男「何も...見て...ないです...」(29)

PM8:00

男「...」

僕は今、ベランダにいる

数日前、日頃のストレスを発散しに大体この時間になると決まって星を見に来るようにしている

星を見ると...心が落ち着いて...なんだかやる気が湧いてくるような気がする

よく「星を見ると悩みがちっぽけに感じる」とか、そういうやつだ

僕はあまり人にものを言えるような性格ではない

だから、学校では僕が何も言わないのをいいことにいろいろと押し付けてくる

掃除、運搬...この前なんて担任にテストの採点なんてものまでやらされたせられた

『私ら今日大事な用事あるからさーお願いっ!男くんっ!!』

あの人は先生失格だろうな

まぁ、そんなことはどうでもいい

もっと大切なことがある

それは...

「んはぁっ...んっ...ああっ...」

男「...」

...いや、いやいや

僕は何も見てないよ?何も見てないけどさ

見ちゃうよねー...

僕は最低なやつなのだろうか...

いや、違う...誰だってお隣さんの...その...

あれ...を見てしまったら

ま、まぁ、そんなことで僕の日課になっている!

男「...」

まぁ、まずお隣さんの話をすべきだろう

お隣さん...つまり、今、あの...あれをやっている人は...

なんというか...幼馴染?である。とともに僕の通う学校の後輩でもある

小さい頃に隣に引越してからすごい僕に絡んでくる生意気なやつだ

けど、成績優秀とか運動神経抜群とかなんていうか...とにかくすごいやつだ

僕が高2で、あの子が高1

つまり僕が年上な訳だけど...

...数日前

後輩「あ、男じゃん!」

男「こ、後輩ちゃん」

男「ここの高校にしたんだ」

後輩「うん、でも相変わらずちっちゃいなーwww」

男「ムッ...!」

後輩「だって身長152cmでしょ?wwwwちっちゃw」

男「ぼ、僕だって!伸びたし...」

後輩「え?何cm?」

男「れ、0.2cm」

後輩「0.2?wwwwww2mmじゃんwwwwそんなの伸びたうちに入らないよwwwww」

男「...」

こんなことを言われた...

でも、さすがに152cmはないよね!

僕高2だよ!?

これは一種の病気じゃないかな...?

男「...くしゅんっ!」

...流石に長く居すぎた...寒っ!

早く寝よう...

PM8:00

後輩「んんっ!...あっ...んはぅ...!」

あー...見てる見てるw

すっごい見てるw

ま、そりゃ普通見ちゃうよねーw

あーっ!!男っ!

やばい...

男から見られて興奮してる...

...もっといじめたい...フフッ...想像しただけで...

男「くしゅんっ!」

可愛いなぁっ!もう!!

すみません
>>4の「数日前」を「数ヶ月前」に脳内変換して欲しいです

すみません

翌日...部室にて

後輩「おいーっス!」

男「あ、後輩ちゃん」

後輩「おいっス先輩今日もちっちゃいっすねーwwww」

男(くーーっ!!こいつめ!僕をとことん馬鹿にしてきやがる...)

後輩(悔しがってるwww)

男(こ、こいつに言いふらしてやろうか!毎日...あれ...やってるってことを...!)

男(いや、で、でも...流石に可愛そうだ...)

男(と言うかそんな事言ったら僕が覗いてるのがバレちゃうじゃないか!)

男(...やっぱり言うのはよそう...)

後輩「まぁ、そんなことはどうでもいいや...」

後輩「それより先輩...」

男「な、なに?」

男(な、なんだよ...急に真面目な顔...)

後輩「昨日...私の部屋...覗いてましたよねぇ...?」ボソッ

男「...!!」

男「ななな、な、何のことか...な?」

後輩「いや、昨日だけじゃない...一昨日も...その前も...毎日...」

男「そそそそ、そんなわけな、ないじゃないかっ!」

すみません
寝ます
続きはまた明日書きます

すみません

しえん

期待

すみません
明日とか言ってたけど嘘でした
書いていきます

すみません

後輩「...」ニヤニヤ

男(やばいやばい...バレてる...!!)

男(こ、ここは...なんとか隠し通さなければ...!)

男「...」ダラダラ

後輩「先輩...汗、びっしょりですよ?」

男「あ、き、今日は暑いなー...!」ダラダラ

後輩「え?そうですか?...確か、今日の最高気温は26℃でしたけどね?」ニヤニヤ

男「...あ、暑いよー...ぼ、僕暑がりだもん」ダラダラ

後輩「ふーん...」ニヤニヤ

男(ああっ!言い訳が苦しい!)ダラダラ

後輩「ま、いいですよ」

後輩(相変わらず嘘下手だなーw)

後輩(それでどうせ隠せてるとか思ってるんでしょww)

男「...(な、なんとか乗り切った!隠し通せてる!)」

男(の、覗くのはもうやめよう...)

...ガラガラっ

先輩「こんにちはー」

後輩「あ、こんちわー」

男「こ、こんにちは...」

先輩「あれ?どうしたの?男くん、声ちっちゃいよ?」

男「...え」

後輩「もともとこのくらいっすよw」

先輩「ま、そうだね」ハハハ



後輩「先輩、今日ちょっと用事あるから先に帰らせてもらっていいですか?」

先輩「んえ?あ、うんいいよー」

後輩「では、お先に失礼します」

先輩「ばいばーい」ノシ

...ガラガラ

後輩(よし、男の部屋に盗聴器つけてこよ)

男「...」ペラペラ

男(この本なかなか面白いなー今度続編買ってこよ)

男(夕日がきれいだなぁ...)

男(...まだ5時か)

男(...そういえば先輩...おとなしいな?)

男(いつもなら

『暇ーーー!!!男くん!!トランプ!トランプしよ!!!』

とか言ってうるさいのに)

男(...何してるんだろう)チラッ

先輩「...」ペラペラ

男(珍しい!先輩がこんなに本読んでるなんて...!)

この部活...何部にしよう...

男(...ん?)

男(なんか先輩...顔赤くないか?)

先輩「ハァ...ハァ...」ペラペラ

男(な、なんだか...息が荒くなってきてるような...)

男(もしかして...風邪?)

男(ま、そんなわけないか、さっきまで元気だったし)

先輩「ハァ...ハァ...」ペラペラ

男(というか、先輩何読んでるんだろ?)

男(ちょっと聞いてみるか)

男「せんぱーい」

先輩「...ハァ...ハァ」ペラペラ

男「?せ、せんぱーい!」

先輩「...!な、なに?」

男「あ、いや、どんな本読んでるのかなーって思いまして...」

先輩「...読みたいの?」

男「いえ、別にそういうことじゃなくて...」

先輩「...い、いいよ...はい」

男「あ、ありがとうございます...」

男(なんだ?これ、漫画か?)

男(えーっと...タイトルは...)

『放課後部室で後輩と2人きりになった先輩が、草食系の後輩を攻めまくる!』

先輩「さっき友達に借りたんだけどさ...」

男(.........エロ漫画じゃねーかっ!!!)

すみません
寝ますおやすみなさい
不定期更新で書いていきたいと思います。

すみません

乙 ええな

>>18
ありきたりだけど図書部とか文芸部っぽい雰囲気を感じた。

...男の部屋

後輩「...よし」

後輩「これでオッケー」

後輩「...あ、男と先輩部室で2人きりじゃん...」

後輩「ま、大丈夫でしょ、先輩彼氏いるし...」

...部室

男(...ち、ちょっと待て)

男(このタイトル...)

先輩「...はぁ...はぁ」ジー…

男「...あ、あの...先輩?」

先輩「ねぇ...」ジー…

男「い、いや...ダメですよ?」

先輩「...ダメ?」ジー

男「ダメです、というか先輩彼氏いたでしょ!」

先輩「...いいの」

男「い、いやいやいや...良くないですよ!!」

先輩「...そう」

男「...ふぅ」

男(あと少しで先輩と...やっちゃうところだった...)

先輩「...」ペラペラ

男(もう帰ろうかな...)

先輩「...」ガタッ

男「!?」ビクッ

先輩「...えっと」

先輩「まず...押し倒す...」ボソッ

男(ん?今、なんか言ったかな)

先輩「...」バッ!!

男「うわっ!!」ガタガタッ

男「な、何するんですか!」

期待

なんだ彼氏持ちか…

まだですか

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