ばいきんまん「…永遠にばいばいきんなのだ」 (90)

アンパンマンssです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444220319


カレー「さあ、みんな!カレーをごちそうするぜ!」




子供たち「ワアアアイ!!」


カバオ「ぼく、たくさんおかわりするぞ!」



ウサコ「まあ食いしん坊ねっ!」



カバオ「ははははっ///」


カレー「それじゃあ、みんないっぱい食べてくれ!」




子供たち「「「いっただっきまーーーす!!!」」」




数分後_____




カレー「…………」



カバオ「」



カレー「…………」



ちびぞう「」



カレー「……嘘…だろ…」



ウサコ「」



カレー「…………あ…」




子供たち「「「」」」




カレー「うあああああああああ!!!」


ガバッ

カレー「!!…っ」





カレー(……また…夢…か…)



トントン


カレー「………」


カチャ


しょく「こんにちは…」



カレー「…」


しょく「元気…ではなさそうですね」



カレー「…なんの用だ…」




しょく「あの、あなたのためにこれを持ってきました」



カレー「…なんだ…?…」



しょく「カレーです」



……ドクン


カレー「!」ビクッ




しょく「?…どうしたんですか…?」


……ドクン ドクン


カレー「…あ………あ……ッ…」


しょく「…顔色が悪いですよ…」



カレー「…ハ…ッ…カハ…ッ…」ブルブル



しょく「!」




カレー「…ク……ッ…」



しょく「…」



カレー「…ナ…」



しょく「…?」



カレー「…よる…な…」



しょく「…カレーパンマン…」


カレー「よるなあああああああッ!!!」ブンッ


しょく「うわ!?」


ドガガシャアアン


~パン工場~





ジャム「…」



バタコ「…しょくぱんまん…おそいわね…」



アン「…」



チーズ「…」



___あの日、



 あたり一面血の海と化し、そこにカレーパンマンだけがぼんやりとたたずんでいた



…カレーに毒キノコが混入されていたらしい



その日から、カレーパンマンは忌み嫌われ、罵声を浴び、ときにはなにものかに物を投


げられ、そしてカレーパンマンは……



ジャム「…しょくぱんまんに何かあったのかもしれない…アンパンマン」




アン「はい、行ってきます!」




バタコ「たのんだわよ…」




ヒューーン






ピピッ ビビビ

~バイキン城~




ドキン「ばいきんまん!」



ばい「…」




ドキン「ねえ、ちょっと、ばいきんまん!」



ばい「…なに……?」


ドキン「しょくぱんまんさまの身になにかおこったのかもしれないのよ!どうにかしなさいよ!」



ばい「うるさいのだ…」

ドキン「はあ?」



ばい「うるさい!!!」



ドキン「え…?」



ばい「…俺様独りになりたいのだ…じゃあ…」



ドキン「じゃあって…なによ…」



ばい「………」



~カレーヶ丘~





ストッ


アン「ここに来るのはひさしぶりだなぁ…」



アン「…」



カレーヶ丘は以前のような輝きを失い、灰色に荒れ果てていた

アン「カレーパンマンの家は…と」



アン「あった…」


トントン


アン「カレーパンマン…?…しょくぱんまんもいないのかい…?」







アン(留守のはずはないだろうな)




ふと 見ると窓が開いていた




アン「仕方ない、あそこから入ろう」


ゴト 




アン「…!しょくぱんまん…!?」



しょく「う……あんぱんまん…」



アン「大丈夫かい…?」



しょく「…私なら大丈夫ですが…カレーパンマンは…」



アン「カレーパンマンはどこに…?」




しょく「あそこです…」



カレーパンマンは部屋の隅で毛布をかぶり、なにかに怯えてるようだった


カレー「…クレ…」ブツブツ



アン「カレーパンマン…?」



カレー「…ユルシテ…クレ…」ブツブツ

アン「…僕だよ」



カレー「………」



アン「大丈夫かい…?」



カレー「…アンパンマン…」


アン「一体何があったの?」



カレー「……カレーをみたら…思い出しちまって…俺…しょくぱんまんを…」ブルブル



アン「…そうだったのか…」



しょく「…アンパンマン、カレーパンマンをパン工場に連れて行ったらどうでしょう」



アン「そうだね、カレーパンマン、ジャムおじさんに会って話をしたらどうだい?」



カレー「…ああ…」



しょく「じゃあ、行きましょう」



カレー「…」




~バイキン城~





ばい「…」


ばい(…俺様はいつもどうり悪いことをしただけなのだ…みんなをいつもどうり困らせただけなのだ………)



ばい「…だけど…」






ばいきんまんは子供たちの血まみれの遺体が脳裏によぎった



ばい(…こんなつもりじゃなかったのだ…!これだけはやってはいけなかったのだ…ッ!)




ばい(…だれか、教えてくれ…どうすればいいのだ…だれか…)



?「ほっほっほ、お困りのようじゃな、ばいきんまん」


ばい「!」



?「わしじゃよ」


ばい「ば、ばいきん仙人さまッ!?」



ばい仙「…ばいきんまん、おぬしは超えてはいけないものを超えてしまったのじゃよ」



ばい「ばいきん仙人さまっ!俺様、どうすればいいのでしょうかっ、教えてください!」


ばい仙「償うのじゃ」





ばい「償う…?」



ばい仙「おぬしは人殺しじゃ、償いきれるかどうか…」



ばい「どう、償えばいいのですかっ?」



ばい仙「それはしらん、自分で考えろ」



ばい「は…ひ…」


ばい仙「じゃあの」


ボフン


ばい「…」


~パン工場~



ジャム「…そうかい」



カレー「…カレーのことを考えたりするだけで思い出してしまって…」



バタコ「それは辛いでしょうね…」


カレー「…もう、カレーを作れない…こんな俺にはもう価値はないんだ…もとはといえばオレの不注意だ…オレのせいなんだ…全部、全部全部全部」ガタガタ



アン「落ち着いて…!」



カレー「…うう…」


ジャム「心配しなくていいんだよ」



カレー「……」



バタコ「パン工場でゆっくり治していきましょうよ」



アン「僕たちを信じて」



しょく「私もカレーパンマンのこと支えます」



チーズ「あんあん!」



カレー「みんな…ありがとよ…」





~街~





住民A「最近、カレーパンマンの野郎をみかけねえな」



住民B「わたしのかわいい坊やを殺したのよ!

あんなやつどっかでのたれ死んでほしいわ」



住民C「あ、あれは!」



ばい「はーひふーへほー!!おまえらにいってやりたいことがあるのだあ!!」


住民Y「ばいきんまんだわ…」



住民H「なにかしら…」



ワイワイ ガヤガヤ


ばい「実はなぁ、あのとき毒キノコをいれたのは俺様なわけwwwwwwww」



住民たち「「「!!??」」」


ばい「悔しかったらここまーでおいーでだ!!」



住民たちは怒りをあらわにし、ものを投げ始めた



住民C「鬼畜ううう!!悪魔あああ!!」



住民B「私の子供をかえしてっ!この外道っ!!」

ガヤガヤガヤガヤ


ばい「はひふへほー!!ばいばいきーん!!」

ブーーーーン





ばい(…あとは…っと)

~パン工場~


ばい「やいやいやいっ!!おまえらぁ!!」



アン「!」



しょく「ばいきんまん!」



カレー「…!」



ジャムバタチーズ「「「!」」」


ばい「おまえらにとっておきの話があるのだ…」


ばい「ジャッジャーン!!カレーに毒キノコ入れたのは俺様なのだーー!!」



パン工場のみなさん「「「!!?」」」


ばい「はっひひのひーー!」(ホッ、言えた)



カレー「…」ブチィッ



バタコ「あっ、カレーパンマンッ!」



ビュン

カレーパンマンはばいきんまんの胸ぐらをつかんだ


ばい「ぐ…」



カレー「…子供たちに詫びれ…このクズ野郎…」



アン「やめるんだ!カレーパンマン!」



しょく「抑えてくださいっ!」

カレー「…」



アン「…」



カレー「………俺が不注意だったんだ…悪い…」

バッ


ばい「く…ふう…」


ジャム「…ばいきんまん、よく言ってくれたね」



ばい「!」



ジャム「それなりの覚悟をもって来たんだろうとおもうよ」



ばい「…ジャム…おじさん」


ジャム「…」



ばい「…俺様…たのみがあるのだ…」



バタコ「…」




チーズ「…」



ばい「…」


ばいきんまんはアンパンマンのところへと歩み寄った


ばい「…アンパンマン!」



アン「…なんだい」



ばい「俺様を[ピーーー]のだ」



バタコ「!?!」



チーズ「あいん!?」


しょく「……」



カレー「……」



ジャム「…」



アン「…ばいきんまん…」

<<62

訂正

ばい「…アンパンマン!」



アン「…なんだい」



ばい「俺様を殺すのだ」



バタコ「!?!」



チーズ「あいん!?」


ばい「あと、しょくぱんまん、ドキンちゃんをたのんだのだ…」



しょく「え…?」



アン「…」



ばい「…どうしたアンパンマン?はやく殺せ!」



アン「…」



ばい「…」

アン「僕は、」


ポタポタ



ばい「!」


アン「僕は君がどんなふうになっても…大好きだよ…殺せるわけ…ないじゃないか…」



ばい「…」

アンパンマンは大粒の涙を流していた


ばい「…」



アン「…」



ばい「…わかったのだ」



アン「…!」


ばい「…永遠にばいばいきんなのだ」


そういうとばいきんまんはUFOに乗り、はるか彼方へと飛び立った



アン「…」

~バイキン城~


ドキン「ばいきんま~ん!どこにいるのよ…まったく…」



カビ「かびかびかびっ」



ドキン「ん?手紙だって?」



ドキンちゃんは薄汚れた手紙を読んでみた


そこには、



ドキンちゃん幸せになるのだ

ばいばいきん



…とだけ書かれていた



ドキン「………」



ドキン「……ばいきんまん…」



ドキン「そこにいるのはわかってるのよ」



ウィーン


ばい「…なんで…」



ドキン「私も一緒につれてってよね!」





___その後



ばいきんまんとドキンちゃんの消息は不明になった



ときたま、見かけたなどの情報があるが、真相は謎のままである


カレーパンマンは、ジャムおじさんたちに支えてもらいながらがんばっている


またそのうちにカレーパンマンのカレーをみんなが食べれる日がくることを僕は信じている…



それとうれしいことに、仲の良い男の子と女の子が街に越してきた


二人とも食いしん坊で、たまにいたずらもするけど、


荷物を運ぶのを手伝ったり、人に親切な

心優しい子だ 


そのうち僕もその子たちと仲良くなれるといいな…






おわり

みなさまみてくださってありがとうございます

ロールメロンクリームやらなんやらは複雑になるので省きました

ばいきんまんすきです


ばいばいきん

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom