【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?13スレ目?】 (1000)


 13スレ目
 1人目の主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人目の主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人目の主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人目の主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人目の主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
 6人目の主人公ライドは生まれ持った聖眼によって畏れられ、人の手を渡り、大切な約束を目前にしながら戦争に巻き込まれ奴隷となった
 7人めの主人公ジェシカは鍛治師として行商の旅をしていたが元は領地であった故郷の事件を知って解決のために奔走し、新領主として返り咲いた
 8人目の主人公インガは魔族の盗賊。亡国の姫とともに旅をして回り、ともに戦場を生き延びて絆を紡いだ
 9人目の主人公ジュダルは革命によって奴隷に身をやつした元王族だが、暗夜王国で騎士となり王国の剣として生きる

 どんな結末も安価とコンマ次第?
 ぶっちゃけ、コンマ要素がけっこう強いかも知れない



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 過去スレ
 1 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?】 - SSまとめ速報
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 2 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?2スレ目?】 - SSまとめ速報
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 5 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?5スレ目?】 - SSまとめ速報
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 6 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?6スレ目?】 - SSまとめ速報
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 7 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?7スレ目?】 - SSまとめ速報
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 8 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?8スレ目?】 - SSまとめ速報
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 9 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?9スレ目?】 - SSまとめ速報
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 11 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?11スレ目?】 - SSまとめ速報
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 12 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?12スレ目?】 - SSまとめ速報
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 プレイアブル・キャラクター

 ○モニカ
  武器:マスケット銃&リボルバー
  目標:暗夜王国への復讐

 ○シリウス
  武器:槍
  目標:リリの奪還

 ○スピカ
  武器:仕込み杖(魔法使い)
  目標:皆の手伝い

 ○ヨダカ
  武器:ブーメラン
  目標:特になし

 ○エル
  武器:短剣
  目標:麻薬の流入根絶

 ○ライド
  武器:剣
  目標:聖眼の解明

 ○ジェシカ
  武器:大鎚(鎚兼大剣兼盾)
  目標:リリの奪還

 ○インガ
  武器:ソードブレーカー&剣(二刀流)
  目標:ジュダルの手伝い後バイス王国奪還

 ○ジュダル
  武器:槍
  目標:密輸組織撲滅


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 シリウス「森の中の洞窟の、奥に自生しているらしい。つまり、ダンジョン攻略だ。腕が鳴るな」キリッ ジェシカ「…」
 奇数 シリウス「薬草を額に生やしている、恐ろしく強い魔物がいるとのことだ。その魔物を仕留めてから薬草を手に入れないと効果もないらしい」
 ※0は偶数扱いやで


シリウス「森の中の洞窟の、奥に自生しているらしい。つまり、ダンジョン攻略だ。腕が鳴るな」キリッ

ジェシカ「何でこのめんどくさいおつかいに、楽しそうになってんだい」

シリウス「トレジャーハンターの性だ」

ジェシカ「…まあいい、さっさと行くか」

シリウス「ああ。久しぶりに洞窟へ入れるかと思うと、胸が踊る」ピクピクッ

ジェシカ「気持ち悪いから大胸筋だけ動かさないどくれ」

シリウス「ははははっ!」

ジェシカ「ダメになってるな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 生息してる魔物が強いな、そこそこ…
 4~6 迷路みたいな洞窟だな
 7~9 つまんねー洞窟だな…大した岐路もないし…




シリウス「…また、分かれ道か」

ジェシカ「おいおい、これで何度目だ…。こっちの道で合ってるのか?」

シリウス「違っていれば引き返すだけだ。その試行錯誤と、頭の中にダンジョン内の地図を作り上げていくのが楽しいのだろう」

ジェシカ「…専門家に任せるが、時間はムダにするなよ」

シリウス「もちろんだ。いかに早くダンジョンを制覇できるか…これも大事な要素だからな」

ジェシカ「…」

シリウス(だが…複雑だな。正解の道などというものは分からないが、かなり枝分かれをしている…)

シリウス(時間をかけすぎるのは無論、良くない…それは分かっているが、ただ単純に迷路のごとく複雑な洞窟というのは厄介だ…)


 【直下 コンマ判定】(本職:+2)
 1~3 ヤバい…迷った?
 4~6 奥に進むにつれ、魔物が凶暴で強くなってくな
 7~9 薬草見つけた! けど、通せんぼする魔物…倒さないとあかんのう


ジェシカ「…」スタスタ

シリウス「…」スタスタ

ジェシカ「……なあ、シリウス」

シリウス「どうした?」

ジェシカ「………前にも、通ったんじゃないかい、ここ」

シリウス「ああ、そうだな。ついでに…3度目だ、ここは」

ジェシカ「…」

シリウス「……迷った」

ジェシカ「は?」

シリウス「想定以上だった。詫びて済むことではないが、申し訳ない」

シリウス「だが、今、もう1度、脳内地図を書き直しているから――」

ジェシカ「んなもん、紙に書きな」

シリウス「分かった」

 サラサラ…

ジェシカ「……何だ、これ? ぐちゃぐちゃだぞ」

シリウス「知らず知らずに、地下へと潜っているからな。今いる地点の上にも、道があるというわけだ」

シリウス「1枚の紙に書き記せば、このようになる」

ジェシカ「…」

シリウス「だが、松明も食料も念入りに多く持ってきている。ここから立て直そう。パニックになったら負けだ」

ジェシカ「ちなみに、入口へ戻ることはできるのかい? 現時点で」

シリウス「分からない」

ジェシカ「…とにかく、今は進むしかなさそうだな」

シリウス「その通りだな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 松明のストックが…ってなってたら、魔物の奇襲! こいつら、明かりが消えた瞬間に襲ってきやがるな…
 4~6 ちょいと、道に迷いすぎて姐御もいらいらしはじめた。白骨死体なんかも出てきたし…道に迷って、死んだのかね…?
 7~9 持ち直して最奥部に辿り着いた!!


 ザッ…

シリウス「………天井から、一筋だけ光が差しているな…」

ジェシカ「でもって、その光を浴びてる…あの雑草みたいなのが薬草か?」

シリウス「ああ。聞いていた特徴と一致する」

ジェシカ「んじゃあ、さっさと摘むとしよう」

シリウス「ああ。……それにしても、どうしてこんなところにだけ生えているのか…」

ジェシカ「取り尽くされて、こんな人の手が入りそうもない場所にだけ残った…とかかね」

シリウス「…ふむ、その可能性もあるかも知れないな。となると、貴重な薬草か…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、薬草を引っこ抜いたら、おでこから血をちょろっと流してる魔物が地面から出てきて襲いかかってきた
 4~6 ちょっと多めに摘んでおいた。何かに使える…時がきたらいいね、っていう保険で。でも摘んでたら魔物の群れが出てきた
 7~9 薬草を摘んで戻ったら、いい具合の手がかりが…ようやく!!


 ブチッ…

シリウス「よし…これくらいあれば、いいだろう」

ジェシカ「少し多いんじゃないか?」

シリウス「貴重なものならば、それだけの効能があるかも知れない。どこかで役立つ可能性もある」

ジェシカ「それもそうか。それじゃ、戻るとしようかね」

 グルルルル…

シリウス「…何やら、出てきたようだな」チャキッ

ジェシカ「さんざん道に迷っていらついてるんだ…いい憂さ晴らしになってくれそうだな」グッ

魔物A「ガァアアアアッ!!」バッ


 【安価下1】
 1 雷網で動きを止めて、そこをジェシカに仕留めてもらう作戦
 2 ゴリ押しでいけるわぁっ!!
 3 憂さ晴らししたいらしいし、姐御に丸投げで


ジェシカ「おらぁっ!」

 ブゥンッ
 ドグシャアアアアアッ

シリウス「はあっ!」

 ダンッ
 ズドォォォォォォッ

魔物B「グルルル…」

魔物C「ガウッ!」

ジェシカ「何ビビってんだか…先にしかけてきたのはそっちだろうに」

シリウス「このままゴリ押しで充分にいけるな。ビビって逃走してくれれば、尚、良しだ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何かでっかい、ゴーレムが出てきた…
 4~6 群れのボスらしいのが出てきた。ちょっち、強そうだな
 7~9 敵じゃなかったぜ、村に戻った


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 戦いの衝撃で壁が壊れた!? …と思ったら、そこには…畑? こんなところに…? 何これ?
 奇数 魔法までぶっ放してくる、群れのボスが出てきた。強い(確信
 ※0は偶数扱いやで~


ジェシカ「そこそこ、減ったな」

シリウス「ああ、大した敵では…」

 ノソノソ…

ボス「グルルル…」

ジェシカ「………デカいな」

シリウス「ああ…一回りどころでは済まないサイズだ」

ボス「ワォォォォオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――ン!!」

 シュボォォォォォォッ

シリウス「火っ――魔法かっ!」

ジェシカ「魔物のくせに、上等なもんを…!」

 ダンッ

ボス「ガァアアアアアアアッ!!」

 ガシャンッ
 ズドォォォォッ

ジェシカ(受け止めきれ、ない――!)

 ドゴォンッ

シリウス「ジェシカ…!」

ボス「ガアアアアッ!!」

 シュボォォォォォォォッ

シリウス「くっ…!」


 【安価下1】
 1 さすがにこいつはジェシカと連携した方がいいか
 2 動きが速いけど、雷魔法ならきっと!
 3 大口開けて吼えてると、喉に風穴空くぜ!


シリウス(さすがに、こいつをゴリ押しは厳しそうか――)

シリウス「ジェシカ、無事か!?」

ジェシカ「誰にもの言ってんだい!」

シリウス「それなら、ともに協力しよう!」

ジェシカ「こっちもそのつもりだ!」

シリウス「まずは、挟撃だ!」ダンッ

ボス「ガァアアアアアアアアアッ!!」

ジェシカ「中・土壁魔法!」

 シュボォォォォォッ
 ズドォォォォォォッ

シリウス(ナイスアシストだ――土の壁で炎がこちらまでこなくなった…!)

 ダンッ

シリウス「はあああああっ!」

ジェシカ「食らいなぁああああっ!」

 ズドォォォォォォッ
 ズッバァァァアアアアアッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どんな毛皮なんだか…
 4~6 暴れよる、暴れよる…
 7~9 いい調子だ


ボス「グルルルルァアアアアアアアアアッ!!」

 ブォンッ
 ドガァッ

シリウス「っ…!」ズザァッ

ジェシカ「さすがに、一撃じゃムリか…!」」

ボス「ガァアアアアアアアッ!」ダンッ

シリウス「うおっ…!?」

ジェシカ「んの獣っ!」

 ブォンッ
 ドゴォォォォォォッ

シリウス(本能的なところか――? 動きが速いな)

ジェシカ「デカくて早くて、毛皮もそれなりに硬いか…」


 【安価下1】
 1 雷撃魔法で足止めするわ、攻撃よろ
 2 どうにかこうにかがんばって、槍で思いっきりボスを串刺しにして動き止めてみるからトドメよろ
 3 ひたすら攻撃あるのみ! 手数で攻めるぜ


シリウス「ジェシカ、俺がヤツの動きを止める! 思いきり、一撃を叩き込む用意をしてくれ!」

ジェシカ「了解だ、頼むぞ!」

ボス「ガアアアアアアアッ!」

 シュボォォォッ
 ドッゴォォォォォォンッ

シリウス(魔法の威力が上がってきた――ヤツも俺たちを脅威に感じているか!)

シリウス「だが、こちらとて負けるつもりはないっ!」ダンッ

 ズドォォォォォッ

シリウス(まだ浅いっ…!)

ボス「ガアアアアアアアッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっかい口に並んだするどーい牙で、思いっきり噛みつかれた
 4~6 マッスルマッスルー
 7~9 姐御いったれ!


ジェシカ「シリウス――!」

シリウス「うおおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――っ!」

 ガシィッ

ジェシカ「なっ…野郎の口を、両手で、受け止めた…?」

 ズズズゥゥッ…

シリウス「力比べだ、お前の方がガタイはいいが――俺の筋肉と、どちらが上か勝負だ!!」

ボス「ガアアアアアアアッ!!」

 ズザァァァァッ

ジェシカ「バカか、そんな勝負、勝ち目が――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ないよねー
 4~6 マッスルマッスルー
 7~9 シリウスすごーい


シリウス「ぬ、お、お、おおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――っ!!」

ボス「!?」

 グワッ…
 ズッドォォォォォォッ

ジェシカ「投げた…!?」

シリウス「腹を見せたな、それを待っていた!」

 バッ
 ズッドォォォォォォォォォォォッ

ボス「ガアアアウッ!!」

シリウス「今だ、ジェシカ!!」

ジェシカ「ったく――ほんと、大した男だよ、あんたはっ!!」

 ガシャンッ

ジェシカ「ぶった斬るッ!!!」

 ブォォォンッ
 ズッバァァアアアアアアアッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、村に戻った
 4~6 すごい毛皮を手に入れた
 7~9 すごい牙を手に入れた


 ――デルザー大陸・森の村――

孫娘「どうもありがとうございます」

長老「お陰様で、体の具合も良くなったように思えます…けほっ…」

シリウス「それは良かった」

シリウス「それで…異国の人間のことなのだが」

長老「ええ…そうでした」

長老「しばらく前のことですが、ある…植物を栽培している場所を知らないかと…見知らぬ方に尋ねられまして」

シリウス「植物?」

長老「ええ…何でも、その植物を…何か、すると…薬になるとかで。どこかに、それを栽培している地があるはずだと…」

シリウス「…ふむ」

シリウス「それで…その植物の栽培地というのは?」

長老「わたしもそこまでは…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ジェシカ曰く、麻薬の材料になる植物だろうな、って
 4~6 珍しい植物って言われたら世界樹っていうものくらいだよね、って言われた
 7~9 その謎の人物が向かっていった方角は教えてもらえた

 【下2 コンマ判定】
 手に入れた、すごい牙ですが…
 1~3 ちょっと持ち手をつけただけで鋭利なナイフとして使えちゃうものになった。そうしちゃった姐御
 4~6 牙そのものが魔法基盤のような効果を発揮するから、魔力を込めると火を起こせちゃうんだって
 7~9 上2つ+魔力そのものも宿ってるからちゃんと加工して武器に組み込めたらいい感じかも、って。炉がないから今はできない


 ザッ…

ジェシカ「ん? どうだったんだい、何か分かったか?」

シリウス「ああ…かくかくしかじかということだ」

ジェシカ「…そりゃ、麻薬の原料になる植物だな」

シリウス「…となると、やはり、この大陸が絡んできているのか」

ジェシカ「だな」

シリウス「……その牙は?」

ジェシカ「あいつの牙さ。なかなか、良さそうだったから持ってきたんだ」

ジェシカ「こいつにちょっと魔力を込めると…」

 ポゥッ
 シュボォォッ

シリウス「…ジェシカは、火属性ではなかったはずだが」

ジェシカ「そうさ。つまり、この牙そのものが、この火を放ったんだ」

シリウス「珍しいな」

ジェシカ「旅には便利だな。火を起こす手間が省ける」

シリウス「ふっ、そうだな」


 【安価下1】
 視点チェンジ!
 1 モニカ視点
 2 エル視点
 3 ライド視点
 4 ジュダル視点

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 そして、2人はさらに先へ。まだ東の町にはつかない…
 4~6 2人が去った後でスピカ達が到着。合流の時は近い
 7~9 じゃ、次行こうかって時にスピカ達と合流した。どんだけ洞窟で迷って時間を浪費してたんだ…



 ――デルザー大陸・???――

モニカ「……おいしい…」

パルミラ「おほほほほっ、これが小娘との違いよ」

モニカ「スープひとつで調子に乗って…」ボソ

パラサ「………意外とアットホームなんだね、ここ」

ベテル「ギスギスしてても楽しいことなんてないよ」

パラサ「確かに。……けど、女性陣は?」

モニカ「むきーっ!」

パルミラ「おーっほほほほ!」

ベテル「あれは仲良しだからさ」

モニカ「仲良くないっ!」

パラサ「なるほど」

ベテル「ところで…ひとつ、懸念事項があるんだ」

パルミラ「懸念? 何よ?」

ベテル「ブラックサタン――っていうのを、知ってる?」

モニカ「あ、わたしが武器流せとか、資金源を麻薬にしろとか、入れ知恵して、実行させてるやつ」

パラサ「あくどいことしてるね」

ベテル「そう、そのブラックサタンだ。クレインセクト・ジー・ブラックサタン…」

ベテル「でもモニカ、大した下調べもしないで丸投げさせているね?」

モニカ「うん。ダメだった?」

ベテル「少し、目障りになってきたんだ」

パルミラ「何よ、じゃあ切り捨てるの?」

モニカ「別にいいけど」

ベテル「いや…そこまでしなくてもいいとは思ってる。けれど、行動を監視しておきたくなった」

パラサ「どうやってるか知らないけど、ベテルギウスもしっかり行動を監視してるんじゃないのかい?」

ベテル「僕は気が向いた時に見てるだけだ。何かを見落とすことは充分に考えられる」

モニカ「それで?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベテル「モニカ、ちょっと監視役で行ってきてくれる?」
 4~6 ベテル「彼は…いや、彼の一族は、何かしらの大それた目標を持ってるようなんだ。それを少し探してきてほしい」
 7~9 ベテル「余計なことをしていると大変な目に遭うって、少し警告してきてくれるかな?」


ベテル「モニカ、ちょっと監視役で行ってきてくれる?」

モニカ「えっ…わたし? パルミラに行かせれば?」

パルミラ「あたしは魔物の世話とかもあるのよ。今、繁殖期に入ってるのもいるし…」

パラサ「繁殖から面倒を見る魔物使いっていうのも珍しいね」

パルミラ「そこらに生息してる、野良よりもその方が強くなるのよ」

モニカ「じゃあ、パラサ」

ベテル「モニカは直接、彼と取引などをしていただろう? だから、モニカが適任なんだ」

モニカ「む…」

ベテル「モニカになら、安心してお願いできると思ってるんだ。ダメ?」

モニカ「……ベテルがそこまで言うんなら…」

ベテル「ありがとう、モニカ」ポン

モニカ「うん」


 【安価下1】
 1 じゃあすぐに行ってくるー
 2 ちゃんとやってくるから、何かちょーだい、っておねだり
 3 監視して何すりゃええのん?って


 ――デルザー大陸・どこかの屋敷――

 バンッ…

モニカ「クレインセクト・ジー・ブラックサタン、いる?」

 シュオンッ…

クレイン「これはこれは、モニカさん。いきなり、どうされました? それに、何故、この場所を?」

モニカ「ここを知ってる理由は内緒」

クレイン「…では、何のご要件で?」

モニカ「うまくいってる?」

クレイン「ええ、着々と。問題らしい問題は起きていませんが」

モニカ「そう…。じゃあ、近くにいてあげるから。いいよね?」

クレイン「…何故ですか?」

モニカ「何で、嫌がるの?」

クレイン「嫌がってなどは――」

モニカ「何か質問して、何故、とかどうして、って聞き返す時ってやましいことしてるんだよ。知ってた?」

モニカ「不倫した? 何で? …みたいな会話だと、十中八九、不倫してるの。やましいことがあるから、何で知ってるの、ってなるの」

モニカ「…まあ…質問の仕方が違うから、やましいことしてるってわけじゃないと思ってるんだけど」

クレイン「……………分かりました」

モニカ「そういうことだから。……どこにいればいい? わたしの部屋、用意して」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ブラックサタンの一族は、クレインの他にあと3人ほどいるそうで。メアンが欠けた状態でね
 4~6 ブラックサタンの一族は、クレインの他にあと2人ほど
 7~9 ブラックサタンの一族は、クレインの他にあと1人だけ


モニカ(変な屋敷…。広いのにメイドとかもいない…)

クレイン「…現在、この屋敷にはわたしの他に3人がおります。彼らも、計画に従事しているので無用な刺激は与えないようお願いします」

モニカ「この広い屋敷に4人だけなんだ?」

クレイン「ええ」

モニカ「家族?」

クレイン「……親戚、のようなものです」

クレイン「あなたにもお伝えした通り、我々は世界の混乱を望んでおります」

クレイン「それは一族の悲願ですので、僅かな生き残りであるわたくしどもが尽力しています」

モニカ「ふうん…」

クレイン「ん? …ひとり、出てきたようです。紹介しておきましょう」


 【安価下1】
 何、ブラックサタンですか?
 お名前+性別おなしゃす

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 ちっさかった。最年少らしいです
 4~6 残り3人の中では、まんなかの年
 7~9 残り3人の最年長。でもクレインよりかは年下


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 パランドゥーラは…あんまり、ブラックサタンなのに協力的じゃないそうです。肉体年齢のモニカよりちょい年上くらいの少年
 奇数 パランドゥーラとクレインは同い年なんだって。年齢を明言しないけど、シリウス前後くらい。でもって、ヤバ強い
 ※0は偶数扱いやで


クレイン「パラン」

(パランドゥーラ→)パラン「……はい…兄様」

モニカ「…」

クレイン「こちらは、モニカさん。我々の協力者だ。挨拶を」

パラン「…パランドゥーラ・エー・ブラックサタンです」ペコリ

クレイン「行きなさい」

パラン「…はい、兄様」スタスタ

モニカ「………兄様?」

クレイン「本当の兄弟ではありませんが、血の繋がりはありますし、ともに生活をしていますから」

クレイン「わたしがこの中では最年長ということもありまして」

モニカ「ふうん…」

クレイン「ですが、パランは…どうも、我々の計画に乗り気ではない」

クレイン「よく言い聞かせねばと日頃から思っているんです。彼の教育はしっかりと、わたしどもがしていますから、お気になさらずに」

モニカ「…」

クレイン「さあ、こちらの部屋をご自由にお使いください」

 ガチャッ

モニカ「…分かった」


 【安価下1】
 1 屋敷の中を歩き回ってみる。世界の混乱を望むって…一体、何でなんだか
 2 今は何をしてるの、ってクレインに尋ねる。手伝ってあげてもいいけど、って
 3 他のは紹介してくれないの?って


クレイン「それでは、わたしは――」

モニカ「待って。今、何をしているところなの? 状況を教えて」

クレイン「…麻薬の製造と密輸で、着々と資金を調達しております」

クレイン「ガマーベ王国だけではなく、このデルザー大陸でも秘密裏に銃の製造を開始しました」

モニカ「その銃はどう使うの?」

クレイン「もちろん、暗夜王国へ安価で売りつけます。それが、あなたの望みだとおうかがいしておりますから」

モニカ「ただ売るだけだと思ってるなら、改めて。混乱が生まれるように渡さなきゃいけないの」

クレイン「ごもっともです」

モニカ「具体的にはどうやるつもり?」

クレイン「現在の暗夜王国の王は、よくやる方とのことですが…前王を擁立していた家臣達は快く思っていないでしょう」

クレイン「しかし、騎士団は現王に忠誠を誓っている。その状態では失脚させることも難しい」

クレイン「…そこに目をつけております」

モニカ「……及第点あげる」

クレイン「ありがとうございます」

モニカ「他には? わたしも手伝ってあげていいんだけど」

クレイン「いえ、あなたを現場へ向かわせるなど…」

モニカ「出せ、って言ってるつもりなんだけど?」

クレイン「……そうですか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こそこそと嗅ぎ回ってる連中がいて目障りなんだって
 4~6 メアンを消しちゃった何者かがいることにクレインは気づいてて、それを放置はしたくないんだって
 7~9 聖眼が欲しいんだって


クレイン「現在、屋敷にわたしの他に3名がいるとお伝えしましたが、本当はもうひとり…仲間がいました」

クレイン「彼女の名はメアンダローズ。しかし…彼女は何者かに消されてしまいました」

モニカ「消された?」

クレイン「状況的に、殺されたと見ています。我々が企てていることを知って消したとしても、そうでないとしても、見過ごせはしません」

クレイン「ですから、その何者かを特定して余計な火の粉が降りかからぬようにしようと…そう考えていたところでした」

モニカ「ふうん…」

クレイン「雑用のようなことで申し訳ありませんが、あなたにお願いできれば…と」

モニカ「ひとりで?」

クレイン「……誰かつけましょうか?」

モニカ「…」


 【安価下1】
 1 ひとりでいい
 2 腕がたつやつ
 3 従順なやつ
 3 さっきのパランってのでいいや


モニカ「さっきの、パランだっけ? あれをつけて」

クレイン「しかし、彼は少々――」

モニカ「いいの」

クレイン「……かしこまりました。しばらくお待ちください。彼に声をかけてきますので」

モニカ「その間に、そのめ…めなんとか、の殺された状況とか、何をしてたかとか、そういう情報くれる?」

クレイン「…申し訳ありません。わたくしの体はひとつしかありませんので」

クレイン「パランドゥーラよりきちんと説明をさせますので」

 バタムッ…

モニカ(怪しい…)

モニカ(ベテルは、こいつらの何を警戒してるんだろう…?)


 【直下 コンマ判定】(ブラックサタンの一族:+2)
 1~3 そんな強くない…
 4~6 どうやら魔法がとっても得意な一族のようで、パランも例にもれず
 7~9 ふつーに強いけど、他のはもっと強いそうで
  0  おちこぼれか、天才か


―――――

 本日の更新はここまでです
 ありがとうございました


王子「Q&A、続きです! …ザニアさ、何か…事務的だよね。何で?」

ザニア「読者の好感度が低いみたいなので、ポイントを下げないために。開き直っていきます」

王子「……が、がんばって」

 前スレ>>979

ザニア「ライドがこれまでに、どれだけの人数をカニバったか…ということです」

王子「………両手では…足りなくなるくらいじゃ…ないかな…? さすがに3桁はないはず」

王子「ここ、掘り下げたい…? あんまりちゃんとは考えてないんだけど。ちなみに、人間って、マズいらしいじゃない?」

ザニア「そうらしいですね」

王子「そんなのを食べてたから、ライドくんは舌がバカになってるよ。味覚バカだよ、ライドくんは」

ザニア「…地味に弊害が出てるんですね」

王子「まあ、これは、これくらいということで」

 前スレ>>980

ザニア「ブラックサタンが、あとどれだけいるか…ということです」

王子「まあ、質問のあった時点からは進展してるからね。今回更新分を参照してみてください。今んとこ、5名です」

ザニア「…味方キャラになりそうな感じは?」

王子「何となく、パランが怪しいよね。でも、どうなるかな。まだ分からないね」

 前スレ>>981

ザニア「年頃ですからね。むらむらするんじゃないですか?」

王子「…まあ…するんじゃないかね? でもライドくん、そういう知識、なさそうだからな…」

ザニア「出会い頭に恥ずかしがることもなく女性の下着の話題を口にできる人間ですよ、彼」

王子「そ、それはほら…純真すぎるがゆえに…」

ザニア「いや、むっつりでしょう」

王子「…むっつりにせよ、何にせよ、まあ…描写はされないんじゃないですか? まちがっても、どぴゅっ、なんて効果音は使いません」

ザニア「で、別のオノマトペを使用するわけですか」

王子「しませんっ!!」

 前スレ>>982

ザニア「サファイアは、リナが?」

王子「リナが持ってます。インガ、あれでもリナのことは大事にしてるからね、もしもの備えで便利さと引き換えにリナに預けてます」

 前スレ>>983

ザニア「ライドは自分がおかしたことを忘れてはいないんですか?」

王子「前スレの>>985で指摘されてるけど、忘れてはない。前スレの>>986だけど、懺悔して終わりにしよう、って魂胆でもないしね」

ザニア「では、彼なりにどうするのか…という答えは探し続けることになるんですか?」

王子「まあ…そうだね。答えなんか出なさそうなものだけど、ライドくんは抱え込んだままだろうね。心の底からの笑顔は…戻らないんじゃない?」

ザニア「救われてるんですか、それ」

王子「…ま、まあでも…悪い方へ突き進んでたのが、方向転換できたのは確かだし…さ?」

 前スレ>>984

ザニア「メアンの外見について教えてほしいとのことです」

王子「そうね、妙齢女性で、姫カットなイメージ? でもって小顔で、ちょっと中性的な顔立ちかな?」

ザニア「再登場の見込みがない割に、けっこうはっきりしてますね」

王子「まあ、イメージはイメージだから。好きにイメージしていいと思います!」


 前スレ>>987

ザニア「ジュダルがずっと足手まといのままなのかどうか…ということです」

王子「あー…まあ、ちょっと実力が劣ってるからね。でも、ずっと、ってことはないはず」

王子「ジュダルは今、伸び盛りだから、どんどん戦って、どんどん強くなれるはずです。他の主人公は成熟してるのが多いんだけどね」

ザニア「つまり、これから成長をするはずだから足手まといのままにはならないと?」

王子「そう。まあ、敵もそこそこ強いのが出てくるから、相対的に弱く見えちゃうけどジュダルも一応は一人前の騎士だしね」

王子「最低限の実力はちゃんと身についてるし、強敵との戦いで成長できるし、果敢に攻めて傷ついてもエルがいれば回復するし」

王子「ガンガン成長しよう!」

 前スレ>>988

ザニア「現在の暗夜王国の状況について知りたいそうです」

王子「んーと…ベテルギウス襲来で、王都デーモンの騎士団本部が打撃を受けたね」

王子「それに、モニカが暴れたりしたから騎士の数が減ってて、騎士団がまたもや、ガタガタ状態」

ザニア「内政については?」

王子「アテムって意外とやり手だから治世は安定してるよ。でも、麻薬がじわじわ広がって、一緒に変なのも密輸されたりで、外から浸蝕がね」

王子「だからジュダルが今やってる任務ってけっこう重大だよ」

ザニア「王室への支持率は?」

王子「そういう調査はしてないけど…まあ、一般民衆は『王様は偉い』って刷り込みがあるから、支持率云々の前に不満は出ないよね」

ザニア「僕は読者の好感度低いですけどね」

王子「わざわざアシに選んでくれた人がいるんだから自虐しないでよ…。そういう開き直り方なの…?」

 前スレ>>989

ザニア「デルザー大陸の広さについてです」

王子「うーん、そうだなー…。あんま、かっちり決めてないけど…そうだなあ…」

王子「………広さのイメージとして、ね? 実際の地理は別として」

王子「暗夜王国とか、バイスとか、ガマーベがユーラシア大陸だとして、デルザーはアフリカ大陸。そんな感じ」

ザニア「……広そうですね」

王子「全部回るのはムリだけどね」

 前スレ>>990

ザニア「一方その頃…のようなオマケが欲しいそうです」

王子「1日の更新が終わってから、次の更新が始まるまでの間にこんなネタがいいなー、ってアイデアを投げてくれると…」

ザニア「くれると?」

王子「書く、かも知れません。書かない…かも知れません」

ザニア「要するにネタが思い浮かばないんですね?」

王子「…はい…」

ザニア「じゃあ、試しに、もしも僕が生きていたら…」

王子「もしも、系は色んな分岐とかを考えるのがめんどくさくて、あまり手を出そうと思いません!」

ザニア「…」

 前スレ>>991

ザニア「メアンについてです。我らの中では最弱なのか…と」

王子「…まあ、うん、質問があってからの進展があったし、それを参照してもらえればと思うけど…ブラックサタンの一族ですね」

ザニア「で、我らの中では最弱ですか?」

王子「んー………まあ…どうでしょう? コンマが絡んでくることだから。まあでも、ブラックサタンは皆、強いはずです」

安価で名前ブラックサタンになっちゃったときの
元々用意してたイベントってどんなのだったの?


 >>993

王子「お、ザニアへの質問。今のスピカはどう? って」

ザニア「………立派になりました」

王子「それだけ?」

ザニア「…方向音痴も良くなっているし、魔法もたくさん覚えて、あんなにすごい船まで作れるようになって、誇りに思います」

王子「実はスピカが使ってる仕込み杖なんだけどね、中の剣はザニアが使ってたやつなんだよ」

ザニア「そうですか。…ただ、僕が今、姉上のことでもっとも不安に思っているのは…セーブルさんのことです」

王子「あっ」

ザニア「あんな激マズ料理を人に食べさせることを至福とするような方の存在感が着々と姉上の中で増大しているように見受けられることがあります。セーブルさん個人を否定はしません。が、姉上との釣り合いがとれるかというと僕は疑問です。彼にできることと言えば剣を振るうこと、そして釣り程度です。精神性の高さも立派ですし、惑わぬことのない信念を持っていることは確かに素晴らしい。しかし、姉上はヴァーゴ王国の将来を背負って立つ身です。姉上と結ばれるということは、彼がヴァーゴ王国の王となることです。教養もあまりないような彼では国の将来が不安になります。僕が存命していれば、姉上もひとりの女性としての幸せを掴むことはできましたが、そうもいきませんから姉上にはじっくりとセーブルさんとの将来について熟考していただきたいと思っています。考えに考え抜いて、それでも尚、セーブルさんと結ばれたいと思うのであれば反対はしません。ですが、浮ついた気持ちや、絶対にないと言いきりたいですが、要するに…で、できちゃった婚…などというような、そういう理由で結婚をという流れになれば化けてでも阻止します。その腹づもりです。もっとも姉上はあまり恋愛感情をセーブルさんには向けず、友情という方面で見ているのでしょうが…一度、すでに告白のようなものをされていますし、男女の友情というのが成立するか、否かという問題もあります。何よりも、セーブルさんは一度こうと決めたらなかなか曲げようとしない鋼の信念を持っていますから…まあヘタレなので、そこは相殺…いや、しかし…」

王子「あ、あのさ? まだ、喋る?」

ザニア「言わせていただけるのならば」

王子「次にいこう」

ザニア「…はい」

 前スレ>>994

ザニア「クレインとメアンの関係についてです」

王子「ブラックサタンの一族…という繋がりですね。ただ、兄妹かどうかは…まあ、はっきり決めてません」

王子「どんな悲願かは分からないけど、彼らは何かの大きな目標を持ってるから、そのためなら簡単に切り捨てることはする関係です」

ザニア「非情ですね」

王子「でも、仲間意識っていうか、家族意識っていうか…そういうのがさっぱりないわけでもない…かなと」

ザニア「どちらなんですか?」

王子「悲願の前には切り捨てることも厭わないけれど、それさえなければ基本的には兄妹みたいな関係を築いてる5人…かな? 基本的には」

ザニア「2度言った心は?」

王子「大事なことです」

 >>995

ザニア「>>1000が実現される場合の、アナウンスをしてはくれないかということです」

王子「確かに、これはごめんね…って場合の申し開きはアナウンスしてるけど、それ以外はしてない…ね」

王子「んー…まあ、あ、これきたんだー、ってサプライズ的な感じの方が盛り上がるかなあ…なんてつもりなんだけど」

ザニア「ちなみに、今回の>>1000は?」

王子「猛烈に考え中です」

 前スレ>>996

ザニア「ヨダカが現在、シャニと離れているということで、シャニは今、何をしているのか…ということです」

王子「2人はさ、呪いで結ばれた関係でしょ? で、死にかかると呪いが発動しちゃう…と」

王子「ヨダカは呪いが発動するの嫌だから、サンにシャニを守らせて、好き勝手に行動してます」

王子「ヨダカがピンチになってもサンは眷属だから居場所とか分かって、駆けつけられるし、シャニのピンチはサンが救う…とそういう具合に」

 今スレ>>74

王子「ほんとは、質問は前スレで締切りなんだけど、まあ、これだけね」

ザニア「ブラックサタンでなかった場合…とのことですが、どのようなイベントが?」

王子「大筋としては、メアンが出したきたような三択を突き出されてたよ、ライドくんが。ただ、ライドくんを利用するためとかじゃなかった」

王子「むしろ、ほんとにライドくんを気遣って…みたいな、そういう。で、ちらほらワードが出てる世界樹に繋がって…いったはず」

ザニア「で、その世界樹というのは何なんですか?」

王子「それは本編でね! そういうわけで、Q&Aコーナーはこれにて終了! すごくまっとうなアシだったよ、ザニア!」

ザニア「僕の好感度が少しでも上がれば幸いです。あと、姉上が幸せになってくれればもっと嬉しいです。こちらもありがとうございました」


王子「そーいでもってー…前スレの>>1000をどうしようかなあ…って」

王子「正直…あんまり、設定盛り込まれても消化するのが大変だから…あんまり…採用しとうない…」

王子「だけど、2連続で>>1000っていうのも、何かあれだし…」

王子「んー、でも…でもなあ…」

王子「ルビーもオライオン妹もジュダル買おうとしてたヤツってのも…」

王子「なーんか…さ? ほら、どれももう…一応はね、終わったこと…っていうか、そういうイベントだったから…」

王子「そういうのを掘り返すのも、何だかなあー…って」

王子「それに、どうしても>>1000ほしい、って気持ちは分かるけど、今後、毎回複数案を出されちゃったりしても、何かなあ…と思うわけで…」

王子「んー…悩む」

王子「正直ね、>>1000はほら…ほんと、些細な、ね? そういうのが嬉しいわけですよ…」

王子「パーティー内でマッスルサークルができあがる…とか、それこそ、ライドくんがジュダルにいちいちドギマギするとか…」

王子「…すげえ、悩む…」

王子「けど、2連続で>>1000の採用なしってのもなあ…んー…うーん、うーん…」

王子「…………なし…?」

王子「いやでもなあ…でもなー…んー…コンマ神に判断を仰ごう」

王子「恨むんなら、コンマ神を恨んでおくれ! 【0】は前スレの>>999にしといたよ!!」

王子「それじゃあ、また次回! オマケで見たいネタとか、投げてくれてもいいんだよ!」


 【直下 コンマ判定】
 00 … 3つとも採用
 11 22 33 … カニバルビー
 44 55 66 … オライオン・リルシスター
 77 88 99 … ジュダルピンチ
 0  … 誘惑されるライドくんがジュダルを意識? にいやが黙ってへんぞ? ジュダルも無自覚やぞ? 恋の相談役、不良神父やぞ?
 それ以外 … 残念ながら、今回の>>1000はなかったということで


 KNIGHTs ―― 息抜き

ドラシロ「…ああ……あああああ………疲れた…」グッタリ

ゼドファ「………そうだね…」グッタリ

デネブ「…終わったなら…帰れよ…」グッタリ

ヒヒイロ「そうそう、ちゃんとお家で寝た方がいいわよ」

レイド「それか、自分なりの癒しでも見つけるといい。精神的な疲労が除ければ体もある程度まで騙せる」

ドラシロ「癒し…」

ゼドファ「レイドさんはどんな癒しが?」

レイド「………俺はまだ仕事がある」ガタッ

デネブ「…絶対、あいつ、ろくでもない…」

ヒヒイロ「そうねえ…。まあ、健全な癒しを見つけなさいな。んじゃ、オッサンはこれからかわいいおねーちゃんとのお喋りだからばいびー」ヒラヒラ

ドラシロ「……デネブは何かあるのかい?」

デネブ「…海」

ドラシロ「……予想の範囲内だな…」

 ――で

ゼドファ「癒し、癒し、癒し…でも、何が癒しになるんだろう…? ドラシロは何かあった?」

ドラシロ「ふっ、僕はそんなもの必要ないさ。僕は正真正銘の貴族だ、娯楽なんて余るほどに――」

 ガチャッ

*「特殊任務班のドラシロさんにご実家からのお届けものです」

ドラシロ「!?」

ゼドファ「実家…? 何が送られてき――」

ドラシロ「い、いやいやいやいやいやっ、き、きききっ、気に、気にしないでくくく――」

*「内容物は…『お母様の――」

ドラシロ「わぁあああああっ! あああああああっ! あああああああああああ――――――――――――――――――――っ!!」

ゼドファ「いいお母さんだね」

*「あの…中身のご確認…」

ドラシロ「いい、いいからっ、信用してるからそういうのを軽々しく人前でやるものじゃない! 行きたまえ、ご苦労!!」

ゼドファ「恥ずかしがることないのに」

ドラシロ「そ、そういうんじゃないっ、断じて違う! こ、これはあれだ…ええと、僕は将来を有望視されているからね、母様も余計な気を――」

ゼドファ「うーん…ドラシロは実家が癒しかぁ…」

ドラシロ「違う!!」

 ――後日

ゼドファ「僕の癒しが見つかりましたよ!」

ヒヒイロ「ほーん、良かったわねえ…」

ドラシロ「というか、まだ探してたのかい…? いいから、仕事を…」

ゼドファ「この、精神強壮薬を使えば肉体的な疲労回復効果に加えて、精神のリラックスまではかれてしまえるから、これを飲めば――」

ドラシロ「きみ、全然分かってないだろう、癒しってことについて!!」

デネブ「…あいつに…精神的な疲れなんてあるのか…?」ボソ

レイド「どうだろうな…。逞しいことは認められるが」

ヒヒイロ「まあ…疲れないんなら、それが1番いいのかもねえ…」

ゼドファ「ドラシロ、試しにこれをグッと…! 大丈夫、体に悪いものは入っていないから!!」


 ちなみに騎士団はベテルギウスのせいでガタガタなので、彼らはかなりの激務をこなしています。


 TREVOR ―― 慕われてたほf…神父

孤児A「ねーねー、神父様、まだかえってこないの?」

孤児B「いつかえってくるの?」

孤児C「神父様……ぼくたちのこと…きらいに、なっちゃった…?」グスッ

トレバー「…いつ戻るかなんて、僕にきかれたって…」

孤児C「ふぇっ…」グスッ

孤児A「神父様がきらいになるはずないだろ!」

孤児B「そーだよ、泣虫!!」

孤児C「だぁってぇぇぇ…ふぇええええええん!!」

孤児A「泣くなよ!! そんなに泣いた…ってぇ…」ジワァッ

孤児B「だいじょーぶだもん! 神父様ちゃんとかえって…くる…もん…」グスッ

トレバー「…」

孤児たち『びえええええええええええ――――――――――――――――――――――ん!!!』

トレバー「…はぁ…」

トレバー「……そんなに泣いてると、エルさんにまた叱られますよ…?」

孤児C「グスッ…でもぉ…」

孤児A「かえってこないぃぃ~!!」ビェェェン

孤児B「っ…わたし…もうなかないもん…」グシグシ

孤児B「神父様に、ちゃんといいこでるすばんしてたって、ゆーもん!!」グシグシ

 ――で

トレバー(……それにしても…思ってたより、時間がかかってそうな…)

トレバー(この辺りで麻薬を売りさばいてた人はいなくなったみたいだけど…また、いつ来るのか…)

トレバー「…それにしても」

 ギュウギュウ…

孤児A「Zzz」

孤児B「Zzz」

孤児C「Zzz」

トレバー(何で僕がこのコ達と一緒に寝なきゃいけないんだ…)

トレバー(暑苦しいし、寝づらいし、重いし…)

トレバー(これでまたおねしょなんかされたら…)

 ジワァァッ…

トレバー「…ぇ」

孤児C「……グスッ…」

トレバー「…」

孤児C「ごめ…なさ…い…グスッ…」

トレバー「…………………いいですよ…取り替えてしまいましょう…」

トレバー「ほら、起きてください。着替えて、ついでに体も洗ってきてください。布団は僕がしておきますから…」

孤児C「……はい…。…あ…あのね…?」

トレバー「?」

孤児C「…いつも…ごめんなさい…」

トレバー「………いいですよ、本当に。ただ…エルさんが戻るまでに、治しましょうね」


 教会でお留守番のトレバーくんは、何だかんだで馴れないお兄さんをやって待っています。

今日は何時頃やる予定なん?


 >>84

王子「んー…考えてないんだけど…」

王子「…今日はけっこう、のんびりできる日だし…そうね…」

王子「早ければ16時…そうじゃなければ、まあ、いつも通りくらいの時間には?」

王子「そんな具合に考えてます」


王子「さてさて、残念ながら…本当に残念ながら>>1000はまたしてもありませんでした」

王子「申し訳ないです」

王子「気を取り直して、更新再開です」

王子「現在の行動は、こちら」


 モニカ:パランドゥーラとともに、メアンダローズの殺害者を追跡開始
 シリウス&スピカ&ヨダカ&ジェシカ&インガ:東の町に向かって移動中
 エル&ライド&ジュダル:川沿いに内陸部へ移動中


王子「そして、本日の最初の視点は誰かな?」

王子「安価、よろしくお願いしゃーす」


 【安価下1】
 9人の中から選んでネ☆


 ――デルザー大陸・川沿いの街道――

ジュダル「暑くなってきた…」パタパタ

ライド「…ね、ねえ…あんまり、服そうやって、ぱたぱたしてると…」

ジュダル「何?」

ライド「その……///」

エル「…」スタスタ

ジュダル「?」

ライド「……お、お腹冷えちゃうんじゃないかな……って…」

ジュダル「暑いから大丈夫でしょ?」

ライド「…う、うん…そう…」

ジュダル「はぁ…あっつい…」ファサッ

ライド「///」

エル(…ガキだな…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 突然、とっても寒くなって暑いとか言ってらんない気候に。何事!?
 4~6 おや、治安が…良くないようですね
 7~9 小さめの町に到着しますた


王子「しょっぱなからかよ…」

王子「で、でもジュダルパワーが…いや、妄信はいけないね。コンマ神様、よろしくお願いします…」

王子「どうか…」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ルビーチャンス…? ライドくんが急にコンマ神にデレられ始めちゃったりするの?
 奇数 モニカに捕捉されたんだけど、ライドくんがちゃっかり暗夜王国の騎士と、暗夜王国の人間といるのを知って、ふぅーん?て悪い顔
 ※0は偶数扱いです


パラン「――あの3人です…」

モニカ「………ライド…? それに、あの女の持ってる槍、暗夜王国の騎士団…」

モニカ「あとは…ベテルが蘇生してあげたのに、そんなの毛ほども知らない元魔剣士…」

パラン「…」

モニカ「………ふぅーん…? そういうことするんだ、ライドって…」

モニカ「ベテルが入れなくって、正解だったかも…」

パラン「…何か、するんですか…?」

モニカ「するよ」

パラン「何を…?」

モニカ「ただ始末するだけなんて、してあげない。……思う存分、苦しませる」

パラン「…」

モニカ「アハッ…仕方ないよね、だって…暗夜王国の人間なんかと一緒にいるんだもん」

モニカ「折角、わたしがどうなったのか心配してあげてたのに、裏切ってるんだもん」

モニカ「――楽には殺さない」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライドに標的を絞って、モニカが暗躍を始めるようです…
 4~6 モニカのえげつなーいことが襲いかかっていくようです…
 7~9 でもじっくりと考えてから行動に移すようです。…今は、まだ、だいじょぶそう?


ジュダル「暑い、汗でべたべたになる…」

ライド「……うん…」

エル「うるさい。そんなに暑ければ水浴びでもしていろ」

ジュダル「いいかも!」

ライド「えっ…」

ジュダル「ちょっと休憩しよ、休憩。その間に、川で水浴びしてさっぱりしてくる!」タタッ

ライド「み、水…浴び…?」ゴクリ

エル「…」

エル「【安価下1】」

 1 お前は昼飯でも準備しろ
 2 ………別に俺は覗こうが止めない
 3 休憩か…。水でも汲んでこい。もうなくなってる


エル「………別に俺は覗こうが止めない」

ライド「のっ…覗きませんっ…!」

エル「…」ジロォッ

ライド「………だ、だって…悪いし…」

エル「…止めないと言っただけだ」

ライド「っ…」

エル「…」

ライド「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やましい気持ちなんかこれっぽちもない、って強調しながらライドくんは水を汲みにいきました。…ほんとかよ?
 4~6 雑念を振り払うようにライドくんは草刈りを始めた。それ休憩にならない…
 7~9 食べられるものを探してくる、って川と反対の方にライドくんは走ってった


<冷たいっ…! あー、でもいい…

<さっぱりするー

ライド「…///」←耳まで赤い

エル「…」

ライド「っ…ダメだ、ダメだダメだダメだ…」ブツブツ

 ザッザッザッザッ…

エル(何で草刈りを…)

ライド「…」ザクザクザク


 【直下 コンマ判定】
 1~3 思ってたよりも早くジュダルが戻ってきた…?
 4~6 見知らぬ女が現れた
 7~9 ジュダルが戻ってきても、ライドくんは草刈りをやめなかった。直立しようともしない…前屈み…?


ライド「ブツブツブツブツ…」ザクザクザク

 トトトッ

ジュダル「ただいまー」

エル「…」

ジュダル「ライド、どうしたの?」

ライド「っ…え、あ、う、いや…」

ジュダル「…もしかして…エッチなこととか、考えてた?」ニタァッ

ライド「ち、違っ…! 全然、そんな…!」アタフタ

エル「さっさと行くぞ…」

ジュダル「うん、えっと…どこ行くんだっけ?」

ライド「川沿いに歩いて行けば、船の行方が掴めるかもって」

ジュダル「船? ……ああ、そうそう、そうだっけ。じゃあしゅっぱーつ」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やたらジュダルがライドに絡むな
 4~6 そんな調子で歩き続けて夜になっちまったぜぃ
 7~9 違和感


ライド「……もう、暗くなっちゃいましたね…」

ジュダル「あっという間だね」

エル「…寝る」ゴロンッ

ライド「あ、ご飯くらい…」

エル「お前のメシはまずい」

ライド「…」

ジュダル「じゃあ、わたしが作ってあげる」

エル「……お前が…?」ジロッ

ジュダル「できるもん」

ライド「…まずい…かな…?」


 【安価下1】
 1 食うだけ食ったら、さっさと寝るに限るよね
 2 焚き火を囲んで、食後の一杯をやる
 3 雑談ターイム


ライド「………味が…何か、ハッキリしない感じが…」

エル「…これくらいでいい…。もう寝る」ゴロン

ジュダル「もう?」

ライド「じゃあ、僕も…」

エル「…」

ジュダル「………ねえ、ライド」

ライド「?」

ジュダル「何か、まだ寝れなさそうだからお喋りしよ?」

ライド「…うん…」

エル「…」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 モニカ
 2 エル続行(夜イベスキップ
 3 ライド
 4 ジュダル


ジュダル「さっき、そっちの草陰で、何かいたの。見にいこ」

ライド「う、うん…」

 ガサガサ…

ライド「……こんな、ところで…?」

 ガサガサ…

ジュダル「こっち」グイッ

ライド「あ、あんまり…引っ張ると足元が暗くて――」

 バタッ

ライド「痛っ…」

ジュダル「…大丈夫?」

ライド「う、うん」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ジュダル「あ、あったあった。ほら…人間の死体あるよ。……食べる?」ライド「………え…?」
 4~6 ジュダル「本当に大丈夫だと思ってるの?」ライド「…どういう…?」ジュダル「…もうダメになってるのに」
 7~9 ジュダル「………ねえ、ライド」ライド「え、あの…何で、僕に、乗ってくるの…?」ジュダル「……したくないの…?」


ジュダル?「あ、あったあった。ほら…人間の死体あるよ。……食べる?」

ライド「…………え…?」

ジュダル?「いいの?」

ライド「…な、何を言って…」

ジュダル?「わたしが見つけただけで、確か……6つか、7つかあったから…それ以上は食べてるんでしょ?」

ライド「ジュダル…?」

ジュダル?「あ、違うよ?」

 ボフンッ…

モニカ「久しぶり、ライド♪」

ライド「っ…」ビクッ

モニカ「わたしね、ライドのこと、大っ嫌いになっちゃったの。だから、いっぱい嫌がらせしようと思って」

ライド「え、え…? ジュダルは…?」

モニカ「さっきのご飯、おいしかった? あれ、お肉入ってたでしょ? 何の、肉だと思う?」ニコニコ

ライド「っ…ぅ……」バッ

モニカ「もう食べ馴れてるのに、そんなに気持ち悪そうな顔するの? 分からなかった?」

モニカ「あっ、ちゃんと普通に食べられるように料理したからかな? 魔剣士の方も気づいてなかったみたいだし…」


 【安価下1】
 1 ジュダルはどこ、って
 2 エルのとこまで逃げる
 3 なんでそんなことするの、って


ライド「じゅっ…ジュダル、は…?」

モニカ「知りたい?」

ライド「…っ…」コクッ

モニカ「ちゃんと、こっちで捕まえてあるよ」

モニカ「ライドが変なことしたり、言うこと聞かなかったりしたら、すぐに殺せちゃうように」

ライド「!」

モニカ「驚いた? ほら、昼に入れ替わったの。ライドが草刈りしてた時」

ライド「っ…あの、時…。でも…どうして…僕に、何か…させるの…?」

モニカ「うーん、何をさせようかなあ…って今、考え中なんだけど…魔剣士に教えたら、ダメ。ひとつめのルール」

モニカ「それとね…そうだな…。とりあえず…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカ「ほら、この死体…食べて? 好きに料理とかしてもいいけど、全部、夜明けまでに食べなかったらあの女騎士殺すね?」
 4~6 モニカ「………あっ、そうそう。ライド、むらむらしてるんじゃない? この死体、女だから…ヤっちゃっていいよ?」
 7~9 モニカ「ライドって、色んな嫌なことあったんでしょ? それ全部、教えて? 全部、詳しく、些細なことまで。ね?」


モニカ「………あっ、そうそう。ライド、むらむらしてるんじゃない? この死体、女だから…ヤっちゃっていいよ?」

ライド「……ぇ…?」

モニカ「ほら、していいって。見ないであげるよ? あっ…それとも、見られたいの…? ヘンタイ、やだ…」

ライド「な、何を…」

モニカ「何って、死姦」

ライド「っ…」

モニカ「意味分かる? 死体とエッチすることね? ほら、まだ…死んでそこまで時間立ってないし、首以外は綺麗でしょ?」

モニカ「服を剥ぐところから始めていいから」

モニカ「それとも、見た目が好みじゃない? 大丈夫、任せて。この指輪はね、見た目を自由に変えられるの」

モニカ「だから、これを死体につけてあげて…とりあえず…あの女騎士でいっか」

 ボフンッ

ライド「!」

モニカ「はい、えっと……ジュダルだっけ? っていうのに、そっくりな死体のできあがり」

モニカ「ほら、していいよ。でも、膣から精液出てるのは確認するから。はい、お好きにどうぞ?」

ライド「っ…や、やだ…嫌だ…」

モニカ「じゃあ、女騎士死ぬよ?」

ライド「やだぁっ…!」

モニカ「……どっちかだよ? いいじゃん、死体相手なんて何もカウントされないし」

モニカ「それとも…あんなに苦しそうな顔してたのを治してくれた人たちのこと、裏切っちゃうの?」

ライド「ちがっ…」

モニカ「裏切りじゃん」

モニカ「ほら、自分がちょっと汚れちゃえばとりあえずの命は繋がるんだよ? それなのに、しないの?」

モニカ「その程度なんだ? ――あっ、そういう風にこれまでライドも生きてきたんじゃない?」

モニカ「だから因果応報なんだよ。じゃあこれからもずっとそうなんだね」ニコッ

ライド「ぅ…ぁ…ぁぁ……」ガクガク

モニカ「するの? しないの?」


 【安価下1】
 1 モニカのゲスプレーにハマるしかないんか…?
 2 爆裂魔法で攻撃したと見せかけて、エルに気づいてもらう作戦…でも失敗したら、ジュダル…ヤバいんじゃ…?
 3 その他、どうしよ…?


 ・
 ・
 ・

ライド「っ…ぅっ…っく…」ポロポロ

モニカ「…よくできました~」

ライド「っ…」

モニカ「……うん、ちゃんとできたんだね。へー…ねえ、童貞だったの?」

ライド「…」

モニカ「…多分そうだよね。初めてが死体で、しかも旅してる人そっくりとか…いい思い出になったね?」

モニカ「あっ…ごめんごめん。ノーカンになるとか言ってたけど、きっと思い出にはばっちり残るよね」

モニカ「初めて抱いたのが死体になるって…いい話の種になるんじゃない? そういうの好きな人、きっといるし。良かったね」

ライド「ジュダルを…早くっ…」

モニカ「え、これしたら解放してあげるなんて、一言も言ってないよ?」

ライド「でもっ…これ以上…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカ「じゃあ、次は…別の仲間を傷つけよう?」ライド「は…?」モニカ「殺すまでしなくてもいいよ?」
 4~6 モニカ「この死体、ここに残すのももったいないから、食べちゃってね。夜明けまでに」
 7~9 モニカ「これ以上はまた可哀想になっちゃうし、今日はここまでにしてあげる。明日からも、よろしくね? バラしたら…バラしちゃうよ」


モニカ「この死体、ここに残すのももったいないから、食べちゃってね。夜明けまでに」

ライド「っ……い、嫌だ…もう…」

モニカ「じゃ、女騎士には死んでもらうね。どうやって死んでもらおうかな…? あっ、この死体と同じことされるっていうのは?」

モニカ「首をザクってしてから、どっかのスラムに放り込んだら浮浪者とかがヤっちゃうんじゃないかな?」

ライド「やだ…許して、もう…お願い…お願いします…」

モニカ「ダメ」

ライド「嫌…もう…」

モニカ「……食べるの? 仲間を見殺しにするの?」

モニカ「あっ、骨とか髪の毛までは食べなくていいからね? お腹壊したら大変だから」


 【安価下1】
 1 モニカに襲いかかる
 2 食べる…
 3 その他、どうしよう…?


ライド「ゆるして…ください…」

モニカ「………食べてよ?」

ライド「っ……」

 ゴソ…

モニカ「そうそう…。ほら、食べやすく切り分けてもいいんだよ?」

モニカ「食べ方はお任せだから。いっぱいあるけど、食べきれるかな…? 半分も食べられればいいことにしてあげる」

モニカ「別にわたし、血も涙もないような女じゃないから」

ライド「ごめんなさい…ごめんなさい…」チャキッ

 ザシュゥゥッ…

 ・
 ・
 ・

 グチャッ…
 ズジュッ
 クチャクチャ…

ライド「っ…おえっ…おええええっ…!」

 ビチャッ…

モニカ「…ちゃんと飲み込んでよ」

ライド「ふぅっ…ふぅっ…」

 ・
 ・
 ・

モニカ「………あ、もう明るくなってきちゃった」

ライド「…ぅ…」グチャ

モニカ「じゃあ、また今日も楽しく、明るく、歩こうね。もちろん、魔剣士にバラしたら、女騎士はバラバラだから」

モニカ「顔とか洗ってきてよ。そんなに血塗れじゃ、バレちゃうし、臭いも落としてね?」

モニカ「ちゃんとできなかったら、おしおきね」



―――――

 ちょい、休憩を
 1時間以内に戻りますゆえ


王子「皆、SAN値は振り捨てるもの、って俺聞いたことあるから!」

王子「ガンガン、がんばろうね! TRPGはやったことないけど!!」

王子「モニカのゲスプレーもここぞとばかりに炸裂中だから、モニカ視点を選択すればゲスり放題だよ!」

王子「………主にライドくんに対してのみ」

王子「にしてもコンマ神は酷いね。救済と思わせておいて叩き落としていくスタイルなんて…弄ばれてたんだね…」

王子「再開です」


 【安価下1】
 視点選択
 9人の中からどうぞ


 ――デルザー大陸・川沿いの街道――

 スタスタ…

エル「…」チラッ

ライド「…」ゲッソリ

偽ジュダル(モニカ)「~♪」

エル「…何かあったのか?」ジィッ

ライド「…い、いえ…」

偽ジュダル「昨日、夜更かししただけだよ」

偽ジュダル「ちょっと喋り込んじゃって…ふわぁぁ…眠いね」

ライド「…うん…」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 水どうぞ、って言って血の詰まってる水筒を差し出すゲスプレー
 4~6 小さな村についた
 7~9 小さめの町についた


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 町に着いたんだけど、ライドくんがかなり精神的にまいってる模様。気分悪そうだから、ってライドを連れ出すことに成功。何してやるか
 奇数 真ジュダルに逃げられたってパランから、こっそり…マジでか
 ※0は偶数扱いやで


偽ジュダル「小腹すいてきたかも…。ライド、朝ご飯食べてなかったし、そろそろお腹減ってない?」

ライド「っ……いや、僕は…まだ…」

偽ジュダル「顔色悪いのにそんなこと言われても信用ないよ。はい、これ、あげるから食べてね」

ライド「っ…」

エル「…」

偽ジュダル「毒なんて入ってよ。……それとも食べらんない?」

ライド「……あ…りがと…う……」

 モグッ…

ライド「っ――」

ライド(………これ…や、っぱり…)

偽ジュダル「ちゃんと食べてね。体は資本なんだから」

ライド「っ…ぅ…ゴクンッ…」

 チクッ…

偽ジュダル(ん…? パランから…この合図って、捕まえたやつが…)

偽ジュダル(…………何で逃がすかな…ちゃんと監視しといてって言ったのに…)

エル「……建物がある」

ライド「…」

偽ジュダル「…町かな?」

偽ジュダル(本物がすぐに来るってこともないだろうけど…楽しむのはそろそろ、終わりにした方がいいかも)

偽ジュダル(それとも、何かもっといい方法…)


 【安価下1】
 1 とりあえず、ライドくんと行動かな
 2 どうせなら絶望を演出したいし…真ジュダルとあえて合流させておいて、ライドくんのしたこと全部暴露してやってから始末?
 3 その他、どんなゲスプレーにはしる?


 ――デルザー大陸・川沿いの某町――

偽ジュダル「ライド、やっぱり顔色悪いね」

ライド「…」

偽ジュダル「……ねえ、エル、ちょっとライド休ませにいくから。ひとりでやってて」

エル「…」

偽ジュダル「行こっ」グイッ

ライド「う、ん…」

 スタスタ…

エル「……ん…?」

 ・
 ・
 ・

ライド「……どこまで…?」

偽ジュダル「何しようかなって思って」

ライド「…いつまで、こんなこと……」

偽ジュダル「ライドがおかしくなるまででいいんじゃない?」

ライド「…僕は…何でそこまで、憎まれる…の…?」

偽ジュダル「憎んでないよ、嫌いになっただけ」

ライド「どっちも…変わらない…」

偽ジュダル「そうかもね。どっちでもいいんだけど…」

ライド(いつまで…こんなことが続くの…? 本当は、もう…ジュダルも…?)

ライド(っ…ダメだ…そんなこと、考えちゃ…)


 【安価下1】
 1 あそこのどこにでもいそうな女の子をさらってきて、思いつく限りの酷いことしてねって
 2 レーイープ、へいっ、レーイープ! とりあえず、5人斬りからやってみよう! 痺れ薬あげるから誘拐して愛のつく宿に連れ込んでね
 3 妊婦さんがいるね。ライドくんって、赤ちゃんとか好き?


 ――デルザー大陸・川沿いの某町・連れ込み宿――

偽ジュダル「とりあえず、ここでいいや」

ライド「……ここって…?」

偽ジュダル「はい、これあげる」

ライド「……針…?」

偽ジュダル「これをチクって刺せば動けなくなるから、ここでたっぷり、昨日死体にやったみたいなことしてあげてね」

ライド「っ…」

偽ジュダル「ここの窓から通り見えるし、監視してるから。ほら、よく見てね、ここから見える範囲」

偽ジュダル「ちょっとでも、ここから見えないところに行っちゃったら、女騎士は…」

ライド「……」グッ

偽ジュダル「とりあえず、5人斬りから? 初めての本番、がんばってね。死体で予習済みでしょ?」

ライド「~っ…」

偽ジュダル「ほら、早く行って」

ライド「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 え、エル…! バカのくせに…!?
 4~6 5人達成…時間かけたねー
 7~9 ライドくんがもうね、壊れてきてますね。ケダモノみたいにね、うん…


 ガチャッ…

モニカ「終わった?」

ライド「…」

女E「っ…っ…」

モニカ「…」チラッ

女A~D『…』

モニカ「……しまってよ、それ」

ライド「…」

モニカ「……見たくないもの見せて…サイテー」

モニカ「あ、あとね、その針。麻痺毒なんだけど、その内、心臓まで止まっちゃう仕様なの」

ライド「っ…」

モニカ「だから…そっちの4人はもう、微動だにしてないでしょ?」

ライド「そん…な…そんなの…」

モニカ「犯しといて何言ってるの? それにこれまで、何人殺したの? 今さらでしょ?」

ライド「っ…」

モニカ「【安価下1】」

 1 じゃ、明日の朝までにあと何人やれるか、試そうか? はい、もう1回行ってきて
 2 ねえねえ、どんな気分? ほんとに5回もできたの? 絶倫なの? それとも溜まってた? 昨日まで童貞だったのに、5人もしてどう?
 3 それじゃあ、殺したって証拠が残らないようにちゃんと始末しようね。あ、もう食べなくてもいいよ? 捨てやすいように解体して
 4 その他、自由台詞でライドくんを追い詰めて…


モニカ「じゃ、明日の朝までにあと何人やれるか、試そうか? はい、もう1回行ってきて」

ライド「…」

モニカ「…ほら」

ライド「やだ…」

モニカ「…」

ライド「嫌だ…もう…もう…嫌だ…許して…ジュダルじゃなくて…僕に…!」

モニカ「………身代わりになるって? じゃあ、あの女騎士に、今度はライドを盾にして、色々させたい?」

モニカ「それも面白そうかも…」

ライド「違うっ…! 何か…するなら、僕だけにしてっ…! もう…他の人を巻き込んだり…しないで…お願い…」

モニカ「…」


 【安価下1】
 1 じゃ、苦しみながらそろそろ死のうか
 2 なに言ってんの、そんなお願い聞くはずないじゃん。じゃあ、さらってきてあげるね、って
 3 偽善ぶってんじゃねーよ


モニカ「…いいよ」

ライド「っ…」

モニカ「自分でさらってこれないなら、わたしがやってあげる」

ライド「ダメっ…もう――」

モニカ「そんなお願い、聞くはずないじゃん」

ライド「…っ」

モニカ「勝手にいなくなってたら、バラバラだから」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あり、ちょっと遊びすぎちゃったかな?
 4~6 追い詰めすぎてライドくん、もう半狂乱ですね。襲われちったよ
 7~9 やだやだうるさかったけどちゃーんと…


モニカ「大人しく待ってて――」

 ガバッ

ライド「う、あああああああっ…!」

モニカ「っ――もうっ!」

 ブンッ
 ドガァァァァァッ

ライド「あぐっ…」ドサッ

モニカ「…きったない液体まみれで触んないでよ」

ライド「ふぅーっ…ふぅーっ…」

モニカ「わたしに欲情してるの? マジキモい…連れてきてあげるから、それで解消してよ」

ライド「やだ…もう、やだ…しない…っ…」

モニカ「………ふーん…そう…」


 【安価下1】
 1 じゃあもう、ここで殺す
 2 そんなワガママ言うから、表の通行人がいきなり頭ぶっ飛ばされて死んじゃうんだよ~って。でもってライドの姿になって街中で虐殺
 3 その他、どうするよ? もう言うこと聞かないっぽいよ


モニカ「…」チャキッ

ライド「っ…」

モニカ「そんなワガママ言うから、こうなるんだよ」カチッ

 バァァンッ

<きゃあああああっ!

ライド「!?」バッ

モニカ「へーんしん♪」

 ボフンッ

偽ライド「あーあー、言うこと聞かないからいっぱい人が死んじゃうね。しかも、それ、ぜーんぶ、ライドのせいだから」タタタッ

ライド「っ…ちが…待って…待て…!」


 【安価下1】
 1 ライドくんを演じるためにも、ライドくんの剣でばったばったと斬り殺していこうね
 2 とりあえず放火してー、女子供から斬りまくってー、わざと男どもは殺さないで斬りつけるだけに留めて顔を覚えさせてー、って
 3 そうだ、道すがら人を殺しまくって、不意打ちでエルも殺っちゃおうかな。不意打ちならいけそうだよね


 シュボォォッ

偽ライド「燃えろ燃えろー!」

<何してるっ…!?

偽ライド「人殺し中だけど?」ニコッ

 ブンッ
 ズバァアアアアアッ

偽ライド「復讐とか怖いから、足一本だけにしといてあげるね」

偽ライド「でも…女子どもは、復讐なんかぜーぜん、怖くないし――いっぱい殺っちゃうよ…!」ダンッ

 ズバァァァッ

偽ライド「皆死んじゃえ、死んじゃえばいいんだよ!」

 ズバァァァッ
 グシャアアアッ

偽ライド「あの世逝き、みんなで死ねば、怖くないっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エル
 4~6 ライドくんが追いついたでー
 7~9 たっぷりとライドくんの顔を売ったし、一旦帰ろうかな。まだまだ、別の方法で楽しめるかもだし?


偽ライド「………ふぅぅー……そろそろ、生きてる人が見えなくなってきた…。皆、逃げたかな?」

偽ライド「でも、こんだけやって、町も燃えてるし、相当、恨みは買うんだろうな…。ライドが」

偽ライド「…うん、今回はここまでにしといてあげようっと」

偽ライド「死姦させて、人肉食させて、レイプさせて、ついでに殺させて、濡れ衣もばっちりで…」

偽ライド「大丈夫だね…これなら」

偽ライド「下手に殺しちゃうより、この方が辛いだろうし…生き地獄?」

偽ライド「……いや…頭がぶっ壊れちゃったら、それも意味ないか…。もうちょっと、頑丈でいてほしいな…」

偽ライド「…汚れたし、帰ろうっと」

偽ライド「あー、楽しかったっ♪」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 シリウス
 2 スピカ
 3 ヨダカ
 4 エル
 5 ライド
 6 ジェシカ
 7 インガ
 8 ジュダル


 ――水浴びしてる時

ジュダル「冷たくて気持ちいい…」

ジュダル「このまま、泳いで進む…のはさすがにムリかな」

ジュダル「…そろそろ、上がろうっと」

 ザバッ…

ジュダル「タオル、タオル…タオ、ル……」

ジュダル「……………ライドー! タオル忘れちゃったから持ってきてー!!」

 シ----ン…

ジュダル「…あれ?」

ジュダル「……ライドー? 神父ー?」

ジュダル「…」

ジュダル「………あ、あれっ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 全裸状態で、パランに捕まった…おーう…
 4~6 誰もいない…置いてかれた…? 偽ジュダルのせいです
 7~9 ぱさってタオルが落ちてきた。…よく分かんないけどラッキー


ジュダル「……どうしよ…?」

 パサッ…

ジュダル「っ…あれ、タオル…えっ、どこから?」キョロキョロ

ジュダル「………まあいいや」

 ゴシゴシ…
 シュルルッ

ジュダル「よし…着替えたし、さっぱりしたし…」

ジュダル「休憩おしまいで、早く行かなきゃ…!」

 タタタッ

ジュダル「お待た――せ…ってあれ?」

ジュダル「…………何で、神父もライドもいないの…?」

 ポツン

ジュダル「…どうしよう…」

 スゥゥッ…

パラン「お仲間なら、もう、先に」

ジュダル「っ…!?」バッ

パラン「…」

ジュダル「……だ、誰…?」

パラン「………パランドゥーラ、です」

ジュダル「……パランドゥーラ…?」

パラン「どっちに行ったか、見てたので…案内しましょうか?」

ジュダル「ほんと?」

パラン「…」コクン

ジュダル「【安価下1】」

 1 …とか言っちゃって、ほんとは新手のナンパじゃないの?
 2 じゃあ早く! 勝手に置いてっちゃうなんて、許せない…! キックしてやる
 3 なんで引き止めてくれなかったの?


ジュダル「なんで引き止めてくれなかったの?」

パラン「……すれ違っただけで…体の大きな人と、赤い髪の毛の少年…ですよね?」

ジュダル「うん」

パラン「…その人たちとすれ違って、ここまで歩いてきたら、あなたが…」

ジュダル「……それなら、仕方ないのか…」

パラン「…」

ジュダル「じゃあ案内して――って、別に行き先分かるか…。あっちでしょ?」スッ

パラン「…いえ、そちらではなく…あちらに」スッ

ジュダル「えっ…だって、川沿いに行くって…」

パラン「………予定変更とか…言ってたような…」

ジュダル「…そう、なの?」

パラン「はい」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちなみにパランがモニカに受けた指示は、ふん縛って絶対に動けないようにしておけ…でした
 4~6 パランを疑うこともなく、ジュダルはとことことついて行ってしまいます…
 7~9 いやでもおかしいよ…って気づくジュダル


ジュダル「行っちゃった方、教えて」

パラン「……一緒に、行きましょう。僕も少し…用事が」

ジュダル「うん」

 スタスタ…

ジュダル(でも、どうして置いてくんだろ…?)

ジュダル(神父だけならともかく、ライドまでって…)

ジュダル(……何だろ、このいやーな感じ…)

パラン(…どうしよう…)

パラン(動けないように、縛り上げとけって言われてたけど…こんな、女の子をそんな…)

 スタスタ…

パラン「…」チラッ

ジュダル「……何?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いきなり魔法で身動きを封じられました
 4~6 小腹すいてませんか、って食べものもらったら睡眠薬入りで、くかーっといったジュダル
 7~9 何でもないってさ。何もされなかった。…まあ、別方向に誘導はされてるんだけど


パラン「……ごめんなさい」

ジュダル「何が?」

パラン「拘束魔法」

 バシュンッ
 グググッ

ジュダル「うっ…!? な、に…いきなり…!?」

パラン「……一族の悲願のため、らしいので…」

ジュダル「一族…?」

パラン「…できるだけ、痛みはないようにするので大人しくしててください」

パラン「昏睡魔法」

 パァァァァァッ

ジュダル「っ…ぅ…Zzz」

パラン「……ごめんなさい」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 手厚い監禁
 4~6 手厚い軟禁
 7~9 ゆるーい軟禁


 ――デルザー大陸・???――

ジュダル「っ…ぅ…」パチッ

ジュダル「………何…この、部屋…?」

パラン「……体に痺れなどはありますか?」

ジュダル「…あっ…! 嘘つき!!」

パラン「…ごめんなさい。でも…命令なので」

ジュダル「ここどこ? 出して! 神父達はどこ行ったの!?」

パラン「あなたを今、監禁しています。だから、ここからは出て行かないでください」

ジュダル「は?」

パラン「お腹とかすいてたら、ご飯も出しますから…お願いします」


 【安価下1】
 1 ……と、とりあえず、腹ごしらえだけ…。お腹へってる
 2 やだ、出てく
 3 その他、どうしよ?


パラン「…」

ジュダル(……こうなったら…色気で誘惑して、隙を見て…)

ジュダル(よしっ…)

パラン「…」

ジュダル「…」シュルッ

パラン「………なんで…服、はだけさせるんですか…?」

ジュダル「………ね、ねえ」

パラン「…」

ジュダル「えーと………この部屋、暑くなぁい?」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 あくまで『無自覚』誘惑がすごいので、『自発的』誘惑はできないジュダルだった!!
 7~9 パランはマジメだった…乗り気じゃないだけでマジメだった


パラン「……温度を下げます」

 パァァァァッ

ジュダル「……さぶっ」ブルッ

パラン「…下げすぎなら…もう少し、上げて…」

 パァァァッ

ジュダル(通じない…!!)

ジュダル(きっとオッサンだったら、いちころなのに…!)←思い上がり

ジュダル(…どうしよっかな…?)

パラン「…」

ジュダル(強攻突破…? 丁寧に、持ち物とかまで、ちゃんとこの部屋に置いてくれてるし…)

ジュダル(ぱっと槍取って、がっとやって、その隙に…)

パラン「…」

ジュダル(うーん…どうしよう…)


 【安価下1】
 1 何か食べよう。お腹がすいたから持って参れ
 2 油断させるためにも、ちょっと雑談なんかしてね? オッサンも尋問の時は警戒心を解かなきゃで、雑談しとけばいいって言ってたし
 3 強攻突破を試みよう
 4 その他、どうしよう?


ジュダル(………ここはやっぱり、強攻突破)チラッ

ジュダル(訓練時代のドラシロみたいな体つきだし…意外といけるんじゃないかな…?)

ジュダル(魔法…そうだ、魔法に気をつけて…よしっ)

ジュダル「………ねえ、わたしの槍、変なこととかしてない?」

パラン「…していませんし、荷物も一切あさってません」

ジュダル「ほんと?」チャキッ

パラン「はい」

ジュダル「……ふうん、じゃあ…」

ジュダル「…」

パラン「…」

ジュダル「――有り難く、使わせてもらうからっ!」

 クルルルッ
 パシィッ

 ダンッ
 ズォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やだ、ブラックサタンつよい
 4~6 意外といい勝負…?
 7~9 え、あっさり…?

 


 バチバチバチィィィッ

ジュダル「っ――何、これっ…!? 反発…!」

 ドゴォォォォォンッ…

ジュダル「痛っ…」

パラン「…ただの障壁魔法です」

ジュダル(やっぱり、魔法…でも、これってわたし…破れる…どうにか、なる…?)

パラン「…ケガ、してませんか? 手当てもしますけれど」

ジュダル「いらないっ…!」スクッ

ジュダル(直接攻撃がダメなら、気を惹いておいて、その隙にあのドアから外へ出れれば…)

 ジリッ…

パラン「…まだ、やるんですか?」

ジュダル「…」ジリジリ

パラン「…結果は同じだと思いますが」

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 魔法使い相手じゃ…やっぱムリかな…? 妙案が浮かぶまで、待つ…?
 2 パランに攻撃すると見せかけて、ドアから外へ!!
 3 その他、どうするよ?


パラン「…」

ジュダル「………やっぱ、ムリか…」

パラン「…」ホッ

ジュダル「……でも」シュルルッ

パラン「?」

ジュダル「……監禁中、このかっこでいるから!」

 バサァッ

パラン「っ…!?」バッ ←顔を逸らした

ジュダル「ずっと、これでいるから」

パラン「ふ、ふ、服…服着て…ください」

ジュダル(思った通り、デネブ並みにウブだ…!!)

ジュダル(これなら、隙だらけになるはず!!)グッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やわらかくていい香りもする、あったかもふもふ毛布で簀巻きにされた…
 4~6 魔法って便利ですねー
 7~9 部屋の明かりを消された。暗闇じゃ、全裸でも意味がない…! どころか、逃げるのもむずい…


パラン「っ…!」

 パァァァッ

ジュダル「え、あれっ…!?」グググッ

ジュダル「な、何…これ、体が勝手に…服を着て…!」グググッ

パラン「……ふぅぅ…」

ジュダル「ズルい!!!!」

パラン「えっ…ご、ごめんなさい…。でも…女の子は無闇に肌を見せたら…」

ジュダル「監禁しといて何言ってるの?」

パラン「…ごもっともです…」

ジュダル(監禁されてはいるけど…やっぱ、悪いやつじゃない…のかも…?)

ジュダル(…だったら、説得とかしてみたら、案外…でもでもでも…こういう考えって、うまくいった試しないし…)

ジュダル(…んー…強攻突破もダメ、色仕掛けもダメ、目のやり場に困らせる作戦もダメ…)

ジュダル(どうしよう…?)


 【安価下1】
 1 説得を試みよう。オッサンに教わった説得法は警戒を解いて、打ち解けてから本題…よし、雑談からかな?
 2 泣き落としとか? うーん、ビミョーなことになりそう…
 3 そう言えばご飯も用意するとか言ってたし、無理難題突きつけたら部屋から出ていって何かしてくれるんじゃ…?
   ※試しに何か要求してみたいことがあれば併記


ジュダル「……許してあげないから」

パラン「…ごめんなさい」

ジュダル「謝って済むなら騎士なんていらないもん!」

パラン「…」

ジュダル「……わたしが騎士なんだけどね」

パラン「…はあ」

ジュダル「えっと…パランは何してる人?」

パラン「…自宅警備を…少々」

ジュダル「自宅警備…? お家、何かすごいの?」

パラン「いや…その……引きこもりの別称と言うか…」

ジュダル「引きこもり?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 勝手に落ち込み始めた
 4~6 話を聞いてあげた
 7~9 悩みがあるんだってさ


パラン「まあ…それなりの歴史はあるような家でも、過去のものだし…」

パラン「今じゃ、何をしているんだか…」

ジュダル(何か落ち込み始めた…)

パラン「これから、どうなっちゃうんだか…」

ジュダル(……そうだ、こういう弱味につけこむと心が開くって、オッサンが言ってた…!)

ジュダル(何か気の利いたこととか言えれば、きっと…! 気の利いたこと、気の利いたこと…何て言えばいいんだろう…?)


 【安価下1】
 1 大切なのは、これから先のことと、今じゃん?って
 2 とりあえず共感しとく
 3 その他、気の利いたこと…何?


ジュダル「でも」

パラン「…?」

ジュダル「大切なのは、これから先のことと今だって思う」

パラン「…これから先と…今?」

ジュダル「昔のことなんて変えらんないもん」

パラン「……でも…望む未来なんてないよ」

ジュダル「じゃあ考えればいいんだよ。何したいの?」

パラン「…急に言われたって」

ジュダル「何かあるでしょ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何もないって。んだよこいつ…枯れてんな
 4~6 家族みんなで顔を揃えて食事をしてみたい、って
 7~9 悪いことを悪いと言って、正しいことを正しいと言える勇気がほしいそうです



パラン「…」

ジュダル「おいしいご飯」

パラン「別に…」

ジュダル「…綺麗なお姉さん」

パラン「家にいる…性格はあれだけど…」

ジュダル「何かを始めたいとか」

パラン「そんなエネルギーないし…」

ジュダル「旅行」

パラン「インドア派なんだ」

ジュダル「あーもう、何もないのっ!?」

パラン「…………ない…みたい…」

ジュダル「むぅぅ…」

パラン「…」

ジュダル「ほんとに、何もない?」

パラン「…何か、したいと思えるようなことが欲しいよ…」

ジュダル「はいはいはいっ、思いついた。わたしを今すぐ逃がしたい! とか、どう?」

パラン「…」

ジュダル「…」

パラン「…」

ジュダル「…………はいはい…ダメなんでしょ、知ってたもん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 時間ばかり過ぎていく…。ちなみに、ライドくんがモニカに強制カニバ食らわされてるころです
 4~6 別の話を振ってみる
 7~9 いいよ、って。えっ、ええのん?


ジュダル「……んー…じゃあ、この話おしまい」

ジュダル「さっき、ご飯用意してくれるって言ったでしょ? あれって、誰が作るの?」

パラン「…僕が作るよ」

ジュダル「何でも作れる?」

パラン「…知らない料理でなければ、だいたいは。味の保証まではできないけど…」

ジュダル「…料理得意なの?」

パラン「自分で用意しないと食べられないから」

ジュダル「でも、わたし、料理できないからちょっとうらやましい…」

パラン「簡単だよ、料理なんて…」

ジュダル「でもできないんだもん」

パラン「…そう」

ジュダル「…そうだ、できないって言えば、魔法も苦手なの。魔力少なくって」

パラン「…そう」

ジュダル「………ねえ、さっき、わたしに服着せたのも魔法? 何てやつ?」

パラン「…」

ジュダル「…教えてくれてもいいのに…。ケチ」

パラン「…内緒のものだから」

ジュダル「内緒?」

パラン「…」

ジュダル「……やっぱりケチ」

パラン「うん…。ごめんなさい」

ジュダル「謝るくらいなら教えてよ。教えて、ねっ?」クイクイ

パラン「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ケチ!!
 4~6 中・劫火魔法を教わった。え、いいん…?
 7~9 火属性の爆火という魔法を教わってしまった


パラン「…きみは、属性は?」

ジュダル「火だけど……教えてくれるの? ほんとっ?」

パラン「劫火魔法と、火球魔法は使える?」

ジュダル「1番弱いのなら」

パラン「それでも充分…その槍があれば」

パラン「火属性は補助的に使う魔法がない。全てを燃やすだけで終わってしまう。威力はあっても、応用範囲が狭いと言われてる」

パラン「この魔法は、その風潮を憂えた誰かが考案したものなんだ」

ジュダル「…?」←すでに分かってない

パラン「火球魔法を対象にぶつけると同時、着弾点ですかさず劫火魔法を発動する」

パラン「そうすることで突然、炎が爆ぜたように見せられる。威力もある」

パラン「だけど最大の特徴は目くらましになることなんだ。突然の炎の爆発と、着火と、黒煙で視界を封じる」

パラン「そこまでできたら今度は、火球魔法の発動箇所を変えて、いきなり着弾箇所に火球を出現させる。劫火魔法とともに」

パラン「これが、爆火という魔法。敵に放つ時は足元を狙うのが原則だよ」

ジュダル「……う、うん…?」

パラン「…練習してみようか」

ジュダル「うん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こいつ、いいヤツなんじゃね…?って
 4~6 魔法使いっていうヤツらは、魔法について語ったりしてる時が1番うきうきしてるんだね。ゼドファ然り、スピカ然り、こいつ然り
 7~9 もひとつ、教わってもうた…ええんか、ええんか…? こいつ、敵とちゃうんか…?


ジュダル「爆火!」

 ヒュバッ
 ドォォォンッ

ジュダル「できたーっ!!」

パラン「うん、できてる」

ジュダル「はぁー……疲れた」

パラン「魔力も、回復させてあげるよ」

ジュダル「えっ――」

 パァァァァッ

ジュダル「っ……あ、えっ…? どうやったの?」

パラン「…内緒」

ジュダル「えー…?」

ジュダル「………………って…」

ジュダル(何ふつーにコミュニケーションとってるの…!? 逃げなきゃなのに…!)

ジュダル(でも…魔法も教えてくれたし…ほんとは、いいやつ…?)


 【安価下1】
 1 そろそろ、出してくれないの?って
 2 どうして監禁してるの?って
 3 じゃ、満足したから帰して、って


ジュダル「……ねえ、どうして監禁してるの?」

パラン「…命令をされたから」

ジュダル「誰に?」

パラン「……それは、言えない」

ジュダル「じゃあ、どうしてそんな命令に従うの?」

パラン「…一族の悲願」

ジュダル「一族…?」

パラン「僕の家の…古い、大昔の先祖の代から、あることを目的にしている」

パラン「一生を賭けて何人もの先祖が準備を続けてきて…今、実行の時を迎えてる」

ジュダル「…どんなこと、しようとしてるの?」

パラン「…」

ジュダル「それも内緒?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ケチ
 4~6 悪いこと、ってだけ
 7~9 さらっと…


パラン「………世界の混乱」

ジュダル「世界の、混乱…?」

パラン「大勢の人が、傷ついて、苦しんで、悲しむことになる」

パラン「その先に…理解のできない…僕らの悲願はあるらしい」

ジュダル「…何、するの?」

パラン「…僕は役立たずだから、詳細な計画には触れてないし…触れたくもない」

パラン「だけど、その計画の一端で…命令を受けて、きみを監禁してる」

ジュダル「…」

パラン「…」

ジュダル「………嫌なら、嫌って言えば?」

パラン「でも…僕が嫌だと言っても止まらない。先祖達の身命を賭した準備が、水泡に帰す…」

パラン「父も母も、祖父も祖母も、曾祖父も曾祖母も…全員が、この時のために、何かをしてきたんだ」

パラン「僕は…それを邪魔できない。邪魔にならないように…こうして、小さな小さな命令を受けて、唯々諾々と従うだけだ」

ジュダル「【安価下1】」

 1 ほんとにそれでいいの?
 2 そんなのパランに関係ない。パランが自分でしたくないことなら、しないでいい。…やりたいことすればいいって思う
 3 その他、自由台詞


ジュダル「ほんとにそれでいいの?」

パラン「…それ以外に、僕に選ぶ権利なんて…」

ジュダル「…あるよ」

パラン「ないよ…」

ジュダル「あるっ」

パラン「…」

ジュダル「親がどうとか、パランには関係ない。パランが自分で、親のためにとかって思うなら、別だと思うけど…」

ジュダル「そうじゃないなら、きっと関係ないもん」

パラン「…決まってるんだ、運命なんて…。この血族に生まれてしまった時点で」

ジュダル「関係ないよ。わたしだって、本当は姫だもん」

パラン「っ…」

ジュダル「だけど……まあ…色々あったから、なしになって、今は騎士だし…?」

ジュダル「それも、自分で選んだもん」

ジュダル(………にいやに、どっちかって言われたにしろ…)

パラン「…」

ジュダル「だから、自分で選べばいい」

ジュダル「………違うことするか、自分で、ずっと命令に従っていくって、決めるか…」

パラン「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 答えなんか出せないってさ
 4~6 迷ってるようです
 7~9 おっおっおっ?


パラン「…選べないよ」

パラン「答えなんか出せない…」

ジュダル「…」

パラン「…」

ジュダル「…答えを、出さないって…決めたの?」

パラン「そうじゃないけど…」

ジュダル「意気地なし…」

パラン「…うん」

ジュダル「……はぁぁ…」

パラン「………悪いけれど…もう、眠たくなったから、僕は寝かせてもらうよ」

パラン「……部屋の鍵は、ない」

パラン「この建物の外は、ただ、だだっ広い草原になってる」

パラン「外には万が一にも出られないと思うけれど…多分、その槍は行き先を知ってる」

 ポゥゥゥッ…

ジュダル「…?」

パラン「…僕は、朝が弱いから、正午までは寝てると思うから…それまで、ちゃんと部屋にいてね…」

パラン「じゃないと…監禁、できなくなっちゃうから」

 ガチャッ
 バタムッ…

ジュダル「…………どういう…こと…?」


 【安価下1】
 1 寝よう
 2 ちょっと時間を置いてから、試しに出てみる…?
 3 早速、ドアを開けてみよう


ジュダル「…」

ジュダル「…」

 ガチャッ…

ジュダル「……開いた」

 スッ
 キョロキョロ

ジュダル「…パラン…も、いない…」

ジュダル「…」

ジュダル「……チャンス?」

ジュダル「……行っちゃおうっと」

 タタタッ


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 シリウス
 2 スピカ
 3 ヨダカ
 4 エル
 5 ライド
 6 ジェシカ
 7 インガ


 ――デルザー大陸・川沿いの某町・(普通の)宿屋――

ライド「…」

エル「…」

ライド「……っ…」ブルッ

エル「…何があった?」

ライド「…じゅ…ジュダルが…違う、人…で…」

エル「…違う人?」

ライド「……それ…で…ジュダルを…人質に、して…僕に…」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカに食らったゲスプレーでライドくんのメンタルはもう…
 4~6 表ではライドを探してる住人がいっぱい。見つからないようにさっさと出ていくか、ってエルが
 7~9 ジュダルが戻ってきた。戻れた


ライド「僕…にっ…うっ……おえっ…おええええっ…!」

 ベチャベチャッ…

エル「…」

ライド「ふぅっ…ふっ…ふぅっ…」

エル「…」

ライド「…違う…僕…僕の意思じゃ……仕方がなくて…それ、で…」

ライド「……でも…僕…が…っ…あああああ…あああああああっ…!」

エル(……おかしくなってるな…)

エル(…………表も、こいつを探そうと大勢が目を血走らせている…)

エル(ジュダルもいない…それに…ジュダルが、別人だった…本物が、人質…)

エル(………どうすれば…)

ライド「っ…僕…僕、もう……死んじゃった方が…もう、これ以上っ…」

エル「………死にたいなら、殺してやる。そこに首を出せ」

ライド「っ……」ブルッ

エル「……だが…そうじゃないなら、口にするな」

ライド「……っ……うぅぅ………ぅぅぅぁぁぁぁぁぁああああああああ……」

エル「…」


 【安価下1】
 強制視点チェンジ ライド→エル になりました
 1 さっさとこの町を離れよう。ライドが見つからないように
 2 落ち着くまではこのままにしておくか。ジュダルも…戻る…こともあるかも知れないし…
 3 どうにかしてライドを落ち着けさせた方がいい…のか?
   A 撫でてみる
   B 嫌なことなら酒で忘れろ
   C その他方法で


エル「…」ゴソゴソ

エル「…」チャポンッ

エル「………飲め」つ酒

ライド「…っ…これは…?」

エル「酒だ。飲んで酔っ払えば忘れる」

ライド「……でも…忘れていいはずっ…!」

エル「いいから飲め」

ライド「~っ…」ギュッ

 キュポンッ

ライド「……っ…」

 ゴクッ…

エル「…」

 ゴクゴクゴクッ…

エル「…っ」

 ゴクゴクゴクッ
 ゴトッ…

ライド「っ…ふぅっ…ふぅーっ……喉が…焼け…」

エル「…頭でも振れ。酔いが回る」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 酒はマズかったかぁー…
 4~6 ぶっ倒れた。…まあ…うーん…
 7~9 おっ、効果あった? 目がとろーんとしちゃって…


ライド「…っ……こんな…ので…」

エル「…」

ライド「……エルさん…」

エル「…何だ?」

ライド「こんな…っ……こんな、ものでっ…忘られたら苦労なんか、誰も…!」

ライド「酒なんかっ…僕は人殺しです! 死体を食べるようなっ…! 死体と、し…死体と、せ、セックスとかしちゃって…!」

ライド「他にも、いっぱい…5人も…痺れさせて、レイプしてぇっ、それが…皆、死んでっ…!」

ライド「ジュダルがっ、どうにかなるって脅されてたからっ…仕方なくてっ…なのに、僕…そんな、最低のことで、気持ちよく、なってて…」

ライド「それが……1番…嫌でっ…最低で、ケダモノで…何にも…変わってなくてぇ…変わってないからっ…!」

ライド「折角…皆が……またっ……って…思えたけど、どこまで…行ったって…僕なんか、最低最悪の、人殺しで…それで…」

エル(……変な方向にいったな…。酒はマズかったか…)

ライド「軽蔑してくださいっ…死ねって…お前なんか、生きてない方がいいって…」

ライド「死にたくないから……死ぬのは、怖いからっ…せめて、そうやって言われて…罰が、罰をくださいっ…!」

ライド「エルさんっ…エルさん、お願い…神父…様なら…っ…! 裁いて……誰でもいいからっ…死ぬ以外の、僕だけの罰…」


 【安価下1】
 1 寝てろ(物理
 2 寝てろ(口だけ
 3 そんなに罰が欲しけりゃ、頭狂わせてないで全部真正面から受け止めろって


エル「………そんなに罰せられたいのか?」

ライド「じゃないと…もうっ…何して…」

エル「そんなに罰が欲しいなら、そのイカれてる考え方をやめろ」

エル「まっとうな頭で、全部、真正面から受け止めろ」

ライド「狂ってなんか、ないですっ…僕は…正常です…だから、こんなにっ…!」

エル「鏡見てから言え」

ライド「…か、が…み…?」チラッ

ライド「…………これ…が…僕……?」

エル「…」

ライド「……ひどい、顔…でも…こんな……あれ…?」

ライド「まともです……僕は……ちゃんと、ちゃんと考えててっ…それで…!」

エル「………鏡に言ってろ」

ライド「………っ……違う…違う違う……違うんですっ…こんなじゃ、なくてっ…!!」

エル「頭を冷やせ」


 【安価下1】
 1 花瓶の水ぶっかけて部屋を出てく
 2 ずっと黙って、ライドを見てる
 3 叩けば治るか…? 叩きすぎたら治せばいいだけだし…?


ライド「……」

エル「…」

ライド「……ダメ…」

エル「…」

ライド「そんな…受け止めるって、何…? それが罰…?」

ライド「…償わなくちゃ…いけないのに……ウジ虫以下の僕がっ…せめて…害虫じゃなくなる…くらいにまで、更生して…」

ライド「それでっ…そうしなくちゃ、いけないのに、ただ…自分でしたこと、直視するだけ…?」

ライド「そんなの…ただ開き直っただけだ…。それじゃ、何にもならないっ…僕が、したことが、何か変わるって…?」

エル「…」

ライド「そんなはずないっ!!!」

エル「…」

ライド「ねえ…エルさん…エルさんっ…!」ガッ

ライド「お願い…殴って…叩いて、斬って…それで、そうして…くれればっ…」

 バッ

ライド「あっ……」

エル「…」

ライド「……やっぱ、り……僕なんか…見捨てられて…当然……ですよね…」

ライド「…お…思い上がってただけで……僕は…結局…」

エル「【安価下1】」

 1 祈れば救う女神はいない。だからこの世は、腐っている。…救いなんてないから、自分でやるしかない。他人に縋るな、甘えるな
 2 お前が自分をウジ以下だと言うなら、ウジ以下だ。だが、人間になりたいなら人間だと言え。ウジよか人間の方が、薄汚いがな
 3 罪の後に罰は訪れる。だがお前は、自分の罪さえまだ分かってない


エル「祈れば救う女神はいない。だからこの世は、腐っている。…救いなんてないから、自分でやるしかない。他人に縋るな、甘えるな」

ライド「っ…」

 ガッ

ライド「ぐっ…」

 ドンッ

ライド「っ…な、に…」

エル「腐った世界で、勝手に腐るのは自由だ」

エル「だが、そのまま腐っていくだけなら、お前はそのままだ」

 グググッ

ライド「っ…ぁ…がっ……の…ど……」

エル「文句があるなら、自分で動け」

エル「罰が欲しければ自分で罰を探せ」

エル「この腐った世界に苛立つなら、この世界を自分で変えろ」

ライド「っ……い、き…」

 ブンッ
 ドサァッ

ライド「はっ…はぁっ…」

エル「…………お前が世界を変えようとして、それに賛成するヤツがいれば、それがお前の仲間だ」

ライド「…ふぅっ……はぁっ…」

エル「それでも甘えるな、縋るな」

エル「本当に…仲間になっているんなら、勝手にお前を支える」

エル「お前には、そういうヤツだけいれば問題ない」

エル「………何をするかは、自分で決めろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 黙り込んだライドくん。一応…落ち着いた…?
 4~6 謝られた。…頭は冷えた?
 7~9 目が覚めた? そうかい? 神父はダテじゃなかったのかな?


ライド「…」

エル「…」

ライド「…」

エル「…」

ライド「…」

エル「……ふんっ」

 ガチャッ
 バタムッ…

エル(一応は…落ち着いたか…?)

エル(………だが…あのままでは、面倒臭すぎる)

エル「…」

エル(……荒療治じゃ…ダメか…?)



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました

ジュダルのコンマ腐った時みたいな盛り返しボーナスない…?


 >>249

王子「うーん…あれとはまた、ちょいと状況も違うし…」

王子「あの時も今回も腐っちゃいたけど……うーん…ないなあ」

王子「人死にがね、出そうな時に腐られまくって、良い方に良い方に…ってこっちも手を尽くして、それでもコンマのせいだけで…っていう」

王子「そういう状態だったから、やむなく、取った措置だったから」

王子「まあ、今回は下手すりゃ人死によか悲惨で取り返しのつかないあれだったけど…それにしても、ね?」

王子「挽回のチャンスは消えてないし…意外と、エルとライドっていい具合だし…まだ…ね」

王子「エルも落ちるとこまで一旦は落ちてて、ヨダカとかインガと衝突するようなしょーもないヤツではあるけど、ライドくん的には…ね」

王子「干渉しすぎず、甘すぎず、ちゃんと叱責じゃないけど…厳しいなりに、導けるような要素が一応は持ってるから」

王子「お人好しコンビはライドくんの行為にどん引いて、何も言えなくなっちゃうだろうし…」

王子「姐御もけっこう、ライドくんに何かしてあげられることってないだろうし…」

王子「魔族コンビはライドくんの苦悩なんか知ったこっちゃねーってスタンスになっちゃうだろうし…」

王子「ジュダルは…んー……どん引きまではしないにしろ、ライドくんに何かプラスになるようなことできそうにないし…」

王子「現状、エルくらいのものなんだよね、ライドくんをどうにかできそうなのは」

王子「だから…がんばってください」

王子「コンマ神にも負けず、モニカの悪逆非道な行為にも負けず…がんばってればきっと…いつか、好転する……かなあ?」

王子「ま、ともかく、盛り返すためのサービスコンマ判定は全然考えてません。あれが出てきたらよっぽど、クソな状況だと思ってください」

王子「ではまた次回!」


王子「前回までの、ざっくりあらすじ!!」

王子「救済されたと思ったライドくんがモニカによって再びSAN値の危機!!」

王子「しかもジュダルがエルとライドくんとはぐれてます!」

王子「ブラックサタンの一族とか言う敵も出てきてますが、その中のパランドゥーラっていうのが何故かジュダルを逃がしてくれました」

王子「さてさて、どうなってしまうのか!?」


 【安価下1】
 1 シリウス視点
 2 スピカ視点
 3 ヨダカ視点
 4 ジェシカ視点
 5 インガ視点


 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 野郎どもと女性陣で二手に別れて、辿り着いた東の町で聞き込みをしていたら…ワッツハップン
 4~6 聞き込みした結果、南東に異国人が向かったらしいとの情報ゲット
 7~9 情報を2つゲットしたんやで! やったね!


 ――デルザー大陸・東の町――

スピカ「どうだった?」

シリウス「南東の方に異国の者が向かったらしいと話を聞けた」

ジェシカ「そうかい、あたしらも同じようなことを聞けたよ」

インガ「南東って、何があるんだ?」

ヨダカ「なあ、あそこで売ってたフルーツ、くっそ甘いんだけど何これ?」モチャモチャ

シリウス「南東は…丁度、川をのぼっていったところにある、大きな町だな」

ジェシカ「てえことは、神父どもともそこで落ち合えそうだな」

スピカ「でも、山がない…? 丁度、通せんぼするみたいな」

インガ「山なんか超えられるっての」

スピカ「…山脈を横切るのか…」

シリウス「そういうことになるな」

ジェシカ「折角、町にいるんだ。たまにゃあ、ちゃんとした宿にでも泊まるとしよう」

ヨダカ「なあ、おい、無視してんなよ」

スピカ「バナナって言ってたよ、その果物」

ヨダカ「マジか! バナナ…バナナか…」モチャモチャ

インガ「そんなもっさりしてそうなのうまいのか…?」

シリウス「明日の朝、出発として…まだ日没前だ、自由行動としよう」

ジェシカ「面倒事は起こすんじゃねえぞ」

スピカ「やった、自由行動!」

インガ「自由行動か…」


 【安価下1】
 1 観光するやつ、この指とーまれ
 2 特にやりたいことないし、酒場で飲むか
 3 その他、どうしよう?


ジェシカ「そういや、聞き込んでる時に聞いたんだが、こっから南東の、その町…」

シリウス「ん?」

インガ「何だよ? すげえお宝でもあんの?」

ジェシカ「城があるらしいな」

スピカ「あ、言ってたね。王様がいるとか何とか」

インガ「ふーん…人間て、おんなじ見た目のクセしてよくもまあ、たくさん王を立てるよな」

ヨダカ「魔族なんか、全部ひっくるめて魔王ひとりだしな」モチャモチャ

スピカ「…魔族の治世って、どうなってるんだろう…?」

ジェシカ「興味持たない方がいいだろ…関係ねえんだ、どうせ」

スピカ「何て言ったっけ? 何とか…城とか、何とか王国…みたいな言われ方されてたよね」


 【安価下1】
 何て国? なんて名前なんですか?


 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 暇だからインガは酒場に繰り出そうぜ、って言ったんだけど誰もついてきてくれなかった…ひとりざけ
 4~6 どっかにお宝ないかなー、って観光に繰り出したインガ
     4 ひとり
     5 スピカもいっしょ
     6 スピカとヨダカがいっしょ
 7~9 とりあえず酒場へとなだれ込んでいった一行


 ――デルザー大陸・東の町・大衆酒場――

インガ「つき合いの悪ぃヤツら…」グビッ

インガ「ったくよぉ…旅してる最中は酒我慢してやってたんだから、町にいる時くらいつき合えっての…」


シリウス『俺はあまり酒に強くないからな、遠慮させてくれ』

スピカ『ちょっと思い浮かんだ魔法があるから、ごめんね!』

ヨダカ『ひとりで飲んでろよ、俺はお菓子作るんだから』

ジェシカ『ひとりで飲んでな、あたしは野暮用があるんだ』


インガ「あんの…薄情者どもめっ!」

 グビグビグビッ

インガ「ぷはっ…おかわり!」

 ガンッ

インガ「あーあー……神父でもいりゃ、喋らねえけどひとりで酒飲むことになんなかったのに」

インガ「つまんねーの…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 で、見知らぬ飲兵衛と仲良く飲んじゃうインガ
 4~6 スピカが血相を変えて駆け込んで来た
 7~9 なんてしてたら、誰か来た
     7 シリウスが、寂しく飲んでるんじゃないかって気遣ってくれて
     8 ジェシカが野暮用を終えたらしく
     9 持ちべきものは友達のヨダカ?


 カランッ…

インガ「………カードもひとりじゃできねえし…」

 ガタッ

インガ「ん?」

シリウス「退屈しているんじゃないかと思ってな」

インガ「おー、マジか、お前」

シリウス「酒は飲まんが、それで良ければな」

インガ「よっしゃ、じゃあカードやろうぜ」

シリウス「いいだろう」

 シャッシャッシャッシャッ

シリウス「ところでインガ」

インガ「ん?」シャッシャッ

シリウス「遠からず、またエルとも合流するだろうが…あまり、いがみ合わなければ良いと思っている」

シリウス「…ここはひとつ、インガが大人になってはくれないか?」

インガ「はあ?」

インガ「【安価下1】」

 1 俺がいつ、神父といがみ合ったんだよ
 2 んなのあいつの態度次第だろ
 3 お前にゃ関係ねえだろが


インガ「お前にゃ関係ねえだろが」

シリウス「関係ある。寝食をともにする身だ。ピリピリされていると胃にくる」

インガ「じゃあ胃でも鍛えてろよ」

シリウス「善処しよう。だが、俺だけというのは不公平だな」

インガ「知るか」

シリウス「頼んだぞ」

インガ「勝手に言ってろ」

シリウス「ああ、俺はちゃんとお前が期待を寄せれば応じてくれるやつだと分かっている」

インガ「…」

シリウス「カードを配ってくれ」

インガ「…へーへー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 表が騒がしい…火事か? 喧嘩か?
     1 いいえ、偽ライドです
     2 いいえ、魔族です
     3 いいえ、魔物です
 4~6 特に何もなかったの巻き
 7~9 姐御が何かを抱えながら、無言で来た。何や?


ジェシカ「――よし、準備もいいな?」

シリウス「ああ、消耗品、食料、保存食、その他もろもろ、揃っている」

スピカ「ふわぁぁ…」

ジェシカ「また夜更かししたのかい?」

スピカ「つい…」

ヨダカ「バナナも大量だぜ」

インガ「お前、すっげー買い込んだな…」

ヨダカ「バナナマジうめえ」モチャモチャ

ジェシカ「そいじゃ、行くとするか」


 【安価下1】
 視点チェンジ!!
 ※モニカ以外おkやで、選んでや


 パタッ…

ジュダル「またこっち…。ほんとにこっちでいいのかな?」

ジュダル「槍が行き先知ってる…だったっけ? とりあえず倒してみたら、ずっと同じ方向にばっか倒れるし…」

ジュダル「…騙されてたらどうしよ…?」

ジュダル「…」

ジュダル「でも、他に何もないし…これを信じて行けばいっか…」

ジュダル「早く着かないかなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物の群れに囲まれてもうた…
 4~6 あれっ? おかしいなあ、立派な城が見えてきたけど…あれ?
 7~9 町の半分以上が焼けてる川沿いの某町に着いたよ
     7 エルとライドを探そうと思って声をかけたら、ライドの仲間かゴラァ!みたいな具合に言われた…
     8 2人を捜しまわったんだけど、いない…。もしかして…また置いてかれた…?
     9 ちゃんと合流できたよ


 ――デルザー大陸・川沿いの某町――

ジュダル(神父っぽいのが、この宿にいるとか聞いたけど…ほんとかな…?)

ジュダル(それに、この火事のあととか、けっこう最近のものっぽいし…何かあったのかな?)

ジュダル(いるといいなあ…)

 ガチャッ

ジュダル「すみませーん」

宿屋「はいはい」

ジュダル「えっと…ここに、でっかくて、イケメンで、こう…こう、黒い服の、ひらっとした具合の服の男とか、泊まってる?」

宿屋「ああ…そのお客さんなら、しばらくいるよ。お連れさんで?」

ジュダル「うん」

宿屋「二階の奥だよ」

ジュダル「やったっ!」グッ

 トトトッ

ジュダル(置いてかれてるんじゃないかとか勘繰ったけど、まだいたっぽくて良かったぁ…)

ジュダル(あ、この部屋かな?)

 ガチャッ

ジュダル「神父、ライド、置いてっちゃうなんて酷い!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 荒れてる部屋…隅でライドがうずくまってる…なにごと? 神父いねえし
 4~6 通夜か葬式みたいな雰囲気の部屋…ライドが部屋の一隅で小さくなって座り込んでて、エルは窓際で酒を飲んでた
 7~9 神父に頭を叩かれた。ライドが寝てるんだって


ジュダル「って…あれ…?」

 ゴッチャリ…

ジュダル「…何これ…どういう状況――あ、ライドいた」

ライド「っ…」

ジュダル「ライド、どしたの?」

ライド「……じゅ…ジュダル…?」

ジュダル「そうだけど?」

ライド「…で…も……」

ジュダル「?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 偽ジュダルなんじゃないかってライドくんが襲いかかってきた、がっでむ(白目
 4~6 やたらめったらに怯えてる…人間を警戒する捨て犬かってくらい。そしたら神父が来た
 7~9 本物って信じてもらえたと思ったら泣きつかれた、謝られた、ジュダルには意味が分かりません


ジュダル「……幽霊でも見るみたいな…何?」ジロッ

ライド「っ…こ…来ないで…」ガタッ

ジュダル「え…」

ライド「…おね、がい……だから…」

ジュダル「……いやでも…」スッ

ライド「っ……」ブルッ

ジュダル(何これ…?)

 ガッ
 スチャッ

ジュダル「っ…!? な、何、誰、後ろからっ…! 放して!」

エル「………ジュダルか…?」

ジュダル「神父っ? 何でいきなり、こんな…っ…動けないしっ…こんなことすんの!?」

ジュダル「て言うか、刃、刃がこっち向いてる、切れるってば!」

エル「…ライド、本物だ」パッ

ジュダル「え、何が…?」

ライド「………は…はい…でも……もしかしたら…」

エル「偽物は、俺を神父ではなく、エルと呼んだ。だが、こいつは神父と呼んだ」

ジュダル「?」

エル「終始、偽物は呼び方を間違ったままだった。だから、俺を神父と呼べば本物だと、お前が言ったんだ」

ライド「……っ…」

ジュダル「……どういうこと…?」

エル「それとも、疑わしきは罰せよ…か?」

ジュダル「はっ? 何でそうなるの? わたし何も悪いことしてないもん! そっちが置いてっちゃったんでしょ!」

ライド「……」

エル「…」

ジュダル「…………説明くらいしてよ…」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「…で…こうなってるの?」

エル「…そうだ」

ライド「…」ブルブル

エル「1日中、ああして動かない」

ジュダル「…外にも出れないじゃん」

エル「外は、こいつを探してるヤツらでいっぱいだ」

ジュダル「…そう言えば、武器持ってる人、いっぱいいたかも…。でも、ずっといれないでしょ?」

エル「お前が来るかも知れないから、待っていた。…………こいつは関係なしに、動けないままだろうが」

ジュダル「…ライド、だいじょぶだから行こ?」

ライド「っ……お、お願い…近くに…来ないで…」

ジュダル「…そんなに、酷いことされたの…?」

エル「お前は聞かない方がいい」

 【安価下1】
 1 とにかく、行こうよって
 2 嫌がるライドくんを無理やり抱き締めてぽんぽんしてあげる
 3 じゃあ、1日だけ待って、明日には出発できるようにしよっか、って


ジュダル「…ライド」

ライド「…っ……」タジッ

ジュダル「…えいっ」

 ガシッ

ライド「っ…や、やだっ…お願い、放して…!」

ジュダル「っ…!」ググッ

ライド「やだ、嫌だ嫌だ嫌だ……!!」

 ガブゥッ

ジュダル「痛っ…!」

ライド「~っ…ふっ…ふぅーっ…!」

ジュダル「だいじょぶだから…ほら、何もしないでしょ?」

ライド「っ…!」

 ブチッ…
 グジュジュッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 神父ストップ…ダメや、ライドくんのトラウマが強すぎてジュダルに拒否反応出してる
 4~6 噛みつかれまくったけど、だんだんライドくんの抵抗がおさまってきた
 7~9 成功?


ジュダル「…」ポンッ

ライド「っ…」

ジュダル「…」ナデナデ

ライド「……っ…」

ジュダル(あ…力、弱まってきた…)

ジュダル(腕、噛みちぎられちゃうかと思ったけど…うん、だいじょぶ…神父もいるし…)

ジュダル「…わたしは本物だから、だいじょうぶでしょ?」ポンポン

ライド「…っ……ごめ…ん…」

ジュダル「…うん」

 ナデナデ

エル(…………こんなにあっさり…)

ジュダル「…よし、これで――」

 ギュッ

ジュダル「?」

ライド「………ごめん…もう、少しだけ…落ちつく…から…」

ジュダル「……いいよ」ポンポン

ライド「…」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そのままライドくんは眠った
 4~6 落ち着くことには成功したライドくん
 7~9 立ち直ってライドくん…


ライド「…」

ジュダル(……………足、痺れてきた…)

ライド「……ありがとう…」

ジュダル「もういい…?」

ライド「…うん」

ジュダル「ふぅー……」

ジュダル「………肩凝った…」グルグル

エル「それで、もう行けるのか?」

ライド「…」

ジュダル「一晩くらい休ませて…ずっと歩いてきたんだから、ひとりで…」

ジュダル「魔物とか出てきて、8頭くらい、いっぺんに相手してさー」

エル「なら明日の朝だな」


 【安価下1】
 1 じゃ、明日の朝出発ということで、おやすみ! 疲れた!
 2 ライドくんってこそこそした方がいいんでしょ? なら、顔隠せるようなの買ってくるって
 3 ライドはもうだいじょぶなの?って 明日出発でええのん?って


ジュダル「ライドって、濡れ衣なんでしょ?」

エル「そうらしい」

ジュダル「じゃあ、顔隠せるようなの買ってきた方がいいよね」

エル「…そうだな」

ジュダル「行ってくるね」

ライド「……ま、待って…」

ジュダル「…?」

ライド「…………モニカは…最悪のことをしてくる、から…」

ライド「…少し、ジュダルがいなくなっただけで…また、化けて出てくるかも知れない…」

ライド「…合い言葉を決めて、会話の中でそれを確認できなかったら、互いに疑い合えるようにしよう…」

エル「…合い言葉?」

ジュダル「山、川、みたいな?」

ライド「もっと自然じゃないと…気づかれるかも…。一旦別れて、また顔を合わせた時、天気とか、気候の話を少しでもする…のは?」

ジュダル「…どんな風に?」

ライド「…暑かったけど、ちゃんと用を済ませたきた…とか。……今日は天気がいいとか…そういうのでいいから」

エル「…いいだろう」

ジュダル「天気の話ね、分かった」

ライド「…うん」

 ・
 ・
 ・

 ――翌朝

ジュダル「じゃ、行こっか。もう、宿代払っておいたから」

エル「…」

ライド「……うん…」

ジュダル「て言うか、やたら、飲食代高かったんだけど…内訳が…」チラッ

エル「…」

ジュダル「……………お酒飲みすぎ…」

ジュダル「次やったら禁酒! 禁酒にするからね、飲み過ぎだと」


 【直下 コンマ判定】(血眼:-2)(変装:+1)
 1~3 げげげーっ、変装してるのにライドくんを見破るとは…
 4~6 無事に町を出られた。でも精神的にキテるライドくんは歩くの辛そうね…
 7~9 さあ、目指すは上流だぜ


ライド「…」ギュッ

ジュダル「…」スタスタ

エル「…」スタスタ

 ザッ

町人A「おい、悪いけど顔見せてくれよ」

町人B「町をめちゃくちゃにしたキチガイ野郎がいるかも知れねえんだ」

ジュダル「えっ…」

町人A「そっちの、ほら…被ってるの外してくれ」

エル「…」

ジュダル(ど、どうしよ…? どうしよう…?)

ライド「…っ…」


 【安価下1】
 1 エルにアイコンタクト、どうするどうする、って
 2 あ、あーっ、金色のスライムー!って…
 3 それっぽいのが反対側に走って出てくの見たよ!!って


ジュダル(神父、どうする、どうする、神父!?)チラチラ

エル「…」

町人A「おい」

町人B「もしかして、匿ってんのか…?」

町人A「自分で外せねえんなら――」

 ギュッ
 ドゴォォォッ

ライド「っ…!」ドサッ

エル「…歯を、食いしばっておけ」ボソッ

 ドゴォッ
 グシャアッ

ライド「あぐっ…がっ…!」

ジュダル「し…神父っ!?」

町人A「なっ…何して…!?」

エル「…………顔を隠すなと、いつも言っているからこうなる」ポタポタ

町人B「…」

エル「…少し歪んだが…見るか?」

町人A「い、いいっ…い、行けっ…」

ジュダル(………これが…パワープレー…?)

ジュダル「だいじょぶ…?」

ライド「っ…う…ん…」

 スタスタ…

エル(まだ、こっちを見ている…もう少ししてから、治してやるか…)

 ・
 ・
 ・

 パァァァッ

ライド「っ…」

ジュダル「何でいきなりあんなこと…」

エル「殴って顔の形が変わればバレない」

ジュダル「ええー…?」

ライド「……でも…助かりました……」

ジュダル「もっと他になかったの…?」

エル「お前がないと俺に目配せした」

ジュダル「そうだけど…」

ライド「……大丈夫…痛い…だけなら、別に…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 雨が降ってきた。めっちゃ豪雨になってきた
 4~6 そう言えば、ってジュダルがパランのことを話した
 7~9 目的地に到着したぜよ


 パラッ…

ジュダル「ん…?」

エル「…雨か」

 ポツポツポツ…
 ザ-----------…

ライド「…」

ジュダル「すごい雨…最悪…」

エル「濡れていくか…どこかに雨宿りするか…」キョロキョロ


 【安価下1】
 1 雨宿り
 2 歩こう


ライド「雨が長引いたら、川の水が氾濫するかも知れないから…今の内にどこかへ避難した方が」

エル「…」

ジュダル「……氾濫とか、全然考えてなかった…」

ライド「…できるだけ、高台の…あっちの方とか」

エル「行くか」

 バシャバシャ…

ジュダル「ライドって…頭いいの?」

ライド「…別に……ただ、本を読んでただけだから」

エル「…」

ジュダル「でも、普通にわたしと神父は、雨で歩きづらいし、濡れるのやだしー、って理由で雨宿りとか考えてたよ。ねえ?」

エル「一緒にするな」

ジュダル「じゃあ、川の水とか考えてたの?」

エル「…」

ジュダル「……ほら! ほらぁー!!」

エル「…黙れ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、罠だったのさ…
 4~6 いい具合の洞窟っぽいのを見つけて、雨宿りを始めた……けど?
 7~9 すごい雨だねー、って


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 雨宿りできるところを探して駆け込んだら、先客がいて、行商人だとか言う
 奇数 しかし、モニカの悪逆非道な罠だったのさァ!!
 ※0は偶数扱いやでぇ~


 ザァァ------------

 バシャバシャッ

ジュダル「あそこ、あそこ入れそう!」

 バシャバシャッ

ジュダル「ふぅ~っ…もうぐしょ濡れ…」

エル「…」ブルルッ

ライド「………はぁ…」

 ポゥッ

ジュダル「ん? 明かり…」

行商人「突然の雨でしたね…」

エル「…」

ジュダル「…あなたも、雨降られたから?」

行商人「ええ、行商をしているんですよ」

ライド「…」

ジュダル「ふうん…」

行商人「ここでこうして、ともに雨宿りするのも何かの縁…」

行商人「何か、必要なものなどはありませんか?」

ジュダル「必要なもの…って、言われても…」

エル「…酒だ」

行商人「珍しいものを取り揃えてますよ、見てください」スッ

エル「…」ジィッ

ジュダル「んー…必要な、もの…」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 特になーし!
 2 なんか、こういうのないのん?とかあれば
   ※消耗品でも武具でも誰かへのプレゼントでもにいやへのおみやでもええんやで
    でも変なのは用途というか、どうしてそれを…っていう理由みたいなのあれば…嬉しいかな

 ※1を選択しても行商人イベは終わりませんよ


行商人「色々なものを揃えてますから、プレゼントなどにも良いかと」

ジュダル「プレゼント?」

行商人「ええ、どうです? こちらが贈答用にはよろしいかと」スッ

ジュダル「プレゼント…」

ライド「…」

エル「…おい、この酒は何だ?」

行商人「お目が高い、そちらは――」

ジュダル(………んー…ライド、ずっと元気ないし…何かあげたら喜ぶかな?)

ジュダル(どんなの、あげよう…?)


 【安価下1】
 1 民芸品の指輪:100G
   魔除けなどで大切にされている木から削り出した木製の指輪
 2 聖銀の指輪:とっても高い
   持っているだけで魔を遠ざけ、心身を健康に保つと信じられているお高い指輪
 3 その他、具体的にどんな?
 4 いらぬ

 ※所持金については、気にせんでオーケーです


ジュダル「……これ」スッ

行商人「それはペアリングになってますよ」

ジュダル「ペア、リング…」

行商人「……ええと、確か…何だったかな…由来がありまして…」

ジュダル「………これでいいや、デザイン気に入ったから」

行商人「そうですか」

ジュダル「はい、お金」

行書人「ええ、どうも」

エル「…ペアリングなんかを買ってどうするつもりだ?」

ジュダル「はい、ライドにあげる」

ライド「!」

ジュダル「あ、薬指はダメだからね? そういう意味じゃないから」

ライド「……あ、ありがとう…」


 【直下 コンマ判定】
 呪いの指輪…その効力とは…
 1~6 解呪済みのものだから、転じて「もう悪い方には向かわない」という意味合いが…あるとかないとか… 
 7~9 指輪に念じると、相手の感情を漠然と読み取れてしまう…
  0  互いの魔力が指輪を通じて共有される=ライドくんは魔力切れなんか知らないほどの魔力の持ち主=ジュダルがパワーアップ!?



ジュダル「ん、いい感じかも…」

ライド「……いいの?」

ジュダル「ダメなの?」

行商人「あっ」

ジュダル「え?」

行商人「そ、それは…そう、ダメです、すぐに外してください、呪いの指輪です!」

ジュダル「呪いっ…? ど、どんな…? って、外れない…! 何これ、外れない…!」グググッ

行商人「それは指輪をはめた者同士が、魔力を共有してしまうんです」

ライド「…共有…?」

行商人「どこかの戦士のライバルがいて、互いにそれを指にはめて決闘したと聞きます」

行商人「そうすることで条件を対等にして殺し合いをし…結果、2人は相討ちという形になって死んだとか…」

エル「…それだけなら別に不便はない」

ジュダル「…そ、そうだよね…」

ライド「……むしろ、僕の魔力をジュダルが好きなだけ、使ってくれた方が…」

ジュダル「好きなだけって…」

ライド「ジュダルは、魔力がないし…僕は、使い切ったこともないくらい、魔力があるから…」

ジュダル「何それ…」

ライド「…た…体質…?」

ジュダル「そういうんじゃなくてっ、魔力そんなにあるの、ライド?」

ライド「…うん」

ジュダル「【安価下1】」

 1 ……じゃあ、いっか
 2 …………いやでもっ、指輪が一生外れないのは困るよ。にいやに誤解されちゃう…! わたしはにいやのものなのにっ…!
 3 ………………わたしね、魔力少ないから、魔法の練習とかもできなかったんだけど…これあるし、色々教えてくれない?


ジュダル「…………………わたしね、魔力少ないから、魔法の練習とかもできなかったんだけど…これあるし、色々教えてくれない?」

ライド「…僕なんかで、いいの…?」

ジュダル「ほら、属性同じだし」

ライド「それなら、インガさんも…」

ジュダル「教えてくれそうだと思う…?」ジトッ

ライド「…」

ジュダル「ちゃんと教えてね、約束!」

エル「…おい、この酒は? 瓶にどうして葉っぱが入ってる?」スッ

行商人「それは、世界樹の酒ですよ」

エル「世界樹の、酒…?」

行商人「ええ、デルザー大陸の中心にそびえ立つ巨木――世界樹の葉をつけ込んでいるんです」

エル「…うまいのか? それに、こんな小さな瓶で…」

行商人「とても貴重なものですからね。年に数本しか作られないものですし、お酒としても極上のものですが、何よりも」

エル「…?」

行商人「世界樹のパワーが宿っていますから」

ジュダル「世界樹の、パワー?」

行商人「神聖の力ですよ。……って言っても、具体的にどういうものかは、生憎なんですが…」

行商人「世界樹に1度、足を運んでみてはいかがですか? 心が洗われる場所ですよ」

ライド「…」

エル「…いくらだ?」

行商人「…こちらです」つ算盤

ジュダル「!!?」

エル「!?」

ライド「…」

行商人「………か、買われます…?」

エル「…まけろ」

ジュダル「ダメでしょ、そういうの…」

行商人「まけても、とても…買える方がいそうなものではないんですがね…」


 【安価下1】
 視点チェーンジ!!
 9人とも選択可ですよ!!


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下――

エル「…」

ジュダル「うわあ…」

ライド「…」

エル「でかい壁に、でかい門をくぐって、でかい町に…でかい城か」

ジュダル「すっごいね…」キョロキョロ

ライド「…」

ジュダル「ジェシカ達、もう来てるのかな…?」

エル「さあな」

ライド「……多分…地図を見せてもらって、通り道を考えたら、あっちにある山の…あのどれかを越えることになるから…」

ライド「けっこう、時間がかかるんじゃないかと…」

エル「…」

ジュダル「じゃあ…先に、ガマーベのこと、聞いて回っとく?」

エル「…ああ」

ライド「…別れて動く時は、3人バラバラは避けた方がいいと…思います」

ライド「その上で、合い言葉をちゃんとすれば…きっと」


 【安価下1】
 1 エルだけ単独で、ライド&ジュダルをセット
 2 エル&ライドで、ジュダル単独
 3 エル&ジュダルで、ライド単独て…だいじょぶ?
 4 3人いっしょで


ジュダル「じゃあね。行こ、ライド」

ライド「っ…うん…」

 スタスタ…

エル「…」

エル「……そう言えば…ここに来るまでは、何も手がかりはなかったな…」

エル「…何かあればいい…が」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エルはこういうの苦手ね
 4~6 商店の軒先に、何か見慣れた覚えのあるマークがぷらっと下がってた…どこかで…
 7~9 船が、停泊してる。あの武装船や!! ビンゴや!! …と思ったら、似たようなのがいっぱい…ありり?


 スタスタ…

エル(川があるからここにも船が入れる場所が…)

エル(こっちの方だと思えた…が…)

 スタスタ

エル「っ…」

エル「あった…あの船だ」

エル「ここに、ヤツらが……ん?」

 ズララァッ…

エル「…1、2、3、4、5、6、8、8、9………」

エル「同じようなのばかり…?」

エル「…」

エル(全部…あの船と同じ、変なものを積んであるのか…? ここからでは見えない…)

エル(それとも…ここにある船は…あの船と同じに作られたもののひとつというだけ…?)

エル「……頭がこんがらがってくる…」


 【安価下1】
 1 船を見りゃあ分かるさ。ちょっと見せてもらうぞ
 2 いいや、一旦ジュダル達と合流しとこう。出航しそうな気配はないし
 3 城下町をもっと見てまわろう


エル「………一旦、合流するか」

エル(船が出そうな感じも、見た限りではない…)

 ザッ…

エル(はっきりしているのは、ここがやはり、連中と関係ある場所ということ…)

エル(やっと、尻尾を掴める…)

 ・
 ・
 ・

ジュダル「あ、エル」

ライド「…」

エル「どうだった?」

ジュダル「っ…えーと…そっちは?」

エル「船があった。たくさんだ」

ライド「……っ…」ジリッ

エル(何だ…? 態度が…)

エル「…」

エル「…………………天気がいい」

ジュダル「ほっ…」

ライド「……ふぅ…」

エル(忘れていた…)

ジュダル「忘れてたでしょ?」

エル「…忘れていない。そっちはどうだった?」

ジュダル「ほんとかな…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 特に何もなかったってさー
 4~6 闇商人のバッジと同じマークがあったんだって
 7~9 上+そのマークがあった建物から出てった人が馬車に乗って町の外に出てったんだって


ジュダル「バッジあったでしょ? 闇商人のバッジ」

エル「…あれか」

ジュダル「あれとおんなじマークのある建物があって、見てたら馬車に乗って人が出ていったの。城下町の外まで」

エル「…」

ライド「船があったことから…多分、海路で運ばれたものがここに行き着いているんだと思います」

ライド「そして…裏で糸引く誰かが、この町に出入りしている…」

エル「…なるほど」

ジュダル「そいつを見つけて、叩きのめせば、任務完了っ」

エル「ついでに麻薬も消える…」

ジュダル「やっと終わりが見えてきた…」


 【安価下1】
 1 どうせ、シリウス達が来るまで時間あるだろうし、その馬車が向かった先ってのを調べようぜってことに
   A 待ち伏せして、馬車を追跡。走るのは得意
   B その建物ってのをこっちから強襲して吐かせりゃあええやろ、って
 2 シリウス達との合流を待つ間、町でゆっくりしてようかーって
 3 でも、麻薬売ったり、密輸したり、リリをさらったり、何しようとしてるの?って


ジュダル「ねえ、ジェシカ達来るの、多分まだだよね?」

ライド「……多分」

ジュダル「じゃあ、あの馬車が行ったところ、調べてみない? 乗り込むんなら、知ってた方がいいし」

エル「どうやって?」

ジュダル「……えっと…」

エル「…だったら、その馬車が出た建物に行く」

ジュダル「行ってどうするの?」

エル「力ずくで吐かせる」

ライド「っ…」

ジュダル「大丈夫…?」

ライド「……もしも…規模が大きくて…その場はうまくいったとしても、目をつけられたら…」

エル「向かってくるなら、叩きのめすだけだ」

ジュダル「………んー…大丈夫かなあ…?」

エル「行くぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やっべ、全員、銃持ってるよ…
 4~6 それなりに腕利きが揃ってるっぽい
 7~9 雑魚だ


ジュダル「ここ…」

ライド「…」

エル「大きめだな…」

ジュダル「一応、最初っから乱暴はダメだかんね?」

 コンコン

ジュダル「まあ、いきなり来られたらその限りじゃないけど――」

 ガチャッ

エル「…」ジロォッ

*「っ――てめえ、暗夜の海で…!」チャキィッ

エル「はああああっ!」

ジュダル「いきなり――」

 ドッゴォォォォォォッ

*「」

エル「…クロだ」ポイッ

 ドサァッ

ライド「…っ……」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 強くはない、けども…爆弾ドーンで証拠隠滅なのか、巻き添え玉砕だったのか、ぶっ飛ばされた…
 4~6 誰も口を割らなかった…
 7~9 方角だけゲットか…


 ドゴォォッ
 グシャアアアッ

*「っ…ぅ…ぐ…」

エル「…吐け」

*「…ひ…東に…行った…ところ…」

エル「どこまでだ?」

*「そこ…までは…知らないっ…」

エル「吐け」グググッ

*「っく…がっ…ほん…ほんと……にっ…」

エル「…」グググッ

*「ほん…ぁ…ぁぁ……」

エル「…ちっ」

 ポイッ

ジュダル「………ひとりでやっちゃってるし…」

ライド「…」

エル「東だ」


 【安価下1】
 1 すぐ行くぞ
 2 こんだけ分かればいいだろ、後は合流を待とう


エル「すぐに行くぞ」

ジュダル「ええっ、もう?」

エル「来い」

 ザッ

ジュダル「……張り切ってる…」

ライド「…」

ジュダル「ライド?」

ライド「……大丈夫…」

ジュダル「…?」

エル「早くしろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 東、ってだけじゃ分からんかったの巻き
 4~6 東って言われたけど…どん詰まりやぞ…?
 7~9 みぃーつけた


ジュダル「………まっすぐ、東に来たと思ったけど」

エル「…岩壁…?」

ライド「………この崖の上…?」

ライド「でも…馬車じゃ、こんなところ…どうやっても…」

ジュダル「隠し扉?」

 スッスッ

エル「…」

 ガンッ
 ボロォッ…

エル「…ただの岩の壁だな…」

ジュダル「確かめ方が乱暴…」

ライド「…」

エル(嘘をついていたようにも見えなかったが…)

ジュダル「一旦、戻る?」

ライド「…」

エル「………ちっ、ここまで来て…」


 【安価下1】
 視点チェーンジ!
 9人からどーぞ
 ※エル・ライド・ジュダルを選択しても、他のメンバーが合流するまで話は進まないのでコミュニケーションタイムとなります


 ――デルザー大陸・某所・ブラックサタンの屋敷――

モニカ「何で逃げられたの?」

パラン「……不意を突かれて」

モニカ「ちゃんと縛ってたの?」

パラン「…はい」

モニカ「…」

パラン「…」

モニカ「………嘘じゃないよね?」

パラン「はい」

モニカ「…あっそ」

モニカ「ま…けっこう、楽しんだし、第二ラウンドいけばいいだけなんだけど…」

 コンコン

クレイン「失礼…パランドゥーラが何か、失礼を働いたとか」

モニカ「…うん」

クレイン「やはり、パランドゥーラに何かを任せるのはやめた方がよろしいかと」

クレイン「それにわたしも、メアンダローズを消した者を、早く始末したいので…お急ぎになっていただきたい」

モニカ「ちゃんとやるから口出さないで」

クレイン「…」

クレイン「また、パランドゥーラを連れて行かれるので?」


 【安価下1】
 1 もち
 2 じゃ、他にもっとちゃんとできるの
 3 腕利きいないの?


モニカ「そうだけど?」

クレイン「……そうですか。パランドゥーラ、モニカさんの手を煩わせないように」

パラン「………はい、兄様」

クレイン「では、お早い吉報をお待ちしております」

 バタムッ…

モニカ「…」ジロッ

パラン「…」

モニカ「……怒らないから、次はしくじったりしないでね」

パラン「………はい」

モニカ「…次は、どうしようかな…?」

モニカ(また入れ替り作戦――しても、もう言うこと聞かなくなりそうだし…)

モニカ(わざとライド以外から殺してって…誰かひとりだけ、助けてあげるとか言って、目の前で殺してあげちゃう…? 安っぽいな、でも…)

モニカ(何か、もっと…絶望的なこととか…んー…)

モニカ「……どうしようかなあ…?」

パラン「…」


 【安価下1】
 1 とりあえず、動向を観察しながら考えようかな
 2 そうだ、同士討ちとかさせたら面白いんじゃないかな? 最後にネタばらしで、必死に戦ってたのは仲間でした~…みたいな
 3 いや、仲間同士ってバレる可能性あるし…魔物だと思って殺してたのが、人間でしたー…とかの方が…?
 4 その他、ゲス案…ある?


モニカ「……あの女騎士に襲わせる…?」

パラン「…」

モニカ「………んー…」

モニカ(でも…さすがに、あんだけやったらトラウマで何もできないかな…?)

モニカ(似たようなことしても飽きちゃうし、これは却下…と)

モニカ(……でも、そしたらどうしよっかな?)

モニカ「………クジで決めようっと」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とりあえず観察してから
 4~6 同士討ち大作戦
 7~9 実は人間でしたドッキリ大作戦
  0  パラン…?


モニカ「よし、同士討ち大作戦に決定」

パラン「…どう、やるんですか?」

モニカ「幻惑系統の魔法あるでしょ? あれで、互いに魔物だって誤認させるの。できる?」

パラン「……はい」

モニカ「それで、放っておいたら勝手に殺し合うよね」

モニカ「あっ…でも、時々、ああいうのに耐性あるのもいるんだっけ…」

モニカ「………もうちょっと、細工しようかな」

モニカ「廃墟、ない? それか、位置的に手頃な村とか、町とか」

パラン「何を…?」

モニカ「廃墟があって、魔物がいて、死体があって…後から来た方は誤解するでしょ?」

モニカ「先にいた方にも、後から来た方が魔物に見えてればさ、また来たのかって思っちゃうし」

パラン「…」

モニカ「あとは誘導だよね…。廃墟までどう、誘き寄せるか…」

モニカ「……………そう言えば…丁度良く、追いかけてるものがあったっけ…?」

モニカ「………よし、いける」ニタァッ


 【安価下1】
 1 エル組vsシリウス組で、やるよ
 2 エルvsライド&ジュダルでやっとこう
 3 シャッフル、シャッフル~♪(コンマ


インガ「やーっと山越えたぁぁ…」

ヨダカ「お前ら遅すぎ」フワフワ

シリウス「自分だけ魔法で飛んでおいて…」

ジェシカ「だったら先に行っちまえ…」

ヨダカ「はあ? ついて来てやってんだろが、バナナの皮投げるぞ」

ジェシカ「バナナパイ作ってやらねえよ?」

ヨダカ「………………ごめんなさい…」

スピカ「手懐けられてる…」

インガ「で、その…ダーリン城だっけ? どこだよ?」

シリウス「ダーリンではなく、ハニーだ」

ジェシカ「ま、どっちだっていいさ…。山を越えれば、けっこうすぐだったはずさ」

スピカ「そう言えば、途中に町があったっけ?」



モニカ「――ちゃーんと、向かってる…。いい感じじゃん」

パラン「…」

モニカ「でも、どっちが先に着くかな~?」

モニカ「パラン、幻惑魔法の準備はちゃんとできてる? 強烈なやつだよ?」

パラン「はい…」


 【安価下1】
 モニカ以外の人物へ、視点チェンジです
 8人の中から選択してくだされ

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 しかし、幻惑魔法がひとりにだけ、通じなかった
     1 姐御ォッ!!
     2 ヨダカ?
     3 じゅだーる
 4~6 さあ、始まりました! 第一回、主人公勢3対5の殺し合いです!!
 7~9 開幕の火蓋をモニカが自ら切ってあげた
     7 もちろん、狙いはらーいどくん♪
     8 姐御の胸にムカついたら足をやったった
     9 インガの角を狙撃したった。インガはこれでもう、この戦闘は役立たずだね


 ――デルザー大陸・廃墟の町――

ジュダル「廃墟だ…」

エル「………まだ、打ち壊されて間もない」

ライド「……城から東の方面を、虱潰しに探してる内に、こんなところに出るなんて…」

 ザッザッ…

エル「…ん?」

ジュダル「どうしたの?」

エル「………何か、気配がするような…」

ライド「…気配?」

ジュダル「ていうか、こんな霧だらけの廃墟で気配とか…ホラーなこと言わないでよ…」

エル「…何か、いる…」

 パァァァァンッ…

ジュダル「!」

ライド「っ……何の、音…?」

エル「…」スチャッ

<グルルルルル…

ジュダル「魔物っ…!」

ライド「くるっ――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべえ、魔法が反射される…
 4~6 5頭の魔物が強い…エルはいい具合に戦えてるけど
 7~9 ひとり、手負いだ! いけるかな?


魔物A「ズァアアアアアアアア!!」

エル「っ…!」

 ギャリィィィィッ

魔物B「ブモォォォォォオオオオオオオオオオオオオオ――――ー――――――――――――――――――――ッ!!」

エル「っ…!?」

 ドゴォォォォォォッ

魔物C「キシャアアアアッ!」

 ヒュバッ
 ズバズバズバァァァァッ

ライド「っ…エルさん、ばっかり…!」

ジュダル「強そうに見えるからっ?」

エル「こいつらっ…!」

 ブォォンッ
 ズバァァァッ

ライド(数が、不利――あの魔物だけ、手負いだ…)

ライド「あそこから…切り崩せれば…!」


 【安価下1】
 1 極大・火球魔法で集中砲火
 2 極大・爆裂魔法でバラけさせて、ジュダルに追撃してもらう
 3 極大・劫火魔法で一気に殲滅だぜ


ライド「極大・劫火魔法!」

 シュゴォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ジュダル「うわ、すごっ…」

ライド「これならっ…!」

 ビュォォォォォォッ

ライド「っ――あの魔物、風の魔法で、火を…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 倍返しの火力をぶちこまれた…
 4~6 魔物Cと魔物Dが魔法を多用してきて、なかなか…
 7~9 ライドくんは魔力にものを言わせて押し返した


ジュダル「どっ、どど、どうするの、あれ!?」

ライド「だったら…!」

 ズォォォォォッ

ライド「もう、5、6発――!」

ジュダル「えっ」

ライド「極大・劫火――六連!!」

 シュボォォォォォォォォォォォォォッ
 ズドォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 反射魔法…
 4~6 しぶてぇぇぇ~…
 7~9 やれたか…?


 シュゥゥゥゥゥゥッ…

ジュダル「」パクパクパク

ライド「っ……まだ…生きて…」

エル「…」チャキッ

ジュダル「……ただの魔物じゃないのかも…」

ライド「…ただの、魔物じゃ…」

ライド「…」ピクッ

ライド「………ただの魔物じゃない…?」

魔物B「ブモォォォォォォォッ!」

ジュダル「あいつ、ダメージ薄いっ…!」

エル「!」ダンッ

 ザシュゥゥッ
 ズドォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物Dにマホトーン的な魔法を食らった
 4~6 ネタバラし…(モニカに視点変更されます
 7~9 気づいたライドくん


ライド(最悪を考えろ――)

ライド(モニカが…もしも、また何かしてきてるとして…これが、そうだったとして、最悪を――)

エル「このっ…!」

魔物B「ブモォォォォッ!」

 ドグシャアアアッ

ライド(魔物とは言え、エルさんとまともに…あんな、捨て身同然の攻撃をして…僕の魔法のー―火の魔法に、耐えられていて)

魔物C「キシャアアッ!」

 ヒュバァァッ

ライド「あぐっ…!」

 ザシュゥゥゥッ

ライド(風の魔法――)

 ダダダッ

ジュダル「っ…動いてなかったのが、来た…!」

 ギィンッ
 スルッ

ジュダル「うぇぇっ…!?」

 スッ
 ドゴォォォォンッ

ライド(魔法ばかり使っていて…しかも、自分でも動けて…)

ライド(最悪――最悪だとしたら、これって、もしかして…!)

ライド(でもどうしたらっ…!?)


 【安価下1】
 1 聖眼なら、何かの魔法にかけられてても全部、広範囲を無効化できる…!? その後が、激痛だけど
 2 外からモニカが観察してる可能性がある。だったら、そこまで遠くじゃないはず。廃墟の周囲、外側を魔法で燃やし尽くす
 3 降伏のポーズ、ジュダルとエルにも強要。で、様子を見つつ刺激しないよう…危なかったら撤退


ライド「っ――」ギュッ

ライド「これなら、多分…!」ギィィンッ

 シュバァァァァァァァッ

ジュダル「何っ…?」

 ズォォォォォォォォォォォォッ

エル「霧が晴れて――」

ライド「やっぱり…はめられてた…」ブルッ

シリウス「っ…!? お前ら…」

インガ「えっ? 何だ?」

ヨダカ「……ああ?」

スピカ「…………ライド? エルに、ジュダルも…!」

ジェシカ「っ……何だってんだ…魔物が、急に…」


 【安価下1】
 1 ライド視点続行
 2 モニカ視点へ


 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 モニカが腹を立てて、混乱に乗じて襲いかかってきた
 4~6 見破ったものの、モニカの姿は確認できない…
 7~9 モニカの居場所も、目視した


モニカ「何でっ…!? どうやったの!?」

パラン「分かりません…」

モニカ「途中まで上手く行ってたのに――こっち、見た…気づかれた…?」

モニカ(どうやったかは分かんないけど、気づかれて何かされるのも癪――)

モニカ(人数的には不利だし、ここは撤退をした方がいいかも…)


 【安価下1】
 1 撤退しよう
 2 撤退…の前にパラン、全員皆殺しできるような魔法ぶっぱして。仕留めきれなくてもいいから
 3 来るのなら交戦する


モニカ「パラン、皆殺しできる魔法ある? ないなら、最強の威力の魔法で、あいつらに攻撃して」

パラン「っ…」

モニカ「早くっ!」

パラン「は、はい…」スッ

モニカ「痛めつけて、死ぬくらい! いっそ殺して!」

パラン「っ…」

パラン「――極大・消滅魔法」

 カッ…
 シュォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライドの聖眼でパランの最強魔法さえも消された
 4~6 ライドの聖眼の威力を思い知って、撤退した
 7~9 パランの機転で、本人達じゃなくて、廃墟そのものを消し飛ばした。地下の巨大な空洞に落ちていくはずだって


 ギィィンッ

モニカ「パラン!?」

パラン「違う…消されました…! 幻惑魔法と、同じでっ…!」

モニカ「そんなのって…!」

 ズォォォォォォォッ

パラン「向こうの、烈風魔法――!」

モニカ「~っ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 手痛い、撤退になりました
 4~6 わざと見逃されたっぽいのが、モニカの逆鱗をなでまくりでした…
 7~9 頭に来て、モニカのクイックショットがライドの眼球に炸裂した。それから撤退した


 ズバァアアアアアアッ

モニカ「っ…!」

モニカ(何で、あんな…魔法を全部、効かなくするようなことができて、ライドが来ないの…!?)

モニカ(情けのつもり? あんだけやったのに、そっちからは、何もしないって…!?)

パラン「っ…!」

モニカ「……撤退」ギリッ

パラン「は、はい…」

モニカ「ムカつく…ムカつく、ムカつく、ムカつく――!」

モニカ「絶対に、殺してやるっ…!!」

 バシュンッ…

 ・
 ・
 ・

ライド「……消えた…」

ジュダル「…」

ヨダカ(……やっぱり、あれ…モニカだった…)

スピカ「何が、起きてたの…?」

エル「…」パァァァァッ

インガ「つか…あの魔物、お前だったのか?」

エル「…」ギロッ

ジェシカ「…想定外すぎたが…合流はできた…」

シリウス「…エル、すまないが、全員の傷を治してもらえるか」

エル「…ひとりにつき、酒を1本献上しろ」

ライド「………っ…」ドサッ

ジュダル「ライドっ…?」

ヨダカ(あいつ…何で、あんなことしてたんだ……?)

ヨダカ(折角…バナナケーキ、今度一緒に作ってやろうと思ってたのに……)



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「前回までの、あらすじ!!」

王子「エル、ライド、ジュダルはようやく、長いこと追いかけていたヤツらが来たであろう、ハニー城に辿り着いた!」

王子「しかーし、その親玉? とめぼしきヤツが向かった先が分からない!」

王子「そんな探索をしてたら廃墟でつよーい魔物5頭とバトって、それがモニカの策略だとライドくんが看破した!」

王子「見破って無効化して追い返し、ようやく合流することのできた8人!」

王子「しかししかし、それぞれに思うことがあったりなかったり…?」

王子「さ、いってみよー」


 【安価下1】
 モニカ以外の8名から選択してネ

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 え、ヨダカが消えた? ライドくんが聖眼の反動で寝込んでる時に?
 4~6 ライドくんは聖眼の反動で寝込んでます
 7~9 反動? んなもん、1日か2日も寝りゃあ治るから問題ナッシンだったということで


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・宿屋――

エル「…」キュポンッ

エル「…」グビグビ

 ガチャッ

スピカ「………あ、またエル、お酒飲んでる…」

エル「…」

スピカ「酒代が最近、バカにならないから、控えてほしいんだけどなあ…」

エル「…」グビグビ

スピカ(無視された…)

ジェシカ「おい、そろそろ落ち着いたろ、今後のことについて話すぞ」

スピカ「でも、ライド…」

ジェシカ「だから野郎部屋でな」

エル「…」

スピカ「うん」

 ・
 ・
 ・

シリウス「………少々、狭いな」

ヨダカ「でっけーんだよ、お前ら。ムダに」

インガ「ヨダカがちっさいからいいだろー?」

エル「…」グビグビ

ジュダル「ライド、だいじょぶ?」

ライド「……喋るくらいなら…っ…」

ジェシカ「さて、まずは現状だ。それから、今後について話す」

ジェシカ「あたしらの追ってる連中はきっと目と鼻の先だ。追ってた船があって、連中の持ってたバッジを掲げた建物があったそうだしな」

ジェシカ「でもって、神父、あたしらもこの大陸で麻薬の原料が作られてるってことは抑えた。どっかで麻薬を作ってるのも間違いない」

エル「…」

ジェシカ「だが、肝心の黒幕の所在地がまだ分かってないと来た。確か、ここから東…だったか?」

ジュダル「うん。でも、行ってみたけどたっかい岩壁があるだけで行き止まりだった」

ジェシカ「そこに馬車で向かったってわけだし、何かの細工があるのかもな…」

シリウス「細工か…。それなら、俺が調べれば分かるかも知れない」

スピカ「ついでにわたしも行くよ。魔法とかだったら、解除できるかも」

ジェシカ「んじゃあ、ライドが動けるようになるまではその調査ってことにするか」

ライド「……ごめんなさい…」

インガ「ほんとだっつの」

スピカ「ライドがいなかったら、今ごろどうなってたか分からないのにそんな言い方しちゃダメだよ」

エル「ただ調べるだけか?」

ジェシカ「そうだな…。まあ、それ以外にやれることなんて、特にないと思ってるが」

シリウス「だが、敵の本拠地へ向かうことになる。十全に準備をすることも大切だ」

ジュダル「……で、その岩壁を調べるのって、シリウスとスピカと…あと誰が行くの?」


 【安価下1】
 1 コンマで
 2 立候補する
 3 丸投げ


エル「…」

ジェシカ「高い岩壁だし…ヨダカ」

ヨダカ「何で俺なんだよ」

ジェシカ「お前さんは飛べるだろうが」

ヨダカ「…そのままどっかに行くかも知れねえぞ?」

ジェシカ「バナナパイ…」ボソ

ヨダカ「………行く」

インガ「おい」

ヨダカ「インガも行こうぜ」

インガ「やなこった、めんどくせー」

ヨダカ「こいつ…」

ジェシカ(シリウス、スピカ、ヨダカ…もしもに備える分には、人数も半々にした方がいいか)

ジェシカ「ジュダル、お前も行きな」

ジュダル「えっ」

ジェシカ「一度は行ったんだろ? それにこの辺も歩き回ってるんだ、一緒に行って道案内でもしてやってくれ」

ジュダル「んー…まあいいけど…」

シリウス「その岩壁まではどれくらいかかった?」

ジュダル「………どうだろ?」

ジェシカ「…ともかく、夜の内に帰ってきてくれ、何かあっても、何もなくても」

ジェシカ「朝になってお前らが戻ってきていなかったら、何かあったと仮定してこっちも動く。いいな?」

シリウス「ああ」

ジュダル「まあ、それくらいあれば、余裕かも」

スピカ「じゃ、行こ」

ヨダカ「はあ…だるい…」


 【安価下1】
 1 待ってる
 2 調査組に視点チェンジ
   A シリウス
   B スピカ
   C ヨダカ
   D ジュダル


 ――デルザー大陸・ハニー城東の岩壁――

ジュダル「ここ」

シリウス「ふむ…ただの岩壁にしか見えないな」

スピカ「そうだね…。特に何かありそうな感じもないし…」

ヨダカ「んで、上見りゃいいのか?」

スピカ「うん、お願い」

ヨダカ「んじゃっ」

 ビュォォォォッ
 フワッ

ジュダル「いいなー、空飛べて」

スピカ「あそこまですいすい飛べるのって、難しいはずなんだけどね…」

シリウス「こちらも、調べてみよう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり分からぬ
 4~6 ダンジョン的な仕掛けは見つからんかったし、スピカも魔法的な何かがありそうな感じはない…って
 7~9 おやおや?
  0  むむむ?


シリウス「――隈無く、周辺を観察したが、特にそれらしいものはなかったな」

スピカ「こっちも、全然…何もないっぽい」

ジュダル「手がかりなし?」

 スタッ

ヨダカ「行ってきた」

スピカ「どうだった?」

ヨダカ「別になーんもなかった」

シリウス「…確かに、東だと言っていたのだな?」

ジュダル「うん。神父がボコボコにして聞き出したから」

スピカ「ボコボコ…」

ヨダカ「んで、どうするんだよ?」

スピカ「うーん……どうしよう…」


 【安価下1】
 1 エルが乗り込んだっていう建物を見張って、そこから馬車が出ていくのを待って追跡してみる?
 2 一旦、城下町に戻ろうか?って
 3 いや、もっともっとじっくりこってり、調べよう。時間の許す限り


ジュダル「…どうする?」

シリウス「どうしたものか…」

ヨダカ「どうでもいいって…」

スピカ「……じゃあ、一旦城下町に戻る?」

シリウス「…確かに、ここに長居しても何もなさそうだからな」

ヨダカ「んじゃ、とっとと戻ろうぜ」

ジュダル「あーあ、何か見つかれば良かったのに…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカが分断作戦を実行してきた
 4~6 モニカはヨダカのことは嫌いになんないから…こっそりとヨダカに接触してきた
 7~9 皆と合流したら、何やらあった模様


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・宿屋――

スピカ「何もなかったぁ…」

ジェシカ「だろうと思ってたよ」

ジュダル「分かってて行かせたの? サイッテー」

ジェシカ「違う」

シリウス「じゃあ、何かあったのか?」

ジェシカ「ああ、飲兵衛どもが飲んでたら、変な話を聞いたらしくてな」

インガ「地底人だと」

スピカ「地底人…?」

ヨダカ「何だそりゃ?」

エル「酔っ払いが言っていた」

スピカ「…正直、エルとインガが他人を酔っ払いって言うのは…すごく…」

ジュダル「地底人って、何が?」

ジェシカ「丁度、ここから東の方に地底人がいるらしい、なんて噂があるみたいでな」

ジェシカ「何でも目撃情報まであって、一台の馬車がふっと消え去った………だったか?」

インガ「ばって消えたんだよ」

エル「…がっ、だった」

ジェシカ「……そんな細かいことはどうでもいいけど、まあ消えちまった…って話があるらしい」

スピカ「でも調べたけど、そんな仕掛けはなかったと思うし…どういうことだろう?」

ジェシカ「でもって、あたしが地底人について、ちょいと調べてきた」

ジェシカ「したら…何でも、ここら辺の土地は昔から地底人伝承なんていうのがあって、あの城が…ハニー城だったか…」

ジェシカ「何やら、それにまつわる秘宝なんてのを持ってるとか…って話があるらしい」

シリウス「ほう?」キランッ

インガ「秘宝だぜ、秘宝」ニヤニヤ

スピカ(シリウスとインガが楽しそうな顔になった…)

ジェシカ「当たってみる価値はありそうだと思うんだが、どうだい?」


 【安価下1】
 1 さんせーい
 2 はんたーい


スピカ「城の宝ってことは、国の宝ってことでしょ?」

スピカ「それを取ろうとするなんてダメだよ」

インガ「あったま硬いなー、ちょっと借りるだけだろ」

スピカ「だって壊れたら責任とか…」

シリウス「壊さなければいい」

スピカ「…ねえ、皆の顔見て、壊さなければ…って言える?」

シリウス「…」キョロキョロ

シリウス「………ふむ」

ジェシカ「おいお前ら言われてんぞ」

インガ「は? 俺じゃねーし」

ヨダカ「お前だろ」

インガ「神父だろ」

エル「…俺じゃない」

ジュダル「あ、わたしでもないから!」

スピカ(…誰とは言わないけど…)

ジェシカ「まあ懸念も確かだが、じゃあ他に何か方法があるってのかい?」

スピカ「………それは…」

ジェシカ「ちょっと借りて、ちゃんと返せばいいだけさ」

スピカ「【安価下1】」

 1 ちゃんと、正式に借りるんだよ…?
 2 壊さずに返すんだよ?
 3 ……対案ないから、止めないけど…ほんとに大丈夫かな…?


スピカ「ちゃんと、正式に借りるんだよ…?」

インガ「は?」

シリウス「正、式…?」

スピカ「盗むつもりだったの!?」

シリウス「冗談だ」キリッ

インガ「は?」

ジュダル「…インガ、盗む気だったの?」ジロッ

インガ「……だって、まどろっこしいだろ」

スピカ「ダメっ、そういうのほんとにダメだから、シャレにならないから」

ジェシカ「さて…そんじゃ、城に行くヤツでも決めて、身なりを整えるか」

ジェシカ「こん中で、社会的地位が大多数のヤツより上だと思うやつ、挙手」

シリウス「…」

スピカ「…」スッ

ジュダル「…」スッ

エル「…」

ヨダカ「…」

インガ「ほいほいほーい」スッ

ライド「…」

ジェシカ「……あたしとスピカとジュダルで行くか…」

インガ「何で無視すんだよ!」

ジェシカ「そんなだからだろ」


 【安価下1】
 1 まあまあ、可哀想だし、連れてってあげようよ
 2 女3人じゃ、なめられない…?
   ※他にひとりだけ、野郎どもから選択可
 3 お留守番よろしくね、って


スピカ「でも、女だけって…大丈夫かな?」

ジェシカ「ん? ああ…ま、一応ってだけ、見繕うか?」

ジュダル「何が大丈夫じゃないの?」

スピカ「んーと…色々? あるんだよねえ…やなことに」

ジェシカ「…………さて、じゃあどいつにするか…」

ジェシカ「…」

スピカ(正直、誰を連れて行っても、ちょっと大変なことになりそうな気がしてならない…)

ジェシカ「ライド」

ライド「えっ…」

スピカ「あ、無難…」

ライド「ぶっ…無難…?」

ジェシカ「他は留守番だ、大人しくしてな」

ジュダル「どうせ行くの明日だし、ライド大丈夫でしょ?」

ライド「……た、多分…」

スピカ「よーし、じゃあ! …………堅苦しい服、買いに行こっかぁ…」

ジェシカ「ああ、気が重いな…」

ジュダル「いいじゃん。何が嫌なの?」


 【安価下1】
 でもって、堅苦しい服を買ってきた…
 1 さ、明日に備えて寝たということでスキップ!!
 2 あれれ? ライドとジュダルがどっかに出かけてく…逢い引き? 逢い引き? でばがめる? でばがめるぅ~?
 3 誰かと雑談
   ※相手(複数可)と内容を併記してくれると嬉しいな


スピカ「ふわぁぁ…よーし、眠くなってきたし…魔法の研究しながら寝落ちし――」

 ガチャッ

スピカ「わっ…ジュダル、どっか行くの?」

ジュダル「ちょっとライドと」

 トトトッ
 コンコンコン

ジュダル「ライドー?」

スピカ(………夕飯も、入浴も済ませて、後は眠るだけのこの時間帯に、2人でお出かけ…?)

スピカ(もしかして…これって、逢い引き?)

スピカ(……………うん、これはね、好奇心だから仕方ないよね)ニヤッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 宿の裏庭にあるベンチに腰掛けて、話してるだけ…? 内容もよく聞こえないし…でばがめつまんなーい…寝よ
 4~6 なんだ、魔法の練習か…って思ってたら気づかれた
 7~9 なんだ、魔法の練習なのか


 コソッ…

スピカ(…………んー…ベンチに座って、何か喋ってばっかり…)

スピカ(よく聞き取れない…)

<…で………を…

<…なの…?

<………だから…

<……

スピカ(………聞こえないっ)

スピカ(…無粋なことしちゃダメ…ってことかな?)

スピカ(…うん、戻ろう)

 コソコソ…

スピカ「…」

スピカ(そう言えばセーブル…元気かなあ…?)


 【安価下1】
 いざ、ハニー城!
 1 スピカ視点
 2 ライド視点
 3 ジェシカ視点
 4 ジュダル視点


 【直下 コンマ判定】
 1~3 城の秘宝をどこの誰とも知らんやつに渡せるかいなって
 4~6 城の秘宝だあ? んなもんとうの昔に盗まれてんよ、って
 7~9 貸してもいいけど条件あるよー? って


*「――城の秘宝を借りたいぃぃ~?」

スピカ「はい。わたしは、ヴァーゴ王国の第一王女、スピカ・ヴァーゴと言います」

ジェシカ「暗夜王国の領主です」

ジュダル「暗夜王国の騎士です」

ライド「……お、おつき…です」

*「そんな国あるか」

スピカ(まあ、こっちもこの大陸のこと知らないから、何とも言い返しづらいけど…)

ジェシカ「おい、怯んでないで交渉」ヒソ

スピカ「分かってるけどさあ…」ヒソ

ジュダル「じゃあ、どこの誰か知ってればいいの?」

ジェシカ「いいん…で・す・か、だろが」ギュムッ

ジュダル「いひゃっ…いひゃい~!」

スピカ(こういう時は、そういう注意するんだ…。普段は自分も乱暴なのに…)

*「ったく、綺麗な美女軍団が来たかと思えば…」

スピカ「……本当です、海の向こうからわたし達は来ているんです」

*「信じられんね」

スピカ「【安価下1】」

 1 …では、身分ではなく、人柄でわたし達を信用していただくのはムリでしょうか?
 2 証拠があればいいですか? この国にないものを見せればきっと…
 3 本当なんです


スピカ「…では、身分ではなく、人柄でわたし達を信用していただくのはムリでしょうか?」

*「はあ?」

スピカ「確かにこの異国の地では、わたし達が僅かながらに持っている権力というのも一切の効力を発揮しません」

スピカ「それに、郷に入っては郷に従え――ここで、何かあなた方の信用に足るということを証明できれば、それで考え直してもらえませんか?」

*「信用なんて言われてもなぁ…」

ジェシカ「失礼ですが…」

*「?」

ジェシカ「ちなみに、あなたはこの城ではどれほどの立場の者でしょう?」

*「兵士長さ、それがどうした?」

ジェシカ(話になりやしない…もっと上のヤツが出てこねえと…)

ジェシカ(いや…逆に、この頭のデキが良くなさそうな面を利用してやれれば…?)

スピカ「何でも言ってみ――むぐっ」

ジェシカ「これでもわたしどもは、少人数で旅をしながらここまで来ました。腕にも自信があります」

*「腕ぇ? そんなカッコしたねーちゃんが何言ってんだか…」

ジェシカ「なら、こんなカッコしたねーちゃんじゃ…いや、この国の屈強な戦士でも、ムリをするような試練なりがあったら教えていただきたい」

*「ああ…?」

ジュダル「……何言って…」

ジェシカ「黙ってな」ヒソ

*「それを、お前らがやるって? おいおい、マジかよ…」

スピカ「本気です」

ジェシカ「こっちも退けないものですから」

*「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 スーパーつよーい、魔物がいるんだって。それを倒せたら認めたるって
 4~6 腕試しのために歴戦の猛者が挑んでは、100人に1人くらいしか生還しないダンジョンがあるんだって
 7~9 武闘大会なるものがあるらしい。それで1位になったらいいってさ


*「……ここから南に行くと、古い建物がある」

*「その地下室からは巨大な洞窟が広がっていて、多くの猛者がそこを制覇しようと挑んでいく」

*「だが、最奥部まで辿り着き、戻って来られたのは100人に1人程度のもんさ。…そいつに挑んで、戻って来れれば考えてやる」

ジェシカ「…」

スピカ「…」

ジュダル「何それ、ムリに決まっ――むぐっ」

ジェシカ「…ちなみに、それはどうやったら最奥部まで辿り着いたって証明になるんでしょうかね?」

*「…何でも、そこだけにしか咲かない花があるらしい」

スピカ「じゃあ、そのお花を持ってこられれば」

*「…ああ」

ジェシカ「……よし、話はまとまった」

*「やめとけ、死ににいくようなもんだぞ」

ジェシカ「何言ってんだい? あたしらが、そう簡単にくたばるとでも思ってんのか?」

スピカ「ジェシカ、口調、口調っ」

ジェシカ「ん? ああ…ま、いいさ、交渉は済んだんだ。秘宝とやらをあたしらに貸せるよう、ちゃんと準備しといてくんな」

ジェシカ「ジュダル、ライド、行くぞ」

ライド「っ…は、はい…」

ジュダル「はーい」

 スタスタ…

スピカ「……あの、ごめんなさい。でも、よろしくお願いします」ペコリ

*「…ほ、本気か…?」

スピカ「本気です」


 【安価下1】
 1 早速、全員で行くぞー!
   ※視点変更可。その場合は、8人の中から選んでね
 2 4人で行こう、4人で。あんまり大勢で制覇して難癖つけられてもやだし
   A 交渉に行ったメンツで
   B その他、8人の中から4人選抜してチョンマゲ
   ※視点変更可。ダンジョンへ向かう4名の中から、誰視点か明記してくだされ


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・宿屋――

ジェシカ「――つうことになった」

シリウス「腕が鳴るな」

インガ「めんどくさ…」

ジェシカ「だが、まあ…向こうは4人で行くもんだとも思ってるかも知れない」

ジェシカ「難癖つけられたら面倒だ、4人だけで行こう」

スピカ「交渉にいった4人?」

ジェシカ「…それでもいいが…」

シリウス「是非、俺も連れていってほしい」

スピカ「…じゃあ、誰か抜ける?」

ジェシカ「…いや、けっこうなダンジョンらしいから、ちゃんと考えるとしよう」

ヨダカ「俺パース」

エル「…」

ジェシカ「ワガママ言ってんじゃねえ」

シリウス「俺を」

ジュダル「わたしもできれば、行きたくないなー…」

スピカ「バラバラ…」

ジェシカ「…ちっ…じゃあクジだ、恨みっこなしでな」

 ・
 ・
 ・

スピカ「……で、このメンツか…」

エル「…」

ライド「…」

ジュダル「…行きたくなかった…」

ジェシカ「恨みっこなしって言ったはずだ」

シリウス「くっ…」

インガ「おー、外れて良かった」

ヨダカ「っしゃ」

ジェシカ「んじゃ、とっととダンジョンを制覇してきてくれ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 けっこう、おどろおどろしいダンジョンですね…
 4~6 ひえ、屍がいっぱい転がってるダンジョンだよ…
 7~9 ダンジョン攻略はともかく、喧嘩は起きなさそうなメンツ


 ――デルザー大陸・冥府の洞穴――

ジュダル「………くちゃい…」

スピカ「…ほんとに、変な臭いするね…」

エル「…」

ライド「…」

ジュダル「それに、薄暗いし、じめじめしてるし…」

スピカ「名声のみが欲しければ引き返せ…なんて立て札もあったしね。…冥府の洞穴…だっけ?」

エル「…冥府も、この世も同じようなものだ」

スピカ「え?」

ライド「……行きましょう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物と化した冒険者たちが襲いかかってきたぁー!
 4~6 インプ系の魔物がわんさかいるぅー!
 7~9 ガンガン魔物が沸いてくるぅー!


<キシャアアアアッ!!

ライド「っ――!」

スピカ「下がって…!」ヒュバッ

 ズバァァァッ

魔物「ガルァアアアッ!!」

スピカ「仕留めきれなっ…!」

ライド「でぇええいっ!」

 ズバァァァンッ

魔物「ガルっ…」ドサァッ

ジュダル「ふぅー…魔物、多い…」

エル「……一撃で殺せる程度の魔物でもないようだな…」

スピカ「大丈夫?」

ライド「はい…」

ジュダル「…それにこれ、どこまで続くんだろう…?」

エル「…行くぞ」


 【直下 コンマ判定】(薄暗い:-1)
 1~3 エルがいつもより弱い…
 4~6 エルがいつもの戦闘能力を発揮してくれへん…
 7~9 けっこう長くダンジョンを進んでるのに、全然終わりが分からぬ…ちょっと休憩しようか?って


エル「っ…!」

 ザシュゥゥゥッ

ジュダル「神父っ!?」

エル「このっ…!」

 ドゴォォォォォォッ

エル「ふぅっ…」

 パァァァァァッ

スピカ「…疲れるね…」

ライド「薄暗くて先が見えないし…魔物がどんどん襲ってくるし…精神的にも、これ…」

ジュダル「……神父、何かいつもより弱くない?」

エル「…黙れ」

ジュダル「むっ…」


 【安価下1】
 1 心配してあげたのに、って
 2 もしかして、暗いところが怖いとか~?って
 3 言葉通り、黙り続ける。つーん


ジュダル「前から思ってたんだけど…神父、暗いとこが怖いとか?」

エル「…」ギロッ

ジュダル「っ…そ、そんな睨まなくてもいいじゃん」

スピカ「でも、暗いところって落ち浮かないよね」

ジュダル「そう…?」

ライド「……僕は…暗い方が…」

エル「さっさと行くぞ」

ライド「……あの」

エル「…何だ?」

ライド「………さっきから、ずっと治癒術使ってて…魔力、大丈夫ですか? 休憩とか…」

スピカ「そう言えば、そうだよね…。戦いっぱなしで、もっと強いのがいきなり出てきたら大変だし…」

エル「問題ない…」

ジュダル「ほんと?」

エル「…」ギロッ

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 じゃ、行こうよ
 2 休憩にしようよ
 3 態度悪いなー、もー、って


ジュダル「………でも疲れたから休憩しよっ」

スピカ「そうだね」

ライド「……うん…」

エル「っ…」

ジュダル「はぁぁ…こんなとこでも、座っちゃえば案外、まったり…」

ライド「…」

スピカ「どれだけ、先があるんだろうね」

エル「…」

ライド「……魔法とか」

スピカ「さすがに、ちょっと…」

ジュダル「シリウスは分かるのかな?」

スピカ「うーん…どうなんだろ?」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 休憩中だってのに魔物が襲ってきて、休憩もろくに取れんかった
 4~6 暗所恐怖症の神父様は、休憩なんかしないでどんどん先に進んで出て行きたいようで、イライラしてます
 7~9 休憩中にちょっとだけ魔法の練習した


スピカ「そう言えばさ」

ジュダル「?」

スピカ「この前、夜にジュダル、ライドと一緒に何話してたの?」

ジュダル「いろいろ、魔法とか」

スピカ「魔法?」

ライド(………見られてた…?)

ジュダル「そうだ、休憩中だけど…教えて」

ライド「……うん、いいけど…」

スピカ「じゃ、わたしも教えてあげる」

ジュダル「火属性だよ?」

スピカ「ふふふ…ちょっとくらいできちゃうよ? これでも、一応はいっぱしの魔法使いですから」

ジュダル「へえ~…」


 【安価下1】
 1 中・劫火魔法
 2 中・火球魔法
 3 閃熱魔法?


スピカ「ジュダルはどれくらい魔法できるの?」

ジュダル「劫火と火球と…爆火」

スピカ「…?」

ジュダル「内緒だけどね」

スピカ「…閃熱魔法って、知ってる?」

ライド「……閃熱魔法?」

スピカ「あ、やっぱり知らない? 閃熱魔法ってね、ええと…火球魔法は、火の玉でしょ? 劫火魔法は、発火させるでしょ?」

スピカ「閃熱魔法って、手から火じゃないけど…こう、熱エネルギー? みたいなのを発射するの」

ジュダル「ふうん…」

スピカ「ライドくんって、筋がいいみたいだし、すぐ覚えられるんじゃない?」

ジュダル「わたしはっ?」

スピカ「んー…だいじょぶだよ、きっと」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 小・閃熱魔法 を習得した! ライドは極大~小・閃熱魔法を習得した! ライドのセンスにジュダルとスピカは落ち込んだ
 4~6 小・閃熱魔法 を習得した! ライドは極大~小・閃熱魔法を習得した!
 7~9 ライドのすっごーい魔力量のお陰ではかどって、小~中・閃熱魔法を習得した。ライドくんは極大までだけど


ジュダル「できたっ…!」

ライド「僕も…」

スピカ「ばっちりだったね」

ジュダル「うん」

エル「………もう、休憩は終わりでいいのか?」

ジュダル「そう言えば休憩中だった…」

スピカ「いやー、熱中すると時間ってすぐだよね。行こっか」

ライド「はい…」

エル「…ふんっ」


 【安価下1】
 視点チェンジ!
 1 モニカ
 2 シリウス
 3 ヨダカ
 4 ジェシカ
 5 インガ


 ――デルザー大陸・ブラックサタンの屋敷――

モニカ「…」パタンッ

 ポイッ
 ドサッ…

モニカ「……聖眼…」

モニカ(この屋敷に文献があって良かった…何あれ、チートじゃん…)

モニカ(魔法を魔力にまで分解して吸収…それじゃ、魔法で攻撃したって全部無意味になる…)

モニカ(…あれがある限り、ハメるのは…)

パラン「…これは…片づけてもいいですか?」

モニカ「片しておいて」

パラン「…」スッ

モニカ(………魔力を吸収…か)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 …妙案が浮かばぬっ…
 4~6 ベテルに相談してみようかな…?
 7~9 いい方法が思い浮かんじゃったかも…


モニカ「…」

モニカ「……」

モニカ「………んん…」

モニカ「…」

モニカ「ああもうっ…いい方法が思い浮かばない…!」

モニカ「つまんないアイデアばっか…」

モニカ「下手に遊んでないで、さっさと殺しちゃえば良かったかも…」


 【安価下1】
 1 ライドの仲間を片っ端から暗殺してってやる
 2 こうなったら、魔法に頼らない罠を仕掛けて徹底的に殲滅してやる
 3 聖眼さえ発動できない状況を作っちゃえば、いけると思うんだけど…うーんうーん…


モニカ「…ちぇっ、やっぱり魔法なしで、罠にはめるしかないか…」

モニカ「場所がいるな…」

モニカ「……パラン」

パラン「……はい」

モニカ「ちょっと、色々と必要なものがあるから調達して」

 サラサラサラ…

モニカ「はい、メモ書いてあげたから」ペラッ

パラン「…………これ…どうやって?」

モニカ「クレインセクトにでも見せて、調達してもらえばいいでしょ」

モニカ「わたしがいる、って言ってるんだから」

パラン「……はい…」

モニカ「今度こそ、ちゃんと仕留めるからって言っといてね」


 【安価下1】
 1 さ、準備に取りかかろう…
 2 ……そう言えば、ヨダカがあいつらと一緒にいた…
   A ヨダカまで巻き込むのはやだし、声かけて一緒にいないでよって言っとこうかな
   B ……もうヨダカと一緒にケーキとか作ってあげないもん


パラン「…兄様に、伝えてきます」

 バタムッ…

モニカ「…よし、準備しよっと」

モニカ「…」

モニカ「……とりあえず…罠を仕掛けるのにいい地形から探さなくちゃ」

モニカ「地図、地図…と」

 ガサガサ

モニカ「…」

モニカ「……うん…ばっちりかも」ニタッ


 【安価下1】
 視点チェーンジ!!
 1 シリウス
 2 ヨダカ
 3 ジェシカ
 4 インガ


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・宿屋――

シリウス「…」ペラッ

シリウス「…」ペラッ

シリウス「…」

 パタンッ

シリウス「…やはり、落ち着かんな…」

シリウス(リリが拉致されて、どれだけ経ったか…)

シリウス(落ち着こうとどれだけ言い聞かせても、どうも胸が急く…)

シリウス(………もどかしくてたまらん)


 【安価下1】
 1 他の3人はどうしてるかな?
   A ヨダカの様子
   B ジェシカの様子
   C インガの様子
 2 特にすることもないし、闇商人のマークがある建物でも見張ってよう。何かある…かも知れない
 3 誰かと雑談しようかな
   ※相手と内容併記してくれると嬉しいなぁー


シリウス「…」スタスタ

シリウス(この建物だったな…)

シリウス(……静かだが、放棄されたわけではないのか…窓の向こうで何かが動いたな)

シリウス「…」

シリウス(何か起きれば…いや、ここからもしも馬車が出て、東へ向かえば…分かるかも知れない)

シリウス(状況次第なら、俺ひとりとて乗り込んでリリを…)グッ


 【直下 コンマ判定】
 1~6 しかし、何も起きなかった…
 7~9 馬車…! 誰かに知らせる時間はないし、追いかけるしか…!


王子「こんなタイミングでごぜえますか…」

王子「さてさて…エルが暗いとこで頑張ってるのが、ムダになってしまうのか、否か…!?」

王子「それとも、とんでもないことが起きてしまうのか!?」

王子「…最近、【00】が特別に珍しいものじゃなくなってきてるような気がして怖いです」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 荷物が外に運び出されいく…船に乗せるつもり? その中に、ズタ袋を被せられた、大きないも虫みたいになってるものを抱える姿が
 奇数 聖眼も脅威なんだーけーどー……魔眼ってのもまた、ねえ? って…
 ※0は偶数扱いやでぇ~


シリウス「…」

シリウス(………動きがない…やはり、ダメか…?)

シリウス(いや、もうしばらく張っておいても損はないだろう…)

シリウス「…」

シリウス(……リリ…)

 カツッ…

シリウス「…っ」クルッ

?「…」ニコッ

シリウス「……何者だ? 俺に何か用事でもあるのか?」


 【安価下1】
 ブラックサタンやでー!!!
 お名前+性別おなしゃす


 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 アホみたいな強さやでー
 4~6 肉弾戦特化型魔法使い(?)みたいやでー
 7~9 アホだけど強いでー


タイタン「シリウス…だっけ?」ニコニコ

シリウス「…何故、俺の名を…?」

タイタン「…タイタン・シー・ブラックサタン――」

シリウス「!」

タイタン「クレイン兄ちゃんがさ、魔眼が欲しくなったって言うから持ってこいって」

シリウス「っ…リリをさらった者の仲間か…」チャキッ

タイタン「最悪、目玉だけ…あとは……頭ごとでもいい…とか言ってたっけ…?」

タイタン「…そーゆーわけだからさぁ、ちょっと、殺されてくんねー?」

シリウス「断るッ!!」

タイタン「だと思った」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アホのくせ…に…
 4~6 めっさつえーし、派手にタイタンが戦うから町も壊れかねない…
 7~9 シリウスが(魔眼抜き状態での)本気でかかっていくから、割といい勝負…周囲への被害は置いといて


タイタン「極大・重力魔法!!」

 ギュォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

シリウス「ぐぅっ…!?」

 ズドドドドドドドドドドドドドドッ

シリウス(こいつっ…周囲への被害など、お構いなし…か…!?)グググッ

タイタン「ほーら、這いつくばっちまえ」

タイタン「でもって、死んじゃえよ、目玉だけ置いてさ?」

シリウス「なめるなっ…!」


 【安価下1】
 1 魔眼解放、町の外で全力で戦う
 2 雷撃魔法で反撃やっ!!
 3 マッスルマッスルー!!


 ガッ…

タイタン「っ…?」

シリウス「お、おおおおおっ…!」

 ズズッ
 ズォォォォォォォォッ…

タイタン「これが魔眼の…」

シリウス「おおおおおっ…!」

 バサァァァッ

タイタン「うわ、羽根だ…」

シリウス「容赦はしないぞ、リリを返せ――!」

 バサァッ
 ヒュォォォンッ

タイタン「!?」

 ガッ

シリウス「うぅぅぉおおおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォォンッ

タイタン「ぶん、投げられっ…!?」

 キィィィィンッ

タイタン「!?」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

タイタン「おげぇええええっ…!?」

 ズドォォォォォォンッ…

シリウス「さあ…場所を移動した…。心置きなく、暴れてみろ」

タイタン(バケモンだ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、無策では来ていなかった…!? やべぇっ!
 4~9 シリウスさんつよーい…


タイタン(クレイン兄ちゃんの言う通りに、ちゃんと準備すりゃ良かったかも…。でも――)

タイタン「いくら、バケモンでもさぁ、これとか食らったら――ただじゃ済まないんじゃねえのぉ!?」

タイタン「――極大・消滅魔法!」

 カッ
 シュォォォォォンッ

シリウス「ムダだ…!」バサァッ

 スパァァァァァンッ…

タイタン「嘘っ、外れ――」

 ザッ

タイタン「障壁――」

 バチバチィィィッ

シリウス「おぉぉぉおおおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――――っ!」

 バリィィィィィィンッ
 ズドォォォォォォォォォォッ

タイタン「がっふぉ…!」

シリウス「リリを、返せぇえええええ―――――――――――――――っ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 んっ?
 4~6 逃げられた
 7~9 タイタンを戦闘不能に。圧倒的っすわぁー…


タイタン「拘束魔法っ…!」

 バシュゥッ

シリウス「効くかぁっ…!」バサァッ

タイタン「ぬぁ…!? やめ――」

シリウス「死ねぇ――――!!」

 ドゴォォォォォォォォォォォォッ

タイタン「っ……ぅ…」ガクッ

シリウス「ふぅっ…ふぅーっ……」

 シュゥゥゥ…

シリウス「どうにか…なっ――」ピシッ

シリウス「あぐっ…が……やはり…この、反動ばかりは…」

シリウス「……それでも…これで…手がかり、を…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 クレインセクトもなかなかゲスかった…
 4~9 タイタンを拘束することに成功した!!

ブラックサタン弱すぎない?


 >>464

王子「だ、だってコンマ神が…」

王子「でもほら、タイタンはまだ死亡じゃないから見せ場が回ってくるかもだし…」

王子「ぶっちゃけ、チートなんだもん…こっち側もそれなりに」

王子「てなわけで、本日はここまででござーんす」

王子「ありがとうございました」

王子「どうもお疲れさまでございました」

王子「また次回!」



 KNIGHTs ―― オッサンの私生活

ドラシロ「…デネブ、どうしたんだい、またそんなにうなだれて」

デネブ「………るっせー…ほっとけ…」

ゼドファ「また恋の失敗?」

デネブ「ほっとけよっ!!」バンッ

レイド「若いな…」

ヒヒイロ「レイドくんはそろそろ、身を固めなさいね?」

レイド「…いや、俺には騎士としての任務がありますので」

ヒヒイロ「オッサンが上から言われんのよ、だから頼むってば」

レイド「…しかし」

デネブ「そーゆーオッサンはどうなんだよ?」

ドラシロ「…そういえば、ヒヒイロさんは年齢的にも、大きなお子さんがいてもおかしくないような…」

ゼドファ「…聞いたこともなかったね…」

レイド「……俺も、聞いたことがない…」チラッ

ヒヒイロ「…あ、オッサン、ちょっとお仕事が――」

デネブ「全部俺に丸投げしといて、どんな仕事があんだよ」

ヒヒイロ「巡回は大事な大事な騎士のお務めよ? んじゃっ」トトトッ

ドラシロ「………気になる…」

デネブ「確かに…」

ドラシロ「ジュダルがいれば、陛下から聞けたかも知れないのに…」

 ――で

ヒヒイロ「でへへへへ…」

バニーA「もー、ヒヒイロちゃん、鼻の下伸ばしすぎだぞ」ツンツン

ヒヒイロ「いいじゃないの、そーゆーお店っしょー?」

 イチャイチャ

デネブ(………何で俺、オッサンの私生活暴くためだからって、こんな店で、こそこそ遠くからオッサンの監視してんだ…?)

ドラシロ「ふふふ、その時に僕はこう言ってやったのさ。――キミの刃が僕へ届く前に、キミの首は地へ落ちているだろう…とね」

バニーB「かっこいーっ」ギュゥッ

ドラシロ「ははははは」

デネブ(こいつも楽しんでるし…)

 ――で

ドラシロ「あぁぁぁ…………飲み過ぎた、きもちわるい…」

デネブ「置いてくぞ。やっとオッサンが帰り始めたんだから…」

ドラシロ「っ……おろろろろろ…」

デネブ「うわっ、きたねっ…! おい、お前っ…えっ、ちょ…倒れ…おい、おいっ!?」

 ――で

ヒヒイロ「ふぅー…今日も疲れたぁぁ…たでぇーまー…っと」

ヒヒイロ「…………………やっぱ、我が家は落ち着くなぁ……だーれも出迎えちゃくれないけど――」

?「こんな時間に帰ってきて、誰かが暖かく出迎えてくれるとでも?」ゴゴゴ

ヒヒイロ「…………あ」


 ヒヒイロに嫁がいるのか、それとも、別の家族がいるのかは、内緒です。
 でも家庭内での立ち位置は騎士としての立ち位置よりもけっこう低いようなのは確定です。


王子「み、みんな、そんなに【00】奇数が好き…?」

王子「でも、あれだよ、割と簡単にコンマ神のアシスト込みであっさり倒しちゃったけど、シリウスが狙われまっせ、ってのが判定だから」

王子「決してね、タイタンが超強キャラとして出てきた、っていう判定ではないから。ねっ?」

王子「きっとこれからだよ、ほら、モニカがライドくんを狙い出したのも【00】奇数だったじゃん?」

王子「尾を引いていくんだよ、きっと」

王子「……多分」

王子「それにシリウスはね、魔眼を使っちゃうとライドくんよりも寝込んで使い物にならないポンコツになるから」

王子「だから、きっとどんどん、アカンわー、ってなってくんだよ!! …多分」

王子「ほら、コンマ神が命運を握ってると言っても過言じゃない部分あるから」

王子「だから、もっと前向きにね! ねっ!?」

王子「さ、いってみよう」


 【安価下1】
 1 冥府の洞穴
   A スピカ視点
   B エル視点
   C ライド視点
   D ジュダル視点
 2 タイタンを捕えた残留組
   A シリウス視点(反動なう
   B ヨダカ視点
   C ジェシカ視点
   D インガ視点


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・宿屋――

ジェシカ「――で、こいつを捕まえたのはいいが…」

タイタン「」ボロッ

ジェシカ「……………お前、勝ったんだよな?」

シリウス「…………あ、あ……」ピクピク

ジェシカ「……なら、何でそんなにボロボロなんだか…」

シリウス「……そこには、触れないでほしっ――うっ……」

ジェシカ「おい、魔族ども」

インガ「あん?」

ヨダカ「何だよ?」カチャカチャ ←お菓子作りなう

ジェシカ「……やっぱいい」

シリウス「リリの居場所を…聞き出してくれ……」

ジェシカ「ん、ああ…そりゃ、もちろんだが……果たして、口を割るかね。拷問なんてぇのは趣味じゃねえんだが…そこまでいかないといいな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 じゃあ起こすかー、って時にクレインセクト登場やで~
 4~6 とりあえず起こしたら、タイタンが速攻で拘束を解除しやがって暴れ出したぜ…宿屋さんかわいそーに
 7~9 タイタンはアホだった。姐御のおっぱいに鼻の下を伸ばしている!!


ジェシカ(こんだけ縛り上げてりゃ、そうそう動けねえだろうし…妙な素振りをすりゃ、力ずくでやめさせる…)

ジェシカ(よし…やるか)

シリウス「…」

インガ「んでさー、そん時に…」ペチャクチャ

ヨダカ「はははっ、バッカじゃねえの、お前」ペチャクチャ

シリウス(…緊張感がさっぱりないな…)

ジェシカ「…起きな」

 バシャッ

タイタン「っ……」パチッ

ジェシカ「目覚めはどうだい? ちょいと、色々聞かせてもらおうか…」

タイタン「……ん……?」キョロキョロ

シリウス「…」ジロッ

タイタン「………ああ…そっか、そういう…」

ジェシカ「お前らは何者だい? 何を目的にしてる?」

タイタン「こんなで、縛ったつもりかよ? ――大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォンッ

シリウス「ぐっ…!?」

ジェシカ「あいつ――」

ヨダカ「作りかけの…生クリームがっ…!!」

シリウス(起き上がれないっ…クソ…!)

タイタン「よーし……治った」ニィィィッ

ジェシカ「あいつっ――治癒術まで…!」

インガ「縛るくれえじゃ、魔法は封じられねえだろっての…」

ジェシカ「だったら、身動き取れないようにすんの手伝いな!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やっぱさ、魔眼シリウスがチートなだけだったんだよ、うん
 4~6 タイタンの目的はあくまでも、シリウス(の魔眼)だから戦わずにシリウスのみを連れ去る模様
 7~9 バトるでぇ~(シリウスは反動なうによって傍観なんよ


タイタン「んだよ、やろうってのか?」

ジェシカ「今度は何もできねえようにしといてやるよっ…!」ダンッ

 ジェシカが大鎚を振り上げながら跳んだ。
 大きく身体をのけぞらせながら勢いをつけ、大鎚を盛大に振り下ろす。

 ドッゴォォォォォンッ
 バチバチィィッ

ジェシカ(障壁魔法――!)

タイタン「その程度かぁっ?」

ヨダカ「俺の菓子作りを、邪魔すんじゃねええええええ―――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォォンッ
 シュルルルルルッ

タイタン「おっとぉ…!」

 バァンッ

ジェシカ「ぐっ…!?」

 障壁に阻まれていたジェシカが、激しい反発で押し返された。
 ヨダカの放ったブーメランの軌道上にジェシカが放り出され、寸でのところで大鎚の柄で受けて弾く。

ヨダカ「おいこらっ!」

インガ「遊んでんじゃねえっつーの!」バッ

タイタン「んん?」

 ブォンッ
 バチバチィッ

インガ「もう、一丁ォ…!」

 ブォンッ
 バチィィッ
 ピシピシッ…

 インガが入れ違うようにしてタイタンへと迫り、二振りの剣を振るった。
 ソードレブレーカーが障壁にぶち当たって弾き返されるが、すかさずもう一本の剣が叩き込まれて障壁にヒビを入れる。

インガ「まだ壊れねえ…!」

ジェシカ「退きなァ…!」

 ジェシカの声でインガが素早く横へ逸れると、大剣をジェシカが横薙ぎに振り切った。
 ヒビの入った箇所から障壁が崩壊し、破砕音とともにそれが砕け散る。

ヨダカ「死に晒せぇぇぇえええええええ―――――――――――――――――っ!!」

 ビュォォォォォッ

 風を纏ったブーメランをヨダカがタイタンへと突き出す。

タイタン「ぶゎーか」

 バシュンッ

ヨダカ「なっ…!?」

 スカッ
 ブォォォォォォォッ

 攻撃が当たる寸前にタイタンの姿が消え去る。
 ブーメランに纏われていた風が解放されて凄まじい暴風を周囲に振りまき、それが奇しくも3人への目くらましにもなった。

シリウス「貴様――!」

タイタン「始めっから、てめえの目玉が狙いっつってんだろが…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 シリウスが連れ去られた上、タイタンが去り際の魔法で3人に大ダメージ残してったよ
 4~6 連れ去られた常時上裸マッチョ三十路…
 7~9 姐御ッ!!


 ドゴォッ

シリウス「っか――!」

タイタン「ああ? 何だよ、もうあのバケモンはやんねえの?」

ヨダカ「てんめえっ…!」

タイタン「ま、その方が楽でいいしな。じゃーな、お前らに用はねえんだよ」

 バシュンッ

シリウス「!?」


 ――デルザー大陸・ブラックサタンの屋敷――

 バシュンッ

タイタン「あー、つっかれたぁー!」

 ドサッ

シリウス「ぐっ…」

シリウス(何、だ…? いきなり…景色が、変わって……建物…?)

タイタン「兄ちゃーん、魔眼持ってきたぜ、体ごとー」

 カツカツカツ…

シリウス「っ…!」

クレイン「先日はどうも、シリウス様。あなたが予想外にタフなようで助かりました」

クレイン「手違いで、あなたの左目まで必要になったものですから」

シリウス「っ…リリを…どうした…!? どこへ、やった…!」

タイタン「るっせえよ」ゲシッ

シリウス「あっぐ…~っ…!」

クレイン「酷い苦痛の顔だ…。それが魔眼の副作用ですか?」

シリウス「リリを…出せ……!」

クレイン「この状況で、まだ敵意を剥き出しにするとは恐れ入る」

クレイン「ですが…あなたは、何もできやしないのでは? 大人しくしていた方が、余計な苦痛にさらされませんよ」


 【安価下1】
 1 リリのためなら、激痛なんぞ痛みに入らんッ! 抵抗を試みる
 2 目的は何だ、お前らは何だ、って
 3 リリをどうした、って


シリウス「リリをどうした…! 答えろ…!」

クレイン「もちろん、丁重に扱っていますよ。気丈なお嬢さんです」

シリウス「っ…」

タイタン「なーに、ホッとしちゃってんの?」ニタニタ

シリウス「何…?」

クレイン「彼女は素晴らしい」

クレイン「通常の手法では、傷一つつけることが適わない」

クレイン「いかなる魔法を試しても、いかなる武器を持ってしても、その身は引き裂かれることも、焼かれることもなかった」

クレイン「天使擬きだとは言え、至高の防御能力だ」

クレイン「だが…天使擬きだからこそ、ちゃんと攻略法が存在していました」

シリウス「っ……何をしている…? リリに…!」

クレイン「瘴気を浴びせるとね、異様に苦しむんですよ。知っていましたか?」

クレイン「か細い首に巨大な斧を振り落としても傷つかなかったのに、マグマの風呂へと入れても平然としていたのに、瘴気だけは苦しむんです」

クレイン「お陰で、ようやく彼女の赤い血を拝むことができました。天使擬きも、同じ赤い血でしたよ」

シリウス「………リリに…何をした…? 答えろっ…! リリで、何を企んでいる!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 教えてくれんかった
 6~9 ブラックサタンの悲願について
  0  これもチートです


クレイン「プロセスを説明しても、あなたでは理解できぬでしょう…」

クレイン「ですが…あなたも、我々の悲願を達するための大切なピースだ」

クレイン「我らブラックサタンの悲願を、特別にお教えしましょう」

タイタン「…」

シリウス「ブラックサタンの…悲願……?」

クレイン「我らの遠い先祖はかつて、世界の狭間へと閉じ込められました」

クレイン「地上でも、魔界でもない場所です。何もかもが色を失い、全てがグレーに染められています」

クレイン「恐らくは深魔の穴のどこからかできあがってしまった、何でもない空間のひとつだったのでしょう」

クレイン「そこへ封じ込めたのは遠い昔に勇者と呼ばれていた者。地上の平和のために魔王を討ち滅ぼそうとする、英雄と言われています」

クレイン「だが…彼は我らが先祖を人柱とした。勇者か、我らが先祖か…どちらか一方しか、狭間の世界を出られなかった」

クレイン「そして、勇者が出て行ったことで永久に囚われることになりました。そして、先祖は長い長い時間を狭間の世界で過ごした」

クレイン「幸いだったのは、たったひとりきりではなかったことでしょう。しかし、狭間の世界は地上とは比べ物にならない瘴気に満ちていた」

クレイン「せいぜい、寿命は長くても40年程度で、喜びもなく、楽しみもなく、色のない世界で代を重ねて過ごしました」

クレイン「どうして、我々だけがこのような仕打ちを受けたのでしょう? 仕方がない――そんな言葉では到底、許せぬ怨念が受け継がれた」

クレイン「そして、とうとう…我々は元の世界へ…この地上へと戻る術を見つけたのです」

クレイン「ですが瘴気を浴びながら狭間の世界で人柱として過ごしてきた我らは、普通の人間ではなくなっていました」

クレイン「地上へ帰還した喜びは、なかった。この世界に、我らは受け入れられずに迫害されました」

クレイン「今でこそ…あなた方とそう変わらない容姿ではありますが、本当の姿は酷く醜いのです」

クレイン「だから…我らは復讐を決意した。全ては、この地上を救うべく決断を下した勇者の責任」

クレイン「だがどこにも、その勇者はいない。我らの苦痛によって今があるというのに、地上の人間どもはそれを知らず、迫害する!」

クレイン「認められると、思いますか?」

シリウス「…」

クレイン「間違っているとでも、仰られるでしょう。ええ…それが、普通の反応だろうとは承知の上」

クレイン「だが、それでも我々は、復讐せねば気が済まないのです。この血に植えつけられた憎悪が、地上全てを滅ぼせと囁き続ける」

クレイン「これこそが我らブラックサタンの悲願」

クレイン「あなたと天使擬きは、我らが悲願のために利用されるだけです。気に病む必要はありません」

クレイン「悪いのは、この地上の人間全てなのですから」

シリウス「……ふざけるな…そんなことのために――!」

クレイン「言ったでしょう、気が済まないんですよ。あなたが、天使擬きを取り戻したいように、我々もそうしないとならないんです」


 【安価下1】
 視点チェーンジ
 モニカ シリウス 以外の7人から選んでネ☆


 ――デルザー大陸・冥府の洞穴――

エル「…」

ジュダル「ふぅ…ふぅ…」

ライド「…」

スピカ「……全然…終わりが…」

ジュダル「ほんとに…これ、終わりなんて…あるの…?」

エル「…」

ライド「……魔物も…すごく強いし…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 けっこう皆疲弊してるとこに加えて、ボス級のつよーい魔物が現れたんやで~。しかもまだ、先があるんやで(遠い目
 4~6 最奥部やで…ようやく。でも、つよーい魔物が最後の関門なんやで
 7~9 最奥部。さあ、ボス戦だ


ライド「……っ…広い、ところに…」

ジュダル「…でも、いっぱい、道が別れてる…」

 ズズ…
 ズズズズ…

エル「…っ」ピク

スピカ「………何か、いる…?」

ジュダル「えっ…」チャキッ

ライド「……どこに…?」

エル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 めっちゃんこ人間ぽい形のゴーレム。でも腕が4本あるんだねー、それぞれ武器も持ってるねー
 4~6 おっきくて頑丈そうなゴーレムさんやで~強そうやで~
 7~9 ヘビみたいなやーつ。人間とか余裕で丸呑みできそうなくらいの


 ズズ…
 ズズズ…

ライド「……あっち…」

エル「……人…?」

スピカ「……ううん、違うよ。そっくりだけど……ゴーレム?」

ジュダル「……腕、4本ある」

ゴーレム「…」キュイン

ジュダル「…目が赤くて光った…」

ゴーレム「…」ガチャッ

エル「来るぞ――」


 【安価下1】
 1 ガンガンいこうぜ
 2 いろいろやろうぜ
 3 いのちだいじに


ゴーレム「…」ジャキィッ

エル(棍棒、斧、剣2本――)

 ダンッ

エル「腕を一本ずつ、もぐ…!」

 ブォォンッ
 ギィィィィンッ

ジュダル「えぇえええいっ!」

 ブォンッ
 ギィィィンッ

 エルとジュダルが、ほぼ同時に攻撃を繰り出す。
 だがゴーレムは2人の攻撃を得物で受けると、すかさず余っている2本の腕で反撃をした。

 ドゴォォォォッ
 ズッバァァァァァッ

エル「この程度――!」

 パァァァァッ

ジュダル「痛~っ…たい、けど…!」

 エルの治癒術で即座に傷を治し、エルとジュダルは果敢に攻撃を繰り出していく。
 つかず離れず、至近距離で互いの間合いでの猛攻撃だが、ゴーレムはそれを捌くのと同時に反撃をしていく。

 シュババッ
 ギャリィッ
 ズバァァッ
 ドゴォォォッ
 ギィンッ
 ガッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライドとスピカの魔法が、あんまりっていうか、ほぼほぼ利いてないっぽい…
 4~6 頑丈で、こっちの体力ばっかり削られてっちゃう…
 7~9 コンビネーションが炸裂するんだぜ!!


ライド「大・閃熱魔法――!」

 シュバァァァッ
 シュボォォォォォォォッ

 ライドが放った閃熱魔法が、エルとジュダルの間をすり抜けてゴーレムに直撃する。
 ピンポイントでゴーレムの左上の腕を撃ち抜き、その箇所が熱せられて赤く発光した。

スピカ「2人とも、一旦伏せてっ――同じところを狙って! 極大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィンッ

 さらにスピカが凍結魔法を放ち、ゴーレムへ浴びせかけた。
 瞬時にゴーレムの表面が氷に閉ざされるが、身震いするようにゴーレムが振動すると氷が砕け散る。

ジュダル「からのぉ――!」

エル「まずは、その棍棒の腕だ…!」

 ズドォォォォォォッ
 ギャリィィィィィィィッ

 エルとジュダルが、熱せられ、冷やされたゴーレムの左上の腕へ攻撃を叩きつける。
 だが、腕は身体についたまま、金属音を響かせて押されたのみだった。

ゴーレム「…」キュインッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ビーム攻撃! 全体に大ダメージ…
 4~6 エルとジュダルそれぞれに大ダメージ…
 7~9 超速再生ゴリラ、がんばれや!!


 シュバァァァッ
 ズドォォォォォォォォォッ

 ゴーレムの赤く光る目から、線状の光が放たれて周囲一帯を駆け巡る。
 光の触れた全てが破壊され、天井や壁から大岩が落下し、直接浴びたライドの腕が骨が剥き出しになるまで焼き切られる。

ライド「あがあああああっ…!」

 ドドドドドッ

ジュダル「岩っ――うわっ…!?」

スピカ「ライド――あぐっ…!」

エル「ぐぅっ…!?」

 ドゴォォォォォォンッ…

エル(頑丈すぎる…あれだけ攻撃をして、腕一本さえ…!)

 パァァァァァッ


 【安価下1】
 1 腕一本ずつとか、ムリっぽいから急所とか狙ってこうよ。ないん? ねえ、ないん?
 2 だったら、投げ飛ばすなり、お返しに天井からもっとでっけえ岩落下して圧し潰すなり…してみるか?
 3 がむしゃらに、攻撃あるのみ! 攻撃は最大の防御なりィ!!


エル(だが――!)ダンッ

 ブォォォンッ
 ギィィィィンッ

ゴーレム「…」ブォンッ

 ズバァァァァァッ
 ドゴォォォォォォッ

エル(どれだけ攻撃されようが、先に壊してしまえばいい…!)

 グシャアアッ
 ギャリィィィィッ
 ドゴォォォォォォッ

ジュダル「こいつ、硬すぎるよっ…!!」

 ギィィィィンッ

エル「黙って、手を動かせっ!」

 ギャリィィィィィィッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エルの魔力が…少なくなってもうてきとるで
 4~6 脳筋超速再生ゴリラの背負い投げ
 7~9 スピカとライドがいて良かったのう…弱点発見



 パァァァァッ

エル「まだまだ――!」

 ガッ
 ギャリリリリッ

ゴーレム「…」キュイン

 ブォォォォッ
 ドゴォォォォォォォォッ

エル「ぐっ…!?」ズザァァッ

ジュダル「神父!」

ゴーレム「…」シュバッ

エル「自分の重さで、死ね――!」チャキィッ

 吹き飛ばされたエルにゴーレムが高い跳躍から襲いかかる。
 短剣の柄を地面にあてがって真上を向け、エルが一気に刃を延伸する。

 ギャリリリリッ

エル「っ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アカンくなってきたで。魔力切れ+大ダメージ
 4~6 がんじょーな装甲をどうにか一部分だけ壊せたけど、魔力もなくなってもうたで
 7~9 スピカのナイスアシストでダメージも免れて、けっこう大きめの傷をゴーレムに与えた


 バリィィィィンッ

スピカ「神父…!」

 ズドォォォォォォォッ
 ズドォォォォォォッ
 グシャアアアアッ
 ズドォォォォォンッ

 ゴーレムの頑丈な装甲に、エルが延伸した刃が砕け散った。
 高い跳躍から繰り出された、四発の強烈な攻撃がエルに炸裂する。

エル「――っぐ」

 パァァ…

エル(しまった、魔力が――)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 暗いところで戦闘能力が劣化してるとは言え、エルが戦闘離脱って…
 4~6 ジュダルのお陰で戦闘離脱は免れたけども…
 7~9 後衛に徹してたスピカとライドも前線に出てきた。イケるんかのう…?


ゴーレム「…」スチャッ

スピカ「エル――!」

 ズドォォォォォォォォォォッ

エル「っふ…」

ゴーレム「…」キュイン

ジュダル「し、神父が…嘘でしょっ…しかも、こっち見たし…!」

 シュバッ

スピカ「エル、エルっ…?」タタタッ

エル「ぅ……っ……」

スピカ(ダメだ…もう、エルは…戦えない、こんな状態じゃ…)


 【安価下1】
 1 スピカ視点へ
 2 ライド視点へ
 3 ジュダル視点へ


ゴーレム「…」

 シュババババッ

ジュダル「う、わっ、わわわわっ…!?」

スピカ(このままじゃ、ダメ――)

スピカ(どうにか、戦い方を変えて…ゴリ押しじゃなくって、もっと、こう…)

ライド「中・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォッ

ゴーレム「…」ググッ

ジュダル「ふぅっ…はぁっ……ライド、ありがと…」

ライド「強い…」


 【安価下1】
 1 エルがさんざん攻撃しまくってたところとか、傷んでないかなあ…?
 2 質量で圧し潰す…? 生半可な威力じゃダメっぽいし…
 3 強壮魔法で強化してから接近戦で、どうにかどこか弱点っぽいところを見つける…あるといいけど


ライド「僕、前に…!」ダッ

スピカ「あっ、気をつけて…!」

ゴーレム「…」キュインッ

ジュダル「忘れないでよっ…!」シュバッ

 ズドォォォッ
 ギャリリリッ

ジュダル(硬ったい――!)

ライド「はぁあああああっ…!」

 ブォンッ
 ギャリリィィィィッ

スピカ(ジュダルはともかく、ライドじゃやっぱり威力が…そうだ、エルの攻撃してたところ――)

スピカ(あれだけ攻撃してたんだから、ちょっとくらい…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 びみょぉぉ~…に、傷んでるようなとこはけーん
 4~6 よくよくゴーレムの動きを観察してると、一応防御してる箇所が
 7~9 あれっ? ビミョーに、壊れかけのとこが…さすがは暴力ゴリラ神父っ!


スピカ(どこか、どこか、どこか――)

 ギャリィィィッ
 ドゴォォォォォッ

ジュダル「あぐっ…!」

ライド「でやぁああああっ!」

ゴーレム「…」バッ

 ギャリリリッ

ライド「っ――!?」

 ドッゴォォォォォンッ

スピカ「あった――!」

スピカ「2人とも、右の腰のところ…! ちょっとだけだけど…エルが、最後に攻撃したところが傷んでる!」

ジュダル「って、言われてもっ…」

ライド「ふぅっ……ふぅっ…」

ゴーレム「…」キュイン


 【安価下1】
 1 魔法で足止めに徹するから、どんどん攻撃してもらおう
 2 3人で一気に入れ替わり立ち替わり、物理攻撃をぶつけていこう。できるだけ、ダメージ受けないようにね!?
 3 濁流魔法で壁に思いっきり叩きつけてやって、押さえつける。そこから一気に攻撃だよ!!


スピカ「足止めするから、どんどん、そこを狙って攻撃して!」

スピカ「間違って、わたしの魔法に当たらないでね! ――極大・氷柱魔法!」

 シュバババババッ
 ズドドドドドドォォォォッ

ゴーレム「…」キュイン

スピカ「でもって――大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィンッ

ジュダル「足元固まった…!!」

ライド「ここでぇっ…!」

ゴーレム「…」ググッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちょっとコンマ腐りすぎじゃないすかねえ? 足止めがうまくいかぬ
 4~6 でもやっぱ硬ぇー
 7~9 手応えはあるけど、まだ足りぬ


ゴーレム「…」バッ

 バリィィィィィンッ

スピカ「そんなっ…!?」

ジュダル「嘘っ、もう止まらな――」

ゴーレム「…」キュイン

 ズドォォォォォォッ

ジュダル「うっぐ…!?」ドサァッ

ライド「ジュダル…!」

ゴーレム「…」シュバッ

スピカ「ライド!」

ライド「う、あっ――」

 ズバァァァァァァッ


 【直下 コンマ判定】(コンマ神への反逆タイムにつき、内容はどれも当たり)
 1~3 エルが瀕死状態のクセして、ムリしてきてゴーレムを押さえつけた。今やー!!
 4~6 ジュダルの火炎突きで、傷んでた箇所が完全に壊れて内部が露出した。ジュダルの火炎突きが呪いのペアリングで強化されてた
 7~9 ジュダルの火炎突きをヒントにライドくんが…
  0  アテムの指輪


スピカ(魔法でも抑えきれないし、どんどん傷ついて、これじゃっ…!)

 ダダダッ

スピカ「!?」

ゴーレム「…」キュイン

エル「鉄くず人形が、調子に乗るな――!」

 ドゴォォォォォッ

ジュダル「神父…!?」

ライド「そんなっ…酷いケガで――」

エル「早く、始末しろ…!!」グググッ

スピカ「ライド、ジュダル…!」

ライド「っ…はい!」チャキッ

ジュダル「神父、人間辞めすぎっ…!!」チャキッ


 【安価下1】
 1 氷柱魔法の一点突破をはかるよ
 2 強壮魔法をかけて、仕込み杖で仕留めにかかるよ
 3 ライドとジュダルの攻撃後にエルにも離れてもらって、凍結×烈風魔法いったるぜ


エル「さっさと、しろ…!」グググッ

ゴーレム「…」グググッ

ライド「はぁあああああああ―――――――――――っ!!」

 ブンッ
 ズドォォォォォッ

ジュダル「必殺、火炎突きぃっ!!」

 シュボォォォォッ
 ズッドォォォォォォォォォォォッ

ゴーレム「…」ググ

スピカ「極大・凍結、極大・烈風――」

 ビュォォォォォォ…

スピカ「皆、離れてぇっ…!」

スピカ「いっけぇぇぇええええええええ――――――――――――――――――っ!」

 シュバァァァッ
 ズバババババババッ
 ガッキィィィィィィィィィンッ

ゴーレム「…」プスッ

エル「さっさと…壊れろォッ!!」

 ガッ
 グググッ

ジュダル「えっ、持ち上げ――重そう…」

 ブォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォッ

ゴーレム「…」シュゥンッ

 ガチャッ
 ドゴンッ

ライド「はぁ…はぁっ…」

スピカ「………う、動かなくなった…?」

ジュダル「……………強すぎ…」

エル「ふぅーっ……ふぅーっ…」

ジュダル「って、神父…だいじょぶ?」

エル「…」ギロッ

ジュダル「心配してあげてるのに…」

エル「……………魔力が…足りん…」ヨロッ

ジュダル「っ…と」バッ

ライド「………まだ…先があるなんて…」

スピカ「……………休憩、しようか…」


 【安価下1】
 視点チェーンジ!!
 1 ヨダカ
 2 ジェシカ
 3 インガ


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・酒場――

インガ「あんの野郎…やるだけやって、とっととおさらばって、どーゆー了見してんだっ!」ガンッ

ヨダカ「全くだ…折角、いい感じに作れてたってのに…!」

ジェシカ「憤るなとは言わねえが、物には当たるんじゃないよ…」

インガ「んで? どーすんだよ? シリウスごと消えたってのに」

ジェシカ「…考え中だ」

インガ「いつまで?」

ジェシカ「思いつくまで」

インガ「けっ、使えねー」

ヨダカ「にしても、いきなり消えるって…魔法か?」

ジェシカ「…そういや、廃墟で会ったのも、いきなり消えてったな」

ヨダカ「…」

インガ「あいつら何なんだ?」

ジェシカ「さあな」

インガ「ムカつくよな、ちょっかいばっか出してきて。なあ、ヨダカ」

ヨダカ「…」

インガ「……ヨダカ?」

ジェシカ「大方、頭ん中はまたいつものだろ…」


 【安価下1】
 1 スピカ達が戻るまで何もできねえの?って
 2 あの消えた魔法が何なのか調べようぜ、って
 3 何か言えよヨダカー、って


インガ「なんちゃらの、洞穴? だかに行った、あいつらが戻るまですることねえの?」

ジェシカ「…現状、追いかける手段もねえからな…」

インガ「んだよ…」

ヨダカ「…」

インガ「……つっまんねー」

ジェシカ「だが…乗り込んだとして、それなりに強敵なのは間違いねえ…」

ジェシカ「ただ突っ込んでくだけじゃ、心もとないな」

インガ「あ? 意地と根性でぶん殴りゃあどうにもなんだろ」

ジェシカ「意地と根性で、あの野郎に攻撃して結局逃げられてんだろ、あたしらは」

インガ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヨダカがちょっと出てくる、ってひとりで行っちゃった
 4~6 ヨダカが気になってることがあるそうですよ
 7~9 もしかしたら追いかけられるかも、ってヨダカが


ジェシカ「…」

インガ「…」

ヨダカ「……なあ」

インガ「ん?」

ジェシカ「何だい?」

ヨダカ「……廃墟でハメられたろ? そん時の女、俺の友達なんだけど」

ジェシカ「は?」

インガ「マジ?」

ヨダカ「…俺、あいつとよくケーキとか作るし、お前らと一緒にいたから巻き添え食らったのは分かるけど…」

ヨダカ「んー……あんま、あいつとは敵対したくねえんだけど」

インガ「お前、思いっきり、あいつに魔法で反撃してたじゃん」

ヨダカ「ちゃんと確認してなかったんだよ」

ジェシカ「相手も見ねえで攻撃って…」

ヨダカ「…どうすりゃいいと思う?」

ジェシカ「どうってのは、敵対したくねえからってか?」

ヨダカ「俺、お前らにつきあってやる義理ねえもん」

インガ「友達だろー」グイッ

ヨダカ「だから、それは、あいつとも一緒なんだよ」バシッ


 【安価下1】
 1 人間の方を優先すんのかよ、って
 2 でもムカついてんじゃねえの?って
 3 好きにすりゃいいじゃん、そんなん


インガ「俺は魔族で、あいつは人間なんだろ?」

インガ「なのに、人間の方を優先すんのかよ?」ジロッ

ヨダカ「……んなの関係あるか」

インガ「あ?」

ヨダカ「んだよ?」

ジェシカ「やめろ、何で喧嘩すんだ、そんなんで…」

ジェシカ「物騒な友達もいたもんだが…説得なり何なりで、やめさせらんねえのか?」

ジェシカ「そうすりゃ、敵対だってねえだろ」

インガ「…」ムスッ

ヨダカ「あいつ、頑固だし」

インガ「そうかよ、お前は人間の方が好きかよ」ムスッ

ジェシカ「何拗ねてんだ、ガキじゃあるまいし…」

ヨダカ「お前は友達でも腐れ縁だろ。あいつとケーキ作ってる方が100倍有意義だっつの」

インガ「ああっ!?」ガタッ

ヨダカ「何だよ!?」バンッ

ジェシカ「だから、お前ら…!」


 【安価下1】
 1 そんなにあいつの方がいいなら、行っちまえって
 2 見損なった! 人間なんぞを優先するようなヤツはもう友達でも何でもねえ!!
 3 人間に毒されてんじゃねえの、ばーかばーか、って


インガ「お前がそんなヤツだったなんてな!」

ヨダカ「どーゆー意味だよ!?」

ジェシカ「……はぁ…ったく…」

インガ「見損なった! 人間なんかを優先するお前なんか、もう友達でも何でもねえよ!!」

ヨダカ「ああ、上等だ、お前の頭悪すぎる発言もイライラすんだよ!」

インガ「んだと、てめえっ!!」ガッ

ヨダカ「放せっつーの!」ガッ

ジェシカ「やるんなら表でやれ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヨダカ離脱
 4~6 表出ろや、ヨダカってしたけど乗ってこなくってムカついてインガはひとりで外に行った。あー、ムカつく!!!!
 7~9 喧嘩です


 ――デルザー大陸・ハニー城付近――

 ザッ…

ジェシカ(ほんとにやるのかよ…)

インガ「……立てなくなるか、降参した方の負けだからな」

ヨダカ「ああ、ボッコボコにしてやるよ」

インガ「…」パキパキ

ヨダカ「…」グッグッ

ジェシカ「………勝手にやってろ…」

インガ「おら、行くぞ」

ヨダカ「来いよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヨダカのアウトレンジ戦法。ガチで勝ちにきてやがるヨダカ
 4~6 クロスカウンターから始まるケンカ
 7~9 殴り合いならインガの方が分がある


インガ「…」スタスタスタ

ヨダカ「…」スタスタスタ

ジェシカ(何だ…? いきなり、あんな近距離で向き合って…)

インガ「…おらぁっ!」

ヨダカ「死ねぇっ!」

 ブンッ
 ブンッ

 チッ…
 ドッゴォォォォォォォォッ

ジェシカ(…………魔族の喧嘩ってのは…こうやって始まるんかい…?)


 【安価下1】
 1 全っ然、効かねーな!って
 2 言葉など不要ッ! ただひたすらに、殴りまくるッ!!
 3 魔法も武器も何でもありなんだよォッ!!


インガ「ぐ、ぎぎっ…!」

ヨダカ「ふん、ぬぅっ…!!」

 バッ

インガ「極大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ヨダカ「極大・竜巻魔法!」

 ビュォォォォォォォォッ

ジェシカ(こいつらっ…ガチかよ!?)

インガ「そよ風吹かせてるんじゃねえよ!」ダンッ

ヨダカ「やっぱバカだな、お前っ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 竜巻魔法で、インガの劫火魔法をお返しされた
 4~6 竜巻魔法はめくらましっ!?
 7~9 ヨダカの賢しい知恵など、肉体でぶち破る!!


ヨダカ「何のための、魔法だと思ってんだ!」

 ビュォォォォォォォッ
 ズォォォォオオオオオオオオオッ

ジェシカ「竜巻魔法で、インガの魔法を跳ね返すつもりか…!」

インガ「んなの、通用すると思ってんじゃねぇぇええええええええ―――――――――――――――――――――っ!!」

 ダンッ
 ブォォォォッ

ヨダカ(突っ切ってくる――この、アホ!!)

インガ「どぉぉぉらぁああああああああああ―――――――――――――――――――――――――っ!!」

 ドッゴォォォォォォォォッ
 ズザァァァッ

ヨダカ「んにゃろうっ!」

 ブォンッ
 シュルルルルルッ

インガ「んなもん、叩き落として――」

 スゥゥゥッ

インガ「消えたっ…!?」

 ズバァァァァァァッ

ヨダカ「風縛!!」

 ビュォォォォォッ

インガ「しゃらくせえ、ことを…!」グググッ

 ブワァァァァッ

ヨダカ「突っ込むだけのお前とは違えんだよっ!!」


 【安価下1】
 1 とにかく、ヨダカとの距離を空けずに攻撃しまくる
 2 ヨダカの攻撃はダメージ覚悟で真っ正面からぶち破って猛進&猛攻
 3 だったら火球魔法で包囲攻撃して、さらに肉弾攻撃もしたるわ


インガ「そんなら、これでっ! 大・火球魔法!」

 シュボォォォォォォッ
 シュボォォォォォォッ

インガ「消し炭に、なっちまえっ!」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

ヨダカ「っ…!」バッ

ジェシカ(インガの魔法を上手く回避した――が)

インガ「どこに行くんだっ!?」

ヨダカ「やべっ…!」

インガ「そんなに殴られてえかよ!!」

 ドゴォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんちゃって♪ だとさ…
 4~6 一発食らわせたけど、こっちも食らった
 7~9 フィジカルでは優位だからねー、いけるかっ?


ヨダカ「風刃ッ!」

 ヒュバァッ
 ズバァァァッ

インガ「ぐっ――!?」

ヨダカ「殴るしか考えてねえからだよっ…!」

 ズザァッ
 ズザァッ

ジェシカ(互いにやるな…)

ジェシカ(インガの猛攻も凄まじいが、それに対応しながら反撃もしていくヨダカ…)

ジェシカ(一進一退というか、ともに攻撃全振りというか…)

インガ「お前、地上ですっげえ丸くなったんじゃねえの!」

 ドゴォォォォッ

ヨダカ「お前こそっ、人間のメスガキ拾ってんだろが!」

 ズバァァァァッ

インガ「コミュ障、会話嫌いのヨダカちゃんがっ、かわいくなってんじゃねえかよ!!」

ヨダカ「俺は元々、かわいくて美しいんだっつーの!!」

ジェシカ(あのナルシシズムの根拠は何なんだ…? まあ、もう少し外見が大人びてくれば、イケメンになりそうな…まだまだガキだが)

ヨダカ「極大・烈風魔法!!」

 ビュォォォォォォォッ
 ズバズバズバァァァァァッ

インガ「何度も何度もぉっ…!!」ググッ

 ダンッ

ヨダカ「!?」

 ドゴォォォォォォッ

インガ「食らうかよっ!」

ヨダカ「お前も、食らうんだっつーの! 風刃!」

 ヒュバッ
 ズバァァァァッ

インガ「【安価下1】」

 1 大体、リナは拾ったんじゃなくて俺のもんにしたんだっつーの! 人の持ち物を、メスガキとか抜かしてんじゃねえ!
 2 全っ然、かわいくも美しくもねえんだよ、お前なんかっ! ただの発育不良の分際でっ!
 3 俺との方がつきあい長えのに、何で人間の方を選ぶんだっつーの!! たかが人間だぞ、こらっ!!


インガ「俺との方がつきあい長えのに、何で人間の方を選ぶんだっつーの!! たかが人間だぞ、こらっ!!」

 ドゴォォォォッ
 ガシィッ

ヨダカ「たかが人間でもな、俺はけっこう好きなんだよっ…!」

 ブォンッ

インガ「うおっ…!」

 ドゴォォォンッ

ヨダカ「お前、地上の方が何で魔界よりも明るいか知ってるかよっ!?」

インガ「ああっ!? 太陽があるからに、決まってんだろ…!」

 ドガァァッ

ヨダカ「人間は弱いから、人間の世界もそうなってんだよ!」

インガ「だったら尚更、そんな人間の肩持つ意味が分かんねえよっ!!」

 ドゴォォォッ

ヨダカ「風刃――!」

 ヒュバァッ
 ギィィィィンッ

インガ「だから何度も、食らうかよ――!」スチャッ

ヨダカ「人間は弱いからあんなにまとまってんだよ!」ガバッ

インガ「てめ、放せっ…!」グググッ

ヨダカ「んでもって、人間どもは協力ってのをしながら生きてっから、色んなもんが溢れてんだよ」

インガ「それが、どうしたっ…!」

 ドゴォォォッ

ヨダカ「っと――!」ズザァッ

ヨダカ「色々あって、面白いだろうが、人間どもの方がッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ブーメランの直撃。おのれヨダカ…
 4~6 再びのクロスカウンター!! 決着がつく…か?
 7~9 意味不明すぎて何も理解できねえよぉぉっ! 脳筋パーンチ!


インガ「お前の言ってること、全ッ然、分っかんねえよっ!!」

 ドッゴォォォォォォッ

ヨダカ「ぐっ――」

ジェシカ(互いに攻撃を当てた回数は同じほどだが、インガの方が一撃は重い…)

ジェシカ(それに、今のはまともに受けすぎたな…この勝負は、インガに分があるか…?)

ヨダカ「それが、いいんだろうが…!」

インガ「お前と違って、頭悪ぃからな、さっぱりだっつーの!!」チャキッ

 ギィィィンッ
 ズバァァァァッ

ヨダカ「痛っ――こんの、クソバカがっ!!」

インガ「てめえの方が、バカなんじゃねえのっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヨダカに形勢逆転されて負けた…でも、全然分かんねえよ
 4~6 相討ち…だと?
 7~9 勝った…!! やっぱ弱くなってんじゃねーの?


 シュルルルルッ

ヨダカ「やっぱお前のが、バカだよ」

インガ「これでっ、終いに――」

 ズドォォォォォォォォォッ

インガ「あ、がっ…」グラッ

ヨダカ「はぁっ…はぁっ…」

インガ「意味、不明っ…なんだよ!」グッ

ヨダカ「そりゃ、お前がほんとに大バカだから――だろうがっ!!」

 ドゴォォォォォォォッ

インガ「っ…」ヨロッ

 ドサッ

ヨダカ「……ふぅーっ………」

ジェシカ「………こりゃ、決着だな」

インガ「ざっ…けんな…まだ、立てる、っつーの…!」ググッ

ヨダカ「これでも、立てるのかよっ!」ガンッ

インガ「あがっ――!? つ、のは…っ…」

ヨダカ「…………ほんとに、分かんねえかよ?」

ヨダカ「俺だって、最初は人間なんか意味不明で、訳分かんなかったけど…それでも、楽しいだろ」

ヨダカ「魔界にはないもんがいっぱいあって、うるせえし、めんどくせえこともたくさんあるけど、そんだけじゃねえって俺は知った」

インガ「……っ……はぁ…? ほざいてんなよ…」ギリッ

ヨダカ「…」

インガ「たかがっ…人間だろ…」

ヨダカ「………やっぱ、もうムリだわ」

ヨダカ「じゃあな、インガ。………お前はあんま、変わってねえみたいだけど…俺はお前と違うみてえだから」

ヨダカ「つき合いきれねえよ」

ジェシカ「………おい、ヨダカ」

ヨダカ「もう喧嘩は済んだ。そいつとも、もう友達でも何でもねえ。…だから、行く」

ジェシカ「…」

インガ「っ…」

インガ「【多数決】」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 二度と、面見せんな…バーカ
 2 納得できねえよ…俺に分かるように、ちゃんと教えてけよ!


インガ「二度と、面見せんな…バーカ」

ヨダカ「…バーカ」

 ヒュォォォッ
 フワッ

ジェシカ「…………どっちも、まとめてバカだろ…」ガシガシ

インガ「…」

ジェシカ「ただでさえ、乗り込んでって勝てるかどうかっつー状況なのに、お前のせいで戦力減ったぞ」

ジェシカ「どうしてくれんだい?」

インガ「…」

ジェシカ「………肩貸してやるよ」

ジェシカ「まずは酒か? それとも、あのぶっ壊れた宿にでも戻って寝るかい?」

インガ「【安価下1】」

 1 …うるせえ、どっか行け
 2 …酒…。つきあえ
 3 ここで寝る…ほっとけ


インガ「…うるせえ、どっか行け」

ジェシカ「……そうもいかねえんだよ」

 ガシッ
 グッ

インガ「放せって…!」

ジェシカ「力ずくでやるんだな」

インガ「っ…!」

 ズルズル…

ジェシカ「魔族ってのも大概、めんどくせえな…」

インガ「…口出しすんな」

ジェシカ「へーへー…そうかい、好きに不貞腐れてろ」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 スピカ
 2 エル
 3 ライド
 4 ジュダル

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 満身創痍で、よーやく最奥部かと思えば…またボス戦(白目
 4~6 どーにかこーにか、ちょくちょく休憩したりして、がんばって最奥部で、ボス戦
 7~9 やっとこそさ最奥部。ボス戦? なくてええで


 ――デルザー大陸・冥府の洞穴・最奥部――

 ザッ…

ライド「………行き止まり…?」

ジュダル「また…?」

スピカ「………嘘でしょ…?」

エル「…」

ライド「…はぁ…」

ジュダル「……あれっ? ………でも、奥、何か光ってる」

スピカ「……台座…? あっ、手前に花…あれじゃない?」

エル「……やっと出れる…」ボソ

ライド「じゃあ、あの花を摘んだら…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっかい、メーダ的な敵。目玉と触手の魔物
 4~6 二足歩行もできるでっかいトカゲ的な魔物
 7~9 頭が3つで、尾がひとつのヘビみたいな、ヤマタノオロチチックな魔物


 ポゥッ…

ライド「っ…?」

ジュダル「………ん?」チラッ

エル「…………目?」

スピカ「何で、天井に、目…?」

 ギョロッ

ライド「っ…」

 ウゾウゾウゾ…

ジュダル「キモっ…触手っ…!」

 スイ-

魔物「…ケケケッ」ウニョウニョ

ライド「……倒さなきゃ、ダメ…?」

スピカ「だろうね」

ライド(休憩とかも挟みながら来たけど…皆、万全には程遠い…)

ライド(多分、エルさんの魔力も多少は戻ってるけど…あんまり、あてには…)

エル「…ぶった斬って、終わりだ」チャキッ

ジュダル「気持ち悪いぃぃ…」

スピカ「最後の一踏ん張りだよ、皆!」

ライド「…はいっ」


 【安価下1】
 1 後衛で魔法主体
 2 ライドも前に出て、前衛3でやろう
 3 できるだけ、皆が攻撃を受けないように陽動とかを率先してく遊撃ポジで


魔物「ケケケェッ!!」

 ズォォォォォッ

ジュダル「触手、キモすぎっ…!」ダッ

エル「叩き斬ればいいっ…!」ズバァァァッ

 ズズッ

ライド「再生っ…!? 斬っても、意味がない…!?」タッ

スピカ「だったら、本体を、直で! ――大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 反射魔法使ってきやがる…
 4~6 魔法の攻撃を軽減されちゃう…
 7~9 あのゴーレムほどじゃない…かも?

流れぶった切りで悪いがメーダって何?
ビホルダー的な目玉一つ+触手系の敵?


 >>568

王子「あんなにグロくない…かと」

王子「何かねー、タコみたいな感じで、タコの頭? みたいな部分が目玉になってて、で、触手があるんだよ」

王子「メーダって画像検索でググれば一発です」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 魔法に弱い? けっこう怯む
 奇数 魔法が一切効かない上に、すげえ再生速度が速い…厄介
 ※0は偶数扱いです


魔物「ケケッ」

 シュバババババッ

ライド「魔法がっ…」

スピカ「え、何で消えてっちゃうの!?」

 ダンッ

エル「効かないだけに決まってる!」

 ズバァァァァッ

ジュダル「ためらなしで、目玉いった!?」

 ズジュジュッ

魔物「ケケケ!!」

 シュバッ
 ガシィィィッ

エル「!?」

ライド「エルさんっ…!」ブンッ

 ズバァァァッ
 ボトボトッ…
 ドサッ

 ズジュジュッ

ジュダル「………再生しまくり…」

スピカ「魔法が効かなくて、再生…?」

エル「…目玉にやった傷も、治ったか…」

ライド「………これ、どうやって倒せば…」

魔物「ケケケェッ!!」

 シュババババッ

ライド「触手っ…!」


 【安価下1】
 1 触手は切り裂いて処理!!
 2 触手が絡まってこんがらがってくれるように立ち回る
 3 とにかく、攻撃しまくりで!!


ライド「でぇえええいっ!」

 ズバズバァァァァッ
 ダンッ

ライド「一気に、攻撃してっ…!」

エル「おぉぉぉおおおおおお――――――――っ!」

 ズバァァァァッ

ライド「はああああっ!」

 ズバァンッ

ジュダル「気持ち悪いなぁっ、もうっ!」

 ズドォォォォォッ

魔物「ケケ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 触手以外の攻撃方法だとぉっ!?
 4~6 触手に雁字搦めにされた…!!
 7~9 おや?


 シュバババッ

エル「ちょこざいなっ…!!」

 ガシィッ
 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォンッ

魔物「ケ、ゲゲッ…!」

ライド「っ…?」

ジュダル「こん、のぉっ!」

 ズドォォォォォッ
 ズジュジュッ

魔物「ケケケ!!」

スピカ「こうなったら、わたしだって…!」ダッ

 ズバンッ

魔物「ケケケ」

ライド(今…エルさんが触手を掴んで叩きつけた時だけ、反応が違ったような…)

ライド(斬っても斬っても再生はされるけど、もしかして、打撃なら、効いてるとか…?)


 【安価下1】
 1 天井を攻撃して、岩を落として当ててみる
 2 ちょっと気が引けるけど言ってらんないから目潰しパーンチ!
 3 エルにやってもらおう、うん


―――――

 中途半端で申し訳ないけど、本日はここまでっす
 ありがとうございました


ライド(やっぱりそうだ、反応がちょっと違う…)

ライド(もしかしたら、打撃には弱いのかも知れない――)チラッ

ライド(天井の凸部――あそこを壊して、岩の塊をぶつけてやれたら…!)

ライド「離れてください…!」

エル「!」

ジュダル「何でっ?」

スピカ「魔法効かないよ!?」

ライド「大・爆裂魔法――!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

ジュダル「何してんの…!?」ダッ

魔物「ケケっ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 触手で落とした大岩を受け止められた!?
 4~6 避けられたけど、避けるって初めての反応…やっぱり?
 7~9 避けきれずに大岩がぶつかった。潰すのは適わなかったけど、やっぱりこれはダメージあるっぽい


 ドゴォッ
 ズドォォォォォォォンッ

魔物「ケ、ゲゲッ…!」

ライド「効いた…!」

スピカ「どういうこと?」

ライド「あいつ、打撃に弱いんです!」

ジュダル「そうなの?」

エル「だったら、話は早い。殴り殺す…!」ギュッ

魔物「ケケケェェッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 野郎も本気出してきたっぽい? 強い
 4~6 触手がうじょうじょうじょー、って
     4 エルが触手に捕まった(見たくない
     5 スピカが触手に捕まった(推定Cカップ
     6 ジュダルが触手に捕まった(女騎士×触手
 7~9 うわー、馬鹿力だー


魔物「ケケケ!」

 ズォォォォォォォッ

ジュダル「うげっ、触手増えた…!?」

 ウニョウニョウニョ…

ライド「っ…」

スピカ「何、してるんだろう…?」

エル「関係ない…!」ダッ

スピカ「ちょっとは注意しようって――!」

魔物「ケケッ」

 バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ
 ズドォォォォォォォォォォォォォォォッ

エル「あっぐ…!」

ライド(目から…光? 魔法の何か…?)

エル「ふぅっ…ふぅっ…」

 パァァァァッ

ジュダル「………神父以外、あれ食らわない方がいいと思う…」

スピカ「そうだね…」

魔物「ケケケ!」

 ズォォォォォォォォォォッ
 シュババババババッ

ライド「同じの、乱れ撃ち…!?」バッ

ジュダル「こんなの、丸っきり雨じゃん…! 避けらんないって…!」

 ズドドドドドドッ


 【安価下1】
 1 得物を鞘に納めて、それで攻撃しまくる物理攻撃の手段がない
 2 エルをアシストした方が効率的?
 3 触手斬りを率先して、本体への攻撃は他に任せるスタンス


ライド「エルさん、僕がアシストするからお願いします…!」

エル「…」ダッ

 ズォォォォッ

ライド「触手で、視界が…切り払うっ…!」

 ズバァァァァッ
 ポトポトッ

エル「はぁあああああああああああ――――――――――――――――――――っ!」

 ドゴォォォォォォォォォッ

魔物「ケッ、ゲゲ…!」ヨロッ

ジュダル「もらった――――――――っ!」バッ

 クルルルッ
 ドガァァァァァァッ

ライド(そっか、槍って、叩くこともできるんだ――)

スピカ「いっくよー!」

 ヒュォォォォォォッ

ライド「風魔法っ…?」

 コトコトコトッ
 ズガガガガガガガガガッ

ライド(そこらの小石とか、岩石の欠片を持ち上げて、石つぶてに…)

エル「ふんっ…!」

 ガッ
 ズシィィィッ

ライド「え、エルさん…? それ、さっき僕が落とした…何を……?」

エル「投げる」

ライド(無茶苦茶だ…)

ライド「でも…分かりました」

魔物「ケケケ」

 ウジョウジョウジョ…
 シュバババババッ

ライド「触手は、僕が…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エルの岩石落とし! しかし、避けられてしまった…
 4~6 エルの岩石落とし! まだ倒すには至らない
 7~9 エルの岩石落とし! 効果は抜群だ!!


エル「おぉぉぉぉおおおおおおおおおおお――――――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォォォォンッ

魔物「ケケ!」

 ヒュォッ
 ズドォォォォォォォォォォォンッ…

ライド「外れた…!」

魔物「ケケ」

 シュババババッ
 ガシガシガシィィィッ

ジュダル「うぇぇぇぇっ…! きもい、きもいよぉー、この触手っ…!」

ライド「今、僕が――!」

 ガシィッ

ライド「うっ…!?」

ライド(ぬるぬるして、ぐねぐねして、生暖かくて、気持ち悪い…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ビィ―――――――ム
 4~6 そこはらめぇぇぇぇ―――――――――――っ!
 7~9 岩石落としからの、岩石砕きっ! もう一息!


 ズォォォォォォッ

ライド「えっ、それ、さっきの――!」

ジュダル「ダメダメダメ、シャレになんないからっ、ねえ、まだ触手だけの方が…!」

魔物「ケケケ♪」

ライド・ジュダル((こいつムカつく))

 シュバァァァァァァッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

 ドサドサァッ

魔物「ケケ」

ライド「っ…く…」

ジュダル「最悪……」

スピカ「…て言うか…あいつ、今、すごく、腹立つ声で鳴いてなかった?」

エル「……目玉だけでムカついたな」

 パァァァァァッ


 【安価下1】
 1 触手を斬るだけじゃ、対処にならない…? でもどうしよ?
 2 とにかく、何度でもやるしかない
 3 こうなったらもう、爆裂魔法乱れ撃ちで天井ぶっ壊しまくって、落石しまくり攻撃を……


ライド「こうなったら、もう1回…何度でも…!」

魔物「ケケ」フワフワ

エル「…ぶん殴る」

ジュダル「うん、ぶっ叩く」

スピカ「……こういうの、すごく苦手…」

魔物「ケケケ!」

 シュバァァァッ

ライド「触手なんか…!」

 ガッ
 ニュルッ

ライド(滑る――)

 スパンッ

スピカ「また絡め取られて食らうのは、なしだよ!」

ライド「っ…はい…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エルの魔力が…
 4~6 ようやく、打撃クリーンヒット
 7~9 いやー、エルがいて良かったのう


ジュダル「ああああもうっ…!」

 クルルルッ
 ドゴォォォォォォォッ

ジュダル「キモいんだってば!!」

魔物「ケケ!」

 シュバッ
 ガシガシィィィッ

ジュダル「うっ――!?」ゾクッ

 ニュルニュル…

エル「そうしていろ…!」ダンッ

ジュダル「助けて――」

 ガッ

ジュダル「って、何!? 何で、わたしのこと掴むの…!? 痛いんだけど…!」

 グンッ
 ブォォォォォォンッ

ジュダル「うぎゃあああ―――――――――――っ!!」

魔物「ケケ!?」

 ドッゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオッ

魔物「ゲ、ゲゲ…!」

ライド「触手はぬめるから、ジュダルを掴んで振り回した…?」

スピカ「強引…」

ジュダル「触手、外れたっ…! こん、のぉぉぉぉ―――――――っ!」

 ズドォォォォォォォォォッ

魔物「ゲ――」

エル「死ね、目玉野郎」

 ズシィィィィッ

魔物「ケケ…!」ヒュォッ

ライド「させない…! 押さえつけてるから、今の内に…!」ダッ

 ドゴォォォォッ

エル「おおおおおおおおおおおお―――――――――――――――っ!」

 ブォォォンッ

魔物「ケ、ケ、ケ――――」

 グシャアアアアアアアアアアアアアアアッ
 ズドォォォォォォォォォンッ…

ジュダル「……うわあ…粘液、ぐちゃぐちゃ…潰れてるって、完全に…」

スピカ「……と、とにかく、これで花を摘んで帰れるね」

エル「……やっとか…」

ライド「花…別に、何てこともないような…」プチッ

スピカ「そうだよね」

ジュダル「ねえ、この台座、何か書いてある」

エル「…?」ジィッ

スピカ「………冥府の洞穴を制覇した者に…栄光を…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 出口までワープさせられた! 帰る手間が省けたね、やった!
 4~6 傷と魔力が回復して、出口にもワープできた
 7~9 体力・魔力回復&出口ワープ&栄光の剣をゲット!


 パァァァァァッ

ライド「っ…眩し――!」

スピカ「何っ…!?」

ジュダル「目の奥が…!」

エル「っ…」

 バシュンッ…

ライド「…………あれ?」

エル「………外か…」

スピカ「……夜だけど、あの中よりは明るいかも…」

ジュダル「……昼だったら、目が焼けてたかも…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 戦闘後にも関わらず、モニカの容赦がなさすぎる罠が発動でござんす
 4~6 ハニー城へ戻ろうかーってとぼとぼ歩き出したら、モニカっすよ。殺しにかかってきてますよ
 7~9 とりあえずは、何も


スピカ「でも、花は摘んだし、これでハニー城の秘宝を貸してもらえるね」

ジュダル「…それより、疲れた…」

ライド「……」

エル(……まだ、暗い…)

スピカ「と、とにかく、行こ。ほらっ」

ジュダル「休みたい…」

スピカ「えー? んー……でも、いっか…」

スピカ「確かに、ちょっと疲れてるし…戦った直後だし」

エル「…火を起こせ」

ライド「あ、じゃあ薪になりそうなもの…持ってきます」


 【安価下1】
 視点チェンジ?
 1 モニカ
 2 スピカ
 3 エル
 4 ライド
 5 ジュダル

 【採用安価のコンマ判定】(容赦なさすぎる罠:-3)
 1~3 毒霧、数百梃の銃、魔導砲10門、人質、魔物50頭…モニカさん気合い入れすぎィィ!!
 4~6 大量の爆薬、数百梃の銃、魔導砲10門
 7~9 大量の銃、魔導砲5門


モニカ「――出てきた」

パラン「…本当に…やるんですか…?」

モニカ「当たり前じゃない、何のために準備したと思ってるの?」

パラン「…」

モニカ「転移魔法で、早く処刑場に送ってあげて」

パラン「…はい」スッ

モニカ(………今度こそ、仕留める)

パラン「…転移魔法」

 バシュンッ

ライド「っ…!?」

エル「何だ…?」

スピカ「え、えっ…?」

ジュダル「………ん? あ、ちょっと離れた? でも、何で急に…何これ?」


 【安価下1】
 1 全部、同時ぶっこみ
 2 ご挨拶だけして、攻撃開始やで
 3 順番にいこっか、人質紹介と毒霧かな、最初は


モニカ(混乱してる間に死んじゃえ…もう、遊んでやらないから)

モニカ「準備」

パラン「…はい」

モニカ「……開始」

 バサァァァッ

エル「魔物…?」

 シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

スピカ「………何か、体に悪そうな、紫色の煙まで…何これ…?」

ジュダル「てか、魔物来る方向――何か…」

ライド「……モニ、カ…」ゾクッ

モニカ「人質」

パラン「はい。転送魔法」

 バシュンッ
 ドサドサッ…

ライド「人…が、いきなり――」

 バサァァァッ

<ああああああっ!

<助けてくれぇぇっ…!

<お母さぁぁぁん…!

スピカ「助けなきゃっ…!」ダッ

ライド「っ…はい…!」ダッ

ジュダル「え、でも、ちょっ…!」

モニカ「やっぱり、来る…そこが射程内なのに。パラン、発砲準備」

パラン「………はい」

モニカ「――撃て」

 パァァァァンッ
 パァァァァァンッ
 パァァァンッ
 パァァァァァァンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 スピカの魔法が邪魔だな。長持ちはしそうにないけど
 4~6 ん…?
 7~9 人質を使ってあらかじめ設置した銃の射程範囲に追い込んで、人質から撃ち殺して、魔物で退路を塞いで、魔導砲の照準設置へ


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 余裕すぎる。準備の甲斐があった
 奇数 1・3 ヨダカ?
    5・7・9 パランの裏切り
 ※0は偶数扱いやで~


 パァァァンッ
 パァァァァンッ
 パァァァァァァンッ

ライド「あがぁっ…!」ドサッ

エル「魔力がもう…!」

スピカ「これ、って…!」

ジュダル「きゃっ…! うっ…足…が…」ドサァッ

パラン「………人質が、全員、もう…」

モニカ「ただの撒き餌だから死んでいいの」

モニカ(でも、呆気なさすぎるかも…つまんない)

モニカ(魔導砲まで持ち込んで準備したっていうのに…)

モニカ「………そのまま蜂の巣になって死んじゃえ」

 ビュォォォォォォォォォォォォッ

モニカ「っ…!?」

モニカ「突風――魔法っ? あんな竜巻じゃ、弾丸が…!」

 スタッ

モニカ「!」クルッ

ヨダカ「………何してんだよ、モニカ?」

モニカ「ヨダカっ…!」

モニカ「【安価下1】」

 1 今から、あいつら皆殺しにするの。すぐ終わるから待ってて
 2 あの風…ヨダカ? 邪魔だから、やめて
 3 どうしたの? 何か用事?


モニカ「今から、あいつら皆殺しにするの。すぐ終わるから待ってて」

 ガシッ

モニカ「……ヨダカ?」

ヨダカ「やめろ」

モニカ「何で? ヨダカに関係ないでしょ?」

ヨダカ「あるから、やめろ」

モニカ「………邪魔するの?」

ヨダカ「…」

パラン「…」

ヨダカ「別にお前が何してたっていいって思ってたけど、やっぱダメ」

モニカ「何で? わたし、暗夜王国と偽善者が大っ嫌いなの」

モニカ「あそこにいるのは、暗夜王国の騎士と、暗夜王国の魔剣士と、偽善者の姫なの」

モニカ「それと…そんなのと群れて、勝手にいい気になってるライド」

モニカ「ほら、ライドのこと、わたし、助けてあげようとしたでしょ? なのに、それ踏みにじってるの!」

モニカ「だから許しておけないから、ここで殺すの!」

ヨダカ「…」

モニカ「【安価下1】」

 1 邪魔するんなら、ヨダカでも敵だよ
 2 ヨダカは大好きだから、誰といてもいいから…口出ししないで?
 3 ………何でヨダカは止めるの? ヨダカ、わたしのこときらいになった…?


モニカ「ヨダカは大好きだから、誰といてもいいから…口出ししないで?」

ヨダカ「…」ギュッ

モニカ「…パラン、魔導砲の発射準備。充填開始」

パラン「………は、い…」

ヨダカ「…モニカ」

モニカ「人質も死んだから、多分、こっちに来る。でも魔物がそれを阻むから、魔物ごとぶっ放して」

ヨダカ「なあっ…!」グッ

モニカ「そしたら、もう死ぬか、虫の息だから――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 vsヨダカ
 4~6 ヨダカが邪魔してきた
 7~9 ヨダカに無視するな、って


ヨダカ「やめろって、言ってんだよ…!」

 ビュォォォォォォッ
 ドゴォォォォォォォッ

パラン「魔導砲が…!」

モニカ「……ヨダカ…何するの? 折角、狙いとか、完璧に計算して設置しておいたのに…」

ヨダカ「やめろ」

モニカ「…関係ないでしょ」

ヨダカ「関係あってもなくても、やめろよ!」

モニカ「っ…分かった、じゃあ…ヨダカも敵だね」チャキッ

ヨダカ「…」スチャッ

モニカ「パラン、魔導砲を1門でもいいから戻して、充填次第発射」

モニカ「あっちはやっといて」

ヨダカ「ひとりで俺に勝てるとか思ってんのかよ?」

モニカ「ヨダカも、わたしのこと…なめてない?」


 【安価下1】
 1 マスケット銃七変化で近接戦(本当に7種類にも変化するとは言ってない
 2 ガンカタ的な?
 3 距離を取って狙撃主体


ヨダカ「上等だよ…身を持って分からせてやらぁ!」

 ブンッ
 シュルルルルルッ

モニカ「手加減しないから――」

 チャキッ
 パァァァァァンッ
 ギィィィンッ

ヨダカ(銃――あれがあると、やっぱブーメランは使いづらいか)パシッ

モニカ「はあああっ!」

 ブォォォンッ

ヨダカ「おらぁああああっ!」

 ブォォォンッ
 ギィィィィィンッ

 撃ち落とされたブーメランをキャッチし、ヨダカが振られたマスケット銃を受け止めた。
 だが、ブーメランとかち合った瞬間にマスケット銃が変形し、鉤状になって絡め取られる。

 ガシャッ
 ギャチッ
 ガィィィンッ

ヨダカ「っ――!?」

 ヨダカの手からブーメランがもぎ落とされる。
 マスケット銃がさらにその銃身を変化させ、鋭い刃となって襲いかかる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 避けられたか
 4~6 直撃はしなかった
 7~9 変幻自在の変形で翻弄しまくり。優位


 ブォンッ
 ヒュオッ

モニカ(避けられた――)

ヨダカ(こいつの武器、何でもありかよ…!)

 シュタッ
 ダンッ

ヨダカ「風纏――」

 ビュォォォォォォォッ

 着地したヨダカが風を両腕へ集め、同時に跳び出す。
 ラリアットのように放たれた、しなやかな筋肉のついた右腕をモニカはくぐり抜けるように下へかわして素早く振り返る。

 チャキィッ

ヨダカ「風刃!」

 ヒュバァッ
 パァァァァンッ

 ギィィィンッ

 弾丸と風の刃がぶつかり合い、弾丸が真っ二つに断ち切られる。
 だが、すぐさまモニカが放った魔力によって弾丸はそれぞれ、元の半分のサイズの弾丸となってヨダカに着弾。

 ズドォォォッ
 ドゴォォォォッ

ヨダカ「っ…!」

モニカ「弾けちゃえ」

 ブゥンッ…

ヨダカ「ぐぅっ…!」

 ズブッ
 グシャァァッ
 ジャキィィィィンッ

 弾丸が膨れ上がり、棘上に破裂する――その前にヨダカは傷口に手を突っ込んで弾丸を取り出していた。
 中空で弾丸が棘上の球になって落ちる。

モニカ「それで終わりとか思ってないよ、ねっ!?」

 ブォォォンッ
 スカッ…

ヨダカ「まさか――!」ニィッ

 すかさずモニカが刃にしたマスケット銃を振るったが、またもやかわされる。
 それでもモニカはマスケット銃を振り続けて猛攻撃をしていくが、ヨダカは腕に纏った風で刃を立てさせないように捌き始めた。

 ヒュババババッ

モニカ(一筋縄じゃ――)

ヨダカ(いかないか――)


 【安価下1】
 1 魔導砲をこっちに向けて撃て、って
 2 地面を錬金魔法で変形させて、鋼錬でよく見る感じの棒状地面パンチ
 3 機動力を奪っていこう


モニカ「だったら、これでっ…!」

 ズズッ…

ヨダカ「っ――?」

 ズドドドドドッ
 ドゴォォォォォッ
 ズガァァァァァッ

ヨダカ「う、おおっ…!?」

 バッ

モニカ「まだまだまだまだまだぁぁぁぁぁ――――――――――――――――っ!!」

 ズドドドドドドドドォォォォォォォォオオオオオオオオッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そういえばヨダカって、エルとインガにも勝ってて…ほんとに主人公勢最強説が浮上…?
 4~6 ダメージを与えたけどモニカも攻撃された
 7~9 タコ殴りだぜぇぇぇいっ!!


王子「…お、おおう…」

王子「おおーう…おうおうおう…」

王子「何かもう…ね、どうしましょうね」

王子「…………折角だし、確定いいことも考えはしたんだけど…まあ、ゲスりたい人もいるだろうし…?」

王子「となると、悪い方向も用意しなくちゃなあ…ってことなんだけど、【00】以上のビックリドッキリも欲しいかなあ…なんて?」

王子「…むずいね」

王子「………さて」


 【0.00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 まさかのモニカ救済ルート発動? モニカ…それはヨダカに心を奪われてしまった(外見だけは永遠の)少女なのさ…
 奇数 モニカ、2度目の死亡…ヨダカのチートが発動した
 ※0は偶数扱いなんやで


ヨダカ「がっ、ぐっ…!」

モニカ「ごめんね、ヨダカ――今、痛くないように殺してあげるから」チャキィッ

 ガシャッ…
 ヒュォォォォッ…

ヨダカ「…っ、来い、サンっ!!」

 ズォォォォォォッ

モニカ「!?」

 バサァァァッ…

ヨダカ「やれ――」

 コォォォォォォォォォォォッ…

モニカ「何っ…何それ…!?」

パラン「!?」

ヨダカ「俺、お前のこと好きだったんだけどな――」

 カァァァッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ





 ――光、白い光の中にいる。
 前は暗い、暗い闇の中に沈んでいくような感覚がして、ぷつりと意識が途絶えた。


『俺、お前のこと好きだったんだけどな――』


 最後に耳に入った声は、多分、自分の口にする好きとは違う意味だろうと思った。
 ヨダカが現れて、邪魔をして、服を掴まれて、無視をしたのに呼ばれて、その時のヨダカの顔を見ようとしなかった。

 ここへ現れた時の顔のヨダカが、すでに悲しそうな顔をしていたから。
 たくさん一緒に甘いものを作って、甘いものを探しにいって、食べて、そうした時間は素直に楽しかった。

 遠い、遠い、思い出と重なって、心が安らいだ。
 だけど互いに、互いのことを知らぬまま、その時々のことだけを一緒に笑って過ごした。

 深い関係になればなるだけ、憎しみが薄れてしまうと思ったから。
 大嫌いなものに対する執着が消えてしまいそうな気がして怖かったから、それだけの関係に留めていた。――のに。


 どういう意味の好きかを聞き返したくても、光の中で体が消えていくのを感じた。

 真っ白な光の中に、溶けて消えていく。
 普通は綺麗な光景だろうなと感じるはずなのに、この白は酷く不愉快で、そう感じる自分も不愉快で、やっぱりダメになってると思った。


 どうせ、何度蘇っても、この気持ちは消えない。
 どれだけ薄れたって染みついて、こびりついていて、それは永遠に残ってしまう。

 だから、ダメだ。
 どんな気持ちになっても、最後まで憎み続けるしかない。

 死の間際でも、世界が終わりを迎えても。
 魂の一片が蒸発し尽くすまで、怨嗟の声を上げるしかないのだと。



 【多数決】最速5票獲得選択肢を採用
 1 さあ、ベテルギウスが本格的に動き出すぞ
 2 とんだゲス行為を続けてきたモニカだけど救済を与えたい


 ――デルザー大陸・???――

ベテル「――っ」ピクッ

ベテル「………モニカ…?」

ベテル「…」

ベテル「……そっか」

 スクッ…

ベテル「…」

ベテル「そろそろ…動き出す頃合いか」

ベテル「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 さよなら、モニカ
 6~9 ワンチャン
  0  王子「いやー、やっぱりモニカがさー、リタイアって寂しいし…多数決は無慈悲だったけど」


 シュォォォォォォォ…

サン「…」パァァッ

ヨダカ「…ごめんな、サン」ギュッ

サン「くぅ」

ヨダカ「ちっちゃくなっちゃったな、お前…。また、大きくなれよ」

サン「くぅ♪」ペロッ

パラン「っ…」タジッ

ヨダカ「…」ジロッ

パラン「…」

 バシュンッ

ヨダカ(……消えた)

ヨダカ(ただモニカに従ってるだけに見えたし…放っておいていいか)

ヨダカ「…ん?」

 スッ

ヨダカ「これ…モニカの…」

 タタタッ

ジュダル「ヨダカっ…? い、今の何? 何だったの?」

ヨダカ「…別に、何でも」スチャッ

ライド「っ……それ…モニカの、持ってた…」

ヨダカ「…俺がもらう」

スピカ「て言うか、どうして…ヨダカが…」

エル「やったのか? あの女を」

ヨダカ「………死んだろ、普通に…」

ヨダカ「じゃあな」

スピカ「じゃあなって…どっか行くの?」

ヨダカ「【安価下1】」

 1 お前らにつき合う義理なんかねえ
 2 …一応、弔ってやんの。もうお前らにも会わないと思うけどな
 3 関係ないだろ、お前らに




ヨダカ「お前らにつき合う義理なんかねえ」

ライド「っ…」

ジュダル「インガは?」

ヨダカ「…あんなの、もう友達でもねえよ」

 ビュォォォォッ
 フワッ

ヨダカ「ふんっ…」

 ヒュォォォ…
 パタパタ

サン「…くぅっ」

ヨダカ「…どうすっか、これから」

サン「くぅ?」

ヨダカ「………どうでも、いっか」


 【安価下1】
 視点チェーンジ!
 1 スピカ
 2 エル
 3 ライド
 4 ジェシカ
 5 インガ
 6 ジュダル


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下町・酒場――

ジェシカ「ようやく、戻れたか。こっちゃ、色々ありすぎた」

スピカ「色々って?」

ジェシカ「……シリウスが拉致られたり、魔族どもが喧嘩別れしたり…」

ライド「!」

エル「…」グビグビ

インガ「…」ムスッ

ジェシカ「そっちは?」

スピカ「シリウスが…」

ジェシカ「詳しくは後だ、そっちはどうだったんだい?」

スピカ「あ、うん…。冥府の洞穴、どうにか制覇できて、ちゃんと花も摘んでこれたよ」

スピカ「でも、出たらいきなり…廃墟の町でも会った、あの娘に襲われて」

ジェシカ「…ま、見るとこ五体満足で済んだんだろ?」

スピカ「かなり危なかったけど、ヨダカが…」

ジェシカ「ヨダカ?」

インガ「…」ピク

ライド「モニカを、殺したって」

ジェシカ「……そうかい」チラッ

インガ「…」ペッ

ジェシカ「で、行っちまったのか? 一緒にいねえみたいだし」

スピカ「つき合う義理はない、って」

ジェシカ「…そうか。だがま、色々あったがシリウスも待ってるだろうしな」

ジェシカ「とっとと、秘宝とやらを借りて、連中のとこに……辿り着けるといいんだがな」

ジェシカ「戻ってきてすぐで悪いがスピカ、あたしと一緒に城まで頼む。他は休んでろ」

ジェシカ「インガは手え出すと噛みつくから、気ぃつけろよ」

ジュダル「……犬?」ボソ


 【安価下1】
 1 ジュダルに魔法教えてって言われたからつき合ってあげる
 2 インガと話す
 3 ハニー城へついていく


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下・公園――

ジュダル「むむむむっ…」

ライド「…」

ジュダル「………出ろ、出ろ、出ろ、出ろ…」

ライド「力んでも変わらないよ」

ジュダル「だーって、出ないんだもん…」

ライド「…」

ジュダル「…ライド?」

ライド「……うん」

ジュダル「どしたの?」

ライド「……うん」

ライド「【安価下1】」

 1 恨む気持ちって、恨む相手がいなくなっても…消えちゃわないんだな…って。……当たり前のことだけど
 2 エルさんが…この世は腐ってる、って言ってたことがあって…本当に、その通りなのかなって…
 3 モニカは…罰せられて死んだのかな…?


ライド「恨む気持ちって、恨む相手がいなくなっても…消えちゃわないんだな…って」

ジュダル「…」

ライド「……当たり前のことだけど」

ジュダル「…恨んでるの?」

ライド「……………思い出すだけで…胸がざわつく…」ギュッ

ライド「ここが、熱くない炎で…燃えて、冷たくなって……変な気持ちに、なる…」

ライド「きっと…僕は一生、許さない…許せない……」

ジュダル「…」

ライド「でも、その相手はもういなくて…それでも、残り続けて…」

ライド「…もしも、僕がこの手でモニカを手にかけていても…同じだったのかな…?」

ライド「だったら…こんなものを持ってる人は、どうやって、その先を過ごせばいいんだろう…」

ライド「…………晴れることのない恨みを抱えていくしかないのかな…?」

ジュダル「…さあ?」

ライド「…」

ジュダル「んー……でもね」

ライド「?」

ジュダル「わたしはよく分かんないけど、忘れるんじゃない? その内」

ライド「………忘れるはず…」

ジュダル「でも、ずっと頭の中がそれだけじゃないでしょ?」

ジュダル「ちょっとずつ、忘れると思うけど…」

ライド「…」

ジュダル「…」

ライド「…そうなの、かな…?」

ジュダル「じゃない?」

ジュダル「……中・火球魔法!」

 シュボッ…

ジュダル「……………やっぱり、出ない…」

ライド「……小・火球魔法とは違って、ただ出すんじゃないよ」

ライド「もっと、ちゃんと…火力は魔力だと思って、ぐっと魔力を手の中に握ったボールに練り込む感覚で、溜めながら…」

ジュダル「……何て?」

ライド「…ええっと、何て言えば…とにかく、ただ、パッて出るイメージじゃなくて、ググって…して、から…バって…」

ジュダル「……中・火球魔法!」

 シュボォォォォォォォォッ

ジュダル「できたっ…! やった、この調子で…オッサンとデネブとドラシロに自慢してやる…」

ライド「…」

ライド(……忘れるはずないなんて言いかけたけど…違う)

ライド(…忘れてしまいそうになるのが、1番怖い…でも、覚えてても、ただ苦しむだけなのに…)



 【安価下1】
 1 スピカとジェシカが城から戻ってきたでぇー
 2 とりあえず酒場へ戻ったけど、エルはいつものように寡黙だし、インガもピリピリしてるし…居心地悪い
 3 ちょっとひとりになりたいです


 ――デルザー大陸・ハニー城・城下・酒場――

ジェシカ「…戻ったぞ」

スピカ「ただいまー…ああ、この服、早く脱ぎたい…」

ジュダル「おかえり」

ライド「…おかえりなさい」

ジェシカ「で、秘宝だが…」

ライド「…」

ジュダル「どんなだった?」

 ゴトッ

ジェシカ「こいつだ」

エル「…中身は? 布が邪魔だ」

スピカ「何かね、綺麗な宝玉みたいなものだったんだけど、地底への道を開ける…らしいよ」

ライド「地底への、道…?」

ジェシカ「埃を被ってた秘宝さんだからな、使い方なんてだーれも知らねえんだと」

ジュダル「えー…?」

ジェシカ「だが、こいつを持って行けば何か起きるかも知れねえ」

ジェシカ「………まあ、その地底ってのに連中がいりゃあいいんだが」

ライド「…シリウスさんも心配だし、急いだ方が…」

ジェシカ「ああ、ごもっともだ。……だが、お前らは今日戻ったばっかだ。明日の朝に発つ」

ジェシカ「いいな」

スピカ「賛成。もう、疲れちゃって…万全で行かないと、ミイラ取りがミイラになっちゃうしね」

ジュダル「賛成その2!」

エル「…ふんっ」グビグビ

ライド「…分かりました」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 インガがずぅぅぅーっと、不機嫌でござんすよ。フォローしないから…
 4~6 で、翌朝、出発でごぜーますよ
 7~9 インガもフォローしてあげよ? ね? こういうのしないと、仲良くなれないから…敵の方がずぅーっと仲良しだし、ね?


 ――デルザー大陸・ハニー城東――

ジュダル「…どこまで行けばいいんだろ?」

スピカ「ずっと考えてたんだけどさ…地底ってとこに行けちゃって、そこが全然、関係ない場所だったら…大変だよね」

ジェシカ「…そいつは言わねえ約束だ」

ジュダル「そんな約束した…?」

ジェシカ「暗黙の了解だ、って言ってんだよ」

ライド「…スピカさん、荷物…」

 ポゥゥゥ

スピカ「え? あ、ほんとだ! これ、秘宝が反応してるんじゃない?」

ジェシカ「お、じゃあ見てみるか」

エル「…」

ジュダル「どんなだろ?」

 ゴトッ
 パラッ…

 ポゥゥゥゥゥ

ライド「…光ってる」

スピカ「魔法的な仕掛けはあったけど、これがカギみたいになってて…探し出せないようになってたのかな?」

エル「…光だけか?」

ジェシカ「そんなんインテリアにしかなりゃしないが…どうすりゃ、道ってのが開けるんだか」

ライド「…オープン・ザ・セサミ………?」

スピカ「まさか、そんな…」

ジェシカ「んなもんで開くわけ――」

 カッ…

ジュダル「光り方変わった!!」

ライド(まさかの大当たり…?)

 ズズ…
 ズズズズズ…

エル「地震…?」

ジェシカ「おおっと、大仰に地面が割れてきやがったぞ」

ライド「地下に続く道…」

エル(……また、暗い場所か…)

スピカ「これが、道…?」

ジュダル「うわあ…」

インガ「…」

ライド「じゃあ…行きます…?」

ジェシカ「行かねえ選択肢はない。行くぞ」

 ザッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 洞窟…?
 4~6 地下空間へ
 7~9 地下の空間に、ぽつんと屋敷が佇んでいた。…見知ったマークもあるね


 ――デルザー大陸・地下空洞・ブラックサタンの領地――

ジェシカ「……ほんとに、ありやがった」

スピカ「…あのマーク…」

ジュダル「闇商人のバッジの…」

ライド「屋敷の、家紋みたいなマークを使ってた…のかな…?」

ジェシカ「だったら、あたしらが長いこと追っかけてきたもんは、すぐそこにあるってこったな」

エル「ここの連中を全員、叩き潰せば済むのか?」

ジュダル「やっと任務終わる…長かった…」

ジェシカ「終わった気になってんじゃねえよ。敵が何人出てくるかも分かってねえし、スピカよか腕前だけなら上等の魔法使いもいる」

スピカ「…ごめんね、すごい魔法使いじゃなくて」

ジェシカ「そう気にしなさんな」

ジュダル「シリウス、大丈夫かな…?」

インガ「…」

エル「行けば分かる」

ジェシカ「ああ、そうだな。乗り込むぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 クレインセクト以外のブラックサタン3人が出てきたよ。ひとりは最後のブラックサタンですね
 4~6 タイタンとパランドゥーラが出てきたよ
 7~9 不用心…

 
 ――デルザー大陸・地下空洞・ブラックサタンの屋敷――

 ギィィィ…

ジェシカ「………いやに静かだな」

ジュダル「カギもかけてないし…」

エル「人の気配も、今は感じられない」

スピカ「でも、油断できないね」

ライド「…」

インガ「…」

ジェシカ「それなりに、屋敷は広いようだな」

ジェシカ(こっちは6人…二手に別れるか…?)

ライド「…固まって移動しますか? それとも…」

ジェシカ「…そうだな…」

スピカ「わたしは、何かあったら大変だし、皆で一緒の方が…」

ジュダル「別にいいんじゃない? 人数いるし」


 【安価下1】
 1 固まって行動しよう
 2 二手に分かれよう
   ※3:3で内訳もおなしゃす
    ex)スピカエルライド  残り など分かればおk



ジェシカ「…あたしと神父、インガだ。でもって、スピカとライドとジュダルも3人で動け」

ライド「はい」

ジュダル「…何で、こうやって分けるの? こっちの方が弱くない?」

ジェシカ「んなことないさ、胸張っときな」

ジュダル「?」

スピカ「良かったね、ジュダル」

ジュダル「…どういうこと…?」

ライド(向こうのメンツ…ちゃんとできるのかな…?)

ライド(………それとも、ジェシカさんが、2人の手綱を取る…ってこと…?)

ライド(それなら…その方が…?)

ジェシカ「あたしらは2階の方から調べる。そっちは1階からだ。いいね」

ライド「はい」

スピカ「じゃ、行こ」

 ツカツカ…

ライド(…ほんとに、静かだ…)

ライド(留守にしてる…とか…?)

ライド(………でも、そしたら…どうすればいいんだろ…?)



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


 ――デルザー大陸・???――

ベテル「――パルミラ、パラサ。モニカが死んだ」

パルミラ「あら…危なっかしかったものね」

パラサ「そうか…残念だな」

ベテル「そして、ブラックサタンが天使の贋作と、聖眼の代替品として呪われた眼を手にした」

ベテル「ガマーベ王国という供給先を得て製造、売却を繰り返したブラックサタンは膨大な資金力によって、デルザー大陸全土に術式も刻んだ」

パラサ「術式?」

ベテル「反転の禁忌。袋を裏返すようにして、世界を逆転させるためのものだ」

パルミラ「…よく分からないわね。それをするとどうなるっていうの?」

ベテル「目論みとしては、恐らく――地上がバラバラに崩壊して、魔界へと転落することだろう」

ベテル「けれど、そのためには世界樹を葬るしかない」

パルミラ「葬るって、あれよね? とんでもなくデカい樹でしょう? そんなのをどうするの?」

ベテル「方法なんていくらでもある。だが、あれは地上の要だ」

パラサ「ベテルギウスも、地上をどうにかするつもりなんじゃないのか? だったらいいじゃないか」

ベテル「バカを言わないでよ、パラサ」

ベテル「ブラックサタンなんていう、思い上がった愚者どもに邪魔されたくはないだろう?」

ベテル「あの時、狭間の牢獄へ閉じ込めてきたのに、出てきてしまうなんてね…」

パルミラ「あの時?」

ベテル「……いや、これはどうでもいい話だ。とにかく、世界樹を今、失うわけにはいかない」

ベテル「少なくともブラックサタンに手出しをさせるつもりはない」

パルミラ「それでどうするつもり?」

パラサ「何からやるんだ?」

ベテル「準備を急ぐ。ブラックサタンが世界樹へ手を出す前に、全ての準備を終わらせる」

ベテル「そして、終わりだ。滅びの運命へ、世界の針を進める」



 【安価下1】
 視点選択
 ※モニカ、シリウス以外から選択


 ――デルザー大陸・地下空洞・ブラックサタンの屋敷――

ライド「こっちの部屋も、誰も…」

スピカ「こっちも」

ジュダル「あっちもだった」

ライド「…」

スピカ「いないね…」

ジュダル「うん…」

ライド「…でも、まだ調べてないところもありますし…」

スピカ「確か、あっちの廊下だったっけ」

ジュダル「何ももうないんじゃない…?」

 カツカツ…

スピカ「上の方も物音しないから、何もないのかな…?」

ジュダル「結局誰もいなかった、どうする?」

スピカ「んー…戻ってくるのを待つ…?」

ライド「…わざわざ…?」

スピカ「……うーん…」

ジュダル「………あっ、あの部屋、ドア半開きで光漏れてる…」

ライド「!」

スピカ「…誰かいるのかも」ヒソ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 部屋に入ったら、壁の一面が鏡張りになってた。…と、思ったら鏡の中の自分達に引きずり込まれた!!?
 4~6 地下室への入口だと…? ただでさえ地下にある屋敷なのに…!
 7~9 おしおきなう


スピカ「…開けるね?」

ライド「…」コクッ

ジュダル「…」コクッ

 キィィィ…

ライド「…」スッ

ライド「っ…?」

?「っふ……ふぅっ…」

ジュダル「……何…?」

スピカ「何だろう…拘束魔法かけられてる…のは分かるけど…」

ライド「……ば、バケモノ…?」

?「…」ジロォッ

ライド(人間…じゃない…けど、魔族…?)

ライド(皮膚の色も、変な紫色で…皮膚…? 体の表面…? 気持ち悪いコブが…)

ライド(…こんなのが、どうして……)

ジュダル「…?」

スピカ「……ジュダル、どうかした?」

ジュダル「………パランドゥーラ…?」

?「!」ググッ

ジュダル「……やっぱり…? 何でここに…」

ライド「……し、知ってるの…?」

ジュダル「ほら、捕まえてた人、わたしを。よく分かんない内に逃げれたけど」

ライド「じゃあっ……モニカの――」

スピカ「あ、何か、そばにいた人っぽい…感じしないよ、やっぱり…。普通の人だったもん」

ジュダル「でも呼んだら反応したよ?」

ライド「…」


 【安価下1】
 1 どうやったら拘束魔法って外れるの? 外してあげようよ
 2 どうする?って
 3 見てる…


ジュダル「…どうする…?」

スピカ「……でも、ジュダルを逃がしてくれたのは、本当なんだもんね…?」

ジュダル「…うん」

ライド「……っ…でも…モニカの、仲間…」グッ

ジュダル「……ライド?」

ライド「…動けない…今、なら…」スラァン

スピカ「ライド…!? ちょっと、待って待って、そんなのしたって…!」

ライド「……っ…でも…」

ジュダル「…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 パランは、命令されてるだけ…って言ってたよ…?
 2 かわいそうじゃない?
 3 …ライドがしたいようにしたら?


ジュダル「かわいそうじゃない?」

ライド「…っ」

スピカ「そうだよ…思いとどまって。殺したって、何にもならない」

ライド「…」

ジュダル「…ライド?」

ライド「………じゃあ…この人がしたことは…それで死んだ人は、かわいそうじゃないんですか…?」

スピカ「そんなことないけど…そういうことじゃなくて」

ライド「あの時、モニカが死んだ時に攻撃をしてたのはこいつです…」

ライド「…僕らを誘き寄せるために用意した人達も、簡単に殺されていった…」

ライド「……っ…なのに、かわいそうって…何…?」

ジュダル「…」

スピカ「ライド…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライドくん…
 4~6 剣はおさめた
 7~9 手を出さないにしろ、何もせずにこのまま放置した方がいい、って


ライド「…」チャキ

ライド「……何も…しません」

スピカ「……ライド…」

ライド「だけど、この人をどうにかするのも…嫌です…」

ライド「このまま…動けなくなっていたままでいい…」

ジュダル「でもっ…」

ライド「ここは敵の本拠地で、この人は敵です…」

ライド「だから、拘束を解いてあげることもしないでいいと思います…」

スピカ「……そう…」

パラン「…」ググッ

ジュダル(…ライドの方が言うことは合ってると思うけど…一応、助けてもらったし…)

ジュダル(このまま放置って…いいのかな…?)

スピカ「…ジェシカ達と合流しよ?」


 【安価下1】
 1 じゃあね、パラン
 2 やっぱり拘束解いてあげようよ、って
 3 何か話とか聞けるかも知れないし、ちょっと喋るくらいどう…?って


ジュダル「…待って、2人とも」

スピカ「?」

ライド「…」

ジュダル「何か、話とか聞いて分かるかも知れないし、ちょっとだけ喋ったり…とか、くらいなら、ダメ?」

ライド「……僕は、嫌だ…」

スピカ「…逆に混乱しちゃうこともあるかもだし…」

パラン「…」グググ

ジュダル「お願い、この通りだから」

ライド「…」

スピカ「……ライド、いい?」

ライド「………………じゃあ…拘束は解かないという条件でなら…」

ジュダル「!」

スピカ「…でも何も喋れないみたいだし…よっぽど、キツく拘束魔法かけられてるのかな…?」

スピカ「……口元だけ…解除…? できるかなあ…? ちょっと、やってみるね…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 最後のブラックサターン
 4~6 スピカぁ…
 7~9 いけた


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 罠だから早く逃げて、って叫ばれた
 奇数 クレインセクトの洗脳によって、パランは自我を失っていた…戦闘☆DEATH
 ※0は偶数なんやで~


スピカ「多分…これで部分的解除が――」

 ポゥゥゥゥ…

パラン「グ、ガッ――」

ジュダル「っ…?」

 グググッ…

スピカ「あ…えっ…ちょ…!?」

ライド「何ですか?」

スピカ「ちょっとしか、解除してないのに拘束が…解けちゃう…!」

 バッ
 ドゴォォォォォォンッ…

ジュダル「痛っで…!?」ドサッ

ライド「……様子が…」

スピカ「おかしい…よね…?」

パラン「グゴ、ゴ…」

ジュダル「パラン…だよね…? そうなんだよね…? ねえ、分からないの?」

ライド「…興奮してる…?」

スピカ「ジュダル、危ないよ…」

ジュダル「ねえってば…! ジュダル、分かる? ねえ、パラン」

パラン「……じゅ…だ、る…」

ジュダル「そう!」

パラン「め…あんだ…ろーず……姉様…ノ、仇ィ……!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あかんで、あかんでぇ…
 4~6 強いでー
 7~9 ひゃーえらいこっちゃ


 ギュインッ…

スピカ「魔法、来るよ…!」

ジュダル「うぇぇぇっ…!?」

ライド「相殺します――! 極大・爆裂魔法!」

 カッ
 カッ

 ドッゴォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

ジュダル「ぐっ…相殺って…衝撃が…!」

 ドォォンッ

ジュダル「えっ――?」

パラン「敵ハ、殺ス」

 凄まじい爆発でいくつもの部屋が吹き飛ばされた。
 ジュダルが受け身を取りながら顔を上げた時、目の前の爆風が割れてパランが迫っていた。


 【安価下1】
 1 よ、避ける!
 2 防御…!?
 3 槍でぶっ刺して投げ飛ばす…!


 ガッ
 ドゴォォォォンッ

ジュダル「っぐ…!」ズザァァッ

パラン「グゴ、ガァアアア――――――ーッ!」

 タンッ

ライド「至近距離でなら…! 極大・閃熱魔法!」

 シュボォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオッ

パラン「ァァァァアアアアアアアアア――――――――――――――――ッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 跳ね返されてライドくんが
 4~6 強いよう、強いよう…
 7~9 スピカー


ライド「!?」

 ライドの放った閃熱魔法は、パランの咆哮で止められた。
 何かに押し返されるようにして塞き止められた魔法がライドの方へと逆行する。

 ズッドォォォォォォォォォッ

ジュダル「ライドッ!?」

パラン「ガァァァアアアアアアアアアア―――――――――――――――――ッ!」

スピカ「大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォォォッ
 ガキィィィィィィイイイイインッ

ジュダル「ライド…!」

ライド「っ…ぅ……」

 バリィィィィィンッ

スピカ「これもダメって…!?」

ジュダル「スピカっ!?」クルッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 サシになっちゃいました(白目
 4~6 強いねー
 7~9 危なかった


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 アテムの指輪、発動や!!
 奇数 スピカが魔法でパランを元(?)の姿に戻したんだけど、パランはブラックサタンのひとりとして続行するようです…
 ※0は偶数扱いやで~


パラン「ガァアアアアアア!」

 ドッゴォォォォォォォォッ

スピカ「あっぐ…!」ドサァッ

ジュダル「スピカ…!」

パラン「フゥーッ…フゥーッ……」ギロッ

 ノソ…
 ノソ…

ジュダル「っ…」ギュッ

ジュダル(パランじゃない…あれじゃ、ほんとにもう、バケモノ…)

ジュダル「……パラン、戻れないの…? 今ならまだ、怒んないから…」

パラン「敵ハ、殺ル――!」

 キィィィィンッ…

ジュダル「っ…!」

スピカ「それ…ジュダル、逃げ…て…!」

ジュダル「っ――」

ジュダル(でも、ここで退いたらライドが、これを直撃しちゃう…)

ライド「……っ…ジュダルーー」

ジュダル「……逃げない」スチャッ

ジュダル「パラン…ごめんね、倒すから」

パラン「ゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――――ッ!!」

 カッ
 シュゴォォォォォォォォッ


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 アテムの指輪の効力とは…
 1 僅かな時間だけど、アテムが出てきて一緒に戦ってくれまーす。1回のみです
 2 アテムの最強攻撃・極光斬が放てます。ただし、1回使うとしばらー…く、使えませぬ


 ポゥゥゥ…

ジュダル「?」

アテム『魔力を丹田にて充足させ、足は大きく上体を支えるように開け』

アテム『得物を握り、全神経を刃に集中させていけ』

アテム『そして、全力を持って振り抜くのだ。――この技の名は』

ライド「ジュダル…!」

スピカ「直げ――」

 スッ

ジュダル「――極光斬!!」

 ブォンッ
 カッ

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

パラン「!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 相殺がやっと…だと…?
 4~6 パランによーやくまともなダメージが…!!
 7~9 畳みかけるのは、今ッ!!


ジュダル「っはぁ…はぁっ…!」

ジュダル(今…アテムの声がした…それに、今のって…)

 パラパラ…

パラン「グゴ、ゴ…」ヨロ

ジュダル「まだ…動けるの…?」

ライド「で、も……ダメージは…入ってる…」グッ

ジュダル「ライドっ…立てるの…? だいじょぶ?」

ライド「…うん…」

スピカ「倒そう…協力して」

ジュダル「………うん」

パラン「フゥーッ……フゥーッ…」

パラン「ッ…ァァァァァアアアアアアアアアアア―――――――――――――――――――――!」


 【安価下1】
 1 前衛役できるのはジュダルだけだし、果敢に近接戦で攻めよう
 2 相手の力は、利用をするものッ!!
 3 息つく暇も与えず、猛攻あるのみや


ジュダル「やぁあああああっ!」

 ダンッ
 クルルルッ

パラン「ガァアアアア!」

スピカ「中・凍結魔法!」

 ビュォォォォォッ
 ガキィィィィィンッ

パラン「――ガ」

ジュダル(ほんのちょっとなら凍結魔法で止まるんだ!)

ジュダル「一気に、攻撃…!」

 ズドォォォォォッ
 グゥンッ
 ドゴォォォォォォォンッ

パラン「ガッ――!」

ジュダル「まだまだ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しぶてーな
 4~6 ようやくジュダルも皆に追いついてきた頃合いでござますよ
 7~9 ライドくんと一緒に…? ん?


 ドゴォォンッ

ライド「離れてっ…ジュダル! 大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

スピカ「極大っ――」

 ビュォォォォォォォォッ

スピカ「烈風凍結魔法!!」

 ズバズバズバズバァァァァァァァァッ
 ガキィィィィィィィィィンッ

パラン「ガゴゴゴ…!」

スピカ「ジュダル、最後…!」

ジュダル「っ――」シュボォォォッ

ジュダル(これで、倒せる――)

パラン「――じゅだ、る」

ジュダル「!」


 【安価下1】
 1 火炎突き!
 2 攻撃キャンセル!!


ジュダル「っ……!」

 ブォォンッ…

スピカ「外れたっ…?」

ライド「――ハズした…」

ジュダル「っ…パランっ?」

パラン「……グ…グ、ゴ…」プルプル

ジュダル「パラン、ねえ、正気に戻ってる…? パラン!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おいこらコンマ神
 4~6 殺してけろぉーって
 7~9 元(?)の姿に…


ジュダル「…パラ――」

 ピクッ…

ライド「ジュダル!」

パラン「ゴ、ガ、ガガァアアアアアアア―――――――――――――――ッ!!」

 ズドォォォォォォッ

ジュダル「っふ…」

スピカ「ジュダル…!」

ライド「この、ぉぉおおおおおおおおお―――――――――――――――――っ!!」ダンッ

パラン「ガッ…!」

 ズバァァァァァァッ

ジュダル「ぅ……ぁ…」ヨロッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パランは死ぬ間際になってやっと正気になったけどライドくんに斬り殺されたよ。ジュダルもライドくんも、ひどめの重傷や
 4~6 最後まで元に戻れないままパランは死んだぜ。ジュダルとライドくんはひどい重傷なんやで
 7~9 死の間際で我に返ったパランは最後の力で治癒術をかけて死んでったよ


王子「………今日は、あれかな?」

王子「コンマ神が愉悦な日かな…? クソ食らえですね…」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 死に際にパランが、ブラックサタンの秘密をまとめた本の存在を教えてくれた。それでごめんね、って誰かに謝って逝った
 奇数 パランが死んだのう…てなとこで、クレインセクトが現れてライドくんの片目を無理やり奪ってった…おい…おい…
 ※0は偶数扱いなんや


パラン「グゴ…」ドサァッ

ライド「っ…」ヨロッ

スピカ「2人とも…大丈夫…?」

ジュダル「…っ…ぅ…ん……」

スピカ(ジュダルの、お腹が…これじゃ、エル…でも間に合う…?)

パラン「っ……ぅ…ぁ…」

ライド「……まだ…生きて――」

パラン「…ごめ……なさい……」

ライド「っ…」

パラン「っふ……ふ…」

パラン「……ち、か…室に…僕…らの……一族、の…」

スピカ「…?」

パラン「…あがっ…ぅ…秘密が……ある…から……」

ライド「…」

パラン「…そ、れを…持っ……行っ……て…」

パラン「……に…い…さま……達を…止め、て…。誰も…あん……な、こと…望まな…い」

スピカ「秘密って…」

パラン「ゲフッ…ふ…ふ…」

 パァァァァッ

ジュダル「っ……ぅ…え……?」

ライド「……治癒、術…」

スピカ「…っ…?」

パラン「……ごめ……なさい……」ポロ

パラン「…さい、ご……まで…僕……は――」

パラン「」

ジュダル「………パラン…?」

ライド「…」

ジュダル「……ねえ、パラン…? パランっ…ち、治癒術…使えたなら、自分に…」

ジュダル「…どうして…ねえっ…!」ユサユサ

パラン「」ボロッ

ジュダル「っ…?」

スピカ「体が…炭みたいに…」

ライド「…………っ…」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 ヨダカ
 2 エル
 3 ジェシカ
 4 インガ




 ――デザール大陸・地下空洞・ブラックサタンの屋敷――

 カツカツ…

ジェシカ「……妙だな」

エル「…何がだ」

インガ「…」

ジェシカ「静かすぎる」

エル「留守なだけだ」

ジェシカ「にしてもおかしいくらいに静かだ」

ジェシカ「それに不用心が過ぎる。こんなとこに来られるはずがないと踏んでの不用心…とも、考えづらい」

エル「…理由は」

ジェシカ「連中は抜け目ない。エル、お前も冥府の洞穴を出てすぐに襲われちまったんだろう?」

ジェシカ「何らかの監視手段を持って待ち伏せてたってことだ」

ジェシカ「そんなら、シリウスを持ってかれて、暗夜王国からここまで追いかけてきたあたしらをノーマークにするかい?」

ジェシカ「…あたしは、ちっとそうは思えねえ」

エル「だったらどうする?」

ジェシカ「……どうもすることはできねえが。…せいぜい何が起きても対処できるように身構えておく程度か」

エル「…」

ジェシカ「…嫌な予感ってのは、杞憂に済めば1番いいんだがな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 タイタン
 4~6 変なことに
 7~9 麻薬だの、武器の密売だのの計画書みたいなのがザクザク出てきたけど、そんくらいだった


タイタン「――んな心配しねえでいいぜ」

ジェシカ「っ…!?」

インガ「!」

エル「…誰だ…?」チャキッ

タイタン「お前らの敵だ」

エル「…それなら、斬るのみだ」

ジェシカ「あの時の借り、返してもらおうか」ギュッ

インガ「…」

ジェシカ「…おい、インガ、いつまで拗ねてんだ? ちったあやる気出しな」

インガ「【安価下1】」


 1 わっかんねえ…
 2 退いてろ、お前ら…。手え出したらタダじゃおかねえ
 3 …………………おい、神父とロン毛、俺とお前らって、何だ?


インガ「…………………おい、神父とロン毛、俺とお前らって、何だ?」

ジェシカ「はあ?」

エル「…」

タイタン「なーに、雑談始めてんだよ。出てきてやったんだから、ちゃんと相手しろっつーのォ!」

タイタン「爆裂球!!」

 カッ
 シュォォンッ…

インガ「黙ってろ、っつーの。極大・火球魔法!」

 シュゴォォォォォォォォッ
 ズドォォォォォォォォンッ

 ドッゴォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

タイタン「皆殺しでいいって兄ちゃんに言われてっから遊んでやるぜェ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 重力魔法くらった
 4~6 火力すげーな、こいつ
 7~9 インガがずぅーっと黙ってた理由とは!?


インガ「邪魔してんじゃねえよ、ずっと考えたってのに…!」

タイタン「小手調べからだから、ちゃーんと死ぬんじゃねえぞ!? 大・重力魔法!」

 ズドォォォォォォォッ
 ズドドドドドドドドドッ

ジェシカ「ぐおっ…!?」

エル「この、程度っ…!」ダンッ

インガ「余裕だっつーの…!」

 ズバァァァッ
 バチバチィィィッ

タイタン「ハッハー、動けんじゃ――」

インガ「だからんなもん、効くかァ!!」

 ブォォンッ
 バチバチィィッ

 ブォォォンッ
 バリィィィィィンッ

タイタン「うっそ?」

ジェシカ「バカな魔法使いってのも、初めてだな――!」ダンッ

 ブォォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォッ

 ズドォォォォンッ…

タイタン「げぇっほ…がほっ…」

インガ「おい、答えろ。俺とお前らは何だよ?」

ジェシカ「とりあえずでいいなら、仲間ってとこじゃねえのかい?」

インガ「仲間になんかなった覚えあるか」

ジェシカ「一緒に旅してて仲間じゃねえって方がねえよ」

インガ「神父は?」

エル「…さあな」

インガ「吹いてんじゃねえよ、ハッキリ言え」

エル「…面倒だ、仲間でいい」

インガ「………じゃあ仲間って、何だよ。そんなの、勝手に身動き取れなくなるだけだよな? なあ?」

インガ「あっち行くとか、こっち行くとか、連れ回されて、自分にゃ関係ねえのに着いてかなくちゃなんなくて」

インガ「めんどくさいもんだよなあ?」

タイタン「ごちゃごちゃ、喋ってねえで相手しろっつーのォ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 すっげえ魔法きた
 4~6 肉弾戦仕掛けてきた。3対1なのに渡り合ってやがる…
 7~9 うるせえボケが、って…何だろう、タイタンって不憫枠? いやまだ戦闘は終わらんけどね?



タイタン「鉄鋼強壮魔法…!」

 ギィィンッ

エル「はぁああああっ!」

 ギャリィィィィッッ

エル「っ――!?」

タイタン「痛くも痒くも、ねーなァ!!」

 ドゴォォォォンッ

エル「っぐ…!」ズザァッ

ジェシカ「てめえの訳分からねえ話は後にしろ!」

 ブォォォォンッ

タイタン「俺の強壮魔法は、特別なんだよォ!!」

 ドゴォォォォォォォッ

ジェシカ「受け止めやがっ――」

タイタン「おおおおおらぁぁぁぁあああああああああ―――――――――――――――――――――っ!!」

 ブォォッ

インガ「ああっ!?」

 ドッゴォォォォォォォォォォッ

インガ「痛って…おい、ロン毛、お前ぶつかってくんな!」

ジェシカ「うるせえ…投げ飛ばされて行き先決められるか…」

タイタン「そーら、まだまだやれんだろ? どんどんやろうぜ、なあっ!?」


 【安価下1】
 1 斬撃も打撃もダメなら、魔法や
 2 どんだけ硬かろうが殴って壊れないものはない!!(脳筋感
 3 一箇所に攻撃を集中させてけばぶち破れんじゃねえの?


インガ「黙ってろ、アホンダラァ…!!」

 ドグシャッ…

インガ「っ――」

タイタン「おー? 潰れてんじゃねえの、その手?」

インガ「この程度で、潰れるかよッ…!!」

 ドゴォォォッ

タイタン「おおっとぉっ、潰れた手で押しのけるとか、頭沸いてんじゃ――」

 ヒュォォォッ
 ギャリィィィィッ
 バリィィィィィンッ

エル「ちぃっ…!」

ジェシカ「どいてなっ…!」

タイタン「何したって、ムダに決まってんだろ!?」

 ドゴォォォォォォォッ

ジェシカ「~っ」ジィィィィンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つえー
 4~6 手も足も頭も血塗れになってもーたインガ(バカ
 7~9 仲間って何さ!? こういうものさ!!


タイタン「まずはお前からだ、ホルスタイン!!」

ジェシカ「ああ!?」

タイタン「極大・消滅魔法――!」

 シュバァァァッ
 ドゴォォォンッ…

ジェシカ「っぶねえ…!」

エル「何だ…消し飛んだ…!?」

タイタン「あっちゃー、外れちゃった」

インガ「いいからてめえは、さっさと死ねよ!」

 ドグシャァッ

タイタン「てこたぁ、こっちの方がいいか――雷虎!」

 バチバチィィィッ
 ドゴォォォンッ

インガ「っ…!」タンッ

ジェシカ「雷魔法――? だが、ありゃ…雷の、魔物…?」

タイタン「知らねえのかよ? だったら、すごさを思い知りながら死んじまえ!」

雷虎「ガァァァウッ!!」

 ヒュバッ
 バリバリィィィィッ

エル「ぐっ――おおおおおっ…!?」

ジェシカ「ありゃ、まるで雷撃魔法そのものが動き回るもんじゃねえか…!」

タイタン「死ね死ね死ねぇっ!! 俺様のすごさを思い知りながら、あの世へ逝っちまえよぉっ!! ハーッハッハッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つえーよつえーよ
 4~6 踏ん張りどころやで
 7~9 がんばー


インガ「しゃらくせぇっ!! ――極大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォオオオオオオオオオオオッ

雷虎「ガァアアアアッ!!」

ジェシカ「来る場所が分かりゃあ、そんなもん――!」

 ブォォォンッ
 ドゴォォォォォンッ

 シュゥンッ…

タイタン「ちったぁやるじゃ――」

インガ「調子乗ってんじゃねぇええええええ――――――――――――――っ!!」

 ゴッ

タイタン「効きまっせぇぇぇ――」

エル「ぶち抜くっ!!」

 ズドォォォッ
 ギャギャッ…

タイタン「おいこら、そんなに密着されても気持ち悪いだ――」

 ピシィッ…

タイタン「っ――?」

ジェシカ「てめえら、あたしが一気にぶち抜いてやるよぉっ!!」

 ブォォォォォンッ
 バッ
 サッ

タイタン「おい、人の体に武器突き立てたまま――」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォンッ
 ピシピシィィッ

タイタン「あ、う、げぇっ――!?」

 バリィィィィィィンッ

タイタン「破るかよ、おい――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 畳み掛けにいったけど、消滅魔法が…
     1 インガの腰から下逝っちゃったぁぁぁ…
     2 姐御とエルの片腕ずつ逝った
     3 インガの左腕いった
 4~6 防御ガン無視の攻撃の応酬
 7~9 勝負の決め手は姐御の武器がタイタンの魔法よりも頑丈で、3人とも装備してたこと


インガ「これで――!」パシィッ

エル「生身だ――!」パシィッ

ジェシカ「やっちまいなァ――」ニタァッ

タイタン「っざけんなよ、てめえらぁぁぁぁ――――――――――っ!!」

 ズドォォォォォォォッ
 ズバァァァァァァンッ

タイタン「が、ふ――治癒、術…!」

 パァァァァァッ

インガ「おう、どっちが先に尽きるか勝負しようぜ?」

エル「貴様の負けが、確定しているがな」

ジェシカ「言ってやんなよ、悪あがきしてる野郎によォ」

タイタン「っ――」

 ドグシャアアアアアアアッ
 ズバァァァァァァァッ

インガ「焼け死ね――極大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

タイタン「ああああああああっ!?」

タイタン「てめえら、なんかにっ…この、俺様がっ…やられる、わけ――!!」

 ダンッ
 ダンッ
 ダンッ

タイタン「ないん――」

 ドゴォォォォォォォォォォォッ

タイタン「だ……よ――」ドサッ

 シュゥゥゥゥ…
 ボロボロッ…

ジェシカ「……ああ…? 何でこいつ…死んだら、消し炭になるんだ…?」

インガ「焼きすぎか…?」

エル「知るか」

ジェシカ「………まあいい」

インガ「……おい、続きだ。仲間ってのは、めんどくさくて、うざったくて、クソだろ、ふつーに考えりゃ!」

エル「…」

ジェシカ「…そんで、何が言いたい?」

インガ「そんならどうして、俺はお前らなんかといてやってんだよ!?」

ジェシカ「はあ…?」

エル「…」

インガ「…教えろ」

ジェシカ「んなもん、決まってんだろ。…仲間だからさ」

インガ「……やっぱそうなるのか…?」

ジェシカ「それに、お前なあ…さんざんなこと言ってるが、イヤなことばっかでここまで来てんのか?」

インガ「んなわけねえだろ、はっ倒すぞ」

ジェシカ「…そういうことさ」


 【安価下1】
 1 やっぱり訳が分からなかった
 2 そういうことか…って


インガ「……やっぱり訳わかんねえっ!!」

エル「…」

ジェシカ「どこが引っかかってんだよ…」

インガ「だってそんなん認めちまったら、俺がお前らのことまで守ってやろうとするのが普通になるじゃねえかよ!!」

エル「…」

ジェシカ「はあ…?」

インガ「俺はそんなんしねえって決めてんだよ!」

ジェシカ「…頭で考えてることと、実際の感情がチグハグなんざよくあることだ」

インガ「よくねえんだよ」

エル「…お前がバカだからだ」

インガ「てめえには言われたくねえよ」

エル「何…?」

ジェシカ「そういうアホみたいなやり取り見ながら、あたしはけっこう楽しんでるんだ。そういう仲間だっていいだろ」

インガ「は?」

ジェシカ「守られるだけじゃ仲間じゃねえさ。現に今だって、互いに誰かを守りながら戦ったかよ?」

ジェシカ「それぞれてめえらで、利用し合いながらぶっ倒したんだ。インガ、お前の思ってる仲間ってえのは、ほんとの仲間じゃねえんだよ」

インガ「……認めるか」

エル「バカが…」

インガ「そしたら仲間じゃなくて、友達みてえじゃんか」

ジェシカ「…お前って、ほんとに頭が変なのか? それとも、それは魔族の価値観ってやつか?」

インガ「どっちでもいいだろが」

ジェシカ「そうかよ…。わざわざ口にするでもなく、あたしは勝手に、友達みてえなもんだと思ってたつもりだけどな」

インガ「っ…」

ジェシカ「最初はめちゃくちゃ腹立てたが、アホもいた方が何かと退屈はしねえ」

ジェシカ「それともお前は、人間なんかと仲良くなれねえくらい…器量が小せえのかい? そんなこたぁないと思ってたんだがな」

インガ「…」


 【直下 コンマ判定】(ようやくの赤面症発動:-2)
 1~3 インガが顔を逸らした。でもって、あのエルにからかわれた
 4~6 うるせーやい、って顔を逸らしたけど耳まで赤くなってたから照れたのがバレバレだった
 7~9 ちょっとだけヨダカの言ってたことを分かったような気がしたインガだった


インガ「…」フイッ

エル(…………耳が、赤い…?)

ジェシカ「おい、いきなりどうした」

インガ「…」

エル「……………照れるのか、お前」

インガ「っ…て、照れてねえよ!」

ジェシカ「ははーん…? じゃあこち向けよ?」ニヤニヤ

エル「照れる機能がお前にあったのか」

インガ「だからっ…!」

エル「手まで赤くなっている」

インガ「はあっ…?」パッ

エル「返り血だ、それは。バカが」

インガ「~っ…ぶっ殺すぞ、てめえ」

エル「上等だ」

ジェシカ「…バカどもが……はぁ…」

エル「…………こっちを向け、背中から斬るつもりはない」

インガ「…………………2時間待ってろ…」

エル「…」

ジェシカ「…行くよ」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 モニカ シリウス 以外から選択してね


 カツカツ…

ジュダル「…」

ライド「…」

スピカ「…階段、やっと終わるね。扉がある」

ライド「…」

ジュダル「……うん」

スピカ(……2人とも、憔悴してる…)

スピカ(わたしがしっかりしなきゃ…!)

スピカ「開けるよ」

 ギィィィ…
 ガコンッ

スピカ「………思ってたより、狭いね。…本って、どこだろ?」

ライド「…そこのテーブルに置かれているのは…?」

スピカ「…これ? これかな? 分厚い…けど…」

ライド「…」スッ

 パタッ…

ライド「………子孫へ」

スピカ「…これっぽいね。中、読んでみようか」

 ペラ…
 ペラ…

ライド「地上へと、戻る方法の模索…その、記録…」

スピカ「すごい…こんなに、たくさんの魔法を自分達で発明してきたの…?」

ライド「……空間、魔法…?」

スピカ「机上の空論なのに…実践してる…。でも、こんな方法って…」

ジュダル「…どんな方法?」

スピカ「………魔力の源っていうのが人間にあるの。臓器に宿ってるって言われるんだけど…心臓とか、眼だとか。人によって違うけど」

ライド「…」

スピカ「空間魔法の…空間転移魔法、っていうものをこの人達は研究したみたい。でも、そのためには膨大な魔力がいるの」

スピカ「それこそ、そうだな…この地上に満ちてる全ての魔力をかき集めなくちゃいけないくらいの。どんな人間でも、集めきれないほどの」

スピカ「だけど、魔力の宿った臓器をこの人達はストックして、何代もの時を重ねて、同じ一族の人を切り刻んで、摘出して、集めた」

スピカ「…そうして集めた魔力を使って、空間の穴を穿ち、地上に戻ってきた。でも、その後の記録に書かれてるね」

スピカ「『瘴気を浴び続けて変異した我らは、もう人間ではなくなっていた。念願の帰還は、新たな地獄の始まりで、裏切りだった』…って」

ライド「……あの、姿って」

スピカ「多分…あれが、変異しちゃったこの人達の真の姿だったんじゃないかな…?」

ライド「復讐…」

スピカ「うん…。この人達…ううん、ブラックサタンがやろうとしているのは、復讐。長い時間をかけて、蓄積した怨念を…」

ライド「………でも、秘密って、これのこと…?」

スピカ「確かに…この魔法の研究の記録はすごいし…とんでもない魔法ばかり、編み出してるけど…」

ライド「…まだ、何かある…のかな?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 計画の最終段階に入ってることくらいまでが分かった
 4~6 ブラックサタンの一族が使う、転移魔法の仕組みが分かった。普通の人間にはできない方法。これが秘密か
 7~9 上+死者の蘇生法が記されてた


スピカ「……転移魔法と、死者の蘇生法…?」

ライド「…でも、これって…」

ジュダル「何?」

スピカ「地上に来る方法のと、同じような原理……だけど」

スピカ「隔絶されてる空間を超えるわけじゃないから、そこまで大量の魔力がいるわけじゃないみたい」

ジュダル「じゃあ、ライドとスピカはできる?」

スピカ「わたしは、絶対ムリ…。ライドだって…多分…」

ライド「…」

スピカ「生まれた時にね、呪いを自分達にかけるんだって」

ジュダル「呪い…? 自分で?」

スピカ「うん。呪術は専門外だけど、呪いって誰かを傷つけたりするだけのものじゃなくて、厳しい制約と引き換えに力を手にする側面もあるの」

スピカ「それを利用してる。血筋の者が死ぬ度に、その人が蓄えていた魔力を別のものに宿らせるって」

ジュダル「別のものに、宿らせる…?」

ライド「僕が死んだ時、僕の使える魔力の総量が…例えば、ジュダルのその指輪に移るってことだよ」

ジュダル「…それでどうなるの?」

スピカ「死者が出れば出るだけ、そこに集まる魔力が増えていく。この本によると、ペンダントに魔力が帰結するみたい」

スピカ「それで、そのペンダントにも細工があって、ペンダントにある魔力をさらに別のものに供給できるの」

ジュダル「…めんどくさ」

ライド「僕とジュダルの指輪みたいなものだよ…。ジュダルは僕から魔力をもらってるでしょう? そのジュダルがいっぱいいるみたいなもの」

ジュダル「わたしが……いっぱい…? …………にいやが取られる…!」

スピカ「それで、その魔力が供給された物品に魔法基盤を組み込んで、転移を発動する魔法道具にしてる」

スピカ「だけど…このペンダントはそれだけのものじゃないみたい」

ジュダル「他にもできるの?」

ライド「……死者の蘇生」

ジュダル「………生き返るの…?」

スピカ「ペンダントだけでできることじゃないけど…書かれてる。でもね、これ…生き返りはするけど、すぐに死んじゃうんだ」

ライド「………こんなものを用意して、一体何をしようとしてるんだろう…?」

ジュダル「…誰かを蘇らせたいの?」

スピカ「…けど、この研究の感じだと、全然そんな…命への執着が感じられない」

ライド「…本、見せてください」

スピカ「うん」

 パラパラ…

ライド「…」

ジュダル「…何か分かる?」

ライド「……ここまで詳細に書いてるんなら、今、この屋敷にほとんど人がいない理由もあるかもって」

 パラパラ…

ライド「………あった。…天使を魔法基盤にすることで、朽ちない魔法基盤とする。……聖眼を利用して魔力の効率的な収集」

ライド「ブラックサタンの秘宝を用いて発動し、地上を…転覆、反転の禁忌を完了する――」

スピカ「もしかして…ここに、人がいなかったのって…これを実行しに…?」

ライド「急がないと。こんなの発動したら…地上が…!」

―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「本日は、更新なしっす」

王子「申し訳ない、また次回!」


王子「あらすじ!!」

王子「敵ハ世界樹ニ有リ!!」

王子「ブラックサタンの残りは、クレインセクト兄様と、あとひとりだけっす」

王子「彼らの目的は、ありていに言えば世界滅亡です。そのためにシリウスとリリを利用するそうです」

王子「パランドゥーラが死に際に、ブラックサタンのことを色々と記されてる都合の良い書物を教えてくれて、ライドくん達も把握しました」

王子「何でも、転移魔法というものの秘密と、死者を蘇生する方法を用意しているとのこと」

王子「だけど、死者蘇生は生き返らせてもすぐに死んじゃうらしい…とスピカは見立てています」

王子「一体、何を企んでいるのでしょう」

王子「しかし、そして、ベテルギウスがどうやら、ブラックサタンに世界を滅亡されるのは嫌だということで動き出しているようです」

王子「果たしてどうなってしまうのか!!」

王子「でもって、ヨダカもモニカの持ってたマスケット銃を手にして、どこかへふらりと行ったきりっす」

王子「モニカも、ヨダカの引き連れるチート眷属の竜のサンによって死んじゃってます。でも、ワンチャン復活するよ!」

王子「あとはそうね…まあ、色々と考えてることがあるのは…ライドくんとインガ」

王子「モニカの仲間ってだけでパランドゥーラを最後まで敵視してたライドくんだけど、パランドゥーラの死に際には何か考えたそうです」

王子「インガもヨダカと喧嘩別れをしてから、色々と悩んでて、仲間って何さだったようです」

王子「まあ…大体、こんなもんかな?」

王子「さて…行ってみましょうか」


 【安価下1】
 視点選択
 モニカを除く8名から


 ――デルザー大陸・どこかの岩山・山頂――

 ヒュォォォォォ…

ヨダカ「…」チャキッ

ヨダカ「…」ジィッ

ヨダカ「……はぁ…」

サン「くぅ?」

ヨダカ「…」ポンッ

サン「くぅ♪」スリスリ

ヨダカ(そろそろ、シャニのとこ戻るか…?)

ヨダカ(けど、サンがこれじゃ、自力で飛んでくしかねえし…方角分からねえし…)

ヨダカ(どうすっかな…)

 ヒュォォォォォ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ベ テ ル ギ ウ ス
 4~6 モニカを弔うかな
 7~9 インガどうしてっかなー?って。めんどくさいヨダカだから、仲直りしたい気持ちはあっても、自分からは歩み寄れない


ヨダカ「………インガ…何してんだろ…」

ヨダカ「…」


インガ『お前の言ってること、全ッ然、分っかんねえよっ!!』


ヨダカ「…」

ヨダカ「……バカだかんなあ…あいつ…」

サン「くぅ」ペロ

ヨダカ「…俺からあいつんとこなんか行けるかよ…」

サン「くぅっ」カプッ

ヨダカ「噛むなって…」

ヨダカ「…」

 カチャカチャ

ヨダカ(モニカのこの…じゅう…ってのも、意味不明だし…)

 ポロッ…

ヨダカ「っと…」パシッ

ヨダカ「………指輪…?」

 スポッ

ヨダカ「…似合うか?」

サン「くぅっ」

ヨダカ「…魔鉱石だな、これ…。何なん――」

 ボフンッ

ヨダカ?「だ…って、あれ…? 何これ…見た目が、変わった…?」

ヨダカ?「……ふぅーん…」


 【安価下1】
 1 この指輪を使えばインガのとこに行って、大親友と仲直りしてやれよって言ってもバレないかも…
   ※変身したい『ヨダカの知ってる』キャラがいれば、併記してくれれば、その格好で向かいます
 2 二度と面を見せるな、だけど…顔さえ変わってりゃオーケーってことで、気になるし行ってみよう
   ※変身したい以下同上
 3 とりあえず、モニカの墓でも作ってやって、墓標代わりにマスケット突き刺しとくかな


ヨダカ「……そうだ、これで…」

 ボフンッ

偽スタシア「ふぉっふぉっふぉっ…こんな感じかのう…」ニタニタ

サン「くぅっ…!?」ビクッ

偽スタシア「俺だって、おい」

サン「……くぅ…?」

偽スタシア「へっへっへ…この姿ならあいつ、ビビるな、ぜってー」

偽スタシア「驚かしてやる…」ニヤリ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、どこにいるか分からない!!
 4~6 見つけたけど、ババアな姿だから発見されるなり襲いかかられた…
 7~9 見つけたんだけど、どうするどうするって話し合ってて、入りにくい…どうしよう、ってババア姿のまま


 ――デルザー大陸・ハニー城東――

 ヒュォォォ…

偽スタシア(ん? あそこに、何か…地面が開いてる…?)

 スタッ

偽スタシア(…こん中に入ってったのか…? だよな、多分…)

偽スタシア(よーし、おどかしてやる…)

 ヒュォッ…


 ――デルザー大陸・地下空洞・ブラックサタンの屋敷――

偽スタシア(おっ…? 屋敷の前にいる…)

偽スタシア(まだ気づかれてねえし、透過魔法っと…)

 スゥゥゥッ

偽スタシア(よぉーし…どうやって脅かしてやるか…)

ジェシカ「世界樹にいるってえことか?」

ライド「はい…多分」

スピカ「それで、とんでもないことやろうとしてるんだよ」

エル「…その世界樹というのはどこだ?」

ジェシカ「地図だと…」バサッ

ジュダル「……ここ?」

ジェシカ「ああ」

インガ「…まーたぷらぷら歩いてくのかよ?」

偽スタシア(………マジメな話してる…どうすっか…)


 【安価下1】
 1 とりあえず見守ってる
 2 いきなり姿を現してビックリさせちまおう。でもって、インガをそそのかしてどこそこにいるから会いに行けとか言って、先回りして待つと
 3 インガがひとりになるのを待とう


ジェシカ「んなことしてたら、時間がねえな」

エル「走るか」

ジュダル「すぐバテるじゃん…」

スピカ「空でも飛べたらいいんだけど…」

インガ「んじゃあ、ヨダ――何でもない…」

偽スタシア「…」

ライド「…何か、いい方法…」

ジェシカ「………そういや、前にヨダカを利用しようとした時もあったな」

ジェシカ「竜だかに乗れれば船がいらなくなる…って話だったか」

偽スタシア(?)

ジュダル「じゃあ、ヨダカ探す?」

インガ「…」

ライド「…それで行けたら、早いかも…」


 【安価下1】
 1 インガが俺に謝ったら姿を見せてやろう、よし。謝らせる流れに持ってけ。見守る
 2 近くの町の宿屋にでも行って、サンにこいつらを誘導させよう。サンのしたことだからー、って言い訳がたつ
 3 姿を現して、偽スタシアとして、どこそこにいるぞい、ってやってみる。貢ぎ物を忘れるなよ、とも


ジュダル「でもヨダカって、インガと喧嘩して出てったんでしょ?」

インガ「は?」

ジュダル「ふつーに言っても、何もしてくれないんじゃない?」

偽スタシア(いいぞ、俺に謝らせる流れにしろ…!)

偽スタシア(こいつが謝ったら出てってやるよ、ほら!)

ジェシカ「それもそうだな…」

スピカ「ごめんなさいできる?」

インガ「しねーよ」

偽スタシア(しろよ)

エル「…」

ジェシカ「ガキじゃあるめえし、一言で済むことだろが…」

インガ「ああ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いないヤツなんかどうでもいいだろ、ってエルが…あれ、そういう流れ?
 4~6 意地張りやがってこんちくしょー
 7~9 いいぞいいぞ、インガが額を地にこすりつけたら出てってやるぞ!


スピカ「こじれてもいいことなんてないよ?」

スピカ「ちゃんと話し合えば大丈夫だから、ねっ?」

インガ「ハッ、誰があんなやつ…」

偽スタシア(こんにゃろう…)

ライド「…」

エル「で、どうするんだ」

ジェシカ「…ここで言い合ってても仕方ねえ。ともかく、この屋敷は調べるだけ調べたんだ」

ジェシカ「一旦、上に出て話し合うか」

スピカ「インガってば」

インガ「嫌だな」プイッ

ジュダル「頑固…」

偽スタシア(こんにゃろう…)


 【安価下1】
 1 浮遊魔法でインガだけ連れ去って、ババアモードで説教だ!! 謝りゃ済むだろ、って!
 2 バカっぽくて動かしやすそうなジュダルにだけ、声を聞かせて、インガに謝らせるようにささやき続ける
 3 ライドが抱えてる本が目についた。よし、これを持ち去って追いかけさせてきて、インガをひとりにして謝りやすい雰囲気を作ってやる


偽スタシア(こうなったら――)

 ヒュォォォォッ…

ジュダル「っ…風…?」

ライド「…どこから――」

 フワッ

ライド「っ!?」

ジェシカ「おい、本が…!」

偽スタシア(追ってきやがれ、コンチキショー!)

 ヒュォォォッ

スピカ「ほ、本が勝手に…!」

ライド「追いかけなくちゃ…!」

インガ「ええ、マジで?」

ジェシカ「追うぞ!」

偽スタシア(よしよし…でもって、徐々にあいつらをバラけさせて…っと)

 ・
 ・
 ・

インガ「んっ…? どこだ…? あいつらも見えなくなっちまったし…」

偽スタシア(よし…ここで)

偽スタシア(…………いや、俺が、まんま姿を現したら、俺が仲直りしたがってるみたいだし…)

偽スタシア(だったら、ババアの姿で…?)


 【安価下1】
 1 ババア姿で、にょほほほほ…って現れる
 2 ババアの声真似で、悩みがあるんだろう、言ってみい、って。もちろん、ヨダカは喧嘩したことを悩んでると、思い込んでます
 3 いや、ここは折角変身したけどババアに頼らず、生身で…言いたいことありゃ言ってみろ的な


インガ「ったく、どこに…」

 スゥゥゥゥッ…

インガ「ん――?」

偽スタシア「にょほほほ…」

インガ「………ババア…?」グシグシ ←目をこすった

偽スタシア「困っておるようじゃのう…? 愉快痛快とはこのことじゃ、にょほほほっ!」

インガ(やっぱ…あのババアだよな…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いきなり襲いかかってきた。そうじゃねえ!!
 4~6 殺したよなあ、って勝手に唸って考えてる
 7~9 幻じゃよ、の一言で勝手に納得したインガ。バカめ
  0  バレた。何故!?


インガ(……いや、殺したよな、あん時に…)

インガ(何で、今さら…こんなとこにいるんだ…? ババアだから、執念深く化けて出たか…?)

偽スタシア「ワシを殺した、もうひとりの超絶かわいくて美しい魔族はどうした? おらぬのか?」

インガ「はあ?」

偽スタシア「ああ、喧嘩でもしたのか? バッカじゃのう、にょほほほ」

インガ「もっぺん殺すぞ」

偽スタシア「どれ、仲直りでもしに行け」

インガ「あ?」

偽スタシア「額を地にこすりつけて『ヨダカ様わたくしが悪うございました、この世で最もかわいくて美しくて完璧なヨダカのお気持ちを理解するのは難しいことでしたが、これからは無礼を働かぬように誠心誠意つきあって参りたいと思うので、またお友達になってください』とでも言えば許されるというものじゃ」

インガ「…」

偽スタシア「その辺におるわい、さあ行くがいい」

インガ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 疑われてる…
 4~6 仲直りなんかするか、って
 7~9 でもまだ引っかかってるらしい


インガ「……………お前、ほんっとに、あの時のババアか…?」ジトッ

偽スタシア「なっ……そ、そうじゃよ…」キョド

インガ「ほんとかぁ…?」ジロジロ

偽スタシア「……………は、早く、仲直りしに行け…が良い…だじょ」

インガ「ああーん…?」ジロジロ

偽スタシア(アホのくせに、何で疑うんだよ…! 俺はボロ出してねえぞ…!)←ナルシシズムを隠しきれてないことには気づいてない

インガ「…うっそくせぇー……」

偽スタシア「…」ダラダラ


 【安価下1】
 1 いいから謝りに行けよ!って風魔法でぶっ飛ばしてバレるのを逃れた。ふう…
 2 ほんとに一片も仲直りする気ねえのかよ、って
 3 沈黙は金…と信じる


偽スタシア「……本当に…仲直りする気はないのか…?」

インガ「ああ?」

偽スタシア「一片も、その気はないのかと尋ねておるんじゃ、答えんか」

インガ「…」

偽スタシア「…」

インガ「…だって…あいつも、怒ってるだろうし…」

偽スタシア「だから謝れば許されるって言ってんだ………じょ」

インガ「…ん?」

偽スタシア「大体、そもそもはお主の頭が悪すぎて、何も分かっとらんがの悪いんじゃ」

偽スタシア「その間違いに気づいて、ちゃあーんと誠心誠意謝れば良いだけの話で…」

インガ「だって分かんねえよ。…あいつは、俺よか人間の方が大事だとかのたまってんだぞ」

インガ「なのに、聞けばそいつを殺したってんじゃ…意味分かんねえよ」

偽スタシア「…それは――」

インガ「それに、友達と仲間の区別も俺には分かんねえし…」

偽スタシア「…は?」

インガ「一緒にいて楽しいのが友達だろ。…なのに、仲間にくくってる、あいつらといても……楽しいことあるし…」

インガ「でもってもしも、ヨダカとあいつらの誰か選べってなったら、訳分かんなくなるだろうし…」

インガ「……俺は何かを守るなんてごめんだっつーのに、倒して奪うのが俺のはずなのに、そんなん、俺じゃねえし」

偽スタシア「…」

偽スタシア「【安価下1】」

 1 …………ほんとにバカ…お前…
 2 …こんの、バカ! いいか、お前はもう、それ、あいつらとも友達になっちゃってるんだよ! そこに優劣つけんのが変だって言ってんの!
 3 それでもお前はお前だろ…。何も変わらねえっての…


偽スタシア「…こんの、バカ! いいか、お前はもう、それ、あいつらとも友達になっちゃってるんだよ!」

偽スタシア「そこに優劣つけんのが変だって言ってんの!」

インガ「ああっ!?」

偽スタシア「お前なんかほっといてもどうにでもなるけど、モニカはあんまそういうんじゃなかったから、モニカのこと心配してたんだろ!」

偽スタシア「なのに、うじうじうじうじ…魔族だの、人間だの、バッカじゃねーの!?」

インガ「………ババアのくせに何分かった風なこと言ってんだよ!」

 ボフンッ

ヨダカ「ババアじゃねえよ、このアホが!!」

インガ「ヨダカっ…!!?」

ヨダカ「お前が一緒にいた女と、俺と、どっちか選べって言われてもお前、選ぶの悩むだろ!?」

インガ「悩まねえよ!」

ヨダカ「悩めよ!」

インガ「何でだよ!?」

ヨダカ「そういうとこが、何でお前――ああもうっ!」

ヨダカ「【安価下1】」

 1 この、バカタレ!!
 2 ………もうっ、もう、何も言うことねえよ、バカ!
 3 とにかく謝れ、許してやっから!!


ヨダカ「………もうっ、もう何も言うことねえよ、バカ!」

インガ「バカバカ言いすぎなんだよ、お前!」

ヨダカ「だって仕方ねえだろ、お前がほんっとにバカなんだから!」

インガ「あんだと、この野郎!」

ヨダカ「上等だよ、またボッコボコにしてやろーか!?」

 ガッ
 ガッ

インガ「今度は負けねえぞ」

ヨダカ「何度やっても結果は同じだっつーの」

 グググッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 2人して、ぷいってそっぽ向いた。こいつらほんとにめんどくさい…仲直れよ…
 4~6 ジェシカとジュダルに発見された
 7~9 よし、仲直り! して! する! した!!


ヨダカ「…」

インガ「…」

ヨダカ「…やめた」

 パッ

インガ「ああっ?」

ヨダカ「もういいって…お前がバカすぎて、何言っても意味ないの分かったから…」

インガ「そっちが吹っかけてきたんだろ」

ヨダカ「はいはい、俺が悪かったって…」

インガ「何だよ、それ!」

ヨダカ「…やることあんだろ?」

インガ「ん?」

ヨダカ「世界樹だとか何とか、言ってたじゃん。ほらっ」ポイッ

 パシッ

インガ「あれ、この本」

ヨダカ「…俺の負けでいいから…」

 スッ

インガ「何だよ、その手」

ヨダカ「……………………察しろよ」

インガ「…何を?」

ヨダカ「……もうっ」

 ギュッ

ヨダカ「はい、終わり!」パッ

インガ「はあっ?」

ヨダカ「行くんだろ、世界樹。お前ら、バカばっかだから俺もついてってやるよ」

インガ「何で? 大体、二度と面見せんなって――」

ヨダカ「だーかーらっ、俺が悪かったから…そのっ…………仲直り、しろよ…」ムスッ

インガ「…ちゃんと謝れよ」

ヨダカ「ああ?」

インガ「ちゃーんと、ごめんなさいしたら考えてやるよ」

ヨダカ「…やっぱぶっ飛ばす!!」

インガ「やってみろ、こんにゃろう!!」

 ビュォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ


ジュダル「…喧嘩してる…。…止めないでいいの?」

ライド「…………ああやって、分かり合えてる…のかな…?」

ジェシカ「肉体言語か…バカだな、ほんとに。……まあでも、ちょっとだけ羨ましいか…」

スピカ「そうだね」

ジュダル「えっ…?」

エル「…ただのバカだな」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 ※モニカ、シリウス以外から選択してね


ヨダカ「ぜぇー…ぜぇー…」ボロッ

インガ「ふぅっ…ふぅっ…」ボロッ

ジェシカ「んで、ヨダカ、早速だが…世界樹ってとこまで、一気に行きたいんだ。できるかい?」

ヨダカ「ムリ」

ジュダル「ええっ!? 何で?」

ヨダカ「…行ったことのある場所じゃないと、サンも一瞬で行けねえし…」

サン「くぅっ♪」パタパタ

スピカ「かわいい…」

サン「くぅ?」スリスリ

スピカ「あはは、人懐っこいね」ナデナデ

エル「…使えんな…」

ヨダカ「ああ?」

ライド「…でも、じゃあ…歩いていくしか…?」

ヨダカ「その本、何?」

スピカ「んと…色々と?」

 ペラペラ

ヨダカ「…ふーん…転移魔法とか、載ってるじゃん。これ使えば?」

ライド「でも…魔力が足りなくて…」

スピカ「とても、個人で連発できるような魔法じゃないからね…」

ヨダカ「………ふーん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 じゃあ、とりあえず走るより早いだろうし…てことで、風魔法で皆で飛んでく方針
 4~6 サンのチート魔力使えばできるってさ。ヨダカしか発動できないけど
 7~9 まあ、一瞬で行かなくてもいいんなら行けるんだけどね、って


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 個人で魔力が足りないなら、魔力を合わせればいけるんじゃね? って
 奇数 ベテルギウス
 ※0は偶数扱いよ~


ヨダカ「…これ、どんくらい魔力いるの?」

スピカ「んー…並の魔法使いが、10人くらいいて、ようやく…とか?」

ライド「さすがに、そこまでは…僕も」

スピカ「て言うか、魔力があっても一度に使える量っていうのがあって、それを超える魔法って使えないんだよね…」

ヨダカ「…1、2、3、4…5人か」

インガ「何が?」

ヨダカ「並より、多い魔力のヤツ」

ジェシカ「あたしとジュダルは除外かい?」

ヨダカ「並以上が5人いりゃ、できるんじゃねえの?」

スピカ「……それは…どうだろう? やってみないと、分からないかも…」

ライド「…試す価値は、あるんじゃないですか?」

エル「…どうすればいい? 言え」

インガ「俺もかよ」

スピカ「……じゃあ、やってみよう。わたしが魔法を発動するから、魔力貸して」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 座標が上手に定まらなかったけど、世界樹が見えるとこまで一気に来られたよ!!
 4~6 世界樹に到着した。けど世界樹が攻撃を受けてる…さあ、最後のブラックサタンと、クレインセクトとの対決やで
 7~9 世界樹へ到着。まだ、異変はないっぽいけど…?


スピカ「手を繋いで、魔力を手から隣の人に渡すイメージで流して」

スピカ「で、わたしに魔力を貸して」

 ギュッ
 ポゥゥゥ…

ジュダル「…できるのかな?」

ジェシカ「黙って見守ってな」

 ポゥゥゥゥ

スピカ「行くよ、皆。――転移魔法、発動!!」

 バシュゥゥンッ


 ――デルザー大陸・中央部・世界樹付近――

 バシュンッ
 ドサドサァッ

ジュダル「痛って…! 重いぃっ…! 何でわたしの上に落ちてるの…!?」

エル「…」

ヨダカ「成功?」

インガ「おー、でっけえ樹があるな…山よりでけえんじゃね?」

スピカ「あれが、世界樹?」

ジェシカ「てこたぁ…あそこにいるわけだ」

ライド「…………あの…どいてから…言ってもらえ…ますか…?」ググッ

ヨダカ「つか、見えるだけで、まだ距離あるぞ」

ジュダル「この距離で…この大きさ…?」

ジェシカ「ともかく、見れるとこまで来たんだ。行くぞ。取り返しがつかなくなる前に…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、世界樹の根元が燃えてねえ?
 4~6 世界樹の麓にある里についたんだけど、死体がごろごろですね…
 7~9 平穏……? ブラックサタンはまだ何も起こしてない?


 ――デルザー大陸・世界樹・世界樹の里――

 ザッ…

ジェシカ「こりゃあ…」

スピカ「人が…」

ライド「………死んでる…?」

ヨダカ「もう来てるみたいだな」

インガ「よっしゃ、ぶっ飛ばすだけだな」グッ

エル「…だが、死体だけで連中の姿はない」

 パララッ

スピカ「………あった…地上の安定の要である、世界樹を消失させる方法…」

ジェシカ「何て書いてある?」

スピカ「……世界樹の中に入れるんだって。それで、世界樹の根元のところに、世界樹を守るためのものがあって…」

ヨダカ「それを壊すなり、奪い取るなり、しようとしてんのか」

スピカ「うん。…反転の禁忌の…儀式は、頂上で執り行うって書いてあるから、両方に行かなくちゃ」

ジェシカ「二手に別れるしかないか」

ライド「儀式ってことは…シリウスさんも、そこに…?」

ジェシカ「ああ、そうだろうな」


 【安価下1】
 A 世界樹のてっぺんまで行って、儀式の阻止をするグループ
 B 世界樹を守るためのグループ

 ※AとB、両方に
  スピカ ヨダカ エル ライド ジェシカ インガ ジュダル の7人を割り振ってね


スピカ「儀式ってことだし…魔法的なことなら、わたしが行くよ」

ジェシカ「世界樹の守りってのも、そいつを壊そうってんだから何かあるには違いねえな…。あたしがそっちには行く」

ライド「…スピカさん、僕も頂上に」

ジュダル「んー……じゃあ、わたしも上行く」

ジェシカ(シリウスが上にはいるはず…どうにか助け出せれば、戦力にもなるだろうしな…)

ジェシカ(さっさとことを済ませて、後から応援に行くってのを考えでいいか…)

ジェシカ「だったら、残りは全部、あたしと来い」

インガ「地下か」

エル「…」

ヨダカ「どっちでもいい」

スピカ「じゃあ、時間ないし…早く行こう!」


 【安価下1】
 視点チェーンジ!
 1 儀式阻止組
   A スピカ
   B ライド
   C ジュダル
 2 世界樹守護組
   A ヨダカ
   B エル
   C ジェシカ
   D インガ
 3 シリウス


 ――デルザー大陸・世界樹内部――

 タタタッ

ジュダル「階段っ…ばっかり…!」

スピカ「足が、キツい…!」

ライド「でも…上らないと…!」

ジュダル「外から見ただけで、すごい高かったけど…何メートルあるの?」

スピカ「さあ…?」

ライド「雲に隠れちゃって、どこまで高いかも…」

ジュダル「うぇぇぇぇ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 行く手を阻むゴーレム…上ってくるな、ってか
 4~6 ただただ、ひたすら続く螺旋階段…長過ぎるっ! 視点チェンジです…
 7~9 スピカ、魔法使いなんだから便利な何かあるんやろ!? なっ、せやろ!?


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 姐御ォッ、空(?)から女の子が…!
 奇数 邪魔されたくないブラックサタンは、きょーれつなゴーレムを配置してたの巻き…マジでか…
 ※0は偶数扱いなんよ


王子「あっ、偶数で、姐御って書いてあるけど、もちろん、姐御は別行動中なわけで、大事なのは女の子が降ってきたよ、ってことでしたので」

―――――

ジュダル「あ、何かあそこ…螺旋階段、終わる…!」

ライド「でも、まだそんなに上っては…」

 タタタッ

スピカ「ふぅっ…ふぅっ…フロア…? あ、向こうにまだ上り階段…」

 ヒュオッ
 ズドォォンッ…

ジュダル「っ…!?」

ゴーレム「ガゴゴ」

スピカ「うわあ…また、オーソドックスなゴーレムが…」

ライド「…上にいるのは、間違いない…みたいですね」

ジュダル「また…ゴーレム…」

ゴーレム「ゴォォォォォッ…!!」

スピカ「来るよっ!」


 【安価下1】
 1 速攻で倒して上に行くんだい!! 攻めるのみ!!
 2 前衛として、後ろの2人に向かわせないように立ち回るのだ!
 3 攻撃は後衛に任せて、回避と防御主体でいこう。先は長いし、ケガしないに越したことはないはず…




ジュダル「ああもうっ、おっきいヤツばっかり最近相手にしてる気がする…!」ダッ

ゴーレム「ゴォォォォッ!」

 ゴーレムへ向かってジュダルが飛び出した。
 丸太のような腕が振られるが、それをさっと低くかがみながら避け、思いきりジュダルは槍を繰り出す。

 ズドォォォッ

ジュダル(やっぱ、硬い…!)

スピカ「い、一応、あんまり派手な魔法使って、世界樹がどうにかなったらダメだからね、2人とも!」

ライド「あっ…は、はい!」

ライド(派手な魔法って…でも、木だし、火魔法も、控えた方が…? あれ? 爆裂魔法も、あれだし…)

ゴーレム「ゴォォォォ!」

ジュダル「うわっと…!」

 ドゴォォォォォンッ

 ゴーレムが両手を組むように合わせ、ジュダルに振り下ろす。
 さっと横へ退いて避けるが、衝撃だけでジュダルは吹き飛ばされそうになった。

ジュダル「ぐっ…でも、まだまだ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いいのをもらっちまったぜ…
 4~6 ライドと一緒に攻め立てるよ
 7~9 ゴーレム攻略法
  0  ブラックサタンの本には、とんでもない魔法がたくさん記載されている


 ズザァァァッ

ジュダル「後ろが、ガラ空きっ!!」

 ズドォォォッ

ゴーレム「ゴォォォオオオオオオオッ!!」

 ブォォォンッ
 シュタッ

ジュダル「うわっとと…!」

 ダンッ

ライド「でぇええええいっ!」

 ブォォンッ
 ギャリィィィィィッ

ライド「硬い――!」

ジュダル「ライドっ?」

ゴーレム「ゴォォォォッ!」

 ズドォォォォォンッ

ライド「僕も、前で戦う…!」チャキッ

ジュダル「うんっ」

スピカ「そのゴーレムはブラックサタンの誰かが作ったヤツだから、核があるはずなの!」

スピカ「その位置が分かって、攻撃できれば倒せるはずだから!」

ライド「核?」

ジュダル「それって、どうすれば分かる?」

スピカ「大体は…胸部にあるはずなんだけど、それくらいしか分かんない…」

ゴーレム「ゴォォォォオオオオオオオオッ!!」


 【安価下1】
 1 だったら、ライドと一緒にゴーレムの胸部をぶち抜けばいい!!
 2 貫通力のある魔法とかで、ガッとやってもらって、そこを槍でズドンと…いけないかな?
 3 胸部はけっこう盛り上がってるから…そうだ、背中側からの方が薄いんじゃないかな? ライドに気を惹いてもらって、背面を攻める


 ブォンッ
 タンッ

ジュダル「動きはそこまで速くないからいいけど…!」

 ズドォォッ
 ギャリィィィッ

ライド「硬いっ…!」

ジュダル「ねえ、魔法でさ、どーんって、胸のとこだけぶち抜けないの!?」

スピカ「多分、魔法だけじゃっ…!」

ジュダル「そしたら、その後にわたしが、がーんってやるから!」

ライド「じゃあ、とりあえずその作戦で…!」

ゴーレム「ゴォォォォォォッ!!」

スピカ「2人とも、当たらないでね! 極大・氷柱魔法!!」

 シュババババッ
 ズドドドドドォォォォォッ

ゴーレム「ゴォォォォォォォッ!!」

ライド「極大・閃熱魔法ッ!!」

 シュボォォォォッ
 ズッドォォォォォォォォッ

ジュダル「よしっ…ここでっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 反撃されちった…。ゴーレムは怯まないからね…
 4~6 まだ突破力が足りぬ…
 7~9 いい感じ


ジュダル「必殺、火炎突き!!」

 シュボォォォォォッ
 ズドォォォォォォォォッ

ゴーレム「ゴォオオオオオオオオ―――――――――――ッ!!」

 ブォォォンッ

ライド「ジュダル…!」ガシッ

ジュダル「うぐっ――!」

 ドゴォォォォンッ

ジュダル「喉が…」

ライド「ご、ごめん…危なかったから…」

スピカ「まだ足りないけど、傷みはするだろうし、この調子だよ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゴーレムのぐるぐるアタック!! 思いっきりぶちのめされた
 4~6 ゴーレムのボディープレス! からの、寝そべったまま攻撃! これじゃ胸部を攻撃できない!?
 7~9 大丈夫、避けれる。パワーと耐久はヤバいけどスピードはさして


ゴーレム「ゴォォッ!」ダンッ

ジュダル「ジャンプした!?」

ライド「っ…落ちてくる…! 逃げてっ!」

 ズッドォォォォォォォォォォォンッ…

ジュダル「っぶな――」

ゴーレム「ゴォォォォォォォォッ!!」

 ガコッ…

ライド「っ…?」

 ズドォォォォォッ

ジュダル「う、腕が飛んっ――」

 ドゴォォォォォッ
 ドゴォォォォォッ

スピカ「2人とも…!」

 ガチガチッ
 モゾッ…

ジュダル「っ…ぅ…」

ライド「腕が…飛ぶ、って…」

ジュダル「しかも…何か、まだ…寝そべったままだし――」

 ガコッ…

ライド「ま、またくる…!」

ジュダル「しかも、何か…足まで飛びそう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ロケットパンチ&ロケットキックを避けたけど、ガメラみたいに回転しながら暴れ回り始めた…
 4~6 スピカGJ
 7~9 ライドが活路を見出した


 シュゴォォォッ
 ヒュオンッ
 ヒュォンッ

ジュダル「う、わっ…!」

スピカ「こっちに、までぇっ…!」ダッ

ライド「っ――これって」

ジュダル「ライド、そっち行ってる…!」

ライド「えっ!?」

 ドゴォォォォォッ
 ズザァァッ

ライド「あっぐ…!」

 ガチガチガチガチッ…

ジュダル「だいじょぶっ!?」

ライド「う、ん……聞いて、ジュダル…」

ジュダル「何を?」

ライド「今の、腕が飛んだ時…腕が外れたところから…中が見えた…」

ライド「あの攻撃をかいくぐって、一気に…あそこから胸部へ向かって攻撃できれば…」

ジュダル「ほんとっ!?」

ライド「多分…いける…!」

ジュダル「分かった!」


 【安価下1】
 1 よっしゃ、じゃあもっぺんロケットパンチを待って、避けつつ接近してやったろうじゃん!
 2 避けるの、むずそう…魔法でどうにかならぬ?
 3 じゃあライド、ロケットパンチの誘導お願いね。その間に攻撃を試みるから


ジュダル「じゃあ、やってみる!」

ゴーレム「ゴォォォオオオオオオオオオ―――――――――――――ッ!!」

 シュバァァッ

ライド「早速っ…!」

スピカ「またくるよ!」

ジュダル(これを避けて…あの、腕のなくなったところを攻撃…!)

ジュダル「よしっ…!!」

 ダダダッ
 ヒュォォォォッ

ジュダル「まず、ひとつ…!」スッ

 ズォォォォォッ

ジュダル「右からっ…これは、ジャーンプっ!!」ダンッ

 スカッ
 シュタッ…

ジュダル「これで、一気にぃっ…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ロケットパンチが曲がった…だと!? 失敗
 4~6 モロで直撃しながらも、根性で完遂した
 7~9 やれたぜぃ!!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 呪いのペアリングのお陰で…?
 奇数 やったー、倒したー! って、一息ついたと思ったら…また出てきた…え、これ何体出てくるのん…? 視点チェンジへ
 ※0は偶数扱いやでー


ジュダル「必殺!!」ズザァァッ

 シュボォォォォォッ

ジュダル「火炎突きぃぃぃ!!」

 ズドォォォォォォォォッ

 ピシピシッ…

ゴーレム「ゴォ、オオオオ――」

ジュダル「こーわーれー、ろぉぉぉぉぉおおおおおおおお―――――――――――――――――――――っ!!」

 ズドォォォォォォォンッ

ゴーレム「オオオ」

 ドゴォンッ…

ライド「た…倒せた…」

スピカ「ふぅぅ…どうにかなって良かった…」

ジュダル「痛っててて……しんどかった…」

ライド「とにかく…これで、先に――」

 ヒュォォッ
 ドスゥゥゥンッ…

ゴーレム「ゴォォォ…」

スピカ「」

ライド「」

ジュダル「」

ゴーレム「ゴォォォォオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――ッ!!」

ジュダル「またなのぉぉぉぉっ!!?」


 【安価下1】
 視点チェンジ
 1 シリウス
 2 ヨダカ
 3 エル
 4 ジェシカ
 5 インガ

ブラックサタンの思い通りになったらリトライ?

3


王子「>>866 まあ…その前に、死んででっどえーん、ってリトライでしょうけど…」

―――――

 ――デルザー大陸・世界樹内部――

エル「…」タタタ

ヨダカ「…」スイ-

インガ「…」タタタッ

ジェシカ(あいつらっ…足速すぎだろ…!)←けっこう遅れてる

 タタタッ
 グッ…

インガ「んっ…? 足に、何か引っかかって――」

 プチッ
 カッ

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「うおおおっ…!? っぶねえな…」

インガ「罠か…」

エル「前を見ろ…」

ヨダカ「誰かいるな」


 【安価下1】
 最後のブラックサタンですよ!
 お名前+性別 おなしゃーす!!


王子「……うん、特に意味がない同じ名前は、避けさせてもらうんで…まあ、妥協してくれたので、ズラしてエナスタシア採用です」

―――――

(エナスタシア→)エナス「ここにあなた達が来てしまった…てことは、タイタンはしくじったのね…」

エナス「あのコったら…」

ジェシカ「てめえもブラックサタンかい?」

エナス「ええ、そうよ。…邪魔はさせないわ」

ヨダカ「…奥に、何かあるな」

インガ「玉か…? お宝の臭いがするから、あれだろうな」

エル「…まだ、何もされてないなら都合がいい。あの女をぶちのめすだけだ」

ジェシカ「そうだな…」

エナス「メアンダローズに、タイタン…パランドゥーラも死んだのかしら…?」

エナス「…もう少しだったのに、可哀想なコ達…。あなた達の無念が晴れるよう、ここでこの4人はきっちり殺してあげるわよ…」

ヨダカ「先手必勝ォ!! 極大・竜巻魔法!!」

インガ「こいつも持ってけ! 極大・劫火魔法!!」

 ブワァァァァァァァァッ
 シュゴォォォォォォォォォォォッ

エル「そのまま、死ね…!」ダッ

ジェシカ「死ぬのはてめえだ…!」ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こいつ、魔法もすごいくせに剣まで使ってくる…
 4~6 反射魔法使われちったぜ、ひゃっふう………
 7~9 いい具合のコンビネーションで攻め立ててます


エナス「――魔法なんて、効かないのに」

 ズォォォォォォッ
 シュインッ…

エナス「あっはぁ♪」ツヤッ

ジェシカ「なーに、悦に浸ってんだよっ!」

エル「死ね――」

 ブォォォォンッ

エナス「あらやだ、せっかちさんなんだから」

 ギィィィィンッ
 ズバァァァァッ

エル「!?」

ジェシカ「なっ…!?」

エル(切られた――? こいつ…!)

インガ「おおおおおおらぁぁぁあああああああああ―――――――――――――――――――っ!!」

 ギャリィィィンッ

ジェシカ(いなされ――魔法だけじゃねえのか!)

エナス「イノシシみたいね――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 TUEEEEEE
 4~6 4人がかりなのに…
 7~9 いいぞヨダカ!


 シュバッ
 ギラァァァッ

インガ「――っぶねぇっ!」スッ

エナス「避けるなんて、すごいじゃない――甘いけど」

インガ「!?」

 ズバァァァァァァッ
 ドサァッ

エナス「さ、次はどうす――」

 シュルルルッ
 ズドォォォォォォッ

エナス「ぐっ…!」

ヨダカ「油断してんじゃ、ねえよっ!」パシッ

 ブゥゥンッ

エナス「見えなくして、セコいことしちゃって――!」

 バチバチィィッ

エル(障壁魔法…あれを破るのは…!)チラッ

ジェシカ「ぶちかましな」

 ブォォンッ
 バチバチィィィッ

ジェシカ「速攻の二段攻撃で、そいつは破れるって分かってんだよ!」

 ブォォォォッ
 バリィィィィィィンッ

インガ「いい気になってんじゃねえぞォ!!」

エナス「やるじゃない、ちょっとは」

 ギィィィンッ
 ブォォォォンッ
 ヒュバッ

エル「どけ、角――!」ダンッ

 ブォォォォォォンッ

エナス「っ――!」

 ギャリィィィィィッ

ヨダカ「そこだっ!」

エナス(さすがに、手数が違うわね…!)

エナス「――爆裂球!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 ズザァァッ

ジェシカ「ったく…剣に魔法に…厄介ったあこういうのを言うのか」

ヨダカ「ふぅー、この盾いいな」

ジェシカ「ちゃっかりとお前は…」

エル「…」

 パァァァァァッ

インガ「まあでも、イケんだろ、こんくれえ」

エナス「言ってくれるじゃない」

 【安価下1】
 1 連携して攻め立てればこの調子で切り崩せるはず
 2 攻撃しまくってれば、ヨダカが勝手に隙を突いて攻撃するはず…よし、ガンガンいくぜ
 3 刃を延伸しないで、短剣のまま至近距離で連続攻撃を仕掛けていこう


エル「バカか、お前は。人数の差で、とっくにお前の負けだ――!」

 ダンッ

エナス「数で決まらないこともあるのよ?」

 ヒュバッ
 ギィィィンッ
 ブォンッ

エナス(速い――リーチと引き換えに、攻撃の密度を上げた)

 ズザァッ

ジェシカ「チェストォォォォォ――――――――――ッ!!」

 ブォォォォンッ

エナス「障壁っ!」

 バチバチィィィッ
 バァァンッ

ジェシカ「ぐっ…!」

エル「はぁぁぁあああああああっ!!」

 バリィィィィィンッ

インガ「おら、剥き出しになっちまったぞォ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 すっげえ攻撃がきた
 4~6 4人がかりの猛攻なのに凌いでくる…
 7~9 いい感じだぜ。戦闘力高いメンツやしのう


ヨダカ「合わせろ、インガ!」

インガ「おおっ! せぇー、のぉっ!!」

エスタ「!?」

 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

ジェシカ「畳みかけるぞ!」

エル「言われなくても分かっている…!」

 ズバァァァァァッ

エスタ「ぐぅっ…!」

ジェシカ「今度は、防がせねえぞ!!」

 ジャキィッ
 ブォォォォォォンッ

 ズッバァァァァアアアアアアアアッ

エスタ「っぐ…うっ…」

エスタ「だったら、これでぇっ――!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 触ると極大・爆裂魔法が炸裂する、爆裂球というものを空間一杯に発動してきた。逃げ場なしの超強烈攻撃
 4~6 まあ、要するにメドローア的な魔法。ジェシカが盾で防ごうとしたもんだから…
     4 姐御の半身もってかれた…エルの治癒術でも、かかりっきりにならないと治しきれぬ…
     5 姐御の右腕もったかれた…腕生やすとなると、治癒術も時間かかるんよ
     6 姐御の盾がぁぁぁっ!!
 7~9 全員にまとめて拘束魔法が。力ずくで抜け出したエルはさすがだけど、サシになると、やっぱつえー


エスタ「極大っ――」

 シュゥゥッ

ジェシカ「んなもん、あたしの盾で!」

エスタ「消滅魔法!!」

 シュバァァァッ
 ヒュォォンッ

ジェシカ「――っ」

 ブシャアアアアアアアッ

インガ「なっ…えっ!?」

ヨダカ「消しとんだっ…!?」

エル「おいっ…!」

 パァァァァァッ

ジェシカ「っふ…」

エスタ「もう一発、見舞ってあげるわよ――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべえやべえやべえよぉっ!
 4~6 させるか、ってインガが向かったけど返り討ちに…まあ、こっちは消滅魔法食らったわけじゃない
 7~9 ジェシカの治癒が終わるまで、ヨダカとインガで相手を…どーにかこーにか


インガ「させるかよォ…!」ダッ

エスタ「っ――でも、焦りすぎよ?」

インガ「!」

 ズバァァァァァァッ

ヨダカ「インガっ…!」

インガ「こん、くれえっ…!」

エスタ「極大・重力魔法!!」

 ズドォォォォォォォォォッ
 ズドドドドドドドドドドドドッ

ヨダカ「うぐっ…ぐ…!」

インガ「があああああっ…!」

エル「クソっ…これでは、治癒術が…!」

 パァァァァァッ

ジェシカ「っ…っふ…」

エル(一瞬でも治癒術を止めれば、こいつは死ぬ――。だが、このままでは、どっちにしろ、ヤツがずっと攻勢に…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 盛り返されたのう…あかんのう…
 4~6 強引なエルは姐御を担いで治癒術をかけながら、攻撃をする
 7~9 魔族コンビのコンビネーション! この隙にジェシカをかろうじて自力で生命維持できる程度にまで…


エスタ「まだまだ――! 極大!」

 ビュォォォォォォォォッ

エスタ「烈風凍結魔法!」

エル「!」

 ズバズバズバァァァァァァァァッ
 ガッキィィィィィィィィィィンッ

ヨダカ「やべっ、足と床が凍って…!」

インガ「ちったあ我慢しろ! 極大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォッ
 ズドォォォォォォォォォォォッ

エル(こうなったら…!)

エル「ジェシカ、死にかけのまま聞け。治癒術はかけ続ける。同時に攻撃もする。――死ぬな」

 パァァァァァッ

エル「行くぞ――!」

 ダンッ

エスタ「あら、強引♪」

ヨダカ「調子乗るなよ、クソアマっ!!」

インガ「ムカつくその面、ぶっ飛ばしてやっからなァ!!」


 【安価下1】
 1 片手塞がってても、短剣なら片腕で触れるし、両足揃ってれば蹴りだって繰り出せるんだぜ!!
 2 ぶっ壊れかけの姐御の武器を思いっきりぶん回して質量攻撃や!! 勢いで壊れても堪忍やで
 3 魔族どもと一緒になってガンガンいくぜ


エル「おぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお―――――――――――――――――っ!!」

インガ「死にやがれぇええええええええ――――――――――――――――――っ!!」

ヨダカ「ぶっ飛べ、コンチクショがぁあああああ―――――――――――――――――っ!!」

エスタ「こんなに迫られたの、人生初ね♪」

 ヒュオッ
 ズドォォォォッ
 ドゴォォォォッ
 ギャリィィッ

エル「はあああっ!」

 ブォォォォンッ

エスタ「ふふっ」

 ギィィィィンッ

インガ「もらったぁああああっ!!」

エスタ「どうかしら?」

 スカッ

ヨダカ「うおおおっ!?」

インガ「あ、悪っ」

 ドゴォォォォッ

ヨダカ「んのっ…バカ!」

エル「避けたのは、間違いだったな!」

 ヒュオッ
 ズバァァァァッ

エスタ「っぐ…やっぱ、やるわね――!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でも3人揃って至近距離で攻撃するもんだから、まとめて消滅魔法を…放たれた
     1 あれ、これあかんぞ?
     2 左足を…持ってかれた…!!
     3 その脅威が分かってるからって皆避けたんだけど、それが狙いだったっぽくて、がつーんて
 4~6 重傷の姐御を狙われて、かばったエルが思いっきりぶすっと
 7~9 足手まといになるつもりのない姐御。ようやく、体が1/4くらいまで治ったってのに


王子「1/4じゃなくて、3/4だった…度々、ごめんなさい」

―――――

エスタ「でも、バラバラじゃなくてっ!?」

 ダンッ
 ズバァァァッ

ヨダカ「っぐ…!」

インガ「ヨダカ――」

エスタ「ほら崩れた! 爆裂球!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

エル「この…!」

 ブォォォンッ

エスタ「あなたは論外よ、足手まといを担いだままで…!」

 ガシィッ

エル「っ!」


ジェシカ「――誰が、足手まといだって?」


エスタ「!?」

ジェシカ「大・土槍魔法!!」

 ズドォォォォォォォッ
 グシャアアアアアアッ

エスタ「ぐふっ…!」

ジェシカ「今、だっ…やっちまい、なぁっ…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 死ぬ直前に、世界樹の要を壊された…!!
 4~6 悪あがきを受けてエルの短剣にヒビが入った…
 7~9 撃破ッ!!


インガ「死んどけぇええええっ!!」

 ガッ
 ズドォォォォォォォォッ

エスタ「っ――」

ヨダカ「俺からも、食らっとけよ! 風纏――!」

 ビュォォォォッ
 ガッ
 シュバアアアアアアッ
 ドッゴォォォォォォォォッ

エスタ「っが…ふっ……ふっ――」

 ダンッ

エスタ「っ…!」

エル「トドメだ――!」

エスタ「ま、だぁっ…!」

 ヒュォォッ
 ギィィィィィィンッ…

エスタ「っふ、ふふ――」

 ギチギチィッ

エスタ「えっ…」

 ピシィッ

エル「押し切る――!」

 バリィィィンッ
 ズバァァァァァァァッ

エスタ「っか、は――」ドサァッ

エル「……ふんっ」チャキッ

 ピシピシ…

エル「っ…?」

 ドクンッ…

エル「! ………っ」

ジェシカ「っふぅ…ふぅぅ…お、い…エル…治癒術…頼むぜ…」

エル「…………ああ…」

 パァァァァァァッ

エル(何だ…? 短剣のヒビと同時に、何か…変な感覚が…一瞬だったが…)

ヨダカ「…とりあえず、こいつ以外には誰もいねえみたいだし…あの玉っころにも、何かされてる感じはねえな」

インガ「んじゃ、上行くか?」

ジェシカ「っ……ああ…だが、あたしの回復くれえ……待ってくれ…」


 【安価下1】
 1 魔族組だけ、先に上へ
 2 とりあえず、全員の治癒が終わってから上へ行こうか
 3 治癒術かけながら上行けばいいべ、って。姐御は担がれるの嫌みたいだけど


エル「…」

 パァァァァッ

ヨダカ「んじゃ、とりあえず全員分、治癒終わってからな」

インガ「ちょっと休憩すっか…」

ジェシカ「ああ…ヘマこいて…すまねえな」

エル「…お前の魔法で、一気に倒せた。問題ない…」

ジェシカ「……そうかい…ありがとよ…」

 パァァァァッ

ジェシカ「…あたしの武器は、ダメになっちまったか…」

インガ「………これ、貸してやるよ」つ姐御の剣

ジェシカ「…いいのかい?」

インガ「俺はこの手甲と、ソードブレーカーあるし」

ジェシカ「……んじゃ、使わしてもらおう」

ヨダカ「上は、どうなってんだろうな…」

エル(…………俺が生き返った時、最初からこの短剣はあった…)

エル(未だに生き返った理由が分からないが…もし、これが…俺の命を繋いでいるとしたら…)

 パァァァァッ

エル「…」

ジェシカ「…エル、どうかしたかい…?」

エル「………何でもない」



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「あーらーすーじぃぃ~~~っ!!」

王子「えー、世界樹に突入した一行! 二手に別れる必要があり、別れました」

王子「スピカ、ライド、ジュダルの3人は世界樹のてっぺんに行って、クレインセクト兄様が執り行おうとしている儀式の阻止へ」

王子「しかーし、兄様の配置したゴーレムが行く手を阻んでなかなか進めずにいた!!」

王子「一方、ヨダカ、エル、ジェシカ、インガの4人は世界樹の根へ行って、世界樹の要をどうにかしようとしていたエナスタシアを撃破」

王子「しかし、その戦いで姐御の得物だった紅蓮鎚盾剣は破壊され、エルの持つ短剣にヒビが入ってしまいました」

王子「短剣のヒビと同時にエルは何か不穏な身体の変化を感じ取ったものの、その正体は果たして…」

王子「さて、モニカのワンチャンは果たして訪れるのか、否か!!?」

王子「復活したってライドくんが一緒にいる以上、かなーり、険悪になってライドくんの精神衛生上はよろしくないけどね!!」

王子「そして、シリウスはどうなっているんでしょうねえ…?」

王子「ではでは、行ってみませう」


 【安価下1】
 視点セレクト
 モニカを除く8名からです

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 まだスピカ達はゴーレムに苦戦してます。倒してもどんどん出てきてもうて…
 4~6 ゴーレムに苦戦してたとこに、4人が合流しますた
 7~9 ゴーレムをどうにかしたどー!てとこで、合流できますた


 ――デルザー大陸・世界樹内部――

 ドシィィィィンッ…

ライド「…」

ジュダル「………何体目…?」

スピカ「……5、かな…? これで…」

ゴーレム「ゴォォォォォォォッ!!」

ジュダル(勝ちパターンは分かってきたけど、このままじゃ疲れてやられそう…!)

ライド(そもそも、どこから降ってきてるんだろう…。上に何かあるわけでもないのに…)

スピカ(これ、強攻突破とかできないかな…? うーん…でも、上にも同じのが配置されてて、下からも追いかけられたら大変だし…)

スピカ「…相手するしかないか…」


 【安価下1】
 1 凍結魔法で足元を凍結させる→足を切り離す→切り離したところを攻撃→撃破 勝利の方程式(?
 2 ライドとジュダルに強壮魔法をかけてサポート。がんばー
 3 いっそ、自分に強壮魔法をかけて魔力温存していこう


スピカ「2人とも、がんばってね! ――土・強壮魔法!」

 ギュィィィィンッ

ライド「っ――体が…」

ジュダル「元気出てきた感じする…!」

スピカ「ドーピングみたいなものだけどね…」

ゴーレム「ゴォォォォォッ!」

 ブォォォォン
 ヒュオッ

スピカ(2人とも、避けるの上手になったなあ…5回目だし、馴れか)

ライド「でぇえええいっ!」

 ブォォォンッ
 ギィィィィインツ

スピカ(でも、やっぱり硬いのはどうにもならないかな…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ロケットパンチがスピカの方にきた。うぎゃー!!
 4~6 ロケットパンチはよ出せや、それがお前の弱点なんや…
 7~9 来たでー、外見にそぐわない実力のお子様と最強の神父(物理)と最強の領主(物理)と盗賊らしからぬパワーファイターが


ゴーレム「ゴォォォッ!」

 ブォンッ
 ガシィィィッ

ジュダル「えっ、ちょ、鷲掴み…!? こんなパターン、なかったのに…!」

ライド「ジュダ――」

ゴーレム「ゴォォォォォォォッ!!」

ジュダル「放して、よぉっ…! 爆火ァ!」

 ヒュォォッ
 ドゴォォォォォオオオオオンッ

 ドサッ

ジュダル「もうっ…!!」ダッ

 ズドォォォォォッ

スピカ(ジュダルも…けっこう、あれなとこ来てるよねー…)

ライド「同じとこにぃ…!」

 ブォンッ
 ギャリリリィィィィッ

ゴーレム「ゴォォォォオオオオオオオオオ――――ー―――――――――――!」

 ブォォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ジュダル「っぶなぁ…!」

ライド「ふぅーっ…!」

スピカ「ほんともう、動き止めててよ…! 大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィイイイイイイインッ

ゴーレム「ゴォォォ…!」

 ガコンガコンッ…

スピカ「あ、あれが来る…!」


 【安価下1】
 1 よっしゃ、2人だけに任せとらんでスピカも前に出て急所狙ったるでぇ~
 2 発射されるロケットパンチを凍結魔法で凍らせてアシスト
 3 しくじってもいいように、あのロケットパンチを居合いで斬る…! ただし、こっちにきたら
   ※採用された場合、その安価のコンマが7~9で居合い成功


ゴーレム「ゴォォォォォォッ!」

 バシュンッ
 バシュンッ

ジュダル「きたぁああああああ――――――――――――――っ!!」

スピカ「大・凍結魔法…!」

 ビュォォォォォォォッ
 ガキィィィィイイイインッ

ライド「これで…!」ダンッ

ジュダル「5体目、撃破ァ!!」ダンッ

 ズォォォォッ
 ズッドォォォォォォォッ
 ズドォォォォンッ

ゴーレム「ガ、ゴゴ…」シュイン

 ガクッ

スピカ「ふぅー…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いつ終わるんだよ!!? って3人でキレたら増援
 4~6 よし、よーやく先に行けるぞい
 7~9 4人と合流でけたでぇ~




ジュダル「でもっ…!」スッ

ライド「まだ来る…!」チャキッ

スピカ「……またかぁ…」ゲッソリ

 シ---------ン…

ジュダル「…あれ?」

ライド「………お、終わった…?」

スピカ「って、油断させて時間差とかっ!?」チャキッ

ジュダル「!」チャキッ

ライド「…」ゴクッ

 シ---------ン…

インガ「――お前ら、何もないとこで何身構えてんだ?」

ジュダル「うっ…わああああああっ!?」ビクッ

ライド「っ!?」バッ

スピカ「あれっ…みんな…」

ジェシカ「……何してんだい?」

ジュダル「いや、ゴーレムがいっぱいで…」

エル「…」キョロキョロ

ヨダカ「5体?」

スピカ「倒しても倒しても、次が出てきちゃってて…もう出ないのかな? やっと…?」

ジェシカ「で、ずっと足止め食らってたのかい?」

ライド「はい…」

ヨダカ「もう出てこねえならさっさと行けばいいじゃん」

スピカ「…………はい…」グッタリ

ジュダル「がんばってたのに…」シュン

ライド「…何だろう…この気持ち…」ハァ


 【安価下1】
 視点チェンジをしたければ、書いてください
 しないままなら、続行でも、スピカとでも、分かるようにおなしゃす
 ※モニカ以外可です

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 さらに上へ進むと、全員がバラッバラの場所にぶっ飛ばされた…でも、世界樹内です、そこは一応。合流せにゃ…
 4~6 魔物っぽいけど、魔物じゃないっぽい、変な生き物がどんどん襲ってきよるよう…ふぇぇ…
 7~9 ここって、世界樹なんだよね?てぐらい、何か変なことになってる…


 タッタッタッ…

スピカ「ぜぇっ…はぁっ……わ、脇腹がっ…痛い…っ…!」

ライド「っ…ふぅっ…ふぅっ…!」

ヨダカ「体力ないな、お前ら」フワフワ

インガ「浮いてるヤツには言われたくねえと思うぞ」

エル「…」タタタッ

ジェシカ(まあ…こんだけ、長くて、終わりも分からねえ階段を上るってのも、頭がおかしくなりそうなもんだが…)

ジュダル「あっ、ねえ、あそこ…変になってる!」

 タッ…

エル「何だ…?」

インガ「入口っぽいけど…何か、幕っぽいのがあるな」

スピカ「ぜぇー…ぜぇー……えっと…それ…何かの、魔法っぽいけど…何だろう…?」

ヨダカ「入りゃあ分かるだろ」

ジェシカ「まあ、入らねえことには進めねえしな」

ジュダル「………爆発とかしない?」

ライド「…」ゴソゴソ

ジェシカ「……何だい、その木の枝」

ライド「おえかき用の…なんですけど」

 スッ…

ライド「…触れたけど、何も…。先が消えたりって、わけでも…」

ジェシカ「んじゃ、行くか」

スピカ「そうだね」

インガ「おっしゃ、俺いーちばんっ!」タッ

ジュダル「じゃあわたし――」

 スッ

ジュダル「…何?」

ジェシカ「ちょっと待て。おい、インガー、聞こえるかー?」

 シ-------ン

ヨダカ「………この向こう、どうなってんだろうな…」

エル「行くしかない」スッ

 バシュンッ

エル「っ――?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トラウマ的なものをガツガツ刺激して、いやーなことを思い出させて先に進む意思をくじかせようとする系トラップっす
 4~6 でかくて強そうで見るからに凶暴そうな魔物っす…ひとりで倒せと…?
 7~9 幸せだったころを思い出させて先に進ませる意思をくじかせようとする系トラップっす


 ――遠い記憶の教会――

エル「……? ここ、は…?」

小エル(美少年)『神父様…』

老神父『ん…? こんな夜更けに、一体どうしたのかな?』

エル「……神父…? それに、このチビは……俺…?」

小エル『……なんでよるは…くらいの…?』

老神父『…朝がくるためにさ』

エル「…」

小エル『くらいとこ…きらい』

老神父『どうしてだい?』

小エル『……くらいとこに、きえてったから…』

エル「…っ」

老神父『お父さんとお母さんが?』

小エル『…』コクッ

老神父『…大丈夫、わたしは消えたりしない。こっちへおいで』

小エル『…』トコトコ

 ギュッ

老神父『よしよし…いい子だ、今日は冷える、一緒に休もう』

小エル『…手…にぎっててくれる…?』

老神父『ああ…いいとも』

エル「…」


 【多数決】最速3票獲得選択肢採用
 1 今ごろ、教会に残してきたトレバーとガキどもはどうしているんだろう、って
 2 善人は悲惨に死ぬ。この神父も最後はつまらないことで死んだ。だからこの世界は嫌いだ
 ※選択肢に失敗すると、エルは囚われます。別キャラで助けにいきませう
  尚、全キャラこれに失敗してしまうと…

             _ ,,....,, _
           /::::::::::::::::: " ' :; ,,,
         /::::::::::::::::::::::::::::::::/"     う・・・・

    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、

             _ ,,....,, _
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   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
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       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
    \    /  /7゙ <´      ノ  /〈   ><~´
      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
    //     \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ    ``丶、


エル「…」

エル(善人は、悲惨に死ぬ――)

エル(俺の親も、この神父も、そうだった)

エル(だから…こんな世界は、俺は嫌いだ)

老神父『エル…』

エル「っ」

小エル『…?』

老神父『可哀想な子…。だけど、世の中は悲しいことだけではない』

小エル『?』

エル「っ…」

老神父『きっと、良い出会いがある』

老神父『傷ついた心はそう癒えることはないが、それを薄めてくれる出会いは必ずある』

老神父『いくら傷ついたとしても…何があったとしても…きっと、どこからか希望は湧いてくるものだ』

老神父『だから、世界を恨んではいけない…いいね』

小エル『…?』

エル「でまかせを。そんなものを待って、何になる…」

エル「それさえも踏みにじられて死ぬことになるだけだ…!」

老神父『辛くなった時は――』

 ポンッ

エル「っ…」

老神父『ほら、わたしがここにいる。暗くて心細くとも、寄り添う人がいるだけでそれも薄れるだろう?』ナデナデ

小エル『…』モゾモゾ

老神父『だから、忘れてはいけない…。いいね』

小エル『………うん…?』

エル「………っ…何で…こんなことで…」ポロッ

エル「…こんなっ……ことでっ…!」ギュゥゥッ

小エル『ずっと…いてくれる…?』

老神父『もちろんさ。エルが大きくなって、立派な人間になるまではきっといる』

 ガシャンッ…


 エルは 記憶の牢獄 に囚われた!!


 【安価下1】
 すまん、インガはそんなエピが浮かばんから、最後まで失敗しちゃったらということで…
 1 スピカ
 2 ヨダカ
 3 ライド
 4 ジェシカ
 5 ジュダル

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    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
     i,.人.  ヽ _ソ    ,.ハ   ノ `7〈 /  ゝ''"´ __
    ノハ > ,、 ._____,. ,,. イ;(  ,f 、__// ヽ/-‐''(´  _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ  ゙ー‐  / ! `゙{'′ ノ  >‐'''(´_,,/
       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

   、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{  ;' /´ '゙ ̄´ ̄´  丶イ  __
  \     r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´   `)
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      ヽ,/   { ヽr、\   ''"    ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
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 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
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 ――遠い記憶の王宮――

スピカ「………あ、れ?」キョトン

スピカ「…ここ…うちの、王宮…? いやでも、うーん…? 何か、違うような…?」

 タタタッ

スピカ「っ――?」

小ザニア『あねうえっ…あねうえぇっ…?』グスッ

スピカ「………ザニ、ア…?」

小ザニア『……どこぉ…?』グスッ

スピカ「ここって…そっか、何か違うと思ったら、ちょっと古いんだ…」

スピカ「あそこをくぐって、ここに飛ばされて…これはじゃあ……幻惑系の魔法。だったら、破れば――あり?」

スピカ「~っ…」プルプル

スピカ「……………あ、あれぇ…? 魔力が…全然…」

小ザニア『…あねうえっ!』パァァァッ

 トトトッ
 ギュッ

小スピカ『ザニア?』キョトン

小ザニア『どこ行ってたのぉ…?』ギュゥゥッ

小スピカ『おにわにね、おはながさいてたんだよ。ザニアにもみせてあげるから、いこっ』ギュッ

小ザニア『え、あねうえ…そっち、おにわじゃ――!』

スピカ「…さすがに…成長したなあ…」

スピカ「……でも…どうして、こんなものを…?」

 シュゥンッ…

スピカ「っ…景色が…」

小ザニア『あねうえ…あぶないよぉ…おりよう…? あねうえぇ…』

小スピカ『だいじょーぶ、もうちょっとのぼったらね、けしきがいいの! はい、ザニアもきて』スッ

小ザニア『……ほんとうに…だいじょうぶ…?』

小スピカ『うんっ』

 ギュッ

スピカ「…そう言えば…ザニアを連れ回して、色々探検ごっこみたいの、したっけ…」

スピカ「そうそう…この時も、木登りして、てっぺんまで行けたはいいけど降りれなくなっちゃって…」

スピカ「そもそも、ここ…どこってレベルに人のいないとこで、国中てんやわんやで探し回されて…でも…」

小ザニア『うわあ…』

小スピカ『ねっ、きれいでしょ? おひさまが、うみにしずんでくの』

小ザニア『うん…』

スピカ「………何をするのも、ザニアと一緒で…迷子になるわたしを見つけてくれて…楽しかったっけ」

スピカ「…」

小ザニア『……あねうえ、だいすき』ギュッ

小スピカ『うん、わたしもだよ』ギュッ

スピカ「…」

 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 ごめんね、ザニア。お姉ちゃんなのに守ってあげられなくて、守られてばっかりで
 2 大好きな家族と一緒にいられたことは、本当に幸せだったんだな

―――――

 ちょいと、休憩さしてくだされ。多数決、おなしゃーす

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スピカ「ザニア…」

小ザニア『あねうえ…そろそろ、かえらなくてもいいの?』

小スピカ『え?』

小スピカ『…………ねえザニア、おりられる?』

小ザニア「…え?』

スピカ「…」

小スピカ『…』

小ザニア『……グスッ…ヒック…』

小スピカ『あ、ああっ、あ、だ、だいじょうぶだから、おねえちゃんいるから!』アタフタ

小ザニア『ふぇぇぇぇーん…!』

小スピカ『だ、だいじょうぶ…だからぁっ…だから、ないちゃ、ダ、メ…』グスッ

小スピカ『なーかーなーいーでぇぇー!』ビェェェン

小ザニア『ふぇぇぇぇぇん…』

スピカ「こんな…よくあることだったはずなのに…もう、いないんだよね…」

スピカ「…楽しくて、右も左も分かってなくて…ずっと、毎日、毎日、何も変わらずに過ごしていくって、思ってて…」

スピカ「……当たり前だったのに…もう、どこにも――」


 スピカは 記憶の牢獄 に囚われた!


 【安価下1】
 1 ヨダカ
 2 ライド
 3 ジェシカ
 4 ジュダル
 ※インガは…ね、もしも、ないとは思うけど最後になったら、エピひねりだす…から…


―――――

王子「安価をしてもらって、それでこのスレはここまでにするとして、Q&Aっす」

 次スレ
 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?14スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443959435/)

王子「前スレと同じく、最初の質問と同時にアシさんをつけてくれるならおなしゃーす」

王子「いちおー、安価の後にアシさんと質問の方はよろちくび」

王子「アシは以下から選んでネ」

 サリー マリリー ヒヒイロ スピカ エル トレバー ミーシャ リナ ドラシロ ゼドファ アテム


>>1000はどうするつもりなん?

サリー

ライドくんの一番のトラウマは何ですか?

ペテルギウス倒したら終了?

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       ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´

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    r‐- .,_/::::::::::::; / ̄ヽ;:::::::|       うろたえるんじゃないッ!
   __.)   `''ァ-ァ'"´, '    ヽ:::| 
  ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._     様々な荒らしを乗り越えてきた
 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
    <、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i;      >   うろたえないッ!!!   <
   ヽ iV (ヒ_]    ヒ_ン ) レ !;  イ /⌒l !     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
    V i '"  ,___,   "' '! ヽ  / 、_,ノj  ,r一''"~´)
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 、'"ヽ, '´ ,'  ;   `"''‐-=ブ、_,:::::"'''- ,,  ゆっくり住人は

  ヽ_/i.  /! ハ  ハ  ! ヽ ヽ 丶'ァ' '"     _人人人人人人人人人人人人_
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王子「皆の王子様と!」

サリー「サリーの」

王子・サリー「「Q&Aコーナー!」」

王子「いえーい! ひゃっふう、ほうほう! いえーいいえーい!」

サリー「…何でそんなに騒ぐ?」

王子「待ちわびていました」キリッ

サリー「いっぱいきているから、どんどん捌くぞ」

王子「ハイ!!」キラキラ

サリー(テンションが高い…)

 >>955

サリー「>>1000はどうなるのか、と」

王子「…どういう意味で、でしょうね?」

サリー「いつもより早くQ&Aが始まっているから、>>1000まで埋まるのか…とか?」

王子「なんですかね? だったら、まあ…埋まるんじゃん? 質問なくなってきたら、埋めまくって、>>997くらいから睨み合い始まってもいいし」

サリー「もし、違う意図だったらぶちこんでほしい」

王子「ごめんね、理解力なくて」

 >>957

サリー「ライドの1番のトラウマ、だそうだ」

王子「…………色々ありますなあ…。ただ、何が1番か…ってなれば、モニカに受けた仕打ちじゃないね」

サリー「と、言うと?」

王子「命からがら、故郷の里に帰り着いて、見慣れた植物とかが出迎えてくれて、もう少しで里だ…」

王子「ルビーにももうすぐ会える、そういう希望を抱きながら疲れた体を引きずって急ぎ足になって、森が開けて…滅びた里」

サリー「ふむ…」

王子「ただひたすら、ルビーに会うためだけに過ごしてきたからね…滅んだ里と、転がってる里の人の死体と…」

王子「くるものはあっただろうね」

サリー「なるほど」

 >>958

サリー「ベテルギウスを倒したら終了なのか…と」

王子「んー…難しい。まだ何とも」

サリー「…ベテルギウスを倒しても、これは続くのか?」

王子「んーと…答えづらいです。エンディングにも関わってきそうなんで」

王子「ただ、ベテルギウスを倒すのは、とってもとってもとっても、かーなーりー、難しいです」

王子「コンマに恵まれまくって、どうにかこうにか、【00】で突破できそうな勢いになるかと」

サリー「ムリゲーじゃないか」

王子「……いやまあ、コンマと、安価次第だからね、絶対そうなるとは言えないけど…」

王子「戦闘の時ってね、最初の何度かのコンマで、相手の強さが決まってくるんだよ。どんな攻撃手段か、だとか」

王子「そこで失敗しちゃうともり立てるの難しいし、そこで大成功しとけばやりやすくなるだろうし…」

王子「ただ、ベテルギウスとガチバトれば死人はきっとね…うん」

サリー「どうしろと…」

王子「さあ…?」

サリー「…」

リリはどのくらい苦しめられたの?
まさかライドくらい苦しめられたのでは

パラサは姉御編で出てきた時からこんなキャラになる予定だったのかい

新キャラメイクの予定は?

現時点の女キャラでおっぱいランキング作ろうぜ

異性からモテモテランキングも欲しい

AKUMAって知ってる?
Dグレって作品に出てくる兵器の名前なんだけどさ

こういうの出してほしい

あっ、別にそのまま出してほしいって意味じゃないよ
そんな感じのものが出たら面白そうって思っただけ

バカ陛下ってあれ以降ジュダルにアタックしてるの?

主人公の誰かが二股かけることはできるのか

シリウスがマリリーの他にジェシカともつきあうみたいな

復活したモニカでもゲスプレーできますか?

そもそもシリウスって付き合ってたっけ?

いつまでも結婚しないサリーには同性愛者の疑いが

ヨダカが囚われなくて良かったけど、全員囚われたらどうなってたの?
現時点で答えられないならスルーしてください

この時代背景なら王族はハーレム作りそうだけど
バカ陛下とスピカはどうするつもり?

新キャラがブラックサタンしか出てない件

ジュダルがアテムを彼氏でつれてきたらにいやはどういう反応?

>>994
ライド君が出会った人安価取った人がブラックサタンにしちゃったから…

>>1000ならモニカがゲスプレー封印されて復活

>>1000なら>>996
又はご都合主義でも良いのでライド君が幸せになる

>>1000ならライド君の性欲が暴走してレイプ魔になる

>>1000ならライドがジュダルを本格的な恋愛対象として意識する

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