【ゼERO】大和「私のフィギュアがなくなってる!誰がこんなことを!」 (41)

大和「おかしいなぁ……」ガサガサ

長門「……入渠でないなら邪魔になるぞ、大和。何をしている?」ガラガラ

大和「フィギュアがないんです。私の部屋に確かに飾ってあったはずなんですが」

長門「飾ってあるならなぜここを探す」

大和「いや、もしかしたら持って歩いてたのかなと」

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長門「しかし、フィギュアを集めているのか。お前にそんな趣味があるとは」

大和「ン……そうですね、かっこいいのからカワイイのまで、とにかくフィギュアが好きなんですよ」

大和「それが、どういう訳か知らないんですけど……留守の間にごっそりなくなっちゃってて!」

長門「ちょっと待てお前、それは盗まれたというほかないだろうが!!」

大和「でも、同じ鎮守府の艦娘を疑うなんて」

長門「お前の優しさは否定すまいが……いいか大和、我々艦娘は規律を守るために罪の追及を躊躇ってはならない時がある」

長門「それが人々の剣となり盾となる我々艦娘の務めだ、違うか?」

大和「はい、長門さん……私は……探します。犯人を探しましょう」




長門「とはいえ、湯上りで頭が回らん……すこし冷めるまで待て」

大和「あ、ちょうど水があるんですけど」

長門「む。頂いておく」ゴクゴク

\SEXDAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!/

長門「ぶっ!!!!?」

大和「え、せ、なに!?誰ですか、卑猥な言葉を叫んで!」///

清霜のスマホ『オレはオ゛ナ゛ニ゛ィ゛↓を全てとは思っていない!(シコらないとは言ってない)』

浜風「サスガダァ……634タイチョウに敵うMAD職人などいるわけが……」

清霜「あ、すいません!二人だけかと思って。音下げます!」

長門「き、清霜!なんだその動画は」

清霜「ゼEROっていう動画なんですよ、もう、今回の新作もサスガダァ……って感じです!」

大和「あ゛ーっ!!こ、これ!!」

清霜のスマホ『全エネルギー解放♂!!ファイナルストラァァァァイク!!(意味深)』

大和「私のロックマンフィギュアとまどマギフィギュアがこんな、こんな卑猥な事に使われてる!?」

長門「なんてひどい動画だ……浜風、これはなんなんだ」

浜風「あの、ロックマンXって知ってます?それの場面を切り張りして634タイチョウっていう人が作ってるんです」

清霜「戦艦のみなさんはどうかわかりませんけど、巡洋艦や駆逐艦のみんなには大流行してますよ!」

長門「頭痛がしてきた……最近はこういうのが流行りなのか」

清霜のスマホ『エッチエッチ!エッチエッチ!』

大和「ろく、さん、よん?その人が私のフィギュアを盗ってふざけたことを!634!」

長門「鎮守府史上最大のイレギュラーかもしれん……こいつを止めなくては鎮守府中に隠語が飛び交う未来が見えている」

大和「急ぎましょう!イレギュラーを処分しなくては!」

タッタッタッ……




清霜「……どうしよー、ゼERO無くなってほしくないなぁ」

浜風「……隊長に報告しておきましょうか?」

清霜「それがいいね!」




大和「……それはいいんですが、どうして提督の執務室に?」

長門「お前が留守にしていたのはいつだ?」

大和「ええ……と、一昨日の夕べですね」

長門「ならば、その時非番にしていた艦を提督に教えてもらい、片っ端からあたればいずれ犯人が見つかる。そう多くはない」コンコン

大和「なるほど!」

提督「入れ」

長門「失礼します、提督」

提督「長門。何か事があったか、それとも私に用事が?」

長門「どちらも、でしょうか。順序立てて話をすると……」

~~かくかくシコシコイグ↑イグ↑イグ↑イグ↑う゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!(ティウンティウンティウン)~~

提督「ふ~ん……なるほど、鎮守府から外聞きの悪い問題が出るのはいかん」

提督「その日の非番だった艦を紙にまとめてお前たちに渡そう、私の方でも探りを入れる」

大和「ありがとうございます!」

長門「とりあえず、覚えている分だけでも話してもらえないだろうか。聞き込みを入れたい」

提督「わかった。まずは――」




大和「じゃあまずは、摩耶さんから……」

??「……」チラ

??「どうだ様子は」

清霜「アッ、タイチョウ!」

??「私の存在を嗅ぎまわっていたドデカい戦艦の協力者はどこだ」

浜風「(ガシィン!)はっはい、あちらの扉の中に……」

??「ご苦労……あとは私がヤる♀」

清霜「タイチョウミズカラガ……?」

??「これ以上お前たちに犠牲が出てもらっては困るんでな」

ガシャンガシャンガシャン……

清霜(プリケツダァ……)

浜風(プリケツダァ……)




プシュゥー……ガゴン!

提督「ふおぉっ!?何だお前!」

??「ココア入れてきました^~!飲め提督!!」

提督「……何だ、身体が、動かん!動かん!」ゴクゴク

清霜(どうして押し込まれたものを素直に飲むんだろう……?)

??「快楽攻めなんですぅ~!SEXDAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」

提督「ヤメロォォォォ↑!!アァァァァァン↓!Ah……」

浜風(サスガダァ……///隊長に敵うアナルゥなどいるわけが……///)

??「これで万事OKだ……ロックマンX……新作!私の邪魔はさせんぞ、大和!」

見切り発車だったからいったんここまで

多摩「多摩はケモナーNYAAAAAAAAAAAAAA!!!!球磨ちゃん好きNYA!!」

球磨「それはイレギュラーの考えクマ!」

朧「人外萌゛え゛え゛え゛!重要なプロジェクトDA!」

曙「最近それ口走りながらずいぶん蟹を大事にしてるけど、なんなの?」

利根「大事なのは今じゃ!」

大井「ありがとうございます……レズレズレズDAAAAA↑!!」

筑摩「百合スバラシイ!」

大和「私たちの預かり知らぬ所でゼEROがここまで流行っていたなんて……」

長門「空母や我々戦艦に飛び火する日もすぐだ、処分しなくては……」

大淀「皆さん大変です!提督が!」

大和「えっ!?」




提督「無限の可能性を意味する名前だ……TNTNTNTNTNTNTNTN……」

長門「壊れている……」

大淀「ついさっき見つかったんです」

大和「きっと私たちが出るのを見計らって!イレギュラーめ!」

長門「待て。そうだとすれば、ずいぶん犯人は限られてこないか」

大和「え?」

長門「廊下はこの部屋で行き止まりで、一方通行だ。だったら、我々が通りがかった艦に容疑は絞られてくる」

大和「武蔵、明石さん、清霜ちゃん、浜風ちゃん。……武蔵?6、3、4?」

長門「……奴の仕業か!!」




大和「武蔵!」バタン

清霜「うわ!来た!」

武蔵「素晴らしいぞ大和……お前はもはや演習番長などではありえない!」

大和「何故です……なんのためにこんな!」ジャキッ

武蔵「ロックマンX新作のため……そして我々のためだ大和。我々艦娘の可能性を真に試すためだ」

大和「すべて仕組んだのか……性知識もない駆逐艦を、仲間たちを次々に毒させて!」

武蔵「賛同してくれる連中がいる。大和、EROのない進化など……ない」

明石「……」

長門「明石!どうしてあなたまで!あなたもイレギュラーなのか……!?」

明石「……それは、否定しません」

大和「あなたはこんなことをする艦娘ではないはずだ!」

明石「ですが、イレギュラーこそ艦娘の未来だとしたら!彼らは機械の身体でありながら性行為をすることも、俗っぽい考え方もでき、子を宿すことさえできる」

明石「兵器としての艦娘にはそれはない!我々が自由にイレギュラー化することがいつかできたなら、艦娘同士で子孫を残し、戦争の道具としてでなく、我々自らのために生きてゆける!」

清霜(えっそんな高尚な考えだったの!?)

長門「ならば私からも艦娘の在り方を言わせてもらおう」

長門「……私は一人の人間でもなければ、特別な戦艦だと名乗った覚えもない。私はただ自分が信じる物のために闘う、それこそが艦娘」

長門「……私は、なやまない。目の前にテキが現れたなら……討ち果たす……までだ!」

大和「イレギュラー武蔵!私の妹……あなたの野望もここまでです……」

武蔵「さあ続けよう大和!萌えを!ゼEROを!SEXを!その果てにお前は、艦娘の真の可能性を見るだろう!」




大和・長門「「戦艦二人に勝てるわけないだろ!!」」

武蔵「でぃやああああああああああああああ↑うぅ↓!!!!」ドカーン

明石「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーーーー!!!!!!!!!!」(音 量 注 意)

浜風「タイチョウ!オカラダノホウハ……オカラダオカラダ///」

武蔵「う゛るさい!」

長門「……所詮私たちは戦う事しかできない艦娘だ、世界を変えて行くのは私たちじゃない。今、この世界で生きる人間たちだ」

長門「私たち艦娘は、信じられる者……提督にチカラを貸すだけでいいはずだ……」

大和「私のフィギュアは返してもらいます!!」

明石「あなたは、なぜ戦えるのですか……」

長門「……私は、提督との約束を守りたいだけだ。人類と艦娘の共存を信じる奴との約束をな」

清霜(どうしてロックマンXのEROいMADからこんな話が始まってるんだろう……?)

武蔵「……ゼEROも我々も、人類には早すぎるというのか……」

長門「私は奴を信じる。そして……奴が信じ続ける人間を……私は信じる」

大和「提督がそう言ったなら、いつかイレギュラーも受け入れられるのかもしれません。……ちょっと考えたくないんですけど」

武蔵「私の負けか……大和、申し訳なかった」

大和「わかればいいの。しばらくは営倉行きでしょうが、我慢してくださいね」




こうして私たちの鎮守府で起きたイレギュラーはひとまず鎮圧されました。
あの後、明石さんが話したゼEROと艦娘との関係には、ゼEROを視聴することで艦娘は自由にイレギュラー化することができ、
レプリエロイド達と同じように雌雄の関係なくTNTNを生やすことも、本来子供のできない私たちでも着床することが可能になるのです。
……にわかには信じがたいのですが、武蔵がその機能の片鱗を確かに見せました。これは事実なのでしょう。
そしてそう時間も経たず、私も含めて鎮守府の艦娘が皆イレギュラー化の能力を獲得したのです。怖いのであまり使いたくないんですけどね。

武蔵「大和!またMAD素材のフィギュア貸してくれ!たたたた頼む!」

大和「どぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!(苦悩回路作動)」


―姦―

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月22日 (火) 23:11:15   ID: gNiKGMrH

くそったれ!イレギュラーめ!

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