BJ「....」
ピノコ「しぇんしぇ~!お客さんが来たのよさ~」
BJ「ふむ、」
セラ「....」
ピノコ「しゅっごい美人~!」アッチョンブリケー
セラ「はじめまして。あなたがブラックジャック先生ですか?」
BJ「いかにもそうだが。何の用があってココに来たんだい?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442775386
セラ「実は....先生に助けてもらいたい人がいます」
BJ「.....」
セラ「その人は『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』という女性です」
BJ(アインツベルン....?ドイツの大富豪の有名な大富豪の名前だな)
セラ「とある事情で幼少より行われた過酷な肉体改造を強いられてきました。」
セラ「年齢はとうに18歳を過ぎようとしているにもかかわらず成長は妨げられ子供のまま、そしてついに肉体の限界を迎えてしまい体は日を追うごとに衰弱。死を待つ身となっています」
BJ「それで私にそのイリヤスフィールって女をなんとか助けろと言うことか?」
セラ「はい。」
BJ「.......」
セラ「先生、治療費はいくらでも払う準備はできております。」
セラ「お願いです、ブラックジャック先生。イリヤを助けてください」
BJ「.....わかった、引き受けよう。」
ピノコ「これでドイちゅにお出かけできゆのよさ!」
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~数日後~
ーアインツベルン城ー
ピノコ「なんて大きなお城なのよさ~!」アッチョンブリケー
セラ「リーゼット!ブラックジャック先生が来てくれたわ!」
リゼ「ブラック...ジャック....先生」
BJ「喜ぶのはまだ早いな。患者に会わせてくれないか?」
リゼ「....はい」
セラ「こちらへどうぞ、」サッ
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イリヤ「......誰...?」
セラ「お嬢様、お医者様を連れてきましたよ」
リズ「.....」
イリヤ「.....そう」
BJ「かなり危険な状態かもしれんな、」
セラ「先月まではまだ歩くことはできたのですが.....段階的に運動機能の低下がみられていき、今ではベッドから動くことすらままなりません」
セラ「先月まではまだ歩くことはできたのですが.....段階的に運動機能の低下がみられていき、今ではベッドから動くことすらままなりません」
BJ「とりあえず治療をする前に彼女の体について色々と細かい検査をして調べていくしかあるまい」
リズ「........」
イリヤ「.......」
寝ます
m(_ _)m
いまみたら糞誤字っててないた
ドイツの有名な大富豪の名前だなに修正、、、、
>>7
ーーーーー
その晩
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セラ「お嬢様、ブラックジャック先生が来てくれたからにはもう大丈夫ですよ。あの人は世界一のお医者様ですから」
イリヤ「.....本当?」
リズ「イリヤ、助かるなら、嬉しい」
イリヤ「また....士郎達と一緒に....暮らせ...るの.....?」
セラ「ええ、もちろんですとも!」
リズ「アハト王、聖杯、もたらさなかった、イリヤ、助ける気ない」
セラ「一時はどうなるかと思いました、、、」
イリヤ「.....治ったら、また遊ぼうね」
リズ「はい」
セラ「もちろんですとも!お嬢様!」
ー翌日ー
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セラ「先生、お迎えでごんす。」
セラ「じゃなくて、イリヤの容態はどうでしたか?」
BJ「お前さん達に伝えなきゃならんことがある。しっかり聞くんだな」
リズ「.....」
セラ「.....」
BJ「とりあえずこの子は『助からん』」
セラ「えぇーーっ!?」ヒョウタンツギー
リズ「先生、それ、本当?」
セラ「ちゃんと調べてくれたんですか???嘘だと言ってくださいッ!!」ヒョウタンツギー
BJ「ちゃんと調べたから言っているんだ!あの子は今生きているのさえ不思議なのさ、なんせ多臓器不全を起こしている状態だ。」
※《生命維持に必要な内臓のいくつかに障害が発生する症状》
BJ「体の一部はネクローシスを起こしかけてる。処置をしなけりゃショック症状を起こしてアッという間にあの世行きさ。患者本人の気力次第だが一週間も持つまい、、、、」
セラ「そんな....」
リズ「治す、方法、ないの?」
BJ「現状から回復させるのは不可能に近いだろう....」
セラ「こ、この、、、ヤブ医者~っ!!」
リズ「.....」
BJ「ただ、方法が100%ないわけじゃない」
セラ「え?」
リズ「本当?」
BJ「それは体をそっくりそのまま入れ替えちまうことさ」
セラ「なんですって!?」
リズ「.....」
BJ「私は馬と人間の脳みそを入れ替える手術をしたこともあってね」
セラ「では、それが成功すればイリヤは助かるんですね??」
BJ「一応はな、、、だがその入れ替える体はどうやって手に入れる?一週間生きれるかわからない体なんだぞ、」
リズ「......」
BJ「だから現状は『助からない』と言ったんだ」
ーーーー
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セラ「新しい体の件をアハト王に直訴しましましょう.....」
リズ「それは、無駄」
セラ「そんな!無慈悲なことを!」
リズ「アハト王、聖杯、もたらさなかった、イリヤ、興味ない」
セラ「やってみなければわからないでしょ....」
とりあえず王じゃなくて翁だと思う
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アハト爺「.....」
セラ「アハト王よ、折り入って頼みがあります。イリヤスフィールの助命の為にホムンクルスの素体を提供いただけないでしょか?」
アハト爺「......」
セラ「アハト王!」
アハト爺「.....イリヤスフィール助命のために手は貸さん。裏切り者の切嗣の娘であり聖杯をアインツベルンにもたらすことのできなかった無能は『いらない』」
セラ「....そんな」
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>>25
アハトおうの「おう」って翁ってことやったんや
てっきりホムンクルスの間では王ってことかと思ってた
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セラ(イリヤスフィール、なんて可哀想な人なんでしょう....)
イリヤ「.......」ゼェゼェ
セラ(もう意識すらない、死を待つだけの身)
セラ「うっ....うぅ...」
イリヤ「......」ゼェゼェ
リズ「セラ、泣かないで。」
セラ「そんなこと言ったって.....」
リズ「入れ替える、体、一つある」
セラ「.....それは?」
リズ「私の、体」
セラ「!?」
セラ「でも、それってリズが死んじゃうってことじゃない!」
リズ「私、かまわない。イリヤ死んだら、私、死ぬから」
イリヤ「........」
セラ「そんなこと、イリヤが許すでしょうか?」
リズ「これは、私の、最初で最後の、ワガママ」
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BJ「で、お前さんが自分の身を犠牲にするからあの子を助けろと?」
リズ「....」コクッ
BJ「ふざけるんじゃない!自分の命を無駄にするな!!」
セラ「先生、とある事情でイリヤお嬢様が死んだらリズは運命を共にする定めなのです。『共に死ぬぐらいなら犠牲になるのは自分だけでいい』そうリズは覚悟を決めたんです!」
BJ「殺人者になるのはお断りだ。死ななくてもいい奴を死なせるのは私の流儀に反する」
リズ「死ぬのに、先生、手、借りない」
バタッ
リズ「」
BJ「どうした!?」
セラ「ホムンクルスとしての命の火をを自らの手で消したのでしょう」
BJ「ホムンクルスかなんだかよくわからんが、南無三....心肺が停止しちまってる!?」
セラ「無駄です。リーゼリットはイリヤスフィールに身を捧げることを覚悟して、その生を終えたのですから」
BJ「そんな、そんな馬鹿げたことがあってたまるか!」心臓マッサージ グッグッグッ
BJ「脈ナシ、心肺停止、対光反射消失......彼女は本当に死んでしまったようだな」
リズ「」
セラ「リズ、、、うっ、うぅう」
BJ「くそったれ!!!」
BJ「お前さん.......泣いてる暇があるなら彼女の遺体を今すぐ手術室に運んでくれ」
BJ「今からオペを開始する」
セラ「....わかりました」
ー手術室ー
ピノコ「なんだか眠ってるみたいなのよさ」
リズ「」
BJ「自体は一刻を争うぞ」
イリヤ「......」
ピノコ「成功しゅゆかな?」
BJ「成功させるさ。メス、」
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~数年後~
ピンポーン
士郎「誰だろう?」
???「えへへー、久しぶりー!しーろーおー!」
終わり
一応、終わりです
読んでくれたり、間違いを指摘してくれた方々ありがとうございました
m(_ _)m
このSSまとめへのコメント
すごく面白いです!