遊真「暇だな」 (174)

暇があれば戦闘訓練とか思考訓練してそうだけど何か遊んでほしいスレ


遊真「……」

遊真「夜が明けるまで何時間もある」

遊真「暇だな」

遊真「外に出たい気分だけど店とかも閉まってるだろうし」

遊真「待てよ」

遊真(そういえば玉狛支部のテレビで……)


テレビ「あなたとコンビニファミリーマート♪」

テレビ「すぐそこサンクス♪」

テレビ「セブンイレブンいい気分♪」


遊真(ふむ……)

遊真「行ってみるか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444359606

コンビニ

遊真「二十四時間年中無休~♪」

店員「いらっしゃいませー」

遊真「これはどうもご丁寧に。お邪魔します」

遊真(本当に二十四時間やってるんだな)

遊真「さて、いろいろ見てみるか」

遊真「本も売ってるのか」

遊真「絵と台詞……漫画という奴だな」

遊真「ちょっと立ち読みしてみよう」

遊真「何年でも麻雀し続けられる……おれと同じ、そういうブラックトリガーかな」

遊真「消毒液、絆創膏……医療器具まである」

遊真「飲み物も品揃えがすごいな。それと、箱入りアイスに冷凍食品」

遊真「お菓子から肉、野菜まで食べ物もたくさんだな」

遊真「ああ、このカゴに買うものを入れるのか」

カゴを一つ取る遊真

遊真「何を買おうかな?」

遊真「焼肉さん太郎」

遊真「蒲焼さん太郎」

遊真「こいつら恐らく兄弟だな」

遊真「どちらが兄で弟なんだろうか」ウーン

遊真「どっちも買おう」ヨシ


遊真「チロルチョコきなこもち」

遊真「チカおすすめだったな」

遊真「袋で買うか」ポイ


遊真「カントリーマアム冬のショコラ味……?」

遊真「前にしおりちゃんにもらったのと違う」

遊真「バニラとココア以外にもあるんだな」

遊真「よしこれも」ポイ


遊真「主食は何にしようかな」

遊真「おにぎりかサンドイッチか」

遊真「スパゲッティに麺類、お弁当まであるし」

遊真「悩みどころですな……」ウーン

遊真「歩きながら食べられるのがいいな」

遊真「いくらまであるのか……よし、これ」ポイ

遊真「サンドイッチのハムカツって奴も……」ポイ


遊真「レジの近くに暖かい飲み物が置いてあって便利だな」

遊真「お茶を一つもらおう」ポイ

遊真「お会計に進むか」


遊真「……?」

遊真「白まんじゅう販売……?」

レジ

店員「お会計ですね」

遊真「うん」

遊真「ああいや」

遊真「これって買ってもいいの?」

肉まんやあんまんの入った棚を指差す遊真

店員「はい。こちらがお値段となります」

遊真「どうもありがとう」

遊真「ついでに聞きたいんだけど」

遊真「おすすめってある?」

店員「おすすめですか」

店員「そうですねえ。人それぞれですけど」

店員「私はピザまんが好きなのでおすすめですかね」

遊真(本当みたいだな)

遊真「じゃ、それ一つください」

遊真「それと……フランクフルトも一つ」

コンビニを出た遊真

レジ袋の中に手を突っ込む

遊真「さてと」

遊真「冷める前に暖かいものから食べていくか」

遊真「ピザまん……美味しいな。ピザ食ったことないけど」ハムハム

遊真「今度は肉まん買ってみようかな」モグモグ

遊真「お茶で一息つくか」ゴクゴク

おにぎりを手に取る

遊真「いくらのおにぎり……これどうやって剥がすんだ」

遊真「ああ、こうか」ペリペリー

遊真「よくできてるなー」

遊真「お寿司とは違ってまた美味いな」モグモグ

サンドイッチに手を出す

遊真「これはどうだろう」

遊真「やっぱりパンで具をはさむのは万能だな」パクパク

遊真「三つ入りのも買ってみたかった」

お菓子にも手をつける

遊真「焼肉さん太郎……」パクッ

遊真「レイジさんの肉肉肉野菜炒めよりピリ辛だな」

遊真「蒲焼さん太郎はどうだ」パクリ

遊真「美味しいけど……焼肉との違いがあまり分からん」

遊真「チロルチョコきなこもちもなかなかいけるな」

遊真「これの残りとカントリーマアムはオサムとチカと分けて食べようっと」

差し込んでくる光を感じて顔を上げる

遊真「……夜が明けるな」

遊真「みんな起きてくる前に玉駒支部に戻るか」

遊真「あ、フランクフルト忘れてた」

遊真「食べながら歩こう」パクッ

遊真「これもいいな……」モグモグ


遊真「コンビニ便利だな」

遊真「また行くか」

×遊真「みんな起きてくる前に玉駒支部に戻るか」
○遊真「みんな起きてくる前に玉狛支部に戻るか」



玉狛支部

遊真「オサム、チカ、これやるよ」

チロルチョコの袋を差し出す

千佳「あっ、これ美味しいよね! ありがとう遊真くん」

修「ありがとう。でもこれいつ買ったんだお前」

遊真「夜暇だったんで、コンビニでな」

修「夜道一人で歩くのは危ないから気をつけろよ」

千佳「そうだね。怖い人たちとかいるかもしれないし」

遊真(別に不良とかに会ってもぶっ飛ばせるんだけどな)

遊真「分かったよ。ありがとう」

コンビニ おわり

陽太郎の台詞ってどこら辺までひらがななんだろうか



玉狛支部

小南「暇ね」

遊真「模擬戦する?」

小南「そういう気分じゃないのよね」

陽太郎「おまえらひまか?」

陽太郎「ひまならおれをつれていってほしいばしょがある」

小南「どこよ」

陽太郎「ビデオ屋さんだ」

遊真「ビデオ屋さん?」

陽太郎「見たいアニメがあってな」

遊真「アニメ? ああ、テレビでやってる奴か」

遊真「でもここにテレビがあるのになんで別の場所に行くんだ?」

陽太郎「ビデオ屋さんには、たいせんきろくみたいにろくがしておいてあとで再生できるやつがいっぱいあるんだ」

遊真「なるほどな。いろんなテレビ番組のログがあるのか」

陽太郎「ちなみにビデオ屋さんにはビデオはないぞ」

遊真「面白い……嘘じゃないみたいだな?」

遊真(ビデオ屋さんなのにビデオがないとは一体……)

小南(ちょっと興味を持っているみたいね)

小南(ここは師匠として社会見学させてやるべきね)

小南「いいわよ陽太郎。連れてってあげるわ」

小南「ついでに遊真も一緒に来なさい」

陽太郎「うむ。世話になるぞ」

遊真「お供させていただきます」


小南「会員証も持ったし出発するわよ」

小南「雷神丸は犬だから連れていけないわ」

陽太郎「しょうがないな」

遊真(犬とは……)

ビデオ屋

陽太郎「おれが大人なら小南を引っ張り出すこともなかったのだがな」

小南「まだ会員証作れる年齢じゃないものね」

遊真「どういうことなんだ?」

小南「つまりね……」カクカクシカジカ

小南による会員証についての説明

遊真「ふむふむ、身の証を立てて会員証を得て、それを保証にDVDやBDを借りるというわけだな」

小南「そういうことよ」

小南「じゃ、一時間後までに借りるものを決めてね」

小南「一人三本までよ。新作は不可」

遊真「お金ならおれが払うけど」

小南「馬鹿ね。こういうときにこういうのはあたしが払うものなの」

小南「あたしは書店コーナーで立ち読みしてるから、選び終わったら声をかけなさい」

遊真「分かった」

陽太郎「もう二本……いや、一本だめか?」

小南「駄目」

遊真「といっても、何を選べばいいか分からないな」

陽太郎「ふふふ……」

陽太郎「なやんでいるようだな」

陽太郎「なやめるゆうまにおれがレクチャーしてやろう」

陽太郎「おれをたのみについてこいゆうま」

遊真「ふむ、よろしく頼む」


旧作と新作について

陽太郎「小南はケチだからな。旧作のラベルがついているのを借りるんだ」

遊真「新しいほど高いということか」

陽太郎「そういうことだ」


種類について

陽太郎「えいがはないようによってジャンル分けされている」

陽太郎「こわいやつや面白いやつ、ふしぎな奴とかな」

陽太郎「人が出てくるのはじっしゃで、絵が動くのがアニメだ」

遊真「どっちも日曜日の朝に放送されてるな」

陽太郎「仮面ライダーやせんたいものはとくさつというのだ」

遊真「とくさつ」

陽太郎「おそらくとくべつなさつえいが行われていることからそういうのだろう」

遊真「へえ」


ノンフィクションについて

遊真「この、ノンフィクションっていうのは?」

陽太郎「フィクションはうその話だけど、ノンフィクションは本当の話をもとにしている話だな」

遊真「前にノンフィクションとか銘打たれたドラマ見たけど嘘だったな」

陽太郎「あくまでじつわをもとにさいこうせいした話だからな」

遊真「おや、『A級五位嵐山隊 知られざる結成秘話』……?」

遊真「ノンフィクションの棚にあるが、これは……」

陽太郎「ノンフィクションということになっている。やみにふれるなゆうま」

何を借りる?

陽太郎「異世界からやってきた男の子が、めんどうみのいい男の子とくらすお話なんてどうだ」

遊真「ほう、そんな話があるのか」

陽太郎「じっしゃよりアニメの方がそういうの多いぞ」

遊真「じゃ、アニメをメインに見てみようかな」

陽太郎「アニメにもいろいろあるから、まずはこういったものから入ることをすすめるぞ」

遊真「ふむ……」

遊真「この辺でいろいろ見てみるか」



小南「で、決まったの?」

小南「ふうん。ま、いいでしょ」

小南「あんたたち二人とも借りるんだから、テレビは譲り合って使いなさいよね」

遊真「了解」

陽太郎「おう」

玉狛支部

テレビ「急がず焦らず~♪」

テレビ「参ろうか~♪」

遊真「……」カチ

千佳「何見てるのかなと思ったら……懐かしいね」

遊真「あのしゃくはトリガーなのかな?」

千佳「違うと思うよ」

遊真「カズマも面倒見の鬼だな」

千佳「石好きと橋好きでなんか親近感を感じるよね。全然関係ないけど」

遊真「電ボは苦労人、いや苦労蛍だな」

千佳「『さすがですおじゃる丸様、見事子鬼めらを追い払われました!』」

遊真「!?」

千佳「似てる?」エヘヘ

遊真「なかなかのクオリティだったぞ」


テレビ「チェンジザニューワー♪」

遊真「……」

修「あれ、空閑。何見てるんだ」

遊真「ビデオ屋さんで借りたDVDだ」

修「面白かったか?」

遊真「まだ一話だから何とも言えん。これから二話を見るところだ」

修「もうすぐ夕飯だから一旦見るのはやめてくれ」

遊真「ええー。まったくしょうがないな。早く食べようっと」

修(楽しんでいるようだな……)


遊真「ビデオ屋さんでDVDを借りるのは結構楽しいな」

遊真(とはいってもおれの身分じゃ会員証が作れないしこれが最初で最後かな)

小南「また行きたいの? たまにならいいわよ」

小南「陽太郎もあんたにお兄ちゃんぶりたいみたいだし」

小南「でも今度からは自分の借りる分は自分で払ってね」

遊真「いいの?」

小南「いいも悪いもないわよ」

遊真「そうか」

遊真「では、また機会がありましたらよろしく」


ビデオ屋 おわり

読んでくれている人ありがとう
遊真におじゃる丸のようにまったりしてほしい

ボーダーズミッションかな? 小南先輩そうなのか…
今日が銭湯の日だと気づいたから滑り込む



夜道をふらついている遊真

灯りをつけている施設を見つけて立ち止まる

遊真「んん?」

遊真「みかどの湯……湯? 銭湯……ふむ」

遊真「あっちにもあったな。公衆浴場というやつか」

遊真「ゆっくり入る時間なんてなかったけど」

遊真「こんな遅い時間までやってるのか」

遊真「……」

遊真「入ってみよう」ガラッ

銭湯

遊真「ここで靴を脱ぐんだな」

遊真「でも他の人が脱いだ靴がないな」

遊真「ああ、このロッカーに入れるのか」

遊真「よし、次は……」

受付のお婆ちゃん「お客さん、鍵を持って行くの忘れてますよ」

遊真「鍵? ああ、この札か」

遊真(面白い仕組みだな)

遊真「教えてくれてありがとう」

遊真「おれ公衆浴場に入るの初めてなんだ。他に何かすることある?」

お婆ちゃん「まず私に入浴料金を払ってくださいね。小学生は200円ですよ」

遊真「おれ中学生だよ」

お婆ちゃん「でしたら大人(12歳以上)なので450円ですね」

遊真「はい、料金」チャリン

お婆ちゃん「で、そこの自動販売機で使い切りのタオルとか石鹸とか売ってますんで、何も持ってきてないなら買ってください」

遊真「ふむふむ」

お婆ちゃん「脱衣所に行ったら、ロッカーに着替えや貴重品を入れてください」

お婆ちゃん「鍵はお風呂に入るときも手首に巻いてなくさないよう気を付けてくださいね」

遊真「了解。ありがとう」

お婆ちゃん「どういたしまして」


遊真(二つの入り口が男と女で暖簾分けされている)

遊真(男湯はこっち)ファサッ

遊真(……)

遊真(なんとなくくぐるのいい感じだな)

自動販売機の前

遊真「飲み物どころか風呂の道具まで、何でも自動販売機で売ってるんだな……」

遊真「上がったあとからだ拭くタオルと、からだを洗うのと、頭を洗う奴を買えばいいかな」

遊真「これとこれとこれ……でいいんだよね」ピッピッピッ ガチャンガチャンガチャン

遊真「歯磨き粉よりも小さいチューブだな。一回分だしこんなものか」

遊真「よし、準備OK」

脱衣所

遊真「こじんまりしてるな」

遊真「ロッカーに服を入れて、鍵をかけて」カチッ

遊真「なるほど手首に巻くってこういうことか……」キュッ

遊真(こういう鍵って銭湯特有なのかな)

遊真「それにしても人いないな……」キョロキョロ

遊真「ん? 『おんせんのはいりかた』?」

遊真「まず掛け湯をしてください……浴槽にタオルを持ち込まないで……ふむふむ」

遊真「まあ大体大丈夫だな。さっき買った奴持って行くか」

浴室

遊真の他に客はいないようだ

遊真(誰もいない)

遊真「まずシャワーで掛け湯して……」ザー…

遊真「あれ、途中でシャワー止まった」

遊真「もう一回スイッチ押せば出るけど」ザー…

遊真「出しっぱなしできないということだな」ウン

遊真「もう風呂に入ってもいいよな」


掛け湯を終えて湯船に浸かる

遊真「ふう……」カポーン

遊真「やっぱり広いな……」ノビノビ

遊真「……」

遊真「壁一面青くて大きい山だなあ……何の山だろ……」

遊真「そろそろからだを洗うか」ザバー

体を洗って脱衣所に戻り

タオルで拭いて服に着替える

遊真「いいお湯でしたな」

遊真「使い切りのはこのゴミ箱に捨てるんだな」ポイ

遊真「おや、自動販売機がもう一つ」

遊真「こっちは飲み物を売ってるのか」

遊真(確か……)



回想

玉狛支部

小南「あたしの牛乳がない!」

迅「やっぱり風呂上りは牛乳だな~……あっ」

小南「あたしの! 牛乳!」

迅「うわっ、ごめん……飲んでいい奴かと」

小南「違うんだけど! 弁償してよね!」

迅「うんごめんな……読み逃しちゃった……」

回想終了



遊真「牛乳、フルーツ牛乳、コーヒー牛乳……」

遊真「牛乳の品揃えがやたらにいいな。銭湯だからということか」

遊真「一つ買ってみるか」チャリン ピッ ガチャン

遊真「ガラス瓶の容器だな。蓋は紙か」

遊真「飲み終ったらガラス瓶はこのカゴに入れる……ふうん」

遊真「……」ゴクゴク

遊真「……」フー

遊真「うん。美味しいな」

遊真「お世話になりました」

お婆ちゃん「どうも、またいらしてください」

お婆ちゃん「よかったらどうぞ」

遊真「何の紙?」

お婆ちゃん「割引券ですよ。ぜひ」

遊真「ありがとう」

玉狛支部

小南「ええー、どうすんのよ」

木崎「すみません、俺も手は尽くしてみたんですが」

林藤支部長「気にするな。それにしても、業者さんが来れるのは明日だしどうするかな」

小南「まああたしたちはいいけど迅とかは困るんじゃないの?」

宇佐美「陽太郎だけでもうちに連れてってあげるべきか」

迅「うーん、でもまあ大丈夫だっておれのサイドエフェクトが」

小南「読み逃したくせに」

迅「うっ……」



千佳「あれ、どうしたの?」

修「水道の調子がおかしいんだって。水しか出ないそうだ」

千佳「住み込みの人はお風呂入れないね……」

遊真「ふむ……」




遊真「あのさ」

遊真「こんなのがあるんだけど……」

銭湯 おわり

ボーダーズじゃなくてボーダレスミッションだよあほか…
スマボと混じってたみたい すまん

いいアニオリだった
温泉 公式 ありがとう
プール回 お化け屋敷 新シリーズ期待してます
新幹線に乗ったとか言ってたのでそういうネタ





迅「四塚市まで、あとは新幹線に乗るだけだな」

宇佐美「はい、みんなの分の乗車券と特急券だよ。なくさないようしっかりね」

修・遊真・千佳「ありがとうございます(!)」

迅「新幹線が来る時間までまだあるな。駅弁でも買っとく?」

宇佐美「いいね~」

修「それはいいですね」

千佳「賛成です」

遊真「えきべん?」

修「駅ごとに特色を凝らした弁当のことだな」

千佳「ご当地の名物を取り上げていたり、特産物を生かしてたり……いろいろあるんだよ」

遊真「それは面白そうですな」

迅「興味あるか? 美味いぞー駅弁は。景色見ながらだと補正がかかっていいんだよなー」

宇佐美「いろいろ売ってるから、まずは見て回って好きなの選んでごらん」

遊真「分かった。で、どんなのがあるんだオサム、チカ」

修「そうだな……とりあえずあっちのお店から見ていこう」

千佳「たくさんあるからね!」

三雲隊で駅弁選び

修「鮭と肉そぼろと卵の三色弁当なんてどうだ」

千佳「重箱仕立ての海鮮弁当も美味しそうだよ」

遊真「どれも豪華な内容だな」


修と千佳のススメ

修「牛タン弁当も鉄板といえば鉄板だな」

千佳「穴子のお寿司とか鰻のお寿司もあるよ」

遊真「ううう……選択肢を増やさないでくれ……」


アドバイス

修「とりあえず肉か魚かで決めてみたらどうだ」

千佳「白いご飯か炊き込みご飯か酢飯かってところで考えてもいいかもしれないね」

遊真「うーむ……」


修と千佳がいろいろ勧めてくれた中で悩んだ末に三つまで絞った

遊真「海の幸を彩りよく盛りつけた海鮮弁当か」ウーン

遊真「卵焼きとか煮物とかいろいろ入っててお得な幕の内弁当か」ムムム

遊真「でも鶏めしって奴も美味しそうなんだよな」ムムムム


宇佐美「決まったかな?」

迅「そろそろホームに行く時間だぞ」


遊真「おっと、うっかりしていた。いい加減決めないとな」

遊真(オサムとチカがあれがいいこれがいいって勧めてくるのが楽しくてつい時間が経ってしまった)

遊真「どれにしようかな」ムムム

千佳「ねえ修くん……」ゴニョゴニョ

修「ああ、そうだな……」ゴニョゴニョ


修「空閑。それ全部買おう」

遊真「?」

千佳「私たちでその三つを分け合って食べたらどうかなって」

遊真「!」

遊真「なんで?」

修「ぼくたち、自分も食べたい弁当を空閑に勧めてたからな」

千佳「遊真くん、その三つのどれも食べてみたいんだよね。私たちも同じ気持ちだよ」

遊真(嘘じゃないんだよなー)

遊真「そういうことでしたら、お言葉に甘えますか」


宇佐美「いい感じですな~」

迅「いい感じだな~」

そんなこんなで駅弁を購入し

新幹線に乗り込む遊真たち


窓の外を流れる景色を眺めつつ弁当を食べ

ゆったりと時間を過ごすのであった




席順は

空白 迅 |  |
千佳 遊真|通路|
修 宇佐美|  |

みたいな感じで

ずれた
迅さんが前
千佳と遊真が隣
その後ろに修と栞ちゃん


遊真「ところでチカ、その椅子を傾ける奴どうするんだ」

千佳「これはね、ここを押しながら後ろに体重を傾けて……」

千佳「あ、倒す前に後ろの人に倒していいかどうか聞こうね」

遊真「了解」

遊真「しおりちゃん、椅子って倒していい?」

宇佐美「良いですぞー」

遊真「ありがとうございます」

プシューという音を立てて隣の車両との間の扉が開く

様々な商品を積み込んだカートを押した女性が入ってきた


車内販売のお姉さん「冷たいお飲み物はいかがでしょうか~♪」ガラガラ

おじさん「すみません、いいですか」

お姉さん「はい。商品はこちらのリストからどうぞ」

おじさん「牛タンください」

お姉さん「500円です」

チャリン ドウモー


お姉さん「お弁当もございます~♪」ガラガラ

子供「はーい、お願いします」

お姉さん「はい、ご注文は」

子供「ポッキーください」

お姉さん「300円です」

チャリン ドウモー


遊真(どうやら座ったままでものを買えるらしい)

遊真(お店の方が人力で移動するのか。いたせりつくせりだな)

千佳(遊真くん車内販売のお姉さん見てるなあ。何か買いたいのかな?)

千佳「遊真くんも何か買いたいものあるの?」

遊真「興味はあるけど、具体的には別にというか、まあ」

千佳「すみませーん、こっちいいですか?」

お姉さん「はい、今行きますねー」ガラガラ

遊真「えー?」

千佳「私もともと飲み物買おうって思ってたの」

千佳「ついでに遊真くんも何かほしいものあったら買おうよ」

遊真「そこまで言うならしょうがありませんな」


遊真に商品リストを渡している間千佳が注文を済ませる

千佳「お茶ください」

お姉さん「ウーロン茶と緑茶の二種類ございますが」

千佳「緑茶で」

チャリン ドウモー


千佳「遊真くんは何か買う?」

遊真「うーん」

遊真「アイスのバニラ一つ、お願いします」

お姉さん「はーい」

チャリン ドウモー

バニラのカップアイスを購入した遊真

千佳「アイス美味しい?」

遊真「固くてスプーンが刺さらない……」ザクッザクッ

千佳「大丈夫?」

遊真「まあ気長に取り組むよ」


そして時間が経ち

遊真「……! スプーンが刺さるようになってきたな」

遊真「……?」

千佳「……」zzz

遊真(寝てるな。起こさないよう静かにしてるか)

遊真(後ろは……)

遊真(オサムもしおりちゃんも寝てるな。疲れてるんだろう)

そうこうしているうちに降りる駅が近づいてきた

千佳も修も寝てしまっているが迅は起きているようだ

迅「そろそろ四塚市だな」

遊真「他の人起こす?」

迅「まだ大丈夫さ」

遊真「そっか」

迅「これからの合宿、みんなで力を合わせてがんばるんだぞ」

遊真「言われなくとも」

新幹線 おわり

入れようと思って忘れたネタ

遊真「自動改札に乗車券と……」ガシャン

改札機のゲートが閉まる

遊真「えっ、おかしいな。まだ特急券入れてないんだけど」

修「空閑、二枚同時に入れないとエラーになるぞ」

遊真「ええ……」


もう一つ

車掌「切符確認お願いします」

千佳「はい」スッ

カシャン

車掌「ありがとうございます」

遊真(乗車券を見せるのか)

遊真「はい」スッ

カシャン

車掌「ありがとうございます」


遊真「改札通ってるのにわざわざ目視でも確認するんだな。なんでだ?」

千佳「車掌さんから話しかけることで親しみを持ってもらうため……って聞いたことがあるかな」

遊真「それはそれはお疲れさまですな」

千佳「端から端まで歩くんだものね」


修「橋がどうしたって?」

遊真「そのはしじゃないぞ」

ポッキー160円くらいだった… 適当に書いてしまった
増量バージョンということで

玉狛支部のおやつでポッキー(普通のチョコレートの奴)が出たりして
それを食べた遊真がその後コンビニ行って
極細とか宇治抹茶とか他にいろいろなバージョンがあることに気付いて
色違いたくさんあるなーとか思いながら買って食べてほしい
千佳ちゃんあたりがいちご味持ってきて分けたりとか

知識はWikipediaから参照 間違ってたらごめん



玉狛支部 屋上

遊真「……」


修(屋上に行ったら空閑がいた)

修(黙って空を見上げている……)


修「空閑、何を見てるんだ?」

遊真「あの変な雲。あっちにまっすぐ伸びてってるやつ」

修「ああ、飛行機雲か」

遊真「ヒコウキグモ?」

修「飛行機雲ってのは、飛行機が飛んだあとにできる細長い雲のことだ」

遊真「待て待て、ヒコウキ?」

修「空を飛ぶ乗り物のことだ。とても速い速度で遠くに行ける」

修(……とは言ってみたが、こういう説明でいいんだろうか)

遊真「なるほど、自爆しないイルガーか」

修「それは違うぞ空閑……そもそも飛行機はトリオン兵じゃない」

遊真(トリオンの力で動いてないなら何の力で動いてるんだ?)

遊真(まあいいか)

遊真「ヒコウキというのは何人乗りなんだ?」

修「飛行機の種類にもよるけど、少なくても数十人から百人くらいは乗れるんじゃないか」

遊真「そんなに乗せたら重いだろうに、よくあんなに高いところを飛べるもんだな」

修「詳しくはぼくもよく知らないが、風の力を利用することで、飛行機みたいな重いものでも空を飛べるらしいぞ」

遊真「風の力ってすごいな」

遊真「で、そのヒコウキが飛ぶとなんで雲ができるんだ? 煙じゃないのか?」

修「うん。飛行機雲はあくまで雲で、煙じゃないらしい」

修「飛行機は飛ぶときにエンジンから水蒸気を排出する」

修「その水蒸気がその場に置いてけぼりにされて、大気中で凍って空に浮かぶ雲になるそうだ」

遊真「だからヒコウキが飛んだあとをなぞるようにしてまっすぐな雲ができるんだな」

修「そういうことだ」

遊真「じゃあ、あのヒコウキグモの先頭にはヒコウキがいるというわけか」

修「ここからじゃ見えないくらい遠くにまで行っちゃったけどな」

遊真「ヒコウキはどこまで行くのかな」

修「どこまでだろうな……国内かもしれないし、外国かもしれない」

遊真「別の国まで飛ぶやつもあるのか?」

修「日本は島国だから、外国に行くには海を渡るか空を飛ぶかなんだ」

遊真「ヒコウキは空の架け橋というわけだな」

修「そうとも言えるな」

飛行機雲が出るってことは明日あたり雨だねぇ

遊真「ヒコウキは便利なんだな」

修「ああ、どんなに遠くへもひとっ飛びだ」

遊真「具体的にどこに行けるのかが分からんけど」

修「基本、乗り継ぎも含めれば空港のある国ならどこでも行けるぞ」

修「アメリカとか、イギリスとか、ドイツとかエジプトとか……いろいろ」

遊真「知らない国ばっかりだな」


遊真「あ」

修「?」

遊真「話し込んでるうちにヒコウキグモが消えた」

修「わ、悪い」

遊真「別に謝ることじゃない」

遊真「ところで、なんでオサムは屋上に?」

修「あっ」

修「千佳とお前と三人で会議というか相談をするから呼びに来たんだ」

遊真「それを早く言えよ」

修「すまん」


遊真(ヒコウキか……)

遊真(ヒコウキに乗ってアフトクラトルまでひとっ飛び)

遊真(できないけどな)

遊真「ほら、早く行くぞ」

飛行機 おわり

飛行機雲の話にしようかと思ってたけど書いてるうちに飛行機の話になった

>>48さんのレス見て雨の日の玉狛支部


陽太郎「うぶぶ……そとにでれないだと……」

小南「雨なんだからしょうがないじゃない」

陽太郎「らいじん丸をさんぽにつれてってやらなければならないのに……ストレスがたまるんだぞ……」

雷神丸「スヤァ」zzz

小南「健やかにソファーで寝てるじゃないの。あんたが外行きたいだけでしょ」

陽太郎「むむむ」

千佳「……陽太郎くん」チョイチョイ

陽太郎「?」

千佳「てるてる坊主、作る?」

陽太郎「……!」パァッ




遊真「……何作ってるんだ?」

千佳・陽太郎「「てるてる坊主」」

てるてる坊主 おわり
(三3三)って顔のてるてる坊主も増える

一緒に作るのが楽しかったからそれでOK もしも雲って泣いてたら 空を眺めてみんな泣こう
なんかこういう感じの好きなのでそういうのいいよねって感想うれしいです
今回は遊真の出番は主に前半です



三門市立中学校 下校路

学校の帰り道、雑談しながら玉狛支部に向かう三雲隊


千佳「それで今度、出穂ちゃんと一緒に服買いに行こうねって約束したの」

千佳「出穂ちゃんは今度の土曜日はどう? って言ってたんだけど、その日ってどうだっけ」

修「そうだな、その日は確かぼくたちも防衛任務は入ってなかったはずだぞ」

遊真「じゃあ、チカはイズホと服を買いに行けるな」

修「一応、あとでちゃんと確認しなきゃだけどな」

修「それから、もし急に呼び出しがかかることになったら、悪いけど……」

千佳「それは当然だから気にしないで」

遊真「ま、とにかく今は大丈夫そうなんだろ。当日何もなければいいな」

千佳「うん!」

車「~~♪~~♪」


遊真「……?」

遊真「どこからともなく歌が聞こえてくる……?」

千佳「あ、これって……」

修「近いな。この分じゃこっちに来るんじゃないか?」

千佳「珍しいね」ソワソワ

修「最近あんまり見かけないからな」ワクワク

遊真(二人とも事態を把握してるみたいだ。特に危険はなさそうだな……)

千佳「行ってみよう?」

修「ああ!」

遊真(どこ行くんだ……? とりあえずついていくか)

車「石焼~きいも~、お~いも~♪」


千佳「やっぱり……!」

遊真「なんだあの車」

修「石焼き芋の移動販売だ。ちなみにあの車は軽トラック……改造されてるけど」

千佳「さつまいもを石で焼いたものを、ああして車で回って売ってるんだよ」

遊真「ほほう、お味は?」

千佳「甘くて美味しいよ!」

修「ああいうのって、普通に焼いた芋よりもなんだか美味しい気がするんだよな」

車「石焼~きいも~、お~いも~♪」

女性「こんにちは、一ついただけますか?」

おじさん「はいどうも~」

子供「一個くださーい」

おじさん「ありがとね~」


修・千佳「……」ソワソワ

修「空閑、つかぬことを聞くが、お前焼き芋食べてみたいか?」

遊真「興味はあるかな。一つ試してみたい」

修「よし、買ってみるか。ぼくも久しぶりに食べたいし。千佳はどうだ?」

千佳「わたしも食べたいから賛成! ……したいんだけど」

千佳「でも修くん、このあと支部で晩ご飯をご馳走になる予定じゃあ……」

修「あっ……そうだな……焼き芋食べたらもうご飯が入らなく……ううん……」

修「そうだ、電話してもうご飯の用意してるかどうか聞いてみよう」

修「もしまだだったら、焼き芋買っていくのでご飯はいいですって」

千佳「そっか、そうすればいいね!」

千佳「今日の晩ご飯はレイジさんが担当だったね。わたし電話してみる」サッ

修「頼む」


遊真(まあ、おれも興味あるけど……)

遊真(なんだか二人ともおれを口実にしてる節があるよな……?)

ピポパ トゥルルル…


木崎『はい、木崎です』

千佳『もしもし、レイジさん? 雨取です。今、電話しても大丈夫ですか?』

木崎『千佳か。電話は大丈夫だ。どうした?』

千佳『実は……』


木崎『なるほど、分かった』

木崎『結論から言うと、買ってもいい。まだ夕飯の材料を迅と烏丸に買いに行ってもらっているくらいだ』

木崎『炊く米の量を減らしておこう』

木崎『ただし、主菜副菜は取ってもらうからな。おかずは残すなよ。身体づくりは大事だ』

千佳『ありがとうございます……!』

木崎『ああ、…………おい、……何、…………! まったく……はぁ……』

千佳『レイジさん? どうしたんですか?』

木崎『ああいや……、その、申し訳ないんだが……焼き芋を一つ余計に買ってきてもらうことはできるか?』

木崎『陽太郎が電話を聞いていて、おれもいしやきいもをたべたいと言い出して……もちろん金はあとで払うから』

千佳『ふふふ……そういうことなら大丈夫ですよ』

木崎『すまないな』

木崎『移動販売の石焼き芋は高いからな。無理だったら断っていいんだぞ』

千佳『余計に払える分はわたしが持ってるから大丈夫ですよ。買ってきますね』

木崎『ああ、頼んだ』


ブツッ

千佳「修くん、遊真くん、許可取れたよ!」

修「やったな千佳! すみませーんおじさん、焼き芋ください!」

遊真「おれもください」




遊真「あったかくて甘いし腹は膨れるしすごい食品だなこれは」モグモグ

修「気に入ったようでよかったよ」モグモグ

千佳「陽太郎くんの分が冷めちゃう前に急ごうか」モグモグ


遊真(ふむ、確かにこの味なら……)モグモグ

遊真(オサムとチカが目を輝かせていたのにも納得だ)モグモグ

遊真(今日はちょっと、二人の意外なところを見れたな)モグモグ

玉狛支部

陽太郎「たのしみだなー」

木崎「……」

陽太郎「レイジはたべたくないのか? たのめばよかったのに」

木崎「頼めるか……。いいか、ちゃんと千佳には自分のおこづかいからお金を返すんだぞ」

陽太郎「わかっているとも」

小南「えっなになに、話聞かせなさいよ……ふむふむ?」

小南「陽太郎ばっかずるいわね。あたしも頼めるなら頼めばよかった」

木崎「一本五百から七百円もするんだぞ、後払いするとはいえそういくつも頼めるか」

小南「言われてみればそれもそうね……ちょっと陽太郎、あとで一口分けてくれない?」

陽太郎「だめだ」

小南「むう……」

木崎「……」

ピポパ トゥルルル…

木崎『もしもし、迅?』

迅『レイジさん。そろそろ電話してくる頃だと思ってたよ』

木崎『視えていたのか?』

迅『メガネくんたちが帰る時刻まではどうなるか分からなかった』

迅『けれど、もう未来は確定した』

木崎『そうか。なら……』

迅『ああ』

迅『既にさつまいもは支部の人数分カゴに入れてる。あとはレジに通すだけだ』

迅『アルミホイルも買う?』

木崎『それは既にあるから大丈夫だ』

迅『OK』

木崎『さつまいもの種類についてだが』

迅『紅あずまにしろっておれのサイドエフェクトが言ってる』

木崎『そうか。それでいい』

ブツッ…

スーパー

烏丸「迅さん、何の電話だったんです?」

迅「今日の晩飯はみんなで焼き芋にしようって電話」

烏丸「ああ、だから真っ先にさつまいもカゴに放り込んでたんですね」

迅「そういうこと」

迅「さ、早く買い物を済ませて帰ろうか。おかずはいつも通り作るしね」

玉狛支部

木崎「……」

木崎「たまにはいいだろう」

焼き芋 おわり

この後レイジさんならただ焼くだけじゃなくて天ぷらとかにもしてくれる みんなで取ろう食物繊維
ふと思った 紫芋の意表をつく断面を見ても、遊真は最初っからそんなもんだと思って驚かないのかもしれない

千佳ちゃんブラックライトニング光彦になるんだな


玉狛支部

林道「はあ…ずっとモニター見てると疲れが目にしみるなあ」

宇佐美「お仕事お疲れさまです。三時ですし、おやつ食べません?」

林道「おー、いただこうかね。休憩だ休憩」

宇佐美「たしか冷蔵庫に貰い物の羊羹があったはず……取ってきますね~」

林道「頼んだ」

宇佐美「うーん……この辺に羊羹が~……あった!」

宇佐美「あと必要なのは……あれ、どこだろう……」

遊真「何か探しもの?」

宇佐美「遊真くん! ちょうどいいところに」

宇佐美「今ね、つまようじ探してるんだ。でも見つからなくて」

遊真「すぐ後ろに置いてあるけど」

宇佐美「え? ……ホントだ! わあ、なんで気づかなかったんだろ……」

宇佐美「ありがとね遊真くん」

遊真「どういたしまして」

宇佐美「そうだ、これからボスとおやつなんだけど、遊真くんも食べない?」 

遊真「いいですな。では、ゴショウバンに預からせていただくとしますか」

宇佐美「じゃ、行こうか! あ、お茶も持ってこっと」

遊真「で、おやつ? ってそれ?」

遊真「なんかカラフルなボールだね。ゼリー?」

林道「いんや、これは羊羹っつーんだ。餡子を寒天で固めた奴な」

宇佐美「そしてこれはその中でも特別に丸くて甘い羊羹、その名も……」

林道・宇佐美「玉羊羹!」

遊真「まんまだな」

遊真「しかしこの皮を剥かないと食べられないぞ。どうやって食べるんだ?」

林道「それがな~面白い仕組みになってるんだなこれが」

林道「宇佐美、やってみてくれ」

宇佐美「OKボス。いい? よく見ててね~」

宇佐美「片方の手で玉羊羹を持って、もう片方の手でつまようじを持って」

宇佐美「つまようじを……刺す!」プスッ

宇佐美「で、玉羊羹を持ってた手は放す!」パッ

宇佐美「すると……」ペリペリペリ…

遊真「おお、ひとりでに皮が剥けるな!」

宇佐美「で、勝手に剥がれたこの包装はつまんで捨てる、と」

宇佐美「つまようじ自体は羊羹に刺さってるからね。このようにそのまま食べられます」パクッ

宇佐美「お味は……うん、甘いね!」モグモグ

遊真「合理的だな」

林道「つーわけだ。ほれ遊真、やってみろ」

遊真「うむ」プスッ

遊真「……」ペリペリペリ…

遊真「……」パクッ モグモグモグ…

遊真「……めちゃくちゃ甘い」

林道「そうか。もう一つ食うか?」

遊真「食べる」プスッ

林道「一つ食べ始めると止まんないんだよなー」プスッ

宇佐美「ねー」プスッ

宇佐美「羊羹に合うお茶もどうぞ」コトッ

林道「サンキュー」ズズ…

遊真「……」モグモグ

遊真「おやつに混ぜてくれてありがとう」

宇佐美「気にしなくていいんだぜ」

林藤「これから小南と訓練だろ? がんばれよー」

遊真「うん。行ってきます」バイバイ




林藤「さて、仕事の続きがんばるかー」

宇佐美「おー!」

玉羊羹 おわり

林藤さんの名字を一番最後に気づくまで林道と間違って入力し続けていました
ごめんなさい支部長 普段変換しないからうっかりやってしまった

おつ
腐りにくくてカロリー高いから兵隊さんの非常食だったんだよって言ったらユーマの反応面白そう

>>77さん
元々玉羊羹も兵隊さんに送るために開発されたらしいですね 勉強になりました

アニオリの日常描写は本編だとなかなか挟めない分いいな~って思います
リリス人型トリオン兵説結構好きです
もし彼女がトリオン兵なら、リリスという名前はヴィッターノやイズカチャといったドラえもんパロ繋がりで
鉄人兵団のリルルが元ネタなのかもしれない(リルル自体リリスのもじりですが)

緑川は一輪車に乗れそうという捏造設定



ボーダー本部

緑川「ええーっ、遊真先輩一輪車乗ったことないの? 意外ー」

遊真「意外と言われてもな」

緑川「小学校にいっぱいなかった? 休み時間なったら校庭に持って行って乗ったり」

遊真「そもそも車輪が二つある自転車に乗ったのも最近だぞ」

緑川「そうなの!? 遊真先輩絶対乗れるよ! グラスホッパーだってすぐ使えるようになったし!」

遊真「イチリンシャに乗れないと何か不便があるのか? それとも乗っていいことがあるのか?」

緑川「うんうん。乗らなくても不便はないけどね。面白いよ」

遊真「面白いのか」

緑川「そう。車輪が一つしかないからバランスを取るのが難しいんだけど、そこがミソなんだよ」

遊真「ふうん」

緑川「あ、そろそろ時間だから行くね。また模擬戦してね!」

遊真「ああ。またな」

路上

木崎「どうした烏丸、その大荷物は」

烏丸「引っ越しの手伝いで荷運びをしてるんです」

木崎「手伝うか?」

烏丸「いえ、大丈夫です。お手伝いのお礼ももらっているし」

× 木崎「どうした烏丸、その大荷物は」
○ 木崎「どうした京介、その大荷物は」

なんでアニメ見て漫画読んでるのに間違えるんだ…

烏丸(と、さっきは断ったものの……)

烏丸(この今にも崩れそうな荷物の山……)

烏丸(そして目的地の前に立ちふさがる坂道……)

烏丸(マズいな)

烏丸(おや? あれは……)


遊真「とりまる先輩。奇遇ですな」

烏丸「おお、ちょうどいいところに」

遊真「それは?」

烏丸「一輪車だ」

烏丸(まあ嘘ではない。その前にこのネタは伝わらないか)

遊真「ほほうこれが」

遊真「危ういバランスですな」

烏丸「見ての通りだ。状況は危機的なんだ」

烏丸「そんなわけで、少し手伝ってほしいことがある」

遊真「ふむ。そうだな。おれの言うこと聞いてくれたらいいよ」

烏丸「何だ」

遊真「うん。ねえ、とりまる先輩」

遊真「その一輪車にさ、おれも乗っていい?」


烏丸「えっ」

遊真「えっ」

一輪車 おわり

誤解が解けた後

遊真「てっきりそういうものかと」

烏丸「違う」


誤解は解けたけど

遊真「結局どっちも一輪車?」

烏丸「そうだな」

畑の手伝いするときに近所の小さい子を勝手に乗せて怒られた思い出



烏丸「さて、手伝ってもらって無事荷物も届けたことだし」

遊真「だし?」

烏丸「乗ってみるか?」

遊真「…………」

遊真「乗ってみる」


遊真「これが一輪車」

烏丸「ご感想は?」

遊真「楽しさが分からん」

烏丸「それはそうだろうな」


烏丸「お客さんどこまで?」

遊真「玉狛までお願いします」


烏丸「乗り心地いかがですかー」ガラガラ

遊真「振動が直に来ますなー」ガタゴト

烏丸「サスペンションありませんからねー」ガラガラ

遊真「腰を下ろす場所も不安定なことこの上ありませんなー」ガタゴト




本部

遊真「……ということがあった」

緑川「遊真先輩それ一輪車乗ったことにならないからね?」

遊真「ならないのか?」

緑川「えっ、ならないでしょ?」

遊真「でも一輪は一輪だろ?」

緑川「言われてみれば……えーでもそれはさー違わない? 違わないのかな……?」

遊真「違わないだろ」

緑川「でもさ、一輪車の楽しさはそれじゃ分からないでしょ?」

遊真「割と楽しかったぞ?」

緑川「うーん、まあ遊真先輩がいいならいいけどさ」

一輪車の表記がガバガバ


公園を通りがかった遊真

一輪車に乗った子供×2が何回転できるか挑戦している

子供A「先にバランス崩した方の負けな!」キコキコキコ

子供B「あたしなんて手だらんってしててもバランス取れるし!」キコキコキコ


遊真「…………!」

遊真「もしかしてミドリカワの言うイチリンシャはあれか」

遊真「なんであんな乗るのが難しそうな奴にわざわざ……」

遊真「あえて不安定なつくりのものに乗って楽しみながらバランス感覚を鍛えているのか?」


子供A「おれは乗ったまま曲がれる!」キコキコキコ

子供B「あたし乗ったままお菓子食べれるもん!」キコキコキコ


遊真「…………」


玉狛支部

遊真「陽太郎……お前、イチリンシャ欲しくないか?」

陽太郎「おお? ふむ、いちりんしゃか……らいじん丸がいるからな!」

遊真「そうか」

陽太郎「そもそもおれに合ったサイズのだと小さすぎるとおもうぞ」

遊真「何の話だ?」

陽太郎「そっちがそのつもりなら、男どうしのはなしってことにしておいてやろう」

遊真「……よろしく頼む」

一輪車② おわり

三門市立第三中学校の森林先生にちょっとテストの成績あれすぎるから補習だって呼び出されて
これはどういう意味だなんでそうなるんだって遊真が質問して先生が答える中で雑談になっていって
ところでお前勉強こんな感じで高校はどうするんだボーダー提携校か? って先生が尋ねて
先のことは分からないし特に考えてないです とか言ってしまって
先生に真面目に考えた結果の選択ならそれはそれだが
先のことが分からないならなおさら行った方がいいぞとか友人の三雲も高校に行くぞとか
高校進学のメリットをこんこんと説明されて
正直よく分からん先生はなんでそんな熱心なんだと思うけどSEで嘘を感じないし悪い気はしない遊真
なおそもそも呼び出しの背景として森林先生は水沼先生と空閑についてどういうフォローが必要かみたいな話をしてる
みたいな話が読みたい

三門市は積雪地帯ではないような気もするけれどSSなので気にしない


遊真「最近みんなの口からこたつというワードが出るようになった」

遊真「どうやらこたつとは出したり入ったりするものらしい。よく分からん」

遊真「かたつむりと語感が似ているが、何か関係があるんだろうか」

遊真「というような疑問を持っていたら」


林藤「寒くなってきたなー」

宇佐美「そろそろ家でもこたつを出すかって話が出てます」

林藤「あれ最初が面倒なんだよな。そう言えば、陽太郎に着せる綿入れ、どこにやったっけなあ」


遊真「という会話を二人がしていたのでこれ幸いと聞いてみた結果」

遊真「しおりちゃんに仮想ルームに連れてこられた」

仮想ルーム

宇佐美「遊真くんがおこたを知らないと聞いて」

遊真「やしゃまると訓練するなら戦闘体に換装するけど…?」

宇佐美「生身のままでOKだよ~私も一緒に入るからね~」

遊真(日常体のままでOK?)




宇佐美「というわけで~」

宇佐美「MAP「こたつつきの家」、天候「雪」!」


こたつつきの家

宇佐美「う~さぶさぶっ! こんな寒い日は~こたつに入りましょう~」

宇佐美「まず中敷きを敷いて~」テヤッ

宇佐美「中敷きに合うように机を乗せて~」トヤッ

宇佐美「さらに掛け布団をかぶせて~」バサッ

宇佐美「最後にテーブルを……」

遊真「手伝うよ」

宇佐美「ありがとう!」

宇佐美「完成! これがこたつだ!」ババーン

遊真(盛り上がった布団に板がくっついているものができた……)

宇佐美「できたので入るよ!」スポンッ

遊真(しおりちゃんは躊躇せず布団に入った。足から入って上半身は出す……ってことでいいのかな)

遊真「ふむ……お邪魔します」

inこたつ

遊真「……」

遊真(机の裏に熱源がある)

遊真(エアコンやストーブとはまた違った……)

遊真(……)

宇佐美「どうかな?」

遊真「いいものですな。ありがとうございます」

宇佐美「えへへ。どういたしまして」

こたつ① おわり

inこたつ

宇佐美「遊真くん、これ着てみて」

遊真「? ああ、防寒具か」フワモコ

遊真「もこもこしていて肌触りはいいけど、外で使うとすぐに駄目になりそうだな」

宇佐美「これは基本室内で着るものだからね。綿入れって言うんだよ」

宇佐美「はんてんとか、どてらとか、どんぶくとか、他にもいろいろ言い方があるみたい」

遊真「これ着ると背中も暖かくていいね」ヌクヌク

宇佐美「前はこたつ、後ろは綿入れによって完全に守られるのだ……」

遊真「フルガードですな」

宇佐美「ここまで来ると猫を装備させたいなあ……ふわぁ」

遊真「猫を装備」

宇佐美「そうそう猫を……あれ、アタシ何言ってるんだろ? ……ぐぅ」

遊真「……あとで起こすから、こたつで寝ていいよ」

宇佐美「やったぁ……何かあったらすぐ起こしてねぇ……」

宇佐美「……」zzz

遊真「……」

遊真(こたつで寝るのって気持ちよさそうだなあ)

こたつ② おわり

雪国キオンってこたつあるのかな
いつものことながらオチのない話読んでくれている方ありがとう

>>108-109
これもチラ裏気味なんだけども
ざっと漢字辞書引いたら写真って写す真(すがた)って意味だと思う
だから遊真は「あそぶすがた」という意味かなと考えたら
遊真にはこっちの世界を楽しんで欲しいなってよく思う
良い名前だ

スマボはいくらでも出すから目当てのキャラに好きな衣装着せだい
大正ロマンが好きすぎた

保守

>>110
そんな意味もあるんですね!いい名前だなあ…
遊真にはぜひいろいろ楽しんでほしいですよね
スマボのスノボウェア衣装告知バナーみたいにスキーしたりとか
本誌やアニオリでちょこちょこ楽しそうにしてるのを見るとうれしいです

大正ロマンは木虎さんがめっちゃかわいいと思います
女子の頭のハイカラリボンがサンタにも何にでも合わせられて便利です

>>111
保守ありがとうございます
ばたばたしてたらあっという間に年末になってしまいました…

初詣衣装今まで溜めた80個溶かした結果遊真が当たった!やった!
過去遊真も欲しいけれど☆5なので難しそう

100万体の新型?一斉討伐作戦!

新型トリオン兵?「……」

遊真「こいつ何なんだろうなあ…どこの国のトリオン兵か分からん」

新型トリオン兵?「……」ヴヴッ

遊真「…まだ生きてるっぽいな」スッ

新型トリオン兵?「Are you ready?」ヴヴン!

遊真「!?」シャベッタ

新型トリオン兵?「Let's dance together.」ジジジ…ウィーン!

遊真「…!?」


https://www.youtube.com/watch?v=odhQIgBOEZU


規制解除


遊真「踊り終えると動きを停止した…最後のあがきだったのか?」

遊真「なかなかキビンな動きをするやつだったな…」

携帯ショップ

新型トリオン兵?「Hello!」

遊真「!?」

新型トリオン兵?「Nice to meet you!」

遊真「どうしてこんな街中にトリオン兵が…なになに、トリオン兵じゃなくてドロイド君?」

ドロイド君「shake it up baby!」フリフリ

遊真「……」

玉狛支部

遊真「踊るのって結構楽しいな」

修「何の話だ?」

新型トリオン兵? おわり

玉狛支部

遊真「オサム、いつまでモニターと睨めっこしてるんだ?」

修「もうちょっとだけ…ログを確認したいんだ。まだ…ほんの少しだけ…」フラフラ

遊真「そう言ってずっとやってるよな。少しくらい休んだらどうだ?」

修「ううん…コーヒーでも飲もうかな」ヨロヨロ

千佳「あ、だったら私淹れてくるよ」

修「いいのか? 頼む」

千佳「お湯沸かすことになるからちょっと待っててね」

修「ああ…」ボー…

千佳「行ってくるね」

遊真「おれも手伝いについてくよ」

修「うん…」フラフラ

千佳(修くん、大分眠そう)

遊真(もう寝たらいいのに)

玉狛本部 キッチン

千佳「冬だからか、水道の水がすごく冷たかったね」

遊真「凍ってるのかと思ったな」

遊真「さて、お湯がそろそろ沸くな。おれがすることはないか?」

千佳「私がお湯が沸くのを見てる間、遊真くんはマグカップにドリップバッグをセットしてくれる?」

遊真「ドリップバッグ…これか」

千佳「軽く揺すって粉が下に行くようにした方がいいかも」

遊真「こうか?」トントン

千佳「そう。それで、切り取り線に沿ってバッグの上の口を開けるの」

遊真「このキリトリセンってやつはいろんなものについてて便利だよな」ピリピリ

千佳「便利だよね。そうだ、口から中身がこぼれないように注意してね」

遊真「OKOK。で、このくっついてる紙は何だ?」ピリピリピリ

遊真「…おお、引っ張ったらフックみたいになった」ジャジャーン

遊真「分かったぞ、これをマグカップに引っ掛けるんだな」

千佳「そう、そんな感じ。ツメも立てて安定させてね…ちょうど今、お湯も沸いたよ、遊真くん」

遊真「よし来い。ドリップバッグが口を開いてお湯を今か今かと待っている」

千佳「…待たせたな。お湯が今参ったぞ。…なんちゃって」

千佳「最初は少しだけ注いで蒸らすんだっけ? こんな感じかな…」トポトポ

遊真「あんまり一気にやると膨らんで溢れるやつだなこれ」

千佳「…お湯の量はこのくらいかな」

遊真「バッグはもう捨てていいんだよな。…これで出来上がりだな」

玉狛支部 通路

遊真「さっきもコーヒー頼むくらいで汗かいてたから、きっと持って行っても礼を言いながら汗をかくなオサムは」

千佳「遊真くんの言う通りになりそう。でも、修くんは隊長だからってあまり手伝わせてくれないから、こういうことくらいしたいよね」

遊真「ああ。それと、オサムはチカの淹れたコーヒーを喜ぶと思うぞ」

千佳「うん。遊真くんとわたしの淹れたコーヒーだもんね」

遊真「そうだな」

ウィーン

遊真「…!」

千佳「…!」

遊真(…チカ、オサムの奴メガネをかけたまま寝てるな)コショコショ

千佳(うん…修くん、疲れてたんだろうなあ…完全に寝ちゃってるね…)コショコショ

遊真(どうするかな。チカはどうしたい?)コショコショ

千佳(遊真くんと同じ考えだと思うよ)コショコショ

遊真・千佳「「…」」チラッ





遊真「無事、オサムを起こさずメガネを外し、モウフをかけ、コーヒー入りマグカップを残してくることに成功したな」

千佳「ミッションコンプリートだね! …くしゅん!」

遊真「カゼか? 今日はもう家に帰って、あたたかくした方がいいぞ」

千佳「ううん、まだ帰らなくて平気。でも、あたたかくするのはいいよね」

千佳「さっき沸かしたお湯がまだあるし、もう二人分淹れて、からだの内側から温まるなんてどうかな?」

遊真「コーヒーを?」

千佳「コーヒーを」

遊真「いいアイデアだな」✧

千佳「それほどでも」✧







修「…?」

修「…! 僕、いつのまにかパソコンの電源つけっぱなしで寝て…! あれ? ちゃんとモニターも本体も電源が切ってある」

修「眼鏡もちゃんと外して机の上に置いてあるし」

修「知らない間にブランケットを羽織ってる…暖かいなこれ」

修「マグカップの中身のコーヒーは冷めてるな。つまりこれは僕が寝落ちしてしまっていて…ああー…」

修「また会ったときに謝っておかないと」

修「ん? 書置きがある…『なぞなぞ:あやまるよりも先に言うことは?』 この『言う』の漢字が五本の横線と四角の図に見える文字は空閑か…」

修「…」

修「さて、もうちょっとだけがんばるか」

コーヒー おわり

スマボの話
初詣衣装ガチャ過去遊真すごく欲しいんだけどそもそも☆3しか出ない
ヴィザ翁とヒュース君実装おめでとう

アニトリの話
1月5日からアニトリ1話から最新話までニコ生一挙放送決定おめでとう一見さんが見てはまりますように(ダイマ)
タイムシフト録画してゆっくり見ます 楽しみ

原作の話
今年はありがとうございました
ランク戦もそれぞれの隊の戦略があってただでさえ面白い上に麟児さんの失踪の謎に関わるキーパーソンが出てきたり
かと思えばアフトクラトルからの命令を受けた属国が小規模侵攻してきて人知れずオールスター戦を始めたり
コマの小さな描写一つ取ってもそのキャラの性格が出ていて何度でも読み返して楽しめる
遅効性SFというキャッチコピーは本当にぴったりしてますね
ワールドトリガー ありがとう いい漫画です
来年も楽しみにしています


まだ眠い俺もコーヒー欲しい

良いお年を

>>126
遊真「お疲れさま。>>126にもコーヒー淹れるか」
良いお年を

なんかできたので投下します

大晦日の話
自宅に帰っているかもしれない人がいます


陽太郎「うぶぶ…どうしてもだめか?」

宇佐美「だーめ」

陽太郎「どうしても?」

宇佐美「どうしても」


遊真「どうしたんだ?」

宇佐美「ああ遊真くん、ちょっとね、陽太郎が…」

陽太郎「おれはコーヒーを所望しているんだ」

陽太郎「あくまのように黒く、じごくのように熱く、天使のようにじゅんすいで、あいのように甘い…」

陽太郎「大人の飲み物だ、ゆうま」

遊真「それはまた、ゴタイソウな代物ですな」

遊真「だがようたろう、おれも飲んだことがあるが、あれは甘くなかったぞ?」

遊真「悪くはなかったけどな」

宇佐美「コーヒーなんか飲んだら目が冴えて眠れなくなっちゃうよ~?」

陽太郎「…」

陽太郎「だって今日はおおみそかだ」

陽太郎「おれだって大人のみんなみたいに起きていて年越ししたい…」

宇佐美「うーん…気持ちは分かるけど…あんたまだ五歳なんだから夜更かししちゃいけません」

陽太郎「うう…」

宇佐美「それに、コーヒーには利尿作用があるから、夜中一人でトイレに行かなきゃいけなくなっちゃうよ~?」

陽太郎「ぐぐ…あ、あきらめよう」

宇佐美「代わりにココアなら淹れてあげる」

陽太郎「仕方あるまい。おいしいやつを頼むぞ。おれは雷神丸と共に待っている」

宇佐美「OK~しおりちゃん特製、おいしいココアを作ってあげるね。遊真くんもどう?」

遊真「ココアは自動販売機で買ったことがあるけど、自分でも作れるんだな。コーヒーみたいだ」

遊真「おいしいココアの作り方には興味があるな」

宇佐美「おっ、じゃあ一緒にやりますか~!」

宇佐美「まず、ココアの粉を用意します」

宇佐美「ココアを淹れるマグカップとかき混ぜるスプーンも用意します」

宇佐美「ココアの粉を溶かすため、温めて注ぐ牛乳も用意します」

遊真「粉に牛乳を混ぜるだけでココアになるんだな」

宇佐美「その通り!」


宇佐美「だけど、本日ご紹介するのはただのココアじゃありません」

宇佐美「おいしいココアです」

遊真「と、言いますと? しおりお姉さん」

宇佐美「まず、コップにスプーン一杯分のココアの粉を入れます。助手の遊真くん、お願い」

遊真「スプーン一杯…このくらいか」

宇佐美「そのくらい」グッド!

遊真「これをコップに投入して」サー

遊真「温めた牛乳を注ぐ…牛乳を温めないとな」

宇佐美「こらこら遊真くん、牛乳パックを持って電子レンジに向かわない」

宇佐美「ちゃんとミルクポットがあるからこれ使って」

遊真「これは?」

宇佐美「ちょこっとした量の牛乳を温めるための道具」

遊真「ちょこっとした量の牛乳を温めるためだけの調理器具があるのか…」

宇佐美「一人分の料理にも使えるよ~。玉狛は大抵みんなの分のご飯を一気につくるからあんまり出番ないけどね」

遊真「ミルクポットで牛乳を沸かしたぞ」

宇佐美「よしよし。そしてここからがポイントです」

宇佐美「温めた牛乳を、コップにちょっとだけ注ぎます」

遊真「ちょっとだけ?」

宇佐美「ちょっとだけ」

遊真「…」トポッ

宇佐美「そしてそれをスプーンでかき混ぜます。水分を粉に馴染ませる感じでね」

遊真「…何となく分かってきた。先にまんべんなく粉を溶かしやすくしてから牛乳を入れるんだな」ゴリゴリ

遊真「そうじゃないと粉っぽくなって溶けにくい。あれだな、粉を溶かすより果物のジャムを溶かした方がよく混ざるのと一緒だ」ネリネリ

宇佐美「そういうこと! もうココアの粉はねりねりになった?」

遊真「いい塩梅だと思うぞ」ネーリネーリ

宇佐美「では助手くん、残りの牛乳を投入してください」

遊真「了解、しおりお姉さん」トポトポ…

宇佐美「かき混ぜて溶かしきったら出来上がり」

遊真「牛乳を投下した時点では白かった見た目がだんだんココア色に」マゼマゼ

宇佐美「思ったよりも火にかけた牛乳の量が多いし、アタシもココア飲もっかなー」

陽太郎「うん、うまいぞ! しおりちゃん、ゆうま、感謝してしんぜよう!」ズズ…

余ったホットミルクを啜る雷神丸「…」フスー…

遊真「落ち着く甘さでほっとしますなあ」ズズ…

宇佐美「うんうん、寒い冬の夜にはココアが合いますなあ」ズズッ

ココア おわり

春季限定いちごタルト事件でおいしいココアの作り方を知りました
近界、りんごがあるならジャムくらいあるかも?という捏造設定でした

コピペネタ
玉狛支部のみんなでカフェオレを飲むようです


烏丸「コーヒーに意識があったとしたら、牛乳とどこまで混ざるまでコーヒーとして意識を保てるんでしょうね」

小南「えっ、コーヒーに意識ってあるの!? じゃあ、私、コーヒーの意識を…!?」

烏丸「ああ、もうこれはほぼ牛乳ですね…残念ながら…コーヒーは既に…」

小南「そんな、そんなつもりじゃ…!」

烏丸「嘘ですよ」

小南「!!」

小南「もー! コーヒー殺しちゃったかと思ったじゃない!」

ウソハダメ!
スミマセン


遊真「チカ、ちょっと気になったんだけど」

千佳「どうしたの?」

遊真「コーヒーはいつ死ぬんだろうな?」

千佳「コーヒー豆がコーヒーの木から収穫されるときかな…?」

遊真「ではコナミ先輩が気にすることはないな」

千佳「そうだね。もう死んでるもの」

修(な、何の会話をしているんだ…)

遊真・千佳「「カフェオレの話だ(よ)?」」

修「!?」

カフェオレ おわり

遊真(コーヒーは牛乳とどこまで混ざるまでコーヒーか)

遊真(おれのからだは親父の遺した黒トリガーのトリオン体)

遊真(真っ黒だった髪も驚きの白さに)

遊真(おれはどこまで…)

遊真「…」ズズ

遊真「苦くて甘くてあったかいな」

カフェオレ② おわり

蛇足①

林藤「カルーアミルクの話はしないのか?」

迅「未成年でしょ」




蛇足②

遊真「コーヒーは黒くて苦い。分かった」

八幡「ところがマックスコーヒーというものがあってだな」

遊真「誰だお前」

改めまして、今年このスレを覗いてくださった方ありがとうございました
来年も遊真がなんやかんや楽しむ感じにしたいです
本編の時系列のことは考えず季節ネタやキャラを突っ込む非力な私を許してください

>>127コーヒーありがとう、だが実際に飲んだのは偶然にもココアだったりするww
ゆるい雰囲気が大好きです乙~

>>141
未来予知のサイドエフェクト…!?
乙ありです!


誤字訂正に来ました
× 小南「えっ、コーヒーに意識ってあるの!? じゃあ、私、コーヒーの意識を…!?」
○ 小南「えっ、コーヒーに意識ってあるの!? じゃあ、あたし、コーヒーの意識を…!?」
小南先輩、間違ってごめんなさい


おまけ
なぜかみんなで紅白を見ている三雲隊

遊真「オサム、紅白はすごいな」

遊真「カシュが交代するたびにいろんなステージに切り替わるし」

遊真「特にあの…ねずみやあひるのトリオン体は自分のからだと操作の感覚がずれるだろうによく踊る」

修(空閑…それは…トリオン技術を使ってるわけじゃないんだ…)

千佳「プロだからね」

遊真「プロだからか」


今度こそこれで今年はおわり
皆さま良いお年を!

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098238.png

知識はWikipedia参照
触れていませんが、茄子は初物の値段が高いことからも来ているそうですね


初夢と宝船と七福神の話を聞いた遊真

修「~というわけで七人いるうち、六人は他の国の神様がもとになっていて、もともとの日本の神様は一人だけらしい」

千佳「へえ、知らなかった」

遊真(かなり昔からも遠征艇に乗ってこっちにやってくる近界民がいたんだな…それも継続的に)

遊真(国家間での結束を強めるための遠征か何かか?)

遊真(夢に干渉してくる七人のトリガー使い…それも黒トリガー級か…)

遊真「恐ろしい相手だなそれは」

千佳「神さまは恐ろしいものだって言うしね」

遊真「友好的な奴らなのが救いだな。狙いがよく分からんが」

千佳「みんなを幸せにするのが目的なんじゃないかな」

遊真「そうか…シチフクジンはいい奴ら(近界民)だな」


一富士二鷹三茄子の話を聞いた遊真

遊真「なんでそれがエンギのいいものになるんだ?」

修「諸説あるが、富士は「無事」、鷹は「高い」、なすは事を「成す」という掛け言葉になっているかららしい」

遊真「他には?」

修「あと、富士は日本一の山だし、鷹は強くて賢い鳥だ」

遊真「ナスは?」

修「茄子は…」

千佳「茄子はね、熱々の焼き茄子にお醤油をかけて食べるとね、すごくご飯が進むよ!」

遊真「何だ、一番実益に適ってるな」

サムネイルは画力のなさ故にそうは見えないかもしれないけれど一富士二鷹三茄子と日の出的な何かです…
それではまた!

ユーマは発想が何でも軍事から離れなさいww
富士鷹茄子は家康の好物説も有力だよね
煙草と扇はどっちが4てどっちが5だっけ

>>148
いろいろ説があって面白いですよね
調べてみると四扇五煙草六座頭…と続くようですね


本誌の四コマ
太刀川さん→小南先輩→遊真のひどい流れを見た
晴れ着を着ていたりお年玉をもらっていたりする遊真がいるのでぜひ本誌買いましょう
本編も那須(なす)隊が出ていて縁起がいい!…のか?


以下、四コマだとみんな一緒にいたわけじゃないだろうけどそういう話です

小南「お正月といえば甘酒よね。ほら、あんたも飲んでみなさい」

遊真「ふむ、テレビのCMでよく見るが、「お酒はハタチになってから」では…?」

小南「そうだけど、甘酒はいいのよ!」

遊真「つまんないウソ…じゃないのか。でも、どうして甘酒はいいんだ? 何かトクベツなのか?」

小南「そういえばなんでかしら…実はお酒じゃなかったりとか?」

小南「太刀川、二十歳だし酒飲めるでしょ。何か知ってる?」

太刀川「何言ってるんだ。名前に「酒」って入ってるんだから甘酒は酒だろ」モチモチ

小南「そう…そうよね…ううーん…」

遊真「ナゾですなあ…」

小南「ま、いいから飲みなさい! 大丈夫よ、なんかたぶんOKなの!」

太刀川「自販機で買うときも年齢認証ないからきっと平気だろ~」モチモチ

遊真「お二人がそう言うなら…イタダキマス」

遊真「…」ズズ…ゴクン

遊真「これ全然お酒っぽくないね」

遊真「ジュースみたいで好きかも」

小南「おいしいわよね! あたしも好き!」

太刀川「甘酒飲むなら餅も食え」モチモチ


モチモウマイデスナ
ダロ?
ショウガツッテカンジスルワネ


修(空閑…アルコール分が1%未満の甘酒は、「酒類」ではなく「清涼飲料水」に区分されるんだ…だから二十歳未満でも飲んでいいんだぞ…)

修(…?)

修(いや待てなんか飲んだことあるようなリアクション…)

修(…突っ込むのはやめよう。外国とか、14歳でも飲酒していい国もあるらしいし…うん…)

甘酒 おわり


トリオン体で本当の酒を飲むと酔っ払うのだろうか
食べ物はちゃんとエネルギーになるみたいだけどどうなんだろう…

>>152
トリオン体でアルコールを摂取すると酔っ払うのかは自分も気になるところです
遊真のトリオン体の事情が特別というのもあるし

三門市

ワイワイ
ネーミコシマダー
モウソロソロヨ
キャーキャー

遊真「なんか人が集まってるな」

遊真「近づいてみよう」

三門市 神社

遊真「寺じゃなくて…神社だっけ。日本の宗教施設だよな」

遊真「おっ、いつも閉まってる扉が開いてる。レアだな」

遊真「ケイダイにも人がたくさんだ」

遊真(…それにしても日本の漢字って面倒だよな)

遊真(「界境」の「きょう」と「内側」の「うち」で「きょううち」かと思ったのに…なんで「けいだい」って読むんだ? 合体すると変形する読みが多すぎる)

遊真(漢字の書き取りテストほどガッコウで大変なことはないな…)

遊真「観察を続けよう。遠くからなんか来るな」

遊真「枯草で編んだ樽…か? 寒そうな格好をした男たちが担いでるのは」


ウオオオオオ!!

ボーオオーーオオオーーー!!

オオオオオオッ!!


遊真「巻貝を吹いて士気を高揚させてるのか」

遊真「神社の扉の内側にも寒そうな人たちが」


ウオオオオオーー!!!


遊真「おお、樽を担いでいる人たちが突撃したな」

遊真「元から神社の中にいた人たちは神社の中に入れさせまいとしている」

遊真「領地争いか? 代理戦争のようなものかな」

遊真「あっ、階段昇り切った」

遊真「持ちこたえているが…砦が崩れるのも時間の問題だな」

遊真「ケイダイの人たちも盛り上がってる」

遊真「…いや、何だこれ?」



ソーレ!ソーレ!ソーレ!
…ヨイショーーー!!!


ワアアアア…
パチパチパチパチ…


遊真「樽を担いでる奴らが勝ったな」

遊真「…邪魔してた奴らも本気じゃなかったみたいだけど」

遊真「えっ、樽を壊すのか?」

遊真「もう敵味方なくみんなで樽を壊しまくっている…」

遊真「…へえ、中に入ってるのはお菓子とかなのか」

おばさん「ちょっとボク」

遊真「?」

おばさん「もうすぐ始まるわよ。ここは大人が多くて危ないからもうちょっとこっち来なさい。遠くてあんまり拾えないし」グイグイ

遊真「??」

おばさん「あら袋ないの? 私余ってるからあげるわよほら」ポイ

遊真「い、いやあの、おれは別にここから動かなくても」

おばさん「子供はねー前行きなさい前! 大丈夫若衆もね、子供には優先的に投げてくれるからね、たくさん拾いなさいよ」グイグイ

遊真「えっと…」


ハジマルゾー!!
ウオオオオー!!


おばさん「がんばんなさいよ! じゃあね!」サササッ

遊真「あ、アリガトウゴザイマシター?」




男衆「そーれいっ!」


バラバラバラバラッ

キャアアアアア
コッチヨコセヨー!
コッチチョウダーイ!


男衆「おりゃーっ! こっちも投げるぞー!」


バラバラバラバラッ

ワー!
ヤッター!
コッチニモマイテー!


遊真「…」

遊真(大体分かった)

遊真(神社の上にいる男たちはケイダイの人たちにお菓子や餅やお金を投げる)

遊真(ケイダイの人たちは拾った分だけそれを自分のものにしていい)

遊真(そういう儀式なんだな)

遊真(このレジ袋はそのためのもの…)

遊真(…そうと分かれば、オサムたちにお土産持って行ってやるか)スッ



バラバラバラッ


遊真「…」パシッ

近くにいる人①(こいつ今…空中の餅をゲットした!?)

遊真「…」パシッパシッパシッ

近くにいる人②(小さくて掴みにくい小銭まで…! 動体視力に優れているのか…!)

遊真(なんか他人の視線を感じる…)シュシュシュシュシュ

近くにいる人③(隣接して落ちた菓子に対する取捨選択が素早い…子供受けする大物ではなく確実にゲットできるものから狙っていくところは子供らしからぬ堅実さを感じる)

近くにいる人たち((将来が楽しみだ…))

遊真(この人たちは自分が集中しなくていいんだろうか)

場所を移動することはないが自分のところに降ってきた餅類は着実に拾っていく遊真

餅まきが終わる頃にはレジ袋の中身はかなりの重さになっていた

神社から立ち去ろうとしたとき、見覚えのある人間に出会う

太刀川「おお、お前もいたのか」

遊真「おや、こんにちは」ペコリ

太刀川「なかなかの収穫のようだな」チラッ

遊真「そういうそちらもなかなかのようで」チラッ

遊真「どうしてこんなところに? …聞くのも野暮という奴ですかな」

太刀川「まあな。餅あるところ俺ありということだ」ガサッ

遊真「餅…そういえば、今日拾った餅はピンクと白の二種類あるな」

太刀川「ピンクじゃなくて紅白だぞそれ」

遊真「コウハク?」

太刀川「赤と白は縁起がいいんだよ」

遊真「そうなのか。両方の色があるし、支部に寄ってレイジさんに調理してもらうのが楽しみだ」

太刀川「たまには素材の味を楽しむのもいいぞ」ガサゴソ…パクッ

遊真「いや、餅って保存食でしょ? 温めるか煮るかしないとカチコチじゃん?」ガサゴソ

遊真「…あれ、柔かいな」

太刀川「祭りの餅は大抵砂糖が入ってるから柔かい上に甘いぞ」モッチモッチ

太刀川「そのままでもいけるから一個くらい試しとけ」モチモチ

太刀川「じゃあな」


遊真「…」パクッ

遊真「…」モッチモッチ

遊真「…たしかに、このままでも全然イケるな」

餅まき おわり

太刀川さんを餅ハンターにしてすみませんでした
読んでくれている方ありがとうございます

一挙放送でアニトリを1話から見てるんだけど今と比較するとなんかテンポがぎこちないですねw
でも千佳ちゃんと自転車乗るシーンとか好きです
ランク戦のときに三雲隊でサイクリングしてたシーンもよかったなあ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年07月08日 (金) 04:35:44   ID: cb6WZ51I

和む

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom