許嫁「男さーん、朝ですよーっ」 (42)

許嫁「あなたのかわいい許嫁さんが起こしに来ましたよーっ」

男「……んん」ムニャ

許嫁「……全く。休日なのをいいことに、お寝坊さんですね」

許嫁「仕方ありませんね。もう少し寝かさせておきましょう」

許嫁「……」ソワソワ

許嫁「(男さん早く起きないかなぁ……)」



ってな感じで始めようかと思います。

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男「あふ……。もう九時過ぎになるのか」

許嫁「……! おはようございます、男さん。今お味噌汁温めなおしますね」

男「おはよう許嫁さん。いつもありがとう」

許嫁「い、いえこんなことくらい!」

許嫁「(ありがとう、って言われちゃったぁ……♪)」

男「(平和だなあ……)」

男「(思えば許嫁さんが来てからはや一か月)」

男「(でも、この生活にどこか安らぎを感じている自分がいる)」

男「(先週まではこんな暮らしが始まるなんて、考えてもみなかったよ……)」


―――一か月前


ケータイ「prrrrr」

男「ん……? 親父からか……久しぶりだな」

男「もしもし? どうかした?」

男父『おう、男か。今夜お前の部屋に客人だ』

男「は!? どういうことだよ。第一何で俺の部屋なんだ……?」

男父『ああ、俺もじきそっちに行くからその時説明するわ。んじゃ』ツーツー

男「……」

男「……何の説明もなしに切りやがって」

男「片付けるか……」

男「(大学に入ると同時に見え張って割といいアパートの一室を借りてしまったものの)」

男「(ろくに掃除もせずにいたらこの有様……)」


男「で、いきなり客が……ねえ」

ピンポーン

男「!? もう来たのか!? どうする……何も片付いてねえ……!」

男父「俺だ」

男「あんたか」






男父「と、言うわけだ」

男「理解が追い付かねえよ……」

男「とりあえずまとめると、客人とやらは俺の許嫁」

男「その娘の父親と親父は昔からの友人で、よくわからないけど仕事上の都合で繋がりが欲しいと」

男父「いわば政略結婚、ってやつだな」

男「……」


男「なあ、親父。俺はともかく、その娘は納得してるのか? こんな時代に許婚なんて……」

男父「あー……。まあ、本人に聞いてみてくれ」

男「? 随分と歯切れが悪いんだな」

男父「女心はわからん、ってもんよ」

男父「それにしても男……。暫く見ないうちになんだこの部屋は」

男「……こんなんじゃダメだよな。親父、来るまでに時間は?」

男父「最低でも二時間はある。死ぬ気で片づけな」

男「了解。……さて、気合い入れますか」


―――二時間後

ピンポーン

男父「ん、来たようだぞ?」

男「ああ。……って、俺だと気まずいから親父頼む。どうせ、向こうの親父さんも同伴だろ?」

男父「あー、っと。それもそうだな。行ってくるわ」

男「(俺が掃除していたいつの間に菓子開けて食ってたんだよ……)」






男父「さて」

男「……」

許嫁「……」チヂコマリー

許嫁父「ふむ……。久しぶりだね、男君」

男「……お久しぶりです、と言いたいところなんですが前にどこで会ったか覚えてなくて……」

許嫁父「まあ仕方のないことだ。なんせ、十五年近く前のことだからな」

男「(……そりゃ覚えてろ、ってのも無理な話だな)」

許嫁父「して、本題だが。大体は男父から説明を受けたとして話を進めても?」

男「あ、はい。大丈夫です」

許嫁父「男君。折り入って頼みがあるんだが……半年間、許嫁をここで預かってもらってもいいだろうか?」

男・許嫁「「!?」」

許嫁「そ、そんなの聞いてない……!」

男「(あ……。初めて彼女の声を聞いた。……奇麗な声だな)」

男「(それに、落ち着いた感じの雰囲気もあっていい人なんだということが伺える)」

男「(まあ、少し今は厳しめな印象も感じたんだけど)」

男「(この人が俺の……)」

許嫁「(なんか変な目で私のこと見てます……)」キッ

男「(!? 何故だか悪寒が……)」

男「(っと、そうだ。話に戻らねば)」

男「預かる、ってことは同居ですか……?」

許嫁父「まあ、そういうことだね。僕らも無理に話を進めたくはないから、半年間様子を見ようとね」

男「(要するに、この期間でどうしても馬が合わないとわかれば婚約破棄にはできるというわけか)」

男「(それにしても)」

許嫁「……むむむ」

男「(どうして俺はさっきから睨まれているのだろうか)」







男「(親父たちが帰ってしまった)」

男「(つまり、ここには俺と許嫁さんの二人きり)」

男「(……こんな経験したことないからどうすればいいのかわからない)」チラッ

許嫁「むっ」キッ

男「(はは、敵意むき出しか。……でもまあ、いきなりこんなことになればなぁ)」

男「い、一応小さいけど空いている部屋があるから許嫁さんはそこでいいかな?」

許嫁「……」コク

男「(気まずい……)」


男「(そういえば……)」

男「許嫁さん、学校はどうするんですか……?」

許嫁「残念ですが、あなたと同じ大学に編入することになりました」

男「(あ、応答してくれた。でも、妙に言葉に棘が……)」

男「学部とかは……」

許嫁「どうしてわざわざあなたに教えなければならないんですかー」ツーン

男「あ、ご、ごめんなさい」

許嫁「それと、その変な敬語は止めてください。一応……許嫁なんですから」

男「(あれ……照れてたりする?)」

男「わ、わかったよ許嫁さん。……えっと、だったら君も……」

許嫁「私はいいんですー」ツーン

男「(ううん……やっぱりよくわからない)」


―――翌日

男「あふ……今日は学校昼から行けばいいしもう少し……」

~♪

男「……ん?」

許嫁「ふんふふん♪」

男「……おはよう、許嫁さん」

許嫁「!?」ビクッ

男「ん……? これは……」

許嫁「見てわかりませんか? 朝ごはんです。……お義父様からお伺いしましたが、男さん、まともな食生活を送られていないようですね?」

男「あう」

許嫁「全く……。冷蔵庫の中にも大したものがないじゃないですか」

男「あはは。……後で買い出しに行きます」


許嫁「いいですか? 私の許嫁たるもの……」

男「ん?」

許嫁「い、許嫁たるもの――……///」カァ

男「(意外と初なんだなこの子……)」

許嫁「と、とにかく出来上がりましたので早く食べて支度をしてください」

男「え……? 俺は今日午後からなんだけど」

許嫁「私は学校への行き方がわからないんです」

男「(案内しろ、ってか)」


許嫁「それと、外ではあまり馴れ馴れしくしないでくださいね? 許嫁だとばれたら大変です」

男「それは同感。そこそこ仲がいい程度にしておこう」

許嫁「……」

許嫁「第一、私はあなたと仲良くなるつもりなんて……」

男「あ、この野菜炒めおいしい」

許嫁「っ……!」

許嫁「褒めてもなんにもでませんよーだ」ツーン

男「(割と扱いやすいかもしれない)」


―――大学前

嫁「では、私は様々な手続きがありますので……」

男「ああ、了解。帰りはどうする?」

許嫁「(どうしよう、正直あまり覚えられなかった)」

男「(わかりやすいなー)」ニヤニヤ

許嫁「な、なに笑ってるんですか。気味が悪いです」

男「わかった。帰りも正門の前で待ってるよ」

許嫁「うう。……ありがとう……ございます」

許嫁「(はう……私は屈しないって決めてたのにぃ……)」


―――現在

許嫁「(そんな出会いだったけれど、確実に私の心は男さんに惹かれ続けている)」

許嫁「(日々の生活で男さんのいいところが沢山見つかる)」

許嫁「(はあ……。なんだか幸せだなあ……♪)」

男「どうしたんだ? 許嫁さん。嬉しそうな顔して」

許嫁「はう」

許嫁「(見られていました……。恥ずかしいです)」

許嫁「(見る、といえば男さんは私のことをどう見ているのでしょうか)」

許嫁「(普段の態度からは嫌われているようには感じませんでしたが……)」

許嫁「(そうだ……! 今日は男さんを観察してみましょう)」

男「(? またなんか寒気が)」







男「(とりあえず、出されていた課題だけ終わらせておくか)」

男「(今日は自分の部屋じゃなくてここでやろう)」

男「……」

許嫁「……」ジー

男「……」

許嫁「……」ジー

男「(み、見られている……)」

男「(なんなんだろう、最近許嫁さんの様子が違う)」

男「(何というか、当初の冷たさが抜けて穏やかさが増したというか……)」

男「(うん、段々と心を開いてくれているって証拠だよな)」


許嫁「……♪」

許嫁「(真剣な眼差しの男さん、素敵です……)」

許嫁「(ですが、私のことはちっとも気にかけていませんね)」

許嫁「(こんなに可愛い許嫁が傍にいたらもっと発情するはずです……)」ムスッ

男「(集中しづらい……)」

許嫁「(かといって、私もずっと眺めているわけにはいきません)」

許嫁「(私も主婦としての務めを果たしましょう)」フンス

許嫁「(しゅ、主婦……///)」カァァ

男「(何だこのかわいい生き物)」


許嫁「男さん、お昼ご飯はどうしましょうか?」

男「んー……。普通に許嫁さんのご飯も好きなんだけど、せっかく二人とも休みなんだし、どこか行かないか?」

許嫁「で、デートというもののお誘いでしょうか……」

男「……ん、まあ、そうなるね」

許嫁「早速準備しますね」

男「そんなに急がなくてもいいからな」

男「(デート……かあ)」


―――デパート前

男「そういえば、ここ暫く忙しかったから一緒に遠出するのも初めてだったな」

許嫁「そうですね。こっちでの生活には慣れてきましたが、まだまだ新鮮なものばかりです」キラキラ

男「あはは。俺は荷物持ちに徹するからゆっくり楽しんでな」

許嫁「はい。ありがとうございます」

男「でも、その前に昼飯だな」

許嫁「そうですね♪」







男「ふう……。ごちそうさま」

許嫁「ここのパスタ、美味しかったです」

男「(食事中幾度なく許嫁さんからの視線を感じたことは黙っておくべきなのかな……)」

男「(……というか、どうして俺のことを見る必要が……)」

男「(はっ……まさか……俺の顔に何かついていたり?)」

男「許嫁さん、俺の顔になんかついてる……?」

許嫁「いえ、大丈夫ですよ?」

男「(笑顔で返された……。じゃあ何なのだろうか……)」

許嫁「(表情を観察していても本心が覗けません……)」


―――帰り道

許嫁「楽しかったです♪」

男「随分とご機嫌だな」

許嫁「はい。買い物は、女の子の生き甲斐ですから」

男「そうか。楽しんでもらえたようならなによりだよ」

男「(だが重い……)」

許嫁「すみません、荷物……」

男「あ、いや。気にしないで。こーゆーのは俺の仕事だよ。……普段お世話になってるからさ」

許嫁「……ですからあれくらいのこと」


男「ところで思ったんだけどさ……」

許嫁「はい。なんでしょうか?」

男「許嫁さん、随分と変わったよね」

許嫁「へ?」

男「会ってまだ一か月だからなんだけど、うん、刺々しさがなくなって」

許嫁「(こ、これは何かのフラグというやつでしょうか……)」ワクワク

男「ま、この先どう転ぶかはわからないけど、これからもよろしく……」

許嫁「そ、そして?」ワクワク

男「へ? もう終わりだけど……?」

許嫁「……」

男「?」


許嫁「(期待して損しました)」

許嫁「もういいです」ツーン

男「(あ、少し懐かしいノリ)」

許嫁「ですが、今日は男さんに御恩がありますので」

許嫁「か、帰ったら一つだけ何かお願いを聞いてあげます……」カァ

男「(何考えてるんだろう)」

許嫁「(男さんが望むなら私は……///)」

男「(ダメだこの子暴走癖ありそう)」


男「(ここは無難に……)」

男「許嫁さんが何かしてくれるのなら俺は何でも大歓迎だよ」

許嫁「(なん……でも?)」

許嫁「(私のこの小さな胸で喜んでいただけるでしょうか……)」

男「(胸に両手を当てて何してるんだろう)」

許嫁「(そういえば、前にどこかで聞いた気がします)」

許嫁「(夫婦仲を上げる方法。……それは!)」

許嫁「男さん、膝枕してあげましょう」

男「!?」

男「え、いや、い、許嫁さん?」


許嫁「(この反応……動揺してますね)」

許嫁「(私にどきどきしているのでしょうか……?)」

男「本当に、いいんですか?」

許嫁「あ、あなたのことですから、私の膝の上に寝転がる度胸もないのでしょうけど」チラッ

男「(随分思わせぶりな視線が突き刺さる)」

男「(でも、素直にその申し出は嬉しい)」

男「やった! 滅茶苦茶嬉しいよ!」

許嫁「大袈裟すぎです……もうっ」

男「(かわいい)」


―――帰宅後

男「疲れたなぁ」

許嫁「あ、すぐにお風呂炊きますね」

男「ありがとう」

男「(お風呂掃除は今朝のうちに終わっていたのだろうか)」

男「(相変わらず許嫁さんの嫁力には感服だよ)」

男「(嫁……ね)」

男「(実際、許嫁さんはこの関係をどう思っているのだろう)」

男「(親同士が無理やり決めたこの同居生活。もし、彼女が自分のことを拒絶すればなかったことにできる)」

男「(最終的には極力彼女の意思を尊重したい……だけど)」

男「(一か月共に過ごしてみてわかったこと)」


男「(俺は……)」

男「惚れちゃったんだよなあ……」
許嫁「男さーん、お風呂が……!?」ガチャ

男「!?」

許嫁「い、今なんて……」

男「い、許嫁さん……。もしかして、聞いてた?」

許嫁「最初の方の独り言のようなものは全くですが、最後のははっきりと……」

許嫁「それで……どうかしたんですか?」ワクワク

男「そんな期待の眼差しを向けられてもだな……」

男「(腹を括ろう。これからも、許嫁さんと居たいって伝えよう)」


男「許嫁さん」

許嫁「はい」

男「下手な前置きは苦手なので、その、単刀直入に言います」

許嫁「はい」

男「俺は……許嫁さんが好きです」

男「会ってからまだ一か月しかたってないけど、毎日が楽しかった。そして、我儘だけど、これからもこんな毎日を過ごしていきたい」

男「だから……親同士が決めた許婚だとかまどろっこしいものは抜き。……俺と、付き合ってくれませんか?」

許嫁「……」

男「……」

許嫁「はい……♪ 喜んで!」







許嫁「寝心地はどうですかー男さん」

男「一言では言い表せないほどの素晴らしさだよ」

男「(許嫁の太もも……。これだけで興奮するというのに……)」

許嫁「あの……っ。鼻息がくすぐったいです……」

男「あはは、ごめん。……上を見上げれば……小ぶりな双丘が……」

許嫁「!? ……そうですねー。もっと大きければこの胸で男さんを窒息死させることができたのに」ムニムニ

男「(下から眺めるとすごい。しっかりと目に焼き付けよう)」


男「でも何だか不思議だな」

許嫁「どうしたんですか? 改まって」

男「いや、幸せだな……って思っただけだよ」

許嫁「! ……はい、私も幸せです」

男「……誓いのキスとかありますか?」

許嫁「き、きききキスですか!? ま、まだ早すぎます!」

男「あはは、悪い」

許嫁「んもう、私はお風呂入ってきますからね!」ガタッ

男「え、ちょ……いてっ」ドンッ

男「(てか自分が先に入るのかよ……)」


許嫁「(落ち着け私……///)」

男「せっかく恋人同士になったんだし、一緒にお風呂入ろうか?」

許嫁「な!? 馬鹿なこと言ってると本当に窒息死させますよ!?」カァァ






―――お風呂

許嫁「(男さん遅いなあ……)」


―――一時間後

許嫁「(結局来ませんでした)」

許嫁「(一時間も待ったのに……。のぼせちゃうじゃないですか)」

許嫁「(ま、まさかほんとは冗談で……?)」

許嫁「はう……///」


男「ん、おかえり」

許嫁「お先に失礼しました。どうぞ」

男「(あれ? なんだかそっけない?)」


―――ふたたびお風呂

男「はあ……」チャポン

男「(ここでお背中流します、とか許嫁さん来ないかなー……)」

男「(っといかん……。浮かれすぎだ)」

男「(でも……。今日はいい日だ)」

男「(あんなにもかわいい人に一途に想われていて……)」

男「(将来結婚して……。あはは、やっぱり浮かれすぎだ)」







男「そろそろ寝ようか」

許嫁「そうですね。おやすみなさい」ヒラヒラ

男「うん、おやすみ」ヒラヒラ

男「(自室のベットに潜って数分……。なかなか寝付けないな)」

コンコン

男「ん?」

許嫁「私です。あの……今晩は一緒に寝させていただいてもいいでしょうか……」ガチャ

男「構わないよ……。でも、どうして?」

許嫁「急に……男さんが恋しくなったので……」ゴソゴソ

男「っとうわ!」


許嫁「……♪」ギュー

男「(妙に積極的だ)」

男「ってかその! 当たってる……!」

許嫁「どうせ私のはBカップですよー」ムニュー

男「(反応に困る……)」

許嫁「はあ……男さんのいい匂いがします……♪」クンクン

男「お、おい、あんまり嗅ぐなって」

許嫁「んふふーっ」ギュー

男「(ちょっと変な気分になってきた……)」

男「(抑えろ……抑えろ俺……)」

許嫁「ねえ男さん」

許嫁「やっぱり……男さんはキス……してみたいですか……?」

男「(顔が近い顔が近い顔が近い!)」


許嫁「初めてなので……優しくお願いしますね?」

男「誤解を招くような言い方はやめようか」

許嫁「それで、どうなんですかー?」

男「そ、そりゃあ……」

男「(こういうのは自分からやるべきだよな。よし……)」

許嫁「か、顔が近いですよ男さ……んっ!?」

許嫁「んっ……はぁ……んん……///」

許嫁「んちゅ……あっ……」プハ

許嫁「激しすぎです……もうっ」

男「……ごめん、つい……」


許嫁「もう一回してくれないと許しません」ツーン

男「(かわいすぎる)」

許嫁「……♪」

許嫁「男さん」

男「ん?」

許嫁「これからもずっと、私と一緒にいてくださいね!」

懐かしいSSの空気だ

ただひたすら甘い
それでいい
それがいい

何も修羅場もないss平和で大好き

終わったなら忘れないうちに依頼出しておこうね

終わりなわけねえだろタコ

続きはあるよ
1を信頼してる絶対的に

唐突に訪れる別れッ…
会社の倒産ッ!
許嫁と圧倒的不細工との政略結婚が進むッッッ!?

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