お嬢様「どいひ~!」(60)

お嬢様「ねぇねぇ!執事~結婚しようよ~!」

執事「どうでもいいから部屋戻って勉強してもらえませんかね」

お嬢様「い・や!」

執事「いやじゃなくて早く部屋戻れ」

お嬢様「も~執事ったらじらしちゃってぇ~!」

執事「・・・」

お嬢様「でもそんな執事が、す・き・な・ん・だ・ぞ!」

執事「・・・うっざ」

お嬢様「あ、照れてるぅ~!」

執事「・・・」

お嬢様「そんな照れた執事もかわいいぞぉ~」

執事「・・・」

お嬢様「ねぇほらぁ~!ブチュッと軽くチュゥ~ってしてきてもいいんだよ?」

執事「・・・」

お嬢様「ちょっと!聞いてるの!?」

執事「・・・あ、もしもし、執事長今大丈夫で・・・はい・・・はい」

お嬢様「あ!私には伝声管使うなって言ってるくせに!自分は使ってる!」

執事「いや、ですが・・・まあそうなります・・・はい・・・はい」

お嬢様「・・・どぅひゃっへへへぇ~!この隙に執事の下衣を下してしまいますかねぇ~!」

執事「・・・はい・・・わかりました・・・失礼します」

お嬢様「この帯革をまず取りましてぇ~」

執事「おい」

お嬢様「あ!私に声かけてくれてるの!?」

執事「マジで部屋から出ろ」

お嬢様「やだも~ん」

執事「部屋から出ろ」

お嬢様「や、やだも~ん」

執事「・・・」

お嬢様「ま、まぁ・・・どうしてもって言うなら私にちゅうかキスか接吻かなにかしてくれれば考えてあげてもいいけどね!」

執事「3度目だ・・・出ろ」

お嬢様「そ、そんな怖い顔しなくっても・・・」

執事「・・・」

お嬢様「もっと優しく言ってくれれば・・・私だって」

執事「・・・はぁ」

お嬢様「そんなため息つかなくったっていいじゃない」

執事「・・・お嬢様、大変申し訳ありませんが部屋から出てけ」

お嬢様「・・・やだ」

執事「・・・退室していただけないでしょうか?」

お嬢様「はぁ・・・わかったわよ」

執事「申し訳ありません」













お嬢様「なんてwwww!やだぴょ~んwww!!!」

執事「」

お嬢様「痛ぁ~い~・・・タンコブ出来ちゃってるじゃない」

お嬢様「これはもう責任とって結婚してもらうしかないわね!!!」

お嬢様「責任♪責任♪責にんにん♪」

メイド長「お嬢ちゃん、どこに行っていたの?」ヌッ

お嬢様「」

メイド長「お嬢ちゃん?」

お嬢様「さ、さぁ~てぇ~♪きょ~は~もう~お休みしようかしらぁ~♪」

メイド長「今の時間は作法の御指導を受けている時間ですよ?」

お嬢様「そんなのは~知らない~♪」

メイド長「・・・」

お嬢様「さ!床に入りますかね!!!」ダッ

メイド長「逃がすと思うたかこの小娘!」ガシッ

お嬢様「い、いやぁー!離して妖怪三本足!!!」

メイド長「誰が妖怪じゃ!まったく毎回毎回面倒ったらありゃしないよ!」

お嬢様「やめてー!引きずらないでぇ!服が汚れるー!!!」ズルズル

メイド長「あんたこの前庭先で泥団子作ってたじゃないか!今更このくらいの汚れでガタガタ言うんじゃないよ!!!」

お嬢様「いやだー!固いベッドの上で寝るんだい!!!」ズルズル

メイド長「いいからとっとと来な!」

お嬢様「いやぁーーー!!!」

料理長「で、結局どうしたんだ?」

執事「頭に踵落としして部屋から投げ出しました」

料理長「お前マジかよ・・・」

執事「いや、自分悪くないですよね?これ」

料理長「公爵家の娘っ子に踵落としってお前、メイド長だってやらないぞ」

執事「今日その娘っ子はメイド長に引きずられてましたけどね」

料理長「・・・」

執事「助けを求められましたけど床に唾吐いてやりましたよ」

料理長「なあ、お前どうすんだよ?」

執事「どうと言われましても」

料理長「はぁ・・・」

執事「それより今日はあのクソ馬鹿メイドは居ないみたいですね」

料理長「あぁ、みたいだな」

執事「はぁ・・・良かった」

メイド「な~にが良かったよ!」

執事「・・・あ、いらっしゃったんですか」

メイド「いらっしゃったじゃないわよ!誰がクソ馬鹿よ!誰が!」

執事「いえ、そんな事口にしていませんけど」

メイド「聞こえてんのよ!こっちは!!!」

執事「・・・うっせぇな」

メイド「あ!また言った!先輩を敬えこの低能!!!」

執事「低能で構いませんので早く仕事に戻ってください」

メイド「なんでアンタに指図されなくちゃいけないのよ!」

執事「だって自分執事ですから」

メイド「それに聞いたわよ!またお嬢様を無碍に扱ったらしいじゃない!!!」

執事「仕事戻れ」

メイド「私がいつもどれだけお嬢様の愚痴聞いてるのかわかってるの!!?!?」

執事「仕事」

料理長「もう騒ぐなよ」

メイド「なによ料理長まで!!!」

執事「お前がうっせぇからだ」

メイド「言わせておけば!」

イド「だいたい私の方が年上だし!年季も長いのよ!!!」

料理長「・・・」

執事「・・・ちなみにいくつだと思ってるんですか?」

メイド「そ、そうね~・・・初等学校は出てないと雇ってくれないから」

料理長「こいつお前の経歴知らないのか?」ボソボソ

執事「別に言いふらす事でもないので」

メイド「そうね・・・19歳!」

執事「残念ですがその5つ上です」

メイド「え!うそ・・・年上」

料理長(それでも24で執事って大分おかしいけどな)

メイド「で、でも私の方が学歴は上に決まってる!!!」

執事「確か王立中等学校を休学してるんですよね?」

メイド「な、何で知ってんのよ!」

執事「そして5年前の16歳の時に休学と同時にこの屋敷に入った」

メイド「だから何よ!絶対私の方が頭いいもん!!!」

執事「はぁ・・・これだから学歴しか見ない馬鹿は」

メイド「今なんつったこのひょろひょろ!」

料理長「ちなみに執事は卒業に6年かかる軍学校を18歳で入学して20歳で卒業してる」

メイド「・・・へ?」

料理長「その後すぐに執事学校に入学して3カ月で卒業。簡単に言えば高等学校卒で専門教育を2回も受けてるってことだ」

執事「それで学歴がなんでしたっけ?」

メイド「な、なんでここにいるのよ!!!そんなやつ!!」

執事「いつの時代も優秀な者は引く手数多ですから」

料理長「軍学校なんか出れば普通は軍属になってそのまま高級士官になるもんだけどな」

執事「あの歳で入隊してもしばらくは下士官扱いですからね。ま、その方が下の立場もわかってるもんだから結構楽に昇任するんですけどね」

料理長「そればっかりじゃないけどなこいつの場合」

執事「・・・で、他になにか?」

メイド「む、ムキ―――!!!」

執事「はい、バナナどうぞ」

メイド「あ、どうも・・・」

料理長「・・・」

メイド「って!猿じゃないわよ!!!つまんないのよ!!!」

執事「いいから仕事に戻れ」

料理人「あの、料理できてるんで味見してほしいんですが」

執事「あ、これは失礼・・・では」

料理長「そういうのは割ってでも渡すんだよ!」

料理人「す、すいません」

メイド「・・・なんでこんなやつが」

料理長「ん~・・・俺はいいと思うぞ」

執事「はい、今日も大変おいしいです!さ、早く持っててください」

メイド「あぁっ!?私!?!??」

執事「いいから行け」

メイド「なんで私が」ブツブツ

料理長「・・・なぁ、なんでメイドの履歴知ってるんだ?」

執事「すべての使用人を把握しませんといけませんからね」

料理長「あ、そう」

執事「ところでさっきの夕食の献立ですが明日は---」

執事「・・・」

バーーーーーン!!!

お嬢様「執事おっはよ~~~~~!!!」

執事「・・・」

お嬢様「きゃーーー!こんなに華麗に無視されるなんてもう結婚して!!!」

執事「・・・」

お嬢様「今日もいつも通り4時に学校が終わるからね!」

執事「・・・」

お嬢様「それでねそれでね!帰ってきたら思いっきりレロッていいからね!!!レロッて!」

執事「・・・」

お嬢様「-----そしたらメイドがね!」

執事「・・・」

お嬢様「そろそろ二人は結婚しちゃった方がいいって言ってきてね!!!」

執事(屋敷に戻ったらアホみたいな量の仕事押しつけてやる)

お嬢様「そんなわけでここペロペロしてもいいんだよ?」

執事「着きました」

お嬢様「チェ~~~ッ!今日は行ってきますの愛撫は無しかぁ~~」

執事(いつもしてねえだろ)

女「おはようございますお嬢様!」

お嬢様「おはよう、女さん」

女「今日は御者の人馬車から降りてこないね」

お嬢様「降りる必要がないですから」

女「でもすっごくかっこいい人だよね!」

お嬢様「・・・」

女「なんかこう!知性と品格持ってますよ?って感じがムンムンするもん」

お嬢様「・・・」

女「今度紹介してよ!」

お嬢様「ダメです」

女「なんで?いいじゃん別に」

お嬢様「あの男は婦女子の生き血と涙を食い物とする穀潰しだからです」

女「え!そうなの!?」

お嬢様「本当です・・・昨夜だって私は、私は」グスッ

女「え!ちょっ!それ本当なの!??!」

お嬢様「・・・」コクン

女「最低のドクズじゃん!私がお嬢様のお父さん言ってあげるよ!!!」

お嬢様「や、やめて・・・そんなことしたら私!」

女「・・・お嬢様」

女「ねえ・・・なにか力になれない?」

お嬢様「・・・」

女「そ、そうだ!今日は家に泊まりなよ!!!それから考えればいいじゃん!!!!」

お嬢様「でも・・・」

女「大丈夫だよ!知っての通りお嬢様の家ほどじゃないけど私の家も広いから!!!」

お嬢様「違うの!そんなことしたら・・・」

女「そ、そんなことしたら?」

お嬢様「メイドが・・・」

女「・・・う、うそ」

お嬢様(・・・おもしろいからボロクソに言ってみたけど大丈夫だよね?)

女「・・・」

お嬢様(はぁ・・・はやく終わんないかな学校)

女「・・・決めた」

お嬢様「へ?」

女「放課後あいつの顔面ぶん殴ってやる!!!」

お嬢様「そ、そんなことしたら!」

女「いいの、わかってる・・・私がお嬢様を守るから」

お嬢様(いや、たぶんわかってないし女さんに言われてもそんなには嬉しくない)

女「せめて思いっきり蹴り上げてやる!!!」

お嬢様(ファァァァァァーーーーwwww!!!こりゃ言いすぎましたねwwwwww!)

女「金玉さえ潰せばなんとか」ブツブツ

執事「で、なんであの御学友は自分を殴りかかったんですかね」

お嬢様「でもすっごいよね!執事ったら全部よけちゃうんだもん!!!」

執事「おもっくそ股間狙って蹴り上げてきたんだが」

お嬢様「当たってたら私が診てあげたのに!あ、そしたらもっと腫れちゃうか!!!」

執事「馬車に乗ったら唾吐き捨ててましたけど」

お嬢様「執事も唾吐くの?そしたら口で受け止めてあげるね!!!」

執事「・・・」

お嬢様「あ、もしかして下の口で受け止めてほしい?それならこっちも違う唾がいいな!!!」

執事「・・・」

お嬢様「でも待って!確かあの日から数えて・・・・・・下の口プレイは5日後にしない!!?」

執事「・・・」

お嬢様「あ!とまって!あの橋のところに行って!!!!」

執事「・・・」

お嬢様「なんで行ってくれないの!!あそこは人通りが少ないから馬車の中でレロれるのに!!!!」

執事「・・・」

お嬢様「あ、お帰りの愛撫がまだだ!!!さあっ!ほらガバットいっちゃってください!!!!」

執事「・・・」

お嬢様「もしかしてやっぱり初めては柔らかいベッドの上がいい!!?」

執事「・・・」

お嬢様「大丈夫よ!まかせてくれればヘローからグッナイッまで全部やったげる!!!!」

執事「着くぞ」

お嬢様「もう!初心で恥ずかしがり屋のシャイボーイなんだから!!!今夜楽しみに待ってなさい!!!!」

執事「・・・うぜぇ」

メイド長「こらそこの執事」

執事「どうされましたか?ミセス」

メイド長「小娘を見てないかい?」

執事「見てまいせんけど・・・もしかしてまたですか?」

メイド長「まったく、何でか知らないけど変な気が効いて捕まえるのも一苦労だよ」

執事「申し訳ありません」

メイド長「わかってるならさっさとどうにかしな」

執事「・・・」

メイド長「男は自分の勝手でけじめをつけるがそれに付き合う女を考えもしない」

執事「・・・」

メイド長「・・・ま、アンタもアンタで考えてるだろうから口は出さないけど小言だけは聞いてもらうよ」

執事「はい」

執事「----ふぅ」

料理長「お疲れさん」

執事「あ、料理長」

料理長「で、こんな時間まで仕事かよ」

執事「いえ、もう終わったのでシャワーを浴びてただけです」

料理長「それにしたってさっきまで仕事してたわけだろ?なにしてたんだよ」

執事「ちょっと銀食器を数えてました」

料理長「あぁ、執事長も昔やってたらしいな・・・それより大丈夫かよ?」

執事「体力には自信がありますから」

料理長「・・・大変だな、執事なのに部屋が浴室なしだと」

執事「ま、覚悟していましたから」

料理人「そんじゃまた明日な」

執事「えぇ、おやすみなさい」

執事「はぁ・・・」ボスッ

「きゃっ」

執事「・・・」

執事「なんで他人のベッドの中にいるんだよ」

お嬢様「なに言ってるの?ここは私のベッドよ」

執事「・・・」

お嬢様「だって結婚したらあなたは私のものになるでしょ?そう考えればここは私のベッドともいえるわよね!」

執事「大声出さずにさっさと私室に戻れ」

お嬢様「いや」

執事「・・・」

お嬢様「ほら、我慢しないでさっきみたいに私に覆いかぶさってきなさい」

執事「いるとは思わなかったんだよ」

お嬢様「私を寝具にしようってハラでしょうけど寝心地も試さないのかしら?」

執事「・・・」

お嬢様「ま、あなたごときが私を組み伏せられるかしらね」

執事「・・・」

お嬢様「もう寝っ転がってるから全裸になって私のこと弄ってくれるだけでいいんだけどね!!!」

執事「帰れ」

お嬢様「やだ」

執事「やだじゃない、こんなところ誰かに見られたら」

お嬢様「だってあの部屋ベッドが柔らかすぎて腰が痛くなるのよ」

執事「・・・」

お嬢様「あ!腰が痛くなるのはこっちも同じか!!!」

執事「・・・うるさい」

お嬢様「・・・キスしてくれれば帰る」

執事「しねえよ」

お嬢様「したいくせに」

執事「今は執事とその雇い主の娘だそんな気は起きない」

お嬢様「わかったわよこの童貞野郎!どうせ逸物に自信がないからそんなことばっか言うんでしょ!!?!」

執事「声でかい」

お嬢様「きぃーーーー!!別に一人でマス掻くのも私がするのも変わんないじゃん!!!」

執事(変わるだろ)

お嬢様「もう怒ったもんね!!このベッド愛液でベチャグチャにしてやる!!!!」

執事「・・・」

お嬢様「・・・」スッ

執事「マジでやめろ」

お嬢様「止められるもんなら止めてみなさい!!」ゴソゴソ

執事「・・・そんなことしてるのを見られたら自分はクビになる」

お嬢様「・・・」

執事「だから帰ってくれ」

お嬢様「・・・」

執事「頼む」

お嬢様「・・・ばか」

お嬢様「今日も元気におっはよ~~!!!」

執事「早く馬車乗れ」

お嬢様「えぇ~どうしよっかなぁ~~~」

執事「・・・」

お嬢様「まぁ、どうしてもって言うんだったらこっちも考えてげてもいわよぅ?」

執事「・・・」

お嬢様「そんなに物欲しそうな顔をしてもだめよ?ボーイ」

執事「・・・」

お嬢様「わかる?女をものにしたいときはこう言うのよ」

執事「・・・」

お嬢様「お前の穴で俺の棒をドッキン!ドッキン!させてくれってな」

執事「いいから乗れ」

執事「着いたぞ」

お嬢様「まだおしゃべり続けた~~い~~~!」

執事「・・・」

ドンドンドン!!!!

お嬢様「だ、誰かしら?」

執事「昨日の御学友ですよ」

「こら!早く開けなさいよ!この下衆野郎!!!」

執事「外から開けれるわけないでしょう」

「つべこべ言わずに開けろ!!!」

お嬢様「お、女さん!今開けます!」

執事「・・・」

女「お嬢様!大丈夫ですか!!?!どこか痛いところはありますか!??!!」

執事「・・・」

お嬢様「え、えぇ大丈夫よ」

執事「では、私はこれで失礼します」

女「二度と来るな!このクサレ外道!!!!」

お嬢様「ちょ、女さん!!!」

執事「・・・本日の迎えは別の者を用意します」

お嬢様「え・・・」

執事「では」

お嬢様「そ、そんな・・・」

執事「あ、料理長」

料理長「お、どうした?昼飯ならまだだけど」

執事「それなら自分の分はなにか軽く食べれるものにしてください」

料理長「サンドイッチとかか?」

執事「はい、それでお願いします」

料理長「ところでなんか用でもあんのか?」

執事「裏先でちょっと」

料理長「ほ~ん・・・ま、なんかあったら言ってくれ」

執事「言いそびれましたけど給仕見習いの者を前に出そうと思うのですが」

料理長「あぁ、あの小僧か・・・いいんじゃなか?」

執事「ありがとうございます」

執事「最後にもう1つ」

料理長「なんだ?」

執事「この屋敷でお嬢様の送迎ができるのは誰ですか?」

料理長「そんなの聞いてどうすんだ?」

執事「帰りの送迎を頼もうかと」

料理長「なるほどね・・・執事長は当然としてあとは誰ができたっけな?」

執事「・・・」

料理長「昔はメイド長も男装をしてやってたなんて聞いたな」

執事「流石にもうミセスにやらせるわけにはいきませんね」

執事「もう他にはいませんか?」

料理長「あ!あいつも確かできるな」

執事「誰ですか?」

料理長「庭師のやつだよ」

執事「・・・庭師ですか」

料理長「そうそう!なんでかやったことがあるなんて言ってたな」

執事(でも・・・いや、決めつけはよくないか)

料理長「頼むんだったら俺が行ってこようか?」

執事「では、お願いします」

メイド「あ、こんなところにって・・・うわっ!なにその物騒なの」

執事「なにって猟銃ですけど」

メイド「そんなの見りゃわかるわよ!なんでそんな抱えるほど持ってるのか聞いてるのよ」

執事「若旦那様が帰ってこられたらイの一番で鹿狩りをしたいと先程連絡があったんで」

メイド「え!若旦那様って坊ちゃまのことでしょ!!??!」

執事「ま、自分は会ったことないんですけどね」

メイド「んなことどうでもいいわ!」

執事「・・・じゃあ自分裏の方で試射してるんで」

メイド「思いっきりおめかししなくちゃ!!!!!」

執事「・・・」

メイド「おめかしおめかし~~~♪イェャッ♪!!!」

執事長「今までどこに行ってたんですか!!!」

執事「申し訳ありません」

執事長「全く、呼ばれたらすぐに足を運びなさいと一番最初に伝えたはずです」

執事「はい」

執事長「メイドにはだいぶ前に呼んで来るように伝えました」

執事(あの無能)

執事長「まあ今はそんなことよりもっと大事なことを話します」

執事「もしかしなくても銀食器のことですよね」

執事長「・・・まさかもう犯人までわかっているのですか!?!」

執事「いえ、確証がないので」

執事長「確証があろうとなかろうとそんなことは問題ではありません!」

執事「・・・」

執事長「言ってみなさい」

執事「庭師です」

執事長「はぁっ!!?!そんな彼は・・・」

執事「ですから確証がないと」

執事長「だって彼は今日限りで退職するんですよ」

執事「・・・は?」

執事長「は?って貴方も聞いてるはずです、彼が本来は執事を通して言うことですが長い間雇っていただいたので執事長にも直接と」

執事「・・・!」ダッ

執事長「あ、待ちなさい執事!」

執事「りょ、料理長」ハァハァ

料理長「どうした?息を切らして珍しいこと」

執事「に、庭師は、どこに」

料理長「どこってお嬢様の迎えに行ってるんじゃないか?」

執事「クソがぁっ!!!」ダッ

料理長「・・・」

料理人「アレ本当に執事さんですか?」

料理長「さ、さあ・・・」

執事「チクショウ」

メイド「あ、なんでアンタこんなところにいんのよ?」

執事「・・・」

メイド「もう4時5分よ?お嬢様の迎えはどうしたのよ」

執事「今から行くんだよ!このボケ!!!」

メイド「ぼ、ボケって・・・ちょ!なに持ってく気よ!」

執事「いいからどけ!!!」ダッ

メイド「ちょっと・・・行っちゃった」

お嬢様「・・・」

お嬢様(はぁ・・・つまらない!)

お嬢様(なによ!本当に来ないとか!何考えてんのよ!!!!)

お嬢様「あの馬鹿執事・・・」

お嬢様(帰ったら思いっきり抱き着いてやる!そしてそのまま擦りつけて・・・)

お嬢様「・・・どぅへひゃへへへ」

庭師「・・・お嬢様?」

お嬢様「は、はい・・・なにか?」

庭師「いえなにもありません」

お嬢様「・・・」

お嬢様「あの、庭師さん?」

庭師「はい」

お嬢様「なんだかいつもと様子がおかしくないですか?」

庭師「なにがでしょうか?」

お嬢様「い、いえ・・・やはりなんでもありません」

庭師「そうですか・・・」

庭師「そろそろです」

お嬢様「え?」

お嬢様(こんなに早く着くわけないのに・・・アレ?)

お嬢様「・・・ねえ?なんでこの橋のところに停めるの?それにそろそろって」

庭師「それはここで荷馬車を交換するからですよ」

お嬢様「は?」

庭師「申し訳ありませんが眠っていただきますよ」ガッ

お嬢様「ちょ!初めての睡姦は執事にとって・・・」ガクッ

庭師「申し訳ないですねえ」

お嬢様 zzz

悪人1「っち・・・おっせぇな」

悪人2「そんなにイライラしても変わんないぜ」

悪人3「・・・」

悪人2「けど、確かにそろそろ約束の時間だぜ」

悪人1「お、来たみたいだ」

庭師「悪いな遅れて」

悪人2「それより後ろのやつは誰だ?」

庭師「誰って、公爵家の女に決まってるじゃないか」

悪人「いや、女じゃなくて男の方」

庭師「はぁ?」

執事「こんばんわ」

庭師「」

「おい起きろ」

その聞きなれたその声は眠りに落ちる前の状況を一瞬で消し去った

「・・・よかった」

しばらく私の姿を舐めるように見て安堵した様子でそう言った

「もう、こんなことはやめよう」

言葉と手どらが速いか、彼はそう言って私の臀部を弄った

思わず嬌声が零れる。本当はこうなることを夢にまで見ていたけれど、夢とは現実は違うようだ。

執事「・・・」

執事「おい」

お嬢様「しかし彼にとってはその夢と現実に落胆しつつも喜びに震える彼女の声は」

執事「おい!」

お嬢様「・・・」

執事「・・・」

お嬢様「・・・zzz」

執事「寝たふりしてんじゃねえ」

お嬢様「ん~・・・だ、ダメよ執事こんなところでzzz//」

執事「・・・」

執事「いい加減にしないと馬から落とすぞ」

お嬢様「んも~!いけずぅ!」

執事「・・・」

お嬢様「それよりそれより!どう?あの寝言風ムレムレ物語!個人的にはもう少し話させてくれないとクライマックスがね~」

執事「・・・」

お嬢様「って!もうこっちはクライマックスだったりして!!?」

執事「・・・」

お嬢様「ねえドピュった?シコドピュッピュッした?!?!」

執事「・・・」

お嬢様「・・・」

執事「・・・」

お嬢様「来るのが遅いんじゃない?」

執事「・・・」

お嬢様「これはもうアレよね、責任を取ってもらう以外ないわよね」

執事「・・・」

お嬢様「ではさっそく!」バッ

執事「・・・」ガシッ

お嬢様「痛い痛い!!!痛いーーーーー!!!!!」バタバタ

執事「・・・」

お嬢様「ちょっ!アイアンクローって!!!放せ執事この!!」ジタバタ

執事「・・・」スッ

お嬢様「はぁ・・・レディーに手を上げるなんて」

執事「・・・」

お嬢様「・・・これでも結構怖かったのよ?」

執事「悪い」

お嬢様「いつになったら助けに来てくれるのか、もしかしたら来ないんじゃないかとも思ったわ」

執事「・・・」

お嬢様「まwwww!さっきまで寝てたんでwwwwww実はそんなこと微塵も思わなかったんだけどねwwwwwww」

執事「遅れてごめんな」

お嬢様「wwwwwwwww・・・・・・」

執事「ホント、ごめん」

お嬢様「・・・」

執事「・・・」

お嬢様「・・・」ダキッ

執事「・・・」

お嬢様「本当に怖かったんだからね」ギュッ

執事「・・・」ナデナデ

お嬢様「・・・」ギュゥ

執事「・・・」ナデナデ

執事「・・・」ナデナデ

お嬢様「・・・んへ」クンクン

執事「・・・」ナデナデ

お嬢様「んっ・・・//」スーハースーハー

執事「・・・」

お嬢様「・・・んっ!んふぅ~//」コスコス

執事「・・・」

スパーンスパーンスパーンスパーン   スパーンスパーンスパーンスパーン
      スパーンスパーンスパーンスパーン    スパーンスパーン
スパーンスパーンスパーンスパーン  スパーンスパーン    スパーンスパーン

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「あっ!いや!そんなの激しすぎる!!!//」ビクンビクン

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「あぁっ!感じちゃうぅ!!!//」

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「あっ!あっ!お尻叩かれて感じちゃううぅ!//」

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「あああああああ!!!//」

スパーンスパーンスパーンスパーン   スパーンスパーンスパーンスパーン
      スパーンスパーンスパーンスパーン    スパーンスパーン
スパーンスパーンスパーンスパーン  スパーンスパーン    スパーンスパーン

お嬢様「・・・」

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「ねえ?ちょっとくらい加減してくれないかしら?」

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「あっ、ちょっ、いや、そろそろ限界なんですけど!」

執事「・・・」スパーンスパーン

お嬢様「ちょっ!痛い!マジで痛い!痔になっちゃうから!!!ホントマジで!!!」

執事「・・・」スパーンスパーン

執事「・・・」

お嬢様「うぅ・・・傷物にされた・・・みんなに言ってやる」サスサス

執事「・・・」スパーンッ

お嬢様「痛いって!その真顔でお尻力いっぱい叩くの止めてよ!!!」

執事「・・・」

お嬢様「く、癖になったらどうしてくれるのよ//」

執事「・・・」

お嬢様「ま!もう手遅れなんですけどね!!!」

執事「・・・」スパーンッ

お嬢様「あああもう!」

お嬢様「どいひー!」

終わりです

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