魔王「思い出に耽る」勇者「思い出?」(43)

魔王城・花畑

弟「あにうえー!」トテトテ ギュウ

長兄「今日も元気だな、弟」

弟「えへへぇ」スリスリ

次男「弟は本当に兄上に懐いてますね。父上よりもずっと」

長女「兄上はお優しいから……」

次女「そろそろお昼食にしましょうか」

弟「はーい!」ワタワタ

弟「さんどうぃっちおいひいれふ」アムアム

長兄「話すのは飲み込んでからだ」

弟「ふぁーい」

三女「風が気持ち良いわ」

四女「本当に」

三男「油断してると、こわーい勇者が襲いに来るぜ?」

三女「ちょっとやめてよ! せっかく良い気分だったのに」

五女「三番目の兄上いやー!」

長女「もう、ちゃんと落ち着きなさい」

弟「ゆうしゃ?」

次男「とても恐ろしい力を持った人間だよ」

弟「ん?」

次男「通常、人間の体は僕達魔族よりも遙かに脆いけれど」

次男「勇者だけは特別なんだ」

弟「こわいです」

三男「こわいぞーみんなころされちゃうんだぞおぉ」

五女「ひぁぁああ」

弟「そんなのいやです!」

四男「やめてください兄上。弟達が怖がっていますよ」

弟「でも、きっといちばんうえのあにうえがゆうしゃをやっつけてくれます!」

弟「いちばんうえのあにうえはすっっっごくつよいのですから」

弟「そうですよね、あにうえー!」

長兄「……ああ、安心すれば良い」ポンポン

弟「あにうえぇ」

長兄「…………」ナデナデ

次女「兄上は次期魔王ですもの」

三女「弟ちゃん、私の所にもおいで」

四女「一番上のお兄様ばっかりずるいです」

弟「にばんめとさんばんめとよんばんめのあねうえはいじわるなのでいやです」

四女「おいでよぉ!」

弟「いやですー!」

次女「たまにはあたしに甘えたって良いじゃないの」

弟「いーやー!」

長兄「あまり弟を虐めるんじゃない」

三女「虐めてなんてないです! 可愛がりたいだけなんです!」

長兄「無理に愛でようとすれば逆に嫌われてしまうぞ」

次女「……はーい」

長女「ほら、おいで」

弟「はぁい」

長女「ふふ……」

次女「お姉様のところには行くのに」

長女「無理矢理甘えさせようとするからいけないのよ」

弟「あねうえやわらかぁい」

三女「良いなー姉上良いなー」

五女「ん……」

四女「五女ちゃん、おいで」

五女「わーい」

次女「あ、ずるい!」

四女「早い者勝ちですよ、お姉様」


母親「そろそろ戻りなさい」

母親「今晩の晩餐は久しぶりに人間の肉ですって」

長女「まあ、豪華ですね」

長兄「…………」

五女「にんげんのおにくですか?」

三女「わあ」

弟「にんげんのにく?」

母親「人間の、それも魔力の高い人間の血肉を食べると強くなれるのよ」

次女「弟は初めてよね」

長兄「……」

四女「お兄様、何処に行かれますの?」

長兄「……食欲が無い」

弟「あにうえー」トテトテ

長兄「……弟」

弟「あにうえがおたべにならないのなら、ぼくもたべません」

長兄「……お前はただでさえ小さいのに、余計に成長しなくなるぞ」

弟「あにうえはにんげんのにくがおきらいなのですか?」

長兄「……人間は魔族と同等の知恵を持っている」

長兄「とても食す気にはなれぬ」

弟「にんげんといういきものにも、たかいちのうがあるのですか」

長兄「ああ」

長兄「知能の差で、命の重みが変わらない事は理解しているのだがな……」



弟「う…………」

次女「丸焼きなんて、狩人と料理人は良い仕事をしましたね」

弟(ぼくたちと、ほとんどおなじすがた……)ウプ

三男「お前食べないのか?」

弟「……にんげんいがいのものをたべます」

弟(あにうえのおっしゃったとおり)

弟(なぜだかきもちわるい…………)

長兄「……父上、勇者がこちらに近づいているとお聞きしました」

父親「ああ、そうか」

長兄「今度の勇者は相当の実力者であるとの事」

長兄「直ちに人間との和平を結ばなければ、取り返しのつかない事態になるでしょう」

父親「またその話か。いい加減にしろ」

父親「あのような低俗で愚鈍な下等生物など相手にして何になると言うのだ」

父親「魔族の格が下がるだけであろう」

長兄「父上! ……くっ」ダンッ

長兄「父上は何もお分かりにならぬ……」

弟「あにうえ?」

長兄「弟……見ていたのか」

弟「ゆうしゃがぼくたちをころしにくるのですか?」

長兄「……そのような事は絶対にさせぬ。お前は何も恐れなくて良い」

弟「ん……あにうえ……」

長兄「魔族は散々人間を低劣だの残虐だのと罵っておきながら」

長兄「自分達が人間に残虐な行為をしている事に気がついていない」

弟「…………?」

長兄「お前には理解できぬか。……いや、まだ何も知らなくて良い」

弟「わるいのはどちらなのですか?」

長兄「……どちらもだ」

長兄「幾度同じ歴史を繰り返している事か……」

弟「あにうえはもうじきまおうになるのでしょう?」

弟「そうしたら、もうちちうえのいうことはきかなくてよいのでしょう?」

長兄「……そうだ。だが、それでは間に合わぬ」

長兄「父上の承知が無くとも、実行せねば……」

弟「…………?」

長兄(妹達や弟達を死なせてなるものか)

数日後

次女「弟、ちょっとこっちへいらっしゃい」

弟「え? い、いやです! いやですー!」

…………
……

三女「わ、弟ちゃんったらかぁんわいい」

四女「女の子のお洋服がこんなにも似合うだなて」

弟「ぼくはっ……おとこですっ……」グスッ

次女「写し絵を撮ってしまいましょう」

弟「いや……いやぁ……」

弟「ごばんめのあねうえのほうがぜったいににあうのに……」

三女「ねえ、胸に綿でも詰めてみましょうか」

四女「あら、良いですわね」

弟「!? いや! いやです!!」

次女「暴れないの」

弟「ごじぶんのむねにつめたらいかがですか!?」

弟「あねうえたちのむねこそ、おちいさいではありませんか!」

三女「なっ……」

四女「き、気にしている事を……」

三女「あなただっておちんちん小さいのに!」

弟「っ!」ガンッ

次女「ほら、大人しくして」

弟「いや! いやああああ!」

長兄「おい、弟の声が聞こえたのだが」

次女「あ…………兄上……」

長兄「…………弟に何をしている」

三女「それは……そのぉ…………」

弟「ぐすっ……あにうえぇ…………」

四女「あまりにも愛らしいものですから、つい……」

長兄「そのような事をするから嫌われるのだぞ」

長兄「すぐに解放してやれ」



弟「…………いちばんうえのあにうえにだけはみられたくなかったのに」クスン

長兄「助けない方が良かったか?」

弟「そうではありません!」

弟「……あにうえに、なさけがないとおもわれたくないのです」

弟「ぼくだって、あにうえとおなじおとこなのに」

弟「こんなによわくて……」

長兄「……これから強くなれば良い。あの者達に負けないくらいにな」

弟「なら、けんをおしえてください!」

弟「あにうえとおなじくらいつよくなりたいのです!」

長兄「……まだ剣は早い。体が出来上がっておらぬからな」

弟「でも」

長兄「他の兄弟と共に外で遊ぶ事が、今のお前にとっての訓練だ」

弟「なら、いつおしえていただけるのですか」

長兄「12……どれほど早くとも11からだな」

弟「なら、そのときはおおしえください!」

弟「きっと、ゆうしゃをたおせるほどつよくなりますから!」

長兄「ああ。約束しよう」

弟「わあい!」

長兄「元気が出たか」

弟「…………ぐすっ」

弟「あのようなふくをきせられ、うつしえまでとられて」

弟「うぅっ……うあぁあああ」

長兄「……そう泣くな」

弟「ぐすっだって、だってっ……ぅぅ……」

長兄「……に、似合っておったぞ」

弟「あにうえまでそうおっしゃるのですか!? うわあああああ」

長兄「フォローを入れるつもりが口を滑らせてしまった」

長兄(しかし危ない趣味に目覚めそうな愛らしさだったな……)

弟「それに、ぼくの、ぼくの…………がちいさいとばかにされてっ……」

長兄「お前の……何がだ?」

弟「ぼ、ぼくの…………お、おt…………ん……」

長兄「……お前の年で気にする事ではないぞ」

弟「…………」

長兄「…………成人する頃には何もかも変わっているだろう」

弟「……どうしたらあにうえたちのようにおおきくなるのですか」クスン

長兄「年を取れば勝手に大きくなる。安心しろ」

弟「んう…………」

数日後

父親「お前……戴冠する前から何をやっている」

長兄「人間への停戦の申し入れでございます」

父親「それはわかっておる」

長兄「人間の国から、勇者達へ足を止めるよう連絡を入れるとの事です」

長兄「これ以上不要な犠牲を払う事はありませぬ」

父親「…………あと数日でこの地位はお前の物だ。好きにするが良い」

長兄「父上……!」

父親「無駄な事かもしれぬがな…………」

長兄(人間も警戒しているようではあるが)

長兄(彼等が疲弊している事に変わりはない)

長兄(このまま和平に持ち込めば……)

弟「あにうえ? うれしそうですね」

長兄「……ああ。勇者の進行を止められた」

弟「まことでございますか!?」

長兄「貴族共の説得には苦労したが……どうにかなりそうだ」

弟「あにうえはほんとうにがんばっておられます」

弟「たいへんなくろうをされました」

長兄「お前達を護りたいからな。それに……」

長兄「休戦は人間のためではない、あくまで魔族の犠牲を減らすために行うのだと」

長兄「これまで貴族や軍の上層部に説教をしてきたが」

長兄「本音は他にある」

弟「え?」

長兄「お前にだけは教えてやろう」

長兄「……これが何かわかるか」ペラッ

弟「じょせいのうつしえ? でも、まぞくとはちがうような……」

長兄「人間の女だ」

弟「に、にんげんの!?」

長兄「昔、人間という種族に興味が沸いてな」

長兄「化けて人間の集落に観察しに行った事があるのだ」

弟「に、にんげんのしゅうらく……?」

長兄「私はこの人間に出会い、惚れた」

弟「ほ、ほれ…………? え、えええええええ!?」カアア

長兄「争いをなくし、この女を護りたいと思った」

長兄「魔族と人間の双方に大切な者ができてしまった」

弟「だ、だからあれほどひっしに……?」

弟「そのじょせいをきさきに……?」

長兄「可能ならばそうしたいが……彼女には正体を明かしていない」

長兄「真実を告げれば確実に逃げられるであろうな」

弟「むりやりつれさりはなさらないのですか?」

長兄「強制する事は好きではない」

弟「わへいのあかしとしてめとることはふかのうでしょうか」

長兄「向こうの気持ちを知らんからな……」

長兄(彼女が勇者の一族だったとはな……)

長兄(せめて普通の人間であったならば……否、種族が異なる時点で叶わぬ想いだ)

長兄(命だけでも奪いたくはない)

弟「きぞくのようなゆうがさやこうきさはかんじられませんが」

弟「ふしぎなみりょくのあるおかたですね」

長兄「お前はわかってくれるか!」

弟「ははうえやあねうえより、ずっとやさしそうです」

長兄「素朴な女がこの城にはおらぬからな」

長兄「彼女は大自然の中で育った。器が大きい」

弟「いちばんうえのあにうえは、このじょせいをほんとうにあいしてらっしゃるのですね」

長兄「ああ、お前達と同じほどにな」

長兄(叶わぬとも、想っているだけならばこちらの勝手だ)

翌日

きゃああああああ

いやああああ

逃げろ! 逃げろおおおおお!

弟(なんだかさわがしいな)ガチャ

弟「え……?」

弟(あかい……)

部屋の中から覗いた回廊は、火と血で赤く染まっていた。

弟「あにうえ? あねうえ?」

弟「あにうえ!? どこですか!?」

三男「弟っ……こっちに来るんじゃねえ! ぐっ……」

ザシュッ

三男「…………」

弟「あに……うえ……?」

四女「弟、すぐに逃げなさい!」

弟「あねうえ? いったいなにが……」

三女「勇者が、勇者とその軍勢が奇襲を……っきゃああっ」

ドスッ

弟「あ、あねうえっ」

兵士1「ったく、魔王族は一体何人いるんだ」

兵士2「王子と王女だけで10人いるらしいぜ?」

兵士1「まあだガキが残ってたか」

弟「ひっ」

兵士1「さっさとこrぐあっ」

ザクッ

側近「弟様、御無事ですか!? すぐに逃げましょう」

弟「は、はい」

弟「た、たしか、いちばんうえのあにうえのこまづかいの……」

側近「側近でございます。長兄様の命でお助けに参りました」

弟「ね、ねえ、あにうえやあねうえはどうなったのですか……?」

側近「……今は逃げる事に集中いたしましょう」

弟「いちばんうえのあにうえは!?」

側近「長兄様は…………っ!」

長兄「弟……無事だったか」

弟「あにうえー!」ギュウ

長兄「今すぐに北へ遁れろ。お前まで死なせるわけにはいかない」

弟「あにうえ……?」

長兄「和平を申し入れても、結果は変わらなかったか……」

長兄「……側近、弟が充分な力を身に付けるまで存在を隠し通せ。良いな」

側近「はい……」

長兄「絶対に逃げ切れ」

側近「しかし、貴方様はどうなさるのです!?」

側近「次期魔王であらせられる長兄様を失うわけには参りません!」

長兄「これ以上兄弟を見殺しにしてなるものか」



先代勇者「……見つけたぞ」

先代勇者「お前達の所為でっ……お前達の所為で許婚はっ!」カキィン

長兄「くっ……」

先代勇者「お前等の魔力を高めるとかいうわけのわからない目的のためにっ」

先代勇者「許婚はお前等魔王族に喰われた……っ!」

先代勇者「絶対に許さねえ!」



弟「あにうえっ!」

側近「弟様、行ってはなりません!」

弟「あにうえが、あにうえがっ!」

弟「あれ……あそこにたおれているのは…………」

側近「…………」

弟「ちちうえ……? ははうえ…………!?」

弟「どう……して…………」

側近「……逃げましょう、弟様」



先代勇者「例え国に止められたとしても」

先代勇者「俺はお前等を許さない!」

長兄「故郷の意志より自らの復讐を選ぶか」

先代勇者「国の考えや休戦なんて関係ねえ!」

先代勇者「殺された人達の、許婚の仇を討つ!」

長兄「くっ……!」ギリリリ

先代勇者「……あいつも魔王族か」

弟「っ!」

長兄「あの者に手を出すな!」ガキィン

先代勇者「魔王族は皆殺しだ!」

弟「ひっ!」

長兄「待て」

長兄「父上が倒れた今、今日この時より」

長兄「魔王であるのはこの私だ」

長兄「正々堂々と戦ってもらおう」

先代勇者「ふん……どちらにしろ強者揃いの軍を連れてきた」

先代勇者「ここで逃がしたところで生き延びれはしないだろう」

先代勇者「わかった。他の魔王族を殺すのはお前を倒してからにしてやる」

長兄「……第二百七十一代魔王、この私が相手だ!」

弟「あにうえ、あにうえっ!」

側近「弟様!」

弟(あにうえのせなかがはなれていく、ちいさくなっていく)

弟(あにうえ……)

城外

弟「そっきん、あにうえたちやあねうえたちはあとからくるのでしょう?」

弟「みんなきをうしなってしまっただけで、いのちをおとしてしまったわけではないのでしょう……?」

側近「…………」

弟「そっきん…………?」

側近「ああ、弟様……おいたわしや……」ギュウウ

弟「そっきん…………」

弟「いちばんうえのあにうえはぼくたちと、あいしたじょせいをたすけようとしていただけなのに」

弟「そのあにうえをうらぎったにんげんを」

弟「……ゆるさない。ゆるしてなるものか…………!」

弟「にんげんなんてみなごろしだ…………!!」

側近「弟様…………」

側近「……ええ、人間共を皆殺しにしてしまいましょう」

側近「特に、あの勇者の一族」

側近「血を一滴残らず搾り取って、根絶やしにしてやりましょう……!」

ポワワワ

弟「これは、まおうのちから……」

弟「ということは、あにうえは…………」

側近「………………」

側近(魔王の力は、通常、儀式によって譲受されるけれど)

側近(所有者が力を他者に譲らずに命を落とせば、他の魔王族に自然と受け継がれる……)

弟「ちちうえやあにうえよりずっとつよくなって」

弟「このせかいのだれよりもつよくなって」

弟「ふくしゅうを……復讐を遂げてやる……!」

十年後

弟「…………」

側近「弟様は本当に強くなられました」

側近「魔王の力ももうじき使いこなせるようになられるでしょう」

側近「そして魔王として世に君臨し、人間共に絶望を与えてやるのです」

弟「……もう、いい」

側近「……弟様!?」

弟「これまで、戦う術の他に歴史も習ってきた」

弟「…………お前は何も思わないのか?」

弟「人間と魔族争いは、ただの復讐の繰り返しだ」

側近「しかし、奴等は長兄様達を……!」

弟「父上が人間の虐殺を行っていたのも事実だ」

弟「遺恨は消えぬが、人間の魔王族への報復は当然だった」

弟「そして俺がさらに人間に復讐を果たしても、一体何になると言うのだ」

弟「さらに双方の犠牲者が増えるだけであろう」

側近「…………」

弟「当時の俺には、兄上が考えている事の全てを理解する事は出来なかったが」

弟「俺が人間に復讐して兄上が喜ぶとは到底思えんのだ」

弟「俺の代で復讐の連鎖を断ち、戦死者をなくす事こそ兄上が望んでいる事だろう」

側近「貴方がそうおっしゃるのなら……」

弟「だが、安易に事を進めようにも、十年前の二の舞になる可能性がある」

弟「和平を持ち込む機会はなかなか訪れぬだろう」

弟(兄上にとっての契機は人間の女との出会いだった)

弟(その女はいまだ生きているのだろうか。それとも、既に戦死してしまったのだろうか)

弟(俺にも、兄上のような邂逅は訪れるのだろうか)

数年後

勇者「魔王、勝負だ!」

魔王(この子可愛いな嫁にしたい)

魔王(勇者と結婚するために和平の話でもするか)

魔王と勇者の結婚式後

勇父「……本当によく似ていたな。昔この村に来ていたあいつに」

勇母「ええ」

勇父「…………」

勇母「嫉妬してるの? もう私は貴方一筋よ」

勇母「あの時会った彼はきっと魔族だった」

勇母「でも、残忍な人ではなかった」

勇母「それはあの子が選んだあの人も同じ」

勇母「きっと上手くやっていくわ」

勇父「……ああ」


終わる

vipで立てた
魔王「安価でロリ勇者(嫁)とイチャつく」
のネタとして書き溜めていた。
ばいさる食らってる間にスレが落ちたためこちらに吐き捨て

まあなんつーか、これだけ書かれてもなぁという感じだ

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