【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】3 (414)


・このスレはオリキャラメインのダンガンロンパ風SSです。

・ダンガンロンパシリーズのネタバレを含みます。

・安価進行ですが内容にそぐわないと判断した安価はスルーします。


前スレ
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】 - SSまとめ速報
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【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】2
【オリジナル】ダンガンロンパエターナル ~コロシアイ宇宙旅行~【安価】2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439980480/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444651560


研究生名簿【男】

夢崎 望(ゆめさき のぞむ)
才能:【超高校級の夢の国の住人】
身長:164cm
体重:55kg

月城 光千兎(つきしろ みちと)
才能:【超高校級の天文学者】
身長:160cm
体重:52kg

影山 移瑠(かげやま うつる)
才能:【超高校級の忍者】
身長:178cm
体重:67kg

周防 肖治(すおう しょうじ)
才能:【超高校級の消防士】
身長:176cm
体重:65kg

美山 挟身(みやま はさみ)
才能:【超高校級の庭師】
身長:172cm
体重:60kg

天龍 響(てんりゅう ひびき)
才能:【超高校級の提督】
身長:183cm
体重:67kg

篠宮 颯(しのみや はやて)
才能:【超高校級の卓球選手】
身長:167cm
体重:58kg

沙神 焔真(さがみ えんま)
才能:【超高校級の呪い師】
身長:175cm
体重:60kg

君塚 蓮二(きみつか れんじ)
才能:【超高校級の心理学者】
身長:182cm
体重:64kg


研究生名簿【女】

七色 風香(なないろ ふうか)
才能:【超高校級のアロマセラピスト】
身長:152cm
体重:46kg
胸囲:84cm

御調 鞠亜(みつぎ まりあ)
才能:【超高校級のピアニスト】
身長:156cm
体重:48kg
胸囲:83cm

神鳥 怜子 (しんどり れいこ)
才能:【超高校級のエレベーターガール】
身長:164cm
体重:53kg
胸囲:85cm

黒宮 撫子(くろみや なでしこ)
才能:【超高校級の黒子】
身長:149cm
体重:43kg
胸囲:77cm

クレア・プリーモ
才能:【超高校級のスケート選手】
身長:163cm
体重:49kg
胸囲:80cm

裁目 美心(たちめ みしん)
才能:【超高校級のお針子】
身長:155cm
体重:47kg
胸囲:79cm

碓氷 茜(うすい あかね)
才能:【超高校級の薙刀部】
身長:172cm
体重:58kg
胸囲:87cm

羽毛田 流子(うもうだ りゅうこ)
才能:【超高校級のトリマー】
身長:158cm
体重:49kg
胸囲:80cm


《現時点のステータス》

【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。

【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … ミッション成功。君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
『ミッション11』 … ミッション成功。神鳥への疑惑。神鳥も内通者に誘われていたが断ったようだ。

【アイテム】
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『桃色つげ櫛』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ネコミミ帽子』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ハッキング夢枕』×2 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。


【スキル】
・デイリースキル…(非)日常編スキル
  『アトラクト』 … 自由行動時、他のキャラを乱入させることができる
  『インクワイアリー』 … ミッション時、ヒントを聞くことができる。

・ユーズスキル…学級裁判時、条件を満たしたときに使用できるスキル
  『コークスクリュー』 … 閃きアナグラムの時、精神力3使って不必要な文字を消し去ることができる。
  『心眼』 … ノンストップ議論の時、精神力3使ってダミーの論破ポイントを消し去ることができる。
  『カッティング』 … 反論ショーダウンの時、精神力2使って前半か後半のダミーの論破ポイントを消し去ることができる。

・オートスキル…学級裁判時、自動で発動するスキル
  『夢の国の住人』 … 裁判中一度だけ、発言力が0になった時、残った精神力をすべてを発言力に移すことができる。
  『冷静沈着』 … 学級裁判時、5連続正解すると精神力が3回復する
  『正義漢』 … 精神力の最大値が2増える。

【艦内規則】

1.研究生達は宇宙ステーション内だけで共同生活を送りましょう。共同生活の期限はありません。

2.夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

3.施設内について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

4.艦長ことモノクマへの暴力を禁じます。また監視カメラと鍵の掛かっているドアを破壊することを禁じます。

5.意図的に電子研究手帳を破壊することを禁じます。

6.監視カメラの無い場所での就寝と殺人を禁じます。仲良く共同利用しましょう。

7.研究生同士で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、研究生全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

8.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

9.学級裁判で正しいクロを指摘出来なかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの研究生は全員処刑です。

10.同一のクロが殺せるのは、2人までとします。

11.なお、艦内規則は順次増えていく場合があります。



「……超高校級の災厄はどうなった?」


「わからない……『エルピス』にはたどり着いたようだが……」


「まずいな……このままだとあの計画が実行できない」


「もし彼らまで超高校級の災厄になって……脱出しようとしていたら……」


「……その時は『エルピス』ごと彼らを破棄するしかないな」


「しかし……彼らは超高校級の希望になるべき存在……」


「あくまで最終手段……計画さえ始まってしまえば絶対に脱出は不可能だからな……」


「すべては人類のため……彼らには犠牲になってもらうしかない……」




――――
――




【CHAPTER03 ポケットから落ちた災厄 (非)日常編】


   


【15日目】


『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』


…………もう朝か。こんなに目覚めの悪い朝は初めてだ。

……どうしてこんなことになったんだろう。

二週間ほど前までは希望に満ち溢れた学園生活が待ってると思っていた。

でも実際にはいきなりこんなわけのわからないコロシアイに巻き込まれて……何人も死んでいった。



…………みんなは大丈夫かな。こんな時こそボクが少しでもみんなの力にならなくちゃ。

だってボクは夢の国の住人なんだから。


 ― 食堂 ― 


……食堂には天龍クンがいた。他の人はまだ来てないみたいだ。
いつもならもっと人がいるはずなんだけどな……。

夢崎「おはよう、来てるのは天龍クンだけ?」

天龍「ああ、そのようだな」

夢崎「そっか……昨日事件があったばかりだからね」

天龍「……だが時期に来るだろう。また新しいエリアも開放されたようだしな」

新しいエリアか……電子研究手帳でマップを確認してみようかな。

夢崎「えっと、バイオエリアと……無重力エリア?」

天龍「二つのエリアに行くことができるようだ」

バイオエリアに無重力エリアか。
碓氷さんがいる可能性があるホスピタルエリアには行けないみたいだな。


夢崎「碓氷さん……大丈夫かな?」

天龍「MS.碓氷のことだからそう簡単に死ぬとは思えないがね」

夢崎「そう、だよね。だといいんだけど……」

天龍「大丈夫さ。モノクマだってMS.碓氷のことを死なせるわけにはいかないだろうからね」

夢崎「そういえばあの時のモノクマ随分と焦ってたね」

何か死なせちゃいけない理由でも……?
あくまでボクたちにコロシアイをさせたいってことなんだろうか。


天龍「……そろそろ全員集まった頃か」

どうやら天龍クンと話している内にみんな食堂に集まってきたみたいだ。
でも……沙神クンの姿だけは見えない。

篠宮「沙神のやつは来てねーのかよ」

裁目「呼んできたほうがいいっすかね?」

黒宮「……今呼んできても出てこないと思う」

月城「うーん?じゃあ放っておくの?」

天龍「今の彼を放っておくのは危険だろうね」

天龍「MS.羽毛田を助けようとしたとはいえ、MS.沙神は僕たちみんな処刑されることを選んだんだ」

天龍「そしてそのMS.羽毛田がいなくなった今何をしでかすかわからない」


クレア「じゃあどうするのよ?」

天龍「……Mr.沙神のことはあとで僕がなんとかしよう」

七色「テンリューが?別にいいけどなんとかなんのか?」

天龍「なんとかするしかないさ。なに、心配は無用だよ」

神鳥「ふむふむ、それじゃあ沙神さんのことは天龍さんに任せるとして……」

神鳥「新しく開放されたエリアの探索もしなくてはなりませんねぇ」

夢崎「二つもエリアが開放されたし何か見つかればいいんだけどね」

……1人で探索するのは大変かも。誰かと一緒に行こうかな?


探索メンバー(沙神は選べません)
安価↓2まで

七色、天龍選択で今日はここまで
更新はしばらく先になります

今の内に言っちゃいますが選べないのは探索のときのみです
(非)日常編では普通に選べます。大丈夫かどうかは別として

21時ごろに更新するよ
マップ作るの面倒で今までサボってたしまだできてないけど今日は更新するよ


 ― バイオエリアA・廊下 ― 


夢崎「ここがバイオエリア……」

天龍「フム、見た感じはメカニカルエリアと大差はないな」

七色「バイオっていうくらいだからゾンビでもいたりしてな」

夢崎「いや、いないでしょ」

七色「わかんないぜ?なんてったってここは宇宙なんだしよ」

七色「未知のウイルスがいたっておかしくはねーな」

天龍「ハハハ……そんなものがいてたまるか」

夢崎「ウイルスはともかく、別の生物くらいはいるかもしれないけどね……」

マップによるとこのエリアでは生き物を飼育する部屋があるみたいだしね。


 ― バイオエリア・実験室A ― 


バイオエリアの実験室……か。
よくわからない実験器具が置いてあるという点は前と同じだけど少し不気味な感じがするな。

夢崎「奥の棚には薬みたいなものが並んでるね」

天龍「フム……薬品の匂いがキツイな」

七色「それだけじゃねーな……なんか血の匂いもするぜ?」

夢崎「ち、血の匂い……?」

七色「それから妙に獣臭いな」

七色「この部屋は動物の解剖にでも使われてたんじゃねーのか?」

天龍「そうかもしれないな……」

なんだか血なまぐさそうな部屋だな。
……考えたら気分が悪くなってきた。


 ― バイオエリア・動物飼育室 ― 


夢崎「な、なんだよこの部屋……」

七色「こりゃひでーな」

ボクたちが次にやってきた動物飼育室だった。
そこにはガラス張りのケージが置いてあって……その中には動物の骨だけが残されていた。

夢崎「全部骨……だよね?」

天龍「それも本物の骨のようだ」

天龍「随分と綺麗に骨だけが残っているが……火葬でもしたのか?」

夢崎「モノクマが全部殺したってこと……?」

七色「世話するやつがいなかったから勝手にくたばっただけかもしれねーけどな」

七色「なんにせよ悪趣味なことには変わりねーけどな」

世話していた人……か。
そういえばこの施設にいる人間はボクたちの他にいないのかな?


天龍「……?気のせいか今変な音がしなかったか?」

七色「気のせいだろ。アタシら以外は別の場所を探索してたはずだぜ」

天龍「いや、たしかにあっちの骨が積んであるほうから音が……」

夢崎「あ、待って!誰か人がいるよ!」

七色「……何か骨を抱えたやつがいるな」

天龍「ま、まさか僕たち以外にも人がいたのか?」

夢崎「いや、違う。あれは……」








夢崎「……沙神クン?」


沙神「おや、皆さんもここに来てたのですか」

沙神クンはまるで普段と変わらない態度で、ボクたちに話しかけてきた。
昨日のことなんて何もなかったかのように……

夢崎「来てたのですかって……沙神クン大丈夫なの?」

夢崎「今朝は朝食会に来なかったけど……」

沙神「……ええ、大丈夫ですよ」

沙神「僕は何も変わりありません」

たしかにその落ち着いた様子はいつも通りだ。
だけどその目の下にはクマができていて、心なしかやつれているようにも見える……。

天龍「と、とりあえずいろいろと言いたいことはあるが……」

天龍「その手に抱えている骨はなんなのだね?」

沙神「…………」

七色「お、おい……何か言えよ。怖えーだろ」

沙神「……大丈夫です。安心してください」

沙神「すべて上手くいきますから……」

……そう言って沙神クンは骨を抱えたまま部屋を出ていく。
あまりの奇怪な行動の前に、ボクたちはただ呆然とその場に立ち尽くしてしまった。

天龍「……か、彼は本当に大丈夫なのか……?」

七色「いや、どう考えても大丈夫じゃねーだろ」

夢崎「……沙神クン、何するつもりなんだろう」

天龍「気にはなるが……今は探索を続けるべきだろう」

天龍「Mr.沙神のことはそのあとでどうにかしよう」

……さすがにあのままほうっておくわけにはいかないよな。


 ― バイオエリア・水棲生物飼育室 ― 


ここは水棲生物飼育室……その名前の通り魚などの生物を飼育している部屋のようだ。
壁一面の巨大な水槽、それから他にも大小さまざまな水槽が置かれていた。

夢崎「まるで小さな水族館みたいだね」

夢崎「……どの水槽も真っ黒だけど」

天龍「この部屋にも生き物はいないということか」

七色「本当に何もいねーのか?」

七色「こんだけでかい水槽なら一匹くらい何かいてもおかしくねーと思うけどな……」

そう言って七色さんが壁一面真っ黒な水槽を覗き込む。
すると、壁の向こうから一瞬だけ野球ボールほどある目玉がこちらを覗き込んだ。

七色「うわっ!い、今のなんだよ……!」

天龍「い、一瞬しか見えなかったが……何かがこっちを見ていたぞ」

夢崎「いや……き、気のせい……じゃないかな」

モノクマ「うぷぷぷ、気のせいじゃないですよ」


天龍「も、モノクマ……?今のはいったいなんなのだね?」

モノクマ「今のは超高校級の魚類学者が作ったモノクマデビルだよ!」

天龍「デビル?ということはもしかしてデビルフィッシュのことかい?」

七色「デビルフィッシュっていうとタコのことだよな」

モノクマ「そうです!どんなものでもあっという間に平らげる巨大な人食いタコなのです!」

夢崎「そ、そんなのがこの部屋に……?」

モノクマ「あ、でも安心してください。この水槽からは出入り不可能な仕様になっているので逃げ出すことはないから」

夢崎「出入り不可能ってことは……ボクたちがこの水槽に入ることも無理ってことだよね?」

モノクマ「もちろんです。そんなことできるようにしたら死体を完全に破棄できちゃうからね」

天龍「……もしこの水槽が壊れてこいつが出てきたらどうなるのだね?」

モノクマ「…………」

……モノクマは何も言わず、スッと立ち去っていった。

七色「おいおい、どういうことだよ」

夢崎「……壊れないことを祈ろうか」

……今後、この部屋に来るのはできるだけ避けよう。

今日はここまで
マップは次回までには用意したい
次回更新は月曜か火曜あたりに


 ― 昆虫飼育室 ― 


さっきの部屋と同様、部屋中に飼育用のケースが置かれている。
ここにも一応生き物らしきものはいるみたいだけど……。

七色「うげっ、なんか気持ち悪い虫ばっかだな」

天龍「蠍にクモに……それにムカデと蜂か?」

夢崎「……毒を持った虫しかいないね」

天龍「フム、しかもさっきの部屋とは違って簡単に虫を取り出せそうだ」

七色「コロシアイに使わせる気満々ってことかよ」

夢崎「少しかわいそうだけど……」

夢崎「今の内に全滅させておいたほうがいいんじゃないのかな?」

天龍「……モノクマのことだから全滅させてもまた補充しそうなものだがな」

天龍「一応、あとで試しておこう」

七色「つーかこんなもんどっから連れてきたんだよって話だけどな」

……たしかに謎だよね。普通こんな危険な虫を持ち込むわけないだろうし。
わざわざモノクマが地上から取り寄せたのか……?


 ― バイオエリア・トラッシュルーム ― 


トラッシュルーム……ここには大きな焼却炉が置いてあった。
ただし入り口と焼却炉の間には鉄格子のようなシャッターが降りていていた。

篠宮「くっそー、どうやっても開かねーぞ」

御調「どうやら……部屋の奥には行けないようですね……」

篠宮クンがシャッターを無理やりこじ開けようとしている。
でもまったくビクともしないみたいだ。

夢崎「まったく開きそうにないね」

七色「んだよ、ってことはあのでっけー焼却炉は使えないってことか」

天龍「……使うつもりなのか?そもそもあの焼却炉の使い道は……いや、なんでもない」

このエリアに焼却炉がある意味……あまり考えたくないな。

篠宮「いや、使うことならできるぜ。俺にならな」

天龍「ワッツ?いったいどのようにして使うというのだね?」

篠宮「いいか、焼却炉にでっかいボタンが付いてるだろ?」

篠宮「たぶんあれがスイッチになってるんだ」

夢崎「うん、でもこれだけ距離があったら押すことなんてできないよね?」

シャッターから焼却炉まで数メートルは離れている。
よっぽど長い棒を使わない限り押すことは難しいと思う。

篠宮「ま、お前らなら無理かもな」

篠宮「だけど俺にならできる!これを見てみろ!」


そう言って篠宮クンが取り出したのは……ピンポン球だった。

篠宮「これをこうしてだな……それ!」

篠宮クンの投げたピンポン球が真っ直ぐスイッチへと向かって……見事ヒットする。
そのままピンポン球は焼却口へと落ちていき、コツコツと球が跳ねる音が部屋に響き渡る。

篠宮「どうだ!すげーだろ!」

天龍「確かにすごいが……スイッチは押せてないではないか」

七色「全然駄目駄目じゃねーか」

篠宮「ふ……まさかあんなにスイッチが固いとは思わなかったぜ!」

……スイッチの問題じゃなくて投げる球の問題だと思う。

御調「あの、ピンポン球だと軽すぎるのでは……?」

御調「野球ボールをぶつけてみるのは……どうでしょう……?」

篠宮「くっ……俺はピンポン球以外の扱いはさっぱりなんだぜ!」

夢崎「そっか。じゃあやっぱりあの焼却炉を使うのは無理っぽいね」

モノクマ「いやいや、そんなことありませんよ」

天龍「またモノクマか……今度は何の用だね?」


モノクマ「せっかくコロシアイに利用できそうなものがあるのに使えないと不便でしょ?」

モノクマ「ボクが気を利かせてシャッターの鍵を持ってきてあげたんだよ」

天龍「また余計なことを……」

モノクマ「はい!というわけでこれは御調さんに渡しておきます!」

御調「え……わ、わたしに……ですか?」

モノクマ「うぷぷぷ、ここの鍵はそれ一本しかないからなくさないように注意してくださいね!」

モノクマは御調さんに鍵を渡すと、またすぐにいなくなる。
本当に神出鬼没なやつだよな……。

御調「あの……わたしがこれを持っていていいのでしょうか……?」

天龍「フム……もし不安ならば僕が預かるが?」

御調「……いえ、大丈夫です……わたし頑張ります……!」

……何を頑張るのかよくわからないけど、焼却炉の鍵は御調さんが預かることになったらしい。


 ― バイオエリアA・研究室 ― 


バイオエリアの研究室……見た感じはメカニカルエリアとあまり変わらないかな。
あそこと同様に、パソコンは使えないみたいだ。。

天龍「ここもパソコンが使えないのか……」

七色「あんまり手がかりになりそうなものもなさそーだな」

夢崎「研究資料はたくさんあるみたいだけど……僕にはさっぱり」

夢崎「ルナちゃんなら何かわかるのかもしれないけど……」

そういえばボクたちは一応研究生って扱いになってるんだよな。
ボクも何か研究でもしてたんんだろうか……?

天龍「しかたない。次のエリアを探索するとしよう」

たしかこのバイオエリアにはもう一つエリアがあったはず。
そこには畜産工場と植物工場があるみたいだけど……どっちもどんな場所なのか想像つかないな。

今日はここまで
しばらく休みます。再開は来週の土日あたりに

企画論破のほうが一段落したから明日か明後日には更新する


 ― バイオエリアB・畜産工場 ― 


天龍「これは……ひどい光景だね」

夢崎「モノクマだらけ……」

畜産工場というから何かしらの生き物がいるのかもしれない。
そう思って来たものの……そこにいたのは大量のモノクマだった。

夢崎「手乗りサイズのモノクマから3m近くあるモノクマまであるよ」

七色「こんだけモノクマがいると気味悪いな」

天龍「これなら骨が残っていたほうがまだマシというものだよ」

夢崎「ここにあるモノクマも全部動くのかな……?」

裁目「いや、ここにあるモノクマは全部ただのぬいぐるみみたいっすよ」

裁目「あっちにおいてあるモノクマなんてキグルミになってるっす」

モノクマのぬいぐるみを抱えた裁目さんがこっちにやってきて説明してくれた。
どうやら裁目さんは先に来てここにあるモノクマを調べていたらしい。


天龍「その今抱えているモノクマもぬいぐるみなのかね?」

裁目「そうっす。本物と違ってふわふわのもふもふっすよ」

裁目「ま、本物なんて触ったことないっすけどね」

夢崎「ここにはモノクマ以外の動物とかはいないの?」

裁目「うーん……私が見た限りではいないっぽいっすよ」

天龍「そうか、では現在この工場は機能していないということになるな」

七色「なんだよ、鶏の一匹でもいれば捌いて食ってやったのによ」

夢崎「随分とワイルドだね……」

……ここは大量のモノクマのぬいぐるみとキグルミがあるだけで他には何もなさそうだな。
植物工場の方は機能してればいいんだけど……。


 ― バイオエリアB・植物工場 ― 


どうやら植物工場はちゃんと機能しているらしい。
部屋の奥までびっちりと植物が栽培されている棚が並んでいる。

天龍「これが植物工場というものか……初めて見るな」

七色「ここにある植物って本当に食べれるのか?」

夢崎「他の部屋のこと考えると……毒とか入ってる可能性もあるよね」

月城「ううん、毒が入ってる植物はここにはないみたいだぞ☆」

この部屋の植物に疑念を抱いているボクたちにルナちゃんが答える。
今までの部屋と違ってこの施設だけはまともみたいだ。

天龍「どうやって毒の有無を調べたのだね?」

月城「え?だって見れば毒が入ってる植物かどうかくらいわかるでしょ?」

ルナちゃんにはわかるらしい。
ボクは見てもさっぱりだ。

七色「おいおい、それ本当に信用できるのか?」

七色「もしかしたらモノクマが毒入りの新種の植物とか作ってるかもしんねーぜ?」

月城「新種か……もしそんなのがあったらアタシにもわかんないかな☆」

……一気に不安になってきた。


七色「フィッチー、ちょっと食べてみろよ」

夢崎「え……うーん、どうしようかな」

……たしかに不安ではあるけど興味はある。
たぶん食べても死ぬようなことはないだろうし、さすがに毒が入ってたらモノクマも止めるだろう。

夢崎「じゃあちょっとだけ……」

ちょうど食べごろそうなミニトマトを見つけ、その実をもぎ取り、口に含んでみる。

天龍「ど、どうだね?いけるのか……?」

夢崎「……意外と普通だね。普通においしい」

月城「それはそうだよ☆だって完全に環境を制御して作られたものなんだから☆」

天龍「すべて自動で制御されてるのかね?」

月城「そうみたいだよ☆管理室にいけば少しは設定いじくれるみたいだけどね☆」

コンピューターで完璧に制御された植物……。
少し無機質な感じもするけど悪くはないのかもしれない。

月城「あ、そういえば無重力エリアにはもう行ってきた?」

夢崎「いや、まだだよ」

月城「そっか……当たり前のことだけど無重力エリアは本当に無重力になってるみたいなの☆」

月城「慣れてないと大変だと思うから気をつけてね☆」

……無重力か。いったいどんな感じなんだろう?
とりあえず行ってみようかな。

本当にちょっとだけど今日はここまで
続きは明日か明後日に

バイオエリアA
http://i.imgur.com/a3Cyww1.png

バイオエリアB
http://i.imgur.com/b5SCqEg.png

今日は更新できないので明日更新します
それといろいろ考えたのですが4章からは(非)日常編での安価をグッと減らそうかと思ってます
3章まではまだ被害者に変更があるかもしれないのでこのまま行きます

被害者クロは変わらなくていいから、交流したいから四章以降もこのままがいいな

更新します

>>60
交流そのものは増えると思います
安価使わないわけではありませんがただイベント要素が増えるかもしれないということです


 ― バイオエリアA・廊下・エレベーター前 ― 


夢崎「このエレベーターに乗れば無重力エリアに行けるのか……」

天龍「フム、ではさっそく乗り込もうじゃないか」

七色「あ、アタシはパスな」

夢崎「パスって……七色さんは行かないの?」

七色「ん……だって無重力って体がふわふわと浮いちまうわけだろ?」

夢崎「まあ、そうなるのかな。体験したことないからわからないけど」

七色「ほら、今アタシはこんな格好だしいろいろと見えちまうかもしんねーだろ?」

七色さんの言う格好、たぶんスカートのことを言ってるんだろう。

天龍「なんだ、君はそんなことを気にするのか」

天龍「少しは女の子らしいところもあるようだね」

七色「うるせーよ。さっさと行け」

天龍「ぐ……やれやれ、しかたない」

天龍「2人で探索といこうじゃないか、Mr.夢崎」

夢崎「うん、そうだね」


 ― 無重力エリア・廊下 ― 


無重力エリアへと向かうエレベーターの中でゆっくりと体が宙に浮くのを感じた。
目的の場所へたどり着く頃にはもう完全に重力の支配から解放されていた。

天龍「み、Mr.夢崎……大丈夫かね?」

夢崎「な、なんとか……たぶん……」

なんとも言えない不思議な感覚……これは結構手ごわそうだ。

天龍「どうやら廊下には手すりがついているようだね」

天龍「これを使えばなんとか移動できそうだ」

このエリアの移動は慣れないとかなり苦労しそうだ。
探索するのが大変そうだな……。

神鳥「あらあら、お二人とも大変そうですねぇ」

天龍「MS.神鳥、君もここに来てたのか」

神鳥「ええ、さすがにまだ全部の部屋は見れていませんけどね」

天龍「そうか、ならば残りは手分けして探索したほうが良さそうだな」

神鳥「では遠隔操作実験室のほうを見てきてもらってもいいですか?」

夢崎「うん、わかったよ」

遠隔操作実験室……たしかメカニカルエリアにもそんな部屋があったっけ。
もしかしたらその部屋からロボットを操作できるのかも。


 ― 無重力エリア・遠隔操作実験室 ― 


慣れない無重力に苦戦しながらも、なんとか実験室へとたどり着く。
中は思っていたよりも広く、そこにはメカニカルエリアで見たロボットがずらりと並んでいた。

天龍「ここまで来ると本当にSFの世界のようだな」

夢崎「たしかに……現実味がないよね」

いきなり連れてこられた非日常ではあるけど、それでも少しワクワクしている自分がいる。
夢の国でも味わうことができなかった世界……憧れないといえば嘘になるのかな。

天龍「はたしてここにおいてあるロボットは動かせるのか……」

夢崎「やっぱりメカニカルエリアの実験室からじゃないと動かせないとか?」

天龍「それらしき機械は置いてあるようだけどね……試してみようか」

そう言って天龍クンが機械に近づいた瞬間……何の前触れもなくロボットが動き出した。

天龍「……!?な、なんだ?まだ僕は何もしていないぞ?」

夢崎「じゃ、じゃあいったい誰が……?」

「……そこにいるのは夢崎と天龍かしら?」

ロボットから声が聞こえる。この声は……。

夢崎「もしかしてクレアさん?」

「ふふ、よくわかったわね。今メカニカルエリアでこのロボットを動かしてるんだけど……上手くいったみたいね」


無重力にも関わらず、クレアさんの操作しているロボットは軽快な動きをしていた。
初めて動かしたとは思えないほど優雅に踊っている。

天龍「しかし本当に大丈夫なのかね?間違っても僕たちに危害を加えないでくれたまえよ」

「あら、大丈夫よ。ゲームと同じような感覚で動かせるみたいだし私様にかかればこのくらい余裕よ」

夢崎「へえ……そんなに簡単に動かすことできるんだ」

無重力で体の自由が利かない中、このロボットに襲われたらひとたまりもないかもしれない。
注意……しておかなくちゃいけないな。

天龍「さて、そろそろ切り上げるとするか」

夢崎「うん、戻ろうか」

探索はひとまずこれで終了。わかってはいたけど脱出の手がかりは見つけられなかったな。


 ― 居住エリア・食堂 ― 


ボクたちが食堂へと戻ってきたあと、しばらくして全員が戻ってきた。
沙神クンの姿はなかったけど今朝いなかったヒメちゃんが食堂へと来ていた。

夢崎「ヒメちゃん、来てたんだね」

ヒメ「うむ……沙神のやつとは会えなかったがの」

沙神クン……ヒメちゃんとも会ってないのか。
さっきバイオエリアから骨を持ち出してたけど……何するつもりなんだろう。

天龍「ナウ、全員戻ってきたようだね。さっそく報告会といこうではないか」

みんなが探索の結果を報告する。ほとんどの報告内容はボクたちが探索してわかったことと大体一緒だった。
唯一探索しきれなかった無重力エリアも仰仰しい実験装置があっただけで他の実験室と大差なかったそうだ。

裁目「行けるエリアは増えたっすけどやっぱり状況は変わんないっすね」

クレア「せめて何か外の世界の情報だけでもわかれば良いのだけどね」

篠宮「通信機とかそういうのはねーのかよ?」

黒宮「……研究室のパソコンもすべて使えなくされてた。通信は難しいと思う」

黒幕もそう簡単には情報をくれないってことか。

月城「そういえば……碓氷ちゃん大丈夫かな?」

天龍「死んでるということはないと思うが……」

モノクマ「ところがどっこい!彼女はもう帰らぬ人となってしまったのです!」

夢崎「も、モノクマ!?か、帰らぬ人ってどういう意味だよ!?」

まさか……碓氷さんは本当に……?


モノクマ「いや、本当はね。もう少し早く帰れる予定だったんですよ?」

モノクマ「ただ碓氷さんってばいろいろ無茶やらかしてくれたみたいで傷口が開いちゃったんだよね」

御調「無茶って……いったい何を……?」

モノクマ「ま、そういうわけだから碓氷さんはしばらくこっちで預かるね!2、3日すれば帰ってくると思うから!」

御調さんの言葉を無視し、言いたいことだけ言うとモノクマは去っていった。
碓氷さん、モノクマにとって何か都合の悪いことでもしたのだろうか……?

神鳥「……とりあえず、命に別状はなさそうですねぇ」

神鳥「それだけでもわかってよかったとしましょうか」

天龍「そうだな、何があったのかは彼女が戻ってきたら聞けばいい」

戻ってきたら……か。
でも碓氷さんが何をしたのか話してくれるかどうかは少し疑問だな……。


~Night Time~


報告会は特に進展のないまま終わり、解散となった。
今日はまだ時間があるけど……これからどうしようかな。


1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)

2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>7】)

安価↓

篠宮選択で今日はここまで
一番面倒だった探索パート終わったのでこれからは更新ペースあげます
次回更新は月曜か火曜日に


【選択 篠宮】


 ― 居住エリア・食堂 ― 


少し休憩を取ろうと思い食堂に行くと、篠宮クンが休んでいた。

夢崎「篠宮クンも休憩中?」

篠宮「まあな、さすがに今回の探索は疲れたぜ」

夢崎「二つもエリアが解放されたからね」

篠宮「それにあの無重力エリア……なかなか手ごわかったぜ」

たしかにあそこはどうにも慣れなかったな。


1.探索してて何か気になることとかあった?

2.もうあのエリアには行きたくないよね

3.自由安価

安価↓

なんか最近スランプ状態なのでしばらく更新停止します
トリック考えるのに詰まってるとかそういうことはまったくないのでそこは大丈夫です

多分明日再開します


【選択 1】


夢崎「探索してて何か気になることとかあった?」

篠宮「気になること……特に無いな!俺にはさっぱりだぜ!」

夢崎「……まあ、そんな簡単に手がかりも見つかるわけないか」

篠宮「そういう夢崎はどうなんだ?」

夢崎「ボクのほうも特別気になったことは……」

……ふと探索中に会った沙神クンのことを思い出す。
沙神クンは骨を集めてたみたいだったけど何をするつもりなんだろう?

篠宮「どうした?やっぱ何かあったのか?」

夢崎「い、いや、何でもないよ……あはは」

篠宮「……そうか?ま、何かあればいつでも俺に言えよ!俺たちは仲間なんだからな!」

仲間……か。


【他のキャラを乱入させますか?】

安価↓


【選択 天龍】


天龍「……なかなかにして胸に突き刺さる言葉だね。Mr.篠宮」

夢崎「あ、天龍クン」

天龍「もっと僕が有能だったら仲間として……」

天龍「死んでしまった者たちに何かしてやれたかもしれないと言うのにな」

篠宮「ま、待てよ!別にそういう意味で言ったわけじゃねぇって!」

天龍「……ふ、もちろんわかってるとも。僕としたことがつい弱音を吐いてしまったようだ」

天龍「今言ったことは忘れてくれたまえ」

…………。


1.天龍クンは十分やってくれてるよ

2.コロシアイのことひとりで抱えすぎてない?

3.自由安価

安価↓


【選択 3】


夢崎「過ぎたことを悔やんでも帰ってくるわけじゃない……」

夢崎「でもこれからは防げるはず……例えば沙神くんの心のケアとかできることはあるはずだよ!」

篠宮「そ、そうだぜ!もうコロシアイは起こさせない、それでいいだろ!」

天龍「…………そう、だな」

天龍「すまないね、僕らしくないところを見せてしまって……」

……それだけ言うと……天龍クンは食堂を後にした。

篠宮「……もしかしてまずいこと言っちまったかな」

夢崎「ううん、篠宮クンのせいじゃないと思うよ」

夢崎「ただ……二度も事件が起きちゃったし、沙神クンも碓氷さんもあんな状態になっちゃったし……」

夢崎「必要以上に責任感じてるのかもしれない……」

篠宮「リーダーっつっても少しくらいは俺たちのこと頼ってくれてもいいと思うんだけどな」

…………。


~Mid Night~


『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』

『ではではいい夢を……おやすみなさい』


行けるエリアは増えたけど根本的な状況は変わらない。

いや、むしろ状況はどんどん悪化してるようにも……。

……ううん、悪いことばかりじゃないはず。きっとなんとかなる……はずだよね。


アイテムを使いますか?

1.『ハッキング夢枕』使用(人物2名指名)

2.『シルバーハートネックレス』使用

3.『桃色つげ櫛』使用

4.『ネコミミ帽子』使用

5.使わない

安価↓

小ネタが思いつかないので今日はここまで
小ネタくれれば書くかも

次回更新はたぶん明日で

小ネタって何でもいい?
天龍が暴走する話とかみてみたいかも
あとは絶望病とか

今日の夜、更新します

>>90
小ネタ提供ありがとうございます。夜時間イベントでは書けるかわからないのでどこかで唐突に小ネタ挟もうと思います

ついでに小ネタ用の絶望病安価しておきます

絶望病に感染させたいキャラと絶望病の内容
安価↓4まで

影山→ギャル病
裁目→おかんアート病
美山→プレイボーイ病
夢崎→圧迫面接病

そのうちこれで小ネタ書きます
では再開


【選択1 君塚、天龍】


――――
――




 ― ??? ― 


君塚「……天龍、聞きたいことがあるんだがいいか」

天龍「ワッツ?君が僕に質問とは珍しいね」

君塚「たしかお前は有能な秘書が欲しいとかのたまっていたな」

天龍「たしかに言ったが……」

君塚「具体的に言うとどんな秘書が望みなんだ?」

天龍「フム……才色兼備であることはもちろん、気配り上手で謙虚であるべきだな」

君塚「なるほどな……だがこれだけだと何か足りないな」

天龍「まあ、たしかに欲を言えばもっと望みはあるが……」

君塚「たとえば……ドジッ子という要素はどうだ?」

天龍「は?」

君塚「普段はそつなく仕事をこなす美人秘書だが時折とんでもないドジをしてしまう」

君塚「そんなギャップにグッとこないか?」

天龍「……いや、そんなにドジをやらかされたらたまったものではないが」

君塚「そうか」

天龍「うむ」

君塚「ではこういうのはどうだ?」

天龍「まだあるのかね?」


君塚「可憐で清楚な大和撫子のような秘書……」

君塚「だがそれは表の顔、彼女には裏の顔があったのだ」

天龍「……裏の顔?」

君塚「実は彼女は組織から派遣されたスパイだったのだ」

君塚「普段は提督のために身を粉にして働く秘書だが、裏では組織のためにせっせと動くスパイ」

君塚「このギャップにグッとこないか?」

天龍「……いや、スパイなんていたら普通に困る」

君塚「そうか」

天龍「うむ」

君塚「ではこういうのはどうだ?」

天龍(……まだ続くのか?というか彼は結局何を聞きたいのだ……?)




――
――――


《15日目リザルト》

【ミッションリスト】
『ミッション03』 … 神鳥からの依頼。黒宮の秘密を探る。
『ミッション06』 … 碓氷からの依頼。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション08』 … 神鳥の疑惑。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … 月城のお願い。魔法少女の勧誘を手伝う。

【アイテム】
『シルバーハートネックレス』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『桃色つげ櫛』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ネコミミ帽子』 … 夜時間アイテム。使用すると、夢の中にある人物が現れる。
『ハッキング夢枕』 … 夜時間アイテム。一度だけ、他キャラの(非)日常編を覗くことができる。


【16日目】


『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』


朝か。なんだか懐かしい夢を見た気がする。

食堂に行こうかな……。



 ― 食堂 ― 


さて、誰と朝食をとろうかな?

1.神鳥、クレア

2.月城、裁目

3.篠宮、天龍

安価↓


【選択 2.月城、裁目】


夢崎「おはよう、隣いいかな?」

裁目「好きにすればいいんじゃないっすか」

月城「夢崎君ちょうどいい所に来たね☆」

夢崎「……?何かあったの?」

月城「実は裁目ちゃんにお願いして夢崎君の着てるキグルミ作ってもらおうと思ってたの☆」

夢崎「え、ボクの?」

月城「前からそのキグルミ着てみたかったんだよね☆」

夢崎「それならボクが持ってるやつを貸すけど……」

裁目「いや、夢崎ちゃんの着てるキグルミって特別製みたいだし無理だと思うっすよ」

……たしかにボクが着てるものは普通のキグルミより重い。
ルナちゃんが着こなすのは難しいかも。

裁目「なんかそういうことらしいっすから勝手に作っちゃうけど問題ないっすよね」

夢崎「うん、まあかまわないよ」

たぶん……問題ないはずだよね。


~Mornig Time~


さて、これから何をしようかな。


1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)

2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>100】)

安価↓


【選択 1.沙神】


 ― バイオエリア・研究室 ― 


探索をしようと研究室へ行くとそこには沙神クンの姿があった。

夢崎「あ、沙神クン!」

沙神「……夢崎君ですか。こんな所で何を?」

夢崎「えっと、ボクは探索に……いや、それより沙神クンこそここで何を?」

沙神「……僕も同じですよ。いろいろと探し物をしてまして」

いろいろと気になることはあるけどここは何を聞こうか……?


1.何を探してるの?

2.何か変なことしようとしてないよね?

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


夢崎「探し物って……何を探してるの?」

沙神「そうですね……黒幕の手がかりといったところでしょうか」

黒幕の手がかりってことは……沙神クンは黒幕を見つけ出すつもりなのかな。

夢崎「そうなんだ。何か見つかった?」

沙神「……まだ何も、ですね」

そう簡単に見つかるはずもないか。

夢崎「あのさ、もし何か手がかりを見つけても無茶はしないでね」

夢崎「僕たちだっているんだから……」

沙神「…………」

……沙神クンは何も言わず去っていってしまった。
このまま何も無茶しなければいいけど……。


【info】

沙神への警戒心が強まりました。

乱入はありません。


~~Day Time~~


まだお昼か。これから何をしようかな。


1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)

2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>100】)

安価↓


【選択 1.クレア】


 ― 植物工場 ― 


クレア「あら、こんな所で会うなんて奇遇ね」

夢崎「クレアさんも探索中?」

クレア「そんなところかしら……それよりも聞きたいことがあるのだけど」

夢崎「えっと、何かな?」

クレア「あなた神鳥と随分と親しそうにしてるじゃない。どういうつもりかしら?」

夢崎「え?別にそこまで親しくしてるつもりはないけど……」

クレア「話によると部屋の交換をしたり神鳥の助手みたいなことをしてるそうじゃない」

たしかに部屋の交換もしたし、いろいろと頼まれてやってたこともある。
でもそれが何か問題でもあるのだろうか。

夢崎「それは否定しないけどクレアさんが困るようなことじゃないよね」

クレア「あなたは私様の助手なのよ?あんな怪盗と仲良くしてもらっては困るわ」

そういえば前の裁判の時に神鳥さんは怪盗だって判明したんだっけ。
どうしようかな……。


1.今は神鳥さんだって仲間なんだから仲良くしようよ!

2.神鳥さんがクレアさんが追ってた怪盗とは限らないし……。

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


夢崎「今は神鳥さんだって仲間なんだから仲良くしようよ!」

クレア「……仲間?あなたは本当に神鳥が仲間だと思ってるの?」

夢崎「もちろんだよ。クレアさんこそ本気で……神鳥さんを敵だと思ってるの?」

クレア「……怪盗ハッピーはただの泥棒とは違う、私様の敵よ。それは変わらないわ」

クレア「ただ……神鳥は……」

夢崎「……クレアさん?」

クレア「……まあいいわ。とにかく私様は神鳥と仲良くするつもりはないの」

クレア「そこのところよく覚えておきなさい」

……仲良くするつもりはないか。
でも神鳥さんがクレアさんの言うような悪人には見えないんだけどな……。



他のキャラを乱入させますか?

安価↓

篠宮乱入で今日はここまで
次回更新は8日あたりに


【篠宮 乱入】


篠宮「よっす!何かしけた面してっけど何かあったのか?」

クレア「篠宮……あなたは神鳥のことどう思ってるわけ?」

篠宮「え、なんだよ急に……」

夢崎「ほら、前の裁判の時に神鳥さんの正体が発覚したでしょ?」

夢崎「それでクレアさんが神鳥さんのこと目の敵にしてるみたいなんだよ」

クレア「神鳥は犯罪者なのよ?肩を持つほうがおかしいと思わない?」

篠宮「たしかに犯罪者って言っちまえば聞こえは悪いが……」

篠宮「別にそこまで気にすることじゃないんじゃねーのか?」

クレア「……!あ、あなたも神鳥の味方をするわけ?」


篠宮「だって俺たち別に何も盗まれたわけじゃねーしな」

篠宮「むしろモノクマから奪った食料を分けてもらったくらいだぜ?」

クレア「で、でも神鳥は自分の秘密を隠して……」

篠宮「そりゃ誰にだって秘密の一つや二つあるし隠してるもんだろ」

篠宮「だいたいお前が個人的にあいつを嫌ってようが俺には関係ねーよ」

クレア「……そ、それは……そう、だけど……」

篠宮クンの言うことはもっともだけどちょっとクレアさんの気持ちもわからないでもないんだよな。
どうしようか……?


1.篠宮の意見に賛同する

2.クレアをフォローする

3.自由安価

安価↓

今日はここまで
次回更新は13日あたりに

安価は↓で

22時頃に再開


【選択 2】


夢崎「……でも用心するに越したことはないかもね、神鳥さんのこと」

夢崎「自分で怪盗を名乗ってるわけだし」

犯罪者という点ではクレアさんの言うことも間違ってないからね。

篠宮「用心か……ま、俺も別にそこまで神鳥を信頼してるってほどでもないが……」

篠宮「どっちにしろあいつのことそこまで邪険にするつもりもねーけどな」

クレア「……ふん、まあいいわ」

クレア「神鳥が本物か偽物かはいずれはっきりさせてみせる」

クレア「たとえ私様が独りになろうとも……ね」

クレアさんの言う怪盗……やっぱりボクには神鳥さんとは思えないんだけどな。
何か行き違いがあるような気がするんだけど……。


~Night Time~


夜時間まではまだ時間があるな。どうしようか?


1.誰かに会いに行く(人物指定。+場所指定も可)

2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>100】)

安価↓


【選択 1.神鳥】


 ― 居住エリア・書庫 ― 


神鳥「あらあら、夢崎さんじゃありませんか」

神鳥「何か調べ物ですか?」

夢崎「えっと、実は神鳥さんのこと探してたんだ」

神鳥「私ですか?何か用事でも?」

夢崎「用事ってほどのことじゃないけど……」

夢崎「いろいろ気になることがあって」

神鳥「……ふうん、なるほどなるほど」

神鳥「前の裁判では人悶着ありましたからねぇ」

神鳥「それで……夢崎さんは何が知りたいんですか?」

……今なら何でも答えてくれそうだな。何を聞こう?


1.クレアについて

2.怪盗について

3.自由安価

安価↓


【選択 3.エンマの様子をどうとらえているか】


夢崎「沙神クン……前の裁判からずっとひとりで何かやってるみたいなんだ」

夢崎「神鳥さんはどう思う?」

神鳥「沙神さんですか……そうですねぇ」

神鳥「別に放っておいてもいいんじゃないですか?」

夢崎「え?」

神鳥「正直なところ沙神さんが私たちに何かするとも思えないですし……」

神鳥「そう簡単にモノクマに手を出すということもないと思いますしねぇ」

夢崎「で、でも相当落ち込んでるだろうし……心配じゃない?」

神鳥「それはまあ心配ではないこともないですけど……」

神鳥「私は沙神さんのことよく知ってるわけでもないですし、彼のためにやれることなんてないですからねぇ」

……神鳥さん以外とドライだな。
神鳥さんの言うことにも一理あるのかもしれないけど……どうなんだろう。



他のキャラを乱入させますか?

安価↓

すみません、沙神は一度選択してるので別のキャラでお願いします

安価↓


【天龍 乱入】


神鳥「……なんだか不満そうな顔ですねぇ」

夢崎「い、いやそんなことはないけど……やっぱりボクは沙神クンのこと心配だから」

神鳥「それなら天龍さんにも聞いてみましょうか?」

そう言って神鳥さんは部屋の隅へと顔を向ける。
どうやら天龍クンも書庫にいたようだ。

天龍「……ん?何か用かね?」

神鳥「少しお尋ねしたいことがありまして」

天龍「フム……なんだろうか?」

神鳥「天龍さんは沙神さんのことどうすべきだと思いですか?」

天龍「Mr.沙神のことか……」

神鳥「私は時間が解決する問題だと思うのですが……夢崎さんはそう思わないんですよね?」

夢崎「沙神クン、何かよからぬことをしようとしてる気がして……」

夢崎「天龍クンはどう思う?」


天龍「たしかにMr.沙神が何かしてるのは間違いないだろう」

天龍「だが……正直なところ何をしてるのかまったくわからないからな」

神鳥「沙神さんは超高校級の呪い師……でしたね」

神鳥「もしかしたら呪術的な何かをしてるのかもしれませんねぇ」

夢崎「じゃあ沙神クンは誰かを呪おうとしてるってこと?」

神鳥「そうかもしれませんねぇ……おそらく黒幕あたりを」

そういえば朝に沙神クンに会った時何か探してたっけ。
もしかして黒幕に関する何かを探してたのかも……?

天龍「もし……黒幕を呪殺できるというのならそれはそれでかまわないのかもな」

夢崎「え?」

天龍「黒幕が死ねばこのコロシアイ生活だって終わるはずだ」

天龍「そうなれば……」

神鳥「そう簡単にはいかないと思いますけどねぇ」

……なんだか物騒な話になってきたな。
でも仮に沙神クンが黒幕を殺そうとしてたとして……本当にそれでいいのかな。


1.様子見しておいたほうがいいのかもしれない

2.沙神クンを止めるべきだと思う

3.自由安価

安価↓

3 話を聞いた方がいい

>>137採用で今日はここまで

前にヒロインうんぬんの話しましたがそれはおまけみたいなもので実はこの章でルート分岐したりします。
と言ってもルート分岐しても被害者等が少し変わるだけで物語に大きな変化はないです。

それとミッションについてですが同じミッションが残ってるとグダるので一度リセットして一度きりのイベントになるような仕様に変更しようと思います。
やりづらいと感じたところはこれからも仕様を変更するかもしれません。

次回更新はできれば明日に

今日の夜、21時頃更新するよー

すみません、今日は更新できそうにないので明日に
それと夜時間のイベントアイテムも更新滞る原因のひとつなので撤廃するかも


【選択 3 話を聞いた方がいい】


沙神クンが何をしようとしてるかなんてわからない。
本人に話を聞いたほうがいいはずだよな。

夢崎「……ボクは沙神クンと話したほうがいいと思う」

天龍「だがMr.沙神が何か話してくれるとは僕には思えないが……」

夢崎「大丈夫!ボクが何とかして沙神クンと話してみるよ!」

天龍「……そうか、君がそう言うのであれば任せようではないか」

天龍「しかし……くれぐれも気を付けてくれたまえよ」

夢崎「気を付けるって?」

神鳥「ほら、沙神さんは呪い師ですからね。呪いなんてかけられたらどうしようもありませんよ?」

夢崎「……大丈夫だよ、たぶん」

……たぶんね。


【info】

・【ミッション12】が追加されました。
 【ミッション12】 … 沙神の調査。沙神の動向を探る。


~Mid Night~


『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』

『ではではいい夢を……おやすみなさい』


……最近、いろんなことが起こりすぎてごちゃついてる気がするな。
少し自分の周りのこと整理しよう。


【info】

・これまでのミッションをリセットしました。

・夜時間イベントアイテムを片付けました。


【ミッションリスト】
『ミッション12』 … 沙神の調査。沙神の動向を探る。


【17日目】


『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』



 ― 食堂 ― 

今日も沙神クン来なかったな。
いつ食堂に来てるんだろう?餓死するような心配はないとは思うけど……。

さて、これからどうしようかな。


1.コミュ(人物指定。現在選べる人物【天龍、篠宮、月城、御調、裁目、七色、神鳥、クレア、黒宮】)

2.ミッション(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>145】)

安価↓


【選択 1.篠宮】


 ― トレーニングルーム ― 


久しぶりに体を動かそうとトレーニングルームまで行くと、そこには篠宮クンがいた。

篠宮「よう、夢崎もトレーニングか?」

夢崎「まあね。こんなところにいるとどうしても体が鈍っちゃうから」

篠宮「そうなんだよな……ここは設備は充実してるけど戦う相手がいねーからな」

篠宮クンの言う相手ってのは卓球選手のこと……だよね。
1人じゃ卓球なんてできないから篠宮クンにとっては深刻な問題なのかな。

篠宮「……つーわけだからよ!夢崎、相手になってくれよ!」

夢崎「え、ボクでいいの?」

篠宮「だって他に動けそうなやつなんていないだろ?」

篠宮「それにハンデならつけてやっから大丈夫だって」

……ハンデありか。それなら少しは勝負になるのかな?


篠宮「あ、どうせだからまた何か賭けようぜ!」

篠宮「負けたほうが相手の言うことをひとつ聞くこと!……どうだ?」

夢崎「別にいいけど……前に一度篠宮クン負けてるよね?」

夢崎「今回ボクが勝ったらもうひとつお願い聞いてもらえるってことでいいのかな?」

篠宮「おうよ!俺が勝つし問題ないぜ!」

……まあいいか。ボクも無茶なお願いするつもりもないし篠宮クンもそうだろうしね。

篠宮「そうと決まれば勝負だ!負けないぜ!」



直下コンマ
00~50 夢崎勝利
51~99 篠宮勝利


【コンマ15 夢崎勝利】


 ― 娯楽室 ― 


篠宮「くっ……!まさか俺が負けるとは……!」

夢崎「……ハンデ付けすぎたんじゃないかな」

篠宮「さすがに両手両足に10kgずつ重りは厳しかったか」

……それでもギリギリの僅差だったのがさすがだけどね。

篠宮「くそっ、好きにしやがれ!煮るなり焼くなりな!」

うーん、特に思いつかないけど……どうしようかな。



他のキャラを乱入させますか?

安価↓


【乱入 クレア】


クレア「貴方たち……何してるのよ」

夢崎「あ、クレアさん」

篠宮「ふっ……ただ男同士の熱い勝負をしてただけだぜ」

クレア「熱い勝負……のんきなものね」

篠宮「何とでも言えばいいさ。勝負ごとに賭けるこの熱い想い……」

篠宮「おまえにはわからないだろうさ」

クレア「ふーん……まあ興味ないけど」

クレア「でも罰ゲームとやらには興味あるわね」

篠宮「……!」

罰ゲームのこと聞いてたのか。どうしようかな……?



1.罰ゲームの内容を提案してもらう(内容指定可)

2.罰ゲームは後にとっておく

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「いや、罰ゲームは今度にしておくよ」

クレア「あら、つまらないわね」

篠宮「つまんないじゃねーよ!お前は関係ないだろ!」

クレア「別にいいじゃない。私様が罰ゲームに付き合ってあげるって言ってるんだから感謝しなさい」

篠宮「なんでだよ!感謝しねーよ!」

クレア「うるさいわね。大体それを決めるのは夢崎じゃない。でしょ?」

夢崎「ボクはどっちでもいいけどね」

何してもらうか特に決めてないし。

篠宮「くっ……まあ罰ゲームだし夢崎の言うことには従うけどよ」

篠宮「クレア、お前の言うことはきかねーからな」

クレア「だからそれを決めるのは夢崎だってば」

……本当にどうしようかな。


【info】

篠宮への罰ゲームが増えました。

今日はここまで
たぶん今日の夜にまた更新します


~Day Time~


まだお昼か……。これから何をしようかな?


1.コミュ(人物指定。現在選べる人物【天龍、月城、御調、裁目、七色、神鳥、黒宮】)

2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>145】)

安価↓

少しだけ更新。もしかしたら動機発表までいくかも


【選択 1.天龍】


 ― 武器庫 ― 


武器庫へ行くと天龍クンがマシンガンを手にしていた。
どうやら凶器が使われてないかチェックしてるみたいだ。

天龍「む……Mr.夢崎か」

夢崎「大変そうだね。手伝おうか?」

天龍「いや、結構。ノープロブレムだ。このくらいの量……1人で十分だ」

いとも簡単に、手際よく銃を扱う様を見るからに本当に問題なさそうだけど……。

夢崎「それでも1人で作業するよりは2人の方がいいんじゃない?」

天龍「……フム、それはMr.夢崎は僕のことを信用できないということかな?」

夢崎「え?い、いや、違うよ!ただ本当に大変そうだと思って……」

天龍「……わかってるさ。冗談だ」

天龍「ただこれは僕の仕事であって、君には君のやるべきことがあると思うんだがね」

ボクのやるべきこと?それって……。


1.黒幕を倒すこと

2.事件を防ぐこと

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「それって事件を防ぐこと……とか?」

天龍「それが一番の理想だがね……そう上手くはいかないだろう」

なんだか歯切れの悪い感じだな。
天龍クンの期待していた答えとは違った……のかな。

天龍「フム、納得してないような顔をしているが君がやるべきことなんて僕にもわからないよ」

夢崎「え、そうなの?」

天龍「君がただの戦う駒だとすればいくらでも道を示してやれるが……」

天龍「メイビー、おそらく君が戦うべき戦場は僕が戦う場所とはもっと別の違う場所なのだろう」

夢崎「……?よくわからないけど……そうなのかな」

天龍「いずれ君なら答えを見つけられるさ」

……なんだか今日の天龍クンはポエマーだな。



他のキャラを乱入させますか?【月城、御調、裁目、七色、神鳥、黒宮】

安価↓


【乱入 月城】


月城「月の光に導かれ☆世界中の人々に愛の光を照らす魔法少女☆」

月城「プリティーキュート☆ルナちゃん参上だぞ☆」

夢崎「…………」

天龍「…………」

月城「なんでそこで黙るのかな?」

天龍「あまりに唐突で痛々しい登場に驚いただけだ、Mr.月城」

月城「天龍君てばいつまでたっても人の名前を覚えないなー☆」

月城「アタシの名前はプリティーキュート☆ルナちゃんだぞ☆」

……プリティーキュートが追加されてることにはツッコんだほうがいいのかな。

天龍「君はいったい何しにこんなところまできたのかね?」

月城「天龍君、アタシはあなたに呼ばれてここに来たんだぞ☆」

夢崎「そうなの?」

天龍「覚えがないが……」

月城「アタシはちゃーんと聞いたんだからね☆」

月城「愛と萌えに飢えてる天龍君の心の叫びをねっ☆」

月城「さっ☆アタシを見て存分に癒されるといいぞ☆」

天龍「……Mr.夢崎。僕にはこの宇宙人が何を言ってるのかわからない」

月城「えー?天龍君にはアタシの魅力がわからないのかなー?」

月城「夢崎君はどうかな?癒されちゃった?」

…………。


1.癒されたよ!

2.癒されないよ!

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


夢崎「まあ癒されたかな」

月城「むぅ……歯切れが悪いなぁ」

夢崎「癒されたよ!」

月城「うんうん☆やっぱりそうだよね☆」

月城「夢崎君には特別に投げキッスのプレゼントだぞ☆チュッ☆」

夢崎「あはは……ありがとう」

気付かれないようにルナちゃんの投げキッスをサッとかわす。
こうして見ると女の子にしか見えないんだけどな。

天龍「まったく、君たちは本当にここに何しに来たのだか……」

天龍「作業の邪魔だから帰りたまえ、Mr.夢崎もな」

夢崎「え、ボクも?」

月城「しょうがないなぁ☆今日のところは帰るけど次こそは天龍君のハートを射抜いちゃうぞ☆」

天龍「帰れ」

……あっという間に武器庫から追い出されてしまった。
手伝うつもりがお邪魔になちゃったみたいだな。


 ― メカニカルエリア・廊下 ― 


月城「あーあ、追い出されちゃった☆失敗失敗☆」

夢崎「ふざけすぎちゃったかな」

月城「……天龍君、最近シリアスムード全開だったから少しでも癒してあげたかったんだけどな」

夢崎「え、あれって本気だったんだ」

月城「あ、夢崎君てばアタシが本当にふざけてあんなことしてると思ってたんだ☆」

……正直そう思ってた。

月城「ほら、天龍君てリーダーとしての責任感が強すぎるっていうか……」

月城「あんまり人に頼るってことしないでしょ?」

夢崎「たしかにそういうところあるよね」

月城「うーん、魔法少女にならもっと頼ってもらえると思ったんだけどな☆」

夢崎「それは……どうなんだろう」

月城「えー、だって魔法少女だよ!みんなの憧れの!」

月城「アタシだったら感激しちゃうんだけどな☆」

やり方はともかく、ルナちゃんはルナちゃんなりに心配してるってことなのかな。

月城「ま、いっか☆魔法少女を求めてる人は他にもいるはず……☆」

月城「さっそく癒しにいくよ!夢崎君!」

夢崎「え、今から?」

月城「もちろん!レッツゴーだよ!」

……ルナちゃんに癒しを求めてる人、いるかな?















『ピンポンパンポーン。オマエラ研究生諸君は、至急、レクリエーションルームまでお集まりください!』









     


月城「あれ、今の放送って……」

夢崎「モノクマからの呼び出し、だよね」

月城「こ、今度は何をするつもりなのかな……」

夢崎「わからないけど……行くしかないよね」

……間違いなくろくでもないことしか待ってないだろうけど。


 ― 居住エリア・レクリエーションルーム ― 


ボクたちがレクリエーションルームに行くと、すでに全員が集まっていた。
部屋の真ん中に何かが置かれていてみんながそれを見るように群がっていた。

神鳥「あらあら、夢崎さんと月城さんが来たということは……これで全員ですね」

月城「ねぇねぇ、みんなして何見てるの?」

御調「……モニターです……映っているのは……」

ボクとルナちゃんがそのモニターを覗き込む。するとそこには……。

















『あら、久しぶりね。元気にしてた?』













そこに映っていたのは病室と思わしき場所にいた碓氷さんの姿だった。


夢崎「う、碓氷さん……?」

月城「元気にしてたって……それはこっちの台詞だよ!大丈夫なの!?」

碓氷『ひとまずは大丈夫みたい。もう少しで退院できそうよ』

一応、無事みたいだ。少し安心した。

夢崎「あれ、もしかしてモノクマが呼び出した理由ってこれのことなの?」

碓氷『だったらよかったのだけど……別の理由があるみたいよ』

天龍「MS.碓氷の病室とモニターが繋がってるのはあくまで平等にするため……と言ったところか」

黒宮「呼び出した理由はたぶん……また動機の発表だと思う」

裁目「ま、それ以外考えられないっすよね」

モノクマ「その通りなのです!全員集まったようなのでさっそくいっちゃいますか!」

いったいどこから現れたのか、モノクマの唐突な出現にはどうにも慣れない。

モノクマ「おやおや、そんな邪険な顔しなさんな!」

モノクマ「なんてったってオマエラにとってグッドな話を持ってきてやったんだからさぁ!」

沙神「……グッドな話?」

モノクマ「お、食いついてきたねぇ!聞きたい?聞きたい?」

クレア「ふん、どうせその話には裏でもあるんでしょ」

モノクマ「うぷぷぷ、クレアさんはよくわかってるね!実は今回、オマエラにとって良い話と悪い話があるのです!」

モノクマ「ねぇねぇ、どっちから聞きたい?良い話?悪い話?」


良い話 or 悪い話

安価↓(10分以内にこない場合自動進行)


【選択 悪い話】


天龍「……悪い話から聞かせてもらおうか」

モノクマ「お、あえてそっちからいっちゃう?いいねいいねぇ」

モノクマ「では早速発表しちゃいましょうか」

モノクマ「オマエラにとって悪い話……それは……」




















モノクマ「オマエラの中にボクの内通者……裏切り者がいるということです!」



     


裏切り者……モノクマはたしかにそう言った。
そういえば前にモノクマはボクを内通者になるよう誘ってきた。

篠宮「う、裏切り者……だと!?」

裁目「本当にそんなのが私たちの中にいるっていうんすか?」

モノクマ「モチのロンです!オマエラの中には薄々裏切り者の存在に気付いてた人だっているんじゃいのかなぁ」


神鳥さんもボクと同様、モノクマに誘われて……断ったと言っていた。
その後……神鳥さんはモノクマから食料を盗み出した。

その食料は本当に裏切り者のための食料だったということなのか……?


七色「はん、仮にアタシらの中に裏切り者がいたとしてだ」

七色「それが今回の動機だっていうのか?」

モノクマ「それだけじゃないよ。まだ良い話が残ってるじゃないか」

黒宮「まさか……良い話ってのは裏切り者が誰か教えてくれるってこと?」

モノクマ「うぷぷぷ、気になってるようだし良い話もしちゃいましょうか」

モノクマ「オマエラにとって良い話……それは……」





モノクマ「誰かが裏切り者を殺した時点で学級裁判はチャラ!全員卒業とします!」



     


……は?裏切り者を殺す?それが今回の動機なのか?

クレア「ちょ、ちょっと待ちないさいよ!裏切り者を殺すって……どういうことよ!」

モノクマ「ほへ?わからない?そのまんまの意味なんだけどなぁ」

天龍「裏切り者は貴様の味方のはずではないのか?なぜそんなことを……」

天龍「いや、それより全員卒業というのは本当なのか?」

モノクマ「ボクは嘘と正義が大ッ嫌いなクマなのです!二言はありません!」

裁目「なーんか怪しいっすね。実は自分以外裏切り者だとか裏切り者なんていなかったってオチとか嫌っすよ」

モノクマ「裏切り者は間違いなくオマエラの中にいます!【裏切り者を殺す】この条件さえ満たせば間違いなく全員卒業だよ!」

神鳥「……学級裁判もチャラってのは殺人を犯したクロも卒業ってことですよねぇ?」

篠宮「お、おい……まさか誰か殺すつもりなんてねーよな」

モノクマ「うぷぷぷ、いい感じに殺伐としてきましたね!」

モノクマ「あ、一応言っておくとこの卒業条件の期限は次の学級裁判が開かれるまでだから!じゃ、頑張ってね~!」

……それだけ言い残してモノクマは去っていった。

ここまで
(非)日常編はまだ続きます
まだルートは確定してません


裁目「あー……どうするっすか?裏切り者でも探してみるっすか?」

篠宮「いやいや、こんなのどう考えても罠だろ!」

たしかに、モノクマからこんな動機を提示してくる以上そう簡単にはいかないと思う。

夢崎「ボクも罠だと思う……本当に内通者がいるかはともかく、それを特定するのは危険じゃないかな」

月城「アタシもそう思うな☆それにモノクマの言う裏切り者が本当に敵だとも限らないし……」

沙神「はたして本当にそうでしょうか?」

沙神「本当にモノクマに内通している人物がいるならそれは敵でしょう?」

沙神「僕は裏切り者を探し出すべきだと思いますがね」

黒宮「……探し出してどうするつもり?まさか本当に殺すつもり……なの?」

沙神「裏切り者だという確証があるなら……やりますよ」

天龍「ワッツ?それは本気で言ってるのかね?」

沙神「もちろん……本気ですよ」

天龍「まさか君がそんなにコロシアイに積極的になるとは思わなかったがね」

沙神「僕は僕のやるべきことをする……それだけです」

緊迫した空気が漂い天龍クンと沙神クンが睨みあう。
だけどそれはいつまでも続かず、その沈黙を破るように碓氷さんが声を挙げた。

碓氷『まあまあ落ち着いてよ。私は沙神君の意見に賛成よ』

七色「あん?なんでだよ」

碓氷『例え罠だったとしてもモノクマは嘘はつかないはずよ』

碓氷『はっきり言ってこれ以上何の犠牲も出さずに脱出するのは不可能だと思う……』

碓氷『こんな最低限の犠牲で出られるチャンスはもう来ないかもしれないのよ』

碓氷『それに私はう……』





プツン―――





碓氷さんが何かを言いかけたところで天龍クンがモニターの電源を切った。


篠宮「お、おい!何してんだよ!今何か言おうとしてなかったか?」

天龍「……よく考えてみたまえ。モノクマの言う裏切り者……最有力候補はMS.碓氷ではないのか?」

夢崎「えっと……どういうこと?」

天龍「まず……MS.碓氷は今僕たちが手を出せない場所にいる」

裁目「殺そうと思っても物理的に不可能っすよね」

篠宮「普通に戦っても強いしな」

天龍「それからモノクマの内通者であるはずの裏切り者を殺すという話だが……」

天龍「普通はそんな条件を喜んで引き受けるはずもない。条件を飲みそうなのはあのMS.碓氷くらいのものだ」

たしかに一理あるかもしれない。モノクマが一方的に内通者を裏切ったとは考えにくい話でもある。

御調「そう言われると……さっきの話も怪しく思えてきますね……」

御調「積極的に裏切り者のあぶり出しを勧めようとするのも……碓氷さんが裏切り者と考えれば……」

御調「……辻褄は……合います……」


天龍「とにかくだ。今MS.碓氷に接触するのは危険だ」

天龍「幸いこの卒業条件の期限なんてあってないようなもの」

天龍「無理に僕たちが動く理由なんてないはずだ」

天龍「今の状況で裏切り者を探し出すような真似は僕が許さない……いいな?」

神鳥「……あなたがそう言うのであれば私は従いますけどね、ひとまずは」

夢崎「ボクも異論はないかな」

みんな天龍クンの意見に賛成のようだった。ただ1人を除いて。

沙神「……僕には裏切り者が碓氷さんとは思えないですけどね」

沙神「僕は僕で勝手にやれせてもらいます……では」

そう言って沙神クンはこの部屋から去っていく。
それに釣られるように他のみんなも解散していった。

夢崎「……ボクも帰ろうかな」

ちょうど部屋に戻ろうとしたその時、後ろから声を掛けられる。
声をかけてきたのは……。


人物指名【沙神、碓氷を除いた生存者1名】
安価↓


【選択 御調】


御調「あの……夢崎さん……少しいいですか……?」

夢崎「御調さん?どうしたの?」

御調「……わたしは……少し迷ってるんです……」

御調「……内通者の話……探さないということで……本当によかったのでしょうか?」

夢崎「ボクはその方がいいと思ったけど……」

御調「……でも……でもですよ……」

御調「わたしはみなさんのこと……仲間だと思ってます……」

御調「たとえ内通者がいたとしても……わたしはそれを受け入れるべきなんじゃないかと思うんです」

夢崎「受け入れるって……仲間としてってこと?」

御調「はい……今のままだと内通者さんはわたしたちの敵という認識のままなんです……」

御調「もし内通者が発覚したら……間違いなく良くないことが起きると思うのです……」

御調「甘い考えだってことはわかってるのですが……わたしはこれ以上誰も死んで欲しくありません」

御調「夢崎さんは……脱出できるなら内通者が死んでも……かまわないと思ってますか……?」

御調「多少の犠牲は……やむを得ないと考えてますか……?」

犠牲……か。もちろんできることなら犠牲は出したくない。
でもどうなんだろう……ボクの本心は……。


1.多少の犠牲はやむを得ない

2.誰かを犠牲にするくらいならここに残ったほうがいい

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「ボクも……誰かを犠牲にするくらいならここに残るべきだと思う」

御調「では……わたしの意見に賛同してくださると……いうことですか?」

御調「内通者がいてもその方を受け入れる……と」

夢崎「うん、ボクもみんなのこと同じ仲間だと思ってるよ」

御調「ふふ……よかったです……やっぱり夢崎さんなら……そう言ってくださると思ってました」

御調さんが安堵の微笑みを漏らす。
今の主張は裏切り者の肩入れをするともとれる……そう思われなかったことに安心したのかもしれない。

御調「それで……その……さっき気になったことがあるんです……」

夢崎「気になったこと?」

御調「はい……碓氷さんの発言ですが……内通者に心当たりがあるのではないかと思いまして……」

そういえば天龍クンがモニターの電源を切る時に何か言おうとしてたっけ。
う……裏切り者のことを何か知ってるってことなのか?

御調「……まだ……モニターを繋げば碓氷さんと連絡をとることができると思うんです……」

御調「碓氷さんから……話の続きを聞いてみませんか……?」


夢崎「え、でもそれは天龍クンが禁止してたしまずいんじゃないかな」

御調「それはあくまで……コロシアイを防ぐための処置ですから……」

御調「きっとわたしたちなら……大丈夫です……今こうして誰も殺さないと誓ったのですから……」

夢崎「でももし碓氷さんと通信してることバレたらそれはそれでまずいと思うけど」

御調「……夜時間なら……きっと大丈夫です……!」

御調「……わたしが見張りをします……!その間に夢崎さんが……碓氷さんから話を聞いてください」

夢崎「うーん……やっぱりやめておいたほうがいい気がするけどな」

御調「……夢崎さん……もしかしたら明日には……天龍さんがあのモニターを壊すとも限りません……」

御調「行動を起こすべきは……今なんです……!後悔してからじゃ遅いんです……」

たしかにこういうことは先手をとっておいたほうが良いような気もする。

夢崎「わかったよ、ボクも付き合う。どうせボクが断っても一人でするつもりなんでしょ?」

御調「本当ですか……ありがとうございます……!」

御調「では……0時頃、レクリエーションルームで待ち合わせということで……」

夢崎「0時だね。わかったよ」

御調「ふふ……待ってますからね……」

……碓氷さんから話を聞く、か。御調さんからこんなアクションを起こすなんて以外だったな。
でも本当によかったんだろうか。……いや、大丈夫。ボクの選択肢は間違ってないはずだ。


【info】

・【ミッション13】が追加されました。
 【ミッション13】 … 御調と調査。夜時間に碓氷から話を聞く。


~Night Time~


まだ約束の時間までは時間があるな。
これから何をしようか?


1.コミュ(人物指定。現在選べる人物【裁目、七色、神鳥、黒宮、ヒメ】)

2.ミッションをこなす(ミッション番号指定。ミッションリスト【>>145】)

安価↓


【選択 ミッション12】


やっぱり沙神クンのこと、気になるよね。
でもどうしようかな……直接会いに行くべきか、影から様子見するべきか。


1.直接話をする

2.影から様子見する

3.自由安価

安価↓


【選択 3.まとめようと考えてた天龍を連れて行く】


 ― 食堂 ― 


天龍「……それで僕のところまで来たということか」

夢崎「うん、どうかな?」

まとめ役の天龍クンもいた方がいいと考えて食堂にいた彼を誘ってみた。
でもなんだか様子が少しおかしい気がする……。

天龍「悪いが僕はそれに付き合うことはできない」

夢崎「え、どうして?」

天龍「……悪いが僕には他にやらなければならないことがある」

天龍「Mr.沙神のことは君にまかせるよ」

……前から気になってたけど、どうにも沙神クン相手に腰が引けてるようにも見える。
何か理由でもあるのかな……?

とにかく、天龍クンは連れて行けなさそうだ。
どうしよう……?


1.直接話をする

2.影から様子見する

3.自由安価

安価↓

今日はここまで
次回更新は未定

明後日あたりに更新します

昨日は来れなくてすみません。今日の夜は遅くなるかもしれませんが更新できると思います。

それから自分用に作ったエタロンパのアイコン絵晒しとく
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org727017.png.html


【選択 1】


 ― メカニカルエリア・モノクマ工場 ― 


沙神「…………」

夢崎「沙神クン……こんなところにいたんだね」

沙神「……夢崎君ですか、僕に何か用でも?」

夢崎「沙神クン、君はいったい何を考えてるの?」

沙神「…………」

夢崎「前の事件のこと気にしてるのはわかるけど……」

夢崎「ボクたち仲間じゃないか。一人で抱えこまなくったっていいじゃないか」

モノクマが動機を発表した今、沙神クンはいつコロシアイを始めるかもわからない。
沙神クンが何かしでかす前に、なんとかしないと……。


沙神「……夢崎君、あなたは誰も殺さずに誰一人犠牲を出さずにここから出られると考えてますか?」

夢崎「も、もちろんだよ!みんなで力を合わせればきっとなんとかなるよ!」

沙神「……前のときのように食料の供給を止められてもそんなこと可能ですか?」

夢崎「そ、それは……」

沙神「食料だけじゃありません。水だろうと光だろうと……重力でさえも黒幕の支配下にあると言っていいでしょう」

沙神「黒幕がいる限り必ずコロシアイは起きます……僕たちの意思に関係なくね」

夢崎「……でも、だからって誰かを殺すって言うの?」

沙神「僕ならそれができます……今までだってここに来てから何度も人を殺そうとしました」

夢崎「本当に……誰かを殺そうとしてたの?」

沙神「……すべて失敗に終わってますけどね」


沙神「モノクマは殺人の手段は問わないと言ってました。呪殺でさえね」

沙神「何度も黒幕を呪い殺そうとしました……」

沙神「何度も、何度も、何度も、何度も……でも誰も殺せなかった」

沙神「ここに来てからというもの……僕の才能は枯渇してしまったようです」

夢崎「そ、そりゃあ呪いなんてそう上手くいくものでも……ないと思うけど」

沙神「ええ、オカルトとは無縁の世界で生きてきたあなたならそう思うでしょう」

沙神「……でも僕にはわかるんです。僕はもう呪い師なんかじゃないと」

夢崎「それならそれでいいじゃないか!殺人なんてしないほうがいいに決まってる!」

沙神「夢崎君、今は誰かがやらなくちゃいけない時なのではないですか?」

沙神「1人を犠牲にすればみんな生きられる……きっともうこんなチャンスは来ません」

沙神「お願いですから……もう僕には関わらないでください」

……たしかに沙神クンの言ってることにも一理ある。
ボクの考えは甘いのかもしれない……それでも……!


【沙神クンに言いたいことがあればどうぞ】安価↓3まで

【何もなければ自動進行となります】

黒幕を倒そうとするのは止めない
でも裏切り者を呪い殺すのはダメだ
もし間違えてしまった時のことを考えてほしい
それに裏切り者がなぜ裏切り者になったのかもわからない、人質を取られているのかもしれない

ageてしまった、ごめんなさい

誰かを犠牲にする、それこそ黒幕の思う壺なんだ
それに裏切り者がいたとしても皆には死んで欲しくない


>>207>>208>>209 採用】


夢崎「黒幕を倒すことはボクも賛成。でも裏切り者を殺すのは駄目だよ!」

夢崎「誰かを犠牲にする、それこそ黒幕の思う壷なんだ」

夢崎「それに裏切り者がいたとしても皆には死んで欲しくない」

沙神「……裏切り者なんて黒幕とそう立場は変わらないでしょう?」

沙神「裏切り者に味方をするなんて少し甘いんじゃないですか」

夢崎「たしかに甘いとボク自身思うよ」

夢崎「でも裏切り者がなぜ裏切り者になったのかもわからない、人質を取られているのかもしれないじゃないか」

沙神「…………」

夢崎「のろいとまじないは紙一重だよ。誰かを犠牲にして得たものは本当の幸せなの?」

夢崎「ボクは沙神クンに人の不幸よりも幸せを望むことを考えて欲しいと思ってる……」

沙神「誰かを犠牲にして得たものは本当の幸せではない……ですか」

沙神「きっとそうなのでしょうね」

沙神「でもだからこそ影山さんと羽毛田さんを犠牲にしてまで生き延びたにも関わらずこんなにも苦しんでいる」


沙神「夢崎君、僕は黒幕を呪い殺すと言ったけどそんなのは初めてのことじゃありません」

沙神「僕はここに来る前まで……今までに何度も人を呪うことをしてきました」

沙神「呪い師の家系に生まれ、否が応でも自分の才能と向き合わされていました」

沙神「僕は誰よりも自分の才能を呪っていたんですよ」

夢崎「自分の才能を嫌っていたって……こと?」

沙神「ええ、だから自分の才能を否定するように科学者の真似事だってしてきた」

沙神「全部オカルトを否定するために」

沙神「僕自身正直信じられませんが……ヒメの開発に僕が関わっていたのもそういうことなんでしょうね」

沙神「それでも僕の呪い師としての才能を完全に否定することはできなかったようですがね……」

夢崎「沙神クン……」

沙神「前の事件の時、僕は羽毛田さんを助けようとしました」

沙神「見捨てることができなかった……僕は前にそう言いましたが本当はそうじゃない」

沙神「本当は僕は僕自身を犠牲にしたかった」

沙神「誰かを助けるため、自分の才能を活かしたかった」

沙神「しかしそれも失敗して、彼女たちを犠牲にして生き延びてしまった」

沙神「だからこそ彼女たちの犠牲を無駄にはしたくないのです」


夢崎「……沙神クンの言いたいことはわかったよ」

夢崎「たとえ誰かを犠牲にしても生きる義務が自分にはある……そういうことだよね」

沙神「夢崎君には悪いですが……」

沙神「僕は裏切り者を探しだすことをやめるつもりはありません」

夢崎「いいよ、それでも。沙神クンの気持ちがわかっただけでもよかった」

夢崎「沙神クンに譲れない想いがあるならボクはこれ以上それを否定するつもりもない」

夢崎「でもボクにはボクで譲れない想いがある」

夢崎「裏切り者は殺させない……絶対にコロシアイを防いでみせるよ」

夢崎「例えどんなに無茶な夢物語だろうとそれを諦めるつもりは無い」

沙神「甘い考えですね」

夢崎「……甘くったっていいさ」

夢崎「だってボクは超高校級の夢の国の住人、無茶な夢物語を紡ぐのがボクの才能だからね」


沙神「……そうですか。あなたがそう言うのであれば、僕も何も言いません」

沙神「叶うといいですね……たとえ儚い夢だとしても……」

夢崎「沙神クンも忘れないで欲しい」

夢崎「ボクたちは皆彼女たちの犠牲の元生き延びたのかもしれない」

夢崎「なんとしても生き延びるべきなのかもしれない」

夢崎「だけど……彼女達が生かしてくれたボクたちの中に【裏切り者】も含まれてるんだ」

沙神「…………」

沙神クンは黙ったままその場を後にする。

沙神クンの考えを変えることはできなかったかもしれない……。
でも沙神クンの想いははっきりとわかった気がする。あとはボクが先に裏切り者を探して、守るだけだ。


【info】

【ミッション12】をクリアしました!
『ミッション12』 … 沙神の調査。呪いが絶不調。裏切り者を探し出しているようだ。


~Mid Night~


『午後10時になりました。ただいまより夜時間になります。まもなく立ち入り禁止区域はドアをロックしますので、ご注意ください』

『ではではいい夢を……おやすみなさい』


……夜時間だ。御調さんと碓氷さんから裏切り者が誰か聞く約束をしている。
0時に待ち合わせだけどまだ時間があるな。それまでどう過ごすそうか。


1.部屋で過ごす

2.プラネタリウムに行く

3.ドレッシングルームへ行く

4.シアタールームへ行く

安価↓2

とりあえずここまで。続きは夜に。
安価は↓で


【選択 4】


映画でも見て潰そうとシアタールームへと足を踏み入れる。
そこにはすでに先客がいたようで、神鳥さんが映画に見入っていた。

神鳥「あらあら、待ってましたよ。夢崎さん」

夢崎「え、待ってたって……?」

神鳥「ふふ、冗談ですよ」

神鳥さんが言うと冗談には聞こえないんだよな。
まさかこの後のこともバレてないよね……?

神鳥「そんなところに突っ立ってないて座ってはどうですか?」

神鳥「ほら、私の隣の席空いてますよぉ」

……断る理由もないし一緒に映画でも見ることにしようかな。

夢崎「それにしてももう夜時間なのにどうして映画なんて見てるの?」

神鳥「特に理由なんてありませんよ。ついこの映画が面白くて見入ってただけです」

神鳥「夢崎さんこそどうしたんですか?」

神鳥「もしかしてここで誰かと待ち合わせ……とか?」

……本当にバレてないよな。


1.眠れないから映画を見に来ただけだよ

2.神鳥さんに会いに来たんだよ

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「……神鳥さんに会いに来たんだよ」

神鳥「ふふ、本当ですかぁ?」

夢崎「もちろん、ここに来れば神鳥さんに会えると思ってね!」

神鳥「ではこのまま夜通しで映画鑑賞に付き合ってくれます?」

夢崎「……日にちが変わるまでなら付き合うよ」

神鳥「あら、そうですか。それでもかまわないですけどねぇ」

誤魔化せた……かな?

神鳥「でもまあ私は本当に夢崎さんはここに来るんじゃないかと思ってましたよ」

夢崎「え、どうして?」

神鳥「ふふ、以前もこうして一緒に映画鑑賞したじゃないですかぁ」

神鳥「……裏切り者の話をしながら」

そういえば前にここでモノクマに裏切り者にならないかと誘われたって話をしてたっけ。
あの時はこんなことになるとは思ってなかったけど……。


神鳥「それで、夢崎さんは裏切り者についてどう思ってるんですか?」

夢崎「正直なところ……裏切り者のことはわからない」

夢崎「でもボクは誰が裏切り者だろうと守るべきだと思う」

神鳥「ふむふむ、夢崎さんらしい回答ですねぇ」

夢崎「神鳥さんはどう思ってるの?」

夢崎「もしかして裏切り者が誰か心当たりとかあるんじゃない?」

神鳥「さすがに私にも誰が裏切り者かまではわかりませんよぉ」

……それもそうか。すぐわかるようならモノクマだってこんな動機を発表してこない。


神鳥「あ、わかってると思いますけど私は裏切り者じゃありませんよ」

神鳥「夢崎さんも……そうでしょう?」

夢崎「もちろんだよ」

少なくともボクたち2人は裏切り者ではない……それは間違いないだろう。

神鳥「でも本当によかったですよ。夢崎さんだけでも私のことわかってくれて」

神鳥「ほら、私って怪盗だってことが周りにバレちゃったじゃないですかぁ」

神鳥「みなさんからすれば私ってかなり怪しい人物なんじゃないですか?」

夢崎「そんなことはない……と思うよ?」

どうなんだろう?クレアさんは目の敵にしてるけど、他のみんなはそうでもない気はする。

神鳥「そうですかね?まあたしかに怪しさで言えば断トツで夢崎さんのほうが怪しいですしね」

夢崎「そ、そんなことはないんじゃないかな?」

……ボクってそんなに怪しく見えるんだろうか。


【info】

・神鳥への好感度が上がりました。


 ― 居住エリア・レクリエーションルーム ― 


神鳥さんと別れ、レクリエーションルームへとやって来た。
御調さんはすでに来ていたようだけど……何か様子がおかしいような……。

御調「ふふん、やっと来たようですね」

夢崎「ごめんごめん、待った?」

御調「1分待ちました。まったく、鞠亜を待たせるなんて100万年早いですよ」

夢崎「……その口調、もしかして……えっと、名前は……」

御調「超高校級の染物師、虹橋彩乃です。このボクの名前を忘れるなんてとんだ忘れん坊さんですね」

夢崎「そうそう、虹橋さんだ!あれ、御調さんはどうしたの?」

御調「鞠亜には眠ってもらってます。こんな危ないことさせられませんからね」

夢崎「眠らせるって……そんなことできるの?」

御調「ふふん、天才のボクにかかれば鞠亜の意識を自在に操ることくらいわけないですよ」

……虹橋さんって実は悪霊なんじゃないだろうか。

御調「何か言いましたか?」

夢崎「いや、何も」

御調「それならいいですけど」


御調「そんなことよりもですね。鞠亜がどうしてもしかたなくと言うから来ましたが……」

御調「本当に裏切り者なんて探し出すつもりなんですか?」

夢崎「うん……ボクはそのほうがいいと思う」

御調「もし裏切り者が発覚したら、あなたはどうするつもりなんですか?」

夢崎「それは……頑張って守るよ!」

御調「……はあ、具体的にはどうやってですか?」

夢崎「……24時間警備するとか?」

御調「馬鹿も休み休み言ってください」

御調「それじゃあその人が裏切り者だとアピールしてるようなものじゃないですか」

夢崎「う……たしかにそうだけど……虹橋さんは何かいいアイデアとかあるの?」

御調「……裏切り者が誰か発覚しないことには対策も立てられないですね」

御調「とにかくまずは碓氷さんに話を聞いてみましょうか」


御調「ボクは外で誰かが来ないように見張ってますので夢崎さんは碓氷さんから話を聞きだしてください」

夢崎「わかったよ……でもボクが話を聞く側でいいの?ボクが見張りでもいいけど」

御調「碓氷さんとこっそり密会した……そんな事実を残したくありませんからね」

御調「碓氷さんがそのことを誰かに話すとも限りません。ここは夢崎さんに任せますよ」

夢崎「……まあいいけどね」

御調「あ、一応言っておきますけど鞠亜がこんな提案したんじゃありませんよ」

御調「あくまでこのボクの意見であることを忘れずに」

夢崎「大丈夫。御調さんはそんなこと言わないことくらいわかってるから」

御調「それから碓氷さんと話すときもボクの名前は出さないでくださいね」

夢崎「うん、もちろんわかってるさ」

御調「……そうですか。それならいいんです」

御調「夢崎さん、これでもあなたのことを信用してるんです」

御調「よろしく頼みましたよ。くれぐれも碓氷さんには気をつけて」

そう言って虹橋さんが部屋の外に出て行く。
さて、人が来ないとも限らないしさっさと終わらせてしまおう。


えっと、このモニターを付ければいいんだよな。
ちゃんと繋がるのかな……そういえば碓氷さんもう寝てるかもな。




カチッ―――




……どうやら上手く繋がったようだ。画面の向こうには病室が見える。
さて、碓氷さんは……。

『……もしかして夢崎君かしら?』

夢崎「あ、碓氷さん!よかった、ちゃんと繋がったみたいだ」

碓氷『どうしたの、こんな時間に?急にモニターが付いたからびっくりしたじゃない』

夢崎「ごめんね。どうしても碓氷さんに聞いておきたいことがあって」

碓氷『私に聞きたいこと……?』

夢崎「うん、今日の動機発表のことなんだけど……最後に何か言いかけてたよね」

碓氷『ああ、あれのことね。突然モニターが切れちゃったんだけどなんだったのかしら?』

夢崎「えっと……七色さんが間違ってモニターの電源ボタンを押しちゃったみたいで……」

碓氷『……ふうん』

……ちょっと苦しいいい訳だったかな。
でも碓氷さんが裏切り者の可能性があったからとは言えないよな。


碓氷『……まあいいわ。このモニターってこっちからは何も操作できないみたいで困ってたのよね』

夢崎「へえ、そうなんだ」

碓氷『それで……私が言いかけてたことだったかしら?』

夢崎「うん、何か大事なことだったの?」

碓氷『……私ね、知ってるの、裏切り者が誰なのか』

夢崎「……!ほ、本当に!?」

碓氷『あ、でも絶対とは言いきれないわよ。その人がモノクマと話してるところ見たわけでもないし』

夢崎「じゃあどこでその裏切り者の情報を手に入れたの?」

碓氷『……どうやって知ったのかは言えない。多分話しても信じてもらえないんじゃないかしら』

碓氷『ただ……私が得た情報から考えると間違いなくあの人はクロ。何か大事なことを隠してるはず』

夢崎「……その情報信じられるものなの?」

碓氷『さあ、どうかしらね?』

碓氷さんの言う人物が裏切り者じゃない可能性はある。
だけどその人物が裏切り者である可能性が高いというのなら……やっぱり知っておきたい。

夢崎「碓氷さん、その人物が誰か……教えてくれる?」








碓氷『やだ』


 


……あれ、おかしいな。この流れは裏切り者が誰か教えてくれる流れじゃないのか?

碓氷『ただでは教えられないかしら……命懸けで手に入れた情報だし』

夢崎「じゃ、じゃあどうすれば教えてくれる?」

碓氷『そうね……シークレットファイルの情報と交換ってのはどうかしら?』

夢崎「シークレットファイルって……モノクマが配ったあのファイルのこと?」

たしかボクのシークレットファイルには黒宮さんの秘密が書かれている。
その情報と交換に裏切り者の情報を教えてくれるってことなのか。

碓氷『どうかしら?今なら私の持ってるシークレットファイルの情報もおまけでつけてあげてもいいわよ』

夢崎「ま、待ってよ!さすがにそんなこと教えられないよ!」

碓氷『あら?どうしてかしら?自分の秘密をバラすわけじゃないのよ?』

夢崎「だって……人の秘密をバラすなんてよくないよね」

碓氷『あなただって裏切り者の情報をバラして欲しいんでしょ?似たようなものじゃない』

そう……なのかな?ボクのやってることってそういうことなのか?
いや、ボクは裏切り者を守る為にやってるわけだし……でも……。


碓氷『……夢崎君、あなたは何のために裏切り者の情報を知りたいの?』

夢崎「それは……ボクは裏切り者を守りたいからかな」

夢崎「ボクはここにいるみんなは仲間だと思ってる」

夢崎「たとえ裏切り者がいたとしてもその人を犠牲にはしたくない」

碓氷『そう……それがあなたの希望なのね』

誰かを犠牲にするような方法はとらない。これがボクの決めた道だ。

碓氷『……迷ってるようならもうひとつ条件をあげる』

碓氷『もし夢崎君が情報をくれるのなら私の持ってる情報は他の人には話さないことにする』

碓氷『これでどうかしら?』

夢崎「それは裏切り者の情報も……シークレットファイルの情報も?」

碓氷『ええ、約束してもいいわ』

……どうしよう。シークレットファイルに書かれた秘密……黒宮さんの秘密はもう知っている。
特別隠さなきゃいけない秘密でもない。ここはどうするべきなんだろうか……?


1.情報を渡して裏切り者の情報をもらう

2.情報は渡さない


安価↓3まで多数決

先に2票入った1を選択して今日はここまで
更新できれば明日も更新します

少しだけ進めます
多数決安価にしてみましたが死亡フラグに関わるような安価はもっとさりげなく入ってるので安心してください
この安価が重要な選択になるかは読者によるのかなと


【選択 1】


夢崎「一応確認するけど碓氷さんの情報は信頼に足るものなんだよね?」

碓氷『もちろんよ。私の情報をどう捉えるかはあなた次第だけどね』

夢崎「……わかったよ。シークレットファイルの情報は渡す」

碓氷『交渉成立ね。じゃあさっそく話しましょうか……裏切り者が誰なのか』

裏切り者……本当にボクたちの中にいるのか?
正直聞くのが怖いけど……ここまで来たら気かない訳にもいかない。

夢崎「うん……聞かせてくれるかな」

碓氷『ええ、覚悟はいいかしら?裏切り者は……』

















碓氷『七色さんよ』


   


夢崎「……七色さん?七色さんが裏切り者だって?」

碓氷『おそらく……ね』

夢崎「どうして彼女が?何かの間違いなんじゃないの?」

碓氷『私ね、この病室を抜け出して……死体安置所で見たのよ』

碓氷『彼女の死体をね』

夢崎「七色さんの死体を?でも彼女は生きてるじゃないか」

碓氷『だから言ったでしょ?少し信じがたい話だって』

碓氷『でも私の見たことに絶対間違いないわ。あれは間違いなく七色さんだった』

碓氷『これってどういうことなのかしらね?』

たしかに信じられないような話だ。
でもわざわざこんな嘘をつくとも思えないし……。

夢崎「……その死体が偽物だって可能性もあるよね」

碓氷『あるわね。でもどうしてそんなことをするのかしら?』

碓氷『ちなみに今までに犠牲になったみんなの死体もあったけど……』

碓氷『七色さん以外に今生きてる人の死体なんてなかったわよ』

たしかに本物だろうと偽物だろうと変な話だ。
今ボクたちといる七色さんは偽物ってこと……なのか?


碓氷『あなたが信じようと信じまいと私が話すべきことは話したわ』

碓氷『次はあなたの番よ。シークレットファイルの情報を見せてちょうだい』

夢崎「……わかったよ」

電子研究手帳を起動させてシークレットファイルを開く。
それを碓氷さんに見せると、何か考えるように少し間を置いてから言った

碓氷『あなたが持ってたファイルって黒宮さんのだったのね』

碓氷『ふうん……これを見ると黒宮さんも十分怪しいわね』

夢崎「でも黒宮さんは裏切り者じゃないと思うよ」

夢崎「黒宮さん本人から聞いたんだけど転入生だったかららしいし」

碓氷『……それって本当の話なのかしらね』

夢崎「ボクはそれを信じてる」

碓氷『……まあいいわ。さて、後は私が持ってるシークレットファイルを見せる約束だったわね』

碓氷さんの持ってるシークレットファイルか。
いったい誰の秘密を持ってるんだろう。

たしか影山さんは周防クンは羽毛田さんのファイル、美山クンのファイル、篠宮クンは自分のファイル
裁目さんは影山さんのファイル、御調さんは周防クンのファイル、七色さんはボクのファイルを持ってたはずだ。

どうしようかな?特別教えてもらわなきゃいけない理由もないけど……。


1.シークレットファイルを見せてもらう

2.見るのはやめておく

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


……ボクは黙って碓氷さんが電子研究手帳を開くところを見ていた。
誰かの秘密を覗き見するようで悪いような気もするけど、情報は少しでも多く持っていた方がいいはずだ。

碓氷『……はい、これが私の持ってるシークレットファイルよ』

夢崎「これは……クレアさんの秘密?」

クレアさんのシークレットファイル……いったいどんな秘密が……?


◇◆

【クレアさんの秘密!迷探偵が冤罪逮捕!?】


【超高校級のフィギアスケート選手】クレア・プリーモ!
彼女の趣味は探偵ごっこ!
彼女はいくつもの難事件を解決してきた名探偵!
しかし彼女が捕まえてきた犯罪者はすべて冤罪者だった!
彼女の手によって刑務所に送られてきた犯罪者は数知れない……。



このシークレットファイルはランダムに配布しているぞ!
自分の秘密は何か、誰にシークレットファイルが行き渡ってるかは受け取った人物に聞いてみましょう!

◇◆


夢崎「これがクレアさんの秘密か」

意外……というほどでもないかな。
気になる点もあるけど、深刻な秘密でもないのかな。

碓氷『これで約束は果たしたわね』

夢崎「……うん、七色さんのこと教えてくれてありがとう」

碓氷『別にお礼をわれるようなことでもないわ』

夢崎「このことは他の人には黙ってくれるって約束……忘れないでね」

碓氷『わかってるわよ。でも……』





碓氷『後ろで誰かが聞き耳立ててるみたいよ?』


     


……!もしかして御調さんがいることがバレた!?

夢崎「き、気のせいじゃないかな!誰もいないことはさっき確認したよ!」

碓氷『話の途中で誰か来たかもしれないじゃない』

碓氷『……早く確かめたほうがいいんじゃないの?』

夢崎「そ、そうだね!じゃあ、またね……!」

慌ててモニターの電源を切り、レクリエーションルームを後にする。
廊下に出るとそこにいるはずの御調さんの姿は……どこにも見つけられなかった。


夢崎「御調さんどこ行ったんだろう?」

夢崎「さ、探さなくちゃ……!」

御調「その必要はありませんよ」

……いた。今までどこにいたんだろう。

御調「む、もう話はついたんですか?」

夢崎「うん、一応ね。ところでみ……虹橋さんはどこに行ってたの?」

御調「ちょっとモノクマが現れましてね。しかたなく書庫に移動してモノクマの相手をしてたんですよ」

夢崎「え、じゃあその間は廊下にいなかったの?」

御調「まあ……そうなりますかね。何か問題でも起きましたか?」

夢崎「ええと、たぶん気のせいだと思うけど……」

碓氷さんとのやりとりを虹橋さんに話す。
さすがにシークレットファイルの内容は話せなかったけど。

御調「なるほど……七色さんがですか」

夢崎「虹橋さんはどう思う?」

御調「まだ何とも言えませんが……彼女には注意しておいたほうがよさそうですね」


御調「ただ簡単に信用はできませんが……」

御調「碓氷さんがこの話を他言無用にしてくれるというのはありがたいですね」

夢崎「でも……他の人に聞かれてたりしてないかな」

御調「さっきの話を気にしてるんですか?ボクは大丈夫だと思いますけどね」

御調「この壁は防音仕様ではありませんが、よほど大きな声が喋らないと部屋の外に話が漏れることはないはずです」

御調「さすがに誰かがドアを開けてたら気が付くはずでしょう?」

この施設のドアはほとんどボタンで開閉するタイプの自動ドアだ。
ロックさえしてなければ手で開けることもできなくはないけど……。

御調「ふふん、どうせ碓氷さんがカマをかけてきただけでしょう。心配無用ですよ」

夢崎「そうだといいんだけどね」

御調「さて、そろそろ部屋に戻りましょうか。ここにいるのを誰かに見られると困りますしね」

御調「七色さんのことはバレない程度に注意しておきましょう。頼みましたよ?」

夢崎「うん、わかったよ」

七色さんが本当にモノクマの言う裏切り者かはまだわからない。
けど裏切り者の情報をボクたちだけのものにできたことはよかった……はずだよね。


【info】

【ミッション13】をクリアしました!
『ミッション13』 … 御調と調査。碓氷さんの話によると裏切り者は七色さんらしい。


《17日目リザルト》

【ミッションリスト】
・なし

【クリア済みミッション】
『ミッション01』 … ミッション成功。君塚の依頼。黄色いリボンをヒメにプレゼントした。
『ミッション02』 … ミッション成功。七色の依頼。謎の小瓶の中身はただの水だった。
『ミッション03』 … ミッション未完了。黒宮の秘密を探る。
『ミッション04』 … ミッション成功。クレアからの問題。探偵の心得を教えられた。
『ミッション05』 … ミッション成功。沙神からの依頼。ストーカーは羽毛田だった。
『ミッション06』 … ミッション未完了。碓氷がどう思われているのか調査する。
『ミッション07』 … ミッション成功。篠宮からの依頼。御調は完璧超人が好み。
『ミッション08』 … ミッション未完了。パンツハンターを探し出す。
『ミッション09』 … ミッション未完了。魔法少女の勧誘を手伝う。
『ミッション10』 … ミッション終了。クレアの命令。怪盗を捕らえるお手伝いをする。
『ミッション11』 … ミッション成功。神鳥への疑惑。神鳥も内通者に誘われていたが断ったようだ。
『ミッション12』 … ミッション成功。呪いが絶不調。裏切り者を探し出しているようだ。
『ミッション13』 … ミッション成功。碓氷さんの話によると裏切り者は七色さんらしい。

【アイテム】
・なし

今日はここまで
夜にまた更新します

夜に更新できないかもしれないので少し進める


【18日目】


『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』


……朝か。昨日のことを考えてたせいかあまりよく眠れなかったな。
だからといって気は抜けない。早く食堂へ行こう。



 ― 食堂 ― 

昨日動機発表されたばかりだけどみんなの様子は変わりないみたいだ。
さて、誰と朝食をとろうか……?


2名まで選択可【天龍、篠宮、月城、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮】

安価↓


【選択 天龍、篠宮】


そういえば沙神クンが朝食会に来なくなったせいで男子の割合が減っちゃったな。
ここは天龍クンと篠宮クンと一緒に朝食をとろうか。

夢崎「おはよう、みんな思ったより元気そうだね」

篠宮「まあ裏切り者って言われてもピンとこねーしな」

天龍「内通者は内心焦ってるかもしれないがそんな素振りもなさそうだな」

篠宮「まさかここにいない沙神のやつが裏切り者だったりしねーよな?」

夢崎「あ、そうだ。昨日沙神クンと少し話したんだけど……」

昨日、沙神クンと話したことを天龍クンに伝える。
妙に神妙な面持ちで話を聞いているけど……どうしたんだろう?

天龍「そうか、Mr.沙神はそのようなことを……」

篠宮「その話を聞く分には沙神も裏切り者ってわけじゃなさそーだな」

篠宮「やっぱ碓氷が裏切り者なんじゃねーのか?」

天龍「……だと良いのだがね」

今のところみんなの中では裏切り者最有力候補は碓氷さんだ。
さすがに誰も七色さんが裏切り者だとは思ってないだろうな……。


~Mornig Time~


動機は発表されたけど意外と平和なものだ。
だけどそれは表面上だけかもしれない。今日はどう動くべきかな……。


1.コミュ(1人選択)【天龍、篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


【選択 天龍】


 ― 居住エリア・生活雑貨倉庫 ― 


天龍「……フム、特に異常はないな」

天龍クンが倉庫の備品チェックをしている。
いつも1人で大変そうだけど、手伝おうとすると断られちゃうんだよね。

夢崎「天龍クン、調子はどう?」

天龍「ノープロブレムだ、今のところ何も問題は起きて無い」

夢崎「えっと、そうじゃなくて天龍クン自身が無理してないかなって」

天龍「……問題ない。僕を誰だと思ってるんだい?」

天龍「超高校級の提督“天龍響”がこんなことくらいでへばるわけないだろう?」


1.さすが天龍クンだね!

2.本当に超高校級の提督なの?

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「本当に超高校級の提督なの?」

天龍「なっ……まさかこの僕の肩書きを疑っているというのかね?」

夢崎「あ、疑ってるわけじゃないけどやっぱりすごい肩書きだなって思って」

天龍「アイシー、そう思う気持ちもよくわかるぞ」

天龍「なんせ高校生にして提督なんて肩書きを持ってるのは日本でも僕ぐらいのものだろうからな」

天龍「……と言っても僕が高校に編入したのは提督になってからの話だがね」

夢崎「そうなの?」

天龍「機密事項だから詳しくは話せないがちょっとした事情があってね」

……どんな事情があれば高校に編入することになるんだろう。
もしかして周防クンと一緒で潜入調査……なんてことないよな。



他のキャラを乱入させますか?【篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


【乱入 沙神】


沙神「……おや、天龍君と夢崎君ではないですか」

天龍「む、Mr.沙神か。君がやろうとしてることはMr.夢崎から聞いたぞ」

沙神「そうですか。でも止めないでくださいね」

沙神「……秘密をバラされたくなければ」

天龍「ぐっ……!」

夢崎「え、秘密って……もしかしてシークレットファイルのこと?」

沙神「ええ、そうです。僕のところに送られてきたシークレットファイルは天龍君のものでした」

夢崎「そ、そうだったんだ」

沙神「……でも天龍君が持ってるシークレットファイルは僕のものみたいですけどね」

なるほど、天龍クンの沙神クンに対する妙な態度はこれが理由だったのか。
でもそんなに重要な秘密なのかな……?


1.2人はどんな秘密を持ってるの?

2.裏切り者は見つかりそう?

3.自由安価

安価↓

選択2でひとまずここまで
次回更新は未定で


【選択 2】


夢崎「裏切り者は見つかりそう?」

沙神「……さあ、どうでしょうかね」

天龍「ちょ、ちょっと待ちたまえ!裏切り者探しは僕が認めないぞ!」

沙神「あなたが認めなくとも僕には関係ありませんよ」

天龍「Mr.沙神、君は裏切り者を探し出してどうするつもりなのだ?」

沙神「……殺す、と言いたいところですがどうでしょうかね」

沙神「もし裏切り者があなたたちのどちらかだったらそれも難しいかもしれない」

夢崎「ボクたちのことも疑ってるの?」

沙神「今は誰も信じることが出来ない。誰でも信じようとするあなたと違ってね」

沙神「夢崎君、僕はあなたが口先だけの夢見がち野郎にならないことを祈ってますよ……」

そう言って沙神クンは倉庫から出て行った。あの様子だと裏切り者探しはやめそうにないだろう。
幸いまだ見つかってはいないみたいだけど……。

夢崎「……ボクってやっぱり甘いのかな」

天龍「Mr.沙神の言ったことは気にするな。彼には彼の信じるものがあるということだろう」

天龍「それに誰でも信じようとする夢見がちなところが君の長所ではないか」

夢崎「そうかな……ありがとう、天龍クン」

天龍「なに、礼には及ばない」

……うん、きっと大丈夫。
ボクはボクのできることをするだけだ。


【info】

・天龍への好感度が上がりました。


~Day Time~


まだ時間はあるな。
これから何をしようか?


1.コミュ【篠宮、月城、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


 ― 居住エリア・ドレッシングルーム ― 


裁目「…………」

裁目さんが黙々と何かを作っている。
めんどくさいが口癖の彼女にしては珍しいな。

夢崎「何作ってるの?」

裁目「コスプレ衣装っす」

夢崎「コスプレ……?裁目さんが着るの?」

裁目「私のじゃないっすよ。ルナちゃんに頼まれて作ってるっす」

夢崎「わざわざ衣装作ってあげてるんだ。仲良いんだね」

裁目「何言ってるんすか。もちろんここを出たら報酬はもらうに決まってるっす」

夢崎「お金、取るんだね」

裁目「当然っすね」

……それにしても手際よく作っていくな。
普段からこういった衣装もよく作ったりするのかな。


1.裁目さんもコスプレしたりするの?

2.そのスキル、夢の国で活かしてみない?

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「裁目さんってすごい才能の持ち主だよね!」

裁目「それはどーもっす」

夢崎「そのスキル、夢の国で活かしてみたいと思わない?」

夢崎「裁目さんなら高待遇で受け入れるよ!」

裁目「まあ、就職口としては悪くないかもっすね」

裁目「ちなみに私が望めばキグルミ着ることとかもできるんすか?」

夢崎「夢と情熱さえあれば裁目さんでも可能だよ!」

裁目「……そうっすか。ま、キグルミ着るのに興味はないっすけどね」

夢崎「そ、そっか……」

裁目「でももしここから無事に出ることが出来たら本気で考えてみてもいいっすよ」

夢崎「……!ほ、本当に!?」

裁目「正直めんどくさそうっすけど夢崎ちゃんを見てたら少しだけ興味が湧いてきたっす」

裁目「あ、でも考えるだけっすからね。期待はしないで欲しいっす」

夢崎「うん!ボクはいつでも裁目さんのこと待ってるからね!」

まさか裁目さんが少しでも夢の国に興味を持ってくれるなんて……。
ひさしぶりにスカウトしてみたけどやってみるものだな。



他のキャラを乱入させますか?【篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


【乱入 篠宮】


篠宮「よ、何してんだ?」

夢崎「あ、篠宮クン!実は裁目さんが夢の国の住人になってくれることになったんだ!」

裁目「いや、なってねーっすよ」

夢崎「そうだ!篠宮クンもぜひ夢の国の住人になろうよ!」

篠宮「悪ぃけど俺は夢の国の住人になんてなるつもりはねーよ」

篠宮「まあ、それが罰ゲームの内容だって言うのなら従うほかねーけどよ」

夢崎「……さすがに罰ゲームでなってもらうつもりはないよ」

篠宮「ま、それならいいけどよ……それにしても裁目が夢の国の住人か」

裁目「……なんすか?文句でもあるんすか?」

篠宮「いや、そうじゃなくってよ……うーん……」

なんだろう?何かひっかかることでもあるんだろうか?


1.やっぱり篠宮クンも夢の国の住人になりたいの?

2.まさか篠宮クンも裁目さんのことを勧誘するつもりじゃ……。

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「まさか篠宮クンも裁目さんのこと勧誘するつもりなんじゃ?」

裁目「え?そうなんすか?私のこと狙ってるんすか?」

篠宮「ちげーよ!俺は御調さん一筋……だし?」

裁目「なんでそこで疑問系なんすかね」

夢崎「もしかしてホントのホントに……」

篠宮「マジでちげーからな!ただ……裁目がちょっと俺の知り合いに似てるなって思っただけの話だ」

裁目「私がっすか?篠宮ちゃんの知り合いにっすか?」

篠宮「いや、知り合いってわけじゃねーな。俺が一方的に知ってるだけだしよ」

夢崎「それが篠宮クンの想い人ってわけだね」

篠宮「だからそんなんじゃねーっての」

夢崎「そうなの?なんか怪しいなぁ」

篠宮「怪しくなんてねーよ。つっても隠すほどのことでもないが……」

裁目「まあいいじゃないっすか。詳しくは聞かないっす」

裁目「人には知られたくないことの1つや2つあるっすからね」

……気にはなるけど無理して聞く必要もないか。
いざとなれば篠宮クンへの罰ゲームとして聞き出せばいいし。


【info】

・裁目への好感度がグンと上がりました。

・篠宮への好感度が上がりました。


~Night Time~


まだ夜時間までは時間があるな。
何をして過ごそうか?


1.コミュ【月城、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


【選択 1.月城】


 ― 居住エリア・教会 ― 


月城「シスターと魔法少女の組み合わせも良いと思わない?」

裁目さんに新しい衣装を作ってもらったのか、シスターの格好をしたルナちゃんがボクに尋ねる。

夢崎「組み合わせはどうかわからないけどその格好は似合ってると思うよ」

月城「えへへ、ありがとう☆夢崎君の分の衣装もあるし試着してみる?」

夢崎「ボクは遠慮しておくよ」

月城「えー、夢崎君なら似合うと思うんだけどな」

夢崎「もっと他に良い人がいると思うよ」

月城「うーん、そうかな?夢崎君は誰にシスター衣装を着せてみたい?」

夢崎「他の人の衣装もあるの?」

月城「うん☆裁目ちゃんに作ってもらっちゃったぞ☆」

シスター衣装が似合いそうな人……か。
というかルナちゃんはいったいどれだけ衣装を作ってもらってるんだろう……?


1.他にどんな衣装があるか聞く

2.似合いそうな人物を指名【乱入:御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


夢崎「他にシスター服以外もあったりするの?」

月城「うん☆アニメのコスプレ衣装からメイド服、ナース服、チャイナ服などなど幅広く用意してるぞ☆」

夢崎「……本当に何でもあるんだね」

たしかルナちゃんがいつも着てる服もアニメのコスプレ衣装なんだっけ。

月城「うーん、みんなには何が似合うかな?」

月城「と言うかみんな既にコスプレみたいな格好してるから迷っちゃうよね☆」

夢崎「趣味でそんな格好してるのはルナちゃんだけでみんな正装みたいなものだけどね」

月城「え?夢崎君のも趣味だよね?」

夢崎「ぼ、ボクの格好はこれで正装だから!」

……そういえばルナちゃんは本当になんでこんな格好してるんだろう。
ただのコスプレ好きなだけなのかな……?



他のキャラを乱入させますか?【御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓

クレア選択でここまで
次回更新は未定で

少しだけ進める


【乱入 クレア】


クレア「あら、随分と楽しそうなことしてるのね」

月城「あ、ちょうどいい所に!クレアちゃんも一緒に着てみない?」

クレア「遠慮しておくわ」

月城「このネコミミメイド服とかどうかな?」

クレア「お生憎様ね。私様は犬派なの。猫は私様の敵でもあるし」

月城「じゃあ犬耳とかどうかな☆似合うと思うよ☆」

クレア「……そんな恥ずかしいもの付けられないわよ」

月城「じゃあここはあえてのスケートコスチュームとかどうかな?」

月城「クレアちゃんはスケート選手なんだしたまには可愛い格好してみようよ☆」

クレア「まあそれくらいなら着てあげないこともないけど……」

クレアさんがチラリと横目でこちらを見る。
ここはボクも何か言うべきなのか……。


1.ボクは断然ネコミミがいいと思う

2.クレアさんが踊ってるところ、間近で見てみたいな

3.自由安価

安価↓


【選択 3.クレアさんが犬耳を付けて踊ったらとっても可愛いだろうね。】


夢崎「クレアさんが犬耳を付けて踊ったらとっても可愛いだろうね」

クレア「はぁ!?な、何言ってるのよ!?」

月城「それいいね!じゃあさっそくこれに着替えてみようか!」

クレア「ま、待ちなさいよ。今着替えたってここで踊ることなんて無理だし……」

夢崎「大丈夫!超高校級のフィギアスケート選手なんだからどこでだって踊れるよ!」

クレア「……踊れるわけないでしょ。言ってること無茶苦茶じゃない」

クレア「ま、まあどうしても見たいっていうなら、着てあげなくもないけど……?」

夢崎「じゃあどうしてもだよ!」

クレア「そ、そう……じゃあしかたないわね……」

月城「決まりだね☆じゃあさっそく試着だぞ☆」

クレア「まったく……夢崎、あなたがどうしてもって言うから着てあげるんだからね」

クレア「私様に感謝しなさいよ」

ぶつくさと文句を言いつつも試着室に入っていく。
まさかクレアさんがこんなにもすんなりのってくれるとは思わなかったな。


 ― 居住エリア・ドレッシングルーム ― 


月城「えへへ、クレアちゃんどんな感じになるかな?」

夢崎「うーん、ちょっと想像つかないかな」

夢崎「テレビではクレアさんの姿何度も見たことあるけど直接見るのは初めてだからね」

月城「それにしても犬耳なんてよく着けてくれる気になったよね☆」

月城「これも夢崎君効果なのかな?」

夢崎「ぼ、ボク……?そんなことないと思うけど」

でも以前のクレアさんだったら絶対に着けてくれなかっただろうな。
少しは仲間として認めてもらえてる……のかな?

……なんてことを考えてると試着を終えたクレアさんが姿を見せた。
いつもの格好とは違う、スケートコスチュームと犬耳を身に着けたクレアさんが。

クレア「ど、どうかしら……?」

月城「うん!すっごく可愛いよ!ね、夢崎君!」

夢崎「…………」

クレア「ちょ、ちょっと……何か言いなさいよ」

夢崎「あ、ごめん……」

想像以上に似合っていたせいか思わず見惚れてしまったみたいだ。

夢崎「すごく似合ってると思う!可愛いよ!」

クレア「そ、そう……まあ私様が着てるのだから当然の結果よ!」

夢崎「じゃあそのまま踊りに行こうよ!」

クレア「え?踊りにって……」

夢崎「着るだけじゃもったいないからね!ぜひ踊ってるところを見せてよ!」

クレア「あ、待って夢崎……」

クレアさんの手を引いて半ば強引にレクリエーションルームまで連れ出す。
少しだけ怒られたけどなんだかんだで踊りを見せてくれた。


【info】

・月城への好感度が上がりました。

・クレアへの好感度がグンと上がりました。

短いですがここまで
続きは夜に、安価はないと思います


~Mid Night~


今日は特に何も起きなかったな。
このまま何も起きなければいいけど……。

心配だし、少し見回りにでも行こうかな。


 ― メカニカルエリアA・廊下 ― 


この宇宙ステーションに太陽の光は入ってこない。だから昼でも夜でも施設内の明るさは変わらない。
それでも夜時間になるとこの辺りは少し不気味な感じがするのは生き物の気配を微塵も感じさせないからかもしれない。

夢崎「特に異常はなさそうだし……帰ろうかな」

神鳥「あらあら、こんなところで何をしてるんですかぁ?」

夢崎「うわっ!し、神鳥さん!?」

神鳥「もう、驚きすぎですよぉ」

夢崎「あはは、ごめんね」

いったいどこから現れたんだろう……?
神出鬼没にもほどがある。

神鳥「夢崎さんのことですから見回りでもしてたんですよね?私も付き合ってもいいですか?」

夢崎「うん、ちょうどよかったよ。ひとりだと少し寂しかったから」

それにしても神鳥さんとは夜時間によく出くわしてる気がする。
怪盗っていうくらいだし普段から出歩いてるのかな?


夢崎「神鳥さんて怪盗……なんだよね」

神鳥「そうですねぇ。そういうことになってますよ」

夢崎「エレベーターガールをやってる理由はお金のためって言ってたけど……」

夢崎「怪盗なんてやってるのもお金のためなの?」

神鳥「いえいえ、怪盗は趣味です」

夢崎「趣味……なんだ」

神鳥「あ、もちろん手に入れたいと思ってるものはあるんですよ」

夢崎「へえ、それって価値ある宝とか芸術品とか?」

神鳥「違います。私が欲しいものはお金を出せば手に入るようなものではありませんから」

夢崎「そうなの?じゃあ神鳥さんが欲しいものって……?」

神鳥「……ひとつはもう見つけました。だけどもうひとつの探し物はまだ見つかってません」

神鳥「私が探しているもの、それは……」





神鳥「愛です」




      


夢崎「あいって……えっと……ラブな愛?アルファベットのIとかじゃないよね?」

神鳥「ふふ、なんでしょうねぇ。今は秘密にしておきます」

夢崎「気になるなぁ。もしかして運命の人を探してるとかそんな感じ?」

神鳥「だから秘密ですってば。それより夢崎さんこそどうなんですか?」

夢崎「ボク?」

神鳥「誰か気になる人とかはいないんですか?」

夢崎「うーん、気になる人ならたくさんいるんだけどなぁ」

神鳥「たくさん……ですか?」

夢崎「うん、みんなすごい才能持ってるし今すぐにでも夢の国に招待したいくらいだよ」

神鳥「……あ、そうですか。夢崎さんの頭の中にはそんなことしかないんですね」

夢崎「……?まあそれがボクの才能だしね」


神鳥「そうだ、夢崎さんにこれ渡しておきます」

夢崎「これって……」

指輪……だよな。それも相当高そうな指輪だ。

神鳥「あ、勘違いしないでくださいね。それは私からのプレゼントじゃありませんから」

夢崎「プレゼントじゃないってどういうこと?まさか盗品……」

神鳥「違います。それは元々あなたの持ち物です」

夢崎「ボクの持ち物?見覚えが無いけど」

神鳥「まあ……細かいことは気にしないでください」

神鳥「それは私からのプレゼントではなく元々あなたの持ち物だった……いいですね?」

夢崎「……神鳥さんがそう言うのならそういうことにしておくよ」

神鳥「ふふ、それでいいんです。それじゃあさっさと見回りを終わらせてしまいましょうか」

……なんか腑に落ちないところもあるけどまあボクの持ち物だっていうならそれでもいいか。
でもこの指輪……ボクには小さすぎるよな。


【info】

アイテム
・エンゲージリングを手に入れました。


《18日目リザルト》

【ミッションリスト】
・なし

【アイテム】
・エンゲージリング

とりあえずここまで。次回更新は未定。
(非)日常パートはもう1日だけ続きます。

ところで少しアンケートとりたいんですけどヒロインって安価等で決めたいですかね?
今のところ好感度的に候補は2人くらいしかいないんですけどもしあれならこっちで決めてしまおうかなと。

ルナちゃんはヒロインに含まれますか

安価なしのほうが良さそうですね。
19日目が終わるまではなんとも言えませんがヒロインは話の流れを見て決めます。

>>315
ルナちゃんは男です。


【19日目】


『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

『起床時間ですよ~!さて、今日も張り切っていきましょう~!』


……今日で動機発表から2日目か。
もしかしたらモノクマもしびれを切らして何かしてくるかもしれない。気をつけないと。



 ― 食堂 ― 


今のところ何か起きる気配はまったくない……よね?
誰かと話でもしようかな。


2名まで選択可【天龍、篠宮、月城、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮】

安価↓


【選択 クレア、黒宮】


夢崎「おはよう、クレアさん、黒宮さん」

クレア「おはよう、夢崎」

黒宮「……おはよう」

黒宮さんて食事中もガスマスク外さないよな。
いったいどうやって食べてるんだろう。

黒宮「……何?そんなにジロジロ見られると食べずらい……かも」

夢崎「あ、ごめん。ガスマスク付けながらで食べずらくないのかなと思って」

黒宮「……大丈夫。慣れてるから」

クレア「というか夢崎もいつもキグルミ着てるけどよくそんなんで食べられるわね」

夢崎「これくらい楽勝だよ」

クレア「……それ、箸とかどうやって持ってるのよ」

夢崎「慣れればどうってことないよ」

黒宮「うん、慣れは大事」

クレア「…………そう」

クレアさんが疑しげな目でこっちを見る。
そんなに変なのかな……?


~Mornig Time~


さて、今日はどうやって動こうかな?


1.コミュ(1人選択)【天龍、篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、神鳥、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


 ― バイオエリア・研究室 ― 


神鳥「むむ、これは……」

研究室を覗いてみると神鳥さんが本を読み漁っていた。

夢崎「何か興味深いものでもあった?」

神鳥「さっぱりですね。さすがにこうも専門用語が多いとついていけません」

ボクも神鳥さんが読んでいた本をてにとって見る。
……なるほど、所々読めはするけど内容まではさっぱりだ。

夢崎「でも何でこんな本読んでたの?」

神鳥「なんとなくです。特に意味はありませんよ」

……ホントかな。


1.神鳥さんでも意味のないことするんだね。

2.実は何か隠してるんじゃない?

3.自由安価

安価↓


【選択 2】


夢崎「実は何か隠してるんじゃない?」

神鳥「ふふ、何も隠し事してない人間なんていませんよ」

……正直に答えられた。

神鳥「でもここに置いてある本を読んでたのは本当に何でもないですよ」

夢崎「じゃあ神鳥さんはどんな隠し事してるの?」

神鳥「そんなの教えるわけ無いじゃないですかぁ……と言いたいところですが」

夢崎「もしかして教えてくれる?」

神鳥「ふふ、夢崎さんの恥ずかしい秘密を教えてくれるなら」

夢崎「ボクの秘密でよければひとつやふたつ……」

神鳥「夢崎さんが妹さんのために暴力沙汰起こしたこととか」

神鳥「夢崎さんが勘違いして別の夢の国に乗り込んで一悶着起こした話とかは……なしですよ」

夢崎「待って、何でそれ知ってるの?」

神鳥「さあ……なんででしょうかねぇ?」

……おかしいな。前者はともかく後者については誰にも話してないはずなのに。



他のキャラを乱入させますか?【天龍、篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


【乱入 天龍】


天龍「なかなか興味深い話をしているね」

夢崎「あ、天龍クン」

天龍「Mr.夢崎は意外と喧嘩っ早いところがあるようだね」

夢崎「そ、そんなことはないよ?」

夢崎「ほら、ボクは正義のファイターだから悪と戦うことだってあるわけだし」

神鳥「……さっき言った秘密は全部夢の国によって隠蔽されてるみたいですけどねぇ」

天龍「知ってはいけない夢の国の秘密……か。怖いものだね」

夢崎「や、やだなぁ……夢の国は健全だよ」

神鳥「あらあら、どの口がそんなことを言うんでしょうねぇ」

……これ以上秘密を追究されるとイメージダウンだな。
別の話に切り替えよう。


1.それよりこの本についてどう思う?

2.ボクは天龍クンのことも気になるな!

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


夢崎「そ、それよりこの本についてどう思う?」

神鳥「露骨に話を逸らしましたね」

天龍「まあいいが……フム、残念ながらこれは僕の専門外だな」

夢崎「実は宝のありかが記されてたりはしない?」

神鳥「夢崎さんはまだ私が何かを隠してると思ってるんですか?」

天龍「ただの専門書だ。そんなものは書いてないと思うがね」

夢崎「そっか……ホントにただなんとなく読んでただけだったのか」

神鳥「だからそう言ってるじゃないですか」

天龍「それにしても君たちはこんなもの読んでいたのかね?」

天龍「すべて英語で書かれているようだが……」

神鳥「英語くらい読めますよぉ。エレベーターガールなんですから」

夢崎「高校生なんだから英語くらい普通だよね?」

天龍「MS.神鳥はともかくMr.夢崎がそんなことを言うとは……これまた意外だな」

夢崎「そうかな?夢の国の住人なんだし数カ国語は話せるよ」

神鳥「夢の国の言語ですか?」

夢崎「いや、普通の国の言語だけど」

神鳥「……キグルミ着るだけが脳じゃなかったんですねぇ」

天龍「そのようだな」

……ボクはみんなにどんな風に思われてるんだろう。


【info】

・神鳥への好感度が上がりました。

・天龍への好感度が上がりました。


~Day Time~


まだ何も起きてないけど油断はできないな。
さて、これから何をしよう。


1.コミュ(1人選択)【篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、クレア、黒宮、ヒメ】

安価↓


【選択 1.クレア】


 ― 居住エリア・厨房 ― 


……あれ、厨房にクレアさんがいる。

夢崎「クレアさんここで何をしてるの?」

クレア「夢崎?何って……何でもいいでしょ」

夢崎「まさかとは思うけど料理してるわけじゃないよね?」

クレア「……してたら問題でもあるの?」

ボクの記憶だとここに来てから2日目、クレアさんは絶望的な料理の腕前をみんなの前に披露してくれたはずだ。

夢崎「クレアさん、人には向き不向きってのがあると思うんだ」

クレア「いきなり何よ。私様のこと馬鹿にしてるの?」

夢崎「そんなつもりはないけど……」

クレア「どーせ夢崎も私様のこと無能だと思ってるんでしょ」

……神鳥さんにニワカニワカ言われたこと気にしてるのかな。


1.有能だと思ってるよ

2.無能だとは思ってないよ

3.自由安価

安価↓

1選択でここまで
次回更新は未定で

21時半頃再開します


【選択 1】


夢崎「ボクはクレアさんのこと有能だと思ってるよ」

クレア「……じゃあ私様のどこが有能なのか言ってみなさいよ」

夢崎「超高校級の才能を持ってることはもちろんのこと、その自信に溢れてる姿も素敵だと思う」

夢崎「たしかに前の事件の時は失敗しちゃったかもしれないけど、クレアさんの犯罪者を追う姿勢はかっこいいと思う」

夢崎「それに誰に対しても屈しないその態度もクレアさんの良いところじゃないのかな」

クレア「……そう、それはどうも」

……あれ、あまり嬉しそうじゃないな。

夢崎「えっと、これはボクの本心であってでまかせを言ってるわけじゃないよ」

クレア「でしょうね……でも夢崎は誰にでもそういうこと言うじゃない」

クレア「夢崎にとっては私様も数いる夢の国スカウト候補のひとりに過ぎないんでしょ?」

夢崎「……!そ、そんなことはないけど……!」

クレア「誰とでも仲良くなろうとするのは夢崎の良い所なのかもしれないけど……」

クレア「あなたは私様の助手なんだから……もう少し私様のこと特別扱いするべきだと思う」

夢崎「え、特別扱いって……具体的には……?」

クレア「…………知らない、夢崎が考えて」

特別扱い……か。それって……。




他のキャラを乱入させますか?【篠宮、月城、沙神、裁目、御調、七色、黒宮、ヒメ】

安価↓


【乱入 沙神】


沙神「おや、なんだか不思議な匂いがしますね」

……唐突に現れた沙神クンが鼻をつまみながら言った。
言われてみればたしかに妙にこげ臭い匂いが漂っている。

沙神「ああ、クレアさんが何か作っていたのですか。黒魔術か何かですか?」

クレア「……夢崎、こいつ殴ってもいいかしら?」

夢崎「落ち着いてクレアさん。沙神クンも挑発するのやめて」

沙神「僕は思ったことを率直に言っただけなんですけどね」

クレア「ふん、最近顔を見せないと思ったら随分と言うようになったわね」

クレア「まあ所詮ゾウリムシには私様の料理なんて理解できないってことかしら」

沙神「それならそこにいる夢崎君もゾウリムシということになりますね」

クレア「そんなわけないじゃない。そうでしょ、夢崎?」

夢崎「え、いや、それはどうかな」

沙神「夢崎君、命が惜しかったら正直に言ったほうがいいですよ」

クレア「馬鹿ね、夢崎は私様の助手なのよ」

クレア「もちろん、私様の作った料理食べられるわよね?」

……どうしよう、意味が分からない。
クレアさんの作った料理、見た目はどう見ても食べ物じゃないけど……。


1.とりあえず食べてみる

2.これは食べられない

3.自由安価

安価↓


【選択 3】


ボクは考えることをやめた。思考を廻らせれば廻らせるほど、体がそれを拒絶するからだ。
もはや箸で掴み取るのも難しいその物体を手に取り口の中に放り込む。

……口に入れた瞬間に広がる炭と洗剤の味。
小石をかみ締めているようなガリガリ感と水浸しにしたパンのようなモチャモチャした食感がボクの口内を襲う。

沙神「……だ、大丈夫ですか?本当に毒なんて入ってませんよね?」

クレア「そ、そんなもの入れてるわけないでしょ……」

クレアさんと沙神クンが痙攣しているボクを心配そうに見つめる。
まるで死にかけのセミを見るかのようだ。

沙神「まさか……あれを食べるなんて……」

クレア「夢崎……大丈夫……?」

夢崎「……おいしいよ」

夢の国で培ったスキルを存分に使い、笑顔で答える。
それでも崩れないクレアさんの申し訳なさそうな表情を見て、ボクは自分の力不足を感じた。

夢崎「さて、ボクは……そろそろ部屋に戻るよ」

限界への挑戦を果たしたボクはその場を華麗に去ることにした。
クレアさんと沙神クンが何かを言ってるようだったけどもはやボクの耳には届かなかった。


~Night Time~


……ふう、少し休んだら回復してきた。
まだ夜時間まで時間があるし何かしようかな。


1.コミュ(1人選択)【篠宮、月城、裁目、御調、七色、黒宮、ヒメ】

安価↓


【選択 1.篠宮】


 ― 居住エリア・トレーニングルーム ― 


篠宮「お、夢崎もトレーニングか?」

夢崎「うん、なんだか無性に体を動かしたい気分なんだ」

篠宮「何かあったのか?」

夢崎「まあ……ちょっとね」

篠宮「ほう、何か悩んでんなら俺が相談に乗ってやるぜ?」

悩み……か。今悩んでることと言えば……。


1.特別扱いってなんだと思う?

2.篠宮クンは気になる人いる?

3.自由安価

安価↓


【選択 1】


今の悩みと言えばもちろん内通者のことになる。
でも篠宮クンにそれを聞いてもしかたない……かな。

夢崎「実はさっきクレアさんの料理食べさせられたんだよね」

篠宮「クレアの……?どうだった?」

夢崎「…………」

篠宮「……そうか。ま、そういう日もあるさ」

夢崎「うん」

篠宮「でも何でそんなもん食わされてんだよ」

夢崎「それは……」

話の流れでなんとなく……なのかな。

寝落ちしそうなので今日はここまで
次回更新で非日常編まで行くかもしれません

再開します


夢崎「そういえば特別扱いってどういうことだと思う?」

篠宮「なんだよそれ」

夢崎「えっと、クレアさんに特別扱いして欲しいって言われたんだけど……」

篠宮「クレアに……いや、あいついつもそんなこと言ってるじゃねーか」

篠宮「私様は特別な存在なのよー……ってな」

夢崎「あれ、そうなのかな」

そう言われるとたいした意味じゃない気がしてきた。

篠宮「あんなん適当に煽てときゃいいんだって」

夢崎「適当……なつもりはないけどクレアさんのこと褒めてたつもりなんだけどな」

篠宮「褒めたりねーってことじゃねーのか?」

……そうなのかな。



他のキャラを乱入させますか?【月城、沙神、裁目、御調、七色、黒宮、ヒメ】

安価↓


【乱入 御調】


御調「あ……先客がいらしたのですね……」

篠宮「み、御調さん!なぜこんな所に!」

夢崎「ここに来るなんて珍しいね」

御調「たまには体でも……動かそうと思いまして……」

篠宮「なるほど!ジャージ姿の御調さんも素敵ですね!」

御調「そんなこと……ありがとうございます……」

篠宮「あ、俺何か手伝いましょうか?何でもやりますよ!」

御調「いえ……大丈夫ですよ……わたしには構わず……夢崎さんとお話していてください……」

篠宮「夢崎との話はもう終わりました!問題なしです!」

……篠宮クンとの会話はもう終わりらしい。
それなら御調さんと話そうかな。


1.最近変わったことはない?

2.御調さんは気になる人いる?

3.自由安価

安価↓


【選択 3】


夢崎「御調さん、少し聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

篠宮「あ、夢崎お前……」

御調「構いませんよ……何でしょうか……?」

夢崎「クレアさんのことどう思う?」

御調「クレアさん……ですか?そうですね……」

御調「彼女の自信家なところは……わたし好きですよ……」

篠宮「……!御調さんは自信家が好きなんですか!?」

御調「好きと言いますか……憧れかもしれません……」

篠宮「そうか……ああいうのがいいのか……」

御調「……でも……どうしてクレアさんのことを……?まさか……!」

夢崎「いや、ボクが個人的に気になっただけで特に何かあったわけじゃないんだ」

篠宮「夢崎はクレアに特別扱いして欲しいって言われたらしいんですよ」

御調「特別扱い……ですか……?あら……もしかしてそれって……こくは……」

夢崎「……?今何て……?」

御調「……いえいえ……わたしの口からは……とても……」

御調「そうですか……クレアさんが……うふふ……」

……御調さんがニヤついてる。
そんなにおもしろいことだったのかな。



【info】

・篠宮への好感度が上がりました。

・御調への好感度が上がりました。


 ― 夢崎の個室 ― 


……もうそろそろ夜時間だ。
どうしようかな、今日も少し見回りしてから……。




ピンポーン




夢崎「……こんな時間に誰だろう?」

そんなことを言いながらドアを開く。
外に立っていたのはクレアさんだった。

クレア「…………」

夢崎「どうしたの?何か用でもあった?」

クレア「その……思ったより平気そうね」

夢崎「平気って……?」

クレア「えと……さっき私様が作った料理食べたでしょ?」

……そういえば流れに身を任せてクレアさんの料理食べたんだっけ。

夢崎「もしかして心配して見に来てくれたの?」

クレア「……それもまあなくもないけど……その……」

クレア「と、とにかく私様を部屋に入れなさい!話はそれからよ!」

夢崎「……うん、わかったよ」

クレアさんを部屋の中に入れてドアを閉める。
話があるみたいだけど……いったいどんな話なんだろう。


夢崎「クレアさん、話って……」

クレア「夢崎、あなたは私様たちの中に裏切り者はいると思う?」

夢崎「え、裏切り者……?」

ここでその話が出てくるとは思わなかったな。
裏切り者か……正直いないとは思いたいけど……。

夢崎「もしかしたら……いるかもしれない」

クレア「……そう。夢崎のことだから『ボクたちの中に裏切り者なんているわけないじゃないか!』……なんて言うと思ってたわ」

夢崎「本当はそう思いたいところだけどね」

クレア「ねえ、夢崎は誰が裏切り者だと思ってる?」

……碓氷さんの話を信じるなら七色さんが怪しいところだ。
でもそれを言うわけには……。


クレア「……言うつもりはないのね。私様は信頼されてないのかしら」

夢崎「そ、そんなことはないよ!少なくともクレアさんが裏切り者だとは思ってないし……」

クレア「じゃあ言って。あなたが本当に私様の助手だと言うのなら私様のこと信じて」

夢崎「ま、待ってよ。そんな急に言われても……これって重要なことだと思うし」

クレア「夢崎、私たちの中に裏切り者はいるの。だから誰も彼も信用できるわけじゃない」

クレア「だから……私様は本当に信頼できる人を見極めなきゃいけない」

クレア「裏切り者の正体を……そして黒幕の正体見極めるためにも……ね」

夢崎「黒幕の正体を……?」

クレアさんの雰囲気がいつもとはまるで違う。
それほどまでに本気ってことなのか……?

クレア「私様は……今までに多くの事件に関わってきた」

クレア「でも私様は間違いを犯したことはないと思ってるわ」

クレア「それは前の学級裁判のことを含めても……よ」

夢崎「前の学級裁判のことも……?」

たしか碓氷さんが見せてくれたクレアさんの秘密……捕まえてきた犯罪者は皆冤罪だったというものだった。
そして前の裁判……御世辞にも良い結果だったとは言えないかもしれない。

クレア「夢崎、あなたが私様のことを信用できないと言うのなら私様もこれ以上は話せない」

クレア「どうなの?夢崎、今ここで決めて」

クレア「あなたは私様のことどう思ってるのか……聞かせて」


……どうなんだろう。
クレアさんのこと信じるべきなのか……?

ボクの気持ちは……。


1.信じる

2.信じない

【何か言いたいことがあればそれもどうぞ】

安価↓3まで


【選択 2】


夢崎「……ごめん、今は信じることができない」

夢崎「実はクレアさんのシークレットファイルのこと碓氷さんに聞いちゃったんだ」

クレア「私様の秘密を……?」

夢崎「そこにはクレアさんが捕まえてきた犯罪者はみんな冤罪者だってことが書かれてた」

夢崎「クレアさん自身が間違いを犯したことはないと思ってる、ってどういう意味なの?」

夢崎「それって世間的には間違ってないってことなの?」

クレア「……そう、そんなことが書かれてたの」

夢崎「どうなの?クレアさんはそれでも自分が間違ってないって言うの?」

クレア「もちろんよ、私様は間違ってない……ただその理由を言うことはできないわ」

夢崎「どうして?それってボクのこと信用してないってことじゃないの?」

クレア「……悪いわね、夢崎。そのことについてはどうしても言えないの」

夢崎「……そっか」

クレア「そもそも十数日一緒に過ごしただけのクラスメイトに信じてもらおうってのが無茶だったわね」

……そう言ってクレアさんが部屋を出て行く。
今はクレアさんのことを信じることができない……それがボクの本心だ。

これで……良かったはずだ。
でも去り際にクレアさんは言った。






「こう見えても私様はあなたのこと信用してたつもりだったけど……ごめんね、夢崎……」







「私様の料理食べてくれて嬉しかったわ……ありがとう」





    

……と。
           



――――
――























      




ピンポーン


   


……また誰かが来たみたいだ。今は……23時半か。
こんな時間に何だろう?もしかしてまたクレアさんかも……?

今にも落ちそうなまぶたを擦りつつドアを開ける。
そこに立っていたのはクレアさんではなく……神鳥さんだった。

神鳥「こんばんは、私のこと助けてくれませんか?」

夢崎「……えっと、いきなりどうしたの?」

神鳥「実は私命を狙われてるみたいでして……」

神鳥「詳しくは部屋の中で話しませんか?」

さっきのクレアさんの訪問とはまた違った物騒な話がやってきた。
命を狙われているとは尋常ではない。
とりあえず神鳥さんを部屋の中に迎え入れ話をすることにした。


神鳥「これ見てもらえますか?」

そう言って神鳥さんが一枚の紙を取り出す。
そこに書かれていたのは深夜0時に無重力エリアに来なければ裏切り者であることをバラすというものだった。

神鳥「いきなり呼び鈴が鳴ったと思ってドアを開けたらこんなものが置いてあったんですよぉ」

夢崎「脅迫状……だよね。でもどうして神鳥さんに?」

神鳥「そんなの私にわかるわけないじゃないですかぁ」

神鳥「何かの勘違いだとは思うんですけどねぇ」

夢崎「そう……だよね。でもどうするつもりなの?」

夢崎「まさか……行くつもりじゃないよね?」

神鳥「行けば間違いなく殺されちゃうでしょうねぇ」

神鳥「……でも行ってみようと思います」

夢崎「え?絶対やめたほうがいいと思うよ!」

神鳥「大丈夫です。相手が何を仕掛けてくるか……なんとなく想像はついてますし」

夢崎「……話聞かせてくれる?」


神鳥「私この脅迫状貰ってからいろいろと調べたんですよ」

神鳥「そしたらまずメカニカルエリアに行けなくなってることに気がついたんです」

夢崎「メカニカルエリアに?でもどうして……?」

神鳥「ええと、夢崎さんはこの宇宙ステーションのエレベーターの特徴を知ってますか?」

神鳥「基本的に一つのエレベーターは2点間のみを行き来可能としているんです」

夢崎「2点間……?」

神鳥「つまり……あるエリアAとあるエリアBを結ぶエレベーターからは他のエリアCに行けないって感じです」

夢崎「……なるほど」

神鳥「そしてそれぞれのエリアを結ぶエレベーターはひとつずつしか存在しないんです」

夢崎「……うん、他のエリアへの道は基本的に一本道ってことだよね」

神鳥「そういうことです。じゃあなぜメカニカルエリアに行けなくなっているのか」

神鳥「おそらくメカニカルエリアでエレベーターを足止めしているのでしょう」

夢崎「……そんなことできるの?」

神鳥「簡単ですよぉ。エレベーターのドアの間に物を置いておけばそれに反応してドアは閉まらなくなるんです」

……その辺りは普通のエレベーターと変わらないってことか。


神鳥「……でここまではいいですかね」

夢崎「うん、それで?」

神鳥「おそらく犯人はメカニカルエリアの遠隔操作実験室にいます」

神鳥「私を無重力エリアまでおびき寄せた犯人はロボットを使って私を殺害しようとしてるんです」

夢崎「ロボットを使って……?本当なのそれ?」

神鳥「確証はありませんけどねぇ。あのエリアで確実に殺人を行うつもりならそれが手っ取り早いと思いますよ」

そういえばクレアさんが実際にロボットを動かしてたっけ。
ゲーム感覚で動かせるって言ってたしまともに動けない無重力エリアでの殺人ならその方法が妥当なのかもしれない。

夢崎「なるほど、犯人がやろうとしてることはなんとなく見えてきたよ」

夢崎「でも犯人がメカニカルエリアにいて居住エリアからそこに行けないなら……」

夢崎「どうしたって無重力エリアを通らなきゃいけないよね?」

神鳥「ええ、そうです。そこで夢崎さんの出番ですよぉ」


神鳥「おそらく犯人の狙いは裏切り者候補の私だけです」

神鳥「犯人は夢崎さんを殺すことはしないはず……だから夢崎さんに私のことを守って欲しいんです」

夢崎「つまり神鳥さんをボクが護衛して、メカニカルエリアにいる犯人を捕まえるってこと……だよね」

神鳥「そうです。どう思いますか?」

……犯人の作戦は神鳥さんの説明通りかもしれない。
でも……それを止めるとなると危険すぎる気がする。

夢崎「ボクは反対かな。どこに罠があるかわからないし危険だよ」

夢崎「犯人がメカニカルエリアにいるっていうならそこから無重力エリアのエレベーターも封鎖してる可能性はあるわけだし」

神鳥「その可能性は十分ありますね」

夢崎「それならやっぱりやめておいたほうがいいよ」

夢崎「神鳥さんのことをバラすってことはその犯人もわかるはずだし……」

夢崎「無理して犯人を捕まえるような真似しなくてもいいんじゃないかな」


神鳥「……夢崎さんの言うこともわかります」

神鳥「でもここで行くのを止めたところで殺人は止まりますか?」

神鳥「犯人は私のことをバラすことはせず次の殺人の機会を窺うかもしれません」

神鳥「もしかしたら他の人が狙われることになるかもしれません」

神鳥「もし何かしようとしてる人がいるなら今が何とかするチャンスなんです」

夢崎「でも……神鳥さんを危険な目に会わせるわけには……」

神鳥「私は……もうこんな馬鹿げたことやめさせたいんです」

神鳥「殺人を起こさせるなんて真似……もうさせたくないんです」

神鳥「夢崎さん、私に協力してくれませんか?」

もし誰かを守ることができるなら……今がチャンスなのか?
このまま何もしないままじゃ何も変わらないと言うなら……。

夢崎「……わかったよ。そこまで言うなら協力する」

夢崎「どうせボクが協力しないって言っても1人で行くつもりなんでしょ?」

神鳥「……さすが夢崎さん!そう言ってくれると思いましたよ!」

神鳥「さあ、時間はありません。さっそく行きましょう」

夢崎「……うん、そうだね」

きっと大丈夫、ボクが神鳥さんを守り抜けば良いだけの話だ。
……命に代えても守って見せるさ。


 ― 無重力エリア・廊下 ― 


エレベーターに乗り、無重力エリアまでやって来た。
廊下は妙に静まり返っていて、言いようのない不気味さを醸し出していた。

夢崎「今のところ……何もなさそうだね」

神鳥「……いえ、そうでもなさそうですよ」

そう言って神鳥さんが廊下を指を指す。
その指の先には……赤黒い何かが広がっていた。

夢崎「え……これってもしかして血……?」

神鳥「そのようですね。もしかしたらもう事件は……」

夢崎「……いや罠の可能性もあるよ」

神鳥「かもしれません。でも確かめないわけにもいかないでしょう」

血痕はある部屋まで続いていた。おそらくこの部屋の中に何かあるのだろう
それは罠かもしれないし……この血痕の主かもしれない。

夢崎「神鳥さん、ボクの傍から離れないでね」

神鳥「もちろんですよぉ。ちゃんと守ってくださいね」

……何が待ってるかわからない。
覚悟だけはしておこう。


……部屋のドアを開け、中に入る。


血痕は部屋の隅まで続いていた。


そこに倒れている人物がひとり……。


それは……【超高校級のアロマセラピスト】七色風香だった。


夢崎「な、七色さん!?」

神鳥「そんな……七色さん!生きてますか!?」

慣れない無重力の中、慌てて七色さんの元に駆け寄る。
生きてるかどうか確認するため、脈をとるが……。













神鳥「……生きてます。七色さんまだ生きてますよ!」

夢崎「よかった……それにどこも怪我してないみたいだ」

神鳥「この血痕は七色さんもものではなさそうですね」

思わずホッとする。だけどこの血が七色さんのものでないとすると……。
この部屋の中にいたのが血痕の主でないとすると……。





ドスッ!



  











……間一髪のところで飛んできた矢を手で弾く。
キグルミに少しだけ刺さったけど体にまでは届くことはなかった。

矢が飛んできた方向を見渡す。
そして見つけた。部屋に置いてあるロボットに隠れていた人影を。

夢崎「待て!今捕まえてやる!」

重力の無い部屋の中を何とか泳いでさっき見つけた人影を捕らえる。
犯人は抵抗したが全力でぶん殴って気絶させた。
持ってきたロープで犯人を縛り上げ、なんとか捕縛に成功する。

神鳥「夢崎さん!犯人は捕まえられましたか!?」

夢崎「うん!何とか……ね」

それにしても……まさかとは思ったけど彼が犯人とは。

夢崎「沙神クン、しばらくはこのままでいてもらうよ」

犯人を捕まえ、安堵のため息をつく。






……がボクは見てしまった。ボウガンを持ったもうひとつの影を。








ドスッ!

    


部屋に鮮血が舞う。


放たれた矢は……部屋の隅で七色さんを介抱していた彼女……


【超高校級のエレベーターガール】神鳥怜子の胸に突き刺さっていた。


夢崎「し、神鳥さん!」

神鳥「げほっ……あら……失敗……しちゃい……ましたね」

夢崎「ま、待ってて!今血を止めるから!」

神鳥「……無理……ですよ……」

夢崎「無理じゃない!今なんとかするから!」

神鳥「……夢崎……さん……」

夢崎「待って!駄目だ!死なないで!」

神鳥「あの子を……止めて……あげて……」

夢崎「……あの子?あの子って……神鳥さん?」

神鳥「…………頼み……ましたよ……」





『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』



   


夢崎「死体発見アナウンス……じゃあ神鳥さんは……」

七色「……お、おい……それ……」

夢崎「……七色さん?目が覚めたの?」

七色「いや、アタシのことより……今のアナウンスは……?」

夢崎「神鳥さんが……神鳥さんが……」











沙神「……学級裁判ですか。どうやら失敗したみたいですね」


夢崎「沙神クン……?これは……これはどういうことなんだよ!」

沙神「……ボクは犯人が誰なのか知りません」

沙神「だから早く捕まえに行ったほうがいいですよ」

夢崎「何言ってるんだ?どういう意味だよ?」

沙神「そのままの意味ですよ……夢崎君も見たでしょう?あのロボットがボウガンを撃つ所を」

ボクが見た人影、それは人型のロボットだった。
あれを操作していたのが犯人ってことになるはず。じゃあ犯人は……。

夢崎「犯人はメカニカルエリアにいるってことなのか?」

沙神「……こうして僕が縛られている以上他にいないでしょう?」

七色「ちょ、ちょっと待て……アタシにもわかるように話を進めろ。何が起きてんだよ……?」

夢崎「……七色さん、悪いけどちょっとここで沙神クンを見張ってて」

七色「見張るって……おい、お前は……」

夢崎「ボクは……神鳥さんを殺した犯人を捕まえてくる!」

七色「いや、待てって!状況がまったくわかんねーよ!」

……七色さんの叫びを無視してボクはメカニカルエリアへと駆け出す。
あそこに犯人がいる……絶対に捕まえてやる……!


 ― メカニカルエリア・遠隔操作実験室前 ― 


夢崎「……ここに犯人が……絶対に捕まえてやる……!」

……神鳥さんの言っていた通り居住エリアへのエレベーターは封鎖されていた。
だとすれば犯人はまだ逃げていないことになる。

夢崎「神鳥さんを殺した罪を償わせてやる……!」

もう犯人は逃げられない……!あとはこの中にいる犯人を捕まえるだけだ……!




犯人を捕まえるために実験室に入る……がすぐにその考えは消えてしまった。






部屋の中でボクの目の前に広がっていたのは凄惨な光景。






部屋の中にいた人物は頭から血を流して床に倒れていた……。






変わり果てた姿となった【超高校級の黒子】黒宮撫子……。






そしてもう1人【超高校級のフィギアスケート選手】クレア・プリーモがその場に倒れていた。


夢崎「う、嘘だ……どうして2人が……?」

ここにいるのは神鳥さんを殺した犯人のはずだ。
どうしてこの2人がここにいる?どうして2人とも倒れてるんだ?

夢崎「2人とも……死んでる……の……?」


たしかめるのが怖い。


もし死んでいたら?


もし生きていたら?


もし犯人だったら?


……ボクは……どうすれば……?





「……ううっ……」



   


……!生きてる!今たしかに声が……!

夢崎「しっかりして!クレアさん!」

クレア「……うう……」

夢崎「よかった……まだ生きてる……!」

夢崎「そうだ!黒宮さんは……!」

急いで黒宮さんの脈をとる……がすでに体は冷たくなっていた。

夢崎「く、黒宮さん……」

……くそっ、どうして黒宮さんまで……。

クレア「…………」

夢崎「クレアさん……?これはいったいどうなってるの?」

クレア「…………?」

夢崎「クレアさん、これはキミがやったことなの?いったい何があったの?」

クレア「……クレ……ア?」

夢崎「……クレアさん?」

クレア「クレア……それは私の名前……ですか?」

夢崎「……え?」



クレア「……何も……何も思い出せない……」




クレア「ここはいったい……」




クレア「……あなたは……」




クレア「……あなたは……いったい誰なのですか……?」

   




【CHAPTER03 ポケットから落ちた災厄 非日常編】


   

今日はここまで
被害者は神鳥さんと黒宮さんとクレアさんでした
次回更新は未定

保守。更新はもうちょい待って。

どうするかはっきり決めてからと思ってたけどとりあえずちょいとリメイク予定とだけ。
クロシロ変える予定はないけど安価なしでやろうかなと。

決まったら雑談スレで報告します。

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