P「三浦あずさの象徴」(9)



 ※ピヨちゃん死亡設定有り

 ※唐突な打ち切りの可能性大

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 その姿を見付けたのは、雨の降る、けれども月の綺麗な深夜。

 繁華街の路上で電柱に背中を預けて凭れ掛かり、外灯の明かりに照らされながら雨に濡れる彼女。



 三浦あずさ──。



 半透明な雨ガッパを着て……否、半透明な雨ガッパ『だけ』を着て、フードも被らずに哀しげな笑みで夜空を見上げていた。



「えっ、あずささん、ですか?」



 なのだから、そんな彼女に気付いて声を掛けたのが、彼だったのは行幸と言えるだろう。

 彼はバシャバシャと水溜まりを跳ね飛ばし、彼女の居る電柱まで即座に駆け寄ると、何よりも先に背広を脱いで雨ガッパの上から彼女へ羽織らせた。



「何をやってるんですか貴女は!? それも、こ、こっ……こんな、格好で!!」

「あらー、プロデューサーさん……」


 有る。温度差は、有る。雨に濡れ続けた三浦あずさと、駆け付けたこの男では、体温……それ以上に、心の温度差が有る。

 あずさの裸同然な格好に、顔を背けつつも叱咤してくれる男と、間近まで駆け寄られ、背広を羽織らせられ、叱咤されて、初めてその存在を理解する彼女。


「とにかく、ここから俺の部屋が近いので来てください。そこで話を聞きます!!」

「待てない、かな……私、濡れてるんですよ? とっても、濡れてっ、びしょびしょで」


 だから当然、彼の差し伸べた手は振り払われた。

 温度差が有って、意志疎通も出来ていなくては、プロデューサーとアイドル……それぐらいに身近な関係だって手は届かない。



「私、メチャクチャにされたいんです……全部、忘れたいんですっ!! 今ここで、私を抱けますか?」

「なっ!? そんな事っ……」


 肩に掛けられていた背広は、手を振り払う拒絶と共に足元の水溜まりへと脱ぎ捨てられる。

 次いで雨ガッパも脱ぎ捨てられ、知り合い……と言っても異性の前で、それも街中で、三浦あずさは裸になるのだった。


「うふっ。プロデューサーさんが抱いてくれないと、他の男の人に……抱かれちゃうかもっ」


 艶の混じった声色は、フェロモンたっぷりで彼の雄の部分を刺激し、息をする度に上下へ揺れる大きな胸は、ドキドキと心音を高鳴らせながらピンと乳頭を尖らせる。

 あずさは電柱に寄り掛かったまま、膝裏を持ち上げるように自身の左足を片手で抱えると、もう片方の手は腰を通り、ヘソを通り、その下へと指先で濡れた肌を滑らす。



「濡れてるの、分かりますか? まだ処女なのに……変態で、淫乱なんです」


 そして、整えられた陰毛をわしゃわしゃと掻き分け、辿り着いた人差し指と中指は、閉じ切った二枚貝をゆっくり左右に押し拡げ始めた。


 くちぃぃっ……

 綺麗なピンク色を覗かせて男を誘惑し、奥からトロットロの蜜を垂れ流し、雨に打たれてなお、こんなにも熱い三浦あずさの秘孔。


「街の中で裸になって、アソコを拡げてオチンチンをおねだりして……私、人としても終わっちゃってますよね? こんな女の子、抱けませんよね?」

「どうして、どうしてっ!? クソっ!! クソッ!!」


 もはや、理性など有りはしなかった。

 彼はズボンのファスナーを下げて硬く反り勃ったペニスを取り出すと、今度はあずさの肉欲的な胸へと手を伸ばす。

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