愛海のウワサ (13)





「揉むらしい。」








モバP(以下P)「…いや、普通にやってるだろ。」

愛海「当たり前でしょ?一体あたしの何を見てきたのやら…」ハァー…

ちひろ「もう、プロデューサーさんったら…」クスッ

P「え?なんで笑われてるの?俺が悪いの?」




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P「…さて、事務所内がスターライトステージ仕様になってから風景が一気に変わった事に関してちひろさんはどう思います?」クルッ

ちひろ「そうですねー……あ、1つ気になった事があるんですけど。」

愛海「なになにー?」








ちひろ「なんで私のデスク周りにアロマが大量にあるんですか?」

P・愛海「あー……」



P「いや、こういう配置にすると良いことがあるって同僚が言ってたので。」

ちひろ「良いことって…」

愛海「え、そんな理由だったの?もしかしてプロデューサーってSレア3%チケットでSレア出るの信じてる人間?」

ちひろ「ちょっと待って愛海ちゃん今聞き捨てならない言葉が。」




P「…ん?じゃあ愛海は別の理由で俺がちひろさんを蒸してたと思ってたのか?」

ちひろ「私は焼売か何かですか。」

愛海「うん。私はてっきり…」






愛海「湿気でベタつくちひろさんの衣服や、汗を拭うエロスな動作を見るためだと。」


P・ちひろ『……………』




ちひろ「…プロデューサーさん、まさかそんな事を思って……」ヒキッ…

P「いやいやいや!そんな事思ってませんって!!」

愛海「本当に~?」






P「思っていなかったが……さすが愛海。次からはそういう点も気をつけて仕事に取り組むわ。」ガシッ!

愛海「フフッ…伊達に蘭子ちゃんから『欲望の権化』って言われてないからね。」ガシッ!


ちひろ「……」スチャッ、ポパピプペ…

ちひろ「……あ、業者さんですか?事務所にあるアロマの撤去を……はい、あ…はい、お願いします。」





P「…さて愛海。お前がこの事務所、スターライトステージの所属アイドルになっていない理由は何だと思う?」

愛海「運営が無能だから。」

ちひろ「やめなさい。」


愛海「だっておかしいじゃん!声付いてるアイドル限定だったらまだあたしも納得したよ!?でもそうじゃない子も所属してるじゃん!!」ブワッ!

P「愛海…」

ちひろ「愛海ちゃん…」



愛海「大作戦系アイドル、ぴにゃこら太溺愛系アイドル、勝俣系アイドル……あたしだって乳揉み系アイドルとして所属したっていいじゃーん!!!」ウワーン!!

P「その肩書きで出せるわけねえだろ。」

ちひろ「(大作戦系アイドルはあずきちゃん。ぴにゃこら太溺愛系アイドルは恐らく穂乃香ちゃん。勝俣系アイドルは…あ、恵磨ちゃんね。)」ナットク





P「なんでお前がいないか…昼飯食いながら考えた俺の結論を言うとだな。」

愛海「え、あたしの存在価値って昼飯と同等なの?」

ちひろ「プロデューサーのお昼御飯は牛丼でしたね。」

愛海「え、牛丼レベル?」






P「…お前、事務所に無防備なアイドルがいたら揉むだろ。」

愛海「そりゃ揉むよ。」

ちひろ「揉むでしょうね。」

P「ただでさえ世間はエロスに厳しいのにお前出したら下手すると事務所が無くなるぞ。」

愛海「今の荒稼ぎしてるウチのプロダクションを止めるなんて、ちひろさんを敵に回すようなもんでしょ?大丈夫大丈夫。」


ちひろ「…ごめんなさい愛海ちゃん。私も鬼や悪魔にツテがあっても株の流れのように世間の流れだけはどうにもならないの。」

愛海「えー……」

P「(今さらりと凄い事言わなかったか…?)」





P「まあ、と言うわけだ。揉むのをやめれば出れる可能性はあると思うんだが…」

愛海「やだ。」

ちひろ「即答ですね。」


愛海「この棟方愛海にも意地がある。青森が育てた『デレマスの気高き碧い猛獣』、揉みを禁ずるは目を瞑り鍵付きクローゼットに挟まり口だけ開き雨と埃とイベントで貰えるアイドルの食いかけの食物をいただき辛うじて生きろと言うことと同じ。」

P「愛海、色々混じりすぎ。」

凛「今、蒼を感じたんだけど…」ヒョコッ

ちひろ「蒼でなく碧。誤受信ですので仕事に戻ってください。」




P「…ま、それならもう少し待ってろ……な?」ポンポン

愛海「むぅ~…なんか納得いかないー。」プクーッ

ちひろ「なんやかんや言って二人とも仲が良いですね。」





P「…ちなみにスターライトステージ所属アイドルになった場合、お前はどんな悲劇を繰り出すつもりだったんだ?」

愛海「悲劇とは失礼な。まずはうさぎクッションで寝てるアイドルの登山礼拝から始まり、出入口の無い事務所の中で『グフフ…どんなに叫ぼうとも助けは来ないでゲスよ。』ごっこしたり、アイドルがぴにゃこら太に入った瞬間に後ろから『だーれだ?』とお胸クチュクチュ揉んだミンするだけだよ。」

P「お前は今すぐア●ス製薬に謝ってこい。」




愛海「とにかく!それを禁ずるなら事務所入りは諦めるから!!」

P「むぅ…お前の意志がそこまで固いなら俺から何も言うまい。」

ちひろ「そうですねー。」






P「ちなみに次に追加されそうなアイドルは誰です?」

ちひろ「キュートからはくるみちゃんと瑛梨華ちゃん、クールからは亜季ちゃんと礼さん、パッションからはと櫂ちゃんと拓海ちゃんですね。」

愛海「やっぱり我慢するから立候補に挙げてもらってもよろしいでしょうか?」







数日後、果たして棟方愛海は所属アイドルになっているのか!?

戦え、愛海!その手に勝利を掴むまで!!

負けるな、愛海!その手で山を掴むまで!!





終わり






おまけ ※メタ発言有り



《事務所》



のあ「…………」


みく「のあにゃん椅子に座ってなにしてるにゃ?」

アーニャ「みく……のあは自分だけこの事務所の所属アイドルになっていない事について考えているらしいのです。どうすれば所属アイドルになれるか…と。」


のあ「…………」フゥム…





ガチャッ!


P「ポンコツアインドロイドイベント終了ー。とりあえずウチに菜々さんが来る事になりそうだ。」セノビーッ…

みく「Pチャンお疲れにゃー。」




のあ「……!!」ガタッ!

P「どうしたのあ、急に立ち上がって。」









のあ「ボタンタッチの所にみくの顔を置いて、上から降ってくる魚を食べさせるイベントなんてどうかしら?上位報酬を私にして。」キリッ!

みく「みくを殺す気かにゃ?」

アーニャ「いつも見ているのあとみくで安心しました。」ムフー

みく「あーにゃんも出来れば止める側にいてほしいにゃ。」

P「……そういう形式も面白いな。社長に伝えておこう。」

みく「え、ひどくない?」








何故か企画を見た社長がノリノリになった事により、企画は無事出来上がったと言う。


だが、みくに魚を食べさせる度にタッチ音が『え、ひどくない?』と鳴るためあまり評価はよくなかったらしい。





終わり






こんにちは、盆休みにお金を使い過ぎてイベント上位に来た紗枝ちゃんに頭を抱えていた紗枝Pです。

前半から上位に食い込むよう貯めこんでいたアイテムを駆使して走っていましたが、シンデレラ劇場579話で正座する紗枝ちゃんのお尻がピックアップされていたせいで走る足を止めてガン見してました。


順位に関しては直視することをやめました。

まさかこんな伏兵がいるだなんて聞いてませんよありがとうございます熊ジェット先生。





スターライトステージは紗枝ちゃんが動いてるのが見れただけで満足です。

欲を言うなら服装やアクセサリーを課金制でもいいので変更や追加出来るようにして欲しいです、切実に。





お付き合い、ありがとうございました!


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