【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?14スレ目?】 (1000)


 14スレ目
 1人目の主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人目の主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人目の主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人目の主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人目の主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
 6人目の主人公ライドは生まれ持った聖眼によって畏れられ、人の手を渡り、大切な約束を目前にしながら戦争に巻き込まれ奴隷となった
 7人めの主人公ジェシカは鍛治師として行商の旅をしていたが元は領地であった故郷の事件を知って解決のために奔走し、新領主として返り咲いた
 8人目の主人公インガは魔族の盗賊。亡国の姫とともに旅をして回り、ともに戦場を生き延びて絆を紡いだ
 9人目の主人公ジュダルは革命によって奴隷に身をやつした元王族だが、暗夜王国で騎士となり王国の剣として生きる

 どんな結末も安価とコンマ次第?
 ぶっちゃけ、コンマ要素がけっこう強いかも知れない



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443959435


 過去スレ
 1 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432114338/)
 2 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?2スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432459818/)
 3 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?3スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433240160/)
 4 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?4スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434113061/)
 5 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?5スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434630054/)
 6 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?6スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435323407/)
 7 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?7スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436277200/)
 8 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?8スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437393959/)
 9 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?9スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438861933/)
 10 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?10スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440155751/)
 11 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?11スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441374900/)
 12 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?12スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442320793/)
 13 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?13スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443180310/)



 プレイアブル・キャラクター

 ○モニカ:死亡
  武器:マスケット銃&リボルバー
  目標:暗夜王国への復讐

 ○シリウス
  武器:槍
  目標:リリの奪還

 ○スピカ
  武器:仕込み杖(魔法使い)
  目標:皆の手伝い

 ○ヨダカ
  武器:ブーメラン
  目標:特になし

 ○エル
  武器:短剣
  目標:麻薬の流入根絶

 ○ライド
  武器:剣
  目標:聖眼の解明

 ○ジェシカ
  武器:大鎚(鎚兼大剣兼盾)→姐御の剣
  目標:リリの奪還

 ○インガ
  武器:ソードブレーカー&剣(二刀流)→ソードブレーカー
  目標:ジュダルの手伝い後バイス王国奪還

 ○ジュダル
  武器:槍
  目標:密輸組織撲滅


 ――遠くない記憶の地上――

ヨダカ「あん?」

ヨダカ「…どこだ、ここ?」

シャニ『ヨダカぁっ!!』

ヨダカ「うおっ、何だよ!?」
ヨダカ『いきなり何だよ!?」

ヨダカ「……あ? 何で俺がもひとり…?」

シャニ『またお前は…洗濯もののひとつもロクにできないのか!?』

ヨダカ『るっせーなー、洗って乾かせばいいんだろ!? やったろーが!!』

シャニ『魔法で雑にやるから、見ろ、俺の勝負パンツがズタボロだ!!』ボロッ

ヨダカ『ぷぎゃー、ざまーみろ!!』

シャニ『この…ろくでなしがぁあああああああ――――――――――――――――っ!!』

ヨダカ「…何だ、こりゃ?」

 バシュゥゥッ

ヨダカ「……また場所が変わった…」

ゼノビア『リキュールないの? 魔界って』

ヨダカ『うめえ…何これ、甘い…すげえ、甘い…うめえ…』ゴクゴク

ゼノビア『普通…割って飲むんだけど』

ヨダカ『いいじゃん、うめえんだから…』

ゼノビア『で、またシャニに叱られたって? 何したのよ?』

ヨダカ『洗濯物しろっつーからしてやったら、勝負パンツがボロボロとか言ってケチつけられたんだよ』ケッ

ゼノビア『それ、どんな?』

ヨダカ『ハート柄…』

ゼノビア『ぷっ…』

ヨダカ『あははははっ! すぅっげぇー、似合わねえんだぜ!?』ゲラゲラ

ゼノビア『あははっ、やっぱシャニっておっかしいわねえ…!』バンバン

ヨダカ「…?」

 バシュゥゥッ

ヨダカ「またっ――モニカっ?」

モニカ『今日は、レアチーズケーキを作ります』

モニカ『まずはじめにー』

ヨダカ『ふんふん…』メモメモ

ヨダカ「おい、モニカ…! モニカってば、俺だよ! 俺っ…! おい、分かるかっ!?」ブンブン

ヨダカ「分かれって!」ブンッ

 スカッ

ヨダカ「あっ…? すり抜けた…?」

モニカ『で、こうしてこうして…冷やせばオーケー! 超簡単でしょ? おいしいよ、きっと』

ヨダカ『で、簡単じゃない方は?』キリッ

モニカ『そっちもやるの…?』

ヨダカ「……っ…モニカ…」


 【直下 コンマ判定】(所持品:モニカのマスケット銃によって発動)
 1~3 何もないんやでー
 4~6 モニカの幸せ
 7~9 おや?


ヨダカ(これって…前にあったことだよな…?)キョロキョロ

ヨダカ『お、できてる…』

モニカ『試食しよ、試食!』

ヨダカ『ほい、モニカの分』

モニカ『おいしそうにできてるね』

ヨダカ『だなっ』

ヨダカ・モニカ『『いっただきまーす!』』パクッ

 モグモグ…

ヨダカ『っ……うめえっ!』パァァァッ

モニカ『でしょ?』

ヨダカ『うめえ…でも、甘さ足りないような…』

モニカ『これくらいがいいの』

ヨダカ『砂糖足そうぜ』

モニカ『黄金比があるの!!』

ヨダカ『えー?』

モニカ『えー、じゃないもん。これでも充分おいしいでしょ? 色々と試されてきて、それがこれなんだから』

ヨダカ『ふうん…まあ、うまいからいいか』モグモグ

ヨダカ「…」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 このチーズケーキは、やっぱり砂糖を足した方がおいしかった
 2 もうモニカと一緒に甘いものを作るために材料を探す冒険したり、あれがおいしいとか言い合ったりできないんだな…

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、


ヨダカ『ほらっ、砂糖入れた方がうまくね!?』モグモグモグ

モニカ『うぇぇ…甘いって、甘すぎ…これはないって』

ヨダカ『うめえのに…ちゃんともっと食えよ、ちびちび食うからマズいんじゃん』

モニカ『そんなことないもーん』

ヨダカ(もう…あんな風に、モニカと甘いの食ったり…できないんだ…)

ヨダカ(甘いもん探して、色んなとこに行ったり、どれがおいしいとか、そういう会話もできなくて…)

ヨダカ「…っ」ギュッ

モニカ『あ、ヨダカ、口についてる…』ヒョイッ

ヨダカ『ん? あんがと』モグモグ

モニカ『ふふっ…ヨダカっておいしそうに食べるよね』

ヨダカ『だってうめえんだもん』

ヨダカ「違う…」

モニカ『そんだけおいしそうに食べると、わたしも教えがいあるね。今度は何にしよっか?』

ヨダカ『何でもいいって、モニカが用意してりゃだいたいうまいから』

ヨダカ「違う…」

モニカ『あ、じゃあ、今度は一緒にすっごく大きいケーキ作らない?』

ヨダカ『巨大ケーキ!? どんくらい!?』

モニカ『んと……これくらい?』スッ

ヨダカ『もっといこうぜ』

モニカ『ええー?』

ヨダカ『こっから、こ―――――――――んくらいまでっ』タタタッ

ヨダカ『こんくらいまででっかいの、作ろうぜ! ぜってぇー、うまいっ!』

ヨダカ「違えよっ! 俺はっ、モニカと、一緒に食うのが、うまかったんだよぉっ!!」

 ピシッ…
 ピシピシィィッ…

 バリィィィィンッ…

ヨダカ「っ――?」

ヨダカ「あれ、ここ…ああ、世界樹か…」

ヨダカ(今のって…幻…? でも…あんな…の、もうないんだ)

ヨダカ(………思い出なんかにふけったって、何もなりゃしない)

ヨダカ「…」ポロッ

ヨダカ「っ…? 何これ…涙…?」ポロポロ

ヨダカ「……………っ」グシグシ

ヨダカ「ちっくしょ……誰だ、こんなん見せた、クソ野郎は! 胸っくそ悪ぃなっ!!」


 ヨダカは 記憶の牢獄 を突破した! ▽


 【安価下1】
 1 視点チェンジ
   A ライド
   B ジェシカ
   C ジュダル
 2 ヨダカ続行
 3 インガに変更

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、


 ――遠い記憶の社――

ライド「…? ここは…僕のいた、社…?」

小ライド『…』パタン

ライド「……僕がいる…」

小ライド『………冒険…』ボソ

ライド「…あの本…ずっと読んでた、冒険譚…」

ライド「………そういえば…あれ読んで、見たことないもの想像して…」

ライド「…ん…でも――これって、確か、この後に…」

<コンコン

ライド「!?」

小ライド「っ…?」ビクッ

<誰かいますかー? もしもーし

<コンコン

ライド「ル、ビー…」ブルッ

小ライド『………だ…だれ…?』

<いたっ…ほんとにいたんだ!

小ライド『…?』

<赤い髪の毛の、男の子でしょ? あのね、わたしね、見たことあるの!

<でもおじいちゃんもおばあちゃんもおかあさんもおとうさんもおねえちゃんも、そんなのいないって嘘ついてたの

<ねえ、ここ開けて? ダメ?

小ライド『……う、ん…』

 ギィィィ…

ライド「っ…あ…ぁっ…」

 ガタッ…

小ライド『………きみは…だれ?』

ルビー『わたし、ルビー。……あなたのお名前は?』

小ライド『………な、まえ…』

ルビー『……ないの?』

小ライド『………ない…』

ルビー『……あっ、その本』

小ライド『?』

ルビー『わたしも読んだことある。それの主人公のお名前から、もらえば?』

小ライド『でも…ぼくは…』

ルビー『じゃあ、今日から、ライドね』ニコッ

小ライド『らいど…』

ルビー『はじめまして、ライド。はい、ライドの番。わたしのこと、呼んで?』

小ライド『………ルビー…』
ライド「………ルビー…」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 何で、ルビーがいなくなっちゃったんだ。何でルビーと離ればなれになったんだ。いつから僕は呪われてたんだ
 2 もう二度と会えないと思ってたのに、また会えた。忘れかけていたルビーの顔をまた思い出せた。声も、髪も、瞳の色も、思い出せた


ライド「…ルビー」

ライド(そうだ…この日、ルビーが社まで来たんだ…)

ライド(この時に…僕は初めて、友達ができて…それが――)

ルビー『ねえ、ライドは好きなひといる?』モジモジ

小ライド『…好きな、ひと?』

ルビー『うん、いっしょにずっといたいって、思えるひと』

小ライド『ルビー!』

ルビー『えっ…!?/// あ、あの、でも…///』

小ライド『……ダメ?』

ルビー『だ、ダメじゃないけど…///』

ライド(……僕は…ルビーしか、知らなかった…)

ライド(ルビーの他に、知ってる人の名前は本に出てくるものだけで…それらの人とは、話をすることもできなくて…)

ライド(だからね、ルビー…その質問は、ルビーとしか…答えられなかったんだ、この時の僕には…)

ルビー『………そんなに、好き?///』チラッ

小ライド『うんっ』

ルビー「…えへっ…えへへへぇ…/// じゃあ、ライドのおよめさんになってあげる…///』

小ライド『ほんとうっ? やくそくしよう』

ルビー『うん…きっと、お嫁さんにしてね』

ライド(……………ルビー…)

ライド(…僕は…その約束の意味もわかってなかったんだよ…)

ライド(でも、ルビーが顔を赤くして、もじもじして…そういうのは、覚えてる…)

ライド(顔も、声も、瞳も、何もかも…おぼろげだったのに…それは、覚えてた…)

ルビー『ライド』

ライド「…」

ルビー『今日は、なにしてあそぼっか?』

ライド「…」ジワッ

ライド「…」ポロッ

小ライド『おえかきしよっ』

ルビー『いいよ、じゃあ、わたしのことかいてね。じょうずにだよ!』

小ライド『うん』

ライド(……また…会えた……)


 ライドは 記憶の牢獄 に囚われた!


 【安価下1】
 1 視点チェンジ
   A ジェシカ
   B ジュダル
 2 ヨダカ続行
 3 インガに変更


 ――遠い記憶の領主邸――

ジェシカ「……ん?」

小ジェシカ『にいさんっ』トテトテ

小レイド『…ジェシカ、どうした?』ナデナデ

ジェシカ「んなっ…!? な、何だ、こりゃ…?」

ジェシカ「………おい…これって、昔の…やべえ、超恥ずかしい…何だってんだ…?」

小ジェシカ『なでなでしてっ!』ニパッ

小レイド『ああ…もちろんだ。ジェシカは、いいこだからな』ナデナデ

ジェシカ「うわぁぁ…」

ジェシカ「………しっかし…こんなころもあったな、おい…」

<領主様っ!

ジェシカ「…ん?」

<どうした?

<採掘場で事故が…!

<何っ? すぐに人手を集めて、救出の準備だ! 二次被害を出さないよう、早まって中へは入れるんじゃない! わたしもすぐに行く!

小ジェシカ『…にいさん』ギュッ

小レイド『だいじょうぶ…父上は、りっぱなりょうしゅだから、何も――』

小ジェシカ『……みんな…おケガしちゃったの…?』

小レイド『っ…そっか、ジェシカはそっちがしんぱいか。だいじょうぶだよ、きっとげんきでみんな、かえってくるから』

小ジェシカ『ほんと?』

小レイド『ぼくが嘘をついたことがあるか?』

ジェシカ「こん時は…なかったな…多分」

小ジェシカ『ん…うー……にいさま、にいさま、あのね? おみみかして』コショコショ

小レイド『……え? うん…うん………わかった、じゃあ、父上にいって、じゅんびしような』ナデ

ジェシカ「………ああ…アレか…」

 バシュゥゥッ

ジェシカ「…んで、こうなった…と」

小ジェシカ『はい…わたしがつくったから、これたべて、げんきになってね』つサンドイッチ

傷ついた領民『ああ…ありがとう、いただくよ』

 モグモグ

小ジェシカ『………げんきに、なった?』

傷ついた領民『………ああっ、もちろんさ! 明日からも、忙しく働くぞー!』

小ジェシカ『!』パァァァッ

ジェシカ「…まだ…親父がそそのかされる前、か…」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 こんなに心優しかった少女が、今じゃこーんな女になっちまいました…と。すんませんね、ほんと
 2 この5年後には保身に走って全部パー。うまくないサンドイッチ食ってから元気を振る舞った領民に悪いことしたな


ジェシカ(あん時にゃ、気づかなかったが…)

小ジェシカ「もっとたべてっ」つサンドイッチ

傷ついた領民「っ…ああ、ありがとう」ニコッ

ジェシカ(………具はあきらかに生っぽいし、顔もひきつってやがるし…まずいサンドイッチだったんだろうな…)

ジェシカ(なのに…あんないーい笑顔をしちまって…)

ジェシカ「…」チラッ

ジェシカ「それを見て…クソ兄貴も親父も、ほほえましそうにして…周りのやつらも、人災と祝福が同時に来てやがるなあ、なんて面して…」

ジェシカ「……そんなん、5年後にはパーだっつうのに…」

ジェシカ「…ほんと…親父も、それに賛成しちまったあたしも…当然の報い、だったな…」

ジェシカ「…」チラッ

シューメーカーレビー『領主殿』

父『おお、これはこれは…星持ちの騎士様が、何故このようなところへ?』

シューメーカーレビー『ある任務でここへ滞在していたのですが、何やらあったと聞きつけまして』

領民『その騎士様が救出を手伝ってくださって、本当に助かったんです…』

父『本当ですか? どうも、ありがとうございます…!』

シューメーカーレビー『これは騎士の務め、困った者がいれば手を差し伸べるのは貴族として当然であり、騎士としては訓示にも数えぬことです』

小レイド『……きし…?』

ジェシカ(ああ…いつから、あのクソ兄貴が騎士なんぞを目指したか知らなかったが…こいつだったのか…)

ジェシカ(ほんっとに…このころは、何もかもが…やさしくできてたもんだ――)


 ジェシカは 記憶の牢獄 に囚われた!


 【安価下1】
 1 ジュダル
 2 ヨダカ
 3 インガ


 ――デルザー大陸・世界樹内部――

 バリィィィィンッ

インガ「くっだらねーもん見せられたな、おい…」

インガ「欠伸が出るっつーの…」←血も涙も一応あります

インガ「……あいつらもいねえし…探すしかねえか…やーれやれ…」

 スタスタ

インガ「おーい、チビ助ヨダカー?」

インガ「お人好し破廉恥女ー?」

インガ「アホ神父ー?」

インガ「乞食坊主ー?」

インガ「メスゴリラー?」

インガ「ジュダルー?」

 スタスタ

インガ「…」

インガ「返事すりゃいいのに…世話かかんなあ…どこにいんだ?」

インガ「……やたら入り組んでるし…ほんとに、木の中かよ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ん? ジュダルが突っ立ってる…何だ? って手を触れたら…
 4~6 だーれがチビ助だボケなすインガ、って飛び蹴り(文字通り)が
 7~9 よりどりみどりで、ええんやで~囚われてるのを


インガ「んー…」

インガ「いやがらねえな…」

インガ「…」

 スタスタ

インガ「…どこにいるんだか…」

 スタスタ

インガ(……もしかして、さっきの幻惑魔法…)

インガ(あれって、罠か何かだったのか…?)

インガ(…可能性はあるかもなー…)

インガ(物理的なトラップならぶっ壊せばどーにかなるけど、ああいうのってハマるとやべーかんな…)

インガ「…ま、盗賊の俺様には関係ねーけど」

インガ「ん?」

インガ「おっ、いた! おーい!」

 トトトッ

インガ「…おい、おーい、【安価下1】」ブンブン


 【安価下1】
 1 お人好し破廉恥ー?
 2 不良神父?
 3 乞食坊主?
 4 メスゴリラー?
 5 ジュダルー?

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、


インガ「…おい、おーい、乞食坊主?」ブンブン

ライド「…」ポロポロ

インガ「………微動だにしねえで泣いてる…」

インガ「……おい、何してんだよ?」

 ポンッ
 パァァァァッ

インガ「う、おっ――?」


 ――遠い記憶の牢獄・ライド――

ライド『ルビー…ぼく、いっぱい…いっぱい、外を見て来たんだ』

ルビー『…』ニコニコ

ライド『それで…ずっと、ルビーに会いたくって………』

ルビー『…』ニコニコ

インガ「………何だ…?」

インガ(………ライドが話しかけてる女…誰だ?)

インガ(でも…こんだけ話しかけられてて、表情がさっぱり変わってねえな…)

インガ(…人形、みてえな…)

インガ「………ハマっちまったのか、あれに…」

インガ「…おい、ライド」

 グッ

ライド『っ……?』

インガ「…何してんだよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライド『……だ、れ……ですか?』
 4~6 ライド『………っ…こ…来ないで……』タジッ
 7~9 ライド『……イン、ガ……さん…?』


王子「ジュダル選べば、ちゃんと見れると思います!」

王子「インガは、ごめん…ってことで」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ライド『…………インガ…さん』インガ「…何してんだ?」ライド『…』
 奇数 ライド『…邪魔…しないで』インガ「……は?」
 ※0は偶数扱いやでぇ~


ライド『…邪魔…しないで』

インガ「……は?」

ライド『………ルビーに…やっと、会えたのに…』

インガ「…その女?」

ライド『…』コク

インガ「…お前、ちゃんとそれ見えてんのかよ?」

ライド『………邪魔…しないでください…』

インガ「おい、答えろ」

ライド『っ――やっと…やっと、会えたんだっ…! もう、もう絶対…ルビーと離れない…』

ライド『邪魔するん、なら…!』

 ブゥンッ
 チャキッ

インガ「おい、お前、それどっから出し――」

ライド『誰だろうとっ…排除、する…!!』

 ダンッ
 ブォォォンッ
 シュバッ…

インガ(掠った…そこまで痛くはねえけど…傷みはあるな…)

ライド『ふぅっ…ふぅっ…!』チャキッ

インガ(………これ、ここで死んだら、ガチで死ぬやつじゃね…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライドにばっか都合がいい空間…マジかよ…誰だよお前ら…ほんとにさー、もう…死にかねぬ
 4~6 ガチってるライドは聖眼なしでもいけるよ
 7~9 魔族の教え・話が通じない相手には:拳で解決しませう


インガ「ま…そっちがその気なら、相手してやるよ…!」グッ

インガ「…………俺の得物は、出てこねえのか…。ま、素手でも――」

ライド『邪魔は、しないでっ…! ここにいればっ、ここなら、僕は、幸せでいられる――!』

 シュダダッ

インガ「ああ…?」

アルエレナ『…』

アルクトス『…』

セーブル『…』

ライド『ふぅっ…ふぅっ…!』チャキ

インガ「………増えたな、おい――」

 ダンッ

セーブル『…』ヒュバッ

インガ「おっと――」

アルクトス『…』バッ

インガ「っ!?」

 ズドォォォォォォッ
 ズジュジュッ…

インガ「ちょっ――白刃取りのつもりが、手の肉が、お前っ…!」

 ヒュォォォッ

インガ「おわっ…!?」

 ドスンッ
 ダンッ

アルエレナ『…』ズバァッ

インガ「くっそ…何なんだよ、こいつら…!?」

ライド『極大・爆裂――』

インガ「おいおいおい…」

ライド『――六連ッ!!」

 カッカッカッカッカッカッ

インガ「そりゃっ、なしだろ――!?」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 ドサァッ…

インガ「~っ…クソ…やべえ、これ…!」

 ヒュォォォッ

インガ「やべえな、マジで…!」ダッ

 ズドドドドッ

インガ(こんなん、回避で手一杯――のくせに、ライドの魔法が…!)


 【安価下1】
 1 うざってえなもう、目え冷ましやがれパーンチ!
 2 そういや、幸せでいられるみたいなこと、言ってた気が…ん? でも…んー?
 3 どうせライド以外は幻に決まってるだろうから、容赦なしにぶん殴ってこう、うん


ライド『極大・閃熱魔法!!』

 シュゴォォォォォォォォォォッ
 ズッドォォォォォォォォォォォォォッ

インガ「ぐ、ぬ、ぬぬっ…!!」ズズズッ

セーブル『…』チャキッ

インガ「こなくそがぁっ…!」

 ヒュォォッ
 ズバァァァァンッ

 ダンッ

ライド『斬られ、たのに――!』

インガ「けっこういい剣士みてーだけどな、さっぱり俺にゃあ効かねえよっ…!」

 ダダダッ

アルクトス『…』チャキッ

インガ(やっぱり、これ――)

 ブォォォォッ
 ズバズバズバァァァァッ

インガ「っぐ…ん、のっ…!」ダンッ

ライド『どうして…止まらない…の…?』

ライド『止まれ…止まって――極大・劫火魔法ッ!!』

 シュゴォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

 ダダダッ…
 ダンッ

ライド『っ…!?』

インガ「とりあえず、イッパァァァァアアアアアアアア―――――――――――――――――ツ!!」

 ドッッ
 ゴォォォォォォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 聖眼まで使うの…? そ、それはちょっと…
 4~6 ライドのかつての仲間達が消えて、今の仲間達が出てきた
 7~9 怯んでる怯んでるぅー!


 ドサァッ
 ゴロゴロ…

ライド『っ…ぅ…』

インガ「目え覚ませ、いつまでおねんねしてるつもりだよ」

ライド『……っ…邪魔、させないっ…』

ライド『絶対…っ…もう…二度と…二度とっ、ルビーと――!!』

 ギィィィンッ

インガ「っ――その、目…」

ライド『ああああああああああああ―――――――――――――――――――っ!!!」

 ズォォォォォォォォォッ…

ルビー『…』ニコッ

ライド「っ…?」

インガ「ああっ…?」

 ブゥンッ…
 ブッブッブッ…

ライド「ぁ……ぇ…あ…る…ルビー…る、び…い……!」

ルビー『…』ニコッ

 バシュンッ…


 ――デルザー大陸・世界樹内部――

インガ「………ああっ…?」

ライド「…」ガクッ

ライド「……ぁ…ぁ…ぁぁぁぁあああああ…」

インガ(………確か、こいつの目って、魔力を、分解して…吸収――だっけか…?)

インガ(………それで、あの幻惑魔法まで、消しちまって…)

ライド「また……またっ…また、こんな…眼のっ…せい、でぇっ…!」ガッ

 ガリガリ

インガ「はあっ? おい、何、自分で、自分の目ん玉ほじくろうと――」ガッ

ライド「こんな眼があるせいでまたルビーと!!」バシッ

インガ「っ…」

ライド「……会えた……のに…また…また…どこ…ルビー………っ……うっ…ルビー…ルビー………」ポロポロ

ライド「うぅぅ…っ…ああああっ…あああああああああっ…!!」

インガ「…」

インガ「【安価下1】」

 1 …おい、歯ァ、食いしばれ
 2 ………他のやつ…探してこよっと……
 3 …幸せでいれる…だっけか? ほざいてたよな?



インガ「………他のやつ…探してこよっと……」

インガ(俺、こーゆーのムリだし…)

インガ(あー、何でこいつが真っ先に見つかっちまったんだか…)

 ソソソ…

インガ(つか…あいつ、元に戻るのかぁ…?)

インガ(戻ってきたら、目玉なくなってて、ショック死してるとか…勘弁しろよ…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライド、逆恨む…
 4~6 悲痛なライドの慟哭が聞こえるから、まあ…死ぬことはなさそうね
 7~9 ジュダルが見つかったお


インガ(とりあえず…あっちの方――)

 ガランッ…
 ガララッ…

インガ「…あ?」クルッ

ライド「……インガさんの…せいで…」

インガ「…」

ライド「……来なければ…ずっと…あそこで、僕は…」ガラァンッ

インガ(目ぇ…いっちまってねえ…?)

インガ(…つか、そんな剣抜いたまま、がらがら引きずるなっつーの…)

ライド「……ルビー…と…」クシャッ

インガ「………んな顔すんなって…」

ライド「……誰が…こんな顔に――!」

 ブォンッ
 スカッ

ライド「あああああああああっ!」

 ブンッ
 ブンッ
 ガッ
 ヒュオンッ

ライド「お前のせいで、お前のせいで、お前のせいでお前のせいでお前のせいで…!」

インガ(めっちゃくちゃに振り回してんな…相手すんのは楽だけど――これって、どうすりゃいんだ…?)


 【安価下1】
 1 とりあえず、武器破壊すりゃいいんじゃね? なソードブレーカー的発想
 2 真剣白刃取りからの、前蹴り!(相手はうずくまる
 3 いなしてかわして、永遠、避け続けてみる。体力的には余裕


ライド「ああああああああああっ!」

 ブォンッ
 パシィィッ

ライド「っ――!」グッ

インガ「喉張り裂けるぞ、叫んでんじゃねーよっ!」

 ドゴォォォッ

ライド「っぐ…!」ドサッ

インガ(弱っ…)

インガ(いや…参ってんのか? 精神的に…)

ライド「っはぁ…っはぁ…!」ギロッ

インガ「…生意気な目ぇ、してんじゃねえよ」

 ドゴォッ

ライド「あっぐ…!」ググッ

インガ「おい…別に俺は特別意地悪でも、特別、いい野郎でもねえからよ」

 ガシッ
 グンッ

ライド「痛っ…か、みぃっ…!」

インガ「あんまり、噛みつかれるとこーしてお仕置きのひとつはくれてやんぜ?」グググッ

 ブチッ…
 ブチブチィッ…

インガ「おら、禿げちまうぞ、抵抗してっと。頭皮ごと、ずるっと剥けることだってあんだぜ?」

インガ「まだ若えのに、頭のてっぺんだけ禿げはやだろ? 大人しくし――」

ライド「あっ…があっ!」

 ブンッ
 ドゴッ…

インガ「………粗末な頭突きだな、おい」グッ

ライド「っ…!」

インガ「もういっちょやるか? いいぜ、そしたら、俺のフックがお前の顔面に今度は突き刺さるぜ? やってみろよ」

ライド「……っ…」

インガ「…あがいたって、どーにもなりゃしねえんだよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 インガの言葉が追い討ちになってしまった…大人しくなったけど、心のお医者さん呼んで、はよう
 4~6 せめて、ジュダルが解放済みだったら、展開もビミョーに変わってたんだけどねえ…
 7~9 ライドくんは頭のええコやから…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ライドくんが1番許せないものはね、モニカでも、聖眼でも、もちろんインガでもないんだよ
 奇数 インガさん、荒療治過ぎぃぃぃっ!!
 ※0は偶数扱いなんやで


ライド「っ…じゃあ…」

インガ「…」

ライド「じゃあっ…僕は…どうしたら、ルビーと――」

インガ「知るか、んなもん」

ライド「っ……だったら、もう…何したって…僕が、何しようが、どうなろうが…!」

インガ「ああ、知ったこっちゃねえよ」

ライド「…っ」

インガ「さっきの幻でも見てたけどよ…お前、結局、最後は誰かがどうにかしてくれるとか思ってんじゃねえの?」

ライド「っ…ち、違――」

インガ「ルビーちゃんが最後に出てきて、ねぎらってくれるとか?」

インガ「それとも、さっきの、あの3人が突然どっからかわいてきて、守ってくれるとか?」

ライド「……違う…そんな、ことっ…」

インガ「――甘いんだよ、ボケなす坊主」

インガ「教えてやるよ、地上だろうが、魔界だろうがな、何かを守ろうとするヤツは、大馬鹿野郎なんだ」

インガ「んなこと、絶対にムリなんだから」

ライド「………違うっ…そんなこと…ないっ…」

インガ「守れるものなんか、ありゃしねえんだよ」

インガ「何より大事なてめえの命さえ守れねえでどんだけの野郎が死んでると思ってんだ?」

インガ「てめえの命を守りてえなんざ、生きものなら誰だって持ってるよーな本能だぜ? でも、できやしねえんだ」

インガ「それを他人や、どこそこの宝物や…甘ったれた幻想持ってんじゃねえ」

ライド「っ……あああああああああっ!」

インガ「暴れんなっつったろが!」

 ズドォォォォォォッ

ライド「っ…っ、っ……うぷ――お、えええええっ…!」

 ビチャビチャッ…
 パッ
 ドサッ

インガ「…そのまま野垂れ死んでろ、ゲロ虫野郎」

ライド「……っ…~っ……ぅ…っぅ……」ポロポロ

インガ「…」

ライド「……いや…だ…」ポロポロ

ライド「………いやだ……どうし…て…ぼく……だけが………っう…うぅぅぅ…」

インガ「さーな」スクッ


 【安価下1】
 1 インガ続行
 2 ヨダカ視点
 3 ジュダル


 ――遠い記憶の小国――

ジュダル「…あれ?」

小ジュダル『にいやー!』パタパタ

小ヴォルド『…』チラッ

ジュダル「にいやー!」トトトッ

 ギュッ
 スカッ

 ドテッ

ジュダル「いたっ…ちっちゃいにいやも、かわいい…」キュンッ

小ヴォルド『…なんだ?』

小ジュダル『ちょうちょ、つかまえたの、みて』

 パッ
 ヨロヨロ…

小ヴォルド『…バカ!』バシッ

小ジュダル『っ…!?」バタッ

ジュダル「…ちっちゃいにいや…かわいいし、かっこいい…」ダラダラ

小ジュダル『………どうして…ぶつ、の…?』

小ヴォルド『…お前がつかまえたから、このちょうがよわってる…』

小ヴォルド『……もう、じぶんの力でも飛べない…』

ジュダル「…」

小ジュダル『…にいやのばか!』トトトッ

ジュダル「……むっ、ちっちゃいわたしのバカ! にいやのやさしさなのに――ん? 何で、こんなとこにいるんだろ…?」

小ヴォルド『…』

ジュダル「………にいやがいるからいっか♪ ちっちゃいにいやって、新鮮…ほっぺ、ぷにぷにしてそう…」

ジュダル「いつくらいだろ…?」

小ヴォルド『………ジュダル…』

ジュダル「なに、にいやっ!?」パッ

小ヴォルド『……………弱いやつを、いじめるなんて…最低なこういだから…はんせいしろ』クルッ

 スタスタ

ジュダル「…うーん?」

 バシュゥッ

小ジュダル『にいや!』

 バシッ

小ジュダル『みてみて、にいや!』

 バシッ

小ジュダル『にいやー』

 バシッ

ジュダル「………ちっちゃいころのわたし、にいやにぶたれてばっかり!?」

ジュダル「……で…決まって、逃げて…にいやが…あれするな、これするな…反省しろ…」

ジュダル「………んー…」

 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 やっぱりにいや…ちっちゃい時からかっこいい…
 2 にいやの愛って深いなあ…


小ジュダル『にいや! みてっ、にいやがサイキョーの絵、かいた!』バサッ

ジュダル「うわ、へたくそ…」

小ヴォルド『…』バシッ

 ビリビリッ

小ジュダル『あっ………どうして、やぶくの!?』

小ヴォルド『…サイキョーって、なんだ』

小ジュダル『え? だって、にいやはジュダルのにいやだから…だれもてきいないくらいつよいの!』

小ジュダル『どんなまものでも、わるいひとでも、にいやがやっつけちゃうか――』

 バシッ
 ドサッ

小ヴォルド『…バカ。ジュダル、お前はさいていのことをしてる』

小ジュダル『……にいやっ…にいやに…よろこんで…ほしかっ……だけ…なの、に……うっ…うぇぇぇぇぇんっ…!』

小ヴォルド『…………だれかと、けんかをするなんてダメだ』ポンッ

小ジュダル『ひぐっ…でも……』

小ヴォルド『…そうなったらダメなんだ。やっつけたら…その人は、いたいし、おこるし、かなしい。だから…けんかはしない。するな』

小ジュダル『………にいやは……よわい、の…?』グスッ

小ヴォルド『………え?』

ジュダル「!! にいやが、戸惑った顔っ…!? 超レア…! ああ、この顔…この顔、絶対に脳みそに焼く…!!」

小ヴォルド『…………そ、そんなことない。…けど、けんかはだめ…だから、えと…』

小ジュダル『…』ジィィッ

小ヴォルド『…っ!』ポンッ

ジュダル「何か閃いた顔のにいやもかわいいっ…!」キュンッ

小ヴォルド『いいか…ジュダル、ほんとうに強いっていうのは、けんかもしないで、けんかにかつことなんだ』

小ヴォルド『みてろ、ぼくはすごく強くなる。……そうしたら、だれもけんかをしかけてこないから、みんなをまもれる。強いからだ』

ジュダル「………ほえ…にいや、ちっちゃいころから、こんなこと…」

ジュダル「…………………さっぱり覚えてないけど…ははっ…」

ジュダル「でも…にいやって…このころから、いっぱい、剣とか練習したのかな…? それで、国を追われて…連れ出してくれて」

ジュダル「……にいやがいてくれたから…今は、一応…一人前の騎士になれたよ」

ジュダル「…何も、にいやが叱ってくれたこと覚えてないけど、それまで、ずっとずっと…守ってきてくれて、ありがとうね」

 ピシッ…

小ジュダル『にいや、にいや! けっこん、しよ!』

小ヴォルド『………………きょうだいじゃ、したくてもできないんだよ』

ジュダル「え、ちょっと待って、何それ、覚えてない! どういう意味、したくてもって――!」

 バリィィィィィィンッ…

ジュダル「え、あっ……ええっ!?」

ジュダル「何…何、何だったの…? にいや、その続き教えて! 覚えてないのぉぉおおおおおおおっ!!」

ジュダル「う――――――がぁああああああ―――――――――――――――――――っ!!」ブンブンブン

ジュダル「戻してぇぇ…」ガックリ


 ジュダルは 記憶の牢獄 を突破した!! ▽



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「あっ、Q&Aは…ちゃんと、後で答えるから待っててね!」

王子「とりあえず、前スレの>>1000が効果的に作用すれば、ライドくんも多分…戻る…かもだから!」

王子「…………まあ…そうなってもね、にいやとか、アテムとか…あると思うけど。ほんま、ライドくんは受難ばかりやでぇ…」

王子「ある意味、鬼畜な>>1000ですね…」

王子「とりいそぎ、それだけ。では! あ、あと、Q&Aの質問ももう締切りですからねー」


 前スレ>>959

サリー「ガマーベとの戦争編はあるか?」

王子「んー…【00】奇数が変なタイミングで出てきたら、ありえるけど…」

王子「それか、ここぞとばかりの【0】奇数」

サリー「出てこなかったら?」

王子「本編中ではやるつもりはないかなー…手に負えそうにないし…ははは…」

サリー「なるほど」

 前スレ>>961

サリー「ライドは赤ちゃん好き? の選択肢を選んでいたら…だそうだ」

王子「ああ、モニカのゲスプレーについて…だったかな? 確か」

サリー「…モニカ…」

王子「………まあ、残酷だけどね、バナナボート的な…さ? 中にいるか、確かめてみてよ…みたいな…」

王子「…これ選ばれたら、ライドくん、もう…将来的にどんな救済を受けても、子どもだけは作れないっていうか、妊婦恐怖症ですよ」

サリー「…えぐいことを」

 前スレ>>962

サリー「戦闘ランクで、Sランクにまでなることは可能なのか?」

王子「…んー…Sってのは、破格だからね。無双できちゃうレベルなんだよね」

王子「となるとね、あんまり、ちょっと…プレイアブルキャラには…なれないかなあ…って。めんご」

サリー「仕方のない事情だな」

 前スレ>>964

サリー「従軍慰安婦などはあるのか、という質問だ」

王子「んー…考えてないっす」

サリー「おい」

王子「ファンタジー世界観だし、別に…ねえ? 旅してるのにトイレどうしてるの、くらいの、触れなくていいお約束的な…」

サリー「…」

王子「ダメ? ……良くして?」

 前スレ>>965

王子「おおっ、俺がワクテカしちゃう質問だ!! サリーさんは、結婚願望は、あるんですか!?」

サリー「ないわけではない。良縁に恵まれればと考えている」

王子「で、で、でっ? 実際は? どうなのどうなの? 何かないの? ないの? ねえねえ、ないのっ?」

サリー「…………仕事一筋だからな、これまでずっと」

王子「あっ…」

サリー「察するな。…騎士はある程度の年になると、上から結婚しろとせっつかれるんだが、どうも紹介されるのは変なやつでな」

王子「と、いうと?」

サリー「お前のように、やたらとわたしのようなタイプに媚びへつらったり、挙句に踏んでくれ、殴ってくれなどと…」

王子「紳士じゃない!!」

サリー「生理的に受けつけられん」

王子「生理的なレベルで拒否られた…だと…」orz

 前スレ>>970

王子「サリーは、モニカを逃がしちゃった責任を追及されましたか?」

サリー「ああ。あれは明らかな失態だった。だから、どんどん辺境へと左遷されていった」

王子「ちなみに、国境の関所にまで飛ばされて、本部に返り咲くことができた例はサリーだけなんです。すごい!」


 前スレ>>974

サリー「モニカの身に起きた、過去の悲劇は前暗夜王国の国王による暗躍があったりしたのか?」

王子「んー…コンマ次第…。まあ、掘り下がるかどうか、ビミョーなんだけど…」

王子「モニカはけっこう、トレバーくんチ並に偉い地位のお嬢さんだったよ。ただ、暗夜王国は、色々と権力争いが汚いから」

サリー「そうだな」

王子「最初はまっとうだったのに、どんどん周囲に染められるようにして黒くなっていっちゃうような人もいるんだよ」

サリー「そして、モニカはそういった者達の生み出した哀れな娘だった、と…」

 前スレ>>975

サリー「サブキャラを含め、家柄のランキングのようなものがあれば見てみたい、と」

王子「ほほう、そういう系、好きよ。時間かかっちゃうけど…。じゃあ、サリー、フリップをお願いします!」

サリー「ああ」パタンッ

 家柄ランク
 A(王家及び王家との親類関係):スピカ ジュダル ヴォルド トレバー リナ アテム ザニア シューメーカーレビー
 B(王族を除く上級の貴族及び金持ち):モニカ ジェシカ ヒヒイロ レイド アルクトス ジャンヌ アーサー
 C(一般貴族及び貧乏貴族及び名家):サリー ドラシロ ハレー ゼノビア ブラックサタン
 D(一般庶民):シリウス デネブ パラサ セーブル アルエレナ レギオン ラジエ
 E(貧困層):エル ゼドファ マリリー シャニ フランソワ パルミラ ミーシャ

王子「大体、こんな具合です! サリーは、Cだね。昔の騎士団はBとCのみで構成されてたけど、今はAからEまでだね」

サリー「地味に、特殊任務班は網羅しているんだな…。ジュダルの本来の出自について知る者はそう多くないだろうが…」

王子「抜けてるキャラがいたらめんご。あと、魔族はランクに入れてないよ。ヤツらはほぼほぼ、こういうの関係ない具合だし」

サリー「………Eに、治癒術の扱える者が固まっているような気がするのだが」

王子「偶然です」

 前スレ>>976

サリー「苗字のないキャラクターに、苗字をつけてやり…とのことだ」

王子「んー……いやあ、でも、今さらだし…。ほら、ブラックサタンみたいな、括りがあるなら別だけど?」

王子「でなきゃ使わなくていいんじゃないかなあ…って。情報量が多くなると、色々とね…」

サリー「そこはがんばるべきところだろう」

王子「許してくだされ」

 前スレ>>978

サリー「ホモ展開について、ありなのか、という質問だ」

王子「基本NG。使い捨てのモブを用いた、ギャグ的な扱いならありだけど、原則NGです」

王子「そういう趣向の人いたら、ごめんね! ノンケばっかりだよ、基本! 例外は1レス分にしか出てこないようなやつだけだよ!」

王子「出す予定ないけど」

サリー「…そうか」

 前スレ>>979

サリー「リリはどのくらい苦しめられたのか、という質問だ」

王子「それは…リリちゃんを救出した時に分かるんじゃないですか?」

サリー「いつになる?」

王子「さあ…いつになるでしょう…?」

サリー「どのような苦痛を与えられたんだ?」

王子「んとねー…そうね、クレインセクト兄様が嬉々として語ってたけど、あれはまあ、天使の贋作ってどんなもんじゃらほい、という実験だね」

王子「どこまで、どういう風に耐えられるのかとか、どんなものには弱いのかとか、そういう研究的なところがメインなのね?」

サリー「ふむ」

王子「だから、リリちゃんを傷つけるからどうこうなる…っていう目的ではないんです。そこだけ把握してれば、俺的にはオーケーです」


 >>980

サリー「次の質問だ。パラサはジェシカ編で登場した時から、あのようなキャラになる予定だったのか…ということだ」

王子「んー…パラサ登場時に、安価…だっけ? で、どんなキャラか決定したと思うんだけど、覚えてるかなあ?」

サリー「…戦闘狂だとか、あとは何だ…? 忘れたが、それですごい魔法使い…みたいなニュアンスのものが採用されたと記憶している」

王子「うんうん、あれがあった通り、詳細については決定はされてませんでした。でも、静かな雰囲気の強キャラ、てのは決めてました」

王子「折角だしね、あんまり触れられてなかったところは触れておこうと思っちゃって」

サリー「思いつきか」

王子「違います。思い出したんです」

 >>981

サリー「新キャラメークの予定はあるのか?」

王子「予定は未定、以上!!」

サリー「おい」

王子「…悩み中です。ごめんなさい」

 >>982

王子「キタ! キタキタキタ――――――――ッ! おっぱ~~~~~い、ラーンキング!!」グッ

サリー「…不純な…」

王子「さあさあ、ノミネートは俺の独断と偏見です!! 今回は、A:すげえ、B:ふつーに揉める、C:まないた、で分類しました」

王子「『A:○ × △』っていう風に表記してくけど、左側ほど、大きいんではあるまいか…とそういう具合でおなしゃす」

サリー「…欲望に忠実なんだな」

王子「だって、男の子だもんっ、テヘペロ☆ フリップ、どーん!!」

 A:マリリー ジェシカ サリー
 B:スピカ ジュダル ハレー
 C:アルエレナ モニカ リリ

王子「モニカ、やったね!! ビリじゃなかったよ!! でも、ちっぱいはちっぱいで、いいものだから、Cだからって貶しちゃダメだよ、皆!」

サリー「…ここまで興の乗らないランキングがあったとは…我ながら驚きだ」

王子「そして、B! スピカの方が僅差で、ジュダルより大きいのではないか、と! でもジュダルは成長期だからね! 今だけ、今だけ!」

サリー「…何のフォローだ? 誰へのフォローなんだ?」

王子「そしてぇええええっ!! でっかいおっぱい、暫定1位になったのは、マァリリィイイイイイイイ―――――――――――――ッ!!」

王子「暫定2位は、姐御ォオオオオオオオオ――――――――――ッ! うおおおおおおお―――――――――――――――――っ!!」

王子「そしてそしてぇっ、3位が何と、なななな、何とぉっ!! サァァアアリイイイイイイイイイイイイ―――――――――――――ッ!」

サリー「うるさい」

王子「いや~………そりゃ、モニカも自殺をはかるよ」

サリー「ギャグにするな、お前でも許さないぞ」

 前スレ>>983

サリー「今度は異性からのモテモテランキング…だそうだ」

王子「なるほどなるほど…では、男性編と女性編に分けて、トップ5を発表しちゃいましょう! ただし、実際はコンマ次第なので悪しからず!」

 男性編
 1位 ヨダカ  2位 ヒヒイロ  3位 アテム  4位 ヴォルド  5位 エル

 女性(?)編
 1位 ジュダル  2位 スピカ  3位 ジャンヌ  4位 マリリー  5位 アリア

 番外・騎士編
 1位 ジュダル  2位 ヒヒイロ 3位 ヴォルド  4位 デネブ  5位 レイド  ・・・ 8位 ゼドファ ・・・ 20位 ドラシロ

サリー「何故、騎士編を入れた…。そして、女性編にひとり男が混じっているし、20位とか可哀想だろう。あとヒヒイロ殿が何故モテる!」

王子「ちなみに、選考基準は容姿・人柄・実績を重視しています。男性陣は…あれだね、正統派モテ男のランクインはヴォルドにいやくらい」

サリー「アテム陛下は……まあ、一国の王ともなれば…というところも加味か。顔だけで5位のエルは大したものだな…」


 前スレ>>984-985

サリー「DグレのAKUMAだそうだが」

王子「Dグレかぁ…そんなのあったなあ…。週刊少年ジャンプに掲載されてたころは読んでたけど、ほっとんど覚えてないなあ…ってさ」

サリー「…ふんわりか」

王子「もやもやーっと…ね。だから、まあ…リクエストしてもらえるのはいいんだけど、ちょっと応じられないね。ごめんね」

 前スレ>>986

サリー「アテム陛下が、あれ以降でジュダルにアタックをしているのか…という質問だ」

王子「してますよ。でもジュダルは振り返りもしませんよ。大体さー、任務の前に指輪渡すとか? 何かと理由つけて呼び出すとか?」

王子「そーゆーあからさまぁ~…なことをしつつ、ジュダルはおバカだから…ははは…。額面通りにしか受け取らないよね」

サリー「………陛下も不憫だな…」

 前スレ>>987

サリー「主人公の誰かが、二股をかけることは可能か…ということだ。シリウスがマリリーとジェシカをゲットする…など」

王子「んー…倫理観とか、道徳観をちゃんと持ってるキャラはムリだね。貞操にあんまり…ってのは、インガとエルくらい?」

王子「でも2人とも、そういうの興味ない系ですから…」

サリー「枯れてるな」

 前スレ>>988

サリー「復活したモニカでもゲスプレーは可能かどうか…だそうだ」

王子「んー…状況次第。モニカが2度目の死亡時、最後まで暗夜王国を呪ってたからね…。それが続いてるのであれば…」

サリー「…そうか」

王子「まあ…俺としてはここで復活して同じことをするのは不本意だから、そういう方向に舵を取らせたくないんだけどねー」

サリー「言っていいのか?」

王子「うすうす、察してる人とかいるんじゃないかなー…なんて。……まあ、安価とコンマで決まることだからね」

 前スレ>>989

サリー「つきあっていない」

王子「告白されたけど、答え出せないからごめんね、ってマリリーは保留状態だよ」

 前スレ>>990

王子「ほうほう……ほうほうほう、いつまでも結婚しないサリーに同性愛者の疑いだそうで…どうなんですか、サリーさん!?」バンッ

サリー「ノーマルだ」

王子「とか言っちゃって~? モニカとお風呂に入ったり、やけにこちょこちょくすぐったりしてたくせに~? ほんとなの~?」ニヤニヤ

サリー「あれはコミュニケーションの一環だ。心を閉ざしていたモニカと少しでも打ち解けようとしての行動であり、下心はない」

王子「…つまんない…」

サリー「面白がらないでもらいたい。不愉快だ」

 前スレ>>991

サリー「もしも、全員が記憶の牢獄に囚われていたらどうなるか…という質問だ」

王子「あー…まあ、バッドエンドか…シリウス視点になって、シリウス操作でどうにかこうにかしなきゃ、バッドエンド。全滅エンド」

サリー「…成功して良かったな」

王子「ほんとだよ…スーパーハードモードになってたよ…」

 前スレ>>992

サリー「ラジエとミーシャは、ジェシカに任された領地をちゃんと守れているのか?」

王子「どーにかこーにか? まあ、あそこは領主と領民がちゃんと支え合える環境があるからね、姐御不在でも周りががんばれるよ」

サリー「…ラジエとミーシャは?」

王子「………んー…それぞれ、得意な分野で、活躍? ミーシャは商才…ていうか、そのセンスだけはすごいからね。ラジエは知りません」


 前スレ>>993

サリー「世界観の設定的に王族はハーレムを作りそうなものだが、アテム陛下とスピカはどうするつもりなのか? という質問だ」

王子「まー…持ちたい人は持つんじゃないですか? ただ、2人ともあんまりハーレムは興味なさげだよね」

サリー「スピカは魔法研究大好きだしな」

王子「アテムもジュダルにホの字ですからね」

サリー「………この国、大丈夫か…?」

王子「……さあ…? ま、さすがに、どっかのタイミングで王族としての義務感とかから、結婚しなくちゃ…てなれば相手は選ばないんじゃん?」

王子「ギリギリまで選ぼうとして、それが叶わなかったら……ね」

 前スレ>>994

サリー「新キャラがブラックサタンしか出てきていない、というお叱りの声だ」

王子「それはほら…安価の方が…そういう、流れを…ね? ……うん…ごめん…」

王子「そもそも、大人数を出すつもりなくって…それが、ブラックサタンで連打されちゃったもんだからさ…うん…ごめんなさい」

 前スレ>>995

サリー「最後の質問だ。ジュダルがアテムを恋人として連れてきたら、ヴォルドはどのような反応をするのか? と」

王子「んー…まあ、残念にいやについては、ジュダル編後のオマケで見てもらえたと思うけど…無表情で色々と静かに思索しますね」

サリー「…ほう、それでどうなる?」

王子「じゃあ、もしも、そうなったら…どうなるか、というコンマ判定表をお見せします。こんな具合です」

 【もしもジュダルがアテムを恋人としてにいやに紹介したら コンマ判定】
 1~3 暗夜王国の背後にアテムさえ傀儡とするような、巨悪がいるのではないかと疑って全力で捜査を始める
 4~6 ジュダルは未成年だと主張してアテムににじりよって、王だから関係ないとか言われてそれが王か、みたいな問答を始める
 7~9 口と取り繕った態度でだけ祝福してジュダルがショックを受けるも、ジュダルのために騎士として暗夜王国を護ると決意する
 0/偶数 アテムと全力の決闘をし、負ければ認めて、アテムに勝ったら認めない
 0/奇数 本来の身分を明かして、自分達の国は内紛状態にあるから婚約は不可能だと突きつける。そして国の奪還を永遠にしない

サリー「…………残念極まりないな…」

王子「これを全て、無表情で行います」

サリー「…なんと言うか…言葉にしがたいな」

王子「さて…そういうわけで、今回のQ&Aも終わりとなりました。アシ、ありがとうございました」ペコリ

サリー「選ばれた者の務めだ。きちんとアシスタント業務を行えていれば良いのだが…」

王子「バッチリです!」グッ

サリー「それならば何よりだ」

サリー「だが、下半身の欲求にとらわれて意味の分からないランクづけをするなどは控えた方がいい」

サリー「笑い事として済まそうとしているのかも知れぬが、それが心底不愉快でたまらないという者の存在にも配慮をするべきだ」

王子(マジメだ…)

サリー「分かったか?」

王子「………で、でもほら…そこはね、折角のリクエス――」

サリー「分かったか?」ゴゴゴ

王子「………………わ、ワカリマシタ…」

サリー「それならば良い」

王子(まあ…また来ればやるんだけどね)

サリー「何か変なことを考えなかったか?」

王子「そっ、そそそそ、そん、そんなことぁないですぜぇっ!!」

サリー「怪しい…」

王子「とにかく、これにてQ&Aコーナーは終わりです!! 以上、皆の王子様と!」

サリー「暗夜王国騎士サリーの」

王子・サリー「「Q&Aコーナーでした」」


前スレ>>967>>972
見落としとるよ


 >>103

王子「ガッデム!! サリー、見落としてた!!」

サリー「ならば、挽回するまでだ」

王子「そうだね!」

 前スレ>>967

サリー「ライドの仲間がどうなっているのか、死んではいないだろうな? …と」

王子「生きてると思います。少なくともアルエレナとセーブルはライドを探してくれてると思うよ」

サリー「ならばさっさと出てくれば良いものを」

王子「いやあ…まあ、世界は広いってことでね」

サリー「その割に顔見知りにたくさん会うが――」

王子「はい、そこはね、触れないお約束ですよ」

サリー「…アルクトスは?」

王子「ん? あー……彼、善人か悪人かって区別しようとしても、区別のつかない混沌人間ですから…」

王子「必死になって捜しまわるような義理もないし、どっかでばったり会えば友達として~みたいなこと言って楽しくやってくれるようなね?」

サリー「…面倒臭いやつだな」

 前スレ>>972

サリー「ライドは指名手配をされないのか?」

王子「んーと…これは、ハニー城到着前にモニカが化けて暴れた件かな?」

王子「指名手配って言ってもね、デルザー大陸はこっからここまで、この国の領土! じゃなくて、この街は王が治めてます、程度のね?」

王子「そういう…広域の支配がされてるわけじゃないんだよ。もちろん、近隣の街とか村とのつきあいで、パワーがあるのはそうなんだけど」

サリー「つまり、指名手配をするほどの母体的な組織がないのか」

王子「そんな具合? まあ、噂っていうか、そういうのは徐々に広がることもあるけどね」

王子「以上です、サリーさん、ありがとうございました」

サリー「うむ、見落としていて済まなかった」

王子「そういうわけで、更新再開です!!」

王子「記憶の牢獄に囚われちゃってる方々を救いましょう」

王子「ついでに、ライドくんをどうにかしたげて…」


 【安価下1】
 視点セレクト
 1 ヨダカ
 2 インガ
 3 ジュダル


ヨダカ「…」

 スタスタ

ヨダカ(あいつら、どこにもいねえ…)

ヨダカ(…やっぱ、あの幻…?)

ヨダカ「…」ギュッ

ヨダカ「あんなん見せたヤツ、絶対許さねえ…」

 スタスタ

ヨダカ(つっても…もしかして、俺だけ置いてかれたとか…?)

ヨダカ(……まさかな…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 インガにオーバーキルされたライドくん発見。尚、インガはどこを見回してもいない模様
 4~6 エル発見
 7~9 選んでええんやで~


ヨダカ「……んー……んっ?」

ライド「…」

ヨダカ「お、いた」

ヨダカ「おい、おいってば」

ライド「…」

ヨダカ「…おーい」スッ ←しゃがんだ

ライド「………はい……」

ヨダカ「何してんだよ? 他のヤツらは?」

ライド「…」

ヨダカ(……何か、ひっでえ顔してんな…)

ヨダカ(それにゲロまみれで…)


 【安価下1】
 1 何があったんだよ、って尋ねとく
 2 そういう時にはコレ! バーナーナー!(今のヨダカのお気に入り
 3 クッキーやるから食っとけよ


ヨダカ「おいってば」ツンツン

ライド「…」

ヨダカ「何があったんだよ?」

ライド「……ルビー…が…」

ヨダカ「あん?」

ライド「……いた…の、に……」

ヨダカ「……んん?」

ヨダカ(…………そっか、こいつも、俺と同じようなの見せられたのか?)

ヨダカ(…んでも…ああいうのって、普通…んんー…?)

ヨダカ「お前…未練たらたらなら、どーしてちゃんといるんだよ、こっちに」

ライド「…」

ヨダカ「…」

ライド「…」

ヨダカ「…拒否ってあのムカつく夢から出てこれたんなら、そんな未練たらたらじゃねえだろ、普通」

ライド「…」

ヨダカ「…喋れし…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダメだこりゃ…ってヨダカは匙を投げ出した
 4~6 どうしよっかなあ…って
 7~9 意外とやさしかったヨダカ

連投じゃね?


王子「>>114 あっ…ごめんなさい…。やっちゃったんで…許してください…。連取なってるからね?て警告してくれたりすると…助かります」

王子「ごめんなさい…」

―――――

ライド「…」

ヨダカ「…」スッ

ヨダカ「きったねえなあ…」ゴシゴシ

ライド「…」

ヨダカ「…立て、ほらっ」グイッ

 ヨタヨタ…

ヨダカ「うわ、こんなとこまでゲロかかってる…血は…まあいいか」ゴシゴシ

ヨダカ「お前も幻見せられてたんだろ?」

ライド「…」

ヨダカ「…何見たか知らねえけどさ」

ライド「…」

ヨダカ「幻なんかにすがっても、何にもならねえよ」

ライド「……っ…でも…いたんだ……」

ヨダカ「…」

ライド「……そこに…目の前に、いてっ……」

ヨダカ「…」ポンッ

ライド「っ…?」

ヨダカ「……今は俺が、お前の目の前にいるんだけど」

ライド「……っ…」

ヨダカ「寂しいだろ、無視すんな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でも…ってうじうじライド
 4~6 お兄ちゃん風を吹かせるヨダカ
 7~9 とか何とか言って、勝手に恥ずかしくなってヨダカはライドを残してどっかへ。…でも、どっからかヨダカの歌がライドに聞こえた


ライド「………でも…」

ヨダカ「…」グッ

ヨダカ「…座れ」

ライド「…」ペタッ

ヨダカ「…よし」モゾッ ←ライドをソファー代わりに座った

ライド「……?」

ヨダカ「…俺、寝るからお前ソファーな。おやすみ…」

ライド「…」

ヨダカ「Zzz」

ライド「…」

ヨダカ「むにゃ…」

ライド「…」スッ

 ナデナデ

ヨダカ「Zzz」

ライド「……あった、かい…」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 インガ
 2 ジュダル


ジュダル「にいや成分が…にいや成分が足りないぃぃ…」ヨロヨロ

ジュダル「早く帰りたい…」ヨロヨロ

ジュダル「にいやぁ…」ヨロヨロ

ジュダル「…早く…帰りたいのに、皆、どこ行っちゃったんだろ…」ヨロヨロ

ジュダル「あーあー…あーあーあーあー…」

ジュダル「ちっちゃいにいや…かわいかったなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エル
 4~6 スピカ
 7~9 ジェシカ


ジュダル「はぁぁ…」

ジュダル「…誰か――あっ」

スピカ「…」

ジュダル「スピカ…!」

スピカ「…」

ジュダル「……あれ? おーい、スピカ?」

ジュダル「ねえねえ、おーい」ブンブン

スピカ「…」

ジュダル「スーピーカー?」トントン

 パァァァァッ…

ジュダル「っ――?」


 ――記憶の牢獄・スピカ――

ジュダル「……あれ?」

スピカ『ザニア、新しい魔法だよ』

ザニア『…』

スピカ『何と、空まで飛べちゃう船で、これは、全部で80以上もの魔法を複合的に組み合わせてて、制御には………』

ジュダル「…スピカ?」

スピカ『…?』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 誰?って
 4~6 待っててね、って
 7~9 何で?って


ジュダル「何してるの…?」

スピカ『…ちょっと待っててね』

ジュダル「?」

スピカ『……それでね、ザニア……………』

ジュダル(…変なところ…)

ジュダル(でもスピカ、嬉しそうな顔してる…)

ジュダル(…)

ジュダル(……いつまで、待ってればいいんだろう…?)

 ・
 ・
 ・

ジュダル「………………飽きた…」

ジュダル「ねえ、スピカ、まだ?」

スピカ『…でね、これが…………』

ジュダル「…?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 ねえ、もう行こうよ
 2 誰と喋ってるの?
 3 いつまで待ってればいいの?


ジュダル「誰と喋ってるの?」

スピカ『あ、そうだ。ジュダルにも紹介するね。わたしの弟の、ザニア』

ザニア『…』

ジュダル「…ザニア?」

スピカ『1つ下なんだけど、すっごいんだよ、ザニアって。頭いいし、わたしと違って運動もばっちりだし…あはは…』

スピカ『でもね、自慢の弟なの』

ジュダル「…1歳違いに見えないけど」

スピカ『…それは、だって――』

ジュダル「?」

スピカ『………だ、って…ザニアは…』

スピカ『…………もう、死んじゃってるから』

ザニア『…』

ジュダル「………えっ?」

スピカ『で、でもね、また会えたんだよ。ここで』

スピカ『他の皆も来てくれればいいのにね、そしたら、皆で一緒に、ずっといれるし』

ジュダル「…ずっといるって?」

スピカ『皆、一緒の方が楽しいでしょ?』

ジュダル「ブラックサタンは? シリウスは?」

スピカ『っ……そ、それは…でも、ここには関係ないから――』

ジュダル「【安価下1】」

 1 ここ、いちゃダメだと思う。行こう
 2 ……じゃあ、わたしは行くね
 3 スピカは楽しそうだけど、その人、何も言わないし、動かないし…それでいいの?


ジュダル「スピカは楽しそうだけど、その人、何も言わないし、動かないし…それでいいの?」

スピカ『え…?』

ザニア『…』

ジュダル「それだけで本当にいいの?」

スピカ『……ザニアが、いてくれるだけでいいよ…』

スピカ『これ以上、いらない…。傍にいてくれるだけで、わたし、幸せだもん』

ジュダル「…ほんとに?」

スピカ『っ…本当』

スピカ『それだけでもう、何もいらない…』

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 わかった
 2 そんなのスピカじゃない
 3 嘘だ


ジュダル「嘘」

スピカ『嘘じゃないよ…だって、わたしずっと、後悔してた…』

スピカ『ザニアを犠牲にして、わたしが生き残っちゃったこと…何もしてあげられなかったこと…』

スピカ『だからっ――』

ジュダル「だってスピカだったら、自分より周りの人のこと優先するもん」

スピカ『たまにはわたしだって…!』

ジュダル「じゃあどうして、今、そんな必死な顔してるの?」

ジュダル「わたしは…そんな顔のスピカ、初めて見たよ」

スピカ『っ…』

ジュダル「…行こう?」

スピカ『…でも…』

ザニア『…』

ジュダル「…スピカ」

スピカ『………う、ん…』

 ピシッ…

ザニア『…』

スピカ『……わたし、ザニアの分までなんて、立派なことは言えない…でもね、ザニア』

ザニア『…』

スピカ『ザニアがくれた今だから…未来があるから、一生懸命、がんばるね』

スピカ『……わたしのままで、ずっと』

 ピシピシィッ

ザニア『………姉上、元気で』

スピカ『っ――ザニア…!」

 バリィィィィィィンッ…

ジュダル「っ…? 戻った…」

スピカ「……っ…」グシグシ

ジュダル「……スピカ」

スピカ「…大丈夫…行こ」ニコッ

スピカ「…ありがとうね、ジュダル」

ジュダル「………うん」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 スピカ
 2 インガ
 3 ジュダル


ジュダル「…で、今の何だったの?」

スピカ「え?」

ジュダル「…?」キョトン

スピカ(分かってないのに…助けてもらえちゃった…?)

スピカ「ええと…ジュダルは、あれ、自分の見なかったの?」

ジュダル「にいや見た! ちっちゃいころの、かわいかったなあ…」ホンワカ

スピカ「ああ…う、うん…」

スピカ「そういう、思い出を見せて…その場に留まらせようとする、幻惑魔法だよ」

ジュダル「…?」

スピカ「…と、とにかく、皆と合流しなきゃ! ねっ?」

ジュダル「うん」

スピカ「魔物はここにはいないみたいだけど…手分けする?」

ジュダル「どっちでもいいけど…」


 【安価下1】
 1 一緒でいいんじゃん?
 2 じゃあ、バラけませうか?


スピカ「危険はなさそうだし…遅れちゃった分、取り返した方がいいと思うからバラバラにいこ」

ジュダル「分かった」

スピカ「じゃあ、わたしはあっち行くね」

ジュダル「うん」

 タタタッ

ジュダル「…よし」

ジュダル「早く探そうっと」

 トトトッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エル
 4~6 姐御
 7~9 寝てるヨダカと、ヨダカに寄っかかられて呆然と座ってるライドはけーん


ジュダル「んー…」

ジュダル「どこかなー…っと」

 スタスタ

ジュダル「あ」

エル「…」

ジュダル「………神父まで…なの…?」

ジュダル「…………神父が、さっきのスピカみたいにしてるとこ、想像つかない…」

エル「…」

ジュダル「…確か、触ったら、良かったんだっけ…?」

ジュダル「…変な神父だったらどうしよ…」

ジュダル「…」

ジュダル「……まあいっか」

 ポンッ
 パァァァァッ


 ――記憶の牢獄・エル――

ジュダル「…」キョロキョロ

エル『…』

老神父『…』

ジュダル(……何も喋ってない…! 予想外…)

ジュダル(て、言うか…)

小エル『…』ギュッ

老神父『…』ニコニコ

ジュダル(………あの男の子は、一体…?)

ジュダル(……神父と、ちょっと似てる…ような、似てない…ような…)

ジュダル(…………え、あれが、この神父…?)

ジュダル(…時間って残酷…)


 【安価下1】
 1 神父、行こー、って
 2 何してるのー?って
 3 幻らしいから現実帰ろう、って


ジュダル「………神父、何してるの?」スッ

エル『…』チラッ

ジュダル「……あの男の子って…神父のちっちゃいころ?」

エル『…だったら、どうした…』

ジュダル「…時間って残酷…」

エル『…』

ジュダル「…」

エル『…』

ジュダル「……ねえ、何してるの?」

エル『…何も』

ジュダル「…じゃあ、行こうよ」

エル『…何もしないだけで…いい』

エル『…こういうことが、あっただけで』

ジュダル「じゃあ、ここにいる…?」

エル『…』

ジュダル「…」

エル『…』

ジュダル「【安価下1】」

 1 トレバー、待ってるんじゃないの?
 2 行きたくないの?
 3 幻なのに、いいの?


ジュダル「トレバー、待ってるんじゃないの?」

エル『っ…』

ジュダル「…行こ?」

エル『……いや…』

ジュダル「…」

エル『…あっちは…腐っている…』

ジュダル「…」

エル『…』

ジュダル「………ここは、そうじゃないの?」

エル『…』

ジュダル「神父でも、こっちの方がいいの?」

エル『…』

ジュダル「……神父が神父になったのって、この教会のためでしょ?」

ジュダル「…なら、戻らないと――」

エル『ここだけでいい…』

エル『…ここなら…もう、クソったれな世界を、見ないで済む』

ジュダル「…」

エル『…』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 邪魔をするなら…って
 4~6 なんだかんだ、エルとの行動は多かったからね
 7~9 いつからジュダルはカウンセラーになったんでしょう…?


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 エルの信念
 奇数 邪魔だから消えろ…って。ふぇぇぇ…いくらジュダルも成長してるからて、エル相手は…
 ※0は偶数なんやで~


ジュダル「…それでいいの?」

エル『…』

ジュダル「わたしも、スピカも、ここから出たのに」

エル『…』

ジュダル「ここは、神父と、小さい神父と、おじいちゃん神父しかいないのに、いいの?」

エル『…黙れ』

ジュダル「トレバーとか、教会の孤児の子ども達とか、いなくていいの?」

エル『…』

ジュダル「それで、神父は――」

エル『黙れ、分かってる』

ジュダル「っ…」

エル『………分かっている…幻だとも…意味がないことも』

エル『だから、見とれていた…もう、どこにも、これがないことを分かってて、見ていたら…勝手にお前が来ただけだ』

ジュダル「…」

エル『……誰にも、言うな』

ジュダル「…?」

エル『…俺は、あの世界が嫌いだ。善人はたやすく死に、悪党はしれっと生き延び、ヤツらの手の内で物事は動く』

エル『正直者は愚直と言われ、お人好しはバカを見る』

エル『…だが俺はもう、そのどちらでもなくなっている。悪党だと言われれば悪党で、善人かと言われ否定してもそれを違うと言われる』

エル『…俺は、ただ、確かめたかっただけなのに』

エル『絶望の淵へ落ちた人間を、本当に救える者がいるのか』

エル『地獄の底から手だけを伸ばし這い上がろうとする者が、再び希望を見れるように導ける者がいるのか』

エル『…俺にはその資格はない。…それでも、俺は唾棄すべき現実が憎いから、それを回転させる者を手にかけることをためらわない』

エル『…悪者どもさえいなければ…この幻のように、やさしい世界が残るって、信じたいから見つめ続けていた』

 ピシピシッ…

エル『…忘れたら、俺は本当に落ちていくから」

 バリィィィィィンッ

ジュダル「…」

エル「…誰にも言うな」

ジュダル「…分かってたなら、さっさと出てくれば良かったのに」

エル「…」

ジュダル「…ねえ、聞いてる? 神父?」

エル「…聞いている。………お前が来なかったら、永遠に見とれて思い出せもしなかっただけだ」

ジュダル「ダメじゃん!」

エル「…ダメなんだよ…俺は」ポンッ

ジュダル「…はあ?」


 【安価下1】
 1 じゃあエル、あっち探しといてねー、って
   A 姐御いこか
   B ライドカウンセリング…いくかぁ…
 2 エル視点で姐御いこか?
 3 スピカ視点にしとく?
   A 姐御
   B ライド…どうにかなるかあ…?
 4 インガは何しとんねん。え、姐御解放?


ジュダル(スピカと、エルがこれでオーケー…)

ジュダル(他に…まだ、誰かあんな感じになってたりすんのかな…?)

 スタスタ

ジュダル「ん? あっ」

ジュダル「ライドとヨダカいた!」タタッ

ライド「…」ナデナデ

ヨダカ「Zzz」

ジュダル「…ライド?」

ライド「…っ」ピク

ライド「………ジュダル…」

ジュダル「…どしたの? てか、何でヨダカ寝てて、猫みたいに撫でてるの?」

ライド「…」

ジュダル「ライド?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幻でもいいじゃない、って
 4~6 心を閉ざしております
 7~9 ヨダカセラピー効果?


ライド「…」

ジュダル「……?」

ジュダル(スピカとエルの時とは違うし…てことは、幻じゃない…ぽいけど)

ジュダル(でも…どうして、こんな…)

ライド「…」

ジュダル「……ねえ、ライド…」スッ

 パシッ

ジュダル「っ…」

ライド「…」

ジュダル(手、叩かれた…)

ジュダル(…様子が、かなり変…)


 【安価下1】
 1 ヨダカを起こしてわけを聞こう
 2 何見たの?って
 3 こわくないよー、って猫を保護するみたいに…


ヒヒイロ『貴族様の迷子の猫探ししてきてね、ジュダルちゃん』

ヒヒイロ『人に馴れてないみたいだから、見っけたら怖くないよー、なんて声かけながらひっかかれても捕まえてちょーだい』

ジュダル(………これだ)

ジュダル「コホンッ…んんっ゛…」

ジュダル「…ライド、こわくないよ」スッ

ライド「…っ」ピクッ

ジュダル「…ね、ほら、だいじょぶ」ギュッ

ライド「…」

ジュダル(てか、ヨダカは何で寝てるの…?)

ヨダカ「Zzz」

ジュダル「…ライドも、幻見たの…?」

ライド「…」

ジュダル「…どんなの?」

ライド「………ルビー…」

ジュダル「…ルビー…?」

ライド「………そこに…いた…。……ずっと、会いたくて……でも、会えなかった……のに…いたから…っ…」ジワッ

ジュダル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライドくん、再興奮…些細なことで発狂しまっせ
 4~6 取り乱してきたよー、壊れてるからね、もう
 7~9 ジュダルはバカなコだけど、人の話をろくに聞かないけど、それでも喋る側からしたらいい話し相手…なのか?


ライド「なの、に…それなのにぃっ…!」ブルブル

ジュダル「ら、ライド…?」

ライド「っ…あの、人が…あいつ、がぁ…来なければっ…!」

ヨダカ「…」ピク

ライド「ずっと…ずっと、ルビーと一緒にっ…いられて…っ…」

ライド「幻だって…何だって、会えたんだっ……ぅっ……ぁぁぁぁ……ぁぁぁぁぁぁあああああああああ……」ポタポタ

ジュダル「ライド…」


 【安価下1】
 1 幻がいいはずないじゃんって
 2 会えて良かったね、って
 3 いつかのように抱き締めてぽんぽんして落ち着かせる


ジュダル「…」ガバッ

 ゴロッ

ライド「っ…」ビクッ

ヨダカ「…」

ヨダカ(俺まで巻き込むなよ…息苦しい…失敗したな)

ジュダル「…」ポンポン

ライド「……放して…っ…」ブルブル

ジュダル「…だいじょぶ」

ライド「や、だ……嫌…………ダメ…嫌だ……やさしく…しないで…っ…!」

ジュダル「…」ポンポン


 【直下 コンマ判定】
 1~3 発☆狂
 4~6 めちゃくちゃ嫌がってる…
 7~9 ジュダルがんば


ライド「やだっ…やだやだ、やめてっ…お願いっ!」バタバタ

ジュダル「~っ…」ギュゥゥッ

ライド「嫌だっ…! やめ…やめてよっ…ジュダル…ジュダルっ…!」

ジュダル「…っ」ギュッ

ライド「そん、なこと…したって…僕はっ…あああああっ…ああああああああ!」バタバタ

ヨダカ(暴れ過ぎだし、放されねえし…俺、どうしてよ…)

ヨダカ(何で俺がサンドイッチの具にならなきゃいけねえんだよ…)

ジュダル「何で、やなの…!」ギュッ

ライド「っ…僕…にっ…そんなの…したって、意味が…!」

ライド「どうせ…また、消えてっ……いなくなっちゃう…から…」

ライド「だったら…最初から……最後まで、ずっと……ひとりで、幻でいいっ…」

ライド「何も言わないでいいっ…話なんかっ、しなくてもいいから…っ…」

ヨダカ(あー…はいはい…だから、俺のことは拒否んなかったわけか…)

ヨダカ(人と別れるのが嫌だから、誰とも会わずに、話さずにとじこもってたい…か…)

ヨダカ(幻にひたってりゃあ…それはそれで、満足…と)

ライド「だから…放してっ……やさしく、しないで…お願い…だからっ…!」

ジュダル「【安価下1】」

 1 ひとりでいいはずないじゃん!
 2 じゃあいなくならない!
 3 ああもうっ、別にライドにやさしくしてるわけじゃないんだから勘違いしないでよっ!!


ジュダル「ひとりでいいはずないじゃん!」

ライド「っ…」

ジュダル「ライドは、ひとりじゃダメ」

ライド「何で……勝手に決めつけてっ…僕は…ジュダルが思ってるような…」

ジュダル「そんなの知らない」

ジュダル「でも、ライドを見つけて、ヨダカが一緒にいて、ちょっとホッとした」

ジュダル「…ライドは、ひとりになったらダメ」

ライド「……っ…ジュダルに、何が分かるんだっ…!」

ライド「僕のっ…僕の苦しみが、ジュダルに分かるのっ…?」

ライド「期待は全部裏切られて、希望は全部潰されて…! 幻でも…良かったのに、それさえっ…邪魔されて…!」

ライド「誰かがいるから裏切られるんだから、誰もいなければっ…僕が、ひとりでいさえすれば、もう…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 発狂ライドとバトりまっせー
 4~6 揺れるライド
 7~9 ジュダルがんばってほんと


 【0】

ジュダル「回数なんか関係ないじゃん!」

ライド「…っ」

ジュダル「ライドがどんだけ苦しい目に遭ってきたとか知らないし、どうでもいいよ、わたしは」

ジュダル「ライドは、初めてわたしと会った日、最後の希望をヨダカとインガにもらったんでしょ!? お菓子!」

ライド「…」

ジュダル「それが嬉しかったんでしょ?」

ライド「…で、もっ…結局、僕は――」

ジュダル「またあるかも知れないじゃん、同じのが」

ジュダル「何回だって、あるかも知れないじゃん、そういういいことが」

ライド「……っ…そんな、の…いつ…」

ジュダル「あの時、全部やめるつもりで希望を託して成功したんでしょ?」

ジュダル「じゃあ、あの時、成功した分だけで一生がんばってもいいじゃん!」

ライド「……そんなの、ムリに決まってる…」

ライド「どんだけ…がんばったって、ルビーにはもう…会えない…」

ライド「そんなの、生きてる意味がっ…とっくになくなって――」

ジュダル「人がひとりいないくらいで、世界は終わったりしないの!! 常識でしょ!!」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 何度絶望したって救ってあげるから、勝手に絶望しないで! って
 2 女々しいこといつまでも言ってるんじゃないの! って


ライド「っ…それでも、僕は――」

ジュダル「何度絶望したってわたしが救ってあげるから、勝手に絶望しないで!」

ライド「…っ」

ジュダル「…」ジッ

ライド「……どう、して…?」

ライド「…そん…な、こと…言えるの……?」

ジュダル「…ライドが辛そうな顔してるから」

ライド「……それ…だけで…?」

ジュダル「それだけ」

ライド「…」


 【直下 コンマ判定】(前スレ>>1000:+9)
 1~3 重い、って(物理的に
 4~6 頭大丈夫なの…?って(親切心で
 7~9 イエス、フォーリンラブ
  0  前スレ>>1000は嫌だとコンマ神が申しております


王子「おいこらコンマ神」

王子「そこは…そこは、フォーリンラブな展開だろ…」

王子「どんな展開を望んでるんだか…」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 愛は全てを救うんだぜ。ライドくんはもう落ちない!
 奇数 勘違いされる原因になるよ…?って心配されたジュダル
 ※0は偶数扱いやで


ライド「…」ポロッ

ライド「……そん、な…根拠…どこに…」ポロポロ

ジュダル「こんきょ…?」

ライド「…っ…うぅっ…っ…」ポロポロ

ジュダル「…」ポンポン

ライド「うっ…ああ…ぁぁぁぁぁっ…」ギュゥッ

ジュダル「…約束ね?」

ライド「…うん……うん…っ…」グスッ

ヨダカ(…………俺、いつまでこうしてりゃいいんだ…?)

 ポタポタ

ヨダカ(…まあ、いっか…収まったみてえだし…もう一眠りしてよ…)



 【安価下1】
 1 ニタニタしてるインガと、めちゃくちゃ羞恥に震えてる姐御が戻ってきた。全員、解放完了だね
 2 さ、姐御が蛇足みたいな感じになってるけど救いにいきますか
   A スピカ
   B エル
   C インガ


エル「…ん」

ジェシカ「…」

エル(………幻を、見てるのか)

 スッ
 パァァァッ


 ――記憶の牢獄・ジェシカ――

エル「…」

ジェシカ『そうそう…このじいさんが、浮気したってのに結局、女房に泣きつきにいって、笑い話で…』

エル「…おい」

ジェシカ『……ん?』

エル「…戻るぞ」

ジェシカ『………ああ?』

エル「…」

ジェシカ『いいじゃねえか、ゆっくりさせろよ』

ジェシカ『いい気分なんだ、邪魔しねえでくれ』


 【安価下1】
 1 妄想に耽ってる暇があるのか、って
 2 いいから戻るぞ、って
 3 幻なんかで満足するほど愚かな女じゃないだろ、って


エル「いいから戻るぞ」

 ガシッ

ジェシカ『放しな』バッ

エル「…」

ジェシカ『…邪魔すんな、っつったろう』

エル「…」

ジェシカ『あたしの邪魔するんなら、てめえでもぶちのめすぞ』

エル「…上等だ」

エル「目を覚まさせてやる」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 姐御に都合のいい幻覚世界だからね…大破した紅蓮鎚盾剣もここでは出てくるんだよ。エルは素手だし
 4~6 ねえ姐御、なんていうUBW? 姐御の作ってきた武器がそらもう大量にね、姐御は使い放題なんすわ
 7~9 ゴリラ扱いをされる2人だけど、やっぱゴリラ度はエルのが上


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 幻の中のジェシカ(推定幼女)がエルの目に入って、何だこれ、って見てたら姐御が恥ずかしさで我に返ってばりーんって。おい
 奇数 姐御TUEEEEEEEE
 ※0は偶数扱いやで


ジェシカ『そうかい、やれるもんなら――やってみなァ!』

 ダンッ
 ガシッ

エル「っ――?」

 ブォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォッ

 ズザァァッ

エル(いきなり、あいつの武器が――)

 パァァァァッ

ジェシカ『てめえの魔力が切れるか、あたしがてめえを粉微塵にするのが早いか!』

 ダンッ

エル「ちぃっ…!」

ジェシカ『勝負といこうじゃねえか…!』

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ


 【安価下1】
 1 ジェシカの振り回す武器を捕まえて、逆に振り回してからぶん殴る。よし、これだ
 2 ダメージなんか受けてナンボ、治しながら突撃してとにかくぶん殴る。よし、これだ
 3 カウンターの要領でぶちこむ。よし、これだ


エル「っ――だったら!」ダンッ

ジェシカ『真っ向から? てめえは脳みそまで筋肉でできてるな、ほんとによぉっ!!』

 ブォォォォォッ
 グシャ

ジェシカ『受け流し――』

エル「はぁぁぁああああああああああ――――――――――――――――――――っ!!」

 ドッゴォォォォォォォォォッ

ジェシカ『ぐっ、んの――!』

 ブォォォンッ

エル「投げ――」

 ズッドォォォォォォォォォッ

エル「っ…!」

 ダダダッ

ジェシカ『治癒術なんぞ、させねえぞっ!!』

 パシッ
 ズバァァァァアアアアアアアアッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 姐御の猛攻やべえよ…治癒術が追いつかねえよ…
 4~6 タフネスと治癒術でどうにか、ガチ強い姐御と渡り合ってます。こっちは素手だからね
 7~9 エルの強みは、7~9の判定がかなりの割合で力任せという活路を見出せることだよね、ほんと。割と不利な状況でも


 パァァァァッ
 ガシィィッ

エル「捕まえた――」

ジェシカ『おおおおおおっ!』

 ブォォンッ
 ザシュゥゥゥッ

エル「切り落とすには、パワーが足りんなァ!!」

 ガッ
 ドゴォォォォォンッ

ジェシカ『っぐ…んの、バケモノが…!』

エル「…」グッ

ジェシカ『スカしてんじゃねえ…!』

 パシパシッ
 ブォォォォンッ
 ブォォォッ

 ヒュオッ
 スカッ
 ダンッ

ジェシカ『どうした、避けてばっかかよ…!?』

 ヒュォォォッ
 ズバァァアアアアッ

エル「ここか――!」

 ブンッ
 ガシィィィッ


 【安価下1】
 1 姐御の両腕を捕まえて、頭突き
 2 姐御の腕を捕まえて、一本背負い
 3 姐御の腕を捕まえて、男女平等脳筋パンチ


ジェシカ『っ――放しやがれ…!』ググッ

エル「おぉぉぉおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

 グシャアアアッ

ジェシカ『…っ――』ヨロォッ

 ドサァッ

エル「目は覚めたか?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 まだまだなようで…
 4~6 姐御が頑丈…
 7~9 覚めたってさ


 グググッ…

ジェシカ『はぁ……? 効かねえ、なぁ…』ダラダラ

エル「………世界一、鼻血を流しててもみっともなくない女だな…」

ジェシカ『誉めたって…何も出してやらねえよ…!』グシッ

 パシィッ

エル(槍か――)

 ブォォッ
 ズドォォォォォォォォォッ

 ガシッ
 ブンッ
 ドゴォォォォォォンッ

 ズザァッ

エル(まだ来る――)

ジェシカ『おぉぉぉぉおおおおおおおおお――――――――――――――――っ!!』


 【安価下1】
 1 顔面パンチでもダメなら、ボディーに打ち込んで足腰立たなくするか
 2 顔面陥没する前に終わればええのう…って鬼畜か
 3 終わったら治せばええんやし、両足両腕折っておけばええんとちゃう?


 ブォォンッ
 ドゴォォォッ

エル「っ…!」ズザァッ

ジェシカ『まだ、まだァ!』

 ドガァァァァッ
 パシッ

ジェシカ『っ…!』

 グググッ

エル「顔がへこむ前に、正気になれ――」

 ドグシャアアアアアアッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 姐御ぉ…立たなくてええんや…
 4~6 姐御を倒してしまった…
 7~9 よし、終わり、よしっ、姐御も元に戻った


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 殴り合って深まる友情…?
 奇数 姐御を解放したけど、全員が解放されたから更なるトラップが発動した
 ※0は偶数扱いなんやで


ジェシカ『っ…』ググッ

エル(倒れない――)

ジェシカ『おおおおっ!』

 ドゴォォォォッ

エル「っ…!」

ジェシカ『……ハッ…てめえ、にゃ…負けっぱなしだ、な…』ドサッ

 バリィィィィィンッ

エル「…」

ジェシカ「………いけるとも…思ったんだがな…」

エル「…」パァァァァッ

ジェシカ「…おい…あたしゃ、これでもまだ21のピチピチガールだぜ…? てめえより、先にあたしを治しとくれよ…」

エル「…ピチピチガール……?」

ジェシカ「顔面をマジで殴りにきやがって…ああ、鼻が…折れてんな…これ…血も止まらねえし…」

ジェシカ「頼むぜ、おい、神父よぉ」

エル「…お前…もしかして、途中から――」

ジェシカ「はっ…負け続きは、趣味じゃなかったんでな」

エル「…」

 パァァァァァッ

ジェシカ「っ…あぁぁ……これこれ…」

エル「バカな女だ…」

ジェシカ「てめえにゃ言われたくねえよ」

エル「…俺に勝てるはずがない」

ジェシカ「そりゃどーだか」

エル「………だが、負けず嫌いは…分からないでもない」

ジェシカ「…手間ァ、かけさせた…。他の連中も心配だ…きっちり治癒が終わったら、行くとしよう」

エル「…ああ」

ジェシカ「…よく効く拳だったぜ…エル」

エル「…お前のもな」



―――――


 本日はここまでです
 ありがとうございました

仲間内でお互いどう思ってる的な相関図欲しいっす
今駄目なら終わった後にでも
インガが皆呼ぶときジュダルだけちゃんと名前呼んでたの見て気になった


 >>207

王子「ふむ…まあ、インガの呼び名はかなり適当で、固定された呼び名じゃないんだけどね」

王子「とりあえず、印象をまとめてみました。あ、モニカはろくに絡んでない相手が多いから、モニカ側からのは割愛で。ごめんなさい」

王子「んと…好感度/印象、って具合で表記してるからね」


 シリウス
 モニカ:ー  スピカ:良/頼れる  ヨダカ:良/素直じゃない  エル:良/協調性に難あり
 ライド:良/不憫  ジェシカ:友/頼れる  インガ:良/乱暴者  ジュダル:良/少し心配

 スピカ
 モニカ:ー  シリウス:良/すごい  ヨダカ:良/少しかわいい  エル:良/少し怖い
 ライド:良/心配  ジェシカ:良/頼れる  インガ:良/心配  ジュダル:良/がんばってる

 ヨダカ
 モニカ:好/哀れ  シリウス:普/上裸  スピカ:良/財布の紐を握ってる  エル:普/バカ
 ライド:普/面倒臭い  ジェシカ:普/バナナパイ…  インガ:友/バカ  ジュダル:普/楽

 エル
 モニカ:ー  シリウス:普/うざい  スピカ:普/うざい  ヨダカ:普/うざい
 ライド:普/哀れ  ジェシカ:普/うざい  インガ:普/バカ  ジュダル:良/バカ

 ライド
 モニカ:嫌/憎悪  シリウス:普/大人  スピカ:良/やさしい  ヨダカ:良/恩
 エル:良/厳しい  ジェシカ:普/大人  インガ:?/理解不能  ジュダル:?/大切

 ジェシカ
 モニカ:ー  シリウス:友/手がかかる  スピカ:良/お人好し  ヨダカ:良/ガキ
 エル:良/イケメン  ライド:普/頭脳に期待  インガ:良/アホ  ジュダル:良/一人前

 インガ
 モニカ:ー  シリウス:普/マッチョ  スピカ:良/綺麗事人間  ヨダカ:友/チビ
 エル:普/酒飲み仲間  ライド:普/面倒  ジェシカ:良/メスゴリラ  ジュダル:良/気楽

 ジュダル
 モニカ:ー  シリウス:良/槍仲間  スピカ:良/便利  ヨダカ:良/自由人
 エル:良/神父  ライド:良/救う  ジェシカ:良/頼れる  インガ:良/気楽


王子「とまあ、こんな具合…。好感度は、下から嫌・普・良で、それと別に友は、友達、好は好意だね」

王子「?はまあ、うん…今後次第なところが大きいかな、って具合で」

王子「良/うざいが散見されたけど、うざいとは思いつつ関係は良好…ていう感じだよ。オーライ?」

王子「前スレ>>1000については、コンマ神が妨害してきたから、まだハッキリしないね。偶数出たから消滅ではない…ものの」

王子「まあ、どうなるんでしょうね。安価とコンマ次第というところです」

王子「で、インガがジュダルだけは名前で呼んでたから気になった~…てことだけど、この2人は波長があってるのかな?」

王子「割とフラットに人づき合いができる2人で、ノリも脳みそも軽めだから喧嘩もしてないし、割と相性が良かったり…してます。現在は」

王子「あと、姐御が最初はジュダルを足手まとい扱いしてたのに、今は普通に戦力としてカウントして認めてたりね」

王子「こんな具合でやんす!!」

王子「以上、皆の王子様でした! いつもくらいの時間に本日の更新はしますよ! ではまた後ほど~」


王子「あーらーすーじー!!」

王子「世界樹内部の頂上を目指す7人! 幸せだった頃の思い出を見せられて先に進む意思を打ち砕こうとする幻惑魔法を突破した!」

王子「その過程でライドくんが再び、ガタガタのズタボロのボロクソのメタメタに精神的にやられたものの、ジュダルカウンセリング発動!」

王子「ライドくんに恋心が芽生えるかと思われたがコンマ神に阻止されて、でももうライドくんは悪堕ちはしなくなったよ!」

王子「ライドくんがジュダルに好意を抱くかどうかは、今後次第、前スレ>>1000は、果たして達成されるのか…」

王子「そして、ライドくんに追い討ちをかける形になってしまったインガと、ライドくんの関係はどうなってしまっていくのか」

王子「さらにさらに、シリウスがここ数日出てきてないけどどうなってしまっているのか!」

王子「あとモニカのワンチャン復活はいつになってしまうのか!」

王子「ついでにベテルギウスはいつ出てくるのか!」

王子「……消化することが多いね…」

王子「…気を取り直して、本日も更新スタートっす」


 【安価下1】
 視点セレクト
 ※モニカを除く8人から


 ――デルザー大陸・世界樹内部――

ジェシカ「全員揃えたな」

インガ「ん? 何でヨダカ寝てんだよ?」

ヨダカ「Zzz」

ジュダル「じゃ、上行こうよ」

エル「…」

スピカ「ヨダカ~、起きてー」

ヨダカ「ん……うぅ…」ムニャ

ライド「…」チラチラ

インガ「おら、ヨダカ」ゲシッ

ヨダカ「っ…んだよ、気持ちよく寝てたのに…」モゾ

ジェシカ「ったく、こいつは…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 頂上到達前の、最後の関門でござる。2人ずつに分断されての中ボス戦でござる
 4~6 世界樹の防衛機能が働いちゃってて、異物認定されて襲われながら突破せにゃならんのです。消耗は避けたいところね
 7~9 さあ、クレインセクトとご対面でやんす!


 ――デルザー大陸・世界樹・頂上――

クレイン(……まだ、エナスは世界樹の要を破壊できていないのか…? 遅すぎる)

クレイン(妨害を受けているか…すでにやられたか――)

クレイン「あと少しというところだと言うのに、遅々として進めないというのは苦痛ですね、シリウスさん」

シリウス「…」ググッ

クレイン「そう力まずに、準備が完了次第、あなたの左目を彼女へ移したら解放してあげますから」

リリ「…」

クレイン「…さて、そろそろ腰を上げて様子を確認――」

 タタタッ

クレイン「……する、手間は省けましたか」

 ザッ

ジェシカ「よう、てめえが親玉かい?」

ジュダル「あっ、シリウスいた!」

インガ「ふーん…?」

ヨダカ「別に普通っぽいヤツだな…」

ライド「…」

エル(こいつを殺せば、終わるか…)

スピカ「シリウス、今助けるから待っててね」

クレイン「ようこそ、皆さん。まさか、こんなところにまで辿り着いてしまうとは考えてもいませんでした」

クレイン「過小評価をしていたようです。まことに申し訳ございませんでした」

ジェシカ「【安価下1】」

 1 御託はどうでもいい、てめえを倒せば全て終わりだ
 2 とりあえずシリウスと――あの嬢ちゃんがリリか。返してもらうぜ?
 3 謝るくれえなら、とっととシリウスとリリを解放しな。でもって、ボコられろ。言葉じゃなく態度で示してもらわねえとなあ


ジェシカ「御託はどうでもいい、てめえを倒せば全て終わりだ」

クレイン「実に勇ましい方だ。それとも、数さえ勝っていればわたしに勝てると踏んでいるのでしょうか?」

インガ「るっせーよ、優男。さんざん手間ひまかけさせやがって、たっぷり――ぶっ飛ばしてやらァ」パキパキ

エル「そうだな…。これまでの面倒分全て、お前にぶつけてやる」チャキッ

クレイン「そうですか」

クレイン「では、ここで我らが悲願の邪魔をするあなた方には、ご退場を願うとしましょう」

クレイン「かわいい弟や、妹達を手にかけてくれたのですから、わたしとて――楽にはあの世へ送りませんがね」

ライド「っ…」チャキッ

ヨダカ「……ま、いいか。とりあえずぶっ飛ばしてやる」

スピカ(皆、血の気多いけど…シリウスとリリちゃんのこと忘れてない?)

ジュダル(やる気あるなあ…皆)

ジェシカ「ほざいてな、たかがひとりで何ができるってんだ!!」ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 梃TUEEEEEEEEEEEEEEEEE
 4~6 TUEEEEEEEEEEEEEEEEE
 7~9 抜け目なくスピカはシリウスとリリを解放しますた


クレイン「――わたしは弟や妹達のように、弱くはありませんよ」

 クレインセクトめがけて、ジェシカが飛び出して剣を大上段から振り下ろした。
 だが、剣はただ空を切り裂き、クレインセクトの姿が音もなく瞬時に消え去っていた。

ジェシカ「っ…!?」

クレイン「さて、どなたからあの世へ逝きますか?」

エル「お前からだ」ダンッ

インガ「早く死んどけよ」ダンッ

ジェシカ「逃げてんじゃ、ねえよ!!」ズザァッ

 ジェシカの背後に悠然と立ち、クレインセクトが問いかける。
 エルとインガがクレインセクトの左右から迫り、素早く体ごと反転して切り返したジェシカの攻撃も襲いかかった。

クレイン「分かりました、では――不要品の処分からしましょう」パチンッ

 指が鳴らされるとクレインのいた場所に、身構えたまま戦況を見ていたライドが突如として現れる。
 そしてクレインはライドがいたところに立ち、今まさに三方向から刃に切り裂かれようとする彼を見ていた。

ライド「っ――?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 コンマ神って、ほんとにライドくん嫌いね…
 4~6 瞬間転移魔法が厄介すぎますね、ほんと
 7~9 ヨダカー


 ズバァァァァッ
 ズッバァァァァァッ
 ズバァァンッ

 止まれなかった刃が、ライドを切り刻む。
 クレインセクトがぱちぱちと手を打ち鳴らして勝算し、ジュダルが彼に向かって槍を繰り出した。

ジュダル「でええええいっ!」

クレイン「あなたには、槍よりも花の方が似合いますよ、騎士様」

 ブォォォッ
 ガシッ

ジュダル「嘘っ、止め――!」

ヨダカ「そこだ、もらったァ!」

 ブォォォォォォォォォッ
 バシュンッ…

 ジュダルの槍を無造作に掴んで止めたクレインセクトに、ヨダカが凄まじい風を浴びせながらブーメランを振るう。
 しかし、クレインセクトは消え去り、今度はインガの位置と入れ替わった。

インガ「うおおおっ!?」

 ギィィィンッ

ヨダカ「マジかっ――!?」

 パァァァァァッ

エル「動けるか」

ライド「っ…はい、すみません…」

ジェシカ(転移魔法…? あんなに乱発できるようなもんかよ、ふざけた性能してやがる…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 シリウスを解放しようとしてたスピカが、クレイン兄様に妨害された…
 4~6 クレイン兄様からの直接的な攻撃はないのに、攻めれば攻めるだけこっちが負傷していく…
 7~9 スピカがシリウスを解放でけたよ


スピカ「これでっ――よしっ!!」

クレイン「…ほう」

 ドサッ

シリウス「ふぅっ…すまない、助かった」

スピカ「うん、リリちゃんもわたしがやるから、安心して」

シリウス「ああ。その間、ヤツを引きつけよう」

クレイン「まあ、良いでしょう。魔眼と聖眼…どちらかが残れば問題もないですし」

ジェシカ「シリウス、戦えんのかい?」

シリウス「問題ない…」チャキッ

ジェシカ「ほんと?」

シリウス「ああ」

インガ「にしたって、消えるのは卑怯すぎるだろ」

ジュダル「うん」

エル「治してやる、存分に斬られろ、お前ら」

ジェシカ「ハッ…考えることが大概だな、お前も」

ライド(聖眼を使えば――でも、本当に必要な時がくるかも知れない…)

クレイン「時間をかけるだけ、達成感も膨れ上がるというものです。少しでも勝算を考えてからかかってきていいですよ」

クレイン「わたしを倒すなど、あなた方にはムリでしょうが」

ジェシカ(いい案は、浮かばねえな…。瞬間移動が厄介すぎる)


 【安価下1】
 1 一塊になって、全方位魔法攻撃なんてしてみるか。入れ替わるにしろ、転移先が絞られれば反撃もできる
 2 とにかく追いかけて攻撃してくか
 3 組みついて動きを止めたりしても転移ってできるもの?


ジェシカ「とりあえず、色々と試してみっか」

ジェシカ「お前ら、同士討ちはなるべく避けろ。だが、思いきりいけ」

ジェシカ「物量は単純だが効果は高い」

ジュダル「ガンガンいこうぜってこと?」

ジェシカ「ああ、苦手か?」

インガ「考えなくていいなら、その方が楽だな」

エル「…行くぞ」ダッ

クレイン「ムダな足掻きをしますね――」

 ブンッ
 バシュゥンッ

ジェシカ「あたしかよっ…!」

 ギィィィンッ

インガ「おぉぉぉぉらぁあああああああああ――――――――――――――――――っ!!」

 ダンッ

クレイン「おや、良い勢いですね」

 パシッ
 ブォォォッ

ヨダカ「何でお前、こっちに来るんだよっ…!」

インガ「ぶん投げられたんだから、仕方ねえだ――」

 バシュンッ

 突進していったインガをクレインセクトは軽々と掴み、ヨダカの方へと投げ飛ばす。
 ヨダカが身構え、インガも軌道修正しようと身をよじったが、そこで転移魔法が発動してインガが消える。

インガ「ろっ…?」

シリウス「なっ――!」

 ドサァァッ

 シリウスの頭上へ転移させられたインガが重力に引かれて落ち、2人で倒れ込む。

クレイン「仲がよろしいようで、何よりですね」

ジェシカ「あたしとも、仲良くしてくれよ…!」

 ガシィッ

ジェシカ(捕まえた――このまま、こいつを放さずに…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダメやった
 4~6 失敗はしたけど、転移魔法について少しずつ分かってきた
 7~9 しょっぱいけど有効打


 ブォッ

ジェシカ「っ…!」

 バシュンッ

ジュダル「えっ…!?」

 ドゴォォッ

ジュダル「痛ったい…!」ドサッ

ジェシカ「刺さずに拳で留めといて良かったな」

ジェシカ(今――あたしが組みついてから、ヤツがジュダルと入れ替わる時に何かがあった…転移前のモーションか?)

ジェシカ(それに、転移は自動でされるようなもんじゃねえだろうし、この位置ではジュダルしかヤツの視界にはなかったはず)

ジェシカ(入れ替わる都合上、てめえの転移先もちゃんと把握しなきゃならねえわけか)

ジェシカ(厳しいが――やりようはあるな)


 【安価下1】
 1 今度は連続で攻撃を仕掛けて、どれくらいのスパンで転移魔法を使えるのか探ってみよう
 2 円形に取り囲んだ状態から、一人ずつ攻撃を仕掛けていけば転移先を絞れるし、転移先の両脇で転移した瞬間を攻撃できる…かも?
 3 だったら組みついて、転移先の判断を下されるより早く攻撃をすれば通用する…かな?


ジェシカ「互いを即座に攻撃できる間合いでヤツを取り囲め!」

ジェシカ「野郎が向いてる方にいるヤツに入れ替わられるはずだ、すかさず両サイドがぶち込め!」

ジュダル「え、えっと…?」

ジェシカ「やりながら分かれ!」

ヨダカ「そういうことか――任しとけ」

 ビュォォォォォッ
 フワッ

ジュダル「うわっ…!?」

 スタッ

ジェシカ「ああ、こんくらいでいい、配置助かるぜ…!」

インガ「とりあえず、ぶん殴らせろっ…!」ダッ

クレイン「なるほど――」

ジェシカ「ヤツの前――ライド、エル、ヨダカ、お前らの誰かに入れ替わられる可能性が高い、きたらぶちかませ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 戦法を変えてきたよぅ…折角、知恵を絞ったのに…
 4~6 誤算は入れ替わる先を限定できて、それに対応して攻撃もしたけど反撃されたこと
 7~9 いい具合なんじゃね?


インガ「おぉおおおおらああああああああ―――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォッ
 バシュンッ
 ドッゴォォォォォォォッ

エル「っぐ…!」

ライド「来たっ――」チャキッ

ジェシカ「やっと、ぶちかませるな!」チャキッ

クレイン「それはどうでしょうね」

 ブォンッ
 ブォンッ

 バチバチィィィィッ

ジェシカ(障壁…!)

ライド(魔法…!)

クレイン「雷虎召喚」

 カッ
 バチバチィィィッ

雷虎「ガァアアアアアアアッ!!」

 バシュンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「っぐ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 本格的にクレイン兄様が攻撃を開始したよー…
 4~6 雷虎のせいで円陣が乱されて攻略法が…
 7~9 スピカがリリも解放して、ようやく参戦


クレイン「では、そろそろわたしも攻撃を始めましょう」

クレイン「手始めに――爆裂百烈球」

 ブォォォォンッ…

ライド「っ…!?」

ジュダル「こ、れ…量多すぎ――!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドゴォォォォォォォォォンッ
 ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「バカげて、やがる――!」

雷虎「ガァアアアアアアア!!」バシュンッ

 バチバチバチィィィィッ
 ドゴォォォォォォォォォォォォンッ

ジュダル「っぐ…」

ヨダカ「ちっくしょ…」ボロッ

インガ「見ぃつけ、たぁああああああ―――――――――――――っ!!」

 ダンッ

クレイン「極大・消滅魔法」

インガ「!」

 カッ
 シュゴォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 インガが瀕死…エルがかかりつけ医(?)に。特攻役2人が封じられるのはちょっとなあ…
 4~6 半身ぶっ飛ばされながらもぶった斬った
 7~9 いいぞインガ


 ズォォォォッ

インガ「痛ってえじゃねえか!!」

クレイン「何っ――」

 ズッバァァァァァァァァッ

クレイン「こいつっ…!」ヨロッ

シリウス「大・雷撃魔法!!」

 バチバチィィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

 バシュンッ

ジェシカ「逃げるだけかい?」チャキッ

 ブォォォォンッ

クレイン「ちぃっ…!」

 バチバチィィィィッ

ジュダル「同じとこに、攻撃っ…!」

 ブォォッ
 バチバチィィッ

 ピシピシィィッ
 バリィィィィィィィンッ

ライド「ここでっ…!」ダンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 全方位攻撃の反撃もろて全員ダメージや
 4~6 二撃目も入ったぜ! でも兄様がおこやな
 7~9 たたみかけろー!!


 ズッバァァァァァッ

クレイン「っ――」ズザッ

ジェシカ「もう、一丁ォ!!」

ジュダル「火炎突きィィ!!」

クレイン「貴様ら如きに、我らが悲願を阻めると思うなぁああああああ――――――――――――――――――――っ!!」

 障壁魔法を破られ、袈裟懸けに斬りつけられたクレインセクトは倒れることなく、片足で姿勢を保った。
 そこへさらにジェシカとジュダルが攻撃を仕掛けるが、爆発するように溢れ出したクレインセクトの魔力によって凄まじい爆発が生じる。

 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「ちぃっ…!」ズザァッ

ジュダル「もうちょっとだったのに…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ガチでこられてます
 4~6 インガに引き続き、重傷者発生
     4 姐御
     5 ジュダル
     6 ヨダカ
 7~9 魔法の超ゴリ押しでこられるけど冷静さを欠いてるからか、転移魔法とかは使わなくなったのう


ヨダカ「キャラ忘れてんじゃねえの、お前…!」バッ

クレイン「!」

 ドッゴォォォォォォッ

ヨダカ「まだまだ!」

 ドゴォッ
 ガッ
 ズバァッ
 ドゴォォォンッ

 不意打ちするようにヨダカがクレインセクトへ襲いかかり、激しい連続攻撃を仕掛けていく。
 それをクレインセクトは魔法も使わず、腕や足で防いでいくが、肉弾戦ではヨダカの軽快で、パワフルな攻撃に押されていた。

 ズザァッ

ヨダカ「よろけてんじゃ、ねえよっ!!」

クレイン「――うるさい」

 ガシィッ
 グググッ

ヨダカ(こいつっ、俺を捕まえんのを待って――?)

クレイン「ひしゃげろ――十層重力球!!」

 ブォォォンッ…
 グッシャアアアアアアアアアアッ

 ヨダカが黒い10層の球形の幕に包まれる。
 そして、次の瞬間にその小さな身体が圧縮されるように潰される。

ヨダカ「っ――!」

 ドサァァッ
 グチャッ…

ジェシカ「ヨダカ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 クレインの猛攻が続き、ヤバいと判断したライドが聖眼を発動した
 4~6 じわじわとボロッボロになってきましたよ、みんな…あ、スピカがよーやく、リリを解放できますた
 7~9 とにかく攻撃をし続けて反撃の暇を与えない作戦にシフト。姐御とシリウスとライドとジュダルの4人がかりですだよ


ジェシカ「エル、2人を即効で治せ! 残りは、反撃させるな!」

 ブォォォンッ
 ガシィッ

クレイン「させると?」

ジュダル「でぇええええええええ――――――――――――――いっ!!」

 ブンッ
 ズドォォォォォッ

 バチバチィィッ

シリウス「ジュダル、そのまま貫くぞ!」ダンッ

 ブォッ
 ズドォォォォォォォッ

 バリィィィィィンッ

クレイン「くっ…!」

 ズッドォォォォォォォォォッ
 ズドォォォォォォォッ

ライド「はぁあああああっ!」

 ブォォォンッ
 ズバァアアアアアアッ

ジェシカ「このまま、押し切れぇえええええっ!」チャキッ

クレイン「邪魔をするなぁあああああああああ―――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォォォンッ…
 カッ

 ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 皆、ぼろっぼろやでー
 4~6 押し切れるかなー?
 7~9 スピカGJ


ジェシカ「――怯む、なぁあああっ!」

 ダンッ

クレイン「!」

 ズドォォォォォォッ

ジェシカ(手応え…!)

ジュダル「はぁあああああああっ!!」

 クルルルルッ…
 ドッゴォォォォォォォォォッ

クレイン「ぐっ、お、おおおおおっ…!」

シリウス「借りは変えさせてもらう――!」

 ズドォォォォォォォォォッ

クレイン「離れろ――!」

 カッ
 ドゴォォォォォッ

ライド「極大・劫火――」

クレイン「!」

ライド「極大・閃熱――」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオッ

ライド「からのっ――極大・爆裂魔法!!」

 ズズッ
 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 ライドの放った劫火魔法と閃熱魔法が、爆裂魔法が生じさせた歪みに吸い込まれる。
 そして放たれた爆発は紅蓮に染まり、凄まじい熱と衝撃をもって周囲一帯を焼きながら爆散させた。

ジェシカ「っ――」

ジュダル「すっご…」

シリウス「だが…」

ライド「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やったか!?
 4~6 やれてへん
 7~9 追い込んだ…


 シュゥゥゥゥゥ…

ジェシカ「…やったか?」

シリウス「…消し飛んだか、さすがに…?」

ジュダル「…何も見えない、けど…」

ライド「分からない…」

スピカ「…リリちゃん、やっと解放できたけど…」

リリ「…」ギュッ

シリウス「…」ナデ

 キュインッ

 尾を引く光が放たれる。
 固唾を飲んで、誰もが晴れぬ粉塵の向こうを見据えていた。

 光線はシリウスとリリが囚われていた台座の方へ放たれ、そこにかけられたペンダントの宝石へ当たる。

ジェシカ「何だっ…?」バッ

スピカ「あの、ペンダントって――もしかして、ブラックサタンの秘宝っていう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 地響き…
 4~6 復活しやがった…
 7~9 クレインセクトが死に物狂いでかかってきたけど、ライドが聖眼を使って無効化した


 ズズ…
 ズドドドドドドドドドッ…

ジェシカ「っ…何だ、地震!?」

ジュダル「な、何っ…?」

 カァァァッ…

クレイン「――ようやく、準備が整った」

ライド「っ…準備…?」

スピカ「もしかして…え、反転の禁忌の…?」

クレイン「長かった…どれだけ待ちわびただろうか、我らは…」

ジェシカ「下にいたヤツは、確かに倒したはずだぞ…!」

ジュダル「じゃあ、どうしてっ…?」

クレイン「どうでもいい…後は、天使擬きと、魔力炉さえあれば、悲願が叶う…!」

ジェシカ(何でだ…あれだけ周到にトラップが用意されてたんなら、もうこいつに仲間はいないはず…)

ジェシカ(この振動が、世界樹の要が破られたもんなら、一体誰が…)

シリウス「思い通りにはさせん…!」チャキッ

リリ「…」ギュッ

ジェシカ「何かする前に仕留めるぞ…!」

スピカ「うん…」

ライド「……はい」

ジュダル「そうだよね、死にかけっぽいし…もう一息」

クレイン「儀式さえ…あとは、儀式さえ執り行えば悲願が叶う――!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アカン…アカンくなってきたぞう…
 4~6 インガとヨダカとエル復帰。魔族は回復が早いからのう
 7~9 さあ、クレインセクトとの戦いは最終盤だよ、相手も瀕死一歩手前くらい弱ってるし、こっちは数の利があるし、いけるんちゃう?


王子「大事ですね、ここ」

王子「vsベテルギウス戦になったら、まあ…うん」

王子「て、ことだからがんばって」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 聖眼発動で撃破
 奇数 ベ テ ル ギ ウ ス 一 派 襲 来
 ※0は偶数扱いなんよ


クレイン「――傀儡糸!」

 ヒュバババッ
 ズブズブッ

シリウス「っ…!?」

ライド「体、がっ…!」ググッ

クレイン「お前らの目さえ奪えば…!」

 ダンッ
 ブォッ
 スパパパッ

ライド「っ…!」ドサッ

シリウス「糸が切れ――」

クレイン「!?」

ヨダカ「よくも、やってくれたなぁっ!!」

 ドッゴォォォォォォッ
 ドサドサァッ

クレイン「っ…ここまで、来てっ…!」

インガ「まだ終わってねえよォ!!」

 ズッバァァァァァァッ

エル「潔く死ね、目障りだ」

 ブォォォッ
 ズバァァァァァンッ

クレイン「爆裂百烈球ッ!!」

シリウス「っ――」

リリ「…」スッ

 カッ
 ギュォォォォンッ

クレイン「天使の、贋作がァ……! だったら、これでぇっ…!」

 ズォォォォッ
 ズシィィィィィンッ…

ジュダル「ゴーレムっ…!?」

ジェシカ「んなデク人形が今さら効くかよっ…!!」

 ブンッ
 ズバァァァァァァッ

スピカ「極大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィンッ

 バシュンッ

クレイン「天使擬きィ…!」ガッ

シリウス「貴様ぁっ…!」

 バシュンッ
 スカァッ

クレイン「あとは、目だけ――」

ライド「――これのこと?」ギィィンッ

 バシュゥゥゥゥンツ
 ズォォォォォォォォォォォォッ

ジュダル「えっ…何、何か…周りの、空間ごと…!」

クレイン「やめろっ――儀式のために準備した魔法が…!」


ライド「――ジュダル」

ジュダル「んっ…?」

ライド「…………ずっとこの眼を、使うのは嫌だったけど…もう、怖がらないことに、した…」

クレイン「やめろぉっ…! やめろと、言っているぅううううっ!」ダダダッ

ライド「たくさんの罪を犯して、絶望の闇の中に閉ざされてきた」

ライド「苦しくて、悲しくて、何度もヤケになって、坂道を転落し続けるだけだった。全部、この眼のせいだって思ってた」

クレイン「その眼は、この俺が有効に…!」

ライド「だけど、ジュダルが僕を…救ってくれるって、約束してくれたから」

ライド「もう、怖がらない。もう、間違えたくない。――そう思えるから、僕はこの眼を受け入れることにした」

クレイン「悲願をっ…我らの復讐を、どうしてお前らは邪魔するッ!!」

ライド「ブラックサタンの怨念から、まずは消し去る。全ての魔を滅する、この聖眼で」

 叫びながらライドへ迫ったクレインセクトを、ライドが見つめて手をかざした。
 分解されて吸い込まれた魔力が全て、傷だらけの右手へと集まっていき、次第に熱を帯びて輝き出す。

ライド「――劫火爆裂魔法」

 ライドの手から溢れ出した光が、クレインセクトを飲み込んだ。
 眩い光の奔流はクレインセクトの身を黒く焦がし、煌めく炎によって焼き尽くす。

クレイン「こんな、ところで死ぬわけには――!」

クレイン「ブラックサタンの悲願を、果たすまでっ…! 何が、あろうとも…!!」

ライド「消えろ――」

クレイン「何のために、俺はっ、俺達は生きてきたというんだあああああああああああ―――――――」

 ズォォォォォッ
 シュゴォォォォォォォォォォッ

 クレインセクトが叫びながら炎に呑まれて消え去った。
 炭さえも残らず、最初から何もなかったかのように跡形もなかった。

ライド「っ…う…」ヨロッ

ジュダル「ライド…!」ギュッ

ジェシカ「……振動も、収まったな」

リリ「…」ギュッ

シリウス「…すまなかったな、リリ」ギュッ

ヨダカ「……死んだか」

インガ「…そうだな…」

エル「…これで、終わった」



ベテル「――哀れな一族だったよ、本当に」



シリウス「!?」

ジェシカ「っ…お前は!」

ジュダル「誰っ…?」

ライド「……モニカの、仲間…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベテル「僕はベテルギウス。――世界を滅びへ導く者」
 4~6 ベテル「ゲームをしよう。世界樹の要は破壊した。1年もしない内に、地上は崩落する。それを止めれば、キミ達の勝ちだ」
 7~9 ベテル「モニカ…遅くなってごめんね」


ベテル「僕はベテルギウス。――世界を滅びへ導く者」

ジェシカ「はあっ…?」

シリウス「気をつけろ…以前、一度だけ対峙したが…ヤツは次元が違う」チャキッ

ベテル「おじさん誰?」

パルミラ「ああ…いたわね、そう言えばああいう槍男…」スタッ

パラサ「ここが世界樹か…面白い場所だね」

ヨダカ「…なあインガ、あれって…イスティハイネと…」ヒソ

インガ「…ああ…。でもって、あいつがいるってことは…まさか、イスティハイネが、あいつに…?」ヒソ

ヨダカ「やべえぞ…」

スピカ「世界を滅びへ導くって…あなた、一体――」

ベテル「嫌なら僕を止めてごらんよ」

エル「…」チャキッ

ベテル「ああ…魔剣士もいたんだ。折角、僕が2度目の生を与えたのに、もう壊れかけじゃない」

エル「何っ…?」

ジェシカ「いきなり出てきて、大層なことを吹いて…何様のつもりだい?」

ベテル「…人様のつもりだよ、一応は」

ジュダル「…滅びへ導くって、何?」

ベテル「この世界はやり直さなくちゃならない。全部をなかったことにして、本来歩むべき道筋へと正さないといけない」

ベテル「僕はそれを代行する者だ。そのためには…一度、この地上を消し去らないとならないんだ。だから…抵抗しないでくれるといいな」

シリウス「はいそうですかと、指をくわえて見るわけにはいかない」

スピカ「世界をやり直すって、どういう…」

ベテル「………話す必要はない。どうせ、全員死ぬんだからさ」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 考え直せって、ベテルくん。きみは勝ち目が薄すぎる相手なんだからさ。ね?
 2 負けイベ。そして、第二部へ…?


エル「…ふざけろ」チャキッ

ベテル「ん? キミはこの世界が大嫌いなんじゃないの? だから蘇らせてあげたんだ」

エル「…ああ、そうだ。だが…それでも、お前のような者の都合で、消し去られていいと思えるほどじゃない」

シリウス「ブラックサタンの魔の手から救ったと思いきや、すぐにまた脅威にさらされるとは思わなかったが…見過ごすこともできん」

ジェシカ「生憎と、てめえとはものの見方が違うみてえでな。意味が分からねえよ」

ジュダル「うん、意味不明」

ヨダカ「………ま、ビビって逃げ出すくれえなら死んだ方がマシだな」

インガ「ぶっ飛ばしゃあ終わりなんだから、そうするに決まってんだろ」

スピカ「やり直すとか、本来歩むべきとか、意味深だけど…なかったことにするなんて許せない。皆、がんばってこの世界で生きてる」

ライド「…やっと、前を向くって決めたのに…それをなしにされたくはない」

ベテル「そう…」

パルミラ「……で、どうすんのよ?」

パラサ「止められるんなら…っていう感じ?」

ベテル「そうだね。もう、まどろむのはやめたんだ。裁定はすでに、下っている」チャキッ

ベテル「女神だろうが、魔王だろうが、この僕の前へ立ちふさがるのならば切り伏せる」

ベテル「それが、僕の負うべき責務だ」

ジェシカ「御託はいるか、てめえをぶっ倒して今度こそ終わりにしてやるよ…!」ダッ

 ベテルギウスへ、8人が同時に攻撃をしかけていく。
 剣が、槍が、魔法が、憂いを帯びた少年を容赦なく浴びせかけられる――だが。



ベテル「――格の違いくらい、分かれよ」



 ズォォォォォォォォォォォォッ

 ベテルギウスから解き放たれた魔力が、瞬時に周囲を埋め尽くした。
 黒く、黒く、世界樹を中心に世界が塗りつぶされていく。

 そして、空は赤く染まった。
 それを見るまでもなく、何が起きているかさえ知覚できぬまま、8人の意識は闇の中へと閉ざされていった。

 ・
 ・
 ・

ベテル「…思っていたより、魔族の姫との傷は深かったみたいだ」

パルミラ「どういうこと?」

ベテル「世界樹を基点に、塗りつぶすつもりだったのにデルザー大陸しか覆い込めなかった」

パラサ「それでも桁外れだと思うんだけどね」

ベテル「それに…また、眠気が酷くなってきた…。リハビリくらい、しとくんだったよ」

パルミラ「肝心なとこであんたは…。じゃあどうするのよ?」

ベテル「地道に塗りつぶしていこうか、地上を。…全てを闇に閉ざせば、目的は達せられる」

ベテル「2人とも、悪いけれどもうしばらくかかるようだから、手伝って。……あと、数年で済むと思うから」




                                      ―――― To Be Continue...


王子「第一部、完ッ!!」

王子「……………風呂敷を広げてしまった…」

王子「さて、今後がどうなるかについてですが…第二部として、新主人公を作って、今度はベテルギウスの野望を阻止していくことになります」

王子「多数決がね、1を選ばれてたらなんやかんやで理由をつけて、ベテルがやっぱりやーめた、ってなって尻切れトンボ感で終わってたよ」

王子「8人がどうなったのかは、後々、明かされていくと思うので焦らずにおなしゃす」

王子「…で、キャラメークなんだけど…時間的にちょいビミョーなんだよね」

王子「今からがいいですか?」


王子「ふむむ…」

王子「今からと、明日と…別れましたのう」

王子「でも、今からが多いかも…? ただねー、キャラメーク中にまた明日!てなりかねないんだよね」

王子「その場合、明日から設定の続き…てことになるけど、いいかな? いいよね? そうしてください、ごめんなさい」

王子「明日がいい! って人、ほんとに申し訳ないっす」

王子「でもって、テンプレです」


 名前:
 性別:
 年齢:
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「10人目です。第二部のキーになります」

王子「さて、じゃあシンキングタイムをもうけまして、それからキャラメーク開始です」

王子「シンキング、ターイム!! 最初は、名前と性別でいくけど……男がいいなあ…いいなあー」チラチラッ



王子「じゃ、はじめまーす」

王子「名前と性別です! 男がいいな、いいな、いいなっ!」

王子「…まあ、強制はしませんが…」

王子「いってみよー!」


 【安価下3】
 10人目主人公の名前+性別
 ※併記じゃないとNGですよ!!後から「忘れてた」てつけたしても無効にしちゃいますよ!


王子「いつもなら、ババッと高速で取られるからって遠目にしたけど…裏目に出た?」

王子「気を衒っちゃいけないんだね…じゃあ、次からは【下1】進行してくね」

王子「でもって、ムゲ・ゾールクライシス…て…なったけど」

王子「…ムゲ…さん…?」

王子「……まあ、いいや」

王子「あっ、ファミリーネームなんて、ほぼほぼ関係ないって、けっこうちらほら仄めかしてるつもりだけど…ご理解いただいてるよね?」

王子「一応、ね」

王子「さて、じゃあ年齢です」

王子「シナリオ的な都合で、いつもより上限年齢は低めっす。下限はいつも通りっす」

王子「お願いしまーす」


 【安価下1】
 ムゲの年齢は?
 ※13~18の間で


王子「ごっめん!!」

王子「しょっぱなから、見間違ってた! ムゲじゃのうて、アーケノ・ミョジョー…だったね!!」

王子「ほんとごめんなさい…」

 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「で、えーと…種族ですが、今回はね、この2つから選んでくだされ」

王子「人間と、魔族とのハーフです。ハーフのメリットは…特にないかな? まあ、各種能力値に補正はつきます」

王子「ハーフが選ばれたら、追加で、その魔族の種類を選べます。魔人族、有角族、有翼族からです」

王子「デメリットは、出自がバレた時に…とか」


 【安価下1】
 1 種族:人間
 2 種族:ハーフ(人間×【さらに設定】)


王子「人間と魔族のハーフ…となりました」

王子「魔人族は、魔力値に補正:中が得られます。判定次第だけど、上手に魔法を使えなくなる可能性があります。まあ、ずっとじゃないだろうけど」

王子「有角族は、身体値に補正:中が得られます。角が生えます」

王子「有翼族は、身体と魔力に補正:小が得られます。飛ぼうと思えば飛べます、自力で」


 【安価下1】
 1 魔人族
 2 有角族
 3 有翼族


王子「人間×魔人族のハーフとなりました」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、容姿に参りましょうか」

王子「ざっくりと、お願いしますね」


 【安価下1】
 アーケノの容姿


王子「全身火傷の包帯まみれ…」

王子「……んー……ダメとは言わないんだけど、それ以外にも、も少し…何か、欲しいな」

王子「火傷痕と、それを隠す包帯に追加として、おなしゃす」

王子「描写こそほどんとされないけど、さすがにざっくりすぎちゃうからね。もうちょびっとね」


 【安価下1】
 もういっちょ、容姿!


王子「……怪しいっ!!」

王子「俺としてはさ、こう…髪の色だとか、体格だとか、そういうのをって思ってたんだけど」

王子「…まあ、もういっか」

王子「決定!」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:
 家柄:
 境遇:
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、家柄と境遇の判定に参りましょうかね」

王子「お願いしまーす」


 【直下 コンマ判定】
 家柄 1<0

 【下2 コンマ判定】
 境遇 1<0


王子「おおーう…」

王子「家柄が3で、境遇が1…て…」

王子「なかなか、ひどいですな…」

王子「………境遇が1か…。好きなのを選んでおくれ」


 【安価下1】
 1 人間と魔族の子だと知られて、忌避されて育ってきた
 2 人間と魔族の子だと知られて、迫害されながら育ってきた
 3 母親は魔族に孕まされてしまったので、親からも虐げられて孤独に育ってきた


王子「…かわいそうな主人公ですね…」

王子「望まれぬ子で、たったひとりの肉親の母親からも虐げられて、ぼっちで育ったんだって…」

王子「多分、火傷を隠す包帯って…そういうことだよね…」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、職業です」

王子「まあ、色々とストーリー的に動いてもらわないといけないんで、あ、ごめん…てなったのはズラさせてもらいます」

王子「職業によっては特殊スキルがついたりするけど、気を衒いすぎないでね」

王子「15歳だし、無職もありだよ」


 【安価下1】
 アーケノの職業は?


王子「殺し屋…かぁ…」

王子「けっこう、闇を抱えてるなあ…まあ、いっか…いいや、もう」

王子「うん、これでいこう。あ、殺し屋も、暗殺者も、同じようなもんだし、表記は暗殺者ってするね。ご理解ください」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「でもってー、暗殺者としての、実力的な部分いきまーす」

王子「この判定次第で、職業の補正値も変化しますよー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 開業したて。補正なし
 4~6 せっこい殺ししかしたことないでー
 7~9 いつから殺し屋してたんでしょうねえ…


王子「ここでかぁー…」

王子「オーライ、勝負だ、コンマ神」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 経験こそ浅いものの、天性のセンスを持ってます。伸びしろがこわいです
 奇数 へっぽこ暗殺者とか…誰得…ターゲット得?
 ※0は偶数扱いやで


王子「アカ――――――――――――ンっ!!」

王子「アカンぞ、これはアカンことになってきたぞ…コンマ神めっ…!!」

王子「と、いうわけで…へっぽこ暗殺者です…」orz


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ…武器、いきましょうか?」

王子「魔人族とのハーフで、魔力値に補正がかかるから近接武器がいいと思います」

王子「何か、変なのは却下さしてね」


 【安価下1】
 アーケノの得物は?


王子「スティンガーって、おもっきし近代兵器じゃないですかやだー」

王子「じゃあ、杖ってことで…杖!?」

王子「おいおい…暗殺者のくせに、杖って…ええのん? いいけど…」


 【安価下1】
 1 ハーゴンが持ってそうな杖。魔法特化
 2 こう、スタイリッシュで打撃できる、棒的な、杖?
 3 その他、どんな杖がある…? 能力じゃのうて、形状的なので


王子「オーライ、じゃあ打撃武器としても使える、細めの振り回しやすい感じでいきましょう」

王子「まあ…杖だから、能力値に補正つかないんだけどね…」

王子「うん…何か、残念臭がするね、このコ…」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:杖/打撃用
 身体:
 頭脳:
 精神:
 魔力:
 夢(行動指針):
 背景:


王子「でもって、全然、キリが悪いんだけど、本日は各種能力値判定をしてから、お別れしましょう!」


 【直下 コンマ判定】
 身体値

 【下2 コンマ判定】
 頭脳値

 【下3 コンマ判定】
 精神値

 【下4 コンマ判定】(ハーフ:最低値5)
 魔力値


王子「身体:6、頭脳:4、精神:9、魔力:9…すげえ」

王子「魔法使いタイプや…!! 頭脳が惜しいけど。これで頭脳が並だったらなあ…」

王子「でも、いい具合かもね。暗殺者としてへっぽこなのは、精神値が高いから…かな?」

王子「精神値は何かこう…正義感というか、善玉でいれるかどうか…的な感じになりつつあるからね」

王子「そういう意味では、いいんじゃないかと思います!!」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
 夢(行動指針):
 背景:


王子「あ、あと、これで終わりとか言ってごめん。もひとつだけやって、終わります」

王子「魔人族とのハーフで、魔力量もかなり多いから…その分、魔法の扱いが苦手な疑惑が強いです」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 魔力の制御がかなり苦手
 6~7 魔力の制御が苦手
 8~9 問題ナッシング


王子「惜しい」

王子「魔力の制御が苦手だとのことです」

王子「人間とも魔族とも違うから、それゆえのデメリットです」

王子「でも克服は可能なので、がんばってください」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):
 背景:


王子「そういうわけで、今度こそこれで本日は終わりです」

王子「どうもありがとうございました。お疲れさまです!! また次回!! アデュー!!」



王子「再開ですよ!!」

王子「キャラメークの途中からだね、今は、こんな具合です!」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):
 背景:


王子「頭脳以外は、並以上あるし、頭脳も並よりちょい粗末くらいだからこれといった不得手はない感じ」

王子「魔法以外。魔法は誰かに教わるとかすれば、改善されてくはずですので、出会いを待ちましょう」

王子「精神と魔力が9っていうのはけっこういいと思うよ。姐御とジュダルの安定感良かったでしょ?」

王子「もっとも、魔力は、現状宝の持ち腐れ状態だから、初期ライドくんみたいに魔法だけで無双は難しいんだkど…」

王子「さて、じゃあ属性を決めましょう。それから、性格いくね」

王子「主人公勢、火が多めだから差別化のためにもそれ以外の方がいいんじゃないかなー…なんて」

王子「風と雷はそれぞれ、ヨダカとシリウスだけだし、ここってけっこう使えるようになれば便利だしね」

王子「そういうわけで、ゴー!! 属性だよ!!」


 【安価下1】
 火 水 風 土 雷 のいずれかから、1つを選択


王子「って、またかよ!!」

王子「……いや、いいんだけどさあ…ライド、インガ、ジュダルと、4人目だよ…?」

王子「いや、いいんだけどさあ…?」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):
 背景:


王子「さ、そういうわけで、今度は性格ですよー」

王子「めんどくさいのは、避けたいです…。明るいキャラがいいなー…」

王子「素直に明るいキャラって…これまでいないし…自己中明るいか、ただバカで明るいかくらいの連中だし…あ、スピカは別かな?」

王子「とりあえず、こう…善玉な感じでお願いね? ねっ?」


 【安価下1】
 アーケノの性格って、どんな?


王子「………めんどっくせー…」

王子「厨二かぁー…患者さんかー…」

王子「…でも、さ? 種類って、あるじゃん?」

王子「世の中をひねくれて斜視するようなタイプとか、邪気眼系とか?」

王子「そこんとこ、決めようか」


 【安価下1】
 1 いちいち、あいたたた…て感じの発言をしちゃうタイプ
 2 自分は特別だと思い込んでて自己陶酔してるタイプ。まあ、ハーフだから特殊は特殊なんだけどね、自己評価だけは高い
 3 普通に(?)さ、自己中+ポジティブでいかないかい?

1


王子「早漏くん達のはもちろんズラして、>>354を採用だよ」

王子「あと、多分…特技だと思って書き込んだんだろうけど…採用しないよ!?」

王子「そんな悪人っぽいことは、精神値9が許しません!」

王子「で、あいたたたボーイになりました…。描けるかなあ…?」

王子「単なるひねくれ者になったら、めんご」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:中二真っ盛り マイノリティーは尊い、マジョリティーやミーハーは見下す
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:
 悪癖:
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):
 背景:


王子「さて、じゃあ、特技にいきますが…」

王子「描写まではしなくていいよ、なんて予防線を張っても、ダメですよ! てかそれ、特技じゃなくて性癖みたいだから!」

王子「もっとさ、素朴な感じでいいんだからね? ね?」

王子「分かってね? けっこう、厳しい審査してくよ、ここは。お願いしますね? できるだけNGはしたくないから、こっちは」


 【安価下1】
 特技は?

絵描き


王子「決め打ちで、俺の注意を聞かないから…」

王子「はい、じゃあ>>360を採用です。レイプとか特技じゃなくて、性癖だからね。放火とか、特技じゃなくて趣味の範疇なら分かるけどね」

王子「いやダメだけど」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:中二真っ盛り マイノリティーは尊い、マジョリティーやミーハーは見下す
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:絵を描く
 悪癖:
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):
 背景:


王子「はい、じゃあ悪癖いきますが…」

王子「ゲスいの、なしだよ? ほほえましいやつね?」

王子「それこそ厨二病患者のくせに、ガチグロいものを見ると失神するとか、そういうのね?」

王子「強姦も放火も、その他、悪逆好意も悪癖には認めませんよ?」

王子「あくまでこれ、主人公だからね? 悪役メークじゃないからね?」


 【安価下1】
 悪癖とは?



王子「ビミョーなラインを…性欲は、まあ…思春期相応ってことにしとくから、ズラして採用します」

王子「ゲスっぽくなりそうなのは排除してるのは、分かって…もらえてるよね?」

王子「ということで、ドジです」

王子「…ドジか」

王子「へっぽこ暗殺者はこれのせいなのかな?」

王子「どんくらいのドジか、判定いきましょう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何もないとこでつまづいて盛大にコケるレベル
 4~6 注意力が散漫なドジ
 7~9 ちょっと先のことに想像力を働かせられない系のドジ


王子「はい、先のことを想像しないが故のドジとなりました」

王子「例えば…そうね、あっつぅーいお茶を飲もうとして、淹れるのはいいけどカップを持って火傷しかけるとか」

王子「部屋の掃除とか始めたら、最初に床の掃除をしちゃって、後で家具を動かしてまた汚しちゃうとか…そういう系」

王子「何だろう…物事の順序を考えない系のドジ? まあ…改善の余地は……なくはないはず」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:中二真っ盛り マイノリティーは尊い、マジョリティーやミーハーは見下す
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:絵を描く
 悪癖:
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):
 背景:


王子「じゃあ、背景に参りまーす」

王子「背景は…まあ、キーワードをいくつか出してもらって、それをこねくり回して、こっちでこじつけます」

王子「が、すでにハーフで母親に虐げられている、という背景はありますのでそういった諸々はつけ加えられていきますよ」

王子「………変なの、こないといいなあ…」

王子「…今回は、5個くらい募って、そん中から適当にこっちで拾い集めて考えます」

王子「まあ、最低3つは使わしてもらうし、可能な限り5つとも採用する方針…のつもりではいます」

王子「ということで、5つ、お願いしまーす」


 ↓1~5
 背景のキーワード
 ※ざっくり一言くらいのでおなしゃす


王子「ふむふむ…」

王子「クッソむずい…こう、背景って分かってる…よね?」

王子「言わば、これまでのアーケノが15年をどう過ごしてきたか…的な部分って…ね?」


 背景:実母に虐げられながら幼少期を過ごすが、ある日を境に父親を捜すという名目で自分に言い訳して逃げ出す
    しかし行き倒れてしまい、グルメを名乗る人物に拾われるが人肉食愛好家だったため、逃亡。その際に宝の地図を見つけて手に入れる


王子「…まあ、こんな具合で、よござんすか?」

王子「いいよね」

王子「俺がルールだもんね!!」

王子「…てことで、さて、夢/行動指針に入るんですが…折角、宝の地図なんてワードがあるんだしさ?」

王子「宝探しじゃ、ダメ?」


 【安価下1】
 1 ええんとちゃう?
 2 手え抜くなよ、ちゃんと決めさせろよ


王子「はい、すみません」

王子「…じゃあ、夢/行動指針ですが…んー…と…」

王子「ストーリー的な都合があるからさ? いくつか募って、それをこっちでちゃちゃっとノミネート&一部訂正して、そっから決定…な流れで」

王子「やりたいと、思います」

王子「まあ、NGも出るかも知れないし…とりあえず、4つくらいでいっか」


 夢/行動指針
 宝の地図を頼りに宝を探し当て、一獲千金を狙う


王子「こんな、具合にゆるっと書いちゃってくださいな」

王子「お願いしまーす」


 ↓1~4
 夢/行動指針案の募集


王子「被った」

王子「まあいっか、王道だね」

王子「じゃあ、この中から選択ってことになりまーす」


 1 宝を探し当てて、自分を周囲に認めさせる
 2 俺を認めない世界なんて間違ってるんだから、どんな手を使っても認めさせてやる!
 3 この俺に相応しい女を手に入れてやる、絶世の美女を必ず!!


王子「…まあ、こんなもん?」

王子「…んー…うん」

王子「厨二って…よく分からないです…。いや、見かければ分かるんだけど、いざ厨二をやろうとするとむずいっす」

王子「とりあえず、シンキングターイム!!」


王子「………やっべえ、アーケノの台詞がさっぱり浮かんでこない」

王子「厨二って思ってたより難しい…」

王子「ともあれ、多数決いきますよー」


 【多数決】最速4票獲得選択肢を採用
 1 宝を探し当てて、自分を周囲に認めさせる
 2 俺を認めない世界なんて間違ってるんだから、どんな手を使っても認めさせてやる!
 3 この俺に相応しい女を手に入れてやる、絶世の美女を必ず!!



王子「はい、選択肢1に決定です」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:中二真っ盛り マイノリティーは尊い、マジョリティーやミーハーは見下す
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:絵を描く
 悪癖:ドジ(先のことを予測しない)
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):宝を探し当てて、自分を周囲に認めさせる
 背景:実母に虐げられながら幼少期を過ごすが、ある日を境に父親を捜すという名目で自分に言い訳して逃げ出す
     しかし行き倒れてしまい、グルメを名乗る人物に拾われるが人肉食愛好家だったため、逃亡。その際に宝の地図を見つけて手に入れる


王子「さてさて、こうなりましたが…」

王子「…アーケノってさ、どんな…風に喋る? 性格が、かなり掴めない…」


 【安価下1】
 1 じゃあ、性格を追加して、中二は悪癖に追加で回してしまおう
 2 『そんなことも分からないの? やれやれ、これだから凡人は困るよ…』的な?
 3 その他、アドバイスとかちょうだい、こうすりゃいいんだよ、って教えて…



王子「あー…そうくる?」

王子「…オーライ、じゃあ、いい具合に頼むよ」

王子「ただ、思考回路が厨二になってるのは悪癖として残すからね」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:絵を描く
 悪癖:ドジ(先のことを予測しない)/厨二
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):宝を探し当てて、自分を周囲に認めさせる
 背景:実母に虐げられながら幼少期を過ごすが、ある日を境に父親を捜すという名目で自分に言い訳して逃げ出す
     しかし行き倒れてしまい、グルメを名乗る人物に拾われるが人肉食愛好家だったため、逃亡。その際に宝の地図を見つけて手に入れる


王子「さて、じゃあ…性格です」

王子「選択肢を用意するから、それに追加して、何か…+αを欲するのであれば、併記してください」

王子「後から、選択肢忘れてた、は採用しませんので悪しからず。決め打たなければ問題ないはずです」


 【安価下1】
 1 明るい
 2 クール
 3 能天気

 +

 (追加したければ)
 例:自己中 紳士的 見栄っ張り  などなど、ざっくり併記してね



王子「能天気ね、オーライ」

王子「うん、これなら大丈夫だと思います。こうなりました」


 名前:アーケノ・ミョジョー
 性別:男
 年齢:15歳
 種族:ハーフ(人間×魔人族)
 容姿:包帯まみれ+サングラス
 性格:能天気
 職業:へっぽこ暗殺者
 家柄:3/貧乏
 境遇:1/望まれぬ子として実母からも疎まれ、虐げられてきた
 特技:絵を描く
 悪癖:ドジ(先のことを予測しない)/厨二
 属性:火
 武器:杖/打撃用
 身体:6/並より上
 頭脳:4/バカめ
 精神:9/超頑丈
 魔力:9/人並み外れた魔力
    ※魔力の制御がかなり苦手
 夢(行動指針):宝を探し当てて、自分を周囲に認めさせる
 背景:実母に虐げられながら幼少期を過ごすが、ある日を境に父親を捜すという名目で自分に言い訳して逃げ出す
     しかし行き倒れてしまい、グルメを名乗る人物に拾われるが人肉食愛好家だったため、逃亡。その際に宝の地図を見つけて手に入れる


王子「さて、じゃあ…これでアーケノの設定は…終わり、のはず」

王子「だよね?」

王子「何か、質問などなど、ありますか?」



アーケノの家族について

アーケノさんはミイラ男だよね

顔面凶器扱いされますか?

ドジを支える殺し屋の同僚とかいらない?
男だからおっぱいとか決めらんないしなぁ

というかアーケノさんは服を着ているのか気になる

包帯が服の代わり?

殺し屋になった理由


 >>411

王子「アーケノの家族は…まあ、故郷に置き去りにした虐待してた母親と、生きているかも分からない魔族の父親程度でしょう」

王子「さんざん虐待しまくっといて、他に兄妹がいるってのもちょっと考えらんないし…いや、あるのか?」

王子「んー……でも、まあ…必要になったら出てくる…と思うけど、多分出ない方向です。そういうことです」

 >>412

王子「多分、ファッション包帯になりつつあるんじゃないかな?」

王子「ブリーチとかに出てきそうな具合の。包帯巻いたらかっこいいんじゃね、的な?」

王子「だから顔面凶器扱いはされません。グラサンも多分飾りもので、かっこいいと思ってやってます」

 >>413

王子「あー、そうね、殺し屋なのよね、一応…」

王子「………ここ、ちょっと掘り下げます」

王子「そもそも、どういう経緯で殺し屋さんになっちゃったのかです」

 >>414

王子「服は着てると思いますよ。ダレン・シャンの魔女的な具合じゃあないと思います。あの人、確かロープ体に巻いてるのよね?」

王子「包帯の上に服を着てるはずです。かっこつけでしょうから」

 >>415

王子「イエス、掘り下げます」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 自称・殺し屋。そう言っとけば箔がつくと思っての行動。悪気はないんです。依頼とかされちゃっても困るんです。へっぽこなんで
 4~6 初めて手にかけたのは、実母でした。でもそれ以降はしてません。でも1回手を染めたから、そう名乗っていいだろうと思ってます
 7~9 アウトローな感じで、殺し屋ってかっこよくね?ってなって、求職してたら見つけちゃったのさ…


王子「………うーん、中二に色々と相殺されてってる感」

王子「何かのアンケートとかで、職業欄があったらさ、『依頼があれば誰でも殺す、闇の仕事さ』みたいな感じに書いちゃうのかな?」

王子「いや、ダメだ…まだ厨二魂が俺には足りない…クソっ」

王子「難しいぞ、厨二!!」

王子「…とまあ、そういうことになりました」

王子「自称・暗殺者です。自称なので技量も経験もないっす。名乗ってしまえば勝ちなのさ状態です」

王子「詳細をほじくられると挙動不審になります」

王子「オーライ?」

王子「もうないっすか?」

アーケノさんの全身ヤケドは治らないんですか?


 >>419

王子「あー、火傷?」

王子「厨二のせいで、火傷って本当にあるのか疑惑さえ発生しかねない勢いです」

王子「魔族の血のせいで傷の治りが早いから、包帯なんてお飾りだし…。治癒術も古傷には効果を発揮しない設定なので…どうかな?」

王子「判定です」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ファッション包帯でもあるけど、普通に火傷痕もたくさんある。治りはひじょーに、遅い。何故や
 4~6 ちらほらと火傷痕はあるけどそう酷いもんじゃない。これが全部治ったら包帯巻く意味…ってちょっと焦り気味
 7~9 ファッション包帯。火傷? んなもん、親指サイズのちょろっとしたのが一箇所だけしかもう残ってないよ


王子「ここで【00】出てたら…火傷かと思っていたものは実は…みたいな展開だったね」

王子「けど、ふつーに火傷痕を隠す意図もあっての包帯だそうです。ファッションも兼ねてるけど」

王子「ただ、虐待されてたの? って同情されたりするのは心外なので隠します」

王子「そして、治りも遅いです。いっそ、治るんか、それって勢いで酷い火傷痕がいっぱいあります」

王子「さてさて、もう質問はない…感じだと思うので、物語を始める前に決めたいことがあります」

王子「ので、安価をお願いします」


 【安価下1】
 1 地上はベテルギウスによって、着々と闇に飲まれていっている…軽く世紀末状態
 2 世界各地で、ベテルギウスが広げようとしている闇と戦っている情勢です
 3 地上の大部分は闇に飲み込まれ、僅かに残った人々は協力して支え合いながら生きています

 +

 ちなみに、あの負けイベから…
 A 僅か、半年しか経っていません
 B 1年が経過しています
 C 3年も経過しています

 ※併記してください


王子「オーライ、1年経過で、ベテルギウスが何かを企んで地上を闇で浸蝕していっている状態です」

王子「治安はかなり悪いし、魔物もいっぱいいるし、魔族も乗じてきてるし、大国も首都防衛で手一杯です」

王子「…けっこう、ヤバめな状態です」

王子「そのくせ、協力してベテルギウスと戦おうぜ、なんてしてるようなリーダーもいない状態です」

王子「じゃあ、始めましょうか」

王子「アーケノは、どこからスタートしましょうか」


 【安価下1】
 1 暗夜王国でええんとちゃう?
 2 ガマーベからスタートってのはどや?
 3 その他、これまで登場した地名とか、こういうような場所(例:闇から1番離れてるところ)!とかあれば


 【採用安価のコンマ判定】
 判定内容は内緒です
 でも、0はハズレです


王子「オライオンはバイス王国の方で、ちょっとそこは諸々の事情で人もいない状態なのでごめんなさい」

王子「なので、ズラして採用で、判定は9です」

王子「じゃあ、始まりますのでしばしお待ちを」

王子「にしても、オライオン人気は謎…あと、言っとくけど、オライオンの妹とか姪御だとか、そういうの出すつもりはないです!!!」

王子「悪しからず!!!」



 ――ガマーベ王国・石工の街――

アーケノ(今日も、空は赤いな…)スッ

アーケノ(………)

アーケノ(…………うん、これくらい見とれてれば、絵になる構図のはず)

アーケノ「……さてと」ガサッ

アーケノ(…この地図…絶対に、この冠マークは宝物の場所のはずだけど、一体、どこを切り取ってあるんだ…?)

アーケノ(こんな地形の場所、見たこともないし…)

 ジィィッ

アーケノ「…」

アーケノ(……眉間にしわを寄せる渋い俺)フッ

 ヒソヒソ…

アーケノ(…行こ)

 スタスタ


 【安価下1】
 1 へいマスター、バーボンをストレートで頼むぜ
 2 すごくリアルな彫像があった。足を止め、見とれて、芸術と対話する俺かっけー。リアルってことしか分からないけど
 3 高いところに立って、往来を行き交う人々を見下ろしながら、こいつらは分かってないな…ふっ…て


 スタスタ…

アーケノ(人混みでもオーラを隠しきれない俺…)

アーケノ(今すれ違ったヤツ、二度見したな。やっぱり俺って、オーラが違うぜ)

 スタスタ…

アーケノ「?」チラッ

 ピタッ

彫像『…』

アーケノ「! ……」

アーケノ(………よくできてるな…石工の街ならでは…?)

アーケノ(…………)

アーケノ(…………)

アーケノ(…………そろそろ、いいかな)

アーケノ「はっ…」

アーケノ「……ふっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 商人「買うの?」
 4~6 職人「何見てんだ、お前」
 7~9 悦に浸った


アーケノ(よし、決まった…!)

 カランッ…

アーケノ「?」

*「ほら、出てった、出てった。こいつは売りもんじゃないんだから」

?「売物じゃないって…でも、それは――!」

*「うるっせえな、通報するぞ!!」

?「うっ…」タジッ

 バタンッ…

アーケノ「…」

?「…いや、これ…絶対に、ジュダルじゃないか…。何でこんな目に…」

アーケノ(彫像に、名前をつけてる…!? こいつ、やる…!)


 【安価下1】
 1 よし、厨二トークを吹っかけよう
   ※何かこう…それっぽい話しかける台詞的なのも併記してくれると、すごく嬉しいかなー…って
 2 理解できない凡人には言わせておけばいいさ…って
 3 芸術の分かる俺アピールで話しかける


アーケノ「…」

アーケノ「……よし」ボソ

ドラシロ「……どうしよう…」

アーケノ「ごほんっ…んんっ…」

ドラシロ「…?」

アーケノ「像に欲情しているのかい? なかなかに素敵な趣味だ」

アーケノ「確かによくできている…今にも動き出しそうだ。それにこの表情…何かに酷く驚いているのがありありと分かる」

アーケノ「人間の本来秘されている感情をさらけ出す芸術というのは、そう…言うなれば、そう…そう…美意識という芸術」

ドラシロ「…」

ドラシロ(……何だ、この人…?)

アーケノ(見てる見てる…)

ドラシロ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 引かれた
 4~6 無視された
 7~9 これは像じゃない、って


ドラシロ(関わらない方がいいな…)タジッ

アーケノ「っ…!? あ、あー…ゴホンッ…芸術について語り合うというのは――」

ドラシロ「…」タジタジッ

アーケノ(っ…これは…そうか!)

アーケノ「少し高度な話すぎたかな。…そう、この像の特徴を分かりやすく言ってしまえば――」

ドラシロ「芸術としてみるのであれば…」

アーケノ「?」

ドラシロ「まず材質。何を削り出したかも分からない、見たこともない材質で作られている」

ドラシロ「それとこの像のポーズ、格好、表情。あまりにもリアルすぎる」

ドラシロ「美しい嘘をついて一個の世界を作り上げることが芸術だけれど、これはそれを逸している」

ドラシロ「この世界のどこかから、こういう人間を切り取ってきて像へと押し固めたような…そういう代物だよ」

アーケノ「え、えっ…? あ、材質…?」

ドラシロ「知ったかぶりは火傷するだろう。まあ、その点、僕は本物の審美眼を養ってあるから、いちいち指摘して恥をかかせようとはしないが」

ドラシロ「そもそも、僕の態度を見て欲情だなんて言葉を使うこと事態が的外れにも過ぎるし」

ドラシロ「キミの今後のためにも言っておくけれど…そんな格好をしていても、特別になることはできないよ」

ドラシロ「だから、黒歴史にのたうち回る前に、ちゃんと正しい格好をした方がいいに決まっている」

ドラシロ「キミが少し想像力を働かせて口にするようなことは、誰でも少しは考えて、少なからず思っていて、でもあえて口にしないことだよ」

ドラシロ「そこに着想したからと言って得意気に口を開いたって、周りは恥ずかしい人だなという印象しか抱かないから」ポンッ

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 な、なななな、何を言っているのか全然分からないなぁー!! 黒歴史? 何それ? HAHAHAー!!
 2 い、いやほらあれだよ、誰も口にしないことを言うからこそそこに価値があるのであって、は、恥ずかしくなんてないし
 3 ………分かった風なことを言ってると、殺すよ?(暗黒微笑


アーケノ「だ、だから俺は…凡人どもが口にしないことを、言うからこその…」

ドラシロ「…」ポンッ ←生暖かい眼差し

アーケノ「……き、気安く触れるなぁっ…!」バッ

ドラシロ「…さて、どうしようかな…」スタスタ

アーケノ「~っ…」

アーケノ(何なんだよっ、もうっ!!)

アーケノ(ざ、材質なんてあえて口にするようなことじゃないし…)

アーケノ(………よ、よしっ)


 【安価下1】
 1 この像について調べて、すっごい知識を披露して見返してやる
 2 こうなったら像を手に入れて、お前とは違うんだHAHAHAってしてやる
 3 こんな不愉快なことはさっさと忘れてしまおう、うん


アーケノ(この彫像のことをもっとよく調べて、あいつに俺の方がすごいって思い知らせてやる)

アーケノ「…」ジィッ

アーケノ(……すごく、リアルだな…。ほんとに、動き出しそうな…むしろ、ピタっと止められたような…)

アーケノ(…)

アーケノ(……どうやって調べよう…)

アーケノ(……とりあえず、このアトリエの人に聞いてみる…か)

アーケノ(よしっ)

 カランッ…

*「…」ジトォッ

アーケノ「……この彫像について、知りたい。教えてくれ」

*「ああ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 頼み方ってのを知らないのかこら、って
 4~6 デタラメ吹いたら試されてもうた…めげない…
 7~9 拾ったってさー


アーケノ「…っ」

*「………海岸で拾ってきたんだよ」

*「さっきの野郎と一緒で、こいつが欲しいってか? 売りもんじゃねえんだ、出ていきな」

アーケノ「べ、別に欲しいわけじゃないから、ちょっと調べさせ――」

*「手なんか触れて壊したら、弁償だぞ?」

アーケノ「……い、いくら?」

*「……30万ゴールド」

アーケノ「っ…」

*「分かったら出ていきな」

 カランッ
 ドサッ…

アーケノ(30万…)

アーケノ(でも…海岸で拾ったか…ここら辺で、海岸っていうと、一箇所しかなかった…思うけど)


 【安価下1】
 1 行ってみよう
 2 弁償覚悟で勝手にぺたぺた触れて調べちゃえ。金を払えば文句はなかろうなのだー、ってスタンス
 3 石工の街だし、ここの図書館の蔵書には芸術関連がある…はず。そこにこの像のことが書いてあったりしないかな


 カランッ

*「ああっ?」

アーケノ「壊したら30万払えばいいんだろう、そのくらい払ってやる」

アーケノ「だから調べさせてもらう!!」

*「あんだとぉ?」

アーケノ「30万払えばいいんだから文句は言わないでもらう」

 ペタッ

アーケノ「!?」バッ

アーケノ(………な、何だ…? てっきり、冷たいかと思ってたら…ほんのり、あったかい…ような)

アーケノ(あったかい…石…? 何だ、これっ?)

 ペタペタ

アーケノ(………お、おっぱい…も…実は、や、柔らかかったり――)スッ

 ガシィッ

アーケノ「!!?」

*「壊されちゃたまらねえんだ、出てけっ!!」

 ゲシィィッ
 バタムッ

 ガチャンッ

アーケノ「痛って…ケチなヤツだな…」

アーケノ(でも…あんな、じんわりあったかいものって、あるのか…?)


 【安価下1】
 1 図書館で調べるの巻き
 2 彫像を拾ったっていう海岸へ行ってみる
 3 地味にお腹が減ったから、食べてからにしよう、うん


 ――ガマーベ王国・石工の街近辺の海岸――

 ザザ-----ン…

アーケノ「…潮騒が、俺を呼んでいる」

アーケノ(決まった…!)

アーケノ「…」キョロキョロ

アーケノ「……漂着物なんて、特に…何もないか…」

アーケノ「何か、手がかりみたいのは…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 手がかりはないけど、魔物がおったの巻き…
 4~6 特にない…ね。無駄足かぁー
 7~9 いっつもこの辺で遊んでるとかいう子どもを発見。話を聞いてみるか


アーケノ(……ないか…)

アーケノ(……無駄足になったな、戻って図書館でも当たってみよう)

 スッ

 ザバァッ

アーケノ「?」クルッ

魔物A「ガウゥゥ…」ノシノシ

魔物B「グゥゥゥゥ…」ノソノソ

アーケノ「ま、魔物っ…!」スッ

アーケノ「ふ…ふっ、この俺に挑むとは愚かだな!」

アーケノ「返り討ちにしてくれる、闇の炎に抱かれるがいい!!」

アーケノ(……決まった)


 【直下 コンマ判定】(ドジ:-1)
 1~3 なんてしてたら、先制攻撃されたでござる
 4~6 やだ、意外と強い。噛みついてきて放さない…。あ、ワニみたいな魔物っす
 7~9 とは言え、1対2かぁー…って


魔物A「ガァァァァッ!」

 ガッ

アーケノ「うっ…放せ、こいつ…!」ググッ

魔物B「ガァアアアアッ!!」

 ガバッ

アーケノ「うわっ…!」バッ

アーケノ(くっそ、杖が噛まれちゃ、振り回せない…!)

魔物A「グゥゥゥゥ…!!」グググッ

アーケノ「はー、なー、せぇーっ!!」


 【安価下1】
 1 杖を手放してグーパン攻撃で怯ませる
 2 このまま振り回したる!!
 3 こうなったら、魔法だ…!!


アーケノ「こいつっ…!」グググッ

魔物B「ガアアアアアッ!!」ブォォォンッ

 ベチィィィッ
 ドサァァッ

アーケノ「しまっ――」

魔物B「ガアアアアアッ!」ガバァッ

アーケノ「っ…ええいっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しょっぺぇぇー…
 4~6 暴発。自分にまでダメージ
 7~9 かなり盛大にやっちまったぜぃ…

 【下2 コンマ判定】
 1~5 爆裂魔法は習得してません
 6~9 爆裂魔法も一応は、覚えてるんだけど…まあ、ね、うん


アーケノ「中・火球魔ほ――」

 シュゴォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

魔物A「ガァアアアアッ!」ドサァッ

魔物B「ガァアアアア…!」ゴロォッ

アーケノ「………あれ」

アーケノ(ま、まあ、よしとしよう…結果オーライだ)

アーケノ「杖も、返してもらうぞっ!」

 バシィッ

アーケノ「必殺!! ダークネス・ストラトス!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ただ振り回して叩きつけるだけでござる
 4~6 ムダに色んなポーズを取りながら、振り下ろすのでござる。まあ、普通に叩くよりかは?
 7~9 ムダに練習した動きでぶっ叩くのであります! ダークネス要素も、ストラトス要素も分からぬでござる!!

 ※尚、技名は適当に叫んでるだけです


 ブォォォンッ

アーケノ「はあああああっ!!」

 ドゴドゴォォォォッ

魔物A「ガアアアアッ…」ドサ

魔物B「グゥゥ…」ドサッ

アーケノ「……俺にかかってくるからだ」フッ

アーケノ「…」

アーケノ「…決まった」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 倒したと思ってたら、仕留めきれてなくてがぶっとやられた。でも必死になって叩きまくって倒せた
 4~6 いや、決めポーズも改良の余地があるなあ、ってしばらく考えたアーケノくんでした
 7~9 そして図書館へ


 ガブッ…

アーケノ「――痛ってぇええっ…!?」

魔物A「ガアアアッ…!!」

アーケノ「こ、のっ…! 人が、折角っ、浸ってたのを、邪魔しやがって!!」

 ガンガンガンガンッ

アーケノ「空気ってのがあるのを知らないのかよ、このこのこのっ!!」

 ガンガンガンガンガンッ

魔物A「ガッ…グゥゥゥ…!」

アーケノ「魔物の、分際でぇっ…!!」

 ドガァァァァァッ
 グシャアアッ

アーケノ「ふぅっ…ふぅっ…」

アーケノ「………痛ってぇぇ…」サスサス

アーケノ「…あ、でもズボン破れてない…良かったぁ…」


 【安価下1】
 1 図書館行くべ
 2 腹ごしらえだよ
 3 ワニって食えるんだろうか…ワニ肉について語るとかかっこいいかも知れない…?


アーケノ「…」チラッ

アーケノ(……うん、今度はちゃんと仕留めてる)

アーケノ「…でも…ワニ肉…か」

アーケノ「……ワニ肉食べたヤツなんて、そうそういないんじゃ…」

アーケノ「…」

アーケノ「………よしっ」

アーケノ「腹ごしらえついでに食べてやる」


 【直下 コンマ判定】(ドジ:-1)
 1~3 料理下手すぎた
 4~6 ちゃんと料理できなくて、すごくおいしくなかった
 7~9 ま、まあまあ…食べれた
  0  のろのろしてるから、誰かきおったでぇ?


アーケノ「よし、これで…食える、のか?」

アーケノ「…焦げてるし、だいじょうぶだよな」

 ガブッ

アーケノ「っ…噛み、きれっ……ない…!」

 グググッ
 クチャクチャ

アーケノ「それに、焦げて、まずい…苦っ…」ペッペッ

アーケノ「…」

アーケノ(お前はワニ肉の味を知ってるのか? …いや、違うな)

アーケノ(ワニの味は苦いというのに…うん、違う…)

アーケノ(……何て言ったらいいんだろう…?)

 クッチャクッチャ

アーケノ「…まずっ」

 ・
 ・
 ・

 ――ガマーベ王国・石工の街・図書館――

アーケノ(……禁書…的なものはないのか…)

アーケノ(ちぇっ)

アーケノ「……石、石、石…っと」

アーケノ「…どれだ…?」

アーケノ(適当に探してみるか…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ほうほう、世の中には熱を持った石があるらしい。これか! これなんだな!?
 4~6 アーケノとライドくんが好きな、英雄譚を発見。大昔の勇者の活躍が記されています。真偽は不明
 7~9 人を石に変える秘法があるんだってー…て、わくわくしながら見てたら、あれ?って


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 BINGO!!
 奇数 闇の浸蝕…街がパニックに
 ※0は偶数扱いですよ


アーケノ「…」パラパラ

アーケノ「…んん…?」パラパラ

アーケノ「…」

 パタンッ

アーケノ「はぁ…見つからない…」

アーケノ「次は…闇の魔法大全…」ニィッ

アーケノ(ふっふっふ…これをちゃんと覚えきれたら…)

 ズズズッ…

アーケノ「っ…?」

<や、闇がこっちに動き出してるぞ…!!

アーケノ「…闇って、あの黒いのが…?」パシッ

 タタタッ
 バンッ…

 ズォォォォォォォッ…

アーケノ(嘘…もっと、ずっと離れたとこに、あの黒いのはあったはずなのに、ここまで来るなんて…)

アーケノ(…あ、で、でもガマーベ軍がここら辺に駐屯してるはず――)

<おい、何で逃げてるんだ、軍は!!

<どうにかするのが軍の仕事じゃないのっ!?

アーケノ「…っ…」

アーケノ(に、逃げないと…あれに飲み込まれたら、石ころになるって――石ころ?)

アーケノ(…)

 パラパラパラ…

アーケノ「載ってろ、載ってろ、載ってろ…!!」

アーケノ「あ、でも…やっぱり載ってなくても…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そんなことしとる場合とちゃうんやでー
 4~6 闇の正体と、彫像の正体が分かっちゃった
 7~9 あれ? 元に戻す方法もあるのん…?


 パラララッ…

アーケノ「あった…」ゴクッ

アーケノ「石に変える魔法…石にされると永遠に身動きの取れぬままになる…」

アーケノ「黒いもやで包む込むことで、生物をそのまま石にしてしまう…」

アーケノ「………あの彫像、じゃあ、人間…?」

アーケノ「…」

アーケノ「で…あの黒い…闇は、その魔法のもやで…」

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 これに気づいたのが自分だけなら、この闇を退ければ英雄だ…!!
 2 世界を包んでいく、この闇が魔法なら消し去る方法もある…? それを見つければ英雄になって認められる…?
 3 ……い、いや、どうやってもこんなのどうしようもないし…逃げるのが先決…だよね


アーケノ「この闇を、俺が退けたら…誰だって、俺を英雄だって言う」

アーケノ「だったら…」ギュッ

アーケノ「ふっ…ふっふっふ…」

アーケノ「やれやれ…やっと、俺に相応しい事件が起きたか」

アーケノ「そうだ…! この地上を、この俺が守ってやりさえすれば…!」

 バサァァッ…
 バサァッ…

アーケノ「……魔物っ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 この辺には生息してないはずの魔物がわんさか街に入ってきた…
 4~6 魔物がこんなに都合良く大群で押し寄せるって、そうそうないはずだし…親玉がいるんじゃね? それを倒せば…!
 7~9 ドラシロ


魔物A「クェエエエエエ――――――――――ッ!!」ヒュォォォッ

アーケノ「こ、こっちに…!」ダッ

 バサァッ
 ブワァァァッ

アーケノ「っと…!」

魔物B「クェエエエエエエエ――――――ー―――――――――ッ!」ヒュォォォッ

アーケノ「またっ…こうなったら!」パシッ

アーケノ「返り討ちにしてやる、かかってくるといい!」

 ダンッ
 ヒュォッ
 ガリィィッ

アーケノ(掠った…!?)

 ドゴォォォォンッ

アーケノ「うっぐ…」ヨロッ

 ヒュォォッ

アーケノ「どれだけいるんだよっ…!?」バッ

 ゴロゴロッ…

アーケノ(でも…これ、魔物使いの仕業…? それさえ、倒せればやむ…のか?)


 【安価下1】
 1 魔物使いを探そう
 2 でも、とりあえず襲ってくる魔物をやっつけないと、移動もままならない
 3 建物の陰に隠れつつ、ささっと移動して空から襲ってくる魔物を避けて親玉を捜すのだ。せこくない。戦術だ!


アーケノ「まずは、魔物使いを探して葬る…! そうすれば――」

 ヒュォォォォッ
 バッ

アーケノ「う、あっぶなぁ…!?」

アーケノ(とりあえず、魔物は無視…いや、避けながら行こう、よし!)

 タタタッ

アーケノ(でも――)

 ヒュォォォォッ

アーケノ「やっぱ、狙ってきてる…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぐおー、うがー、ってなりつつ
 4~6 魔物使いらしいのを見つけた! けど、魔物がガンガン攻撃してきて、辿り着くどころじゃない…
 7~9 どーらーしーろー…来てよ


 タタタッ

アーケノ「っ――」

 ドゴォォォォッ
 ザシュゥゥゥッ

アーケノ「痛っ…!?」ドサァッ

 ゴロゴロォッ

魔物A「クエェエエエエエッ!!」バサァァッ

アーケノ「この野郎…!」

 ズドォォォッ
 バサァンッ

アーケノ(ダメだっ…こいつら、数が多いし、すぐ空に逃げてろくに攻撃が――ん?)

アーケノ(あそこに立ってる女…慌ててるわけでもないし、逃げようとしてるわけでもないし…魔物が襲ってないし…)

アーケノ(あの女が、魔物使い…?)

 ヒュォォォォッ
 バサァァッ

アーケノ「!」


 【安価下1】
 1 魔物は最低限だけ相手しつつ、魔物使いのところまで!
 2 まずは魔物を片づけて魔物使いに辿り着こう、よし
 3 ええい、魔法でここから魔物使いを狙い撃ちだ!!


アーケノ「邪魔なんだよっ…!」

 ブォォッ
 ドガァァァァッ

アーケノ(蹴散らしながら…進む!)

 ダンッ

アーケノ(でもあの魔物使いに近づくにつれて、魔物も多くなってるような…!)

 ヒュォォォォッ
 ドガァッ
 ザシュゥゥゥッ

アーケノ「痛っ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 数の暴力やでー
 4~6 踏ん張った
 7~9 ひとりじゃつらたんなんだってば…


 ヨロォッ…

アーケノ(しまった――転んだら、魔物がどんどん来てっ…!)

魔物B「クェェェエエエエエエエエ――――――――――――――ッ!!」

 バサァァァッ

アーケノ「マズい…!」

 タンッ

ドラシロ「はぁああああっ!!」

 ズッバァァァァッ

アーケノ「っ…」ドサッ

ドラシロ「数が多い…大丈夫、キミ?」

アーケノ「あ…さ、さっきの…」

ドラシロ「こっちは危険だから、東の方へ逃げて」

アーケノ「に、逃げる? バカを言うなよ、俺はこの諸悪の根源であるあそこの女を倒しに行くところだ!」

ドラシロ「諸悪の、根源――?」

アーケノ「【安価下1】」

 1 だから余計な心配をする前に、自分の身だけ守ってることだ!
 2 どうしてもって言うんならつき合わせてやるけどな
 3 雑魚の相手でもしているんだな!


アーケノ「どうしてもって言うんならつき合わせてや――」

ドラシロ「危ないっ…!」

 ドンッ
 ズバァァァッ

アーケノ「る……けど…」

ドラシロ「遊びじゃないんだ、キミは避難した方がいいさ」

アーケノ「あ、遊びっ…?」

ドラシロ「早く逃げるんだ!」

アーケノ「~っ…!」ムクッ

 ダッ

ドラシロ「って、どこに…!」

アーケノ(遊びなんかじゃないっ…! あの女を倒して、俺が英雄になって…!)

 タタタッ

アーケノ「認めさせてやるんだ…!」

 ダンッ

パルミラ「――あら、坊や、どうしたの?」

アーケノ「お前を倒しに来ただけだ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パルミラも強いんやで
 4~6 あらそう、って興味なさそうにされた
 7~9 アーケノがんばー


パルミラ「そう、がんばって」

アーケノ「舐めるな…!」

 ダッ
 ブォォォォッ

 ズドォォォォッ

 アーケノが杖を振るいながらパルミラに飛びかかる。
 だが、パルミラの前の地面が割れ、地の底から丸い甲羅の大きな亀の魔物が飛び出してきた。

 ガァァンッ…

アーケノ(やっぱり、こいつが魔物を操って…!)

パルミラ「面倒臭いから、それを倒したら相手してやるわよ…」

アーケノ(どいつもこいつも、俺を…!)


 【安価下1】
 1 亀なんぞ、テコの原理でひっくり返せば無効化じゃい!
 2 のろまそのものの亀なんか無視してパルミラにダイレクトアターック!!
 3 亀なんか、頭とか叩いてやりゃあいいんだろ! 首引っ込めても、その中に突き込んでやる!!


アーケノ「こんな亀っ…!!」

 ブォォッ

アーケノ「頭でも叩けば簡単にぃっ…!!」

 ドガァァァッ

亀魔物「…」ジロッ

アーケノ(硬いっ…し、動じない…!?)

亀魔物「…」カパッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 亀なのに火ぃ吹いた!!
 4~6 杖を噛まれた。おい放せ!!
 7~9 亀が何かしようとしたら、傷みが遅れてやってきたのか、首を引っ込めた。…傷みまで伝わるのが遅いのかこいつ


 ガリィッ

アーケノ「またっ…!?」ググッ

アーケノ(何でいつもいつも、魔物どもは俺の杖を噛みに…!)

 グンッ

アーケノ「う、おおっ…!?」

 ドガァッ
 ドサッ

 魔物がアーケノの杖を噛み、そのまま首を引っ込めた。
 物凄い力でアーケノは引っ張られ、甲羅の縁に頭を思いきりぶつけてひっくり返る。

アーケノ「~っ…!」

アーケノ「これしき――」

 ノシィィッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、この亀強いぞ
 4~6 根性で亀をひっくり返した
 7~9 負けてたまるか


 魔物がひっくり返ったアーケノの足を踏みつける。
 瞬間、凄まじい重圧で足が折れそうなほどの痛みを感じ取った。

アーケノ「痛っ――」

 反射的にその脅威を感じ取り、足を捻って亀から抜け出すとぐらついた重心を逃さずに両腕で甲羅を掴む。

 ググググッ…

アーケノ「亀、如きがぁああああああっ!!」

 ブォンッ
 ゴロォォォンッ…


 【安価下1】
 1 必殺・ブルームーンシャドー!!(ジャンプからの真下へ思いきり突き攻撃
 2 焼き亀にしちゃるわい!!
 3 持ち上げてぶん投げる。あわよくばパルミラへぶつかるように


パルミラ「重かったでしょう? がんばるわね…」

アーケノ「黙れっ――大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

パルミラ「ふうん」シュタッ

 バサァッ
 タンッ

アーケノ「逃げるのかよっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あ、れ? 魔法が止められない…?
 4~6 亀さんはまだ息絶えてない
 7~9 ドラシロが追いついた。ずっと空飛んでた魔物をやっつけてたらしいです


ドラシロ「大・雷撃魔法!」

パルミラ「!」

 バチバチィィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

パルミラ「ちぃっ…!」

 シュタッ

アーケノ「!」

ドラシロ「民間人がこんなことをするべきではないけれど状況が状況だから何も言わないでおくとしよう」

ドラシロ「あの魔物使いを捕縛するから、力を貸してくれるかい?」

アーケノ「……好きにするといい」

ドラシロ「…悪かったよ、遊び扱いしたことは」

パルミラ「やれやれ…めんどくさいわね…」


 【安価下1】
 1 女なら力もそうないだろうし、近づいて攻撃だ!!
 2 どんどん魔法だ!!
 3 何か、追い詰めたぞ、的な口上を…
   ※併記してくれると嬉しいなあ…というか、厨二なのかこれ…? ほんと力不足で申し訳ないっす


パルミラ「………まあ、少しくらいは遊んであげるわよ、坊や達」

アーケノ「ほざいてるがいい!」ダッ

パルミラ「大・烈風魔法」

 ビュォォォォォォォッ
 ズバズバズバァァァァァッ

アーケノ「っ…!」

アーケノ(近づけない――なら、魔法でっ!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 スカッ…むらがありますなあ
 4~6 暴発しちゃった…ドラシロまで巻き込んでもうたし、自分もダメージ
 7~9 狙い通り、ガツンとやったった


アーケノ「大・劫火魔ほ――」

 ドッゴォォォォォォォォォォォッ
 シュボォォォォォォォォ…

ドラシロ「うわぁっ…!?」ドサァッ

アーケノ「熱っち、熱っ…!!」バタバタ

パルミラ「……アホなの?」ビュォォォォッ

ドラシロ「何してるんだい、キミ!?」バッ

アーケノ「ちょ、ちょっと間違っただけだ…!」

パルミラ「ふふ…愉快ね、嫌いじゃないけど邪魔なの」


 【直下 コンマ判定】(ドジ:-1)
 1~3 ドラシロに庇われた
 4~6 うぎゃー!!
 7~9 なめるなぁ!!


パルミラ「退いてちょうだい――風刃」

 ヒュバァァッ

アーケノ「っ――?」

ドラシロ「危ないっ…!」バッ

 ズバァァァァァッ
 ドサァッ

アーケノ「痛っ…」

 ドロォッ

アーケノ「あ、え…?」

ドラシロ「っ…う…」

ドラシロ(ガマーベだからって、鎧もつけてないのが…やっぱりマズかった…)

パルミラ「野郎同士で抱き合って、そういう趣味でもあるの? わたしはちょっと、理解できないんだけれど。――風刃っ!」

 ヒュバァッ
 ヒュバァッ
 ヒュバァッ

 ズドドドッ
 ザシュゥゥゥッ

ドラシロ「あっぐ…!」

アーケノ「ど、どけっって…!」

ドラシロ「ダメだっ…僕は騎士だ――どこの国の人間だろうと、民間人は…守る…!」

パルミラ「じゃ、そのまま死になさい?」


 【安価下1】
 1 ドラシロを強引にどけて、風刃を避けよう
 2 ドラシロをどけて杖で風刃を払いのけよう
 3 我が身がかわいい?


パルミラ「風刃――!」

アーケノ「退けぇっ…!」ガバッ

パルミラ「うっ…!」

 ダンッ
 ヒュバッ

パルミラ「あら、避けちゃったの?」

アーケノ「なめるなよ、魔物使い…! 俺は英雄になる男だ!」

パルミラ「そう――がんばって。あの闇を払いのけられるなら」

 ズォォォォォォッ…

アーケノ「っ…!?」

アーケノ(いつの間に、闇が…あのもやに触れたら…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかもさらに呼び寄せられた魔物が集まってきて逃げるのを許さない状況…パルミラはとっとと逃げてるし
 4~6 パルミラの魔法でその場に足止めまで…じわじわと闇が迫ってます
 7~9 パルミラも撤退したんだけど、ドラシロが手負いでちゃんと動けない…


パルミラ「極大・竜巻魔法」

 ビュォォォォォォォォォォッ
 ブワァァァアアアアアアアアアッ

アーケノ「っ…!?」

パルミラ「がんばってね、未来の英雄さん。あたしはこれで帰るから」

アーケノ「待てっ…!」ダッ

 ブワァァァッ

アーケノ(風が…この竜巻から、出れない…!?)

ドラシロ「…闇が、くる…」ヨロッ

アーケノ「っ…」

アーケノ(どうしたら…どう、すればいいんだ…?)

ドラシロ「…僕は暗夜王国、王国騎士団序列第31位ドラシロ」

アーケノ「っ…?」

ドラシロ「暗夜王国の王都デーモンにある、騎士団本部まで行って伝言を伝えてほしい…」

ドラシロ「ジュダルをガマーベ王国の石工の街で発見した、って」

アーケノ「何言ってるんだ…?」

ドラシロ「…きっとジュダルなら、何か知ってる…。ジュダルを解放できれば、何か手を打てるようになる」

ドラシロ「だから、頼む」

アーケノ「何で俺が…!」

ドラシロ「ここを抜けるのは、キミだ」


 【安価下1】
 1 助けられるなんてごめんだ! 勝手に決めるな!
 2 助けられるのは嫌だし、諦めるのももっと嫌だから2人でここを出るんだ
 3 分かった…


―――――

 キリが悪いですが、本日はここまでです
 どうもありがとうございました
 おつかれさまでした


ドラシロ「いいかい、僕がこれから…全力でこの風の一部をぶち破る」

ドラシロ「チャンスは一度きりだ。だからキミは、その隙に――」

アーケノ「ふ、ふざけるな!」

ドラシロ「っ…」

アーケノ「助けられるなんてごめんだ! 勝手に決めるな!!」

ドラシロ「じゃあキミはこれを、どうにかできるって言うのか!?」

アーケノ「それはっ…」

ドラシロ「とにかく、キミは出るんだ! 伝言なんていいよ、できればで」

ドラシロ「下がって…!」チャキッ

アーケノ「でも――」

ドラシロ「ふぅぅー…」スッ

ドラシロ「…はぁあああああああああっ!!」

 バッ
 ズバァァァァァァァァッ

ドラシロ「今だ…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし…えっ?
 4~6 放り出された
 7~9 嫌だってば!!!


アーケノ「だから、勝手にっ…!」

 ガシッ

ドラシロ「ちょっと痛いのは我慢して、よっ!」

 ブンッ

アーケノ「っ…!」

 ドサァァッ

アーケノ「あ、お、おいってば…!」

ドラシロ「闇が来る前にキミも逃げて…!!」

 ズォォォォォォォォッ

アーケノ「う、あっ…!」

ドラシロ「王都デーモンの騎士団本部へ行くんだ…!」

アーケノ「お前も出――」

 ブォォォォォォォォォォッ
 ズォォォォォォォォォォッ…

アーケノ「っ…!」ダッ

アーケノ(何で俺が…お使いみたいな…!)タタタッ

アーケノ(大体、暗夜王国なんて言われたって、そんなんどれだけ離れてるんだよ…!)タタタッ


ドラシロ『・・・僕は騎士だ――どこの国の人間だろうと、民間人は…守る…!』


アーケノ「泥臭くて、かっこわるいくせに…!」

アーケノ「はぁっ…はぁっ…」クルッ

アーケノ「……街が…闇に、飲み込まれてる…」

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 暗夜王国まで行けばいいんだろ、行けば!
 2 誰かの助けなんか借りなくたって解決してやる
 3 自己犠牲…は、まあ…かっこいいかな…って


アーケノ「…ちっ」

アーケノ「暗夜王国の王都デーモンの王国騎士団本部の…」ブツブツ

アーケノ「石工の街で、ジュダルを見た…騎士の、ドラシロから…」

アーケノ「……よし、覚えた」

アーケノ「…行ってやる、行けばいいんだろ、ったく…」

アーケノ「…」

アーケノ「…闇如きが俺を阻めると思うな」

アーケノ「…」

アーケノ「……どうやって行けばいいんだ…?」


 【安価下1】
 1 海路かな?
 2 陸路で行ってみるか


アーケノ「…海か?」

アーケノ「……多分、連絡船くらい…」

アーケノ「あるよな…?」

 スタスタ

アーケノ「…よし、港に行こう」

 ・
 ・
 ・


 ――ガマーベ王国・草原地帯――

アーケノ「…」

 スタスタ

アーケノ「……街ひとつ見当たらない…」

アーケノ「野宿はもう…勘弁…」

 スタスタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 盗賊集団やでぇ…
 4~6 ぽつりと佇むお家…
 7~9 誰と会うかな、誰と会うかな
     7 鎧を身に着けてる剣士風の人
     8 派手な帽子で声のでっかい旅人風の男
     9 燕尾服の男性


 ガサガサ…

アーケノ「はぁ…」トボトボ

 ガサガサ…

盗賊A「金もってそうには見えねえな」ヒソ

盗賊B「それに見た目も変な小僧だしな…」ヒソ

盗賊C「とりあえず襲っとくか?」ヒソ

盗賊A「バッカ、親分が実入りのねえ労働はすんなって言ってたろ」ヒソ

盗賊B「だけどもう4日も見張って、やっとだぜ…」ヒソ

盗賊C「やっちまおうぜ」ヒソ

 ガサガサ…

アーケノ(んー…エターナルスラッシュ…違うな、んー…アンチ…ん、んん? アンチ…んー…)

アーケノ(ダメだ…いい技も思い浮かばない)

盗賊A「やっちまえおらぁああああ――――――――――――――っ!!」

 ガササッ

アーケノ「!?」

盗賊B「おら、おめえ、今すぐ金目のもんを置いてけば命は助けてやるぜぇ?」チャキィッ

盗賊C「やっちまうぞ? おら、やっちまうぞぉぉ~?」ヘラヘラ

アーケノ(追いはぎ…?)


 【安価下1】
 1 意味深発言でビビらせちまえ
 2 三十六計なんとやら
 3 身の程知らずめ…相手をしてやろう


アーケノ「……誰を相手にしているのか、分かっていないのか?」

盗賊A「ああん?」

アーケノ「…風の声も聞けないのか」

盗賊B「風の声だあ…?」

アーケノ「飢えている、乾いている。血を寄越せと、風が唸り続けていることさえ分からないのか?」

盗賊A(な、何だこいつ…?)

盗賊B(バカなのか?)

盗賊C「た、たたたた、た、たっ…タダ者じゃあ…ねえみてえだぞ…?」

盗賊A(そうなのか!?)

盗賊B(マジでか?)

アーケノ「……どうするつもりだ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 親分助けてくれぇー!って…え?
 4~6 ふつーにバトるんやで
 7~9 成功しちゃった


 ヒュォォォ…

アーケノ「…風が呼んでいるぞ」

盗賊A「っ…て、撤退だ…!」

盗賊B「えっ?」

盗賊C「ひゃーっ、かないっこねえよぉー!!」ダダダッ

盗賊B「ちょ、マジで? あっ…おい、お前ら…!」

盗賊A「関わってられるか…!」タタタッ

盗賊B「お、覚えてろよ、お前…!」タタタッ

アーケノ「……ふっ…」

アーケノ「…」

アーケノ(……よし、行ったか…)

アーケノ(腹減ったなあ…)

 スタスタ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 子分を脅してくれたようじゃねえか、って親玉がデバッてきちゃった
 4~6 親玉の興味を惹いちゃったらしく、何か招かれちゃった…え、えっ?
 7~9 無事に盗賊達の縄張りを抜けたよ


アーケノ(……ワニ肉でもいいから、何か食べたい…)グゥゥゥ

アーケノ「……くっ」

 ザッ

アーケノ「っ…?」

盗賊A「よおよおよお…さっきはよくもやってくれたなあ?」

盗賊B(何もされてないんじゃ…)

盗賊C「親分がてめえをお呼びだから足元に気をつけてお越しきやがれ!!」

アーケノ「…何…?」

盗賊A「こっちゃあ、もう風がなんだろうが容赦しねえぜ…」

盗賊B「嫌だってんなら、刺し違えてだろうと…」チャキッ

アーケノ(腹減ってるし…まあ、行くか…。あわよくば、メシくらい…)

アーケノ「……誰だか知らぬが、いいだろう」

アーケノ「この世界でさえ俺をとらえることは叶わぬのだからな」

盗賊C「ひぃぃぃっ…!」ガタガタ

盗賊B(どこが怯えるポイントなんだっ…?)

 ・
 ・
 ・

アーケノ(盗賊どもの、アジト…?)

アーケノ(…意外とまともかも知れない…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 よお、サシで勝負しな…っておやびんに…
 4~6 わーい、もてなされたよー!! …て、思ってたら…ん?
 7~9 わーい、もてなされたよー!!


盗賊A「親分っ…例の野郎を連れてきやした!」

盗賊B「どうしますかぁっ!?」

アーケノ(親玉が、この布の向こうに…?)

アーケノ(……ちょっとかっこいい…)ウズッ

 スッ…

大盗賊「思ってたよりチビだな…」

アーケノ(でっかい…)

盗賊C「宴ですかい、親ぶ――ばぁっ!?」ドサァッ

大盗賊「頭のわりいバカは黙ってなぁ…おいチビ助」

大盗賊「うちの縄張りをのこのこほっつき歩いて、タダで済むたあ思ってねえだろうな?」

大盗賊「ぼんくら揃いの部下どもがやれねえなら、手ずから始末をしてやるよぉっ…!!」

アーケノ「っ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アウトローに銃がけっこう普及してるようでさあ
 4~6 この親分しか銃は持ってないっぽいです
 7~9 でっけートゲトゲ棍棒で襲われました


王子「何か、あれだね」

王子「今日は人もいないっぽいし、ここまでにしちゃいますか」

王子「おつきあいしてくれた方、ありがとうございました」

王子「お疲れさまでございました」

王子「このレスはコンマ判定にカウントしないので、引き続きお願い申し上げます」

王子「ではまた次回!!」


王子「ごめんなさいちょっと今日いそがしいのでまた明日!」


王子「さて、じゃあいきましょう」

王子「前回最後にね、【0】が出てたから、この判定からいくよ!!」

王子「さてさて、アーケノは【0】に強いのか、弱いのか…」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 銃を取り出されちゃったんだけど奪い取ることに成功したアーケノ
 奇数 小型化された魔導砲をガンガンぶっ放してくる盗賊親分
 ※0は偶数扱いやでぇ~


大盗賊「ハッハァー! こいつで蜂の巣だ!」チャキッ

 パァァァンッ
 スパンッ…

アーケノ「――あっ…?」タラ

大盗賊「ちっ、外れたか…」チャキ

大盗賊「だけど反応はできねえようだな!」

アーケノ(銃ってやつか…!)

 パァァァンッ
 バッ

大盗賊「たらたら走ってんじゃねえ!!」

 パァァァンッ
 パァァァンッ

アーケノ(このままじゃ、足を止めたらやられる…!)

アーケノ(だったら…!)ズザッ

大盗賊「もう疲れたのか!?」チャキィッ

 ダンッ
 パァァァンッ
 ヒュオッ

大盗賊「何ぃっ…!?」

アーケノ「こいつは俺がもらってやろう…!」ガシッ

大盗賊「っ――放せ、こいつ…!」

 バッ

アーケノ「もらった――!」


 【安価下1】
 1 そのまま発砲。至近距離なら初発砲でも外しようがない!!
 2 動くな手を上げろ!!
   A 妙な素振りを見せたら撃つぞ、って脅しながら金目のものを用意させてずらかる
   B 手をあげたら、動くなって言っただろって発砲。手をあげなかったら手をあげろって言っただろって発砲
 3 とりあえずもらっておいてやる。さあ続けるのか、おい


アーケノ「…続けるつもりか?」チャキッ

大盗賊「っ…」タジッ

盗賊C「や、やっぱただもんじゃねえ…!!」

盗賊B「…あ、起きた」

盗賊A「クソ、どうすりゃいいんだ…!」

アーケノ「俺はどっちでも構わん…死にたければかかってこい」チャキッ

大盗賊「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 安全装置をつけたままだぞ!!てはかられた。そんなものはない
 4~6 銃なしでも普通に戦えたらしいおやびん
 7~9 降参された。はっはっは


大盗賊「バカめっ!」

アーケノ「!?」

大盗賊「安全装置をつけたままだぞ…!」

アーケノ「あ、んぜん――?」

 ガシッ
 ブォォォォンッ
 ドサァッ

アーケノ「っ…!?」

大盗賊「はぁああああああっ…!!」

 ブォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォンッ

盗賊A「お、親分の怪力をまともに食らった…!」

盗賊B「ざまーみろ!!」

盗賊C「い、いや、この程度でやられるタマじゃねえはずだぜ…!」

盗賊B「お前はどっちの味方なんだ?」

大盗賊「銃に頼りきりだとでも、思ったかぁあああああっ!?」スラァンッ

 ブォォォォォンッ

アーケノ「う、おっ…!」バッ

 ズドォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 銃を奪い返されて、安全装置なんぞあるかぁーって言われた。しかも撃たれた
 4~6 とりあえず発砲したら安全装置なんてついてないから普通に撃てて当たった。ラッキー
 7~9 普通に反撃できた。…そこまで強くはないっぽいな、うん!!


盗賊A「やったか!?」

盗賊B「いや、親分が逆に…!」

盗賊C「な、なんてえ野郎だ…親分が真上から攻撃を仕掛けたってのに、野郎はあの杖を突っ張ることで反撃しちまったってわけか!!」

盗賊B「何でそこまで説明口調なんだ?」

アーケノ「でぇえええいっ…!」

 ブォンッ
 ドサァッ

大盗賊「ぐっ…こ、の小僧…!」ヨロッ

アーケノ「身の程を弁えろ――!」


 【安価下1】
 1 めった打ち攻撃
 2 突き攻撃
 3 魔法ぶっぱや!!


 ダンッ
 タタタッ

 アーケノが杖を振り回し、大盗賊の懐へと潜り込んだ。
 杖を押し出すようにしながら大盗賊の喉元へ強烈な突きを繰り出す。

 ドゴォォォォォォォォッ

大盗賊「かっ――」

アーケノ「まだだ…!」

 後ろへとよろけていく大盗賊の胴へもう一撃をフルスイングで叩き込む。
 さらにそれを返し、反対側からの強打。打たれる度に弾む大盗賊がアーケノの方へと倒れ込む。

盗賊A「お、オヤブ――――――――――――――ン!!」

アーケノ「はぁああああああああっ!!」

 ズザァァァッ
 ズッドォォォォォォォォォォォォッ

 深く踏み込み、めいっぱいに引いた杖を渾身の力とともに繰り出す。
 大盗賊の巨体が吹き飛ばされ、数メートルも向こうへと弾き出された。

 ドサァッ…

アーケノ「……ふっ、手応えも感じられん」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 終わったぜ…て浸ってたら子分達が参戦してきて、不意打ちくらった。ぎゃっぼう
 4~6 盗賊達は逃げていった
 7~9 盗賊達は逃げ出した! アジトに食べものがたんまりや…もらってこう


アーケノ「所詮、盗賊などこの程――」

盗賊A「だぁあああらぁぁぁっしゃああああああああ―――――――――――――――っ!!」

盗賊B「親分の仇討ちじゃごるぁぁぁあああああああ―――――――――――――――っ!!」

アーケノ「!?」

 ズバァァァァァッ
 ドゴォォォォォォォッ

盗賊A「ハッハァー!!」

盗賊B「調子に乗ってんじゃねぇええええぞぉぉ~? ええ?」

盗賊C「い、いやっ…あんな簡単に不意打ちが成功するはずがねえ…! や、やられるぞ…!」ガタガタ

盗賊A「え、マジ?」

盗賊B「んなはずあるか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おもっきし、ダメージ食らってます…
 4~6 邪魔しやがって、って逆ギレなアーケノ。でも油断したキミが悪い
 7~9 発砲&発砲&発砲!! これで倒せた…危なかったぜぃ…


アーケノ(っ……や、っべえ…)ゼィゼィ

アーケノ(いーいところ…もらった…)ググッ

盗賊C「ひ、ひぃぃぃっ…お、起きるぞ…!」

盗賊A「仕留めてやらぁっ!!」

盗賊B「親分の仇じゃぁああああっ!!」

 ダンッ

アーケノ(やばっ――体が…!)


 【安価下1】
 1 ま、魔法で切り抜けよう
 2 ムリする
 3 脅すから撤退して!!


アーケノ「ま、待て――!!」

盗賊A「っ!?」ピクッ

盗賊B「おい、待ってやることなんざねえだろうが!」

アーケノ「……本当に待たなくて、いいのか?」

盗賊C「や…やっぱり何かあるんだ…! お、おい、隠れろ、お前ら!!」アタフタ

アーケノ「俺にそれ以上、近づいてみろ…」

盗賊B「何が起きるってんだ?」

アーケノ「…………大いなる闇の洗礼を受けることになるぞ」

盗賊C「ぎゃああああ―――――――――――――っ!! し、死ぬっ、死んじまうぞぉぉぉっ!?」バタバタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無意味だった…しかも盗賊Cが騙されてたことに気づいて、ガチキレしてきた…あかんぞー
 4~6 んなもん知るかボケカスがー、って特攻された。脅しが通じなかった…
 7~9 ためらったな!! この隙に攻撃だぜ!! ハッハッハー!!


アーケノ「一歩でも、近づいてみろ…」

アーケノ「その瞬間に――」

盗賊B「んな脅しに、誰が引っかかるって思ってんだよぉおおおおおっ!!」ダンッ

盗賊C「うぎゃぁああああああああ―――――――――――――――っ!!?」

アーケノ「っ…!?」

アーケノ(来るのか…!!)

 ブォォォンッ
 バッ

盗賊B「闇の洗礼ってのはどうしたよぉっ!? ええっ!?」

盗賊A「お、脅しだったのか…さ、最初から俺だって分かってたぞ!!」ダンッ

アーケノ(やっべえ、やべえやべえ…!!)

盗賊B「おい、早く闇の洗礼してみろよ!? できねえくせに! 闇の洗礼ってのしてみろよぉっ!?」

盗賊C「あれ? …お、おい、マジか? ……何もない…? 何も…」

盗賊A「闇のwwww せwwんwwれwwいwwwwwwww」


 【安価下1】
 1 逃げよう!!
 2 魔法だ!
 3 バカにするなよぉー! 草生やすんじゃねえよぉー!! って躍起になって反撃(ダメージ受け取る状態やからね?


アーケノ「っ――大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオッ

盗賊A「うおっ…!」

盗賊B「どこ燃やしてんだよ!!」

盗賊C「これも何かの罠に決まってる!! ま、まだヤツの策略の中にいるんだ……!!」

盗賊B「んなわけあるかよぉ!!」

アーケノ(しまった…やっぱ、制御が…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり制御できへんかった…。何も関係とこ燃やしてもうた…でっどえーん…
 4~6 狙ったとこを燃やせないから、連発しまくった
     4 でも全然、敵にダメージを与えらんなかった…
     5 暴発してアーケノまで一緒にダメージや
     6 ものすっげえ火事やでぇー。炎の中に閉じ込められちった…
 7~9 もっかいやったらいけた!! どうにかなった


 シュボォォォォォォッ

アーケノ(どこ燃やしてるんだよ…燃やすのは、目の前の――!)

盗賊B「死ねぇえええええっ!!」ダンッ

盗賊A「さんざん、吹きやがって!!」ダンッ

アーケノ「う、あ――!」

 ズドォォォォォォッ
 ズバァァァァァァッ

アーケノ「っ…」ヨロッ

盗賊C「……え、マジで?」

盗賊C「……………よくも騙しやがったな、こんガキャアアアアアアア―――――――――――――――――!!」

 ドゴォォォォォォォッ



                                       ―――――― DEAD END



王子「…コンマ神が悪いです」

王子「あと、頭の弱いヤツがいるからって、脅しを何度も選択するのはリスキーです」

王子「基本的に、相手の油断を誘うだとか、そういう安価は失敗率が高いのです」

王子「だったら攻撃するなり何なりした方がいいです」

王子「というわけで、リトライ先を選択してね」


 【安価下1】
 1 >>571
 2 >>574
 3 >>576


アーケノ「ま、待て――!!」

盗賊A「っ!?」ピクッ

盗賊B「おい、待ってやることなんざねえだろうが!」

アーケノ「……本当に待たなくて、いいのか?」

盗賊C「や…やっぱり何かあるんだ…! お、おい、隠れろ、お前ら!!」アタフタ

アーケノ「俺にそれ以上、近づいてみろ…」

盗賊B「何が起きるってんだ?」

アーケノ「…………大いなる闇の洗礼を受けることになるぞ」

盗賊C「ぎゃああああ―――――――――――――っ!! し、死ぬっ、死んじまうぞぉぉぉっ!?」バタバタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無意味だった…しかも盗賊Cが騙されてたことに気づいて、ガチキレしてきた…あかんぞー
 4~6 んなもん知るかボケカスがー、って特攻された。脅しが通じなかった…
 7~9 ためらったな!! この隙に攻撃だぜ!! ハッハッハー!!


アーケノ「一歩でも、近づいてみろ…」

アーケノ「その瞬間に――」

盗賊B「んな脅しに、誰が引っかかるって思ってんだよぉおおおおおっ!!」ダンッ

盗賊C「うぎゃぁああああああああ―――――――――――――――っ!!?」

アーケノ「っ…!?」

アーケノ(来るのか…!!)

 ブォォォンッ
 バッ

盗賊B「闇の洗礼ってのはどうしたよぉっ!? ええっ!?」

盗賊A「お、脅しだったのか…さ、最初から俺だって分かってたぞ!!」ダンッ

アーケノ(やっべえ、やべえやべえ…!!)

盗賊B「おい、早く闇の洗礼してみろよ!? できねえくせに! 闇の洗礼ってのしてみろよぉっ!?」

盗賊C「あれ? …お、おい、マジか? ……何もない…? 何も…」

盗賊A「闇のwwww せwwんwwれwwいwwwwwwww」


 【安価下1】
 1 逃げよう!!
 2 魔法だ!
 3 バカにするなよぉー! 草生やすんじゃねえよぉー!! って躍起になって反撃(ダメージ受け取る状態やからね?


アーケノ「っ――大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオッ

盗賊A「うおっ…!」

盗賊B「どこ燃やしてんだよ!!」

盗賊C「これも何かの罠に決まってる!! ま、まだヤツの策略の中にいるんだ……!!」

盗賊B「んなわけあるかよぉ!!」

アーケノ(しまった…やっぱ、制御が…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり制御できへんかった…。何も関係とこ燃やしてもうた…でっどえーん…
 4~6 狙ったとこを燃やせないから、連発しまくった
     4 でも全然、敵にダメージを与えらんなかった…
     5 暴発してアーケノまで一緒にダメージや
     6 ものすっげえ火事やでぇー。炎の中に閉じ込められちった…
 7~9 もっかいやったらいけた!! どうにかなった


アーケノ「こん、チキショー!!」

 シュボォォォォォッ
 シュボォォォォォォォッ

 ドゴォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォンッ

盗賊A「どーこ狙ってんだよ!?」バッ

盗賊B「口先だけは立派だったみてえだなあっ!?」

アーケノ「うっ…!?」

 ドゴォォォッ
 ズバァァァァッ

アーケノ「が、あああっ…!」ドサァッ

盗賊A「もう虫の息かよ?」

盗賊B「親分をやっちまったのも、こりゃマグレだなあ」

盗賊C「………お、おい、ここからきっと…」

盗賊A「んなもんねーよ」

盗賊B「バカが」

盗賊C「……ないのか…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 逃亡をはかることにしたけど…
 7~9 踏ん張れよ!!!


盗賊C「……騙しやがったな、こんガキャアアアアアアア―――――――――――――――――!!」

アーケノ「っ…!?」

 ズブゥゥゥゥッ

盗賊C「俺がバカだってかぁっ!?」

盗賊C「えええっ!? 騙してて楽しかったかよぉっ!!?」

 ドゴォォォォッ
 ザシュゥゥゥゥゥッ

盗賊C「ふざけやがってこんガキがぁあああっ!」

 グジャアアアアッ

盗賊A「おい、C」

盗賊C「ああああっ!?」バッ

盗賊B「もう死んでるから」

アーケノ「」

盗賊C「気が済まねえよぉぉぉおおおおおおおお――――――――――――――――――――――っ!!」

 グシャアッ
 ズブゥゥゥゥッ



                                               ―――――― DEAD END



王子「見放されてますな…」

王子「…うーん」

王子「またリトライになったら、反逆しますか…」

王子「できれば反逆はしたくないんだけどね…」

王子「リトライ先の選択、おなしゃーす」


 【安価下1】
 1 >>583
 2 >>585
 3 >>588


アーケノ「一歩でも、近づいてみろ…」

アーケノ「その瞬間に――」

盗賊B「んな脅しに、誰が引っかかるって思ってんだよぉおおおおおっ!!」ダンッ

盗賊C「うぎゃぁああああああああ―――――――――――――――っ!!?」

アーケノ「っ…!?」

アーケノ(来るのか…!!)

 ブォォォンッ
 バッ

盗賊B「闇の洗礼ってのはどうしたよぉっ!? ええっ!?」

盗賊A「お、脅しだったのか…さ、最初から俺だって分かってたぞ!!」ダンッ

アーケノ(やっべえ、やべえやべえ…!!)

盗賊B「おい、早く闇の洗礼してみろよ!? できねえくせに! 闇の洗礼ってのしてみろよぉっ!?」

盗賊C「あれ? …お、おい、マジか? ……何もない…? 何も…」

盗賊A「闇のwwww せwwんwwれwwいwwwwwwww」


 【安価下1】
 1 逃げよう!!
 2 魔法だ!
 3 バカにするなよぉー! 草生やすんじゃねえよぉー!! って躍起になって反撃(ダメージ受け取る状態やからね?


王子「連取り……になってるね」

王子「別の方、おなしゃーす。さっきも、気づいたらなってたね、気づけなくてごめんなさいでした」


アーケノ「っ――大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオッ

盗賊A「うおっ…!」

盗賊B「どこ燃やしてんだよ!!」

盗賊C「これも何かの罠に決まってる!! ま、まだヤツの策略の中にいるんだ……!!」

盗賊B「んなわけあるかよぉ!!」

アーケノ(しまった…やっぱ、制御が…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり制御できへんかった…。何も関係とこ燃やしてもうた…でっどえーん…
 4~6 狙ったとこを燃やせないから、連発しまくった
     4 でも全然、敵にダメージを与えらんなかった…
     5 暴発してアーケノまで一緒にダメージや
     6 ものすっげえ火事やでぇー。炎の中に閉じ込められちった…
 7~9 もっかいやったらいけた!! どうにかなった


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 おにゃのこきたやで。窮地を救われちゃったんやで
 奇数 ものすっごく、酷い暴発を引き起こしちゃった。自分が火だるまになっちゃった。もちろん、熱い
 ※0は偶数扱いなんやで~


盗賊B「どーこを狙ってやがんだよぉっ!!」

 ダダダッ

アーケノ「うっぐ…!」

盗賊A「はっはっは、口先野郎がいきがってんじゃ――」

 タンッ
 ズバァァァァッ

盗賊A「ぐああああっ…!?」ドサァッ

盗賊B「何ぃっ!?」

盗賊C「そ、そうかっ…! さっきのは仲間を呼び寄せるたm――」

 ズバァァァンッ

アーケノ「……お、女…?」

盗賊B「てめえ、よくも…!」

アルエレナ「てめえ、なんて馴れ馴れしく呼ばないでくれる!?」ダンッ

 ヒュバァァッ
 スパァァァァンッ

盗賊B「っ…ぐ、は――」ドサッ

アーケノ「…」

アルエレナ「ふぅっ…」チャキンッ

アルエレナ「……これで、盗賊団退治完了っと…」

アーケノ「…」

アルエレナ「…?」チラッ

アルエレナ「……こいつらの、仲間?」

アーケノ「【安価下1】」

 1 ち、違うっ!
 2 お、俺を助けたつもりか? だが残念だったな、俺にはまだ封じられし奥の手があったのだ
 3 お、お前は…何だっ?


アーケノ「お、お前は…何だっ?」

アルエレナ「…ただの旅人」

アルエレナ「路銀稼ぐために、依頼受けてこいつらを退治しにきたの」

アーケノ「…そ、そうか」

アルエレナ「て言うか、お前って呼ばないでくれる?」

アーケノ「…ふっ、女の分際で――」

アルエレナ「ああっ?」チャキッ

アーケノ「……………い、勇ましさは認めてやる…」

アルエレナ「仲間じゃないなら、別にいいけど…」


 【安価下1】
 1 アルエレナに無言でついてっちゃう
 2 盗賊どもをふん縛ってアルエレナはずるずる引っ張っていった。アジトに取り残された
 3 あー、お腹がすいて力が出ないなー、お腹がすいてなければこんなヤツら瞬殺だったのになー、あー、困ったなー、って




アーケノ「…」ポツン

アーケノ(……行ったか…)

アーケノ「…」キョロキョロ

アーケノ「……とりあえず、何か食いもの…」

 ゴソゴソ

アーケノ「アジトなら、食いものくらいあるはず…」

 ゴソゴソ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 腹ごしらえができた
 4~6 食べものと一緒に銃弾を見つけた。親分から銃も奪ったまま。銃をゲットした。使えるよ
 7~9 血塗れのマスケット銃を発見した。腹ごしらえもした


アーケノ「――ふぅっ…食った、食った」

アーケノ「…」

アーケノ「…ああ、しんどかった…」

アーケノ「これでもう、用はないな…」スクッ

アーケノ「港を目指すか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 海が大荒れらしくて、もう長いこと船が出せないらしいです…
 4~6 船賃がない…
 7~9 港町まで行ったらまたアルエレナとばったり


 ――ガマーベ王国・港町――

*「2万4000ゴールド」

アーケノ「…」ゴソゴソ

*「…」

アーケノ「…」パッパッ ←財布を逆さに振った

*「ないなら、稼いでまた来るんだな」

アーケノ「…くっ」


 【安価下1】
 1 密航するか
 2 金を稼ぐか。酒場に行けば、依頼を受けれる…はず
 3 陸路で行こうかな


 ――ガマーベ王国・港町・酒場――

 カランッ…

アーケノ「…」

 カツカツカツ

アーケノ「……これか」

依頼板『いっぱい用意してまっせー』

アーケノ「…」ジィッ

アーケノ(俺に相応しい依頼は…)


 【安価下1】
 1 ない! から、仕方ない…
   A ベビーシッター 50G/1h
   B 商店手伝い 70G/1h
   C 王国軍雑用 100G/1h
 2 まあ、この程度…?
   A 用心棒 400G/1h
   B 修行のための対戦者募集 400G/1h
   C 魔物討伐 900G
 3 あるではないか、ははは
   A 海賊退治 5000G
   B 魔物のボス退治 5100G


アーケノ(魔物のボス退治……5100ゴールドか)

アーケノ(…俺に相応しいと言えなくもないな、よし)

 ベリッ

アーケノ(……でも、まだ船賃には届かないか…)

アーケノ(高すぎ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 競合しちゃった…先に倒して、倒した証拠を依頼主に持ってかないとタダ働きに…
     1 競合相手がすぅっげーせこいモブ…あかんぞ、なかなか
     2 競合相手は腕に自信があるらしいモブ…むむむ
     3 アルエレナ久々の出番やから、な? 出てこいや
 4~6 でっかい、イカ的なやーつです。…強そうやな
 7~9 でっかいヤドカリみたいなやつです




アーケノ「ふんっ…俺が依頼を受けてやるんだ、耳を揃えて報酬を用意するがいい」

依頼主「ええ、そりゃどうも…」

<コンコンコン

アーケノ「?」

<ガチャッ

戦士「失礼、魔物退治の依頼を見てきた」

アーケノ「…」

依頼主「おお、そうですか…。ですが、2人も来てしまうとは」

アーケノ「俺が先だ」

戦士「…では、先に仕留めた方が報酬をもらうというのは」

アーケノ「!?」

依頼主「おお、それはいい…。早く退治していただきたかったので、そうしましょう」

アーケノ「ま、待てっ! 先に依頼を受けに来たのは――」

戦士「では」

 バタムッ

アーケノ「~っ…!」

依頼主「どうぞよろしく」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 大急ぎで討伐に向かったんだけど、ドジって時間ロスして辿り着いたらすでに敵が弱ってた
 4~6 遅れてボスのとこに辿り着いたけど、モブ戦士がぶっ飛ばされてた。敵も手傷は負ってるし…チャンスなのか、強敵でヤバいのか
 7~9 ほぼ同じタイミングでボスのとこに…


アーケノ「よしっ…ここか!」

 ガサッ
 ガササッ

戦士「この付近らしいが…」

アーケノ「!」

戦士「!」

アーケノ(こいつより早く、倒す…!)

 ズズズ…

魔物「キシャアアアアアア!!」ドバァッ

戦士「覚悟しろ、魔物…!」ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モブ戦士が捕食された…え、強いやん…
 4~6 意外にモブ戦士がやりよる…トドメ刺されたらどないしよ
 7~9 モブ戦士が魔物に集中攻撃食ろうとる。チャンスじゃ!!


魔物「キシャアアア!!」

戦士「なっ――!?」

アーケノ「は?」

 ズシャアアアッ

戦士「っぐ…あ…?」

魔物「…キシャッ」

戦士「や、やめろ、た、助けてく――」

 グジュゥッ
 バリバリ…

アーケノ「あ……えっ…?」

 カランッ…

魔物「……キシャアアアアアア!!」

アーケノ「………嘘だろ…?」


 【安価下1】
 1 近づいたら食われそうだから、魔法で
 2 食えるもんなら食ってみな! 食えやしないだろうけどな!!(根拠なし
 3 だ、大丈夫…うん、食われないように気をつけて立ち回れば、うん…


魔物「キシャアアアア!!」

 ブンッ
 ズドォォォォンッ

アーケノ「うおっ…!?」ドサッ

魔物「キシ――!」ギロッ

アーケノ「食われてたまるか、よっ!!」

 ブォォンッ
 ドゴォォォォォッ

アーケノ(手応え、鈍い…!)

魔物「キシャアアアアアア!!」

 ブォンッ

アーケノ「っ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あ、今さらだけどでっかいカマキリ的な魔物だと思ってください。でもって、すぱーん、ってつ、杖がー!!
 4~6 うぎゃー!!
 7~9 反撃!!


 ズバァァァァッ

アーケノ「うっぐ…!?」

魔物「キシャアアアア!!」

 ブォォォンッ
 ガッ…

アーケノ(痛ってぇぇ…けど、怯んだら…やられる…!)グググッ

魔物「キシャアア!!」

 ブォッ

アーケノ「うおおおっ!?」ピョンッ

 ヒュバッ
 ドゴォォォォォォッ

アーケノ「ぐえ…!」ドサァッ

 ゴロゴロッ…

魔物「キシ」

アーケノ「くたばって、たまるか…!」


 【安価下1】
 1 ぎょろぎょろしてる気持ち悪い目を攻撃だ!!
 2 燃え散れぇっ!!
 3 やらかそうな腹みたいな部分を攻撃だ!!


魔物「キシャアアアア!!」

 ブォンッ
 ブォォンッ

 バッ
 ダンッ

 ズドドッ

アーケノ「当たるかっ…!」ズザァッ

アーケノ「でもって、食らえぇっ…!!」

 ブォォォッ
 ズドォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダメージにはなったけど、思いっきり向こうの攻撃食らった。うびゃー
 4~6 攻撃をかいくぐりながらさらに攻撃してくよ! でも、どうもあんまり効いてるようには…
 7~9 いい手応え。怯んだからもっぱつぶちこんだ


魔物「キシ――!」

アーケノ(よし、この調子で――)

 ブォォォッ
 ズバァァァァンッ

アーケノ「あっが…!」

魔物「キシャアアアアアアア!!」

アーケノ「まだ、くるのかよっ…!」

 ガッ
 ドゴォォォォンッ

アーケノ「はぁっ…クソったれ…!」ヨロッ

魔物「キシャアアアア!!」

 ズンズンズン…
 ブンブンブンブンブンッ

アーケノ「う、お、お、お、おおおっ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 魔物の連続攻撃!!
 1~3 食ーわーれーるー!?
 4~6 ギリチョンさばいてく
 7~9 ところがギッチョン?


 ズバァッ
 ズドォォッ
 ドゴォォッ
 ズバンッ

アーケノ「あっ、ぐ、がっ…!」ドサァッ

魔物「キシ…」ギョロッ

アーケノ「やっば――」

魔物「キシャアアアアア!!」

 ガシィッ

アーケノ(やべっ…この、鎌で挟まれるのって、さっきの捕食――)

 ギギギッ
 ズブズブッ…

アーケノ「食われ、る…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 え、食われるん…?
     1 でっどえーん。むしろ下手に食われるよかいいかも…
     2 腕1本と引き換えに免れたけど…素直に死んだ方が良かったんじゃ
     3 杖を突き出して、杖を食われた…ぶ、武器が…
 4~6 食われてたまるか、って暴れて免れたけどけっこうなダメージやでぇ
 7~9 魔法でどうにか
     7 盛大に誤爆して自分ごとやっちゃったけど
     8 食われるよか、火傷の方がまだ…ね
     9 どうにかなった!!!


 グジュゥゥッ

アーケノ「あっが――!」

魔物「キシャッ!」

 ガジガジガジ…

アーケノ「やめ、ろ…食うな、かじるな、や――」

 グジュゥゥゥッ

アーケノ「があああああああああ――――――――――――――っ!!」

 ボトッ…

アーケノ「っふ…っふ…」ズズ

アーケノ(逃げ、ないと…食われる…食われて――)

 ザシュゥゥゥゥッ

アーケノ「がっ…」

魔物「キシャアアアアア!!」

アーケノ「やめ…ろぉぉっ…!」



                                       ―――――― DEAD END



王子「…コンマが腐りまくってるね、今日」

王子「もうちょっとさ、いい方に転がれよってほんと思うね」

王子「あ、さっきの盗賊達とは別バトルなんで、反逆はないっすよ」

王子「まあ…死にまくったら考えるけど」

王子「リトライ先を選択してください」


 【安価下1】
 1 >>634
 2 >>638
 3 >>642


魔物「キシャアアアア!!」

 ブォンッ
 ブォォンッ

 バッ
 ダンッ

 ズドドッ

アーケノ「当たるかっ…!」ズザァッ

アーケノ「でもって、食らえぇっ…!!」

 ブォォォッ
 ズドォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダメージにはなったけど、思いっきり向こうの攻撃食らった。うびゃー
 4~6 攻撃をかいくぐりながらさらに攻撃してくよ! でも、どうもあんまり効いてるようには…
 7~9 いい手応え。怯んだからもっぱつぶちこんだ


魔物「キシ――!」

アーケノ(よし、この調子で――)

 ブォォォッ
 ズバァァァァンッ

アーケノ「あっが…!」

魔物「キシャアアアアアアア!!」

アーケノ「まだ、くるのかよっ…!」

 ガッ
 ドゴォォォォンッ

アーケノ「はぁっ…クソったれ…!」ヨロッ

魔物「キシャアアアア!!」

 ズンズンズン…
 ブンブンブンブンブンッ

アーケノ「う、お、お、お、おおおっ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 魔物の連続攻撃!!
 1~3 食ーわーれーるー!?
 4~6 ギリチョンさばいてく
 7~9 ところがギッチョン?


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 土壇場で爆裂魔法を覚えちゃったの巻き。まあ、制御はできてないんだけど爆発を起こすって性質上、他の魔法よか当たりやすいよね
 奇数 杖ごと、右肩から先を持ってかれた…どっかで死亡リトライ挟まないと戻らんで…。もしくは義腕コースや
 ※0は偶数扱いやでぇ~


 ブォォォッ
 ズバァァァァッ

アーケノ「っぐ…!」ヨロッ

魔物「キシャアアアアアアアア!!」

アーケノ「やられてっ――たまるかぁぁっ!!」

 ギュィンッ…

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

魔物「キシャアアア!?」ドサァッ

アーケノ「っ…え、あ…?」

アーケノ(今のって…爆裂魔法…?)

魔物「キシ…」ググッ


 【安価下1】
 1 爆裂魔法連打じゃーい!!
 2 ちょいと弱った? よし、じゃあヤバくなったら爆裂魔法、それまで直接攻撃でいこう
 3 怯みはしたし、このまま一気にぶっ叩きまくって猛攻撃だ


アーケノ「………ふっ」

アーケノ「我が秘められし力、とくと味わうがいい!!」

アーケノ「大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「キシ――!」ググッ

アーケノ「これしきで終わると思うな!」

アーケノ「まだまだ…大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】(ドジ:-1)
 1~3 調子に乗って連発しまくったら、視界が最悪になっちゃって、あれっ?てなったらずばーってやられた
 4~6 調子に乗って連発しまくってたんだけど、調子乗りすぎて、どこにぶっ放してるかも分からなくなってて、巻き込まれて自爆
 7~9 勝ったぜ!!!


アーケノ「はーっははははっ!!」

 ドッゴォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォンッ

アーケノ「魔物風情が俺を食おうだなどと、調子に乗るからだ!」

アーケノ「これしきの攻撃で手も足も出なくなるとは滑稽極まりないぞ、魔物!!」

アーケノ「はーっはっはっ――あれ?」

 モクモクモク…

アーケノ「………どこいったんだ、あいつ――」

 ブォォォッ

アーケノ「っ…?」

 ズブゥゥゥゥゥゥゥゥッ

アーケノ「っが――」

魔物「キシャアアアアアア!!」

アーケノ(やばっ…い…腹、が…引き裂かれ……っ…)


 【安価下1】
 1 し、至近距離なら確実に仕留められるし…これを待ってたんだよ! 爆裂魔法や!!
 2 思いっきり杖でぶん殴る。いい加減にくたばれよぉー!!
 3 燃えてくたばれぇー!! 自分ごと燃やす勢いなら当たるだろ! 自分も燃えるかもだけど! 腹ぶっ刺されてるけど!


アーケノ「いいっ…加減、くたばっれぇっ…!」

 ブォォッ
 ドゴォォォ

魔物「キシ…」グジュッ

アーケノ(ダメ、だ…腹、貫通してちゃ…力が、出ねえし…痛すぎ、て――)

 ガパァァッ

アーケノ(食われる…)

アーケノ「や、めろっ…!」

 ブンブンッ
 ガンッ
 ドガッ

アーケノ「食う、なぁ…お前…なんかに食われて…たまる、かぁ…!」

魔物「キシャアアアアアア!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん…
 4~6 死にかけやで…どうするんや…
 7~9 どーにかこーにか? かなり危うく勝利?


 ガジッ
 グジュジュッ

アーケノ「あっが…こん、のぉっ…!」

アーケノ「死んでぇっ…たまるかぁ――!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

 ドサァッ

アーケノ「げっほ…ごほっ…ああ、血が…止まらな…ね…」

魔物「キシ…キシャアアアアアア!!」

アーケノ「はぁっ…でも……てめえの、中から、ぶっ飛ばして、やらぁ…!!」

 ブンッ
 ドゴォォッ

 捕食しようと大口を開いた魔物へ、アーケノが杖を繰り出した。
 棘上の歯が埋め尽くす魔物の口内で杖が削れ、アーケノの右手首までがそこに入る。

アーケノ「大・爆裂魔法――!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

 魔物の口内に引き起こした大爆発。
 膨れ上がるように魔物の顔面が弾け飛び、その体液がアーケノに降り注いだ。

魔物「」

 ドサァッ

アーケノ「っ…ぅ……ぐ…」

アーケノ「…はぁっ……ざまー…み…ろ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 気絶した
 4~6 気絶したけど、誰かがそれを見ていたようです
     4 でもって、起きた時には報酬を横取りされていました…クソったれぇ!!!
     5 アルエレナ、顔見せえや。な?
     6 新キャラにしときます?
 7~9 ハーフなだけあって、ちょっと寝たら腹に風穴空いてたのに動けるようになったぜ


アーケノ「――う……ん…?」パチ

アーケノ「………やべ、3分くらい寝てた…」ガバッ

アーケノ「痛っ……つつつ…」グッ

アーケノ「…………でも、動けるな…もう…」

アーケノ「…こんだけ、ひでえ目にあって、5100ゴールド…」

アーケノ「…」

アーケノ「……割に合わねえ…」ボソ


 【安価下1】
 1 一旦休もう…
   A 宿屋で
   B お外で寝る
 2 やっぱ密航しよかな?
 3 稼ぐもん、一度そう決めたんだからやり遂げるもん


 ――ガマーベ王国・港町・酒場――

アーケノ「…」ゲッソリ

アーケノ(割に合わねえぇぇぇ…)

アーケノ(何回死にかけりゃいいんだよ…)

アーケノ(もうちょっとで船賃になるけど…にしたって、割に合わない…)

アーケノ(クッソー…)

依頼板『ほうれ、次はどれにするんや?』

アーケノ「…」

アーケノ(…よし、もうこれで稼ぐ…。これさえこなせれば、船賃に届く!)


 【安価下1】
 1 健康な方なら誰でもオーケー! 簡単な流れ作業を手伝ってもらいます!
 2 ダンジョン探索者募集! ダンジョン内に落とし物をしちゃったので拾ってきてね!
 3 海賊退治! 海を荒らしまくってる海賊どもを撲滅しちゃってください!


 ――ガマーベ王国・海岸洞窟――

アーケノ「落とし物は…金色のバングル…?」

アーケノ「…まあ、それくらいなら落っこちてそうだな…」

アーケノ「…よし」

アーケノ「…」

アーケノ「……この洞窟…どんだけ深いんだろ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 イソギンチャクな魔物が大量に…溶解液をばしゃばしゃ吐き出してきやがるよぅ…
 4~6 道に迷った…orz
 7~9 案外あっさり見つかった!! ラッキー!!!


 スタスタ…

アーケノ「…」

 ピチョン…
 ピチョン…

アーケノ「…んー…?」

 スタスタ

アーケノ「…」

アーケノ「…」

 スタスタ

アーケノ「……あれ?」

アーケノ「…いや…」

 スタスタ

アーケノ「………ん?」

アーケノ「……………さっきも、通ったような…」

アーケノ「…」

アーケノ「…い、いや…気のせいだよな…?」

アーケノ「とりあえず、一旦出口まで戻って…」

 ・
 ・
 ・

アーケノ「…」

アーケノ「迷った…」

アーケノ「…」

アーケノ「………何でだ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物まで出てきた…溶解液イソギンチャクの群れでござる
 4~6 バングルは発見した。でも出口が分からない…
 7~9 最奥部まで着いてしまった。あれ?
  0  おやおや?


 【0】

 スタスタ…
 ピカッ

アーケノ「…ん?」

 タタッ

アーケノ「…これ、このバングル…か、落とし物。金色だし、そうだよな…」ヒョイッ

アーケノ「よし、後は出るだけ…」

アーケノ「…」

アーケノ「……出口、どっちだ…?」

 スタスタ

アーケノ「くっそ…出れなきゃ意味ねえのに…」

アーケノ「………また分かれ道…こっちか?」

 スタスタ

アーケノ「…お?」

アーケノ「………何だ、ここ? 広いし――あ?」

アーケノ「これ…何だ?」


 【直下 コンマ判定】
 1 ハズレ・ボス戦です
 2 上裸男の彫像
 3 魔物の革らしい服を着た女性の彫像
 4 ちょっと年下っぽい少年の彫像
 5 神父服の男の彫像
 6 少し年上らしい少年の彫像
 7 長い髪の女性の彫像
 8 ソードレブレーカーを持った男の彫像
 9 ハズレ・ボス戦です
 0 ハズレ・ボス戦です


アーケノ「……何か、変な鎧だな…」

アーケノ「古臭いし、カビ臭いし…」

アーケノ「…」ジィッ

アーケノ「………でも、意外とかっこいいかも…?」

アーケノ「…」スッ

鎧「…」ピクッ

アーケノ「っ…?」

鎧「…」ガタガタッ

アーケノ「……」タジッ

鎧?「グゴゴ…」

鎧?「………おお…こんなところに来る者がいたとは」

鎧?「…さあ、勝負だ!!」ジャキィィッ

アーケノ(鎧が勝手に動いて、喋り出した…魔物? 魔族…?)

鎧魔族「血湧き肉踊る死闘こそ、我が至上の喜びなり――!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 超つえーよ…
 4~6 つえーよ…
 7~9 鎧魔族の攻撃で壁がどかーんて壊れて、海水がなだれ込んできた。泳げないらしい。泳いで脱出可能っぽい…どうすっぺな


アーケノ「は?」

鎧魔族「はぁああああああ――――――――――――っ!!」

 ブォォォォォッ
 ブワァアアアアアアッ

アーケノ「うぐおっ…!?」

鎧魔族「はぁーっははははっ!!」ダンッ

 ブォォンッ
 ブォォォンッ

アーケノ「っぐ…!」

 ギィンッ
 ガッ

鎧魔族「その程度かぁあああああっ!?」

 ドゴォォォッ

アーケノ「あっが…!」ゴロゴロッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 容赦ないんすね…
 4~6 万全の状態で挑んでこい! って怒られて、回復させられた。ええー?
 7~9 弱い、出直せ!! って勝手に外へ送り出された…


鎧魔族「極大・雷撃魔法!!」

 バチバチバチィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「あっがああああああっ!」

鎧魔族「はーっはははははっ!!」ダンッ

 ズバァァァァッ

アーケノ(やば、すぎ――!)

アーケノ(けど…やり返さねえと…やられ、る…!)


 【安価下1】
 1 爆裂魔法だー!!
 2 とにかく敵の攻撃を捌いて反撃!
 3 燃えろ燃えろぉー!!


アーケノ「っ――大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

鎧魔族「ハッハァァアアアアアア――――――――――ー――――ッ!!」

 ブォォォンッ
 ズッバァァァアアアアアッ

アーケノ「き、切ったっ…!?」

鎧魔族「そぉの程度かぁああああっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべえつえー
 4~6 壁がヒビ割れた…ちょろちょろと水が流れ込んできてる…
 7~9 切れないくらい連発したるわー!って、したら壁がぶっ壊れたよ


アーケノ「まっ…まだまだ!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

 ズバァァァァッ
 ズッバァァァァァァンッ

鎧魔族「はーははははっ!」

アーケノ「このぉっ…!」

 ピシィッ
 ピシピシ…

アーケノ「んっ…?」

 ブワァァァッ
 ザッバァァァァアアアアアアアアッ

鎧魔族「ぬっ――ごぉぉぉおおおおっ!?」

アーケノ「海水がっ…!」

 ザバァァァァァァァァァンッ

鎧魔族「こ、これを狙っていただと…!? はははっ、やるではないか…!」

アーケノ(狙ってねえよ…!)

鎧魔族「じきにここも海水に満たされ、我は錆つくのを待つ身となるが…その前に、貴様を葬ってやろう!!」バシャァッ


 【安価下1】
 1 爆裂魔法で海水が流れ込んで来てる穴をさらに広げる
   A でもって、泳いで逃げる!!
   B そうすれば浸水して動きが鈍るはず!!
 2 ヤケクソだ、魔法連発してやる!!
 3 葬られてたまるか、応戦じゃい!!


アーケノ「大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォッ

 ザバァァァァァァッ

鎧魔族「ぬぅっ…!」バシャバシャ

アーケノ「これで、お前も動きが鈍るだろ…!」

鎧魔族「それは貴様も同じだぁああああっ!!」

 ブォォォォンッ

アーケノ「あっ――」

 ズバァァァァッ
 ザバァンッ…

アーケノ(そうだった…てか、俺の方が、これじゃまともに動けないんじゃ…)

鎧魔族「ともに生命を果てるまで、水底で殺し合うとは――胸が躍るわぁっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 超超ピーンチ!!
 4~6 浸水の勢いがすごくって、空いてた穴がさらに広がって鎧魔族と一緒に海水に飲まれた。おぼれるぅっ!!
 7~9 水と一緒に流れてきた岩が鎧魔族にヒットした。ここぞとばかりに攻撃しまくった


 ブォォォンッ
 ザバァァァァァァッ

アーケノ「嘘だろっ、水が切れて――!?」

 ズッバァァァァァッ

アーケノ「あぐっ…!」

鎧魔族「ハハハハハハ!!」

鎧魔族「もっと反撃をせよ、もっと手応えを感じさせるがいい!!」

鎧魔族「そうでなければつまらぁああああああ―――――――――――――――ぬっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん…
 4~6 浸水して鎧魔族は沈んでいったけど…こっちもヤバいで
 7~9 水の勢いに流されてそこから離れてった。鎧魔族は全く浮けないらしくて、そこに取り残されてた


―――――

 またしても中途半端ですが、本日はここまでになります
 ありがとうございました。おつかれさまです


王子「お待たせ!」

王子「ちょっと待ってね、始まるよ!」


 ザバァァァァァッ…

鎧魔族「ぬっ…?」ザバッ

アーケノ「っ…う…」

アーケノ(海水で、埋まる…あいつ、全然浮けないみたいだし…浮上してけば逃げれる…)ザバッ

 ドドドド…

アーケノ(っ…でも、けっこう…ヤバいかも…)

アーケノ(出口なんか、分かってないし…このまま閉じ込められたら、溺れるし…)

アーケノ(泳ぐだけの体力も…保つのか…?)


 【安価下1】
 1 爆裂魔法で空けた穴から外へ出れたらいいけど、息保つかな。鎧魔族も水底にはいるし
 2 とにかく泳げるだけ泳いでいこう。完全に浸水する前に洞窟を出れたら…いいね
 3 洞窟内は細いとこもあるし、まだ浸水してないとこまで戻ってわざと落盤でも起こして塞き止め…られるかな?


 ザバッ

アーケノ「とにかく…ここを離れる…!」

 バシャバシャ

アーケノ(出口がさっぱり分かんないし、どんどん水かさ増えてるけど…!)

アーケノ(あっ…でも…)

アーケノ(けっこう…つらいかも…)

 バシャバシャ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 休むことなく金を稼ぎまくってたからね、もう体力的につらたんだったからね。水に飲まれた…
 4~6 へろっへろになりながら泳ぎきって、どうにか浸水してないとこまで辿り着いたけど限界…
 7~9 運が良かった


 バシャッ…
 ググッ…

アーケノ「っふう…はぁっ…」

 ズズ…

アーケノ「はぁっ…はぁっ…もう、限界…」

アーケノ「重力、つよすぎ…」

 グッタリ

アーケノ「…出口…どこだ…」ヨロッ

アーケノ「とにかく…出ない…と――」

 バタッ

アーケノ「ぁ…」

アーケノ「……も…ムリ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 目が覚めたら身ぐるみ剥がされてた…稼いだ金も落とし物のバングルもない…
 4~6 新キャラに助けられたとゆー感じで?
 7~9 アルエレナラストチャンスやで


 ――ガマーベ王国・港町・波止場の広場――

アーケノ「っ……う…?」パチ

アーケノ「…」ムクッ

アーケノ「………あ、れ…?」キョロキョロ

アルエレナ「――起きた?」

アーケノ「っ…!?」

アルエレナ「何よ、その態度」

アーケノ「……な、何でもないっ」

アルエレナ「あっそ…」

アーケノ「………て言うか、洞窟にいた、のに…」

アルエレナ「ぶっ倒れてたから引きずってきてあげたんでしょ、感謝なさい」

アーケノ「…」

アーケノ「……恩に着る…」

アルエレナ「何してたの、あんな場所で」

アーケノ「【安価下1】」

 1 つまらない用だ、お前に関係はない
 2 無用な詮索を受ける筋合いはない…じゃあな
 3 ………ふっ、鎧の魔族を水底に封じていただけだ


アーケノ「無用な詮索を受ける筋合いはない…じゃあな」スッ

アルエレナ「…あっそ」

 スタスタ

アーケノ(このバングルを届ければ、やっと船に乗れる…)

アーケノ(…長かった…)

 スタスタ

アーケノ「…」ピタッ

アーケノ「…」クルッ

アーケノ(………クールに去ったのに、全然興味持たれてない…!?)

アーケノ(…いや、これはこれで…うん)

 スタスタ

アーケノ(とにかく…船に乗れる…)



 【直下 コンマ判定】
 暗夜王国行きの船へ乗れました アルエレナは同行してくれませんでした
 1~3 船でくつろいでたら急に、どーんってきた。ばたばた始まった。…え? 魔族?
 4~6 新キャラ追加しとこう、うん
 7~9 既存キャラでも進行上は問題ない
     7 鎧を身に着けた剣士風の人
     8 派手な帽子を被った声のでかい人
     9 胸の大きなシスター


 ――海上――

アーケノ「はぁぁ…」

アーケノ「揺れるけど、それなりに快適…」

アーケノ「…いつ着くんだろ…?」

アーケノ「…」

アーケノ「…まあいっ――」

 ズズズンッ…
 グラァァァッ

アーケノ「か、あ、あぁぁぁっ…?」ヨロッ

アーケノ「何だ…?」

<ドッゴォォォォォォォォォォンッ

アーケノ「っ…!?」

<ま、魔族だ…!

<魔族の船が襲ってきたぞー!!

アーケノ「……魔族…?」

アーケノ(…またっ!?)


 【安価下1】
 1 船倉に隠れておく。関わりたくないもーん
 2 ふっ、魔族どもの不運はこの俺が乗り合わせていたことだな
 3 船が沈んじゃったら、稼いだ金もパーになっちゃうだろうし…そもそも海の藻屑になりかねないし…退治するか


 バンッ…

アーケノ(うわっ…もう甲板にまで来てる――)

魔族A「殺せ、奪えぇええ―――――――っ!」

アーケノ「…ふっ、野蛮な魔族どもめ」

魔族A「ああ…? 何だ小僧?」

アーケノ「貴様らの不運は、この船に俺が乗り合わせていたことだな」

魔族A「何ぃ…?」

アーケノ「身を持って味わえ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔族は強いんすわ…
 4~6 よし、じゃあここで新キャラを出してしまおう、うん
 7~9 かっこつけたはいいけど苦戦してたら、あのメシマズ野郎もいたみたいだぜ!


 バッ
 ズガァァァッ

魔族A「そぉの程度かぁっ…!?」ガンッ

アーケノ「うっ…ぐ!」ズズッ

魔族A「口のデカさだけは立派なようだ、なぁあああ――――あっ?」

 ヒュオッ
 ズバァァァァァァッ

魔族A「」ドサッ

アーケノ「っ…!?」

 スタッ

セーブル「どこに行っても、魔族だ、戦争だ…ってイヤになるな」

セーブル「大丈夫か?」

アーケノ「…あ、ああ…」

セーブル「最初の奇襲で船乗りがけっこうやられちまったみたいだし、戦えるんなら協力しようぜ」

セーブル「あんまり戦えそうなヤツはいないみたいだしよ」

アーケノ「……あ、足を引っ張るなよ」

セーブル「おう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つよーいのが混じってたぜぃ
 4~6 セーブルつよい…出る幕がほとんどなかった…
 7~9 魔族を撃退することに成功して、船長からセーブルと一緒に感謝された…


アーケノ「でやぁあああっ!」

 ズドォォォッ

魔族Q「ぐおっ…!」

 ヨロッ
 ドサァッ

アーケノ(ふぅ…これで5人目――)

 ズバァァァァッ

セーブル「よし…もう他は逃げてったな」キンッ

アーケノ(…あいつ、強い…)

<ま、魔族が逃げたぞ…!

<やった、助かったんだ…!

<ふっ…このわたしにかかればこれくらい、どうにかなると分かっていた…助かって良かったけど

 ・
 ・
 ・

船長「――いやあ、どうもありがとうっ!」

セーブル「い、いや、そんな大したことはしてねえって…」

アーケノ「…ふっ、礼を言うくらいなら始めから魔族を近づけさせないようにしていれば良かっただけだ」

船長「も、申し訳ない…」

アーケノ「自衛手段も持たずに航海することがそもそも――」

セーブル「まあまあ、そう言ってやるなって。こういうことたくさん起きてるのに、それでも船を出してくれてんだから」

セーブル「護衛してくれるようなヤツもなかなかいないんだろ?」

船長「ええ…やはり、危険が多いと」

アーケノ「…」

セーブル「なっ?」


 【安価下1】
 1 つまんねー、自分の部屋に戻る
 2 礼を言うくらいなら、相応の何か報酬は出るんだろうな?って
 3 腹減ったし、食堂行こうっと


アーケノ「…ふんっ」

 ガチャッ
 バタムッ…

アーケノ(つまんねー…)

 スタスタ

アーケノ(船室に戻って寝て過ごすか…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 来るな、ゲロマズ野郎…!!
 4~6 寝て過ごしたら暗夜王国に着いたやで~
 7~9 夜になって寝れなくなって甲板に出たら、誰もいないそこでセーブルが素振りしてた


セーブル「――おーい」

 チョンチョン

アーケノ「うっ…お!?」バッ

セーブル「おいおい、そんな驚くなって」

アーケノ「……け、気配を消すとはやるじゃないか…」

セーブル「そこまで驚かれるとは思ってなかったけどな」

セーブル「さっきので、何かコックが料理できなくなったみたいでさ、自炊してくれって」

セーブル「んで、知り合った仲だし、一緒にどうだって誘いに来たんだけど」

アーケノ「…自炊…」

セーブル「あ、いや、俺が作るからさ、一緒に食わねえ?」

アーケノ「?」

セーブル「自分だけのためにって作ると、何か手え抜きたくなっちゃうだろ?」

セーブル「でも、誰かに食わせようって思えば手の込んだもん作らなきゃって思うしさ。食べるだけ、一緒にどう?」

アーケノ「…そこまで言うんなら、まあ…」

セーブル「よし、決まりな」ニカッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 遅効性…だと…!?
 4~8 見た目だけはマシになってるけど、味は船が暗夜王国に到着するまで寝込むほどだった…
  9  改善されている…だと…?


セーブル「――よし、できた」

 コトッ

セーブル「魚のムニエル。ムース添え」

アーケノ「お…おお…」

セーブル「さ、召し上がれ」

アーケノ「…う、うむ」

 パクッ

アーケノ「……っ」ブルッ

アーケノ(な、何だ…何だ、今…謎の、寒気が――)

 プルプル…
 ポロッ

 カラァァンッ…

セーブル「ん? おい、フォーク落ち――」

アーケノ「っ…ぁ……っ! っ…!」ブルブルブル

セーブル「ま…まさかっ…」

セーブル「言葉にならないで震えるくらい、うまいってか…!?」

セーブル「くぅぅっ…よし、じゃあいっぱい食え――あっ、動けないくらいうまいか?」

セーブル「よくいるんだよな、うんうん。じゃ、俺が食わしてやっからな」

アーケノ「…っ」フルフルフル

セーブル「俺の分まで、ぜーんぶ、食えよっ」

 グッ

アーケノ「おごっ…ぐ――」

 バタッ…

セーブル「…ありゃ?」

セーブル「…何だ、気絶するくらいうまいのか…何か、照れるな…はは」ポリポリ



 【安価下1】
 で、目が覚めたら暗夜王国に到着してた
 1 セーブル許すまじ…!
 2 忘れよう。何もなかったことにしよう。思い出しても体が震えるだけだ
 3 口直しに何かうまいものを探す…


 ――暗夜王国・水上交易都市――

アーケノ「…」

アーケノ「……っ」ブルッ

アーケノ「…………王都デーモン…王都デーモンの、騎士団、本部…よし…」

アーケノ「船は何もなかった…何も、ない…なかった…」ブツブツ

 スタスタ…

アーケノ(ところで…)

 ピタッ

アーケノ「………王都デーモンって、どっちだ…?」


 【安価下1】
 1 まあいいや、適当に歩こう
 2 方向くらい掴んでからいこう
 3 きっと風が目的地を教えてくれるはずだな…ふっ


アーケノ「…」

アーケノ「まあ、いいか…適当に行けば」

 スタスタ

アーケノ(それにしても、暗夜王国…か)

アーケノ(……あんまり、ガマーベと変わった感じはないな…)

アーケノ「…」

アーケノ(でも、こっちにも闇は来てる…のか?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 むしろ暗夜王国の方が闇の浸蝕がヤバかった…お陰で色々とボロボロやで
 4~6 適当に歩き出したから、王都とは違う方向へ行っちゃってます
 7~9 一人旅は飽きたよう…新キャラー


 ――暗夜王国・街道――

アーケノ「…」スタスタ

アーケノ(…あんまり、景色が変わるわけでもないし…)

アーケノ(ちょっとガマーベよりあったかい程度の気候で、珍しい感じもないな)

 スタスタ

アーケノ(つまんない…)

アーケノ「…」

アーケノ(…王都デーモンって、こっちで合ってるのか…?)←違ってます


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しーんーきゃーらー…あ、仲間とは限らないよ?
 4~6 通行止め…?
 7~9 行き倒れと遭遇やでぇ~


 ザッ…

アーケノ(…高いとこまで、上ってきたな…)

アーケノ(ここからだと遠くが見渡せる…)

 ヒュゥゥゥ…

アーケノ(………ずっと向こうの方が、黒く翳ってる…)

アーケノ(あれは…闇…?)

アーケノ(…でも、反対側はガマーベの方っぽいし…あっちに進むことになるな)

アーケノ「…」

アーケノ「……行くか…」


 【安価下1】
 名前+性別 おなしゃす
 ※両方併記じゃないと、NGだゾ☆

 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔族をめっちゃくそに恨んでるような人が、アーケノを魔族だと思い込んで襲いかかってきた
 4~6 膝を抱えて座っていたアーケノと同年代くらいの人。困ってるらしい
 7~9 安定の行き倒れとの出会い


王子「………あのさ、名前って、大事よ…? 折角の名ありでも、アレだと…アレよ?」

―――――

(ヌッヘッホ→)ヌッヘ「――魔族…」

 ザッ…

アーケノ「…?」

ヌッヘ「…ここで合ったが、100年目…」

ヌッヘ「殺してやる…貴様を、この手で殺してやるぅーっ!」

 ダダダッ

アーケノ「は?」

 ブォォッ
 ヒュバッ

アーケノ「いきなりっ――」

ヌッヘ「魔ぁ族ぅううううう―――――――――――――――っ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つよいつよいつよい…
 4~6 とりあえず応戦するしかない
 7~9 様子がおかしいですな


 ガッ

ヌッヘ「ふぅーっ…ふぅーっ…!」グググッ

アーケノ「こん、のっ…!」ブンッ

ヌッヘ「っ――あああああっ! 大・凍結魔法!」ズザァッ

 ビュォォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィィィンッ

アーケノ「うお…!?」

アーケノ(やばっ、下半身、固まって…!)

ヌッヘ「死ぃぃねえええええええ―――――――――――――――――っ!!」


 【安価下1】
 1 爆裂魔法ぶち込んだる
 2 とりあえず杖を突き出して反撃だ! 足は固まってるけど
 3 魔法で下半身を凍らせてる氷を溶かすか、よし


アーケノ(イノシシかよ…!)ギュッ

アーケノ「食らえっ…!」

 ブォォッ
 ガシュッ…

アーケノ(掠めた――)

 ダンッ

アーケノ「横、からっ…!?」

ヌッヘ「ぁぁぁぁあああああああああああ――――――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 くびちょーんぱっ。でっどえーん…
 4~6 やべっ、てなった…けど?
 7~9 大丈夫、反撃できた。…ものの?

 


アーケノ「っ…!?」

アーケノ(せめて、杖でちょっとでも――!)

 ガッ
 ガラァァァンッ…

アーケノ「っ…?」

 ドサァッ

アーケノ「……あ?」

ヌッヘ「」

アーケノ「………勝手に、ぶっ倒れた…?」

アーケノ「…」

 ガツガツガツ
 バリィィンッ…

アーケノ「…っと…何だ、こいつ…?」ツンツン

 ゴロッ…

アーケノ「………鼻血出して、目から出血して…死んでる…?」

アーケノ「……?」


 【安価下1】
 名前+性別
 ※変なのは、やーよ?


ナイリィ「――この薬はダメか」

アーケノ「っ…!?」バッ

ナイリィ「体が保たないのでは意味もないしな…」カキカキ

アーケノ「…誰だ…?」

ナイリィ「…」カキカキ

アーケノ「……っ」カチンッ

アーケノ「…無視するのなら、できないようにしてやる…!」ダッ

ナイリィ「ん? ――ああ、邪魔はしないでくれ」

 バシュンッ

アーケノ「う、あっ…!?」ドサァッ

アーケノ「っ…え……?」

アーケノ「……き、消えた…?」

アーケノ「どこにっ…な、何…だったんだ…?」



―――――

 短いでござるが、本日はここまででござる
 どうもありがとうございましたでござる

一作目『魔王「安価で人間と仲良しこよし大作戦」』全10スレ
二作目『安価とコンマで異能バトル』全37スレ


王子「…ごめん」

王子「めちゃくちゃ寝てた」

王子「うたた寝してたら、ガチ寝だったよね」

王子「また次回!! おやすみなさいませ」


王子「仲間が欲しいね」

王子「すでに仲間ゲットのチャンスは2度もあったんだけど…」

王子「見事に唯一のハズレ選択肢の仲間にしない方向の安価が取られて、いまだに一人旅だからね」

王子「まあ、アルエレナはね、実力的にガチ勢じゃあなかったけど、セーブルはただ致命的に料理が下手な食べさせたがり以外優秀なんだけど…」

王子「けどもう済んだことだし、仕方ないね」

王子「本日こそは、仲間をゲットしたいね! がんばってね!!」

王子「さ、いってみよー!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 廃墟になってる街に着いたんだよ。廃墟だけど行き場がないからって人はいるようです
 4~6 怪しい風貌のせいで騎士から職質を受けた…
 7~9 路銀がないです…
  0  3/10の確率の判定となりまっせ


王子「ごめん、sageちゃってたね」

王子「これは判定に数えないから、よろしゅう」


 ――暗夜王国・山間の村――

アーケノ「…」ブンブン ←財布を振ってる

アーケノ「…」

アーケノ「…くっ」

アーケノ(金がない…)

アーケノ(……何日も歩き通して、やっと人がいるようなとこについたのに…)

アーケノ(せめて、ちょっとした保存食くらいは欲しい…)


 【安価下1】
 1 こんなとこの酒場でも、依頼はあったぜぃ!
   A 洞窟内の魔物退治:報酬5000G
   B 猫探し:400G
   C 用心棒:100G/1h
 2 ふっ、悪党を懲らしめて金を巻き上げてやろう
 3 ぶ、ぶつぶつ…交換とか?


 ――暗夜王国・山間の村・酒場――

アーケノ(……魔物退治…)

アーケノ(よし、これなら一気に稼げるな)ペリッ

アーケノ(………一応、どんなヤツなのか、よく依頼書を読んでおこう)

アーケノ(なになに…)

アーケノ(洞窟内に潜んでいて…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おっそろしく凶暴だそうです
 4~6 甘い香りをつけていると猛烈な勢いで襲いかかってくる…? それで泣かされた子どもが多数…?
 7~9 近づくと魔法が一切使えなくなってしまう…?
  0  アカンやーつ


 ――暗夜王国・山間の村付近・洞窟――

アーケノ(甘い香りをつけていると、猛烈な勢いで襲いかかってくる…って…)

アーケノ(それで泣かされた子どもがいるから退治しろって…)

アーケノ(…近づかなきゃいいのに)

 スタスタ

アーケノ(魔物が住み着いてそうな気配も、特にないけど…)

アーケノ(…動物の気配もさっぱりないし…いても、虫くらい…?)


 【安価下1】
 1 とりあえず、依頼を受けた時にもらった甘い香りを発する草を使ってみよう
 2 洞窟内を探索してみよう
 3 依頼を受けた時にもらったちっちゃなお菓子を取り出してみる


アーケノ(とりあえず調べてみるか…)

 スタスタ

アーケノ(…じめじめしてるな)

アーケノ(でも、割と過ごしやすそうな感じも…)

アーケノ「…」

 スタスタ

アーケノ(…こういう洞窟の奥に、いきなりドアがあって…)

アーケノ(物々しい感じで、それを開けたら俺がいて…)

アーケノ(『ようこそ、闇の世界へ』…とか)

アーケノ(………いや、伝わらないな…)

アーケノ(もっといい、シチュエーション…うーん…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何か踏んづけた…
 4~6 おやおや? 妙な棒切れっぽいものがある…?
 7~9 発見


アーケノ(いや…ようこそとかはいらないか)

アーケノ(いっそ、いきなり…用は何だ、みたいな…)

 グニュッ

?「ふぎゃっ!」

アーケノ「あ…?」パッ

魔物「フシャアアアアアア!!」

アーケノ(猫――いや魔物っ? こいつか…!?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 え、何こいつ?
 4~6 めちゃくちゃすばしっこいし、すんげーひっかいてきやがる
 7~9 ひっかかれて逃げられた。待て、逃がすか!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 依頼を受けた時にもらった、甘いものをぽとっと落としたら夢中になりやがったの巻き
 奇数 アホみたいに強かったの巻き
 ※0は偶数扱いやで~
  あと、ペットにはならんで。このイベでは新キャラも出てこんで


アーケノ「退治してや――」

魔物「フシャアアアア!!」

 ビュォォォォォォォォッ
 ズバズバズバズバァァァァァッ

アーケノ「あっぐ…!? 魔法――!?」

 ヒュバッ
 ガリガリガリィィッ

アーケノ「痛っでぇぇっ…!?」

アーケノ「この、猫風情がっ…!」

 ブォォンッ
 シュタッ

アーケノ(避けたっ…!?)

魔物「フシャアアアアアアアアア―――――――――――――――――ッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 猫(な魔物?)1匹にボロックソにされたの巻き…
 4~6 強烈すぎるひっかき攻撃で杖が鰹節みたいにされた…だと?
 7~9 爆裂魔法をぶっ放したんだけど、洞窟が崩落しちゃった…てへぺろ


 ガリガリィッ

アーケノ「このっ――大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

魔物「フシャッ…!」バッ

アーケノ「ぶっ飛んじまえぇええええ―――――――――――――――っ!!」

 ズズズッ…

アーケノ「えっ…?」

 ズドォォォォォォォォォォォンッ…

 ・
 ・
 ・

アーケノ「――うっ…?」パチッ

アーケノ「………あ、あれっ…?」

アーケノ「………天井が落ちてきた…いや、崩れた? 前も後ろも…塞がってるし…」

魔物「…」

アーケノ「…マジかよ…」チラッ

魔物「…」ギロッ

アーケノ(……しかも、こいつと一緒に…!?)

アーケノ(…どうすっか)


 【安価下1】
 1 いやでも逆に考えれば、こいつを逃がすことはないし…先に始末だ!!
 2 出れなきゃ意味ないし…とりあえず、出口の確保が先か
 3 ………腹が減った。依頼を受けた時にもらった誘き出す用のおやつを食っちまおう


アーケノ(…いや、これは逆にチャンスか…?)

アーケノ(逃がさないで済むし…先に始末しちまえば、後は出るだけってことで気楽になるし…)

アーケノ「……ふっ、獅子は兎を狩るにも全力を尽くす」

アーケノ「猫風情とは言え、俺は手加減なしだ…!」ギュッ

 ブォォォンッ
 ピョンッ

アーケノ「っ…ちょこまかと!」

 ブォンッ
 ヒュバッ

魔物「フシャアアッ!!」

 ガリガリッ

アーケノ「あっぐ…!? こい、つ…!」

 ブンッ
 シュタッ

魔物「…フシャ!」

アーケノ「……くっ…」ジリ

アーケノ(ゴリ押しは難しい…)

アーケノ(……いやでも、逆に考えればこの狭い空間なら、俺がどんだけ魔法を暴発させてもこいつを巻き込める…?)

アーケノ(…どうしたものか…)

魔物「フゥゥゥ…」


 【安価下1】
 1 暴発覚悟で魔法ぶっぱ攻撃で仕留めにかかろう
 2 いや、魔法ぶっぱでもっと酷い崩落になったらやだし、杖で攻撃だな


アーケノ「…覚悟しろ、魔物――!」

魔物「…」グッ

アーケノ「大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「もっともっとだ、大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「フシャアアア…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 互いにけっこうな重傷だし、さらに崩落したし…
 4~6 えっ?
 7~9 ハッハッハ、雑魚め!!(アーケノもダメージ


 ズズズッ…
 ドゴォォォォォォォォォンッ

アーケノ「うおっ…!? また、崩落…!」

魔物「フシャ――!?」

 ドゴォォォンッ…

アーケノ(あれ…やれた?)

アーケノ「…」ジィッ

魔物「…フシャ…」ググッ

アーケノ(落石の下敷きになったのに…まだ息がある…)

アーケノ「ふっ…だが、その程度か、雑魚め」


 【多数決】最速3票獲得選択肢採用
 1 トドメだ!!
 2 でもちょっと、猫仕留めるのもなあ…

 ※かたっぽ、最悪な選択肢になってるので注意してね!!


魔物「…」ギロォッ

アーケノ「はっ…瀕死の猫1匹が睨んだところで、何もない」

アーケノ「菓子を奪い取った罪を抱いて死ねっ…!」

 ブォォッ
 グシャアアアアアッ

魔物「」

アーケノ「…ふっ」

アーケノ「……さて、後は出るだけ――」

 ポゥゥゥッ…

アーケノ「…?」チラッ

 ボフンッ

ヨダカ「」

アーケノ「………魔物が…人に変わった…?」



                                   ―――――― GAME END



王子「うーん…」

王子「ペットにはならないし、新キャラではない…って言ったけども」

王子「仲間にならない、とは断言してなかったんだなあ、これが」

王子「踏んづけちゃったから怒って襲われてたけど、別に害をなすことなんてタカが知れてるしって感じだったんだけどなあ…」

王子「…さて、どうする?」

王子「もう、ストーリー的にはご破産状態なんだけど」

王子「リトライ、する?」


王子「ま、するよね。でもヨダカイベは失敗したので、けっこう戻ります」

王子「もしヨダカファンがいたらまたの機会を待っててください。この機会ではもうヨダカでません。それに、また猫で登場するとも限りません」

―――――


 ――暗夜王国・山間の村――

アーケノ「…」ブンブン ←財布を振ってる

アーケノ「…」

アーケノ「…くっ」

アーケノ(金がない…)

アーケノ(……何日も歩き通して、やっと人がいるようなとこについたのに…)

アーケノ(せめて、ちょっとした保存食くらいは欲しい…)


 【安価下1】
 1 こんなとこの酒場でも、依頼はあったぜぃ!
   A 洞窟内の魔物退治:報酬5000G
   B 猫探し:400G
   C 用心棒:100G/1h
 2 ふっ、悪党を懲らしめて金を巻き上げてやろう
 3 ぶ、ぶつぶつ…交換とか?


 ――暗夜王国・山間の村・酒場――

アーケノ(……魔物退治…)

アーケノ(よし、これなら一気に稼げるな)ペリッ

アーケノ(………一応、どんなヤツなのか、よく依頼書を読んでおこう)

アーケノ(なになに…)

アーケノ(洞窟内に潜んでいて…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~6 おっそろしく凶暴らしいです
 7~9 近づくと魔法が一切使えなくなってしまう…?
  0  アカンやーつ


 ――暗夜王国・山間の村付近・洞窟――

アーケノ「…」

アーケノ(騎士がどうにかこうにか人死に出してましてまで、洞窟の奥に閉じ込めた…だっけ?)

アーケノ(でも、出てこられたらヤダから退治しろって…)

アーケノ(…どんだけヤバいバケモノなんだか…)

アーケノ(三重のドアまで用意してるとか言うし…)チャラッ ←3つのカギ渡された

アーケノ「…」

アーケノ(……ま、どうにかなるだろ)


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 チートってやつですか…? な具合にアカン
 奇数 不死身ですか…? な具合にアカン
 ※0は偶数扱いやでぇ~
  どっちもあかんことに変わりない強さやでぇ~


 ザッ…
 ギィィィィッ…

アーケノ「…」

アーケノ「………凄まじい圧力を感じる…」

アーケノ「…ふっ、この先に待ち受けているのは、相当のようだな…」

アーケノ「…」

 ガコンッ…
 ガチャッ

アーケノ(…これで2つ目のドア、施錠っと…)

アーケノ(…あと1つか…)

アーケノ(何か、胃が重くなってきたかも…)

 スタスタ…

アーケノ「…最後のドア…」

アーケノ「この向こうに…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あ、歯が立たない
 4~6 先制された…だと
 7~9 すげえ怖い見た目…




 ギィィィッ…
 ガチャンッ

アーケノ(ドアは、閉めれた…)

アーケノ(けっこう、奥行きあるな…。向こうにいるのか…?)

 スタスタ…

アーケノ(…どんな魔物なんだか…)

 スタスタ…

魔物「…グゴ…ゴ…」

アーケノ「っ…」ゴクッ

アーケノ(あれだ――。何だ、あれ…? 見たことねえ…)

アーケノ(真っ黒だし、翼があって、牙があって…尻尾まであるし…)

アーケノ(……魔物…魔族? いや、でも…どっちでもなさそうな…どっちでもありそうな…)

アーケノ(…でも、まだこっちには気づいてない…? よし…そうとなれば)


 【安価下1】
 1 魔法ぶっぱで先制攻撃やでー
 2 ガンガン攻撃しまくって主導権を握っていこう
 3 不意打ちで直接攻撃じゃーい!!


アーケノ(先制攻撃――!)

アーケノ「食らえ、バケモノ…! 大・爆裂魔法!!」

 カッ

魔物「!」

 ドッゴォォォォォォォォォォッ

アーケノ「まだまだまだぁあああああ―――――――――――――――っ!!」

アーケノ「爆裂爆裂爆裂爆裂、劫火劫火劫火、火球火球劫火、もういっちょ、爆裂――!!」

 ドゴォォォォォォォォォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ
 シュボォォォォッォォォォォォッ
 カッ
 ドゴゴゴゴゴゴゴッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 1撃で意識飛びかけた
 4~6 けろっとしてやがる…
 7~9 あれ、反撃してこない…? いやいや、油断大敵やな!!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 おやおや?
 奇数 アーケノが入ってきてしまったことで、出口をヤツは覚えてしまったらしい…え?
 ※0は偶数扱いなんやでぇ~


アーケノ「ふぅっ…こんだけ、やりゃあ――」

 モクモクモク…
 バサァァッ

 ズォォォンッ

アーケノ「っ――!?」

 ブワァァァァァァァッ

アーケノ(今、何――俺の横を、通過した…?)

 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「!?」バッ

扉『こわれてもうてすまんの』グシャッ

アーケノ「あいつっ…外に…!?」

<ドゴォォォォォォォォォッ

<ドッゴォォォォォ…

アーケノ「嘘っ…だろ…?」

アーケノ「あんなんが、外に出てったら…!」ダッ

 タタタッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 村がひどい状態に…
 4~6 パニック状態の村ですよ
 7~9 幸か不幸か、どこかへと飛び去っていってしまった…


王子「多いな…」

王子「でも、今日はあんまり良くないっぽいし…どうなる!?」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 何かを探している…ように見えたけどどこかへ飛び去った
 奇数 めっちゃくちゃになった村。そこへ戻ったら、お前のせいだ!って…
 ※0は偶数扱いなんよ~


 ――暗夜王国・山間の村――

 ザッ…

アーケノ「いたっ――!」

魔物「グゴ…ゴ…!」

幼女「っ…ぁ…う…」ガクガク

魔物「………り……り……」ガッ

幼女「や、やあっ…! ママ…パパぁっ…!」

アーケノ「ロリコンの…魔物――?」

アーケノ「って、そんな場合じゃ…!」ダッ

魔物「…?」バサァッ

幼女「っ…」ビクビク

アーケノ「お前は俺が相手してやるって言ってんだ…!」

 ブォォォンッ
 ガッ…

アーケノ(っ…ビクとも――)

魔物「………グゴ、ゴゴ…ガァアアア――――――――ッ!!」バサァァッ

 ブォォォンッ…

アーケノ「えっ…? に、逃げた…?」

幼女「ふぇぇぇぇん…!」

 ダダダッ

ダディ「幼女っ…! 大丈夫かっ…!?」ヒシッ

幼女「うぇぇぇぇぇんっ…!」ギュゥゥッ

アーケノ「……何、だったんだ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 てめえが逃がしたのか!って…村に人身被害出なかったからええやん…とは言えぬ
 4~6 責任取っててめえがあのバケモノを葬れよ!!て…報酬なし? はあ? それまで村への出入り禁止? はあ?
 7~9 ひそひそひそひそと声がするから、アーケノは足早に出てったよ


依頼主「お前ぇっ…!」

アーケノ「っ――?」

 ドゴォッ
 ドサッ

アーケノ「っ…何をする…!?」

依頼主「村長っ…こいつだ、こいつが依頼を受けて、逃がしやがったんだ!!」

村長「何ということを…」

アーケノ「逃がしただと…? あいつが、勝手に――」

依頼主「出ていけ!!」

 ヒュンッ
 ガツッ…

アーケノ「痛っ…石…ころ――」

 ヒュンッ
 ヒュンッ

 ガツッ
 ガツガツッ…

アーケノ「~っ…俺は、ちゃんとお前らが言うように…!」

村長「ええい、やかましい…! 騎士が数人がかりでようやく、あれを閉じ込めたというのにそれを解き放つなど…!」

村長「これでもしも、この村が切り捨てられでもしたらどうするつもりじゃっ!!」

アーケノ「……!」ギリッ


 【安価下1】
 1 出ていく
 2 ふざけんな!って


アーケノ「ふざけんな!!」

アーケノ「だったら最初から、依頼なんか出さないでおけばいいんだろ!」

アーケノ「鬱陶しいからって俺にあれの退治を依頼しといて、わざとでもないのに逃げ出したからって責任転嫁か!」

村長「ええい、黙れ黙れぃっ!」

依頼主「何もかもお前がしくじったせいだ! それなのに弁解するなんて、どれだけ性根が腐ってる!?」

アーケノ「腐ってんのはそっちだろうが!!」

 ヒュンッ
 ガツッ…

アーケノ「ぐっ…!?」

アーケノ「遠巻きから石投げて、それで追い出そうってことかよ!?」

アーケノ「ふざけんな、ふざけんな、ふざっけんなぁっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どいひーな村人…そして、ただの人間じゃないことがバレて…?
 4~6 騎士に突き出してやる!って…おい
 7~9 追い出された…


アーケノ「それが、お前らのやり方――」

 ヒュォッ
 ズドォォッ
 シュボォォォォォッ

アーケノ「あっぐ――火矢…!?」

 シュボォォォォッ

依頼主「死ねっ…消えてしまえ、お前なんか…!」

 ゲシッ
 ガンッ

アーケノ「っ――お前、らぁああああっ…!」

 シュボォォォッ

村長「何、とっ…!?」ジリッ

依頼主「うっ…!?」

アーケノ「はぁっ…ふぅっ…」

 ヒソヒソヒソ…

<何、あの身体…

<火傷の痕…? 火炙りでもされたの?

<何て醜い…

アーケノ(っ…包帯が、焼かれてっ…)

依頼主「ま、魔族だ…」

アーケノ「!」

依頼主「魔族だ、こいつは…!」

依頼主「騙して何かを企もうとしてたんだ…あの魔物を解き放つために来たんだ!!」

アーケノ「違うっ…! 俺は、魔族じゃ――」

村長「騎士じゃ、騎士に早く連絡を…! 全ては魔族が仕組んだこと! この村は陥れられたのじゃ…!」

<見て…傷が、もう治ろうとしてる…

<やっぱり魔族だ…

アーケノ「っ…違う、俺は、人間…から、産まれて――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 弁解しようとしたものの吊るし上げられる…どうなっちゃうのん?
 4~6 もう弁解も諦めて逃げたよ
 7~9 助け舟のひとつくらい…さ? かわいそうってこういうことよ? 分かる、コンマ神様?


王子「…さて、どっちに転ぶのか」

王子「…偶数がいいなあ…」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 助け舟!! しかも強力(権力的にも?
    2・4 元漁師騎士
    6・8 ヘンタイペドフィリアナイト
    0 オッサン、頼むで?
 奇数 さんざんボコられてゴミみたいに山へ捨てられた。アーケノが抵抗しなかった理由は…何でしょうね
 ※0は偶数扱いよ


依頼主「黙れ魔族っ!!」

 ドゴォォッ

アーケノ「っ…! 違う…!」

村長「力を合わせれば、魔族などに屈指はせん! 見せつけてやるのじゃ!!」

アーケノ「だから、俺は――!」

 ズドォォォォッ

アーケノ「がっふ…!」

依頼主「焼け、焼いちまえ!!」

 シュボォォォォッ

アーケノ「あっ…づ、ああああっ…!?」

村長「憎き魔族に、我らの正義の鉄槌を…!!」

 ・
 ・
 ・

 ポイッ…
 ゴロゴロゴロッ…

 ドサァッ

アーケノ「…ぅ……ぁ…」

アーケノ「…」

アーケノ(………どうして…俺が…)

 ググッ

アーケノ「痛っ…ぅ…」


 【多数決】最速3票獲得選択肢採用
 1 火炙りなんて、リンチなんて、もう馴れっこだ…痛くも痒くもねえよ…ばーか
 2 民衆に罵倒されるヒーローなんて…かっこいいじゃんか…。全然こんなんショックでもねえよ…



アーケノ「……っ」ググッ

アーケノ「…こん、なの…全然…痛くも…痒くも…」

 ズキッ…

アーケノ「っ…」

アーケノ「……っふ…ふぅっ…」

アーケノ「……これしきで…へこたれるほど、ヤワじゃ…ねえんだよ…」ググッ

アーケノ「…」

 ズル…
 ズル…

アーケノ(左足が…変…ひねった…かな…?)

アーケノ(でも…そんだけだ…どうせ…こんなの、馴れてる…また、すぐ、忘れられる…)

アーケノ(むしろ、生温い…くらいだ…)



 『お前みたいのが産まれてこなければぁぁっ…!!』



アーケノ「っ――」

アーケノ「………ふ、ふふっ…」

アーケノ「…あれに比べれば…生温、いっ…」

 ヨロヨロ…

アーケノ「……負けて…たまるか――!」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 さすがは精神9でした
 4~6 ふらふら突き落とされた山の中を歩いてたら…?
 7~9 ?「…」


 ヨロ…
 ヨロ…

 ガサ…

アーケノ(っ…杖があって…良かった…)

アーケノ(やっぱ…こういう時は…これがあるだけで、マシ…)

 ヨロヨロ…
 ガサッ

アーケノ「…?」

アーケノ「………こんな、とこに…小屋…?」

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 無視。…べ、別に人と関わりたくないとかじゃないけど、無視!
 2 無人なら、ちょっとくらい…勝手に使わせてもらって、休んだり…


アーケノ「…」

アーケノ(誰か…住んでるのか…?)

アーケノ「…」

 ヨロッ…

アーケノ「…」

アーケノ(……誰もいない…んなら…)

 ガチャッ…

アーケノ「…」キョロキョロ

アーケノ(無人…ちょっと休むくらい…よし)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無人の小屋でござんした
 4~6 美人に成長しておりました
 7~9 人はいなかった…けど?


アーケノ「…」

 ググッ
 ドサッ…

アーケノ「ふぅぅー…」

アーケノ(…使われてない、物置…?)

アーケノ(それとも元々、誰かが住んでて…家主が消えたか…?)

アーケノ(何にせよ…しばらく、ゆっくりはできそうだな…)

アーケノ(少し休んで、また…)


 【安価下1】
 望みは何かな?
 1 猫(猫ではないのかも知れない
 2 喋る物品…妖怪!?
 3 血塗れのマスケット銃

 ※1が選択された場合のみ、その採用安価のコンマが1~4で逃したチャンスが、5~9でさあ誰でしょう、0だと…選択可


 『………おい』

アーケノ「……?」

アーケノ(今、何か…声がした、ような…?)

 『おい、お前』

アーケノ(…幻聴…?)

アーケノ(幻聴に悩まされる…ってのも、何となくいいような…)

アーケノ(選ばれた者にしか聞こえない声…みたいな…)

 『お前だよ、半人半魔』

アーケノ「!?」バッ

アーケノ「……誰か…いるのか…?」

アーケノ(人の気配は…ないし、誰かが隠れるようなスペースもないはず…)

アーケノ(だが…確かに、俺のことを…)

 『つか、踏むな』

アーケノ「…?」スッ

指輪『拾え』

アーケノ「………指輪?」ヒョイッ

指輪『指輪じゃねえよ、俺は――っ…ダメか…』

アーケノ「…?」


 【安価下1】
 1 何がダメなん?
 2 お決まりの文句はよう、って
 3 きもちわりっ


アーケノ「……きもちわるっ」

 ポイッ
 カランッ…

指輪『おい、捨てるな!』

指輪『拾え! おい!』

アーケノ「…寝るか…」ゴロンッ

指輪『おい…! おいってば、無視するな!』

アーケノ「Zzz」

指輪『っ…クッソ…クソ…!!』


 【直下 コンマ判定】
 1~6 また、棒に振ってしまったのか…折角、用意したのに
 7~9 うるせーなー!


 【0】

アーケノ「――ふわぁぁ…」ムクッ

アーケノ(………よし…とりあえず、体はもう…)

アーケノ(けど、包帯がもう…服も焼けたし、みっともねえ…)

アーケノ(もうちょっといい具合に残ってたら、格好ついたんだけど…)

指輪『…おい』

アーケノ(まだ幻聴が…)

アーケノ(さっさと行くか…)

指輪『――お前、力が欲しくないか?』

アーケノ「!?」バッ

指輪『…はめろ』

指輪『そしたら、いいことあるかも知れないぞ』

アーケノ(な、ななななな…何、だと…!?)

アーケノ(こんな、こんな展開が――いや、でも…そう、うまくも…)

アーケノ(…た、試しに…)

 スッ…

アーケノ(そ、そう…ものの、試しに…)


 【直下 コンマ判定】
 偶数 おやおや?
 奇数 騙された!? 呪われてるの!? 何もない上に外せないんだけど!!
 ※0は偶数扱いよ


アーケノ「……っ」

 スポッ…

アーケノ「はめたぞ…?」

指輪『………よしっ』

アーケノ「さ、さあ…早く、力をやらを――」

指輪『ない』

アーケノ「…」グッ

アーケノ「っ…?」

 グググッ…

アーケノ「痛っ…は、外れない…!?」

アーケノ「騙したのかっ…!?」

指輪『騙される方が悪いんだよ』

アーケノ「だったら、指ごと――」

指輪『!』

アーケノ「…………は、ちょっと…な…」

指輪『ふぅ…』

アーケノ「……何が目的だ、指輪」

指輪『指輪じゃねえ、俺は――で、――だ!!』

アーケノ「…は?」

指輪『…………やっぱダメか…。いいか、俺はな、――で、――だよ!!』

アーケノ「…絶妙に聞こえない…?」

指輪『あああああああっ、もどっかしいっ!』プルプル

アーケノ「っ…か、勝手に震えるな、気持ち悪い!!」

指輪『いいか、俺をどうにかしろ! そしたら離れてやる!』

アーケノ「どうにか…?」

指輪『いいな!?』


 【安価下1】
 1 やだ
 2 だからお前何なんだよ


アーケノ「だからお前は何なんだ!?」

指輪『だーかーらっ、俺は――だ!!!!』

アーケノ「だから、何も…!」

指輪『仕方ないだろ! ――なんだから!!』

アーケノ「…?」

指輪『察しろ!』

アーケノ「…意味が分からない…」

指輪『とにかくどうにかしろ、そしたら離れてやる』

指輪『どうにかしたら、全部、何だって――してやる』

アーケノ「あ? 何する…?」

指輪『あああああっ、もうっ…! いいから、いいって、気にすんな、いいから』

アーケノ「…何で俺にくっつく」

指輪『よーやく見つけたんだ…こんなとこにずっといられっか』

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 よく分かんないけど、ずっとこんな喋る指輪つけるのもやだし、どうにかできそうならどうにかしよう
 2 もういいや、無視することにして出発しよう。きっと幻聴だな…うん


 ――暗夜王国・街道――

アーケノ(ようやく、山道を抜け出せた…)

指輪『……どこ向かってんだ?』

アーケノ「……王都」

指輪『ふーん…』

アーケノ「…どうにか、ってどうすればいいんだよ…?」

指輪『そりゃ――に決まってんだろ』

アーケノ(聞こえねえ…)

指輪『…俺だってヤダっつの…』

アーケノ「ふんっ…」

アーケノ「気が向いたらどうにかしてやる」

指輪『気が向いたらじゃねえ、絶対だぞ』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 街に辿り着いたんだけど、ひっどい格好だしどうしよう…って
 4~6 指輪について、何となく分かったこと…
 7~9 王都はそっちじゃなくね?て指摘された…


 ――暗夜王国・交易の街・付近――

アーケノ(……さすがに、このかっこで街中入るのはな…)

アーケノ(とりあえず、肌隠さないと面倒ごとになるし…でも、服なんてどう調達すれば…)

指輪『入らないのかよ?』

アーケノ「…」

指輪『おい、無視すんな』

アーケノ「…服」

指輪『服?』

指輪『……ああ…そういうかっこだからか…』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 別にいいんじゃね?って無責任な指輪アドバイスに従っちゃったけど…
 4~6 急場凌ぎの策を授けられた
 7~9 どうにかなれた
  0  やるやんけ、指輪の分際で


指輪『別にかっこなんてどうでもいいだろ』

アーケノ「…」

指輪『上裸だろーが、魔物の毛皮の服着てようが、頭に角生えてようが問題なし』

指輪『うだうだしてねえでさっさと行け。でもって俺を――しろ』

アーケノ(…ほんとに、問題ない…か…?)

アーケノ(………まあでも、いいか…仕方ないし…)

 ・
 ・
 ・

 ヒソヒソヒソ…
 ザワザワ…

アーケノ(………ダメだろ、これ)

指輪『金あんなら買えよ、さっさと』

アーケノ「…ない」

指輪『はあっ? 金ねえの!? んじゃダメじゃん』

アーケノ「っ…」ムカッ

 ヒソヒソ…

<ママー、あのひと、ひとりなのに、ふたりで喋ってるー

<めっ、見ちゃいけません…目が腐りそう…

アーケノ「…」

指輪『あ、ちゃんと俺の声は周りに聞こえるっぽいから』

アーケノ(うぜえ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やーん、職質…
 4~6 捨てられてたボロ布を入手して、とりあえず羽織ることにした
 7~9 世の中、捨てたもんじゃないっぽいね


アーケノ(とにかく、どうにか…服…とか、それにかわるもの…)キョロキョロ

アーケノ(いっそ、もう…体が覆えれば布切れだって…)

騎士A「ゴホンッ…きみ」

アーケノ「…っ」

騎士A「ちょっと、いいかな?」

アーケノ「……何の用だ」

騎士A「………その格好で街をふらふらと歩いて…挙動不審に見えるのだが」

騎士A「身元について教えてくれるかな? 仕事は何を? どこに住んでる?」

アーケノ「…答える義理はない」

騎士A「ああ、そういうのないから」

アーケノ「…」

騎士A「これは騎士の務めのひとつで、市民に拒否権はない」

騎士A「だから、早く教えてくれる?」

指輪『るっせえな、じゃあ服でも恵めっつーの』

騎士A「……あ?」

アーケノ「え?」

騎士A「………騎士に向かって、何という口の利き方を…!」

アーケノ「は? 俺じゃねえって! この指輪が…」

騎士A「指輪ぁ…? 頭がわいているのか、貴様! 騎士をこれ以上、侮辱してみろ! 公務執行妨害で――」

指輪『えらぶってんじゃねえよ、三下』

騎士A「」プチッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しょっぴかれた…
 4~6 逃げた…けども…
 7~9 何の騒ぎだよ…って


騎士A「貴っ様ぁあああ――」

 ガシッ

レイド「何をしている?」

騎士A「っ…!? レイ、ド…」

指輪『あ、お前っ…!』

レイド「…?」

アーケノ「んだよ、ぞろぞろ…」

指輪『おい、お前っ…俺だって、――だって! おい! 分かれ!!』

レイド「…俺を、知っているのか?」

アーケノ「は?」

指輪『こっちだっての!!』

レイド「…こっちとは?」

アーケノ「いや、だから――」

騎士A「レイド、こいつは頭がおかしいヤツだ。野放しにしておくのは――」

レイド「話も聞かずにそうと決めつけるのは早計だ。だが、その格好で出歩くのは擁護できんな…。屯所まで来てくれ」

アーケノ「はあっ?」

指輪『行け』

アーケノ「は?」

レイド「…?」

騎士A「俺が連れて行くから、お前は――」

レイド「いや…俺が。引き続き、巡回を頼む。俺はここの担当ではないからな、巡回はよく分かっている者の方がいいだろう」

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・交易の街・駐在所――

レイド「――で、その指輪が勝手に喋っていると?」

アーケノ「口閉じてんだろ」ムッ

指輪『おい、――! 俺だって、俺! ――とか、――とか、――とか、あったろ!?』

レイド「…確かに、口をつぐんでいるのに声はする…。となると、本当…か?」

指輪『ほんとだっつの…何で分からねえんだよ!? それでもお前――かよ!』

レイド「…随分と、俺を知っているかのような発現だが…どうも肝心のところばかり聞き取れないな…」

アーケノ「…つか、何この服」パッツンパッツン

レイド「すまないな、守備範囲外だk……じゃあない、手持ちはそれしかなかった」

アーケノ「?」

指輪『死ねこの――』

レイド(……口が悪いな、この指輪…。だが、ううむ…)


 【安価下1】
 1 王都に行きたいんだけど、って
 2 別の服寄越せよ、って。何この膝小僧丸出しの服、って
 3 この指輪がどうにかしろってうるさいんだけどどうにかして、って


アーケノ「王都に行きたいんだけど」

レイド「王都…? ………どこから来た?」

アーケノ「港」

レイド「…水の都からなら、すぐ行けるはず…。となれば…こっちは全然方向が違うぞ」

アーケノ「は?」

指輪『なーあー…聞けって…分かれよ…』

レイド「…さっと地図を書いてやる」

 サラサラサラ…

レイド「……これが、暗夜王国全土として、お前が来たという港がここ」スッ

レイド「そして、王都がここで…現在地は……ここだ」スッ

アーケノ「……全然違う…」

レイド「で、どうして…あんな格好だった? ずっとではなかろう?」

アーケノ「…………色々、燃えただけ…」

レイド「…そうか」

指輪『はぁぁ……お前の――には、嬉しくないけど期待してたのに…』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無事に王都へ着けるといいな、ってバイバイした…でも服を買えるくらいの金はくれた
 4~6 指輪を気にかけてくれてる…
 7~9 丁度、王都に行く道中だったからって…やったね!!!


レイド「…王都、か」

アーケノ「ん?」

レイド「…丁度、俺も王都へ向かっているところだったんだが、同行するか?」

指輪『そんなんいいから、俺を――しろって…』

レイド「何かと、誤解も受けやすそうだ…」チラッ

アーケノ「…同情なんかいるか」

レイド「…同情ではない」

アーケノ「は?」

レイド「騎士の務めだ」

アーケノ「っ…」

指輪『んでも…王都なら――も――か…?』

レイド「それに…その指輪も、どうやら俺に何かを訴えたいらしい」

レイド「…それとも、誰かと行動をともにするのは嫌か?」


 【安価下1】
 1 レイドと一緒にいこう
 2 嫌だよ、ひとりで充分


アーケノ「……ふんっ」

アーケノ「俺はひとりで充分だ」ガタッ

レイド「…そうか」

指輪『あ、おい! 何勝手に決めてんだよ!?』

指輪『お前みたいなへっぽこじゃ――』

アーケノ「黙れ、指輪の分際で指図するな!」

指輪『はぁああああっ!?』

レイド「…」

レイド「…持ち合わせは、その服しかなかったが…それでは窮屈だろう」

レイド「…餞別だ。同僚が迷惑をかけたことの詫びとして、受け取ってくれ」つ金

アーケノ「…」パシッ

アーケノ「…ふんっ」


 【安価下1】
 ファッションチェーンジ!!
 1 はためくマントはロマン…ブラックに決めるぜ
 2 包帯ぐるぐるの上から、わざと包帯が見えやすい少しラフめのものを羽織るスタイル
 3 赤と黒は厨二心をくすぐるんだぜ! バシっと決めるぜ


*「まいどー」

アーケノ(完璧だな…)

指輪『趣味悪…』

アーケノ(包帯の露出は減るけど…こういうのもなかなか…)

アーケノ(よし…これで見た目はどうにかなったし…)

アーケノ「…」

アーケノ(…どうすっかな)


 【安価下1】
 1 王都を目指してすぐに発つか
 2 指輪をどうにか…って、どうすればいいんだろ?
 3 まだちょっと金が余ってる…
   A 杖がけっこう傷んでるし、新調しようかな
   B うまいもん食おう
   C 一泊くらいは、できる…な、うん。休んでこう


アーケノ「――メシ…」ジュルッ

指輪『…』

*「どうぞ」

 コトッ

アーケノ(きたぁっ…! まともな、メシ…!)

アーケノ(これこれ…この、分厚い、臭みがあんまりない、食用の肉…!!)

アーケノ(これを、思いっきり、頬張る…!)

 ガブッ

アーケノ「~~っ…」プルプル

アーケノ「うっめえ…」


 【直下 コンマ判定】(ペド野郎以外はほんとにええ騎士なんやで:+2)
 1~5 満喫したよ
 6~9 奇遇だな、って…ん?


 ガツガツ
 ムシャムシャ…

 ゴックンッ

アーケノ「ふぅぅーっ…」

アーケノ「食った食った…」

指輪『…ケーキ食いてえ…』

アーケノ「あ?」

指輪『…』

アーケノ(食うだけ食ったし…行くか)ガタッ

アーケノ「ここに勘定は置くぞ」チャリンッ

アーケノ(そして、クールに去る…)

 カランッ…

アーケノ(決まった…)


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「さてさて」

王子「ざっくりと前回までのあらすじ!!」

王子「宝の地図は現状スルー」

王子「以上!!!」

王子「………どっかでこれも拾えたらいいけど、どうなることやら」

王子「謎の指輪しか、今のところは仲間っぽいのがいないわけだけど、まあがんばろう」

王子「まださっぱり登場できてない主人公勢は、もうほぼほぼ彫像状態…かな?」

王子「さっさと展開を先に進めたいね!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 王都まではもう少し? 川沿いの宿場町へ到着
 4~6 王都は目と鼻の先! 水の都でござんすー
 7~9 王都へ着いたぞ!! やったね!!


 ――暗夜王国・水の都――

 ワイワイ

アーケノ「おお…」

指輪『…』

アーケノ(すっげえ人の数だな…。街の中まで水路もあるし…)

アーケノ(海が丸見えだし…反対側を見れば……あれが王都デーモン…)

アーケノ「…」

指輪『おい、俺のことどうにかしろよ?』

アーケノ(けど、この指輪、先にどうにかしてえな…)

アーケノ(うざいし…勝手にキレると勝手にぷるぷる震えるし…)

アーケノ(…王都はもう見えてるし、ここらでこの指輪をどっかに捨てたい…)


 【安価下1】
 1 ともあれ、ちょっと散策してみますか
 2 なんかこう…道具屋みたいなとこに行くとか? いや、ただの道具屋じゃダメそうだし…
 3 いっそ、たたき壊すなり何なりして…破壊しちゃえば…?


アーケノ「…」チラッ

指輪『おい、聞いてんのかよ?』

アーケノ(…壊すにしろ、ちょっとやそっとの衝撃じゃな…)

アーケノ(金槌とかがあれば…ちょっと探してみるか)

 スタスタ

アーケノ(金槌…もしくはこう、頑丈な挟むヤツとかで粉砕みたいなこととか…)

アーケノ(そういうのがあればな…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 水の都は地味に大事件ばかり起きてるよね…最近、1日に1度は魔物の襲撃があるそうで…
 4~6 怪しいお店を見つけた
 7~9 手頃なサイズの金槌を見つけた…ごくり


王子「いきなりですか…」

王子「何でこう…こう、こう…」

王子「あーもー、やだねえ…また、水の都が大変でござんすよ…」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 順序が色々と狂ってしまった…まあいいや、もう
 奇数 さてさて、水の都防衛戦が始まるようです。相手は誰かな?
    1 闇
    3・5 魔族
    7・9 ガマーベ
 ※0は偶数扱いなんやで~


アーケノ(…よし、この拾った金槌で)ギュッ

指輪『何すんだよ、それで』

アーケノ「……覚悟!」バッ

指輪『!』

 ガンッ…

指輪『…』

アーケノ「…もう、一丁!」

 ガンッ…

アーケノ「…まだまだ!」

 ガツンッ

アーケノ「痛っ…………てぇぇ~……………………」プルプル

指輪『バカだな、お前』

アーケノ「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ…クッソ、壊れる気配もねえし…」

<カンカンカンカン

アーケノ「っ…? 何だ、この音…? 鐘…?」

<市民は騎士の誘導に従って避難を! 荷物なんか持つな!!

<急いで避難しろ! ガマーベ王国がとうとう、攻めてきたぞ!

アーケノ「!」

指輪『戦争か? 好きだな…』


 【安価下1】
 1 避難? バカ言うな、逃げるなんてかっこ悪い!
 2 ばったばったと敵を薙ぎ払う俺…ふふふ、飽き飽きとした妄想がとうとう実現される時がきた!!
 3 戦争とかで、もし、色々とアレになったら騎士団本部に行けても門前払いとか食らうんじゃ…? 急いで騎士団本部行かなきゃ


アーケノ「こうしちゃいられないな…。騎士団本部ってのに早く行かないと!」

 タタタッ

指輪『騎士団本部?』

アーケノ「黙ってろ指輪!」

 タタタッ

アーケノ(けど、見えるってだけでけっこうな距離がありそうなんだよな…)

アーケノ(いやでも、早く行っておかないとダメな気もするし…)

アーケノ(戦争なんか勝手にやってろっての…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔導砲…
 4~6 騎士に避難しろって…あれ? おい、おい!
 7~9 門が閉ざされてて出られない…だと?


 カッ…

アーケノ「?」クルッ

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

アーケノ「うおおおっ…!?」

 ドサァッ
 ゴロゴロゴロッ…

アーケノ「痛って…何だ、今の…?」

指輪『何だっけ…何か、魔法ぶっ放す道具』

アーケノ「知ってんのか?」

指輪『けど、射程長過ぎだな…。見ろよ』

アーケノ「見ろって…?」クルッ

アーケノ「っ…!?」

指輪『街ごと薙ぎ払われて、撃ってきた船まで海の上で転覆してる』

指輪『軍艦が…けっこう数あるし、まだ2、3発は撃ってくるのかもな』

アーケノ「……どんな、威力…」

指輪『多分、ここらは威力がかなり弱まってるとこだな。港の方は丸ごと更地になって、海水流れ込んでるし』

アーケノ「っ…」ブルッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 2発目…
 4~6 ガマーベ軍ががんがん上陸してきてる…
 7~9 魔導砲の初撃を生き延びた騎士が動き出してるね


 カッ

アーケノ「!?」

 ブォォッ…
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

アーケノ「うおおおおっ…!?」

 ドサァァッ
 ゴロゴロゴロッ…

アーケノ「痛っ…」

指輪『また転覆…軍艦の数だけぶっ放してきたり、しねえよな…?』

アーケノ「え?」

指輪『だったら、ちょっと放置できねえぞ…』

アーケノ「…」

指輪『……まあ、俺は大丈夫だろうけどこれでお前がおっ死んで海の底にでも投げ出されたら最悪だな…』

アーケノ「…」

指輪『どうすんだよ?』


 【安価下1】
 1 逃げよう。避難が云々言ってたし、どっかに隠れられる場所あるんじゃね?
 2 やられる前にやる!!
 3 どうしよ?

1

連取だね


アーケノ「…やられる前にやる」

指輪『…ふうん』

アーケノ「騎士団本部なんか後回しだ…この国がどうにかなったら、その方がヤバい」

指輪『まあ、死ぬなよ』

アーケノ「誰が」

アーケノ(じょじょにあの艦隊もこっちに近づいてる…)

アーケノ(上陸してくるんなら、そこを叩いてやれば…!)ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 2発の魔導砲によって、水の都に配置されてた騎士の大多数はお亡くなりに…
 4~6 銃とかを装備しちゃってて、ガマーベ軍が強い…
 7~9 数では負けても暗夜王国の騎士はひとりずつの実力が高いから、他国とも渡り合えちゃうらしいです
  0  指輪…

指輪壊れんなよ


 タタタッ

アーケノ(っ…もう、戦いが始まってる?)

 ギィィンッ
 ズバァァァッ

 ザシュゥゥゥッ
 パァァァァンッ

<敵は銃を装備している! 数発なら盾で耐えられるぞ!

<時代遅れの暗夜王国に、我らが技術力を見せつけてやるのだァ!!

アーケノ(混戦――これなら、あのとんでもない攻撃も飛んで来ないのか?)

アーケノ(だけど…ど、どっから手えつけりゃいいんだ…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 考えてる間に巻き込まれてった…
 4~6 指輪の助言
 7~9 暗夜王国騎士団つえー…って

新スレあらすじにハブられたアーケノに幸あれ


王子「ハブじゃないよ」

王子「………ハブじゃ、なくて…うん、ナチュラルに忘れただけだよ」

王子「そういうわけで、新スレいっときましょうか」

王子「こちらです」

 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?15スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444817194/)

王子「残りは、いつものQ&Aコーナーです」

王子「アシさんは質問と一緒に、下記の中から選択してね」


 マリリー ヒヒイロ スピカ ザニア エル トレバー ミーシャ リナ ドラシロ ゼドファ クレインセクト


クレインセクト

最近自由安価がないのは何で?

アーケノの現在の戦闘力と、これから延びるかを教えてリナ

クレイン、アシとかできるの…!?

アーケノは仲間が出来れば伸びるタイプの子だと思うが、これからも仲間チャンスあるよね?

>>1はアーケノが嫌いなのか?

厨二病という設定も現状アーケノをコケにするためのものでしかないし
突き抜けた厨二病ならまだ笑えたけど、どこか中途半端で見ていて気持ちのいいもんじゃない

アーケノは半魔族のくせになんか弱すぎやしないかね?そんな印象

ゲスに繋がりそうな安価を禁止したのは何で?
ゲスプレーさせなきゃ問題ないでしょ

アーケノの親父は強姦魔だったんですか?
それとも正体隠してギシアンしてアーケノ製造したんですか?

指輪がヨダカだと仮定して、シャニの呪いはどうなってる?現時点で明かせないなら大丈夫です


王子「皆の王子様と!!」

クレイン「ブラックサタンが最期の当主、クレインセクトの」

王子・クレイン「「Q&Aコーナー」」

王子「まさかのアシですよ」

クレイン「まさかとはどういった理由で?」

王子「腹黒丁寧語鬼畜野郎が出てきたってことだよ」

クレイン「…」

 >>973

クレイン「早速ですが、最近、自由安価がないのは何故だ、という質問が届いています」

王子「だって、何か一時期…ちょっと採用しがたいなー…っていうのが多かったから、自衛策として」

クレイン「具体的には?」

王子「やたらとエロとかグロとか鬼畜な展開に持ち込みたがるよな?」

クレイン「…ダメではなかったはずですが」

王子「ダメ…とは言わないけど、限度というか、こう…瀕発するとインパクトが薄れるでしょ?」

王子「だからねー、あんまりねー…」

 >>974

クレイン「アーケノの戦闘能力と、これからの伸びしろについて教えてほしいとのことですが」

王子「俺もリナが良かったよぉぉぉ…」

クレイン「…フリップが、こちらですね」パタンッ

 戦闘能力
 SS 王子
 S ベテルギウス ララ イスティハイネ オシリス
 A ヒヒイロ スバル セーブル ●エル アルクトス レイド アテム クレインセクト(New)
 B+ ●モニカ サリー ●シリウス デネブ ●スピカ ピース ●ヨダカ シャニ パルミラ ゼノビア
    ●ジェシカ ●インガ レギオン ●ライド ゼドファ ヴォルド その他ブラックサタン(New)
 B ザニア アルエレナ(↑) デネブ サファイア ●ジュダル(↑) ドラシロ(↑) ●アーケノ(New)
 C ハレー ラジエ リナ
 D トレバー ミーシャ
 E ー

王子「うーん…まあ、こんな具合?」

クレイン「それでアーケノの伸びしろについては?」

王子「全然あるよ。て言うか、魔力値が高いのに使いこなせてないってハンデと、武器がね…杖っていう…ちょっと、あれな具合だから」

王子「杖は純粋な魔法使いが使ってこそ…みたいな部分があるからね、いくら殴打用だとしても、だったらもっと別のが良かったよね」

クレイン「武器のせいでスペックを発揮しきれていない…と?」

王子「けっこう、壊れるよーって判定表が出てると思うんだけど、初期装備だから大したものでもないしね」

王子「どっかで武器を新調するとか、別の武器に持ち替えるとかすると、いいんじゃないかな?」

 >>975

王子「心配されてるよ、クレイン」

クレイン「わたしのアシスタントぶりを存分に見てもらえれば、その心配が杞憂だったと分かることでしょう」

王子「…あ、そう?」

クレイン「そして、仲間チャンスについては?」

王子「もちろんあるよ。最終的に、主人公勢が皆、仲間になる…ように舵取りしてくつもりだよ」

王子「それにアーケノはまだ未熟だから、誰かがそばにいて色々と教えてくれたりすると成長ができるんだよ」

王子「…まあ、仲間ができればね…」

クレイン「主人公勢以外の仲間については?」

王子「チャンスがあればぶっ込んでくつもりだよ、こっちとしては」

クレインさん死に際に激昂してはったけど、今のとどっちが本性ですのん?

ハニー王国の王族は絶滅したの?

シリウスがリトさんみたいにパンツになってたりしない?

ブラックサタンの皆さんは仲良かったんすか?パラン君はちょっとアレだったけど

アーケノでキャラメイク打ち止め?

インガのリナ ジュダルのドラシロみたいな新キャラは出ませんか?

新キャラのヒロインほしいっす

指輪は絶対に破壊されたりはしないのですか?

アーケノがやられたら指輪はまたその辺に放り出されるわけですが
それなのにボケーッと戦争眺めてるとか馬鹿なんですか?

今回の>>1000は叶うの? 些細な内容でなくとも叶うの?


 >>978-979

クレイン「アーケノの厨二設定をコケにしているのではないか、と」

王子「………だって、よく分からないんだもん…厨二…」

クレイン「…」

王子「ほら…けっこう、キャラメークから渋ってたじゃない…? ね…? だから、それを免罪符に――」

クレイン「はっ」

王子「!? 何、何その、はっ…て笑い!?」

クレイン「いえ、別に…。コケにしているわけではない、と。ではコケにされるべきは書いてる人ということになりますね」

王子「そう、そうだよ! そういうことだよ!!」

クレイン「…ほぼほぼ分身みたいな立ち位置のあなたが言うとは…ふっ」

王子「…それより、ナイリィちゃんの見た目とおっぱいだそうで。クレインセクトはどんなおっぱいが好み?」

クレイン「わたしは女性を容姿で決めるようなことはありませんので」

王子「じゃあゾンビみたいのでもいいの?」

クレイン「………今はナイリィという女性についてでは?」

王子「露骨に逃げたね。…ええっと、そうね…。けっこうスレンダーボディーの理系な人かな? 赤いフレームの眼鏡とかかけちゃったり?」

王子「白衣が似合う系、みたいな? 髪型は…肩くらいで切りそろえたショートか、もしくは長いのをまとめてるかだね、うん」

王子「好きに脳内補完してもらえればおkです。おっぱいは…ビミョー…。ネタにするほど小さくも大きくもない…みたいな?」

 >>978

クレイン「アーケノが設定よりも弱すぎるのではないか、という印象を抱いているようですが」

王子「んー…まあ、まだ未熟だし…ってのも大きいかな」

王子「さっきも触れた部分だけど、スペックを発揮できてないし…あとは、敵がやたら強いの多い」

王子「あとソロプレーだから、余計に苦戦が目立ってる。そういうのが理由かな?」

クレイン「一人旅もいいが、デメリットは多いようですね」

 >>979

クレイン「ゲスプレーについてですが」

王子「…んー…これは、>>982でも触れたところだけど、させなきゃいい…って言われても、何か、斜め上すぎるのが多くて…」

王子「ちょっと…かなり、そういう安価出されちゃうと困っちゃうのよね」

クレイン「それを捌くのが安価スレの醍醐味では?」

王子「そうなんだけどー……そう、なんだけどー…。耳が痛い…。ごめんなさいです…」

 >>980

クレイン「アーケノの父親についての疑問だそうです。強姦魔だったのか、正体を隠していたのか…と」

王子「どうなんでしょうね。ちゃんと決まってないところだけど、産まれてから虐待…ってことは、産まれるまで分からなかったんじゃない?」

王子「てことは、正体を隠してて…っていう線があるし」

クレイン「今後次第、といったところですか」

王子「そうなるよねー」

 >>981

クレイン「指輪がヨダカだと仮定し、シャニの呪いが現状どうなっているのか…という疑問だそうです」

王子「んー…ヨダカとシャニの呪いは、生命の危機に陥らない限りは反応しないからね」

王子「もしも、指輪がヨダカだったとしてそれが、死に直結してるかっていうとそうでもないから、案外、平然としてるんじゃないかな?」

王子「もっとも、指輪=ヨダカとは限らないけどね!!」

クレイン「…いや、限りなく――」

王子「さて、指輪はヨダカなのか…指輪の正体が気になりますね!!」

もう話をまとめる時期だから暗夜王国壊滅とかデカい事件は起きないの?

話まとめる時期とかは>>1が決めることであってこっちが言うことじゃないだろ…

>>1000ならルビーが姉御的な強い女になってアーケノの仲間に

>>1000ならアーケノは指輪を『パタリロ』と名付ける

元の名前が何だろうと、アーケノやその周囲の人たちからは『パタリロ』と呼ばれ続けるってことで

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom