【安価】メアリー・コクラン「大事なのは“人脈”だワ」 (47)

梨沙「それってどういう意味なの?」

メアリー「パパが言ってた言葉よ、その人の偉大さを見るにはいい“基準”だって」

桃華「わたくしも聞いたことがありましてよ」

ありす「権力と人脈は大事と、そんな話を聞いた覚えは私もあります」

梨沙「ふーん……でも人脈って、要するに業界との繋がりでしょ? アタシ達は関係ないんじゃない?」

ありす「そうとも限りません、現にトップアイドルと言われている人物が他のアイドルと仲が悪いなんて話は聞きません」

梨沙「そうね、不仲説なんて無縁だわ」

ありす「もちろん、この事務所でも……仲の悪い人なんていませんよね」

桃華「当然ですわ」

ありす「だったら人脈の多さが、アイドルとしてのランクに関わっているといっても」

梨沙「不思議じゃないってワケ?」

メアリー(人脈の意味が変わってる気がするワ)

桃華「アイドルなら、仲の良い人が多い……」

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――チュンチュン

メアリー「……というのが昨日のお話だワ」

ありす「人脈というお話でしたね」

桃華「その話が、この状況とどういう関係がありまして?」

梨沙「ちょっと! 普通にカメラも入ってるけど!? これ番組なの?」

メアリー「素直に気になったのヨ、皆がどれくらい持っているかを」

ありす「持ってる……?」

メアリー「その話をダーリンにしたら一晩で企画を建てて実現してくれたワ」

桃華「仕事が早すぎましてよ……」

メアリー「ここに『勝負』の内容が書かれた紙がたくさん入った箱があるワ」

メアリー「アタシが引いた勝負を『やってくれそう』で、なおかつ『他の二人が呼んだ人に勝てそうな人』を呼ぶ!」

ありす「つまり……自分の人脈を活かす、ですか」

メアリー「例えば50メートル走とかなら、誰を呼ぶ?」

桃華「……悠貴さん?」

ありす「真奈美さん、でしょうか」

梨沙「真尋ね」

メアリー「そんな感じにお願いするワ」



・ルール

安価で指定されたアイドルを三人が呼びます。
実際に勝負で誰が勝つかとかは別に重要な事ではないのですがコンマで決めます。
どの値で誰が勝ちやすい、みたいな幅は申し訳ありませんが独断です。

>>3 勝負種目
※性的なものや、私個人の知識が足りない、描写が極端に困難だと予測されるものは除外させてください。

346プロクイズ

メアリー「なるほど、これは私達に関するクイズだワ!」

桃華「要するに、詳しく知ってそうな人をお呼びできれば勝つ確率は高まりまして?」

梨沙「アタシ達の事を知ってそうな……いや、でも問題の内容にもよるんじゃない?」

ありす「私の場合、そもそも私が答えた方がいい気が……」

メアリー「いいからいいから! 皆が頼るのは自分じゃなくて自分の人脈!」


安価下3でアイドルの名前 誰が誰を呼ぶかは属性にある程度合わせます。

――Prrr

桃華「専門……とは違いますけれど、クイズに応えるために必要なのは知識という点は間違いありませんわ」

桃華「だったら――」

卯月『はいっ! 卯月です!』

桃華「プロジェクトの中の人をお呼びするのが一番ですわ……!」

卯月『え? えっと、桃華ちゃんだよね? 何かあったんですか?』

桃華「卯月さん、少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」

卯月『……?』



――ガチャッ

凛『……もしもし?』

ありす「凛さんですか? 今日は確かお仕事の予定は無かったとメモしていますが、間違ってませんね?」

凛『そうだけど……どうしたの? っていうか、把握してるんだ……』

ありす「把握していた方が何かと便利なので。それで、本題ですが」

ありす「凛さんの所属しているプロジェクトについてお話があります」

凛『私の?』

ありす「はい、実は――」



未央『なるほど! だったら確かに私が適役かもしれないね!』

梨沙「そうでしょ? アタシもそう思うわ!」

未央『それにしても面白そうな企画だねー? プロデューサーも、たまには私達にこんな企画振ってくれてもいいのに』

梨沙「あー……それはアタシに言われても、その、困るんだけど」

未央『ごめんごめん! で、私はどこに向かえばいいのかな?』

梨沙「えーと、さっきまでの場所と移動したからここは――」

*一回戦*

卯月「あれっ?」

桃華「あら……」

凛「ん……」

ありす「まさか」

未央「これはこれはー……まさかの?」

梨沙「ちょっと!? なんでそんなに空気読んだのよあんた達!」

メアリー(最適解があっさり導かれた結果な気がするワ)

桃華「……と、とにかく、一つ目の勝負が始まるのね?」

ありす「差が無さすぎるような……」

卯月「が、頑張ります!」


安価下 コンマ

00~33 桃華・卯月ペア
34~66 ありす・凛ペア
67~99 梨沙・未央ペア

メアリー「これより第一回、346プロダクション……の中のアイドル部署に関するクイズを行うワ!」

未央「いよっ! 待ってました!」

凛「この盛り上がりは何……」

メアリー「スタッフさんの嗅覚って凄まじいと思ったワ」

ありす「観客とかエキストラじゃないんですね」

梨沙「それで、肝心の内容は?」

メアリー「問題は、あるものの“値段”を当てる形式のクイズよ、一番近い数値を出した人の勝ち!」

卯月「値段?」

未央「自販機のドリンクなら分かる!」

桃華「……あちらの方が一歩進んでいまして?」

卯月「ま、まだわかりませんよ?」

凛「確かに未央の方が詳しそうだけど……私も、それなりに関わってるし――」

メアリー「エステルームの利用料金一回、が問題だワ」

卯月「あっ…………」

凛「…………」

未央「ほう」

メアリー「じゃあ、フリップを開けるワ!」

卯月「……一万と五千円くらい」

凛「卯月、それって結構普通の相場だったりしない……? 私は、まぁ……六千円、とか」

桃華(そもそもエステルームなるものが存在しているなど知りませんでしたわ……高級なプロジェクトですの)

ありす(この問題……)

メアリー「じゃあ最後、リサとミオのペアは?」

梨沙「ね、ねぇ、本当に大丈夫なの?!」

未央「大丈夫大丈夫! 私の記憶違いでなければ……きっと! ドンッ!」

メアリー「……ゼロ?」

卯月「へっ!?」

凛「いや、いくらなんでもそれは……」

未央「違う違う! だってあのエステルームって、お金じゃなくてお仕事量のサービス施設だもん!」

桃華「え?」

ありす「…………そうなんです、さっき調べたところ」 ※各事務所の設定により誤差があります

メアリー「お見事! この問題、実は数値を当てるんじゃなくて、小さな数を出せば勝ち!」

未央「Yes!!」

桃華「そんな引っ掛け問題!?」



梨沙 1勝

メアリー「次だけども……」

卯月「~♪」

未央「~♪」

凛「……なんか、いいのかな」

桃華「ちょうどよすぎる面々が揃ってしまったということで、Pちゃまからご通達がありましてよ」

ありす「合流、ですか」

メアリー「ペアみたいな雰囲気になったからって、このまま進めるのはどうかと思うワ……」

梨沙「でもそう言われたなら仕方ないわよ、さっさと次に行くわよ!」


安価下 次の勝負

メアリー「『カバディ』……誰よこれ入れたのワ」

梨沙「名前は聞いたことあるわね」

桃華「雰囲気もだいたい知ってましてよ? ただ、詳しいルールなんかは――」

ありす「調べました」

梨沙「……流石ね」

ありす「ですが、これはどうやら団体・チームの競技のようです」

桃華「チーム戦? そうなんですの? なら、それだけの人数の確保を行わなければ……」

メアリー「そんなの時間がかかって仕方がないワ、という事でもう一枚くじ引きネ」

ありす(ちょっと見てみたかった……)

メアリー「ほいっと……『女子力』?」

桃華「!」

梨沙「それはまた、どうやって判定するのよ!?」

メアリー「……会場の皆さんの得点とか」

ありす「えぇ……」


勝負内容 女子力

安価下3人 アイドルの名前

メアリー「さて……ちょっとルールの付け足しをしたワ! といっても、こっちの話だから問題ないけどネ」

ありす「そのおかげで少し苦労をしましたが……」

桃華「あら、理由を話さなくても助けていただける相手を知っている事も人脈ではなくて?」

梨沙「そうね! それに、勝負をするというのは話していいんだから、あなたなら勝てると伝えればいいのよ!」

メアリー「三人とも、色々あって呼んだ相方を紹介してほしいワ」

梨沙「じゃあアタシからね! 来て!」

美紗希「はぁい、美紗希ですよぉ。今日は何をするか分からないけど、頑張るからぁ☆」

ありす「……さすがの人選ですが、どれだけ観客の好みに当てられるかという点では」

茄子「観客? お客様も居るのですか? なら、頑張らなくちゃいけませんね♪」

桃華「二人とも、勝負内容に捕われすぎてますのよ、一回の衝撃に賭けるのはそう!」

ヘレン「世界レベルであることが最低条件!」

メアリー(……濃いワ!)

美紗希「それでぇ、あたしが二人と何で勝負するんですかぁ? なんだか……内容が心配?」

茄子「跳んだり跳ねたりじゃないなら、なんとかします♪」

ヘレン「何が来ても対等以上に張り合える……その自信は持ち合わせている」

メアリー「それじゃあ発表するワ、勝負の内容は……ずばり『女子力』!!」

茄子「女子力、ですか?」

美紗希「えっとぉ、呼ばれた理由は把握したみたいな?」

ヘレン「承知したわ」

メアリー(……怖いワ!)



安価下 コンマ

00~18 桃華・ヘレンペア
19~39 ありす・茄子ペア
40~99 梨沙・美紗希ペア

続きは今度にします

ありす「とは言ったものの……」

茄子「人によって定義が異なるもの、なのではないでしょうか?」

メアリー「その点抜かりないワ!」

桃華「そうなのですか?」

メアリー「今回会場のプロデューサー達に女子力の審査……なんて分かるはずがないから、別の審査員を用意してるワ!」

~ 3分後 ~

卯月「……という事で、戻ってきちゃいましたけど」

凛「協力はするけど……正直、私もそんなに詳しくないよ……?」

未央「って話なんだけど、大丈夫?」



メアリー「女子力といえばコレ! ってお題を三人に出してもらうワ!」

茄子「それに一番ふさわしい答えを出せた人が、という事ですか?」

美紗希「なるほどねー」

ヘレン「構わないわ、どこからでもかかってきなさい」

桃華「女子力とは構えて戦うものではないと思いましてよ……」

ヘレン「そうとも限らないわ」

卯月「じゃあ……私達の決めたお題は」

未央「どんっ! コレ!」

メアリー「えっと……なるほどネ!」

凛「『化粧品』だよ」

卯月「美嘉ちゃん達がしっかり気を使ってるってことは、特に重要なんだろうって思いました」



茄子「お化粧道具の入れ物は……これですね」

ありす「これは、小さい……巾着袋ですか?」

卯月「あっ、かわいいですね!」

茄子「はい♪ 長く使っていて、愛着のあるものです」

未央「ほうほう、愛着とか小さめとか、そのあたりポイント高いんじゃないのしぶりん、どう思う?」

凛「どうって……う、うん、いいと思うけど」

茄子「道具はたくさん入っているわけではありませんが……どうですか?」

ありす「凄いです、さすが茄子さん……!」

メアリー「最初からポイントが高い勝負だワ」

梨沙「ちょっと待った!」

美紗希「あたしが負けるわけにはいかないかなぁ?」

美紗希「小さくて可愛くて、布地の入れ物なんて女の子っぽいよねぇ? でもぉ――」

未央「あ、っと、これは……!」

ありす「!」

美紗希「あたしも、そういうのは持ってるんだよねぇ♪」

メアリー「あーっと! まさかの同じスタイルだワ!」

梨沙「でも同じってことは違いが少ないんじゃない?」

美紗希「この入れ物はねぇ……あたしの手作り♪」

凛「手作り……!」

未央「うわぁっ! 眩しいっ……!」

卯月「輝いてますっ!」

桃華「三人とも目を覆って!」

美紗希「他にも中身は丁寧に入れてるし、気を使ってるよぉ」

メアリー「さすが女子力といえば、のミサキ……! それで最後は――」

ヘレン「お待たせ」

――ドサッ

梨沙「ちょっ! なんなのコレ!?」

ヘレン「短い時間で調べたけど、女子力というのは定義が定まってない言葉、これは誰かが言ったらしいわね」

ありす(紙束が……)

ヘレン「本題だけど、私は化粧品なるものをそこまで多く持ってはいないわ」

ヘレン「何も纏う必要がないほどに、元から世界に通用する素の自分を保つことが大事!」

未央(せ、正論っ……!)

ヘレン「とはいえ、扱い方を知らないわけでも、持ち歩いていないわけでもない」

ヘレン「そもそも化粧に疎かったりする子がいるのも事実」

凛「うっ」

ありす「流れ弾が!」

ヘレン「後は実用性も。見た目だけ取り繕っては駄目、手作りの魅力は十分、でも……」

――ガラガラ

ヘレン「使いやすくなければ意味がないわ」

ありす「なんですかそのキャリーバッグは……」

ヘレン「私物よ」

茄子「あ~」

卯月「確かに……」

美紗希「あたしは大丈夫ですよぉ!」

ヘレン「というわけで今から学ぶべきね、女子力の高い化粧品のセットとは何か」

梨沙「ちょっと!? 論点がズレてきてるわ!」

桃華「審査員から共感を得られるかどうかの勝負でしてよ! だからこそヘレンさんをお呼びしましたの!」

~ 20分後 ~



メアリー「…………えっと」

卯月「世界レベルですね!」

凛「うん……」

未央「そう、だね……」

茄子「お勉強になりましたー」

美紗希「そういう見方も……なるほどぉ」

ありす「何人か机に突っ伏してますけど」

ヘレン「纏めると、私のものも当然世界レベルと言えるし、二人のものも同様と言える、どう?」

卯月「はいっ!」

凛「……はい」

未央「はい……」

梨沙「どういう状況よ!?」

桃華「説得して納得させることも大事ですわ! ……たぶん」

ありす「勝ち方が変化球過ぎます!」

ヘレン「これぞ世界レベルよ」


桃華・ヘレン 勝ち  勝因:審査員(NG組)への説得(講義20分)。

桃華  1勝
ありす 0勝
梨沙  1勝


とりあえず置いておきます。
安価下 次の勝負

メアリー「結果に納得が言ってない人もいるみたいだけど、次の勝負だワ」

梨沙「おかしいのよ! 煙に巻かれただけじゃない!」

ありす「ですが、どういった方向から勝負を取る手段があるとも分かりました」

桃華「真正面から戦うだけでは立ち回れませんことよ」

梨沙「うー……」

メアリー「さて、くじ引きタイムヨ! えーっと……コレ! 『手先の器用さ』だワ!」

ありす「またザックリとしていますね」

桃華「どうやってそれを競うかは、また後で発表なのかしら?」

メアリー「そうした方が何かと面白い気がするワ」

梨沙「よし、分かったわ! 次こそ有無を言わせず勝ってみせるんだから!」

桃華「右に同じですわ!」

ありす「遅れた分、ここで勝ちます」


勝負内容 手先の器用さ

安価下3人 アイドルの名前

友紀「この三人で? もしかして、飲み比べとか!?」

美世「だったら困るよ! あたし、今日も車で来てるしこの後も乗っていくから!」

比奈「いやいやいや、呼ばれた面子的に有り得ないっス……」

メアリー「説明と経緯は省略するワ」

桃華「勝負であることと、内容は伝えていないこと――」

ありす「そして私達が皆さんを選んだ理由は、その勝負に勝てると思ったからです」

比奈「……そう言われるとやぶさかじゃないっスけど」

友紀「でもこのメンバーで何するの? 共通点なんて無さそうだけど?」

メアリー「勝負の内容は……ずばり『手先の器用さ』!」

美世「手先の?」

比奈「あー……んー?」

友紀「比奈ちゃん? なんであたしを見てるの……」

美世「桃華ちゃんがあたしを呼んだ理由は? 運転って手先のイメージじゃないとは思うけど」

桃華「この勝負は三回目、実は前の勝負の展開が一癖ありましてよ」

ありす「一癖作ったのはそちらですが」

友紀「なるほど! 手先の器用さ以外にも色々必要なんだね!」

梨沙「手先の器用さと言っても、全然思ってたのと違う、変化球が飛んでくる可能性が――」

友紀「変化球!?」

比奈「友紀さん座って」

メアリー「その流れは完全に予想の範囲内だワ」


安価下 コンマ

00~29 桃華・美世ペア
30~69 ありす・比奈ペア
70~99 梨沙・友紀ペア

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