男「金がなくなった、どうしよう」(114)

男「高校生でその日暮らしとか嫌だわ」

男「……」

男「親は両方恋人つくって出てくとかお前……」

男「まぁ悩んでもしょうがないな」

男「ブラブラするか」

スタスタ

男「……家賃どうしよう」

男「食費どうしよう」

男「どうしよう」

男「困ったときは友達が一番だな」

prrr

prrr

prrr

「ただいま電話に出ることができません」

男「ガッデム!オークライシス!」

男「意味も知らないのにわけわからんこと言うなっつってな、はは」

幼馴染「あ」

男「ん?」

幼「男ぉ!」ダダダダ

男「誰だぁ!」ササッ

幼「幼馴染だよぉ!」ダキッ

男「お前か!」

幼「会いたかったよ」

男「俺もだよ。」

男「久しぶりやな」

幼「だね」

男「5年も経つと肉体もまぁ豊満になられて」

幼「e!」

男「デかいな」

男「スタイルがよくてeとかお前世界中のドドリアさんみたいな人に謝れ」

幼「ドド……リア?」

男「知らないならいい」

俺に構わず続けるんだ

すまん、すぐ始める

男「でもまぁ」

幼「ん?」

男「金がない→知り合いが来る=おいしいお仕事くんじゃね?」

男「っていう」

幼「あ、そうなんだよ」

幼「お金ないの?」

男「親が残した金が底をついてな……」

幼「働けばいいのに」

男「履歴書買うお金もない」

幼「はぁ……」

なんだそのポジティブな方程式はw

幼「とりあえず私の家に来る?」

男「場所は……」

幼「ここから近いよ」

男「そうか」

男「読者もあまり状況がわかってないかもしれないから」

幼「家についたらこの五年間のこと聞く」

男「その通りだ」

男「よしいくぞ」

幼「ハァテレビもねぇ」

男「ラジオもねぇ」

幼・男「車もそれほど走ってねぇ!」

幼馴染邸

男「デカっ」

幼「色々あってね」

男「だから「邸」なのか」

幼「?」

男「気にしないで」

幼「うんっ」

幼「さ、入って」

男「どこが門なの」

男「ここ?」

幼「そこ裏口」

男「裏口!?」

ガチャ

男「以外と普通の玄関なんだな」

幼「まぁね」

シーン

男「静かだな」

幼「うん……」

男「…何かあったのか?」

幼「あとで話すよ」

リビング

男「よっこらしょ」ボフッ

幼「おっさんみたいだね」

男「ピチピチだ」

男「で、そっちはなにやってたんだ?」

男「いきなり引っ越しして」

幼「お父さんのね、会社がアメリカにあるの」

男「うん」

幼「まぁ何て言うかさ、出世コースに乗ったみたいでね」

男「良かったじゃん」

幼「家族との時間は少なくなったんだけどさ…」

男「……」

幼「でね、大きな仕事を任されてアメリカで仕事することになったの」

幼「私もまだ小学生だし、お母さん一人で育てるのは大変だろうって」

男「ついていったのか」

幼「うん」

幼「そこから上手いこと事業が行って、今じゃセレブの仲間入り」

幼「高校は日本がいいって言って戻ってきたの」

男「待て、それがなんで家族との時間が少ないのに繋がるんだ?」

幼「……お父さんはそこで重役を任されてるの」

幼「お母さんはなかなか帰らないお父さんに愛想つかして出てったんだ」

男「ほー……」

幼「今は二人とも再婚したみたいだけど…」

男「父親のことなのに曖昧なのか?」

幼「まず会わないし、日本に息抜きしに来て、そのまま意気投合」

幼「アメリカに奥さん?と戻っていったよ」

男「そうなんだ」

男「お互い苦労してんな」

幼「男はどうなの?」

男「お前と似てるよ」

男「両親は離婚して知らんやつと結婚」

男「母さんは大金持ちと結婚したみたい」

幼「おじさんは?」

男「アメリカ帰りの人と結婚した」

幼「へー…」

男「親権は親父みたいだけどまぁ……何の世話もされてない放置状態」

幼「大変だね」

男「そりゃもう……」

男「そういやここに来たときのあの悲しそうな顔はなんなんだ?」

幼「あ、うん……」

幼「見ての通りこの家広いでしょ?」

男「広いな」

ぁ、これは義兄妹フラグ

幼「私だけなんだ」

男「…え?」

幼「このだだっ広い家に私一人で住んでるんだ」

男「ちょ…え?」

男「まぢで?」

幼「その言い方嫌いなんだ」

男「マジで?」

幼「うん」

男「おじさんは帰ってこないの?」

幼「うん」

男「……寂しいだろ」

幼「……でも男に会えたから少し和らいだよ」

男「そうか」

幼「あ」

男「ん?」

幼「お金ないんだっけ」

男「すっからかんだ」

幼「どうするつもり?」

男「そりゃ……高校やめて働くしか…」

幼「やめたくない?」

男「……まぁ」

男「でも家賃も食費も学費も払わないと……」

幼「よし」

eカプ義妹とか魅力レオニード

男「どった」

幼「私さ、ここに来て半年、すっごい寂しかったんだ」

幼「お父さんからよく電話でメイドさんか執事を雇らないかって言われたてたんだよね」

男「え、あ…うん…え?いきなりなに?」

幼「でもさ、知らない人が家にいるって落ち着かないから断ってたんだ」

男「あ、はい」

幼「知ってる人なら抵抗ないし、男なら……なにもしないと……思うから…」

男「え?」

幼「つまり!」

男「はい」

幼「私と契約して執事になってよ」

男「パクんな」

幼「ごめんなさい」

11時くらいに再開します

∥・ω・`)つ④

男「冗談はこれぐらいにして、俺は職探しにいくわ」

男「今日はあえてよかったよ、またな」スタスタ

幼「ちょちょ!」

幼「待ってよぉ!」ガシッ

男「おい」

幼「へ?」ビクッ

男「お前これfだろ」

幼「…」バシンッ

男「アラバスタ!」バタッ



男「……マジで言ってたの?」

幼「当たり前」

男「……」

幼「ど、どうかな…」

男「俺が執事か…」

男「うーん……」

幼「頭はよかったよね?」

男「いやそうでもない」

幼「去年の全国高校模試何位だった?」

男「低い」

幼「私100位圏内だった」

男「ほー」

幼「いくつ?」

男「4位だったかな」

幼「はぁ!?」

男「レベル低いかったよ今回」

幼(過去の問題からしてすごい上位の問題だったんだけど……)

幼「学力は申し分ないんだし……執事に…」

男「それはそれだろ?」

男「考えさせてくれ」

幼「……うん」

……

男「じゃあな」スタスタ

幼「またね!」

スタスタ

男「……執事ね」

男「確か洞察力も大事だったような……」

男「帰ったら調べてみるか」

自宅

男「おっ……ふぅ」

男「いやはや……最近の子はええ体しとるのぉ…」

男「もう一発…」

シコシコシコシコシコ

男「うっ!」ドピュッ

男「…」

男「無駄な時間を使ったな」

男「執事について調べるか」

カチカチ

カチカチ

男「ほぉ……」

翌日

男「学校か……」

学校

先生「男、少しいいか?」

男「はい…」

応接間

先生「そのな……学費なんだが……」

男「はい」

先生「先月から未払いなんだ」

先生「このままだとこの高校に居続けるのは……」

男「……」

男「……」

先生「今月まで待つからなんとか工面できないか?」

男「なんとか……してみます」

先生「わかった」

先生「話は以上だ」

男「…はい、失礼します」スタスタ

ガチャ

バタン

放課後

男「金が…ないんだよな」

男「……」

男「今日の飯もない状況……んー……」

コンビニ

男「……」

男「犯罪には手を染めたくないんだがな……」

男「背に腹は変えられない…」

男「くっ……」



男「無理だった」

男「根性ないんかな……」

ハナシテヨ!

ヤメッイヤッ!

男「この声……」

男「あいつか?」

男「どこだ……」キョロキョロ

キャァァァ

男「そっちか!」ダダダタ

おやすみ



こんなところで…

( ´д`)っ④

路地裏

男「いた…!」




幼「や、やめて……」

不良「やめてぇーw」

不良「誰がやめるかボケ」

幼「ヒック……グスッ」

不良「いいねー……」

不良「じゃ、服を脱ぎ脱ぎしましょーね」スッ

幼「イヤッ!」バシッ

不良「っ」

幼「あ……」

不良「っにすんだよゴラァ!」ドカッ

幼「うっ……」

幼「ゲホッゲホッ…」

不良「おとなしくしてろや」

幼「うぅ……うー…」

幼「男ぉ……」

男「……」

男「あそこに注意すれば……」

男「行けるな」

ダッ

不良「下着姿そそるねぇ……」

幼「…」ビクビク

男「おい」

男「離せよ」

不良「あ?」

不良「誰?」

男「……」

幼「男ぉ……」ポロポロ

男「その子の執事兼高校生だ」

幼「!」

不良「執事ぃ?w」

不良「今時w執事w」

男「悪い?」

不良「どーみても執事って感じじゃねーし」

不良「古いしw」

男「お前みたいなカッコ悪いやつよかマシだ」

不良「あ?」

男「聞こえなかったのか?」

男「耳も悪いし頭も悪いし顔も悪い、最低なスペックだな」

不良「てめぇ……」

幼「男……」

男「怒るしか脳がないのか?」

男「低脳は困るな」

不良「っのやろう!」ブンッ

男「…」スッ

男(挑発に乗ったな……)

男「来いよザコ」

不良「死ねゴルァ!」ブンブン

男(…こいつは右足庇いながら向かってくる……怪我か知らんがこれはチャンスだ)

男「…」スッ

男「っおぅら!」バキッ!!

不良「がっ!」

男(よし、次は……)

男「…ん?」

不良「……」ガタガタ

男「お前……」

不良「チッ!!」ダッ

男「……」

幼「男っ!」

男「あ、怪我ないか?」

幼「服破れただけだよ」

幼「それに……ありがと!」

男「気にするな」

幼「よく追い払えたね」

男「まぁ……さすがに命が危ないなら逃げるだろ」

幼「え?」

男「さっき見たときに右足庇いながらだったんだよ」

男「あいつ体弱いんだろうな。蹴られた瞬間過呼吸になり始めてた」

男「あのままだったらかなり危ない状態だったな」

幼「……」

幼「よくわかったね」

男「趣味が人間観察なもので……」

幼「根暗みたいだよ?」

男「……」

幼「じゃ、行こっか」

男「どこに?」

幼「執事になるんでしょ?」

幼「だったら住み込みが当たり前」

男「あらま」

幼「いーっぱい覚えてもらうことがあるよ」

幼「語学、料理、マナーその他もろもろ」

男「えー……」

幼「言葉遣いもね」

幼馴染邸

男「さて、本格的は明日から……」

幼「いーまーかーら!」

男「……」

男「ちなみにどれくらいで本物になれる?」

幼「期間…はわかんないけど資格がとれたらその日から執事だよ」

男「資格か……」

幼「約2年ぐらい頑張って勉強してね」

男「ナンテコッタパンナコッタ」

幼「でもまぁ…あと1年で卒業だよね」

幼「だから1年間は楽しい学校生活を送ってね」

男「いいのか…?」

幼「当たり前だよ!」

男「ありがと……」ギュッ

幼「……ぅえ!?」

幼「やっ、その……///」

男「俺……私の生涯をお嬢様のために役立たせていただきます」

幼「いきなり…何言ってるの…似合わないよ」

幼「あ、そうそう」

男「ん?」

幼「学校は心配しなくていいからね」

男「そんなことまで……」

幼「気にしないの」

男「本当にありがとう」

男「あ、幼馴染は学校どこに通ってんだ?」

幼「私立御城沙真ってとこ」

男「ほー……」

男「シリツオジョウサマね……」

幼「何かあったら助けてよ?」

男「もちろん!」

執事になるまで編 終

見てるぞつ④

半年後、高校生活最後の修学旅行in静岡

朝、学校

男「バス来てないな」

友「まぁこっから静岡だし近いからいいじゃん」

男「誰だお前は」

友「友だ」

男「そんな新キャラ知らんわ」

友「いやいや最初の方電話してきたやん」

男「あぁ……」

男「友か、思い出した」

友「3年間オナクラだったのに……ひどい!」

男「オナニークラブなんて入った覚えないぞ!」

友「同じクラスだよ!」

男「つーか静岡ってなんだよ」

男「することねーよ!」

友「マルキューあんじゃん」

男「こっちにもあるよ」

友「……あ、キャバクラとか」

男「入れねぇよ」

友「わがままだなぁ…」

男「別にお願いしてないよね、無理言ってないよね」

友「まぁお茶がおいしいし暖かいから俺は好きだ」

男「俺は京都の綾鷹派」

友「死にさらせ」

バス内

男「ひぃふぅみぃ……」

友「何数えてんだ?」

男「今までの登場人物」

男「四人かな」

友「少ないな」

男「こんなもんだ」

男「…ふむ……」

男「おい友、耳貸せ」

友「悪いが取れない」

男「じゃあいいわ」

友「気になるから教えてくれ」

男「あそこの根暗女いるだろ?」

友「あぁ」

男「ビッチだぜ」

友「はぁ?」

男「何回か円光しとるな」

友「あんな非モテがビッチとか」

友「嘘乙」

男「ブスだと思うのか?」

友「あったりめぇだろ」

男「可愛かったら1,000円な」

友「上等」

スタスタ

男「おわっと」ガシッ

ズルッ

根暗女「…ん?」

ザワザワ

エ?カツラ?

キンパツダヨ

ハジメテカオミタ

ムッチャカワイイナ

根暗女「!…ヤバッ!」サッ

スタスタ

男「どや」

友「でも円光してっかわかんねぇよ」

男「それもそうだな」

男「待ってろ」

スタスタ

グイッ

根暗女「!?」

アレ?エロサイトデミタコトアンゾ

ダンシヘンターイ

オヤジトヨクイルヨナ

根暗女「っ!おい!」

男「ん?」

根暗女「何すんだ!」

男「ヅラとって顔見せただけ」

根暗女「ふざけん――」

男「そんな大きい声だすと赤ちゃんに毒だぞ」

根暗女「!」

根暗女「なんでしって……あ!」

エ?マジデ?

ニンシンキタコレ

根暗女「くっ……」

男「マジで妊娠してたのか」

男「ちゃんと避妊しろよ」

スタスタ

男「どや」

友「お前まじか」

男「え?」

友「一人の生徒の人生めちゃくちゃにして嬉しいか?」

男「いやいや何言ってんだよ」

男「証拠を見せただけじゃ……」

友「いくら円光しててもそこまで暴く必要ないだろ?」

友「どうすんだ?彼女もう学校これないぞ」

男「…いや…その……」

根暗女「しょーがねーだろ…!」

根暗女「体でも売らなきゃ……家の借金なんて返せねぇんだよ!」

男「借金…?」

根暗女「ホントに…ふざけんなよ……」

根暗女「学校を出て……借金返して……母ちゃん楽にしてあげたかった……のに……」

根暗女「母ちゃんに何て言えばいいんだよ!」

男「…でも妊娠してんだろ?」

根暗女「具合が悪いからそう思ってるだけだよ……」

根暗女「毎回避妊はしてるし……」

チョットコレハ…

カノジョモワルイケド…

ナンカカワイソウダナ…

男「お、おい…!」

友「人をめちゃめちゃにして楽しんでるやつとは話したくない」

男「友…」

先生「根暗女、今から病院行ってみよう」

根暗女「うっう……」ポロポロ

根暗女「…」ニヤッ

男「!」

先生「どんな事情があっても円光はダメだ」

根暗女「はい……」

先生「だが何とか留年、停学としてもらえるよう話してみる」

根暗女「ごめん……グスッ……なさい…」

先生「運転手さん、すいませんが近くの病院に行ってください」

暫く失礼しますね

ジュース飲んでんじゃねーよハゲ!

ってコピペ思い出した・・・

病院

男「……」

カノジョカワイソウ

オトコモイイスギダヨナ

タンテイキドリカッテノ

男「……先生」

先生「ん?」

男「…具合が悪いので帰ります」

先生「ここ病院だからみてもらったらどうだ?」

男「いえ…」

男「失礼します…」スタスタ

先生「お、おい!」

友「……」

先生「まてまて。」ガシッ

男「……」

先生「最後の修学旅行だぞ」

先生「楽しもうじゃないか」

男「この状況でどうやって?」

男「……もう…無理ですから」

スタスタ

先生「男!」

2時間後

幼馴染邸

男「……」トボトボ

ガチャ

男「……」

男「正しいことを言ったまでだ…」

男「それが涙ひとつで間違ったことになるのか?」

男「……」

……

ガチャ

幼「はぁ…」









男「ん……?」

男「あ…寝てたのか……」

男「帰ってきたみたいだな…」

幼「学校……やめようかな…」

男「え?」

幼「え?」

幼「あ……え?なんでいるの…?」

幼「修学旅行じゃ……」

男「帰ってきたんだ」

男「それより学校やめるって……」

幼「な、なんでもないよ!」

幼「言ってみたかっただけ!」

男「…嘘だ」

幼「…っ」

幼「う、嘘じゃないよ」

男「……俺さ、人間観察が趣味だって言ったよな」

男「それに仮執事だ」

男「お前が嘘をついているくらい…すぐわかる」

幼「……」

男「話してくれ、何があったのか」

幼「……もう……」

幼「ダメみたい……」

男「俺は、俺だけはお前の味方だ。何があったんだ」

幼「……」

幼「明日ね…」

幼「今日はもう……」

男「……お前はそれでいいのか?」

幼「……」

男「ゆっくりでいいから話してくれ」

おいはよ続き書いてくれよ

幼「学校でのことなんだけどね」

幼「なんでか知らないけど……みんな私を避けるの」

男「ふむ……」

幼「これは今日起こったことじゃなくてここ1ヶ月で起きたの」

男「……」

幼「帰っても誰もいないからよけい悲しくなってさ…」

幼「でも男が来て浮かれたんだと思うの」

幼「いつもと違う感じで行ったら……俗に言うイジメってのをされて……」

幼「もう……」ポロポロ

男「……」

男「お前はどうしたいんだ」

男「やめさせたいのか、そいつらを学校から排除したいのか」

幼「え……」

幼「……」

男「ただな、事実をそのまま言ったら排除されるのはお前だ」

幼「ど、どういう……」

男「俺がクラスの円光をバラしたんだ」

男「結果俺が悪者になった」

男「だからお前にそんな風にさしたくない」

幼「……でも男は悪くないよ」

幼「円光?を暴いたんでしょ?」

男「でもな、周りの奴等は俺が悪いと思ってるんだ」

男「女の涙でコロッと態度が変わる」

幼「それは男がそう思ってるだけ」

幼「ちゃんとした人ならわかってくれるよ」

男「でも…」

幼「でもじゃない」

幼「私も、私だけは男の味方だよ?」

男「……ありがとう」

幼「ううん」ニコッ

男「……話を戻そう」

男「どうしたいんだ?」

幼「やめさせたいだけだよ」

幼「私は仲良くなりたいだけだもん」

男「……わかった」

男「協力する」

幼「え?いや…」

男「でしゃばった真似はしない」

男「また間違ったことをするかもしれないからな」

幼「……男は正しいことをしたと思うんだけどな……」

幼「それに私の問題だから別にいいよ」

男「…よくない」

男「まだ正式じゃないけど、幼馴染を守るのも俺の役目だ」

幼「……ありがと」

男「さ、詳しく聞きたいから場所変えよう」

幼「うん、私の部屋にいこ」

……

男「まず始まった日の事を思い出してくれ」

幼「うー…ん」

一月前

幼「おはよー」

女「おっはー」

幼「今日から3年生だね」

女「後輩をアゴで使える立場だね!」

幼「そんな権力ないよ」

女「だよねーw」

先輩「おっす」

幼「あれ?」

女「あっ……」

先輩「俺らの大学まだ春休みだから遊びに来た」

幼「私ら今日からなんですよー」

先輩「知ってる知ってるw」

女「あの……」

先輩「ん?」

おとこかっけー

そして男が責められる意味がわからんわ

女「何時まで……いますかっ!」

先輩「とりま始業式終わるまでかなー」

女「そ、そのあと……お時間よろしいか!」

先輩「ははw大丈夫だよ」

先輩「終わったらそこにいるから」スタスタ

女「は、はい!」

幼「何か頼み事?」

女「秘密」

現在

男「…それだけ?」

幼「うん……それで女ちゃんは会いに行ったみたいなんだけど…」

幼「次の日から急に冷たくなって……」

男「ふむ」

男「女ってやつとは仲いいのか?」

幼「うん、とっても!」

幼「でも最近は……」

男「ふむふむ……」

男「まぁ検討はついてるけど……確認しにいくか」

幼「どこに?」

男「その先輩って人のとこ」

先輩の大学

男「有名なとこだな」

幼「東大に並ぶって言われてるしね」

男「じゃあ探すか」

幼「うん」

スタスタ

スタスタ

男「いてへん」

幼「帰ったのかなぁ……」

男「住所わかるか?」

幼「寮に住んでるってのは聞いたよ」

男「この大学の寮は……近くにあるな」

男「行くぞ」



ピンポーン

ガチャ

先輩「あいどちら?」

幼「あ、お久しぶりです」

先輩「幼ちゃんw久しぶり」

先輩「っと、そっちのカッコいい子は?」

男「初めまして」ペコリ

男「男と言います、今日はお話をさせていただきたっかるび」

男「…」

幼「男…」

先輩「…ふ」

先輩「噛んだwwww」

先輩「君面白いねwww」

男「すいません……」

先輩「いいよいいよwww」

先輩「話だっけ?w」

男「はい」

先輩「行きつけの喫茶店あるからそこいこうww」

幼「先輩、いつまで笑ってるんですか?」

先輩「だってwwwツボッタwww」

男(恥ずかしいわこのやろう)

ちょい失敬

喫茶店

男「単刀直入に聞きます。」

先輩「かまん」

男「先月、女さんと何を話しましたか?」

先輩「コクられた」

幼「え?」

幼「コクられた?」

先輩「うん」

男「…ん?」

男「あなたはどこの高校?」

先輩「御城沙真」

男「女子高…ですよね?」

先輩「(ヾ(´・ω・`)」

幼「違うよ」

男「え?」

幼「名前は女子高っぽいけど共学」

男「あら」

幼「勘違いしてたんだね」

男「…コホン」

男「その時、なんて返事したんですか?」

先輩「ごめんって」

幼「な、なんで……」

先輩「彼女いるんよね、俺」

先輩「中学からだから……7年くらい?」

幼「スゴッ」

先輩「倦怠期はあったけどそれ乗り越えてから今もラブラブよ」

男「ほぉ…」

男「じゃあなんで……」

幼「私関係ないじゃん…」

先輩「……あ!」

先輩「……幼ちゃん、今女から何かされてる?」

幼「なんでしって…」

先輩「あぁぁぁ……」

男「何かあったんですか?」

先輩「……その…ね。彼女いるからって断ったんだけど…」

先輩「どんな子って聞かれたから答えたんだよ」

男「なんといって?」

先輩「黒髪のストレートでロングだよ、しかもすごい美人さんって……」

先輩「性格はおっちょこちょい、一個年下」

先輩「そういったんだよ」

幼「…?」

男「…あぁ…」

先輩「向こうが勘違いしたんか……」

男「その言い方じゃ……」

先輩「名前言ってもわかんないと思ったから…」

幼「??」

幼「なんでそれで私が何かされるの?」

男「今の条件にドンピシャなんだよお前…」

幼「おっちょこちょい///」

男「照れるとこそこちゃう」



幼「つまり、今の条件から考えて私が当てはまったと思い、嫌がらせを…と」

男「そう」

先輩「ヒンヌーって言えばよかったな……」

男「そこ言えば大丈夫でしたね」

幼「おいおい、ボクの胸が大きいと言いたいのかい?」タユン

男「ボクっ娘やめろ」

幼「えへへ」

先輩「どうしよう…」

先輩「俺のせいだし…ちょっと訂正しに…」

男「大丈夫です」

先輩「え?」

男「先輩、今日はありがとうございました」

先輩「いや……」

幼「男…私に堪えろと……?」

男「違う」

先輩「やっぱり俺が…」

男「大丈夫ですよ。あとのことは…」

男「仮執事である、私にお任せください。」ペコリ

翌日

男「いいか、話した通りにな」

幼「うん…」

昨日、喫茶店

先輩「…え?」

男「……さ、帰ろう」

幼「時々執事になるけど似合ってないね」

男「…」

先輩「執事www」

先輩「じゃああとは…任せます…」

先輩「ハヤテさんwww」スタスタ

男「…」

男「帰ろうか、ナギお嬢様」

幼「……」

イイネ でも女さんそれくらいで嫌がらせしてくるなんてひどい!

おつ

なんで寝たんだ俺



男「今日話したことで原因がわかったな」

幼「でもどうすれば…」

男「いい考えがある」

男「ただ少し我慢が必要なんだ」

幼「……それでやめてくれるの?」

男「ものすごい上手くいけば」

幼「勝率低いじゃん……」

男「obとの試合でおしいちゃんだろwwって思ってたら具志堅さん来たときぐらいの勝率だ」

幼「負けるじゃん!」

男「頭を使えば勝てるさ」

男「いいか…」

現在

幼「行ってくるね」スタスタ

男「しくじるなよ」

幼「そっちもね」

男「おう」

ガチャ

男「先輩に連絡しないとな……」

prrr

先輩『もっしもーし』

男「あ、男です」

先輩『あ……』

男「今日は行けますか?」

先輩『そ、そのことなんだけど……』

先輩『バイトが……』

男「えー…」

先輩『ごめん…』

男「……わかりました」

男「失礼します」

先輩『この埋め合わせはかなら

ブチッ

男「……どうするか…」

御城沙真学校

幼「う……」

女「……あ、足が滑った」ドンッ

幼「ぅっ……」

女「…」スタスタ

幼「これで終われるなら……我慢がまん……」



男「考えろ……考えろ……」

先輩 彼女 幼馴染 勘違い
イジメ 学校 友達 女

男「……!」

男「よし」

続きは夜に書きます(´・ω・`)

別に普通に話せばいいんじゃねーのwww
なんか無駄に策打って状況悪化とかよく見るよね
マーフィーの法則の恐ろしさは凄まじいで

>>103

まぁそれだと…普通すぎるじゃないですか…

3時間後 昼休み

幼「……よし」

女「マジさー人の想い人盗るとかあり得ないって感じー」

ギャル「また言ってる」

女「だってそうじゃない?」

ギャル「事情があったんじゃない?」

女「なんか……」

ギャル「?」

女「ギャルっぽくないよね、名前ギャルなのに」

ギャル「見た目が派手だからだね」

女「そう…」

幼「あ、ねぇ聞いてよー」

委員長「ん?」

幼「先輩って覚えてる?」

委員長「あーうん」

女「…!」

幼「昨日会ってきたんだ」

女「」ガタタッ

ギャル「だ、大丈夫?」

女「うん……からだの重心がズレただけ」

ギャル「気を付けてね」

委員長「何しゃべったん?」

幼「彼女のこと」

女「…!」

幼「デレデレののろけ話を聞かされたよ」

女「……?」

委員長「あれ、あの人彼女いたんだ」

幼「そうなの、すごい美人みたいなんだ」

幼「私もそういうことしてみたいなぁ……」

女「え……?」

ギャル「どうしたの?」

女「……」

幼「あ、そーいえばラブラブっぷりを見せるって学校のそば歩くっていってたなー。もしかしたらすぐそこにいるかもー。あれー。といれいきたくなってきたー。いこー」←棒

委員長「一言でよくしゃべるね」

幼「シーユーアゲイン」タタタタ

委員長「……」

女「…」マドノソトヲミル

女「……!」

支援

支援

続きはよ

何だかわくわくする

見てるからはよ

終わったのか…

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