アルテラさん
http://i.imgur.com/yDtweSX.jpg

アルテラ「マスター、ログインボーナスだ」

主人公「呼符もあるじゃん、早速使うか」

アルテラ「それは待ってほしい」

主人公「ん？ なんでさ」

アルテラ「……」

主人公「アルテラ？」

アルテラ「……わたしの、マスター」

主人公「……呼符は取っとくか」

アルテラ「これでレベル70だ」

主人公「やっと3つめのスキルが開放されるな」

アルテラ「力を感じるな、もっと私を使ってくれてもいいんだぞ」

主人公「うん」

ランスロット「Arrrrrrrrrrrrrr！！！！！！！」

ヘラクレス「■■■■■■■ｯｯｯｯ！！！！！！！！」

金時「ゴールデンスパァァーーッック！！！！！！！」

アルテラ「……うん」

アルテラ「マスター」

主人公「ん？」

アルテラ「センパイ」

主人公「んっ？？？」

アルテラ「どっちがいい、選べ」

主人公「……どっちもぐっと来ます」

アルテラ「お前……」

主人公「アルテラって再臨するたびにその翼みたいなのデカくなるけど、宝具とかだったりするの？」

アルテラ「…………」

主人公「アルテラ？」

アルテラ「ふぁっしょ…………いや、これはじつはな、私が騎馬民族ということは知っているだろう？ その際、やはり威圧感というものが大事で」

主人公「うん」

アルテラ「……ぐすん」

エミヤ「マルスの剣？」

アルテラ「そうだ。お前の宝具で増やしてほしい」

エミヤ「何故だ」

アルテラ「そのほうが強いだろう」

エミヤ「……」

アルテラ「贋作とはいえ相当にレベルの高いコピーを作るのだろう？」

エミヤ「……ほらよ」

アルテラ「おおっ、素晴らしいな！ 少し素振りをしてこよう！」

主人公「……アルテラって高い壺とか買わされそう」

エミヤ「……あぁ、そうだな……」

アルテラ「破壊以外の事もやってみたい」

主人公「例えば？」

アルテラ「そうだな……なにか、作り出すこととか、やってみたいかもしれないな」

マリー「あら？ あらあらあら？」

主人公「マリーはアルテラがやってみたいこと、なにかわかるの？」

マリー「うふ、アルテラも女の子なのよ？ 女の子が作れるものって、なにかしら」

アルテラ「やはり、裁縫だろうか。ダヴィンチに聞いてこよう」

マリー「……あなたも苦労するわね」

主人公「うん、まぁ」

アルテラ「フォトン・レイッ！！」

主人公「ねぇ、アルテラ」

アルテラ「何だ、マスター？」

主人公「投げたあと自分で拾いに行くの悲しくならない？」

アルテラ「…………」

アーラシュ「ステラアアアアアアァァァァァッッ！！！！！！」

主人公「…………いや、なんでもない」

アルテラ「うん」

アルトリア「もぐもぐもぐもぐ」

アルテラ「アルトリアはよく食うな」

アルトリア「せっかく作って頂いたものですから」

アルテラ「料理を作ってもらったら、喜ぶものか」

アルトリア「私は料理があまり得意というわけではありませんから、嬉しいですね」

アルテラ「なるほど」

アルテラ「料理を作ったぞ」

主人公「おお……アルテラは料理上手なんだな、なんか意外だ」

アルテラ「このパイにはワインを練り込んである。こっちのスープは私の国のお酒で作った。それに――」

主人公「ま、まって、もしかして全部の料理にお酒が？」

アルテラ「ん？ もちろんだとも、お酒は最高だからな、料理にも合うぞ」

主人公「…………い、頂きます」



マシュ「アルテラさんは一説によると、お酒飲みながら亡くなったと聞いた事がありますが……」

ダヴィンチ「だとしたら、あのこはこれから大変ねぇ」

アルテラ「コンビニ行きたい」

主人公「お菓子は1つだぞ」

アルテラ「バナナはお菓子に含むのか？」

主人公「含む」

アルテラ「マスターは私に厳しすぎやしないか」

主人公「コンビニ行きたいとか抜かす英霊には、これくらいがちょうど良いだろ」

アルテラ「新作スイーツが50円引きなんだ、コンビニに行かしてくれ」

主人公「ええ……」

マリー「そこで私はこう言ったのですわ。愛が世界を救うと……！」

主人公「おぉー」

アルテラ「マスターは愛している人はいるのか？」

主人公「えっ……」

アルテラ「いないのか？ ふむ、そうか、では私はまた裁縫に取り掛かろう」

主人公「……」  

マリー「ヘタレ」

主人公「ぐすん」

アルテラ「これでレベルが80になったな」

主人公「うちで一番レベルが高くなったな」

アルテラ「これからももっと私を使って――」

ランスロット「Arrrrrrrrrrrrrr！！！！！！！」

ヘラクレス「■■■■■■■ｯｯｯｯ！！！！！！！！」

金時「ゴールデンスパァァーーッック！！！！！！！」

主人公「……カレイドスコープ1個しかなくてごめん」

アルテラ「……うん」

アルテラ「令呪を使わない回復方法？」

アルトリア「ええ。以前の聖杯戦争で聞いたことがあります」

アルテラ「その方法とは？」

アルトリア「肌を重ねるのです。そこから魔力の安定化を図ります」

アルテラ「肌を……」

アルトリア「重ねるのです」

アルテラ「マスター」

主人公「ん？」

アルテラ「令呪も回復するとはいえ貴重品だ。アルトリアから令呪を使わない回復方法を聞いたのでな、試してみよう」

主人公「そ、それって」

アルテラ「む、知っているのか？ ならば話は早い、早速私と――」

主人公「ダメェェェェェェェェ―――――……………」

アルテラ「マスター！？ ど、どこへいく」



マリー「ヘタレ」

主人公「ぐすん」

アルテラ「マスター」

主人公「ん？」

アルテラ「マフラーを作ったんだ。マスターにあげよう」

主人公「アルテラが作ってくれたの……？」

アルテラ「うむ。寒いところに行く必要もこれからあるだろう」

主人公「……ありがとう」

アルテラ「ふふ、作ったもので喜ばれるのは嬉しいな」

アルテラ「マシュはマスターの事、どう思っているんだ？」

マシュ「ふぇ！？ セ、センパイですか？ そうですね、優しくて頼りになる人……でしょうか」

アルテラ「優しい……？」

マシュ「アルテラさんはセンパイの事、どう思っているんですか？」

アルテラ「……ふむ」

アルテラ「私は使う側の人間だったからな、使われるのは初めてだ。破壊するだけの私に、それだけじゃないんだと気付けたのもマスターのおかげだ」

アルテラ「だが、私は星の守護者であり――」


マシュ「……センパイの幸せもの」

主人公「アルテラは聖杯に何を望むんだ？」

アルテラ「そうだな。女性として何かを作り出す……そんな、生活もいいかもしれないな」

主人公「……マフラー、暖かいよ」

アルテラ「それは良かった。……そうか、マスターの近くにいれば私が聖杯に願うことは、聖杯を使わずとしても叶っているのかもしれないな」

アルテラ「これからも、よろしくお願いしよう。我がマスター」

主人公「……っ、あぁ、こちらこそだアルテラ」

取り敢えず書き溜めが終わったのでここまで、また何か続き思い浮かんだら書きに来ます

読んでいただきありがとアルテラ

???「いや僕はネタキャラじゃないよ？所でマリー、胸の発育についてあくまで医学的見地から興味が…」
???「えぇ～ほんとにござるかぁ～？」
???「すまない…クエストに出てすらいないのにネタと強さを両立してすまない…」

主人公「なんでアルテラはアッティラって呼ばれるのが嫌なの？」

アルテラ「む、それは、その……か、可愛くないだろう」

主人公「か、かわいい……」

アルテラ「私はこれでも女性だぞ、可愛い物が好きでもいいじゃないか」

主人公「え？ アルテラはいつもかわいいけど」

アルテラ「…………！？」

主人公「…………あっ」

アルテラ「ふふ……そうかそうか」

主人公「うぅ……」



マリー「爆発しろ」

エミヤ「うむ」

アルテラ「私が実はポンコツという話を風の噂で聞いた」


主人公「誰からそんな話を」


アルテラ「今はそこはどうでもいい、問題は私がポンコツと噂されているというところだ」


アルテラ「実際のところ、マスターは私のことをポンコツだと思っているのか？」


主人公「……アルテラと同じクラスのアルトリアは、コンビニ行きたいなんて言い出さないだろ」


アルテラ「なっ、コンビニはだな！ 人類が生活する上で素晴らしく貢献してくれるところなんだぞ！ 急ぎでペンが欲しいとか、街なかで急に花を摘みに行きたくなったとか！」


主人公「お、おう」

マリー「それで、アルテラとはどこまで行ったの？ A？ B？……ま、まさか」

主人公「おい、俗世に染まりすぎだろマリー。それにアルテラとはマスターとサーヴァントの関係だよ」

マリー「マスターとサーヴァントの関係なんて伴侶みたいなものじゃない」

主人公「それならマリーとも伴侶になるけど？」

マリー「ま、まさかマスターの真の狙いは私！？ そうなのね、ふふ、これで三角関係なのね！」

主人公「なんで嬉しそうなの」



シャルル「……ギロチンしたい」

アルテラ「この翼の役割はだな」

主人公「な、なに突然」

アルテラ「この間聞いてきただろう。詳しく説明しようと思ってだな」

アルテラ「実は複数の役割がある。宝具を展開する際、安定性を高める力。マスターや星から貰う魔力などを効率よく受信する力」

アルテラ「私はこれをアルテラウィングと呼んでいる。どうだ、凄いだろう」

主人公「……お、おう、すげー」

マシュ「センパイ、耳かきしてあげましょうか」

主人公「ホント？ それならお願いしようかな」

マシュ「それでは、ここに横になってください」

主人公「……あー、気持ちいい」

アルテラ「…………」

マシュ「」

主人公「………zzz」

主人公「ん、んー……よく寝た」

アルテラ「おはよう、マスター」

主人公「あれ、アルテラ？ おはよう……あれ？ マシュに耳かきしてもらってたような気がしたんだけど」

アルテラ「マスターは途中で寝てしまったから、私とマシュも途中で代わったんだ」

主人公「そっか。……ありがとな、アルテラ。よく眠れたよ」

アルテラ「また眠くなったら、私のところへ来るといい。私で良ければ付き合おう」



マシュ「あれが……☆5サーヴァントの威圧力……！ 私も見習わなくては……！」

ロマン「いやそれは違うと思う」

主人公「呼符隠れて使ったらカステラが出た」

アルトリア「そ、それは！ 有名な文明道のカステラではありませんか！ しかも化粧箱入りの物はおよそ8000円と聞いたことがあります！」

主人公「く、詳しいなアルトリア。……よし、2本入りだから1本あげる。みんなと食ってくれ」

アルトリア「よ、良いのですか？ では、早速切り分けてきますね！」

主人公「……文明道……ねぇ」

主人公「アルテラー」

アルテラ「む、マスター。どうかしたか？」

主人公「アルテラは文明を壊すために存在しているんだよな？」

アルテラ「ふむ。例外はあるが、概ねその通りと言っていいだろう」

主人公「ここにカステラがあるんだけど」

アルテラ「……マスターがおやつをくれるとは、珍しいな」

主人公「いやいや、ここからが本題でな。……このカステラのメーカー名が文明道って言うんだよ。アルテラは文明を壊すこと生業としてるんだろ？ カステラ壊されたら食べれないもんな。ごめん、やっぱりこれは他のみんなと――」

アルテラ「」

アルテラ「」

主人公「あ、いや、その、冗談、冗談でこれはその」

アルテラ「」

アルテラ「」

主人公「アルテラ？ アルテラさーん？」

アルテラ「…………はっ」

主人公「お？ アルテラ気がついたか？ ほら、カステラ切って紅茶入れたから、食べようぜ」

アルテラ「文明を破壊した」

主人公「……え？」

アルテラ「そう、私は確かに星に作られし守護者だ。だが、星と言うものも私からすれば1つの文明に過ぎないのだ」

主人公「え、なに、どういう事」

アルテラ「そう、つまり。……私を作ったものにちょっとお願いをしてだな、僅かの時間ながら普通の女性にしてもらったのだ」

主人公「……？？？？」

アルテラ「つまり、今ならこういうことも出来る。……ほら、あ～ん」

主人公「……！？！？？？」

アルテラ「あー……いや、私が悪かった。少しばかりはしゃぎ過ぎたな」

主人公「ビックリしたよ……今はもう、いつものアルテラなのか？」

アルテラ「あぁ、セイバークラスサーヴァント、アルテラだ」

主人公「……そっか」

アルテラ「どうかしたか？」

主人公「いやその、なんだ。……あの時のアルテラも可愛かったなって」

アルテラ「…………なっ、なっ」



マリー「あれでデキてないって言うのよ、おかしいでしょ」

マシュ「センパイ、完全に口説いてますよねアレ」

アルテラ「コンビニに行きたい」

主人公「欲しいものがあるならダヴィンチに作ってもらえばいいじゃないか」

アルテラ「違うんだ」

主人公「なにが」

アルテラ「深夜一人でコンビニに行き、雑誌をパラパラっと読む。おつまみコーナーとお菓子コーナーで新商品チェック。見知った店員さんと少しばかり会話。そういうのがいいんだ」

主人公「どういうのだ」

マシュ「……深い」

主人公「ええ……」

また書き溜めが尽きた、カステラネタ使わせてもらいましたありがとアルテラ

また書き溜めできたらきますー、読んでいただきありがとアルテラ