唯「澪ちゃん猫は食べ物じゃないよ!」澪「んん」グチャグチャ(18)

猫「ニャーーーーーーーーーー!!!!!!」グチャミチミチ

澪「うまい!うまいぞ!」グッチャグッチャ

唯「もう澪ちゃんってば不衛生だよ!」

澪「私汚くないもん!!そんなこと言うとあれだぞ!不衛生って言う人が不衛生だぞ!」

唯「澪ちゃんも不衛生って言ったから不衛生!!!!」

梓「小学生ですか…」

紬「澪ちゃん食べ慣れてるように見えるけど…もしかして猫食べるの初めてじゃないのかな?」

律「はあ…澪は猫を見つけると生きたまま食べたくなっちゃう体質なんだよ」

梓「これ体質って言うの?……ていうか一体猫はどこから入ってきたんですか?」

唯「どこからともなく現れたね!」

紬「でもたしか澪ちゃんって血とか痛いの苦手じゃなかったっけ?」

澪「ふぅ…ごちそうさまでした」ゲップ

猫「」カランカラン

律「完食したな」

梓「可哀想な猫…」

澪「……!?」

澪「ヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア猫おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

唯「自分で食べたのに驚くの!?」

澪「食べてる時は無我夢中だから気にならないけど…食べ終わって改めて正気に戻ると…」ガクガク

唯「な…なるほど」

梓「猫を生きたまま食べることに対して罪悪感は無いんですか?」

澪「生きるための糧にさせてもらったんだから罪悪感じゃなくむしろ感謝するべきじゃないか?」

梓「変なところ割り切ってるんですね」

律「澪、口のまわり血だらけだぞ」

澪「拭いてくれ」

律「自分で拭けよな」ゴシゴシ

梓「ところでこの猫の残骸はどうするんですか?」

律「どうするって捨てればいいだろ」

梓「ただのゴミじゃないんですから…せめて埋めるとか」

唯「ムギちゃん袋持ってる?」

紬「あるけど……あっ!袋に入れて捨てるのね!」

唯「そーだよー」

紬「ちょっと待ってて」ガサガサ

梓「え?私がおかしいの?」

紬「はい袋」ガサッ

唯「じゃあこの中に入れて」

澪「うぇぇ気持ち悪いなあもう…」

梓「……」

ガサッガサッ

唯「全部入ったね」

律「よし捨てるぞ」

ゴトン

律「これでよし、と」

唯「それにしても澪ちゃんに猫を食べる体質があったなんて驚いたよね」

梓「そうですね、もしかしたら私も猫耳付けたら間違って食べられちゃうんじゃないかとヒヤヒヤします」

紬「梓ちゃん自意識過剰ね」

澪「いくら私でも人間を食べたりはしない……とは思う」

梓「……不安です…」

唯「澪ちゃんってちょっと変わってるね」

澪「唯には言われたくないけどやっぱりそう思うか…だから今まで隠してたんだよ…」

律「私も澪に秘密にしてくれって頼まれたから黙ってたんだけど……ついにバレたな」

澪「あぁ…今まで積み重ねてきたものが崩れさった…もうおしまいだ…」

紬「バッカモーーーーーーン!!!!」

バチーン!!

澪「いたっ!何するのムギ!?」ヒリヒリ

紬「澪ちゃんは私達をなんだと思ってるの!?同じ軽音部の仲間でしょうがあ!!!」

唯「ムギちゃん暴力はいけないよ!」ガシッ

紬「こんな些細なことで関係が崩れるなんて私達はその程度の仲間なの!?」

梓「ムギ先輩落ち着いて!」ガシッ

紬「隠し事なんかする仲間なんて本当の仲間じゃねえよ!!!」

澪「……仲間」

律「プライバシーは大事じゃね?」

紬「はーーなーーせーーもういっぺんビンタさせろぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

澪「なあムギ…」

バチーン!!

紬「……えっ?」ヒリヒリ

澪「仲間ならビンタしてもいいよな?」

バチーン!!バチーン!!

紬「あぁ~~そんなにぶたないでぇ~~///」

律「おい澪やめろって!つーかムギ嬉しそうだな!」

澪「泣くまでやめない!」

唯「澪ちゃんりっちゃんを殴る時はグーなのにムギちゃんにはビンタなのはどうして?」

澪「そ、それは!別にムギはグーで殴れないとかそんなんじゃないぞ!えっと…グーは律専用なんだ!」

律「へー、グーはりっちゃん専用ですか。そりゃ大層な優遇っぷりですな」

ゴチン!!

律「なぜ!?」ズキズキ

澪「興醒めだ!もうやめる!」

梓「ムギ先輩大丈夫ですか?」

紬「うん…すごく大丈夫よ…」ポー

唯「ムギちゃんがいやらしい目付きになっちゃった!」

律「変なダメージを受けちゃったみたいだな」

澪「普通に叩いただけなんだけど」

律「澪ちゃんの普通はグーなんじゃないんですかぁ?」

ゴチン!!

澪「これが普通か?」

律「はい…」ズキズキ

紬(羨ましいなあ…りっちゃん…)

唯「ああー!!もうこんな時間だよ!」

梓「ホントだ!もう帰らなくちゃ!」

澪「ムギ」パンパン

紬「んー…どうしたの澪ちゃん?」

澪「もう時間だから帰るぞ」

紬「ああ…もう6時なんだ…」

紬「ごめんねぼーっとしちゃって…じゃあ帰ろう」

澪「あのさムギ…その…」

紬「え、なに?」

澪「ビンタしてくれてありがとう」

紬「あ…ど…どういたしまして…」

律「おーい、先行っちゃうぞー!」

澪「あっ!ちょっと待てよ!」タッタッタ




紬「……フフフ♪」タッタッタ




…………

帰り道

澪「みんな、私、これからは人目を気にしないで猫を食べることにするよ」

律「知らない人が見たら驚くだろうな」

澪「どっかに猫いないかなあ?」

梓「もう猫探してますよ…」

紬「にゃあ」

唯・梓・律「にゃあ?」

澪「ね、猫!?」ガブッ!

律「こら!ムギを食べるな!」

紬「にゃあ~~ん///」タラタラ

律「なんで嬉しそうなの」




~おしまい~

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