磯風「司令のために秋刀魚を焼こう」島風(大丈夫かな?)(25)

秋刀魚を集めながら書く


http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/197131.jpg
http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/197004.jpg

島風「今日は出撃も遠征もなくてやることがないなー。連想砲ちゃん、何かアイディアはないかな?」

連想砲ちゃんA「キュー」

連想砲ちゃんB「フニャ~」

連想砲ちゃんC「ナイヨー」

島風「皆も特に思いつかないかー……んっ、この匂いは?」クンクン

島風「……魚の焼ける匂いかな? 行ってみよう」

――――――――


磯風「……」

秋刀魚「」ジュー

島風「……」チラッ

連想砲ちゃんA・B・C「……」チラッ

島風(磯風が真剣な表情で秋刀魚を焼いてる……)

磯風「むっ、そこにいるのは誰だ?」

島風「」ビクッ

島風「……秋刀魚を焼いてるのによく気配に気づいたね」ヒョコ

磯風「これくらい、造作も無いことだ。それより、なぜ隠れて見ていたのだ?」

島風「えっと……邪魔したら悪いかなと思ったの」

磯風「そうか。私は気にしないから堂々とそこで見ていていいからな?」

島風「うん、分かった」


連装砲ちゃんA「キューキュー」ジーッ

連装砲ちゃんB「フニャ~」ジーッ

連装砲ちゃんC「ジュルリ」ジーッ

磯風「……物欲しそうな目で見ても、あげないぞ?」

連装砲ちゃんA「キュー……」ションボリ

連装砲ちゃんB「フニャ……」ションボリ

連装砲ちゃんC「ショボーン」

島風「その秋刀魚、自分で食べるの?」

磯風「いや、司令に食べさせようと思って作っている」

島風「そ、そうなんだ……」

島風(そんな気はしてたよ。提督、大丈夫かな……ん?)


ボールA「」ヒューン

ボールB「」ヒューン


島風(どこからか突然ボールが!? このままじゃ磯風と秋刀魚が――)

磯風「むっ」スチャ ドンッ


ボールA「ウボアー」パァン


連装砲ちゃんC「セイシャー」ドンッ


ボールB「ギャフン」パァン


島風(す、すごい……ボールを見ずに的確に撃ち落とすなんて。連装砲ちゃんもナイスアシスト)

磯風「そこの連装砲ちゃん、良い働きをしたな」

連装砲ちゃんC「ドヤァ」

磯風「今度、何か食わせてあげよう」


島風(気づいたら仲良くなってるし……ん?)

ニャーニャーフギャーゴ

島風(こ、今度は野良猫がたくさん!? 秋刀魚を焼いた匂いで寄ってきたみたい……)

磯風「む、この秋刀魚はお前たちには渡さんぞ」

島風「こ、この数から守り切るのはさすがに難しいよ! どうしたら……ん?」

多摩「美味しそうな匂いがするにゃ……」フラフラ

島風(多摩さんも匂いに釣られてやってきた……)


島風「あの……どうしてここに?」

多摩「秋刀魚の匂いがしたからにゃ」

磯風「秋刀魚に釣られたところ悪いが、これは司令のために作っている物だから食えないぞ」

多摩「そ、そんにゃ……」ガックリ

磯風「落ち込むところ悪いが、この野良猫の群れをどうにかしてほしい」

多摩「多摩がしなきゃいけないのかにゃ?」

磯風「ああ、そこでまとわりつかれている連装砲ちゃん達や私達では無理そうだ」

ニャーニャー

連装砲ちゃんA「キュ、キュ-!」ジタバタ

ミャーミャー

連装砲ちゃんB「フニャ~~~!」ジタバタ

フギャーゴ

連装砲ちゃんC「モフモフ……」グッタリ

島風「いつの間に連装砲ちゃん達が!?」


磯風「頼む、島風と私だけでは守り切れる自信がないんだ」

多摩「……分かったにゃ。ただ、次は秋刀魚を多摩にも食べさせて欲しい……にゃ」

磯風「分かった」

多摩「交渉成立にゃ……では」


多摩「ふにゃあああああああ!」クワッ

ネコA「ニャッ!?」ビクッ

ネコB「ミャッ!?」ドキッ

ネコC「フギャッ!?」ギクッ

タタタタタ……

島風「すごい……野良猫がどんどん逃げ出していく」

磯風「助かった。感謝する」

多摩「感謝なんていらないにゃ。それより、秋刀魚の件は忘れないで欲しい……にゃ」

磯風「ああ、楽しみにしていてくれ」

多摩「ではにゃ……」

―――
――

秋刀魚「」ジュー

磯風「そろそろだな……」

島風「焼き目もしっかりしてて、美味しそうだね」

磯風「ああ、きっと司令も喜んでくれるだろう。皿に盛りつけて……よし、これでいいな」

磯風「では、早速司令のところへ行くとしようか」

島風「うん」

磯風「もちろん、お前たちもな」

連装砲ちゃんA「キュー!」

連装砲ちゃんB「フニャ~」

連装砲ちゃんC「アイアイサー」

――――――――――


提督「俺のために秋刀魚を?」

磯風「そうだ。是非食べて欲しい」

提督「……前みたいに、変な事してないよな?」チラッ

島風「横で見てたけど、変なことはしてなかったよ」

島風(提督が警戒してるよ。一体、過去にどんな料理を振る舞ったんだろう……)

磯風「ここに証人がいるんだ。今回は逃げずに食べて欲しい」

提督「……分かった。磯風の作った秋刀魚を食べよう」


提督「……」パクッ モグモグ

磯風「……」ドキドキ

島風「……」ゴクリ



提督「……美味い! 美味いぞ! 」

磯風「だから言っただろう、変なことはしてないと」

提督「やれば出来るじゃないか! しっかり焼けていて、とても美味しいぞ!」

磯風「……」チラッ

島風「やったね、磯風」ニコッ

磯風「ああ……」ニコッ

――――――――――


磯風「あんなに喜んで食べてくれるとは思わなかった」

島風「磯風が頑張ったからだよ」

島風(ちゃんと美味しい料理を振る舞ってもらえたからだろうけど……)

磯風「これからも司令が喜んでくれるよう、料理にチャレンジして行かなければな。ところで島風は、艦娘になってから料理をしたことはあるか?」

島風「ううん、まだないよ」

磯風「そうか。なら、これからは私と一緒に料理をしないか?」


島風「どうして?」

磯風「初心者同士が協力しあって料理を作る様子を想像したら、楽しそうだと思ったんだ」

島風(ごめん。磯風が何かして、てんやわんやする光景が真っ先に浮かんだよ……)

磯風「あと、私が島風と仲良くしたいと思った。だから提案をしてみたのだが」

島風「磯風……うん。今度一緒に、料理しよう」

磯風「本当か!?」

島風「でも、浜風達の誰かが一緒にいる時だけだよ。仲良く失敗したくないから」

磯風「分かった。予定が空いているのを確認したら、私から呼ぶとしよう」

島風「うん、分かったよ!」

磯風「あと、暇なら私のところへ来てくれて構わないぞ」

島風「……いいの?」

磯風「仲良くしたいと言っただろう。遠慮しなくていいんだぞ?」

島風「あ、ありがとう……」

磯風「礼は要らない。私たちはもう友なのだからな」スッ

島風「……うん!」グータッチ


終わり
読んでくれた人いたらありがとう

秋刀魚の進捗は19尾です
3-3で出なくなってきた

それにしても今回のアプデで磯風のネタキャラ化が著しいな

※拾い物
http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/197049.png
http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/197060.jpg
http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/197093.jpg
http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/197041.png

続きは速報の方で書いちゃったんだけどリンク貼っとく

磯風「島風が倒れて……事件か?」島風「死んでないよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444657229/)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom