狼「森で赤帽子の幼女見つけたww」(85)

ー森ー

ふかい ふかい もりのおくに

いっぴきの おおかみが いました

おおかみは vipにむちゅうで ながいあいだ ごはんをたべていませんでした

狼「腹減ったなりよ・・・・」とぼとぼ

狼「あぁー、肉食べたい肉」

狼「鹿でも猪でも何でも良いから、食べたいぜぇ・・・」

狼「ん?」

狼「なんだ、あの赤いの・・・?」

???「らんらんらーん♪」

狼「・・・・・・・・?(乱視)」

狼「はっ、あれはもしやっ・・・」

狼「幼女っっっ?!」

幼女「ふん、ふふーん♪」

狼「ざっつらいとっ!」

狼「うへへへへぇ・・・。わざわざエサが出向いてくれるとはなぁ」

幼女「おっみまい、おっみまい、たのしいなぁー」

狼「へへ、突撃、俺様の晩御飯!」だだだ

幼女「んぅ?」

狼「ちょっと、そこのお嬢さん♪」

幼女「わぁ、お、狼っ?」

狼「へへ・・・こんちわっ」ぺこりっ

幼女「は、はいぃ・・・こんにちわ・・・」がたがた

狼「へへ、怖がらなくても良いんだよぉ」

幼女「あ、あの・・・」がたがた

狼「うぇひひww君、今一人?」

幼女「・・・・」こくこく

狼「へぇ、そうなんだー。何処に行くの?」

幼女「あ、あの、」

狼「うぇひひww答えてよー」

幼女「あ、あたし、早く行かなきゃ・・・」

狼「えー?」

幼女「ど、どいてくださいぃ・・・急いでるの・・・」

狼「えーww理由教えてくれてもいいぢゃんww」

幼女「・・・・・うぅ・・・」

狼(なみだ目wwもうちょっといじめようかなww)

狼「ねぇねぇ、遊ぼうよー」つんつん

幼女「だ、だめ・・・寄り道はだめって・・・ママが・・・」

狼「いいじゃんいいじゃん」じりじり

幼女「い、いや・・・」ずりずり

狼(健康そうなお肌・・・しっかりした肉付き・・・)じゅるり

狼「うひゅひゅひゅ・・・・www」

幼女「嫌ぁ・・・こ、来ないでぇ・・・」ずりずり

狼「も、もう辛抱たまらーんwwww」がばっ

幼女「きゃあああぁぁ!!」

幼女「きゃぁぁぁ!!ママぁぁ」じたばた

狼「いただきまそwwww」

幼女「きゃぁぁぁぁぁぁ」

狼「あーーーー」ぱっくり

幼女「!」

幼女「・・・・・・・ッ!」

チャキッ

狼「え?」

幼女「ぐしっ・・・ま、ままぁ・・・」チャキ

狼「え、ちょ」

狼「な、なにそれ・・・」

幼女「ぐしっ・・・マシンガンだよぉ」チャキ

狼「」

幼女「っふ・・・動いたら胴に風穴開いちゃうよぉ・・・」チャキ

狼「」がたがたぶるぶる

幼女「ぐすっ・・・あたしから離れてぇ・・・」

狼「仰せのままに」がたがた

幼女「ぐすっ・・・両手をゆっくり挙げるんだよぉ」

狼「ハ、ハイ・・・」ぶるぶる

幼女「そのまま十歩さがってよぉ」

狼「・・・・」しゃかしゃか

幼女「ふぇぇ・・・ストップ・・・」

幼女「動かないでよぉ・・・ぐすっ」

狼「はははははい」がたがた

幼女「うう、ぐすっ。お婆ちゃんに届けるパン、無事でよかったよぉ」

幼女「ワインも・・・よかった、割れてないよぅ」がさがさ

狼(な、何者だ・・・・・・)がたがた

幼女「そのまま、じっとしててよぉ」

狼「はい・・・」

幼女「・・・・・・・・」ぐるり

狼(銃口を向けたまま、後ずさり・・・)

幼女「・・・・・・」じりじり

狼(泣きながらも、鋭い眼光・・・・・・)

幼女「うぅぅ・・・さよならだよぉ」だっ

狼「・・・・・・」

幼女「うぇぇぇぇーん、こわかったよぉぉぉ」だだだだだだだ

狼「早すぎ」

狼「・・・・・・・もう、動いて良いよな?」そっ

チューン

ドガッ

狼「」

ウェェン・・・ ウゴカナイデッテイッタノニィィ

狼「すすすすs、すいませんでしt」

狼「」がたがたがた

・・・・・・

・・・・

・・

ぅゎょぅι゛ょっょぃ

狼「ぷ、ぷはっ・・・・」どさっ

狼「ち、ちびるかとおもった・・・」がたがた

狼「まさか、あんな可愛い幼女が、銃器もってるとは思わなかったぁぁ」

狼「も、もう幼女トラウマ・・・」ぐったり

狼「・・・・・・・」ぐぅぅー

狼「けど、腹減った」ぐぅぅー・・・

狼「別の獲物探そうかなぁ」よろよろ

ーそのころ、幼女ー

熊「げへへへへぇぇぇ」

幼女「嫌ーーーっ」チューン

熊「」ばたっ ドクドク

おおかみは ほんかくてきに きがとおくなっていました。

いいかげん どうぶつせいたんぱくしつをとらないと ぶったおれます。

おおかみは あてもなくふらふらと もりをさまよいました

狼「っが・・・・」ふらっ

狼「く・・・しっかり俺・・・序盤のテンションを、思い出せっ・・・」くらくら

狼「んぎゃっ!?」ずでっ

狼「qあwせdrftgyふじこlp」ズッシャー

狼「いって・・・」うるうる

狼「うぅぅ・・・カーチャン・・・」

狼「ちきしょう・・・」よたよた

???「--かげんに・・・しな・・この・・ばあ・・」

狼「ん?」

???「はやく・・・・・をわたせ・・・」

狼「何だ、人か・・・」ぐったり

ドゴッ

・・・・・・・ドサッ

狼「」

???「あらあら、まぁ・・・どうしましょ・・・」

狼(おれはなにもみなかったおれはなにもみな)

???「よいしょっと、あらま、重いわね」

???「ふ・・・んっ!」ぶんっ

ばっしゃーん

???「さて、と」ぱんぱん

???「久々に孫が来るし・・・さっさと帰りましょ」とことこ

狼(やべ・・・目の前かすむ・・・逃げなきゃ・・・)

???「・・・・・・・あらっ・・・・・?」

狼(みつか・・・)くらっ

狼「」ばたっ

???「あらあら・・・?」

ー森のある小屋ー

幼女「ふぇぇ・・・重たいよう・・・」ずるずる

熊「」

幼女「あ、見えてきたっ」だだだ

熊「」がくんがくん

幼女「おばあちゃーん、きたよー」どんどん

熊「」ぶるんぶるん

がちゃ

祖母「あらあら、幼女じゃないの!良く来たねぇ。おあがり」

幼女「えへへー♪」

幼女「はいっ、これママからのお見舞いー」

祖母「まぁぁ、美味しそうなパンとワイン!」

幼女「あと、これね、あたしが仕留めたのー」

熊「」ぶらぶら

祖母「まぁぁぁ、ありがとう幼女!こんな大きなグリズリーを・・・」

幼女「えへへ、美味しい熊さんだよっ、きっと」にぱっ

祖母「さ、あがってあがって」

幼女「おじゃましまぁす」

幼女「・・・・ふんふん、あっ、良いにおいがするぅ」

祖母「さっき猪をしとめたのよ。それで、パイをつくったの」

幼女「わあい!食べたーい♪」

祖母「はいはい、後で切り分けてあげるわね」

幼女「パイーパイー♪」ピョンピョン

幼女「でもさー、おばあちゃんー」ピョン

幼女「猪とは違う、獣のにおいがするよぉ。・・・それも、すぐ近くに」

祖母「・・・・・・・鋭くなったわねぇ、幼女」

幼女「だって、お婆ちゃんの孫だもの・・・」

幼女「教えて、お婆ちゃん。なにがいるの?」

祖母「・・・ふふ。そうあせらずに、お菓子でも食べましょう?」

幼女「むー。気になるよぉ」

祖母「えーと、たしかこの辺にマフィンが・・・」ごそごそ

幼女「マフィンー♪」

祖母「いすに座って待ってなさいね」

幼女「ふぁーい♪」ストン

祖母「おかしいわね・・・」ごそごそ

ガタンッ!

幼女「!」ビクッ

祖母「あら?何の音かしら?」

幼女「あっちの部屋から聞こえたよ・・・?」

祖母「あら、じゃ、アレかしら・・・」

幼女「?」

幼女「お婆ちゃん・・・」

祖母「あら、怖がらなくてもいいのよ。だからそのグレネードは降ろしてね」

幼女「怖い・・・」

ガタンッ!

祖母「騒がしい事・・・」

幼女「ふ・・・ふぇぇ、お婆ちゃんはあたしが守るんだよっ!」ダッ

祖母「あ、こらっ、幼女!?」

幼女「ふぇぇぇぇっ、誰かいるのっ?」バンッ

???「ぎゃあああああぁぁぁ!?」

幼女「ひゃあぁぁぁ」チャキッ

幼女「きゃぁぁぁう、動くなぁぁ」チューン

???「いぎゃああぁぁ」

祖母「これ、家の中で発砲しないの!」

幼女「だってぇぇ・・・こいつが・・・あれ?」

???「」がたがたがたがた

幼女「あっ、お前はー!」

祖母「あら、お知り合い?」

幼女「うん!森の中で襲われたのー」

狼「」がたがたがたがた


熊「」がくんがくん

変にリアルな表現やめろwww

おおかみさん…
期待してる

この幼女バイパイアヒーローズで見たことある

幼女「手をあげなさいっ」ジャキィ

狼「おおおおお前は、あの時の・・・」

幼女「きゃあぁぁ喋らないでぇぇぇ」ズンッ

狼「グフッ!!!」

祖母「あらあら、幼女。銃口を腹に沈めるのはやめなさい」

幼女「でもぉ・・・おばぁちゃん・・・」

祖母「大丈夫。この狼さんは怖くないのよ」ナデナデ

幼女「ん・・・・」

狼「」ぶるぶる

祖母「ごめんなさいねぇ、立てるかしら?」

狼「ぐぇほ・・・立てまひゅ」よたよた

祖母「あなた、私の家の近くで倒れてましたけど、お腹減ってるの?」

狼「ぺ・・・ぺっこぺこでひゅ・・・」

幼女「むー。だからあたしを襲ったんだね」ゴリッ

狼「ひぃぃ・・・」

祖母「こら、おやめ!銃はあそこに掛けておきなさい!」

幼女「はぁい」

狼「・・・・・」がたがたがたがた

祖母「ごめんなさいねぇ、ちょっとお転婆で・・・」

狼「え、あの、いえ・・・(ちょっとってレベルじゃねえよ・・・)」

幼女「・・・・・・・うぅ、傍に武器がないと落ち着かないよぉ」そわそわ

祖母「座りなさい、幼女。パイ、あげないよ?」

幼女「むぅぅ」すとん

狼「」ビクッ

幼女「うぅぅ、怖がらないでよぉ」ぐすっ

狼「う、ごめんなさい・・・・」ビクビク

幼女「むぅぅ・・・」ぐしっ

狼(変だなあ・・・本当に普通の女の子なのに・・・)

狼(なんでこんなに強いんだろ・・・)

幼女「・・・・・もう、じろじろ見ないでよぉぉ・・・」ぐすん

狼(おまけに泣き虫・・・)

祖母「はーい、できたわよー」トン

幼女「ぅわーい!パイー♪マフィンー♪シチュー♪」

狼「・・・・・・・・・」ごくり

幼女「いっただきまーすっ」

狼「・・・・・・・?」チラ

祖母「あら、どうぞ召し上がって?」

狼「いや、あのぅ」

祖母「遠慮しなくてもいいのよ?たくさんあるし」

幼女「そうだよぅ。いいから食べなよぅ」

狼「・・・・・・」じわっ

幼女「うわぁ、泣いた??」

狼「あ、ありがとう・・・ございますぅぅ・・・」えぐえぐ

狼「い、いただきますぅ・・・」ばくばく

幼女「泣きながら食べてる・・・」もぐ

祖母「よっぽどお腹空いてたのねぇ」

狼「うめうめ・・・」がつがつ

幼女「・・・・・・くすっ」

狼「??」ばくばく

祖母「ところで、幼女ー」

幼女「なぁに、お婆ちゃん?」

祖母「お母さんから手紙を預かってない?」

幼女「あぁ、忘れてたー。待ってね・・・」しゅるり

幼女「たしか、頭巾の中に・・・」ごそごそ

狼(そういう機能もあるのか・・・頭巾万能だな)

幼女「はいっ、どーぞ」

祖母「はい、ありがとう」

幼女「じゃあ、お外行って来るね~」トンッ

狼「え・・・?なんで?」

幼女「お婆ちゃんがママからのお手紙読むときは、外に出ないといけないの」

狼「へ、へー・・・(大人の相談でもしてんのかなぁ・・・?)」

狼「じゃ、食べ終わったし俺も・・・」スッ

祖母「あらあら、狼さんは良いのよ」ガシッ

狼「わっつ?」

祖母「いいから・・・座って」

狼「???」

幼女「えぇぇぇー。何で狼だけ・・・」

祖母「良いから。外で苺でも採ってきなさい」

幼女「え、いちご?食べて良いの?」ぱぁぁぁ

祖母「ええ。だから早く行きなさい」

幼女「うわぁぁぁぁい!」ダダダ

祖母「ちゃんとジャックナイフも持っていくのよー。怖い大人がいるかもしれないから」

狼(なんちゅう会話じゃ)

幼女「いってきまぁすっ」ガチャ バタンッ

祖母「・・・・ふぅ」

狼「・・・・えぇと、なんで俺・・・」

祖母「・・・・・・」ピラッ

狼(無視かよ)

祖母「・・・・・・」じー

狼(・・・・・・?)

祖母「狼さんは・・・」

狼「は、はい?」

祖母「見たんですか?」

狼「へ?な、何を」

祖母「私が人を殺したところです」

狼「」

狼(そ、そういえば・・・)

祖母「見たんですね?」

祖母「私が

狼(俺、乱視だからよく見えなかったけど・・・いやしかし、正直に言うと死亡フラグが)

狼「はぁぁぁいぃ?冗談よしてくださいよぉ、祖母さんッ♪」

祖母「あらあら、うふふ。ばれちゃった?」

狼「あははは。バレッバレですよー」だらだら

祖母「うふふ。たまに、人をからかいたくなるのよー」

狼「あ、そうなんすかwwwてぃひっww」だらだら

狼(よかったぁぁぁ冗談かぁ・・・)

祖母「実は、近くの池で護身術の練習をしてたのよー。それを見られてたら嫌だなぁって思って」

狼「あ、そうなんすかー(ああああ、良かったぁぁ)」

狼「それにしても、お孫さんも祖母さんも、お強いですよねぇ」

祖母「・・・」ピクッ

狼「」ビクッ

祖母「強い?ふふふ・・・ありがと」

狼「あ、あはは(何だ今の間はぁぁ)」

祖母「森に一人で住んでると物騒ですものねぇ」

狼「ですよねぇぇぇ(孫の方の説明ができとらん・・・)」

狼「でも、何でお一人で森に暮らしてるんですかねぇぇ?」

祖母「」ピクッ

狼(俺もうやだ喋りたくない)

狼(いわざるいわざる・・・)

祖母「・・・・・・手紙読んでも良いかしら?」

狼「」こくこく

祖母「ありがと」ピラッ

狼「・・・・」どきどき

祖母「ふんふん・・・」

祖母「まぁ、もうそんな時期なのねぇ・・・」ぼそっ

狼(ほのぼのしてるみたいだけど、俺冷や汗すげぇ)

祖母「あらら・・・もうここまで手が回ってきたのねぇ」ぼそり

狼「すいません、俺もう帰ってもいいですか」

祖母「あら、どうして?」

狼「きゅうようをおもいだしたので」

祖母「あら、まだ具合悪そうだわ。一泊していきなさいな」

狼「じっかのほうがしんぱいなので」

祖母「あなた、すっごい汗よ?大丈夫?」

狼(逃げなきゃ絶対この人やヴぁい人だ)

狼「しつれいします」しゃかしゃか

祖母「あらぁ・・・待ってっていってるのにねぇ・・・」

狼「」ぞっ

狼「いやいやいやいや」しゃかしゃか

狼大ピンチw

( ´∀`)っ④"

狼「ほんと、しつれいします」がちゃ

祖母「・・・・・・・」

狼「あの、ごはん、ありがとうg」

ちゅーん

狼「」

祖母「ドアを閉めな」チャキッ

狼「」がたがたがたがたがた

祖母「撃つよ」

狼「」がちゃ ばたん

祖母「・・・・・よろしい」

祖母「椅子にすわれ」

狼「」ぶるぶる

祖母「・・・ちッ」どかっ

狼「ひ、ひぃっ」ストン

祖母「・・・・・・」しゅるり

狼(やばいやばいやばい縄縄縄出してるこのババア)

祖母「・・・」しゅるしゅる

狼(縛られてるやばいやばいやばいしかも本格的な縛り方だプロだ)

祖母「ん・・・っと」ぎゅっ

狼「」がたがたがたがた

祖母「これでよし」にこっ

祖母「さて・・・」ぐるり

狼「」ぶるぶる

祖母「あんた、何者だい?」

狼「お、おおおおおかみでひゅ・・・」

祖母「知ってる。お前は狼。獣だ。でもそういうことを聞いてるんじゃない」

狼「ひ・・・」

祖母「孫を・・・赤頭巾を、狙ってるんだね」

狼「あ、あの・・・言ってる意味が」

祖母「質問に答えなっ!!」

狼「ひぃ!」ビクッ

祖母「貴様が私の可愛い可愛い孫を狙ってることはわかってんだよっ」

狼「ねねねね、狙いました!!」

祖母「ましたぁ?過去形かい?!」

狼「そうなんですぅっ。お腹が減って・・・お孫さんを襲いましたぁ」

祖母「はぐらかすな!!食うとかそういう問題じゃないだろうっ」

狼「そ、そういう問題なんでじゅぅぅぅ」

祖母「孫をッ・・・孫を・・・あんたら獣の物にはしないよっ!」

狼「意味が分かりまじぇぇぇぇん」

祖母「こんのっ・・・白々しいっ・・・」ちゃきっ

狼「やめてぇぇぇ引き金から指を外してぇぇぇぇ」

祖母「白状しな!命だけは助けてやるから!」チャキッ

狼「本当に本格的に状況が分かりませんぁぁぁぁ」

祖母「こんの・・・」ちゅーん

狼「ぎぃやぁぁぁぁぁぁ誰か助けてぇぇぇ」じたばた

ばたん

祖母「」

狼「」

幼女「え・・・何してんの、お婆ちゃん・・・」

狼「たすけて幼j」

祖母「・・・・」ごりっ

狼「」

祖母「あのねぇ、幼女。狼さんが、幼女みたいに強くなりたいっていうから」にっこり

祖母「おけいこ・・・してたのよ。ねっ?」にっこり

狼「・・・・・」がたがたがた

幼女「え・・・そ、そうなの?」

祖母「ね?」

狼「・・・・・」こくこくこく

幼女「ふぅん・・・そうなんだ」

祖母「幼女、苺は摘み終わったの?」

幼女「うんー」

祖母「じゃぁ、畑からニンジンを取ってきて」

幼女「ふぁーい・・・分かった」

狼(絶望)

幼女「ニンジン~にんじん~」とっとっと

ばんっ!!

祖母「!!?」

狼(こここ今度は何っ???)

幼女「あ・・・・あの・・・」じり

銀狼「・・・・・」

灰狼「・・・・・」にやにや

茶狼「いたぞ、例の女の子だ」

祖母「あ・・・あんたらっ!!」チャキッ

灰狼「おっと、ばぁさん。うごくなよー」がしっ

幼女「わ・・・は、離してくださ・・・」

祖母「!!幼女をッ・・・!」

幼女「おばぁちゃん・・・怖い・・・」じわっ

灰狼「あーあー、怖くないですよぅ」ぎりぎり

祖母「離せッ!幼女を離しなッ!」

茶狼「おいおい、自分の立場を理解しろよ。この子がどうなってもいいのか?」

祖母「・・・・・・」ギリッ

茶狼「武器を降ろせ」

祖母「畜生ッ・・・」ドサッ

茶狼「・・・手を上げてドアまで下がれ」

祖母「くっ・・・・」

狼(とんでもない仲間はずれ感)

祖母「・・・卑怯者ッ・・・」

茶狼「てめぇに言われる筋合いはねぇなぁ」

幼女「お、おばあちゃんっ・・・」

祖母「くそっ・・・幼女を離せよっ・・・」

茶狼「喋るな。後ろを向け」

祖母「幼女・・・幼女・・・」くるり

銀狼「あれ?その薄汚ねぇ狼は?」

狼「」びくっ

祖母「白々しいっ・・・あんたらの仲間だろうがっ?!」

茶狼「・・・・?そんな奴知らん」

祖母「は・・・?」

茶狼「ごたごた言うな。おい、銀狼!その娘を縛れっ」

銀狼「了解」

祖母「やめろッ!幼女に手をだすな!」

灰狼「うるせぇばばあだな・・・」チャキッ

幼女「やめてっ・・・!おばあちゃん助けて・・・」

銀狼「茶さん、この小娘ナイフもってますけど?」

茶狼「捨てておけ」

銀狼「了解ー」ぽい

幼女「あぁ・・・やめて、やめてよぅ・・・」ぐすぐす

狼が可愛く見えてきた疲れているのかもしれない

一体どう展開するんだ?

( ゚ω゚)っ④"

ただいま!ぼちぼち書いていきます

幼女「おばあちゃぁぁん」ぐすぐす

祖母「くっ・・・幼女っ・・・」ちら

灰狼「動くなっていったろうがっ!」ガンッ

祖母「うぅ・・・ぐっ・・・」ズル

狼「そ、祖母さんっ」

幼女「!?お婆ちゃん!やだぁぁ!お婆ちゃん死んじゃったぁぁ!」じたばた

灰狼「うっせーガキだなぁ・・・気絶してるだけじゃん」

幼女「おばあちゃぁぁぁん」ボロボロ

茶狼「おい、もう連れてけ」

銀狼「了解」

狼「ちょ・・・良くわかんないけど待ておまえr」

チャキッ

灰狼「・・・・・・」

狼「いえなんでもありませんすいません」

銀狼「オラッ、ガキ!早く乗れッ!」ぐいぐい

幼女「んむ・・・嫌だぁぁぁ狼さん助け」

銀狼「うるっせえ!」ボグッ

幼女「あ・・・ぅ・・・」バタ

狼(な、なんか分からんが、俺には関係ねーぞ・・・)

幼女「たす、け・・・」

茶狼「おい、そこの狼」

狼「ひぇあいっ!?」ビクッ

茶狼「ここで見た事は、誰にも言うな。・・・死にたくは、ないだろ?」

灰狼「・・・・・・」チャキッ

狼「そそそs、それは勿論!」がたがた

茶狼「はは・・・それでいい。おい、行くぞ!」

銀・灰「へーい!」

幼女「・・・・・・」ぐったり

バタン

ブロロロ・・・

ブロロロロロ・・・・

・・・・

狼「な・・・何だったんだ一体・・・?」

狼「・・・」チラ

祖母「・・・・・・」グッタリ

狼「し、知らねぇ・・・俺、シラネ・・・」

狼「あぁ、変な一日だったぁー。もう帰ろ帰ろ・・・」ギシッ

狼「あ、縄」ギシギシ

狼「ちょ、ちょ」ギチギチ

狼「きついきつい」ギシギシ

狼「界王拳っっっ!」ぐわっ

縄「・・・・・」

狼「・・・・・詰んだ」

祖母「・・・・ぅ」ぴくり

狼「詰む所ないと思ったのにまた詰んだ」

祖母「・・・・・・・・ハッ!!?」ガバッ

祖母「幼女!!幼女っ!何処だい、幼女!!」

祖母「ッ・・・」

狼「」がたがたがた

祖母「貴様ッ・・・」がしっ

狼「あっばばっば」がたがたがた

祖母「奴らは!奴らはどこに行ったんだい!」ぶんぶん

狼「バ、バギーに乗って・・・町の方角へ・・・」

祖母「畜生ッ・・・」

祖母「幼女・・・幼女・・・ごめんよ・・・」へたり

狼「・・・・・・あの」

祖母「うう、うぅぅ・・・」ボロボロ

狼「ぅ・・・」

祖母「畜生ッ・・・・畜生ッ・・・」ボロボロ

狼「えと・・・あの」

祖母「あ、あんたは・・・あいつらの仲間じゃないんだね・・・?」ヨロヨロ

狼「あ・・・はい、そうですけど・・・」

祖母「巻き込んで悪かったね・・・今、縄を解いてやるから」

狼「は、はぁ・・・」

祖母「・・・・・・・」ぐすっ

スルスル  ストン

狼「あ、ど、どうも・・・」

祖母「早く家に・・・お帰り・・・」

狼「・・・・・・」

狼(終わったんだ。俺は部外者・・・帰っていいんだよ、な)

狼「あの・・・さよなら・・・」ギィ・・・

祖母「・・・・・・」

狼(か、関係ねぇから)

狼(全然・・・俺には・・・)

『嫌だぁぁぁ狼さん助け・・・』

『助けて、助けて、助けてぇぇぇぇ・・・』

狼「・・・・・・」

狼「ご飯の、お礼をしないとな・・・」

狼「あの、祖母さん」

しえん!!! (°ロ°)

ガンバレ狼!

( ゚д゚)っ④"

祖母「ん?なんだい?」ジャキッ

狼「・・・・・・(さっきまで涙目だったのに、もう臨戦態勢ッすか・・・)」

祖母「何か言うなら、早く言って!今忙しい!」がちゃがちゃ

狼「は、あの・・・」

祖母「くぁーーーーっ、あのぅ・・・ばっかり言うな!」

狼「はっ、はいぃぃ!祖母さん、僕にも何かさせてくださいぃぃ!」

祖母「・・・・・・は?」

狼「ですから・・・僕にも何か」

祖母「何かって何??」

狼「だから、幼女ちゃんを助ける為に」

祖母「へ?何で?」

狼「・・・・・・(くじけるな俺)」

狼「僕にも幼女ちゃんを助ける義務があると思うんでけど」

祖母「いや、ないよ」ゴソゴソ

狼「」

祖母「私はあんたを、勘違いで拘束して、ひどい目にあわせた」ガチャガチャ

祖母「おまけに、こんなマズい事に巻き込めっていうのかい?」

狼「でも・・・」

祖母「でもも何もないんだよ。あんたは部外者同然じゃないか」

狼「・・・・・・」

祖母「早く出ていきな。会って間もない子のためにそこまでするなんて、馬鹿らしいよ」

狼「・・・ご飯・・・」

祖母「は?」

狼「ご飯の恩を、僕ら狼は忘れません」

祖母「あんた、何言って」

狼「だから、僕はその恩を返したいです。そうしたいんです」

祖母「・・・・・・」

狼「協力させてください。幼女ちゃんの助けを無視した僕にもう一度チャンスをください」

祖母「・・・・・・」

祖母「呆れた」

狼「・・・・・・」

祖母「・・・・・・四十秒で支度しなっ」

狼「それ、らぴゅt」

祖母「早くしなッッ!」

狼「って僕、何も準備なんてないんですけど」

祖母「あぁ、そうだったね。じゃあ、これ持ちな!」ドサッ

狼「ぐ」ヨロヨロ

祖母「こらこら、しっかりお持ち!落としたら承知しないよ!」

狼「は・・・はひ・・・」よたよた

祖母「ほい、これも」ドッサァ

狼「ぶ」

狼「に、忍耐ッ・・・」グラグラ

祖母「全く、よわっちいねぇ」ドサドサ

狼「ぐむむ・・・」

祖母「よ、っと・・・」ひょい

祖母「あんた、着いてきな」

狼「ら、じゃ・・・」よたよた

祖母「落とすんじゃないよー」

狼「はい・・・」とことこ

ー車庫ー

祖母「はい、そこに置いて」

狼「ぐひゅぅぅぅ死ぬかと思ったぁぁ・・・」ドサッ

祖母「これくらいで、なさけないねぇ」

狼「はい・・・すいません」

祖母「まだ動くかな・・・」とんとん

狼「あ、バギーだ。立派だなぁ」

祖母「うし。荷物、このバギーに積んで」

狼「へい・・・」

祖母「しゃきっとしな、しゃきっと!」

狼「は、はいぃぃ・・・」

祖母「ったく・・・」ガチャガチャ

狼(グレネード、ランチャー、ピストル・・・この人一体何やってたんだろ)ガチャ

狼「積みおわりましたー」

祖母「ん・・・乗りな」クイ

狼「うわ・・・車なんて始めて乗る」

祖母「田舎もんだねぇ」ドサッ

狼「俺、森から出た事ないんですよ」ストン

祖母「へぇ・・・村とか町とか襲ったりしないのかい」

狼「この森にはそんな事する狼はいませんよ」

祖母「・・・・・・あっそ」ブロン

狼「っわぁ、う、動いたッ・・・」

祖母「車だから当たり前だろ!」

狼「てぃひひwwwすっげww」

祖母「こいつ大丈夫かな・・・」ブロロ・・・

ブロロロロ・・・・・・

狼「あのぅ、祖母さん」

祖母「ん?なんだい?」

狼「何処行くんですか?」

祖母「だから、幼女を攫った連中のところさ。方向合ってるだろ?」

狼「はい、大丈夫です。・・・で、何で幼女ちゃんは何であんな奴らに捕まったんですか?」

祖母「あぁ・・・それは、非常に腹立たしい事なんだがね」

祖母「幼女が、殴りこみをしたからさ」

狼「」

狼「なぐりこみ・・・ですか」

ここから胸熱な展開になるのか?

( ・ω・)っ④"

祖母「アレは、丁度一年前くらいだったかねぇ・・・」

祖母「あの子は、近所の三兄弟と遊んでた」

狼「あ、やっぱり幼女ちゃんも子供らしい所あるんだー」

祖母「・・・・・・黙って聞け」ジャキッ

狼「はい」

祖母「幼女は、兄弟といっしょに秘密基地を作って遊んでいた」

祖母「そしたらさ、最近幅を効かせ始めた狼どもが、イチャモンつけてきやがったんだよ」

祖母「ここは俺らのテリトリーだ、ってな具合にね」

狼「へー・・・子供相手にえげつない」

祖母「で、幼女はカチンときて相手に反論した・・・」

祖母「狼もガキ相手に反論されて引っ込みがつかなくなったんだろうね」

祖母「ついに三兄弟の長男を殴ってしまったんだよ」

狼「・・・・・・恥ずかしい話ですね」

祖母「ふん、その通りさ。子供の手本になろうともしない、腐りきった若造だよ」

祖母「んで、幼女もカッとなって、釘バットで相手をぶん殴った」

狼「ちょっと待って」

祖母「あ?」

狼「いえ、なんでもありまひぇん(どんな教育受けたんだろ、幼女ちゃん)」

祖母「まぁ、そこから子供らは血ィ流してる狼を置き去りにして、逃げたんだ」

祖母「帰ってきた幼女の姿は今でも忘れらんないねー。長男の仇討ったよぉって」

狼「へぇ・・・」

祖母「でもね、あの子は楽観視しすぎてたんだよ」

祖母「一週間後、あの子は家に帰ってこなかった」

狼「え・・・」

祖母「初めはあの子が誘拐されたのかと思ったけど、違った。狼に捕まったのは兄弟で、あの子はそれを助けに行った」

祖母「幼女は、そのまま狼のアジトへ行って・・・まぁあとは想像できるだろ?」

狼「えぇ。よーっくできます」

祖母「幼女は傷だらけだったけど、にこにこしながら帰ってきたのさ」

祖母「そして、また数日後さ。あたしと幼女が買い物に行って、帰ってきたら家がえらい事になってた」

祖母「落書きだらけ、窓は粉々。中まで荒らされてた」

狼「・・・・・・」

祖母「驚いたよ・・・幼女は、自分が悪いんだって泣いた」

祖母「あの子は何も悪い事はしてないのさ。正義を貫いただけなのに、さ」

祖母「その日からはもうすごかった」

祖母「朝から、狼共の下卑た叫び声、近所への噂撒き散らし・・・」

狼「ひどい・・・」

祖母「そして幼女の母親・・・私の娘がノイローゼを起こした」

祖母「暴れまくって幼女をののしり、自傷行為もした。遂に病院行きさ」

祖母「幼女はもう崩壊寸前だったよ。家族に迷惑をかけた罪悪感からさ」

祖母「もうこうなりゃ、私がカタつけてやろうと思ったんだけどねぇ」

祖母「狼のグループは意外にも巨大なバックがあったのさ。手出しできなかった」

祖母「おまけに、しっつこいのさ!大人気ないんだよ、子供相手に」

祖母「逃げるしかなかった。遠くこの町に引越して、目立たないように私は森に住み着いた」

祖母「でも、最近は娘の調子も良くなって、もう大丈夫だって思ってたんだけどねぇ」

祖母「・・・・・・思ってたんだけどね・・・」

狼「・・・」

狼「はい、ハンカチ・・・」

祖母「馬鹿」ゴスッ

狼「ひぎぃ」

祖母「っかー!こうなったらさっさと乗り込んで平和を掴んでやる」

狼「・・・はいっ」

祖母「ぅおりゃぁぁぁーー!アクセル全開ー!」

狼「いぎゃぁぁっぁぁぁ」

・・・・
・・


ー町ー
門番「ストーップ、そこのバギー!」

祖母「へいよー」

門番「通行許可証はありますかー」

祖母「あるよ、ほれっ」ピラッ

門番「・・・はい、確認しました。どうぞ通ってください」

祖母「ありがとさーん」

狼「・・・町に入るのに、通行許可証がいるんですか」

祖母「最近も物騒だからねー」ブロロ・・・

狼「それも、あいつらが関係してるのかな・・・」

祖母「かもねぇ」

狼(不謹慎だけど、人間の町ってすげぇ綺麗)

祖母「なにボーっとしてんだい」パシン

狼「ってぇ。たたかないでくださいよぉ」

祖母「ほらほら、見えてきたから降りる準備」

狼「え、何が?」

祖母「ある人物に会っておこうと思ってね」ガチャ

狼「え・・・誰ですか?」

祖母「はいはい、いいから早く降りる」

狼「はぁい・・・」ピョン

三兄弟って豚かなぁ?

_∧_∧
( ゚四゚)ブヒッ

>>79 何て鋭い。その通りですよ

ブーフーウーだな。わかります

狼「あの、荷物は?」

祖母「アホ!こんな町中で物騒な物、出せるかい!」

狼「さーせん・・・」

祖母「良いから黙って付いてきな」テクテク

狼「了解・・・」

ー路地裏ー

ごろつき「・・・」ニヤニヤ

ヒャッハー「ひゃっはー!」

狼「あのぅ、祖母さーん・・・」ドキドキ

祖母「ん?なんだい?」

狼「ここ、絶対やばいですよね」カタカタ

祖母「へたれっ。余計な心配しなくて、よしっ!」

狼「で、でも・・・」

ごろつき「おいおい、そこのバーさん」

ヒャッハー「ひゃっはー!」

狼「ほらぁ、やっぱり・・・」

祖母「全く、うるさい若造達だねぇ」

ごろつき「へへ、有り金全部置いてきな」

ヒャッハー「水と食料をよこ(ry」

狼「ひっ、ひぃぃ・・・」がたがた

祖母「・・・」ハァ

祖母「うるっさいねぇ、そこを退きな!」

ごろつき「あぁぁん??死にてーのか、ババア!」

祖母「破ッ!!」ボグッ

ごろつき「」ゴフッ

ヒャッハー「あぁぁっ、相棒!」

祖母「邪ッ!」バキッ

ヒャッハー「くぁwせdrftgyふじこlp」ズルズル

狼「・・・・・すぇげ」

祖母「まったく、近頃の若者は・・・」

祖母「さ、行くよ」ズンズン

狼「絶対あなたには逆らいません」

祖母「良い決意だねぇ」

ー古びた酒場ー

ガチャ

ギィィィィ

ごろつき達「?」

祖母「邪魔するよー」ズンズン

狼「もう、やだぁ・・・」エグエグ

ヤンキー「wwwなんすかwwお婆ちゃんww」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom