ルビー「むかーしむかし、邪悪な闇の力がジュエルランドに襲いかかってきたの」
ガーネット「むかしと言っても二十年くらい前ね」
サフィー「ジュエルランドは人々の心の輝きを象徴した世界、そんなことになったらみんなの心から希望の光が消えてしまうわ」
ルビー「だーかーら!そんなことにならないように、ジュエリーナさまが悪い闇を追い払ってくれたんだよ!」
ガーネット「ジュエリーナさまっていうのは、ジュエルランドの女王さまのことよ」
サフィー「そして強力な魔法を使えるお方でもあったわ。でも……」
ルビー「ジュエリーナさまは闇の力を追っ払った代わりに、自分の力も失って長い眠りについちゃったの!」ウエーン
ガーネット「闇の力に覆われることは防げたけれど、ジュエリーナさまを失ったジュエルランドは日々輝きを失っていっているわ」
サフィー「このままだと、再び闇の力が復活し、ジュエルランドや人々の心が、闇で覆われてしまうのは時間の問題……」
ルビー「そこでわたしたち、ジュエルペットが人間たちの心の輝きを取り戻すために人間界に修行に来たんだよ!!」
八幡「……へぇー」
雪乃「そう……」
結衣「すごーい!」キラキラ
平塚「まあ、というわけで、ジュエルランドからはるばる留学してきた彼女たちのパートナーを、君たちになってもらいたいわけだが」
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ガーネット「あたしはガーネットの瞳を持つジュエルペット、ガーネットよ。よろしくね。で、誰があたしのパートナーなのかしら」
サフィー「わたしはサファイアの瞳を持つジュエルペット、サフィーよ。よろしく~」
ルビー「ルビーはルビーだよ!」
八幡「いや、待ってください。パートナーってなんすか。奉仕部をこの小動物たちが手伝うってことですか?」
平塚「パートナーはパートナーだよ。君らにはそれぞれ彼女たちと二人一組となって常に行動を共にしてもらう」
雪乃「常に……ということは、彼女たちを家に?」
平塚「うむ。ステイさせてほしい。御家族の方には、後で私から連絡しよう」
雪乃「まあ、いきなり人間の留学生が来るよりは、受け入れやすいとは思いますが……」
結衣「いいじゃん!あたしこのわんちゃんがいいー!」ヒョイ
サフィー「わんちゃんじゃなくてサフィーよ」
ガーネット「あら、あなたにはあたしのほうが気が合いそうな雰囲気を感じるんだけど」
結衣「え、ご、ごめんね!えっと、あたし、猫は苦手で……」
ガーネット「」ガーン
雪乃「ではあなたはわたしね」
ガーネット「ほっ、良かった。こっちの子もとても綺麗じゃない。腕がなるわー」
ルビー「えー、二人ともずるーい!ルビーも女の子が良かったー!」
八幡「じゃあ他を当たってくれ」
ルビー「あびゃー!ごめんうそうそ!よろしくね!あたしルビー!」
八幡「いやまだよろしくするとか認めてないから」
八幡「こんな小動物と常に一緒とか男の俺には罰ゲームすぎでしょ」
平塚「いいじゃないか。むしろ話しかけてくれる人が増えるかもしれないぞ。ジュエルペットは人気だからな」
八幡「だいたい、なんでこいつらのパートナー選びをうち限定でするんすか。全校生徒から希望者を募ればいいんじゃないすか」
平塚「それもありだが、この子らの目的は人間界で困っている人たちの手助けを魔法で行い修行をすることだ」
平塚「奉仕部の役に立つと思ってな」
ルビー「それにそれにー!人々にご奉仕しようなんて綺麗な心を持っている人ならきっとじゅえ
ガーネット「ルビー!」
サフィー「だめよ!」
ルビー「」モゴモゴ
八幡「じゅえ?」
平塚「?」
雪乃「なにを言いかけたのかしら」
ガーネット「じゅえ、ジュエルのような心を持ってるに違いないって!そういう子こそあたしたちジュエルペットのパートナーに相応しいわ!」
サフィー「ええ、そうね!ね、ルビー!」
ルビー「う、うん!そうだよー!」
平塚「まあ、というわけだから後は君たちで相談して決めてくれ。もしどうしても嫌だと言うなら、奉仕部外の人間を募ることにしよう」
ルビー「おねがいおねがーい!ルビーのパートナーになってよー」ヨヨヨ
八幡(まとわりついてきてうぜぇ)
結衣「いいじゃんヒッキー、パートナーになってあげなよ。かわいそうだし」
八幡「嫌だよこんなうるさそうなの……」
ルビー「ヒッキー!?君ヒッキーって言うんだね!よろしくヒッキー!あたしルビー!」
八幡「それはさっき聞いた……ほれ見ろ。すっげえうるせー」
結衣「あはは、賑やかになっていいんじゃないかな」
八幡「四六時中一緒なんて耐えられねーわ」
ルビー「ルビーできるだけ静かにするからぁ」
ガーネット「それは無理ね。ルビーの煩さはどうにもならないわ」
ルビー「」ガーン
雪乃「でも、このくらい明るい子のほうが比企谷くんにはいいんじゃないかしら。ほらあなたって、全体的に暗いし」
八幡「お前らいきなり絶妙な毒舌コンビネーションかましてんじゃねえ」
ルビー「ヒッキーって、暗いの?」
八幡「お前もそこ拾うんじゃない。あとヒッキー呼びやめろ。俺のパートナーになりたいなら」
ルビー「じゃあ自己紹介してよー」
八幡「パートナーにしたくないから嫌だ」
ルビー「ひどーい!」
雪乃「実際に受け入れるかどうかは別として、自己紹介は必要ね。まだわたしたちから自己紹介していないもの」
雪乃「雪ノ下雪乃よ。この部の部長をしているわ」
ガーネット「あたしのパートナーが部長……!いい響きだわ」ウットリ
結衣「あたしは由比ヶ浜結衣!よろしくね!」
サフィー「よろしく結衣ちゃん」
ルビー「……で?」
八幡「……はぁ、比企谷八幡だ。ヒッキーはやめろ」
ルビー「はーい。よろしくね八幡!」
八幡「雪ノ下、マジでこいつら受け入れんの?」
雪乃「そのつもりだけど?」ナデナデ
ガーネット「ごろにゃーん♪」
八幡(あ、ダメだこいつ。完全に猫の毛並みを堪能するモードになってやがる)
八幡(せめて俺だけでもこいつと離れられんものか)ジー
ルビー「なあに?」キョトーン
八幡「そういえばお前、さっきじゅえで口ごもったよな」
ルビー「え、えー?ルビー覚えてなーい」
八幡「そういう誤魔化し方はなにか隠してるって決まってるんだよ」
ルビー「う、意外とするどい……」
雪乃「確かに気になるわね。何か隠しているのかしら」
ガーネット「そ、それはそのぉ」
結衣「あたしたちには言えないことなの?」
サフィー「本当にパートナーになってくれることなら、むしろ言うべきことなんだけど」
八幡「隠し事を言えないというならこっちこそパートナーには」
雪乃「ならパートナーになるわ。これで大丈夫でしょう」
八幡「おい待て、俺はパートナーになるとは言ってない」
雪乃「いい加減認めなさい。あなたの疑問がだめ押しになったのだから」
八幡「くっ……余計なこと聞いちまった」
雪乃「彼もパートナーになるそうよ」
ルビー「え、ほんとに?じゃあ今度こそよろしく八幡!」
八幡「はいはい」
雪乃「じゃあ聞かせてもらえる?」
ガーネット「実は……」
サフィー「さっきジュエリーナさまが長い眠りについたと説明したけれど」
サフィー「ジュエリーナさまが眠っているのはジュエルランドじゃないの」
ガーネット「闇の力との戦いで力を失ったジュエリーナさまは、ジュエルランドから消えてしまって」
ルビー「みんなの魔法でジュエルランド中を探したけどぜーんぜん見つからなかったの!でもねようやく手がかりが見つかったんだ!」
サフィー「それによると、ジュエリーナさまは人間界に飛ばされてしまったみたいなの……」
サフィー「でも、ジュエリーナさまが起きていたらすぐジュエルランドに帰ってこれるはず」
ガーネット「だから、こういう結論に至ったわ。力を失ったジュエリーナさまは、人間に転生をしてしまった」
ルビー「ジュエリーナさま、普通の女の子になっちゃったんだって!」
サフィー「だからわたしたちはあなたたちの年代の子をパートナーにしているのよ。もしかしたらその中に、ジュエリーナさまがいるかもしれないの」
結衣「あたしたちの中に……」
八幡「じゃあ俺がパートナーになる必要なおさらないだろ」
八幡「俺の代わりに適当な女子を探せよ」
ルビー「そういうわけにもいかないんだよねー」
ガーネット「眠っているジュエリーナさまの力を目覚めさせる方法があるんだけど」
サフィー「それがね……ジュエルペットの魔法の力を込めたキスを、本当にその子を愛している男の子がすることなの」
ルビー「ちゅ~」
八幡「」
ガーネット「だから、男の子のパートナーも必要なのよ」
八幡「なおさら俺には無理だ」
ルビー「えー」
雪乃「そうね……まず本当に愛しているという条件が無理だわ、比企谷くんには」
結衣「……でもさ。もしかしたら……あ、あたしたちがそのジュエリーナさまって、可能性もあるんだよね?」
ガーネット「ええ、あたしたちがパートナーに選ぶ女の子は、みんなそうよ」
雪乃「……」
結衣「……じゃ、じゃあ……もし今キスしたら?」
八幡(おいおい何いっちゃってんのこいつ?あのさぁ、今って、今いる男が俺だけだって分かってるんですかねえ……)
ルビー「あー、それ無理」
結衣「え」
サフィー「ごめんなさい、ジュエリーナさまとして目覚めるためには、ただキスするだけじゃダメなの」
ガーネット「さっき言ったように真実の愛で結ばれた同士であることがまずひとーつ!」
サフィー「あと、ジュエリーナさま候補の子自身も、ジュエルペットのパートナーになって、己の心の輝きを磨かなきゃいけないのよ」
結衣「あ、あーそうなんだー。へー」ホッ
雪乃「……」ホッ
ルビー「ま、そういうわけだからよろしくねー」
八幡(はぁ、まためんどくさいことが始まったなあ)
ここから先が思い付けば続ける
思い付かなかったらhtml化依頼出してくるわ
八幡「話は分かったが、なんでさっき言えなかったんだ?」
結衣「そういえばそうだよねー。さっきと別に変わってないじゃん?」
雪乃「いいえ、変わったわ。平塚先生がいなくなったでしょう?」
サフィー「ええ、そうね」
八幡「大人に聞かれちゃまずい、と」
ガーネット「本当はパートナー以外には誰にも聞かれちゃダメなのよ」
結衣「なんでー?もっと色んな人にそのジュエリーナって人のこと知りませんかーって聞いたほうが早く見つからない?」
結衣「あ、名案じゃんこれ!」
雪乃「そういうわけにはいかないから、さっき言えなかったわけだけれど」
結衣「あう……」
サフィー「結衣ちゃんの発想はとても素直でいい案よ」ヨシヨシ
ルビー「でも、そうは問屋が卸さない!」
ガーネット「昔ジュエルランドを襲った闇の力っていうのが、実は人間の心の中に潜んでいるの」
結衣「ええ!?」
サフィー「本人は自覚していなくても闇は潜んでいるわ。だから、ジュエリーナ様が人間の女の子に転生していることを誰彼構わず言うわけにはいかないの」
ルビー「ジュエリーナさまに危険が迫っちゃうからね!大切な秘密なんだよ!」シー
ガーネット「ルビー、あんた偉そうに言ってるけど、さっきその大切な秘密を言いかけたじゃないの」
ルビー「えへへ、ごめんなさい」
サフィー「最悪、ジュエリーナさまが転生した女の子の心が闇に染められてしまうかもしれないわ。そうなったら、大変なことに……」
雪乃「なら、この中で一人、闇に染まりきってそうな人間が一人いるのはどうなのかしら」
ルビー「ええ!そうなの!?やばいじゃん!」
八幡「はいはい俺のことね」
八幡(でも闇に染まった人間とかちょっとかっこよくねえ?いかん、俺の中二魂が……)
ルビー「ああ、ヒッキーは大丈夫だよ」
結衣「なんでー?」
ルビー「あたしたちジュエルペットには、心に邪悪な闇が潜んでいるかどうか、直感でわかるんだよ!」
ルビー「パートナーにするかどうかも、それで決めるんだ!ヒッキーはルビーの勘が絶対にそれはないって言ってるもん!」
八幡「あてになるのかその勘……あとヒッキーやめろ」
ルビー「ええー、言いやすいのにー」
ガーネット「まあ、だからあたしたちが選んだあなたたちは大丈夫ってわけ」
サフィー「平塚先生も、邪悪な闇が潜んでいるようには見えなかったけれど……」
ルビー「でもなんだか別の闇を抱えてるような気配がぷんぷんしてたんだよねー」
ガーネット「だから念のためね。闇は闇を呼ぶの」
八幡(かわいそうな平塚先生……その闇って絶対誰かもらってあげれば晴れるもんだろ)
雪乃「では次に、パートナーなったら何をするの?」
結衣「魔法で人助けって言ってたよね」
八幡「奉仕部の活動でいいんじゃないか。つうかそれ以外に人助けとやる気しないし」
ルビー「ダメだよー!それじゃ修行にならないもん!あ、それとこれ、ジュエルポッド」ハイ
八幡「ジュエルポッド?スマホじゃね」
結衣「くれるの?」
サフィー「パートナーがポッドを持っていれば、ポッドを通じてあなたたちの心の輝きがわたしたちの魔法を高めてくれるのよ」ハイ
ガーネット「つまり人助けをすると同時に、パートナーの心の輝きを高める修行にもなるってわけ」ハイ
雪乃「へぇ」ヨイショ
八幡「つうかマジで魔法なんて使えるのかお前ら」
ルビー「し、失礼な!魔法はジュエルペットの得意技だよ!る、ルビーなんてバリバリ魔法使い放題なんだから!」
八幡「じゃあ使ってみせろよ」
ルビー「え、えー、でも困ってる人いないし」
雪乃「あら」
八幡「どうした」
雪乃「この子たちの分もお茶を用意しようと思ったんだけれど、お湯をきらしてしまったみたい」
雪乃「汲んで
ルビー「それならルビーの魔法に任せて!」
サフィー「る、ルビー!」
ガーネット「やめなさい!」
ルビー「だいじょーぶ!見ててね!」
ルビー「ジュエルフラーッシュ!」
たったたったたったんっ
ルビー「オ~レ!」ビシッ
八幡(なぜフラメンコ)
結衣「何も起きないね」キョロキョロ
サフィー「ほっ、良かったわ」
ガーネット「ルビー、あんた魔法は苦手なんだからもし失敗して大変なことが起きたらどうするつもりなのよ」
ルビー「に、苦手じゃないよー!ルビー、ちょーっとやりすぎちゃうだけで」
八幡「魔法、苦手なんじゃねえk
バシャー
ルビー「ぎょえー!空からお水がー!」
結衣「あわわわ、ヒッキー大丈夫!?」
八幡「……」ピチョンピチョン
雪乃「何か拭くものを」
ガーネット「言わんこっちゃない」
サフィー「もう……」
ルビー「で、でもこれで、魔法が使えるってことは、分かってもらえたよね……?」
八幡「お前がハズレだということはよーく分かったわ……」ヘーチョ
思い付いたら続ける
どのキャラにどのジュエルペットをあてがったらパートナーとしてしっくりくるだろうか
はるのんにはルーアかなとは思っている
小町は声優繋がりでアメリとか
戸塚にはぺりドットとかを考えている
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