モバP「運動ができる男はアイドルにモテるらしい」 (28)

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例によってパッションアイドルとPがあれこれするだけです
過去作を読まなくても特に問題はないです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444316851

P「ライバルの研究のために他のプロダクションのアイドル達のインタビューを読み漁った結果、そうだとわかりました」

早苗「その情報、あたし達のプロデュースにどう役立つの?」

P「正直なんの役にも立たないと思います」

早苗「役に立たないことをなぜドヤ顔で語っているのかな」

P「心配しないでください。今後のプロデュースに役立ちそうな要素はちゃんと拾ってあります。今は休憩時間だから俺のしゃべりたいことを真っ先にしゃべってるだけです」

早苗「P君は仕事のオンオフはっきりつけるタイプだよね」

早苗「ま、あたしもなよなよしてる男よりは、筋肉ついてる方が好みだけどさ」

P「警察官だと、そういう筋肉系って結構いたんじゃないですか?」

早苗「いたわよー。でも体格だけで決めるわけでもないから、いい出会いはなかった感じかな」

早苗「同僚の子達と飲み会で『あの人よくない?』『いやいやあいつはないな! 絶対付き合ったら面倒!』とか話してたわ」

P「なんか生々しいっすね」


翌朝


P「というわけで、これから毎朝ジョギングをすることにした」

P「アイドル達にちやほやされたいわけではなく、とにかく男としての魅力を磨きたいと思ったからだ。いい加減恋人がほしい」

P「さあ走ろう」

10分後

P「やばい。もう息があがってきた」

P「少し飛ばしすぎたか? いやでも、学生の頃はこれくらい余裕で……って、もう高校時代も10年前か」

P「身体が衰えてるんだなあ」


??「あっ! プロデューサーじゃないですか!!」

P「ん、この名前を隠す必要性を感じない『!』マーク満載の声は……」


茜「おはようございます!!」

P「やっぱり茜だったか。おはよう」

茜「こんな時間に合うなんて奇遇ですね! プロデューサーもジョギングですか!!」

P「ああ、今日から始めたんだ。そういう茜も、ジャージ姿ってことは」

茜「はい! 走ってます!!」

茜「よかったら一緒に走りませんか!」

P「ん……そうだな。おすすめのコースとかあったら教えてほしいし、一緒に行こうか」

茜「任せてください!!」

P「(まあ、さすがの茜も朝っぱらから全力で走ったりはしないだろう。それなら俺でもついていけるはず)」

茜「えっほ、えっほ!」

P「ぜえ、ぜえ」

茜「えっほ、えっほ!」

P「ぜひー、ぜひー」

茜「えっほ、えっほ!」

P「あ、茜……ちょ、ちょっとストップ……」

茜「はい? どうかしましたか?」

P「ペース……ぜえ、早い……これじゃ、ジョギングじゃなくてランニングだ……はぁ、はぁ」

茜「そうでしょうか? 私、いつも朝はこのくらいの控えめペースなんですけど……」

P「控えめぇ!? これで!?」



休憩中


茜「朝の河原は空気が澄んでいて気持ちいいです!」

P「ふう……だいぶ呼吸が整ってきた」

茜「深呼吸をするともっとよくなりますよ!!」

P「すー……はー……お、ほんとだ。楽になった」

P「しかし、ここまで体力が落ちてたとはなあ。昔ならもう少し茜のペースについて行けてたと思うんだが」

茜「毎日走れば体力もつきます! ファイトです!!」

P「だな。今日は久しぶりに走ったから、足に豆できるかも」

茜「足ですか……あっ。プロデューサー、ちょっとシューズ見せてください!」

P「ん? ほら、普通のスポーツシューズだけど」

茜「むむむ」ジーー

茜「これ、かなり使いこんでますよね? 底がそうとうすり減ってます!」

P「そうだなあ。だいぶ前から使ってるのを、久しぶりに引っ張り出してきたから」

茜「あと、プロデューサーの足のサイズと合ってないような気もします!」ピトッ

P「ひゃん」

茜「? どうかしましたか?」

P「いや、いきなり足を触られたからびっくりした」

茜「すみません! 触ってみないとわからないので……むむ、やっぱり足とシューズが合ってないですね!!」

P「(アイドルの手が俺の足をぺたぺたとまさぐっている……考えようによってはドキドキするところなのか?)」

茜「自分の足に合った靴を履かないと、足や膝を痛めちゃうかもしれません! 長い距離を走れなかったのも、これが原因なのかも!!」

P「なるほど。俺の体力だけじゃなくて、靴の方にも問題があったのか」

茜「はい!!」

P「なら、次の休みにでも買い替えるかな。シューズの選び方はよくわからないけど、店員さんに聞けば大丈夫だよな」

茜「だったら、今度のお休みに一緒に買いに行きませんか! 私もちょうどシューズを新調しようと思っていたので!」

P「一緒に、か。次のポジティブパッションの休みと俺の休みは被ってるはずだから、スケジュール的には問題ないな」

茜「どうでしょうか!!」

P「うん、いいぞ。というか俺の方からお願いしたいくらいだな。ランニングシューズに関しては茜に教えてもらうことがたくさんあるだろうし」

茜「任せてください! では、次の土曜日は二人でお出かけですね!!」

P「ああ。よろしく頼む」

茜「はい!!」

茜「というわけで、そろそろ休憩終わりにして走りましょうか!」

P「気持ちゆっくりめで頼むな」

茜「ボンバーッ!!」ダダダッ

P「聞けよっ!」

その日 事務所にて


夕美「へえ。じゃあ明日からも茜ちゃんと走るんだ」

P「誰かと約束しておけば、サボりたい気持ちを抑えることもできるからな」

夕美「それはあるかも。Pさん賢いね」

P「大人はずるいからな。自分に甘くならないためには、いろいろ考えてやらなきゃ駄目なんだ」

夕美「そうなの? 子どものほうがわがままだっていうのが普通だと思うけど」

P「そうでもなかったりするんだよ。と言っても、夕美にはまだわからないか」

夕美「あっ、今私を子ども扱いしたでしょ。私だってもう18なんだからね」プクー

P「18はまだ子どもだ」

夕美「そんなことないよ。結婚だって全然できる年齢だよ?」

P「結婚する気あるのか?」

夕美「今はないけど。アイドルだし」

P「だろうな。ま、せめてお酒が飲める年齢になってから大人を名乗ればいい」

夕美「でも、結婚かあ。自分がするのはいつになるかわかんないし、まずは誰かの式に参加したいかな」

P「今まで経験ないのか」

夕美「うん。もし参加したら、花嫁さんのブーケトスをしっかり受け止めてあげるの」

P「地面に落ちると花がかわいそうだからな」

夕美「えへへ、そうそう。だからPさん、結婚式にはちゃんと呼んでね?」

P「4年以内にはその願いを叶えたいもんだ」

夕美「4年……あ、なるほど。20代のうちに結婚したいんだ」

P「そういうこと」

夕美「きっとできるよ。Pさんいい人だもん♪」

P「『いい人』ねえ……ま、卑屈になってもしょうがないか。まずは恋人を見つけられるよう頑張るよ」

夕美「頑張ってね。でも、それで私達のプロデュースの方がおろそかになったら拗ねちゃうんだから」

P「ははっ、気をつける」

ガチャリ


友紀「おはよーございまーす……」ドンヨリ

夕美「あ、友紀さんおはよう……って、元気ない?」

P「さては昨日、また飲み過ぎたな」

友紀「あはは、せーかい……レッスンはお昼からだし、大丈夫かなって」

P「確かにそうだが、だったらなんで朝から事務所に来たんだ」

友紀「うちのベッドよりここのやつのほうが寝心地よくてさ。というわけで、仮眠室借りるね」

P「仮眠室は事務所にいる人間が使うもので、仮眠室を使うために事務所に来るのはどうかと思うが……今は誰も使ってないから別にいいぞ」

友紀「サンキュー。それじゃ……うぷっ」

夕美「ちょっと、大丈夫?」

P「おいおい、吐くならトイレで頼むぞ。事務所のイメージに関わる」

P「ほら、トイレの前まで連れて行ってやるから」

友紀「ありがと……トイレまで我慢するよ。今あたしの口にクローザー登板したから」

P「頼むぞパーフェクトクローザー。セーブ失敗するなよ」

友紀「うん……でも、全盛期大魔神ですら1年に1度は失敗したんだよね」

P「縁起でもないこと言うなよ……」


ガチャ、バタン


夕美「………」

夕美「お酒が飲めれば、大人かあ……」

数日後、土曜日


茜「プロデューサー!」

P「おはよう、茜。ごめん、待たせちゃったか」

茜「いえ! ほんのちょっと私が早く来ただけです!!」

P「ならいいんだが。じゃあ早速、行くとしようか」

茜「はい!!」




未央「じーーー」

美嘉「……アンタ、壁に張りついてなにしてんの?」

未央「うわっ、美嘉ねぇ!? なんでここに」

美嘉「いや、普通に事務所に行く途中だけど。未央は今日オフだよね」

未央「うん。だからちょっと外をぶらついてたんだけど、そしたら」チラッ

美嘉「ん? あっちになにか……プロデューサーと茜? 確かあの二人もオフだったかな」

未央「一緒に歩いている二人を発見しまして、なにしてるのかなーと」

美嘉「それでこっそり様子を観察してた、と。そんなことするくらいなら直接聞けばいいのに」

未央「そりゃそうなんだけどさ……ほら、その、あれがこれで」モジモジ

美嘉「未央って微妙にヘタレる時あるよね……」

日菜子「教えてあげましょうかぁ?」にゅっ

美嘉「うわぁっ!? あ、アンタどっから出てきたの!?」

日菜子「むふふ、これぞ芳乃流隠密術……ついにマスターしました」

未央「なぜそんなものをマスター……?」

日菜子「こうして誰かを観察して、いろいろと妄想するのに便利だからです」

未央「わあ」



美嘉「それで、日菜子はプロデューサーと茜が何してるかわかるの?」

日菜子「ええ、わかりますよぉ」

日菜子「休日に男女が二人ですることと言えば……デートに決まっていますから」

未央「で、デート!?」

日菜子「しかもあの様子だと、二人で同じ何かを買いに行っているように感じられます。このまま次第に二人の距離は近づいていき、そして同棲、結婚へ。むふふ……日菜子もいつか王子様とあんな風に……」

未央「なんだとー! もういい、ポジティブパッション解散だー!」

未央「って、さすがに妄想が飛躍しすぎでしょ!」

日菜子「妄想はいくら飛躍しても許されるんですよぉ?」

美嘉「おー、この焦りがちな状況でもちゃんとツッコんだ」

未央「未央ちゃんはこう見えても常識人なので」

未央「最近二人で朝にジョギングしてるらしいから、シューズでも探しに来たんじゃないかな」

未央「うん。なんか納得のいく答え出したらすっきりしたし、あとは本屋にでも行ってから帰ろうっと」

美嘉「じゃあ、アタシは事務所行ってくるから」

日菜子「では日菜子はもう少し二人の後を」

未央「ほら、私と一緒に行くよー。美嘉ねぇはお仕事頑張ってね!」

日菜子「あーれー」ズルズル

とあるスポーツ用品店にて


P「へー、これなんかかっこいいな」

茜「どれですか?」ズイッ

P「うおう」

P「(茜は意識せずに顔近づけてくるからたまにドキッとさせられるな)」

茜「確かにかっこいいデザインですね! 結構素材も柔らかいし……」

P「(普段の言動はアレだが、近くで見ると普通に色気あるんだよなぁ。俺が選んだアイドルだけあって顔立ちも整ってるし、スタイルも)」

茜「……プロデューサー? 聞いてます?」

P「え? あ、悪い。少しぼーっとしてた」

茜「じゃあもう一度説明しますね!!」

P「頼む」

P「(プロデューサーがアイドルに欲情するわけにはいかないけどな。俺は紳士だ)」

お昼


P「靴を選んでもらったお礼に、昼は俺がおごるよ」

茜「いいんですか! ありがとうございます!!」

P「ま、このくらいはな。何か食べたい物とかあるか?」

茜「うーん……ラーメンで!!」

P「ラーメン? もっと高い店でもいいんだぞ」

茜「いえいえ! 今はラーメンが食べたい気分なんです!」

P「そうか。なら、俺がよく行くラーメン屋に連れて行ってやろう」

茜「ほいひいです!!」ズゾゾ

P「こらこら。食べながら話すんじゃありません」

茜「はひっ……すみません! あんまりおいしかったもので、つい!!」

P「だってさ、店長。聞こえた?」

店長のおっちゃん「おう。それだけでかい声で褒められたらいやでも聞こえるわ」

茜「照れます!!」

P「今照れるのは君じゃなくて店長だぞ」

店長「はははっ! 面白い子だなぁ」

P「(年頃の女の子を連れてくるにはちょっと油っこい店かと思ったけど、心配いらなかったな)」

茜「はふっ、はふっ」ズルズル

P「しかし、茜は本当にうまそうに物を食べるなー」

茜「? そうですか?」

P「すごく幸せそうに食べるからな。見てて可愛い。ね、店長」

店長「だな。こっちも作り甲斐があるってもんだ」

茜「か、可愛いですか! ……な、なんだかあついですね! お茶もらえますか!!」

店長「はいよ」

夕方


茜「今日はありがとうございました!!」

P「こっちこそ助かったよ。ありがとう」

茜「では、また明日……あれ? プロデューサー、右手の人差し指から血が出てませんか?」

P「うん? あ、ほんとだ。どっかで切ったかな。まあこのくらいならほっとけば」

茜「見せてください! 応急処置してあげます!!」

P「えっ?」

茜「さあ、どうぞ!」

P「ああ、なら頼もうかな」



茜「絆創膏を貼って……はい、完了です!」

P「ありがとう。というか、絆創膏とか消毒液とか常備してるのか?」

茜「はいっ! 運動をたくさんしていると、いつの間にか傷がついてることが多いので!」

茜「プロデューサー、アイドルは外見に気を付けなくちゃいけないって言いましたよね! だから、最近は傷がすぐ治るように処置はすぐに行っているんです!!」

P「そうか。偉いぞ、ちゃんとアイドルとしての自覚がついてるんだな」

茜「えへへ……それほどでもありません!」

P「これからも、みんなで一緒に頑張っていこうな」

茜「はい! 目指すはトップアイドルです!! ファイヤー!!!」

P「茜を見ていると、こっちも元気をもらえるからありがたいよ」

茜「朝のジョギングも頑張りましょう! 誰かと一緒に走るのは楽しいです!!」

P「誰かと一緒に、か。なら、もう少し他の子も誘ってみるか?」

茜「いいですね!!」

数日後の朝


麗奈「ったく、なんでこのレイナサマが朝っぱらからジョギングなんて」

光「ヒーローは常に自分を鍛えるものだからな!」

麗奈「アタシはアンタと違ってヒーロー目指してないんだけど」

光「ヒーローに対抗するためには、悪も身体を鍛えないと」

麗奈「む……それもそうね」


心「眠い」

麻理菜「いいじゃない。早起きして運動するのは若作りにも役立つよ、しゅがーはぁとさん♪」

心「むー……しゃーなしだぞ☆」


P「結構集まったな」

茜「ですね!」

茜「では皆さん! 出発しましょう!!」

茜「夕日に向かって、ファイヤー!!」

P「夕日じゃなくて朝日だぞー」

翌日


麗奈「いつつ……筋肉痛だわ」

光「茜さん、めちゃくちゃペース早かったからなぁ。さすがだけど」

心「おはよー諸君☆今日も一日スウィーティーにいこう♪」

光「心さんは筋肉痛じゃないの?」

心「ふっふっふ。今時のもやしっ子とは鍛え方が違うのだ☆」

麗奈「おー、やるわね」


麻理菜「心。ひとつ面白い話をしてあげる」

心「面白い話?」

麻理菜「歳をとるとね、筋肉痛の症状が出るまでの間隔が大きくなるのよ」

心「……え?」

さらに翌日


心「あいててて!!」

心「そんな……はぁとは認めない、認めないぞ! 老いなんて認めないたたた」

P「はいはい。湿布貼ってあげるのでじっとしててください」


麻理菜「やっぱりね」


おしまい

終わりです。お付き合いいただきありがとうございました
このシリーズも4作目ですが、シリーズ名はハゲPシリーズでいいですかね
とりあえずシリーズ内でPaアイドル全部出すことを目標でいきます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月27日 (火) 13:00:30   ID: 59uKjlu8

シリーズ名www
作中でP本人も「大丈夫、長打警戒してるだけ」って言ってたのにwww

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