あの……もう、いいでしょうか?」モジモジ


那智「陽炎……」


陽炎「じゃあ……」ダッ


陽炎はそのまま演習場出口へ行こうとする。


目を腕でこすり、顔を見られないようにしている。


すると後ろから陽炎の手を掴む人が。


曙だ。



曙「陽炎……言いたいんでしょ?辛いんじゃないの!?」


陽炎「……辛いよ……」


曙「なら……」


陽炎「ほっといてよっ!!!!!」ドン


陽炎は曙を突き飛ばす。その目にはいっぱいの涙が溜まっている。


そして陽炎はそのまま演習場の外へと突っ走り、やがて曙からは姿が見えなくなった。



曙「こんのクソ提督!!」


曙は提督へ詰め寄る。


曙「あんた、相手が駆逐艦だからって泣かせるようなら容赦しないからね!!!絶対許さないからッ!」


千歳「ひどいです提督!」


千代田「女の敵!」


那智「もう今日という今日は許さんぞ……羽黒の件もあったからちょうどいい……妙高足柄交えてじっくり話し合おうじゃないか……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


神通「女の子を甘く見ないで下さい提督!!!」キッ


提督「なんなんだお前らぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!」


………

……




陽炎「おりょりょりょりょりょりょぉおおおおおおおおお!!!」


陽炎の肛門はすでに限界を突破していた。


鎮守府のトイレめがけて全力疾走する……。


もういつ暴発しても不思議ではない。


自分の為にも妹達の為にもここまで来て漏らすわけにはいかない。



スカートの前を確認する。パンツが見事に吹き飛んでいる。


そしてそのままお尻の方へと手を回す。


陽炎「……!?」


陽炎は気づいた。


気づいてしまった。



陽炎の尻。ちょうど穴をふさぐようにパンツが張り付いて残っていたことを。


陽炎「うぅ……うぇえええええええ……」


もうダメだ。打つ手はない……このまま自分は女としての醜態を晒してしまうのだろうか?


あぁ!思いつく限りのあらゆる文句を神にぶちまけてやりたい……!


不知火「陽炎!!!!」


黒潮「姉はん!!!」


先程の二人が来た。頼もしい限りだが、今やそれも意味がない……。



陽炎「しらぬいぃぃ……くろしおぉぉ……」ポロポロ


我慢していた感情があふれ出してきた。


落ちるように涙がこぼれる。


陽炎は既に心の中でホールドアップしていた。


陽炎「パンツが……お尻の穴だけ残ってて……もう、もう我慢できないよぉぉ……」


不知火「……」


黒潮「これは……」



陽炎「ごめんね……ごめんねこんなお姉ちゃんで……一生、一生かけて名誉挽回して頑張るから……だから、だから……あたしを嫌わないでぇぇぇ……」


黒潮「アホやなぁもう」


黒潮は陽炎の頭を抱きかかえる。


黒潮「姉はんの事はうちら姉妹がよう知っとる。誰も嫌ったりせぇへん。親こそいないけど、この世でここにしかいない姉妹やないかぁ」ポロポロ


不知火「陽炎」


陽炎「しらぬいぃぃ……」ポロポロ












不知火「……もしここに居づらくなって、解体されて艦娘をやめたとしても」


不知火「その時は……不知火が貴方を養います」



陽炎「うぅっ……うぅぅぅ……」ポロポロ


不知火「今はまだ平の艦娘ですが、すぐに幹部クラスになって不自由ない生活をさせてあげます。だから」


陽炎「うえぇぇ……うえぇえぇぇええええええええ」ポロポロ


不知火「……陽炎。やって欲しい事があります。今からいう事をよく聞いて下さい!」


陽炎「ふぇ?」



不知火「どこでもいいです……一瞬で思いつく場所を思い浮かべて下さい!」


陽炎「場所……場所……」


そういえばさっき提督が困ってた様子だったな……全然話が聞こえてなかったから、後で飛び出してった事謝りにいかないと。


陽炎「浮かんだ……」


不知火「よし、そのまま出してください!」


陽炎「えぇ……でもでも!!??」



不知火「いいから!!イメージが崩れないうちに!!」


陽炎「あっあっあっ!? や、やぁああ……出るっ やっやっ……あぁぁぁ……あぁあああああああああ!!!!」ブリュリュリュリュリュリュリュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ


黒潮「……」


不知火「……」


終わった……。今までの努力が全部無駄になった……。


この子達にどう詫びよう……こんな姉……いい年してお漏らししちゃう姉をどう思うだろう……。


本当に不知火のお嫁さんになっちゃおうかな……じゃあ戦闘じゃなくて家事の修行しないと……。


陽炎はお尻から湧いてくる生暖かい感触を感じながら……感じながら……。












陽炎「……あれ?」



ない。出てきた筈のブツがそこにはない。


スンスンと鼻を鳴らしてもそんな臭いはしない。


明石「はぁ……はぁ……無事でしたか!!!」


目の前には急いで走ってきたのか、息切れしている明石が立っていた。


………

……




陽炎「うん○異次元転送パンツぅ!!??」


明石「はい……以前から開発の要請があって……先日ようやく完成したんです」


不知火「陽炎が演習の間、黒潮と二人で鎮守府内を調べ回ったんですよね」


黒潮「もう~大変だったんやで~?」


陽炎「うぅ、ありがと二人ともぉ……でもなんでそんなのがあたしの部屋に????」


明石「それは……」


加賀「私のせいなんです……」


陽炎「加賀さん!?」


加賀「実は今朝……」


~~~

~~



加賀『明石さん、頼んでいた例のあれってこれかしら?』


明石『はい!出来てますよーー!右にあるのがそうなので!持っていって下さーい!』


加賀『そう。ありがとう。お代は振り込んでおいたので』


明石『毎度ありがとうございまーーーす!あ、私はちょっと作業に戻りますので!』


加賀(あれ?見た所両方同じ箱に見える……)


加賀「明石さん……?」


加賀(もう工廠の奥へ引っ込んでしまったわ)


加賀(右っていうのは明石さんから見て右の事かしら……それとも私の方から見て右……?)


加賀(むむむ……中身がアレなだけに恥ずかしい……商品を両方開けてしまっては迷惑でしょうし)



加賀「こっちでいいかしらね。明石さんの方からみて右」


加賀「さて、私も部屋に戻るとしますか」ツカツカツカ


明石「ふんふんふん♪ あ、加賀さんもう行ったのかな? さーってじゃあこっちをラッピングして『不知火から陽炎へ』っとメッセージカードを」


~~~

~~




陽炎「えぇぇぇぇぇ!!??不知火も下着を注文してたの!?」


不知火「すみません……言うタイミングを逃してしまいまして……」


黒潮「つまり加賀さんのその……転送パンツと不知火姉はんが注文してたプレゼント用のパンツが入れ替わっちゃったって事かいな……」


加賀「本当にすみません……」


明石「待って下さいね!お尻のパンツの残りを特殊な液体で剥がしますから。大丈夫です、体には影響ないので」キュッキュッキュッキュ


ぺらっ


陽炎「…………とれた」



陽炎「取れた!取れた!!パンツが取れたぁあああああああああああああああ!!!!!!!!」


黒潮「陽炎姉はん!!!!」グスン


不知火「陽炎」ホロリ


陽炎「うわぁああああああああああああああああああああああああん とれたぁああああああああああああああああああああ」ビエェエエエエエエエエエエン


不知火「それで、その……私が陽炎に贈るはずだった下着は?」


加賀「……それが……」


~~~

~~




加賀の部屋。


加賀「あれ?なんかデザインが試作品のと大分変ってるような……妙に可愛らしいというか、センスがいいというか……」ゴソゴソ


加賀「サイズも少し小さいですね……」


加賀「でもまぁ。まさか下着を同時に注文したって事はありえないでしょうから、これが正解でしょうね」


加賀「ま、あの子ならこのサイズでも入るでしょう。お尻も小さいですし」



場所は変わって空母鍛練場。


赤城「あら?加賀さん。こんにちは。どうしたんですか?その可愛い下着」


加賀「後輩へのプレゼントで特別に作って頂きました。瑞鶴」


瑞鶴「はーーい!おはようございます加賀先輩」


加賀「はい」


瑞鶴「???」



加賀「貴方へのプレゼントよ。ここへ来てちょうど一年でしょう?」


瑞鶴「え、え、ええええ!!??」


翔鶴「よかったわねぇえ瑞鶴ぅ!!」


瑞鶴「か、加賀先輩……あの///」


加賀「いらないの?」


瑞鶴「貰います!!貰います貰います!!やったぁぁあ!!加賀さんからプレゼント貰っちゃったぁああ!!!可愛いぃ!!」


赤城「よかったですねぇ!あんなに喜んでもらえて!」


加賀「」ポッ



翔鶴「瑞鶴、早速着てみたら?」


瑞鶴「うん!っと……よいしょっ!! くぅ……結構きついわねこれ……胸とか」


加賀「貴方が太ったんじゃない?」


瑞鶴「あんたねぇ~~~~」


加賀(あれ?そういえばブラジャーなんて注文したかしら?)


赤城「まぁまぁ加賀さん。憎まれ口叩かないの。めっ」


加賀「///」テレッ



加賀「あ、そうでした。この下着はですねゴニョゴニョゴニョ」


瑞鶴「え、えぇぇぇぇ!?トイレに行かなくて済む下着ぃぃ??」


加賀「貴方以前言ってたでしょう?訓練したくてトイレに行く時間も勿体ないって」


瑞鶴「そりゃ言ったけど……本当なの?」


加賀「信じられないならしてみたら?私は試作品で成功しました。百パーセント平気よ」


瑞鶴「え……だってここ鍛練場……」



加賀「実際貴方ここで使うのだから。それに貴方、お昼の後にはすぐお通じでそろそろ来るんでしょう?」


瑞鶴「う……っじゃぁそこまで言うなら」


加賀「排泄物の行き先を想像するのよ?そうすれば転送されるから」


瑞鶴「そうなの?じゃあ……ここ鍛練場のトイレ!」


加賀「」ワクワク



瑞鶴「ふんっ」


加賀「!」
















瑞鶴「うっほぉおおおおああああああああああ///」ブシャァアァァアアアアアアアアアアアアアアアアブビビビビビッビビビビッブブブブブッブブブピュルルルルルルルルルブバババビィイイイイイイ



加賀「……!」


加賀「…………!」


加賀「………………」


加賀「………………………………!?」


瑞鶴「」ポタッ ポタッ ポタッ ブピィイイ












加賀「………………………………………………………………………………………………は?」



赤城「きゃぁあああああああああああああああああああ」


飛龍「おはよーございmうわぁああああああああああああああああああああ」


蒼龍「どしたの飛龍?おおおおおおおああああああああああああ!!!??? 瑞鶴さぁああああん!!???」


翔鶴「も、モップ!!あ、あと洗剤と雑巾と……タオルと……あと着替えを!!」


大鳳「はぁ、はぁ、走り込み!終わってきmいやぁああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」



祥鳳「なんの騒ぎですか?ヲ”ぉ”お”お”お”お”お”お”お”お”お”!!!!!!!」


瑞鳳「お姉ちゃん?」


祥鳳「見ちゃだめぇええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」


瑞鳳「んあ!?なんか、なんか臭いすりゅぅう!!おえええええええええ!!!」


隼鷹「おいおいなんだよ!?おえええええええええええええええええ」←二日酔い


龍驤「え、えと!!タオルと洗剤!!雑巾持ってきたで!!!!うわぁあああこんな所で吐かんといてぇええええええ!!!」


瑞鶴「……」


加賀「……」


瑞鶴「……うぇ」



瑞鶴「うぇぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」ポロポロ


瑞鶴「ひ、ひどいよッ ひどいよぉおお!!いくら私の事嫌いだからって……こんな……騙す事しなくたってぇ……ぐすん」


加賀「え、えと……違っ」


瑞鶴「み、み、皆の前で、お、お漏らし……しかもうん○……もら、漏らしちゃったぁあ……ひどいよひどいよぉお!!」



翔鶴「卑怯です加賀さん!!あんまりじゃないですか!!!!」


赤城「どういう事ですか加賀さん!!」


一同「「「「「加賀さん!!!!」」」」」


加賀「あばばばあばばばばばばばばばばあばばばあばばばばばあばあばばばあばばばあばあばばばあばばあばばば」


~~~

~~




加賀「……大変な目にあいました」


黒潮「うわぁ……」


加賀「不知火さん……ごめんなさい。貴方の大切な贈り物を、その……汚物まみれにしてしまって……瑞鶴が」


不知火「い、いえ……」


不知火「陽炎……贈り物についてなんですがまた……」


陽炎「ふふふ……いいのよ……贈り物なんて」


不知火「ですが……」



陽炎「あんた言ったじゃない。あたしを養ってくれるんでしょ?」


不知火「そ、それは」オロオロ


陽炎「嬉しかった…………本当に」


不知火「陽炎……」


陽炎「約束だかんね、へへっ」ニコニコ


不知火「そんなまだ先nもごっ」


陽炎「へへへぇ~ 不知火大好きぃぃぃぃぃ」ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ



黒潮「あーー!!不知火姉はんだけズルいやん!!」


陽炎「わかってるわよー!!黒潮も!!だいだい大好き!!!」ギュウウウウウウウウウウウウウウウウ


黒潮「むぎゅう……もごごご」


明石「はぁ……よかったとりあえず」


加賀「ええ……本当に」



















瑞鶴「どこがいいんじゃゴラァああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」←完全武装(汚物まみれ)


加賀「!?」



~以下、BGM運命の戦い(star wars)~


デッデーン デッデーン デッデ↑ーン デ↑ッデッデーン


姉妹の仲を確かめ合う3人の空気とは明らかに異質な人間が加賀達の前にいた。


服は着替えがなかったのか、上から真っ黒ローブの様なものを羽織っている。ダース・ズイカクである。


手には弓と艦載機がたんまり積んである矢筒。いつでも出撃可能なフル装備だ。



明石「ず、瑞鶴さん!!」


加賀「そ、その恰好は……」


瑞鶴「あぁん!?テメェの首を取りに来たんじゃゴラァ!!さっきはよくも騙してくれたなこの野郎ぉ!」


加賀「ま、待って……落ち落ち落ち……」


瑞鶴「やってくれんじゃねぇかこの野郎ぉおおおお!!!!!!改二が来ねぇのがそんなに悔しいかこのボケがぁあああああああああ!!!!!!!」


加賀「ち、ちが」



瑞鶴「五航戦なめとったら承知しねぇえぞこの万年慢心空母ぉおおおお!!!!!」


翔鶴「実力、格の違いをみせてやろうじゃないかぃいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!」←装甲空母化


隣にいるのは五航戦の翔鶴。こちらはご丁寧に装甲甲板まで装備している。


瑞鶴「おう翔鶴姉ぇええ!!!天下取ったろうじゃねぇのぉおお!!!」


大鳳「待てやゴラァ!うちらも一枚噛ませろやぁ!!!」


瑞鶴「おうおう!一枚でも二枚でも噛めや馬鹿野郎ォ!!」



飛龍「うおっしゃっぁああああああああ!!!!!!」←やけくそ


蒼龍「やったるでぇええええええええええええええええええ!!!」←とりあえず言ってみる


続々と鎮守府主力の正規空母精鋭部隊が集結してきた。全員の弓矢が加賀の脳天に向いていた。



赤城「加賀さん……」


加賀「……! 赤城さん!」


加賀(赤城さんが味方になってくれれば或いは)








赤城「なんか怖いから俺ぁこっち側に付くぜぇええええええ!!!!!」


加賀「この裏切りものぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」



祥鳳「私達の事も忘れて貰っては困ります!!!瑞鳳はあれがショックで倒れたんです!!!この敵は取らせて頂きます!!」


隼鷹「へっへぇ~一度正規空母とはキッチリ勝負してみたかったんだよねぇ~」


龍驤「ワイもおるでぇ……掃除滅茶苦茶大変だったんやからな!!!」


加賀「あ、貴方達自分が何しているのか分かってるの!?」


大鳳「お前こそわかってんのかボケェ!土下座でもなんでもして瑞鶴さんに謝んのが筋やろうがぁ!」


加賀「い、いやです!そんなみっともない!私は無実よ!」



翔鶴「あんだとこのたわけぇ!」


飛龍「ド阿呆ぉ!!」


蒼龍「間抜けぇ!!!」


赤城「お、お、お、おバカさぁあん!!!!」


加賀「仲間に武器を向けるなんてどうかしてる!!!」


祥鳳「仲間にうん○漏らさせる方がどうかしてるはアホンダラぁああ!!!」



大鳳「おうぉう!この落とし前どうつけてくれんじゃ!!」


瑞鶴「ぐすん……うんk……うんちしていいって言ったのに……本当はうんちしちゃダメで……酷いよぉお!!加賀さんの事尊敬してたのにぃいい!!加賀さんがうんちして良いって言ったからうんちしたのに漏れちゃって……もう許ざなぁああああいぃい!!!!」


もはや事情を理解してない人にとっては何を言ってるのかさっぱりだろうが、とにかく今の瑞鶴に逆らってはいけないとその場の全員が感じた。加賀以外は。


加賀「そ、それは……その。私も勘違いしてたというか……」



瑞鶴「もうええわぁ!!死に晒せぇ!!!許さねぇ!お前だけは刺し違えても命取ッたらぁ!!」


全員「「「「「「「「「「うぉおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」」」」」」


瑞鶴「行くぞぉお一航戦!!!艦載機の貯蔵は十分かぁあああああああああ!!!!」








____体は糞で出来ている


血潮はケツで、心は臭す


幾度の便所を超えて不発


ただの一度の誤爆もなく、


ただの一度の勝利もなし(一回でお尻を拭きとるという意味で)


使用する際ははここから一歩前へ


陶器の丘でケツを鍛つ


ならば我が生涯に便器は不要ず


この体は、無限の糞で出来ていた




加賀「己ぇええ!!己え己え己え己え己え己え己え己え己え己え己え己え!!」


加賀「私は一航戦加賀!!頭が高いぞ雑種どもぉおおおお!!!!!!」




加賀隊98機:VS:ダース・ズイカク連合軍655機




加賀「おわぁああああああああああああああああああああああ!!」


瑞鶴「そこを動くなぁあああああ!!!!!!」




ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ



那智「はぁ、はぁ……陽炎!ここにいたのか!」


陽炎「那智さん!?演習部隊の皆……」


那智「あんな男との失恋なんて悲しむ事なんかないからな!!!今日は私が奢ってやろう!何でもいいぞぉ!とことん付き合ってやる!!私も振られた時は同じだったから分かるぞ、苦しかったなっ」


千歳「陽炎さんはまだ未成年だけど、今日は無礼講よ!お姉さん達に任せなさい!!」


千代田「美味しいものたっくさん食べれば元気になるから!ね!」


曙「陽炎ぉ!!!もう!!!心配したんだからぁ!!この馬鹿ぁ!!」


神通「辛い思いをしましたね……私達は貴方の味方ですから」


黒潮「な、なんやぁ???」


不知火「ど、どうなってるのです陽炎?」


陽炎「さ、さぁ……?」


陽炎「あ!!!!!!!」


陽炎(じゃあさっき私がしたうん○って……)


………

……




~執務室前~


提督「はぁ~……全くもう。今日はなんなんだろう。演習の子達からは何故か責められるし、空母鍛練場は爆発したって……また出費がかさむ」


ガチャ


提督「大淀くーん。悪いけどお茶を……あれ、いないのか」


提督「!?」


提督(俺の机にあるあの茶色いグロテスクなの……そしてこのファンタスティックな臭いは……)


うん○「」ドンッ


提督「なんじゃこりゃぁああああああああああああああああああああああああ!!!!」


大淀「提督!!!」


提督「お、大淀君……その新聞紙と掃除用具は……まさか」


大淀「ち、違います!!!!私じゃありません!!!」



陽炎「し、失礼します!!」


不知火「失礼!!」


黒潮「司令はん、ちょいとごめんなぁ!!」


提督「わ、わわ!!!待て!!!」


(む~ん)


陽炎「うぅぅぅ……」


不知火「なるほど、確かに転送技術は本物のようですね」


黒潮「じゃ~掃除しよか」



提督「ま、待て!お前らは触るなバッチィから!それは俺らがやる!」


陽炎「い、いいえ!!!やらせて下さい!!!」


黒潮「せやせや! 司令はんはちょっと待ってってなぁ~」


不知火「汚れ仕事はお任せください。あ、大淀さん。新聞紙お借りします」マスク装備


提督「」ポカーン


大淀「」ポカーン




提督(駆逐艦の話も聞け……か。確かにそうかもしれんな……)



那智「はぁ、どうしたんだお前ら急に……むぅ!?なんだこれは」


提督「那智」


那智「な、なんだ!」


提督「すまなかった。駆逐艦は重巡や戦艦達より下だという俺の考えは間違いだったらしい」


那智「貴様……」


提督「自分たちのやるべき事を理解し、その団結力を駆使して問題を解決する力と積極性。こういう奴らこそちゃんと評価されるべきだ」


那智「……そうか」



………

……




加賀「いやぁああああああ殺さないで殺さないで殺さないでぇえええええ!!!」


瑞鶴「待てやゴラァアアアアアアアアアアアアア!!!」


………

……




この謎の提督執務室脱糞事件と陽炎以下不知火、黒潮の働きを見た提督は、火力・戦果至上主義を見直し駆逐艦にも実力や鎮守府への貢献に応じて役職を与えるようになった。


ついでに加賀は結局土下座しながらの命乞いをし、陽炎型3人と明石の助命嘆願によりどうにか許してもらったそうである。


後に陽炎は駆逐艦初の秘書艦5年就任。その後は退職し不知火と結婚。


不知火は全駆逐隊の総指揮艦。戦略面において司令官を補佐し続けた。


黒潮は新人艦の教育を全て取り仕切る教育長官に就任。結果的に駆逐艦全体の実力が向上。駆逐艦による多大な戦果を挙げる事に貢献する。


終戦となった後の世。3人は軍を離れ、遠く離れた静かな町で暮らしている。


めでたしめでたし




~終わり~

以上で終了です。お付き合いありがとうございました。以前長門の単装砲の話書いてた人です。

なんかごめんよ。途中からどう終着点をつけるかわかんなくなっちゃった。加賀や瑞鶴好きには申し訳ない。反省はしている。

以下過去作

朝潮さんと不知火さん
朝潮さんと不知火さん - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444224077/)


【艦これ】長門「単装砲が抜けなくなってしまった」
【艦これ】長門「単装砲が抜けなくなってしまった」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444300620/)


不知火「私と朝潮がデキている?」
不知火「私と朝潮がデキている?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444836685/)



艦これ関係ないけどこういうのも書いてました。

【Charlotte】有宇「僕をゲームキャラに……ですか?」
【Charlotte】有宇「僕をゲームキャラに……ですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443888925/)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月18日 (日) 01:44:41   ID: zbxwruzj

マジキチのクソわろ

2 :  SS好きの774さん   2015年10月20日 (火) 14:20:57   ID: _PwMb19x

うん○から始まる恋もある

3 :  SS好きの774さん   2015年10月24日 (土) 09:50:07   ID: cfFwikEK

↑ いや、ねぇよww

4 :  SS好きの774さん   2015年10月28日 (水) 01:35:20   ID: JPtPVxTE

クッソwwwまさにクッソwwww

5 :  SS好きの774さん   2016年04月23日 (土) 19:51:50   ID: tpfhuqRN

地獄絵図w

6 :  SS好きの774さん   2017年01月20日 (金) 18:40:16   ID: d9AgoIP-

クソワロタw

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